JP4404165B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、パーソナルコンピューターの動作速度の向上、ネットワークインフラの普及、データストレージの大容量化と低価格化に伴い、従来紙への印刷物で提供されたドキュメントや画像等の情報を、より簡便な電子情報として入手し、電子情報を閲覧する機会が益々増大している。
この様な電子情報の閲覧をするために、従来の液晶ディスプレイやCRT、また近年では、有機ELディスプレイ等の発光型が主として用いられている。しかし、特に、発光型のディスプレイの欠点として、フリッカーで目が疲労する、持ち運びに不便、読む姿勢が制限される、長時間読むと消費電力が嵩む等が知られている。
これらの欠点を補う表示装置として、外光を利用し、像保持の為に電力を消費しない(メモリー性)反射型ディスプレイが知られている。
メモリー性反射型ディスプレイに用いられる表示方式として、エレクトロクロミック表示方式(以下、EC方式と略す)や、金属または金属塩の溶解析出を利用するエレクトロデポジション方式(以下、ED方式と略す)が知られている。EC方式は、3V以下の低電圧でフルカラー表示が可能で、簡易なセル構成、白品質で優れる等の利点があり、ED方式もまた、3V以下の低電圧で駆動が可能で、簡便なセル構成、黒と白のコントラストや黒品質に優れる等の利点がある(例えば、特許文献1〜5参照。)。
EC方式やED方式の電気化学表示素子を駆動するときは、素子の両端に閾値以上の一定の電圧を、ある時間印加する。表示状態は電圧や時間で制御が可能である。例えば電圧をより高く設定するとより短い時間で表示状態を変化させることができる。
しかしながら、これらの電気化学表示素子をマトリックス状に複数配設した表示装置の表示状態を短時間で変化させようとすると、表示装置を駆動する電流は非常に大きなものになってしまう。このような表示装置では、各画素を構成する電気化学表示素子は一般にITO等の透明電極が全面に成膜されている。そのため、電気化学表示素子を駆動する大電流がITO膜を流れるとITO膜の抵抗成分のため給電点に対し大きな電位差が発生する。電位差はITO膜の距離によって異なるため、給電点からは同じ電圧を各電気化学表示素子に与えたとしても、各電気化学表示素子の画面上の位置によって電気化学表示素子には異なる電圧が印加されることになり、表示された画像には画面むらが発生する。
一方、有機EL素子などを用いた表示装置では、表示素子に所定の電流が流れるように定電流駆動を行って、表示素子に所定の電圧が印加されるようにしている。このようにすると、原理的に配線で発生する電位差の影響を受けない。
国際公開2004/068231号パンフレット 国際公開2004/067673号パンフレット 米国特許第4,240,716号明細書 特許第3428603号公報 特開2003−241227号公報
電気化学表示素子は、与えられた電荷量によって表示状態が変化するため、電圧をコントロールして駆動するだけでなく、電流をコントロールして駆動することもできる。しかしながら、電気化学表示素子は表示状態によって抵抗値が変わるため、定電流回路を用いて電気化学表示素子に定電流を流すと、電気化学表示素子の耐電圧を超える電圧が電気化学表示素子の両端に発生し、素子を破壊してしまうことがある。
この問題は以下のように説明される。
例えば、ITO電極と銀電極で銀イオンが溶解した電解液を挟み込んだ構造を有するED方式の場合、銀電極から観察面側であるITO電極に電流を流すと、ITO電極から電子が注入され、銀がITO電極上に析出する。これは観察側からみると、黒く見える。
一方、ITO電極から電流を流すと、ITO電極上に析出した銀が酸化され、銀イオンになり電解液の中に分散する。この状態は透明であるため、電解液自身を白く着色しておくと、白く見える。このようにして白と黒の表示を切り替えることができる。
銀電極からITO電極に定電流を流し続けると、最初は銀が還元され、ITO電極上に析出され始め、ITO電極を覆い始める。すると、ITO電極近傍の銀イオン密度が低くなる。銀イオン自体は電解液中に豊富に含まれているが、拡散が追いつかないため、ITO電極近傍では銀イオン密度が低くなり、反応が進み難くなる。この状態では電流が流れにくくなり、等価的に抵抗値が高くなっている。
定電流回路は、負荷の抵抗値に係わらず定電流を流すので、抵抗値が高くなった状態では電気化学表示素子に印加される電圧が高くなり、電気化学表示素子の耐電圧を超えてしまうことがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、表示画像の画面むらが少なく、多階調で高品位な表示が可能な反射型の表示装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.マトリクス状に配列した電気化学表示素子を有し、それぞれの前記電気化学表示素子に表示する画像の濃度に応じた回数の書き込み電流を印加して多階調の画像を表示する表示装置において、
