JP4395230B2 - 見積及び設計システム - Google Patents

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の見積及び設計システムに係り、特に、商品カタログに収載されたり見込み生産される標準品に加えて、顧客の注文に応じて生産される定型化された定型特注品及び定型化されない非定型特注品に分類される商品を見積もり及び設計する見積及び設計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、広義の工作機械は除去加工用機械と塑性加工用機械とに分類され、前者は被加工材の不要部分を切削、研削、その他の方法によって除去して、所望の形状寸法に作り上げ、後者は被加工材に金型等によって塑性変形を加えて所望の形状寸法を有する製品を製造する機械をいう。
【0003】
これらの工作機械は、通常工作機械本体と直接被加工物に作用する工具や部品等からなる。これらの工具には、例えば除去加工用機械においては、ボール盤のドリル、旋盤のバイト、塑性加工機械においては、プレス機械の金型やパンチプレス機械のパンチ及びダイ等がある。
【0004】
これらの工具は、加工の目的に応じて交換されたり、また、摩耗にともなって新しいものと取り替えられたりする。そのため、これらの工具や部品は、工作機械本体とは別に、それ自体が商品として取り扱われる。
【0005】
このような商品は、工作機械の稼働に不可欠であるため、工作機械のユーザは必要な工具を常に揃えておく一方、新しいものが必要になったら、注文してからできるだけ短期間で入手できることをメーカに要望するものである。
【0006】
そのため、従来は、この種の商品を設計、製造するメーカの販売担当者が、機会をみてユーザを訪問して、商品の補充が必要か否か、新規に必要な商品はないか等の相談に応じていた。
【0007】
そして、その相談に基づいてユーザの希望する商品が標準品に適合するか否かを判定し、標準品に適合すればその場で見積もり及び受注をすることができたが、標準品に適合しない特注品となる場合には、営業所等に持ち帰ってから、設計・製造部門と連絡を取り合って見積もり及び可能な納期を回答していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の見積もり設計システムにおいては、営業現場で見積依頼を入力するのではなく、営業所に持ち帰ってから設計部門に見積依頼を発行していたので、見積依頼書のデータ入力ミスが生じたり、何度もデータ入力を行わなければならないという問題点があった。
【0009】
また、販売担当者がユーザから見積を依頼されたら、その依頼を一旦持ち帰って、社内の見積担当者に加工が可能か否かの検討及び見積を頼み、加工可能であれば得られた見積結果を再びユーザのところへ出向いて提示するか、または、電話等で連絡する必要があり、そのため、ユーザからすると、見積の依頼から結果の入手までにかなりの時間がかかるという問題点があった。
【0010】
また、販売担当者がユーザから注文を受けても、その受注を持ち帰って社内の受注担当者に手続きをしてもらってはじめて正式な受注を確認したことになるので、それだけ設計、製造部門へ発注するのが遅くなるという問題点があった。
【0011】
また、設計部門では、標準品以外の商品はすべて設計しているから、受注から設計終了までに時間がかかり、それだけ製造部門へ発注するのが遅くなるという問題点があった。
【0012】
以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、上記従来の問題点を解決して、販売担当者が顧客を訪問した際の商品紹介、見積および受注を的確かつ迅速に行なうとともに、受注に基づく設計、製造も的確かつ迅速に行なって、顧客の要望に高いレベルで応えることのできる見積及び設計システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、携帯可能な携帯端末に接続され、定型化された定型特注品及び定型化されない非定型特注品を含む商品を見積もり及び設計する見積及び設計システムであって、前記携帯端末から入力された前記定型特注品又は前記非定型特注品の見積依頼を受信する見積依頼受信手段と、前記受信された定型特注品の見積依頼に付随する情報に基づいて前記定型特注品の納期または価格の見積を自動的に実行する自動見積手段と、前記受信された非定型特注品の見積依頼に付随する情報に基づいて前記非定型特注品に類似した類似品に関する情報を設計データベースから検索抽出する類似品検索手段と、前記類似品の設計及び製造に関する情報に基づいて見積もられた前記非定型特注品の納期または価格の見積を入力する見積入力手段と、前記自動見積手段及び前記見積入力手段から入力された見積を前記携帯端末に見積回答として送信する見積回答送信手段と、を備え、さらに、前記見積依頼の内容を解析し、この解析結果に基づいて標準品ファイルを検索し、前記見積依頼に対応する標準品が見出された場合には、当該標準品の存在情報または当該標準品の見積を前記定型特注品または前記非定型特注品の見積依頼に対する見積回答とする標準品検索手段と、前記見積依頼の内容を解析し、この解析結果に基づいて定型特注品ファイルを検索し、見積依頼に対応する定型特注品が見出された場合には、当該定型特注品を前記自動見積手段へ出力する定型特注品検索手段とを備え、前記定型特注品は、複数の形状パターンがそれぞれ識別符号を付与して予め登録され、各形状パターンの各部の寸法はパラメータ化されており、この各パラメータの値を指定することにより特定の定型特注品の形状が一意的に定まる見積及び設計システム。
【0014】
上記構成による本発明によれば、顧客が営業拠点を訪れた際、又は販売担当者が顧客を訪問した際、その場で固定端末又は携帯端末に見積依頼を入力し、入力された見積依頼を人手を介さずに直接、これら固定端末又は携帯端末に接続された見積及び設計システムへ入力することができるので、見積依頼の迅速化が図れ、データ入力ミスが防止できるとともに、データ入力の手間が省ける。
【0015】
見積依頼された商品が定型化された定型特注品であれば、見積及び設計システムは、例えばパラメトリック設計等を利用して、その商品の価格または納期の見積を自動的に行い、その見積もり結果を直ちに営業拠点の固定端末又は販売担当者が携帯する携帯端末へ返すことができる。
【0016】
こうして迅速かつ正確な見積を商談中顧客に提示することができるようになり、受注を促進し、営業活動の効率化を達成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る見積及び設計システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【0018】
図1において、見積及び設計システム1は、例えば、板金加工用工作機械の金型部品、例えばパンチプレスに使用されるダイ、パンチボディ、ガイド等の金型部品を対象商品とするものであって、販売系システム10と、設計系システム20とで構成されている。
【0019】
尚、以下の実施形態の説明において、商品(製品)の種類を3種類に区分し、予め設計が完了していて一部は見込み生産される商品を標準品、顧客の注文に応じて設計される特注品の商品を特型と呼ぶ。
【0020】
さらに特型は、一定のパターンに定型化され顧客の注文に応じて所定のパラメータの値が決定される定型化された定型特注品であるパターン特型と、定型化されず、製造可能な範囲で全く顧客の自由な注文に応じることができる定型化されない非定型特注品である非パターン特型とに分類される。
【0021】
図5、図6は、商品がパンチプレスのパンチまたはダイである場合のパターン特型商品の例を示す。
図5は、前記パンチ又はダイのパターン特型商品の種々の断面形状143a〜143oのリスト143の一例を示す。顧客の注文する工具の形状が、このような形状リストに含まれる形状である場合には、これらの形状リストから当該一つの形状を選択することにより工具の形状パターンを特定することができる。
【0022】
図6(a)は、図5における形状パターン143kにおいて寸法を定めるパラメータの例A,B,K,R,Sを示す。なお、図6(a)において、パラメータR,2−Sは、例えばダイの底面145の周縁線145aと、ダイ穴147の頂部147a、147bとの距離を示す。
【0023】
図6(b)は、図5における形状パターン143kにおいて寸法を定めるパラメータの他の例B,C,L,Rを示す。
【0024】
従って、前記形状パターン143を選択した後、前記パラメータA,B,K,R,S或いはパラメータB,C,L,R等の値を特定することにより、パターン特型商品の形状を特定することができる。これらのパラメータの値は、後述するように、販売担当者が顧客から商品見積を受ける際に、販売系システム10の端末から入力され、設計系システム20で使用される。
【0025】
販売系システム10は、顧客に対する販売促進活動から見積、受注までの販売活動を総合的に管理するものであり、すべての情報は顧客データベースを基盤に統合管理され、データベースマーケティングを実現したものである。
