JP4402753B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はX線診断装置に関し、特にX線発生部とX線検出部とをそれぞれ独立して設け、オーバーチューブ及びアンダーチューブでの撮像(透視,撮影)はもとより、様々なポジショニングでの撮像に即座に対応可能としたX線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のX線診断装置である循環器用保持装置においては、X線発生部とX線検出部が、アームの両端部に対向配置され固定保持されている。アーム形状は大きく分けて、略Cの字形状を有する「C型」と、略Uの字形状を有する「U型」とが知られているが、3次元的ポジショニングの効率化の観点から、現在ではC型アームが多く設けられるようになってきている。
【0003】
図5に、このC型アームを有する循環器用保持装置の外観図を示す。この図5に示すように循環器用保持装置は、天井に取り付けられたレールに沿って当該循環器用保持装置を移動可能に保持するレール保持部100と、このレール保持部100により支柱回転可能なように保持された支柱部101と、この支柱部101の反レール保持部側に主軸回転可能なように保持されたホルダ102と、このホルダ102によりスライド可能に保持されたC型アーム103とを有している。
【0004】
C型アーム103の両端部には、X線発生部104とX線検出部105(イメージインテンシファイヤ,光学系,TVカメラ等)とが、それぞれ相対向するように設けられており、このX線検出部105は、移動機構106により、上下(X線発生部104側及び反X線発生部104側)に移動制御されるようになっている。
【0005】
このような循環器用保持装置は、C型アーム103の両端部に設けられているX線発生部104及びX線検出部105は重長大であり、また、C型アーム103は非対称形状であることから、スライド,主回転等の回転バランスをとることは難しい。このため、専用のハンドルやジョイスティック等を操作して、電気的にポジショニング制御を行うようになっている。
【0006】
一方、図6に示すBCアーム及び図7に示すU型アームによるバイプレーン撮影が可能な分離保持装置が知られている。
【0007】
図6において、BCアームは、X線発生部124を天井に取り付けられたレールに沿って移動可能とするレール保持部120と、一端がこのレール保持部120により伸縮自在に保持され、他端にX線発生部124が設けられた伸縮アーム121とを有している。また、このBCアームは、X線検出部125を天井に取り付けられたレールに沿って前記X線発生部124に対して独立に移動可能とするレール保持部122と、一端がこのレール保持部122により伸縮自在に保持され、他端にX線検出部125が設けられた伸縮アーム123とを有している。
【0008】
また、図7において、U型アームは、天井に取り付けられたレールに沿って当該U型アームを移動可能に保持するレール保持部により保持された支柱部110と、この支柱部110の反レール保持部側に主軸127を中心とした回転可能なように保持されたU型アーム111とを有している。U型アーム111の両端部には、X線発生部112とX線検出部113とがそれぞれ相対向するように設けられている。
【0009】
このような各アームを有する分離保持装置において、BCアームは、X線発生部124(又はX線検出部125)の首振り,水平動,上下動の動きしかできないため、図8に示すようにバイプレーン撮影のラテラルポジショナとして主に側方撮影用に使用し、また、U型アームは、回転により被検体の体軸回りの回転等が可能であることから、所望の角度付けの撮影用に使用する等のように、各アームを撮影目的(撮影部位)に応じて使い分けながら撮影を行うようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の循環器用保持装置は、C型アーム103の両端部にX線検出部(I.I.,光学系,TVカメラ等)及びX線発生部104である重量物が設けられているため、回転慣性が大きく、C型アーム103が非対称形状であり、回転バランスをとることが困難なことから、電気的にポジショニング制御を行っているのであるが、所望のポジショニングに設定するためには、どのような操作をしなければならないかを判断しなければならず、各ポジショニングに対応した操作を的確に行うには熟練が必要であり、微調整が難しく、意図するポジショニングに正確に制御することは困難であった。
【0011】
