JP4395341B2 - スピニングリールのリアドラグ操作構造 - Google Patents

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Description

本発明は、リアドラグ操作構造、特に、スピニングリールのリール本体の後方に設けられたリアドラグ機構を操作するためのリアドラグ操作構造に関する。
従来のスピニングリールでは、リール本体の後方に設けられたリアドラグ機構を操作するためのリアドラグ操作構造が広く採用されている。
従来のリアドラグ操作構造は、つまみ装着部と、第1リアドラグつまみと、第2リアドラグつまみと、を備えている(たとえば、特許文献1参照)。つまみ装着部は、筒状部と雄ねじ部とを有している。筒状部はリール本体の後部から後方に筒状に突出しており、雄ねじ部は筒状部の外周面に形成されている。第1リアドラグつまみは、リアドラグ機構のドラグ力を微調整するためのものであり、つまみ装着部の後端部に装着されている。第2リアドラグつまみは、レバー部材とナット部材とを有している。レバー部材は、リール本体の後部と第1リアドラグつまみの前部との間に配置されている。ナット部材は、レバー部材に回転不能かつ前後移動不能に装着されている。また、ナット部材は、つまみ装着部の雄ねじ部に螺合させている。このような第2リアドラグつまみのレバー部材を揺動させると、レバー部材とともにナット部材がつまみ装着部に対して相対回転する。このとき、レバー部材とナット部材とがつまみ装着部に対して前後方向に相対移動して、リアドラグ機構のドラグ力が第1リアドラグつまみより広い範囲で調整される。
実公平3−5259号公報(第1図)
従来のスピニングリールのリアドラグ操作構造では、第2リアドラグつまみのレバー部材を揺動させたときに、レバー部材とナット部材とをつまみ装着部に対して前後方向に相対移動させることで、リアドラグ機構のドラグ力が調節されるようになっている。このとき、レバー部材がリール本体の後部および第1リアドラグつまみの前部に接触しないように、第2リアドラグつまみとリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみと第1リアドラグつまみの前部との間には、隙間を設けておく必要がある。この隙間が大きくなればなるほど、隙間からリール本体内にゴミや埃のような異物が入り込んでしまうおそれがあるとともに、リール本体の後部から第1リアドラグつまみにかけて、リアドラグ操作構造のシルエットに段差が生じて意匠性が低下してしまうおそれがある。
本発明の課題は、スピニングリールのリアドラグ操作構造において、リール本体内に異物が入り込みにくくするとともに、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性を向上することにある。
発明1に係るスピニングリールのリアドラグ操作構造は、リール本体の後方に設けられたリアドラグ機構を操作するためのリアドラグ操作構造であって、つまみ装着部と、第1リアドラグつまみと、第2リアドラグつまみと、を備えている。
つまみ装着部は、筒状部と雄ねじ部とを有している。筒状部はリール本体の後部から後方に筒状に突出しており、雄ねじ部は筒状部のリール本体後部側の外周面に形成されている。第1リアドラグつまみは、リアドラグ機構のドラグ力を微調整するためのものであり、第1つまみ部材と第2つまみ部材とを有している。そして、第1つまみ部材の後端側の一部と、第1つまみ部材の後方への移動を規制するために第1つまみ部材の後端においてつまみ装着部に配置された後方移動規制部材とを外周から覆うように、第2つまみ部材を第1つまみ部材に装着することにより、第1リアドラグつまみは、つまみ装着部に装着される。第2リアドラグつまみは、リアドラグ機構のドラグ力を第1リアドラグつまみより広い範囲で調整するためのものであり、レバー部材とナット部材とを有している。レバー部材は、リール本体の後部と第1リアドラグつまみの前部との間に配置されている。このレバー部材は、リール本体の後部と第1リアドラグつまみの前部とに接触可能になっている。ナット部材は、レバー部材に相対回転不能かつ前後相対移動可能に装着されている。また、ナット部材は、つまみ装着部の雄ねじ部に螺合させている。
このスピニングリールのリアドラグ操作構造では、第2リアドラグつまみのレバー部材を揺動させると、レバー部材とともにナット部材がつまみ装着部に対して相対回転する。このとき、レバー部材が第1リアドラグつまみの前部およびリール本体の後部に接触した状態で、ナット部材がレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動して、リアドラグ機構のドラグ力が第1リアドラグつまみより広い範囲で調整される。
ここでは、レバー部材が第1リアドラグつまみの前部およびリール本体の後部に接触することで、レバー部材はつまみ装着部に対して前後への相対移動が規制されている。この状態で、つまみ装着部に螺合するナット部材を、第2リアドラグつまみの揺動によりレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動させることで、リアドラグ機構のドラグ力を調節することができる。これにより、レバー部材を移動させるために用いられていた隙間を、第2リアドラグつまみとリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみと第1リアドラグつまみの前部との間に設ける必要がなくなり、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
発明2に係るスピニングリールのリアドラグ操作構造では、発明1に記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造において、ナット部材の外周に第1凹部が後端から前方に向けて形成されており、この第1凹部は周方向に少なくとも1つ設けられている。レバー部材は筒状部分を有しており、この筒状部分の内周には第1凹部に嵌合可能な第1凸部が形成されている。
この場合、ナット部材の外周に形成された第1凹部に、レバー部材の筒状部分の内周に形成された第1凸部が嵌合可能になっているので、レバー部材をナット部材の後部でナット部材に容易に位置決めすることができる。また、第2リアドラグつまみを揺動させたときには、レバー部材の第1凸部とナット部材の第1凹部とが噛み合って、ナット部材はレバー部材とともに回転する。このとき、ナット部材の第1凹部がレバー部材の第1凸部上で前後方向にスライドして、ナット部材はレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動する。このように、ナット部材をレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動させることで、リアドラグ機構のドラグ力を調節することができる。これにより、レバー部材を移動させるために用いられていた隙間を、第2リアドラグつまみとリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみと第1リアドラグつまみの前部との間に設ける必要がなくなり、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
