JP3227186U - 鉄道玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】玩具に自主的に回転走行させるための機構や制御部を設けなくても、直線走行ばかりではなく回転走行もすることができる鉄道玩具を提供する。【解決手段】利用者の操作ノブ18に対する操作により本体11の前端又は後端に設けられた開口から突き出ること及び前記開口の内方に収納されることが可能な連結器と、前記連結器が前記開口から突き出ること又は前記連結器が前記開口の内方に収納されることに連動して前記開口を開き又は前記開口を閉塞する連結器カバーと、走行のための機械的エネルギーを蓄積するためのエネルギー蓄積機構と、走行のための複数の車輪とを備え、前記エネルギー蓄積機構に蓄積された前記機械的エネルギーにより前記複数の車輪の一部又は全部が駆動される。【選択図】図3

Description

本考案は、鉄道玩具の改良に関する。
フライホイルを利用したフリクション型の玩具が旧来から普及している。これで遊ぶ子供などの利用者は、フリクション型の玩具を把持して、玩具に装着された車輪を例えば家屋の部屋や廊下の床面等に1回乃至数回前後方向に擦らせた状態で動かす。そうすることによりフライホイルに機械的エネルギーの一種である回転エネルギーが蓄積される。
その後、フリクション型の玩具を床に置くと、回転エネルギーが蓄積されているフライホイルにより駆動される車輪によりフリクション型の玩具はフライホイルの回転エネルギーにより平面上を自走する。
特開2004−057249号公報
しかしながら、従来のフリクション玩具は、直線走行しかできないと共に、従来のフリクション型の玩具は走行距離が短く、利用者にとってみると玩具として物足りない、という不具合を有していた。
一方、Nゲージという鉄道模型が以前より普及している。Nゲージは、9mm軌間の鉄道模型システムであり、日本では、車両の縮尺として基本的には1/150を採用しており、新幹線車両のみは1/160を採用している。
Nゲージ用の模型レールは既成のものとしてかねてから販売されており、Nゲージの鉄道模型は、一対のレール間に発生している電位差を利用したモータによりNゲージの線路を自走することができる。
ところで、特許文献1には、連結器とカバーが設けられた鉄道車両模型が開示されている。利用者が操作子を長手方向にスライドさせることにより連結器の出し入れに連動して車両先頭部にカバーが取り付けられた状態と車両先頭部から連結器が露出する状態を切り替えることができる。これを可能にするための機構として2系統のラック・アンド・ピニオンが用いられている。
特許文献1に開示されている鉄道模型においては、連結器の出し入れに連動した連結器カバーの取付けや取外しは比較的容易であるが、2系統のラック・アンド・ピニオンを用いているため、部品点数が多く構成が複雑であって、製造コストが嵩む、という不具合があった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車輪の摩擦(フリクション)を利用して従来より使用されている模型レール上を走行できると共に、他の鉄道玩具との連結を容易に行うことが可能な鉄道玩具を提供することを目的とする。
請求項1に係る考案は、模型レール上を走行できる鉄道模型であって、利用者の操作ノブに対する操作により本体の前端又は後端に設けられた開口から突出すると共に前記開口の内方に収納されることが可能な連結器と、前記連結器が前記開口から突出及び内方への収納に連動して前記開閉する連結器カバーと、走行のための機械的エネルギーを蓄積するためのエネルギー蓄積機構と、前記模型レール上を走行するための複数の車輪とを備え、前記エネルギー蓄積機構に蓄積された前記機械的エネルギーにより前記複数の車輪の一部又は全部が駆動されることを特徴とする鉄道玩具である。
従って、請求項1に係る考案によれば、利用者が前記操作ノブを操作することにより、前記連結器が前記開口から突出した状態及び前記連結器が前記開口の内方に収納された状態を切り替えることができる。
また、請求項1に係る考案によれば、連結器は、利用者の操作ノブに対する操作により前記連結器が本体の前端又は後端に設けられた開口から突出した状態又は前記開口の内方に収納された状態に切り替えられ、また、連結器カバーは、前記連結器の突出又は収納動作に連動して前記開閉できるので、利用者は、操作ノブを操作することにより、開いた前記開口から前記連結器が突出した状態及び閉塞した前記開口の内方に前記連結器が収納された状態を切り替えることができる。
更に、請求項1に係る考案によれば、前記エネルギー蓄積機構に蓄積された前記機械的エネルギーにより前記複数の車輪の一部又は全部が駆動される。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の鉄道玩具であって、前記操作ノブは、前記本体に備わることを特徴とする鉄道玩具である。
従って、請求項2に係る考案によれば、利用者は、前記鉄道玩具の本体を片手で持ち、他方の手で前記操作ノブを操作することにより、前記連結器及び前記連結器カバーを上記のように動かすことができる。
請求項3に係る考案は、請求項1に記載の鉄道玩具であって、前記操作ノブに連結され、スライドすることが可能な主スライド部と、前記利用者の前記操作ノブに対する操作により前記主スライド部がスライドすることに連動して所定の軸を回動中心として回動する回動接続部と、前記回動接続部の回動に連動して前記主スライド部とは反対の方向にスライドする従スライド部とを備え、 前記連結器は、前記主スライド部に連結され、前記主スライド部のスライド方向と同一の方向にスライドすることにより前記開口から突出し、又は、前記開口の内方に収納され、前記連結器カバーは、前記従スライド部に連結されて突出及び後退すると共に、前記従スライド部がスライドすることに連動して回動することにより、前記開口を閉塞し又は開放することを特徴とする。
従って、請求項3に係る考案によれば、前記利用者の前記操作ノブに対する操作により、前記連結器は主スライド部と同一の方向に前後動し、前記連結器カバーは前記開口を閉塞又は開放することができる。
請求項4に係る考案は、請求項3に記載の鉄道玩具であって、前記連結器カバーは、第1カバー及び第2カバーを備える両開きカバーであり、前記第1カバー及び前記第2カバーは、前記従スライド部がスライドすることに連動して相互に反対方向に回動することを特徴とする鉄道玩具である。
従って、請求項4に係る考案によれば、前記第1カバー及び前記第2カバーは、前記利用者の前記操作ノブに対する操作により、前記主スライド部、前記回動接続部及び前記従スライド部を介して相互に反対方向に回動することができる。
請求項5に係る考案は、請求項1に記載の鉄道玩具であって、前記模型レールはNゲージであって、平面楕円輪郭状の軌道として形成されると共に、前記複数の車輪は、模型レールのカーブを曲がれるようにカーブの曲率に対応して互いに間隔寸法を置いて配置されていることを特徴とする。
従って、請求項5に係る考案によれば、当該鉄道玩具は、前記鉄道模型のNゲージのレール上を走行することができ、かつ、Nゲージの敷設態様に従って走行することができる。
また、請求項5に係る考案によれば、前記鉄道模型のNゲージのレールは平面楕円輪郭状の軌道として形成されると共に、前記複数の車輪は、模型レールのカーブを曲がれるようにカーブの曲率に対応して互いに間隔寸法を置いて配置されていることから、平面楕円輪郭状のNゲージのレール上を走行することができる。
請求項6に係る考案は、請求項1に記載の鉄道玩具であって、前記エネルギー蓄積機構は、フライホイル又は弾性体に前記機械的なエネルギーを蓄積することを特徴とする鉄道玩具である。
従って、請求項6に係る考案によれば、前記フライホイル又は前記弾性体に前記機械的エネルギーを蓄積させた後に、当該鉄道模型は走行することができるようになる。
請求項1に係る考案によれば、車輪の摩擦(フリクション)を利用して走行する鉄道玩具であって、電気的なエネルギーを必要とせず、前記複数の車輪の一部又は全部がフリクションにより駆動されて模型レール上を走行できる鉄道玩具を提供することができる。
従って、電気モータ、及び電気モータを駆動制御する電気供給手段を組み込むことが一切不要であって、製造コスト及び重量を低減できる鉄道模型を提供することが可能となる。
また、操作ノブを操作することにより、開いた前記開口から前記連結器が突出した状態及び閉塞した前記開口の内方に前記連結器が収納された状態を切り替えることができ、前記連結器を開口から突出させることにより容易に他の鉄道玩具と連結することができると共に、連結が不要な場合には閉塞した前記開口の内方に前記連結器を容易に収容させることができる鉄道玩具を提供することができる。
請求項2に係る考案によれば、請求項1記載の効果に加えて、利用者は、前記鉄道玩具の本体を片手で持ち、他方の手で前記操作ノブを操作することにより、前記連結器及び前記連結器カバーを上記のように動かすことができるので、利用者は、連結器及び連結器カバーを直接動かす必要がなく、これらを動かすために道具が必要になることもないため、良好な操作性を確保することができる。
請求項3に係る考案によれば、請求項1記載の効果に加えて、前記利用者の前記操作ノブに対する操作により、前記連結器は主スライド部と同一の方向にスライドし、前記連結器カバーは前記開口を閉塞し又は開くことができるので、従来技術におけるように2系統のラック・アンド・ピニオンを用いることなく、構成部品点数を低減により機構を簡易化することが可能となり、製造コストを低減することが可能となる。
