JP4409351B2 - 導電性ローラの製造方法 - Google Patents
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Description
[1]ローラ軸としての導電性支持体と、該導電性支持体の外周に形成された弾性層と、該弾性層の外周面を被覆した被覆層と、を有し、該導電性支持体のローラ軸方向における両端が前記弾性層の端面から突出して導電性支持体露出部をなす導電性ローラの製造方法において、
(A)前記導電性支持体の外周に、
少なくとも一方の端面が、該導電性支持体が中央に位置しかつ該導電性支持体の外周を内周面としたリング状の空洞を含む凹構造を有する弾性層を形成する工程と、
(B)前記凹構造を有する側の導電性支持体露出部に、
該導電性支持体露出部を着脱自在に挿入し得る空洞部を有する筒状の形状を為し、該空洞部の入口となる端部の外径が前記凹構造の外周径よりも小さいマスキング用キャップを略嵌合状態で装着する工程と、
(C)前記被覆層を形成するための塗工液中に、前記マスキング用キャップを装着した側を下にして前記弾性体を浸漬し、前記弾性層外周面を前記塗工液で被覆する工程と、
(D)前記弾性層外周面の塗工液を乾燥して、被覆層とする工程と
有することを特徴とする導電性ローラの製造方法。
本発明は、ローラ軸としての導電性支持体と、該導電性支持体の外周に形成された弾性層と、該弾性層の外周面を被覆した被覆層と、を有し、該導電性支持体のローラ軸方向における両端が前記弾性層の端面から突出して導電性支持体露出部をなす導電性ローラの製造方法において、
(A)前記導電性支持体の外周に、
少なくとも一方の端面が、該導電性支持体が中央に位置しかつ該導電性支持体の外周を内周面としたリング状の空洞を含む凹構造を有する弾性層を形成する工程と、
(B)前記凹構造を有する側の導電性支持体露出部に、
該導電性支持体露出部を着脱自在に挿入し得る空洞部を有する筒状の形状を為し、該空洞部の入口となる端部の外径が前記凹構造の外周径よりも小さいマスキング用キャップを略嵌合状態で装着する工程と、
(C)前記被覆層を形成するための塗工液中に、前記マスキング用キャップを装着した側を下にして前記弾性体を浸漬し、前記弾性層外周面を前記塗工液で被覆する工程と、
(D)前記弾性層外周面の塗工液を乾燥して、被覆層とする工程と
有することを特徴とする導電性ローラの製造方法である。
前記弾性層の少なくとも一方の端面が、該導電性支持体が中央に位置しかつ該導電性支持体の外周を内周面としたリング状の空洞を含む凹構造を有することを特徴とする導電性ローラである。
本発明のマスキング用キャップは、
ローラ軸としての導電性支持体と、該導電性支持体の外周に形成された弾性層と、該弾性層の外周面を被覆した被覆層と、有し、該導電性支持体のローラ軸方向における両端が前記弾性層の端面から突出して導電性支持体露出部をなす導電性ローラであって、前記弾性層の少なくとも一方の端面が、該導電性支持体が中央に位置しかつ該導電性支持体の外周を内周面としたリング状の空洞を含む凹構造を有する導電性ローラの、該凹構造を有する側の導電性支持体露出部に略嵌合状態で装着するためのマスキング用キャップにおいて、
前記導電性支持体露出部を着脱自在に挿入し得る空洞部を有する筒状の形状を為し、該空洞部の入口となる端部の外径が前記弾性層の端面の凹構造の外周径よりも小さいことを特徴とするマスキング用キャップである。このようなマスキング用キャップを、被覆層を形成するための塗工液に弾性層を浸漬する際に用いることで、浸漬時に被覆層にスジ状の凹欠陥が発生しなくなる。
下記の要領で現像ローラを作製した。
外径φ8mmの鉄製軸(導電性支持体)を内径φ16mmの円筒状金型内に同心となるように設置し、弾性層を形成する材料として液状導電性シリコーンゴム(東レダウコーニング社製、体積固有抵抗107Ωcm品)を注型後、130℃のオーブンに入れ20分加熱成型し、脱型後、200℃のオーブンで4時間二次加硫を行い、厚み4mm、長さ240mmの弾性層を形成した。このとき、弾性体の両端面には、内径φ12mm、深さ2mmの窪み(凹み)が鉄製軸の外周を内周面となるリング状に形成されるような金型を用い、上記のサイズの窪みを有する弾性層を形成した。
ウレタン塗料(商品名:ニッポランN5033、日本ポリウレタン社製)を固形分濃度10質量%となるようにメチルエチルケトンで希釈し、導電剤としてカーボンブラック(商品名:#7360SB、東海カーボン製、平均粒子径28nm)をウレタン塗料固形分100質量部に対し50質量部、絶縁性粒子として平均粒径14μmのウレタン粒子(商品名:アートパールC400、根上工業製)をウレタン塗料固形分100質量部に対し6質量部添加した後、十分に分散したものに硬化剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン社製)をウレタン塗料固形分100質量部に対し10質量部添加し、さらに攪拌し被覆層用塗工液を得た。このときの被覆層用塗工液の粘度は15mPa・sであった。
