JP4400437B2 - 物品搬送システム - Google Patents
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Description
図6に示す物品搬送システムは、搬送指令を受けて台車走行経路31を走行する物品搬送用の走行台車32を備えており、台車走行経路31は、走行台車32が入庫すべき物品Wを受け取る入庫位置33と、走行台車32が保管先に対して物品Wを出し入れする保管位置34と、走行台車32が出庫すべき物品Wを払い出す出庫位置35が設定されている。
そして、入庫位置33と相対する入庫用コンベア36と、出庫位置35に相対する出庫用コンベア37と、保管位置34と相対する保管棚38が設置されている。
台車走行経路31は、各位置33、34、35に通じるメイン分岐点39が設定されている。
台車走行経路31におけるメイン分岐点39と入庫位置33の間には指令位置40が設定され、指令位置40において搬送指令待ちの走行台車32に対し物品Wの搬送指令を出すようにしている。
従って、指令位置40には送信手段42が設置され、走行台車32には搬送指令を受信する受信手段(図示せず)が備えられている。
ここでは、複数の保管位置34が設定され、各保管位置34とメイン分岐点39の間には保管側分岐点41が設定されている。
次に、走行台車32は入庫位置33へ移動し、入庫位置33において入庫用コンベア36の物品Wを搭載する。
物品Wを搭載した走行台車32は入庫指令に基いて所定の保管位置34へ移動し、走行台車32に搭載されている物品Wは保管位置34において保管棚38に移載される。
物品Wの入庫を終えた空の走行台車32は指令位置40へ復帰する。
また、出庫すべき物品Wを搬送する場合(以後「出庫搬送」と表記する)にも、指令位置40において出庫の搬送指令(以後「出庫指令」と表記する)を受け、保管位置34における物品Wの搭載、出庫位置35における物品Wの移載、空の走行台車32の指令位置40への復帰という行程を順に行う。
つまり、走行台車32は入出庫の搬送指令を指令位置40で受け、搬送指令に基く物品Wの搬送を終えた空の走行台車32は必ず指令位置40に復帰する。
例えば、入庫指令に基く入庫搬送中に、次の搬送指令として出庫指令が確定する場合がある。
この場合、入庫指令に基く入庫搬送を終えた空の走行台車32は、指令位置40に復帰してから、指令位置40において次の出庫指令を受ける。
このため、走行台車32は、入庫搬送後の指令位置40に復帰する際にメイン分岐点39と指令位置40との間を走行し、出庫指令を受けた出庫搬送の際にもメイン分岐点39と指令位置40との間を走行する。
つまり、この種の物品搬送システムは、複数の搬送指令に基く物品Wの搬送を連続して行うと、メイン分岐点39と指令位置40との間を往復する場合がある。
この荷搬送設備は、循環式の走行レールを自走する複数の自走台車と、走行レールに沿う複数のステーションを備えている。
この荷搬送設備は、新たな搬送指令が発生したときの自走台車の状況に応じて、自走台車に対する搬送指令を変更するようにし、搬送効率を改善するとしている。
走行台車の無駄な走行が存在することは、走行台車が走行すべき距離は長くなり、例えば、搬送効率の低下、走行駆動源の動力消費の増大等を招く。
特に、指令位置とメイン分岐点との間の距離が長くなるに伴い、台車走行経路において走行台車が無駄に走行する距離も長くなる。
因みに、特許文献1記載の荷搬送設備は搬送効率の向上を図るとしているが、循環式の走行経路を有する点、複数の自走台車(走行台車)を備える点からみて、構成上の前提が物品搬送システムとは異なり、適用の対象となる技術ではない。
この場合、後の搬送指令に応じて走行台車を第1指令位置に復帰することなく、メイン分岐点から後の搬送指令に応じた行先へ走行台車を移動させることが可能となる。
このため、第1指令位置と分岐点を結ぶ距離を走行台車が走行する必要がなくなり、台車走行経路における走行台車の無駄な走行を防止又は抑制できる。
なお、メイン分岐点は、第1指令位置と前記第2指令位置との間に設定されてもよく、あるいは、第2指令位置にメイン分岐点が含まれるとしてもよい。
この場合、後の搬送指令に応じて走行台車をメイン分岐点を通じて第1指令位置に復帰することなく、保管側分岐点から後の搬送指令に応じた物品の搭載先へ走行台車を移動させることが可能となる。