請求項4に係る考案によれば、請求項1記載の効果に加えて、前記第1カバー及び前記第2カバーは、前記利用者の前記操作ノブに対する操作により、前記主スライド部、前記回動接続部及び前記従スライド部を介して相互に反対方向に回動することができるので、カバーを両側方向に開閉することができ、従来技術に比して外観品質を向上させることができる。
請求項5に係る考案によれば、前記模型レールはNゲージであることから既存のNゲージを利用して、電力を使用することなく鉄道模型遊戯を楽しむことができる。
更に、請求項5に係る考案によれば、Nゲージのレールが平面楕円輪郭状の軌道として形成されると共に、前記複数の車輪は、模型レールのカーブを曲がれるようにカーブの曲率に対応して互いに間隔寸法を置いて配置されていることから、平面楕円輪郭状のNゲージのレール上をフリクションによる走行エネルギーを利用して走行することができる。
本考案の実施の形態による鉄道玩具の上面側を示す斜視図である。 本考案の実施の形態による鉄道玩具の底面側を示す斜視図である。 本考案の実施の形態による鉄道玩具の底面側を示し、連結器カバーを開放して連結器が突出している状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態による鉄道玩具の連結器及び連結器カバー並びにこれらを作動させるための構成部品の分解斜視図である。 本考案の実施の形態による鉄道玩具の連結器及び連結器カバー並びにこれらに関連した部品の連結器を収納した状態における配置構成を露出させて本体の底面側から見た場合の斜視図である。 本考案の実施の形態による鉄道玩具の連結器及び連結器カバー並びにこれらに関連した部品の連結器を突出させた状態における各構成部品の配置を露出させて本体の斜め下方から見た場合の斜視図である。
以下、図面を参照して本考案を実施するための形態について詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、本考案の実施の形態に係る鉄道玩具10は、利用者の本体11に配設された操作ノブ18による操作により本体11の前端に設けられた開口12から突出すると共に前記開口12の内方に収納されることが可能な連結器16と、連結器16が開口12から突出又は、連結器16が開口12の内方に収納されるために後退することに連動して開口を開き又は開口を閉塞する連結器カバー13と、走行のための機械的エネルギーを蓄積するためのエネルギー蓄積機構(図示せず)と、走行のための複数の車輪19、20、21、22とを備えている。
また、図4に示すように、本実施の形態に係る鉄道玩具10は、操作ノブ18に連結され、本体11の前後方向に沿ってスライドすることが可能な主スライド部101と、主スライド部101がスライドすることに連動して所定の軸を回動中心として回動する回動接続部102と、回動接続部102の回動に連動して主スライド部101とは反対の方向にスライドする従スライド部103とをさらに備えている。
また、図示外のエネルギー蓄積機構に蓄積された機械的エネルギーにより複数の車輪19、20、21、22の一部又は全部が駆動される。連結器16は、主スライド部101に連結され、主スライド部101のスライド方向と同一の方向にスライドすることにより開口12から突出又は、開口12の内方に収納される。
連結器カバー13は、従スライド部103に連結され、従スライド部103がスライドすることに連動して回動することにより、開口12を閉塞し又は開くように構成されている。
連結器カバー13は、第1カバー14及び第2カバー15を備える両開きカバーとして形成されている。第1カバー14及び第2カバー15は、従スライド部103がスライドすることに連動して相互に反対方向に回動する。エネルギー蓄積機構は、フライホイル(図示せず)又は弾性体(図示せず)に前記機械的なエネルギーを蓄積する。
次に、本考案の実施の形態による鉄道玩具のより詳細な説明をする。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態による鉄道玩具10は、新幹線の先頭車両を模した意匠を施した本体11を有する。本体11の下面からは、左前車輪19、右前車輪20、左後車輪21及び右後車輪22を含む4つの車輪の一部が突出している。
実際の新幹線を基準とした場合の鉄道玩具の縮尺はNゲージの新幹線と同様に1/160程度であり、左右の車輪の間隔は、Nゲージの9mm軌間に合うように設定されている。鉄道玩具10は、フライホイル(図示せず)に蓄積された機械的エネルギーにより左後車輪21及び右後車輪22が駆動される。