なお、この問題は、C型アーム103等にカウンタウエイト(重り)を設け回転のバランスをとることで手動操作を可能とし、ポジショニングの微調整はこの手動操作で行うようにすることで解決することが考えられるが、このようにすると、回転慣性が大きくなるため、やはり所望のポジショニングに正確に設定することは困難となることが懸念される。
【0012】
また、手動操作を容易なものとするために、イメージインテンシファイヤ(I.I.)の代わりに、複数の固体撮像素子で形成された固体検出器(平面検出器)をX線検出部としてを用いることにより、小型軽量化を図ることが考えられるが、この平面検出器を用いると、X線発生部104側とのウエイトバランスが崩れ、回転慣性モーメントが現状より大幅に大きくなり、やはり制御困難となることが懸念される。
【0013】
一方、BCアーム及びU型アームを有する従来の分離保持装置は、BCアームのX線発生部124(又はX線検出部125)が、首振り,水平動,上下動の動きしかできないため、X線発生部124(又はX線検出部)を被検者の下側に配置することができず、適用範囲が極端に限定(バイプレーン撮影のラテラルポジショナとしての使用に限定)される問題があった。
【0014】
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、正確かつ簡単に様々なポジショニングを可能とすることができ、様々な撮影範囲に対応可能なX線診断装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るX線診断装置は、上述の課題を解決するための手段として、被検者に対してX線を曝射するX線発生部と、前記X線発生部から曝射されたX線を検出する複数の固体検出素子で形成された固体検出器と、前記固体検出器の検出面と平行な中心軸に回転自在、且つ、長手形成方向に沿って伸縮可能に設けられたセンタ回転アームと、このセンタ回転アームの前記固定検出器と接続された反対側の端部に、前記センタ回転アームに直行して回転自在に接続されたオフセット回転アームと、天井側に備えられたベースに移動可能に接続された伸縮自在の支柱部とを備え、前記オフセット回転アームの前記センタ回転アームと接続された反対側の端部に前記支柱部が接続され、前記オフセット回転アームの回転が、前記中心軸から外れた回転軸のオフセット回転となることを特徴とする。
【0016】
このようなX線診断装置は、イメージインテンシファイヤよりも小型かつ軽量である固体検出部が設けられていることから、その保持も容易なものとすることができる。このため、当該X線診断装置の各可動部の慣性を小さくすることができ、また、X線発生部と固体検出部とが独立して移動可能となっていることから、各可動部の重量による影響を補償することにより、正確かつ迅速に様々なポジショニングに設定可能とすることができる。従って、様々な撮影範囲に対応可能とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るX線診断装置の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
本発明に係るX線診断装置は、図1に示すような分離保持装置に適用することができる。この本発明の実施の形態の分離保持装置は、オーバーチューブ撮像用(撮像:少量のX線を曝射して行う透視と、多量のX線を曝射して行う撮影との両方を含む。)の第1のX線発生部1と、アンダーチューブ撮像用の第2のX線発生部2と、各X線発生部2,3からのX線の曝射によるX線情報の取り込みを行うX線検出部3と、撮像を行う被検者を乗せる寝台16と有している。
【0019】
オーバーチューブ撮像用の第1のX線発生部1は、伸縮自在の支柱部6と、この支柱部6の一端(床側の端部)に設けられたX線発生器7aと、支柱部6の他端(天井側の端部)に接続された天井ベース5とで構成されている。この天井ベース5は、天井に設けられたレール4に沿って移動可能とされており、これにより、第1のX線発生部1全体がレール4に沿って移動可能となっている。
【0020】
また、支柱部6には、スプリングバランサが設けられており、機械的に重力補償されている。
【0021】
すなわち、X線発生器7aは、支柱部6により天井から吊り下げられた状態で保持され、更にレール4に沿って移動可能となっており、寝台16に乗せられた被検者に対して相対的に移動可能となっている。
【0022】
