JP4409787B2 - 固体絶縁開閉器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁操作機構を有する固体絶縁開閉器に関し、特に電磁操作機構の絶縁に関して改良をした固体絶縁開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁操作機構を有する固体絶縁開閉器においては、電磁操作機構は、低電圧部とされている。そのため、高電圧部である真空スイッチの可動端と電磁操作機構とは、絶縁ロッドを介して接続されている。この絶縁ロッドは、所定の絶縁体沿面距離によって絶縁を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、上述のように絶縁ロッドは、運転に支障のない絶縁をするために所定の長さの絶縁体沿面距離によって絶縁を行う、そのため、絶縁ロッドの長さが所定の大きさ必要となり、装置全体の大きさが大きくなるので問題であった。
また、絶縁ロッドの表面が汚損すると絶縁性能が落ち開閉器が正常に動作しなくなるので問題であった。
【0004】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、絶縁ロッドを廃止することができ、コンパクトでさらに信頼性に優れたものとすることができる固体絶縁開閉器を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る固体絶縁開閉器は、固定された第1の電極、第1の電極に対して接離可能に設けられた第2の電極、第1の電極と第2の電極を内封する真空容器、一端が第1の電極と第2の電極にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が真空容器から延出する第1の電極部材と第2の電極部材を有した真空スイッチと、第1の電極部材に接続された第1の導体と、電磁力により真空スイッチを開閉する電磁操作機構と、第2の電極部材と電磁操作機構とを電気的・機械的に接続する操作ロッドと、一端が操作ロッドに電気的に接続された可撓導体と、可撓導体の他端と電気的に接続された第2の導体とを有する固体絶縁開閉器であって、電磁操作機構部は、操作ロッドを介して、真空スイッチの第2の電極部材と電気的・機械的に接続された第1の可動子、真空スイッチの第2の電極部材と電気的に接続された第1の固定子、周囲を真空スイッチの運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、第1の固定子と絶縁された操作コイルを有する。
【0006】
また、この発明に係る固体絶縁開閉器は、固定された第1の電極、第1の電極に対して接離可能に設けられた第2の電極、第1の電極と第2の電極を内封する真空容器、一端が第1の電極と第2の電極にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が真空容器から延出する第1の電極部材と第2の電極部材を有した真空スイッチと、第1の電極部材に接続された第1の導体と、電磁力により真空スイッチを開閉する電磁操作機構と、第2の電極部材と電磁操作機構とを電気的・機械的に接続する操作ロッドと、操作ロッドと電気的に摺動接触する摺動接触導体と、接触導体と電気的に接続された第2の導体とを有する固体絶縁開閉器であって、電磁操作機構部は、操作ロッドを介して、真空スイッチの第2の電極部材と電気的・機械的に接続された第1の可動子、真空スイッチの第2の電極部材と電気的に接続された第1の固定子、周囲を真空スイッチの運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、第1の固定子と絶縁された操作コイルを有する。
【0007】
また、電磁操作機構の操作コイル周囲の絶縁は、操作コイルを収納する導電性の第2のコイル収納部と、第2のコイル収納部に密着して覆う固体絶縁物によるコイル主絶縁と、コイル主絶縁に密着して包み込む導電性の第1のコイル収納部を有する。
【0008】
また、電磁操作機構の操作コイル周囲の絶縁は、操作コイルを収納する導電性の第2のコイル収納部と、操作コイル及び第2のコイル収納部に密着して覆う固体絶縁物によるコイル主絶縁と、コイル主絶縁に密着して包み込む導電性の第1のコイル収納部を有する。
【0009】
また、電磁操作機構部の第1の固定子に永久磁石が配置され、永久磁石の永久磁石磁気回路は、第1の固定子と第1の可動子と両者間の間隙で構成されている。
【0010】
また、電磁操作機構部の第1の可動子に永久磁石が配置され、永久磁石の永久磁石磁気回路は、第1の固定子と第1の可動子と両者間の間隙で構成されている。
【0011】
また、第1の可動子に接続された第2の可動子と、第2の可動子の周囲に設けられた第2の固定子と、第2の固定子に設けられた第2の永久磁石とを有し、第2の永久磁石の永久磁石磁気回路は、第2の固定子と第2の可動子と両者間の間隙で構成されている。
【0012】
また、第1の可動子に接続された第2の可動子と、第2の可動子の周囲に設けられた第2の固定子と、第2の可動子に設けられた第2の永久磁石とを有し、第2の永久磁石の永久磁石磁気回路は、第2の固定子と第2の可動子と両者間の間隙で構成されている。
【0013】
また、第1の可動子に接続され、また、導電性を有する容器に収納され、開極位置において開極方向に力を発生し、かつ、閉極位置において閉極方向に力を発生する非線形特性を有するバネによるラッチ機構を有する。
【0014】
さらに、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、外部回路と接続される第1の導体及び第2の導体それぞれの末端部、及び電磁操作機構の操作コイルの導線出口を除くすべての範囲に及ぶ。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態を示す縦断面図である。図2は図1のII−II線に沿う矢視断面図である。この固体絶縁開閉器1の主たる構成要素は、真空スイッチと呼ばれる真空中で電気回路の開閉を行うスイッチ27と、電磁力で直線の駆動力を得る電磁操作機構14である。
【0016】
まず、真空スイッチ27の構成と機能について説明する。
真空スイッチ27は真空中で接点の開閉を行い、電源の投入や遮断を行うものである。接点は第1の電極6と第2の電極7で構成されている。第1の電極6は、第1の電極部材4を通じて固定端金属蓋3に固定されている。一方、第2の電極7は、第2の電極部材8を介してベローズ26に固定されている。ベローズ26は外部の大気をシールしてスイッチ内部の真空を保持しつつ伸縮可能であり、第2の電極部材と接続している端部とは反対側の端部が可動端金属蓋10に接続され、第2の電極7は、第1の電極6に対して進退動可動に支持されている。
【0017】
固定端金属蓋3と可動端金属蓋10は、絶縁物若しくは絶縁物と金属との組み合わせで作製された真空スイッチ側壁9に接続され、その両金属蓋間は絶縁されている。すなわち、第1の電極6と第2の電極7とにより開閉可能なスイッチの接点が構成されている。