また、本実施の形態にあっては、Nゲージのレールが平面楕円輪郭状の軌道として形成されて平面上に敷設できるようにされており、前方車輪19、20と後方車輪21、22との配置間隔は、Nゲージのレールのカーブを曲がれるようにカーブの曲率に対応して適宜互いに間隔寸法を置いて配置されている。
図示していないが、本体11の内部では、左後車輪21及び右後車輪22は、これらに共通の後側車軸に連結している。
そして、本体11には、フライホイルが内蔵されている。後側車軸及びフライホイルの回転軸には歯車が設けられている。これらの歯車は直接又は他の歯車を介して、一方から他方へ又は他方から一方へ回転を伝達するように連結されている。
利用者が鉄道玩具10で遊戯するときには、例えば、鉄道玩具10を走行方向に床に何度か長さ方向に沿って擦らせながら往復させる。利用者は、フライホイルの回転数が十分に上がったことを確認することができたならば、4つの車輪をNゲージのレールに合わせる。そうすると、鉄道玩具10は、フライホイルに蓄積された機械的エネルギーによりレール上を走行することができる。なお、左前車輪19及び右前車輪20も駆動されるようにしてもよい。
次に、連結器及びその周辺の作動関連機構についての説明をする。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る鉄道玩具10は、連結器としては、前側連結器16及び後側連結器17を備える。後側連結器17は、常に本体11の後端から突出しいるが、前側連結器16は、本体11の前端に空けられている前側開口12から突出可能に前側開口12の内方に収納されている。
図1及び図2は、前側連結器16が前側開口12の内方に収納され、前側開口12が連結器左側カバー(第1カバー)14及び連結器右側カバー(第2カバー)15を含む連結器カバー13により閉塞されている状態を示す。
図3は、連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15が左右に開き、前側連結器16が前側開口12から突出している状態を示す。
なお、前側連結器16及び連結器カバー13が図3の状態にあるときにおいては、前後方向にスライドさせることが可能な操作ノブ18は前方にスライドしている。操作ノブ18を後方にスライドさせることにより、前側連結器16及び連結器カバー13を図1及び図2に示す状態に遷移させることができる。
次に、図4を参照して、上記の遷移を可能にするための構造及びその動作の説明をする。なお、図中矢印Aは本体11の上方を指し、矢印Bは本体11の下方を指す。
操作ノブ18の操作ノブ係合部201は、前下側カバー106に設けられた操作ノブスライド穴23を介して主スライド部101に設けられた操作ノブ先端部挿入穴202に差し込まれる。これにより、操作ノブ18を前後にスライドさせると、主スライド部101も一緒に前後方向にスライドすることが可能になる。
主スライド部101の前端部には連結器挿入軸203が形成されている。連結器挿入軸203は、前側連結器16の連結器穴204に回転可能に差し込まれる。そして、その状態で連結器挿入軸203の先端に脱落防止キャップ219が取り付けられる。従って、操作ノブ18を前後にスライドさせると、主スライド部101及び前側連結器16も一緒に前後方向にスライドすることが可能になる。
次に、左側保持部104、右側保持部105は、図5及び図6に示すように、本体11の天井部の左右両端付近に固定される。具体的には、左側保持部104を例にとると、左側保持部104に設けられた左前側凸部209及び左後側凸部210は、本体11の天井部に設けられたこれらに対応して左右両側に設けられた2つの突出孔部220、220に挿入固定されている。この際、空隙208が形成される。右側保持部105についても同様である。
また、従スライド部103は、図6に示すように、本体11の天井部において左側保持部104及び右側保持部105に挟まれるようにして、前後方向にスライド可能に配置される。
回動接続部102の長手方向中央付近には、軸嵌合穴207が設けられている。また、回動接続部102の側面略台形状の長手方向先端部211は、従スライド部103の先端部挿入穴212に回転可能に挿入することが可能に形成されている。
組み立て時においては、従スライド部103を本体11の天井部に配置し、次に、軸嵌合穴207に軸(図示せず)を通し、その軸を空隙208が後で形成される部分に配置する。この際、長手方向先端部211が先端部挿入穴212に挿入させる。
次に、左側保持部104及び右側保持部105を本体11の天井部に固定する。これにより、回動接続部102の回動接続部連結穴206を前後方向に動かすと、回動接続部102が軸嵌合穴207を中心にして本体11の前後方向に回動し、これと共に、従スライド部103が前後にスライドすることができるようになる。
