JP4404086B2 - 回転子及び回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転子及び回転機に関し、特にスキューを設ける技術に関する。
従来から電動機のトルクリプルを軽減する技術が提案されている。例えば下記の特許文献には種々の工夫が開示されている。
特許文献1〜5には、回転子を複数の回転子コアに分割し、所定の角度分を軸方周にずらしてスキューを設ける技術が開示されている。
特開2004−357405号公報 特開2005−261122号公報 特開2003−204640号公報 特開2001−359266号公報 特開2004−208341号公報
しかしながら、特許文献1〜5に記載の技術では、回転子コアの各々からなる軸方向のずれ角は1つであるため、複数の次数の振動の高調波成分を同時に低減できないという問題があった。
そこで、本発明の目的は複数の次数の振動の高調波成分を同時に低減できる回転子を供給することを目的とする。
本発明に係る回転子の第1の態様は、軸(Z)についての周方向において相互に回転することなく、前記軸方向に相互に連結された3以上の奇数個の回転子部分(1a,1b,1c,1d)を備え、前記奇数個の前記回転子部分のそれぞれは前記軸方向に一様に構成され、前記奇数個の前記回転子部分のそれぞれが、前記軸に並行な側面と、前記側面において、相互に異なる複数の磁極面を所定のペア数(p)で形成する界磁磁石(6)とを有し、前記所定のペア数は前記奇数個の前記回転子部分のそれぞれで同一であり、前記奇数個の前記回転子部分のうち、第1の前記回転子部分(1b)と第2の前記回転子部分(1a)とは前記周方向において第1のスキュー角(θ1,φ1)を形成し、前記奇数個の前記回転子部分のうち、前記第1の前記回転子部分と第3の前記回転子部分(1c)とは前記周方向において第2のスキュー角(θ2,φ3)を形成し、前記第1のスキュー角は、1より大きな第1の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、前記第2のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数とは異なる第2の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、前記第2の前記回転子部分と前記第3の前記回転子部分とは前記周方向において第4のスキュー角(θ3)を形成し、前記第4のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数及び前記第2の整数とは異なる第4の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、前記軸を中心として回転する。
本発明に係る回転子の第2の態様は、第1の態様に係る回転子であって、軸(Z)についての周方向において相互に回転することなく、前記軸方向に相互に連結された4以上の偶数個の回転子部分(1a,1b,1c,1d)を備え、前記偶数の前記回転子部分のそれぞれは前記軸方向に一様に構成され、前記偶数個の前記回転子部分のそれぞれが、前記軸に並行な側面と、前記側面において、相互に異なる複数の磁極面を所定のペア数(p)で形成する界磁磁石(6)とを有し、前記所定のペア数は前記偶数個の前記回転子部分のそれぞれで同一であり、前記偶数個の前記回転子部分のうち、前記軸方向で隣り合う第1の前記回転子部分(1b)と第2の前記回転子部分(1a)とは前記周方向において第1のスキュー角(θ1,φ1)を形成し、前記偶数個の前記回転子部分のうち、前記軸方向で隣り合う第3の前記回転子部分(1c)と第4の前記回転子部分(1d)とは前記周方向において第2のスキュー角(θ2,φ3)を形成し、前記第2の前記回転子部分と前記第3の前記回転子部分とは前記軸方向で隣り合い、前記第2の前記回転子部分と前記第3の前記回転子部分とが前記周方向において第3のスキュー角を形成し、前記第1のスキュー角は、1より大きな第1の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、前記第2のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数と異なる第2の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、前記第3のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数及び前記第2の整数と異なる第3の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、前記軸を中心として回転する
