JP4408796B2 - 接続部材及び下地の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、断面が略四角形の中空材からなる下地材を用いて建物の壁や天井の下地を構成する際に、前記下地材を直角に接続する部位に用いて有利な接続部材と、施工方法とに関するものである。
建物の内壁や天井の下地材としての胴縁や野縁等の下地材は、断面が四角形の木材を使用していたが、最近では、比較的薄い鋼板を断面が略四角形となるようにロール成形した中空材からなる下地材(中空下地材)が使用されるようになってきた。このような中空下地材は、高い寸法精度と充分な強度を有しており、且つ施工性も良いため広く使用されるようになっている。
中空下地材を用いて内壁や天井の下地を構成する場合、例えば内壁の下地を構成する場合には、床面と梁とに断面がコ字状に形成されたランナーを固定しておき、複数の中空下地材を予め設定された間隔(モジュール寸法に対応した寸法)で配置すると共に両端をこのランナーに嵌め込んで固定するのが一般的である。また天井の下地を構成する場合には、対向する梁に予め中空下地材の端部を取り付けるための部材(ランナー)を固定しておき、複数の中空下地材を予め設定された間隔で配置すると共に両端をこのランナーに嵌め込んで固定するのが一般的である。
上記の如き内壁面や天井面に窓やエアコンを含む設備機器用の開口部を形成することがある。例えば天井面に開口部を構成する場合の下地を構成する手順について簡単に説明する。
先ず、複数の中空下地材(通し下地材)を予め設定された間隔で配置し、両端部を梁等に固定したランナーに固定する。このとき、予め位置が設定されている開口部を含む領域には通し下地材を配置することなく明けておき、周囲の条件(例えば電源を含む接続条件等)を考慮した上で、この領域内に開口部の位置を設定する。
上記領域に設定された開口部に於ける通し下地材と直交する方向の縁部に沿って2本の中空下地材(差し渡し下地材)を配置すると共に両端部を前記通し下地材に接続する。次いで、開口部に於ける通し下地材と平行方向の縁部に沿って2本の中空下地材(端部下地材)を配置し、両端部を差し渡し下地材に接続する。これにより、開口部の4辺には差し渡し下地材と端部下地材とが配置されることとなり、該開口部の周縁が規定される。更に、差し渡し下地材とランナーとの間に中空下地材(調整下地材)が配置される。この調整下地材は、一方側の端部が差し渡し下地材に、他方側の端部が梁に固定したランナーに固定される。
上記の如く、中空下地材を用いて下地を構成する際に、2本の中空下地材を直角に接続することがある。この場合、中空下地材の外面を挟み込むようにコ字型に形成された二つの片を有し、これらの片をL字型に配置したジョイント金具を使用することが行われていた。しかし、このジョイント金具を使用した場合、該ジョイント金具の外面を挟む片が中空下地材の外側に重なることになり、ジョイント金具の厚さに応じた段差が生じるという問題があった。
このため、少なくとも一つの突起部と、この突起部の側端から延出された取付片とを有して構成された凸字状の取付金具が提案されている(例えば特許文献1参照)。この技術では、取付金具の取付片の両端間の寸法が中空下地材の幅寸法と一致しており、この取付金具を一方の中空下地材に固定し、他方の中空下地材の中空部に突起部を差し込むことで取り付けるようにしている。このような取付構造とすることによって、直角に接続する2本の中空下地材の側面を同一面内に位置させることが可能となる。
上記L字型のジョイント金具や特許文献1に記載された凸字状の取付金具では、直角に配置された2本の中空下地材を接続することが可能である。この場合、中空下地材からなる一方の被接続下地材に予めジョイント金具,取付金具を固定しておき、これらの金具に予め所定の長さに切断された中空下地材からなる接続下地材をビスにより固定したり、差し込むことで接続している。
登録実用新案第3034843号
内壁面や天井面に設備機器を設置するために形成する開口部の位置は、厳密に設定されたものではなく、現場で多少の変更が生じるのが一般的である。このため、開口部の端部を規定する2本の縦材と横架材の長さは正確に設定されるものの、横架材とランナーとの間に配置される中空下地材は正確な寸法を設定することが困難であり、現場合わせにならざるを得なかったため、作業性が悪いという問題が生じていた。
