JP4402416B2 - 遊技機、遊技機用プログラム及び記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は遊技機に関し、特に、遊技の進行状況に応じた演出を実行する図柄表示装置、音声出力装置、ランプ等の演出装置を備えた遊技機、並びにその制御技術に関する。
遊技の進行と共に種々の演出を実行する遊技機の代表例として、所謂スロットマシンやパチンコ遊技機を例示できる。また、遊技の進行状況に応じた演出として、図柄による演出、音による演出、光による演出を例示できる。
以下、図柄による演出を実行する遊技機の場合で説明する。
この場合、遊技機は、遊技機正面に図柄による演出を実施する図柄表示装置を備えている。スロットマシンを例に説明すれば、図柄表示装置たる複数のリール(回胴)を備えたリールユニットを設け、この各リールの回転を制御することで、遊技の進行状況に応じて要求される図柄による演出を遊技機正面側に表示している。
また、パチンコ遊技機を例に説明すれば、複数種の図柄を回胴をモチーフとして、図柄表示装置たる液晶表示ユニットの有効ライン上に図柄を変動して表示し、この図柄を停止させて表示し、現在の遊技状態を遊技者に報知している。
また、これら図柄による演出を表示する制御は、主制御装置(メイン基板)及び副制御装置(サブ基板)からなる遊技機の制御系にて処理されている。
なお、パチンコ遊技機を例に説明すれば、主制御装置において、遊技球が始動入賞口へ入賞したこと等を検出し、乱数を抽選することで当たり、外れを決定する大当り抽選制御を行い、この抽選結果を踏まえて、表示すべき演出のパターンや停止した状態で表示される図柄を決定する図柄選択制御(図柄の抽選制御)を行う。次に、副制御装置において、前記主制御装置から通知される指令(コマンド)を受信した後、遊技の進行状況に応じて要求される図柄を別途設けたROM(Read Only Memory)から読み出し、図柄表示装置たる液晶表示ユニットに適時表示させる副制御装置(サブ基板)から構成されている。
次に、所謂スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機に対し課せられている規制について述べる。
例えば、主制御装置と副制御装置との間で行われるデータ通信は、一方向通信(ワンウェイ)で行われおり、主制御装置以外の制御装置(副制御装置を含む外部の制御装置)から主制御装置に至る逆方向のデータ通信は、行われていない。これは、主制御装置に記憶される制御プログラムが不正に改竄されることを防止するためである。
また、図柄の選択制御及び大当りの抽選制御が要求される主制御装置では、上記データ通信上での規制同様、風営適正化法の透明な運営を図るべく、主制御装置に搭載可能なCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random−Access Memory)にも種々の制約が課されている。
すなわち、CPUについて説明すれば、プログラムの処理に使用可能なRAMの使用エリアは、例えば512バイトといった極少ない値に制限されている。また、ROM容量は、わずか8Kバイトといった数値に制限されてる。つまり、遊技機のプログラム開発では、この処理能力に乏しい主制御装置を用いて各種副制御装置を制御せざる得ないといった
問題を抱えている。
ところで、主制御装置は、遊技球が始動入賞口へ入賞したこと等を検出して、乱数による抽選を行い、演出パターンを複数並べたテーブルを参照して抽選結果に該当する演出パターンを決定する。しかし、主制御装置側のメモリ容量が制限されているので、演出パターンテーブルに登録されている演出パターンの数も限られている。
このように、主制御装置側で登録されている演出パターンの数が限られているので、長時間にわたり遊技を行うと、演出パターンの演出内容が単調なものとなり、遊技者を遊技機に惹きつけることが難しいといった問題があった。
本発明は、このような遊技機開発上の背景を考慮してなされたもので、主制御装置の負荷を増大させることなく、より多彩な演出を可能にする遊技機及びその制御技術を提供することを課題とする。
上記した技術的課題を解決するため、本発明では、以下の構成とした。
すなわち、本発明の遊技機は、遊技の進行状況を示す演出を行う演出装置に対して、複数の演出パターンの中から選択した演出を行わせるように制御する副制御装置と、
前記遊技の進行を制御し、前記演出を行わせるために数値化された制御コマンドを一方向通信で前記副制御装置に通知する主制御装置と、を備え、
前記副制御装置は、前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録した記録手段と、前記制御コマンドを受けて、前記記録された演出パターンの中から特定の演出パターンを選択する選択手段とを含む遊技機であって、
前記副制御装置は、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成する疑似乱数生成手段を備え、
前記記録手段は、生成された前記疑似乱数を記録する第1の記録領域と、前記疑似乱数と前記演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルを記録する第2の記録領域と、を有し、
前記選択手段は、前記制御コマンドを受けて、前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを前記演出パターンテーブルの中から選択することを特徴とする。
本発明によれば、副制御装置側が、第2の記録領域に主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録し、疑似乱数と演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルの中から前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを選択するので、主制御装置側の記憶容量等の負荷を増大させることなく、より多彩な演出を実施できる。
また、本発明によれば、副制御装置側が前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成し、この疑似乱数に対応する特定の演出パターンを選択するので、主制御装置側は演出に関する制御の設計を変更することなく、より多彩な演出を実施できる。
また、本発明の遊技機において、前記疑似乱数生成手段は、今回受けた制御コマンド内に、演算の対象となるコマンドが有れば、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを演算し疑似乱数とする演算手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、今回受けた制御コマンド内に、前回までに受けた制御コマンドと今回
受けた制御コマンドとを加算、積算等の演算の対象とするコマンドが有れば、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを加算、積算等の演算して疑似乱数を生成し、この疑似乱数値から演出パターンを選択することができ、演算の対象となるコマンドが無ければ、今回受けた前記制御コマンドに従い従来の処理を行って演出を選択することができ、結果的に多彩な演出を実施できる。なお、前記制御コマンド内に演算の対象となるコマンドを含ませる手段は、主制御装置側に設けても、副制御装置側に設けても良い。副制御装置側に設けた場合は、主制御装置の設計を変更しないで済む。
