JP4407500B2 - エンジンのオイルパン構造 - Google Patents

エンジンのオイルパン構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4407500B2
JP4407500B2 JP2004354386A JP2004354386A JP4407500B2 JP 4407500 B2 JP4407500 B2 JP 4407500B2 JP 2004354386 A JP2004354386 A JP 2004354386A JP 2004354386 A JP2004354386 A JP 2004354386A JP 4407500 B2 JP4407500 B2 JP 4407500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pan
inner panel
pan body
bottom wall
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004354386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006161681A (ja
Inventor
直秀 磯
大二郎 石本
恒寛 森
修 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2004354386A priority Critical patent/JP4407500B2/ja
Publication of JP2006161681A publication Critical patent/JP2006161681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4407500B2 publication Critical patent/JP4407500B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、金属板製のオイルパンの内部にインナパネルを配設したエンジンのオイルパン構造に関する。
自動車用エンジンに代表されるエンジンのシリンダブロック下面に設けられるオイルパンは、通常、底壁に深底部と浅底部とを有し、その深底部にはオイルドレイン孔が形成され、また、サクションパイプに連結されたオイルストレーナーが深底部に面して配設される(例えば、特許文献1参照。)。そして、そのようなエンジンのオイルパンにおいて、オイルパン内部にオイルパン本体の内壁面との間に僅かな間隙が生ずるようインナパネルを配設し、その間隙にオイルを導入して、シリンダブロック側からの加振入力によりオイルパンの底壁や側壁に生ずる膜振動によりオイルに動きを生じさせて振動エネルギーを運動エネルギーに変換し、その運動エネルギーを壁面との摩擦やオイル同士の摩擦によって減衰させることにより膜振動を抑制し、放射音を低減するようにした二重構造のオイルパンが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。また、そのようにオイルパンを二重構造にしてオイルパン本体の内壁面とインナパネルとの間にオイルを導入する間隙を形成する方法として、所定の間隙を保った状態でインナパネルをオイルパンに溶接等で固定する方法が知られており(例えば、特許文献1、2参照。)、また、固定せずに、インナパネルを自重で所定位置まで沈降させてオイルパン内壁面との間に間隙を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2792400号公報 実公昭52−48265号公報
このように内部にインナパネルを配設しオイルパン本体との間の僅かな間隙にオイルを導入し放射音を低減するよう構成する二重構造のオイルパンにおいては、オイルパン本体の内壁面とインナパネルとの間の間隙精度の確保が重要な課題である。特に、インナパネルをオイルパンに溶接固定するものでは、インナパネルの周りの各箇所で所要の間隙を確保しつつ位置決めして溶接固定する必要があり、その際の間隙管理が容易であることが要求される。
本発明は上記課題を解決するためのもので、内部にインナパネルを配設する二重構造のオイルパンにおいて、オイルパン本体とインナパネルとの間の間隙管理を容易なものとすることを目的とする。
本発明は上記課題を請求項1〜4記載のエンジンのオイルパン構造により解決するものである。
請求項1に係る発明のエンジンのオイルパン構造は、金属板製の略矩形のオイルパン本体の内部に該オイルパン本体の内壁面との間に僅かな間隙が生ずるよう該オイルパン本体の少なくとも底壁と略相似形のインナパネルを配設したエンジンのオイルパン構造であって、前記インナパネルは前記オイルパン本体の底壁に沿う底壁と該底壁の周縁からオイルパン本体の側壁に沿って立ち上がるフランジ部とを備え、前記インナパネルの底壁に該底壁から対面関係にあるオイルパン本体の底壁側に延び前記略矩形のオイルパン本体の四方のコーナ部の中の第1コーナ部に向かって斜め下方に傾斜した底部溶接座面が形成され、前記オイルパン本体の底壁は前記インナパネルの傾斜した底部溶接座面に対応する部分に該底部溶接座面と同方向に傾斜した傾斜面を有し、前記オイルパン本体の少なくとも前記第1コーナ部に隣接した両側壁に対応する前記インナパネルのフランジ部の周縁に該フランジ部から対面関係にあるオイルパン本体の側壁側に延びる側部溶接座面が不連続に複数形成されて、それら複数の側部溶接座面のフランジ部に対する段違いにより前記オイルパン本体の側壁と前記インナパネルのフランジ部との間に僅かな間隙が形成されたことを特徴とする。
