JP4408414B2 - 物品追跡システムおよび端末および物品追跡方法および制御プログラム - Google Patents

物品追跡システムおよび端末および物品追跡方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、容器に収容されて納品される部品と、該部品を取り付ける製品とを関連付けし、あるロット番号の部品内に不具合が生じたことが判明した場合、そのロット番号に該当する部品を取り付けた製品を追跡可能とする物品追跡システムおよび物品関連付け装置および物品追跡方法および物品関連付け方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
従来自動車等の部品メーカは、組立メーカからの受注データに基づいて生産計画データを作成し、その生産計画データに従って部品を生産し、所定の容器に収納し、該容器にロット番号を含む現品票をつけて組立メーカに出荷している。
上記部品を収納した容器は、トラック等に積載されて組立メーカのプラットフォームまで運ばれ、指定時刻に指定場所に容器を台車に載せる等の荷姿で納品され、作業者によってラインサイドに移動した後、車体に組みつけられている。上記納品時に現品票のバーコードをなぞる等して納入部品の検品が行われている。現品票には部品の種類に応じて各種のサイズがあり、現品票のフォームも共通部分以外は組立メーカ毎に異なっている。
また、現在、組立メーカでの生産性を向上させるためと付加価値を向上させるため、部品のモジュール化が進みつつある。
特開平6−68101号公報(特許文献1)には、製品の加工時刻とその工程における製造記録を収集し蓄積する生産情報蓄積手段が開示されている。この発明では、製品の加工時刻を記録することで製品番号との紐付けを行う。
また、近年、製品にRF−IDタグを付ける事で容易にその製品をトレースできる仕組みも紹介され、荷物の追跡システム等では実用化されている。
特開平6−68101号公報
しかし、生産順に並べられて納品される部品である配膳部品では、検品によって、どのプラットフォームに納入されたかが判れば、並べられた部品を順次、生産順に車体に取り付けるため、どの車体にどの部品を取り付けたか明白となるが、一方、非配膳部品の場合には、検品によって、どのプラットフォームに納入されたかが判ったとしても、いつの時点でラインサイドに移動し、どの車体に取り付けられたかがはっきりと判らない。例えば従来は「15日にABC型車両に取り付けられたXYZ部品」といった程度の絞込みしかできなかった。
その結果、部品メーカの一時的な製造設備の不調等で不良品が発生し、部品メーカの検査で流出を防止できず、不良品取り付け車が市場に流出した場合、その日に生産されて不具合のあった部品を取り付けられた可能性がある全車体について点検及び部品交換を含む回収を行う必要がある。
これでは、対象台数が多いと点検回収に多大な時間が掛かるため、不具合部品が原因の故障や事故を防止しきれないという重大な問題が生じる。
また、回収に要する部品代も多額になり、本来廃棄しなくても良い部品まで廃棄する必要があり資源の無駄になるという問題もある。
さらに、市場に流出していなくても、組立メーカのモータプールや販売店で膨大な数の完成車の中から、交換対象の取り付けロット番号の部品を取り付けた完成車を見つける必要があり、対象車の発見にも多大な工数が必要になるという問題がある。
また、上記特許文献1に記載の発明でも、製品の加工時刻は記録されるが、非配膳部品についてどのロットの部品を取り付けたかまでは記録できないため、加工不良の追跡は可能でも、部品自体の不良や部品の誤納入を追跡出来る訳ではない。
さらに、上記製品にRF−IDタグを取り付ける方法でも、部品にRF−IDタグを取り付けると、自動車等の数万点に及ぶ部品を取り付ける製品では多くのRF−IDタグによって応答信号が混信してしまう。そのため、重要大型部品だけにRF−IDタグを取り付けて部品をトレースするのも無理があり現実的でないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、物流経路内の複数場所に設置される各端末が、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから第2のIDデータを読み取り、前記各端末が、特定工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを対応テーブルに記憶し、前記読み取り手段が新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶し、新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを前記容器情報格納領域に記憶し、前記容器情報格納領域から読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定し、前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶し、前記読み取り手段が前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新し、前記更新された容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶し、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号と容器の前記部品番号と前記ロット番号と容器のスタート製品番号と該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶手段で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新することで、第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器とを関連付けた関連付けデータを更新し、該更新された関連付けデータを前記各端末より前記管理サーバに送信し、管理サーバが、前記各端末より受信した関連付けデータをメモリに蓄積し、前記部品番号や前記ロット番号を含む検索条件に合致したデータを、前記メモリに蓄積された関連付けデータから検索することにより、生産順に並べられて納品されない物品であっても、どの物品(部品等)のどのロットを、どの物品(製品等)に取り付けたかが少ない誤差で特定できるので、モータプールや販売店での回収対象数や、販売後の物品の市場措置対象数を大幅に削減することができるとともに、市場措置が早くなるので、市場における不具合物品が原因のトラブルを最小限にすることができる物品追跡システムおよび端末および物品追跡方法および制御プログラムを提供することである。
本発明は、複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムにおいて、前記端末は、RF−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読み取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRFIDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り手段と、ある特定の工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルと、前記読み取り手段が新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶手段と、前記読み取り手段が新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶手段と、前記容器情報格納領域から読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定手段と、前記判定手段が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶手段と、前記読み取り手段が前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新手段と、前記更新手段により更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶手段と、前記第1記憶手段で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号と前記第2記憶手段で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶手段が記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶手段が記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶手段で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新手段と、前記関連付けデータ更新手段により更新された関連付けデータを前記管理サーバに送信する送信手段とを有し、前記管理サーバは、前記各端末より受信した関連付けデータを蓄積記憶する記憶手段と、前記部品番号や前記ロット番号を含む検索条件に合致したデータを、前記記憶手段に記憶された関連付けデータから検索する検索手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、生産順に並べられて納品されない物品であっても、どの物品(部品等の第1の物品)のどのロットを、どの物品(製品等の第2の物品)に取り付けたかが少ない誤差で特定できるので、モータプールや販売店での回収対象数や、販売後の物品の市場措置対象数を大幅に削減することができる。
