JP4398891B2 - 車両用グローブボックス - Google Patents

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本発明は、ダッシュボードに設けられ、ロック装置でリッドが閉鎖状態に保持される車両用グローブボックスに関するものである。
自動車のダッシュボードの助手席側には、例えば下端側のヒンジ軸を中心としてウイング式に回動するリッドと、リッドの閉鎖状態を保持するロック装置とを有するグローブボックスが設けられることが一般的である。このグローブボックスのロック装置として、丸棒材をコ字形に曲折してなるストライカを物品収納室の開口側に設け、このストライカに係合可能なラッチ部材と、ラッチ部材とストライカとの係合状態を保持するためのスライド式ロックプレートと、ストライカとラッチカムとの係合を解除する力をロックプレートに加えるための操作釦とからなるものが知られている(特許文献1を参照されたい)。
この形式のロック装置においては、ラッチ部材とストライカとを円滑に係合させる都合上、適宜なクリアランスが両者の係合部に設定されることが通例である。しかしこのようなクリアランスがあると、悪路走行などでの車体振動がリッドに伝わった場合に、ラッチ部材とストライカとがぶつかり合って不愉快な騒音を発生させることがある。
このような不都合を生じないようにするために、リッド側に板ばねを設け、この板ばねの遊端をストライカに押し当てて、ラッチとストライカとの隙間を実質的にゼロにするようにした構造が特許文献2に開示されている。
実開平7−16877号 特開平8−189237号
しかるに、文献2に開示された従来の構造は、板ばねの撓曲軸が、リッドの回動中心軸と平行になっている。他方、部品の製造誤差や組み付け誤差に起因して、ラッチとストライカとの相対位置にばらつきが生ずることは避けられない。そのため、文献2に記載の技術によると、ラッチとストライカとの係合時における板ばねに対するストライカの当接位置にばらつきが生ずるため、板ばねにおける基端からストライカの当接点までの寸法が均一にならず、即ちストライカに対する板ばねの反力荷重にばらつきを生じさせる。このことは、リッドの閉荷重が不均一となるので、商品性上好ましくないばかりでなく、品質管理面にも好ましくない影響を及ぼす。
本発明は、このような従来技術の不都合を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は部品の製造誤差や組み付け誤差の影響を受け難くしてストライカに対する板ばねの反力荷重の均一性を確保し得るように構成された車両用グローブボックスを提供することにある。
このような課題を解決するために本発明は、物品収納室の開口面を回動して塞ぐリッド3と、該リッドの閉位置を保持するロック装置5とを有する車両用グローブボックス1が、物品収納室の開口側に設けられたストライカ18と、リッド側に設けられたラッチ部材(例えばラッチカム8)と、前記リッド側に基端が固定される一方、遊端が、ラッチ部材に係合したストライカに当接してラッチ部材から離脱させる向きの反力をストライカに作用させるようにしてなる板ばね20とを有し、ストライカは、板ばねと当接する部位がリッドの回動中心軸と平行に延在し、板ばねは、リッドの回動中心軸とストライカに対する当接方向とに直交する軸回りについて撓曲することを特徴とするものとした。特に、ストライカと係合する係合溝17をラッチカムに設け、板ばねのストライカとの当接面を、係合溝の深さ方向と平行させるものとすると良い。
このような本発明によれば、ロック装置を構成する各部品の製造誤差や組み付け誤差があっても、板ばねにおけるストライカの当接点と基端との寸法が変化しなくなるので、製造上の管理精度を幾分か低めても、ストライカに対する板ばねの反力荷重の均一性が損なわれずに済む。従って、製造効率を低下させずに商品性を向上する上に多大な効果を奏することができる。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された物品収納室としてのグローブボックスを備えた車室前面のダッシュボード回りを示す斜視図である。グローブボックス1は、ダッシュボード2における助手席側の正面下部に設けられている。
グローブボックス1の開口面には、下端側をヒンジ(図示せず)として水平軸回りに回動して開閉可能なリッド3が設けられている。このリッド3は、リッド3の右端側上部に設けられた垂直軸回りに回動するハンドル4の操作で解除し得るロック装置(後述する)によって閉鎖状態が保持されるようになっている。
図2は、操作部を含むロック装置5の車両上方から見た平面図であり、図3は図2のIII-III線について見た断面図であり、図4は図2の左奥側から見た要部斜視図である。これらに良く示すように、ロック装置5は、中空に構成されるリッド3に内設されたベース部材6に水平方向に支持された軸7をもって回転可能に支持されたラッチカム8と、一端に設けられたストッパ片9がラッチカム8の下部に設けられたノッチ10に選択的に係合してラッチカム8をロック(回転不能)状態およびフリー(回転可能)状態に保持すべく、水平方向に摺動自在なようにリッド3内に支持されたスライダ11とを有している。
スライダ11の他端は、リッド3の向かって右端側に設けられたハンドル4と一体の操作レバー12に連接されている。またスライダ11の他端は、ねじりコイルばね13により、操作レバー12に当接する向きに(車体中央側へ向けて)常時弾発付勢されている。