例えば、前の搬送指令が入庫指令であり、後の搬送指令が出庫指令、あるいは保管位置から別の保管位置へ物品を移動させる搬送指令(以後「変更指令」と表記する)である場合、走行台車が保管側分岐点を含む第2指令位置にて変更指令を受けることができると、走行台車はメイン分岐点を通って第1指令位置に復帰しなくてもよい。
以下、本発明の実施形態に係る物品搬送システムについて図1〜図3に基づき説明する。
図1に示す本実施形態の物品搬送システム10は、2台の入庫用コンベア11a、11bと、出庫用コンベア12と、物品Wの保管先としての保管棚13と、物品搬送用の走行台車14が走行する台車走行経路15と、搬送指令を受けて台車走行経路を走行する走行台車14を備えている。
そして、各入庫用コンベア11a、11bには、台車走行経路15の端部が臨んでいる。
第1入庫用コンベア11aを臨む端部付近には第1入庫位置16aが設定されており、第2入庫用コンベア11bの端部付近には第2入庫位置16bが設定されている。
出庫用コンベア12には台車走行経路15の端部が臨み、出庫用コンベア12における端部付近には出庫位置17が設定されている。
保管棚13は、物品保管用の多数の棚部13aを備えており、この実施形態では台車走行経路15の一部を挟むようにして一対の保管棚13が設置されている。
各棚部13aの正面には、台車走行経路15の端部が臨み、保管位置18が夫々設定されている。
この実施形態の走行台車14は、走行駆動源をバッテリとする電気駆動方式の台車である。
また、走行台車14は遠隔操作される無人式の走行台車であり、受信部において搬送指令を受けて台車走行経路15を自走する。
制御部は、搬送指令に基いて走行台車14の各部を制御し、搬送指令に応じた行先を通るよう走行台車14を走行させる。
物品移載機構は、走行台車14から入出庫先へ物品Wを送り出したり、入出庫元から走行台車14へ物品Wを取り込み移載するための機構である。
この実施形態における台車走行経路15には、入庫側分岐点19と、メイン分岐点20と、複数の保管側分岐点21が設定されている。
入庫側分岐点19は、第1入庫用コンベア11a側及び第2入庫用コンベア11b側における台車走行経路15を結ぶ分岐点である。
メイン分岐点20は、各入庫用コンベア11a、11b側における台車走行経路15の一部と、出庫用コンベア12側における台車走行経路15の一部と、保管棚13側における台車走行経路15の一部を結ぶ分岐点である。
保管側分岐点21は、保管棚13の間を通る保管棚13側の台車走行経路15の一部と、棚部13a側における台車走行経路15の一部を結ぶ分岐点であり、棚部13aの数に比例して備えられている。
また、入庫側分岐点19とメイン分岐点20の間の台車走行経路15の一部を入庫側走行経路15cとし、メイン分岐点20と出庫用コンベア12を結ぶ台車走行経路15の一部を出庫側走行経路15dと呼ぶ。
メイン分岐点20から保管棚13の間を通る台車走行経路15の一部を保管側走行経路15eと呼び、保管側走行経路15eにおける保管側分岐点21と棚部13aを結ぶ台車走行経路15の一部を棚側走行経路15fを呼ぶ。
また、第2入庫用コンベア11bには、第2入庫側走行経路15bの端部が臨み、この端部付近には第2入庫位置16bが設定されている。
第1入庫位置16aは、入庫すべき物品Wを各入庫用コンベア11aから走行台車14へ搭載するために走行台車14を停止させておく位置であり、第2入庫位置16bも第1入庫位置16aと同趣旨により設定された位置である。
一方、出庫用コンベア12には、出庫側走行経路15dの端部が臨み、この端部付近には出庫位置17が設定されている。
出庫位置17は、出庫すべき物品Wを走行台車14から出庫用コンベア12へ移載するために走行台車14を停止させておく位置である。
他方、各棚部13aには棚部側走行経路15fの端部が臨み、この端部付近には保管位置18がそれぞれ設定されている。
各保管位置18は、棚部13aに対する物品Wを出し入れするために走行台車14を停止させておく位置である。
第1指令位置22は、走行台車14に対して搬送指令を伝達するために設定された位置であり、ここでは、走行台車14の寸法にほぼ相当する領域を第1指令位置23としている。
第1指令位置22には搬送指令を走行台車14へ送信する第1送信手段23が備えられている。