また、物品廃棄が大幅に減るので、資源の節約になる。
さらに、販売後長期間経過後にリコール等が会った場合でも、リコール費用や工数を大幅に節約することが可能になる。
また、製品等の第2の物品に取り付けられたIDタグに基づいて回収対象物品を探せるので、対象物品の発見も容易になり、部品メーカ及び組立メーカの回収コストを大幅に引き下げることができる。さらに、市場措置が早くなるので、市場における不具合物品が原因のトラブルを最小限にすることができる等の効果を奏する。
さらに、製品自体にはRF−IDが取付られず、かつ容器の詰め替えが発生した場合でも、問題の製品ロットを追跡することが可能になるという効果を奏する。更に、第二の物品(製品)及び第二の物品(追加材料)の両方にRF−IDを直接取付られない場合であっても、両者を関連付けることが可能になり、不具合発生時の対象製品の追跡が可能になるという効果を奏する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す物品追跡システム及び物品関連付け装置を適用可能な物品トレースシステムのシステム構成を示すシステム構成図である。
以下、なお、説明のために、自動車の部品を車体に取り付ける場合について説明するが、自動車の部品とそれを取り付ける車体との組み合わせに限られるものではなく、第1の物品と該第1の物品を取り付ける(又は収容する)第2の物品との組み合わせであればどのような組み合わせであっても本発明は適用可能である。
図において、200は部品メーカに設置される管理サーバである。210は書き込み用のRF−ID端末であり、部品メーカに設置されている。部品メーカが出荷する容器(出荷する部品が収納されている容器)には、RF−IDタグ付きの現品票のラベルが貼り付けられている(又は、容器に直接RF−IDタグが取り付けられていてもよいが、以下、現品票に取り付けられたものとして説明する)。この現品票に取り付けられたRF−IDタグに対して、上記部品メーカに設置されるRF−ID端末210によりデータを書き込む。ここで、RF−IDタグに書き込まれるデータは、部品の数、部品番号、ロット番号等の現品票に記載するデータとする。
220は部品メーカの物流センタに設置されるRF−ID端末であり、部品メーカ物流センタ入庫時、出庫時等のタイミングで、現品票に取り付けられたRF−IDタグからデータを読み取り、該読み取ったデータを通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信する。
230は組立メーカのプラットフォーム(トラック等により荷が降ろされる場所)等に設置されるRF−ID端末であり、組立メーカ検収時(プラットフォームで荷が降ろされる時等)のタイミングで、現品票に取り付けられたRF−IDタグからデータを読み取り、該読み取ったデータを通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信する。
240は、組立メーカのラインサイドに設置されるRF−ID端末であり、台車ラインサイド搬入時等のタイミングで、現品票に取り付けられたRF−IDタグからデータを読み取り、該読み取ったデータを通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信する。
250は組立メーカの各組立工程に設置されるRF−ID端末であり(組立工程の種類に応じた台数が設置される)、容器の組立作業場所近傍に移動時等のタイミングで、現品票に取り付けられたRF−IDタグと車体に取り付けれたRF−IDタグからデータを読み取り可能である。
また、部品を取り付けられる部材(自動車等の場合では車体に対応し、以下車体として説明する)にもRF−IDタグが取り付けられており、このRF−IDタグのデータも、RF−ID端末250で読み取り可能である。
そして、RF−ID端末250は、容器のRF−IDタグから読み取ったデータと車体のRF−IDタグからの読み取りデータとに基づいて後述する図8に示す履歴データ(部品と車体とを関連付けたデータの履歴データ)を通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信する。これにより、RF−ID端末250からデータを受信した管理サーバ200は、ポイントになる工程をどの時刻にどの車体が通過したかを記録する。
260は組立メーカの完成検査所に設置されるRF−ID端末であり、完成車検査部門等は運ばれた等のタイミングで、車体に取り付けられたRF−IDタグからデータを読み取り、車体の履歴データを通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信する。
270は販売店に設置されるRF−ID端末であり、販売店等に運ばれた等のタイミングで、車体に取り付けられたRF−IDタグからデータを読み取り、車体の履歴データを通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信する。
なお、RF−ID端末220〜270の他に複数のRF−ID端末を設け、例えば部品メーカ出庫時(トラック積込時)、組立メーカの社内モータプール、社外モータプール、組立メーカ出庫時(トラック積載時)に、RF−IDを読み取り可能な箇所にそれぞれRF−ID端末を設け、各RF−ID端末により、現品票又は車体に取り付けられたRF−IDタグからデータを読み取り、該読み取ったデータに基づいて生成される履歴データを通信回線280を介して部品メーカの管理サーバ200に送信するように構成してもよい。
以上のようなシステム構成により、部品メーカに設置される管理サーバ200は、各RF−ID端末から送信されるデータ(各場所,各タイミングで現品票,車体に取り付けられたRF−IDタグから読み取られた履歴データ)を受信して、部品別に記録する。
そして、取り付け後、部品等に不具合が生じた場合は、管理サーバ200が管理するRF−IDの記録から、どの部品のどのロットが、どの車体に取り付けられたかが突合せ処理により特定し、部品を車体に取り付けた後は容器のRF−IDタグではなく、車体のRF−IDタグで部品の追跡を行う仕組とする。
これにより、あるロット番号の部品内に不具合が生じたことが判明した場合でも、そのロット番号に該当する部品を取り付けた車体をある程度特定することができる。なお、そのロットの部品を取り付けた車体のみを確実に特定することはできないが、例えば、その部品が8つ入りの容器に入って納品される場合、その容器を取り付け工程に持ち込んだ時点で容器に取り付けられた現品票のRF−IDタグから読み取ったデータから、その容器の部品が取り付けられた車体を8〜12台程度に絞り込むことが可能になる。なお、車体の絞り込み台数にある程度幅があるのは、取り付けにより容器内の残り部品が僅かとなったため予備の容器も同時に取り付け工程に置かれる(後述する図14に示すように、複数の容器が同時に取り付け工程に置かれる)可能性があり、いずれの容器から取り付けられたかを正確に特定することは困難なためである。
なお、各RF−ID端末と管理サーバ200は、IPv6で通信し、セキュリティとパフォーマンスを確保する。
また、管理サーバ200のハードディスク28(後述する図2に示す)には、各RF−ID端末から受信した履歴データから生成される履歴DBや、アプリケーションプログラム、各部品のマスタデータや、取引先(組立メーカ等)のマスタデータ類等が記憶されている。なお、他のサーバに各種マスタ類を記憶させておき、管理サーバ200が参照する形態であってもよい。
図2は、図1に示した管理サーバ200のハードウェア構成を示すブロック図である。
図に示すように、管理サーバ200は、CPU21と、RAM22と、ROM23と、ネットワークアダプタ24と、ビデオアダプタ25と、キーボード26と、マウス27等のポインティングデバイスと、ハードディスク28と、CD−ROMドライブ29,DVD−ROMドライブ等の記録媒体ドライブとを備え、これらがシステムバス20を介して互いに接続されている。
