JP4405297B2 - Otdm時間チャネル分離、電気クロックリカバリ、および光クロック発生を同時的に行う装置、光クロックリカバリ装置 - Google Patents

Otdm時間チャネル分離、電気クロックリカバリ、および光クロック発生を同時的に行う装置、光クロックリカバリ装置 Download PDF

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Description

本発明は、進行波電界吸収型光変調器(以下、TW−EAMと称す)を用いて、OTDM時間チャネル分離、電気クロックリカバリ、および光クロック発生を同時的に行うための装置、並びに光クロックリカバリのための装置に関する。
時間領域でのチャネル分離(demultiplexing)、アッド/ドロップ(add/drop)、再生(regeneration)、クロックリカバリ(clock recovery)および同期化(synchronization)は、光時分割多重(Optical time division multiplexing; OTDM)ネットワークノード内で必要とされる重要な機能である。高速なOTDMデータストリームから単一チャンネルを時間領域でチャネル分離し、且つ全データチャンネルの正確な同期化を保障するクロックリカバリを実現するための能力は、さらなるスイッチングおよび検出処理のためにネットワークで重要である。ネットワークノードの複雑さやコストを低減するためには単一の装置(single device)を用いて時間領域でのチャネル分離およびクロックリカバリを同時的に実施することが望ましい。しかしながら、考えられる問題である不明確さ(ambiguity)とクロストーク(crosstalk)は、同時に複数の異なる目的のために用いられる上記単一の或る装置で発生し得る。
同時的な時間領域でのチャネル分離およびクロックリカバリを実施するための従来の試みの例は、「B.Mikkelsen, G.Raybon, R.-J.Essiambre,“160Gb/s TDM Transmission Systems,” Paper 6.1.1,pp.125-128,ECOC 2000」、および「J.Yu, K.Kojima, N.Chand,“Simultaneous Demultiplexing and Clock Recovery of 80Gb/s OTDM Signals Using a Tandem Electro-absorption Modulator,”PDI,pp.2-3, LEOS 2001」によってなされた。
高速な光時分割多重(OTDM)データストリームから光クロックを発生し且つ正確な同期化を保障するための能力は、全光3R再生(all-optical 3R regeneration)のためにOTDMネットワークノードにおいて重要である。しかしながら、通常、光クロックリカバリを実現するためには、データ情報を検出するために必要とされる追加的な光検出器、および光クロックを発生するために必要とされるパルス発生器は必須である。
図15は、光クロックリカバリ用の個別部品が使用される従来技術の第3の例を示す。データ光、即ちその中にデータを有する光は、ファイバーを通ってクロックリカバリ装置(CR)に到来する。CRは、光検出器の機能を備えており、電気クロック信号(electrical clock signal)を発生する。この電気クロック信号は、外部の強度変調器(intensity modulator; MOD)に供給される。MODの一例はTW−EAMである。他方、レーザーダイオード(LD)はMODにレーザービームを放出し、MODでレーザービームが上記電気クロック信号によって変調される。結果として、MODは光クロック信号を発生する。
図16は、時間領域でチャネル分離されたデータ用の個別部品が使用された従来技術の第4の例を示す。40Gb/sのビットレートを有するデータ光信号は、光検出器(PD)および電界吸収型光変調器(EAM)に作用する。このデータ光に応答して、PDは、位相ロックループ(以下、PLLと称す)に供給される光電流を発生し、PLLが代わりに電気クロックを出力する。この電気クロックは、データストリームのビットレートの基本周波数を例えば4で除算することにより得られる周波数、即ちEAMに供給される10GHzを有する。また、第4の例では、個別部品のPDおよびEAMが使用される。
