JP4409501B2 - プロファイルを切り替えるための移動体装置におけるｐｉｍカレンダの使用、およびスケジュール管理装置 - Google Patents

Description

本発明は、移動体通信装置に関するものである。具体的には、予定されたイベントに応じて選択されたプロファイルを切り替えるために使用されるカレンダを備えた移動体通信装置を提供することに関する。

この出願は、２００４年１１月９日に出願された番号１０／９８５２２０、「ユーザプロファイル設定用のモバイル機器におけるＰＩＭカレンダの使用」の継続出願である。

携帯電話やＰＤＡなどの、最近の移動体通信装置は、プロファイルを生成し管理する機能を有する。各プロファイルは、機器の様々なオプションの設定をまとめたものである。プロファイルにおける設定は、ユーザに様々な状況を警告するための、装置の動作に影響を与える。様々な状況には、着呼や新しいメッセージの到着などが含まれるが、これらに限られるものではない。プロファイルの設定の一例として、ユーザが会議中のときに使用される、全てのタイプの警告に関して「音を消す」設定がある。

プロファイルを選択するためには、ユーザは、通常、装置のユーザインタフェース（ＵＩ）にアクセスし、所望のオプションを選択しなければならない。移動体通信装置の多くは、個人情報管理（ＰＩＭ、Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｍａｎａｇｅｒ）の基本的な機能を、何らかの形で含んでいる。ＰＩＭは、イベントをスケジュールするための、ユーザのカレンダを含むことが多い。

本発明は、ユーザのカレンダを利用する。これにより、カレンダに含まれるイベントに応じたプロファイルを自動的に選択する。多くの特許が、内蔵されたカレンダあるいはスケジューリング機能について記述している。しかし、カレンダによって起動されるプロファイルの選択機能は、従来技術において知られていない。

特許文献１には、表示するアイコンを決定するための時刻またはユーザプロファイルの使用について記載されている。

特許文献２には、アプリケーションの設定を復旧するための基礎テーブルおよびユーザテーブルの使用について記載されている。

特許文献３には、携帯電話に「高度自動機能電話」の機能を与える外部装置の携帯電話への取り付けについて記載されている。

特許文献４には、複数の装置に警告を送り、装置故障の際に警告を検出し操作する高性能プロセッサの使用について記載されている。

特許文献５には、外部資源により使用される、カレンダ入力に関する機械可読ファイルを生成する活性カレンダの使用について記載されている。

特許文献６には、いつコールがＰＢＸに到着したかを問われ、そのコールをどこに転送するかを決定するユーザのカレンダの使用について記載されている。

特許文献７には、ユーザプロファイルを使用し一つ以上のユーザデバイスへの警告をフィルターにかける方法について記載されている。

特許文献８には、電子メール、音声電話など入力メッセージをどう処理するかを決定するカレンダの使用について記載されており、たとえば、Ｅメールアプリケーションは、カレンダからユーザが休暇中であることを検出し、自動的に「不在」フラグを設定することになっている。

