JP4402416B2 - 遊技機、遊技機用プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
この場合、遊技機は、遊技機正面に図柄による演出を実施する図柄表示装置を備えている。スロットマシンを例に説明すれば、図柄表示装置たる複数のリール(回胴)を備えたリールユニットを設け、この各リールの回転を制御することで、遊技の進行状況に応じて要求される図柄による演出を遊技機正面側に表示している。
なお、パチンコ遊技機を例に説明すれば、主制御装置において、遊技球が始動入賞口へ入賞したこと等を検出し、乱数を抽選することで当たり、外れを決定する大当り抽選制御を行い、この抽選結果を踏まえて、表示すべき演出のパターンや停止した状態で表示される図柄を決定する図柄選択制御(図柄の抽選制御)を行う。次に、副制御装置において、前記主制御装置から通知される指令(コマンド)を受信した後、遊技の進行状況に応じて要求される図柄を別途設けたROM(Read Only Memory)から読み出し、図柄表示装置たる液晶表示ユニットに適時表示させる副制御装置(サブ基板)から構成されている。
例えば、主制御装置と副制御装置との間で行われるデータ通信は、一方向通信(ワンウェイ)で行われおり、主制御装置以外の制御装置(副制御装置を含む外部の制御装置)から主制御装置に至る逆方向のデータ通信は、行われていない。これは、主制御装置に記憶される制御プログラムが不正に改竄されることを防止するためである。
問題を抱えている。
すなわち、本発明の遊技機は、遊技の進行状況を示す演出を行う演出装置に対して、複数の演出パターンの中から選択した演出を行わせるように制御する副制御装置と、
前記遊技の進行を制御し、前記演出を行わせるために数値化された制御コマンドを一方向通信で前記副制御装置に通知する主制御装置と、を備え、
前記副制御装置は、前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録した記録手段と、前記制御コマンドを受けて、前記記録された演出パターンの中から特定の演出パターンを選択する選択手段とを含む遊技機であって、
前記副制御装置は、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成する疑似乱数生成手段を備え、
前記記録手段は、生成された前記疑似乱数を記録する第1の記録領域と、前記疑似乱数と前記演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルを記録する第2の記録領域と、を有し、
前記選択手段は、前記制御コマンドを受けて、前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを前記演出パターンテーブルの中から選択することを特徴とする。
受けた制御コマンドとを加算、積算等の演算の対象とするコマンドが有れば、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを加算、積算等の演算して疑似乱数を生成し、この疑似乱数値から演出パターンを選択することができ、演算の対象となるコマンドが無ければ、今回受けた前記制御コマンドに従い従来の処理を行って演出を選択することができ、結果的に多彩な演出を実施できる。なお、前記制御コマンド内に演算の対象となるコマンドを含ませる手段は、主制御装置側に設けても、副制御装置側に設けても良い。副制御装置側に設けた場合は、主制御装置の設計を変更しないで済む。
前記疑似乱数生成手段は、前記後続バイトを用いて前記疑似乱数を生成することを特徴とする。
前記副制御装置は、前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録した記録手段と、前記制御コマンドを受けて、前記記録された演
出パターンの中から特定の演出パターンを選択する選択手段とを含む遊技機用のプログラムであって、
前記副制御装置に、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成するステップと、
前記記録手段に、生成された前記疑似乱数を記録するステップと、
前記記録手段に、前記疑似乱数と前記演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルを記録するステップと、
前記選択手段に、前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを前記演出パターンテーブルの中から選択するステップと、
をコンピュータに実行させるための遊技機用プログラムである。
前記副制御装置は、前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンを記録した記録手段と、前記制御コマンドを受けて、前記記録された演出パターンの中から特定の演出パターンを選択する選択手段とを含む遊技機用のプログラムを格納する記録媒体であって、
前記副制御装置に、前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成するステップと、
前記記録手段に、生成された前記疑似乱数を記録するステップと、
前記記録手段に、前記疑似乱数と前記演出パターンとを対応させて並べた演出パターンテーブルを記録するステップと、
前記選択手段に、前記疑似乱数に対応する特定の演出パターンを前記演出パターンテーブルの中から選択するステップと、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体でもある。