更にまた、本発明の遊技機において、前記疑似乱数生成手段は、今回受けた制御コマンド内に、前記疑似乱数をリセットするコマンドが有れば、前記第1の記録領域に記録された疑似乱数をリセットするリセット手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、疑似乱数をリセットするコマンドの有無を判定し、疑似乱数をリセットするコマンドがあれば、第1の記録領域内の疑似乱数値をリセットすることで、副制御装置側のメモリを節約しながら、多彩な演出を実施できる。なお、前記制御コマンド内に疑似乱数をリセットするコマンドを含ませる手段は、主制御装置側に設けても、副制御装置側に設けても良い。副制御装置側に設けた場合は、主制御装置の設計を変更しないで済む。
更にまた、本発明の遊技機において、前記制御コマンドは、先行バイトと後続バイトよりなる2バイト伝送方式のコマンドであり、
前記疑似乱数生成手段は、前記後続バイトを用いて前記疑似乱数を生成することを特徴とする。
本発明でいう2バイト伝送方式とは、8ビット(8本の信号線)を先行、後送の2回送った時に1つの制御コマンドとする方式をいう。例えば、先行バイトは、「アタリ」「ハズレ」等の遊技状態に関する簡単な取り決めデータである。また、後続バイトは、「アタリ」「ハズレ」に対応したリーチ演出などの細かな取り決めデータである。本発明では、リーチ演出などの細かな取り決めデータである後続バイトを用いることで、多種類の疑似乱数を生成することが可能となり、結果として、多彩な演出を実施できる。
更にまた、本発明の遊技機において、前記演出装置は、図柄による演出を行う図柄表示装置、音声による演出を行う音声出力装置、光による演出を行うランプ、のうち少なくとも1つであることを特徴とする。
この構成により、図柄、音、光のうち少なくとも1つを用いた多彩な演出が実行できる。なお、演出が図柄による演出の場合は図柄制御装置が図柄表示装置を制御し、音声による演出の場合は音声制御装置が音声出力装置を制御し、光による演出の場合はランプ制御装置がランプを制御する。また、例えば、図柄表示装置、音声出力装置及びランプをそれぞれ別個に制御する副制御装置が複数あって、各副制御装置が主制御装置からの制御コマンドをそれぞれ受けるような構成である場合には、それぞれの副制御装置が同一の処理を行って特別の演出パターンを選択できるので、それぞれの副制御装置が選択する演出パターンについて同期をとることができる。
更にまた、本発明の遊技機用プログラムは、遊技の進行状況を示す演出を行う演出装置に対して、複数の演出パターンの中から選択した演出を行わせるように制御する副制御装置と、前記遊技の進行を制御し、前記演出を行わせるために数値化された制御コマンドを一方向通信で前記副制御装置に通知する主制御装置と、を備え、
前記副制御装置は、前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録した記録手段と、前記制御コマンドを受けて、前記記録された演
出パターンの中から特定の演出パターンを選択する選択手段とを含む遊技機用のプログラムであって、
前記副制御装置に、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成するステップと、
前記記録手段に、生成された前記疑似乱数を記録するステップと、
前記記録手段に、前記疑似乱数と前記演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルを記録するステップと、
前記選択手段に、前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを前記演出パターンテーブルの中から選択するステップと、
をコンピュータに実行させるための遊技機用プログラムである。
本発明によれば、遊技機用プログラムが、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等に読み込まれることにより、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等を遊技機として機能させることができる。
更にまた、本発明の遊技機用記録媒体は、遊技の進行状況を示す演出を行う演出装置に対して、複数の演出パターンの中から選択した演出を行わせるように制御する副制御装置と、前記遊技の進行を制御し、前記演出を行わせるために数値化された制御コマンドを一方向通信で前記副制御装置に通知する主制御装置と、を備え、
前記副制御装置は、前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録した記録手段と、前記制御コマンドを受けて、前記記録された演出パターンの中から特定の演出パターンを選択する選択手段とを含む遊技機用のプログラムを格納する記録媒体であって、
前記副制御装置に、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成するステップと、
前記記録手段に、生成された前記疑似乱数を記録するステップと、
前記記録手段に、前記疑似乱数と前記演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルを記録するステップと、
前記選択手段に、前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを前記演出パターンテーブルの中から選択するステップと、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体でもある。
ここで記録媒体としては、プログラムを流通させ得る有体物で足りる。また、好ましくは、ROM(Read Only Memory)、HD(Hard Disk)、MO(Magnet Optical)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体が望ましい。また、記録媒体に記録される本発明のプログラムは、単体での流通も可能であり、例えば、インターネット等の通信媒体を介しての配布も可能である。
また、本発明は、当該プログラムの実行により実現させる制御装置の制御方法にも該当する。また、上記課題を解決するための手段に記載の各種内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組合せることができる。
以上、説明したように本発明によれば、副制御装置側が、第2の記録領域に主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録し、疑似乱数と演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルの中から前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを選択するので、主制御装置の記憶容量等負荷を増大させること
なく、より多彩な演出を実施できる。また、本発明によれば、副制御装置側が前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成し、この疑似乱数に対応する特定の演出パターンを選択するので、主制御装置側は演出に関する制御を設計変更することなく、より多彩な演出を実施できる。
以下、図面を参照して本発明に係る遊技機の好適な実施形態について説明する。
本実施の形態では、風営適正化法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分されるパチンコ遊技機を例に説明する。
本実施の形態に示す遊技機1は、図1に示すように遊技機1の設置場所たる遊技店の所謂「島」に固定された外枠3と、この外枠3に一側を保持され且つ外枠3に対して開閉自在に設けられた表枠4と、表枠4の前面上部に開閉自在に設けられた窓枠5とを備えている。また、遊技機1の主要構成部品は、表枠4に集約して取り付けられている。
表枠4に設けられる主要構成部品としては、盤面に遊技領域が形成された遊技盤6、遊技機1に供給すべき遊技球(パチンコ玉)及び遊技機1より払い出される賞球を一時貯留する受皿2、遊技球を遊技盤6の上部に打ち出すための発射駆動装置7、この発射駆動装置7を操作するための操作ハンドル8、必要に応じて所定個数の賞球を受皿2内に払い出す遊技球払出装置53、遊技に係る主たる制御を処理する主制御装置50、主制御装置50から出力されたコマンドにより各種装置を制御する副制御装置60等があげられる。