【0018】
第1の電極部材4は、第1の導体23を通じて外部回路と接続されている。第2の電極部材8は、可撓導体であるシャント24によってシャント収納部材12に電気的に接続され、シャント収納部材12は、第2の導体25を通じて外部回路と接続されている。
【0019】
第2の電極部材8を第2の導体と電気的に接続する他の方法として、図3と図4に摺動接触を用いた例を示す。図3は固体絶縁開閉器の縦断面図であり、図4は図3のIV−IV線に沿う矢視断面図である。この方法は可動側の導電性の操作ロッド13と固定側の摺動接触部材28およびそれを支持するための接触台29から構成されている。
【0020】
摺動接触部材28は、図4に示されるように複数の羽状の金属片を接触台29の内径部に配置しており、多点接触により所定の電流を通電できる構造となっている。摺動接触部材28の半径方向内側が摺動接触部となり、可動側の操作ロッド13と摺動接触する。ここでは、摺動接触部材28が可動の操作ロッド13と接続しているが、摺動接触部材28の半径方向外側が固定の接触台28と摺動接触する構成も可能である。また、摺動接触部材28は羽状のものに限らず、例えば銅編組線等を操作ロッド13に巻きつける構造としても良い。接触台29は第2の導体25に接続されることにより、外部回路との電気的な接続が成立する。
【0021】
次に、図1に戻り電磁操作機構14について説明する。
電磁操作機構14の基本となる構成は、可動子16と固定子18と操作コイル22である。操作コイル22は、回路遮断用のコイル22aと投入用のコイル22bに分かれている。遮断用のコイル22aは、図1の下方の操作コイルであり、これが通電するとコイル周辺に磁路が形成され、この磁路を閉じる方向に可動子16と固定子18の間に電磁力が働き、その結果可動子16が下方に移動して第1の電極6と第2の電極7が離れて電気回路が遮断される。
【0022】
また、投入用のコイルは22bは、図1の上方のコイルに相当し、これが通電すると遮断用コイル通電時と同様の原理が働き、可動子16が上方に移動し、第1の電極6と第2の電極7が接触して電気回路が閉じられる。
【0023】
永久磁石17は、可動子16が上方・下方のどちらの位置にあるかにはかかわらず固定子18と可動子16の間で永久磁石磁気回路を形成し、いずれの位置においても安定となるように磁力を発生する。この磁力は、閉極時には、真空スイッチ27の仕様で定められた第1の電極6と第2の電極7を接触維持する圧力、いわゆる接圧を発生する。また磁力は、開極時には第2の電極7を開極位置に保持する力、いわゆる開極保持力を発生する。永久磁石17の配置はこのような保持力を発揮できる場所であればどこに設けられても良いので、可動子16に配置することも可能である。
【0024】
なお、接圧保持力のほうが開極保持力よりも大きいばあいには、開極のために大きな駆動力が必要とされる。このような場合には、開極時に通電するコイル、すなわち遮断用のコイル22aの巻き数を多くすることが有効となる。
【0025】
以上述べた電磁操作機構14の構成・原理は既に広く用いられており公知である。これらの電磁操作機構では、操作コイル22に例えば100V以下程度の低電圧を印加する構成となっており、操作コイル22と固定子18の間には操作コイル22の印加電圧に耐えることができるような絶縁が施されている。このような低電圧下では、固体絶縁物に空隙が存在するような比較的製造が容易な絶縁構成でもコロナが発生しないため、信頼性を確保することができる。しかし、この明細書に記載のような、数kV〜数10kVの中高電圧の充電部を直接駆動する電磁操作機構の場合、可動子16や固定子18が中高電圧となり操作コイル22が接地若しくは低電圧となるため、操作コイル22の周囲には中高電圧に耐えうる絶縁が必須となる。
【0026】
次に、操作コイル22の絶縁処理に関して説明する。
図1に従って説明すると、操作コイル22は、絶縁被覆された素線を図1の左右方向に何重にも巻くことによって構成されている。そのため、各素線間は多くの空隙が存在し、コイル表面は凹凸になっている。信頼性の高い高電圧絶縁を得るためには、高電圧電極及び低電圧電極と隣接する絶縁物の界面、及びその絶縁物の内部に空隙の無いことが重要である。そこで、本実施の形態においては、図1に示すように、操作コイル22を導電性を有する第2のコイル収納部21に収納することにより、表面の滑らかな低電圧電極としている。そして、この低電圧電極たるコイル収納部21の外周に、電極と絶縁物の界面に空隙が生じないように、たとえばエポキシ樹脂である固体絶縁物からなるコイル主絶縁20を構成する。コイル主絶縁20は、通常エポキシ系の熱硬化性高分子材料やエラストマー材料などを注型して構成され、低電圧電極表面が滑らかとなっているために空隙のない界面が容易に実現できる。
【0027】
また、コイル主絶縁20の外周は高電圧となる固定子18や可動子16に接触若しくは隣接するため、空隙のない構成にする必要がある。そこで、第1のコイル収納部19をコイル主絶縁20に密着するように構成し高電圧電極とすることで、高電圧電極と低電圧電極の間に空隙が存在せず、コロナの発生しない構成が実現できる。第2のコイル収納部21と操作コイル20の間の絶縁は、操作コイルに印加する電圧だけ耐えることができればいいので、素線の絶縁被覆もしくは巻き上がったコイルの表面に比較的薄い絶縁層を設けるのみで十分である。また、第1のコイル収納部19と固定子18若しくは可動子16の間は、それぞれお互いが同電位にあるため、空隙が存在してもコロナは発生しない。
【0028】
このように第1のコイル収納部19とコイル主絶縁20と第2のコイル収納部21を操作コイル22と固定子18・可動子16の間に構成することにより、中高電圧充電部に接続された状態でも信頼性の高い電磁操作機構が実現できる。
【0029】
第1のコイル収納部19、第2のコイル収納部21の具体的な実現方法は、例えば、(a)非磁性の金属材料で2つの容器を作り、その間に絶縁樹脂を流し込んだり、(b)操作コイル22を収納した第2の収納容器たる金属容器の外周を固体絶縁物を注型し、その後第1の収納容器たる金属容器の中に収納して、空隙に絶縁油やシリコンゲルなど液状の絶縁物を注入することによって空隙を無くしたり、(c)操作コイル22の外周に導電性テープを巻きつけて表面の滑らかな低電圧電極を構成し、その外周を固体絶縁物を注型して、さらにその外周に導電性テープを巻きつけたり、(d)操作コイル22の外周に導電性塗料を塗布し、その外周を固体絶縁物を注型して、さらにその外周に導電性塗料を塗布したり、(e)(a)〜(d)の方法を適宜組み合わせたり、することによって実現することができる。
【0030】
次に真空スイッチ27と電磁操作機構14を覆う固体絶縁物について説明する。固体絶縁物は、開閉器の充電露出部を包み込み、隣接部品や隣接回路などとの間の絶縁信頼性を向上する。また、沿面距離で耐圧を保持している絶縁部を包み込み、または沿面絶縁距離を増大することにより、絶縁信頼性を向上する。