本発明に係る回転子の第3の態様は、第2の態様に係る回転子であって、前記第1の回転子部分と前記第2の回転子部分を含む第1の一組と同一構成の第の一組(11b)をさらに有し、前記第1の一組と前記第の一組とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、前記第1の一組と前記第の一組は前記軸方向の両端で相互に連結され、前記第3の回転子部分と前記第4の回転子部分を含むの一組は前記第1の一組及び前記第の一組の中央で相互に連結される。
本発明に係る回転子の第の態様は、第1乃至第の態様のいずれか一つに係る回転子であって、前記第1の前記回転子部分が前記第2及び前記第3の前記回転子部分に挟まれており、前記第1の前記回転子部分からみた前記第1のスキュー角及び前記第2のスキュー角は、その方向が前記周方向において互いに同一方向である。
本発明に係る回転子の第の態様は、第1乃至第の態様のいずれか一つに係る回転子であって、前記3以上の奇数個若しくは前記4以上の偶数個の前記回転子部分のうち、前記第1の前記回転子部分と第5の前記回転子部分(1b)とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、前記複数の前記回転子部分のうち、前記第2の前記回転子部分と第6の前記回転子部分(1a)とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、前記複数の前記回転子部分のうち、前記第3の前記回転子部分と第7の前記回転子部分(1c)とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、前記軸方向の一端から前記第1の前記回転子部分、前記第2の前記回転子部分、前記第3の前記回転子部分がこの順で相互に隣接して連結され、前記軸方向の他端から前記第5の前記回転子部分、前記第6の前記回転子部分、前記第7の前記回転子部分がこの順で隣接して連結される。
本発明に係る回転機の第1の態様は、第1乃至第の態様のいずれか一つに係る回転子と、前記回転子に対して所定の間隔を介して前記側面側に設けられた固定子とを備える。
本発明に係る回転子の第1の態様によると、1より大きな整数と磁極面のペア数との積で360度を除した値は、当該整数を次数とした振動の高調波成分の一周期に相当する。よってこの発明にかかる回転子の第1の態様によれば、第1のスキュー角及び第2のスキュー角の存在により、それぞれ第1の整数及び第2の整数を次数とする振動の高調波成分をキャンセルするので、振動の高調波を複数の次数で低減することができる。さらに第4のスキュー角の存在により、第4の整数を次数とする振動の高調波成分をキャンセルするので、構成される回転子部分が同数であっても、さらに多くの次数で振動の高調波を低減することができる
本発明に係る回転子の第2の態様によると、1より大きな整数と磁極面のペア数との積で360度を除した値は、当該整数を次数とした振動の高調波成分の一周期に相当する。よってこの発明にかかる回転子の第1の態様によれば、第1のスキュー角及び第2のスキュー角の存在により、それぞれ第1の整数及び第2の整数を次数とする振動の高調波成分をキャンセルするので、振動の高調波を複数の次数で低減することができる。さらに第3のスキュー角の存在により、第3の整数を次数とする振動の高調波成分をキャンセルするので、さらに多くの次数で振動の高調波を低減することができる。
本発明に係る回転子の第3の態様によると、軸方向の両端の一組にそれぞれ生じる平均トルクが略等しくなるので、回転子を傾ける力を低減できる。ひいては、回転子の振れ回りを低減できる。
本発明に係る回転子の第の態様によると、第2及び第3の回転子部分によって形成されるスキュー角を小さくできる。よって第2及び第3の回転子部分の各々に生じるトルク差に起因する振れ回りを軽減できる。また、第2及び第3の回転子部分の各々に生じるスラスト力の差に起因する振動を低減することができる。
本発明に係る回転子の第の態様によると、軸方向の両端に生じるトルク分布が、回転子の中心を通り軸に垂直な平面に関して対称となるので、回転子を傾ける力を解消または大幅に低減できる。ひいては、回転子の振れ回りを解消または大幅に低減できる。
本発明に係る回転機第1の態様によると、振動の高調波を複数の次数で同時に低減することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図を参照して説明する。なお、図において同一符号は同一または相当部分を示し、重畳する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
