JP4405760B2 - 装飾フィルムの貼り付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装飾フィルムの貼り付け方法に関し、更に詳しくは、被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるときに、装飾フィルムに局部的な歪みが生じるのを防止することができる装飾フィルムの貼り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より粘着剤付き装飾フィルムを被貼付体に貼り付けるときには、スキージ等を用いて手作業で貼り付けていた。この方法では、曲面に貼り付ける場合等には、貼り付け始めは、装飾フィルムを延伸しなくても、しわが生じることもなく問題なく貼り付けられるが、貼り付けが進むに従い、しわが生じるようになってくるため、局部的に延伸しながら貼り付ける必要があった。そのため、装飾フィルムの当該局部的に延伸された部分の形状が歪むという問題があった。また、このような手作業により装飾フィルムを貼り付けると時間がかかるという問題があった。また、装飾フィルムを曲面に貼り付けるときには、面積が大きくなるほど上記歪みが大きくなるため、大きな面積の装飾フィルムを使用することは困難であった。そして、この問題は、被貼付体の曲面の曲率が大きくなるほど顕著なものであった。
【0003】
このような、装飾フィルムを被貼付体に貼り付ける方法としては、真空成形により装飾フィルムを成形しながら、その装飾フィルムを被貼付体に貼り付ける方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この方法は、装飾フィルムをそれより面積の大きいアプリケーションテープに貼り付けて積層体とし、その積層体と所定の真空成形用装置とで閉空間を形成させ、その閉空間内に被貼付体を装着し、その閉空間内を減圧することにより積層体に配設された装飾フィルムを被貼付体に貼り付けるものであった。この方法によると、被貼付体と装飾フィルムとが、その間に空気が保持された状態で貼り付いたり、被貼付体に凹部があると、装飾フィルムがその凹部の形状に追従せずに、その凹部の凹面に装飾フィルムが貼り付かないという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開昭56−113420号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるときに、装飾フィルムに局部的な歪みが生じるのを防止し、短時間で貼り付けることができ、例えばバイクの燃料タンク部等、自動車のバンパー等の曲面のきつい部分に貼付するのに好適である装飾フィルムの貼り付け方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明によって以下の装飾フィルムの貼り付け方法が提供される。
【0007】
[1] 所定形状の表面を有する被貼付体に、装飾層及び粘着層を有する装飾フィルムを、前記装飾フィルムの前記粘着層側から前記被貼付体の表面に貼り付ける装飾フィルムの貼り付け方法であって、前記装飾フィルムを、前記被貼付体の表面の形状とほぼ相補的な形状の成形面を有し、10N/cm2で加圧したときの変形量(沈み量)が0.5〜50mmである弾性体を備えた真空成形用型の前記成形面上に、前記装飾層が前記成形面側を向くように装着し、前記成形面と前記装飾フィルムとの間を減圧して、前記装飾フィルムを、前記成形面に密着させて前記成形面の形状に予備成形し、前記被貼付体及び前記装飾フィルムのうちの少なくとも一方を移動させて、前記被貼付体と、前記成形面の形状に予備成形された前記装飾フィルムの前記粘着層とを当接させるとともに1〜100N/m2の力で押圧させて、前記装飾フィルムを挟持した状態で、前記弾性体を、その成形面の形状が前記予備成形時におけるよりも、前記被貼付体の表面の形状と相補的な形状にさらに近似した形状となるように弾性変形させ、前記被貼付体と、弾性変形した前記成形面の形状に対応する形状に変形した前記装飾フィルムとを圧着させて、前記被貼付体に前記装飾フィルムを貼り付ける装飾フィルムの貼り付け方法。
【0008】
[2] 前記装飾フィルムを、その前記装飾層側から、前記装飾フィルムよりも表面積の大きなアプリケーションテープの表面上の、前記アプリケーションテープの外周よりも内側の領域に位置させて、前記アプリケーションテープの外縁部を露出した状態で積層した積層体とし、前記積層体を、前記装飾フィルムの前記装飾層が前記成形面側に向けられるように、前記真空成形用型上に装着する[1]に記載の装飾フィルムの貼り付け方法。
【0009】
