JP4398510B2 - 木材切断装置 - Google Patents
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Description
(2)加工材を前後方向に移送して取り込みコンベアに取り込む。
(3)加工材を長手方向にクロスカットソーに向かってコンベアで送り、先端の端切り位置を光電センサや切断位置決め装置によって決めてクランプし、切断する。
(4)端切りされた加工材を更にコンベアで長手方向に送り、切断位置決め装置で全長切断位置を決めてクランプし、切断する。
(5)全長切断された加工材は、取り出しコンベアによって長手方向に移送され、仕口、継ぎ手、穴、溝などの次の加工工程に流れる。
(1−1)木材を、前記切断機の前方から木材の長手方向に対して直交する方向に横移動させて前記キャリーにクランプさせ、
(1−2)該木材をクランプした前記キャリーを、前記左右の切断部材の間で木材の長手方向へ移動させて端切りのための木材の一端の位置決めを行い、
(1−3)端切りのために位置決めされた木材を前記左右の切断部材の一方の切断部材を用いて端切りを実行し、
(1−4)続いて、前記キャリーを前記左右の切断部材の間で木材の長手方向へ移動させて全長切断のための木材の他端の位置決めを行い、
(1−5)全長切断のために位置決めされた木材を前記左右の切断部材の他方の切断部材を用いて全長切断を実行し、
(1−6)全長切断の完了した木材を、前記キャリーからアンクランプすると共に、当該木材の長手方向に対して直交する方向に横移動させて前記切断機の後方に取り出す様にしたこと
を特徴とする木材切断方法である。
(2−1)木材を、前記切断機の前方から木材の長手方向に対して直交する方向に横移動させる様に持ち上げつつ横転させて前記キャリーにクランプさせ、
(2−2)該木材をクランプした前記キャリーを、前記左右の切断部材の間で木材の長手方向へ移動させて端切りのための木材の一端の位置決めを行い、
(2−3)端切りのために位置決めされた木材を前記左右の切断部材の一方の切断部材を用いて端切りを実行し、
(2−4)続いて、前記キャリーを前記左右の切断部材の間で木材の長手方向へ移動させて全長切断のための木材の他端の位置決めを行い、
(2−5)全長切断のために位置決めされた木材を前記左右の切断部材の他方の切断部材を用いて全長切断を実行し、
(2−6)全長切断の完了した木材を、前記キャリーからアンクランプすると共に、当該木材の長手方向に対して直交する方向に横移動させる様に持ち上げつつ横転させて前記切断機の後方に取り出す様にしたこと
を特徴とする。
木材を、その両端を切断することによって木造住宅用の構造材としての所定の長さに加工する際の木材の送材方法であって、
(3−1)木材を前後方向に移動させて切断機へ送り込み、
(3−2)その後、該木材を長手方向へ移動させて端切り及び全長切断のための位置決めを行い、
(3−3)全長切断の完了した木材を、再び前後方向へ移動させて前記切断機から取り出す様にしたこと
を特徴とする。
木材を、その両端を切断することによって木造住宅用の構造材としての所定の長さに加工する際の木材の送材方法であって、
(4−1)木材を前後方向に移動させつつ持ち上げると共に横転させて切断機へ送り込み、
(4−2)その後、該木材を長手方向へ移動させて端切り及び全長切断のための位置決めを行い、
(4−3)全長切断の完了した木材を、再び前後方向へ移動させつつ旋回させて前記切断機から取り出す様にしたこと
を特徴とする。
木材を、その両端を切断することによって木造住宅用の構造材としての所定の長さに加工するための装置であって、以下の構成を備えたことを特徴とする。
(5−1)左右方向に所定距離をあけて設置される左側の切断部材及び右側の切断部材と、前記左右の切断部材の間に設置され、該左右の切断部材間を左右動可能で木材クランパを有するキャリーとを備えた切断機。
(5−2)前記切断機の後方位置に設置され、木材を加工設備の下流側に取り出す木材取り出し部。
(5−3)前記切断機の前方位置に設置され、木材の長手方向を設備の左右方向として載置することができると共に、該木材を前後方向に移送することのできる木材送り込み装置。
(5−4)前記木材送り込み装置の後方かつ前記切断機の前方となる位置に設置され、前記木材送り込み装置から後方へ移送されてきた木材を前記キャリーへと取り込む木材取り込み装置。