次に、主スライド部101に設けられた主スライド部連結穴205と回動接続部102に設けられた回動接続部連結穴206を連結ピン(図示せず。)により回転可能に接続する。これにより、操作ノブ18を前後にスライドさせると、従スライド部103は主スライド部101とは前後逆方向にスライドすることが可能になる。
次に、図5及び図6に示すように、連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15にそれぞれ設けられた連結器左側カバー回動用穴217及び連結器右側カバー回動用穴218に本体11に設けられた共通軸(図示せず)が通るようにして連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15を本体11に回動可能に取り付ける。
連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15には、それぞれ、先端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216が設けられている。先端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216は、ほぼ直線状の長穴である。
図5は、連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15が前側開口12をほぼ完全に閉塞している状態を示している。
連結器右側カバー15に着目すると、先端右側棒スライド穴216の、図で見た場合の右端付近に先端右側棒214が差し込まれている。
連結器左側カバー14については、連結器右側カバー15と比較して、左右対称となっている。先端左側棒スライド穴215には、先端左側棒213がスライド可能に差し込まれる。同様に、先端右側棒スライド穴216には、先端左側棒213がスライド可能に差し込まれる。
従って、端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216内に、それぞれ配置される先端左側棒213及び先端右側棒214が従スライド部103の後退により端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216の後端部を後方へ引張した場合には連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は共通軸を中心に回動して相互に開放されるともに、先端左側棒213及び先端右側棒214が従スライド部103の前進により端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216の前端部を前方へ引張した場合には連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は共通軸を中心に回動して相互に閉止するように構成されている。
従って、従スライド部103が前方にスライドすると連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は前側開口12を閉塞するように閉じる。また、従スライド部103が後部にスライドすると連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は、前側開口12を開けるように両側に開く。
既に説明したように、操作ノブ18を前方にスライドさせると、主スライド部101は前方へスライドすると共に従スライド部103は後方にスライドし、操作ノブ18を後方にスライドさせると、主スライド部101は後方へスライドすると共に従スライド部103は前方にスライドする。
従って、操作ノブ18を前方にスライドさせた場合には、主スライド部101が前側連結器16を押し出すため、前側開口12から前側連結器16が突出する。
同時に、従スライド部103は後退するため先端左側棒213及び先端右側棒214が先端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216の後方側端部を押すことから、連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は、連結器右側カバー回動用穴217、218を中心に互いに離間する方向へ回動し、連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は両開きする