本発明に係る第1の実施の形態の回転子について説明する。一例として図1に本回転子1の側面図を示す。図1に示すように、本回転子1は、回転子コア1a,1b,1cが回転軸Z方向に相互に連結して構成される。回転子コア1a,1b,1cは回転軸Zについての周方向において相互に回転することなく連結されている。図(a),(b),(c)にはそれぞれ回転子コア1a,1b,1cの構成を示す平面図が示されている。なお、回転子は必ずしも3つの回転子コアから構成されている必要はなく、4つ以上の回転子コアで構成されても構わない。

回転子コア1a,1b,1cの構成はそれぞれ同一であるので、代表的に回転子コア1aの構成について述べる。
回転子コア1aは磁性体7と、界磁磁石6とを備えている。磁性体7は環状を呈する周縁10を備え、ここでは周縁10が外周として円形を呈している場合が例示されている。但し必ずしも真円である必要はなく、設計上の変更は適宜に可能である。
磁性体7には周方向で環状に配置される界磁磁石貫通孔2が複数個、ここでは4個設けられている。界磁磁石貫通孔2はそれぞれ周方向の両端に空隙3,3を有する。
なお、磁性体7には回転子コア1a,1b,1cを複数連結するための締結具を貫挿する締結用孔(図示せず)が設けられてもよい。但し、締結用孔は必須の構成要件ではなく、例えば回転子コア1a,1b,1c同士をカシメにより結合する場合には不要である。
また磁性体7の軸(以下、シャフトとも呼ぶ:図示せず)が貫挿される軸孔5が、磁性体7の中心に設けられた場合が図示されている。これも必須の構成要件ではなく、例えば軸方向の端において端板を設け、当該端板に軸を設ける場合には不要である。
界磁磁石6は界磁磁石貫通孔2に貫挿され、周縁10側(ここでは外周側)とその反対側(ここでは内周側)とにそれぞれ異なる磁極面を呈する。ここで例示された回転子コアの極対数(ペア数)は2であり、隣接する界磁磁石6同士は、周縁10の側面に向けて異なる極性の磁極面を呈している。なお、極対数は2に限らず1であっても3以上であってもよい。
なお、空隙3,3は必須の構成要件ではない。例えば、界磁磁石6が界磁磁石貫通孔2及び空隙3,3に嵌合する形状を有していてもよく、界磁磁石6及び界磁磁石貫通孔2が略V字形状を有していてもよい。
また、回転子コア1aは回転軸Zに方向に一様に構成されている。つまり、回転子コア1aは回転軸Zと垂直な任意の断面において同一形状を呈している。
そして、回転子1a,1b,1cいずれの周縁10にも対向するように電機子たる固定子を設け、当該回転子に電機子巻線を巻回して、回転機を構成することができる。なお、電機子巻線の巻線方式は特に限定されるものではなく、分布巻、集中巻他、いかような巻線方式であってもよい。
また、図2(a)〜(c)のそれぞれに表現されている、回転軸Zを通る直線は、後述するように、回転子コア1a〜1cをそれぞれ周方向にずらして連結する際の角度の基準線である。当該基準線で形成される中心角は電気角の1周期に相当する。
図1に示すように、回転子1は回転子コア1bを回転子コア1a及び1cで挟むように相互に連結されている。なお、回転子コア1a,1b,1cの表面の中央付近にそれぞれ表現されている縦線は、図2(a)〜(c)の各々で表現されている、基準線と周縁10との交点に相当する。
回転子コア1a,1bは回転軸Zの周方向においてスキュー角θ1を形成し、互いに隣接して連結されている。回転子コア1c,1bは当該周方向においてスキュー角θ2を形成し、相互に隣接して連結されている。
回転子コア1bから見たスキュー角θ1,θ2は共に、図1の上方からみて、その方向が回転軸Zを中心とした円周方向において同一方向、ここでは反時計回り方向である。なお、スキュー角θ1,θ2は、その方向が回転子コア1bから見て回転軸Zを中心とした円周方向において逆方向であっても構わない。
スキュー角
θ=360/(2pn)(p;回転子1の極対数、n;1より大きい整数)…式(1)
表される。即ち、スキュー角θはnを次数とした振動の高調波成分の半周期に相当する。なお、ここでいう次数は誘起電圧の基本周波数を1次としている。

図1は、スキュー角θ1,θ2がそれぞれ15度、9度であるときの回転子1が例示されている。図2で示したように、ここではp=2の場合を例にとっているので、式(1)より、回転子1は6次の高調波成分(スキュー角15度)及び10次の高調波成分(スキュー角9度)を同時に低減することができる。
