JP4408370B2 - 遠隔操作玩具システム - Google Patents

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本発明は、自動車模型等を遠隔操作する玩具システムに関する。
この種の遠隔操作玩具システムとして、複数のコントローラと模型との組を同時に使用可能として複数の模型間でレースを行えるようにしたシステムが存在する(特許文献1参照)。また、コースに沿って設けられたスロットからコース上の模型に給電することにより、スロットに沿って模型を走行させるようにしたスロット式のレースシステムも知られている。
特開2002−238083号公報
従来の遠隔操作玩具システムでは、模型の走行方向がユーザの操作に完全に依存するため、操縦に慣れていないユーザはレースを十分に堪能することができない。一方、スロット式のレースシステムでは、模型に設けられたピンがコース上のスロットに案内されることにより模型が半ば強制的にコースに沿って走行する。従って、ユーザは模型の速度のみを指示すればよく、比較的高速でレースを楽しむことができる。しかしながら、速度調整以外にユーザが関与できないため、操縦テクニックを競う面では単調さが否めない。また、コース上に複数レーンが設けられていても、それらのレーンがコースの全周で明確に分離されているために、追い越しに対する駆け引きも楽しむことができない。
そこで、本発明は従来のスロット式レースシステムと比較して興趣に富み、かつ模型の走行をユーザの自由に完全に委ねる場合と比して気軽に操作を楽しむことができる遠隔操作玩具システム、及びそれに使用する模型等の各種構成要素を提供することを目的とする。
本発明は、以下の手段により上述した課題を解決する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の遠隔操作玩具システムは、走行方向を指示する操舵操作を含むユーザの操作に応じた制御信号を送信するコントローラ(1)と、前記制御信号にて指示された方向に走行可能な模型(2)と、前記模型が周回可能なコース(3)とを備え、前記模型が、底面(2c)から後退した待機位置と前記底面から突出する作動位置との間で移動可能なピン(29)を備え、前記コースには前記ピンを受け入れるスロット(30)が前記模型の周回方向に沿って設けられた遠隔操作玩具システムであって、前記模型には左右一対の車輪(21)と、前記一対の車輪を当該模型のシャーシ(2a)に対して前後方向の軸線回りに揺動自在に支持する揺動支持手段(45、46A、46B、47)とが設けられ、前記ピンが前記揺動支持手段により前記車輪とともに揺動可能に支持されていることにより、上述した課題を解決する。この発明によれば、ピンを突出させてスロットに差し込んだ状態で模型をコース上で走行させた場合、ピンとスロットとによって模型をコースに沿って案内することができる。このため、スロットが設けられていない場合と比較して模型がコースから外れ難くなり、模型を容易にかつ高速でコースに沿って周回させることができる。模型の駆動力が作用する方向はコントローラに対する操舵操作によって変化させることができるから、適切な操舵操作を行えば駆動力の方向をスロットによる案内方向に対して適切に調整して模型をより高速で走行させることができ、操舵操作のテクニックを競い合うことができる。しかも、ピンが走行中にスロットの有無及びその深さに応じて作動位置と待機位置との間を移動するので、スロット深さの設定によりスロットを設けた部分とスロットを設けていない部分とが共存するコースであっても連続走行させることができ、模型の走らせ方のバリエーションを向上することが可能となる。また、ピンを揺動可能に支持することにより、車輪とピンとをシャーシに対して等しく傾けることができるので、車輪の接地面に対してピンを常に同じ向きに保持し、それによりピンとスロットとによる案内特性の変化を防いで模型を安定的に案内することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記ピンが軸線の回りに回転自在に支持され、該ピンの先端部には前記軸線と直交する方向に延びる案内部(29d)が設けられてもよい。この場合にはピンとスロットとの接触面積を増加させることができ、スロットによりピンをより安定して案内することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記案内部が前記模型の前後方向に延びる位置を基準として前記ピンが左右に回転できる範囲を制限する回転制限手段(29e、70)が設けられてもよい。回転制限手段により、スロットによる案内方向に対する模型の左右の振れを抑えて模型をスロットに沿ってより確実に案内できるようになる。さらに、前記案内部が前記基準の位置に復帰する力を前記ピンに付与するばね手段(71)を設けた場合には、案内部の方向を模型の前後方向に自動的に復帰させ、スロットの延びる方向に対する模型の前後方向のずれを自動的に解消させることができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、複数レーン(31a、31b)を有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間(31)と、前記スロットが一本設けられた単一レーンからなる共通走行区間(33)と、前記共通走行区間と前記分離走行区間との間に介在して前記単一レーンの前記スロットと前記複数レーンの各々のスロットとを連絡するように前記スロットが設けられた移行区間(34)とが設けられてもよい。このようなコースによれば、模型のピンが共通走行区間から移行区間に移るタイミングで操舵操作を行うことにより分離走行区間の所望のレーンに模型を導くことができる。これにより、コースの全周が分離走行区間のみで構成された従来のシステムと比較して遊戯形態を多様化することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、複数レーン(31a、31b)を有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間(31)と、前記複数レーンの幅以上の範囲に亘って平坦な走行面(32a)が形成されたフリー走行区間(32)とが設けられてもよい。フリー走行区間においてはピンは待機位置に格納し、スロットによる制限を受けることなく模型を自由な方向に走行させることができる。従って、分離走行区間のみが設けられている従来のシステムと比較して遊戯形態を多様化することができる。