CPU21は、ROM23又はハードディスク28にCD−ROMドライブ29に記憶保存されたプログラムを読み出して後述する各種制御処理を実行する。ハードディスク28は、各種フォーム情報やマスタ類等を記憶するものとする。RAM22は、CPU21が所定の処理を実行する際にデータ等を一時記憶させるためのメモリである。ネットワークアダプタ24は、通信回線280に接続するための通信インタフェースである。
図3は、図1に示した各RF−ID端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図に示すように、各RF−ID端末は、CPU31と、RAM32と、ROM33と、ネットワークアダプタ34と、ビデオアダプタ35と、キーボード36と、マウス37等のポインティングデバイスと、ハードディスク38と、RF−ID通信モジュール39と、CD−ROMドライブ40,DVD−ROMドライブ等の記録媒体ドライブとを備え、これらがシステムバス30を介して互いに接続されている。
CPU31は、ROM33又はハードディスク38又はCD−ROMドライブ39に記憶保存されたプログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM32は、CPU31が所定の処理を実行する際にデータ等を一時記憶させるためのメモリである。ネットワークアダプタ34は、通信回線280に接続するための通信インタフェースである。また、41はモニタで、各種情報をビデオアダプタ35を介して表示する。RF−ID通信モジュール39は、RF−ID用の電波の送信及びデータの受信機能を備えるモジュールである。
以下、図4〜図8を参照して、本発明の物品トレースシステムにおける各種処理について説明する。
まず、部品メーカから組立メーカに納品される部品の現品票及び該現品票に取り付けられたRF−IDについて説明する。
図4は、本発明の物品トレースシステムにおける現品票データの構成の一例を示すデータ構成図である。
図4に示すように、現品票データ600は、発注者情報601,部品番号602,部品番号(バーコード情報)603,部品番号識別604,収容数605,収容数(バーコード情報)606,部品名称607,納入先608,指示数609,受注者名称610,受注者コード611,受注者コード(バーコード情報)612,発行番号613,発行番号(バーコード情報)614,納入指示日615,時刻616,受注側部品番号617,要元618,荷降単位619,管理担当部門620,ロット番号621等で構成される。
なお、発注者情報601は、注文を行う組立業者の名称を示す。部品番号602は、部品等を特定するため、発注者がそれらの品物に設定した管理番号を示し、部品番号(バーコード情報)603は、部品番号602に対応するバーコード情報を示す。部品番号識別604は、部品番号602だけでは部品を特定できない場合に使用する識別情報を示す。
収容数605は、納入時の荷姿毎に収容する標準個数を示す。なお、標準個数に満たない場合は端数表示を明示するものとする。収容数(バーコード情報)606は、収容数605に対応するバーコード情報を示す。
部品名称607は、部品等の名称を示す。納入先608は、部品納入先企業の事業所,工場等を示す情報や、部品納入先企業の事業所,工場等の納入場所を示す情報に対応する。
指示数609は、発注者が受注者に提示する納入数量又は出荷数量を示す。受注者名称610は、注文を受ける企業の名称を示す。受注者コード611は、注文を受ける企業を示すコードや、注文を受ける企業の工場,事業所,事業部門等を示すコードに対応する。受注者コード(バーコード情報)612は、受注者コード611に対応するバーコード情報を示す。
発行番号613は、現品票を特定するために付番した識別番号を示し、発行番号(バーコード情報)614は、発行番号613に対応するバーコード情報を示す。
納入指示日615は、発注者が受注者に提示する納入日付を示し、時刻616は、発注者が受注者に提示する納入時刻又は納入時刻区分を示す。受注側部品番号617は、部品等を特定するため、受注者がそれらの品物に設定した管理番号を示す。
要元618は、部品の要求元(発注元企業と事業所)を示す)。荷降単位619は、納入時に荷降する単位を示す。管理担当部門620は、受注者側の管理担当部門の名称を示す。ロット番号621は、その部品の生産ロットの番号を示す。
図5は、本発明の物品トレースシステムにおける現品票データに取り付けられるRF−IDタグに格納されるデータ構成の一例を示すデータ構成図である。
現品票データのラベル用紙(現品票)にはRF−IDタグが取り付けられており、図4に示した現品票データ600が印刷され、RF−IDタグにデータ書き込み用のRF−ID端末210によってデータ(図5に示す容器RF−ID情報)が書き込まれた後、部品容器に貼り付けられ又は取り付けられて出荷されているものとする。
図5に示すように、容器RF−ID情報は、部品番号701,現品票発行番号702,ロット番号703,発注元704,収容数705等から構成され、出荷前に部品メーカのRF−ID端末210によってデータ書き込みが行われる。
部品番号701は、現品票データの部品番号602と同一のデータであり、現品票発行番号702は、現品票データの発行番号613と同一のデータであり、ロット番号703は、現品票データのロット番号621と同一のデータであり、発注元704は、現品票データの発注者情報601と同一のデータであり、収容数705は、現品票データの収容数605と同一のデータである。
図6は、本発明の物品トレースシステムにおける車体に取り付けられるRF−IDタグに格納されるデータ構成の一例を示すデータ構成図である。
自動車の車体等の組立製品(部品を取り付けられる側の部材)にもRF−IDタグが取り付けられ、車体番号801や仕様番号802等が、図示しないデータ書き込み用のRF−ID端末によって書き込まれている。
図7は、本発明の物品トレースシステムにおける第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、RF−IDデータ収集処理に対応する。
なお、S401〜S402は、RF−IDタグにより実行されるステップを示す。また、S421〜S425は、図1に示したRF−ID端末230〜270により実行されるステップを示し、RF−ID端末内のCPU21によりハードディスク38又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。さらに、S441〜S443は、図1に示した管理サーバ200により実行されるステップを示し、管理サーバ200内のCPU21によりハードディスク28又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。
まず、ステップS421において、RF−ID端末が、一定間隔でRF−ID用のデータ要求信号を送信する。一定間隔は1台の組立て製品が流動するサイクル時間の「1/3」から「1/4」程度の時間が好ましい。つまり「30秒」に1つの製品が流動する場合は「7.5秒」〜「10秒」間隔程度になる。
ステップS401ではRF−IDタグが、有効距離内(1〜2メートル程度)にあって十分な強度のデータ要求信号を受信すると、ステップS402に進み、RF−IDタグ内の記憶データを送信する。
次に、RF−ID端末は、ステップS422において、RF−IDタグから出力される記憶データを受信する。
そして、RF−ID端末は、ステップS423において、関連付け処理を実行する。なお、ステップS423の関連付け処理は、RF−ID端末250の場合(部品取り付け工程に設置されたRF−ID端末の場合)には、部品取り付け場所での容器毎に取り付けられているRF−IDタグ(容器RF−IDタグ)と車体に取り付けられているRF−IDタグ(車体RF−IDタグ)の関連付けを行う処理に対応し、一方、RF−ID端末250以外のRF−ID端末の場合(部品取り付け工程以外に設置されたRF−ID端末の場合)は、車体RF−IDタグの履歴を記録する処理に対応するものであり、処理の詳細は図9で詳述する。
次に、ステップS424において、ステップS423で生成された関連付け情報(図11)に基づいて、図8に示すような日付時刻1201、生産順位1202、車体番号1203、部品番号1204、現品票発行番号1205、ロット番号1206、発注元1207、取付数1208等を含む履歴データを更新し、RF−ID端末のハードディスク38に記憶する。
なお、RF−ID端末250以外のRF−ID端末の場合(部品取り付け工程以外に設置されたRF−ID端末の場合)は、更新される履歴データは、生産順位1202、車体番号1203等となり、部品に関連する情報は含まないものとする。