アンダーチューブ撮像用の第2のX線発生部2は、床に固定された支柱部19aと、この支柱部19aに支柱回転可能に設けられたホルダ19bと、ホルダ19bにスライド可能に設けられた1/4円形状のスライドアーム18と、スライドアーム18の一端に固定されたX線発生器7bとで構成されている。このような保持により、X線発生器7bは、被検者(寝台16)の下半分球面上のいずれの位置にもポジショニング可能となっている。
【0023】
寝台16は、その長手方向の一端が伸縮自在の支柱部15で支持されている。この支柱部15は、レール4に沿って移動可能とされた天井ベース14に接続されている。このため、この寝台16もレール4に沿って移動可能となっている。
【0024】
X線検出部3は、レール4に沿って移動可能とされた天井ベース8に接続された伸縮自在の支柱部9と、複数の固体撮像素子を2次元的に配列して形成された検出面12aを片面に備えた固体検出器12を有している。
【0025】
この固体検出器12には、この中心軸を延設するかたちで設けられたセンタ回転アーム11が接続されている。このセンタ回転アーム11の、固体検出器12と接続された反対側の端部には、当該センタ回転アーム11に直交するかたちで伸縮自在のオフセット回転アーム10が接続されている。そして、このオフセット回転アーム10の、センタ回転アーム11と接続された反対側の端部は前記支柱部9に接続されている。
【0026】
このような構成のため、このX線検出部3は、レール4に沿って移動可能であると共に、センタ回転アーム11により固体検出器12の中心軸を中心としたセンタ回転、及びオフセット回転アーム10によりセンタ回転に対するオフセットを有するオフセット回転が可能となっている。そして、オフセット回転アーム10は、伸縮自在となっているため、寝台16に乗せられた被検者の上下左右斜め方向の様々なポジションに固体検出器12を設定可能となっている。
【0027】
なお、オフセット回転アーム10のみが伸縮自在となっていることとしたが、センタ回転アーム11も伸縮自在としてもよい。これにより、固体検出器12のポジショニングの自由度をさらに増すことができる。
【0028】
次に、固体検出器12の長手方向の両側面部には、操作者が手動で固体検出器12のポジショニングの設定を行う際に掴むハンドル17がそれぞれ設けられている。この各ハンドル17には、操作者が例えば右手で掴んだ際に、右手の親指でオンオフ操作可能な位置にクラッチ制御スイッチ13が設けられている。
【0029】
このクラッチ制御スイッチ13は、設定されたポジショニングにX線検出部3を固定するクラッチの接続及び切り離しを制御するためのものであり、当該クラッチ制御スイッチ13をオン操作することで各可動部のクラッチが切り離され手動でのポジショニング制御が可能となり、このクラッチ制御スイッチ13をオフ操作することで各可動部のクラッチが接続され、そのときのポジショニングでX線検出部3が固定されるようになっている。
【0030】
ここで、固体検出器12は、例えば図2に示すように後に説明する蛍光体(図3の蛍光体35)によりX線情報から変換された可視光を感知し、この可視光の入射光量に応じた電荷を形成する画素21、及びこの画素21に蓄積された電荷を読み出すスイッチとして使用される薄膜トランジスタ22(TFT)からなるX線検出素子を列方向及び行方向にアレイ状に2次元的に配列して構成されている。
【0031】
各画素21は、可視光を感知し入射光量に応じた電荷を形成するフォトダイオードと、このフォトダイオードにより形成された電荷を蓄積するコンデンサ(蓄積用コンデンサ)とで構成されている。
【0032】
フォトダイオードのカソード端子と蓄積用コンデンサの一方の端子との接続点は電源ライン25−1,25−2・・・25−nにより逆バイアス電源(−Vn)に接続され、フォトダイオードのアノード端子と蓄積用コンデンサの他方の端子との接続点は各TFT22のソース端子に接続されている。
【0033】
TFT22のゲート端子は、各読出ライン23−1,23−2・・・23−nにより各行毎に共通に接続され、ライン駆動部24の各ライン出力端子に接続されている。
【0034】
また、TFT22のドレイン端子は、垂直転送ライン26−1,26−2・・・26−nにより各列毎に共通に接続され、リードアウトアンプ27を介してマルチプレクサ28の各スイッチ28−1,28−2・・・28−nに接続されている。
【0035】
制御部20は、読み出し時となると、ライン駆動部24を介して各読出ライン23−1,23−2・・・23−nのTFT22を順次オン制御することで、該各読出ライン23−1,23−2・・・23−nの蓄積電荷を順次選択制御すると共に、これによりマルチプレクサ28に供給される各ライン毎の蓄積電荷を順次選択するようにマルチプレクサ28の各スイッチ28−1,28−2・・・28−nをオンオフ制御する。これにより、透視画像信号或いは撮影画像信号を出力端子29を介して出力することができる。