また、図3に示すように、スキュー角θ1を8次の高調波成分を低減する11.25度とし、スキュー角θ2を12次の高調波成分を低減する7.5度とすると、回転子コア1a及び1cからなるスキュー角θ3は3.75度となる。この3.75度は24次の高調波成分を低減するスキュー角に相当する(式(1)参照)ので、図3示す回転子1は8次、12次、24次の3つの次数の高調波成分を同時に低減することができる。
従って、同数の回転子コアで構成されている図1の回転子1に比べて、低減できる高調波成分の次数を増やすことができる。
なお、必要に応じて回転子コアの構成数を増やし、回転子コアの各々からなるスキュー角を個別の値とすることで、同時に低減できる高調波成分の次数を増やすことができる。
次に、回転子1にかかるトルクについて説明する。図4は、図1に示す回転子1に生じるトルクを示している。図5は、図1に示す回転子1と比較して以下の点で異なる回転子に生じるトルクを示している。異なる点とは、回転子コア1bからみたスキュー角θ1の方向が回転軸Zを中心とした円周方向において時計回り方向となっている点である。なお、図4及び図5には軸孔5に嵌合されたシャフト4が図示されている。
図4及び図5は共に回転子コア1aに生じるトルクTaが最大であるときの図である。なお、シャフト4を傾斜させる力は回転子Z方向の両端に生じるトルク差に概ね起因するため、以下の説明では回転子コア1bのトルクについては言及しない。
図4に示す回転子1では、回転子コア1cは回転子コア1aと6度(=15度−9度)ずれているので、回転子コア1cのトルクTcはトルクTaに比べてその角度分小さい。つまり、Tc=Ta−T6と表される。但し、T6(>0)は回転子コア1a,1cのずれ角6度に起因するトルクの減少分である。
このとき、回転軸Z方向の両端に位置する回転子コア1a及び1cのトルク差はT6であり、このトルク差がシャフト4を傾斜させる力となり、ひいては回転子1の振れ周りを引き起こす。
図5に示す回転子1では、回転子コア1cは回転子コア1aと24度(=15度+9度)ずれているので、トルクTcはトルクTaに比べてその角度分小さい。つまり、Tc=Ta−T24と表される。但し、T24(>0)は回転子コア1a,1cのずれ角24度に起因するトルクの減少分である。このとき、回転軸Z方向の両端に位置する回転子コア1a及び1cのトルク差はT24である。
トルクの減少量はずれ角に応じて大きくなるので、図4に示す回転子コア1a及び1cのトルク差T6は、図5に示す回転子コア1a及び1cのトルク差T24よりも小さい。よって、図4に示す回転子1は、図5に示す回転子1に比べてシャフト4を傾斜させる力を低減でき、ひいては振れ周りを軽減することができる。
次に、回転子1にかかるスラスト力(回転軸Z方向の力)について説明する。図6は図4に示す回転子1にかかるスラスト力を示す図であり、図7は図5に示す回転子1にかかるスラスト力を示す図である。図6及び図7には固定子に設けられるティース8の一つが示されている。
図6(a)を参照して、ティース8がN極の磁極面を有しているときに、回転子コア1a,1b,1cの各々にかかるスラスト力について説明する。回転子コア1aにおいて、紙面垂直な方向(回転軸Zに対する経方向にほぼ相当する)でティース8と略重なる部分のうち、S極部分SaはN極であるティース8と引きつけ合う。よって当該S極部分Saにはティース8の中央部分に向かって、即ち回転軸Zに略沿った紙面下方向の力が生じる。なお、S極部分によって生じるスラスト力は図6(a)(b)においてそれぞれ斜線ハッチ付きの矢印で示されている。
同様に回転子コア1cにおいても、紙面垂直な方向でティース8と略重なる部分のうちS極部分Scには回転軸Zに略沿った紙面上方向の力が生じる。一方、回転子コア1bにおいては、これ自身がティース8の中央部分に対向しているので、紙面垂直な方向でティース8と略重なる部分のうちS極部分Sbには回転軸Z方向の力はほとんど生じない。
ここで、S極部分Saの面積はS極部分Scの面積より大きいので、当該S極部分Sa、Scによって回転子1には紙面下向きのスラスト力が生じる。つまり、このS極部分によって生じるスラスト力はS極部分Sa,Scの面積差ΔSに依存して生じている。図6(b)ではこのように面積差ΔSに依存して生じたスラスト力を斜線ハッチ付きの矢印で示した。
また回転子コア1a,1b,1cのうち紙面垂直な方向でティース8と略重なる部分のうちN極部分についても同様に考えると、N極部分によって回転子1には紙面下向きのスラスト力が生じる。なお、N極部分によって生じるスラスト力は図6(a)(b)においてそれぞれ白地抜き矢印で示されている。このように図6に示す回転子1には、S極部分,N極部分の各々のスラスト力の合成として、紙面下向きのスラスト力が生じる。