第1送信手段23は、光学式や無線式の送信手段とすればよく、第1送信手段23の方式に対応する受信手段が走行台車14に備えられていればよい。
第1送信手段23は、第1指令位置22において待機中又は通過中の走行台車14に対して搬送指令を送信することができる。
また、この実施形態における第1指令位置22は走行台車のバッテリ(図示せず)を充電する充電設備が備えられている。
夜間等のようにシステムが稼動しない時間帯には、充電設備と走行台車14をアダプタやケーブル等で接続し、バッテリの充電を図るようにしている。
第2指令位置24は、第1指令位置22と同様に、走行台車14に対して搬送指令を伝達するために設定された位置であり、走行台車14の寸法にほぼ相当する領域を第2指令位置23としている。
第2指令位置24には搬送指令を走行台車14へ送信する第2送信手段25が備えられ、第2送信手段25は、第1送信手段23と同種である。
従って、走行台車14における受信手段は第1送信手段23及び第2送信手段25から搬送指令を受信することができる。
因みに、第1送信手段23及び第2送信手段25は、図示しない上位のコンピュータから走行台車14に対する搬送指令を受けるように構成されている。
ここでは、搬送指令として保管棚13から出庫用コンベア12への物品Wの出庫指令が2回連続する場合について説明する。
説明の便宜上、初めの搬送指令を第1搬送指令、2回目の搬送指令を第2搬送指令と表記する。
図2において、第1搬送指令に基く通常の走行台車14の走行軌跡を実線で示し、第2指令位置24において受けた第2搬送指令に基く走行台車14の走行軌跡の一部を鎖線で示す。
まず、空の走行台車14は第1指令位置22に待機しており、走行台車14はこの状態で出庫指令である第1搬送指令を受ける。
走行台車14は、第1搬送指令に基いて第1指令位置22からメイン分岐点20へ向けて走行し、メイン分岐点20に達すると保管側走行経路15eを走行する。
そして、走行台車14は、保管側分岐点21を通って所定の棚部13aに対応する保管位置18に停止する。
メイン分岐点20に達した走行台車14は、出庫側走行経路15dを通り出庫用コンベア12へ向かう。
そして、走行台車14は出庫位置17において停止し、搭載された物品Wを出庫用コンベア12へ移し替える。
次に、空となった走行台車14は第2搬送指令を受けるために第1指令位置を目指して出庫側走行経路15dを走行する。
通常、走行台車14が搬送指令を完了した場合には、走行台車14を第1指令位置22へ復帰させるように制御部が走行台車14を制御する。
第2搬送指令は出庫指令であることから、走行台車14が第1指令位置22へ復帰するよりも、メイン分岐点20から保管棚13へ向けて走行する方が、走行台車14の無駄な走行を省くことになる。
具体的には、メイン分岐点20から第1指令位置22までの間(図2における距離L)の往復走行を省略することができる。
このため、第2指令位置24において第2搬送指令を受けた走行台車14は、第1指令位置22への復帰を中止して、メイン分岐点20から保管側走行経路15eを走行し、保管棚13へ向かう。
そして、走行台車14は、先の出庫指令と同様に保管位置18において物品Wを搭載した後、出庫位置17において物品Wを出庫用コンベア12に移載する。
図3は、第1搬送指令及び第2搬送指令の内容と、両搬送指令の組み合わせ毎の走行台車14の第1指令位置22への復帰の有無との関係を表している。
図3に示すとおり、第1搬送指令を完了した走行台車14が第2指令位置24に達するまでに第2搬送指令が生じた場合、第1指令位置22へ向けて復帰しようとした走行台車14は、第2搬送指令が第2入庫用コンベア11bに係る入庫指令を除き、第1指令位置22へ復帰せず、第2搬送指令に対応した行き先へ向けて走行する。
このように、搬送指令が連続する場合には、図3に示す関係を適用することにより、走行台車14の無駄の走行を無くすことができる。
従って、第2搬送指令を受けた走行台車14は第1指令位置22を出発し、第2搬送指令に基く出庫を実施する。
第2搬送指令は、第1搬送指令に基く走行台車14の出庫完了直後から、第1指令位置22へ向けて復帰中の走行台車が第2指令位置24に達するまでの間に、第2指令位置24に達していれば、走行台車14の走行制御について図3に示す関係を適用することが可能となる。