発明3に係るスピニングリールのリアドラグ操作構造では、発明1又は2に記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造において、ナット部材の外周に第2凸部が前端から後方に向けて形成されており、この第2凸部は周方向に少なくとも1つ設けられている。レバー部材は筒状部分を有しており、この筒状部分の内周には第2凸部に嵌合可能な第2凹部が形成されている。
この場合、ナット部材の外周に形成された第2凸部に、レバー部材の筒状部分の内周に形成された第2凹部が嵌合可能になっているので、レバー部材をナット部材の前部でナット部材に容易に位置決めすることができる。また、第2リアドラグつまみを揺動させたときには、レバー部材の第2凹部とナット部材の第2凸部とが噛み合って、ナット部材はレバー部材とともに回転する。このとき、ナット部材の第2凸部がレバー部材の第2凹部内で前後方向にスライドして、ナット部材はレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動する。このように、ナット部材をレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動させることで、リアドラグ機構のドラグ力を調節することができる。これにより、レバー部材を移動させるために用いられていた隙間を、第2リアドラグつまみとリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみと第1リアドラグつまみの前部との間に設ける必要がなくなり、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
発明4に係るスピニングリールのリアドラグ操作構造では、発明1から3のいずれかに記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造において、第1リアドラグつまみが、つまみ装着部に回転自在かつ前後移動不能に装着されている。ここでは、第1つまみ部材の前方への移動を規制するために第1つまみ部材の前端においてつまみ装着部に装着される前方移動規制部材と、後方移動規制部材とを用いて、第1リアドラグつまみの第1つまみ部材が、挟持される。そして、第2リアドラグつまみの前部とリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみの後部と第1リアドラグつまみの前部との間には、微小隙間が設けられている。
この場合、第1リアドラグつまみが、つまみ装着部に回転自在かつ前後移動不能に装着されているので、第1リアドラグつまみを回転させても、第1リアドラグつまみは、つまみ装着部に対して前後方向に移動しないようになっている。これにより、第2リアドラグつまみの後部と第1リアドラグつまみの前部との間の隙間が、大きくならないようにすることができる。また、第2リアドラグつまみの前部とリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみの後部と第1リアドラグつまみの前部との間には、隙間が設けられているので、第2リアドラグつまみの揺動時の初動負荷を低減することができる。このときの隙間は微小隙間であるので、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
発明5に係るスピニングリールのリアドラグ操作構造では、発明1から4のいずれかに記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造において、第2リアドラグつまみとつまみ装着部との間に、第2リアドラグつまみを所定の揺動範囲で揺動させることにより発音する発音機構が設けられている。この発音機構は、複数の音出し凹部と、装着凹部と、音出しピンと、付勢手段とからなっている。複数の音出し凹部は、第2リアドラグつまみの内周に揺動範囲に応じて周方向に間隔を隔てて形成されている。装着凹部は、音出し凹部に対向する位置でつまみ装着部の外周に形成されている。音出しピンは、装着凹部に進退自在に装着されており、音出し凹部に係合している。付勢手段は、装着凹部に配置されており、音出しピンを音出し凹部側に付勢している。
このスピニングリールのリアドラグ操作構造では、第2リアドラグつまみを揺動させると、つまみ装着に装着された音出しピンが、付勢手段によって第2リアドラグつまみに形成された音出し凹部側に付勢され、音出しピンが複数の音出し凹部に係合して発音する。このように、第2リアドラグつまみとつまみ装着部との間に発音機構が設けられた場合でも、ナット部材をレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動させることで、リアドラグ機構のドラグ力を調節することができる。これにより、レバー部材を移動させるために用いられていた隙間を、第2リアドラグつまみとリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみと第1リアドラグつまみの前部との間に設ける必要がなくなり、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
本発明によれば、レバー部材が第1リアドラグつまみの前部およびリール本体の後部に接触することで、レバー部材はつまみ装着部に対して前後への相対移動が規制されている。この状態で、つまみ装着部に螺合するナット部材を、第2リアドラグつまみの揺動によりレバー部材とつまみ装着部とに対して前後方向に相対移動させることで、リアドラグ機構のドラグ力を調節することができる。これにより、レバー部材を移動させるために用いられていた隙間を、第2リアドラグつまみとリール本体の後部との間および第2リアドラグつまみと第1リアドラグつまみの前部との間に設ける必要がなくなり、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
〔スピニングリールの構成〕
図1に、本発明の一実施形態によるスピニングリールを示す。
スピニングリールは、図1に示すように、主に、ハンドル10を回転自在に支持するリール本体1と、ロータ2と、スプール3と、第1リアドラグつまみ50および第2リアドラグつまみ51とを備えている。