ティース8がN極の磁極面を有している場合として説明したが、ティース8の極性がS極になると、図6に示す回転子1には紙面上向きのスラスト力が生じることになる。このようなティース8の極性の変動によるスラスト力の変動は振動を誘発する一因となる。
一方、図7(a)に示す回転子1では、S極部分Saの面積はS極部分の面積Scより小さいので、図7(b)に示すように、当該S極部分Sa、Scによって回転子1には紙面上向きのスラスト力が生じる。同様にN極部分によって回転子1には紙面上向きのスラスト力が生じる。結局、図7に示す回転子1には、S極部分,N極部分のスラスト力の合成として、紙面上向きのスラスト力が生じる。但し、ティース8の極性がS極になると図7に示す回転子1には紙面下向きのスラスト力が生じることになる。
ここで、図6に示す回転子1における面積差ΔSは図7に示す回転子1の面積差ΔSに比べて小さい。よって、図6に示す回転子1に生じるスラスト力は図7に示す回転子1に生じるスラスト力に比べて小さい。従って、図6に示す回転子1は当該スラスト力に起因して生じる振動を低減することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態の回転子について説明する。図8に示す回転子1は、回転子コア1a及び1bからなる一組の積層コア11aと、回転子コア1c及び1dからなる積層コア11bとの2つが回転軸Z方向に相互に連結されて構成されている。これらはいずれも周方向において相互に回転することなく連結されている。回転子コア1dは回転子コア1a,1b,1cと同一の構成である。なお、積層コアは3つ以上あっても良く、また積層コアを構成する回転子コアの構成数も3つ以上あってもよい。
回転子コア1a及び1bはスキュー角φ1、ここでは9度(10次の高調波成分)を形成している。回転子コア1c及び1dも回転子コア1a及び1bと同一のスキュー角を形成している。そして、積層コア11a及び11bはスキュー角φ2、ここでは15度(6次の高調波成分)を形成している。
回転子コア1cから見たスキュー角φ1,φ2は、図8の上方から見て、その方向が回転軸Zを中心として互いに同一方向、ここでは反時計回りの方向である。
従って、図8に示す回転子1によれば、6次の高調波成分及び10次の高調波成分を同時に低減することができる。なお、スキュー角φ1及びφ2は、その方向が積層コア11aの回転子コア1cから見て互いに逆方向であっても良い。但し、第1の実施の形態で述べたように、スキュー角φ1及びφ2の方向が回転子コア1cから見て互いに同一であれば、トルク差に起因する振れ周りと、スラスト力に起因する振動とを低減できる。
また、積層コア11a,11bの各々において、スキュー角を異ならせても良い。例えば図9に示す回転子1では、回転子コア1a及び1bはスキュー角φ1、ここでは15度(6次の高調波成分)を形成し、回転子コア1c及び1dはスキュー角φ3、ここでは9度(10次の高調波成分)を形成している。そして、積層コア11a及び11bはスキュー角φ2、ここでは11.25度(8次の高調波成分)を形成している。
従って、図9に示す回転子1によれば、6次及び10次の高調波成分だけでなく、さらに8次の高調波成分も同時に低減することができる。従って、同数の積層コアで構成される図8の回転子1と比較して、低減できる高調波成分の次数を増やすことができる。なお、同様にスキュー角φ1及びφ2の方向は回転子コア1cから見て互いに逆方向であってもよい。
また、必要に応じて積層コアの構成数を増やし、各積層コアからなるスキュー角及び各積層コアを構成する各回転子コアからなるスキュー角を個別の値にすることで、同時に低減できる振動の次数を増やすことができる。
次に、回転子に生じるトルクにより回転子を傾ける力について説明する。回転子1を傾ける力は、軸の両端に生じるトルク差に起因して生じる。ここで、回転子コアの構成数が増えると、回転軸Z方向の全体長に対する両端の回転子コアの割合が小さくなるので、両端の回転子コアに生じるトルク差だけを考慮するのは不適当な場合がある。また、回転子コアの構成数が増えると、必要精度によっては回転子コア毎に生じるトルクを考慮することが不適当な場合がある。そこで、本第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と比較して、より巨視的に個々の積層コアに生じる平均トルクを用いて回転子1を傾ける力を考える。
図10(a)(b)には、それぞれ図9に示す回転子1に生じるトルクと、図9に示す回転子1を2段重ねた回転子に生じるトルクを示している。なお、図10(a)(b)のいずれにおいても積層コア11bに生じる平均トルクTb’が最大の場合のトルクを示す図である。