鉄製軸(導電性支持体)の一方に、外径φ9mmの筒状を為し、内径φ8.02mmの空洞部を有したポリアセタール製のマスキング用キャップcを被せた。このマスキング用キャップは、空洞部の入口と反対側が円錐形を為している(図3参照)。次に、このマスキング用キャップを装着したほうが下側になるようにして、被覆層用塗工液の入った槽に対して垂直に保持しつつその液面に向かって真っ直ぐ降下、浸漬させた後、引き上げた。降下の速度は20mm/s、浸漬時間は5s、引き上げの速度は3mm/sとした。その後、マスキング用キャップを外し風乾、熱硬化(150℃、1h)の工程を経て被覆層を形成し現像ローラを得た。
マスキング用キャップとして、空洞部の入口と反対側の外径がローラ径と同じφ16mmであり、その先端部は円錐形を為しているもの(図4参照)を用いた以外は、実施例1と同様に現像ローラを作製し、同様に欠陥の有無を調べた。結果を表1に示す。
マスキング用キャップとして、空洞部の入口と反対側の先端が半球形をなしているもの(図5参照)を用いた以外は、実施例1と同様に現像ローラを作製し、同様に欠陥の有無を調べた。結果を表1に示す。
マスキング用キャップとして、空洞部の入口と反対側の外径がローラ径と同じφ16mmであり、その先端が半球形をなしているもの(図6参照)を用いた以外は、実施例1と同様に現像ローラを作製し、同様に欠陥の有無を調べた。結果を表1に示す。
マスキング用キャップとして、空洞部の入口となる端部の外径をφ12mmであり、その反対側の先端が円錐状をなしているもの(図7参照)を用いた以外は、実施例1と同様に現像ローラを作製し、同様に欠陥の有無を調べた。結果を表1に示す。
マスキング用キャップとして、空洞部の入口となる端部の形状を、弾性層の端面を完全に覆うことが可能な形状となっており、その反対側の先端が円錐状をなしているもの(図8参照)を用いた以外は、実施例1と同様に現像ローラを作製し、同様に欠陥の有無を調べた。結果を表1に示す。
b:弾性層
c:マスキング用キャップ
d:被覆層用塗工液
1:マスキング用キャップ
10:空洞部
100:内筒部
101:外筒部
103:スリット
Claims (1)
- ローラ軸としての導電性支持体と、該導電性支持体の外周に形成された弾性層と、該弾性層の外周面を被覆した被覆層と、を有し、該導電性支持体のローラ軸方向における両端が前記弾性層の端面から突出して導電性支持体露出部をなす導電性ローラの製造方法において、
(A)前記導電性支持体の外周に、
少なくとも一方の端面が、該導電性支持体が中央に位置しかつ該導電性支持体の外周を内周面としたリング状の空洞を含む凹構造を有する弾性層を形成する工程と、
(B)前記凹構造を有する側の導電性支持体露出部に、
該導電性支持体露出部を着脱自在に挿入し得る空洞部を有する筒状の形状を為し、該空洞部の入口となる端部の外径が前記凹構造の外周径よりも小さいマスキング用キャップを略嵌合状態で装着する工程と、
(C)前記被覆層を形成するための塗工液中に、前記マスキング用キャップを装着した側を下にして前記弾性体を浸漬し、前記弾性層外周面を前記塗工液で被覆する工程と、
(D)前記弾性層外周面の塗工液を乾燥して、被覆層とする工程と
有することを特徴とする導電性ローラの製造方法。
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JP2004133836A JP4409351B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 導電性ローラの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005316123A JP2005316123A (ja) | 2005-11-10 |
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WO2008140020A1 (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Bridgestone Corporation | 導電性ローラ |
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2004
- 2004-04-28 JP JP2004133836A patent/JP4409351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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