特許文献９には、ユーザへの警告と通知を操作するアーキテクチャについて記載されており、このシステムは、ユーザが情報攻めに遭遇ことを避けるために通知を調整する。

特許文献１０には、デバイスの位置に基づく携帯用デバイスにおけるアプリケーションの設定について記載されている。

特許文献１１には、ユーザプロファイルを生成するためのデバイス上でのＰＩＭの使用について記載されている。このユーザプロファイルは、電気通信サービスを制御するために、ネットワークによって使用される。
Ｓａｌｍｉｍａａ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，６６８，１７７、Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ ｄｉｓｐｌａｙｉｎｇ ｐｒｉｏｒｉｔｉｚｅｄ ｉｃｏｎｓ ｉｎ ａ ｍｏｂｉｌｅ ｔｅｒｍｉｎａｌ（特許付与日：２００３年１２月２３日） Ｆｌｉｇｈｔ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，６６２，１９９、Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ ｃｕｓｔｏｍｉｚｅｄ ｈｏｓｔｅｄ ａｐｐｌｉｃａｉｔｉｏｎ（特許付与日：２００３年１２月９日） Ｂｏｄｎａｒ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，６５８，２６８、Ｅｎｈａｎｃｅｄ ｃｏｍｐａｎｉｏｎ ｄｉｇｉｔａｌ ｏｒｇａｎｉｚｅｒ ｆｏｒ ａ ｃｅｌｌｕｌａｒ ｐｈｏｎｅ ｄｅｖｉｃｅ（特許付与日：２００３年１２月２日） Ｃｈｅｎ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，５５３，１００、Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ ａｌｔｅｒｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ（特許付与日：２００３年４月２２日） Ｆｏｒｄ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，４８０，８３０、Ａｃｔｉｖｅ ｃａｌｅｎｄｅｒ ｓｙｓｔｅｍ（特許付与日：２００２年１１月１２日） Ｓｈａｆｆｅｒ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，４７７，３７４、Ａｐｐａｒａｔｕｓ ａｎｄ ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ ｃａｌｅｎｄｅｒ ｂａｓｅｄ ｃａｌｌ ｒｏｕｔｉｎｇ（特許付与日：２００２年１１月５日） Ｃｌｏｕｔｉｅｒ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，４５９，９１３、Ｕｎｉｆｉｅｄ ａｌｔｅｒｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ ａｎｄ ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ ａｌｔｅｒｉｎｇ ａ ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｉｎ ａ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ ｎｅｔｗｏｒｋ ｂａｓｅｄ ｕｐｏｎ ｔｈｅ ｒｅｓｕｌｔ ｏｆ ｌｏｇｉｃａｌ ｆｕｎｃｔｉｏｎｓ（特許付与日２００２年１０月１日） Ａｌｅｘａｎｄｅｒ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，６４０，２３０、Ｃａｌｅｎｄａｒ−ｄｒｉｖｅｎ ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｔｅｃｈｎｉｑｕｅ ｆｏｒ ｐｒｅｐａｒｉｎｇ ｒｅｓｐｎｓｅｓ ｔｏ ｉｎｃｏｍｉｎｇ ｅｖｅｎｔｓ（特許付与日：２００３年１０月２８） Ｈｏｒｖｉｔｚ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，６１８，７１６、Ｃｏｐｕｔａｔｉｏｎａｌ ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ ｆｏｒ ｍａｎａｇｉｎｇ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔａｌ ａｎｄ ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ ｏｆ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ａｌｅｒｔｓ、ａｎｄ ｎｏｔｉｆｉｃａｉｔｏｎｓ（特許付与日：２００３年９月９日） Ｍｏｏｎ ｅｔ ａｌ、米国特許番号６，０８５，０９８、Ａｐｐａｒａｔｕｓ ａｎｄ ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ ａｕｔｏｍａｔｉｃａｌｌｙ ｃｏｆｉｇｕｒｉｎｇ ｓｅｔｔｉｎｇｓ ｏｆ ａ ｓｏｆｔｗａｒｅ ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｉｎ ａ ｐｏｒｔａｂｌｅ ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ ｄｅｖｉｃｅ（特許付与日：２０００年７月４日） Ｂｕｈｒｍａｎｎ ｅｔ ａｌ、米国特許番号５，９３３，７７８、Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ ｐｒｏｖｉｄｉｎｇ ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｉｔｏｎ ｓｅｖｉｃｅｓ ｂａｓｅｄ ｏｎ ａ ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｐｒｏｆｉｌｅ ｕｐｄａｔｅｄ ｂｙ ａ ｐｅｒｓｏｎａｌ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｍａｎａｇｅｒ（特許付与日：１９９９年８月３日）

本発明の目的は、カレンダを備えた移動体装置を提供することにある。この装置は、カレンダ上のイベントに基づいて所定のオプションを自動的に選択する。

本発明は、カレンダ機能を備えた移動体通信装置において自動的にプロファイルを切り替える方法である。この方法は、移動体通信装置におけるプロファイルの生成と、カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定と、イベント中に使用されるイベントプロファイルの選択と、イベント開始時刻の検出と、イベント開始時刻前に有効となっていたプロファイルの記録および保管と、イベント中に使用される、選択されたイベントプロファイルの有効化と、イベント終了時刻の検出およびイベント開始時刻前に有効となっていたプロファイルの復元と、移動体通信装置の電源が入っている間、イベントが進行しているかどうかの検出およびイベント中に使用されるイベントプロファイルの選択と、移動体通信装置の電源が最後に切られたときに進行していたイベントが終了したかどうかの検出と、移動体通信装置の電源を入れるときに使用されるプロファイルの選択とを含む。