リール本体1は、リールボディ1aと、リールボディ1aから上方に延びる竿取付脚部1bとを有している。リールボディ1aの内部には収納空間が形成されている。この収納空間にはロータ2をハンドル10の回転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール3を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。リールボディ1aの後部1cには、図2および図4に示すように、後部1cから後方に筒状に突出した筒状部52gを有するつまみ装着部52が設けられている。つまみ装着部52には、筒状部52gの後端面に周方向に所定の間隔を隔てて複数の第1係合凹部52bが形成されている。また、つまみ装着部52には、第1雌ねじ部52aが筒状部52gの後部内周面に、第3雄ねじ部(雄ねじ部)52eが筒状部52gの外周面に形成されている。この第3雄ねじ部52eの後方には、環状の第1環状溝52cおよび第2環状溝52dが所定の間隔を隔てて形成されている。そして、つまみ装着部52の後端から第2環状溝52dに向けて第2係合凹部52fが軸方向に形成されている。この第2係合凹部52fは、周方向に所定の間隔を隔てて配置されており、深さが第2環状溝52dの深さより深くなっている。第3雄ねじ部52eの前方には、第2リアドラグつまみ51の回転方向の位置決めをするための位置決め凹部96が、つまみ装着部52上部に設けられている。位置決め凹部96は、回転方向の両側面が底部側から開口側に向けて末広がりテーパ状に形成されている。また、第3雄ねじ部52eの前方には、後述する第2音出しピン73と第2コイルばね74とを配置するための第2装着凹部72が、つまみ装着部52側部に設けられている。
ロータ2は、リール本体1の前部に回転自在に支持されている。ロータ2は、図1に示すように、ロータ円筒部30と、第1ロータアーム31および第2ロータアーム32とを有している。第1および第2ロータアーム31,32は、ロータ円筒部30の側方に互いに対向して設けられている。ロータ円筒部30と第1および第2ロータアーム31,32とは、たとえばアルミニウム合金製であり、ロータ円筒部30に一体に成形されている。第1および第2ロータアーム31,32は、ロータ円筒部30の周面上に周方向に広がりをもたせて接続させている。そして、ロータ円筒部30から外方に突出して湾曲しながら前方に延びている。第1ロータアーム31は、先端に第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。そして、第1ベール支持部材40の先端に、釣り糸をスプール3に案内するためのラインローラ41が装着されている。第2ロータアーム32は、先端に第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には、線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定されている。このように、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42、ラインローラ41、ベール43によって、釣り糸をスプール3に案内するベールアーム44が構成される。ベールアーム44は、図1に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
(ロータ駆動機構)
ロータ駆動機構5は、図1に示すように、ハンドル10が連結されたハンドル軸10aとともに回転するフェースギア11と、フェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は、筒状に形成されており、軸方向の中間部と後端部とがそれぞれ軸受14a、14bを介してリールボディ1aに回転自在に支持されている。ピニオンギア12の前部は、ロータ2の中心部を貫通してスプール3側に延びている。ピニオンギア12の内周部には、スプール軸14が回転軸芯に沿って前後方向に摺動自在に貫通している。
スプール3は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、図1に示すように、ロータ2の前部に前後移動自在に装着されている。スプール3は、スプール本体7と、鍔部8と、鍔部固定部材9とで構成されている。スプール本体7は、糸巻胴部4aとスカート部4bとを有している。糸巻胴部4aは、筒状に形成されており、外周に釣り糸が巻き付けられる。スカート部4bは、糸巻胴部4aの外径より大径に形成され、糸巻胴部4aの後部に一体成形されている。鍔部8は、糸巻胴部4aの前部に装着されており、鍔部固定部材9によってスプール本体7に固定されている。
(オシレーティング機構)
オシレーティング機構6は、図1に示すように、スプール3に連結されたスプール軸14を前後方向に移動させて、スプール3を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸14の下方に平行に配置された螺軸15と、螺軸15に沿って前後方向に移動するスライダ16と、スプール軸に平行に配置されたガイド軸(図示しない)と、螺軸15の先端に固定された中間ギア(図示しない)とを有している。ここで、スライダ16は、スプール軸14に回転不能に装着されている。
(リアドラグ機構)
リアドラグ機構45は、スプール3にドラグ力を作用させるための機構である。このリアドラグ機構45は、図2に示すように、長円筒状の第1ブッシュ18と、複数の摩擦プレート19a,20aからなる第1および第2摩擦係合部19,20と、第1摩擦係合部19の摩擦プレート19aを押圧するための押圧用コイルばね21および第1押圧部材22と、第2摩擦係合部20の摩擦プレート20aを押圧するための第2押圧部材25とから構成されている。
第1ブッシュ18は、外周面が互いに平行に面取りされた筒状に形成されている。第1ブッシュ18の前部内周には、第2ブッシュ18aが第1ブッシュ18に対して回転不能かつ摺動不能に嵌合されている。第2ブッシュ18aも、外周面が互いに平行に面取りされた筒状に形成されている。この第2ブッシュ18aは、たとえば摺動性能の高い合成樹脂製からなっており、内周にスプール軸14が回転不能かつ摺動自在に嵌め込まれている。このように、第1ブッシュ18とスプール軸14との間に、摺動性能の高い第2ブッシュ18aを配置することで、スプール軸14は第1および第2ブッシュ18,18aの内周部において滑らかに摺動することが可能になる。
第1ブッシュ18後部の外周面上には、フランジ部23が設けられている。そして、フランジ部23の前後に、第1摩擦係合部19の摩擦プレート19aが配置される。第1摩擦係合部19の後部には、押圧用コイルばね21が配置されている。そして、押圧用コイルばね21の後部には、第1押圧部材22が直列に連結される。この第1押圧部材22の前部22aは、円筒状に形成されており、外周面に第1雄ねじ部22bが設けられている。また、第1押圧部材の後部22cは、前部より小径の有底筒状に形成されており、外周面が互いに平行に面取りされている。
第2摩擦係合部20では、第1ブッシュ18の外周に回転不能に装着されたプレート部材20bが摩擦プレート20aによって挟持されている。プレート部材20bの外周面には、後述する音出しばね81に係合する突起20cが周方向に所定の間隔で形成されている。第2摩擦係合部20の後部には第2押圧部材25が配置されており、後述する第2リアドラグつまみ51の係合部25bに係合している。