また、操作ノブ18を後方にスライドさせると、主スライド部101は後方へスライドするため前側連結器16を引き込むことから、前側開口12の内方に前側連結器16が収納され、従スライド部103は前出するため先端左側棒213及び先端右側棒214が先端左側棒スライド穴215及び先端右側棒スライド穴216の前方側端部を押すことから、連結器左側カバー14及び連結器右側カバー15は、連結器右側カバー回動用穴217、218を中心に互いに接近する方向へ回動し、前側開口12を閉塞するように閉じる。
なお、例えば、複数の車両で編成を組み、鉄道玩具10が最後部車両になる場合には、本体11の前端は、本体の後端に切り替わる。
また、フライホイルを用いたフリクション型ではなく、ゼンマイバネを用いたゼンマイバネ型に変更することもできるし、ゴムや圧縮コイルバネ、引張コイルバネなどの他の弾性体を用いたものに変更することもできる。
なお、弾性体に機械的エネルギーを貯めるためには、例えば、弾性体の一端が取り付けられた部分に鍵を掛けてその部分を変位させたり、或いは、玩具を掴んで、前から後に進ませるようにして車輪を床に擦らせることによりその軸を回転させる。
本考案はその精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本考案の範囲内のものである。
本考案は、鉄道玩具に利用することができる。また、本考案は、他の種類の玩具にも利用することができる。
10 鉄道玩具
11 本体
12 前側開口
13 連結器カバー
14 連結器左側カバー(第1カバー)
15 連結器右側カバー(第2カバー)
16 前側連結器
17 後側連結器
18 操作ノブ
19 左前車輪
20 右前車輪
21 左後車輪
22 右後車輪
23 操作ノブスライド穴
101 主スライド部
102 回動接続部
103 従スライド部
104 左側保持部
105 右側保持部
106 前下部カバー
201 操作ノブ先端部
202 操作ノブ先端部挿入穴
203 連結器挿入軸
204 連結器穴
205 主スライド部連結穴
206 回動接続部連結穴
207 軸嵌合穴
208 軸受穴
209 左前側凸部
210 左後側凸部
211 先端部
212 先端部挿入穴
213 先端左側棒
214 先端右側棒
215 先端左側棒スライド穴
216 先端右側棒スライド穴
217 連結器左側カバー回動用穴
218 連結器右側カバー回動用穴
219 脱落防止キャップ
220 突出孔部
A 本体下方
B 本体上方

Claims (6)

  1. 模型レール上を走行できる鉄道模型であって、利用者の操作ノブに対する操作により本体の前端又は後端に設けられた開口から突出すると共に前記開口の内方に収納されることが可能な連結器と、
    前記連結器が前記開口からの突出及び内方への収納に連動して前記開閉する連結器カバーと、走行のための機械的エネルギーを蓄積するためのエネルギー蓄積機構と、
    前記模型レール上を走行するための複数の車輪と、を備え、
    前記エネルギー蓄積機構に蓄積された前記機械的エネルギーにより前記複数の車輪の一部又は全部が駆動されることを特徴とする鉄道玩具。
  2. 前記操作ノブは、前記本体に備わることを特徴とする請求項1記載の鉄道玩具。
  3. 前記操作ノブに連結され、スライドすることが可能な主スライド部と、
    前記利用者の前記操作ノブに対する操作により前記主スライド部がスライドすることに連動して所定の軸を回動中心として回動する回動接続部と、
    前記回動接続部の回動に連動して前記主スライド部とは反対の方向にスライドする従スライド部と、を備え、
    前記連結器は、前記主スライド部に連結され、前記主スライド部のスライド方向と同一の方向にスライドすることにより前記開口から突出又は前記開口の内方に収納され、
    前記連結器カバーは、前記従スライド部に連結されて突出及び後退すると共に、前記従スライド部がスライドすることに連動して回動することにより、前記開口を閉塞し又は開放することを特徴とする請求項1記載の鉄道玩具。
  4. 前記連結器カバーは、第1カバー及び第2カバーを備える両開きカバーであり、
    前記第1カバー及び前記第2カバーは、前記従スライド部がスライドすることに連動して相互に反対方向に回動することを特徴とする請求項3記載の鉄道玩具。
  5. 前記模型レールはNゲージであって、平面楕円輪郭状の軌道として形成されると共に、前記複数の車輪は、模型レールのカーブを曲がれるようにカーブの曲率に対応して互いに間隔寸法を置いて配置されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道模型。
  6. 前記エネルギー蓄積機構は、フライホイル又は弾性体に前記機械的エネルギーを蓄積することを特徴とする請求項1に記載の鉄道玩具鉄道玩具。
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