この要約と本発明の目的とによって、本発明の本質がいち早く理解されるであろう。図面とともに本発明の好ましい実施形態の詳細な説明を参照することにより、本発明は、よりよく理解される。

また、本発明に係るスケジュール管理装置は、上記の課題を解決するために、
ユーザによるスケジュールの入力を受け付けるスケジュール入力手段と、
上記入力されたスケジュールの内容に応じた処理を、上記スケジュールの開始時刻から終了時刻の間に実行する処理実行手段とを備えていることを特徴としている。

上記の構成によれば、スケジュール入力手段は、ユーザが入力したスケジュールを受け付ける。これにより処理実行手段は、入力されたスケジュールの内容に応じた処理を、スケジュールの開始時刻から終了時刻の間に実行する。たとえば、１４時から１５時の間にユーザが会議に出席するというスケジュールを、スケジュール入力手段が受け付けたとき、処理実行手段は、１４時から１５時の間、着信があったとしても、呼び出し音を鳴らさない処理を実行する。すなわち処理実行手段は、スケジュールの開始開始から終了時刻の間は、通常の処理の代わりに、スケジュールの内容に応じた特別の処理を実行する。

これによりスケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールの内容に対応した最適な処理を、ユーザに指定させることなくユーザが予定されている間に自動的に実行できる効果を奏する。

以上のように、本発明に係るスケジュール管理装置は、入力されたスケジュールの内容に応じた処理を、上記スケジュールの開始時刻から終了時刻の間に実行する処理実行手段を備えているため、ユーザのスケジュールの内容に対応した最適な処理を、ユーザに指定させることなくユーザが予定されている間に自動的に実行できる効果を奏する。

本発明の方法では、カレンダ内のイベントを、プロファイルに結びつける。したがって移動体通信装置は、その時刻に所望されるイベントプロファイルを自動的に設定できる。ユーザのカレンダは、装置（Ｐｈｏｎｅ）におけるプロファイルの選択を制御する。したがって、ユーザまたは制御システムは、カレンダ上への会議の入力が可能となり、その会議の時に移動体装置により自動的に設定が変更されることを知ることができる。そして、予定されたイベントの完了時には、その設定が、移動体装置によって、ユーザの元の、すなわち通常の設定に戻されることを知ることができる。

図１を参照して、本発明の方法が、１０において概略的に示されている。ユーザは、ユーザの環境に応じた要望に対応する、複数のプロファイルを移動体通信装置において生成する（ステップ１２）。これらのプロファイルは、製造時に通信装置に供給され、通信装置における最初の設定のとき、ユーザにより有効にされる。または、ユーザによって生成されてもよい。イベントが予定されていないとき、ユーザは、通常のプロファイルを選択する。このプロファイルは、ユーザの要望によって変更できる。たとえば、ユーザが仕事中の時には、「静かにベルを鳴らすプロファイル」が選択され、ユーザが車内にいるときは、「大きな音でベルを鳴らすプロファイル」が選択され、ユーザが公共の交通機関で移動中であれば、「振動のみでベルを鳴らすプロファイル」が選択される。

イベントと呼ばれる予定を、ユーザが移動体通信装置のカレンダに組み込むとき、指定されたイベントが行われる間に使用される、通信機器の複数のプロファイルからユーザが一つのプロファイルを選択するための欄が提供される（ステップ１４）。このプロファイルは、イベントプロファイルと呼ばれる。予定されていたイベントの時刻が来ると、移動体通信装置は、現在のプロファイルを記録し、イベント設定時にユーザにより指定されたイベントプロファイルを有効化する（ステップ１６）。イベントが終了する時刻になると、移動体通信装置は、イベント開始時刻前に有効であったプロファイルを復元する（ステップ１８）。