制御電圧に応じた書き込み電流を前記電気化学表示素子へ印加する定電流回路と、
前記定電流回路への前記制御電圧の設定と遮断を制御するスイッチング素子と、
前記スイッチング素子を介して前記定電流回路に前記制御電圧を設定するドライバ回路と、
前記ドライバ回路に電圧を供給する制御電圧電源と、
前記書き込み電流を印加する回に応じて設定すべき前記制御電圧の情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記制御電圧の情報に基づいて前記制御電圧を前記定電流回路に設定し、前記書き込み電流を前記電気化学表示素子へ印加するように制御する制御手段と、
を有し、
前記制御電圧の情報は、一つの多階調画像を表示するに際し、前記書き込み電流によって前記電気化学表示素子の端子間に発生する電圧が前記電気化学表示素子の耐電圧を越えないように前記制御電圧を変化させるものになっていることを特徴とする表示装置。
2.前記ドライバ回路は2値ドライバであり、
前記制御手段の制御に基づいて、前記制御電圧電源から供給された電圧と、前記定電流回路の前記書き込み電流の出力をオフにするオフ電圧と、の2値の何れかを出力することを特徴とする前記1に記載の表示装置。
3.前記ドライバ回路は多値ドライバであり、
前記制御手段の制御に基づいて、前記制御電圧電源から供給された電圧と、前記定電流回路の前記書き込み電流の出力をオフにするオフ電圧と、前記制御電圧電源から供給された電圧と前記オフ電圧との中間の電圧との何れかを前記制御電圧として出力することを特徴とする前記1に記載の表示装置。
4.前記記憶手段は、
画像の濃度に応じて、前記書き込み電流を前記電気化学表示素子に印加した後、前記中間の電圧を前記制御電圧として前記定電流回路に設定するための情報を記憶していることを特徴とする前記3に記載の表示装置。
本発明によれば、表示画像の画面むらが少なく、多階調で高品位な表示が可能な反射型の表示装置を提供することができる。
本発明の表示装置の一実施形態であるED方式の電気化学表示素子1の基本的な構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の書き込み動作時における各部の電圧の変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態に係る表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vs、表示濃度D、電気化学表示素子の抵抗値R、電気化学表示素子1にかかる電圧VEDの変化を説明するタイムチャート 本発明の第1の実施形態における書き込み制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vsの変化の第2の例を説明するタイムチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vsの変化の第3の例を説明するタイムチャートである。 図7のタイムチャートで書き込みを行ったときの画素ED11、ED12、ED13の表示状態を説明する図面である。 第2の実施形態の表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vsの変化を説明するタイムチャートである。 第2の実施形態においてソースドライバ14の中間値を用いるときに用いる本発明の第2のテーブルである。 本発明の第2の実施形態における書き込み制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 電気化学表示素子
2 駆動トランジスタ
3 補助容量
4 スイッチングトランジスタ
5a、5b、5c 走査線
8a、8b、8c 信号線
10 記憶部
11 制御部
12 ゲートドライバ
13 バス電源
14 ソースドライバ
20 定電流回路
30 銀電極
31 電解質
32 ITO電極
33 電流源
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の表示装置の一実施形態であるED方式の電気化学表示素子1の基本的な構成を示す概略断面図である。
図1に示すED方式の電気化学表示素子1は、透明なITO電極32と銀電極30の間に電解質31を保持している。ITO電極32と銀電極30には電流源33が接続されている。電流源33から銀電極30に図中の矢印方向に電流iを印加すると、電解質31中に含まれる銀の析出反応が生じる。析出した銀は光を吸収し、ITO電極32から見た電気化学表示素子1の濃度が高くなる。
