JP4407488B2 - 保存庫 - Google Patents

保存庫 Download PDF

Info

Publication number
JP4407488B2
JP4407488B2 JP2004332983A JP2004332983A JP4407488B2 JP 4407488 B2 JP4407488 B2 JP 4407488B2 JP 2004332983 A JP2004332983 A JP 2004332983A JP 2004332983 A JP2004332983 A JP 2004332983A JP 4407488 B2 JP4407488 B2 JP 4407488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mist
storage
light source
storage space
vegetables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004332983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006141236A5 (ja
JP2006141236A (ja
Inventor
谷  知子
笹部  茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004332983A priority Critical patent/JP4407488B2/ja
Publication of JP2006141236A publication Critical patent/JP2006141236A/ja
Publication of JP2006141236A5 publication Critical patent/JP2006141236A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4407488B2 publication Critical patent/JP4407488B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

本発明は果実や野菜の鮮度保持の為の保存庫に関するものである。
従来、果実および野菜は冷蔵庫に保存する場合、野菜室専用の区切られた空間で保存している。成分のほとんどが水分からなる野菜は、保存日数の経過に伴って自己呼吸や冷蔵室内の低湿度環境のために水分が蒸散してしまう。これを防ぐために、野菜室の空質環境を湿度80%ほどに保持したり、また、細菌の増殖を抑制するワサビなどの植物由来の揮発成分を放出して鮮度保持を行っていた。
また、近年は保存容積の縮小と野菜を切る手間を簡便化したカット野菜を使用する機会が増えてきているが、カット野菜はそのカット断面からの乾燥しやすく、皮がまだ剥かれていない丸のままの野菜に比べると、しおれて鮮度低下を招き易い。このような野菜の鮮度保持の方法としての表面に水を噴霧あるいは接触させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−187221号公報
しかしながら、野菜の表層に噴霧された水はたとえ微粒子の水であっても細胞内部に浸透しにくく、細胞内への水分補充がすみやかに進まないで萎れた状態からもとのハリのある鮮度の良い状態に戻るには時間を要していた。
また、鮮度保持のために噴霧あるいは浸漬に利用する水にオゾンを溶存させたものがあり、生食する野菜においては人体に対する安全性の面で不安が残る。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、人工的な成分を溶存していない安全性の高い微粒子の水を効率的に利用して、野菜や果物の鮮度保持に加えて萎れても元のみずみずしい状態にもどすことのできる保存庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の保存庫は食品を保管収納している空間にある種の光を照射して野菜の気孔が開いた状態にした後に微粒子の水を噴霧することによって、開いた状態の気孔から高率的に水を吸収させることができ、野菜の表面だけでなく内部にまで水分を補充することができ、短時間でみずみずしいハリのある状態に野菜の鮮度を保持することができる。
本発明の保存庫は、野菜の表面だけでなく内部にまで水分を補充することができ、短時間でみずみずしいハリのある状態に野菜の鮮度を保持することができる。
第1の発明は、食品を収納する収納空間と、前記収納空間を照らす光源と、前記収納空間にミストを供給するミスト供給手段と、前記光源による光照射と前記ミスト供給手段によるミスト供給とを組み合わせて制御する制御手段を設けたことによって、野菜などの気孔が開いて内部の細胞まで水分の補給ができ、みずみずしい状態に保持する効果を得られる。
第2の発明は、光源照射の後にミストを収納空間に供給することによって、十分に野菜の気孔が開いた状態でミストが供給され、細胞内部への水分補充を短時間で行うことができる。
第3の発明は、光源からの光の照射とミストの供給を一定時間の間隔で行うことによって、野菜に継続的を水分が補給され、長期間の鮮度保持が可能となる。
第4の発明は、前記光照射とミスト供給が行われる収納空間を庫内においてより小さな空間に区画したことによって、ミストを供給する空間が小さいのでミストの量が少なくすませることができる。
第5の発明は、収納空間に冷気が循環することによって、さらに鮮度保持期間を延長することができる。
第6の発明は、ミストの直径を10−7mから10−9m以下にすることによって、野菜の細胞内に侵入しやすい大きさとなり、急速に吸収して採れ立てに近い状態に鮮度保持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における保存庫の構成図を示すものである。