表枠4に設けられる窓枠5は、遊技者がその枠内に先の遊技盤6を覗き見ることのできる透視窓9を備えている。また、この透視窓9にはガラスが嵌め込まれ、さらに透視窓9の外周には、装飾LED10、装飾ランプ11、及びスピーカ12が設けられている。
表枠4に設けられる受皿2は、窓枠5の下方に取り付けられている。
受皿2の内部には螺旋状のスロープが形成され、その最上流部には、CRユニット70に通じる遊技球借入口2aが設けられている。また、その下流には賞球払出し用の賞球払出口2bが設けられている。最下流部には、受皿2内のパチンコ玉を一列に整列して遊技機1内に導く貯留球整列路2cが形成されている。そして、貯留球整列路2cの末端に、発射駆動装置7に通じる遊技球供給口2dが設けられている。また、受皿2の前面には、受皿2内のパチンコ玉を受皿2外に排出させるための球抜きボタン2e,2fが設けられている。
受皿2の左下には、灰皿20が設けられている。また、受皿2の右下に、操作ハンドル8が設けられている。操作ハンドル8は、表枠4の裏面に設けられた発射駆動装置7を作動させるためのメインスイッチや、操作の有無を検知するタッチアンテナを内蔵している。そして、この操作ハンドル8を対象とした開度操作によって、パチンコ玉の打力調整が可能になっている。
より詳しく説明すると、メインスイッチやタッチアンテナの出力は、遊技機背面に設けられる発射制御装置52に入力されており、発射駆動装置7は、この発射制御装置52の制御下でパチンコ玉を遊技盤6に打ち出している。また、発射駆動装置7には、パチンコ玉を打ち出す打出杆、及び打出杆を連続的に揺動させる電動モータ(共に図示せず)などが組み込まれており、発射制御装置52は、メインスイッチの出力を打出杆の可動量などに反映させて、パチンコ玉の打力を調整している。
また、パチンコ玉の打ち出しに関して、本実施の形態では、受皿2の左方に発射停止ボタン21を設けている。この発射停止ボタン21は、遊技者の判断のもと、操作ハンドル
固定のままパチンコ玉の発射操作を一時停止させるための外部操作装置であり、遊技者は、この発射停止ボタン21を操作(押下)することで、操作ハンドル8の開度を維持しつつも任意のタイミングでパチンコ玉の発射を一時停止することができる。
遊技球払出装置53(図3参照)は表枠4の裏面側に設けられ、賞球たる遊技球を貯留するタンクと、賞球として払い出される遊技球を数える賞球計数装置と、遊技機1の背面に設けられた遊技球タンク内のパチンコ玉を賞球計数装置に送る賞球整列レールとを備えている(共に図示せず)。そして、その時々に要求される必要個数のパチンコ玉を賞球計数装置にて計数し、先の受皿2内に賞球として払い出す。
また、遊技球払出装置53は、払出制御装置51に接続されている。
払出制御装置51は、主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき遊技球払出装置53による賞球の払出動作を制御している。また、払出制御装置51には、遊技球払出装置53の他、球貸信号制御装置71が接続されており、払出制御装置51は、球貸信号制御装置71を介してCRユニット70を操作し、必要個数の遊技球を受皿2内に供給する。
遊技盤6は、図2に示すように略正方形状をなす合板からなり、表枠4の裏面に形成された遊技盤収納枠(図示せず)に収納固定されている。また、遊技盤6の前面には、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bが設けられ、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bで囲まれた領域によって遊技領域が構成されている。
遊技領域には、遊技釘や風車等などの障害物14と、遊技球の進入し得る入賞口が形成された各種入賞装置25,26,27,28と、入賞に至らなかったパチンコ玉を遊技領域の外部に排出するアウト口15と、種々の図柄を演出を踏まえて表示する可変表示装置17が設けられている。
また、可変表示装置17の上部には、後に詳述するスタートチャッカ26の開放制御に係る当否判定の結果を「○」「×」等の記号で告知する普通図柄表示装置(LED表示装置)18と、当否判定の実行に係る権利の保留数を表示する通過保留数表示ランプ16と、始動入賞の保留数を表示する特定保留数表示ランプ19等が設けられている。また、可変表示装置17の両側に、開放制御の当否判定で実行される乱数抽選の契機をなすスルーチャッカ49が設けられいてる。
遊技釘や風車などの障害物14は、遊技盤6上に打ち出されたパチンコ玉の落下方向に変化を与えてパチンコ玉の処理に面白みを持たせる機能と、各種入賞装置25,26,27,28並びにスルーチャッカ49の近傍に遊技球を誘導する機能とを兼ね備えている。
また、入賞装置として、パチンコ玉が入り込むことで所定個数の賞球(パチンコ玉)の払出しに繋がる一般入賞装置25と、後に詳述する大当たり抽選制御の契機をなしたり、図柄の変動表示を開始させるためのトリガーとなるスタートチャッカ(始動入賞装置)26と、特別遊技状態への移行時に開かれる開閉扉27cを備えた大入賞装置27と、スタートチャッカ26を一定期間開放するためのトリガーとなる開放用入賞装置28などを設けている。
なお、各入賞装置には、遊技球の通過を検知するためのセンサ(図示略)が内蔵されており、そのセンサの出力は、主制御装置50の入力ポートに入力されている。また、本明細書では、これら入賞装置25,26,27,28に設けられる入賞口に遊技球が入る動作を以て入賞と称する。また、特に、スタートチャッカ26に遊技球が入った場合には、この入賞を「始動入賞」と称することもある。
スタートチャッカ26は、遊技盤中央に設けられた可変表示装置17の下方に配置されている。また、スタートチャッカ26に形成された始動入賞口26aの両側には、開放制御の実行下で始動入賞口26aの外方に動き、始動入賞口26aの開口面積をさらに拡大する機能を備えた可動片26bが設けられている。
可動片26bは、スタートチャッカ26に組み込まれたソレノイドにリンク機構を介して連結され、このソレノイドに対する通電の有無により入賞口26aの外方若しくは内方に動く。なお、ソレノイドは可動物制御装置67に接続されており、通電に係る制御は、主制御装置50の管理のもと、可動物制御装置67で処理されている。
普通図柄表示装置18は、スタートチャッカ26の開放制御の実行の有無に係る当否判定の結果を告知する普通図柄を表示するための表示装置であり、例えば、普通図柄として「○」「×」等の記号を表示する。より詳しくは、当否判定の当選を受けて「○」を表示し、また、落選を受けて「×」を表示する。
また、この当否判定の当選は、当業者並びに遊技者に於いて「小当り」と称され、この小当りの当選を条件にスタートチャッカ26の開放制御が開始される。また、開放制御の実行下では、スタートチャッカ26に設けられる可動片26bが所定周期で外方に動き、通常時に較べて入賞口26aの間口が広がるため、入賞口26aに対して遊技球が入賞し易くなる。よって、遊技者は、この間有利に遊技を楽しむことができる。
また、上記当否判定の実行の権利は、先のスルーチャッカ49に対する遊技球の通過を以て成立する。つまり、遊技球がスルーチャッカ49を通過すると、小当りの当否判定に係る乱数抽選の抽選権利が得られ、主制御装置50は、この抽選権利の成立を条件に小当りの当否判定を行っている。また、この抽選権利は、例えば、保留数4を上限にその権利の行使が保留されることもあり、その保留数は、通過保留数表示ランプ16の点灯数から確認できるようになっている。