進行波(traveling wave)以外の信号のためのクロックリカバリは、例えば、1999年2月12日に公開された日本国特許公報、特開平11−18371号(1997年7月15日に出願された日本国特許出願、特願平9−189748号)により説明されている。この刊行物では、半導体光変調器に与えられる入力信号としてパルス光を使用する。この変調器は、サーキュレータ(circulator)に供給される光電流を発生する。TW−EAM以外のEAMについてはサーキュレータが使用されるが、しかし高価である。他方、TW−EAMは高価なサーキュレータを必要としない。その上、TW−EAMは、この入力パルス波と正確に同期化される電気クロックを発生するために使用できる。
TW−EAMはMODとして使用される場合、TW−EAMは、入射光の強度を変調するだけのために使用される。
従って、光検出器および変調器の両方の機能を備え、且つ、入射データ光にあるクロックを抽出するTW−EAMに関する装置に対する要請がある。
特開平11−18371号公報 B.Mikkelsen, G.Raybon, R.-J.Essiambre,"160Gb/s TDM Transmission Systems," Paper 6.1.1,pp.125-128,ECOC 2000 J.Yu, K.Kojima, N.Chand,"Simultaneous Demultiplexing and Clock Recovery of 80Gb/s OTDM Signals Using a Tandem Electro-absorption Modulator,"PDI,pp.2-3, LEOS 2001
本発明は、OTDM信号のために、時間チャネル分離、電気クロックリカバリ及び光クロック発生を同時的に行う新規でコンパクトなスキームである。本明細書に記載された本発明は、不明確さ及びクロストーク問題を伴うことなく、同一の一進行波電界吸収型光変調器(TW−EAM)において、同時的な時間チャネル分離、電気クロックリカバリ及び光クロック発生を実施するために、電気的分周クロックを利用する新規なコンセプトを提起する。TW−EAMの光電流はデータ情報を検出するために使用され、そして電気的分周成分は、それぞれ、PLL、時間チャネル分離および光クロック発生を通じて電気クロックをリカバリするために同時に使用される。従って、TW−EAMは、光検出器、時間チャネル分離器、および光パルス発生器として同時に動作する。本発明は、OTDMネットワークノード内の高速コンポーネントの個数を低減することを可能とする素子の多様な機能(devices multiple functionality)を活用し、従って信頼性を向上させながら、実質的にコストも低減させる。
さらに、本発明は、次のように二つの側面に拡張することができる。
(1)TW−EAMの限られた帯域幅は、入力OTDMデータストリーム(incoming OTDM data stream)のビットレートの増加を制限するが、TW−EAMのみが入力OTDMデータの強度を検出するので、余分に設けられるEAMまたは半導体光増幅器(SOA)のような補助的メカニズムが、TW−EAMの光電流に所望のトーン(tone)を意図的に形成するために導入できる。従って、本スキームは超高速OTDMシステムの用途に拡張することができる。
(2)双方向性(bidirectionality)や偏光状態(states of polarization)のようなTW−EAMの要因が更に導入されれば、単一のTW−EAMにおける一層多くの機能性が同時に達成できる。
さらに、本発明は、光クロックリカバリを達成するための他の新規なスキームであり、TW−EAMにおける光電流がデータ情報を検出するために使用され、そしてPLLからのリカバリされた電気クロックが、TW−EAMを変調するために使用される。
本発明は、二つの電気ポート(electrical port)と二つの光ポート(optical port)とを備えたTW−EAMを使用することにより、光クロックリカバリの低コストな実施を利用するものであって、TW−EAMはフォトダイオード及びパルス発生器として同時に動作することが可能である。一方、TW−EAMの光電流は、PLLを通じて電気クロックをリカバリするために使用されるデータ情報を検出する。他方、電気的なリカバリクロックは、TW−EAMを変調して別の波長で光クロックを発生するために使用される。従って、TW−EAMは、光クロックリカバリのための所要のコンポーネントの個数が低減され得るように、フォトダイオード及びパルス発生器として同時に動作し、これによりコストを実質的に低減する。
本発明の更なる側面は、本明細書の以下の部分において明らかにされ、詳細な説明は、本発明を限定するものではなく、本発明の好ましい実施形態を完全に開示することを目的としたものである。