【0031】
図1は、真空スイッチ27と電磁操作機構14を固体絶縁物で一体注型した開閉器を示す。たとえばエポキシ樹脂である固体絶縁物は回路の端子や電磁操作コイルの電源端子を除いて全体を覆い、絶縁筐体2を形成している。電圧階級が6kV〜24kV程度の中電圧クラスの開閉器では、隣接部品・回路との位置関係にもよるが、絶縁筐体2の絶縁厚さと隣接部品との気中絶縁距離によってコロナの発生しない配置が可能である。しかし、隣接部品との距離が近い場合や、電圧階級が高くなった場合はやはりコロナ対策が困難になってくる。そこで、絶縁筐体2の表面に導電層43をもうけ、これを接地することにより、絶縁はすべて絶縁筐体2に分担することができ、隣接部品との配置にかかわらずコロナの発生しない開閉器を実現することができる。
【0032】
また、電磁操作機構14に応力がかかると所定の性能が発揮できない可能性があることから、固体絶縁の電磁操作機構14への圧縮応力を緩和するために、たとえばゴム等の弾性材料で作製された応力緩和層44を設ける。これは、本実施の形態のように固定子容器15の外に配置した場合は、空隙の存在しない材料で構成する必要がある。また、応力緩和層44を固定子18と固定子容器15の間に配置しても良く、この場合は固定子18と固定子容器15が同電位となるようにするので、応力緩和層44に気泡や空隙が存在する材料も利用可能である。
【0033】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、固定された第1の電極6、第1の電極6に対して接離可能に設けられた第2の電極7、第1の電極6と第2の電極7を内封する真空容器3、9、10、26、一端が第1の電極6と第2の電極7にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が真空容器から延出する第1の電極部材4と第2の電極部材8を有した真空スイッチ27と、第1の電極部材4に接続された第1の導体23と、電磁力により真空スイッチ27を開閉する電磁操作機構14と、第2の電極部材8と電磁操作機構14とを電気的・機械的に接続する操作ロッド13と、一端が操作ロッド13に電気的に接続された可撓導体24と、可撓導体24の他端と電気的に接続された第2の導体25とを有する固体絶縁開閉器であって、電磁操作機構部14は、操作ロッド13を介して、真空スイッチ27の第2の電極部材8と電気的・機械的に接続された第1の可動子16、真空スイッチ27の第2の電極部材8と電気的に接続された第1の固定子18、周囲を真空スイッチ27の運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、第1の固定子18と絶縁された操作コイル22を有する。そのため、操作ロッド13として、沿面距離で高電圧部と低電圧部を絶縁する絶縁ロッドを用いる必要がなく、コンパクトで、汚損にも強い絶縁信頼性の優れた開閉器を実現することができる。
【0034】
また、このような構成の固体絶縁開閉器においては、固定された第1の電極6、第1の電極6に対して接離可能に設けられた第2の電極7、第1の電極6と第2の電極7を内封する真空容器3、9、10、26、一端が第1の電極6と第2の電極7にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が真空容器から延出する第1の電極部材4と第2の電極部材8を有した真空スイッチ27と、第1の電極部材4に接続された第1の導体23と、電磁力により真空スイッチ27を開閉する電磁操作機構14と、第2の電極部材8と電磁操作機構14とを電気的・機械的に接続する操作ロッド13と、操作ロッド13と電気的に摺動接触する摺動接触導体28と、接触導体28と電気的に接続された第2の導体25とを有する固体絶縁開閉器であって、電磁操作機構部14は、操作ロッド13を介して、真空スイッチ27の第2の電極部材8と電気的・機械的に接続された第1の可動子16、真空スイッチ27の第2の電極部材8と電気的に接続された第1の固定子18、周囲を真空スイッチ27の運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、第1の固定子18と絶縁された操作コイル22を有する。そのため、操作ロッド13として、沿面距離で高電圧部と低電圧部を絶縁する絶縁ロッドを用いる必要がなく、コンパクトで、汚損にも強い絶縁信頼性の優れた開閉器を実現することができる。
【0035】
また、電磁操作機構14の操作コイル22周囲の絶縁は、操作コイル22を収納する導電性の第2のコイル収納部21と、第2のコイル収納部21に密着してこの第2のコイル収納部21を覆う固体絶縁物によるコイル主絶縁20と、コイル主絶縁20に密着してこのコイル主絶縁20を包み込む導電性の第1のコイル収納部19を有する。そのため、高電圧部と低電圧部を絶縁する部分の構成を、高電圧の導電部と絶縁物と低電圧の導電部を密着させて空隙のない構成とすることにより、絶縁部でのコロナを防止できるため、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0036】
また、第1のコイル収納部19と第2のコイル収納部21は、非磁性の金属容器である。そのため、コイル及び固体絶縁物は機械的にも支持され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0037】
また、第1のコイル収納部19と第2のコイル収納部21は、非磁性の金属容器であり、コイル主絶縁20と第1のコイル収納部19の界面に液体絶縁若しくはゲル物質による絶縁が施されても良い。この場合、固体絶縁を構成した後に第1のコイル収納部19となる金属容器にコイルを収納する製造方法では、界面にでき易い空隙に絶縁物が充填され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0038】
また、第1のコイル収納部19と第2のコイル収納部21は、導電性テープが巻回されてなされても良い。この場合、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0039】
また、第1のコイル収納部19と第2のコイル収納部21は、導電性塗料が塗布されてなされても良い。この場合、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0040】
また、第1のコイル収納部19と第2のコイル収納部21は、非磁性の金属容器、巻回された導電性テープ、塗布された導電性塗料のいずれか2つの組み合わせでなされても良い。この場合、製造技術設備・レベルに応じて適したコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0041】
また、電磁操作機構部14の第1の固定子18に永久磁石17が配置され、永久磁石17の永久磁石磁気回路は、第1の固定子18と第1の可動子16と両者間の間隙で構成されている。そのため、真空スイッチ27の開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0042】