次に、ステップS425において、RF−ID端末は、ステップS424で生成し記憶した履歴データを、所定のタイミング(例えば、10分〜30分に1回)で部品メーカの管理サーバ200に送信する。そして、送信処理が正常終了すると、該送信した履歴データの送信済みフラグ(不図示)をオンにする。そして、RF−ID端末は、上記所定のタイミングで、記憶した履歴データを管理サーバ200に送信する場合、履歴データの送信済みフラグをチェックし、該送信済みフラグがオンとなっている場合には、送信は行わないようにする。これにより、履歴データが二重に送信されることを防止する。なお、ステップS423の関連付け処理がエラー終了し、関連付けに失敗した場合には、エラー情報も管理サーバ200に送信するものとする。
そして、部品メーカの管理サーバ200は、ステップS441において、RF−ID端末から送信される履歴データを受信し、ステップS442において、取引先マスタや仕向けマスタ等の各種マスタとの照合を行って履歴データを変換し、ステップS443において、変換済の履歴データに基づいて管理サーバ200のハードディスク28の履歴DBを更新し(履歴データを蓄積し)、処理を終了する。
これらの処理により、部品が容器に格納されている間は容器のRF−IDにより、特定ロットの部品がどこにあるかを容易に検出することができる。
また、部品が車体に取り付けられた後は、車体番号と取り付けた部品が関連付けられているので同様に特定ロットの部品がどこにあるかを容易に検出することができる。
図8は、本発明の物品トレースシステムにおける履歴データの一例を示すデータ構成図である。
図8に示すように、履歴データは、日付時刻1201、生産順位1202、車体番号1203、部品番号1204、現品票発行番号1205、ロット番号1206、発注元1207、取付数1208等から構成される。
図9,図10は、本発明の物品トレースシステムにおける第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図7のステップS423に示した関連付け処理に対応する。
なお、S521〜S546は、図1に示したRF−ID端末250により実行されるステップを示し、RF−ID端末内のCPU21によりハードディスク38又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。
また、取り付け工程の作業者の近傍に設置されたRF−ID端末で行われる処理であり、図7のステップS421の1回のデータ要求の送信に対して、複数のRF−IDから記憶データが送信される。
複数のRF−IDタグの記憶データの受信時に混信を起こさないようにするには、例えばRF−IDタグの製造時に一意の番号を記憶し、応答時にこの一意の番号を他のデータと共に応答するようにしたり、更に望ましくは応答周波数や応答時間を個体により変えることで足りる。
具体的にはRF−ID端末からRF−IDへの発信電波を時分割多重にしたり、あるいはRF−ID端末からRF−IDへの送信周波数とRF−IDからの応答周波数を異なる周波数とする等の方法等が考えられる。又はRF−IDタグの送信回路のキャパシタの容量を意図的にばらつかせることで異なる応答時間を持つよう製造することで目的を達することができる。あるいは、RF−IDに組み込む微小なクリスタルの大きさを意図的にばらつかせて異なる周波数を発振する(RF−IDタグ送受用帯域内の複数チャネルを使用する)よう製造しても良い。
また、RF−ID端末のハードディスク38には、図11に示すような車体の仕様データ(仕様番号901)とそれに対応する部品番号902,1台当たりの取付数903等の対応テーブルが記憶されており、電源がオンになるか始業時間前の所定時間になるとハードディスク38から読み出されてRAM32に記憶される。この対応テーブルは、特定の工程で車体の仕様によって複数種類の部品を取り付ける場合(図14に示す)における対応関係を定義している。この対応テーブルは、管理サーバ200からのデータ送信等で更新される。
ステップS521では、受信したRF−IDの記憶データの種別と数を判定する。例えば「車体RF−ID」が「1」つと「容器RF−ID」が「2」つ等である。
ステップS522では、新規の容器RF−IDタグの応答を1度受信した後、その容器RF−IDタグからの応答が継続しているか消失しているかを判定し、該容器RF−IDタグからの応答が消失したと判定した場合には、ステップS523に進み、後処理を行う。なお、ステップS523の後処理については、後述する。
一方、ステップS522で、新規の容器RF−IDタグの応答を1度受信した後にその容器RF−IDタグからの応答が継続している(消失していない)と判定した場合には、そのままステップS524に進む。
次に、ステップS524において、新たな車体RF−IDタグの応答を受信したか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、ステップS543において、取付対応部品の容器RF−IDタグからの応答を受信したか否かを判定する。この判定は、ハードディスク38内の対応テーブル(図11)と関連付け情報内の仕様番号1004及び受信した容器RF−IDデータ内の部品番号704を照合することにより行われる。
ステップS543で、取付対応部品の容器RF−IDタグからの応答を受信していないと判定した場合には、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS543で、取付対応部品の容器RF−IDタグからの応答を受信したと判定した場合(部品取り付け工程より物流の上流に設置されたRF−ID端末の場合)は、ハードディスク38内の図12(a)に示すような関連付け情報を記憶するための領域に、容器RF−IDタグから読み出したデータ等を格納し、処理を終了する。詳細には、まず、関連付け情報をクリアし、容器RF−IDタグから応答を受信した時点の日付時刻,その日において、新たな容器RF−IDデータを受信するごとに順次付番するシリアルデータである生産順位,新たな容器RF−IDデータ内の部品番号701,現品票発行番号702,ロット番号703,発注元704,収容数705を、関連付け情報内の部品番号1005,現品票発行番号1006,ロット番号1007,発注元1008,取付数1009として格納する。この場合、関連付け情報内に、日付時刻1001,生産順位1002,車体番号1003,仕様番号1004は含まれない。取付数1009は当該容器から取り付けた部品の数を示す。
一方、ステップS524において、新たな車体RF−IDタグの応答を受信したと判定した場合には、ステップS525において、ハードディスク38内の図12(a)に示すような関連付け情報を記憶するための領域に、新たな車体RF−IDタグから読み出したデータ等を格納する。詳細には、まず、関連付け情報をクリアし、車体RF−IDタグから応答を受信した時点の日付時刻,その日において、新たな車体RF−IDデータを受信するごとに順次付番するシリアルデータである生産順位,図8に示した新たな車体RF−IDデータ内の車体番号801,仕様番号802を、関連付け情報内の日付時刻1001,生産順位1002,車体番号1003,仕様番号1004として格納する。
次に、ステップS526において、取付対応部品の容器RF−IDタグからの応答を受信したか否かを判定する。この判定は、ハードディスク38内の対応テーブル(図11)と、関連付け情報内の仕様番号1004及び受信した容器RF−IDデータ内の部品番号704を照合することにより行われる。
ステップS526で、取付対応部品の容器RF−IDタグからの応答を受信していないと判定した場合には、そのまま処理を終了する。RF−ID端末250以外のRF−ID端末の場合(部品取り付け工程より物流の下流に設置されたRF−ID端末の場合)は、この場合に該当し、処理が終了される。そのため、生成される履歴情報は、日付時刻1001、生産順位1002、車体番号1003となり、部品に関連する情報は含まない。
一方、ステップS526で、取付対応部品の容器RF−IDタグからの応答を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合には、当該取付対応部品の容器RF−IDタグについて、ステップS527以降の処理を行う。このように、取付対応部品の容器に限定した処理を行うのは、図14に示すように車体の仕様によって異なる種類の部品を取り付ける場合、カレントの車体に関係ない部品(取付対応部品以外の部品)の容器が、RF−ID機器の付近に置かれている可能性があり、RF−ID機器は、このような容器に付されたRF−IDタグからの応答信号も受信してしまうからである。
ステップS527において、新たな容器RF−IDタグからの応答を受信したか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、そのままステップS529に進む。