本発明は、ネットワークノードのコスト及び複雑さを低減するために単一の一つのTW−EAMを用いて、OTDM信号の時間領域でのチャネル分離(demultiplexing)、電気クロックリカバリ及び光クロック発生を同時に行うための新規なスキームを提起する。TW−EAMはコンパクトな時間領域でのチャネル分離受信機(compact demultiplexing receiver)として動作する。さらに、他にあり得る用途は、高ビットレートのOTDMデータを低ビットレートに変換することである。以下では、「時間領域でのチャネル分離」(demultiplexing)を「時間チャネル分離」と称す。
図1は、本発明の一般的な機能を図解する概略的ダイアグラムである。正確に同期化した状態で高速OTDMデータストリームの全チャンネルを低速データストリームに変換するための能力は、コアネットワークからアクセスネットワークへ伝送速度を変換するようなネットワークノードにおいて重要である。従って、比較的低速かつ低コストの設備(equipment)は、超高速OTDMデータストリームが上記ノードに入る場合に、スイッチングおよび検出の目的のために使用できる。3R再生のタイプ(全光型、または光から電気に変換する光電変換型)によって、発生された光クロック又はリカバリされた電気クロックの何れかが使用できる。
ここで図2を参照すると、本発明の一実施形態の基本的構成および動作原理が図解されている。本実施形態では4ポートのTW−EAMが使用される。ポート1及びポート3は光入力および出力のために使用され、ポート2及びポート4は、それぞれ、PLL動作のためにTW−EAMの光電流からクロック情報を抽出し、リカバリされた電気クロックを用いてW−EAMを調整するのに使用される。
波長λ1を有する40Gb/sのOTDMデータストリームはTW−EAMに入り、強度変調情報はTW−EAMの光電流によって検出され、それは図3に示される。図3に示される光電流における40GHzのトーンは、入力光40Gb/sデータの強度変調の基本周波数の情報を表し、位相を含んでいる。そして、それは、10GHz電気クロックリカバリのためにPLLにおいて40GHz RFバンドパスフィルタ(BPF)により光電流から抽出される。その後、リカバリされた電気クロックは、その位相調整及びそのRF電力増幅の後でOTDM時間チャネル分離のためのTW−EAMを駆動するために供給される。同時に、波長λ2を有する10GHz光クロックは、λ2のCW光ビームがTW−EAMを通るとき、時間チャネル分離処理中に発生される。分周された低ビットレートで3R再生またはその他の処理を行うのに10GHzの光クロックが使用されることが望ましい。
クロストーク及び不明確さを伴うことなくTW−EAMにおいて3つの共存する機能を実現するためには電気的分周クロックが採用されることが重要であることに留意されたい。即ち、10GHzのリカバリされた電気クロックが、時間チャネル分離および光クロック発生のためにTW−EAMを調整するのに使用される場合、光電流からの40GHzトーンの周波数成分がPLLによってクロックリカバリのために抽出される。従って、40GHzと10GHzの電気信号の混合信号がPLLに入るが、10GHzのクロックは、PLLにおいて侠帯域40GHzのBPFによって容易に除去できる。そして、TW−EAMは、光検出器、時間チャネル分離器(demultiplexer)、および光パルス発生器として同時的に動作する。
図2に示される構成と、図2に関連して説明される動作原理は、本発明の好ましい実施形態を表す。上記構成のロック範囲(locking range)は、40Gb/sのデータ入力のもとで測定され、それは図4に示されている。0dBmの光入力電力では約200kHzのロック範囲が得られ、5dBmの光入力電力では約700kHzが、それぞれ得られた。
図5は、ビットエラーレート(BER)曲線およびアイダイアグラム(eye diagram)を示す。BERの比較は、TW−EAMとBERテスタに供給される10GHzの電気クロックを、送信クロック(連続的)からリカバリされた電気クロックにスイッチングさせることにより行われた。
図6(A)は、送信クロック、リカバリされた電気クロック、および発生された光クロックについての単側波帯(SSB)ノイズスペクトルを示す。図6(B)は、1kHz分解能の帯域幅(RBW)での対応するRFスペクトルを示す。図6(A)および図6(B)に示されるように、それぞれ、送信クロックについての全2乗平均平方根(RMS)ジッタは0.02731radであり、PLLからリカバリされた電気クロックについては0.02757radであり、そして発生されたクロックについては0.02758radである。RMSジッタは主として送信クロックに由来する。図6(A)に差し込まれた波形は、10GHzのリカバリされた電気クロックおよび発生された光クロックである。光クロックのパルス幅は約14-psである。