この場合、インナパネルをオイルパン本体の第1コーナ部に向かって斜め下方に傾斜した底部溶接座面をオイルパン本体の底壁の傾斜面に押し付けることにより、インナパネルはオイルパン本体の第1コーナ部に隣接した両側壁にフランジ部の側部溶接座面が当接した状態で位置が決まり、その状態で複数の側部溶接座面のフランジ部に対する段違いによりオイルパン本体の側壁とインナパネルのフランジ部との間に所要の間隙が確保されるため、オイルパン本体とインナパネルの間隙の管理が容易である。
請求項2に係る発明のエンジンのオイルパン構造は、上記請求項1に係る構成のものにおいて、前記オイルパン本体の底壁が浅底の略平坦な底面を構成する浅底部と深底の略平坦な底面を構成する深底部とそれら浅底部と深底部とを連結し該浅底部および深底部の底面に対し傾斜した底面を構成する連結傾斜部とを有し、オイルパン本体の前記第1コーナ部が前記深底部側に位置し、該深底部側の第1コーナ部と斜め対峙する浅底部側の第2コーナ部に対応するインナパネルのコーナ部に切欠きが形成され、該切欠きの縁部に前記傾斜した底部溶接座面が位置することを特徴とする。
エンジンを自動車のエンジンルームに縦置きの後方スラントで傾斜搭載するような場合、シリンダヘッドから降りてくる潤滑オイルはシリンダブロックの最後部からオイルパンにリターンさせるのが普通であり、オイルパンはオイルストレーナを配設する深底部が前方となり浅底部が後方となるため、オイルリターンは浅底部側の壁面に近い位置となるのが普通である。そして、そのようなエンジンにおいては、シリンダブロックのオイルリターン通路から落ちてきたオイルを積極的にインナーパネルとオイルパン本体の底部内壁面との間の間隙に流すことで、間隙内でのオイルの流れを促進し、異物の堆積等を防止する効果を高めることができる。オイルパン本体の深底部側の第1コーナ部と斜め対峙する浅底部側の第2コーナ部に対応するインナパネルのコーナ部に切欠きを形成することで、そうしたリターンオイルによる間隙内のオイル流動の促進が可能となる。そして、その切欠きの縁部に位置決めのための傾斜した底部溶接座面を形成することで、該底部溶接座面近傍の傾斜面部の隙間を確保しつつ側面および底面の他の箇所の隙間管理が容易となる。
請求項3に係る発明のエンジンのオイルパン構造は、上記請求項1または2に係る構成のものにおいて、前記傾斜した底部溶接座面と斜め対峙するオイルパン本体の第1コーナ部に近接したインナパネルの底壁下面の一部分に前記傾斜した底部溶接座面と斜め対峙して、オイルパン本体とインナパネルとの間の間隙管理のためにインナパネルの加工精度を高めるためのインナパネルの機械加工の加工基準となる加工基準面が形成されたことを特徴とする。
この場合、プレス成形したインナパネルは傾斜した底部溶接座面と斜め対峙して形成された加工基準面が基準となって仕上げの機械加工が行われ、加工基準面に近い部分の加工精度が特に高くなるため、傾斜した底部溶接座面をオイルパン本体の底壁の傾斜面に押し付けて加工基準面に近いオイルパン側面に向けてインナパネルを付勢することで間隙管理を容易に行える。
請求項4に係る発明のエンジンのオイルパン構造は、上記請求項3に係る構成のものにおいて、前記加工基準面は、前記オイルパン本体の第1コーナ部に近接したインナパネルの底壁下面の1箇所に加えて、該第1コーナ部の両側のオイルパン本体の側壁のそれぞれに近接したインナパネルの底壁の各々1箇所との計3箇所に形成されたことを特徴とする。
傾斜した底部溶接座面と斜め対峙する加工基準面をこのように3箇所に形成することで、底部側を含め間隙管理が一層容易となる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係るエンジンのオイルパン構造によれば、金属板製で内部にインナパネルを配設しオイルパン本体の内壁面とインナパネルとの間にオイルを導入する間隙を形成する二重構造のオイルパンにおいて、オイルパン本体とインナパネルとの間の間隙管理を容易なものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の実施の形態の一例を示している。図1はオイルパンの平面図、図2はオイルパンの側面図、図3はオイルパンの正面図、図4は図1のA−A断面図である。