図1において、保存庫本体1には食品を収納保存する収納空間2が設けられており、ドア3により開閉自在となっている。また、前記保存庫本体1の内部には水供給手段4と、ミスト発生手段5を内装しており、前記水供給手段4から前記ミスト発生手段5へ水が供給されてミストが発生する。ミスト発生手段5では内部に内装されたスプレー器具によって水を霧化して送出させる。発生したミストはミスト供給ノズル6を介して前記収納空間2の壁面に設けられた噴霧口7から収納空間2内にミストが噴霧される構成となっている。
水供給手段4、ミスト発生手段5、ミスト供給ノズル6を併せてミスト供給手段を構成するが、これらすべてを保存庫本体1内に備えていなくても、少なくともミスト供給ノズル6をミスト供給手段として保存庫本体1内に備えていれば、たとえば水供給手段4、ミスト発生手段5を外部接続などによって利用してもよい。
また、収納空間2の外側には収納空間に向けて光を照射する光源8が設けられている。光源8からの光が収納空間2内に届くように、光源8付近の収納空間2の壁面はプラスチックなどの透明の部材で構成されている。前記光源8は、植物の気孔開閉反応に関与する400〜500nmの波長を持つ紫外ランプや青色LEDなどを用いる。
また、前記保存庫本体1には前記ミスト発生手段5と前記光源8の両方の制御を行う制御手段9が設けられている。さらに、冷気を発生する冷却装置10、発生した冷気を送風させるためのファン、冷気が流通する送風路が保存庫本体に配設されており、前記冷却装置10で発生した冷風は、送風路を介してファンによって収納空間2に送風される。なお、冷媒の圧縮機と蒸発器および熱交換器などからなる冷却装置やプロペラファンやシロッコファンなどの送風用ファン、ステッピングモータなどの微小動作制御型のモータなどが用いられるが、これらはいずれも従来より一般的に用いられるもので、ここでは詳細な図示および動作説明は省略する。
次に上記構成における動作について説明する。
使用者が収納空間に野菜を収納した後、ドア表面部に設けられたミストボタン(図示なし)を押すと、その信号が制御手段9に送られて光源8がONされると同時に水供給部4からミスト発生手段8に水が送られる。光が照射された野菜はしばらくすると気孔が開き始める。気孔が開くまでの時間を予め設定値としてメモリ化しておき、設定値に到達した時点でミスト発生手段8からミストを収納空間2内に噴霧する。噴霧されたミストは野菜、たとえばほうれん草などの葉の表面にミクロな水滴として付着するが、気孔が開いているために気孔内へもミストが届き、葉の内部の細胞に水分を補うことができ、ミスト噴霧のみの場合と比較すると短時間で葉に収穫時のようなハリをもたらすことができる。
なお、ミスト噴霧が一定時間で停止すると同時に光源もOFFし、冷却による保存が継続される。このように光の照射後にミスト噴霧を行うことによって、従来のミスト噴霧よりも短時間で野菜をみずみずしい状態に保つことができる。また、野菜収納の初期にこの処理を一度行っておくだけで、通常よりもより長く保存することができる。
さらに野菜の収納の初期にミストボタンを一度押すと、一定時間おきに自動的に光源8がONされてミストの噴霧が行われるよう制御することもできる。この場合、野菜の収納が必要なくなったときにミストボタンをもう一度押して、光源照射とミスト噴霧を停止させる。このように、一定時間おきに自動的に光源照射とミスト噴霧を繰り返すことによって、野菜のハリを継続的に保持でき長期間の鮮度保持が可能となる。
さらに、ミストの大きさをナノレベルの大きさ、すなわち前記ミストは直径10−7mから10−9m以下にして収納空間2に噴霧するようにしてもよい。水供給部4と供給された水を溜めるタンク12とその対面に設けた電極13との間に高電圧を印加する電圧印加部14を設け、両者に高電圧を印加することによって、水が帯電し霧化してナノサイズレベルのミストが生成される。
なお、このようなミスト生成装置は従来より一般的に用いられるもので、ここでは詳細な動作説明は省略する。ナノサイズレベルのミストは野菜の表皮や細胞、水の通り道である導管に直接入り込みやすい状態である。よって、光照射で野菜の気孔を開くとともに、ミストよりもより小さなサイズの水を野菜に噴霧することで野菜に速やかに水分が吸収され、鮮度の保持がより長期間可能となる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における保存庫の構成図を示すものである。
図2において、保存庫本体1の庫内は光源8による光照射やミスト供給ノズル6によるミストが噴霧される空間を小さな区画11に区画している。区画11の大きさとしては最大白菜がはいるくらいを設定すればよい。こうすることによって、ミストを噴霧する空間が小さくなるので、水の供給量が少なくて済ませることができる。
また、光源の配置や光照射も合理的に、かつ効果的に行うことができる。
なお、区画11の区画板は固体されたものでもよいが、収納トレイのようにして出し入れ自在にしておくと収納性もよく、洗浄などにも便利である。
以上のように、本発明にかかる保存庫は、光照射とミスト噴霧を組み合わせることによって、野菜に水分を速やかに補給することができ、野菜の保存時の鮮度保持に効果を発揮できる機能として家庭用冷蔵庫および業務用冷蔵庫などに適用できる。
本発明の実施の形態1における保存庫の断面図 本発明の実施の形態2における保存庫の断面図
符号の説明
1 保存庫本体
2 収納空間
3 ドア
4 水供給部
5 ミスト発生手段
6 ミスト供給ノズル
7 噴霧口
8 光源
9 制御手段
10 冷却装置
11 区画
12 タンク
13 電極
14 高圧印加部