一方、直交する2本の中空下地材を接続するジョイント金具では、ジョイント金具の厚さに応じた段差が生じるため、下地に面材を取り付けたとき、面材に凹凸が生じるという問題がある。
また特許文献1に記載された取付金具では、2つの取付片の間に形成された突起部の長さ寸法(中空下地材の幅方向の寸法)は中空下地材の幅方向の内部寸法よりも大幅に小さい寸法とならざるを得ず、この取付金具に構造部材を差し込んだとしても、該構造部材の幅方向の位置は取付片との寸法差に起因して安定しないという問題が生じる。また縦方向に固定した一対の構造部材の間に水平方向に構造部材を取り付ける際に、縦方向の構造部材に予め取付金具を固定しておいた場合、水平方向の構造部材の長さを縦方向の構造部材の内法寸法と等しい長さで構成したのでは取り付けることができないという問題や、この問題を解決するためには取付金具の突起部の高さを回避し得る寸法に形成する必要が生じ、作業が煩雑になるという問題が生じる。
また上記ジョイント金具や取付金具では、直交する2本の中空下地材を接続するという機能を有するものの、横架材とランナーとの間に配置される中空下地材の長さを調整するような機能はなく、このような機能を示唆するものでもない。
本発明の目的は、中空下地材の長さを調整する機能を有し、且つ直交する2本の中空下地材を接続したとき、両方の中空下地材の側面を同一面内に位置させる機能を有する接続部材と、この接続部材を用いた下地の施工方法とを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る接続部材は、断面が略四角形の中空材からなる被接続下地材と接続下地材を直角に接続する部位に用いる接続部材であって、嵌合部及び該嵌合部の一方の端部に取り付けられた係止片並びに一対の固定片を有し、前記嵌合部は、ウエブとウエブ両端から垂下する一対のフランジとからなって断面コ字型をなし、前記係止片は、前記ウエブの端部を延長して形成されて被接続下地材の上面に係合され、前記一対の固定片は、前記フランジの端部を外側に折り曲げて形成されて被接続下地材の側面に当接して締結され、前記嵌合部は接続下地材の内部に嵌合されると共に長手方向に摺動して嵌合長さを調整し得るように構成され、前記係止片は嵌合部を接続下地材に嵌合して被接続下地材の上面に係合したとき被接続下地材の下面と接続下地材の下面とが略同一面内に位置し得る形状を持って構成されたものである。
また本発明に係る下地の施工方法は、少なくとも一方の下地材が断面が略四角形の中空材からなる被接続下地材であり該被接続下地材と並列して配置された下地材との間に断面が略四角形の中空材からなる接続下地材を直角に配置して被接続下地材に接続する際の施工方法であって、予め並列に配置された被接続下地材と下地材との間隔よりも短い長さを持った接続下地材を用意すると共に該接続下地材の少なくとも一方の端部に上記接続部材を配置して嵌合部を嵌合しておき、前記接続部材の係止片を被接続下地材の外面に係止させて仮置きし、前記仮置き状態で接続下地材を接続部材の嵌合部に沿って摺動させて他方の端部を下地材に取り付け、その後、接続部材を被接続下地材に固定することを特徴とするものである。
本発明に係る接続部材では、嵌合部と該嵌合部の一方の端部に取り付けた係止片とを有し、嵌合部が断面が略四角形の中空材(中空下地材)からなる接続下地材の内部に嵌合され且つ長手方向に摺動して嵌合長さを調整し得るように構成されており、係止片が嵌合部を中空下地材に嵌合させた状態で被接続部材の上面に係合させたときに接合部材の下面と被接合部材の下面とが同一面内に位置するように構成されているため、係止片を被接続下地材に係合させて固定した後、接続下地材を嵌合部の長手方向に摺動させることで、接続下地材の長さと嵌合部の長さとによって全長を調整することが出来る。
このため、内壁面や天井面に開口部を構成する際に、現場で開口部の位置がズレたような場合であっても、このズレに対し追従することが出来る。従って、接続下地材の長さ寸法の自由度が大きくなり、現場合わせの必要がなくなることから、現場での施工が容易になり工期の短縮化をはかることが出来る。