TW−EAMの限られた帯域幅は、超高速OTDMシステムへの本スキームの適用を制限し得る。しかしながら、40GHzまたは10GHzのような光電流に所望のトーンを意図的に発生させるための補助的メカニズムを採用すれば、本スキームは超高速OTDMの用途に拡張し得る。採り得る補助的メカニズムには、TW−EAMにより取り扱われる比較的低速のOTDM信号に超高速OTDM信号を時間チャネル分離するために使用されるもう一つのEAMを導入することである。例えば、図7に示されるように、160Gb/sのOTDM信号を40Gb/sに時間チャネル分離するためにEAM(EAM2)が余分に付け加えられ、そしてこの時間チャネル分離された40Gb/sのOTDM信号はTW−EAM(EAM1)に入る。TW−EAMの光電流において支配的な40GHzのトーンは、10GHzの電気クロックをリカバリするためにPLLにより使用される。10GHzのリカバリされた電気クロック及びその4倍の40GHzの電気クロックは、EAM1およびEAM2において40Gb/sおよび160Gb/sの信号をそれぞれ時間チャネル分離するために使用される。波長λ1および波長λ2を有する余分なCW光ビームは、それぞれEAM1およびEAM2に入り、10GHzおよび40GHzの両方の光クロックが同時に発生され、それは低ビットレートで3R再生を行うために使用される。さらに、逆方向に(クロック光となるCW光を)伝搬させることにより、クロック波長はOTDMデータ波長とまさに同じにできる。
図8は、160Gb/sのOTDM信号についての同時的な時間チャネル分離およびクロックリカバリのBER結果を示す。エラーのない動作と、0.5dB程の低いパワーペナルティとがそれぞれ得られる。
図9(A)は、送信クロック、リカバリされた電気クロック、および発生された光クロックについてのシングルサイドバンド(SSB)ノイズスペクトラムを示す。図9(B)は、1kHzの分解能帯域幅(RBW; Resolution bandwidth)での対応するRFスペクトラムを示す。図9(A)および図9(B)に示されるように、それぞれ、送信クロックについての全RMSジッタは0.02693radであり、PLLからリカバリされた電気クロックは0.02697radであり、且つ発生された光クロックは0.02715radである。また、RMSジッタは主として送信クロックに由来することが明らかである。図9(A)に差し込まれた波形は、10GHzのリカバリされた電気クロックと、発生された光クロックを示す。
本発明は、TW−EAMが、光検出器、時間チャネル分離器、および光パルス発生器として同時に動作することができるので有利である。TW−EAMの光電流およびその分周成分を利用することで、クロストークや不明確さを伴うことなくTW−EAMにおいて3つの共存する機能を達成することを可能にする。
さらに、本スキームは、2つの側面に拡張することができる。即ち、(1)TW−EAMの限られた帯域幅は、入力OTDMデータストリームのビットレートの増加を制限するが、TW−EAMの光電流における所望のトーンを意図的に発生させるために補助的メカニズムを採用することができる。なぜなら、それは入力OTDMデータの強度を反映するだけだからである。従って本スキームは超高速OTDMシステムの用途に拡張できる。(2)双方向性や偏光状態のようなTW−EAMの要因を導入すれば、単一のTW−EAMにおける一層多くの機能性を同時に達成することができる。
本発明は、TW−EAMとPLLとを組み合わせることにより光クロックリカバリについての別の新規なスキームを提起する。発生された光クロックは、全光3R再生のような多くの用途を有する。図10は、全光3R再生に対する本発明の一実施形態のネットワークアーキテクチャを示す。
図11は、4ポートのTW−EAMを使用する本発明の好ましい一実施形態についての説明図であり、その構成および原理を示す。この実施形態において、ポート1およびポート3は、光入力および出力のために使用され、ポート2およびポート4は、PLL動作のためにTW−EAMの光電流からデータ情報を抽出し、そしてリカバリされた電気クロックでTW−EAMを変調するためにそれぞれ使用される。
