JP2010172063A - アウターロータ型ブラシレスモータ - Google Patents

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龍之 齋藤
Satoru Negishi
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Abstract

【課題】コギングトルクを低下させることを前提とし、ステータコアに流れる磁束量を多く確保することが可能なアウターロータ型ブラシレスモータを提供する。
【解決手段】ステータコア積層体に備わるティース部102Bの先端部102b1には、マグネット106に対向する側に、左右両方の円周方向にティース部の中心から機械角8度以上10度以下の位置に、それぞれ溝幅がα、溝深さがβである第1及び第2の溝102b2、102b3が形成され、隣接するティース部102b、102bの先端部102b1、102b1の間隔をγ、ステータコア積層体を形成するステータコアの板厚をtとしたとき、0<α/γ≦1.13であり、0.67≦β/t≦2.0である。
【選択図】図3

Description

この発明は、アウターロータ型ブラシレスモータに関し、特にステータコア積層体に設けられたティース部の先端部に、複数の溝が形成されたアウターロータ型ブラシレスモータに関するものである。
図10および図11にアウターロータ型ブラシレスモータの従来技術の一例を示す。図10および図11に示すように、アウターロータ型ブラシレスモータ300は、ステータ301と、ステータ301を囲む位置に回転自在に配置されたロータ304とを備える。
ステータ301は、略円環形状に形成された本体部302aと、本体部302aの外周面から半径方向外側に一体に形成された複数のティース部302bを有するステータステータコア積層体302と、ステータコア積層体302に設けられた複数のティース部302bのそれぞれに集中巻きにて巻装された複数の巻線303aから形成されるステータコイル302とを有する。
ステータコア積層体302は、薄板状の磁性材料からなるステータコア302Aを複数枚積層して形成される。ステータコア302Aは、略円環形状に形成されたコア本体部302A1と、コア本体部302A1の外周面から半径方向外側に放射状に一体に形成された複数のコアティース部302A2とを有する。
一般に、コアティース部302A2の径方向の先端には、先端部302Bがコアティース部302A2に一体形成される。先端部302Bの左右両方の円周方向には半島状に突出する延出部302B1、302B2がそれぞれ形成されており、延出部302B1、302B2は、それぞれ先端に向かうに従い幅が狭くなっている。
ロータ304は、円環形状に形成されたロータヨーク304aと、ロータヨーク304aの内周面に取り付けられた複数のマグネット304bとを有する。ロータヨーク304aは、ステータコア積層体302に設けられたティース部302bに形成された先端部302Bに対向するとともに、ロータヨーク304aの内周面に取り付けられたマグネット304bも、ティース部302bに形成された先端部302Bに対向する。
図10および図11に示すアウターロータ型ブラシレスモータ300は、コギングトルクを低減させるため、図12に示すように、偏心形状のマグネット304bを用いている。マグネット304bの外周面304b1の曲率半径R1は、ロータヨーク304aの内周面304a1の半径rと略同一となっており、曲率半径R1の中心O1は、半径rの中心Oと略一致する。一方、マグネット304bの内周面304b2の曲率半径R2は外周面304b1の曲率半径R1よりも大きく設定されており(R2>R1)、曲率半径R2の中心O2は、マグネット304bの外周面302b1の曲率半径R1の中心O1から、同図において下方に距離δずれた位置となる。
アウターロータ型ブラシレスモータ300のステータコア積層体302に形成された複数のティース部302bの数は「9」であり、ステータコア積層体302は第1から第9のティース(T1からT9)を備える。一方、ロータ304に取り付けられた複数のマグネット304bの数は「6」であり、ロータ304は第1から第6のマグネット(M1からM6)を備える。
図12において、ブラシレスモータ300の中心O1から径方向外側に延び、第1のティースT1を等分する線を基準線L1とし、同じくブラシレスモータ300の中心O1から径方向に延び、第1のマグネットM1を等分する線を基準線L2とする。そして、ステータ301に対し、ロータ304が時計方向(CW)に回転するときの基準線L1に対する基準線L2の角度を回転角度θとする。
図13に示すように、マグネットの数が「6」、ティース部の数が「9」のブラシレスモータ300では、ロータ304が一回転(360度)するときの回転角度である「360度」を、「6」と「9」の最小公倍数である「18」で除した角度、すなわち、「20度」(20度=360度/18)が、コギングトルクの一周期となる。
さらに、同図にて示されるように、同心形状のマグネットを用いたブラシレスモータに比べ、偏心形状のマグネット304bを用いたブラシレスモータ300では、コギングトルクを小さくすることができる。そして、偏心形状のマグネット304bを用いたブラシレスモータ300に生じるコギングトルクの値は、回転角度5度および15度で極値となり、回転角度5度および15度でコギングトルクの絶対値が最大となる。なお、ブラシレスモータ300では、回転角度5度および15度でコギングトルクの絶対値が大きくなるが、マグネットの形状等により、コギングトルクの絶対値が最大となる回転角度は変化する。