たとえば会議のようなイベントが予定時刻よりも早く終わったため、イベント期間中に、ユーザが、選択されたイベントプロファイルを手動で切り替えることが必要な状況がありうる。そのような場合、イベント終了時刻よりも前に、ユーザは、異なるプロファイルに手動で切り替えてもよい（ステップ２０）。、
移動体通信装置は、電源が入るといつでも、予定されたイベントが進行中であるかどうか判断できるように構成される。もし進行中であれば、イベント中に有効となるイベントプロファイルを選択する（ステップ２２）。もしイベントが入っていない場合は、機器は、ユーザが選択した通常のプロファイルを選択する。

上述したように、通信機器は、電源投入時に、予定されたイベントが進行中であるかどうか判断する。しかし、予定されたイベントの最中において、選択されたイベントプロファイルが有効であるときにおいて、ユーザが移動体通信装置の電源を切ったり、またはバッテリが切れたりした場合（ステップ２４）、移動体通信装置は、選択されたイベントプロファイルに設定される。次の電源投入時、そのプロファイルが有効になる。またそうでない場合は、次の電源投入時に、通信機器は、予定されたイベントがもう行われていないことを判断し、名目上のプロファイルを選択する。

もちろん、プロファイルがユーザによって手動で設定される必要はない。移動体通信装置は、たとえば「カレンダイベントの最中にはサイレントプロファイルを用いる」というような、プロファイル使用規則に従って動作してもよい。ユーザは、初期設定の段階、あるいはそれ以降いつでも、プロファイル使用規則を修正できる。さらに、多くの場合、制御システムがユーザの使用環境に与えられている。このシステムは、たとえば中央カレンダ制御であり、ユーザの環境下で働く一人以上の人々の予定を入れるために使用される。したがってカレンダイベントは、制御システムまたはユーザによって、設定され得る。プロファイルもまた、あるカレンダイベントに参加している人々の一人一人が、静かな移動体通信装置を持つことを保証するように、制御システムによって設定されてもよい。複数の移動体通信装置は、この制御システムによって設定されたり、たまは同期されてもよい。実際の移動体通信装置は、ケーブル接続、ＲＦ、ＩＲ、ブルートゥース（商標登録）、または他のプロトコルによって、設定されてもよい。

たとえば、木曜日の午後１時３０分から２時３０分まで、会議があるとき、ユーザは、その予定を移動体通信装置のカレンダに入れる。さらに、その予定に指定した時間に使用されるプロファイルを選択する。イベントに与えられるオプションの一つは、設定された時間中に使用されるプロファイルである。ユーザは、このオプションとして通信機器のどのプロファイルを設定してもよい。たとえばプロファイルの一つは、電話を掛けてきた人の全てを、ユーザが会議中であることを知らせるボイスメールボックスに転送する。さらに、同じプロファイルは、電話の音を静かにする。イベントの時間が来ると、移動体通信装置は、現在のプロファイルを記録する。さらに、現在のプロファイルの設定を、カレンダに入力されているプロファイルの設定に変更する。予定されたイベントが終わると、移動体通信装置は、プロファイルの設定を、予定された時刻の前に記録された設定に戻す。

本発明の方法に係る他の実施形態において、ユーザは、たとえばＵＩのポップアップウィンドウおよび／または、音声による指示によって、プロファイルの切り替えが近づいていることを通知される。このことは、ユーザが移動体通信装置を操作することなく、制御システムがカレンダの設定を行う場合、特に便利である。

以上のように、選択された移動体通信装置のオプションを切り替えるために、移動体通信装置のカレンダを使用する方法が開示されている。さらなる変更と修正は、添付の特許請求の範囲に規定された本発明の範囲内において実施できる。

上述した方法を実行する端末装置３０について、図２を参照して以下に説明する。図２は、本発明の一実施携帯に係る端末装置３０の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、端末装置３０は、操作部３１、入力部３２（スケジュール入力手段）、ディスプレイ３３、表示制御部３４、メモリ３５、処理設定部３６、および処理実行部３７（処理実行手段）を備えている。

スケジュール管理装置３０を使用するユーザは、自己のスケジュールを、キーボードなどの操作部３１を通じて入力する。このときユーザは、スケジュールの内容とともに、スケジュールの開始時刻および終了時刻を入力する。たとえば、会議が１４時に始まり１５時に終わるスケジュールを、入力する。これらのスケジュールに関する入力を入力部３２が受け付け、メモリ３５に格納する。