また接続部材の係止片を被接続下地材の一方の面に係合させておくことで、接合下地材の他方の面と被接合下地材の他方の面を同一面に位置させることが可能となり、面材を取り付けたときに該面材に凹凸を生じさせることがない。
特に、下地が天井であるような場合、係止片を被接合下地材の上面に係合させておくことで支持することが可能であり、作業員が手で支持する必要がなく、施工が容易となる。このため、被接合下地材に対して複数の接合下地材を接続するような場合であっても、夫々の接合下地材の位置を正確に設定した後、固定することが出来る。更に、接合下地材を被接合下地材に接続した後、被接合下地材の位置を変更するような場合でも、接合下地材と嵌合具とが長手方向に摺動し得るため、前記変更に対応することが出来る
また本発明に係る下地の施工方法では、予め並列に配置された被接続下地材と下地材との間隔よりも短い長さを持った接続下地材を用意しておき、この接続下地材の少なくとも一方の端部に接続部材を配置して嵌合部を嵌合しておき、接続部材の係止片を被接続下地材の外面に係止させて仮置きし、この仮置き状態で接続下地材を接続部材の嵌合部に沿って摺動させて他方の端部を下地材に取り付け、その後、接続部材を被接続下地材に固定することで、被接続下地材と下地材との間隔の変化に追従することが出来る。
従って、内壁面や天井面に現場合わせの開口部を構成するような場合、この開口部の位置に変化に追従した下地を容易に構成することが出来る。特に、接続下地材の加工を現場ではなく工場段階で行うことが出来るため、現場での施工に支承を来すことがなく、円滑な作業を実現することが出来る。
以下、本発明に係る接続部材と、この接続部材を用いた下地の施工方法の最も好ましい実施形態について説明する。
本発明に係る接続部材は、断面が略四角形の中空材(中空下地材、接合下地材)を直角に配置された中空下地材(被接合下地材)に接続する際に用いるものであり、接合下地材の長さの調整の自由度を有し、且つ被接合下地材に係合させたとき、両接合下地材の面を同一面内に位置させることを実現したものである。
本発明で用いる中空下地材は、断面が略四角形の中空材である。この中空材では、四角を構成する各辺、或いは下地面となる面の側面に断面性能を向上させるために折曲成形されることがあるが、このような中空材であっても断面は略四角形であり、利用することが可能である。また中空材の断面形状は略正方形,略長方形の何れであっても良い。このような中空材としては、薄い鋼板をロール成形したものが提供されており、この中空材を中空下地材として用いることが好ましい。
例えば中空下地材を天井の下地に使用する場合、予め目的の天井を構成する部位の両端に配置された梁に例えばコ字状或いはL字状の長尺状の取付金具を取り付けると共に、中空下地材を前記取付金具間の距離に等しい長さに切断しておき、中空下地材を所定の間隔を持って(例えば、建物に設定されたモジュール寸法の整数倍の寸法)配置すると共に両端を取付金具に固定することで、天井面に一定の間隔を保持して配置された中空下地材によって天井下地を構成することが可能である。
接続部材は、直角に接合される2本の中空下地材(被接合下地材と、この被接合下地材に対して直角に接合する接合下地材)の接続部位に配置されるものであり、特に、接合下地材の長さが確定しないような場合、この接合下地材の取付長さ(被接合下地材と他方の下地材或いは取付金具との間隔寸法)を調整することが可能となり有利である。
このため、接続部材は、中空下地材の内部に嵌合すると共に長手方向に摺動して嵌合長さを調整し得るように構成された嵌合部と、この嵌合部の一方側の端部に取り付けられ嵌合部を中空下地材の内部に嵌合した状態で接続すべき中空下地材の面に係合させたとき、両方の中空下地材の下地面となる面が同一面に配置されるように構成された係止片と、を有して構成されている。
嵌合部は、中空下地材(接合下地材)の中空部に嵌合して長さ方向に摺動し、これにより、接合下地材の取付長さを調整する機能を有する。このため、嵌合部は前記調整機能を発揮するのに充分な長さを有している。しかし、嵌合部の長さは必ずしも限定するものではなく、適用する部位に想定し得る調整長さを満足し得る長さであることが好ましい。嵌合部の一般的な長さとしては、約20cm〜約30cm程度である。