各マグネットと各ティース部との間には様々な方向に流れる多くの磁力線が生じ、各マグネットと各ティース部との間には、これらの磁力線により、相互に近づけられようとする吸引力が生じ、この吸引力は、様々な方向に流れる磁力線の方向に依り、様々な方向に作用する。そして、これらの吸引力のうちロータの接線方向成分の吸引力によりコギングトルクが生じ、このロータの接線方向成分の吸引力の総和にロータ304の半径を乗じた値がコギングトルクの値(大きさ)となる。
次に、回転角度0度、5度、10度および15度のときにロータ304に作用するコギングトルクについて、図14から17に基づきそれぞれ説明する。図14は、回転角度0度(θ=0度)のときにブラシレスモータ300に生じるコギングトルクを説明する図である。同図において、ロータに対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線(φ1からφ6)が破線にて示される。なお、図14から図17においても図12と同様に、ブラシレスモータ300の中心O1から径方向に延び、第1のティースT1を等分する線を基準線L1とし、同じくブラシレスモータ300の中心O1から径方向に延び、第1のマグネットM1を等分する線を基準線L2とする。そして、ステータ301に対し、ロータ304が時計方向(CW)に回転するときの基準線L1に対する基準線L2の角度を回転角度θとする。
磁力線φ1は、第2のティースT2と第1および第2のマグネットM1、M2の間に形成され、磁力線φ2は、第3のティースT3と第2および第3のマグネットM2、M3の間に形成され、磁力線φ3は、第5のティースT5と第3および第4のマグネットM3、M4の間に形成される。また、磁力線φ4は、第6のティースT6と第4および第5のマグネットM4、M5の間に形成され、磁力線φ5は、第8のティースT8と第5および第6のマグネットM5、M6の間に形成され、磁力線φ6は、第9のティースT9と第1および第6のマグネットM1、M6との間に形成される。
これらの磁力線φ1からφ6のうち、磁力線φ1、φ4およびφ5により、ステータ301に対し、ロータ304に時計方向(CW)に作用する吸引力F1、F4およびF5が生じる。一方、磁力線φ2、φ3およびφ6により、ステータ301に対し、ロータ304に反時計方向(CCW)に作用する吸引力F2、F3およびF6が生じる。
吸引力F1、F4およびF5の総和と、吸引力F1、F4およびF5と逆方向に作用する吸引力F2,F3、F6の総和は略相等しい(F1+F4+F5≒F2+F3+F6)。そのため、ロータ304に作用する接線方向成分の吸引力を総和は「略ゼロ」となり、回転角度0度のとき、ロータ304に作用するコギングトルクはほとんど形成されない。
図15は、回転角度5度(θ=5度)のときにブラシレスモータ300に生じるコギングトルクを説明する図である。同図においても、ロータ304に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線(φ7からφ9)が、破線にて示される。
磁力線φ7は、第1および第2のティースT、T2と第1および第2のマグネットM1,M2の間に形成され、磁力線φ8は、第4および第5のティースT4、T5と第3および第4のマグネットM3、M4の間に形成され、磁力線φ9は、第7および第8のティースT7、T8と第5および第6のマグネットM5、6の間に形成される。
これらの磁力線(φ7からφ9)により、いずれもステータ301に対し、ロータ304に時計方向(CW)に作用する吸引力F7、F8およびF9が生じる。従って、それらの吸引力(F7+F8+F9)の総和がロータ304に対し時計方向(CW)に作用し、この総和にロータ304の半径を乗じた値のコギングトルクがロータ304に作用する。
図16は、回転角度10度(θ=10度)のときにブラシレスモータ300に生じるコギングトルクを説明する図である。回転角度10度(θ=10度)のときは、ロータ304に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線は形成されない。そのため、回転角度10度(θ=10度)のおいては、回転角度0度(θ=0度)と同様にロータ304に作用するコギングトルクはほとんど形成されない。
図17は、回転角度15度(θ=15度)のときにブラシレスモータ300に生じるコギングトルクを説明する図である。同図において、ロータ304に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線(φ10からφ12)が、破線にて示される。
磁力線φ10は、第1および第2のティースT、T2と第1および第2のマグネットM1,M2の間に形成され、磁力線φ11は、第4および第5のティースT4、T5と第3および第4のマグネットM3、M4の間に形成され、磁力線φ12は、第7および第8のティースT7、T8と第5および第6のマグネットM5、6の間に形成される。
これらの磁力線(φ10からφ12)により、いずれもステータ301に対し、ロータ304に反時計方向(CCW)に作用する吸引力F10、F11およびF12が生じる。従って、それらの吸引力(F10+F11+F12)の総和が、ロータ304に対し時計方向(CW)に作用し、この吸引力(F10+F11+F12)の総和にロータ304の半径rを乗じた値のコギングトルクがロータ304に作用する。