ここで、スケジュール管理装置３０では、スケジュール管理装置３０が実行する処理内容を表す所定のプロファイルが、メモリ３５にあらかじめ格納されている。たとえばプロファイルとして、「電話の呼び出し音の静かに鳴らす」などの、上述した各種のものがある。そこで、ユーザのスケジュールが入力されたとき、スケジュール管理装置３０では、処理実行手段が、入力されたスケジュールの内容に応じたプロファイルをメモリ３５から選択し、ユーザのスケジュールに関連付ける。このとき、どのような内容のスケジュールに対して、どのような内容のプロファイルを関連付けるのかを表す規則が、スケジュール管理装置３０においてあらかじめ決定されている。この規則として、たとえば、スケジュールの内容が「会議」であれば、「電話の呼び出し音を静かに鳴らす」プロファイルを関連付けること、がある。この規則は、データとして、メモリ３５にあらかじめ格納されている。そこで処理設定部３６は、スケジュールが入力されたとき、メモリ３５に格納された規則データを参照して、関連付けるべきプロファイルを特定する。

処理設定部３６は、さらに、現在の時刻を常に監視している。このとき処理設定部３６は、メモリ３５に格納されているスケジュールの中で、設定されている開始時刻が、現在時刻になったものがないか判定する。このとき処理設定部３６は、開始時刻が現在時刻に等しくなったと判定したスケジュールに関して、このスケジュールに関連付けられているプロファイルを、処理設定部３６が処理すべき現在のディスプレイ３３として設定する。これにより処理実行部３７は、処理設定部３６が設定したプロファイルが表す処理を実行する。

たとえば上述した例で言えば、現在の時刻が１４時になったとき、処理設定部３６は、「電話の呼び出し音を静かに鳴らす」プロファイルを、処理実行部３７が実行する現在のプロファイルとして設定する。これにより、１４時以降、処理実行部３７は、電話の着信があったとき、通常とは異なり、呼び出し音を静かに鳴らす処理を実行する。したがってユーザは、会議中において、大きな呼び出し音で呼び出されることがなく、会議に支障をきたさない。すなわちスケジュール管理装置３０は、ユーザのスケジュールの目的に応じた最適な処理を実行できる。

なお、処理設定部３６は、現在の時刻が、スケジュールの終了時刻になったかどうかを、判定する。ここで、現在の時刻が、スケジュールの終了時刻になったと判定したとき、処理設定部３６は、現在のプロファイルを、通常のプロファイルに戻す。たとえば上記の例で言えば、現在の時刻が１５時になったとき、処理設定部３６は、「電話の呼び出し音を静かに鳴らす」プロファイルに変えて、「通常の呼び出し音を鳴らす」プロファイルを、処理実行部３７が実行するプロファイルとして設定する。これにより処理実行部３７は、１５時以降、電話の着信があったとき、呼び出し音を通常の大きさで鳴らす処理を実行する。したがって、会議終了後のユーザは、電話の着信があったことを確実に知ることができる。

なお、上述した規則は、ユーザが任意に設定できる。このときスケジュール管理装置３０では、表示制御部３４が、メモリ３５に格納されている各種のプロファイルを読み出し、その内容をディスプレイ３３に表示する。これによりユーザは、スケジュールの内容と、関連付けるべきプロファイルとを、ディスプレイ３３の表示を通じて判断し、操作部３１を通じて入力する。この入力を入力部３２が受け付け、入力内容に応じて、メモリ３５に格納されている規則データを書き換える。

また、本発明では、上述した移動体通信装置は、端末装置３０の一例である。さらに、プロファイルは、上述した「処理」に相当する。イベントは、「スケジュール」に相当する。したがって、スケジュール管理装置において、プロファイルの生成は、入力部３２が実行する。カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定は、入力部３２が実行する。イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択は、処理設定部３６が実行する。イベント開始時刻の検出は、処理設定部３６が実行する。イベント開始時刻前に有効であったプロファイルの記録および保管は、処理設定部３６が実行する。イベント期間中に使用される選択されたイベントプロファイルの有効化は、処理設定部３６が実行する。