(5−5)前記キャリーに保持されている木材を、左右方向に伸びたままの状態で木材取り出し部に受け渡す木材取り出し装置。
(6−1)前記キャリーが木材を保持固定して左右動する際に、該キャリーの位置を検出するキャリー位置検出装置を備えていること。
(6−2)前記キャリー位置検出装置の検出結果に基づいて、前記切断機による端切り及び全長切断を実施する際の前記キャリーの停止位置を位置決め制御する切断位置制御装置を備えていること。
(7−1)前記切断機は、前記切断部材の内、端切りのための切断部材の外側に、端切り時に発生する端材を排出する端材排出装置を備えていること。
(7−2)前記切断機は、前記切断部材の内、全長切断のための切断部材の外側に、全長切断時に発生する残材を排出する残材排出装置を備えていること。
(7−3)前記キャリー、端材排出装置及び残材排出装置は、それぞれ後方に下り傾斜したテーブル面を有し、各テーブル面は、ほぼ一つの平面を形成する様に、傾斜角及び高さが合わされていること。
(8−1)前記テーブル面に出没可能に備えられ、前記キャリーによって左右動される木材を支持し得る支持部材を備えていること。
(9−1)前記キャリーに投入される木材の長さを検知する木材長さ検知装置を備えていること。
(9−2)前記キャリーを複数台備えていること。
(9−3)前記木材長さ検知装置による木材長さの検知結果に基づいて、前記複数台のキャリーの木材受け取り時の待機位置を位置決め制御するキャリー待機位置制御装置を備えていること。
(10−1)前記木材取り込み装置は、前記木材送り込み装置から送り込まれた木材を掬い上げつつ上方へ移動させ、当該装置の頂上部を越えて移動させる際に、木材を横転させつつ後方へ滑り落として前記キャリーに取り込む装置として構成されていること。
(10−2)前記木材取り出し装置は、前記キャリーに保持されている木材を、旋回動作によって掬い上げつつ旋回させて前記木材取り出し部の上方まで移動させた後、下降動作によって該木材取り出し部上に受け渡す動作を行う装置として構成されていること。
(10−3)前記木材取り込み装置による横転及び木材取り出し装置による旋回により、前記木材が、前記木材送り込み装置に載置したときの上面が下面となって前記木材取り出し部へと載置される様に構成されていること。
(11−1)所定距離をあけて設置される複数のフレームを備えていること。
(11−2)前記各フレームに沿って回転する無限軌道部材を備えていること。
(11−3)前記各無限軌道部材に、左右方向1列に並ぶ位置に取り付けられているドグを備えていること。
(11−4)前記無限軌道部材は、前記ドグを、前記木材送り込み装置の木材載置面よりも下方位置を通過可能な軌道を有すること。
(11−5)前記各フレームの高さ方向の途中の位置に設置され、少なくとも、木材が、外側のフレームよりもさらに外側にはみ出しているか否かを検出することのできる木材検出センサを備えていること。
(11−6)前記各フレームの頂上部付近に設けられ、前記無限軌道部材の頂上部の軌道半径とほぼ同一半径の円弧部と、前記キャリーのテーブル面とほぼ同一角度の傾斜角で前記円弧部に連続する傾斜部とを有する滑り台装置を備えていること。
(12−1)所定距離をあけて設置され、前記木材取り出し部を構成する前記複数の送り部材の間に直立した直立位置と前記キャリー側へ倒れた傾斜位置との間で旋回することのできる複数の旋回アームを備えていること。
(12−2)前記旋回アームの先端に伸縮可能に設けられ、先端に取り付けた受け台を前記旋回アームが前記傾斜位置に倒れた状態のときに前記キャリーに保持された木材の下方を通って伸長させることのできる伸縮アームを備えていること。
(12−3)前記切断機の切断終了時には前記旋回アームを前記キャリー側へ旋回させた状態としておき、該切断機による切断が終了し、かつ、前記キャリーが取り出し位置に位置決めされた後に前記伸縮アームを伸長させ、その後、前記旋回アームを前記木材取り出し部側へと旋回させて直立させた後、前記伸縮アームを縮めて木材の取り出しを実行すると取り出し制御装置を備えていること。
(12−4)前記取り出し制御装置による前記伸縮アームの伸長動作の前に、前記キャリーを、該伸縮アームと干渉しない位置へと移動させる非干渉位置移動制御装置を備えていること。