第1押圧部材22は、第1雄ねじ部22bにおいて、つまみ装着部52の内周面に形成された第1雌ねじ部52aに回転自在に装着される。この状態で第1押圧部材22が回転すると、第1押圧部材22は、つまみ装着部52の内部を回転しながら前後方向に移動して、押圧用コイルばね21を圧縮したり圧縮解除したりする。一方で、第2押圧部材25は、第1ブッシュ18の外周に回転自在に装着されている。この第2押圧部材25が回転して第2摩擦係合部20の摩擦プレート20aを押圧すると、摩擦プレート20aによってプレート部材20bの両面が押圧される。
(第1リアドラグつまみ)
第1リアドラグつまみ50は、リアドラグ機構45のドラグ力を微調整するためのものであり、図3および図4に示すように、第1つまみ部材55と、第2つまみ部材56と、リング部材57とからなっている。第1つまみ部材55は、たとえば合成樹脂製であり、筒状に形成されている。この第1つまみ部材55は、第1筒状部55aと第2筒状部55bと第3筒状部55cとを有しており、これら第1から第3筒状部55a,55b,55cは一体に形成されている。
第1筒状部55aには、前部内周面に環状の第3環状溝55dが設けられている。この第3環状溝55dとつまみ装着部52の第1環状溝52cとに、第1嵌合部材58aが嵌合されている。ここで、第1嵌合部材58aには、たとえばOリングが用いられている。第2筒状部55bは、第1筒状部55aの後端に一体に形成されており、外径が第1筒状部55aの外径より小径になっている。第3筒状部55cは、第2筒状部55bの後端に一体に形成されており、外径が第2筒状部55bの外径より小径になっている。第3筒状部55cの外周面には、第2雄ねじ部55eが設けられている。
第2つまみ部材56は、たとえば合成樹脂製であり、有底筒状に形成されている。第2つまみ部材56の底部には、第1および第2嵌合部56e,56fが設けられている。第1嵌合部56eは、底部中央部で小判穴状に形成されている。この第1嵌合部56eに、外周面が互いに平行に面取りされた第1押圧部材22の後部22cを嵌合させている。このとき、第1押圧部材22の後部22cは、第1嵌合部56e内において回転不能かつ前後方向に摺動自在になっている。第2嵌合部56fは、第2つまみ部材56の底部外周に円環凹状に形成されている。この第2嵌合部56fに、後述する音出し部材61が嵌合される。また、円環凹状に形成された第2嵌合部56fの底部には、第1装着凹部63が形成されており、この第1装着凹部63に後述する第1音出しピン64および第1コイルばね65が配置される。
第2つまみ部材56の内周側面には、環状の第4環状溝56bと第2雌ねじ部56dとが設けられている。第4環状溝56bは、第2つまみ部材56の底部側で、後述する音出し部材61の外径より大径に形成されている。第2雌ねじ部56dは、第2つまみ部材56の開口側に形成されている。この第2雌ねじ部56dを第1つまみ部材55の第2雄ねじ部55eに螺合させることで、第2つまみ部材56が第1つまみ部材55に連結される。このとき、第1つまみ部材55と第2つまみ部材56との間には、リング部材57が配置される。このリング部材57は、たとえばアルミニュウム製である。なお、第1つまみ部材55と第2つまみ部材56との間にリング部材57を設置したことで、第1リアドラグつまみ50の意匠性を向上することができる。
(第2リアドラグつまみ)
第2リアドラグつまみ51は、リアドラグ機構45のドラグ力を第1リアドラグつまみ50より広い範囲で調整するためのものであり、リールボディ1aの後部1cと第1リアドラグつまみ50の前部との間に配置されている。この第2リアドラグつまみ51は、図5に示すように、第1レバー部材(レバー部材)90と、第2レバー部材(レバー部材)91と、位置決めピン92および第4コイルばね93と、固定部材(レバー部材)94と、筒状部材(ナット部材)95とからなっている。第1レバー部材90は、筒状に形成されており、外周面から径方向外方に向けて突出した第1レバー部90aを有している。第1レバー部90aは前方に開口した収納部を有しており、この収納部に後述する第2レバー部91aを収納できるようになっている。また、第1レバー部材90には、内周部に向けて突出した第1嵌合凸部(第1凸部)90bが周方向に所定の間隔で形成されている。さらに、第1レバー部90の後部には、第1リアドラグつまみ50の前部との間に微小な隙間が設けられている。そして、第2リアドラグつまみ51を揺動させたときには、第1レバー部90の後部が第1リアドラグつまみ50の前部に接触可能になっている。第2レバー部材91は、筒状に形成されており、第1レバー部材90の内周側に配置されている。第2レバー部材91は外周面から径方向外方に向けて突出して形成された第2レバー部91aを有しており、この第2レバー部91aを第1レバー部90aの収納部に収納することで、第2レバー部材91は第1レバー部材90に対して回転不能になっている。また、第2レバー部材91には、内周面に第2嵌合凹部(第2凹部)91cが、周方向に所定の間隔で形成されている。第2レバー部91aには第4装着凹部91bが形成されており、この第4装着凹部91bは開口側が前方になるように配置されている。第4装着凹部91bには、位置決めピン92と第4コイルばね93とが装着される。
位置決めピン92は、第4頭部92aと、第4受け部92bと、第4軸部92cとを有している。第4頭部92aと第4受け部92bとは、略Γ字形に一体に形成されている。このとき、第4頭部92aは下向き(回転軸方向)に形成されており、第4受け部92bは横向き(回転軸に略平行)に形成されている。第4頭部92aは、矩形柱状に形成されており、先端部の両側面が先細りテーパ状になっている。第4受け部92bでは、先端部が第4装着凹部91bの下側側面に係合している。第4軸部92cは、第4受け部92bに連結された軸状の部分であり、外周に第4コイルばね93を配置できるようになっている。第4コイルばね93は、基端部が第4装着凹部91bの上側側面に当接しており、先端部が第4受け部92bと第4軸部92cとの段差部分に当接している。この第4コイルばね93は、圧縮状態で第4装着凹部91bに収納され、位置決めピン92を位置決め凹部96側に付勢している。このように、位置決めピン92と第4コイルばね93とを第4装着凹部91bに配置すると、第2リアドラグつまみ51を揺動させたときに、位置決めピン92がつまみ装着部52の上部に形成された位置決め凹部96に対向した位置にくると、位置決めピン92の頭部92aが位置決め凹部96に係合するようになっている。
固定部材94は、位置決めピン92および第4コイルばね93を第4装着凹部91bから抜け出さないようにするためのものであり、たとえばボルトにより第2レバー部材91に固定されている。このようにすると、第2リアドラグつまみ51を前方から順に組み立てていくことができる。また、固定部材94の前部には、リールボディ1aの後部1cとの間に微小な隙間が設けられている。そして、第2リアドラグつまみ51を揺動させたときには、固定部材94の前部がリールボディ1aの後部1cに接触可能になっている。