【0036】
さらに具体的には、X線検出素子の断面は図3に示すようになっており、TFT22は支持体31上のTFT領域32上に、画素21は支持体31上の画素領域33(PD領域)上にそれぞれ形成されている。
【0037】
TFT領域32において、支持体31上にはゲート電極43が形成されており、その上にSiNx層38が積層されている。このSiNx層38上には、n−Si層47が積層されており、その上にn+ a−Si層44を介してドレイン電極45が、また、n+ a−Si層44を介してソース電極46がそれぞれ形成されている。また、このTFT領域32上には、第1のポリイミド樹脂層37が積層されており、この第1のポリイミド樹脂層37上に金属電極49が設けられている。
【0038】
PD領域33において、支持体31上にはSiNx層38及びソース電極44に接続された透明電極42が積層されている。この透明電極42上には、n+ a−Si層39,ia−Si層40,p+ a−Si層41及び透明電極38が順に積層されており、これによりPin構造のフォトダイオードが形成されている。
【0039】
次に、TFT領域32上及びPD領域33上には、第2のポリイミド樹脂層48が積層されており、この第2のポリイミド樹脂層48上に透明保護膜36が積層されている。透明保護膜36上には、前述のX線情報を可視光に変換する蛍光体35が設けられており、この蛍光体35上には、可視光を反射してX線情報のみ取り込む光反射層34が設けられている。
【0040】
このような構成を有する固体検出器12において、被検体にX線を曝射することで形成されたX線情報が入射されると、可視光は光反射層34により反射され、X線情報のみが光反射層34を介して蛍光体35に入射され可視光に変換される。この可視光は、透明保護膜36及び第2のポリイミド樹脂層48を透過し、さらに透明電極38を介して可視光に感応するフォトダイオードにより受光される。
【0041】
このフォトダイオードは、可視光に応じた電荷を形成し、これを蓄積用コンデンサに供給する。これにより、X線情報に応じた電荷(撮像信号)が蓄積用コンデンサに蓄積されることとなる。この蓄積用コンデンサに蓄積された電荷は、前述のように制御部20の読み出し制御により、読出ライン23−1,23−2・・・23−nを介して各ライン毎に読み出され、マルチプレクサ18及び出力端子29を介してモニタ装置等に供給される。
【0042】
次に、このような分離保持装置をアンダーチューブで使用する場合、図4に示すように被検者を寝台16に乗せると共に、所望箇所のX線情報の取り込み可能なようにX線検出部3を移動制御する。
【0043】
このX線検出部3の移動は、天井ベース8に設けられたローラをモータ及び伝達系により回転制御することで行うようになっており、これにより、X線検出部3をレール4に沿って移動させることができる。
【0044】
天井ベース8には、支柱部9がベアリング等を介して回転可能に取り付けられており、固体検出器12を鉛直軸回りに回転可能となっている。この回転駆動は、チェンスプロケット等でモータの動力を伝達することで行われるようになっている。
【0045】
また、支柱部9は、例えば蛇腹構成或いは吊り竿のような分割構造により上下に伸縮自在となっており、その内部に設けられたスプリングバランサ等により、制御されたストローク位置を保持するようになっている。
【0046】
また、この支柱部9に取り付けられたオフセット回転アーム10は駆動系により、固体検出器12を水平横手方向(オフセット回転アーム10の延設方向)に伸縮制御されるようになっている。
【0047】
また、固体検出器12は、その中心軸に沿って設けられたセンタ回転アーム11によるセンタ回転、及び前記オフセット回転アーム10によるオフセット回転が可能となっている。
【0048】
これらの回転は、例えば負荷保持用のベアリングが設けられたダイレクトドライブモータ(D.Dモータ)により行われる。オフセット回転によるD.Dモータのアンバランストルク(固体検出器12のオフセット回転によりその重心が回転中心(オフセット回転アーム10)から外れることによるトルク)は、オフセット回転による固体検出器12の回転位置が決まればセンタ回転による回転位置に拘らず一義的に算出することができる。このため、このD.Dモータは、固体検出器12の回転位置に応じて前記アンバランストルクを打ち消すように制御される。これにより、固体検出器12の回転バランスを保持することができる。
