JP4401328B2 - ハイブリッド型光ディスクおよび光ディスク装置 - Google Patents

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本発明は、光ディスクおよび光ディスク装置に関し、特に、異なる波長に対応する記録層がディスク厚方向に複数配された光ディスクおよびこのディスクを取り扱い可能な光ディスク装置に用いて好適なものである。
現在、波長405nm程度の青色レーザ光を用いた次世代DVD(Digital Versatile Disc)の規格化が進められている。かかる規格化においては、青色レーザ光に対応する記録層(以下、「HDDVD層」という)と、赤色レーザ光に対応する記録層(以下、「DVD層」という)の2つの記録層をディスク厚方向に配置することが検討されている。
かかる次世代DVD(以下、「ハイブリッド型次世代DVD」という)では、DVD層がレーザ光入射側から見て手前に配置される。また、DVD層には、既存のDVDと同一のフォーマットがそのまま適用される。このDVD層には、さらにその奥にHDDVD層が存在することを示す情報は保持されない。したがって、DVD層に引き込み処理が行われると、当該ディスクはあたかも、単一の記録層を有するDVDとして取り扱われることとなる。
この場合、HDDVD層にハイブリッド型次世代DVDであることの情報を保持させておけば、HDDVD層から先に引き込み処理を行うことにより、ドライブ側において、他にDVD層が存在することを認識することができる。
しかし、現在、市場にDVDが広く普及していることからすると、ドライブ側では、DVD層に対する引き込み処理を優先して行うものと想定される。今後暫くは、単一層DVDや複数層DVDがドライブに装着される場合が多くなる。この場合に、青色レーザ光にて引き込み処理を行うと、その分、ディスク起動までに遅延が生じる。よって、ドライブ側では、DVD層に対して優先的に引き込み処理が行われるものと想定される。この場合、赤色レーザ光にてDVD層に引き込み処理が行われるため、HDDVD層にハイブリッド型次世代DVDであることの情報を保持させたとしても、この情報は引き込み時に読み取られず、このため、ドライブ側において、当該ディスクがハイブリッド型DVDであることを認識することはできない。
また、規格化においては、HDDVD層にハイブリッド型次世代DVDであることの情報が保持されないことも想定される。この場合は、DVD層とHDDVD層の何れに優先的に引き込み処理を行っても、ドライブ側において、当該ディスクがハイブリッド型HDDVDであることを認識することはできない。
なお、以下の特許文献1には、2つの記録層を有する光ディスクとそのドライブ装置が紹介されている。
特開2003−346348号公報
本発明は、DVD層とHDDVD層の何れに対し引き込み処理を行っても、ドライブ側において、円滑かつ適正に、他の記録層の存在を認識し得る光ディスクを提供することを課題とする。また、この光ディスクが装着されたときに、当該光ディスクがハイブリッド型であることを円滑に判別し得る光ディスク装置を提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、それぞれ以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、記録層がディスク厚方向に複数配されたハイブリッド型光ディスクであって、第1の波長のレーザ光に対応する第1の記録層と、前記第1の波長とは異なる第2の波長のレーザ光に対応する第2の記録層とを備え、前記第2の記録層は、前記第1の波長のレーザに対する反射率が第2の波長のレーザに対する反射率よりも低く、前記第2の記録層に特定領域を設け、当該特定領域において、前記第1の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第1の波長のレーザ光に対する反射率よりも高く、且つ、前記第2の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第2の波長のレーザ光に対する反射率よりも高い光学手段が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のハイブリッド型光ディスクにおいて、前記特定領域は、リードイン領域に配されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、第1の波長のレーザ光に対応する第1の記録層と、前記第1の波長とは異なる第2の波長のレーザ光に対応する第2の記録層とを備え、前記第2の記録層は、前記第1の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第1の波長のレーザ光に対する反射率