図9に示す回転子1において、積層コア11aは積層コア11bと11.25度ずれているので、積層コア11aに生じる平均トルクTa’は平均トルクTb’に比べてその角度分小さい。そして、平均トルクTa’,Tb’の差が回転子1を傾ける力となり、ひいては回転子1の振れ周りを引き起こす。
ここで、図10(b)に示す回転子は、図9に示す回転子1の2つを回転軸Z方向に、回転子コア1a同士が実質的にゼロ度のスキュー角を形成するように相互に連結したものである。言い換えると、回転子コア1a同士、回転子コア1b同士、回転子コア1c同士、回転子コア1d同士がそれぞれ実質的にゼロ度のスキュー角を形成している。そして、回転軸Z方向の紙面上側の一端から、回転子コア1a,1b,1c,1dがこの順で相互に連結され、回転軸Z方向の他端から、回転子コア1d,1c,1b,1aがこの順で相互に連結されている。
このような構成による回転子1には、各積層コア11bに平均トルクTb’、各積層コア11aに平均トルクTa’が生じる。ここで、回転子の紙面上半分の積層コア11a,11bに生じる平均トルク(Ta’及びTb’の平均)と紙面下半分の積層コア11a,11bに生じる平均トルク(Ta’及びTb’の平均)は略等しくなるため、回転子1を傾ける力を低減することができる。よって、回転子1の振れ周りを軽減できる。
なお、回転子1の構成は、必ずしも回転軸Z方向において同一構成の繰り返しでなくてもよい。例えば図10(b)に示す回転子1において、回転軸Z方向の中央部分(中央の積層コア11a,11bの間)に積層コア11a,11bとは別の積層コアが連結されていても良い。この場合であっても、回転軸Z方向の両端に生じる平均トルクは略等しいので振れ周りを軽減することができる。
図11は、図9に示す回転子1の2つのうち一方を上下反転させて、回転軸Z方向で2段重ねたものである。言い換えると、回転子コア1a同士、回転子コア1b同士、回転子コア1c同士、回転子コア1d同士がそれぞれ実質的にゼロ度のスキュー角を形成している。そして、回転軸Z方向の紙面下側の一端から、回転子コア1a,1b,1c,1dがこの順で相互に隣接して連結され、回転軸Z方向の他端から、回転子コア1a,1b,1c,1dがこの順で相互に隣接して連結されている。
このような構成による回転子の紙面上半分の積層コア11a,11bに生じる各々の平均トルクTa’,Tb’は、紙面下半分の積層コア11a,11bに生じる各々の平均トルクTa’,Tb’と対称である。従って、回転子1を傾ける力を解消または大幅に低減でき、以って回転子1の振れ周りを解消または大幅に軽減できる。
図12は、図9の回転子コア1aを構成する積層コア11a,11bを用いて、積層コア11a,11b,11aをこの順で回転軸Z方向に相互に連結したものである。言い換えると、積層コア11a同士は実質的にゼロ度のスキュー角を形成しており、それぞれ回転軸Z方向の両端で相互に連結されている。そして、積層コア11bは2つの積層コア11aの中央で互いに相互に連結されている。
このような構成による回転子1においても、回転軸Z方向における回転子1の中点を中心として回転軸Z方向の両端に生じる平均トルクの分布が対称となるため、回転子1を傾ける力を解消または大幅に低減でき、以って回転子1の振れ周りを解消または大幅に軽減できる。
なお、回転子1の積層コア単位の構成は必ずしも紙面上半分と下半分が対称でなくともよい。例えば、図11に示す回転子1の回転軸Z方向の略中央部(中央の積層コア11a,11aの間)に積層コア11a,11bとは別の積層コアが連結されていても良い。この場合であっても、回転軸Z方向の両端に生じる平均トルクの分布は互いに対称であるので振れ周りを低減することができる。
(変形例)
第2の実施の形態に係る回転子の変形例について説明する。図13は当該変形例に係る回転子の側面図の一例である。
本回転子1は、積層コア11aと積層コア11bとを備えている。積層コア11aは回転子コア1a及び1bがスキュー角φ1、ここでは15度(6次の高調波成分)、を形成して構成される。積層コア11bは回転子コア1c及び1dがスキュー角φ2、ここでは9度(10次の高調波成分)、を形成して構成される。
ここで、積層コア11aによって生じる誘起電圧は回転子コア1a,1bによってそれぞれ生じる誘起電圧の合成であり、スキュー角φ1に基づいて当該誘起電圧の高調波成分が低減する。同様に、積層コア11bによって生じる誘起電圧は回転子コア1c,1dによってそれぞれ生じる誘起電圧の合成であり、スキュー角φ2に基づいて当該誘起電圧の高調波成分が低減する。