筒状部材95は、前部の外径が中央部の外径より大径に形成されており、前部と中央部との間の段差部がテーパ状に形成されている。筒状部材95の前部外周面には、第2嵌合凸部(第2凸部)95aが前端から後方に向けて形成されており、この第2嵌合凸部95aが筒状部材95の周方向に間隔を隔てて複数配置されている。筒状部材95の前部内周縁には、第2リアドラグつまみ51の動作を第2押圧部材25に伝達するための係合部95bが形成されている。また、筒状部材95の後部外周面には、第1嵌合凹部(第1凹部)95cが後端から前方に向けて形成されており、この第1嵌合凹部95cが筒状部材95の周方向に間隔を隔てて複数配置されている。この筒状部材95は、第2嵌合凸部95aが第2レバー部材91の第2嵌合凹部91cに嵌合されて、第1嵌合凹部95cが第1レバー部材90の第1嵌合凸部90bに嵌合される。このとき、筒状部材95の段差部と中央部とは、第2レバー部材91の内周面に当接している。このようにして、筒状部材95は、第1および第2レバー部材90,91に対して相対回転不能かつ前後相対移動可能に装着される。また、筒状部材95の内周面には第3雌ねじ部95eが設けられており、この第3雌ねじ部95eをつまみ装着部52の第3雄ねじ部52eに螺合させることで、筒状部材95はつまみ装着部52に回動自在に装着される。
ここで、第2リアドラグつまみ51では、第1レバー部材90および固定部材94と、第2レバー部材91とで異なる材質が用いられている。たとえば、第1レバー部材90および固定部材94はABS樹脂製になっており、第2レバー部材91は合成樹脂製になっている。第1レバー部材90および固定部材94の表層側には、めっき処理されためっき層99が設けられている。このとき、第1レバー部材90および固定部材94と第2レバー部材91とを異なる材質にしたことで、めっき層99をめっき処理するにあたって偏肉によるヒケマークを防止することができる。
(リアドラグ発音機構)
リアドラグ発音機構は、第1リアドラグ発音機構(第1リアドラグつまみ操作時の発音機構)60と、第2リアドラグ発音機構(第2リアドラグつまみ操作時の発音機構)70と、第3リアドラグ発音機構(ドラグ作動時の発音機構)80とからなる。
(第1リアドラグ発音機構)
第1リアドラグ発音機構60は、図6および図7に示すように、つまみ装着部52と第2つまみ部材56との間に配置され、つまみ装着部52と第1リアドラグつまみ50との相対回転により発音するようになっている。この第1リアドラグ発音機構60は、音出し部材61と、抜け止め部材62と、第1装着凹部63と、第1音出しピン64と、第1コイルばね65とを備えている。
音出し部材61は、リング状に形成される円盤部61aと、円盤部61aの一面に回転方向に間隔を隔てて配置された複数の音出し凹部61bと、円盤部61aの他面に一体に形成された係合部61cとを有している。この音出し部材61では、円盤部61aが、第2つまみ部材56の第2嵌合部56fに嵌合されており、第2つまみ部材56に対して回転自在になっている。また、円部61aの外径は、第4環状溝56bの内径より小径に形成されている。係合部61cは、つまみ装着部52の後端面に形成された第1係合凹部52bに向けて突出して形成されており、この第1係合凹部52bに嵌合されている。抜け止め部材62は、音出し部材61の脱落防止のために設けられている。この抜け止め部材62は、たとえばC型止め輪となっており、第4環状溝56bに配置される。また、抜け止め部材62の内径は、音出し部材61の円盤部61aの外径より小さく形成されている。第1装着凹部63は、複数の音出し凹部61bに対向する位置で、第2つまみ部材56の底部に形成されている。
第1音出しピン64は、第1装着凹部63に進退自在に装着されており、音出し部材61の第1音出し凹部61bに係合している。第1音出しピン64は、第1頭部64aと、第1頭部64aに連結された第1受け部64bと、第1受け部64bに連結された第1軸部64cとを有している。第1頭部64aは先端が滑らかな凸状に形成されている。この第1頭部64aの先端が、第1音出し凹部61bに衝突を繰り返すことでクリック音を発する。ここで、第1音出しピン64は第1頭部64aの先端が滑らかな凸状に形成されているので、第1音出しピン64は、極力少ない抵抗でクリック音を発することができる。第1受け部64bは、第1頭部64aより大径かつ第1装着凹部63の内径より小径に形成されている。第1軸部64cは、第1受け部64bより小径に形成された軸状の部分であり、外周に第1コイルばね65を配置できるようになっている。このように、第1軸部64cが第1受け部64bより小径に形成されることで、第1受け部64bと第1軸部64cとの段差部分に第1コイルばね65の先端が当接可能となっている。
第1コイルばね65は、第1音出しピン64の第1軸部64cの外周側に配置される。このとき、第1コイルばね65の基端部は第1装着凹部63の底部に当接しており、第1コイルばね65の先端部は第1受け部64bと第1軸部64cとの段差部分に当接している。この第1コイルばね65は、圧縮状態で第1装着凹部63に収納され、第1音出しピン64を第1音出し凹部61b側に付勢している。
(第2リアドラグ発音機構)
第2リアドラグ発音機構70は、図8および図9に示すように、つまみ装着部52と第1レバー部材90に回転不能に収納された第2レバー部材91との間に配置され、第2リアドラグつまみ51を揺動させることにより発音するようになっている。この第2リアドラグ発音機構70は、第2音出し凹部71と、第2装着凹部72と、第2音出しピン73と、第2コイルばね74とを備えている。第2音出し凹部71は、軸方向に延びた溝状に形成されており、第2レバー部材91の前方の内周側面に揺動範囲に応じて周方向に間隔を隔てて複数形成されている。第2装着凹部72は、第2音出し凹部71に対向するようにつまみ装着部52の外周側面に形成されている。この第2装着凹部72の底部には、嵌合穴72aが形成されている。
第2音出しピン73は、第2装着凹部72に進退自在に装着されており、第2音出し凹部71に係合している。第2音出しピン73は、第2頭部73aと、第2頭部73aに連結された第2受け部73bと、第2受け部73bに連結された第2軸部73cとを有している。第2頭部73aは先端が滑らかな凸状に形成されている。この第2頭部73aの先端が、第2音出し凹部71に衝突を繰り返すことでクリック音を発する。ここで、第2音出しピン73は、第2頭部73aの先端が滑らかな凸状に形成されているので、極力少ない抵抗でクリック音を発することができる。第2受け部73bは、第2頭部73aより大径かつ第2装着凹部72の内径より小径に形成されている。第2軸部73cは、第2受け部73bより小径に形成された軸状の部分であり、外周に第2コイルばね74を配置できるようになっている。このように、第2軸部73cが第2受け部73bより小径に形成されることで、第2受け部73bと第2軸部73cとの段差部分に第2コイルばね74の先端が当接可能となっている。また、第2軸部73cは、第2装着凹部72に形成された嵌合穴72aに、軸方向に摺動自在に嵌合されている。