この実施の形態は自動車用エンジンのオイルパンであり、より詳細には4駆2駆切換え式の自動車のエンジンルームに縦置きの後方スラントで傾斜搭載されるエンジンのシリンダブロック下面に設けられる二重構造のオイルパンである。図1〜4において、1はオイルパンであり、2はシリンダブロックである。また、3は変速機のクラッチ部分、4は4駆2駆切換え機構のユニット、5はステアリング機構のセンターロッドである。そして、6はオイルストレーナであり、7はサクションパイプである。図1および図2において左側がエンジンのフロント側(前側)であり、右側がエンジンのリア側(後側)である。エンジンは主軸中心が図2に一点鎖線Tで示すように水平方向Lに対し後方へ傾いている。
このエンジンは、上述のように縦置きの後方スラントであって、シリンダヘッド(図示せず)の最後部にオイルリターン穴(図示せず)が設けられる。そして、そのオイルリターン穴に連通するオイルリターン通路8がシリンダブロック2の最後部に設けられている。
オイルパン1は、鋼板製の略矩形のオイルパン本体11の内部に該オイルパン本体11の内壁面との間に僅かな間隙sが生ずるよう該オイルパン本体11の少なくとも底壁12と略相似形のインナパネル21が配設されたものである。
オイルパン本体11は、底壁12が浅底の略平坦な底面を構成する浅底部12aと深底の略平坦な底面を構成する深底部12bとそれら浅底部12aと深底部12bとを連結し浅底部12aおよび深底部12bの底面に対し傾斜した底面を構成する連結傾斜部12cとを有する。また、オイルパン本体11の側壁13(13a〜13d)には全周に渡り縦方向に複数のビード14が形成されている。
また、オイルパン本体11の底壁12は、連結傾斜部12cと深底部12bとに渡る部分に側面視にて二次元的に外方へ膨出する湾曲部(湾曲面をなす領域)15を有し、該湾曲部15における連結傾斜部12cと深底部12bとの境界部分にオイルドレイン孔16(図1参照)が形成され、該オイルドレイン孔16にドレインコック17が配設されている。
また、オイルパン本体11の底壁12には、オイルドレイン孔16に近接した連結傾斜部12cの一部分にオイルパン1の内方に膨出する三次元曲面部18が形成されている。この三次元曲面部18は、曲折形状のセンターロッド5がオイルパン1の底壁12の連結傾斜部12cと干渉する部分に相当し、この部分の曲面形状によりセンターロッド5との干渉を避けている。
インナパネル21は、鋼板製で、オイルパン本体11の底壁12の浅底部12aと深底部12bと連結傾斜部12cとに沿う浅底部22aと深底部22bと連結傾斜部22cとを有してオイルパン本体11の底壁12に沿い僅かな間隙sを生ずる底壁22と、該底壁22の周縁からオイルパン本体11の側壁13(13a〜13d)に沿い僅かな間隙sが生ずるよう立ち上がるフランジ部23とからなり、それら底壁22とフランジ部23とでオイルパン本体11の下部のみを覆う形状に成形され、フランジ部23は、オイルパン本体11の側壁13(13a〜13d)のビード14の形状に合わせて波形に形成されている。
そして、インナパネル21の底壁22は、略矩形のオイルパン本体11の四方のコーナ部の中の深底部12bのエンジン正面視右側の第1コーナ部19Aと斜め対峙する浅底部12aのエンジン正面視左側の第2コーナ部19Bに対応するコーナ部に、切欠き24が形成され、該切欠き24の部分ではオイルパン本体11の底面がインナパネル21に覆われず、シリンダブロック2のオイルリターン通路8から流下したオイルを、オイルパン本体11の底面とインナパネル21との間の間隙sに積極的に流し込む構成となっている。
そして、その切欠き24の縁部に、インナパネル21の底壁22(浅底部22a)に対し下方へ段違いになりオイルパン本体11の上記第1コーナ部19Aに向かって斜め下方に傾斜した底部溶接座面25Aが形成されている。言い換えれば、インナパネル21の底壁22(浅底部22a)に、該底壁22と対面するオイルパン本体11の底壁12(浅底部12a)側に延びオイルパン本体11の上記第1コーナ部19Aに向かって斜め下方に傾斜した底部溶接座面25Aが形成されている。
オイルパン本体11の底壁12はインナパネル21の上記傾斜した底部溶接座面25Aに対応する部分が、この底部溶接座面25Aと同方向に傾斜した傾斜面20aを有している。この傾斜面20aは、4駆2駆切換え機構のユニット4との干渉を避けるようオイルパン本体11の底壁12を内側に膨出させて形成した三次元曲面部20により形成されたものである。
また、インナパネル21の底壁22は、連結傾斜部22cと深底部22bとに渡る部分に、オイルパン本体11の上記湾曲部15に沿って側面視にて外方へ膨出する湾曲部(湾曲面をなす領域)26を有し、この湾曲部26に、オイルパン本体11のオイルドレイン孔16と該オイルドレイン孔16に近接し深底部22bに面して配設されるオイルストレーナ6とに対応して、インナパネル21の底壁22がオイルドレイン孔16を覆わないよう、また、オイルストレーナ6がオイルパン本体11の底壁12とインナパネル21との間の間隙sから積極的のオイルを吸い込めるよう平面視にて略逆L字形の一続きの開口27が形成されている。