[3] 前記被貼付体と、弾性変形した前記成形面の形状に対応する形状に弾性変形した前記装飾フィルムとを圧着させた後、前記装飾フィルムと前記成形面との間を加圧して、さらに前記装飾フィルムを前記被貼付体に押圧させる[1]又は[2]に記載の装飾フィルムの貼り付け方法。
【0012】
このように、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法は、被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるときに、装飾フィルムを、被貼付体の表面形状とほぼ相補的な形状の成形面を有し、10N/cm2で加圧したときの変形量(沈み量)が0.5〜50mmである弾性体を備えた真空成形用型のその成形面上に装着し、その成形面と装飾フィルムとの間を減圧して装飾フィルムを成形面に密着させて成形面の形状に予備成形し、被貼付体と予備成形された装飾フィルムとを当接させるとともに1〜100N/m2の力で押圧させて、装飾フィルムを挟持した状態で、弾性体を弾性変形させ、被貼付体と、弾性変形した成形面の形状に対応する形状に弾性変形した装飾フィルムとを圧着させて、被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるようにしたため、被貼付体に面積の大きな装飾フィルムを貼り付けるときにも、装飾フィルムに局部的な歪みが生じるのを防止し、短時間で貼り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
【0014】
図1(a)、図1(b)は、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態に使用する真空成形用型1を模式的に示すものであり、図1(a)は断面図、図1(b)は平面図である。
【0015】
図1(a)、図1(b)に示すように、真空成形用型1は、空間部分の形状が四角柱状の基体凹部7がその一の面に形成された四角柱状の基体3と、所定の成形面4を有し基体凹部7に配設される弾性体2とを備えている。基体3には、上記一の面からその反対側に位置する他の面までを貫通し、真空成形を行うときに空気を排出する経路となる排気孔6が形成されている。
【0016】
弾性体2の成形面4は、本実施の形態の装飾フィルムの貼り付け方法において、装飾フィルムが貼り付けられる被貼付体の表面の形状とほぼ相補的な形状である。つまり、成形面4の形状は、被貼付体の形状を基礎として、成形面4を被貼付体に当接させたときに、ほぼそれぞれの面同士(成形面4と被貼付体の表面のそれぞれ対応する部分同士)が接触し合うか、又はわずかな隙間を開けた状態で一部が接触するような形状となっている。上記弾性体2の材質としては以下に列挙したものに限定される訳ではないが、例えば、発泡ウレタン樹脂、ウレタン樹脂、発泡シリコーン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ラテックス等を挙げることができる。
【0017】
本実施の形態の装飾フィルムの貼り付け方法は、図2(a)、図2(b)に示すように、まず、装飾層14及び粘着層15を有する装飾フィルム11を上記真空成形用型1の成形面4上に、装飾層14が成形面4側を向くように装着する。ここで、図2(a)、図2(b)は、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、真空成形用型に積層体を装着した状態を模式的に示すものであり、図2(a)は断面図、図2(b)は平面図である。本実施の形態においては、装飾フィルム11を、その装飾層14側から、装飾フィルム11よりも表面積の大きなアプリケーションテープ12の表面上の、アプリケーションテープ12の外周よりも内側の領域に位置させて、アプリケーションテープ12の外縁部を露出した状態で積層した積層体13として使用し、積層体13を、装飾フィルム11の装飾層14が成形面4側に向けられるように、真空成形用型1上に装着している。
【0018】
真空成形用型1に積層体13を装着するときには、図2(a)、図2(b)に示すように、外周形状を真空成形用型1の外周とほぼ同様の形状とした積層体13を、真空成形用型1の成形面4が形成されている面上に、積層体13の外周と真空成形用型1の外周とを合わせるようにして置く。そして、真空成形用型1の外縁に重なるように形成された枠体5を、積層体13の外縁部分を構成しているアプリケーションテープ12の上から重ねて、真空成形用型1とアプリケーションテープ12とをボルト等で固定する。これにより、枠体5と真空成形用型1とで積層体13を挟み、真空成形用型1と積層体13との間に密閉された閉空間を形成する。この閉空間をより密閉された状態とするため、枠体5とアプリケーションテープ12との間、及び/又はアプリケーションテープ12と真空成形用型1との間(枠体5で締め付けることができる外縁部分)に、ゴムやプラスチック製のパッキンを配置させてもよい。