一方、電流源33から銀電極30に図中の矢印と逆方向に電流iを印加すると、電解質31中に含まれる銀の溶解反応が生じる。析出した銀は溶解し、一定時間電流iを図中の矢印と逆方向に印加するとITO電極32から見た電気化学表示素子1の濃度は初期状態の白色になる。VEDは電流iを印加したときのITO電極32と銀電極30の間の電圧である。
電気化学表示素子1に含まれる電解質31は、例えば銀塩水溶液より非水系銀塩溶液に銀を転相させることにより調製できる。このような銀塩水溶液は、公知の銀塩を水に溶解して調製することができる。
図2は本発明の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。図2では説明の簡単のため3行×3列の画素を有する表示装置の構成を示したが、本発明はこの画素数に限定されるものではなくn行×m列の画素を有する表示装置に適用できる。
各画素は、電気化学表示素子1、駆動トランジスタ2、補助容量3、スイッチングトランジスタ4から構成される。図2ではn行×m列の電気化学表示素子1をそれぞれEDnmと表記している。例えば1行、1列目の電気化学表示素子1はED11、1行、2列目の画素はED12、というように順に表記している。また、図2の例は、駆動トランジスタ2、スイッチングトランジスタ4はNチャンネルTFTを用いた場合である。
符号5a、5b、5cは走査線で、行方向に並んだ画素それぞれのスイッチングトランジスタ4のゲートを互いに接続し、ゲートドライバ12に接続されている。符号8a、8b、8cは信号線で列方向に並んだ画素それぞれのスイッチングトランジスタ4のソースを互いに接続し、ソースドライバ14に接続されている。ゲートドライバ12が走査線5a、5b、5cに出力電圧G1、G2、G3を出力することにより、スイッチングトランジスタ4のオン/オフの制御を行い、制御電圧を印加する行を選択する。スイッチングトランジスタ4は制御電圧の設定と遮断を制御するスイッチング素子としての機能を有する。
ソースドライバ14は、信号線8a、8b、8c毎にドライバ回路を有し、制御部11の制御に基づいて出力側に接続された信号線8a、8b、8cに出力電圧S1,S2,S3を出力する。第1の実施形態ではソースドライバ14のドライバ回路はオン、オフの2値ドライバであり、制御部11の制御に基づいてソースドライバ14に入力された制御電圧Vsまたはオフ電圧である0Vを出力する。ソースドライバ14は制御電圧を設定するドライバ回路としての機能を有する。
制御電圧電源15はD/A変換器などを備え、制御部11の出力するデジタル値に応じた制御電圧Vsを出力しソースドライバ14に供給する。制御電圧電源15は制御電圧Vsを供給する電源としての機能を有する。
制御部11はCPUなどから構成され、記憶部10に記憶されているプログラムに基づいて表示装置全体を制御する。記憶部10は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの記録媒体から構成され、後に詳しく説明する第1のテーブルや第2のテーブルを記憶する。制御部11は記憶部10の情報に基づいて制御電圧Vsを制御する。
各画素の回路構成は同じであり、図2を用いて以下1行1列目の画素を例に説明する。
定電流回路20は、駆動トランジスタ2と補助容量3から構成される。駆動トランジスタ2のドレインはバスライン6に接続され、ソースは電気化学表示素子1の銀電極30に接続されている。補助容量3は駆動トランジスタ2のソースとゲート間に接続されており、ソースとゲート間に印加された制御電圧Vsを保持する。バスライン6はバス電源13に接続されバス電圧VBを供給する。駆動トランジスタ2はバス電圧VBとゲート、ソース間に印加された制御電圧Vsに応じた定電流を電気化学表示素子1に印加する。
スイッチングトランジスタ4のソースは信号線8aに、ドレインは駆動トランジスタ2のゲートと補助容量3に、ゲートはゲートドライバ12に接続されている。ゲートドライバ12の出力電圧G1がハイになるとスイッチングトランジスタ4はオンになり、ソースドライバ14の出力電圧S1が駆動トランジスタ2のゲートと補助容量3に加わる。
コモン電極7は各画素の電気化学表示素子1と接続され、またその一端はバス電源13のGND側に接続されている。r11〜r33はコモン電極7の抵抗成分であり、各画素の電気化学表示素子1に流れる書き込み電流i11〜i33が流れると電位差が発生する。GND側付近のコモン電極7の電圧VCは0Vである。