前記のように、回転角度0度から回転角度20度を一周期とするブラシレスモータ300のコギングトルクの値は、図13、図15および図17に示すように、回転角度5度および15の2つのポイントにおいて、極大または極小となる。すなわち、この2つのポイントにおいてロータ304に作用するコギングトルクを減少させることが求められる。なお、ブラシレスモータ300では、コギングトルクの値が極大または極小となる2つのポイントは、回転角度5度および15であるが、マグネットの偏心形状の差異等により、前記の2つのポイントの回転角度は変化する。
このように、ブラシレスモータに形成されるコギングトルクを減少させる手段として、ステータコア積層体に設けられたティース部に形成された先端部において、マグネットと対向する側に、ティース部の中心を挟み、左右両側に2つの溝が形成されたものが従来かから提案されている。しかしながら、ティース部に形成された先端部に溝が形成された場合、ティース部に形成された先端部の径方向の幅が削減される。そして、ティース部に形成された先端部の径方向の幅が削減されるため、ティース部に流すことができる磁束量が低減され、それにより、モータの出力特性が低下することが懸念される。
上述のようにティース部に流すことができる磁束量が低減されるのを回避するため、前記の溝がティース部の中心に近い位置、すなわち、延出部の径方向の幅の広い部分の位置に配置されているブラシレスモータが提案されている(特許文献1)。このように、延出部の径方向の幅の広い部分の位置に配置に2つの溝が形成されることにより、ティース部の先端部の径方向の幅は確かに削減されるものの、多くの磁束を流すための磁路がステータコア積層体に確保される。
特開2000−156958号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、ステータコアの平面の形状寸法から2次元的に磁束を確保する溝の配置および寸法について検討されており、ステータコアの軸方向の形状寸法をも考慮し、3次元的に磁束を確保する溝の配置および寸法について考慮されていないという課題がある。
そこで、コギングトルクを低下させることを前提とし、ステータコアの平面の形状寸法のみならず、ステータコアの軸方向の形状寸法をも考慮し、3次元的にステータコア積層体に流れる磁束を多く確保することが可能なアウターロータ型ブラシレスモータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明のアウターロータ型ブラシレスモータは、薄板状の磁性材料から形成され、略円環形状に形成されたコア本体部と、前記コア本体部の外周面から半径方向外側に放射状に一体に形成された9個のコアティース部とを有するステータコアを複数枚積層し形成され、略円環形状に形成された本体部と、前記本体部の外周面から半径方向外側に一体に形成された9個のティース部とを有するステータステータコア積層体と、前記ステータコア積層体の前記ティース部のそれぞれに集中巻きにて巻装された9個の巻線から形成されるステータコイルとを有するステータと、円環形状に形成され、前記ティース部の先端部に対向し、前記ステータを囲んで配置されたロータヨークと、前記ロータヨークの内周面に取り付けられ、前記ティース部の先端部に対向し、偏心形状に形成された6個のマグネットとを有し、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータとを備えるアウターロータ型ブラシレスモータにおいて、前記ステータコア積層体に備わる前記ティース部の先端部には、前記マグネットに対向する側に、左右両方の円周方向に前記ティース部の中心から機械角8度以上10度以下の位置に、それぞれ溝幅がα[mm]、溝深さがβ[mm]である第1及び第2の溝が形成され、隣接する前記ティース部の先端部の間隔をγ[mm]、前記ステータコアの板厚をt[mm]としたとき、αとγの関係は、0<α/γ≦1.13であり、βとtの関係は、0.67≦β/t≦2.0である。
本発明に示すように、偏心形状に形成された6個のマグネットと、9個のティース部から構成されるブラシレスモータにおいて、ステータコア積層体に備わるティース部に形成される先端部において、マグネットに対向する側に、左右両方の円周方向にティース部の中心から機械角8度以上10度以下の位置に第1および第2の2つの溝を形成することにより、コギングトルクの低下を図ることができる。
前記の第1および第2の溝の溝幅をα[mm]、溝深さをβ[mm]とし、隣接するティース部の先端部の間隔をγ[mm]、ステータコアの板厚をt[mm]としたとき、αとγの関係をα/γ≦1.13とすることにより、コギングトルクの低下を一層大きくすることができる。さらに、ステータコアの板厚の値も考慮し、βとtの関係を、0.67≦β/t≦2.0とすることにより、3次元的にステータコア積層体に流れる磁束を多く確保することが可能となる。