嵌合部は接合下地材の中空部に嵌合されるため、該接合下地材の中空部の寸法よりも小さい寸法であれば良い。しかし、嵌合部を接合下地材の中空部に嵌合したとき、ガタツキがないことが好ましい。このため、嵌合部の断面形状は四角形又はコ字型であることが好ましく、寸法は接合下地材の中空部の寸法に対しガタツキを生じることなく摺動し得る程度であることが好ましい。
嵌合部の断面形状を四角形又はコ字型とすることによって高い曲げ剛性と剪断強度を発揮することが可能であり、寸法を接合下地材の中空部の寸法に対し僅かに小さい寸法とすることで、嵌合部と中空部とが擦れ合って滑り摩擦を発生し、長手方向に摺動させて嵌合部分の長さが短くなったとしても充分に安定した下地を構成することが可能となる。
係止片は嵌合部の一方側の端部に設けられており、被接合下地材に係合させたとき、嵌合部を嵌合した接続下地材の係止片とは反対側の面(下地面)を、被接合下地材の係止片が係合する面とは反対側の面(下地面)と同一面に位置させる機能を有している。係止片の形状や構造は前記機能を発揮し得るものであれば限定するものではない。
例えば、係止片として、嵌合部を接合下地材の中空部に嵌合させたとき、係止片の一方側の面(被接合下地材の面と対向する面)が接合下地材の下地面とは反対側の面と同一面内にあるように構成されることが好ましい。係止片をこのように構成することで、嵌合部を接合下地材の中空部に嵌合させて係止片を被接合下地材の下地面とは反対側の面に係合させると、両下地材の下地面は同一面に位置することになる。
本発明の接続部材を被接合下地材に固定する場合、ビスを利用して係止片を被接合下地材の下地面とは反対側の面に締結することで良い。しかし、係止片とは別に固定片を設けても良いことは当然である。特に、目的の下地が天井下地であるような場合、係止片は被接合下地材の上面に係合することとなり、ビスを螺合する工具を操作するのが困難になることがあるような場合、被接合下地材の横方向の面(側面)に対向させて係止片の片側或いは両側に固定片を設けることが好ましい。
固定片をどのように形成するかは特に限定するものではなく、嵌合部の形状や係止片の形状を考慮して最適なものを設定することが好ましい。例えば、嵌合部がコ字型に形成されたものである場合、コ字のウエブの部分を延長して折曲成形することで係止片を形成すると共に、コ字のフランジの部分を折り曲げて固定片を形成することが可能である。
接続部材を上記の如く構成することによって、被接合下地材の上面に係止片を係合させると共に、固定片にビス等を螺合させて接続部材を被接合下地材に締結することが可能である。
次に、本発明に係る下地の施工方法は、例えば壁面や天井面に配置された中空下地材の間隔寸法よりも大きい寸法を持った開口部を形成する際に適用して有利な施工方法であり、特に、予め設置された並行した2本の下地材を2本の被接合下地材によって直角に接続することで、前記2本の下地材と2本の被接合下地材とによって四角の開口部を形成したとき、下地材と並行して配置され、一方の端部が被接合下地材に、他方の端部が例えば梁に固定されている取付金具に接続される接合下地材を接続する際に、開口部の位置に下地材に沿った方向の変動が生じて被接合下地材と取付金具との間隔が変動したような場合でも、この変動を吸収することを可能としたものである。
即ち、接続部材の嵌合部の長さを適宜設定すると共に該嵌合部を接合下地材の中空部に嵌合させておくことによって、該嵌合部を長手方向に摺動させて嵌合長さを調整することで、上記変動を吸収することが可能となる。従って、接合下地材の長さを予め設定されている開口部の位置に対応させた長さよりも多少短めに切断しておくことで、実際の開口部の位置が変動したことに伴う長さの変動を調整することが可能となる。
このため、少なくとも接合下地材の一方側の端部に接続部材を配置すると共に嵌合部を嵌合させておき、この接続部材の係止片を被接合下地材の外面に係止させて仮置きし、その後、他方の端部を例えば梁に取り付けた下地材に対向させるように接合下地材を摺動させて固定すると共に接続部材を被接合下地材に固定することで、接合下地材を被接合下地材に接続することが可能である。
次に、接続部材の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は本実施例に係る接続部材Aの構成を説明すると共に中空下地材10からなる被接合下地材Bと接合下地材Cとの関係を説明する図である。