また、さらなる構成を加えた発明によれば、加工時間を短縮することができ、かつ、切断装置の設備長さを短くすることができると共に、さらに、作業性の向上をも達成することができる。
(a)左キャリー400Lの基準位置
(b)右キャリー400Rの基準位置
(c)右丸鋸軸600の切断線の位置
(d)各旋回アーム904に備えられている伸縮アーム906の位置
(e)端切り位置検出センサ702の位置
(f)CAD/CAMデータとしてインプットされた加工材の素材長さと切断長さ
(g)加工材長さ検出センサ207からの検出信号
(h)端切り位置検出センサ702からの検出信号
が使用される。
(A1)受け取り位置は、加工材Wが長手方向でバランスを崩さない範囲にし、端切り位置決め及び全長切断位置決めのための移動ストロークを事前に確保する待機位置決めをする。
(A2)この条件を満たす様に、これから取り込まれる加工材Wについて加工材長さ検出センサ207による検出結果から判明する加工材長さに基づいて受け取り時の待機位置を決定する。
(B1)端切り位置は、左丸鋸軸500の切断線から左側にはみ出した加工材Wの左端との距離が、ユーザーが予め設定した端切り基準長さとなる様に決定する。この端切り基準長さは、ユーザーの入力によって所望の数値に調整することができる。
(B2)端切りの際の位置決めに当たっては、加工材Wを長手方向に移動させたときに、端切り位置検出センサ702の信号をONからOFFに変化させたとき、加工材Wの先端が左丸鋸軸の切断線から上記(e)だけ出ているという状態を利用する。
(B3)従って、この状態を検出した後のキャリー400の移動距離によって、設定された端切り基準長さに合致する位置に加工材Wの左端を位置決めする。
(B4)なお、上記(e)自体を端切り基準長さとする場合は、端切り位置検出センサ702の信号がONからOFFに変化した位置で停止させる。
(C1)丸鋸軸間の距離よりも短い長さへの全長切断では、(丸鋸軸間距離)−(左キャリー400Lの右方向移動距離)=(全長)となる様に、左キャリー400Lを木材をクランプした状態で右方向に移動させる。なお、木材検知センサ803で加工材Wが右丸鋸軸部600による切断線を越える位置に存在していることの確認も併せて実行する。
(C2)丸鋸軸間の距離よりも長い長さへの全長切断では、(丸鋸軸間距離)+(右キャリー400Rの左方向移動距離)=(全長)となる様に、右キャリー400Rを木材をクランプした状態で左方向に移動させる。なお、木材検知センサ803で加工材Wが右丸鋸軸部600による切断線を越える位置に存在していることの確認も併せて実行する。
(D1)加工材取り出し時の位置決めは、取り出し部900の伸縮アーム906が出の状態になったときに干渉しない位置で、かつ伸縮アーム906で加工材を掬い上げたときに、加工材が長手方向でバランスを崩さない範囲の位置にする。
(D2)この位置決めには、(a)左キャリー400Lの基準位置、(b)右キャリー400Rの基準位置、(d)各旋回アーム904に備えられている伸縮アーム906の位置と、キャリーからのエンコーダ信号とを利用する。
F.左右のキャリー400L,400R同士の衝突を避ける位置決めと速度制御をする。
G.切断時は左右の丸鋸軸500,600にできるだけ近い位置でクランプする位置決めをする。
I.掴み替え(左右交互のクランプ動作)回数をできるだけ少なくする。
(1)加工材Wを、正立状態(横架材において建築時の上面が上となる状態)、かつ、その長手方向の中央がチェーンスラッシャ100のほぼ中央となる様に、左右に伸びた状態でチェーンスラッシャ100上に載置する(図14(A)参照)。ここで、ほぼ中央となる様に木材を載置するのは、加工材取り込み工程において木材がバランスを崩したりしない様にするためである。
(2)チェーンスラッシャ100を駆動して加工材Wを後方に移送する。
(3)チェーンスラッシャ100は、加工材Wを取り込みコンベア200の下端部に当接する位置まで移送して停止する(図14(B)参照)。
(4)取り込みコンベア200を駆動する。
(5)取り込みコンベアのチェーン204に取り付けたドグ205が加工材Wを下方から掬い上げ、そのままフレームレール201に沿って上昇させる(図14(C)参照)。
(6)取り込みコンベア200による上昇の途中、加工材Wが加工材長さ検出センサ207の設置高さに至ると、加工材長さ検出センサ207の検出信号が変化し、加工材Wの長さが検知される。この場合、寸法として長さを検知するのではなく、取り込みコンベア200の全幅よりも長いか否か、取り込みコンベア200の中央に位置しているのか左右にずれているのかといった観点で加工材長さを検知する。