【0049】
また、このように電気的に回転バランスをとるようにすると、D.Dモータに供給される電源がオフされた際にブレーキが外れる虞がある。このため、このD.Dモータには、電源がオフされた際の固体検出器12の回転位置を保持するオフロックブレーキが設けられている。これにより、電源がオフされた際でも、そのときの固体検出器12の回転位置が保持されるため、前記ブレーキが外れる不都合を防止することができる。
【0050】
D.Dモータは直接的に負荷との結合を図ることができるため、該D.Dモータを用いることにより、動力伝達系を不要とすることができ、高精度な位置決めを可能とすることができる。
【0051】
また、センタ回転の中心軸及びオフセット回転の中心軸は、それぞれ直交しているため(オフセットを有しているため)、該各回転により固体検出器12と各アーム10,11が干渉(接触)することがなく、いずれの回転も360°の回転を可能とすることができる。
【0052】
また、センタ回転アーム11は、固体検出器12の中心軸に沿って設けられているため(オフセットレスとなっているため)、回転バランスを保つことができ、動力系を小さくすることができる。
【0053】
このように固体検出器12は、オフロックブレーキが設けられたD.Dモータ等により電気的に重力補償されている。
【0054】
ここで、固体検出器12のポジショニングは、手動操作でも調整可能となっている。かかる手動制御では、2つのモードを有し、このモード切り換えは操作者の意志に基づき行われる。仮に2つのモードをAモード及びBモードとすると、Aモードでは、操作者の意のままにポジショニングが行われる。すなわち、その経路は何ら制約されることなく、操作者の感覚に基づき、スピーディーに目的の位置へのポジショニングが可能となる。
【0055】
具体的には、固体検出器12にはハンドル17が設けられており、操作者は、このハンドル17を掴みクラッチ制御スイッチ13をオン操作する。クラッチ制御スイッチ13がオン操作されると、各可動部のクラッチが切り離され手動でのポジショニング制御が可能となる。
【0056】
オフセット回転アーム10及びセンタ回転アーム11の回転軸には、例えば歪みゲージ等で構成される力検知デバイスが設けられており、この力検知デバイスにより、重力によるアンバランスと外力によるアンバランスとの判別を行うようになっている。そして、操作者が手動操作によりを固体検出器12に操作力を加えると、動力源と結合されたままの状態でその操作力に応じた回転が可能となり、固体検出器3を操作者の所望の位置に移動制御することができる。
【0057】
操作者は、所望の箇所に固体検出器12を手動で移動制御してクラッチ制御スイッチ13をオフ操作する。これにより、前記各可動部のクラッチが接続され、そのときのポジショニングでX線検出部3が固定される。
【0058】
一方、Bモードでは、SID(Source−Image Distance)を一定に保ったまま、各角度付け(CRA/CAU、RAO/LAO)が行われる。このSIDは操作卓等に設けられたテンキー等の入力部を介して操作者により入力される。例えば、SIDを100cmと設定すると、固体検出器12をSID100cm以外の位置にポジショニングしようとしても不可能となる。すなわち、固体検出器12はアイソセンターを中心として球面上のみを移動が可能となり、SIDを一定に保ったままの手動操作となる。
【0059】
このBモードにおいてクラッチ制御スイッチ13がオンに操作されると、SIDが変化しない、各可動部の角度及び位置のパラメータの組み合わせを算出し(または、予め算出しておいて)、この組み合わせにより定まる位置、すなわちSIDが変化しない位置、以外の位置には移動できないように各駆動モータを制御する。
【0060】
なお、AモードとBモードの切り換えは、操作卓上スイッチ等で行う。また、現在のモードとSIDを、操作卓のみならず、モニターや表示器等に表示する。
【0061】
固体検出器12の移動制御が、手動制御から自動制御に切り替わったときは、手動制御時のSIDを保持したままでの動作が可能となっている。
【0062】
次に、固体検出器12の各可動部には、例えばポテンショメータ等の位置検出センサが設けられており、このように自動的或いは手動で固体検出器12が移動制御されると、アンダーチューブ撮像用の第2のX線発生部2が、この移動制御された固体検出器12の検出面12aに対して自動的に対向配置される。
【0063】