なく、より多彩な演出を実施できる。また、本発明によれば、副制御装置側が前回までに受けた制御コマンドと今回受けた制御コマンドとを用いて疑似乱数を生成し、この疑似乱数に対応する特定の演出パターンを選択するので、主制御装置側は演出に関する制御を設計変更することなく、より多彩な演出を実施できる。
本実施の形態では、風営適正化法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分されるパチンコ遊技機を例に説明する。
受皿2の内部には螺旋状のスロープが形成され、その最上流部には、CRユニット70に通じる遊技球借入口2aが設けられている。また、その下流には賞球払出し用の賞球払出口2bが設けられている。最下流部には、受皿2内のパチンコ玉を一列に整列して遊技機1内に導く貯留球整列路2cが形成されている。そして、貯留球整列路2cの末端に、発射駆動装置7に通じる遊技球供給口2dが設けられている。また、受皿2の前面には、受皿2内のパチンコ玉を受皿2外に排出させるための球抜きボタン2e,2fが設けられている。
固定のままパチンコ玉の発射操作を一時停止させるための外部操作装置であり、遊技者は、この発射停止ボタン21を操作(押下)することで、操作ハンドル8の開度を維持しつつも任意のタイミングでパチンコ玉の発射を一時停止することができる。
払出制御装置51は、主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき遊技球払出装置53による賞球の払出動作を制御している。また、払出制御装置51には、遊技球払出装置53の他、球貸信号制御装置71が接続されており、払出制御装置51は、球貸信号制御装置71を介してCRユニット70を操作し、必要個数の遊技球を受皿2内に供給する。
なお、本明細書では、これらキャラクタ画像や背景画像を含み、単に「図柄」と称することもある。従って、可変表示装置17は、図柄表示装置ともいう。
々の演出と共に可変表示装置17に表示するための制御を行う。
係にあり、演出パターンの数は同数である。一方、第2演出パターンテーブルは、主制御装置50が抽選する乱数とは異なる疑似乱数と演出パターンとを並べたものであり、主制御装置50側のデータ選択テーブルとは対応していない。従って、ランプ制御装置62がテーブル内に保有する演出パターンの数は、主制御装置50がデータ選択テーブル内に保有する演出パターンの数よりも多く構成されている。
まず、図4に示すように、主制御装置50は、電源の投入を受けて基本プログラムを立ち上げ、初期設定処理を実行する(S100)。本初期設定処理では、電源断チェック処理、及びRAM領域の初期化、並びに各副制御装置に対する通常起動コマンドの送信処理、また、エラー状態の復帰回復処理、システムタイマ割込処理を実行する。
本システムタイマ割込処理は、後述のステップ101からステップ113までをメインルーチンとして、このメインルーチンを遊技機稼働中のマシンサイクルとして定期に実行するための処理であり、例えば、主制御装置50に内蔵されたクロックのリセット信号に基づきタイマを更新し、このタイマの値をもとにマシンサイクルを確立させる。
特別図柄制御処理は、始動入賞の成立によって得られる情報(例えば、入賞の成立タイミング)に基づき大当たり抽選制御を実行し、この大当たり抽選制御の抽選結果に対応する先行バイトを準備する。また、あわせて表示すべき停止図柄に対応した図柄の指定や、この図柄の表示に用いる変動パターンデータ等を乱数抽選にて選出し、この選出したデータに対応する後続バイトを準備する。そして、先行バイトと後続バイトよりなる2バイト伝送方式の制御コマンドを、主制御装置50は、各副制御装置60に対して送信している。
出力管理処理では、副制御装置60(図柄制御装置61、音声制御装置63、ランプ制御装置62等)に送信すべき制御コマンドを編集し、適宜のタイミングで各副制御装置に対してその制御コマンドを送信する。また、あせて外部(ホールや試験機関等)の集中管理装置54にも所望のデータを送信する。
大入賞領域制御処理は、大当たり抽選制御の抽選結果を参照し、大当たり抽選制御の当選を受けて大入賞装置27の開閉制御を実行する。
この払出制御処理では、ステップ102の入力管理処理で得られた各種センサの出力に基づき入賞の有無を把握し、入賞時には、その入賞に見合う賞球の払出しを遊技球払出装置53を介して実行する。
ランプ・LED制御処理では、大当たり抽選制御の抽選結果を踏まえて装飾ランプ11や装飾LED10の点滅による光の演出を遊技者に提供する。また、併せて上記特定保留数表示ランプ19の点灯数を変更する。
ピーカ等にて構成される音声発生装置12を介して、遊技の進行に応じた音の演出を遊技者に提供する。
タン雪、吹雪等)の演出パターンが対応して並べてある。なお、図柄の演出パターンとしては、上記春、夏、秋、冬の4種類の演出パターンに限定されず、複数種類のキャラクター等であってもよい。
あり、今回受けた後続バイト「A」が「3」、「B」が「2」であれば、疑似乱数は(1+1)+(3+2)=7となる。この疑似乱数「7」は「疑似乱数領域2」に記録される。そして、「疑似乱数領域2」は第2演出パターンテーブル(夏の演出)に対応する。
加算対象コマンドとして説明したが、本発明の演算手段は、加算手段に限定されるものではなく、積算手段であっても、減算手段であってもよい。演算手段が積算手段となる場合は、演算の対象となるコマンドは積算対象コマンドとなる。
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e,2f 球抜きボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射駆動装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