【0019】
本実施の形態においては、枠体5は、図2(b)に示すように、真空成形用型1の外周形状と同様の四角形の枠状であり、図2(a)に示すように、断面形状は四角形である。枠体5の形状はこのような形状に限定されることはなく、枠体5を真空成形用型1に積層体13を挟んでボルト等で固定し、真空成形用型1と積層体13との間に閉空間を形成し、後述するように、この閉空間内を減圧して装飾フィルム11を成形面4にほぼ密着させることができれば、特に形状は限定されない。枠体5の材質は鉄やステンレス等の金属を使用することができる。
【0020】
次に、図3(a)、図3(b)に示すように、成形面4と装飾フィルム11との間を減圧して、装飾フィルム11を、成形面4に密着させて成形面4の形状に予備成形する。図3(a)、図3(b)は、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、真空成形用型に装着した積層体に配設された装飾フィルムが成形面の形状に予備成形された状態を模式的に示すものであり、図3(a)は断面図、図3(b)は平面図である。成形面4と装飾フィルム11との間を減圧するときには、真空成形用型1と積層体13との間に形成された閉空間内の空気を排気孔6を通じて外部に排出することにより閉空間内を減圧し、それにより、成形面4と装飾フィルム11との間を減圧する。このときの閉空間内の圧力は、成形面4の形状、装飾フィルム11及びアプリケーションフィルム12の材質等により適宜決定することができ、上記閉空間内を減圧するときには、通常使用される真空ポンプ等を使用することができる。
【0021】
本実施の形態においては、上記閉空間内を減圧することにより、積層体13と成形面4との間を減圧することになり、これにより積層体13が、成形面4にほぼ密着する。このとき、成形面4に直接密着するのは積層体13を構成するアプリケーションテープ12であるが、アプリケーションテープ12の成形面4に密着する面に対して反対の面に配設された装飾フィルム11がアプリケーションテープ12の変形に追従して変形するため、アプリケーションテープ12が成形面4に密着して成形面4の形状に変形するときに、同時に装飾フィルム11が変形し、これにより、装飾フィルム11が成形面4の形状に予備成形されることになる。
【0022】
次に、図4(a)、図4(b)に示すような、半球状の被貼付体21を、図5に示すように成形面4の形状に予備成形された装飾フィルム11の粘着層15に当接させるとともに押圧させる。
【0023】
図4(a)、図4(b)は、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、装飾フィルムが貼り付けられる被貼付体を模式的に示すものであり、図4(a)は断面図、図4(b)は平面図である。図5は、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、被貼付体を、成形面の形状に予備成形された装飾フィルムの粘着層に押圧させた状態を模式的に示す断面図である。
【0024】
被貼付体21を装飾フィルム11に当接させるとともに押圧させるときには、被貼付体21は被貼付体取り付け部22に取り付けられ、被貼付体取り付け部22が駆動装置(図示せず)に取り付けられて押圧操作が行われている。押圧するときの駆動装置としては、エアシリンダー、油圧シリンダー、スプリング、モーター、人力等を利用することができる。被貼付体取り付け部22は必ずしも使用する必要はなく、特に手動で貼り付けるときには、被貼付体21を直接手で持って装飾フィルム11を貼り付けることができる。また、被貼付体21を装飾フィルム11に当接させるとともに押圧させるときには、本実施の形態における場合と同様に、装飾フィルム11側を固定し、被貼付体21を移動させてもよいし、逆に、被貼付体21を固定し、装飾フィルム11側を移動させてもよい。また、被貼付体21の形状は特に限定されるものではなく、球体等の装飾フィルムを貼り付ける表面が凸状の面だけから構成される形状、装飾フィルムを貼り付ける表面が凹状の面だけから構成される形状、装飾フィルムを貼り付ける表面が凸状の面と凹状の面との組み合わせから構成される形状等が挙げられる。また、上記凸状の面及び凹状の面はいずれも曲面であっても平面であってもよい。
【0025】
図5に示すように、被貼付体21を装飾フィルム11に当接させるとともに押圧させるときには、被貼付体21と弾性体2との間に装飾フィルム11を挟持した状態で、弾性体2を、その成形面4の形状が予備成形時におけるよりも、被貼付体21の表面の形状と相補的な形状にさらに近似した形状となるように弾性変形させる。そして、被貼付体21と、弾性変形した成形面4の形状に対応する形状に変形した装飾フィルム11とを圧着させて、被貼付体21に装飾フィルム11を貼り付ける。