さらに、前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記スロットと接続され、前記模型の走行方向に沿って前記フリー走行区間の中心側へ向かうほど前記走行面との間が漸次浅くなるスロープ(67)が設けられてもよい。このようなスロープを利用すれば模型が分離走行区間からフリー走行区間に移動する際に、ピンをスロープに乗り上げさせて作動位置から待機位置へと移動させることができる。また、模型がフリー走行区間から分離走行区間へ移動する際にも、スロープを利用してピンを待機位置から作動位置へと徐々に突出させることができる。
スロットを有する前記各区間の前記スロットをアダプター(80)で塞ぐことによってスロットのない走行面(32a)を形成し、前記フリー走行区間を構成してもよい。この場合にはスロット付きのコースの少なくとも一部にフリー走行区間を容易に設けることができる。さらに、アダプターの上面の端部に前記アダプターの長手方向中心側へ向かうほど高さが増加するスロープ(81a)を設けることにより、ピンをスロット内から走行面上に、又はその逆に円滑に移動させることができる。
また、前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記複数のレーンのそれぞれに前記模型を誘導する複数の誘導路(66a、66b)が設けられ、前記誘導路の両側には、前記走行面から突出し、かつ前記分離走行区間に向かうほど互いの間隔が狭くなるガイド壁(64、65)が設けられてもよい。このようなガイド壁を設けることにより、フリー走行区間から分離走行区間に移動する模型を所望のレーンに対して正しく位置決めし、そのピンを確実にスロットに誘導することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、複数レーン(31a、31b)を有し各レーンが前記スロット(30)を備えた分離走行区間(31)が設けられ、前記分離走行区間には前記複数レーンのスロット同士を相互に接続するように前記スロットが追加されたレーンチェンジ区間(35)が設けられてもよい。
このようなコースによれば、ピンがレーンチェンジ区間に差し掛かったときに適切な操舵操作を行うことにより、模型が走行するレーンを変更することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記模型の底面(2c)から前記走行面までの距離よりも長く突出した作動位置と、前記走行面から前記模型側に後退した待機位置との間を移動可能なピン(29)が、遠隔操作玩具システム用の模型アタッチメントであってもよい。このような模型アタッチメントであれば、模型(2)に対して着脱することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムは、走行方向を指示する操舵操作を含むユーザの操作に応じた制御信号を送信するコントローラ(1)と、前記制御信号にて指示された方向に走行可能な模型(2)と、前記模型が周回可能なコース(3)とを備え、前記模型が、底面(2c)から後退した待機位置と前記底面から突出する作動位置との間で伸縮可能なピン(29)を備え、前記コースには前記ピンを受け入れるスロット(30)が前記模型の周回方向に沿って設けられた遠隔操作玩具システムであって、前記模型には左右一対の車輪(21)と、前記一対の車輪を当該模型のシャーシ(2a)に対して前後方向の軸線回りに揺動自在に支持する揺動支持手段(45、46A、46B、47)とが設けられ、前記ピンが前記揺動支持手段により前記車輪とともに揺動可能に支持されていることにより、上述した課題を解決する。この発明によれば、ピンを突出させてスロットに差し込んだ状態で模型をコース上で走行させた場合、ピンとスロットとによって模型をコースに沿って案内することができる。このため、スロットが設けられていない場合と比較して模型がコースから外れ難くなり、模型を容易にかつ高速でコースに沿って周回させることができる。模型の駆動力が作用する方向はコントローラに対する操舵操作によって変化させることができるから、適切な操舵操作を行えば駆動力の方向をスロットによる案内方向に対して適切に調整して模型をより高速で走行させることができ、操舵操作のテクニックを競い合うことができる。しかも、ピンが走行中にスロットの有無及びその深さに応じて作動位置と待機位置との間を伸縮するので、スロット深さの設定によりスロットを設けた部分とスロットを設けていない部分とが共存するコースであっても連続走行させることができ、模型の走らせ方のバリエーションを向上することが可能となる。また、ピンを揺動可能に支持することにより、車輪とピンとをシャーシに対して等しく傾けることができるので、車輪の接地面に対してピンを常に同じ向きに保持し、それによりピンとスロットとによる案内特性の変化を防いで模型を安定的に案内することができる。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、複数レーン(31a、31b)を有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間(31)と、前記複数レーンの幅以上の範囲に亘って平坦な走行面(32a)が形成されたフリー走行区間(32)とが設けられてもよい。
本発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、複数レーン(31a、31b)を有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間(31)が設けられ、前記分離走行区間には前記複数レーンのスロット同士を相互に接続するように前記スロットが追加されたレーンチェンジ区間(35)が設けられてもよい。
本発明の遠隔操作玩具システム用のコースは複数の遠隔操作玩具システム用のコース部品を繋ぎ合わせてこれを構成することができる。この場合、遠隔操作玩具システム用のコース部品としては次のようなものがある。
発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、前記スロット(30)が一本設けられた共通走行区間(33)と、前記共通走行区間の前記スロットから分岐するようにして前記スロットが複数本設けられた移行区間(34)とをさらに備え、前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は、前記共通走行区間(33)と、前記移行区間(34)とを備えた前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であってもよい。