図に於いて、接続部材Aは薄い鋼板によって成形された部材であり、コ字型に形成された嵌合部1と、嵌合部1の一方側の端部に設けられた係止片2と、嵌合部1に於ける係止片2と同じ側の端部に設けられた固定片3とを有して構成されている。そして、嵌合部1を中空下地材10からなる接合下地材Cの中空部11に嵌合して係止片2を被接合下地材Bの下地面10aとは反対側の面10bに係合したとき、両下地材B,Cの下地面10aを同一面内に位置させるものである。
嵌合部1は、ウエブ1aとウエブ1aの両側に形成されたフランジ1bとによってコ字型に形成されている。嵌合部1に於けるウエブ1aの幅寸法、及びフランジ1bの幅寸法は、中空下地材Bの中空部の寸法よりも僅かに小さい寸法を持って形成されている。従って、嵌合部1を中空下地材Bの中空部に嵌合したとき、両者の間に大きな隙間が形成されることがなく、略しっくりと摺動することが可能であり、且つガタツキなく一体化することが可能なように構成されている。また嵌合部1を中空下地材10の中空部11に嵌合させ易くするためにフランジ1bの先端部分を互いに接近させるように僅かに曲げておくことが好ましい。
嵌合部1の長さは中空下地材Bの中空部に嵌合して該嵌合部1の長さ方向に摺動することで、摺動長さに対応した調整機能を発揮し得るものであり、特に限定すべきではない。本実施例では嵌合部1の長さを約30cmとして設定しているが、この数値は単なる例であり、20cm或いは40cm等、適宜設定することが可能である。
係止片2は、被接合下地材Bの面10bに係合して、該被接合下地材Bの面10aと、接合下地材Cの面10aを同一面に位置させる機能を有するものであり、本実施例では、嵌合部1のウエブ1aを延長させると共に、ウエブ1aとの間に中空下地材10の面10bの約2倍の厚さと略等しい寸法を持った段差を設けた段差部4を有して構成されている。
従って、係止片2を被接合下地材Bの面10bに係合させたとき、嵌合部1のウエブ1aの上面が接合下地材Cの面10bの内面の位置と同一面となり、これにより、被接合下地材B,接合下地材Cの下地面10aが互いに同一面内に位置することになる。
固定片3は接続部材Aを被接合下地材Bを構成する中空下地材10の側面10cに固定する際に利用されるものであり、嵌合部1のフランジ1bを段差部4と対応する位置で夫々コ字型の外側に折り曲げて形成され、所定位置に図示しないビス等の固定具を挿通する穴3aが形成されている。
従って、係止片2を被接合下地材Bの面10bに係合させた状態で固定片3を側面10cに当接させ、この状態を保持して穴3aにビスを挿通して側面10cに締結することで、接続部材Aを被接合下地材Bを構成する中空下地材10の側面10cに固定することが可能である。そして、接合部材Cを接続部材Aの嵌合部1の長手方向に摺動させることで、接合下地材Cの被接合下地材Bからの距離を適宜調整することが可能である。
次に、接合部材Aを利用した下地の施工方法について、天井の下地を構成する場合を例として説明する。図2は接続部材Aを利用して中空下地材10からなる被接合下地材Bと接合下地材Cを接合した部位の構成を説明する図である。図3は天井面にエアコン設置用の開口部を構成する際の構造を説明する模式図である。
先ず、図3により本発明に係る下地の施工方法を好適に採用し得る下地の例を説明する。図に示すように、埋め込み型の天井エアコンを設置するための開口部Dは、冷暖房効率や配管或いは配線の便を考慮して天井に於ける最適な位置に配置される。この場合、天井に配置される下地材の配置位置を考慮することはなく、従って、天井の下地は予め設定された開口部Dの位置を除いて形成される。
即ち、天井面には予め平行した配置された梁30(一方のみを図示する)の対向する面にコ字型に形成された長尺状の取付金具31が固定されており、前記取付金具31間の長さに対応させた中空下地材10が予め設定された間隔を持って配置されると共に、両端が夫々取付金具31に固定されている。しかし、前記中空下地材10は、図3に示すように、開口部Dの形成を予定した部位には配置されることなく、該開口部Dの寸法よりも大きい間隔となるように開けた状態になっている。