大入賞装置27は、他の入賞口に較べて広い間口を有する大入賞口27aと、大入賞口27aの内部に開口したVゾーン(継続入賞領域)27bと、通常の遊技状態に於いて、この大入賞口27aに対する遊技球の進入を阻止する開閉扉27cとを備えている。また、開閉扉27cは、特別遊技状態の継続下で実行される開閉制御のもとで開閉され、大入賞口27aの内部に至る通路を確保する。
また、開閉扉27cは、上述の始動入賞口26と同様に、遊技盤6の裏面に設けられたソレノイド(図示せず)にリンク機構を介して連結されており、主制御装置50の管理のもと、可動物制御装置67によって、その開閉が制御がされている。
また、開閉制御とは、通常閉じている開閉扉27cを、この開閉制御の実行下で開閉して、大入賞口27aに対する遊技球の進入(入賞)を可能にする制御である。また、特別遊技状態の継続下では、この開閉扉27cの単位作動期間を1ラウンドとして、通常、15〜16ラウンドを上限にラウンドが消化される。そして、このラウンドの消化に伴い順次開閉制御が発生する仕組みになっている。
続いて、開放用入賞装置28について説明する。開放用入賞装置28には、遊技球の進入可能な開放口28aが形成されており、本実施の形態で、大入賞装置27の両側に計2カ所設けられている。また、開放口28aに対する遊技球の入賞時には、スタートチャッカ26に設けられる可動片26bが一定期間開放状態になり、スタートチャッカ26に対する遊技球の進入が容易になる。
特定保留数表示ランプ19は、複数のランプを備え、そのランプの点灯個数によって始動入賞の保留数を表示している。なお、ランプの点灯制御は、副制御装置の一つであるランプ制御装置62で管理されており、保留に価する始動入賞があった場合には、その始動入賞を受けてランプの点灯数が一つ増える仕組みになっている。また、保留された始動入賞が各種制御の実行に伴い消化されたときには、ランプの点灯数が一つ減るように制御されている。
可変表示装置17は、遊技盤6の略中央に配置され、図柄をモチーフとした画像データ(識別情報)を種々の演出を踏まえて表示する。なお、図柄の表示を例に説明すれば、あたかも回胴上に付された図柄の如く各画像データを図柄の表示領域に設けられる有効ライン上で連続的に可変表示する。また、図柄と共にキャラクタ画像や背景画像を表示し、これら図柄やキャラクタ画像並びに背景画像の演出によって遊技者に視覚上得られ意外性や面白みを提供している。
なお、本明細書では、これらキャラクタ画像や背景画像を含み、単に「図柄」と称することもある。従って、可変表示装置17は、図柄表示装置ともいう。
また、可変表示装置17の制御方法について、その概要を説明すれば、可変表示装置17の制御に要するプログラムの実行のもと、主制御装置50は、始動入賞の成立を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるか否かの判定にあたる大当たり乱数抽選制御処理(以下、単に大当たり抽選制御と称する)を実行する。
また、その判定結果を遊技者に告知すべく、主制御装置50は、図柄の演出パターンや停止図柄を決定するための乱数抽選を更に実行する。なお、図柄の演出パターンは、図柄を変動させて表示することから変動パターンともいう。この乱数抽選では、先の大当たり抽選制御の抽選結果に基づき「アタリ」に対応したデータ選択テーブル、又は「ハズレ」に対応したデータ選択テーブル等を対象に乱数抽選を実行する。そして、この乱数抽選で抽出した乱数を含む乱数範囲値に設定されている変動パターンデータや停止図柄の種別データ等に対応する制御コマンドが生成され、副制御装置60の一つである図柄制御装置61に一方向通信で送信される。
副制御装置60に送信される信号は、2バイト伝送方式である。2バイト伝送方式とは、8ビット(8本の信号線)を先行バイト、後送バイトの2回送った時に1つの制御コマンドとする方式である。
例えば、図5に示すように、先行バイトは、「アタリ」「ハズレ」等の遊技状態に関する簡単な取り決めデータである。また、後続バイトは、「アタリ」「ハズレ」に対応したリーチ演出などの演出パターン(変動パターンともいう)や停止図柄(例えば、左・中・右の停止図柄)などの細かな取り決めデータである。なお、後続バイトは、数値化された制御コマンドであり、例えば、「01110111」や「01101111」等の8ビットのオン(1)/オフ(0)信号である。また、バイトとは、情報量をあらわす単位であり、8ビットに相当する。更に、8ビットの信号を送信するときに、同時に割り込み信号(STB信号)も送信される。更にまた、上記で「停止図柄」とは、可変表示装置17の有効ライン上に停止する図柄である。
かかる制御コマンドは、主制御装置50から副制御装置60の一つである図柄制御装置61に一方向通信で送信される。そして、制御コマンドを受信すると、図柄制御装置61は受信した制御コマンドを解析し、種々の演出データや停止図柄の画像データを予め記録している図柄制御装置61のROM(記録手段)61bから、前記制御コマンドに対応する演出データ(特定の演出パターン)や停止図柄の画像データを選択し(選択手段)、種
々の演出と共に可変表示装置17に表示するための制御を行う。
また、図柄制御装置61のROM61bには、数値化された制御コマンド(例えば、後続バイト)と図柄による演出パターンとを並べた第1演出パターンテーブルと、後述する疑似乱数と図柄による演出パターンとを並べた第2演出パターンテーブルと、が第2の記録領域に記録されている。更に、図柄制御装置61のRAM61cには、生成される疑似乱数を記憶する第1の記録領域が設けられている。
そして、第1演出パターンテーブルは、主制御装置50側のデータ選択テーブルと1対1の対応関係にあり、演出パターンの数は同数である。一方、第2演出パターンテーブルは、主制御装置50が抽選する乱数とは異なる疑似乱数と演出パターンとを並べたものであり、主制御装置50側のデータ選択テーブルとは対応していない。従って、図柄制御装置61がテーブル内に保有する演出パターンの数は、主制御装置50がデータ選択テーブル内に保有する演出パターンの数よりも多く構成されている。
更に、図柄制御装置61のROM61aには、上記第1演出パターンテーブル、第2演出パターンテーブルの他、本発明の疑似乱数生成手段及び選択手段に係るランダム選択処理プログラムを記録している。また、本発明の演算手段にかかる演算処理プログラムを記憶している。なお、このランダム選択処理プログラムや演算処理プログラムについては、後に詳述する。
主制御装置50は、遊技に係る主たる制御(基本プログラム)を実行する装置であり、基本処理装置であるCPU(Central Processing Unit)50a、CPU50aでの処理に用いられるデータを一時記憶するRAM(Random Access Memory)50c、CPU50aにて処理する各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)50bを備えている。
なお、ROM50bに記録されるプログラムの一例を説明すれば、大当たり抽選制御等に用いられる乱数抽選実行用のプログラム、大当たり抽選制御の判定結果を踏まえて各種副制御装置60に出力すべき制御コマンドを生成・出力する出力制御プログラムなどを例示できる。
また、主制御装置50には、図柄制御装置61、ランプ制御装置62、音声制御装置63等の副制御装置60が接続されており、主制御装置50は、副制御装置60に対して、先行バイト及び後続バイト等からなる制御コマンドを送信している。
副制御装置60の一つであるランプ制御装置62は、主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき、電飾品を用いての演出を制御する。
より詳しくは、特定保留数表示ランプ19や通過保留数表示ランプ16の制御プログラム、並びに各種入賞装置に組み込まれる電飾及び遊技機前面に設けられる装飾LED10等の発光を制御するためのプログラムを記録したROM62bと、ROM62bに記録されるプログラムを主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU62aと、CPU62aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM62cと、を備えている。