また、電磁操作機構部14の第1の可動子18に永久磁石17が配置され、永久磁石17の永久磁石磁気回路は、第1の固定子18と第1の可動子16と両者間の間隙で構成されても良い。この場合、真空スイッチ27の開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0043】
また、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、外部回路と接続される第1の導体23及び第2の導体25それぞれの末端部、及び電磁操作機構14の操作コイル22の導線出口を除くすべての範囲に及ぶ。そのため、外部回路と接続する端子以外は、固体絶縁物で包み込まれ、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0044】
また、固定子と固定子を覆う固体絶縁物の間に、固体絶縁物の収縮による応力を緩和する応力緩和層44を有する。そのため、圧縮応力により固定子の磁気特性が悪化することを防止することができる。
【0045】
また、真空スイッチ27の開極用と閉極用にそれぞれ別の操作コイルを有し、開極用操作コイル22aの方が閉極用操作コイル22bよりも巻数が多い。スイッチ電極6、7の接圧保持のため所定の保持力を発生しているため、開極時のほうが大きな駆動力を必要とするので、開極用操作コイルの22a巻数を増やすことにより最適な開極動作を得ることができる。
【0046】
また、単相ごとに真空スイッチ27と電磁操作機構14を固体絶縁物で一体注型した。そのため、単相での利用が容易にでき、また3相で使用する場合も個々の相ごとに配置できるためレイアウトの自由度を大きくすることができる。
【0047】
また、真空スイッチ27と電磁操作機構14を包み込む固体絶縁物の表面に導電層43を設けた。そのため、導電層43を接地電位にすることにより、充電露出部を完全に排除し、開閉器表面でのコロナを防止し、信頼性の高い開閉器が実現することができる。
【0048】
また、固体絶縁物表面の導電層はアルミの溶射によって形成されている。そのため、アルミ溶射部により信頼性の高い導電層を形成でき、これを接地電位にすることにより、充電露出部を完全に排除し、開閉器表面でのコロナを防止し、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0049】
また、固体絶縁物表面の導電層は導電性塗料を塗布することによって形成されている。そのため、導電性塗料塗布により容易に導電層を形成でき、これを接地電位にすることにより、充電露出部を完全に排除し、開閉器表面でのコロナを防止し、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0050】
実施の形態2.
図5は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態の他の例を示す縦断面図である。コイルバネ45は、第2の電極7を第1の電極6に圧接する方向に可動子16を押す圧縮バネである。コイルバネ45は、第1の電極6と第2の電極7の接触に関し、必要とされる接圧を保持する手助けをする。
【0051】
一方、図5の構成において、コイルバネ45を可動子16を引っ張るバネとして用いることも可能である。このような構成を用いると、開閉器の開極時の電磁石の働きを補助し、開極速度を速くすることができる。
【0052】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、第2の電極7を第1の電極6に圧接するように第1の可動子16を押すバネ45を、第1の可動子16と第1の固定子18との間に縮設している。そのため、閉極時に必要な接圧を与える永久磁石17の力を補助し、接圧保持における永久磁石磁気回路の負担を軽減できる。
【0053】
また、第2の電極7を第1の電極6から引き離すように第1の可動子16を引っ張るバネ45を、第1の可動子6と第1の固定子18の間に有しても良い。この場合、開極時の電磁石の働きを補助し、開極速度を増すことができる。
【0054】
実施の形態3.
図6は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。電磁石で構成される磁気回路には接圧保持や開極保持を行うラッチの役目をする永久磁石磁気回路は存在しない。本実施の形態においては、電磁石の固定子18の外方に新たにラッチ部31として永久磁石磁気回路を構成する。
【0055】
ラッチ部可動子33は、ラッチロッド30によって可動子16に電気的・機械的に接続されている。そして、このラッチ部可動子33に対向して、接圧保持固定子34と接圧保持永久磁石35からなる永久磁石磁気回路が構成され、第2の電極7が閉極位置に来たときに所定の接圧を発生するものとされている。また、開極保持固定子37と開極保持永久磁石36からなる永久磁石磁気回路によって、第2の電極7が開極位置に達したときに所定の開極保持力を発生するものとされている。
【0056】
上述の永久磁石磁気回路の構成要素は、金属などの導電性材料で作られたラッチ部容器32の内部に収納され、ラッチ部容器32とともに高圧充電部の電位になるように第2の電極7に電気的に接続されている。
【0057】
尚、永久磁石36は上記と同様の効果を発生する磁気回路を構成する場所であれば、どの位置に配置してもよい、すなわち、ラッチ部可動子33に配置することも可能である。
【0058】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、第1の可動子6に接続された第2の可動子33と、第2の可動子33の周囲に設けられた第2の固定子37と、第2の固定子37に設けられた第2の永久磁石36とを有し、第2の永久磁石36の永久磁石磁気回路は、第2の固定子37と第2の可動子33と両者間の間隙で構成されている。そのため、真空スイッチ27の開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0059】
また、第1の可動子6に接続された第2の可動子33と、第2の可動子33の周囲に設けられた第2の固定子37と、第2の可動子33に設けられた第2の永久磁石36とを有し、第2の永久磁石36の永久磁石磁気回路は、第2の固定子37と第2の可動子33と両者間の間隙で構成されても良い。この場合、スイッチの開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0060】
また、第2の固定子37と第2の可動子33は、第2の電極部材8と電気的に接続されている。このような構成にすることのより、電磁石磁気回路の構成要素と永久磁石磁気回路の構成要素の電位を同じくすることとなり、両構成要素間のコロナが防止され、信頼性の優れた開閉器を実現することができる。
【0061】
実施の形態4.