【0026】
上述のように被貼付体21を装飾フィルム11に押圧させたときに、成形面4を有する弾性体2は弾性変形し、成形面4の形状が被貼付体21の表面の形状と相補的な形状に、より近似するようになる。このため、装飾フィルム11は、被貼付体21と成形面4との間に挟まれて、成形面4と同様に被貼付体21の表面形状に沿うように、被貼付体の表面形状と相補的な形状に変形される。これにより、装飾フィルム11は、その全面に渡って、被貼付体21と成形面4との間で被貼付体21に押圧されながら、被貼付体21に密着している状態となる。そして、装飾フィルム11は、その全面に渡って被貼付体21に押圧されながら密着するため、被貼付体21に貼り付けることができる。このとき、装飾フィルム11は、真空成形により予備成形されていたため、しわが発生したり局部的に歪んだりすることがない。また、本実施の形態の装飾フィルムの貼り付け方法によると、装飾フィルムを被貼付体に貼り付けるときに、装飾フィルムを真空成形用型に装着し、その装飾フィルムを真空成形により予備成形し、被貼付体を予備成形した装飾フィルムに押圧して被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるという一連の操作を連続的に短時間で行うことができるため、短時間で被貼付体に装飾フィルムを貼り付けることができる。
【0027】
被貼付体21を装飾フィルム11に押圧させるときの押圧力は、成形面4の形状、弾性体2の弾性率、装飾フィルム11及びアプリケーションフィルム12の材質等によって適宜決定することができるが、通常、1〜100N/cm2が好ましい。1N/cm2より低いと装飾フィルム11が被貼付体21に貼り付きにくいことがあり、100N/cm2より高いと、装飾フィルム11が破損したり、装飾フィルム11が被貼付体21に貼り付くときに、貼り付く位置がずれることがある。
【0028】
被貼付体21と装飾フィルム11とを圧着させた後、装飾フィルム11と成形面4との間を加圧して、さらに装飾フィルム11を被貼付体21に押圧させることが好ましい。これにより、より確実に被貼付体21に装飾フィルム11を貼り付けることができる。装飾フィルム11と成形面4との間を加圧するときは、例えば、排気孔6を経由して積層体13と真空成形用型1との間の閉空間を加圧することができる。この加圧に使用する加圧装置(図示せず)としては、エアシリンダー、油圧シリンダー、スプリング、モーター、人力等を使用することができる。
【0029】
図1に示す、本実施の形態の装飾フィルムの貼り付け方法に使用する真空成形用型1を構成する基体3は、上述のように、空間部分の形状が四角柱状の基体凹部7がその一の表面に形成され、その基体凹部7に、所定の成形面4を有する弾性体2が配設されている。基体凹部7の形状、すなわち弾性体2の外形は、上述の四角柱状に限定されるものではなく、弾性体2の表面に目的の形状の成形面4を形成することができれば、円柱、三角柱や五角柱等の四角柱以外の多角柱、その他不定形状等のいずれでもよい。また、基体凹部7の形状は、上述のような、弾性体2を配設するための弾性体2の外形と相補的な形状であってもよいが、基体凹部7の形状を弾性体2に形成される成形面4の形状に合わせた形状としてもよい。そして、成形面4の形状に合わせた形状とした基体凹部7に所定の厚さのシート状の弾性体2を配設することにより、弾性体2の成形面4の形状を基体凹部7の形状に沿った目的の形状とするようにしてもよい。上述の、基体凹部7の形状を成形面4の形状に合わせた形状にするとは、基体凹部7にシート状等の弾性体2を配設したときに形成される弾性体2の成形面4の形状が、被貼付体21の形状と相補的な形状となるように、基体凹部7の形状を形成することをいう。
【0030】
また、基体3の材質としては、加工がし易く、かつ減圧や被貼付体による押圧に耐え得る材質であれば特に限定されるものではなく、石膏や合成樹脂等を使用することができる。また、基体3を弾性材料により成形し、成形面4を有する弾性体2を配設する代わりに、基体3に直接成形面4を形成してもよい。
【0031】
基体3に形成される排気孔6は、図1に示すように、上記一の面からその反対側に位置する他の面までを貫通するように形成されているが、上記一の面から、その反対側の面以外の側面部分等までを貫通するように形成されてもよい。そして、排気孔6は、真空成形用型1にスリット状に一箇所に形成されているが、スリット状である必要はなく、排気孔6の空間の形状が円柱状、四角柱等の角柱状であってもよいし、基体3の一部又は全部を不定形状の連通孔(貫通孔)が多数形成された多孔質材料としてもよい。また、排気孔6は一箇所だけでなく複数箇所に形成してもよい。さらに、排気孔6は、基体3だけではなく弾性体2にも形成してもよく、このとき、弾性体2を多孔質材料から形成してもよい。排気孔6を基体3には形成せずに弾性体2だけに形成してもよい。