(7)取り込みコンベア200は、加工材長さ検出センサ207の信号が変化した後、再び初期状態の検出信号に復帰するまで上昇動作を続け、初期状態の検出信号に復帰した時点で停止する。この検出信号の変化から復帰までの間のチェーン204の昇降移動の距離が計測され、加工材Wの高さが計測される。
(8)取り込みコンベア200の停止状態において、図示を省略した前後検出センサが作動し、加工材Wの前面側に当接するための計測具を突出させる。
(9)取り込みコンベア200を下降動作させて加工材Wを前記計測具を没入方向に移動させたときに前面側に当接できる位置に移動する。
(10)前後検出センサの計測具を没入方向に移動させて加工材Wの前面側に当接させ、当接するまでの計測具の移動距離から材幅(前後距離)を計測する。
(11)材幅の計測が完了しても、先の加工材Wがキャリー400から取り出されていない場合は、取り込みコンベア200は停止したままで待機する。
(12)先の加工材Wがキャリー400から取り出されている場合は、取り込みコンベア200は加工材Wの送り動作(上昇動作)を再開する。
(13)この送り動作再開までの間に、左右のキャリー400L,400Rは、長さ検出結果に基づいて決定した加工材受け取り位置に移動して待機している。
(14)加工材Wは、この上昇動作によって取り込みコンベア200の頂上部に至り、横転しながら滑り台208の上を滑り落ちて、受け取り位置に待機した左右のキャリー400L,400Rのテーブル404上に滑り込んで受け止められる(図15(A),(B)参照)。
(15)こうして加工材Wの受け渡しが完了したら、チェーンスラッシャ100及び取り込みコンベア200は次の加工材Wの取り込み動作を開始する。
2−1.左右の丸鋸軸間隔より加工材長さ及び切断全長が短い場合の動作例
(1)加工材長さ検出センサ207による加工材Wの長さ確認によって、左右のキャリー400L,400Rは、各々左右動し、加工材Wの長さ確認結果に応じた受け取り位置に待機する(図16(A),(B)参照)。
(2)取り込みコンベア200の頂上を越えて横転しながら滑り落ちてきた加工材Wは、左右のキャリー400L,400Rのテーブル404と定規408とに支えられた状態に受け止められる(図15(B)参照)。
(3)右キャリー400Rは、加工材Wをクランプした後(図15(C),図17(A)参照)、左に移動する。この動作と同時に左キャリー400Lはテーブル404と定規408上に加工材Wを載置した状態(クランプしていない)のままで左エンド(左丸鋸軸500直近)まで移動し停止する(図17(A)参照)。
(4)右キャリー400Rは、端切り位置検出センサ702がOFFからONに変化したときに一旦停止し、その後右移動を開始し、端切り位置検出センサ702がONからOFFに変化したら停止する。これにより、加工材Wは、左丸鋸軸500による切断線を若干越えた位置を左端とする状態に停止し、端切りのための位置決めが完了する(図17(B)参照)。
(5)左キャリー400Lは、加工材Wをクランプする。左キャリー400Lによるクランプが完了すると、右キャリー400Rは加工材Wをアンクランプする(図17(C)参照)。
(6)左丸鋸軸500を駆動した状態で前後動させることにより、加工材Wの端切りを実行する。
(7)こうして端切りが完了したら、左右のキャリー400L,400Rは、同時に右方向に移動し始める。このとき、加工材Wは、左キャリー400Lにクランプされているので、左キャリー400Lの移動に伴って移動する。右キャリー400Rは、そのテーブル404と定規408で加工材Wの右側を支えた状態になっている。
(8)左キャリー400Lは、右移動開始後の移動距離をエンコーダ信号として出力している。
(9)このエンコーダ信号に基づいて、加工材Wの全長切断位置が右丸鋸軸600の切断線上に位置したことを演算によって判定し、左キャリー400Lを停止させる。右キャリー400Rは、右エンド(右丸鋸600直近)まで移動して停止する。このとき、右キャリ−400Rは、加工材Wが落下しない様に載置状態のままで、左キャリー400Lの右移動とシンクロした移動動作をする。これによって、加工材Wの全長切断のための位置決めが完了する(図18(A)参照)。