波長λ1を有する40Gb/sのデータストリームはTW−EAMに入り、強度変調情報は、TW−EAMの光電流によって検出される。その光電流のRFスペクトラムは図12に示されている。図12に示された光電流についてのスペクトラムにおける40GHzのトーンは、入力光40Gb/sデータの強度変調の基本周波数の情報を表し、位相を含んでいる。そしてそれは、40GHz電気クロックリカバリのためにPLL(phase-locked loop)における40GHz RFバンドパスフィルタにより光電流から抽出される。その後、40GHzの電気的なリカバリクロックは、その位相調整及びそのRF電力増幅の後にTW−EAMを変調するために供給される。波長λ2のCW光ビームがTW−EAMを通るとき、λ2を有する40GHzの光クロックが発生される。
図11に示される本構成のロック範囲は、40Gb/sデータ入力について測定され、そしてその結果が図13に示されている。それぞれ、0dBmの光入力電力では約200kHzのロック範囲が得られ、そして5dBmの光入力電力では約700kHzが得られた。
図14は、40Gb/sのOTDMデータが本構成に入力した場合の40GHzのリカバリ電気クロックを示す。
本発明は、TW−EAMが、光検出器および光パルス発生器として同時に動作するので有利である。即ち、(1)TW−EAMの光電流はデータ情報を検出し、そしてそれはPLLを通して電気クロックをリカバリするために使用され、(2)そのリカバリされた電気クロックは、TW−EAMを変調すると共に別の波長を有する光クロックを発生するために供給される。従って、光領域の信号処理機能については所要のコンポーネントの個数を低減することが可能になり、故に実質的にコストが低減される。
以上、本発明の好ましい実施形態が説明され且つ図解されたが、これらは本発明の一例であると解すべきであり、本発明を限定するものと解すべきではない。加えて、本発明の精神および範囲から始めることなく、省略、置換、および他の変形をなすことができる。従って、本発明は、上述の説明によって限定されるものと解すべきではなく、添付の請求項の範囲によってのみ限定される。
本発明の概要的機能を図解するための概略的ダイアグラムの図である。 本発明の一実施形態の基本構成および動作原理を図解するための概略的ダイアグラムの図である。 40Gb/sの入力でのTW−EAMからの光電流のRFスペクトラムを示す図である。 40Gb/sでのロック範囲(locking range)を示す図である。 送信クロック及びリカバリされたクロックでのビットエラーレートの結果を示す図である。 (A)は、送信クロック、電気的リカバリされたクロック、および発生された光クロックについてのSSBノイズスペクトラムを示す図であであり、(B)は、1kHzの分解能帯域幅での対応するRFスペクトラムを示す図である。 超高速OTDM信号の応用に対する修正されたスキームを示す図である。 送信クロック及びリカバリされたクロックでのビットエラーレートの結果を示す図である。 (A)は、送信クロック、リカバリされた電気クロック、および発生された光クロックについてのSSBノイズスペクトラムを示す図であり、(B)は、1kHz RBWでの対応するRFスペクトラムを示す図である。 本発明の一実施形態のネットワークアーキテクチャについての概略的ダイアグラムの図である。 4ポートTW−EAMを用いた本発明の好ましい一実施形態についての概略的ダイアグラムの図である。 40Gb/sの入力でのTW−EAMからの光電流のRFスペクトラムを示す図である。 40Gb/sでのロック範囲(locking range)を示す図である。 40Gb/sOTDMデータ入力に対する40GHzリカバリの電気クロックを示す図である。 光クロックリカバリのために個別部品が使用される従来技術の第3の例を示す図である。 時間チャネル分離されたデータリカバリのために個別部品が使用される従来技術の第4の例を示す図である。

Claims (8)

  1. 光信号入力用の第1のポートと、電界信号出力用の第2のポートと、光信号出力用の第3のポートと、電界信号入力用の第4のポートとを具備し、前記第1のポートに、第1の波長を有する第1のビットレートのOTDMデータ光が入力され、前記第4のポートに入力される電界信号に従って前記OTDMデータ光を変調することにより第2のビットレートのデータ光を前記第3のポートから出力する進行波電界吸収型光変調器と、
    前記進行波電界吸収型光変調器の第2のポートから出力された光電流から、前記OTDMデータ光の基本周波数を有する第1の電気信号を抽出し、前記第1の電気信号の分周クロックに相当する第2の電気信号を発生させ、前記第2の電気信号の位相を前記第1の電気信号の位相に合わせて、前記第2の電気信号を前記電界信号として前記進行波電界吸収型光変調器の第4のポートに供給するPLLと