操作レバー12は、平面視L字形をなし、曲折部を垂直軸で支持されており、その一端を手前側へ(矢印A)引くと、他端が車体外側(図2における左方)へ変位してスライダ11を車体外側へ(矢印B)移動させるようになっている。この操作レバー12は、支持軸に巻装されたねじりコイルばね14により、ロック可能位置側へ向けて常時回動付勢されている。
このように、スライダ11と操作レバー12とを、それぞれ個別のねじりコイルばね13・14によって独立して原位置に復帰させるものとすることにより、スライダ11と操作レバー12との間のがたを皆無にして両者の連動動作からヒステリシスを排除し得るので、応答性の向上を図ることができる。
ラッチカム8の軸支部より上方には、前側突起15と後側突起16とにより、側方から見てU字形をなすストライカ係合溝17が形成されている。このストライカ係合溝17が、グローブボックス1の開口面側に設けられた丸棒材をコ字形に曲折してなるストライカ18の中央部に対し、リッド3を閉じた時に係合するようになっている。またラッチカム8は、その支持軸7に巻装されたねじりコイルばね19により、ストライカ18との係合を解除する方向(図3において反時計回り方向)へ常時回動付勢されている。
ラッチカム8を支持したベース部材6には、ラッチカム8に係合したストライカ18が突き当たって撓むように、板ばね20がその一端を固定されている。この板ばね20は、その遊端縁をラッチカム8の側面に隣接させ、且つ腕を水平方向に延在させており、つまりリッド3の回動中心軸に直交する向きにその撓曲軸を延在させている。また板ばね20は、そのストライカ当接面20aを、ロック位置にあるラッチカム8のストライカ係合溝17の深さ方向と平行させている。これにより、製造誤差や組み付け誤差に起因して、上下、左右各方向についての位置ずれがストライカ18に生じたとしても、板ばね20の長手方向についてのストライカ18の当接点位置は変化せずに済むので、ストライカ18に作用させる板ばね20の反力荷重を均一にすることができる。
次に本発明によるロック装置5の作動要領を説明する。
リッド3が開いた状態では、ラッチカム8はねじりコイルばね19の弾発力によって回動し、図3に想像線で示した状態となっている。ラッチカム8がこの状態にあると、スライダ11のストッパ片9の右側端面がラッチカム8の下部左側面に突き当たっているので、ねじりコイルばね13の弾発力が加わっているにも関わらず、スライダ11は車体外側のフリー位置を維持する。
この状態からリッド3を閉じると、ラッチカム8が図3中の矢印C方向に移動し、ラッチカム8の後側突起16の前面にストライカ18が突き当たり、ねじりコイルばね19の弾発力に抗して図3に於ける時計回りにラッチカム8を回動させる。これにより、ラッチカム8の前側突起15と後側突起16との間のストライカ係合溝17にストライカ18が入り込む。この時のラッチカム8の回動に伴い、ラッチカム8の下部側面にストッパ片9を当接させていたスライダ11がねじりコイルばね13の弾発力によって車体中央側へ移動し、スライダ11のストッパ片9をラッチカム8のノッチ10に係合させる。これにより、ストライカ係合溝17にストライカ18を受容したロック状態にラッチカム8が保持され、即ちリッド3の閉鎖状態が保持される。
この状態にあっては、板ばね20の遊端にストライカ18が当接して板ばね20が撓むので、その反力がストライカ18とリッド3との間に作用する。これにより、ストライカ係合溝17とストライカ18との隙間が実質的にゼロになり、リッド3の振動が抑制される。
リッド3を開くには、ねじりコイルばね14の弾発力に抗して操作レバー12の一端を手前側へ引くと、スライダ11が車体外側へ移動し、ラッチカム8のノッチ10からストッパ片9が外れる。これにより、ラッチカム8がねじりコイルばね19の弾発力でロック解除方向へ回動し、ストライカ係合溝17からストライカ18が離脱してリッド3が開方向に回動可能となる。
本発明が適用されたグローブボックスが設けられたダッシュボードの要部斜視図である。 ロック装置のみの部分平面図である。 図2のIII-III線について見た縦断面図である。 ロック装置の要部斜視図である。
符号の説明
1 グローブボックス
3 リッド
5 ロック装置
8 ラッチカム
17 係合溝
18 ストライカ
20 板ばね

Claims (2)

  1. 物品収納室の開口面を塞ぐ回動可能なリッドと、該リッドの閉位置を保持するロック装置とを有する車両用グローブボックスであって、
    前記物品収納室の開口側に設けられたストライカと、
    前記リッド側に設けられたラッチ部材と、
    前記リッド側に基端が固定される一方、遊端が、前記ラッチ部材に係合した前記ストライカに当接して前記ラッチ部材から離脱させる向きの反力を前記ストライカに作用させるようにしてなる板ばねと
    を有し、
    前記ストライカは、前記板ばねと当接する部位が前記リッドの回動中心軸と平行に延在し、
    前記板ばねは、前記リッドの回動中心軸と前記ストライカに対する当接方向とに直交する軸回りについて撓曲することを特徴とする車両用グローブボックス。
  2. 前記ラッチ部材が、前記ストライカと係合する係合溝を備えており、前記板ばねの前記ストライカとの当接面が、前記係合溝の深さ方向に延在していることを特徴とする請求項に記載の車両用グローブボックス。
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