(10)右キャリー400Rは、加工材Wをクランプする。左キャリー400Lは、右キャリー400Rによるクランプが完了した後、加工材Wをアンクランプする(図18(B)参照)。
(11)右丸鋸軸600を駆動した状態で前後動させることにより、加工材Wの全長切断を実行する。
(12)全長切断が完了したら、左右のキャリー400L、400Rを同時に左側に移動開始し、全長切断の完了した加工材Wを取り出し位置に移動させて停止する。この取り出し位置への移動においては、旋回アーム904が伸縮アーム906を伸ばしたときに干渉せず、かつ、キャリー上に載置した加工材Wがバランスを崩さない位置が選ばれる(図18(C)参照)。
(13)この後、取り出し工程が実行される。
(1)加工材長さ検出センサ207による加工材Wの長さ確認によって、左右のキャリー400L,400Rは、各々左右動し、加工材Wの長さ確認結果に応じた受け取り位置に待機する(図16(B)参照)。
(2)取り込みコンベア200の頂上を越えて横転しながら滑り落ちてきた加工材Wは、左右のキャリー400L,400Rのテーブル404と定規408とに支えられた状態に受け止められる(図15(B)参照)。
(3)右キャリー400Rは、加工材Wをクランプした後(図15(C),図19(A)参照)、右に移動する。この動作と同時に左キャリー400Lはテーブル404と定規408上に加工材Wを載置した状態(クランプしていない)のままで左エンド(左丸鋸軸500直近)まで移動し停止する。
(4)右キャリー400Rは、端切り位置検出センサ702がONからOFFに変化したら停止する。これにより、加工材Wは、左丸鋸軸500による切断線を若干越えた位置を左端とする状態に停止し、端切りのための位置決めが完了する(図19(B)参照)。
(5)左キャリー400Lは、加工材Wをクランプする。左キャリー400Lによるクランプが完了すると、右キャリー400Rは加工材Wをアンクランプする(図19(C)参照)。
(6)左丸鋸軸500を駆動した状態で前後動させることにより、加工材Wの端切りを実行する。
(7)左の丸鋸軸500による加工材Wの端切り実行中に、右キャリー400Rは右エンド(右丸鋸軸600直近)まで移動し停止する(図20(A)参照)。
(8)右キャリー400Rは加工材Wをクランプし、この後、左キャリー400Lは加工材Wをアンクランプする。
(9)右キャリー400Rは加工材Wをクランプした状態で左に移動する(図20(B)参照)。このとき、右キャリー400Rの移動距離がエンコーダ信号として出力される。
(10)このエンコーダ信号に基づいて、加工材Wの全長切断位置が右丸鋸軸600の切断線上に位置したことを演算によって判定し、右キャリー400Rを停止させる。なお、この動作は、(10)で右キャリー400Rが停止した位置によっては実行しない。この動作を実行するか否かは、右キャリー400Rから右側へ伸びる加工材のオーバーハング部分の長さが十分に長いか否かにより決定する。
(11)今度は、左キャリー400Lが加工材Wをクランプし、右キャリー400Rは加工材Wをアンクランプする。そして、右キャリー400Rは、右エンド(右丸鋸600直近)まで移動して停止し、再び加工材Wをクランプする。この後、左キャリー400Lは加工材Wをアンクランプする(図20(C)参照)。このとき、木材検知センサ803によって全長切断位置に加工材Wが位置していることの確認も併せて実行する。
(12)右丸鋸軸600を駆動した状態で前後動させることにより、加工材Wの全長切断を実行する。
(13)全長切断が完了したら、右キャリー400Rは加工材Wをクランプしたままで左方向に移動して全長切断の完了した加工材Wを取り出し位置に移動させて停止する。
(14)この後、取り出し工程が実行される。
(1)端切り切断後の端材は、端材受け台701上を傾斜面で滑り落として排出する。
(2)全長切断後の残材は、残材受け台801上を傾斜面で滑り落として排出する。
(1)旋回アーム904は、傾斜位置にセットされている。
(2)伸縮アーム906が出る(図21(A)参照)。
(3)左右のキャリー400L,400Rは加工材Wをアンクランプ状態とする。
(4)旋回アーム904を後方直立状態に向けて旋回動作させる。この動作に伴って伸縮アーム906が加工材Wを掬い上げながら垂直状態まで旋回する(図21(B)参照)。