また、ランプ制御装置62のROM62aには、制御コマンド(例えば、後続バイト)と光による演出パターンとを並べた第1演出パターンテーブルと、後述する疑似乱数と光による演出パターンとを並べた第2演出パターンテーブルとが記録されている。そして、第1演出パターンテーブルは、主制御装置50側のデータ選択テーブルと1対1の対応関
係にあり、演出パターンの数は同数である。一方、第2演出パターンテーブルは、主制御装置50が抽選する乱数とは異なる疑似乱数と演出パターンとを並べたものであり、主制御装置50側のデータ選択テーブルとは対応していない。従って、ランプ制御装置62がテーブル内に保有する演出パターンの数は、主制御装置50がデータ選択テーブル内に保有する演出パターンの数よりも多く構成されている。
音声制御装置63は、遊技機1の前面に設けられたスピーカ12を制御するための装置であり、スピーカ12の制御に用いるプログラムを記録したROM63bと、ROM63bに記録されるプログラムを主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU63aと、CPU63aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM63cと、を備えている。
また、音声制御装置63のROM61aには、制御コマンド(例えば、後続バイト)と音による演出パターンとを並べた第1演出パターンテーブルと、後述する疑似乱数と音による演出パターンとを並べた第2演出パターンテーブルとが記録されている。そして、第1演出パターンテーブルは、主制御装置50側のデータ選択テーブルと1対1の対応関係にあり、演出パターンの数は同数である。一方、第2演出パターンテーブルは、主制御装置50が抽選する乱数とは異なる疑似乱数と演出パターンとを並べたものであり、主制御装置50側のデータ選択テーブルとは対応していない。従って、音声制御装置63がテーブル内に保有する演出パターンの数は、主制御装置50がデータ選択テーブル内に保有する演出パターンの数よりも多く構成されている。
図柄制御装置61は、主制御装置50から出力される制御コマンドに従い画像データを生成してビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)65に送信し、このビデオ・ディスプレイ・プロセッサ65を介して各種図柄を可変表示装置17に表示する機能を備えている。
すなわち、図柄制御装置61は、主制御装置50から受信した制御コマンドを解析し、前述の第1演出パターンテーブルあるいは第2演出パターンテーブルを参照して、該当する演出パターンから画像データを生成する画像生成処理を行う。
また、本実施の形態では、上記画像生成処理の際、本発明に係るランダム選択処理プログラムを実施する。
続いて、上記主制御装置50および副制御装置60等を備える遊技機1の制御系で処理する各種制御について説明する。また、以下では、主制御装置50内の処理をメインに実行される遊技機1の主たる制御(基本プログラム)を説明した後に、本発明に係るランダム選択処理プログラムについて説明する。
[基本プログラム]
まず、図4に示すように、主制御装置50は、電源の投入を受けて基本プログラムを立ち上げ、初期設定処理を実行する(S100)。本初期設定処理では、電源断チェック処理、及びRAM領域の初期化、並びに各副制御装置に対する通常起動コマンドの送信処理、また、エラー状態の復帰回復処理、システムタイマ割込処理を実行する。
このうち電源断チェック処理は、電源断発生後の電源投入か否か、すなわち電源断復帰からの起動か/通常状態(稼働状態)からの起動かを振り分ける。また、その振り分けにあたりチェックすべき項目として、本実施の形態では、(1)RAMクリアスイッチの遮断状態、(2)電源断発生時にセットされたフラグの値、(3)全RAM領域の内容を、チェック項目として設定している。
また、この電源断チェック処理の結果、電源断復帰からの起動と判定されたときには、各副制御装置に対する電源断復帰コマンドの送信処理を実行し、これらの処理によって電源断時のエラーを解除している。
また、主制御装置は、各種データの初期化の後にシステムタイマ割込処理を実行する。
本システムタイマ割込処理は、後述のステップ101からステップ113までをメインルーチンとして、このメインルーチンを遊技機稼働中のマシンサイクルとして定期に実行するための処理であり、例えば、主制御装置50に内蔵されたクロックのリセット信号に基づきタイマを更新し、このタイマの値をもとにマシンサイクルを確立させる。
続いて、初期設定処理の後、主制御装置50は、続くステップ101に移り、後に詳述する大当たり抽選制御に於いて実行される乱数抽選の乱数範囲値を設定する。また、この設定した乱数範囲値内にて定期に乱数を更新し続ける乱数更新処理を実行する。
また、乱数更新処理の後、主制御装置50は、入力管理処理(S102)の一処理として、始動入賞球検知センサ(特定入賞球検知センサ)47、大入賞球検知センサ(特別入賞球検知センサ)48、通過球検知センサ46等から得られるセンサ出力を、入力ポートを介して読み込む。
ここで始動入賞球検知センサ47は、上記スタートチャッカ26に入賞した遊技球を検知するセンサである。また、大入賞球検知センサ48は、大入賞装置27に入賞した遊技球を検知するセンサである。通過球検知センサ46は、スルーチャッカ49に入賞した遊技球を検知するセンサである。
また、入賞管理処理では、上記入力ポートのチェック、及び主制御装置50に設けられるスイッチのエッジ検出を実行する。また、これらポート及びスイッチのチェックに加え、全入賞装置の入賞情報を個別に集計し、また、これらのチェックによって得られた信号並びに全入賞装置の入賞情報を、以後の各種処理において活用し得るデータに変換するデータ変換処理を実行する。なお、ここで入賞情報とは、遊技球を検知したか否か、また、遊技球の入賞の成立のタイミング等に相当する。
次に、主制御装置50は、補給球切れエラーや受皿満タンエラー等の異常監視処理を実行し(S103)、その後に普通図柄制御処理を実行する(S104)。
普通図柄制御処理では、小当りの当否に係る当否判定が実行される。この当否判定では、通過球検知センサ46で取得した入賞情報(例えば、入賞の成立タイミング)を乱数抽出のパラメータに乱数抽選が実行される。また、この当否判定の結果に基づき普通図柄表示装置18にて表示すべき「○」「×」等の普通図柄が決定される。
次に、主制御装置50は、特別図柄制御処理を実行する(S105)。
特別図柄制御処理は、始動入賞の成立によって得られる情報(例えば、入賞の成立タイミング)に基づき大当たり抽選制御を実行し、この大当たり抽選制御の抽選結果に対応する先行バイトを準備する。また、あわせて表示すべき停止図柄に対応した図柄の指定や、この図柄の表示に用いる変動パターンデータ等を乱数抽選にて選出し、この選出したデータに対応する後続バイトを準備する。そして、先行バイトと後続バイトよりなる2バイト伝送方式の制御コマンドを、主制御装置50は、各副制御装置60に対して送信している。
次に、主制御装置50は、出力管理処理を行う(S106)。
出力管理処理では、副制御装置60(図柄制御装置61、音声制御装置63、ランプ制御装置62等)に送信すべき制御コマンドを編集し、適宜のタイミングで各副制御装置に対してその制御コマンドを送信する。また、あせて外部(ホールや試験機関等)の集中管理装置54にも所望のデータを送信する。
続いて、可変図柄表示制御処理を実行する(S107)。本処理は、特別図柄制御処理で生成された制御コマンドを可変表示装置17及び普通図柄表示装置18に送信して、上述の如く各種図柄を可変表示装置17及び普通図柄表示装置18に表示させる。