図3、図4を用いて、本実施形態の表示装置の書き込み動作を説明する。
図3は、本実施形態の表示装置の書き込み動作時における各部の電圧の変化を示すタイムチャート、図4は本実施形態の表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vs、表示濃度D、電気化学表示素子の抵抗値R、電気化学表示素子1にかかる電圧VEDの変化を説明するタイムチャートである。
なお、本実施形態では、電気化学表示素子1への画像の書き込みを行う前に、図2にi11〜i33で示す矢印と逆方向に電流を流し、全ての画素の電気化学表示素子1の画像が消去されているものとする。
図3のT1は各画素の定電流回路20の制御電圧Vsをそれぞれ設定するプログラム期間、T2は書き込み期間であり各画素の電気化学表示素子1に書き込み電流i11〜i33を印加する単位時間を示している。本実施形態の表示装置は、1つの多階調画像を表示する際に、T1とT2から成るフレームを複数回行うことにより所望の表示濃度Dを得ている。なお、T1は例えば1ms、T2は例えば100msでありT1の期間はT2よりはるかに短い。なお、表示濃度Dの階調数は、書き込み電流を印加しない場合を加えれば、フレーム数+1となる。
図3に示すF1は第1フレームのフレーム期間、F2は第2フレームのフレーム期間を示している。最初に図3の第1フレームのプログラム期間から説明する。
T1の間VB、VCは0Vであり、各画素の電気化学表示素子1の電流i11〜i33は0である。なお、図面を簡略化するため図3にはi11、i12、i13のタイムチャートしか図示していない。
第1フレームの最初はゲートドライバ12の出力電圧G1がΔTの間ハイになる。この間G2、G3はローである。図3の例では、この間出力電圧S1、S2、S3の電圧はVs1であり、ED11、ED12、ED13に接続されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧はVs1に設定され補助容量3に保持される。
次にゲートドライバ12の出力電圧G2がΔTの間ハイになる。この間G1、G3はローである。図3の例では、この間出力電圧S1、S2、S3の電圧はVs1であり、ED21、ED22、ED23に接続されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧はVs1に設定され補助容量3に保持される。
次にゲートドライバ12の出力電圧G3がΔTの間ハイになる。この間G1、G2はローである。図3の例では、この間出力電圧S1、S2の電圧はVs1であり、ED31、ED32に接続されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧はVs1に設定され補助容量3に保持される。また、この間出力電圧S3の電圧は0であり、ED33に接続されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧はVs1に設定され補助容量3に保持される。
T2の書き込み期間ではVBはVBh、VCは0Vであり、補助容量3に保持されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧に応じた定電流を電気化学表示素子1に印加する。図3では電気化学表示素子1の電流i11、i12、i13の電流値がこの間iaであることを示している。図示していないが、この例ではED33の電気化学表示素子1の電流i33が0であるが、それ以外の電気化学表示素子1の電流値はiaである。
第2フレームのプログラム期間も同様に、最初はゲートドライバ12の出力電圧G1がΔTの間ハイになる。この間G2、G3はローである。図3の例では、この間出力電圧S1、S2の電圧はVs2であり、ED11、ED12に接続されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧はVs2に設定され補助容量3に保持される。S2の電圧は0であり、ED13に接続されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧は0に設定され補助容量3に保持される。第1フレームと同様に、出力電圧G2、G3がハイになる期間のS1〜S3の電圧が定電流回路20に設定される。
T2の書き込み期間ではT1の期間に補助容量3に保持されている駆動トランジスタ2のゲート、ソース間の電圧に応じた定電流を電気化学表示素子1に印加する。図3では電気化学表示素子1の電流i11、i12の電流値がこの間ib、i13の電流値は0であることを示している。