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータの縦断面図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの横断面図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの第1および第2の溝の形状、ならびにマグネットの形状を説明する図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータが、回転角度5度においてコギングトルクが低下することを説明する図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータが、回転角度15度においてコギングトルクが低下することを説明する図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータのコギングトルクが低下することを示す図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの板厚tに対する溝深さβの比とコギングトルクおよび磁束量との関係を示す図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの間隔γに対する溝幅αの比とコギングトルクの位相を示す図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの間隔γに対する溝幅αの比とコギングトルクおよび磁束量との関係を示す図である。 従来技術におけるブラスレスモータの縦断面図である。 従来技術におけるブラスレスモータの横断面図である。 従来技術におけるブラスレスモータのマグネットの形状を説明する図である。 従来技術におけるブラスレスモータのコギングトルクを説明する図である。 従来技術におけるブラスレスモータの回転角度0度において生じるコギングトルクを説明する図である。 従来技術におけるブラスレスモータの回転角度5度において生じるコギングトルクを説明する図である。 従来技術におけるブラスレスモータの回転角度10度において生じるコギングトルクを説明する図である。 従来技術におけるブラスレスモータの回転角度15度において生じるコギングトルクを説明する図である。
次に、この発明の実施の形態を図1から図3に基づいて説明する。図1は、本実施の形態のアウターロータ型ブラシレスモータの縦断面図であり、図2は、本実施の形態のアウターロータ型ブラシレスモータの横断面図である。また、図3は、本実施の形態のアウターロータ型ブラシレスモータに形成される第1および第2の溝の形状等を説明する図である。
アウターロータ型ブラシレスモータ100は、ステータ101と、ステータ101を囲む位置に回転自在に配置されたロータ104とを備える。
ステータ101は、略円環形状に形成された本体部102aと、本体部102aの外周面から半径方向外側に一体に形成された複数のティース部102bを有するステータステータコア積層体102と、ステータコア積層体102に設けられた複数のティース部102bのそれぞれに集中巻きにて巻装された複数の巻線103aから形成されるステータコイル103とを有する。
ステータコア積層体102は、薄板状の磁性材料からなるステータコア102Aを複数枚積層して形成され、ステータコア102Aは、積層略円環形状に形成されたコア本体部102A1と、コア本体部102A1の外周面から半径方向外側に放射状に一体に形成された複数のコアティース部102A2とを有する。本実施の形態において、前記のステータコア102Aの板厚tは、0.6[mm]に設定される。なお、板厚tは、0.6[mm]に限定されないことは言うまでもなく、0.5[mm]以上1.0[mm]以下であればよい。また、本実施の形態において、ティース部102bの数は「9個」に設定されている。
ティース部102bの径方向の先には、先端部102b1がティース部102bに一体形成される。先端部102b1の左右両方の円周方向には半島状に突出する第1および第2の延出部102B、102Cがそれぞれ形成されており、第1および第2の延出部10B、102Cは、その先端に向かうに従い幅が狭くなっている。
ロータ104は、ロータ本体105と、複数のマグネット106とを備える。ロータ本体105は、円環形状に形成され、ティース部102bに形成された先端部102b1に対向し配置されたロータヨーク105aと、ロータヨーク105aの一方の端部105a1に一体形成され、薄肉のテーパ形状の傾斜部105bと、傾斜部105bの端部105b1に一体形成された薄肉の円盤形状の円盤部105cとを有する。複数のマグネット106は、ロータヨーク105aの内周面に取り付けられ、マグネット304bは、ステータコア積層体302に設けられたティース部302bに形成された先端部302bに対向する位置に配置される。
アウターロータ型ブラシレスモータ100は、ブラケット107を備え、ブラケット107は、円盤形状のブラケット本体部107aと、ブラケット本体部107aの中央に一体形成される円筒部107bとを有する。そして、ステータコア積層体102の内周面102eと円筒部107bの外周面107b1とが勘合固定されることにより、ステータ101は、ブラケット107に取り付けられる。
軸受け110、111は円筒部107bの内側に配置される。そして、円筒部107bの端部107b3の内壁にリング形状にて一体形成される突出部107b4に、軸受け110が当接配されるととともに、軸受け110、111の間には円環形状のスーペーサ112が配置されている。そして、軸受け110、111を突出部107b4と挟み込むように、円盤形状のプレート113がハウジング107にネジ114で固定され、これらにより軸受け110、111は、ハウジング107に取り付けられる。