発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記分離走行区間(31)が設けられた前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は前記フリー走行区間(32)を備えている前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であってもよい。
さらに、前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記スロットと接続され、前記模型の走行方向に沿って前記フリー走行区間の中心側へ向かうほど前記走行面との間が漸次浅くなるスロープ(67)が設けられてもよい。
発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースには、複数レーン(31a、31b)を有しレーンが前記スロット(30)を備えている分離走行区間(31)と、前記複数レーンの幅以上の範囲に亘って平坦に広がる走行面(32a)が形成されたフリー走行区間(32)と、前記スロットを塞ぐように当該スロットに装着されて前記走行面を平坦に形成するアダプター(81)とをさらに備え、前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は、前記フリー走行区間(32)と、前記アダプター(81)とを備えている前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であってもよい。
さらに、前記アダプターの上面の端部には、前記アダプターの長手方向中心側へ向かうほど高さが増加するスロープ(81a)が設けられてもよい。
上述した遠隔操作玩具システム用のコース部品において、前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記複数のレーンのそれぞれに前記模型を誘導する複数の誘導路(66a、66b)が設けられ、前記誘導路の両側には、前記走行面から突出し、かつ前記分離走行区間に向かうほど互いの幅が狭くなるガイド壁(64、65)が設けられてもよい。
発明の遠隔操作玩具システムにおいて、前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は前記分離走行区間(31)を備え、前記分離走行区間には前記レーンチェンジ区間(35)が設けられてもよい。
以上のような遠隔操作玩具システム用のコース部品を適宜に使い分けることにより、模型のレーンチェンジやレーンに拘束されないフリー走行を可能として、本発明の遠隔操作用玩具システムの興趣を十分に高めることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、ピンとスロットとによって模型をコースに沿って案内することができるため、スロットが設けられていない場合と比較して模型がコースから外れ難くなり、模型を容易にかつ高速でコースに沿って周回させることができる。模型の駆動力が作用する方向をコントローラに対する操舵操作によって変化させることができるから、適切な操舵操作を行えば模型をより高速で走行させることができ、操舵操作のテクニックを競い合うことができる。ピンが走行中にスロットの有無及びその深さに応じて出没するので、スロット深さの設定によりスロットを設けた部分とスロットを設けていない部分とが共存するコースであっても連続走行させることができ、模型の走らせ方のバリエーションを向上することが可能となる。従って、従来のスロット式レースシステムと比較して興趣に富み、かつ模型の走行をユーザの自由に完全に委ねる場合と比して気軽に操作を楽しむことができる遠隔操作玩具システムを提供することができる。
図1は本発明に係る遠隔操作玩具システムに含まれるコース及び模型を示し、図2は模型とコントローラとの組を示す。これらの図に示すように、本実施形態の遠隔操作玩具システムは、ユーザによって操作されるコントローラ1と、そのコントローラ1からの制御信号によって遠隔操作される自動車型の模型2と、模型2が走行するコース3とを備えている。
図2に示すように、コントローラ1は本体10とユーザによって把持されるグリップ11とを有し、そのグリップ11の前方に速度指示用のトリガーレバー12が前後方向に操作可能に設けられる。また、本体10の右側面に操舵操作(走行方向を指示する操作)用のホイール13がその中心の回りに回転操作可能に設けられる。コントローラ1の内部にはトリガーレバー12及びホイール13の操作状況に応じた制御信号を出力する制御装置(不図示)が設けられる。一例として、制御装置は、トリガーレバー12の操作量に応じて模型2の基本的な駆動速度を決定するとともに、その駆動速度に対して、左右いずれか一方の後輪22の減速比をホイール13の操作方向及び操作量に応じて決定し、それらの決定内容に基づいて左右の後輪22の駆動速度を個別に決定する。制御信号には左右の後輪22の駆動速度を個別に指定する情報が含まれており、その制御信号は赤外線送信部14から送信される。
図3に示したように、模型2は、シャーシ2aと、そのシャーシ2aに取り付けられるボディ2bとを備えている。シャーシ2aには前輪21及び後輪22が左右に一つずつ設けられている(図では片側のみ示す)。また、シャーシ2a上には充電池23、ギアボックス24及び電装基板25がそれぞれ搭載されている。ギアボックス24には、駆動装置として一対のモータ26L、26Rが取り付けられる。これらのモータ26L、26Rは左右の後輪22を互いに個別に駆動する。すなわち、左モータ26Lは左側の後輪22を駆動し、右モータ26Rは左側の後輪22を駆動する。電装基板25には、制御装置27と、赤外線受光部28aを備えた赤外線受光モジュール28とが搭載される。コントローラ1から送信された制御信号は赤外線受光モジュール28にて受信されて制御装置27に入力される。制御装置27は制御信号に含まれている各後輪22の駆動速度の指示を判別し、判別した速度に対応した速度で各モータ26L、26Rを駆動する。これにより、模型2はトリガーレバー12にて指示された速度で前進又は後退する。また、ホイール13の操作に応じてモータ26L、26Rに速度差が与えられ、その速度差に応じて模型2の進行方向が変化する。なお、コントローラ1のトリガーレバー12やホイール13に対する操作とモータ26に生じさせる速度差との対応関係は適宜に変更可能であり、その詳細は本発明の要旨ではないので説明を省略する。
図1に戻って、コース3には、2本のレーン31a、31bを有し各レーン31a、31bがスロット30を備えた分離走行区間31と、2本のレーン31a、31bの幅以上の範囲に亘って平坦な走行面32aが形成されたフリー走行区間32とが設けられている。なお、レーン31a、31bはスロット30を中心とし、一台の模型2が走行可能な幅を有する走行路に相当する。図1では一部において二点鎖線PLによりレーン31a、31bの境界を示しているが、実際のコース3においてレーン31a、31bの境界は明示的に示されてもよいし、示されてなくてもよい。