一方、ステップS527で、新たな容器RF−IDタグからの応答を受信したと判定した場合には、ステップS528において、図13に示す容器情報を格納するための容器情報格納領域を確保し、新たな容器RF−IDタグから受信した部品番号701,現品票発行番号702,ロット番号703,発注元704,収容数705,対応テーブルから取得した1台当たりの取付数903を、容器情報の部品番号1101,現品票発行番号1102,ロット番号1103,発注元1104,収容数1105,1台当たりの取付数1106として格納する。
そして、ステップS529において、容器番号nを「1」に初期化する。なお、この容器番号とは、ステップS528で確保された容器情報に対して古い順に容器1,容器2,・・・・・・,容器n,容器n+1,・・・・・・とするものとする。このように同一種の部品の容器が複数存在するのは、図15に示すように、作業者は、容器1の部品が無くなった場合に引き続き容器2から部品を取付るために、予備として容器2や容器3を、置いている場合があり、このうような場合に対応している。
次に、ステップS530において、容器nの収容数を既に取付済み(容器nが既に空)か否かを判定し、既に取付済みである(既に容器が空)と判定した場合には、ステップS545に進み、容器番号nをインクリメントする。
そして、ステップS546において、容器番号nがステップS521で判定した同一種の容器RF−IDタグの数を越えているか否かを判定し、越えていると判定した場合には、次の容器がないため、エラー終了する。
一方、ステップS546で、容器番号nが同一種の容器RF−IDタグの数を越えていないと判定した場合には、ステップS530に戻り、次の容器番号の容器に対する処理を行う。
一方、ステップS530で、容器nの収容数を既に取り付け済みでない(未だ容器nが空でない)と判定した場合には、ステップS531において、容器nの残り部品数Z(この時点で、「収容数1105−取付数1109」により算出される値)が1台当たりの取付数1106以上であるか否かを判定し、容器nの残り部品数Zが1台当たりの取付数1106以上であると判定した場合には、ステップS532に進む。
そして、ステップS532において、容器nの取付数1109が「0」であるか否かを判定し、取付数1109が「0」である場合には、ステップS533において、容器nのスタート車体番号1107に関連付け情報内の車体番号1003を格納し、ステップS534に進む。
一方、ステップS532において、容器nの取付数1109が「0」でないと判定した場合には、そのままステップS534に進む。
そして、ステップS534において、容器nの取付数1109を更新し(1台当たりの取付数1106を加え)、関連付け情報に容器nのデータを格納する(関連付け情報内の部品番号1005,現品票発行番号1006,ロット番号1007,発注元1008,取付数1009にそれぞれ、容器nの容器情報内の部品番号1101,現品票発行番号1102,ロット番号1103,発注元1104,1台当たりの取付数1006を格納する)。
次に、ステップS535において、容器nの取付数1109が収容数1105であるか否かを判定し、取付数1109が収容数1105である場合には、ステップS536において、容器nのエンド車体番号1108に関連付け情報内の車体番号1003を格納し、処理を終了する。
一方、ステップS535において、容器nの取付数1109が収容数1105でないと判定した場合には、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS531で、容器nの残り部品数Zが1台当たりの取付数1106より少ないと判定した場合には、ステップS537において、容器番号n+1がステップS521で判定された同一種の容器RF−IDタグの数を越えているか否かを判定し、越えていると判定した場合には、次の容器が存在しないので、エラー終了する。
一方、ステップS537において、容器番号n+1が同一種の容器RF−IDタグの数を越えていないと判定した場合には、ステップS538に進む。
そして、ステップS538において、容器nの取付数1109を残り部品数Zだけ更新し、関連付け情報に容器nのデータを格納する(関連付け情報内の部品番号1005,現品票発行番号1006,ロット番号1007,発注元1008,取付数1009にそれぞれ、第2容器の容器情報内の部品番号1101,現品票発行番号1102,ロット番号1103,発注元1104,残り部品数Zを格納する)。
次に、ステップS539において、容器nのエンド車体番号1108に関連付け情報内の車体番号1003を格納する。
そして、ステップS540において、図12の(b)に示すように関連付け情報に1レコード追加し、第1レコード目と同一の日付時刻1001,生産順位1002,車体番号1003,仕様番号1004を格納する。
次に、ステップS541において、容器n+1のスタート車体番号1107に関連付け情報内の車体番号1003を格納し、ステップS542に進む。
そして、ステップS542において、容器n+1の取付数1109を更新し(「1台当たりの取付数−上述した残り部品数Z」に更新し)、新たに追加した関連付け情報のレコードに容器n+1のデータを格納し(関連付け情報内の部品番号1005,現品票発行番号1006,ロット番号1007,発注元1008,取付数1009にそれぞれ、容器n+1の容器情報内の部品番号1101,現品票発行番号1102,ロット番号1103,発注元1104,「上記1台当たりの取付数−上述した残り部品数Z」を格納し)、処理を終了する。
以下、ステップS523の後処理について説明する。
ステップS523では、応答が消失した容器RF−IDタグの容器情報内にエンド車体番号1108が記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定した場合には、フラグ1110に「1」を格納する(ワーニングフラグをオンにする)と共に、エンド車体番号が不明であることを示すデータ(例えば、「−1」等)をエンド車体番号1108として格納し、ハードディスク28内の図示しないワーニング履歴に追加し、容器情報記憶領域を開放するものとする。
一方、応答が消失した容器RF−IDタグの容器情報内にエンド車体番号1108が記憶されていると判定した場合には、そのまま容器情報記憶領域を開放するものとする。
以下、図16,図17を参照して、図7に示したRF−IDデータ収集処理により、管理サーバ200に記憶された履歴DBの検索処理について説明する。
図16は、図1に示した管理サーバ200の履歴DBを検索するための検索画面の一例を示す模式図であり、管理サーバ200とアクセスすることによりクライアント装置のモニタ上に表示可能である。
図17は、図1に示した管理サーバ200の履歴DBの検索結果表示画面の一例を示す模式図であり、管理サーバ200から返送されクライアント装置のモニタ上に表示可能である。
まず、図16に示す検索画面において、検索条件として、例えば取引先選択欄1501による取引先の選択,部品カテゴリ選択欄1502による部品カテゴリの選択,部品番号選択欄1503〜1504による部品番号の検索範囲選択,ロット番号選択欄1505〜1506によるロット番号の検索範囲選択,検索条件選択欄1507〜1512による生産日や仕向け等の検索条件とその範囲の入力等をそれぞれ行い、検索ボタン1513を指示することにより、検索条件と検索指示がクライアント装置から管理サーバ200に送信される。
管理サーバ200では、クライアント装置から送信されて検索条件と検索指示を受信し、該受信した検索条件に該当するデータをハードディスク28等内の履歴DBから検索し、該検索結果に基づいて図17に示すような検索結果一覧の画面データを生成し、上述したクライアント装置に返信する。クライアント装置はこの検索結果一覧の画面データを受信して表示する。なお、管理サーバ200において実行されるこれらの処理は、管理サーバ200内のCPU21によりハードディスク28又はその他の記録媒体に格納されるプログラムに基づいて実行されるものとする。
また、クライアント側の処理は、単純にブラウザアプリケーションでのHTMLファイル(図16,図17に示した画面)の表示を行い、クライアントからはイベントを管理サーバ200に送信することでサーバ側はCGIやサーブレットを用いて検索処理を行うなどの形態であってもよいし、クライアント装置に専用のアプリケーションがインストールされ(又は、アプレット等が管理サーバ200よりダウンロードされ)、図16,図17に示すような画面を表示して検索指示を行うような構成であってもよい。
このように、RF−ID端末により収集され管理サーバ200に蓄積された履歴DBに対して、部品番号,ロット番号,車体生産日,部品生産日等の検索条件で検索処理して、非配膳部品であっても、ある生産ロットで生産された部品が、どの車体に取り付けられたか、またその車体が現在どの流通にあるか等を、少ない誤差で特定することができる。
〔他の実施形態〕
上記第1実施形態では、RF−ID端末が、典型的には専用端末やパーソナルコンピュータである場合について説明したが、図1に示したRF−ID端末210,220,270は、ハードディスク等の記憶手段及びCPU,LANアダプタを搭載した複合機(スキャン機能,プリント機能,コピー等の複合機能を備えた機器)であってもよい。この場合、RF−ID端末用のプログラムは、複合機のハードディスク等の記憶手段に記憶され、複合機のRAMに読み出されて、複合機のCPUにより実行されるものとする。
以上説明したように、本発明によれば、非配膳部品であっても、どの部品のどのロットを、どの車体に取り付けたかが少ない誤差で特定できるので、モータプールや販売店での回収対象台数や、販売後の車の市場措置対象台数を大幅に削減することができる。また、部品廃棄が大幅に減るので、資源の節約になる。又、販売後長期間経過後にリコール等があった場合でも、リコール費用や工数を大幅に節約することが可能になる。
また、車両本体に取り付けられたRF−IDに基づいて回収対象車両を探せるので、対象車両の発見も容易になり、部品メーカ及び組立メーカの回収コストを大幅に引き下げることができる。
さらに、市場措置が早くなるので、市場における不具合部品が原因の故障や事故を最小限にすることができる。
なお、上記各実施形態では、納品時に自動車部品が収容されている容器に取り付けられる現品票と車体とにRF−IDタグを取り付け、容器のRF−IDタグに現品票に記載された情報と同様の情報を記憶させ、車体のRF−IDタグに車体番号等を記憶させておき、該容器から取り付けられた部品と車体との関連付けを行って履歴データを保存する場合について説明したが、この関連付けは、自動車部品と車体とに限られるものではなく、第1の物品と該第1の物品を取り付ける(又は収納する)第2の物品との関連付けに適用してもよい。例えば、納品時に第1の物品が収容されている容器に取り付けられる現品票と第2の物品とにRF−IDタグを取り付け、容器のRF−IDタグに現品票に記載された情報と同様の情報を記憶させ、第2の物品のRF−IDタグに第2の物品の製造番号等のシリアル番号等を記憶させておき、該容器から第2の物品に取り付けられた(又は収納された)第1の物品と第2の物品との関連付けを行って履歴データを保存するように構成してもよい。
又例えば、第1の物品を食品とし、該食品の工場への搬入容器にはRF−IDが取り付けられており、第2の物品を前記食品を収容するRF−IDを取り付けた出荷用容器(袋,箱等のパッケージ)としてもよい。この場合、ある生産ロットの食品に異物混入等の問題が発生した場合でも、当該生産ロットに対応する搬入容器のRF−IDの識別番号をRF−ID端末のメモリに記憶すると共に、対応する時刻にラインを流動した出荷用容器のRF−IDの識別番号をRF−ID端末のメモリに記憶することで、両者の関連付けを可能にし、問題が発生したロットで生産された食品がどの出荷用容器で出荷されたかが特定できるため、不具合製品を迅速正確に回収することができる。
つまり、上記実施例によれば製品自体にはRF−IDが取付られず、かつ容器の詰め替えが発生した場合でも問題の製品ロットを追跡することが可能になる。特にRF−IDを用いることでバーコードスキャンやカメラ等の画像認識を必要としないので、バーコードの汚れ等による認識ミスも生じないという効果を奏する。
更に他の実施例として、第一の物品は第二の物品に追加する追加材料(製品が食品である場合の調味料、クリーム等)であり、該追加材料はラインサイドにRF−IDを取り付けた容器に入れて搬入され、第二の物品(食品等)はラインを流動しており、当該第二の物品が当該工程を流動した特定時刻における第二の物品のロット番号を外部からネットワーク等を経由して受信しRF−ID端末のメモリに記憶することによっても、第一の物品の特定ロットに不具合があった場合に、当該不具合があった第一の物品が使用された第二の物品と関連付けることが可能になる。
この実施例では、第二の物品(製品)及び第二の物品(追加材料)の両方にRF−IDを直接取付られない場合であっても、両者を関連付けることが可能になり、不具合発生時の対象製品の追跡が可能になるという効果を奏する。
また、上記各実施形態では、RF−IDタグを用いる場合について説明したが、RF−IDタグ以外のトランスミッタ等であってもよい。
さらに、RF−IDタグやトランスミッタ等でも無い通常のタグ(電子部品で構成されないタグ)を使用し、端末の近傍にある前記タグ上に印刷された文字列や記号,模様等のIDデータを、端末に備えられたCCDカメラ等で撮像して(非接触)、該撮像結果をOCR等により文字認識することにより、タグに印刷されたデータを読み取るように構成してもよい。
なお、本実施形態では、上述の図7,図9,図10の各種データは製品情報提供サーバ200の外部メモリに記憶されているが、これ以外に、上述の各種処理を実現するための各種データが外部メモリあるいはデータベース等に記憶されている構成であってもよい。
また、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図18に示すメモリマップを参照して本発明に係る物品トレースシステムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図18は、本発明に係る物品トレースシステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7,図9,図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのフォームページに接続し、該フォームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるフォームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してフォームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態を示す物品追跡システム及び物品関連付け装置を適用可能な物品トレースシステムのシステム構成を示すシステム構成図である。 図1に示した管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した各RF−ID端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の物品トレースシステムにおける現品票データの構成の一例を示すデータ構成図である。 本発明の物品トレースシステムにおける現品票データに取り付けられるRF−IDタグに格納されるデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 本発明の物品トレースシステムにおける車体に取り付けられるRF−IDタグに格納されるデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 本発明の物品トレースシステムにおける第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の物品トレースシステムにおける履歴データの一例を示すデータ構成図である。 本発明の物品トレースシステムにおける第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の物品トレースシステムにおける第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の物品トレースシステムにおける対応テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の物品トレースシステムにおける関連付け情報の一例を示す模式図である。 本発明の物品トレースシステムにおける容器情報の一例を示す模式図である。 本発明の物品トレースシステムにおける車体と容器との関連を説明する模式図である。 本発明の物品トレースシステムにおける車体と容器との関連を説明する模式図である。 図1に示した管理サーバの履歴DBを検索するための検索画面の一例を示す模式図である。 図1に示した管理サーバの履歴DBの検索結果表示画面の一例を示す模式図である。 本発明に係る物品トレースシステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
符号の説明
200 管理サーバ
210 RF−ID端末(書き込み用)
220〜270 RF−ID端末
280 通信回線

Claims (9)

  1. 複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムにおいて、
    前記端末は、
    RF−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、