回転軸108は、軸受け110、111の内輪110a、111aに圧入固定される。そして、ロータ本体105に形成された円盤部105cは、回転軸108の端部108aに勘合部材109を介して取り付けられ、これによりロータ104は回転軸108に固定される。
次に、ティース部102bに形成された先端部102b1の形状およびマグネット106の形状につき、図3に基づきそれぞれ詳細に説明する。上記したように先端部102b1には、左右両方の円周方向に向け半島状に突出する第1および第2の延出部102B、102Cがそれぞれ形成されている。そして、第1および第2の延出部102B、102Cには、マグネット106に対向する側に、それぞれ第1および第2の溝102b2、102b3が形成されている。
ステータ101の中心(ロータヨーク105aの中心)Oから径方向外側に延び、ティース部102bを等分する線(ティース部の中心)、すなわち、ティース部102bの中心線Laを基準としたとき、第1および第2の溝102b2、102b3が形成される位置は、中心線Laから左右両方向に機械角10度(ξ=10度)の位置とされる。つまり、第1および第2の溝102b2、102b3の中心が中心線Laから左右両方向に機械角10度(ξ=10度)の位置となる。なお、機械角10度(ξ=10度)に限定されず、8度以上10度以下であればよい(8度≦ξ≦10度)。
第1および第2の溝102b2、102b3の溝幅αは、0[mm]を超え3.39[mm]以下(0<α≦3.39)に設定されており、第1および第2の溝102b2、102b3の溝深さβは、0.402[mm]以上1.2[mm]以下(0.402≦β≦1.2)に設定されている。または、隣接するティース部102b、102bの先端部102b1、102b1の間隔γは、3[mm]に設定されている。さらに、上記に示すようにステータコア102Aの板厚tは、0.6[mm]に設定されている。
そのため、本実施の形態においては、第1および第2の溝102b2、102b3の溝幅αと隣接するティース部102b、102bの先端部102b1、102b1の間隔γの関係は、0<α/γ≦1.13であり、第1および第2の溝102b2、102b3の溝深さβとステータコア102Aの板厚tの関係は、0.67≦β/t≦2.0に設定される。なお、間隔γは、3[mm]に限定されないことは言うまでもなく、2[mm]以上5[mm]以下であればよく、溝幅αは、0[mm]を超え3.39[mm]以下(0<α≦3.39)に限定されず、0<α/γ≦1.13を満たす値であればよい。さらに、溝深さβは、0.402[mm]以上1.2[mm]以下(0.402≦β≦1.2)に限定されず、0.67≦β/t≦2.0を満たす値であればよい。
次に、本実施の形態の偏心形状に形成されたマグネット106の形状について説明する。マグネット106の外周面106aの曲率半径R1は、ロータヨーク105aの内周面105a1の半径rと略同一であり(R1≒r)、本実施の形態では、略80[mm]である。また、曲率半径R1の中心O1は、ロータヨーク105aの中心(ステータ101の中心)Oと略一致する。
マグネット106の内周面106bの曲率半径R2は、略●●[mm]である。また、曲率半径R1の中心O1と曲率半径R2の中心O2との間の距離δは、マグネット106を円周方向に等分する基準線Lb上、略▲▲[mm]である。本実施の形態では、曲率半径R1に対する曲率半径R2は、▲▲/80(=R2/R1)であり、曲率半径R1に対する距離δの比の比は、▲▲/80(=δ/R1)である。しかしながら、これらの値に限定されないことは言うまでもなく、曲率半径R1に対する曲率半径R2の比は、○○≦R2/R1≦□□であればよく、曲率半径R1に対する距離δの比は、○○≦δ/R1≦□□であればよい。
次に、図4から図9に基づき、本実施の形態のブラシレスモータ100の作用効果につついて説明する。
図4および図5は、本実施の形態のブラシレスモータ100において、コギングトルクが低下されるメカニズムを説明する図である。図4および図5において、ブラシレスモータ100の中心Oから径方向外側に延び、第1のティースT1を等分する線を基準線L1とし、同じくブラシレスモータ100の中心Oから径方向外側に延び、第1のマグネットM1を等分する線を基準線L2とする。
図4において、ロータ104に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線(φ1aからφ1c、φ2aからφ2c)が破線にて示され、図5において、ロータ104に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線(φ3aからφ3c、φ4aからφ4c)が破線にて示される。
ステータ101に対し、ロータ104が時計方向(CW)に回転するときの基準線L1に対する基準線L2の角度を回転角度θとする。そして、図4は、基準線L1とL2が重なった状態からロータ104が時計方向(CW)に回転角度5度(θ=5度)回転した状態のブラシレスモータ100を示し、図5は、基準線L1とL2が重なった状態からロータ104が時計方向(CW)に回転角度15度(θ=15度)回転した状態のブラシレスモータ100を示す。