模型2をスロット30に沿って走行させるため、模型2の底面2c側にはスロット30に差し込み可能なピン29が底面2cから出没可能に設けられている。以下、ピン29の取り付け部分の構成を説明する。
図4はシャーシ2aの前端部の詳細を示している。シャーシ2aの前端中央には円筒型のガイド40が設けられ、そのガイド40の内側にはピンホルダ41が回転自在に嵌め合わされている。図5に示したように、ピンホルダ41は円筒形のホルダ本体42とその下端に一体に設けられたレバー43とを備えている。ピンホルダ41は、ホルダ本体42をガイド40の下端からガイド40内に挿入し、ホルダ本体42の上端の爪42aをガイド40の上端40aに引っ掛けることにより上下方向に抜け止めされた状態でシャーシ2aに取り付けられている。図8(a)及び(b)にも示したように、レバー43ホルダ本体42を中心とする扇形に形成されている。シャーシ2aの底面2cにはレバー43を受け入れる凹部2dが形成されている。凹部2dはレバー43よりも周方向に幾らか大きく形成されており、従って、レバー43は凹部2d内の限られた範囲でホルダ本体42の軸線の回りに回転操作可能である。図5に示したように、ピン29は大径部29aとその大径部29aの下側に同軸に設けられた小径部29bとを有している。ピン29はその小径部29bを下にしてピンホルダ41の上方からホルダ本体42のピン孔42bに挿入されている。
大径部29aの上端には一対(図5では片側のみ示す。)のロック片29cが大径部29aから半径方向に突出するように設けられている。これらのロック片29cに対応して、図4に示したように、ガイド40及びピンホルダ41にはロック片29cを上下方向に通過させるための縦スリット40c、41cが形成されている。ピン29はロック片29cをピンホルダ41の縦スリット41cと噛み合わせるようにしてピン孔42bに収容されている。なお、ピン孔42bからのピン29の脱落を防止するため、縦スリット41cの下端はレバー43で塞がれている。
レバー43を図6(a)の矢印A側に回転させた状態ではピンホルダ41の縦スリット41cがガイド40の縦スリット40cに対して周方向にずれ、レバー43を図6(a)の矢印B側に回転させた場合にはピンホルダ41の縦スリット41cの位置が縦スリット40cの位置と周方向に一致する(図4参照)。縦スリット40c、41cが一致した状態において、ロック片29cが縦スリット40c、41c内を上下に移動可能となり、これによりピン29の全体がピン孔42bに沿って上下方向に移動可能となる。通常、後述するような待機位置に拘束されない状態では、ピン29はその自重により下方に突出して床面に接触した状態になっている。
ピン29をその下端がシャーシ2aの底面2cからほぼ後退した待機位置(図5に示す位置)まで上昇させ、その状態でレバー43を図6(a)の矢印A側に移動させた場合、ロック片29cは図6(b)に示すようにガイド40の上端40aに乗り上げる。これによりピン29が待機位置に拘束される(図6(c)も参照)。一方、図7(a)に示したように、ピン29をその小径部29bがピン孔42bから突出する作動位置に移動させた状態でレバー43を図7(a)の矢印A側に移動させた場合、図7(b)に示すようにロック片29cが縦スリット40cの下端に設けられた周方向の横スリット40dに噛み合う。この状態では図7(b)及び(c)に示したようにガイド40の縦スリット40cとピンホルダ41の縦スリット41cとの位置がずれ、ロック片29cが横スリット40d内に拘束される。このため、ピン29はその小径部29bが底面2cから突出した作動位置に拘束される。これら上端40a、ロック片29c、ピンホルダ41によりピン29が待機位置に拘束する待機位置維持手段を構成し、横スリット40d、ロック片29c、ピンホルダ41により及び底面2cから突出した作動位置に拘束する作動位置維持手段を構成している。
なお、図8(a)はピン29が待機位置に拘束された状態を、図8(b)はピン29が作動位置に拘束された状態をそれぞれ示している。図1に示したコース3のスロット30を使用せずにレースを行う場合やコース3そのものを使用しない場合にはピン29を待機位置に拘束しておくことが好ましい。一方、コース3の全周にスロット30が設けられており、フリー走行区間32がコース3に設けられていない場合にはピン29を作動位置に拘束することが好ましい。コース3上に分離走行区間31とフリー走行区間32とが混在する場合にはレバー43を図6の矢印B側に切り替えておく必要がある。
また、図9にも示したように、シャーシ2aの前端部の幅方向中心には一対の揺動支点45が設けられ、それらの揺動支点45間には上下一対の連結ロッド46A、46Bが差し込まれている。連結ロッド46A、46Bの端部間には操舵軸47が略上下方向の軸線を中心として回転自在に取り付けられ、前輪21は操舵軸47から延びる車軸47aに回転自在に支持されている。そして、図4にも示したように操舵軸47からは前方にアーム47bが延ばされ、それらのアーム47bは操舵リンク48にて相互に連結されている。このような構成により、前輪21は操舵軸47を中心として左右に連係して向きを変えることができ、かつ揺動支点45を中心として上下に揺動可能な状態でシャーシ2aに支持されている。上述したように模型2は後輪22の速度差によって旋回力を生じさせて走行方向を変化させるが、その旋回力で前輪21がシャーシ2aに対して受動的に向きを変えかつ上下に揺動することにより、模型2の旋回動作を安定させることができる。但し、前輪21は揺動可能である必要はなく、その向きが模型2の前進方向に固定されていてもよい。
次にコース3を説明する。コース3は複数のコース部品を繋ぎ合わせて構成される。図10(a)〜(d)及び図11(a)〜(c)はコース3に使用されるコース部品群を示している。これらのコース部品50〜56はいずれもスロット30を有し、各スロット30はピン29の小径部29bを受け入れ可能な幅及び深さを有している。また、各コース部品50〜56の端部には他のコース部品50〜56と繋ぎ合わせるための連結具57が1レーンにつき1つずつ設けられている。連結具57はコース部品同士を接続できるものであればその形状や配置は問わない。
図10(a)は直線的に延びる一本のスロット30が設けられたストレートコース部品50を示している。一つのストレートコース部品50で単一のストレートレーンを構成することができる。また、複数のストレートコース部品50を並べることにより複数のストレートレーンを形成することができる。ストレートコース部品50には長さ寸法が異なるものが用意されてもよいが、以下の説明では長さに拘わりなく同一の参照符号を使用する。