図3では2回目のフレームまでしか表示していないが、図4(a)に示すように一つの画素にF1からF16まで16回の書き込みを行うことにより16階調の表示濃度Dを得ることができる。この場合、各フレームの期間は同一であり、書き込み電流は連続的に各画素に印加される(厳密にはT1において書き込み電流は0になるが、T1はT2に比べてはるかに短いので、書き込み電流は実質的に連続的に印加される)。なお、各フレームの期間に重み付けを行って、フレームによってフレーム期間が変化するようにすることも可能である。
図4(b)は、フレーム数による電気化学表示素子1の表示濃度Dと抵抗値Rの変化を示すグラフである。図4(a)に示すF1の期間で書き込み電流iが印加されると表示濃度Dが高くなり第1フレームのF1の期間が終了すると表示濃度Dはd1になる。同様に、第2フレームの期間F2が終了すると表示濃度Dはd2に、第3フレームの期間F3が終了すると表示濃度Dはd3になる。一方、抵抗値Rは書き込みを開始した第1フレームから第2フレームでは抵抗値Rが減少しているが、第3フレームからは抵抗値Rが増加に転じ初期値より高くなっている。
本実施形態ではフレーム毎の抵抗値Rの変化に着目し、制御電圧Vsをフレームに応じて変えて書き込み電流iを制御することによって電気化学表示素子1の電極間に発生する電圧VEDが電気化学表示素子1の耐電圧VXを越えないようにしている。
下表はフレーム番号wごとに表示濃度D、制御電圧Vsの関係を設定した第1のテーブルである。制御電圧Vsは、書き込み電流iによって耐電圧VXを越えないように予め実験的に求めた値である。第1のテーブルは記憶部10に記憶されている。
表1に示す第1のテーブルでは、例えばフレーム回数Zが1のとき表示濃度Dはd1、制御電圧VsはVs1、フレーム回数Zが2のとき表示濃度Dはd2、制御電圧VsはVs2である。制御部11は、フレーム毎に第1のテーブルを読み出して、図4(a)に示すようにF1の期間ではVs1、F2の期間ではVs2を制御電圧電源15が出力するように制御する。対応する画素にはF1の期間ではVs1、F2の期間ではVs2に比例した書き込み電流iが電気化学表示素子1に流れる。
図4の例ではVEDが一定になるように、抵抗値Rが小さいフレームでは電流iが多く、抵抗値Rが高いフレームでは電流iが少なくなるようにVsが設定されている。このようにすることにより、耐電圧VXを越えない範囲で電気化学表示素子1に短時間で多くの書き込み電流iを流すことができる。
次にこのような書き込み制御を行う方法について説明する。
図5は本発明の第1の実施形態における書き込み制御を説明するためのフローチャートである。
図5のフローチャートでは、図4のように16フレームで3×3の画素に書き込みを行う例について説明する。以下、図5のフローチャートの順に説明する。
S101:第1のテーブルから画素毎にフレーム回数Z(n,m)を求めるステップである。
制御部11は、図示せぬフレームメモリからn行m列の画素毎に表示する画像データを読み出し、記憶部10に記憶されている第1のテーブルから必要な表示濃度Dが得られる目標フレーム回数Z(n,m)を求める。例えば、1行1列目の画素の表示濃度Dをd4にするときは表1からフレーム回数Zは4である。
S102:n=1,m=1、w=1とするステップである。
制御部11は、n=1,m=1、w=1として初期化する。wは現在制御を行っているフレーム数である。
S103:Z(n,m)とwを比較するステップである。
制御部11は、目標のフレーム回数Z(n,m)とwを比較する。
Z(n,m)≧wの場合、(ステップS103;Z≧w)、ステップS104に進む。
S104:Sm=Vswとするステップである。
制御部11は、第1のテーブルを参照し、出力電圧Smを現在のフレーム数wのときの制御電圧Vswになるように制御する。例えばm=1、w=1のときS1=Vs1とする。
Z(n,m)<wの場合、(ステップS103;Z<w)、ステップS105に進む。
S105:Sm=0とするステップである。
Z(n,m)<wの場合は目標のフレーム回数Zの書き込みが行われた場合であり、制御部11は、出力電圧Smが0になるようにソースドライバ14を制御する。
S106:m=3か、否かを判定するステップである。
制御部11は、m=3か、否かを判定する。本実施形態では、画素が3行3列の場合でありm=3か、否かを判定して列方向の画素全ての処理が終わったか、否かを判定する。
m=3ではない場合、(ステップS106;No)、ステップS107に進む。
S107:m=m+1とするステップである。
制御部11は、m=m+1としステップS103に戻る。
m=3の場合、(ステップS106;Yes)、ステップS110に進む。
S107:m=m+1とするステップである。
制御部11は、m=m+1としステップS103に戻る。