図7は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。本実施の形態において、コイルバネ46は、第2の電極7を第1の電極6に圧接する方向にラッチ部可動子33を押し、必要とされる接圧を保持する手助けをする圧縮バネとなっている。
【0062】
一方、図7の構成において、コイルバネ46をラッチ部可動子33を引っ張るバネとして用いてもよい。このような構成とすることにより、開閉器の開極時の電磁石の働きを補助し、開極速度を速くすることができる。
【0063】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、第2の電極7を第1の電極6に圧接するように第2の可動子33を押すバネを、第2の可動子33と第2の固定子37の間に縮設した。そのため、閉極時に必要な接圧を与える永久磁石の力を補助し、接圧保持における永久磁石磁気回路の負担を軽減できる。
【0064】
また、第2の電極7を第1の電極6から引き離すように第1の可動子6を引っ張るバネを、第2の可動子33と第2の固定子37の間に有するようにしても良い。このような構成とすることにより、開極時の電磁石の働きを補助し、開極速度を増すことができる。
【0065】
実施の形態5.
図8は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。図9は図8のIX−IX線に沿う矢視断面図である。本実施の形態においては、操作機構のラッチ機構として、開極位置において開極方向に力を発生し、かつ、閉極位置において閉極方向に力を発生する非線形特性を有する皿バネ41が、可動部リンク40と固定部リンク42に支持され、導電性を有する皿バネラッチ容器に収納されている。
【0066】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、第1の可動子6に接続され、また、導電性を有する容器に収納され、開極位置において開極方向に力を発生し、かつ、閉極位置において閉極方向に力を発生する非線形特性を有するバネ41によるラッチ機構を有する。そのため、接圧保持力と開極保持力を発生することができる。
【0067】
実施の形態6.
図10は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。本実施の形態おいては、開閉器を覆う固体絶縁物による絶縁筐体2の範囲が、真空スイッチ27の周囲を除き、かつ電磁操作機構14の操作コイル22の導線出口と操作ロッドの可動スペースを除いた、電磁操作機構14の周囲全体に及ぶ構成とされている。
【0068】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、真空スイッチ27の周囲を除き、かつ電磁操作機構14の操作コイルの導線出口と操作ロッドの可動スペースを除いた、電磁操作機構14の周囲全体に及ぶ。そのため、電磁駆動機構部14は、固体絶縁物で包み込まれ、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0069】
実施の形態7.
図11は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。本実施の形態おいては、開閉器を覆う固体絶縁物による絶縁筐体2の範囲が、電磁操作機構14の操作コイル22の導線出口を除いた電磁操作機構14の周囲全体から真空スイッチ27の可動端部充電部までの範囲である構成とされている。
【0070】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、電磁操作機構14の操作コイルの導線出口を除いた電磁操作機構の周囲全体から真空スイッチ27の可動端部充電部までの範囲である。そのため、電磁駆動機構部14から真空スイッチ27の可動端部充電部までが固体絶縁物で包み込むまれ、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0071】
実施の形態8.
図12は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。本実施の形態おいては、開閉器を覆う固体絶縁物筐体2の範囲が、電磁操作機構14の操作コイル22の導線出口を除いた電磁操作機構14の周囲全体から真空スイッチ27の可動端部充電部までの範囲と、真空スイッチ27の固定端部充電部である構成とされている。
【0072】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、電磁操作機構14の操作コイルの導線出口を除いた電磁操作機構14の周囲全体から真空スイッチ27の可動端部充電部までの範囲と、真空スイッチ27の固定端部充電部である。そのため、電磁駆動機構部14から真空スイッチ27の可動端部充電部までと、真空スイッチ27の固定端部充電部が固体絶縁物で包み込まれ、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0073】
実施の形態9.
図13は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。本実施の形態おいては、コイル主絶縁20を構成する際、コイル主絶縁材料と操作コイル22の間に空隙が生じなければ、第2のコイル収納部は導電性のものである必要はない。図13に示す第2のコイル収納部は操作コイル22が巻きやすいように径方向外側が開いた絶縁性の容器である。このような構成においても、コイル主絶縁20を固体絶縁物の注型により形成する場合、十分に注意して操作コイル22に含浸することによって、空隙のない、密着したコイル主絶縁の構成が可能である。コイル主絶縁20の外側の第1のコイル収納部19の構成は前述のとおりである。
【0074】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、電磁操作機構の操作コイル周囲の絶縁は、操作コイル22を収納する導電性の第2のコイル収納部21と、操作コイル22及び第2のコイル収納部21に密着した固体絶縁物によるコイル主絶縁20と、コイル主絶縁20に密着してこのコイル主絶縁20を包み込む導電性の第1のコイル収納部19を有する。そのため、高電圧部と低電圧部を絶縁する部分の構成を、高電圧の導電部と絶縁物と低電圧の操作コイル22を密着させて空隙のない構成とすることにより、絶縁部でのコロナを防止することができ、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0075】
また、第1のコイル収納部は、非磁性の金属容器である。そのため、コイル及び固体絶縁物は機械的にも支持され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0076】
また、第1のコイル収納部は、非磁性の金属容器であり、コイル主絶縁20と第1のコイル収納部の界面に液体絶縁若しくはゲル物質による絶縁が施されても良い。この場合、固体絶縁を構成した後に第1のコイル収納部となる金属容器にコイルを収納する製造方法では、界面にでき易い空隙に絶縁物が充填され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0077】
また、第1のコイル収納部は、導電性テープが巻回されても良い。この場合、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0078】
また、第1のコイル収納部は、導電性塗料が塗布されても良い。この場合、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0079】
実施の形態10.