上記内容に鑑みると、積層コア11a及び11bが形成するスキュー角φ3は、それぞれスキュー角φ1,φ2を2等分する位置同士の間の角度を採用してもよい。具体的に、積層コア11aの基準線を回転子コア1aの基準線及び回転子コア1bの基準線の中線(図13において太線2点破線で示す)と把握し、積層コア11bの基準線を回転子コア1cの基準線及び回転子コア1dの基準線の中線(図13において2点破線で示す)と把握することができる。
図13に示す回転子1では、積層コア11a及び11bの基準線は回転軸Z方向で同一直線上にある。つまり、積層コア11a及び11bは実質的にゼロ度のスキュー角を形成している。従って、図13に示す回転子1は、スキュー角15度,9度を有しているので、6次及び10次の高調波成分を同時に低減できる。
図14に示す回転子1は、図13の回転子1と比較して、積層コア11a及び11bがスキュー角φ3、ここでは11.25度(8次の高調波成分)、を形成している。
従って、図14に示す回転子1によれば、6次、8次、10次の高調波成分を同時に低減することができる。
なお、本発明においては、回転子コア又は積層コアを回転軸Zを中心とした円周方向にずらしてスキュー角を設けているがこれに限らない。即ち、回転子1の側面に形成される磁極面が回転子コア毎にスキュー角を形成していればよい。例えば、図15に示すように、界磁磁石6の位置を基準にして、回転子コア毎に異なる位置関係の貫通孔9を磁性体7に設けて、回転子1の側面に形成される磁極面が回転子コア毎にスキュー角を形成するようにしてもよい。
なお、本発明においては、低減する高調波成分の次数として6次,8次,10次等の偶数次を例示しているが、当然奇数次であっても構わない。
第1の実施の形態に係る回転子の一例を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る回転子の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る回転子の一例を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る回転子に生じるトルクの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る回転子に生じるトルクの一例を示す図である。 回転子に生じるスラスト力の一例を示す図である。 回転子に生じるスラスト力の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る回転子の一例を示す平面図である。 第2の実施の形態に係る回転子の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る回転子に生じるトルクの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る回転子に生じるトルクの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る回転子に生じるトルクの一例を示す図である。 第2の実施の形態の変形例に係る回転子の一例を示す平面図である。 第2の実施の形態の変形例に係る回転子の一例を示す平面図である。 回転子の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 回転子
1a〜1d 回転子コア
6 界磁磁石
11a,11b 積層コア

Claims (6)

  1. 軸(Z)についての周方向において相互に回転することなく、前記軸方向に相互に連結された3以上の奇数個の回転子部分(1a,1b,1c,1d)を備え、
    前記奇数個の前記回転子部分のそれぞれは前記軸方向に一様に構成され、
    前記奇数個の前記回転子部分のそれぞれが、
    前記軸に並行な側面と、
    前記側面において、相互に異なる複数の磁極面を所定のペア数(p)で形成する界磁磁石(6)とを有し、
    前記所定のペア数は前記奇数個の前記回転子部分のそれぞれで同一であり、
    前記奇数個の前記回転子部分のうち、第1の前記回転子部分(1b)と第2の前記回転子部分(1a)とは前記周方向において第1のスキュー角(θ1,φ1)を形成し、
    前記奇数個の前記回転子部分のうち、前記第1の前記回転子部分と第3の前記回転子部分(1c)とは前記周方向において第2のスキュー角(θ2,φ3)を形成し、
    前記第1のスキュー角は、1より大きな第1の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、
    前記第2のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数と異なる第2の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、