    前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読み取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り手段と、
    ある特定の工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルと、
    前記読み取り手段が新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶手段と、
    前記読み取り手段が新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶手段と、
    前記容器情報格納領域から読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶手段と、
    前記読み取り手段が前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶手段と、
    前記第1記憶手段で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号と前記第2記憶手段で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶手段が記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶手段が記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶手段で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新手段と、
    前記関連付けデータ更新手段により更新された関連付けデータを前記管理サーバに送信する送信手段とを有し、
    前記管理サーバは、
    前記各端末より受信した関連付けデータを蓄積記憶する記憶手段と、
    前記部品番号や前記ロット番号を含む検索条件に合致したデータを、前記記憶手段に記憶された関連付けデータから検索する検索手段とを有することを特徴とする物品追跡システム。
  2. 容器の残り部品数が前記1台あたりの取付数より少ない場合に、前記更新手段は前記容器の取付数を前記容器の残り部品数だけ更新すると共に、
    前記第4記憶手段は前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶するものであり、
    前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を前記容器の次容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第5記憶手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の物品追跡システム。
  3. 複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムにおける物品追跡方法において、
    前記端末は、
    RF−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、
    ある特定工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルとを備え、
    前記各端末が、前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り工程と、
    前記読み取り工程で新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶工程と、
    前記読み取り工程で前記新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶工程と、
    前記容器情報格納領域から読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定工程と、
    前記判定工程が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶工程と、
    前記読み取り工程で前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新工程と、
    前記更新工程で更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶工程と、
    前記第1記憶工程で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの製品番号と前記第2記憶工程で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶工程で記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶工程で記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶工程で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新工程と、
    該関連付けデータ更新工程で更新された関連付けデータを前記各端末より前記管理サーバに送信する送信工程とを有し、
    前記管理サーバが、前記各端末より受信した関連付けデータをメモリに蓄積する蓄積工程と、
    前記管理サーバが、前記部品番号や前記ロット番号を含む検索条件に合致したデータを、前記メモリに蓄積された関連付けデータから検索する検索工程と、を有することを特徴とする物品追跡方法。
  4. 容器の残り部品数が前記1台あたりの取付数より少ない場合に、前記更新工程で前記容器の取付数を前記容器の残り部品数だけ更新すると共に、
    前記第4記憶工程で前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶するものであり、
    前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を前記容器の次容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第5記憶工程を更に備えることを特徴とする請求項3記載の物品追跡方法。
  5. 複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムの制御プログラムであって、
    F−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、ある特定の工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルとを備える前記端末を、
    前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶手段と、
    前記読み取り手段が新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶手段と、
    前記容器情報格納領域より読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶手段と、
    前記読み取り手段が前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶手段と、
    前記第1記憶手段で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号と前記第2記憶手段で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶手段が記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶手段記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた前記第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶手段で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新手段と、
    前記関連付けデータ更新手段により更新された関連付けデータを前記管理サーバに送信する送信手段として機能させ、
    前記各端末より受信した関連付けデータを蓄積記憶する記憶手段を備える前記管理サーバを
    前記部品番号や前記ロット番号を含む検索条件を用いて該検索条件に合致したデータを、前記記憶手段に記憶された関連付けデータから検索する検索手段として機能させることを特徴とする制御プログラム。