続いて、主制御装置50は、普通図柄電動役物制御処理を実行する(S108)。普通図柄電動役物制御処理は、先の普通図柄制御処理にて得られた小当りの当否判定の結果を参照して、この当否に基づき可動片26bの開閉操作を行う。より詳しくは、小当りの当選を条件に開放制御を実行し、この開放制御のもと、スタートチャッカ26に設けられたソレノイドに電圧を印可して可動片26bを開く。
次に、主制御装置50は、大入賞領域制御処理を実行する(S109)。
大入賞領域制御処理は、大当たり抽選制御の抽選結果を参照し、大当たり抽選制御の当選を受けて大入賞装置27の開閉制御を実行する。
より具体的には、特別遊技状態への移行に伴う第1ラウンドの開始を受け、主制御装置50は、可動物制御装置67を介して大入賞装置27のソレノイドに適宜のタイミングで電圧を印可し、開閉扉27cを作動させる。また、開閉扉27cの作動開始後、予め定められた時刻に達した、或いは大入賞口27aに入り込んだ遊技球の数(入賞数)が上限値に達したなどの条件の成立をもってソレノイドに対する通電を停止し、開閉扉27cの開閉制御を一旦終了する。また、当該開閉制御の終了を以て第1ラウンドの終了とみなす。
また、主制御装置50は、第1ラウンドの開催中に、大入賞口27a内部のVゾーン27bに遊技球が入り込んだことを受け、この第1ラウンドの終了後に、続く第2ラウンドを開始する。そして、第2ラウンドの開始を受けて、再び開閉扉27cの開閉制御を開始する。また、以後、同様に、Vゾーン27bでの入賞を条件に、最大15〜16ラウンドを上限に、続く第3ラウンド及び第4ラウンド等へとラウンドを発展させる。
また、ラウンドの開催中にVゾーン27bに入賞がなかった場合には、全ラウンドの消化を待たずして、当該ラウンドの終了後に特別遊技状態を終了し、主制御装置50は、各種装置の制御状態を通常の遊技状態に対応した制御状態に復帰させる。このように大入賞領域処理では、ラウンドの継続の有無を踏まえ、例えば15〜16ラウンドを上限に開閉扉27cの開閉制御を実行する。
続いて、主制御装置50は、払出制御処理を行う(S110)。
この払出制御処理では、ステップ102の入力管理処理で得られた各種センサの出力に基づき入賞の有無を把握し、入賞時には、その入賞に見合う賞球の払出しを遊技球払出装置53を介して実行する。
また、ランプ・LED制御処理(S111)、及び音声制御処理を実行する(S112)。
ランプ・LED制御処理では、大当たり抽選制御の抽選結果を踏まえて装飾ランプ11や装飾LED10の点滅による光の演出を遊技者に提供する。また、併せて上記特定保留数表示ランプ19の点灯数を変更する。
また、音声出力制御では、大当たり抽選制御の結果を音声制御装置63に読み込み、ス
ピーカ等にて構成される音声発生装置12を介して、遊技の進行に応じた音の演出を遊技者に提供する。
そして、本メインルーチンの最終処理として、主制御装置50は、電源が断たれたか否かを把握し(S113)、電源遮断時には、本処理ルーチンを一旦抜ける。また、未だ遊技機が稼働中であると判断したときには、ステップ101に戻り、再度ステップ101からステップ113に至るメインルーチンを繰り返す。
このように遊技機1の制御系では種々の制御が実行され、これら各種制御の実行によって遊技機1の各種装置の制御が為されている。また、これらの制御によって遊技者に遊技を提供している。
ところで、本明細書の課題に記載したように、主制御装置側のメモリ容量が制限され、演出パターンテーブルに登録されている演出パターンの数も限られているので、長時間にわたり遊技を行うと、演出パターンの演出内容が単調なものとなり、遊技者を遊技機に惹きつけることができないといった問題があった。
このため本実施の形態に示す副制御装置60は、主制御装置50の制御コマンドに対応する演出パターンを用いた第1演出パターンと、前記制御コマンドに対応する演出パターンとは異なる演出パターンを用いた第2演出パターンテーブルとを記録した記録手段を備えている。
また、本実施の形態に示す副制御装置60は、疑似乱数生成手段であるランダム選択処理プログラムを実行し、制御コマンドから疑似乱数を生成すると共に、第1演出パターンテーブルあるいは第2演出パターンテーブルの中から特定の演出パターンを選択する選択手段を備えている。
すなわち、第1演出パターンテーブルは、数値化された制御コマンド(例えば、後続バイト)と図柄による演出パターンとを対応して並べたテーブルであり、図柄制御装置61のR0M61bに記憶されている。そして、第1演出パターンテーブルは、主制御装置50側のデータ選択テープルと1対1の対応関係にあり、演出パターンの数は同数である。
一方、第2演出パターンテーブルは、疑似乱数と図柄による演出パターンとを対応して並べたテーブルであり、図柄制御装置61のROM61bに記憶されている。第2演出パターンテーブルは、主制御装置50が抽選する乱数とは異なる疑似乱数と演出パターンとを並べたものであり、主制御装置50側のデータ選択テーブルとは対応していない。従って、第2演出パターンテーブルは、副制御装置60(ここでは図柄制御装置61)独自の演出パターンを疑似乱数に対応して記録したテーブルである。また、第2演出パターンテーブルは、1種類ではなく例えば、春、夏、秋、冬の4種類の演出パターンが設けられている。
そして、春の演出パターンは、図柄の演出として桜を設定し、第2演出パターンテーブル(春の演出)では疑似乱数と桜の開花状態(五分咲き、満開、葉桜等)の演出パターンが対応して並べてある。夏の演出パターンは、図柄の演出としてスイカ割りを設定し、第2演出パターンテーブル(夏の演出)では疑似乱数とスイカ割りの状態(右方向に外れて割れない場合、真ん中的中割れた場合、左方向に外れて割れない場合等)の演出パターンが対応して並べてある。秋の演出パターンは、図柄の演出としてモミジを設定し、第2演出パターンテーブル(秋の演出)では疑似乱数とモミジの紅葉状態(五分紅葉、紅葉、枯れ木等)の演出パターンが対応して並べてある。冬の演出パターンは、図柄の演出として雪を設定し、第2演出パターンテーブル(冬の演出)では疑似乱数と降雪状態(細雪、ボ
タン雪、吹雪等)の演出パターンが対応して並べてある。なお、図柄の演出パターンとしては、上記春、夏、秋、冬の4種類の演出パターンに限定されず、複数種類のキャラクター等であってもよい。
なお、図柄制御装置61以外の副制御装置60(ランプ制御装置62,音声制御装置63)の場合、第2演出パターンテーブル(春の演出)では、光の演出として弱く点灯する設定を行い、音の演出として鳥のさえずりを設定する。第2演出パターンテーブル(夏の演出)では、光の演出として強く点灯する設定を行い、音の演出としてセミの鳴き声を設定する。第2演出パターンテーブル(秋の演出)では、光の演出として弱く点灯する設定を行い、音の演出としてススキが擦れる音を設定する。第2演出パターンテーブル(冬の演出)では、光の演出として強く点灯する設定を行い、音の演出として吹雪の音を設定する。
疑似乱数を生成する疑似乱数生成手段は、今回受けた主制御装置50からの制御コマンド内に演算の対象となるコマンドが有れば、演算手段により、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを演算し疑似乱数とする。なお、この実施の形態における演算の種類は、加算であり、演算手段は加算手段といえる。
また、この実施の形態において、演算の対象となるコマンドとして制御コマンドの後続バイトを用いる。すなわち、演算の対象となるコマンドは、(1)変動パターンを指定するコマンドとなる後続バイト、(2)左図柄を指定するコマンドとなる後続バイト、(3)中図柄を指定するコマンドとなる後続バイト、(4)右図柄を指定するコマンドとなる後続バイトをさす。後続バイトは、数値化された1バイトの制御コマンドであり、例えば、「01110111」や「01101111」等の8ビットの数値で表されたオン「1」/オフ「0」信号である。