そして、インナパネル21の底壁22には、オイルパン本体11の上記第1コーナ部19Aに近接した深底部22b下面の1箇所と、第1コーナ部19Aの両側のオイルパン本体11の側壁13a,13bのそれぞれに近接したインナパネル21の底壁22の各1箇所である深底部22bの正面視左側と浅底部22aの正面視右側との計3箇所に、上記傾斜した底部溶接座面25Aと斜め対峙して、プレス成形後の機械加工の加工基準となる加工基準面28A,28B,28Cが形成されている。また、インナパネル21の底壁22には、浅底部22aの上記切欠き24に隣接する正面視右側の最後部に、インナパネル21の底壁22(浅底部22a)に対し図2に示すように下方へ段違いになったもう一つの底部溶接座面25Bが形成されている。
また、インナパネル21には、オイルパン本体11の上記第1コーナ部19Aに隣接した正面側の側壁13aおよび正面視右側の側壁13bと正面視左側の側壁13dとに対応するインナパネル21のフランジ部23の周縁に沿って、正面側の側壁13aに対応する1箇所と正面視右側の側壁13bに対応する3箇所と正面視左側の側壁13dに対応する2箇所との計6箇所に不連続に側部溶接座面29A〜29Fが形成されている。これらの側部溶接座面29A〜29Fは、図2に表れた正面側の側部溶接座面29Aの断面構造のとおり、いずれもフランジ部23に対し外側方へ段違いに形成されたものであり、これら複数の側部溶接座面29A〜29Fのフランジ部23に対する段違いによりオイルパン本体11の側壁13(13a〜13d)とインナパネル21のフランジ部23との間に所定間隙寸法(例えば3mm)の間隙sが形成される。上記側部溶接座面29A〜29Fは、言い換えると、いずれもフランジ部23から対面関係にある側壁13a,13b,13c側に延びている。
この実施の形態では、インナパネル21のオイルパン本体11の第1コーナ部19Aに向かって斜め下方に傾斜した底部溶接座面25Aをオイルパン本体11の底壁12(浅底部12a)の傾斜面20aに押し付けることにより、インナパネル21はオイルパン本体11の第1コーナ部25Aに隣接した両側壁13a,13bにフランジ部23の側部溶接座面29A〜29Dが当接した状態で位置が決まり、その状態で計6箇所の側部溶接座面29A〜29Fのフランジ部23に対する段違いによりオイルパン本体11の側壁13とインナパネル21のフランジ部23との間に所要の間隙sが確保される。そして、その状態で、2箇所の底部溶接座面25A,25Bおよび6箇所の側部溶接座面29A〜29Fにてインナパネル21をオイルパン本体11に溶接固定する。
以上、実施の形態を図示の例について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく様々な実施の形態が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態の一例を示すオイルパンの平面図である。 本発明の実施の形態の一例を示すオイルパンの側面図である。 本発明の実施の形態の一例を示すオイルパンの正面図である。 図1のA−A断面図である。
符号の説明
1 オイルパン
6 オイルストレーナ
8 オイルリターン通路
11 オイルパン本体
12 オイルパン本体の底壁
12a 浅底部
12b 深底部
12c 連結傾斜部
13 オイルパン本体の側壁
14 ビード
15 湾曲部(湾曲面をなす領域)
16 オイルドレイン孔
18 三次元曲面部
19A 第1コーナ部
19B 第2コーナ部
20a 傾斜面
21 インナパネル
22 インナパネルの底壁
22a 浅底部
22b 深底部
22c 連結傾斜部
23 フランジ部
24 切欠き
25A 傾斜した底部溶接座面
25B 底部溶接座面
27 開口
28A,28B,28C 加工基準面
29A,29B,29C,29D,29E,29F 側部溶接座面
s 間隙

Claims (4)

  1. 金属板製の略矩形のオイルパン本体の内部に該オイルパン本体の内壁面との間に僅かな間隙が生ずるよう該オイルパン本体の少なくとも底壁と略相似形のインナパネルを配設したエンジンのオイルパン構造であって、
    前記インナパネルは前記オイルパン本体の底壁に沿う底壁と該底壁の周縁からオイルパン本体の側壁に沿って立ち上がるフランジ部とを備え、
    前記インナパネルの底壁に該底壁から対面関係にあるオイルパン本体の底壁側に延び前記略矩形のオイルパン本体の四方のコーナ部の中の第1コーナ部に向かって斜め下方に傾斜した底部溶接座面が形成され、
    前記オイルパン本体の底壁は前記インナパネルの傾斜した底部溶接座面に対応する部分に該底部溶接座面と同方向に傾斜した傾斜面を有し、
    前記オイルパン本体の少なくとも前記第1コーナ部に隣接した両側壁に対応する前記インナパネルのフランジ部の周縁に該フランジ部から対面関係にあるオイルパン本体の側壁側に延びる側部溶接座面が不連続に複数形成されて、それら複数の側部溶接座面のフランジ部に対する段違いにより前記オイルパン本体の側壁と前記インナパネルのフランジ部との間に僅かな間隙が形成されたことを特徴とするエンジンのオイルパン構造。
  2. 前記オイルパン本体の底壁が浅底の略平坦な底面を構成する浅底部と深底の略平坦な底面を構成する深底部とそれら浅底部と深底部とを連結し該浅底部および深底部の底面に対し傾斜した底面を構成する連結傾斜部とを有し、