図10(b)はスロット30が十字型に設けられたクロスコース部品51を示している。クロスコース部品51はレーン同士の交差部分に設けることができる。
図10(c)はスロット30が円弧状に曲げられた大曲率カーブコース部品52を示し、図10(d)はスロット30が大曲率カーブコース部品52よりも小さな曲率で曲げられた小曲率カーブコース部品53を示している。大曲率カーブコース部品52の外周の曲率は小曲率カーブコース部品53の内周の曲率と一致している。これらのコース部品52、53を半径方向に隣り合わせて並べることにより2本のカーブレーンを形成することができる。
次に、図11(a)及び(b)はスロット30が一本設けられた共通走行区間33と、共通走行区間33のスロット30から分岐するようにして2本のスロット30が設けられた移行区間34とを備えた分岐コース部品54、及び合流コース部品55を示している。これらのコース部品54、55は移行区間34におけるスロット30の分岐形態が異なっている。分岐コース部品54では、移行区間34の一方のスロット30が共通走行区間33のスロット30の延長線上にあり、他方のスロット30は一方のスロット30に対して弧を描くように漸次離れていく。これに対して合流コース部品55では、移行区間34の一方のスロット30が共通走行区間33のスロット30の延長線上にあり、他方のスロット30は一方のスロット30から分岐した後、最終的には一方のスロット30と平行に延ばされることにより、移行区間34の端部において互いに平行な2本のストレートレーンが形成されている。なお、これらの分岐コース部品54、及び合流コース部品55に関しては分岐方向が異なるいわゆる勝手違いのコース部品も用意される。以下の説明では勝手違いの部品に関しても同一の参照符号を使用する。
さらに、図11(c)は互いに平行な2本のスロット30と、それらのスロット30同士を相互に接続するように交差する2本のスロット30とが設けられたレーンチェンジコース部品56を示している。このレーンチェンジコース部品56によればコース3上の分離走行区間31にレーンチェンジ区間35を追加することができる。
図12(a)〜(d)は上述したコース部品群50〜56を使用したコース3のレイアウト例を示している。図12(a)は4本のストレートコース部品50と、1つのクロスコース部品51と、12本の大曲率カーブコース部品52とを繋ぎ合わせて単一レーンの8の字型のスモールクロスコース3Aを形成した例を示している。また、図12(b)は8本のストレートコース部品50と、1つのクロスコース部品51と、12本の小曲率カーブコース部品53とを繋ぎ合わせて単一レーンの8の字型のミディアムクロスコース3Bを形成した例を示している。図12(c)は、4本のストレートコース部品50と、8本の大曲率カーブコース部品52と、2本の小曲率カーブコース部品53と、3本の分岐コース部品54と、1本の合流コース部品55とを組み合わせることにより、単一レーン部分と複数レーン部分(コース右側のカーブ部分)とが混在したバトルコース3Cを形成した例を示している。さらに、図12(d)は8本のストレートコース部品50と、4つのクロスコース部品51と、12本の大曲率カーブコース部品52と、12本の小曲率カーブコース部品53とを組み合わせて2レーンの8の字型のダブルクロスコース3Dを形成した例を示している。以上の他にも、コース部品50〜56を使用すれば種々のコースレイアウトを実現することができる。
図1から明らかなように、コース3を構成するコース部品にはフリー走行区間32を形成するためのフリー走行コース部品60が含まれている。図13はそのフリー走行コース部品60の詳細を示している。フリー走行コース部品60には、複数レーン31a、31bの幅以上の範囲に亘って平坦に広がる走行面32aが形成されており、その走行面32aによりコース3上にフリー走行区間32(図1参照)を設けることができる。なお、走行面32aは前後に接続されるコース部品の上面と略面一である。
フリー走行コース部品60の両端には進入部62及び退出部63がそれぞれ設けられ、また、フリー走行コース部品60の両側縁には走行面32aから突出するガイド壁64が形成されている。ガイド壁64同士の間隔はフリー走行区間32において一定である。進入部62及び退出部63においては、ガイド壁64同士の間隔がフリー走行区間32の中心側へ向かうほど漸次拡大する。さらに、退出部63においては、走行面32aの幅方向中央にもガイド壁65が設けられている。ガイド壁64、65により退出部63では走行面32aが2本のレーン31a、31bに対応して2つの通路66a、66bに区分されている。そして、各通路66a、66bにおいてガイド壁64、65の間隔は分離走行区間31に向かうほど漸次狭くなる。
さらに、進入部62及び退出部63のそれぞれの走行面32aには各レーン31a、31bに連なるようにしてスロープ67が形成されている。なお、退出部63の通路66a側におけるスロープ67はガイド壁65に隠れて見えていない。図14及び図15に示したように、スロープ67はスロット30と接続される一端においてスロット30の底面30aと同一高さであり、模型2の走行方向に沿ってフリー走行区間32の中心側へ向かうほど漸次高さが増加し、他端において走行面32aと同一高さとなる。また、図14から明らかなように、スロープ67の幅は模型2の走行方向に沿ってフリー走行区間32の中心側へ向かうほど漸次拡大する。なお、図14及び図15は進入部62のスロープ67を示しているが、退出部63のスロープ67も同一形状である。
次に、図1のコース3を利用して模型2を走行させる場合の作用効果を説明する。なお、コース3には分離走行区間31とフリー走行区間32とが混在しており、レバー43はピン29の上下動を許容する位置に切り替えられているものとする。まず、分離走行区間31を模型2が走行している間はスロット30にピン29が差し込まれた状態で模型2を走行させることができる。従って、模型2がコース3に沿って案内され、特にカーブの部分において模型2の走行速度を容易に向上させることができる。
一方、フリー走行区間32に模型2が入る際には進入部62のスロープ67にピン29が乗り上げてピン29が後退位置へと押し込まれるため、スロット30が存在しないフリー走行区間32をピン29に邪魔されることなく模型2が通過できる。しかも、そのフリー走行区間32においてはコントローラ1のホイール13を操作して模型2の走行方向を変化させることができる。従って、フリー走行区間32において他の模型2を追い抜いたり、フリー走行区間32への進入前のレーンとは異なるレーンに模型2を誘導するといった遊戯方法ができる。フリー走行区間32の後端には退出部63が設けられており、その退出部63のガイド壁64、65とスロープ67とによってフリー走行区間32から分離走行区間31への模型2の移動を容易かつ滑らかに行うことができ、ピン29を分離走行区間31のスロット30に確実に導くことができる。