図14は本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態のさらに他の例を示す縦断面図である。本実施の形態おいては、固体絶縁物を3相一括配置で一体注型する。このような構成とすることにより、絶縁筐体などが共通できるので、全体のサイズは単相で一体注型したものを3つ並べるより小さくできる。
【0080】
尚、この配置は横に3つを並べたものであるが、上方からみて三角形になるようにするなど、いろいろな配置が可能である。
【0081】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、3相一括で真空スイッチ27と電磁操作機構14を固体絶縁物で一体注型している。そのため、3相一括で一体注型することにより、相間の絶縁距離を最小にすることができ、コンパクトな開閉器を実現することができる。
【0082】
【発明の効果】
このような構成の固体絶縁開閉器においては、固定された第1の電極、第1の電極に対して接離可能に設けられた第2の電極、第1の電極と第2の電極を内封する真空容器、一端が第1の電極と第2の電極にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が真空容器から延出する第1の電極部材と第2の電極部材を有した真空スイッチと、第1の電極部材に接続された第1の導体と、電磁力により真空スイッチを開閉する電磁操作機構と、第2の電極部材と電磁操作機構とを電気的・機械的に接続する操作ロッドと、一端が操作ロッドに電気的に接続された可撓導体と、可撓導体の他端と電気的に接続された第2の導体とを有する固体絶縁開閉器であって、電磁操作機構部は、操作ロッドを介して、真空スイッチの第2の電極部材と電気的・機械的に接続された第1の可動子、真空スイッチの第2の電極部材と電気的に接続された第1の固定子、周囲を真空スイッチの運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、第1の固定子と絶縁された操作コイルを有する。そのため、操作ロッドとして、沿面距離で高電圧部と低電圧部を絶縁する絶縁ロッドを用いる必要がなく、コンパクトで、汚損にも強い絶縁信頼性の優れた開閉器を実現することができる。
【0083】
また、このような構成の固体絶縁開閉器においては、固定された第1の電極、第1の電極に対して接離可能に設けられた第2の電極、第1の電極と第2の電極を内封する真空容器、一端が第1の電極と第2の電極にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が真空容器から延出する第1の電極部材と第2の電極部材を有した真空スイッチと、第1の電極部材に接続された第1の導体と、電磁力により真空スイッチを開閉する電磁操作機構と、第2の電極部材と電磁操作機構とを電気的・機械的に接続する操作ロッドと、操作ロッドと電気的に摺動接触する摺動接触導体と、接触導体と電気的に接続された第2の導体とを有する固体絶縁開閉器であって、電磁操作機構部は、操作ロッドを介して、真空スイッチの第2の電極部材と電気的・機械的に接続された第1の可動子、真空スイッチの第2の電極部材と電気的に接続された第1の固定子、周囲を真空スイッチの運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、第1の固定子と絶縁された操作コイルを有する。そのため、操作ロッドとして、沿面距離で高電圧部と低電圧部を絶縁する絶縁ロッドを用いる必要がなく、コンパクトで、汚損にも強い絶縁信頼性の優れた開閉器を実現することができる。
【0084】
また、電磁操作機構の操作コイル周囲の絶縁は、操作コイルを収納する導電性の第2のコイル収納部と、第2のコイル収納部に密着して覆う固体絶縁物によるコイル主絶縁と、コイル主絶縁に密着して包み込む導電性の第1のコイル収納部を有する。そのため、高電圧部と低電圧部を絶縁する部分の構成を、高電圧の導電部と絶縁物と低電圧の導電部を密着させて空隙のない構成とすることにより、絶縁部でのコロナを防止できるため、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0085】
また、第1のコイル収納部と第2のコイル収納部は、非磁性の金属容器である。そのため、コイル及び固体絶縁物は機械的にも支持され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0086】
また、第1のコイル収納部と第2のコイル収納部は、非磁性の金属容器であり、コイル主絶縁と第1のコイル収納部の界面に液体絶縁若しくはゲル物質による絶縁が施されている。そのため、固体絶縁を構成した後に第2のコイル収納部となる金属容器にコイルを収納する製造方法では、界面にでき易い空隙に絶縁物が充填され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0087】
また、第1のコイル収納部と第2のコイル収納部は、導電性テープが巻回されてなる。そのため、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0088】
また、第1のコイル収納部と第2のコイル収納部は、導電性塗料が塗布されてなる。そのため、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0089】
また、第1のコイル収納部と第2のコイル収納部は、非磁性の金属容器、巻回された導電性テープ、塗布された導電性塗料のいずれか2つの組み合わせでなる。そのため、製造技術設備・レベルに応じて適したコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0090】
また、電磁操作機構の操作コイル周囲の絶縁は、操作コイルを収納する導電性の第2のコイル収納部と、操作コイル及び第2のコイル収納部に密着して覆う固体絶縁物によるコイル主絶縁と、コイル主絶縁に密着して包み込む導電性の第1のコイル収納部を有する。そのため、高電圧部と低電圧部を絶縁する部分の構成を、高電圧の導電部と絶縁物と低電圧の操作コイルを密着させて空隙のない構成とすることにより、絶縁部でのコロナを防止するため、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0091】
また、第1のコイル収納部は、非磁性の金属容器である。そのため、コイル及び固体絶縁物は機械的にも支持され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0092】
また、第1のコイル収納部は、非磁性の金属容器であり、コイル主絶縁と第1のコイル収納部の界面に液体絶縁若しくはゲル物質による絶縁が施されている。そのため、固体絶縁を構成した後に第1のコイル収納部となる金属容器にコイルを収納する製造方法では、界面にでき易い空隙に絶縁物が充填され、信頼性の高い絶縁構成を実現することができる。
【0093】
また、第1のコイル収納部は、導電性テープが巻回されてなる。そのため、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0094】
また、第1のコイル収納部は、導電性塗料が塗布されてなる。そのため、容易にコイル主絶縁構成を実現することができる。
【0095】
また、電磁操作機構部の第1の固定子に永久磁石が配置され、永久磁石の永久磁石磁気回路は、第1の固定子と第1の可動子と両者間の間隙で構成されている。そのため、スイッチの開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0096】