例えば、中空下地材10が約30cmの間隔を持って配置され、且つ開口部Dの梁30に沿った方向の寸法(縦方向、縦寸法)が約60cm必要となるような場合、中空下地材10の内法寸法が60cmを満足し得るように、2本の中空下地材10の配置部位を飛ばして3本目の中空下地材10までの間が開口部Dのために明けられる。
本実施例の場合、中空下地材10の間隔は約90cmであり、側面10cの内法寸法は約90cmから中空下地材10の幅寸法を引いた寸法となり、この寸法は高い精度で保証される。このため、開口部Dの縦方向に沿って配置される中空下地材10からなる被接合下地材Bは開口部Dの位置の変動に関わらず一定の長さを保証することが可能である。
開口部Dの中空下地材10に沿った方向の寸法(横方向、横寸法)は予め設定されているものの、前述したように、天井に於ける開口部Dの設置位置は種々の条件で変更されることがある。このため、開口部Dの横方向の縁に沿って配置される中空下地材10からなる接合下地材Caは開口部Dの位置に変動に関わらず予め設定された長さを保証することが可能である。しかし、開口部Cの縦方向を規定する被接合下地材Bの取付施工が現場施工となるため、寸法誤差が生じることを排除し得ない。このため、接合下地材Caの長さを予め設定された開口部Dの横寸法よりも短めに形成しておき、少なくとも一方側の端部に接続部材Aを嵌合しておくことが好ましい。
開口部Dの位置の変動に伴って該開口部Dと梁30との距離は変動する虞があり、被接合下地材Bと梁30との間に配置される中空下地材10の長さは開口部Dの変動に伴って変化する虞が生じるため、被接合下地材Bと梁30との間に配置される中空下地材10からなる接合下地材Cbは、長さが予め設計段階で設定されている長さよりも短めに形成され、少なくとも一方側の端部に長さの調整機能を持った接続部材Aの嵌合部1を嵌合している。
次に、並行して配置された中空下地材10の間に形成された開口部Dに沿って被接合下地材Bを配置し、接合下地材Ca,Cbを配置する際の施工手順について説明する。先ず、既に梁30に取り付けた取付金具31に両端を固定した中空下地材10の間に於ける開口部Dの位置を決定する。
開口部Dの位置が決定した後、該開口部Dの縦方向に沿って2本の被接合下地材Bを配置し、夫々の両端部を中空下地材10の側面に固定する。このとき、前述したように、中空下地材10の間の寸法は正確に設定されているため、被接合下地材Bの長さを調整する必要はなく、従って、被接合下地材Bの中空下地材10に対する固定方法は特に限定するものではなく、取付金具31と同様の形状を持ったピース状の金具32を利用することが可能であり、接続部材Aを利用することも可能である。
被接合下地材Bを固定した後、開口部Dの横方向に沿って2本の接合下地材Caを配置し、両端を対向する被接合下地材Bの側面10cに固定する。予め接合下地材Caの長さは開口部Dの横寸法よりも短めに形成されており、両端に夫々接続部材Aの嵌合部1が嵌合している。
接合下地材Caを被接合下地材Bの間に配置し、両端に嵌合した嵌合部1を長手方向に摺動させて接続部材Aを引き出し、係止片2を被接合下地材Bの面10bに係合させる。このとき、接合下地材Caが開口部Dの横寸法よりも短く形成されているため、実際の開口部Dの横寸法が設定された寸法よりも短くとも、ある程度の誤差に対応することが可能である。
また実際の開口部Dの横寸法が設定された寸法よりも大きい場合、接続部材Aの嵌合部1の接合下地材Caに嵌合している部分の一部を引き出して接合下地材Caとして機能させることで、この寸法の変化に対応することが可能である。寸法の調整代は嵌合部1の全長が有効となるものではなく、例えば嵌合部1の長さが約30cmであるような場合、約10cm〜15cm程度である。従って、両端部に夫々接続部材Aを嵌合させた場合には約20cm〜30cm程度となる。
上記の如く、接合下地材Caの両端に嵌合した接続部材Aの係止片2を被接合下地材Bの面10bに係合させた状態で、被接合下地材Caは被接合下地材Bに係止されて落下することはない。従って、この状態で、開口部Dの設置位置に対応させて中空下地材10からの寸法を測り出して該開口部Dの横方向の縁に沿った位置に設定する。