よりも高く、且つ、前記第2の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第2の波長のレーザ光に対する反射率よりも高い光学手段が設けられているハイブリッド型光ディスクを取り扱い可能な光ディスク装置であって、前記第1の波長と第2の波長のレーザ光を光ディスクに照射可能な光ピックアップと、前記第1の波長のレーザ光を前記ディスクの特定領域に照射したときの反射光強度の変化を検出する検出手段と、前記検出手段における検出結果に基づいて前記ハイブリッド型光ディスクを判別する判別手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、特定領域にレーザ光が照射されたとき、反射光の強度に変化が生じる。例えば、第1の記録層に第1の波長のレーザ光を照射しているときに、照射領域が特定領域に差し掛かると、反射光強度が変化する。かかる強度変化を検出することにより、当該光ディスクが第1の記録層と第2の記録層を有するハイブリッドタイプであることが判別される。したがって、第1の記録層に引き込み処理を行っても、その後、レーザ光が特定領域に照射されることにより、ドライブ側において、別途、第2の記録層が存在することを判別することができる。よって、第1の記録層に対する処理の迅速性を阻害することなく、第2の記録層の存在を判別することができる。
また、請求項のように、ディスク起動後、必ず、且つ、最初に読み取られるリードイン領域に特定領域を配置すれば、当該ディスクがハイブリッド型であることを、円滑かつ確実に判別することができる。
本発明の特徴ないし効果は、以下に示す実施形態の説明によって更に明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、これにより、本発明ないし各構成要件の用語の意義が制限されるものではない。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
図1に、ハイブリッド型の次世代DVDの構造を示す。
ハイブリッド型次世代DVD1は、片面にHDDVD層12が形成された基板11と、片面にDVD層14が形成された基板13を、接着層15によって貼り合わせ、さらに基板11の反対側の面に印刷層16を形成した構造となっている。レーザ光は、基板13側から入射される。記録可能タイプの場合、HDDVD層12とDVD層14に螺旋状のトラックが形成される。また、再生専用タイプの場合は、螺旋状にピットが配列される。
DVD層14のデータフォーマットは既存DVDのデータフォーマットと同一である。DVD層14のリードイン情報には、HDDVD層12が存在することを示す情報は含まれていない。DVD層14は、波長405nm程度の青色レーザ光と波長655nm程度の赤色レーザ光をそれぞれ規定された割合にて透過および反射する。
HDDVD層12には、次世代DVD規格に従うデータフォーマットが適用されている。HDDVD層12のリードイン情報にも、DVD層14が存在することを示す情報は含まれていない。HDDVD層14は、青色レーザ光を規定された反射率にて反射するが、赤色レーザ光に対する反射率はこれに比べて極めて低くなる材料にて形成されている。
HDDVD層12には、ディスク径方向の一部に、反射率変更領域12aが配されている。赤色レーザ光に対する反射率変更領域12aの反射率は、たとえば、層材料を変更することにより、他の領域に比べ大きくなっている。また、青色レーザ光に対する反射率変更領域12aの反射率も、他の領域に比べ大きくなっている。かかる反射率変更領域12aは、HDDVD層12のリードイン領域の一部に配されている。
なお、DVD層が2層配されたマルチレイヤータイプのDVDは、図1の構成において、HDDVD層12がDVD層に置き換わった構成となっている。各DVD層14のリードイン情報には、DVD層が2つ存在することを示す情報が含まれている。これら2つのDVD層は、波長655nm程度の赤色レーザ光をそれぞれ規定された割合にて透過および反射する。なお、何れのDVD層にも、図1に示す反射率変更領域12aは配されておらず、全領域において反射率は略均等となっている。
また、HDDVD層が2層配されたマルチレイヤータイプの次世代DVDは、図1の構成において、DVD層14がHDDVD層に置き換わった構成となっている。この場合、2つのHDDVD層は、波長405nm程度の青色レーザ光をそれぞれ規定された割合にて透過および反射する。また、かかるディスクに波長655nm程度の赤色レーザ光を照射した場合、2つのHDDVD層は、それぞれ、赤色レーザ光を所定の反射率にて反射する。なお、何れのHDDVD層にも、図1に示す反射率変更領域12aは配されておらず、全領域において反射率は略均等となっている。