また、電磁操作機構部の第1の可動子に永久磁石が配置され、永久磁石の永久磁石磁気回路は、第1の固定子と第1の可動子と両者間の間隙で構成されている。そのため、スイッチの開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0097】
また、第2の電極を第1の電極に圧接するように第1の可動子を押すバネを、第1の可動子と第1の固定子の間に縮設した。そのため、閉極時に必要な接圧を与える永久磁石の力を補助し、接圧保持における永久磁石磁気回路の負担を軽減できる。
【0098】
また、第1の可動子に接続された第2の可動子と、第2の可動子の周囲に設けられた第2の固定子と、第2の固定子に設けられた第2の永久磁石とを有し、第2の永久磁石の永久磁石磁気回路は、第2の固定子と第2の可動子と両者間の間隙で構成されている。そのため、スイッチの開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0099】
また、第1の可動子に接続された第2の可動子と、第2の可動子の周囲に設けられた第2の固定子と、第2の可動子に設けられた第2の永久磁石とを有し、第2の永久磁石の永久磁石磁気回路は、第2の固定子と第2の可動子と両者間の間隙で構成されている。そのため、スイッチの開極保持、閉極保持を行うことができる。
【0100】
また、第2の固定子と第2の可動子は、第2の電極部材と電気的に接続されている。そのため、電磁石磁気回路の構成要素と永久磁石磁気回路の構成要素の電位を同じくすることにより、両構成要素間のコロナが防止され、信頼性の優れた開閉器を実現することができる。
【0101】
また、第2の電極を第1の電極に圧接するように第2の可動子を押すバネを、第2の可動子と第2の固定子の間に縮設した。そのため、閉極時に必要な接圧を与える永久磁石の力を補助し、接圧保持における永久磁石磁気回路の負担を軽減できる。
【0102】
また、第1の可動子に接続され、また、導電性を有する容器に収納され、開極位置において開極方向に力を発生し、かつ、閉極位置において閉極方向に力を発生する非線形特性を有するバネによるラッチ機構を有する。そのため、接圧保持力と開極保持力を発生することができる。
【0103】
また、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、外部回路と接続される第1の導体及び第2の導体それぞれの末端部、及び電磁操作機構の操作コイルの導線出口を除くすべての範囲に及ぶ。そのため、外部回路と接続する端子以外は、固体絶縁物で包み込まれ、コンパクトで信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0104】
また、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、真空スイッチの周囲を除き、かつ電磁操作機構の操作コイルの導線出口と操作ロッドの可動スペースを除いた、電磁操作機構の周囲全体に及ぶ。そのため、電磁駆動機構部は、固体絶縁物で包み込まれ、コンパクトで信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0105】
また、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、電磁操作機構の操作コイルの導線出口を除いた電磁操作機構の周囲全体から真空スイッチの可動端部充電部までの範囲である。そのため、電磁駆動機構部から真空スイッチの可動端部充電部までが固体絶縁物で包み込むまれ、コンパクトで信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0106】
また、開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、電磁操作機構の操作コイルの導線出口を除いた電磁操作機構の周囲全体から真空スイッチの可動端部充電部までの範囲と、真空スイッチの固定端部充電部である。そのため、電磁駆動機構部から真空スイッチの可動端部充電部までと、真空スイッチの固定端部充電部が固体絶縁物で包み込まれ、コンパクトで信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0107】
また、固定子と固定子を覆う固体絶縁物の間に、固体絶縁物の収縮による応力を緩和する応力緩和層を有する。そのため、圧縮応力により固定子の磁気特性が悪化することを防止することができる。
【0108】
また、真空スイッチの開極用と閉極用にそれぞれ別の操作コイルを有し、開極用操作コイルの方が閉極用操作コイルよりも巻数が多い。スイッチ電極の接圧保持のため所定の保持力を発生しているため、開極時のほうが大きな駆動力を必要とするので、開極用操作コイルの巻数を増やすことにより最適な開極動作を得ることができる。
【0109】
また、単相ごとに真空スイッチと電磁操作機構を固体絶縁物で一体注型した。そのため、単相での利用が容易にでき、また3相で使用する場合も個々の相ごとに配置できるためレイアウトの自由度を大きくすることができる。
【0110】
また、3相一括で真空スイッチと電磁操作機構を固体絶縁物で一体注型した。そのため、3相一括で一体注型することにより、相間の絶縁距離を最小にすることができ、コンパクトな開閉器を実現することができる。
【0111】
また、真空スイッチと電磁操作機構を包み込む固体絶縁物の表面に導電層を設けた。そのため、導電層を接地電位にすることにより、充電露出部を完全に排除し、開閉器表面でのコロナを防止し、信頼性の高い開閉器が実現することができる。
【0112】
また、固体絶縁物表面の導電層はアルミの溶射によって形成されている。そのため、アルミ溶射部により信頼性の高い導電層を形成でき、これを接地電位にすることにより、充電露出部を完全に排除し、開閉器表面でのコロナを防止し、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0113】
また、固体絶縁物表面の導電層は導電性塗料を塗布することによって形成されている。そのため、導電性塗料塗布により容易に導電層を形成でき、これを接地電位にすることにより、充電露出部を完全に排除し、開閉器表面でのコロナを防止し、信頼性の高い開閉器を実現することができる。
【0114】
また、第2の電極を第1の電極から引き離すように第1の可動子を引っ張るバネを、第1の可動子と第1の固定子の間に有する。そのため、開極時の電磁石の働きを補助し、開極速度を増すことができる。
【0115】
また、第2の電極を第1の電極から引き離すように第1の可動子を引っ張るバネを、第2の可動子と第2の固定子の間に有する。そのため、開極時の電磁石の働きを補助し、開極速度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態1の構成を示す縦断面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う矢視断面図である。
【図3】 操作ロッドと第2の導体との接触に摺動接触を用いた例を示す図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態2の構成を示す縦断面図である。
【図6】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態3の構成を示す縦断面図である。
【図7】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態4の構成を示す縦断面図である。