さらに言うと、走行台車14がメイン分岐点20を到達するまでに第2搬送指令が第2指令位置24に達していればより好ましく、この場合、走行台車14の無駄な走行を完全に無くすことが可能となる。
なお、この実施形態では、走行台車14が第1搬送指令を完了した後に第1指令位置22へ復帰させるように制御部が走行台車14を制御するようにしたが、制御部による走行台車14に対する別の制御として、例えば、走行台車14が第1搬送指令を完了した後、制御部はメイン分岐点20までの走行指示を走行台車14に与えるようにしてもよい。
この場合、走行台車14が第1搬送指令を完了してメイン分岐点20に達したときに、第2搬送指令の有無や第2搬送指令の内容に応じて、第1指令位置22への復帰、あるいは第1入庫位置16a又は保管位置18への走行を図るように、制御部は走行台車14に対して走行指示を出すことになる。
(1)後の搬送指令(第2搬送指令)に応じて走行台車14を第1指令位置22に復帰することなく、メイン分岐点20から後の搬送指令(第2搬送指令)に応じた物品Wの搭載先へ走行台車14を移動させることが可能となる。このため、第1指令位置22とメイン分岐点20を結ぶ距離を走行台車14が走行する必要がなくなり、台車走行経路15において走行台車14の無駄な走行を防止又は抑制することができる。これにより、走行台車14のバッテリの無駄な消費を抑制することができる。
(2)後の搬送指令(第2搬送指令)が、走行台車を第1指令位置22に復帰することなく、メイン分岐点20から物品Wの搭載先へ走行台車14を移動させる場合であっても、前の搬送指令(第1搬送指令)を終了した空の走行台車14がメイン分岐点20に達するまでに、後の搬送指令(第2搬送指令)を受けると、後の搬送指令(第2搬送指令)は実行される。つまり、メイン分岐点20が第2指令位置24に含まれることにより、保管位置18及び出庫位置17とメイン分岐点20との距離が最大に設定される。このため、前の搬送指令(第1搬送指令)の終了から後の搬送指令(第2搬送指令)を受けることができる時間が最大となり、第2指令位置において後の搬送指令(第2搬送指令)を受ける機会を多くすることができる。
(3)第1指令位置22が、例えば、バッテリの充電設備の設置条件等から制約を受ける場合でも、別に設定された第2指令位置24を介した搬送指令の受信により、走行台車14の無駄な走行を防止して、走行台車14の効率的な走行を図ることができる。
図4に示す物品搬送システムでは、第1指令位置22が出庫側走行経路15dに設置されているが、第2指令位置24がメイン分岐点20を含まないように設置されている。
この変形例では、第2指令位置24はメイン分岐点20から離れた出庫側走行経路15dに設定されている。
このため、出庫位置17と第2指令位置24との距離は短くなっている。
例えば、第1指令位置22に基く出庫完了後の走行台車14が、第2指令位置24に達するまでに第2搬送指令を受けることができる場合には、先の実施形態と同様に第2搬送指令の内容に応じて、図3に示す関係の適用を受け、走行台車14は第1指令位置22に復帰しない場合がある。
さらに言うと、第2指令位置24が入庫側走行経路15cの一部が含んで設定されることを妨げない。
入庫側走行経路15cに第2指令位置24が設定されると、台車走行の無駄な走行を招くことになるが、メイン分岐点20と第2指令位置24との距離が短くなるほど、無駄な走行距離を短くすることができ、無駄な走行による影響を軽減することができる。
次に、第2の実施形態に係る物品搬送システムについて図5に基いて説明する。
この実施形態の物品搬送システムは、第1の実施形態と同様に、入庫用コンベア11a、11bと、出庫用コンベア12と、保管棚13と、走行台車14と、台車走行経路15を有する。
そして、この実施形態は、第2指令位置26がメイン分岐点20ではなく、各保管側分岐点21を含むように複数設定されている点を除き、他の構成は先の実施形態と同一である。
従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、先の説明を援用する。
ここでは、棚部13aの数に比例して保管側分岐点21が設定されており、これらの複数の保管側分岐点21毎に第2指令位置26が設定されている。