S110:ΔTの間待つステップである。
制御部11は、ΔTの間待機する。
S111:n=3か、否かを判定するステップである。
制御部11は、n=3か、否かを判定する。本実施形態では、画素が3行3列の場合でありn=3か、否かを判定して行方向の画素全ての処理が終わったか、否かを判定する。
n=3ではない場合、(ステップS111;No)、ステップS112に進む。
S112:n=n+1、m=1とするステップである。
制御部11は、n=n+1、m=1としステップS103に戻る。
n=3の場合、(ステップS111;Yes)、ステップS113に進む。
S113:VB=VBhとし、T2の間待つステップである。
制御部11は、バス電源13を制御してVB=VBhとし、書き込み期間T2の間待つ。
本ステップでフレーム番号wの書き込みが行われる。
S114:w=w+1、VB=0にするステップである。
制御部11は、w=w+1とし、バス電源13を制御してVB=0とする。
S116:w=17か、否かを判定するステップである。
制御部11は、w=17か、否かを判定する。本実施形態の場合はフレーム数が最大16でありw=17か、否かを判定して書き込み期間の全ての処理が終わったか、否かを判定する。
w=17ではない場合、(ステップS116;No)、ステップS103に戻る。
ステップS103に戻り次のフレームの処理を行う。
w=17の場合、(ステップS116;Yes)、処理を終了する。
制御部11は、w=17のときは全てのフレームの処理が終わっているので処理を終了する。
第1の実施形態の書き込み処理の制御の説明は以上である。
図4ではVEDが一定になるように、抵抗値Rが小さいフレームでは電流iが多く、抵抗値Rが高いフレームでは電流iが少なくなるようにVsが設定されている例を説明した。
本発明はこの例に限定されるものではなく、VsはVEDが耐電圧VX以下になるように設定すれば良い。
図6は、本発明の実施形態に係る表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vsの変化の第2の例を説明するタイムチャートである。
図6(a)と図4(a)との違いは第1フレームから第7フレームまでVs1は一定であり、第8フレーム以降はVsの電圧が下がっている点である。このようにすると図4(b)のようにVEDは書き込みを始めた当初は低く、徐々に上昇する。前述の書き込み処理の制御により、VEDの上限が耐電圧VX以下になるように制御するので図4(b)のように一定の電圧になる。
図7は、本発明の実施形態に係る表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vsの変化の第3の例を説明するタイムチャート、図8は図7のタイムチャートで書き込みを行ったときの画素ED11、ED12、ED13の表示状態を説明する図面である。
図7の例では256フレームに分割して書き込み動作を行っている。この例では、図7(a)に示すように第1フレームから第50フレームまではVsがVsAに、第51フレームから第150フレームまではVsがVsBに、第151フレームから第256フレームまではVsがVscになるように制御する。VsA>VsB>Vscである。
図7(b)は画素ED11の書き込み電流i11、図7(d)は画素ED12の書き込み電流i12、図7(f)は画素ED13の書き込み電流i13の変化を示すグラフである。図7(c)は画素ED11の電圧VED11、図7(e)は画素ED12の電圧VED12、図7(g)は画素ED13の電圧VED11の変化を示すグラフである。
画素ED11の書き込み電流i11は、図7(b)のように第256フレームまでVsA、VsB、Vscに比例した書き込み電流が流れる。VED11は電気化学表示素子1の抵抗値の変化により増加するが、Vsは第51フレームではVsAからVsBに、第151フレームではVsBからVsc下がるのでVED11は耐電圧VXを越えることはない。
画素ED12の電圧VED12も画素ED11と同様に変化するが、図7(d)のように第149フレームで書き込みが終わるので電圧VED12も第150フレーム以降は0になる。
画素ED13は書き込みを行わない画素の例であり、i13、VED13は0である。
図8(a)は書き込みを行う前の画素ED11、ED12、ED13の表示状態、図8(b)は第50フレームまで書き込みを行ったときの画素ED11、ED12、ED13の表示状態である。図8(c)は第150フレームまで書き込みを行ったときの画素ED11、ED12、ED13の表示状態、図8(d)は第256フレームまで書き込みを行ったときの画素ED11、ED12、ED13の表示状態を示している。