図2に、本実施形態に係る光ディスク装置の構成を示す。なお、同図には、再生系に関するブロックのみが示されている。
光ディスク装置は、光ピックアップ101と、信号生成回路102と、サーボ回路103と、レーザ駆動回路104と、復調回路105と、コントローラ106と、スピンドルモータ107と、AV処理回路108を備えている。
光ピックアップ101は、波長405nm程度の青色レーザ光と波長655nm程度の赤色レーザ光を出射する半導体レーザと、これらレーザ光をディスク上に収束するための対物レンズと、対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアクチュエータと、ディスクからの反射光を受光する光検出器と、半導体レーザからのレーザ光を対物レンズに導くとともにディスクからの反射光を光検出器に導く光学系を備えている。
信号生成回路102は、光ピックアップ101に配された光検出器からの信号を演算処理してRF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、SUM信号(後述)等の各種信号を生成し、これらを対応する回路に出力する。
サーボ回路103は、信号生成回路102から入力された信号をもとに、フォーカスサーボ信号およびトラッキングサーボ信号を生成し、光ピックアップ101の対物レンズアクチュエータに出力する。また、信号生成回路102から入力された信号をもとにモータサーボ信号を生成しスピンドルモータ107に出力する。
レーザ駆動回路104は、コントローラ106から入力される制御信号をもとに、光ピックアップ101内の半導体レーザに駆動信号を出力する。かかる制御により、青色レーザ光の発光と、赤色レーザ光の発光が適宜切り替えられる。
復調回路105は、信号生成回路102から入力されたRF信号を復調して再生データを生成しAV処理回路108に出力する。復調回路105は、DVDデータフォーマットに従ってデータ復調を行う復調部(DVDデコーダ部)と、次世代DVDデータフォーマットに従ってデータ復調を行う復調部(HDDVDデコーダ部)を備えている。何れの復調部を用いるかは、コントローラ106からの制御信号をもとに設定される。また、各復調部における復調の可否とリードイン情報等のサブ情報が、復調回路105からコントローラ106に出力される。
コントローラ106は、内蔵メモリに各種データを格納するとともに、あらかじめ設定されたプログラムに従って、各部を制御する。なお、コントローラ106内の内蔵メモリには、後述の如く、装着されたディスクにHDDVD層が存在するかを示すフラグ(HDDVD層検出フラグ)が保持される。ディスク装着時におけるフラグのイニシャル値は0(HDDVD層が存在しないことを示す)である。
AV処理回路108は、復調回路105から入力される再生データを処理して映像情報および音声情報を取得する。このうち、映像情報は、コントローラ106からの制御指示に従ってテレビ等の表示装置200に出力される。音声情報は、コントローラ106からの制御指示に従ってスピーカ等(図示せず)に出力される。この他、コントローラ106からの信号に応じて、適宜、所定の画面あるいは音声を出力するための情報がAV処理回路108から出力される。
図3に、信号生成回路102の構成を示す。同図には、フォーカスエラー信号、SUM信号およびRF信号の生成回路のみが示されており、トラッキングエラー信号を生成する回路等については図示省略している。
4分割センサーは、光ピックアップ101内の光検出器に配され、ディスクからの反射光を受光する。各センサーからの信号A〜Dのうち、信号AとC、BとDがそれぞれ加算回路301、302にて加算される。加算回路301、302からの信号は、減算回路303によって減算され、また、加算回路304にて加算される。
減算回路303からの信号は、LPF(ローパスフィルター)にて高周波成分がカットされ、フォーカスエラー(FE)信号として出力される。
加算回路304からの信号は、LPF(ローパスフィルター)にて高周波成分がカットされ、SUM信号として出力される。また、BPF(バンドパスフィルター)にてRF信号の周波数帯域の信号が抽出され、RF信号として出力される。
同図に示す如く、4分割センサーには、主ビームと迷光が照射される。赤色レーザ光にてDVD層14に引き込みを行う場合、主ビームは、DVD層14から反射された反射光となり、迷光は、HDDVD層12から反射された反射光となる。
DVD層14を透過した赤色レーザ光が図1の反射率変更領域12a以外の領域に照射されている場合、上述の如く赤色レーザ光に対する当該領域の反射率は極めて低く抑えられているため、迷光の強度は極めて小さくなる。よって、SUM信号の強度レベルは、主として、主ビームの強度レベルに応じたものとなる。これに対し、DVD層14を透過した赤色レーザ光が反射率変更領域12aに照射されている場合には、当該領域の反射率が大きくなっているため、迷光の強度は引き上げられる。よって、SUM信号の強度レベルは、主ビームの強度レベルに迷光の強度レベルを加算したものとなる。