ブラシレスモータ100も、図10から図12に従来技術として例示したブラシレスモータ300と同様に、マグネットの数が「6」、ティース部の数が「9」である。そのため、回転角度20度(θ=20度)がコギングトルクの一周期となる。そして、ティース部102bに一体形成された先端部102b1に第1および第2の溝102b2、102b3が形成されていない状態においては、図10から図12に従来技術として例示したブラシレスモータ300と同様に、ブラシレスモータ100も、回転角度5度および15度(θ=5度、θ=15度)の2つのポイントにおいて、コギングトルクの値が極大または極小となる。なお、図4および図5において、ロータ104に対し時計方向(CW)に作用するコギングトルクの値を「正」とする。
まず、図4に基づきロータ104が回転角度5度(θ=5度)回転した状態のブラシレスモータ100について説明する。図15に示す状態のブラシレスモータ300のロータ304に時計方向に作用する吸引力(F7、F8、F9)と同様に、図4に示す状態のブラシレスモータ100のロータ104にも、時計方向に吸引力(F1a、F1b、F1c)が作用する。以下、吸引力(F1a、F1b、F1c)の形成につき説明する。
ロータ104が時計方向(CW)に回転角度5度(θ=5度)回転すると、第1および第2のティースT1、T2間の中央と、ブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lsに対し、第1および第2のマグネットM1、M2間の中央と、ブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lm1は、反時計方向に「5度」ずれる。そのため、第1および第2のマグネットM1、M2と第1および第2のティースT1、T2との間には、ロータ104に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線φ1aが形成される。そして、磁力線φ1aによりロータ104には、ロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力F1aが作用する。上記の吸引力F1aと同様に、磁力線φ1b、φ1cにより、ロータ104には、ロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力F1b、F1cが作用する。
上述したロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力(F1a、F1b、F1c)に対し、本実施の形態のブラシレスモータ100では、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力(F2a、F2b、F2c)がロータ104に作用する。以下、吸引力(F2a、F2b、F2c)の形成につき説明する。
図3に示すように、第1および第2の延出部102B、102Cには、マグネット106に対向する側に、それぞれ第1および第2の溝102b2、102b3が形成されている。そして、第1および第2の溝102b2、102b3が形成される位置は、ティース部102bの中心である中心線Laから機械角10度(ξ=10度)の位置に第1および第2の溝102b2、102b3の中心が配置される位置となっている。
そのため、図4においては、第3のティースT3に形成された第1の溝102b2の中心とブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lh1に対し、第2および第3のマグネットM2、M3間の中央とブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lm2は、時計方向(CW)に「5度」ずれる。そのため、第2および第3のマグネットM2、M3と第3のティースT3との間には、ロータ104に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線φ2aが形成され、磁力線φ2aによりロータ104には、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力F2aが作用する。上記の吸引力F2aと同様に、磁力線φ2b、φ2cにより、ロータ104には、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力F2b、F2cが作用する。
上記のように、第1および第2の溝102b2、102b3がティース部102bに形成されることにより、ロータ104を時計方向(CCW)に回転させる吸引力(F1a、F1b、F1c)とともに、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力(F2a、F2b、F3c)がロータ104に作用する。その結果、図6に示すように第1および第2の溝102b2、102b3がティース部102bに形成されないときのコギングトルクの値T1(T1≒(F1a+F1b+F1c)×r)に対し、第1および第2の溝102b1、102b2がティース部102bに形成されることにより、ロータ104に作用するコギングトルクの絶対値は減少する。そして減少されたコギングトルクの値T2は、T2≒T1−(F2a+F2b+F2c)×rとなる。