10 装飾LED
11 装飾ランプ
12 スピーカ(音声発生装置)
13a ガイドレール
13b 遊技球規制レール
14 障害物
15 アウト口
16 通過保留数表示ランプ
17 可変表示装置
18 普通図柄表示装置
19 特定保留数表示ランプ
20 灰皿
21 発射停止ボタン
25 一般入賞装置
26 スタートチャッカ
26a 入賞口
26b 可動片
27 大入賞装置
27a 大入賞口
27b Vゾーン
27c 開閉扉
28 開放用入賞装置
28a 開放口
46 通過球検知センサ
47 始動入賞球検知センサ
48 大入賞球検知センサ
49 スルーチャッカ
50 主制御装置
50a CPU
50b ROM
50c RAM
51 払出制御装置
52 発射制御装置
53 遊技球払出装置
54 集中管理装置
60 副制御装置
61 図柄制御装置
61a,62a,63a CPU
61b,62b,63b ROM
61c,62c,63c RAM
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
65 ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ
67 可動物制御装置
70 CRユニット
71 球貸信号制御装置
Claims (3)
- 遊技の進行状況を示す演出を行う演出装置に対して、図柄の演出パターンと停止図柄の演出パターンとのうち少なくとも何れか一つを含む演出パターンの中から選択した演出を行わせるように制御する副制御装置と、
前記遊技の進行を制御し、前記演出を行わせるために数値化された制御コマンドを一方向通信で前記副制御装置に通知する主制御装置と、を備える遊技機であって、
前記主制御装置は、始動入賞の成立を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるか否かの判定にあたる大当たり乱数抽選と、前記演出パターンを決定するための他の乱数抽選と、を実行し、更に、前記大当たり乱数抽選による抽選結果に対応する数値で表される先行バイトと、前記他の乱数抽選による抽選結果に対応する数値で表される後続バイトであって、前記図柄の演出パターンを指定する数値化された演出パターン用後続バイト、前記停止図柄の演出パターンを決定するための、左図柄を指定する数値化された左図柄用後続バイト、中図柄を指定する数値化された中図柄用後続バイト、及び右図柄を指定する数値化された右図柄用後続バイトを含む後続バイトと、を前記制御コマンドとして副制御装置に送信し、
前記副制御装置は、
前回受けた後続バイトと該前回受けた後続バイトの後に送信された今回受けた後続バイトとを用いて疑似乱数を生成する疑似乱数生成手段と、
前記主制御装置の制御コマンドに対応する演出パターンの数よりも多い演出パターンであって、前記疑似乱数生成手段で生成される疑似乱数に対応する演出パターンを記録した記録手段と、
前記疑似乱数生成手段で生成された疑似乱数に対応する演出パターンを前記記録手段に記録された演出パターンの中から選択する選択手段と、を有し、
前記疑似乱数生成手段は、
前回受けた演出パターン用後続バイトと、今回受けた演出パターン用後続バイトと、を加算して疑似乱数を生成する第1の演算手段と、
前回受けた、演出パターン用後続バイト及び左図柄用後続バイトと、今回受けた、演出パターン用後続バイト及び左図柄用後続バイトと、を加算して疑似乱数を生成する第2の演算手段と、
前回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト及び中図柄用後続バイトと、今回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト及び中図柄用後続バ
イトと、を加算して疑似乱数を生成する第3の演算手段と、
前回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト、中図柄用後続バイト、及び右図柄用後続バイトと、今回受けた、演出パターン用後続バイト、左図柄用後続バイト、中図柄用後続バイト、及び右図柄用後続バイトと、を加算して疑似乱数を生成する第4の演算手段と、を有し、
前記記録手段は、前記第1の演算手段、前記第2の演算手段、前記第3の演算手段、及び前記第4の演算手段の夫々の演算手段に対応する演出テーブルであって、該夫々の演算手段によって算出される疑似乱数に対応する演出パターンが記録された演出テーブルを有し、
前記選択手段は、前記疑似乱数生成手段が起動する毎に、前記第1演算手段、前記第2演算手段、前記第3演算手段、及び前記第4演算手段のうちから特定の演算手段を特定し、該特定された特定の演算手段に対応する前記演出テーブルから特定された演出手段で算出された疑似乱数に対応する演出パターンを選択する、遊技機。 - 疑似乱数生成手段が、前記先行バイトと、前記後続バイトとのうち、後続バイトを用いて疑似乱数を生成し、前記選択手段が、生成された疑似乱数に対応する演出パターンを選択することで、前記主制御装置における大当たり乱数抽選及び他の乱数抽選に変更を加えることなく多彩な演出を実施する、請求項1に記載の遊技機。
- 前記演出装置は、図柄による演出を行う図柄表示装置、音声による演出を行う音声出力装置、光による演出を行うランプのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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