また、コースレイアウトは図1のものに限らず、図12に例示したように種々の構成が可能である。例えば図11の分岐コース部品54又は合流コース部品55を使用すれば、コース3上に単一レーンからなる共通走行区間33と複数レーンを備えた分離走行区間31とそれらを結ぶ移行区間34とを設けることができ、共通走行区間33においては追い抜き不可能となるので従来とは異なった制限を生じさせることが可能である。あるいは図11(c)に示したレーンチェンジコース部品56を使用すれば、フリー走行コース部品60を利用しなくてもコース3上にレーンチェンジ区間35を出現させることができる。レーンチェンジ区間35が存在する場合においては、スロット30の分岐位置に模型2のピン29が差し掛かったタイミングを見計らってユーザがコントローラ1のホイール13を操作して模型2の走行方向をスロット30の分岐方向に変化させることにより、模型2が走行するレーンを切り替えることができる。
なお、本発明のコース3はフリー走行区間32、移行区間34又はレーンチェンジ区間35のいずれかを必須とするものではない。これらの区間32、34及び35が全く存在せず、コース3の全周に亘って複数レーンが明確に分離されていてもよい。この場合でも、模型2がカーブを通過する際に、操舵操作、すなわちコントローラ1のホイール13の操作が適切に行われたならば、操舵操作を全く行わない場合よりも模型2がカーブをより速く通過できるから、カーブを通過するテクニックを競うことができる。
以上の他にも上記の遠隔操作玩具システムによれば種々の遊戯方法が可能である。例えば、図12(c)に示したバトルコース3Cによれば、コース3Cの右側のカーブ部分が分離走行区間31として機能し、外側のカーブを回るよりも内側のカーブを回る方がコースが短くなるため、その差を利用して先行する模型2との差を詰めたり、反対に車間を広げるといった遊戯方法が可能となる。
本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば図16及び図17に示すように、ピンホルダ41を上連結ロッド46Aと連結することにより、シャーシ2aに対してピンホルダ41及びピン29を揺動支点45の回りに上下に揺動可能としてもよい。この場合、ガイド40及びピンホルダ41のレバー43は省略し、シャーシ2aに対してピンホルダ41のホルダ本体42が左右に揺動可能とする。このような実施形態によれば、図18に示すようにシャーシ2aに対する前輪21の傾きに連係してピン29が傾くようになるので、シャーシ2aに対する前輪21の傾きに拘わりなく、スロット30に対してピン29を真っ直ぐ挿入してピン29とスロット30とによる案内特性の変化を抑えることができる。また、ピン29とスロット30とによってシャーシ2aに対する前輪21の揺動範囲が制限されることもない。上記揺動支点45、連結ロッド46A、46B、操舵軸47によりが揺動支持手段が構成されている。
図19はピン29の先端(下端)にピン29の軸線と直交する方向に延びるソリ型の案内部29dを設けた例である。この場合ピン29のロック片29cを省略し、ピン29をピンホルダ41のホルダ本体42に対して自身の軸線の回りに回転可能に装着する。また、ガイド40は省略し、ピンホルダ41をシャーシ2aに固定する。また、シャーシ2aには案内部29dを格納可能なスリット(不図示)を設ける必要がある。このような実施形態によれば、案内部29dがスロット30に差し込まれることによりスロット30によるピン29の案内面積が増加し、模型2をスロット30にてより確実に案内することができる。その結果、カーブを通過する際の速度をより高めることができる。
なお、図20に示すようにピン29にアーム29eを形成し、そのアーム29eと対向する一対の拘束部70aを備えたストッパ70をシャーシ2aに取り付けることにより、案内部29dが模型2の前後方向(図20の矢印L方向)に延びる位置を基準として、ピン29が左右に回転できる範囲を制限してもよい。このようにピン29の回転範囲を制限すれば、案内部20dの過度の回転による模型2の走行方向に対する振れ動作を適正な範囲に制限することができる。このような回転制限手段を設ける場合には、さらにアーム29eと各拘束部70aとの間にばね71を設けることにより案内部29dが模型2の前後方向に沿って延びる基準位置に向かってピン29を復帰させる力をピン29に付与するようにしてもよい。
図21に示したように模型2に電磁石72を内蔵させる一方で、コース3上に鉄、ニッケル等を含む強磁性材料からなる吸着板73を設け、コントローラ1からの信号により電磁石72の励磁及び励磁解除を切り替えられるようにしてもよい。例えばコース3のカーブ区間に吸着板73を設置すれば、電磁石72の励磁により模型2をコース3に向かって引き寄せてカーブを通過する際の最高速度をさらに高めることができる。
図22に示したように、コース3の適当な位置に模型2の通過を検出するラップカウンタ75を設置し、模型2の周回数やラップタイムを計測可能としてもよい。ラップカウンタ75のさらなる活用方法としては、例えばコース3上に複数の模型2を走行させる場合において共通走行区間33にラップカウンタ75を設置し、模型2が通過するタイム差が所定時間以内まで狭まったことをラップカウンタ75にて検出し、その検出後、次にラップカウンタ75を通過した模型2を勝者とするといった遊戯方法が考えられる。複数レーンが設けられた分離走行区間にレーン毎にラップカウンタ75を設置して同種の遊戯方法を実現してもよい。
図23はフリー走行区間32を形成するためのコース部品の他の形態を示している。このコース部品80は、上述したストレートコース部品50を複数備えるとともに、各ストレートコース部品50のスロット30にはめ込み可能なコース部品50と同数のアダプター81とを有するものである。アダプター81はスロット30と同一の断面形状を有し、その長手方向両端部にはアダプター81の長手方向中央に向かうほど漸次高くなるスロープ81aが設けられている。このようなコース部品80は、アダプター81を使用しなければ単独のストレートコース部品50として使用可能であり、スロット30にアダプター81を装着してスロット30を塞いだ状態のストレートコース部品50を複数並べて使用すればフリー走行区間32を形成することができる。また、アダプター81のスロープ81aにより、図15に示したスロープ67と同様にフリー走行区間32に対する模型2の進入及び退出に連動してピン29を格納及び突出させることができる。