【0032】
弾性体2に形成される成形面4の形状は、被貼付体の表面の形状と相補的な形状であってもよいし、ほぼその相補的な形状であるが同一ではない形状であってもよい。ここで、成形面4の形状が被貼付体21の表面の形状とほぼ相補的な形状であるとは、被貼付体21を成形面4の対応する位置に当接させたときに、成形面4の一部は被貼付体21に当接するが、他に当接しない部分があり、さらに、被貼付体21を成形面4(装飾フィルム11)に押圧させて弾性体2を弾性変形させたときに、成形面4の上記当接しない部分が被貼付体21に当接するようになり、その結果、少なくとも成形面4の装飾フィルム11を配設させる部分が全体的に被貼付体21に当接し、さらにその当接した部分が被貼付体21により押圧され得るように、成形面4が形成されていることをいう。また、被貼付体21で成形面4に密着した装飾フィルム11を押圧するときには、適宜、部分的に強い圧力で押圧したり、弱い圧力で押圧してもよい。
【0033】
また、弾性体2の材質としては、被貼付体による押圧により適度に変形するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、発泡ウレタン樹脂、ウレタン樹脂、発泡シリコーン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ラテックス等を挙げることができる。
【0034】
また、弾性体2の物性としては、装飾フィルムの材質や大きさ、装飾フィルム11と被貼付体21を接着させる接着剤の種類、被貼付体21による押圧力等によって適宜選択することができるが、通常、10N/cm2で加圧したときの変形量(沈み量)が0.5〜50mmであることが好ましい。沈み量が0.5mmより小さいと、被貼付体21で押圧したときの変形が少ないことがあり、50mmより大きいと、被貼付体21で押圧したときに、弾性体2が被貼付体21を押し返す力が弱くなることがある。ここで、弾性体の「沈み量」とは、一定の加圧をしたときの弾性体の変形長さをいい、該沈み量の測定は、沈み量を測定する弾性体の所定の面(当接面)と同じ形状の面を有する鋼鉄製の錘を用い、該錘の面を該弾性体の所定の面に当接させ、10N/cm2で加圧したときに、該錘が加圧方向に当所の当接面を基準に移動した距離を計測して行う。
【0035】
本実施の形態の装飾フィルムの貼り付け方法に使用する装飾フィルム11(図2(a)、図2(b)参照)としては、従来から使用されている装飾フィルムを使用することができ、例えば、PVC(塩化ビニル樹脂)、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、オレフィン樹脂、アイオノマー樹脂等を使用することができる。装飾フィルム11の厚さは特に限定されるものではないが、30〜70μmが好ましい。装飾フィルム11の粘着剤としては、アクリル系粘着剤等を使用することができる。粘着剤の厚さは特に限定されるものではないが、15〜30μmが好ましい。粘着層15に粘着剤を配設したときには、その粘着剤の表面にほこり等が粘着剤に付着しないように保護用のライナーを配設することが好ましい。装飾フィルム11を被貼付体21に貼り付けるときには、このライナーは取り外して使用される。また、装飾フィルム11の装飾層14には、通常、インク等により目的に応じた模様、文字等が記載されており、その表面には上記模様、文字等を保護するために、透明な保護フィルムが配設されている。また、装飾フィルム11には、粘着剤の代わりにホットメルト式の接着剤を配設してもよい。ホットメルト式の接着剤を使用するときには、被貼付体21を装飾フィルム11に押圧したときに、装飾フィルム11を加熱するようにすることが好ましい。例えば、真空成形用型1の内部又は外部にヒーターを配設してもよい。
【0036】
アプリケーションテープ12(図2(a)、図2(b)参照)としては、従来から使用されているものを使用することができる。アプリケーションテープ12の伸長性は、厳しい三次元曲面へのマーキングの適用が可能になるように、大きいことが好ましく、例えば、JIS Z0237法で測定して、150〜400%の破断点伸び率を有することが好ましい。アプリケーションテープとして使用できる材料は、例えば、PVC(塩化ビニル樹脂)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)/PP(ポリプロピレン)、ウレタンゴム、アクリル樹脂、アイオノマー樹脂等である。アプリケーションテープ12の一の表面には、装飾フィルム11に配設するために粘着剤が配設されていることが好ましい。この粘着剤は装飾フィルムに配設するものより粘着力が弱いものが好ましい。