各第2指令位置26は、走行台車14の寸法にほぼ相当する領域により設定されている。
また、各第2指令位置26は第2送信手段を夫々有するが、便宜上、図5では図示しない。
第2指令位置26は、例えば、メイン分岐点20に近い保管側分岐点21にのみ設定するようにしてもよく、あるいは、複数の保管側分岐点21を含む第2指令位置26を設定してもよい。
第2指令位置26の数を削減することにより、第2送信手段を減らすことができる。
第1指令位置22において第1搬送指令を受けた走行台車14は、いずれかの入庫用コンベア11a、11bから物品Wを受けて、保管位置18へ移動する。
保管位置18において物品Wを棚部13aへ移載した後、入庫完了後の走行台車14は第1指令位置22へ向けて走行するが、走行台車14が第2指令位置26に達する前に第2搬送指令が発せられると、走行台車14は第2指令位置26において第2搬送指令を受け、第1指令位置22への復帰を中止する。
そして、第2搬送指令に基いて出庫元に対応する保管位置18に向けて走行する。
また、第2搬送指令が物品Wを棚部13aから別の棚部13aへ移動させる搬送指令である場合にも、第2指令位置26において走行台車14が第2搬送指令を受け、走行台車14を保管棚13付近に止めて引き続き第2搬送指令による物品Wの移動を行うことができる。
○ 上記の実施形態では、入庫用コンベアを複数台としたが、入庫用コンベア、出庫用コンベア、保管棚の数は条件に応じて自由に設定することができる。
○ 上記の実施形態では、第2指令位置がメイン分岐点及び保管側分岐点のいずれかに設定される例について説明したが、両方の分岐点に第2指令位置を設けるようにしてもよい。この場合、第2搬送指令の内容に応じてさらに走行台車の無駄な走行を削減することも可能となる。
○ 上記の実施形態では、単に台車走行経路としたが、台車走行経路は無軌道方式あるいは有軌道方式のいずれかを選択できる。また、走行台車も接地走行タイプのほか、天井側に設置した台車走行経路を走行する吊り下げ走行タイプを採用してもよい。
○ 第1の実施形態では、第1指令位置及び第2指令位置を、走行台車の大きさにほぼ相当する領域としたが、両指令位置は領域に限らず点としてもよく、また、走行台車よりも大きな領域を各指令位置として設定することも妨げない。従って、走行台車よりも大きな領域を各指令位置として設定する場合、走行台車が領域内に存在する範囲で搬送指令を受信できるようにすればよい。
11b 第2入庫用コンベア
12 出庫用コンベア
13 保管棚
13a 棚部
14 走行台車
15 台車走行径路
16a 第1入庫位置
16b 第2入庫位置
17 出庫位置
18 保管位置
19 入庫側分岐点
20 メイン分岐点
21 保管側分岐点
22 第1指令位置
23 第1送信手段
24、26 第2指令位置
25 第2送信手段
Claims (2)
- 搬送指令を受けて台車走行経路を走行する物品搬送用の走行台車を備え、
前記台車走行経路は、前記走行台車が入庫すべき物品を受け取る入庫位置と、前記走行台車が保管先に対して物品を出し入れする保管位置と、前記走行台車が出庫すべき物品を払い出す出庫位置と、前記各位置に通じるメイン分岐点と、搬送指令待ちの前記走行台車に対して搬送指令を出す第1指令位置と、物品搬送後に前記第1指令位置へ向かう走行台車に対して次の搬送指令を出す第2指令位置を含み、
前記メイン分岐点は、前記第1指令位置と前記第2指令位置との間に設定される、又は第2指令位置に含まれることを特徴とする物品搬送システム。 - 搬送指令を受けて台車走行経路を走行する物品搬送用の走行台車を備え、
前記台車走行経路は、前記走行台車が入庫すべき物品を受け取る入庫位置と、前記走行台車が保管先に対して物品を出し入れする保管位置と、前記走行台車が出庫すべき物品を払い出す出庫位置と、前記各位置に通じるメイン分岐点と、搬送指令待ちの前記走行台車に対して搬送指令を出す第1指令位置と、物品搬送後に前記第1指令位置へ向かう走行台車に対して次の搬送指令を出す第2指令位置を含み、
複数の前記保管位置が設定されるとともに、前記メイン分岐点と各保管位置との間に各保管位置と通じる保管側分岐点が設定され、
前記保管側分岐点は、前記第2指令位置に含まれることを特徴とする物品搬送システム。
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