次に、図5に基づきロータ104が回転角度15度(θ=15度)回転した状態のブラシレスモータ100について説明する。図17に示す状態のブラシレスモータ300のロータ304に反時計方向に作用する吸引力(F10、F11、F12)と同様に、図4に示す状態のブラシレスモータ100のロータ104にも、反時計方向に吸引力(F3a、F3b、F3c)が作用する。以下、吸引力(F3a、F3b、F3c)の形成について説明する。
ロータ104が時計方向(CW)に回転角度15度(θ=15度)回転すると、第1および第2のティースT1、T2間の中央とブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lsに対し、第1および第2のマグネットM1、M2間の中央とブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lm1は、時計方向に「5度」ずれる。そのため、第1および第2のマグネットM1、M2と第1および第2のティースT1、T2との間には、ロータ104に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線φ3aが形成され、磁力線φ3aによりロータ104には、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力F3aが作用する。吸引力F3aと同様に、磁力線φ3b、φ3cにより、ロータ104には、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力F3b、F3cが作用する。
前記のロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力(F3a、F3b、F3c)に対し、本実施の形態のブラシレスモータ100では、ロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力(F4a、F4b、F4c)がロータ104に作用する。以下、吸引力(F4a、F4b、F4c)の形成につき説明する。
図5においては、第3のティースT3に形成された第2の溝102b3の中心とブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lh2に対し、第2および第3のマグネットM2、M3間の中央とブラシレスモータ100の中心Oを結ぶ基準線Lm2は、反時計方向に「5度」ずれる。そのため、第2および第3のマグネットM2、M3と第3のティースT3との間には、ロータ104に対し接線方向に大きな吸引力を生じさせる磁力線φ4aが形成され、磁力線φ4aによりロータ104には、ロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力F4aが作用する。吸引力F4aと同様に、磁力線φ4b、φ4cにより、ロータ104には、ロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力F4b、F4cが作用する。
上記のように、第1および第2の溝102b2、102b3がティース部102bに形成されることにより、ロータ104を反時計方向(CCW)に回転させる吸引力(F3a、F3b、F3c)に対し、ロータ104を時計方向(CW)に回転させる吸引力(F4a、F4b、F4c)がロータ104に作用する。その結果、図6に示すように、第1および第2の溝102b1、102b2がティース部102bに形成されないときのコギングトルクの値T3(T3≒−(F3a+F3b+F3c)×r)に対し、第1および第2の溝102b2、102b3がティース部102bに形成されることにより、ロータ104に作用するコギングトルクの値の絶対値は減少する。そして減少されたコギングトルクの値T4は、T4≒−T3+(F4a+F4b+F4c)×rとなる。
次に、図7に基づきステータコア102Aの板厚tに対する第1および第2の溝102b2、102b3の溝深さβの比と、ロータ104に作用するコギングトルクおよびステータコア積層体102に流れる磁束量との関係について説明する。図7は、横軸に板厚tに対する溝深さβの比(β/t)が示され、縦軸にコギングトルクおよび磁束量が示される。
本実施の形態のブラシレスモータ100においては、板厚tに対する溝深さβの比は、0.67以上2.0以下に設定されている(0.67≦β/t≦2.09)。そして、板厚tに対する溝深さβの比が0.67以上2.0以下のときにおいては、コギングトルクの値を低くすることができる。その一方で、板厚tに対する溝深さβの比が2.0を超えると、磁束量が大幅に減少してしまいモータ性能の低下が著しく減少するおそれがある。
そのため、板厚tに対する溝深さβの比が、0.67以上2.0以下(0.67≦β/t≦2.09)に設定されることにより、モータ性能をある値以上に確保するとともに、コギングトルクの値を低くすることができる。なお、板厚tに対する溝深さβの比は、0.67以上2.0以下(0.67≦β/t≦2.09)に限定されず、望ましくは1.0以上1.5以下(1.0≦β/t≦1.5)であってもよい。このように、ステータコア102Aの厚さtを考慮した設計とすることで、ステータコアの平面の形状寸法のみならず、ステータコアの軸方向の形状寸法をも考慮し、3次元的にステータコア積層体に流れる磁束を多く確保することが可能なアウターロータ型ブラシレスモータ100が実現される。
次に、図8および図9に基づき、隣接するティース部102b、102bの先端部102b1、102b1の間隔γに対する第1および第2の溝102b2、102b3の溝幅αの比の設定について説明する。