具体的には、例えば手動により固体検出器12が移動すると、その位置及び向きがポテンショメータ等の位置検出センサにより、刻々と6次元的(3次元座標空間における位置及びそれらの軸に対する回転角度)に検出される。この検出されたデータに基づいて、データ処理装置が、刻々とX線発生器7bを移動させるべき位置の座標を算出する。算出された位置座標データに基づき、可動部、すなわち、ホルダ19b及びスライドアーム18が電気的にそれぞれ回転及びスライド制御され、X線発生器7bの位置付けが行われる。具体的な、駆動部材としては、電動機としてのモータ及び動力伝達としてのチェーンベルトが利用される。
【0064】
前述のように、スライドアーム18は1/4円形状を有している。このため、第2のX線発生部2のX線の曝射可能な範囲は被検者の下半分球面上の範囲となり、アンダーチューブによる撮像が可能となる。
【0065】
次に、このような分離保持装置をオーバーチューブで使用する場合、図4に示すように被検者を寝台16に乗せると共に、支柱部9を伸張制御して固体検出器12を寝台16の裏側(図4の場合は被検者の背中側)に配置する。そして、前述のオフセット回転及びセンタ回転を用いて所望箇所のX線情報の取り込み可能な位置に固体検出器12を手動或いは自動でポジショニング制御する。
【0066】
支柱部9は伸縮自在であるため、固体検出器12を寝台16の裏側に簡単に配置することができる。また、前述のようにオフセット回転及びセンタ回転は、それぞれ独立して360°の回転が可能であるため、固体検出器12を様々なポジショニングに設定することができる。
【0067】
このように固体検出器12がポジショニング制御されると、オーバーチューブ撮像用のX線発生部である第1のX線発生部1の天井ベース5に設けられたローラが、モータ及びチェンスプロケット等の伝達系により回転制御され、前記ポジショニング制御された固体検出器12の検出面12aに対して自動的に対向配置される。これにより、オーバーチューブによる撮像が可能となる。
【0068】
以上の説明から明らかなように、当該実施の形態の分離保持装置は、オーバーチューブ撮像用の第1のX線発生部1、アンダーチューブ撮像用の第2のX線発生部2、及び複数の固体検出素子で形成された固体検出器12を有するX線検出部3がそれぞれ独立して移動可能に設けられている。また、固体検出器12は、固体検出器12の中心軸を中心とした360°のセンタ回転、及びこのセンタ回転にオフセットを有する360°のオフセット回転が可能となっている。
【0069】
このため、迅速かつ正確に様々なポジショニングに対応したオーバーチューブ撮像及びアンダーチューブ撮像を可能とすることができ、臨床アプリケーションの拡大を図ることができる。
【0070】
また、固体検出器12のポジショニングは、手動でも制御可能となっているため、操作者の意思に沿った微妙なポジショニング制御を可能とすることができ、電動による繁雑な操作による操作者の負担を軽減することができる。
【0071】
また、第1及び第2のX線発生部1、2及X線検出部3をそれぞれ独立して設けているため、X線検出部とX線発生部を対向保持するためのCアーム等を不要とすることができ、機械的干渉の回避、作業スペースの確保、視野の拡大を図ることができる。
【0072】
また、例えば救急車で運ばれる患者の場合は、意識不明等によりどこが悪いのか分からない場合が多く、このようなときには、まず、透視,撮影を行って原因を特定して治療計画を立てる必要があるが、この透視,撮影に時間を要しては人命にかかわる。しかし、当該分離保持装置は、前述のように様々なポジショニングによる迅速かつ正確な透視,撮影を可能とすることができるため、救急車で運ばれた患者をストレッチャのまま検査室に移動するだけで、前記手動操作等による的確なポジショニングによる透視,撮影を即座に行うことができる。このため、その後の治療計画も即座に立てることができ、人命救助に大きく貢献することができる。
【0073】
なお、上述の実施の形態の説明では、固体検出器12の検出面12aは、片面にのみ設けられていることとしたが、この検出面は固体検出器12の両面に設けるようにしてもよい。これにより、オーバーチューブからアンダーチューブへの透視,撮影の移行時、及びアンダーチューブからオーバーチューブへの透視,撮影の移行時に、固体検出器12の検出面を回転させる手間を省くことができ、前述の迅速な透視,撮影に大きく貢献することができる。
【0074】