図4及び図5に示すピン29の取り付け構造において、ガイド40をシャーシ2aと別部品とし、ガイド40、ピンホルダ41及びピン29を一組の模型アタッチメントとして独立させてもよい。シャーシ2aにガイド40が挿入可能なガイド取り付け孔を形成してガイド40をねじ等の固定手段にてシャーシ2aに固定するようにすれば、ピン29を有しない既存の模型に対しても本発明を適用することができる。本発明におけるピンは文字通りのピン形状に限定されず、スロットに沿って模型を案内させる機能を奏し得る相当物をすべて含む概念である。また、本発明において、ピンの伸縮は、模型に対するピンの移動によって実現されるもの、及びピンの長さの変化によって実現されるものの両者を含む概念である。
本発明の一実施形態に係る遠隔操作玩具システムに使用されるコース及び模型を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る遠隔操作玩具システムに使用されるコントローラ及び模型を示す斜視図。 模型の内部構造を示す図。 模型のシャーシの前端部に設けられたピンの取付部分を示す図。 ピンの取付部分の縦断面図。 ピンを待機位置に拘束した状態を示す図で、(a)は部分破断した斜視図、(b)は側面図、(c)は縦断面図。 ピンを作動位置に拘束した状態を示す図で、(a)は部分破断した斜視図、(b)は側面図、(c)は縦断面図。 シャーシ前端部を底面側から見た状態を示す図で、(a)はピンを待機位置に拘束した状態を示す図、(b)はピンを作動位置に拘束した状態を示す図。 前輪の支持構造を示す図。 コース部品の各種形態を示す図。 コース部品のさらなる形態を示す図。 コースのレイアウト例を示す図。 フリー走行コース部品の斜視図。 フリー走行コース部品に設けられたスロープの拡大図。 スロープ上を模型が移動する様子を示す図。 ピンの取付構造に関する他の形態を示す斜視図。 ピンの取付構造に関する他の形態を示す平面図。 図16及び図17の取付構造による作用を示す図。 ピンの先端に案内部を設けた実施形態を示す図。 案内部の回転範囲を制限する実施形態を示す図。 模型内に電磁石を設けた実施形態を示す図。 ラップカウンタが設置されたコースの平面図。 フリー走行コース部品の他の実施形態を示す図。
符号の説明
1 コントローラ
2 模型
2a シャーシ
2c 模型の底面
3 コース
3A スモールクロスコース
3B ミディアムクロスコース
3C バトルコース
3D ダブルクロスコース
21 前輪
26L、26R モータ
27 制御装置
28 赤外線受光モジュール
29 ピン
29c ロック片(突出防止手段、後退防止手段)
29d ピンの案内部
29e アーム(回転制限手段)
30 スロット
31 分離走行区間
31a、31b レーン
32 フリー走行区間
32a 走行面
33 共通走行区間
34 移行区間
35 レーンチェンジ区間
40 ガイド
40a ガイドの上端(突出防止手段)
40d 横スリット(後退防止手段)
41 ピンホルダ(突出防止手段、後退防止手段)
42 ホルダ本体
42b ピン孔
43 レバー
45 揺動支点(揺動支持手段)
46A、46B 上下連結ロッド(揺動支持手段)
47 操舵軸(揺動支持手段)
48 操舵リンク
50 ストレートコース部品
51 クロスコース部品
52 大曲率カーブコース部品
53 小曲率カーブコース部品
54 分岐コース部品
55 合流コース部品
56 レーンチェンジコース部品
60 フリー走行コース部品
62 進入部
63 退出部
64、65 ガイド壁
67 スロープ
70 ストッパ(回転制限手段)
71 ばね(ばね手段)
72 電磁石
73 吸着板
75 ラップカウンタ
80 フリー走行コース部品
81 アダプター
81a スロープ

Claims (22)

  1. 走行方向を指示する操舵操作を含むユーザの操作に応じた制御信号を送信するコントローラと、前記制御信号にて指示された方向に走行可能な模型と、前記模型が走行可能な走行面を有するコースとを備え、前記コースの前記走行面の少なくとも一部が、前記模型の走行方向を限定するべく前記コースの延在方向に沿うスロットを備え、前記模型が、前記走行面から当該模型側に後退した待機位置と前記スロットに突入する作動位置との間で移動可能なピンを備えた遠隔操作玩具システムにおいて、
    前記模型には少なくとも左右一対の車輪と、前記一対の車輪を当該模型のシャーシに対して前後方向の軸線回りに揺動自在に支持する揺動支持手段とが設けられ、前記ピンが前記揺動支持手段により前記車輪とともに揺動可能に支持されていることを特徴とする遠隔操作玩具システム。
  2. 前記ピンが軸線の回りに回転自在に支持され、該ピンの先端部には、前記模型の走行時において前記ピンが作動位置にあるとき前記スロットに沿って前記模型を案内すべく前記軸線と直交する方向に延びる案内部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作玩具システム。
  3. 前記案内部が前記模型の前後方向に延びる位置を基準として前記ピンが左右に回転できる範囲を制限する回転制限手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作玩具システム。
  4. 前記案内部が前記基準の位置に復帰する力を前記ピンに付与するばね手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遠隔操作玩具システム。
  5. 前記コースには、複数レーンを有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間と、前記スロットが一本設けられた単一レーンからなる共通走行区間と、前記共通走行区間と前記分離走行区間との間に介在して前記単一レーンの前記スロットと前記複数レーンの各々のスロットとを連絡するように前記スロットが設けられた移行区間とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作玩具システム。
  6. 前記コースには、複数レーンを有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間と、前記複数レーンの幅以上の範囲に亘って平坦な走行面が形成されたフリー走行区間とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作玩具システム。