  6. 容器の残り部品数が前記1台あたりの取付数より少ない場合に、前記更新手段は前記容器の取付数を前記容器の残り部品数だけ更新すると共に、前記第4情報記憶手段前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶するものであり、
    前記端末を、前記新たな第2のRF−IDタグの製品番号を前記容器の次容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第5記憶手段として更に機能させることを特徴とする請求項5記載の制御プログラム。
  7. 複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムの端末であって、
    前記端末は、
    RF−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、
    前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読み取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り手段と、
    ある特定の工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルと、
    前記読み取り手段が新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶手段と、
    前記読み取り手段が新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶手段と、
    前記容器情報格納領域から読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶手段と、
    前記読み取り手段が前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶手段と、
    前記第1記憶手段で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号と前記第2記憶手段で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶手段が記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶手段が記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶手段で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新手段と、
    前記関連付けデータ更新手段により更新された関連付けデータを前記管理サーバに送信する送信手段とを有することを特徴とする端末。
  8. 複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムにおける物品追跡方法において、
    前記端末は、
    RF−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、
    ある特定工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルとを備え、
    前記各端末が、前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り工程と、
    前記読み取り工程で新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶工程と、
    前記読み取り工程で前記新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶工程と、
    前記容器情報格納領域から読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定工程と、
    前記判定工程が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶工程と、
    前記読み取り工程で前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新工程と、
    前記更新工程で更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶工程と、
    前記第1記憶工程で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの製品番号と前記第2記憶工程で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶工程で記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶工程で記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記各端末が、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶工程で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新工程と、
    該関連付けデータ更新工程で更新された関連付けデータを前記各端末より前記管理サーバに送信する送信工程とを有することを特徴とする物品追跡方法。
  9. 複数の端末と所定の通信媒体を介して通信可能な管理サーバとで構成される物品追跡システムの端末の制御プログラムであって、
    RF−IDタグ用の電波の送受信が可能なRF−ID通信モジュールと、ある特定の工程における製品の複数の仕様データと該複数の仕様データの各々に対応する部品の部品番号と該部品の製品1台あたりの取付数とを記憶する対応テーブルとを備える前記端末を、
    前記RF−ID通信モジュールを介して、端末近傍に存在する、容器に収納されて納入される第1の物品を収容する前記容器に取り付けられた第1のRF−IDタグから前記第1の物品の部品番号と収容数とロット番号とを含む第1のIDデータを読取り、前記第1の物品を取り付ける第2の物品に取り付けられた第2のRF−IDタグから前記第2の物品の製品番号と仕様番号とを含む第2のIDデータを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を関連付けデータとして記憶する第1記憶手段と、
    前記読み取り手段が新たな第1のRF−IDタグの応答を受信した場合に、該新たな第1のRF−IDタグの前記部品番号と前記収容数と前記ロット番号とを容器情報格納領域に記憶する第2記憶手段と、
    前記容器情報格納領域より読み出した前記容器から取り付けた部品の数を示す容器の取付数がゼロであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記容器の取付数がゼロであると判定した場合に前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のスタート製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第3記憶手段と、
    前記読み取り手段が前記新たな第2のRF−IDタグの応答を受信した後に、前記対応テーブルの前記製品1台あたりの取付数を前記容器の取付数に加えて、前記容器の取付数を更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新された前記容器の取付数が前記収容数と等しい場合に、前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号を該容器のエンド製品番号として前記容器情報格納領域に記憶する第4記憶手段と、
    前記第1記憶手段で記憶した前記新たな第2のRF−IDタグの前記第2の物品の製品番号と前記第2記憶手段で記憶した容器の前記部品番号と前記ロット番号と前記第3記憶手段が記憶した該容器のスタート製品番号と前記第4記憶手段が記憶した該容器のエンド製品番号とを用いて、前記第2の物品と該第2の物品に取り付けられた前記第1の物品を収容していた容器の前記第1の物品のロット番号とを関連付けるために、前記第1記憶手段で記憶した関連付けデータが前記第2の物品の製品番号と前記第2の製品に取り付けられた前記第1の物品の部品番号と前記ロット番号とを含むよう更新する関連付けデータ更新手段として機能させるための制御プログラム。
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