第2コイルばね74は、第2音出しピン73の第2軸部73cの外周に配置される。このとき、第2コイルばね74の基端部は第2装着凹部72の底部に当接しており、第2コイルばね74の先端部は第2受け部73bと第2軸部73cとの段差部分に当接している。この第2コイルばね74は、圧縮状態で第2装着凹部72に収納され、第2音出しピン73を第2音出し凹部71側に付勢している。
(第3リアドラグ発音機構)
第3リアドラグ発音機構80は、リアドラグ機構45が作動したときに発音するようになっている。第3リアドラグ発音機構80は、図1および図2に示すように、音出しばね81と、プレート部材20bの外周面に形成された突起20cとからなっている。音出しばね81は、たとえば略L字形に形成された板ばねになっており、リールボディ1aに一端が固定されている。そして、音出しばね81の他端が突起20cに係合している。これにより、リアドラグ機構45が作動したときに、スプール軸14および第1ブッシュ18とともにプレート部材20bが回転して、プレート部材20bの突起20cが音出しばね81の他端に衝突を繰り返して発音する。
〔スピニングリールの動作〕
以上に示したスピニングリールを使用する場合、糸を繰り出すときには、ベール43を糸開放側に倒す。そして、釣り竿をキャスティングすると、スプール3から釣り糸が繰り出される。糸を巻き取るときには、ベール43を糸巻取側に戻す。この状態でハンドル10を糸巻取方向に回転させると、この回転力がハンドル軸10a及びフェースギア11を介してピニオンギア12に伝達される。そして、ピニオンギア12に伝達された回転力が、ピニオンギア12の前部においてロータ2を回転させる。一方で、ピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12に噛み合う中間ギア(図示しない)を介して螺軸15も同時に回転させる。このとき、螺軸15の螺旋溝に噛み合うスライダ16がガイド軸(図示しない)に案内され前後方向に移動する。スライダ16が移動すると、スライダ16とともにスプール軸14とスプール3とが前後方向に往復移動する。こうしたロータ2の回転とスプール3の前後移動とによって、ベール43およびラインローラ41から案内された釣り糸が、スプール3の外周に前後方向に均一に巻き取られる。このように動作するスピニングリールを使用するとき、魚がかかって魚が所定のドラグ力を越える力で釣り糸を引き込むと、スプール軸14とスプール3とが相対回転してリアドラグ機構45が作動する。このとき、第3リアドラグ発音機構80において、プレート部材20bの突起20cが音出しばね81の他端に衝突を繰り返して発音する。
〔第1リアドラグつまみの組み立ておよび動作〕
第1リアドラグつまみ50を組み立てるためには、図6に示すように、第1リアドラグ発音機構60を第1リアドラグつまみ50の第2つまみ部材56に装着しておく必要がある。まず、第2つまみ部材56の第1装着凹部63に、第1音出しピン64と第1コイルばね65とを配置する。そして、第1音出しピン64の第1頭部64aを音出し部材61の第1音出し凹部61bに当接させた状態で、音出し部材61を第2つまみ部材56の第2嵌合部56fに装着する。次に、抜け止め部材62を第2つまみ部材56に形成された第4環状溝56bに装着して、音出し部材61を抜け止めする。
第1リアドラグ発音機構60を第2つまみ部材56に装着した後、第1リアドラグつまみ50をつまみ装着部52に装着するために、図3および図4に示したように、まず、第1つまみ部材55にリング部材57を配置する。そして、第1つまみ部材55の第3環状溝55dを、つまみ装着部52の第1環状溝52cに配置された第1嵌合部材58aに嵌合する。次に、ワッシャ59を、第1つまみ部材55の第3筒状部55c後部に配置する。このとき、ワッシャ59は、突起部59bをつまみ装着部52の後端から第2係合凹部52fに嵌合させ、円環部59a前面を第1つまみ部材55の抜け止め係止面55gに当接させる。ここで、ワッシャ59の突起部59bをつまみ装着部52の第2係合凹部52fに嵌合させているので、ワッシャ59はつまみ装着部52に対して回転が規制されている。続いて、第2嵌合部材58bを、ワッシャ59の後面に当接させて、第2環状溝52dに嵌合する。この第2嵌合部材58bによって、第1つまみ部材55の後方への移動をワッシャ59を介して規制することができる。また、第1つまみ部材55が回転しても、つまみ装着部52に対して回転が規制されたワッシャ59によって、第1つまみ部材55の回転が第2嵌合部材58bに伝達されないようになっている。これにより、第2嵌合部材58bの姿勢を安定に保つことができる。最後に、第2つまみ部材56を第1つまみ部材55に連結する。このとき、第2つまみ部材56に装着された第1リアドラグ発音機構60の音出し部材61の係合部61cをつまみ装着部52の係合凹部52bに嵌合させて、音出し部材61とつまみ装着部52とを回転不能に連結する。
このように、第1リアドラグ発音機構60を第2つまみ部材56に装着した後、第2つまみ部材56を第1つまみ部材55に連結できるようにしたことで、第2つまみ部材56を、第1リアドラグ発音機構60とともに、第1つまみ部材55に装着したり、第1つまみ部材55から取り外したりすることが容易になる。このとき、第1音出しピン64を音出し部材61の第1音出し凹部61bに係合させた状態で音出し部材61を第2つまみ部材56に装着して、抜け止め部材62で音出し部材61を抜け止めしているので、第2つまみ部材56をどのような姿勢でつまみ装着部52に装着しようとしても、第1音出しピン64や付勢手段65は第2つまみ部材56から抜け落ちにくい。また、第2つまみ部材56をつまみ装着部52から取り外そうとしても、抜け止め部材62によって抜け止めされた音出し部材61が、第2つまみ部材56からの第1音出しピン64や付勢手段65の抜け出しを規制するので、音出しピン64は第2つまみ部材56から抜け落ちにくい。
以上のようにつまみ装着部52に装着された第1リアドラグつまみ50を締め付けると、第2つまみ部材56の第1嵌合部56eに嵌合させた第1押圧部材22が回転しながら前方へと移動し、第1押圧部材22に連結された押圧用コイルばね21が押し込まれる。すると、第1摩擦係合部19の複数の摩擦プレート19aに働く押圧力が増大する。このとき、第1ブッシュ18のフランジ部23の両面は摩擦プレート19aに挟持されており、このフランジ部23の両面に働く押圧力も増大する。このようにして、第1ブッシュ18に対して回転不能なスプール軸14は回転しにくくなり、スプール3に作用するドラグ力は強くなる。一方で、第1リアドラグつまみ50を弛めると、第1押圧部材22は回転しながら後方へと移動し、押圧用コイルばね21の押し込まれた状態が徐々に解除される。すると、摩擦プレート19aに挟持されたフランジ部23の押圧が解除されて、第1ブッシュ18に対して回転不能なスプール軸14は回転しやすくなり、スプール3に作用するドラグ力は弱くなる。