  7. 前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記スロットと接続され、前記模型の走行方向に沿って前記フリー走行区間の中心側へ向かうほど前記走行面との間が漸次浅くなるスロープが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の遠隔操作玩具システム。
  8. 前記フリー走行区間の前記走行面が、前記スロットをアダプターで塞ぐことによって形成されていることを特徴とする請求項6に記載の遠隔操作玩具システム。
  9. 前記アダプターの上面の端部には、前記アダプターの長手方向中心側へ向かうほど高さが増加するスロープが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の遠隔操作玩具システム。
  10. 前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記複数のレーンのそれぞれに前記模型を誘導する複数の誘導路が設けられ、前記誘導路の両側には、前記走行面から突出し、かつ前記分離走行区間に向かうほど互いの間隔が狭くなるガイド壁が設けられていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載の遠隔操作玩具システム。
  11. 前記コースには、複数レーンを有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間が設けられ、前記分離走行区間には前記複数レーンのスロット同士を相互に接続するように前記スロットが追加されたレーンチェンジ区間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作玩具システム。
  12. 前記模型の底面から前記走行面までの距離よりも長く突出した作動位置と、前記走行面から前記模型側に後退した待機位置との間を移動可能なピンは、前記遠隔操作玩具システム用の模型アタッチメントであることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作玩具システム。
  13. 走行方向を指示する操舵操作を含むユーザの操作に応じた制御信号を送信するコントローラと、前記制御信号にて指示された方向に走行可能な模型と、前記模型が走行可能な走行面を有するコースとを備え、前記コースの前記走行面の少なくとも一部が、前記模型の走行方向を限定するべく前記コースの延在方向に沿うスロットを備え、前記模型が、前記走行面から当該模型側に後退した待機位置と前記スロットに突入する作動位置との間で伸縮可能なピンを備えた遠隔操作玩具システムにおいて、
    前記模型には少なくとも左右一対の車輪と、前記一対の車輪を当該模型のシャーシに対して前後方向の軸線回りに揺動自在に支持する揺動支持手段とが設けられ、前記ピンが前記揺動支持手段により前記車輪とともに揺動可能に支持されていることを特徴とする遠隔操作玩具システム。
  14. 前記コースには、複数レーンを有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間と、前記複数レーンの幅以上の範囲に亘って平坦な走行面が形成されたフリー走行区間とが設けられていることを特徴とする請求項13に記載の遠隔操作玩具システム。
  15. 前記コースには、複数レーンを有し各レーンが前記スロットを備えた分離走行区間が設けられ、前記分離走行区間には前記複数レーンのスロット同士を相互に接続するように前記スロットが追加されたレーンチェンジ区間が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の遠隔操作玩具システム。
  16. 前記コースには、前記スロットが一本設けられた共通走行区間と、前記共通走行区間の前記スロットから分岐するようにして前記スロットが複数本設けられた移行区間とをさらに備え、
    前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は、前記共通走行区間と、前記移行区間とを備えた前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であることを特徴とする請求項13に記載の遠隔操作玩具システム。
  17. 前記分離走行区間が設けられた前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は、前記フリー走行区間を備えている前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であることを特徴とする請求項14に記載の遠隔操作玩具システム。
  18. 前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記スロットと接続され、前記模型の走行方向に沿って前記フリー走行区間の中心側へ向かうほど前記走行面との間が漸次浅くなるスロープが設けられていることを特徴とする請求項17に記載の遠隔操作玩具システム。
  19. 前記コースには、複数レーンを有し各レーンが前記スロットを備えている分離走行区間と、前記複数レーンの幅以上の範囲に亘って平坦に広がる走行面が形成されたフリー走行区間と、前記スロットを塞ぐように当該スロットに装着されて前記走行面を平坦に形成するアダプターとをさらに備え、
    前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は、前記フリー走行区間と、前記アダプターとを備えている前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であることを特徴とする請求項13に記載の遠隔操作玩具システム。
  20. 前記アダプターの上面の端部には、前記アダプターの長手方向中心側へ向かうほど高さが増加するスロープが設けられていることを特徴とする請求項19に記載の遠隔操作玩具システム。
  21. 前記分離走行区間と連接する前記フリー走行区間の端部には、前記複数のレーンのそれぞれに前記模型を誘導する複数の誘導路が設けられ、前記誘導路の両側には、前記走行面から突出し、かつ前記分離走行区間に向かうほど互いの幅が狭くなるガイド壁が設けられていること特徴とする請求項17〜20のいずれか一項に記載の遠隔操作玩具システム。
  22. 前記コースの一部を構成する前記遠隔操作玩具システム用のコース部品は、前記分離走行区間を備え、前記分離走行区間には前記レーンチェンジ区間が設けられている前記遠隔操作玩具システム用のコース部品であることを特徴とする請求項15に記載の遠隔操作玩具システム。
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