例えば、前回までに受けた演算の対象となる後続バイトにおいて8ビットの数値が、(1)変動パターンを指定する後続バイト「a」、(2)左図柄を指定する後続バイト「b」、(3)中図柄を指定する後続バイト「c」、(4)右図柄を指定する後続バイト「d」であるとする。また、今回受けた演算の対象となる後続バイトにおいて8ビットの数値が、(1)変動パターンを指定する後続バイト「A」、(2)左図柄を指定する後続バイト「B」、(3)中図柄を指定する後続バイト「C」、(4)右図柄を指定する後続バイト「D」であるとする。
そこで、この実施の形態における演算手段は、4種類の演算手法を用いる。そして、4種類の演算手法で演算された疑似乱数はそれぞれ4種類の疑似乱数領域(第1の記録領域)に記録される。また、4種類の疑似乱数領域は、4種類の第2演出パターンテーブルに対応している。
第1の演算手法は、前回までに受けた変動パターンを指定する後続バイト「a」と今回受けた変動パターンを指定する後続バイト「A」とを加算して[(a)+(A)]疑似乱数とする。すなわち、前回までに受けた後続バイト「a」が「1」であり、今回受けた後続バイト「A」が「3」であれば、疑似乱数は(1)+(3)=4となる。この疑似乱数「4」は「疑似乱数領域1」に記録される。そして、「疑似乱数領域1」は第2演出パターンテーブル(春の演出)に対応する。
第2の演算手法は、前回までに受けた変動パターンを指定する後続バイト「a」及び左図柄を指定する後続バイト「b」と、今回受けた変動パターンを指定する後続バイト「A」及び左図柄を指定する後続バイト「B」とを加算して[(a+b)+(A+B)]疑似乱数とする。すなわち、前回までに受けた後続バイト「a」が「1」、「b」が「1」で
あり、今回受けた後続バイト「A」が「3」、「B」が「2」であれば、疑似乱数は(1+1)+(3+2)=7となる。この疑似乱数「7」は「疑似乱数領域2」に記録される。そして、「疑似乱数領域2」は第2演出パターンテーブル(夏の演出)に対応する。
第3の演算手法は、前回までに受けた変動パターンを指定する後続バイト「a」、左図柄を指定する後続バイト「b」及び中図柄を指定する後続バイト「c」と、今回受けた変動パターンを指定する後続バイト「A」、左図柄を指定する後続バイト「B」及び中図柄を指定する後続バイト「C」とを加算して[(a+b+c)+(A+B+C)]疑似乱数とする。すなわち、前回までに受けた後続バイト「a」が「1」、「b」が「1」、「c」が「2」であり、今回受けた後続バイト「A」が「3」、「B」が「2」、「C」が「3」であれば、疑似乱数は(1+1+2)+(3+2+3)=12となる。この疑似乱数「12」は「疑似乱数領域3」に記録される。そして、「疑似乱数領域3」は第2演出パターンテーブル(秋の演出)に対応する。
第4の演算手法は、前回までに受けた変動パターンを指定する後続バイト「a」、左図柄を指定する後続バイト「b」、中図柄を指定する後続バイト「c」及び右図柄を指定する後続バイト「d」と、今回受けた変動パターンを指定する後続バイト「A」、左図柄を指定する後続バイト「B」、中図柄を指定する後続バイト「C」及び右図柄を指定する後続バイト「D」とを加算して[(a+b+c+d)+(A+B+C+D)]疑似乱数とする。すなわち、前回までに受けた後続バイト「a」が「1」、「b」が「1」、「c」が「2」、「d」が「3」であり、今回受けた後続バイト「A」が「3」、「B」が「2」、「C」が「3」、「D」が「4」であれば、疑似乱数は(1+1+2+3)+(3+2+3+4)=19となる。この疑似乱数「19」は「疑似乱数領域4」に記録される。そして、「疑似乱数領域4」は第2演出パターンテーブル(冬の演出)に対応する。
これら演算方法及び第2演出パターンテーブルの選択手順は、疑似乱数生成手段であるランダム選択処理プログラムにおいて予め決められており、疑似乱数生成手段が起動する毎に、第1の演算方法(あるいは第2演出パターンテーブル(春の演出))→第2の演算方法(あるいは第2演出パターンテーブル(夏の演出))→第3の演算方法(あるいは第2演出パターンテーブル(秋の演出))→第4の演算方法(あるいは第2演出パターンテーブル(冬の演出))→第1の演算方法(あるいは第2演出パターンテーブル(春の演出))→・・・の順番で選択される。
そして、第1の演算方法(あるいは第2演出パターンテーブル(春の演出))が選択され、加算した結果である疑似乱数が、「4」であれば、ランダム選択処理プログラムにおいて選択手段は、第2演出パターンテーブル(春の演出)に登録された桜の開花状態(五分咲き、満開、葉桜等)のうち、例えば、「五分咲き」の演出パターン(特定の演出パターン)を選択する。
次に、ランダム選択処理プログラムについて図6を参照して説明する。なお、ランダム選択処理プログラムは、副制御装装置60として図柄制御装置61が行う図柄による演出パターンを選択するものとして説明する。また、ランダム選択処理プログラムは、上記基本プログラムの可変図柄表示制御処理(S107)の一処理として実行されるものである。
可変図柄表示制御処理(S107)において、ランダム選択処理が開始されると、図柄制御装置61は、まず、主制御装置50から先行バイト及び後続バイトからなる制御コマンドを受信したか否かを判定する(S201)。判定の結果、受信していなければ(S201:No)、受信するまで待機する。一方、受信していれば(S201:Yes)、受信した後続バイトが演算の対象となるコマンドであるか否かを判定する(S202)。
判定の結果、演算の対象となるコマンドであれば(S202:Yes)、前回までに受けた後続バイトの合計と今回受けた後続バイトとを加算して疑似乱数とし、この疑似乱数を疑似乱数領域に加算し(S203:加算手段)、S204の処理に移行する。一方、加算対象コマンドでなければ(S202:No)、S205の処理に移行する。
S204の処理において、図柄制御装置61は、S203の処理で得られた疑似乱数に従って第2演出パターンテーブルから該当する演出パターンを選択する。なお、このとき図柄による演出とともに可変表示装置17にて変動して表示される左、中、右の図柄データも選択される。図柄制御装置61は、選択した演出パターンや左、中、右の図柄データに従って可変表示装置17が実行可能な画像データを生成して可変表示装置17に出力する。
S205の処理において、疑似乱数をリセットする契機となるコマンドであれば(S205:Yes)、疑似乱数領域内の疑似乱数をリセットする(S206:リセット手段)。一方、消去の契機とならないコマンドであれば(S205:No)、S205の処理に移行する。なお、疑似乱数をリセットする契機となるコマンドとは、大当たりの終了を指示するコマンドやデモテープの表示を指示するコマンドである。また、前述の疑似乱数をリセットするコマンド検出時の他、電源投入時、復電関連コマンド受信時、客待ち表示指定受信時、通信エラー表示指定時も疑似乱数をリセットする契機となる。
このランダム選択処理によれば、加算対象コマンドが有れば、前回までに受けた制御コマンドの合計と今回受けた制御コマンドとを加算して疑似乱数を生成し、この疑似乱数値から演出パターンを選択することができ、結果的に多彩な演出を実施できる。また、疑似乱数をリセットする契機となるコマンドであるか否かを判定し、疑似乱数をリセットする契機となるコマンドであれば、疑似乱数領域内の疑似乱数値をリセットすることで、副制御装置側のメモリを節約しながら、多彩な演出を実施できる。
また、この実施の形態によれば、副制御装置60は、主制御装置50からの制御コマンドをそれぞれ受け、演算するため、副制御装置60での演算結果が一緒であり、その結果に応じた演出パタ一ンがそれぞれの副制御装置60で選択できるので、それぞれの副制御装置60が選択する演出パターンについて同期をとることができる。また、主制御装置50は、(1)〜(4)の後続バイトのみを送信すれば、副制御装置60がランダム選択処理プログラムに従い演出パターンを独自に選択することができる。従って、後続バイトを利用してランダム選択処理を行なうので、この選択に関しては主制御装置50側では特別な容量を必要としない。更に、リーチ演出などの細かな取り決めデータである後続バイトを用いることで、多種類の疑似乱数を生成することが可能となり、結果として、多彩な演出を実施できる。