また、第1リアドラグつまみ50を締め付けたり弛めたりしたときには、第1つまみ部材55が、つまみ装着部52に対して軸方向に移動不能の状態で相対回転する。そして、第1つまみ部材55に回転不能に連結した第2つまみ部材56と、つまみ装着部52に回転不能に装着した音出し部材61とが相対回転する。すると、第2つまみ部材56の第1装着凹部63に配置した第1音出しピン64が、第1コイルばね65によって付勢された状態で、音出し部材61に形成された複数の第1音出し凹部61bに衝突を繰り返してクリック音を発する。このように、第2つまみ部材56の第1装着凹部63に配置した第1音出しピン64を、音出し部材61の複数の第1音出し凹部61bに、第1コイルばね65の付勢力によって係合させることで、第1リアドラグつまみ50を回転させたときに歯切れの良いクリック音を得ることができる。なお、第1リアドラグつまみ50はつまみ装着部52に対して軸方向に移動不能になっているので、第1リアドラグつまみ50と第2リアドラグつまみ51との間には段差が生じにくくなる。これにより、第1リアドラグつまみ50から第2リアドラグつまみ51にかけてのシルエットに対する意匠性を向上することができる。
〔第2リアドラグつまみの組み立ておよび動作〕
第2リアドラグつまみ51を組み立てるためには、図8および図9に示したように、第2リアドラグ発音機構70をつまみ装着部52に装着しておく必要がある。まず、つまみ装着部52に形成された第2装着凹部72に、第2音出しピン73と第2コイルばね74とを配置する。このとき、第2音出しピン73の第2軸部73cの外周に第2コイルばね74を配置して、第2音出しピン73の第2軸部73cを、第2装着凹部72の底部に形成された嵌合穴72aに嵌合する。そして、第2音出しピン73の第2頭部73aを第2レバー部材91に形成された第2音出し凹部71に当接できる状態にしておく。
このように第2リアドラグ発音機構70をつまみ装着部52に装着した後、第2リアドラグつまみ51を組み立てるために、図5に示したように、まず、第1レバー部材90の内周部に第2レバー部材91を収納する。そして、第2レバー部材91の第4装着凹部91bに、位置決めピン92と第4コイルばね93とを配置する。これら位置決めピン92と第4コイルばね93とが第4装着凹部91bから抜け出さないように、固定部材94をボルトにより第2レバー部材91に固定する。次に、第2レバー部材91の第2嵌合凹部91cおよび第1レバー部材90の第1嵌合凸部90bを、筒状部材95の第2嵌合凸部95aおよび第1嵌合凹部95cに後方から嵌合する。
このようにして組み立てられた第2リアドラグつまみ51をつまみ装着部52に装着するには、筒状部材95の内周面に設けられた第3雌ねじ部95eを、つまみ装着部に形成された第3雄ねじ部52eに螺合させる。このときに、第2リアドラグ発音機構70の第2音出しピン73の第2頭部73aを、第2レバー部材91に形成された第2音出し凹部71に当接させる。これにより、第2リアドラグつまみ51はつまみ装着部52に揺動自在に装着され、第2リアドラグ発音機構70が第2リアドラグつまみ51とつまみ装着部52との間に配置される。
以上のようにつまみ装着部52に装着された第2リアドラグつまみ51を締め付けると、つまみ装着部52に螺合させた筒状部材95は、第1および第2レバー部材90,91とともにつまみ装着部52に対して相対回転しながら、第1および第2レバー部材90,91とつまみ装着部52に対して前方に相対移動する。そして、係合部95bを介して第2押圧部材25が第2摩擦係合部20を押圧する。すると、第2摩擦係合部20の複数の摩擦プレート20aに働く押圧力が増大する。このとき、第1ブッシュ18の外周に回転不能に装着されたプレート部材20bの両面は摩擦プレート20aによって挟持されており、このプレート部材20bの両面に働く押圧力も増大する。このようにして、第1ブッシュ18に対して回転不能なスプール軸14も回転しにくくなり、スプール3に対するドラグ力は強くなる。一方で、第2リアドラグつまみ51を弛めると、筒状部材95は、第1および第2レバー部材90,91とともにつまみ装着部52に対して相対回転しながら、第1および第2レバー部材90,91とつまみ装着部52に対して後方に相対移動する。すると、第2押圧部材25による第2摩擦係合部20の押圧状態が徐々に解除される。すると、第1ブッシュ18に対して回転不能なスプール軸14は回転しやすくなり、スプール3のドラグ力は弱くなる。
また、第2リアドラグつまみ51を締め付けたり弛めたりしたときには、第2レバー部材91は、第1レバー部材90および固定部材94ともに、つまみ装着部52に対して相対回転する。すると、つまみ装着部52の第2装着凹部72に配置した第2音出しピン73が、第2コイルばね74によって付勢された状態で、第2レバー部材91に形成された複数の第2音出し凹部71に衝突を繰り返してクリック音を発する。このように、つまみ装着部52の第2装着凹部72に配置した第2音出しピン73を、第2レバー部材91に形成された複数の第2音出し凹部71に、第2コイルばね74の付勢力によって係合させることで、第2リアドラグつまみ51を揺動させたときに、歯切れの良いクリック音およびメリハリのあるクリック感を得ることができる。
以上のように組み立てられ動作する第2リアドラグつまみ51では、第1および第2レバー部材90,91と固定部材94とがリールボディ1aの後部1cと第1リアドラグつまみ50との間に配置された状態で、筒状部材95のみがつまみ装着部52に対して前後方向に相対移動するようになっている。これにより、固定部材94とリールボディ1aの後部1cとの間と、第1レバー部材90と第1リアドラグつまみ50との間とには、微小な隙間を確保しておくだけで、第2リアドラグつまみ51を滑らかに揺動させることができる。また、隙間を微小にすればするほど、リール本体内に異物が入り込みにくくすることができる。そして、リアドラグ操作構造のシルエットに対する意匠性も向上することができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、第2リアドラグつまみ51の固定部材94をリールボディ1aの後部1cに近接させて、固定部材94の前部とリールボディ1aの後部1cとの間の隙間を微小にした場合の例を示したが、隙間を微小にする方法は、前記実施形態に限定されず、どのようにしても良い。
たとえば、図10に示すように、リールボディ1aの後部1cに突出部1dを設けることで、固定部材94の前部とリールボディ1aの後部1cとの間の隙間を微小にしても良い。ここで、突出部1dは、リールボディ1aの後部1cから後方に向けて突出させている。このときの突出部1dは、リールボディ1aの後部1cに、1つまたは周方向に間隔を隔てて複数形成したり、環状に一体に形成したりすることで、固定部材94の前部との間の隙間を微小にすることができる。
また、図11に示すように、リールボディ1aの後部がワッシャ1eを有するような場合には、固定部材94の前部とリールボディ1aの後部1cとの間の隙間がワッシャ1eによって微小になるようにしても良い。さらに、第2レバー部材91に形成された複数の第2音出し凹部71が、第2レバー部材91とは別部材の音出し部材に形成されるような場合には、この音出し部材をワッシャ1eの代わりに用いることで、固定部材94の前部とリールボディ1aの後部1cとの間の隙間が微小になるようにしても良い。