例えば図4に示すように、ブラシレスモータ100に作用するコギングトルクを減少するためには、第1および第2の溝102b2、102b3が形成されたことにより生じる吸引力(F2a、F2b、F2c)の大きさを、第1および第2の溝102b2、102b3の有無にかかわらず生じる吸引力(F1a、F1b、F1c)の大きさに徐々に近づける必要がある。
第1および第2の溝102b2、102b3が形成されたことにより生じる吸引力(F2a、F2b、F2c)の大きさが、第1および第2の溝102b2、102b3の有無にかかわらず生じる吸引力(F1a、F1b、F1c)の大きさよりも過大となると、第1および第2の溝102b2、102b3の有無にかかわらず生じる吸引力(F1a、F1b、F1c)により生じるコギングトルクと逆方向に作用するコギングトルク、すなわち位相の反転したコギングトルクが形成されてしまう。
本実施の形態では、間隔γに対する溝幅αの比を、0を超え1.13以下(0<α/γ≦1.13)に設定されている。図8に示すように間隔γに対する溝幅αの比が、1.13を超えると、上記のように、第1および第2の溝102b2、102b3が形成されたことにより生じる吸引力(F2a、F2b、F2c)の大きさが、第1および第2の溝102b2、102b3の有無にかかわらず生じる吸引力(F1a、F1b、F1c)の大きさよりも過大となり、位相の反転したコギングトルクが形成されてします。そして、図9に示すように、間隔γに対する溝幅αの比が、1.13を超えるにしたがいコギングトルクの値が大きくなってしまう。
また、間隔γに対する溝幅αの比が大きくなるにつれて、ティース部102b等に流れる磁束量の大きさも次第に減少してしまう。従って、間隔γに対する溝幅αの比を、0を超え1.13以下(0<α/γ≦1.13)に設定することにより、磁束量を確保し、モータ性能をある値以上に維持しつつ、コギングトルクの低下を図ることが可能となる。
以上のように、前記の第1および第2の溝の溝幅をα[mm]、溝深さをβ[mm]とし、隣接するティース部の先端部の間隔をγ[mm]、ステータコアの板厚をt[mm]としたとき、αとγの関係をα/γ≦1.13とすることにより、コギングトルクの低下を一層大きくすることができる。さらに、ステータコアの板厚の値も考慮し、βとtの関係を、0.67≦β/t≦2.0とすることにより、3次元的にステータコア積層体に流れる磁束を多く確保することが可能となる。
100 アウターロータ型ブラスレスモータ
101 ステータ
102 ステータコア積層体
102A ステータコア
102A1 コア本体部
102A2 コアティース部
102a 本体部
102b ティース部
102b1 先端部
102b2 第1の溝
102b3 第2の溝
102B 第1の延出部
102C 第2の延出部
102c インシュレータ
103 ステータコイル
103a 巻線
104 ロータ
105 ロータ本体
105a ロータヨーク
105a1 内周面
105b 傾斜部
105c 円盤部
106 マグネット
106a 外周面
106b内周面
107 ブラケット
107a ブラケット本体部
107b 円筒部
108 回転軸
109 勘合部材
110 軸受け
111 軸受け
112 スペーサ
113 プレート
300 アウターロータ型ブラシレスモータ
301 ステータ
302 ステータコア積層体
302A ステータコア
302A1 コア本体部
302A2 コアティース部
302B 先端部
302B1 延出部
302B2 延出部
302a 本体部
302b ティース部
303 ステータコイル
303a 巻線
304 ロータ
304a ロータヨーク
304b マグネット

Claims (1)

  1. 薄板状の磁性材料から形成され、略円環形状に形成されたコア本体部と、前記コア本体部の外周面から半径方向外側に放射状に一体に形成された9個のコアティース部とを有するステータコアを複数枚積層し形成され、略円環形状に形成された本体部と、前記本体部の外周面から半径方向外側に一体に形成された9個のティース部とを有するステータステータコア積層体と、前記ステータコア積層体の前記ティース部のそれぞれに集中巻きにて巻装された9個の巻線から形成されるステータコイルとを有するステータと、
    円環形状に形成され、前記ティース部の先端部に対向し、前記ステータを囲んで配置されたロータヨークと、前記ロータヨークの内周面に取り付けられ、前記ティース部の先端部に対向し、偏心形状に形成された6個のマグネットとを有し、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータとを備えるアウターロータ型ブラシレスモータにおいて、
    前記ステータコア積層体に備わる前記ティース部の先端部には、前記マグネットに対向する側に、左右両方の円周方向に前記ティース部の中心から機械角8度以上10度以下の位置に、それぞれ溝幅がα[mm]、溝深さがβ[mm]である第1及び第2の溝が形成され、
    隣接する前記ティース部の先端部の間隔をγ[mm]、前記ステータコアの板厚をt[mm]としたとき、αとγの関係は、0<α/γ≦1.13であり、βとtの関係は、0.67≦β/t≦2.0であることを特徴とするアウターロータ型ブラシレスモータ。
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