図8(a)のように初期状態では各画素とも白く、図8(b)、図8(c)、図8(d)のように書き込みのフレーム数が増すと書き込みを行った画素は表示濃度が濃くなってくる。図8(d)では画素ED11は最大濃度になる。
第1の実施形態の説明ではソースドライバ14が2値のドライバ回路を備えている場合について説明した。次に、ソースドライバ14が多値のドライバ回路を備えた第2の実施形態について説明する。
図9は、第2の実施形態の表示装置の書き込み動作時における制御電圧Vsの変化を説明するタイムチャート、図10は第2の実施形態においてソースドライバ14の中間値を用いるときに用いる第2のテーブルである。図11は本発明の第2の実施形態における書き込み制御を説明するためのフローチャートである。
本実施形態では、制御部11の指令に基づいてソースドライバ14は制御電圧電源15の出力電圧と定電流回路20をオフにするオフ電圧である0Vとその中間の電圧を出力する。中間の電圧は例えば制御電圧電源15の出力電圧とオフ電圧の0.25、0.5、0.75倍であり、それぞれソースドライバレベルQ=0.25、0.5、0.75と表記する。
図9では、16フレームのうち第12フレームまで図4と同じように第1のテーブルを用いて制御を行い、第13フレームでソースドライバ14の中間値を出力する例を示している。16フレームのうち第12フレームまではソースドライバレベルQは1であり制御電圧電源15の出力する電圧Vs1、Vs2のようにそのまま信号線8a、8b、8cに出力する。図9では、第13フレームでソースドライバレベルQが0.25、0.5、0.75のとき、それぞれVs131、Vs132、Vs133を出力することを示している。
例えば、図9の例では第13フレームでVs131、Vs132、Vs133の何れかの電圧に対応した電流が電気化学表示素子1に印加される。すると、第12フレームまでの書き込みで得られる表示濃度D12と第13フレームの書き込みで得られる表示濃度D13との中間の表示濃度d131、d132、d133を得ることができる。このようにすると、少ないフレーム数で多くの階調を表示することができるので、少ない書き込み時間で高画質の表示が得られる。
図10に示す第2のテーブルには、このような制御を行ったときのフレーム数w毎にソースドライバレベルQと表示濃度Dの関係が予め記憶されている。例えば、フレーム数wが13の第13フレームでは、図10の第2のテーブルから表示濃度Dがd131、d132、d133であることがわかる。
以下、図11のフローチャートの順に説明する。
図11は図5のフローチャートと同様に16フレームで3×3の画素に書き込みを行う例であり、第1の実施形態と同じ処理には同番号を付し説明を省略する。
S101:第1のテーブルから画素毎にフレーム回数Z(n,m)を求めるステップである。
制御部11は、図示せぬフレームメモリからn行m列の画素毎に表示する画像データを読み出し、記憶部10に記憶されている第1のテーブルから目標の表示濃度以下で最も近い表示濃度Dが得られる目標フレーム回数Z(n,m)を求める。
S102:n=1,m=1、w=1とするステップである。
制御部11は、n=1,m=1、w=1として初期化する。wは現在制御を行っているフレーム番号である。
S103:Z(n,m)とwを比較するステップである。
制御部11は、目標のフレーム回数Z(n,m)とwを比較する。
Z(n,m)≧wの場合、(ステップS103;Z≧w)、ステップS104に進む。
S104:Sm=Vswとするステップである。
制御部11は、第1のテーブルを参照し、出力電圧Smを現在のフレーム番号wのときの制御電圧Vswになるように制御する。例えばm=1、w=1のときS1=Vs1とする。
Z(n,m)+1=wの場合、(ステップS103;Z+1=w)、ステップS150に進む。
S150:第2のテーブルを参照し、ソースドライバレベルQを求めるステップである。
制御部11は、第2のテーブルを参照し、目標の表示濃度Dに近い表示濃度が得られるソースドライバレベルQを求める。
S151:Sm=Vsw×Qとするステップである。
制御部11は、第1のテーブルを参照し、出力電圧Smを現在のフレーム番号wのときの制御電圧Vswになるように制御する。また、ステップS150で求めたソースドライバレベルQを対応する画素のソースドライバ14に設定する。
Z(n,m)<wの場合、(ステップS103;Z<w)、ステップS105に進む。
S105:Sm=0とするステップである。
Z(n,m)<wの場合は目標のフレーム回数Zの書き込みが行われた場合であり、制御部11は、出力電圧Smが0になるようにソースドライバ14を制御する。
S106:m=3か、否かを判定するステップである。
制御部11は、m=3か、否かを判定する。