【図8】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態5の構成を示す縦断面図である。
【図9】 図8のIX−IX線に沿う矢視断面図である。
【図10】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態6の構成を示す縦断面図である。
【図11】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態7の構成を示す縦断面図である。
【図12】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態8の構成を示す縦断面図である。
【図13】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態9の構成を示す縦断面図である。
【図14】 本発明の固体絶縁開閉器の実施の形態10の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 絶縁筐体(固体絶縁物)、3 固定端金属蓋(真空容器)、4 第1の電極部材、6 第1の電極、7 第2の電極、8 第2の電極部材、9 真空スイッチ側壁(真空容器)、10 可動端金属蓋(真空容器)、13 操作ロッド、14 電磁操作機構、15 固定子容器、16 第1の可動子、17 永久磁石、18 第1の固定子、19 第1のコイル収納部、20 コイル主絶縁(固体絶縁物)、21,47 第2のコイル収納部、22 操作コイル、23 第1の導体、24 可撓導体、25 第2の導体、26 ベローズ(真空容器)、27真空スイッチ、28 摺動接触部材(摺動接触導体)、29 接触台、30 ラッチロッド、31 ラッチ部、32 ラッチ部容器、33 ラッチ部可動子(第2の可動子)、34 接圧保持固定子、35 接圧保持永久磁石、36 開極保持永久磁石(第2の永久磁石)、37 開極保持固定子(第2の固定子)、40 可動部リンク、41 非線形特性を有するバネ、42 固定部リンク、43導電層、44 応力緩和層、45 バネ、46 コイルバネ。

Claims (10)

  1. 固定された第1の電極、前記第1の電極に対して接離可能に設けられた第2の電極、前記第1の電極と前記第2の電極を内封する真空容器、一端が前記第1の電極と前記第2の電極にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が前記真空容器から延出する第1の電極部材と第2の電極部材を有した真空スイッチと、
    前記第1の電極部材に接続された第1の導体と、
    電磁力により前記真空スイッチを開閉する電磁操作機構と、
    前記第2の電極部材と前記電磁操作機構とを電気的・機械的に接続する操作ロッドと、
    一端が前記操作ロッドに電気的に接続された可撓導体と、
    前記可撓導体の他端と電気的に接続された第2の導体と
    を有する固体絶縁開閉器であって、
    前記電磁操作機構部は、
    前記操作ロッドを介して、前記真空スイッチの前記第2の電極部材と電気的・機械的に接続された第1の可動子、
    前記真空スイッチの前記第2の電極部材と電気的に接続された第1の固定子、
    周囲を前記真空スイッチの運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、前記第1の固定子と絶縁された操作コイル
    を有することを特徴とする固体絶縁開閉器。
  2. 固定された第1の電極、前記第1の電極に対して接離可能に設けられた第2の電極、前記第1の電極と前記第2の電極を内封する真空容器、一端が前記第1の電極と前記第2の電極にそれぞれ電気的・機械的に接続され、他端が前記真空容器から延出する第1の電極部材と第2の電極部材を有した真空スイッチと、
    前記第1の電極部材に接続された第1の導体と、
    電磁力により前記真空スイッチを開閉する電磁操作機構と、
    前記第2の電極部材と前記電磁操作機構とを電気的・機械的に接続する操作ロッドと、
    前記操作ロッドと電気的に摺動接触する摺動接触導体と、
    前記接触導体と電気的に接続された第2の導体と
    を有する固体絶縁開閉器であって、
    前記電磁操作機構部は、
    前記操作ロッドを介して、前記真空スイッチの前記第2の電極部材と電気的・機械的に接続された第1の可動子、
    前記真空スイッチの前記第2の電極部材と電気的に接続された第1の固定子、
    周囲を前記真空スイッチの運転電圧に耐えうる固体絶縁物で包み込まれて、前記第1の固定子と絶縁された操作コイル
    を有することを特徴とする固体絶縁開閉器。
  3. 前記電磁操作機構の前記操作コイル周囲の絶縁は、前記操作コイルを収納する導電性の第2のコイル収納部と、前記第2のコイル収納部に密着して覆う前記固体絶縁物によるコイル主絶縁と、前記コイル主絶縁に密着して包み込む導電性の第1のコイル収納部を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  4. 前記電磁操作機構の前記操作コイル周囲の絶縁は、前記操作コイルを収納する導電性の第2のコイル収納部と、前記操作コイル及び前記第2のコイル収納部に密着して覆う前記固体絶縁物によるコイル主絶縁と、前記コイル主絶縁に密着して包み込む導電性の第1のコイル収納部を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  5. 前記電磁操作機構部の前記第1の固定子に永久磁石が配置され、前記永久磁石の永久磁石磁気回路は、前記第1の固定子と前記第1の可動子と両者間の間隙で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  6. 前記電磁操作機構部の前記第1の可動子に永久磁石が配置され、前記永久磁石の永久磁石磁気回路は、前記第1の固定子と前記第1の可動子と両者間の間隙で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  7. 前記第1の可動子に接続された第2の可動子と、前記第2の可動子の周囲に設けられた第2の固定子と、前記第2の固定子に設けられた第2の永久磁石とを有し、前記第2の永久磁石の永久磁石磁気回路は、前記第2の固定子と前記第2の可動子と両者間の間隙で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  8. 前記第1の可動子に接続された第2の可動子と、前記第2の可動子の周囲に設けられた第2の固定子と、前記第2の可動子に設けられた第2の永久磁石とを有し、前記第2の永久磁石の永久磁石磁気回路は、前記第2の固定子と前記第2の可動子と両者間の間隙で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  9. 第1の可動子に接続され、また、導電性を有する容器に収納され、開極位置において開極方向に力を発生し、かつ、閉極位置において閉極方向に力を発生する非線形特性を有するバネによるラッチ機構を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
  10. 開閉器を覆う固体絶縁物が設けられ、その範囲は、外部回路と接続される前記第1の導体及び前記第2の導体それぞれの末端部、及び前記電磁操作機構の前記操作コイルの導線出口を除くすべての範囲に及ぶ
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体絶縁開閉器。
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