このように、赤色レーザ光にてDVD層14に引き込みを行う場合には、レーザ光が反射率変更領域12aに差し掛かっているか否かに応じてSUM信号の強度に変化が生じる。かかる強度変化は、DVD層が2層配されたマルチレイヤータイプのDVDや単一層タイプのDVD、あるいは、HDDVD層が2層配されたマルチレイヤータイプのHDDVDや単一層タイプのHDDVDでは生じない。
コントローラ106は、SUM信号の強度変化を監視して、装着されたディスクがハイブリッド型次世代DVDであるかを判別する。具体的には、リードイン情報読み取り時におけるSUM信号を監視し、SUM信号に強度変化が生じるかに基づいて、ディスク判別を行う。
図4に、ディスク装着時のフローチャートを示す。
ディスクが装着されると、赤色レーザ光を出射する半導体レーザが点灯され(S101)、フォーカスサーチが行われる(S102)。そして、レーザ光入射側から見て1層目にある記録層に対する引き込みがなされ(S103)、当該記録層に対する論理処理が可能であるかが判別される(S104)。かかる論理処理は、復調回路105内の復調部のうちDVDデコーダ部を用いて行われる。
ここで、論理処理が可能であれば、当該記録層のリードイン情報が読み取られる(S105)。かかるリードイン情報の読み取り時にSUM信号の強度レベルが監視される(S106)。そして、リードイン情報の読み取りが終了すると(S107:Y)、SUM信号の強度レベルに変化があったかが判別される(S108)。強度レベルに変化があった場合、HDDVD層12が存在するとして、HDDVD層検出フラグに1がセットされる。そして、赤色レーザ光を用いながら、1層目に対する処理(記録/再生)がなされる(S110)。他方、SUM信号の強度レベルに変化がなければ(S108:N)、HDDVD層検出フラグに1がセットされることなく、赤色レーザ光を用いながら、1層目に対する処理(記録/再生)がなされる(S110)。
なお、S109にてHDDVD層検出フラグが1にセットされる場合には、モニター上にHDDVD層が存在することをユーザに報知するための表示をスーパインポーズしても良い。あるいは、その旨を報知するための音声をスピーカから出力するようにしても良い。
S104にて、論理処理が可能でなければ、点灯レーザが青色レーザに切り替えられた後(S111)、フォーカスサーチが行われる(S112)。そして、レーザ光入射側から見て1層目にある記録層に対する引き込みがなされ(S113)、当該記録層に対する論理処理が可能であるかが判別される(S114)。かかる論理処理は、復調回路105内の復調部のうちHDDVDデコーダ部を用いて行われる。
かかる論理処理が可能であれば、当該記録層のリードイン情報が読み取られ(S115)、青色レーザ光を用いながら、当該記録層に対する処理(記録/再生)がなされる(S116)。一方、論理処理が可能でなければ、装着されたディスクは取り扱い不能であるとして、エラー処理がなされる(S117)。かかるエラー処理では、エラー報知画面の表示やエラー報知の音声出力等がなされる。
S110にて1層目に対する処理(記録/再生)がなされている間にHDDVD層12に対するジャンプ指令が入力された場合には、HDDVD検出フラグが1にセットされているかが判別される。そして、このフラグが1にセットされていれば、青色レーザ光に切り替えて、HDDVD層12に対する引き込み処理が試行される。他方、このフラグが1にセットされていなければ、エラー処理がなされる。
以上、本実施の形態によれば、赤色レーザ光にて優先的にDVD層に対する処理を行いながら、同時に、HDDVD層の存在の有無を判別することができる。よって、単一層DVDやマルチレイヤーDVDに対する処理の迅速性を確保しながら、ハイブリッド型HDDVDに対する処理を円滑に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されるものではない。
たとえば、上記実施の形態では、DVD層14に対して優先的に引き込み処理を行う場合を例示したが、HDVDV層12に対して優先的に引き込み処理を行う場合も上記と同様の効果が奏される。この場合、反射率変更領域12aに差し掛かったときに青色レーザ光の反射光強度が引き上げられる。これにより、当該ディスクがハイブリッド型次世代DVDであることが判別される。なお、この場合、図4のフローチャートは、赤色レーザ光に対応する処理ステップと、青色レーザ光に対する処理ステップが相互に置き換えられる。