    を備えた装置。
  2. 前記PLLは、
    前記光電流のトーンのうち、前記OTDMデータ光の基本周波数のトーンを選択的に通過させて前記第1の電気信号を出力するバンドパスフィルタ部と、
    前記第1の電気信号に位相を合わせて前記第2の電気信号を発生させるPLL本体部と
    を備えた請求項1記載の装置。
  3. 前記PLL本体部は、
    一方の入力部に前記第1の電気信号が入力され、前記第1の電気信号と他方の入力部に入力される信号とを混合する混合器と、
    前記混合器の出力信号が入力されるローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタを通過した信号に応答して前記第2の電気信号を発生させる電圧制御発振器と、
    前記第2の電気信号の周波数を前記第1の電気信号の周波数に逓倍して前記混合器の他方の入力部に供給する逓倍器と
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 前記進行波電界吸収型光変調器の第1のポートに、第2の波長を有する連続光が更に入力され、
    前記進行波電界吸収型光変調器は、前記電界信号に従って前記連続光を変調することにより、前記電界信号のクロック周波数を有する光クロックを前記第3のポートから出力する請求項1ないし3の何れか1項記載の装置。
  5. 光信号入力用の第1のポートと、電界信号出力用の第2のポートと、光信号出力用の第3のポートと、電界信号入力用の第4のポートとを具備し、前記第1のポートに、第1の波長を有する第1のビットレートの第1のOTDMデータ光が入力され、前記第4のポートに入力される第1の電界信号に従って前記第1のOTDMデータ光を変調することにより第2のビットレートのOTDMデータ光を前記第3のポートから出力する第1の進行波電界吸収型光変調器と、
    光信号入力用の第5のポートと、電界信号出力用の第6のポートと、光信号出力用の第7のポートと、電界信号入力用の第8のポートとを具備し、前記第5のポートに前記第2のOTDMデータ光が入力され、前記第8のポートに入力される第2の電界信号に従って前記第2のOTDMデータ光を変調することにより第3のビットレートのデータ光を前記第7のポートから出力する第2の進行波電界吸収型光変調器と、
    前記第2の進行波電界吸収型光変調器の第6のポートから出力された光電流から前記第2のOTDMデータ光の基本周波数を有する第1の電気信号を抽出し、前記第1の電気信号の分周クロックに相当する第2の電気信号を発生させ、前記第2の電気信号の位相を前記第1の電気信号の位相に合わせて、前記第2の電気信号を前記第2の電界信号として前記第2の進行波電界吸収型光変調器の第8のポートに供給するPLLと、
    前記PLLから前記第2の電気信号が入力され、前記第2の電気信号を逓倍して前記第1の電界信号を発生する逓倍器と
    を備えた装置。
  6. 前記PLLは、
    前記第2の進行波電界吸収型光変調器の第6のポートから光電流が入力され、前記光電流のトーンのうち、前記第2のOTDMデータ光の基本周波数のトーンを選択的に通過させて前記第1の電気信号を出力するバンドパスフィルタ部と、
    前記第1の電気信号に位相を合わせて前記第2の電気信号を発生させるPLL本体部と
    を備えた請求項5記載の装置。
  7. 前記PLL本体部は、
    一方の入力部に前記第1の電気信号が入力され、前記第1の電気信号と他方の入力部に入力される信号とを混合する混合器と、
    前記混合器の出力信号が入力されるローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタを通過した信号に応答して前記第2の電気信号を発生させる電圧制御発振器と、
    前記第2の電気信号の周波数を前記第1の電気信号の周波数に逓倍して前記混合器の他方の入力部に供給する逓倍器と
    を備えたことを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 前記第2の進行波電界吸収型光変調器の第5のポートに、第2の波長を有する連続光が更に入力され、
    前記第2の進行波電界吸収型光変調器は、前記第2の電界信号に従って前記連続光を変調することにより、前記第2の電界信号のクロック周波数を有する光クロックを前記第7のポートから出力する請求項5ないし7の何れか1項記載の装置。
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