なお、前述の実施の形態では、図柄による演出について詳しく説明したが、ランプ制御装置62が行う光による演出の場合や、音声制御装置63が行う音による演出の場合も、図柄制御装置61が行う処理と同様である。
また、前述の実施の形態では、主制御装置50側で、後続バイトに加算対象コマンドあるいは疑似乱数をリセットするコマンドをランダムに添付する場合で説明したが、副制御装置60側で、後続バイトに加算対象コマンドあるいは疑似乱数をリセットするコマンドをランダムに添付しても良い。副制御装置50側に設けた場合は、主制御装置50側の設計を変更しないで済む。
更に、前述の実施の形態では、演算手段を加算手段とし、演算の対象となるコマンドを
加算対象コマンドとして説明したが、本発明の演算手段は、加算手段に限定されるものではなく、積算手段であっても、減算手段であってもよい。演算手段が積算手段となる場合は、演算の対象となるコマンドは積算対象コマンドとなる。
本実施形態に係る遊技機の斜視図である。 本実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本実施形態に係る遊技機の制御ブロック図である。 本実施形態に係る遊技機の基本制御のフローチャートである。 主制御装置が一方向通信で送信する制御コマンドの説明図である。 副制御装置が行うランダム選択制御のフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e,2f 球抜きボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射駆動装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
10 装飾LED
11 装飾ランプ
12 スピーカ(音声発生装置)
13a ガイドレール
13b 遊技球規制レール
14 障害物
15 アウト口
16 通過保留数表示ランプ
17 可変表示装置
18 普通図柄表示装置
19 特定保留数表示ランプ
20 灰皿
21 発射停止ボタン
25 一般入賞装置
26 スタートチャッカ
26a 入賞口
26b 可動片
27 大入賞装置
27a 大入賞口
27b Vゾーン
27c 開閉扉
28 開放用入賞装置
28a 開放口
46 通過球検知センサ
47 始動入賞球検知センサ
48 大入賞球検知センサ
49 スルーチャッカ
50 主制御装置
50a CPU
50b ROM
50c RAM
51 払出制御装置
52 発射制御装置
53 遊技球払出装置
54 集中管理装置
60 副制御装置
61 図柄制御装置
61a,62a,63a CPU
61b,62b,63b ROM
61c,62c,63c RAM
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
65 ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ
67 可動物制御装置
70 CRユニット
71 球貸信号制御装置

Claims (3)

  1. 遊技の進行状況を示す演出を行う演出装置に対して、図柄の演出パターンと停止図柄の演出パターンとのうち少なくとも何れか一つを含む演出パターンの中から選択した演出を行わせるように制御する副制御装置と、
    前記遊技の進行を制御し、前記演出を行わせるために数値化された制御コマンドを一方向通信で前記副制御装置に通知する主制御装置と、を備える遊技機であって、
    前記主制御装置は、始動入賞の成立を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるか否かの判定にあたる大当たり乱数抽選と、前記演出パターンを決定するための他の乱数抽選と、を実行し、更に、前記大当たり乱数抽選による抽選結果に対応する数値で表される先行バイトと、前記他の乱数抽選による抽選結果に対応する数値で表される後続バイトであって、前記図柄の演出パターンを指定する数値化された演出パターン用後続バイト、前記停止図柄の演出パターンを決定するための、左図柄を指定する数値化された左図柄用後続バイト、中図柄を指定する数値化された中図柄用後続バイト、及び右図柄を指定する数値化された右図柄用後続バイトを含む後続バイトと、を前記制御コマンドとして副制御装置に送信し、
    前記副制御装置は、
    前回受けた後続バイトと該前回受けた後続バイトの後に送信された今回受けた後続バイトとを用いて疑似乱数を生成する疑似乱数生成手段と、
    前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンであって、前記疑似乱数生成手段で生成される疑似乱数に対応する演出パターンを記録した記録手段と、
    前記疑似乱数生成手段で生成された疑似乱数に対応する演出パターンを前記記録手段に記録された演出パターンの中から選択する選択手段と、を有し、
    前記疑似乱数生成手段は、
    前回受けた演出パターン用後続バイトと、今回受けた演出パターン用後続バイトと、を加算して疑似乱数を生成する第1の演算手段と、
    前回受けた、演出パターン用後続バイト及び左図柄用後続バイトと、今回受けた、演出パターン用後続バイト及び左図柄用後続バイトと、を加算して疑似乱数を生成する第2の演算手段と、
    前回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト及び中図柄用後続バイトと、今回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト及び中図柄用後続バ
    イトと、を加算して疑似乱数を生成する第3の演算手段と、
    前回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト、中図柄用後続バイト、及び右図柄用後続バイトと、今回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト、中図柄用後続バイト、及び右図柄用後続バイトと、を加算して疑似乱数を生成する第4の演算手段と、を有し、
    前記記録手段は、前記第1の演算手段、前記第2の演算手段、前記第3の演算手段、及び前記第4の演算手段の夫々の演算手段に対応する演出テーブルであって、該夫々の演算手段によって算出される疑似乱数に対応する演出パターンが記録された演出テーブルを有し、
    前記選択手段は、前記疑似乱数生成手段が起動する毎に、前記第1演算手段、前記第2演算手段、前記第3演算手段、及び前記第4演算手段のうちから特定の演算手段を特定し、該特定された特定の演算手段に対応する前記演出テーブルから特定された演出手段で算出された疑似乱数に対応する演出パターンを選択する、遊技機。
  2. 疑似乱数生成手段が、前記先行バイトと、前記後続バイトとのうち、後続バイトを用いて疑似乱数を生成し、前記選択手段が、生成された疑似乱数に対応する演出パターンを選択することで、前記主制御装置における大当たり乱数抽選及び他の乱数抽選に変更を加えることなく多彩な演出を実施する、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出装置は、図柄による演出を行う図柄表示装置、音声による演出を行う音声出力装置、光による演出を行うランプのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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