また、上記実施の形態では、HDDVD層12に反射率変更領域12aを配するようにしたが、DVD層14の方に反射率変更領域を配するようにしても良い。あるいは、HDDVD層12とDVD層14の双方に反射率変更領域を配するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、DVD層とHDDVD層が1層ずつ配されたハイブリッド型ディスクを例示したが、DVD層が1層とHDDVD層が2層配されたハイブリッド型ディスクの場合にも同様の効果を奏することができる。この場合、たとえばHDDVD層の1層目に反射率変更領域が配される。
さらに、上記実施の形態では、反射率変更領域12aをリードイン領域の一部に配するようにしたが、その他の領域に反射率変更領域12aを配するようにしても良い。ただし、上記のように、必ず、且つ、最初に読み取られるリードイン領域に反射率変更領域12aを配するようにすれば、当該ディスクがハイブリッド型であることを、円滑かつ確実に判別することができる。これ以外の領域に反射率変更領域12aを配する場合には、当該ディスクに対する処理に先立ってその領域をレーザ光にて走査する処理制御が必要となる。
なお、上記実施の形態において、反射率変更領域12aは、リードイン領域を径方向に分割したときの一部の分割領域とする他、リードイン領域を周方向に分割したときの一部の分割領域とすることもできる。
また、リードイン領域の一部ではなく全領域を全て反射率変更領域12aとすることもできる。この場合、その後、データ領域に対する再生処理時に、リードイン領域におけるSUM信号と当該データ領域におけるSUM信号が比較され、当該ディスクの種別が判別される。
この他、上記実施の形態では、SUM信号を監視して反射率変更領域12aにおける反射光の強度レベルの変化を判別するようにしたが、これ以外の信号を用いるようにしても良い。
本発明は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ディスクの構成を示す図 実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示す図 実施の形態に係る信号生成回路の構成を示す図 実施の形態に係るディスク処理時のフローチャート
符号の説明
101 光ピックアップ
102 信号生成回路
103 サーボ回路
104 レーザ駆動回路
105 復調回路
106 コントローラ

Claims (3)

  1. 記録層がディスク厚方向に複数配されたハイブリッド型光ディスクであって、
    第1の波長のレーザ光に対応する第1の記録層と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長のレーザ光に対応する第2の記録層とを備え、
    前記第2の記録層は、前記第1の波長のレーザに対する反射率が第2の波長のレーザに対する反射率よりも低く、
    前記第2の記録層に特定領域を設け、当該特定領域において、前記第1の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第1の波長のレーザ光に対する反射率よりも高く、且つ、前記第2の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第2の波長のレーザ光に対する反射率よりも高い光学手段が設けられている、
    ことを特徴とするハイブリッド型光ディスク。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド型光ディスクにおいて、
    前記特定領域は、リードイン領域に配されている、
    ことを特徴とするハイブリッド型光ディスク。
  3. 第1の波長のレーザ光に対応する第1の記録層と、前記第1の波長とは異なる第2の波長のレーザ光に対応する第2の記録層とを備え、前記第2の記録層は、前記第1の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第1の波長のレーザ光に対する反射率よりも高く、且つ、前記第2の波長のレーザ光に対する反射率が前記特定領域以外の領域における前記第2の波長のレーザ光に対する反射率よりも高い光学手段が設けられているハイブリッド型光ディスクを取り扱い可能な光ディスク装置であって、
    前記第1の波長と第2の波長のレーザ光を光ディスクに照射可能な光ピックアップと、
    前記第1の波長のレーザ光を前記ディスクの特定領域に照射したときの反射光強度の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段における検出結果に基づいて前記ハイブリッド型光ディスクを判別する判別手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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