(b) 前記実施形態では、第1嵌合凹部95cと第2嵌合凸部95aとが筒状部材95の周方向に間隔を隔てて複数配置された場合の例を示したが、筒状部材95への第1嵌合凹部95cと第2嵌合凸部95aとの配置数は、前記実施形態に限定されず、筒状部材95に第1および第2レバー部材90,91を位置決めして、筒状部材95を第1および第2レバー部材90,91に対して前後方向に安定に相対移動させることができれば、どのようにしても良い。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの断面図。 前記スピニングリール後部の拡大断面図。 前記スピニングリールの第1リアドラグつまみの拡大断面図。 前記スピニングリールの抜け止め構造の分解斜視図。 前記スピニングリールの第2リアドラグつまみの拡大断面図。 前記スピニングリールに設置された第1リアドラグ発音機構の拡大断面図。 前記スピニングリールのつまみ装着部の模式図および第1リアドラグつまみの断面図。 前記スピニングリールに設置された第2リアドラグ発音機構の断面図(図1のI−I位置)。 前記第2リアドラグ発音機構の拡大断面図。 本発明の他の実施形態による図5に相当する図。 本発明の他の実施形態による図5に相当する図。
1 リール本体
1a リールボディ
1c リールボディの後部(リール本体の後部)
19 第1摩擦係合部
19a 摩擦プレート
20 第2摩擦係合部
20a 摩擦プレート
20b プレート部材
20c 突起
21 押圧用コイルばね
22 第1押圧部材
22b 第1雄ねじ部
22c 第1押圧部材の後部
23 フランジ部
25 第2押圧部材
25b 係合部
45 リアドラグ機構
50 第1リアドラグつまみ
51 第2リアドラグつまみ
52 つまみ装着部
52a 第1雌ねじ部
52b 第1係合凹部
52c 第1環状溝
52d 第2環状溝
52e 第3雄ねじ部(雄ねじ部)
52f 第2係合凹部
52g 筒状部
55 第1つまみ部材
55a 第1筒状部
55b 第2筒状部
55c 第3筒状部
55d 第3環状溝
55e 第2雄ねじ部
55g 抜け止め係止面
56 第2つまみ部材
56b 第4環状溝
56d 第2雌ねじ部
56e 第1嵌合部
56f 第2嵌合部
57 リング部材
58a 第1嵌合部材
58b 第2嵌合部材
59 ワッシャ
59a 円環部
59b 突起部
70 第2リアドラグ発音機構
71 第2音出し凹部(音出し凹部)
72 第2装着凹部(装着凹部)
72a 嵌合穴
73 第2音出しピン(音出しピン)
73a 第2頭部
73b 第2受け部
73c 第2軸部
74 第2コイルばね(付勢手段)
90 第1レバー部材(レバー部材)
90a 第1レバー部
90b 第1嵌合凸部(第1凸部)
91 第2レバー部材(レバー部材)
91a 第2レバー部
91b 第4装着凹部
91c 第2嵌合凹部(第2凹部)
92 位置決めピン
92a 第4頭部
92b 第4受け部
92c 第4軸部
93 第4コイルば
4 固定部材(レバー部材)
95 筒状部材(ナット部材)
95a 第2嵌合凸部(第2凸部)
95b 係合部
95c 第1嵌合凹部(第1凹部)
95e 第3雌ねじ部
96 位置決め凹部




Claims (5)

  1. スピニングリールのリール本体の後方に設けられたリアドラグ機構を操作するためのリアドラグ操作構造であって、
    前記リール本体の後部から後方に筒状に突出する筒状部および前記筒状部の前記後部側の外周面に雄ねじ部を有するつまみ装着部と、
    第1つまみ部材と第2つまみ部材とを有し、前記第1つまみ部材の後端側の一部と前記第1つまみ部材の後方への移動を規制するために前記第1つまみ部材の後端において前記つまみ装着部に配置された後方移動規制部材とを外周から覆うように前記第2つまみ部材を前記第1つまみ部材に装着することにより前記つまみ装着部に装着され、前記リアドラグ機構のドラグ力を微調整するための第1リアドラグつまみと、
    前記リール本体の前記後部と前記第1リアドラグつまみの前部との間に配置され前記後部と前記前部とに接触可能なレバー部材と、前記レバー部材に相対回転不能かつ前後相対移動可能に装着され前記雄ねじ部に螺合するナット部材とを有し、前記レバー部材の揺動により前記ナット部材を回動させて前記リアドラグ機構のドラグ力を前記第1リアドラグつまみより広い範囲で調整するための第2リアドラグつまみと、
    を備えるスピニングリールのリアドラグ操作構造。
  2. 前記ナット部材の外周には第1凹部が後端から前方に向けて形成され前記第1凹部が周方向に少なくとも1つ設けられており、前記レバー部材は筒状部分を有し前記筒状部分の内周には前記第1凹部に嵌合可能な第1凸部が形成されている、
    請求項1に記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造。
  3. 前記ナット部材の外周には第2凸部が前端から後方に向けて形成され前記第2凸部が周方向に少なくとも1つ設けられており、前記レバー部材は筒状部分を有し前記筒状部分の内周には前記第2凸部に嵌合可能な第2凹部が形成されている、
    請求項1又は2に記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造。
  4. 前記第1つまみ部材の前方への移動を規制するために前記第1つまみ部材の前端において前記つまみ装着部に配置された前方移動規制部材と、前記後方移動規制部材とを用いて、前記第1つまみ部材を挟持することによって、前記第1リアドラグつまみは、前記つまみ装着部に回転自在かつ前後移動不能に装着されており、
    前記第2リアドラグつまみの前部と前記リール本体の前記後部との間および前記第2リアドラグつまみの後部と前記第1リアドラグつまみの前記前部との間には、微小隙間が設けられている、
    請求項1から3のいずれかに記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造。
  5. 前記第2リアドラグつまみと前記つまみ装着部との間には、前記第2リアドラグつまみを所定の揺動範囲で揺動させることにより発音する発音機構が設けられており、
    前記発音機構は、前記第2リアドラグつまみの内周に前記揺動範囲に応じて周方向に間隔を隔てて形成される複数の音出し凹部と、前記音出し凹部に対向する位置で前記つまみ装着部の外周に形成される装着凹部と、前記装着凹部に進退自在に装着され前記音出し凹部に係合する音出しピンと、前記装着凹部に配置され前記音出しピンを前記音出し凹部側に付勢する付勢手段とからなる、
    請求項1から4のいずれかに記載のスピニングリールのリアドラグ操作構造。
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