(5)伸縮アーム906が入り状態に動作する。
(6)加工材Wは取り出しコンベアローラ908上に倒立状態(横架材において建築時の上面を下に向けた状態)で載置される。
(7)旋回アーム904は傾斜状態の待機位置に戻る。
(8)加工材Wは、取り出しコンベアローラ908によって下流の加工機械Aに送られる。
100・・・チェーンスラッシャ
101・・・フレーム、102・・・チェーン、103・・・チェーンホイール、104・・・ギヤモータ
200・・・取り込みコンベア
201・・・フレームレール、202・・・下チェーンホイール、203・・・上チェーンホイール、204・・・チェーン、205・・・ドグ、206・・・ギヤモータ、207・・・加工材長さ検出センサ、208・・・受け渡し台、208a・・・円弧状の部分、208b・・・直線部分、211・・・上ホイール軸、212・・・下ホイール軸
300・・・キャリーガイド部
301・・・フレーム、302・・・左右動ガイドレール、303・・・ラックギヤ
400L・・・左キャリー
400R・・・右キャリー
401・・・本体、401a・・・ベース、401b・・・側壁、402・・・テーブル、403・・・リニアベアリング、404・・・サーボモータ、404a・・・ブラケット、405・・・ピニオンギヤ、406・・・定規、407・・・クランプ用空圧シリンダ、408・・・クランプ体回転用空圧シリンダ、409・・・クランプ体
500・・・左丸鋸軸部
501・・・本体、502・・・前後動ガイドレール、503・・・チェーンホイール、504・・・チェーン、505・・・ギヤモータ、506・・・ベース、507・・・リニアベアリング、508・・・丸鋸モータ、509・・・丸鋸
600・・・右丸鋸軸部
601・・・本体、602・・・前後動ガイドレール、603・・・チェーンホイール、604・・・チェーン、605・・・ギヤモータ、606・・・ベース、607・・・リニアベアリング、608・・・丸鋸モータ、609・・・丸鋸
700・・・端材受け部
701・・・端材受け台、702・・・端切り位置検出センサ
800・・・残材受け部
801・・・残材受け台、802・・・ローラ、802a・・・エアシリンダ、803・・・木材検知センサ
900・・・取り出し部
901・・・本体、902・・・フレーム、903・・・旋回軸、904・・・旋回アーム、904a・・・レール、905・・・ギヤモータ、906・・・伸縮アーム、、906a・・・リニアベアリング、906b・・・受け、907・・・エアシリンダ、908・・・取り出しコンベアローラ
1000・・・メイン制御装置
1001・・・CAD/CAMデータ入力装置
1002・・・前後検出センサ
Claims (7)
- 木材を、その両端を切断することによって木造住宅用の構造材としての所定の長さに加工するための装置であって、以下の構成を備えたことを特徴とする木材切断装置。
(5−1)左右方向に所定距離をあけて設置される左側の切断部材及び右側の切断部材と、前記左右の切断部材の間に設置され、該左右の切断部材間を左右動可能で木材クランパを有するキャリーとを備えた切断機。
(5−2)前記切断機の後方位置に設置され、木材を加工設備の下流側に取り出す木材取り出し部。
(5−3)前記切断機の前方位置に設置され、木材の長手方向を設備の左右方向として載置することができると共に、該木材を前後方向に移送することのできる木材送り込み装置。
(5−4)前記木材送り込み装置の後方かつ前記切断機の前方となる位置に設置され、前記木材送り込み装置から後方へ移送されてきた木材を前記キャリーへと取り込む木材取り込み装置。
(5−5)前記キャリーに保持されている木材を、左右方向に伸びたままの状態で木材取り出し部に受け渡す木材取り出し装置。
(6−1)前記キャリーが木材を保持固定して左右動する際に、該キャリーの位置を検出するキャリー位置検出装置を備えていること。
(6−2)前記キャリー位置検出装置の検出結果に基づいて、前記切断機による端切り及び全長切断を実施する際の前記キャリーの停止位置を位置決め制御する切断位置制御装置を備えていること。 - 請求項1記載の木材切断装置において、さらに以下の構成を備えたことを特徴とする木材切断装置。
(7−1)前記切断機は、前記切断部材の内、端切りのための切断部材の外側に、端切り時に発生する端材を排出する端材排出装置を備えていること。