m=3ではない場合、(ステップS106;No)、ステップS107に進む。
S107:m=m+1とするステップである。
制御部11は、m=m+1としステップS103に戻る。
m=3の場合、(ステップS106;Yes)、ステップS110に進む。
S110:ΔTの間待つステップである。
制御部11は、ΔTの間待機する。
S111:n=3か、否かを判定するステップである。
制御部11は、n=3か、否かを判定する。
n=3ではない場合、(ステップS111;No)、ステップS112に進む。
S112:n=n+1、m=1とするステップである。
制御部11は、n=n+1、m=1としステップS103に戻る。
n=3の場合、(ステップS111;Yes)、ステップS113に進む。
S113:VB=VBhとし、T2の間待つステップである。
制御部11は、バス電源13を制御してVB=VBhとし、書き込み期間T2の間待つ。
本ステップでフレーム番号wの書き込みが行われる。
S114:w=w+1、VB=0にするステップである。
制御部11は、w=w+1とし、バス電源13を制御してVB=0とする。
S116:w=17か、否かを判定するステップである。
制御部11は、w=17か、否かを判定する。本実施形態の場合はフレーム数が最大16でありw=17か、否かを判定して書き込み期間の全ての処理が終わったか、否かを判定する。
w=17ではない場合、(ステップS116;No)、ステップS103に戻る。
ステップS103に戻り次のフレームの処理を行う。
w=17の場合、(ステップS116;Yes)、処理を終了する。
制御部11は、w=17のときは全てのフレームの処理が終わっているので処理を終了する。
第2の実施形態の書き込み処理の制御の説明は以上である。
以上このように、本発明によれば、表示画像の画面むらが少なく、多階調で高品位な表示が可能な反射型の表示装置を提供することができる。

Claims (4)

  1. マトリクス状に配列した電気化学表示素子を有し、それぞれの前記電気化学表示素子に表示する画像の濃度に応じた回数の書き込み電流を印加して多階調の画像を表示する表示装置において、
    制御電圧に応じた書き込み電流を前記電気化学表示素子へ印加する定電流回路と、
    前記定電流回路への前記制御電圧の設定と遮断を制御するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を介して前記定電流回路に前記制御電圧を設定するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路に電圧を供給する制御電圧電源と、
    前記書き込み電流を印加する回に応じて設定すべき前記制御電圧の情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記制御電圧の情報に基づいて前記制御電圧を前記定電流回路に設定し、前記書き込み電流を前記電気化学表示素子へ印加するように制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御電圧の情報は、一つの多階調画像を表示するに際し、前記書き込み電流によって前記電気化学表示素子の端子間に発生する電圧が前記電気化学表示素子の耐電圧を越えないように前記制御電圧を変化させるものになっていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記ドライバ回路は2値ドライバであり、
    前記制御手段の制御に基づいて、前記制御電圧電源から供給された電圧と、前記定電流回路の前記書き込み電流の出力をオフにするオフ電圧と、の2値の何れかを出力することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ドライバ回路は多値ドライバであり、
    前記制御手段の制御に基づいて、前記制御電圧電源から供給された電圧と、前記定電流回路の前記書き込み電流の出力をオフにするオフ電圧と、前記制御電圧電源から供給された電圧と前記オフ電圧との中間の電圧との何れかを前記制御電圧として出力することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記記憶手段は、
    画像の濃度に応じて、前記書き込み電流を前記電気化学表示素子に印加した後、前記中間の電圧を前記制御電圧として前記定電流回路に設定するための情報を記憶していることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
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