さらに、イベント終了時刻の検出は、処理設定部３６が実行する。イベント開始時刻前に有効であったプロファイルの復元は、処理設定部３６が実行する。選択されたイベントプロファイルが有効化される前にユーザへ通知することは、表示制御部３４が実行する。移動体通信装置の電源投入時における、イベントが進行中かどうかの検出と、イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択とは、処理設定部３６が実行する。

最後に、端末装置３０に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）を用いてソフトウェアによって実現してもよい。

すなわち、端末装置３０は、各機能を実現するプロファイル設定プログラムの命令を実行するＣＰＵ、このプロファイル設定プログラムを格納したＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、上記プロファイル設定プログラムを実行可能な形式に展開するＲＡＭ（Ｒａｎｄａｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、および、上記プロファイル設定プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置（記録媒体）を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。

この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである端末装置３０のプロファイル設定プログラムのプログラムコード（実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム）をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。端末装置３０に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての端末装置３０（またはＣＰＵやＭＰＵ）が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。

プログラムコードを端末装置３０に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー（登録商標）ディスク／ハードディスク等の磁気ディスクやＣＤ−ＲＯＭ／ＭＯ／ＭＤ／ＤＶＤ／ＣＤ−Ｒ等の光ディスクを含むディスク系、ＩＣカード（メモリカードを含む）／光カード等のカード系、あるいはマスクＲＯＭ／ＥＰＲＯＭ／ＥＥＰＲＯＭ／フラッシュＲＯＭ等の半導体メモリ系などとすることができる。

また、端末装置３０を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して端末装置３０に供給する。この通信ネットワークは、端末装置３０にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、ＬＡＮ、ＩＳＤＮ、ＶＡＮ、ＣＡＴＶ通信網、仮想専用網（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｐｒｉｖａｔｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。

この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、ＩＥＥＥ１３９４、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）、電力線搬送、ケーブルＴＶ回線、電話線、ＡＤＳＬ（Ａｓｓｙｍｍｅｔｒｉｃ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｌｉｎｅ）回線等の有線でも、ＩｒＤＡやリモコンのような赤外線、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、８０２．１１無線、ＨＤＲ、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。

本発明は、カレンダ機能を有している各種の移動体通信装置として利用できる。

本発明の方法を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスケジュール管理装置３０の要部構成を示すブロック図である。

符号の説明

３０ スケジュール管理装置
３１ 操作部
３２ 入力部
３３ ディスプレイ
３４ 表示制御部
３５ メモリ
３６ 処理実行部
３７ 処理設定部

Claims (16)