    前記オイルパン本体の前記第1コーナ部が前記深底部側に位置し、該深底部側の第1コーナ部と斜め対峙する浅底部側の第2コーナ部に対応するインナパネルのコーナ部に切欠きが形成され、該切欠きの縁部に前記傾斜した底部溶接座面が位置することを特徴とする請求項1に記載のエンジンのオイルパン構造。
  3. 前記傾斜した底部溶接座面と斜め対峙するオイルパン本体の第1コーナ部に近接したインナパネルの底壁下面の一部分に前記傾斜した底部溶接座面と斜め対峙して、オイルパン本体とインナパネルとの間の間隙管理のためにインナパネルの加工精度を高めるためのインナパネルの機械加工の加工基準となる加工基準面が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのオイルパン構造。
  4. 前記加工基準面は、前記オイルパン本体の第1コーナ部に近接したインナパネルの底壁下面の1箇所に加えて、該第1コーナ部の両側のオイルパン本体の側壁のそれぞれに近接したインナパネルの底壁の各々1箇所との計3箇所に形成されたことを特徴とする請求項3に記載のエンジンのオイルパン構造。
JP2004354386A 2004-12-07 2004-12-07 エンジンのオイルパン構造 Expired - Fee Related JP4407500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004354386A JP4407500B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 エンジンのオイルパン構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004354386A JP4407500B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 エンジンのオイルパン構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006161681A JP2006161681A (ja) 2006-06-22
JP4407500B2 true JP4407500B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=36663973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004354386A Expired - Fee Related JP4407500B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 エンジンのオイルパン構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4407500B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006161681A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5465692A (en) Construction of oil pan for internal combusion engine
JP2008024047A (ja) アンダーカバー
JP5804210B2 (ja) 内燃機関のオイルパン
US7322335B2 (en) Oil pan structure
JP4084563B2 (ja) 自動車エンジン用オイルパン
EP2093395B1 (en) Oil pan structure for engine
US6041751A (en) Oil pan of internal combustion engine
JP2009185651A (ja) オイルパン
JP4407500B2 (ja) エンジンのオイルパン構造
JP4501663B2 (ja) エンジンのオイルパン構造
JPH0622134Y2 (ja) オイルパン
JPH0821303A (ja) 自動車用オイルパン
JP4356536B2 (ja) エンジンのオイルパン構造
JPH078168U (ja) 車両のアンダカバー装置
JPH07293327A (ja) 内燃機関のオイルパン制振構造
JP7123740B2 (ja) 車軸ケース構造
JPS636403Y2 (ja)
JP3656409B2 (ja) 内燃機関のオイルパンのドレン構造
JPS6136733Y2 (ja)
JP3405094B2 (ja) 内燃機関のオイルパン
JP2007091161A (ja) 車体後部構造
JP5261353B2 (ja) オイルパン
JPH0533721Y2 (ja)
JPS6246942Y2 (ja)
JP2936982B2 (ja) 内燃機関のオイルパン制振構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees