JP4402631B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、販売機本体の前面に商品を選択するための複数の商品選択ボタンが配される自動販売機に関する。
たばこ、飲料等の自動販売機では、販売機本体内に複数の商品収納コラムを備え、複数のブランドの商品を販売するものが一般的である。販売機本体の前面には、各銘柄のダミー商品を展示するための展示部と、各ダミー商品に対応する商品選択ボタンと、が配される(例えば、特許文献1参照)。
通常、展示部は利用者の目の高さ(アイライン)付近を中心に配され、販売機本体に収納されている銘柄のダミー商品が全て展示される。ダミー商品は一列または複数列で横方向に並べられるものが一般的で、全てのダミー商品の下側には商品選択ボタンが配置される。そして、利用者により金銭が投入されて商品が販売可能な場合に、各商品選択ボタンの所定部分が発光するものが一般的である。各商品選択ボタンの裏側には、LED等の発光体が配されており、所定の販売条件が成立すると点灯する。
特許文献1に記載の自動販売機では、アイライン付近に特定のダミー商品を展示する特定商品展示部が形成され、この下側に特定商品展示部のダミー商品を選択するための特定商品選択ボタンが配されている。そして、特定商品展示部及び特定商品選択ボタンを包囲する表示部が設けられ、特定商品が通常商品に比して目立つようになっている。これにより、特定の商品についてプロモーション活動を行うことができる。
特開2002−74481号公報
しかしながら、特許文献1に記載の自動販売機では、商品選択ボタンと商品の展示部とを別個に設けているため、販売機本体の前面におけるスペース効率が悪いという問題点がある。特に、プロモーション活動を行う商品のために特定商品展示部及び特定商品選択ボタンを、他の展示部及び商品選択ボタンに対して独立的に設けているので、スペース効率が極めて悪い。
このように、商品の展示部と商品選択ボタンとが分離した状態では、販売機本体の前面スペースを効率良く利用することができない。特に、特定商品のプロモーション活動を行うとなると、より多くの前面スペースを消費することとなる。
ここで、商品選択ボタンの発光体を用いて、商品のプロモーション活動を行う自動販売機も知られているが、商品選択ボタン自体の面積が小さいことに加え、販売状態を示すための発光体では利用者に対して十分にアピールすることができない。このように、現状の自動販売機において、商品選択ボタンは、利用者の商品選択のツールとして機能するのみであり、その構造上、ボタンそれ自体による顧客訴求効果は低いと言わざるを得ない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、販売機本体の前面スペースを効率よく利用することができ、また、商品選択ボタンによる顧客訴求効果を格段に向上させることのできる自動販売機を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、自動販売機において、
販売機本体の前面に配され、商品を選択するための複数の商品選択ボタンを備え、
前記各商品選択ボタンは、前記販売機本体の前面に取り付けられるボタン本体と、前記ボタン本体に対して着脱自在で前記商品を表示する商品カードと、を有し、
前記販売機本体の前部は、前記販売機本体の前面をなす外板部と、該外板部の裏側に配された内側構造体と、を有し、
前記外板部と前記内側構造体に架設され、前記ボタン本体に挿通される軸部材を前記各商品選択ボタンごとに備え、
前記ボタン本体を前記外板部と前記内側構造体の間で移動自在とし、
前記各商品選択ボタンは、前記ボタン本体における所定箇所の前記内側構造体方向への移動を検出する移動検出部を複数有し、
前記各移動検出部が互いに前記ボタン本体における異なる箇所の移動を検出するよう構成し、
全ての前記移動検出部により前記ボタン本体の移動が検出されると、当該商品選択ボタンが押圧されたと判断する押圧判断部を具備したことを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、各商品選択ボタンそれ自体が表示部をなすことから、ダミー商品等を展示するためのスペースを販売機本体の前面に確保する必要はない。また、従来は単に商品選択のツールとされていた各商品選択ボタンを用いて、フロントフェイスを利用したプロモーション活動等を行って、顧客訴求効果を格段に向上させることができる。
ここで、商品カードがボタン本体に対して着脱自在であることから、各商品選択ボタンの選択商品の変更が簡単容易であり、販売商品の変更や、商品選択ボタンのレイアウト変更等に即座に対応することができる。また、商品カードが軽量薄型であることから運搬等に好適で、各自動販売機を巡回する作業車の積載量を少なくすることができるし、作業者にとっては取扱いが簡単容易である。従って、商品見本を展示する従来のものに比べて、各自動販売機の巡回作業の労力を格段に低減することができる。
また、この自動販売機によれば、商品選択に際して利用者がボタン本体を前方から押圧すると、ボタン本体が後方へ移動し、例えば押圧状態を検出する検出部により商品が選択されたことが検出される。ここで、外板部と内側構造体の間でボタン本体が前後方向へ移動自在となっており、ボタン本体が過度に拘束されて負荷が加わることはない。
また、ボタン本体に軸部材を挿通する孔を形成し、外板部と内側構造体とに軸部材を架設することにより、ボタン本体を前後方向へ移動自在とする構造が実現される。この構造により、ボタン本体をスライドさせるレール等は不要となり、部品点数及び製造工数を低減することができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、この自動販売機によれば、各商品選択ボタンにおいて、複数の移動検出部によりボタン本体の押圧が検出される。ここで、全ての移動検出部によりボタン本体の移動が検出された際にボタン本体が押圧されたと判別され、ボタン本体が左右或いは上下に傾斜した姿勢となって一部の移動検出部がボタン本体の移動を検出したとしても、ボタン本体が押圧されたとは判別されない。これにより、ボタン本体に左右或いは上下で偏った負荷が加わるなどして、ボタン本体が左右或いは上下に傾斜した姿勢となった場合における商品の誤選択を排除することができる。
従って、利用者によりボタン本体の中心部が押圧されて、ボタン本体が正規の姿勢で移動した場合に商品が選択されたと判別されるので、商品の選択を的確に判別することができる。
また、上記自動販売機において、
前記各商品選択ボタンは、前記ボタン本体を前記外板部方向へ付勢する付勢部材を有する構成とすることができる。
この自動販売機によれば、ボタン本体が外板部側へ付勢されるので、ボタン本体はガタつくことなく販売機本体に取り付けられる。商品選択の際に利用者は付勢部材の付勢力に抗してボタン本体を待機位置から押圧位置まで移動させる。そして、商品選択後に付勢力によりボタン本体は待機位置へ復帰する。
また、上記自動販売機において、
前記付勢部材は、前記軸部材を巻回するスプリングである構成とすることができる。
この自動販売機によれば、簡易な構成でボタン本体を付勢することができる。
また、上記自動販売機において、
前記移動検出部は、前記ボタン本体の背面側と接触することにより該ボタン本体の移動を検出する接触式センサである構成とすることができる。
また、上記自動販売機において、
前記商品カードを前記ボタン本体の裏側に配し、
前記ボタン本体を透明又は半透明とした構成とすることができる。
この自動販売機によれば、利用者は、ボタン本体を通じて商品カードを視認し、当該商品選択ボタンの商品を認識することができる。また、商品カードはボタン本体の裏側であるので的確に保護され、悪戯等による商品カードの抜脱を防止することができる。
また、上記自動販売機において、
前記商品カードを発光させるための発光ユニットを、前記各商品選択ボタンの裏側に配した構成とすることができる。
この自動販売機によれば、例えば販売可能であることを報知したり広告表示する際に、発光ユニットにより商品カードが発光される。利用者は、商品選択ボタンの商品カードが発光すると、当該商品が例えば販売可能であったり広告表示されていることを認識することができる。
また、上記自動販売機において、
前記発光ユニットは、前記各商品選択ボタンを発光させる発光位置と、前記各商品選択ボタンの後方から退去した退去位置と、に移動可能なよう前記内部構造体に設けられる構成とすることができる。
この自動販売機によれば、発光ユニットを退去位置に移動させることにより、商品カードのボタン本体に対する脱着作業が可能となる。このとき、ボタン本体の後方が開放されるので、脱着時における商品カードの取扱いが容易であるし、作業者は商品カードの内容を視認しつつ脱着作業を行うことができる。これにより、商品カードの誤装着を防止することができる。
また、上記自動販売機において、
前記各商品選択ボタンはマトリクス状に配される構成とすることができる。
この自動販売機によれば、各商品選択ボタンがマトリクス状に配されることから、従来の自動販売機にはない新たな外観を呈することとなる。すなわち、フロントフェイスが独特の外観を呈し、従来は点であった各商品選択ボタンを面で見せることができる。
このように、本発明の自動販売機によれば、ダミー商品等を展示するためのスペースを販売機本体の前面に確保する必要はないことから、利用者に対してすっきりした印象を与えることができ、顧客訴求効果を向上させつつ効率良く販売機本体の前面を利用することができる。
また、商品カードがボタン本体に対して着脱自在であることから、販売商品の変更や、商品選択ボタンのレイアウト変更等に即座に対応することができ、実用に際して極めて有利である。
図1から図6は本発明の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の外観斜視図である。
図1に示すように、この自動販売機100は、略箱状の販売機本体102を備え、販売機本体102の前部は前扉102aをなしている。販売機本体102の内部には複数の商品収納コラムが配され、販売機本体102の前面には商品が排出される商品取出口104が形成されている。また、販売機本体102の前面には、紙幣投入口106、硬貨投入口108、返却レバー110及び硬貨返却口112とともに商品を選択するための複数の商品選択ボタン114が配される。
図2に示すように、各商品選択ボタン114は上下左右に並んでマトリクス状に配される。各商品選択ボタン114は、販売機本体102の上側に配され、下側中央の4行3列を欠いた8行11列に並べられている。販売機本体102における商品選択ボタン114が欠かれた下側中央の部分には情報認識部116が配される。情報認識部116の下側には紙幣投入口106、硬貨投入口108及び返却レバー110が一体的に設けられている。
図3は商品選択ボタンの正面図、図4は商品選択ボタンの取付構造を示す自動販売機の模式縦断面図である。
図3に示すように、各商品選択ボタン114は、それぞれ一の商品を表示する表示部をなす。図3に示すように、各商品選択ボタン114は、販売機本体102の前面に取り付けられるボタン本体120と、ボタン本体120に対して着脱自在で商品を表示する商品カードとしてのダミーフィルム118と、を有する。各商品選択ボタン114の裏側には、ダミーフィルム118を発光させるための発光ユニット150が配される。
ボタン本体120は、例えばプラスチック材からなり、透明に形成される。図3に示すように、ボタン本体120は、前扉102aの外板部130に形成されたボタン孔132の内側に位置する操作部120aと、この操作部120aの上側及び下側に連続的に形成される被支持部120bと、を有する。操作部120aは、正面視で四辺が上下または左右へ延びる略四角形状に形成される。本実施形態においては、操作部120aは縦長に形成されている。被支持部120bには、販売機本体102に設けられる軸部材134を挿通する挿通孔120cが形成される。本実施形態においては、挿通孔120cはボタン本体120の4隅に形成される。
図4に示すように、操作部120aに比して各被支持部120bが薄く形成され、各被支持部120bが外板部130と内板部138に挟まれた領域に位置している。ここで、販売機本体102の前部、すなわち前扉102aは、外板部130と内板部138の2重構造となっている。また、操作部120aは各被支持部120bから前方へ突出するよう形成されている。ボタン本体120の裏側にはダミーフィルム118を保持する保持部120dが形成される。保持部120dは、ボタン本体120の背面側に形成された上方へ凹の溝120d1と、下方へ凹の溝120d2と、からなり、ダミーフィルム118の上端及び下端を保持する。
また、各商品選択ボタン114は、ボタン本体120を挿通する軸部材134と、この軸部材134を巻回するスプリング136と、を備えている。図3に示すように、円柱状の軸部材134は計4つ設けられ、正面視にてボタン本体120の4隅をそれぞれ支持する。図4に示すように、軸部材134は、販売機本体102の前面をなす外板部130と、外板部130の裏側に配された内側構造体としての内板部138に架設される。また、付勢部材としてのスプリング136は、ボタン本体120の被支持部120bの裏面と内板部138の間に介装される。これにより、外板部130と内板部138の間で軸部材134の延在方向へ移動自在なボタン本体120が、外板部130方向へ付勢されるようになっている。
また、図4に示すように、各商品選択ボタン114は、ボタン本体120における所定箇所の内板部138方向への移動を検出する移動検出部140を複数有している。各移動検出部140は、自動販売機100の各所を統合制御する制御部142に電気的に接続され、制御部142の押圧判断部144により商品選択ボタン114が押圧されたか否かが判断される。押圧判断部144は、各商品選択ボタン114について、全ての移動検出部140によりボタン本体120の移動が検出されると、商品選択ボタン114が押圧されたと判断する。
具体的には、移動検出部140は、内板部138に固定された接触式のセンサであり、各商品選択ボタン114ごとに4つ設けられる。図5に示すように、各移動検出部140は、ボタン本体120が最後方位置まで移動すると、ボタン本体120における披支持部120bの背面と接触する。ここで、図5は、ボタン本体が正規の姿勢で押圧された状態を示す自動販売機の模式縦断面図である。ここで、各移動検出部140は、各軸部材134の近傍に配置されており、ボタン本体120の4隅の移動を検出する(図3参照)。すなわち、各移動検出部140は互いにボタン本体120における異なる箇所の移動を検出する。
図6はダミーフィルムの正面説明図である。
図6に示すように、ダミーフィルム118は、正面視にて略四角形状に形成され、商品の銘柄情報を表示する第1表示領域200と、商品の銘柄以外の属性情報を表示する第2表示領域202と、が印刷されている。さらに、ダミーフィルム118には、第1表示領域200の真下に形成される第3表示領域204と、全体の下部に形成され商品の販売に関する情報を表示する販売表示領域206と、が印刷されている。
本実施形態においては、商品はたばこであり、第1表示領域200は商品を模して略四角形状に形成され、たばこの箱とほぼ同じデザインが施されている。これにより、各商品選択ボタン114が対応している銘柄が一義的に特定されるようになっている。
また、第2表示領域202は、第1表示領域200の周縁外側に周方向へ延びるよう形成される。第2表示領域202は、例えばメンソール成分を含んでいる場合は緑色に着色される。
また、第3表示領域204は、第1表示領域200の下側に形成され、第2表示領域202に左右を挟まれた四角形状に形成される。具体的に、第3表示領域204は、たばこの銘柄と、当該銘柄のタールの量及び価格を表示する。
販売表示領域206は、第3表示領域204及び第2表示領域202の下側に、横長の長方形状に形成される。販売表示領域206は、「売切」の文字とその左側の丸い形状が透明に表示され、これらを除いては黒色に着色が施されている。尚、図6では、「売切」の文字とその左側の丸い形状を白抜きで図示しているが、この白抜きの部分が透明となっている。
ダミーフィルム118は可撓性を有し、図7の2点鎖線に示すようにボタン本体120の保持部120dへの脱着に際してダミーフィルム118を湾曲させることにより、各溝120d1,120d2に対してダミーフィルム118の端部を挿抜することができる。このダミーフィルム118は、たばこの箱に比して薄く形成されている。ここで、ダミーフィルム118はボタン本体120の裏側に配されているが、ボタン本体120が透明であることから、図3に示すように、正面からダミーフィルム118の印刷状態が視認されるようになっている。
また、ダミーフィルム118は、各商品選択ボタン114の裏側に配された発光ユニット150のLED152,154が点灯すると発光する(図3参照)。発光ユニット150は、白色のLED152と、赤色のLED154と、各LED152,154が設けられるユニット本体156と、を有する。ユニット本体156には各LED152,154へ電力を供給する電気回路等が収容されている。
図4に示すように、ユニット本体156は下端部が内板部138に対して回動自在に固定される。また、ユニット本体156は上端部が内板部138に対して係脱自在に構成される。すなわち、発光ユニット150は、ユニット本体156の上端部が内板部138と係合した状態で各商品選択ボタン114を発光させ(図4参照)、ユニット本体156の上端部の係合を解除して回動させた状態で各商品選択ボタン114の後方が開放される(図7参照)。これにより、図7に示すように、発光ユニット150は、各商品選択ボタン114を発光させる発光位置LPと、各商品選択ボタンの後方から退去した退去位置EPと、に移動可能なよう内板部138に設けられることとなる。
本実施形態においては、ユニット本体156は前扉102aの内板部138に沿って左右へわたって延び、マトリクス状に配された商品選択ボタン114のうち、左右に並ぶ商品選択ボタン114どうしで共用となっている。すなわち、横方向へ長尺なユニット本体156を回動させることにより、横方向に並ぶ複数の商品選択ボタン114について、ワンアクションでボタン本体120の背面を露出させることができる。
白色のLED152は、第1表示領域200、第2表示領域202及び第3表示領域204の裏側に配される。図3に示すように、各LED152は縦方向及び横方向に整列して設けられている。白色のLED152が発光することにより、各領域200,202,204はダミーフィルム118に施された色で発光する。
また、赤色のLED154は、販売表示領域206の裏側に配される。本実施形態においては、LED154は、「売切」の文字とその左側の丸い形状の真裏にそれぞれ配される。前述のように、これらは透明であるので、LED154が発光すると文字及び形状が赤色に発光する。
以上のように構成された自動販売機100では、商品選択に際して利用者がボタン本体120を前方から押圧し、スプリング136の付勢力に抗してボタン本体を待機位置から押圧位置まで移動させると、押圧状態を検出する各移動検出部140により商品が選択されたことが検出される(図5参照)。そして、商品選択後に付勢力によりボタン本体120は待機位置へ復帰する(図4参照)。
このように、外板部130と内板部138の間でボタン本体120が前後方向へ移動自在となっており、ボタン本体120が過度に拘束されて負荷が加わることはない。ここで、ボタン本体120が外板部130側へ付勢されるので、ボタン本体120はガタつくことなく販売機本体102に取り付けられている。
また、各商品選択ボタン114において、複数の移動検出部140によりボタン本体120の押圧が検出される。ここで、全ての移動検出部140によりボタン本体120の移動が検出された際にボタン本体120が押圧されたと判別され、図8に示すようにボタン本体120が左右或いは上下に傾斜した姿勢となって一部の移動検出部140がボタン本体120の移動を検出したとしても、ボタン本体120が押圧されたとは判別されない。これにより、ボタン本体120に左右或いは上下で偏った負荷が加わるなどして、ボタン本体120が左右或いは上下に傾斜した姿勢となった場合における商品の誤選択を排除することができる。
従って、利用者によりボタン本体120の中心部が押圧されて、ボタン本体120が正規の姿勢で移動した場合に商品が選択されたと判別されるので、商品の選択を的確に判別することができる。
また、本実施形態の自動販売機100によれば、ダミーフィルム118をボタン本体120の裏側に配してボタン本体120を透明としたので、利用者は、ボタン本体120を通じてダミーフィルム118を視認し、商品選択ボタン114の商品を認識することができる。そして、発光ユニット150によるダミーフィルム118の発光により、当該商品が販売可能であったり広告表示されていることを認識することができる。また、ダミーフィルム118はボタン本体120の裏側であるので的確に保護され、悪戯等によるダミーフィルム118の抜脱を防止することができる。
また、本実施形態の自動販売機100によれば、ダミーフィルム118がボタン本体120に対して着脱自在であることから、各商品選択ボタン114の選択商品の変更が簡単容易であり、販売商品の変更や、商品選択ボタンのレイアウト変更等に即座に対応することができる。また、ダミーフィルム118が軽量薄型であることから運搬等に好適で、各自動販売機100を巡回する作業車の積載量を少なくすることができるし、作業者にとっては取扱いが簡単容易である。従って、商品見本を展示する従来のものに比べて、各自動販売機100の巡回作業の労力を格段に低減することができる。
さらに、発光ユニット150を退去位置に移動させることにより、ダミーフィルム118のボタン本体120に対する脱着作業が可能となる。このとき、ボタン本体120の後方が開放されるので、脱着時におけるダミーフィルム118の取扱いが容易であるし、作業者はダミーフィルム118の内容を視認しつつ脱着作業を行うことができる。これにより、ダミーフィルム118の誤装着を防止することができる。
また、本実施形態の自動販売機100によれば、各商品選択ボタン114それ自体が表示部をなすことから、ダミー商品等を展示するためのスペースを販売機本体102の前面に確保する必要はない(図1参照)。また、各商品選択ボタン114がマトリクス状に配されることから、従来の自動販売機にはない新たな外観を呈することとなる。すなわち、フロントフェイスが独特の外観を呈し、従来は点であった各商品選択ボタン114を面で見せることができる。さらに、従来は単に商品選択のツールとされていた各商品選択ボタン114を用いて、フロントフェイスを利用したプロモーション活動等を行って、顧客訴求効果を格段に向上させることができる。
また、本実施形態の自動販売機100によれば、ボタン本体120に軸部材134の挿通孔120cを形成し、外板部130と内板部138とに軸部材134を架設することにより、ボタン本体120を前後方向へ移動自在とする構造が実現される。この構造により、ボタン本体120をスライドさせるレール等は不要となり、部品点数及び製造工数を低減することができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、軸部材134を巻回するスプリング136を利用してボタン本体120を付勢するようにしたので、簡易な構成でボタン本体120を付勢することができる。
尚、前記実施形態では、たばこの自動販売機100を例示したが、例えば飲料の自動販売機のような他の商品を販売する自動販売機であっても本発明を適用可能であることは言うまでもない。
また、前記実施形態においては、各商品選択ボタン114が正面視で四辺が上下または左右へ延びる四角形状に形成され上下左右でマトリクス状に並べられるものを示したが、例えば、各商品選択ボタン114が正面視で円形状に形成されていたり、各商品選択ボタン114が販売機本体102の前面における一対の対角線方向へマトリクス状に並べられているものであってもよい。さらにまた、各商品選択ボタン114がマトリクス状でなく、例えば、縦あるいは横方向にのみ整列しているものであってもよい。
また、前記実施形態においては、軸部材134を巻回するスプリング136によりボタン本体120を付勢するものを示したが、例えば板ばねやゴム等のような他の付勢部材により付勢するようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、移動検出部140がボタン本体120の背面と接触する接触式であるものを示したが、移動検出部140は、例えば、非接触でボタン本体120を検出するものであったり、ボタン本体120の側面を検出するものであってもよい。要は、複数の移動検出部140が互いにボタン本体120における異なる箇所を検出するものであればよい。
また、前記実施形態においては、発光ユニット150を内板部138に対して回動自在としたものを示したが、発光ユニット150は内板部138に対して上下や左右にスライドするものであってもよい。要は、発光位置と退去位置とに移動可能であれば前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、発光体としてLED152,154を用いたものを示したが、例えば、蛍光灯、ハロゲンランプ、ブラックライトのような他の発光体を用いてもよいことは勿論である。
また、前記実施形態においては、ボタン本体120が販売機本体102の前面よりも後方に位置する構成としたものを示したが、ボタン本体120が前面から突出する構成であってもよい。さらに、ボタン本体120の保持部120dが一対の溝120d1,120d2であり、ダミーフィルム118の上端及び下端が係止されるものを示したが、ボタン本体120の内部にダミーフィルム118が挿抜される空洞を形成してこれを保持部としてもよい。この場合、ダミーフィルム118はボタン本体120の裏側でなく内部に配されることとなる。また、前記実施形態においては、ボタン本体120が透明であるものを示したが、半透明であってもダミーフィルム118を視認可能であることはいうまでもない。
また、前記実施形態においては、前扉102aが2重構造であり内部構造体が内板部138であるものを示したが、内部構造体は板状でなく骨格部材等であってもよい。また、ユニット本体156が左右方向へ延び左右の商品選択ボタン114において共用であるものを示したが、ユニット本体156が商品選択ボタン114ごとに分離して形成されているものであってもよい。ボタン本体120、軸部材134等の形状等も任意であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態を示す自動販売機の外観斜視図である。 自動販売機の正面図である。 商品選択ボタンの正面図である。 商品選択ボタンの取付構造を示す自動販売機の模式縦断面図である。 ボタン本体が正規の姿勢で押圧された状態を示す自動販売機の模式縦断面図である。 ダミーフィルムの正面説明図である。 発光ユニットが退去位置へ移動した状態を示す自動販売機の模式縦断面図である。 ボタン本体が傾斜した姿勢で押圧された状態を示す自動販売機の模式縦断面図である。
符号の説明
100 自動販売機
102 販売機本体
102a 前扉
104 商品取出口
106 紙幣投入口
108 硬貨投入口
110 返却レバー
112 硬貨返却口
114 商品選択ボタン
116 情報認識部
118 ダミーフィルム
120 ボタン本体
120a 操作部
120b 披支持部
120c 挿通孔
120d 保持部
120d1 溝
120d2 溝
130 外板部
132 ボタン孔
134 軸部材
136 スプリング
138 内板部
140 移動検出部
142 制御部
144 押圧判断部
150 発光ユニット
152 LED
154 LED
156 ユニット本体
200 第1表示領域
202 第2表示領域
204 第3表示領域
206 販売表示領域
EP 退去位置
LP 発光位置

Claims (8)

  1. 販売機本体の前面に配され、商品を選択するための複数の商品選択ボタンを備え、
    前記各商品選択ボタンは、前記販売機本体の前面に取り付けられるボタン本体と、前記ボタン本体に対して着脱自在で前記商品を表示する商品カードと、を有し、
    前記販売機本体の前部は、前記販売機本体の前面をなす外板部と、該外板部の裏側に配された内側構造体と、を有し、
    前記外板部と前記内側構造体に架設され、前記ボタン本体に挿通される軸部材を前記各商品選択ボタンごとに備え、
    前記ボタン本体を前記外板部と前記内側構造体の間で移動自在とし、
    前記各商品選択ボタンは、前記ボタン本体における所定箇所の前記内側構造体方向への移動を検出する移動検出部を複数有し、
    前記各移動検出部が互いに前記ボタン本体における異なる箇所の移動を検出するよう構成し、
    全ての前記移動検出部により前記ボタン本体の移動が検出されると、当該商品選択ボタンが押圧されたと判断する押圧判断部を具備したことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記各商品選択ボタンは、前記ボタン本体を前記外板部方向へ付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項に記載の自動販売機。
  3. 前記付勢部材は、前記軸部材を巻回するスプリングであることを特徴とする請求項に記載の自動販売機。
  4. 前記移動検出部は、前記ボタン本体の背面側と接触することにより該ボタン本体の移動を検出する接触式センサであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. 前記商品カードを前記ボタン本体の裏側に配し、
    前記ボタン本体を透明又は半透明としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自動販売機。
  6. 前記商品カードを発光させるための発光ユニットを、前記各商品選択ボタンの裏側に配したことを特徴とする請求項に記載の自動販売機。
  7. 前記発光ユニットは、前記各商品選択ボタンを発光させる発光位置と、前記各商品選択ボタンの後方から退去した退去位置と、に移動可能なよう前記内部構造体に設けられることを特徴とする請求項に記載の自動販売機。
  8. 前記各商品選択ボタンはマトリクス状に配されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の自動販売機。
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