例えば、アクリル粘着剤、合成ゴム系粘着剤等を使用することができる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように、本発明の装飾フィルムの貼り付け方法によれば、被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるときに、装飾フィルムを、被貼付体の表面形状とほぼ相補的な形状の成形面を有する弾性体を備えた真空成形用型のその成形面上に装着し、その成形面と装飾フィルムとの間を減圧して装飾フィルムを成形面にほぼ密着させて成形面の形状に予備成形し、被貼付体と予備成形された装飾フィルムとを当接させるとともに押圧させて、装飾フィルムを挟持した状態で、弾性体を弾性変形させ、被貼付体と、弾性変形した成形面の形状に対応する形状に弾性変形した装飾フィルムとを圧着させて、被貼付体に装飾フィルムを貼り付けるようにしたため、被貼付体に面積の大きな装飾フィルムを貼り付けるときにも、装飾フィルムに局部的な歪みが生じるのを防止し、短時間で貼り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態に使用する真空成形用型を模式的に示すものであり、図1(a)は断面図、図1(b)は平面図である。
【図2】 本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、真空成形用型に積層体を装着した状態を模式的に示すものであり、図2(a)は断面図、図2(b)は平面図である。
【図3】 本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、真空成形用型に装着した積層体に配設された装飾フィルムが成形面の形状に予備成形された状態を模式的に示すものであり、図3(a)は断面図、図3(b)は平面図である。
【図4】 本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、装飾フィルムが貼り付けられる被貼付体を模式的に示すものであり、図4(a)は断面図、図4(b)は平面図である。
【図5】 本発明の装飾フィルムの貼り付け方法の一の実施の形態において、被貼付体を、成形面の形状に予備成形された装飾フィルムの粘着層に押圧させた状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…真空成形用型、2…弾性体、3…基体、4…成形面、5…枠体、6…排気孔、7…基体凹部、11…装飾フィルム、12…アプリケーションテープ、13…積層体、14…装飾層、15…粘着層、21…被貼付体、22…被貼付体取り付け部。
Claims (3)
- 所定形状の表面を有する被貼付体に、装飾層及び粘着層を有する装飾フィルムを、前記装飾フィルムの前記粘着層側から前記被貼付体の表面に貼り付ける装飾フィルムの貼り付け方法であって、
前記装飾フィルムを、前記被貼付体の表面の形状とほぼ相補的な形状の成形面を有し、10N/cm2で加圧したときの変形量(沈み量)が0.5〜50mmである弾性体を備えた真空成形用型の前記成形面上に、前記装飾層が前記成形面側を向くように装着し、
前記成形面と前記装飾フィルムとの間を減圧して、前記装飾フィルムを、前記成形面に密着させて前記成形面の形状に予備成形し、
前記被貼付体及び前記装飾フィルムのうちの少なくとも一方を移動させて、前記被貼付体と、前記成形面の形状に予備成形された前記装飾フィルムの前記粘着層とを当接させるとともに1〜100N/m2の力で押圧させて、前記装飾フィルムを挟持した状態で、前記弾性体を、その成形面の形状が前記予備成形時におけるよりも、前記被貼付体の表面の形状と相補的な形状にさらに近似した形状となるように弾性変形させ、
前記被貼付体と、弾性変形した前記成形面の形状に対応する形状に変形した前記装飾フィルムとを圧着させて、前記被貼付体に前記装飾フィルムを貼り付ける装飾フィルムの貼り付け方法。 - 前記装飾フィルムを、その前記装飾層側から、前記装飾フィルムよりも表面積の大きなアプリケーションテープの表面上の、前記アプリケーションテープの外周よりも内側の領域に位置させて、前記アプリケーションテープの外縁部を露出した状態で積層した積層体とし、前記積層体を、前記装飾フィルムの前記装飾層が前記成形面側に向けられるように、前記真空成形用型上に装着する請求項1に記載の装飾フィルムの貼り付け方法。
- 前記被貼付体と、弾性変形した前記成形面の形状に対応する形状に弾性変形した前記装飾フィルムとを圧着させた後、前記装飾フィルムと前記成形面との間を加圧して、さらに前記装飾フィルムを前記被貼付体に押圧させる請求項1又は2に記載の装飾フィルムの貼り付け方法。
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