このとき、接続部材Aの係止片2が被接合下地材Bの面10bに係合しているため、接合下地材Ca及び被接合下地材Bの下地面10aは互いに同一面に位置しており、これらの下地面10aに凹凸が生じることがない。
上記の如くして位置決めした後、固定片3に形成した穴3aにビス5を挿通して被接合下地材Bの側面10cに締結する。各接合下地材Caに嵌合させた接続部材Aを被接合下地材Bに固定した後、梁30に取り付けた取付金具31と被接合下地材Bとの間に接合下地材Cbを配置する。
接合下地材Cbの一方側の端部に嵌合させた接続部材Aを被接続下地材Bに対向させ、該接続部材Aの係止片2を被接合下地材Bの面10bに係合させる。その後、接合下地材Cbを嵌合部1に沿って摺動させて他方側の端部を取付金具31によって支持する。これにより、接合下地材Cbは一方側の端部が被接合下地材Bに、他方側の端部が取付金具31に支持される。
次いで、接合下地材Cbの配置間隔を中空下地材10の配置間隔と等しくなるように調整し、前述と同様に、接続部材Aの固定片3をビス5によって被接合下地材Bの側面10cに締結し、他方側の端部を取付金具31に固定する。
上記の如くして開口部Dの設置位置の変動に関わらず、現場での切断作業を排除して円滑に天井の下地を構成することが可能である。
本発明の接続部材及びこの接続部材を用いた下地の施工方法では、壁面や天井面に開口部を形成する際に、該開口部の位置が変動することに伴う下地材の長さの変化に対応することが可能である。このため、現場での下地材の切断等の作業を排除することが可能となり、壁や天井の下地に適用して有利である。
また直交して接合された2本の下地材の面が同一面に位置するため、構成された下地面に面材を取り付けたとき、凹凸が生じることがなく美観に優れた面を形成することが可能となり、壁や天井の下地に適用して有利である。
接続部材の構成を説明すると共に中空下地材からなる被接合下地材と接合下地材との関係を説明する図である。 接続部材を利用して中空下地材からなる被接合下地材と接合下地材を接合した部位の構成を説明する図である。 天井面にエアコン設置用の開口部を構成する際の構造を説明する模式図である。
A 接続部材
B 被接合下地材
C,Ca,Cb 接合下地材
D 開口部
1 嵌合部
1a ウエブ
1b フランジ
2 係止片
3 固定片
3a 穴
4 段差部
5 ビス
10 中空下地材
11 中空部
10a 下地面
10b 面
10c 側面
30 梁
31 取付金具
32 ピース状の金具

Claims (2)

  1. 断面が略四角形の中空材からなる被接続下地材と接続下地材を直角に接続する部位に用いる接続部材であって、
    嵌合部及び該嵌合部の一方の端部に取り付けられた係止片並びに一対の固定片を有し、
    前記嵌合部は、ウエブとウエブ両端から垂下する一対のフランジとからなって断面コ字型をなし、
    前記係止片は、前記ウエブの端部を延長して形成されて被接続下地材の上面に係合され、
    前記一対の固定片は、前記フランジの端部を外側に折り曲げて形成されて被接続下地材の側面に当接して締結され、
    前記嵌合部は接続下地材の内部に嵌合されると共に長手方向に摺動して嵌合長さを調整し得るように構成され、前記係止片は嵌合部を接続下地材に嵌合して被接続下地材の上面に係合したとき被接続下地材の下面と接続下地材の下面とが略同一面内に位置し得る形状を持って構成されたものであることを特徴とする接続部材。
  2. 少なくとも一方の下地材が断面が略四角形の中空材からなる被接続下地材であり該被接続下地材と並列して配置された下地材との間に断面が略四角形の中空材からなる接続下地材を直角に配置して被接続下地材に接続する際の施工方法であって、
    予め並列に配置された被接続下地材と下地材との間隔よりも短い長さを持った接続下地材を用意すると共に該接続下地材の少なくとも一方の端部に請求項1に記載した接続部材を配置して嵌合部を嵌合しておき、前記接続部材の係止片を被接続下地材の外面に係止させて仮置きし、前記仮置き状態で接続下地材を接続部材の嵌合部に沿って摺動させて他方の端部を下地材に取り付け、その後、接続部材を被接続下地材に固定することを特徴とする下地の施工方法。
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