(7−2)前記切断機は、前記切断部材の内、全長切断のための切断部材の外側に、全長切断時に発生する残材を排出する残材排出装置を備えていること。
(7−3)前記キャリー、端材排出装置及び残材排出装置は、それぞれ後方に下り傾斜したテーブル面を有し、各テーブル面は、ほぼ一つの平面を形成する様に、傾斜角及び高さが合わされていること。 - 請求項2記載の木材切断装置において、さらに以下の構成を備えたことを特徴とする木材切断装置。
(8−1)前記テーブル面に出没可能に備えられ、前記キャリーによって左右動される木材を支持し得る支持部材を備えていること。 - 請求項1〜3のいずれか記載の木材切断装置において、さらに以下の構成を備えたことを特徴とする木材切断装置。
(9−1)前記キャリーに投入される木材の長さを検知する木材長さ検知装置を備えていること。
(9−2)前記キャリーを複数台備えていること。
(9−3)前記木材長さ検知装置による木材長さの検知結果に基づいて、前記複数台のキャリーの木材受け取り時の待機位置を位置決め制御するキャリー待機位置制御装置を備えていること。 - 請求項1〜4のいずれか記載の木材切断装置において、さらに以下の構成を備えたことを特徴とする木材切断装置。
(10−1)前記木材取り込み装置は、前記木材送り込み装置から送り込まれた木材を掬い上げつつ上方へ移動させ、当該装置の頂上部を越えて移動させる際に、木材を横転させつつ後方へ滑り落として前記キャリーに取り込む装置として構成されていること。
(10−2)前記木材取り出し装置は、前記キャリーに保持されている木材を、旋回動作によって掬い上げつつ旋回させて前記木材取り出し部の上方まで移動させた後、下降動作によって該木材取り出し部上に受け渡す動作を行う装置として構成されていること。
(10−3)前記木材取り込み装置による横転及び木材取り出し装置による旋回により、前記木材が、前記木材送り込み装置に載置したときの上面が下面となって前記木材取り出し部へと載置される様に構成されていること。 - 請求項1〜5のいずれか記載の木材切断装置において、前記木材取り出し装置(5−4)を、以下の様に構成したことを特徴とする木材切断装置。
(11−1)所定距離をあけて設置される複数のフレームを備えていること。
(11−2)前記各フレームに沿って回転する無限軌道部材を備えていること。
(11−3)前記各無限軌道部材に、左右方向1列に並ぶ位置に取り付けられているドグを備えていること。
(11−4)前記無限軌道部材は、前記ドグを、前記木材送り込み装置の木材載置面よりも下方位置を通過可能な軌道を有すること。
(11−5)前記各フレームの高さ方向の途中の位置に設置され、少なくとも、木材が、外側のフレームよりもさらに外側にはみ出しているか否かを検出することのできる木材検出センサを備えていること。
(11−6)前記各フレームの頂上部付近に設けられ、前記無限軌道部材の頂上部の軌道半径とほぼ同一半径の円弧部と、前記キャリーのテーブル面とほぼ同一角度の傾斜角で前記円弧部に連続する傾斜部とを有する滑り台装置を備えていること。 - 請求項1〜6のいずれか記載の木材切断装置において、前記木材取り出し装置(5−5)を、以下の様に構成したことを特徴とする木材切断装置。
(12−1)所定距離をあけて設置され、前記木材取り出し部を構成する前記複数の送り部材の間に直立した直立位置と前記キャリー側へ倒れた傾斜位置との間で旋回することのできる複数の旋回アームを備えていること。
(12−2)前記旋回アームの先端に伸縮可能に設けられ、先端に取り付けた受け台を前記旋回アームが前記傾斜位置に倒れた状態のときに前記キャリーに保持された木材の下方を通って伸長させることのできる伸縮アームを備えていること。
(12−3)前記切断機の切断終了時には前記旋回アームを前記キャリー側へ旋回させた状態としておき、該切断機による切断が終了し、かつ、前記キャリーが取り出し位置に位置決めされた後に前記伸縮アームを伸長させ、その後、前記旋回アームを前記木材取り出し部側へと旋回させて直立させた後、前記伸縮アームを縮めて木材の取り出しを実行すると取り出し制御装置を備えていること。
(12−4)前記取り出し制御装置による前記伸縮アームの伸長動作の前に、前記キャリーを、該伸縮アームと干渉しない位置へと移動させる非干渉位置移動制御装置を備えていること。
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