1. カレンダ機能を備えた移動体通信装置において自動的にプロファイルを切り替える方法であって、
   移動体通信装置におけるプロファイルの生成と、
   上記カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定と、
   イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択と、
   上記イベント開始時刻の検出と、
   上記イベント開始時刻前に有効であった上記プロファイルの記録および保管と、
   上記イベント期間中に使用される選択された上記イベントプロファイルの有効化とを含み、
   移動体通信装置の電源投入時に、上記イベントが進行中かどうかの検出と、上記イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択とを含む、方法。
2. カレンダ機能を備えた移動体通信装置において自動的にプロファイルを切り替える方法であって、
   移動体通信装置におけるプロファイルの生成と、
   上記カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定と、
   イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択と、
   上記イベント開始時刻の検出と、
   上記イベント開始時刻前に有効であった上記プロファイルの記録および保管と、
   上記イベント期間中に使用される選択された上記イベントプロファイルの有効化とを含み、
   移動体通信装置の電源投入時に、移動体通信装置の電源が最後に切られたときに進行中であったイベントが終了したかどうかの検出と、移動体通信装置の電源投入時に使用されるプロファイルの選択とをさらに含む、方法。
3. 上記イベント終了時刻の検出と、
   上記イベント開始時刻前に有効であったプロファイルの復元と
   を含む、請求項１または２に記載の方法。
4. 上記選択されたイベントプロファイルが有効化される前にユーザへ通知することをさらに含む、請求項１または２に記載の方法。
5. 移動体通信装置における上記プロファイルの生成が、上記プロファイルの選択と、ユーザによる上記プロファイルの手動設定と、制御システムによる上記プロファイルの設定からなる生成方法によるプロファイルの生成を含む、請求項１または２に記載の方法。
6. 上記イベント開始時刻および終了時刻の設定が、ユーザによる上記イベント開始時刻および終了時刻の選択と、制御システムによる上記イベント開始時刻および終了時刻の選択とを含む、請求項１または２に記載の方法。
7. 上記イベント期間中における、異なるプロファイルへの手動切り替えをさらに含む、請求項１または２に記載の方法。
8. カレンダ機能を備えた移動体通信装置において自動的にプロファイルを切り替える方法であって、
   移動体通信装置におけるプロファイルの生成と、
   上記カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定と、
   イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択と、
   上記イベント開始時刻の検出と、
   上記イベント開始時刻前に有効であった上記プロファイルの記録および保管と、
   イベント中に使用される選択されたイベントプロファイルの有効化と、
   上記イベント終了時刻の検出および上記イベント開始時刻に先立ち実施されるプロファイルの復元と、
   選択された上記プロファイルが有効化される前におけるユーザへの通知と、
   イベント中の異なるプロファイルへのユーザによる手動での変更の許容とを含み、
   移動体通信装置の電源投入時に、上記イベントが進行中かどうかの検出と、上記イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択とを含む、方法。
9. カレンダ機能を備えた移動体通信装置において自動的にプロファイルを切り替える方法であって、
   移動体通信装置におけるプロファイルの生成と、
   上記カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定と、
   イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択と、
   上記イベント開始時刻の検出と、
   上記イベント開始時刻前に有効であった上記プロファイルの記録および保管と、
   イベント中に使用される選択されたイベントプロファイルの有効化と、
   上記イベント終了時刻の検出および上記イベント開始時刻に先立ち実施されるプロファイルの復元と、
   選択された上記プロファイルが有効化される前におけるユーザへの通知と、
   イベント中の異なるプロファイルへのユーザによる手動での変更の許容とを含み、
   移動体通信装置の電源投入時に、移動体通信装置の電源が最後に切られたときに進行中であったイベントが終了したかどうかの検出と、移動体通信装置の電源投入時に使用されるプロファイルの選択とをさらに含む、方法。
10. 移動体通信装置における上記プロファイルの生成が、上記プロファイルの選択と、ユーザによる上記プロファイルの手動設定と、制御システムによる上記プロファイルの設定からなる生成方法によるプロファイルの生成を含む、請求項８または９に記載の方法。
11. 上記イベント開始時刻および終了時刻の設定が、ユーザによる上記イベント開始時刻および終了時刻の選択と、制御システムによる上記イベント開始時刻および終了時刻の選択とを含む、請求項８または９に記載の方法。
12. カレンダ機能を備えた移動体通信装置において自動的にプロファイルを切り替える方法であって、
    移動体通信装置におけるプロファイルの生成と、
    上記カレンダ機能におけるイベント開始時刻および終了時刻の設定と、
    イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択と、
    上記イベント開始時刻の検出と、
    上記イベント開始時刻前に有効であった上記プロファイルの記録および保管と、
    上記イベント期間中に使用される選択された上記イベントプロファイルの有効化と、
    上記イベント終了時刻の検出および上記イベント終了時刻の検出と、
    移動体通信装置の電源投入時に、上記イベントが進行中かどうかの検出と、上記イベント期間中に使用されるイベントプロファイルの選択と、
    移動体通信装置の電源投入中において、移動体通信装置の電源が最後に切られたときに進行中であったイベントが終了したかどうかの検出と、移動体通信装置の電源投入時に使用されるプロファイルの選択と、を含む方法。
13. 上記選択されたイベントプロファイルが有効化される前にユーザへ通知することをさらに含む、請求項１２に記載の方法。
14. 移動体通信装置における上記プロファイルの生成が、上記プロファイルの選択と、ユーザによる上記プロファイルの手動設定と、制御システムによる上記プロファイルの設定からなる生成方法によるプロファイルの生成を含む、請求項１２に記載の方法。
15. 上記イベント開始時刻および終了時刻の設定が、ユーザによる上記イベント開始時刻および終了時刻の選択と、制御システムによる上記イベント開始時刻および終了時刻の選択とを含む、請求項１２に記載の方法。
16. 上記イベント期間中における、異なるプロファイルへの手動切り替えをさらに含む、請求項１２に記載の方法。

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