    前記第2の前記回転子部分と前記第3の前記回転子部分とは前記周方向において第4のスキュー角(θ3)を形成し、
    前記第4のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数及び前記第2の整数とは異なる第4の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、
    前記軸を中心として回転する回転子。
  2. 軸(Z)についての周方向において相互に回転することなく、前記軸方向に相互に連結された4以上の偶数個の回転子部分(1a,1b,1c,1d)を備え、
    前記偶数個の前記回転子部分のそれぞれは前記軸方向に一様に構成され、
    前記偶数個の前記回転子部分のそれぞれが、
    前記軸に並行な側面と、
    前記側面において、相互に異なる複数の磁極面を所定のペア数(p)で形成する界磁磁石(6)とを有し、
    前記所定のペア数は前記偶数個の前記回転子部分のそれぞれで同一であり、
    前記偶数個の前記回転子部分のうち、前記軸方向で隣り合う第1の前記回転子部分(1b)と第2の前記回転子部分(1a)とは前記周方向において第1のスキュー角(θ1,φ1)を形成し、
    前記偶数個の前記回転子部分のうち、前記軸方向で隣り合う第3の前記回転子部分(1c)と第4の前記回転子部分(1d)とは前記周方向において第2のスキュー角(θ2,φ3)を形成し、
    前記第2の前記回転子部分と前記第3の前記回転子部分とは前記軸方向で隣り合い、前記第2の前記回転子部分と前記第3の前記回転子部分とが前記周方向において第3のスキュー角を形成し、
    前記第1のスキュー角は、1より大きな第1の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、
    前記第2のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数と異なる第2の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、
    前記第3のスキュー角は、1より大きく前記第1の整数及び前記第2の整数と異なる第3の整数と前記ペア数との積で180度を除した値であり、
    前記軸を中心として回転する回転子。
  3. 前記第1の回転子部分と前記第2の回転子部分を含む第1の一組と同一構成の第2の一組(11b)をさらに有し、
    前記第1の一組と前記第2の一組とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、
    前記第1の一組と前記第2の一組は前記軸方向の両端で相互に連結され、
    前記第3の回転子部分と前記第4の回転子部分を含む第3の一組は前記第1の一組及び前記第2の一組の中央で相互に連結される、請求項2に記載の回転子。
  4. 前記第1の前記回転子部分が前記第2及び前記第3の前記回転子部分に挟まれており、前記第1の前記回転子部分からみた前記第1のスキュー角及び前記第2のスキュー角は、その方向が前記周方向において互いに同一方向である、請求項1乃至3の何れか一つに記載の回転子。
  5. 前記3以上の奇数個若しくは前記4以上の偶数個の前記回転子部分のうち、前記第1の前記回転子部分と第5の前記回転子部分(1b)とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、
    前記複数の前記回転子部分のうち、前記第2の前記回転子部分と第6の前記回転子部分(1a)とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、
    前記複数の前記回転子部分のうち、前記第3の前記回転子部分と第7の前記回転子部分(1c)とは前記周方向において実質的にゼロ度のスキュー角を形成し、
    前記軸方向の一端から前記第1の前記回転子部分、前記第2の前記回転子部分、前記第3の前記回転子部分がこの順で相互に隣接して連結され、前記軸方向の他端から前記第5の前記回転子部分、前記第6の前記回転子部分、前記第7の前記回転子部分がこの順で隣接して連結される、請求項1乃至4の何れか一つに記載の回転子。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つに記載の回転子と、
    前記回転子に対して所定の間隔を介して前記側面側に設けられた固定子と
    を備える、回転機。
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