最後に、上述の実施の形態は、本発明のほんの一例である。このため、本発明は、この実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係るX線診断装置は、正確かつ簡単に様々なポジショニングを可能とすることができ、様々な撮影範囲に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線診断装置を適用した実施の形態の分離保持装置を説明するための図である。
【図2】前記実施の形態の分離保持装置に設けられている固体検出器の構成を示す図である。
【図3】前記固体検出器の断面図である。
【図4】前記実施の形態の分離保持装置をオーバーチューブ構成で使用する場合を説明するための図である。
【図5】従来のX線診断装置の一つである循環器用保持装置の外観を示す図である。
【図6】従来のX線診断装置の一つであるBCアームからなる分離保持装置の外観を示す図である。
【図7】前記BCアームと共に使用されるU型アームの外観を示す図である。
【図8】分離保持装置をラテラルポジショナとして用いてU型アームと共にバイプレーン撮影を行っている様子を示す図である。
【符号の説明】
1…第1のX線発生部(オーバーチューブ用)、2…第2のX線発生部(アンダーチューブ用)、3…X線検出部、4…レール、5、8、14…天井ベース、6、9、15…支柱部、7a、7b…X線発生器、10…オフセット回転アーム、11…センタ回転アーム、12…固体検出器、13…クラッチ制御スイッチ、16…寝台、17…ハンドル、18…スライドアーム

Claims (10)

  1. 被検者に対してX線を曝射するX線発生部と、
    前記X線発生部から曝射されたX線を検出する複数の固体検出素子で形成された固体検出器と、
    前記固体検出器の検出面と平行な中心軸に回転自在、且つ、長手形成方向に沿って伸縮可能に設けられたセンタ回転アームと、
    このセンタ回転アームの前記固定検出器と接続された反対側の端部に、前記センタ回転アームに直行して回転自在に接続されたオフセット回転アームと、
    天井側に備えられたベースに移動可能に接続された伸縮自在の支柱部とを備え、
    前記オフセット回転アームの前記センタ回転アームと接続された反対側の端部に前記支柱部が接続され、前記オフセット回転アームの回転が、前記中心軸から外れた回転軸のオフセット回転となることを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記X線発生部は、アンダーチューブによる撮像を可能とするアンダーチューブ用X線発生部及びオーバーチューブによる撮像を可能とするオーバーチューブ用X線発生部のうち、少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記オフセット回転アームは、その長手形成方向に沿って伸縮可能であることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記センタ回転アームと前記オフセット回転アームの各回転制御を可能とする負荷保持用のベアリングが設けられたダイレクトドライブモータと、
    前記各回転制御による各ポジショニングを電気的に保持するクラッチとを有し、
    前記ダイレクトドライブモータは、電源オフ時に、該電源オフ時のポジショニングに固定するオフロックブレーキ動作を行うことを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記X線発生部は、前記固体検出器がポジショニング制御された際に、前記固体検出器と相対向する位置にポジショニング制御されることを特徴とする請求項記載のX線診断装置。
  6. 前記固体検出器は、前記保持機構のクラッチを手動でオンオフ制御するためのクラッチ制御スイッチを有し、前記X線発生部は、手動でポジショニング制御された前記固体検出器の位置に応じてポジショニング制御されることを特徴とする請求項記載のX線診断装置。
  7. 前記X線発生部は、SIDを一定に保ったままポジショニング制御されることを特徴とする請求項記載のX線診断装置。
  8. 前記SIDを設定する手段を更に備えることを特徴とする請求項記載のX線診断装置。
  9. 設定した前記SIDを表示するSID表示手段を更に備えることを特徴とする請求項記載のX線診断装置。
  10. 前記SIDを一定に保ったままのポジショニングモードであることを表示するモード表示手段を更に備えることを特徴とする請求項記載のX線診断装置。
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