Claims (5)

  1. 食品を収納する収納空間と前記収納空間を照らす光源と、前記収納空間にミストを噴霧するミスト発生手段と、前記光源と前記ミスト発生手段との両方の制御を行う制御手段とを有し、前記制御手段により前記ミスト発生手段及び前記光源が制御され、前記収納空間内にミストが噴霧され、前記光源から400〜500nmの波長を有する光が照射される保存庫。
  2. 制御手段は、光源をONした後、ミスト発生手段によってミスト噴霧を行うように制御する請求項1に記載の保存庫。
  3. 使用者がミストボタンを押し、ミストが噴霧された後、ミスト発生手段は一定時間で停止する請求項1または2に記載の保存庫。
  4. 使用者がミストボタンを一度押すと、一定時間毎に自動的にミストの噴霧が行われる請求項1から3のいずれか一項に記載の保存庫。
  5. 前記ミストは10 −7 mから10 −9 mのナノサイズ以下のミストが生成され前記収納空間内にミストが噴霧される請求項1から4のいずれか一項に記載の保存庫。
JP2004332983A 2004-11-17 2004-11-17 保存庫 Active JP4407488B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004332983A JP4407488B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 保存庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004332983A JP4407488B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 保存庫

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006141236A JP2006141236A (ja) 2006-06-08
JP2006141236A5 JP2006141236A5 (ja) 2007-12-06
JP4407488B2 true JP4407488B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=36621610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004332983A Active JP4407488B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 保存庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4407488B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6593690B2 (ja) * 2015-09-01 2019-10-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 鮮度保持方法、鮮度保持装置、収納庫、及び、陳列装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006141236A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5148112B2 (ja) 冷蔵庫
JP4905528B2 (ja) 収納庫とそれを用いた冷蔵庫
JP3837336B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007147101A (ja) 冷蔵庫
JP4483926B2 (ja) 収納庫とそれを用いた冷蔵庫
JP3837335B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008089282A (ja) 冷蔵庫
JP2006266539A (ja) 冷蔵庫
JP5315603B2 (ja) 冷蔵庫
CN212253311U (zh) 一种冰箱
JP2017207227A (ja) 冷蔵庫
JP4407488B2 (ja) 保存庫
JP6782403B2 (ja) 冷蔵庫
JP2010038533A (ja) 食品貯蔵庫
JP2004003778A (ja) 保鮮庫
CN111623581A (zh) 一种冰箱
JP5298503B2 (ja) 冷蔵庫
JP4457860B2 (ja) 保存庫
JP2003287357A (ja) 冷蔵庫
JP2010156531A (ja) 冷蔵庫
JP2005192448A (ja) 鮮度保持装置
JP2012078054A (ja) 冷蔵庫
JP2005214593A (ja) 鮮度保持装置及び冷却加湿器
JP2006317129A (ja) 高湿度保冷庫及び冷却加湿器
JP6894458B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071023

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4407488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4