【0026】
すなわち、販売系システム10は、営業拠点に設けられた複数の固定端末11と、顧客を訪問する各販売担当者が携帯する複数の携帯端末12と、これら固定端末11及び携帯端末12と連携する販売系サーバ13と、販売系サーバ13に接続された販売系データベース14とを備えている。
【0027】
携帯端末12は、例えばノートパソコン15とこれに接続可能な携帯電話機16からなり、移動電話回線を介して販売系サーバ13に接続し、情報交換を行うことができるようになっている。
【0028】
設計系システム20は、販売系システム10からの見積依頼に対して見積結果を返すと共に、受注が確定したパターン特型及び非パターン特型の設計、検図を行い、検図が完了した設計完了データを製造部門の製造系システム50へ送信するようになっている。
【0029】
このため、設計系システム20は、販売系サーバ13との通信を制御する通信制御部21、見積依頼受信部22、見積回答送信部23、見積依頼及び見積回答を一時記憶する見積ファイル24、見積依頼解析部25、標準品検索部26、パターン特型検索部27、パターン特型の見積を自動的に行う自動見積部28、非パターン特型の類似品を検索する類似品検索部29、非パターン特型の見積を入力する見積入力部30、標準品見積ファイル31、パターン特型見積ファイル32、非パターン特型見積ファイル33、設計中のデータや設計完了データが総合的に登録される設計データベース34、非パターン特型の設計のための設計CAD35、非パターン特型の検図のための検図CAD36、パターン特型を自動設計する自動設計部37、パターン特型の設計データを自動検図する自動検図部38を備えている。
【0030】
販売系サーバ13は、顧客毎の信用情報、過去の納品状況、納入した機械の履歴情報、取引先データ等を含む販売系データベース14を管理し、ターゲット顧客の絞り込み、および、訪問スケジュールの管理を実現するものである。
【0031】
顧客を訪問する営業担当者は、この携帯端末12を使用して、訪問先で、商品紹介、見積および受注を行なうものである。携帯端末12は、CDROMドライバ、DVDドライバ等の大容量記憶再生装置を備え、CDROM,CD−R,CD−RW,DVD等の記録媒体に記録された電子カタログを再生することにより、静止画、動画、音声、及び各種機能、性能、形状の諸元のデータを顧客に提示して商品を紹介するとともに、顧客の抱えている問題に対する解決提案を行うことにより、顧客の要望に添った最も相応しい商品の選択を容易にし、商品の受注を促進することができる。
【0032】
携帯端末12又は固定端末11は、それぞれ標準品見積依頼入力画面、パターン特型見積依頼入力画面、非パターン特型見積依頼入力画面を備えていて、対話式に見積依頼の各入力項目を入力することができるようになっている。
【0033】
特に、標準品見積依頼入力画面及びパターン特型見積依頼入力画面は、CD−ROM等に記録された電子カタログ表示画面とリンクするように構成され、営業現場で表示された電子カタログ上で選択された標準品又はパターン特型の見積依頼入力が容易となっている。
【0034】
見積依頼入力項目としては、商品の分類としての標準品、パターン特型、非パターン特型の区別、品名、タイプ、製品形状を規定する各種寸法パラメータ、材質、数量、使用条件、及び納期等がある。
【0035】
携帯端末12又は固定端末11から入力された見積依頼は、販売系サーバ13へ送信され、見積結果が販売系サーバ13から携帯端末12又は固定端末11へ送信されるようになっている。この見積結果に顧客の承認が得られれば、受注確定となり、受注情報は、携帯端末12又は固定端末11から販売系サーバ13へ送信されるようになっている。
【0036】
顧客からの見積依頼及び受注を管理する販売系サーバ13は、設計部門の設計系システム20と連携して、見積依頼及び見積結果の授受を行う。また販売系サーバ13は、インターネットにも接続されており、顧客のパソコンからインターネットを介して販売系サーバにアクセスし、電子カタログ情報を引き出したり、見積依頼、見積結果の受け取り、商品の注文等を行うことができるようになっている。
【0037】
自動設計が可能なパターン特型の商品については、その見積依頼情報を販売系サーバ13がパラメトリック化して設計系システム20へ送信し、これを受けて設計系システム20が自動的に見積、パラメトリック設計および自動検図を行なうものである。
【0038】
自動設計ができない非パターン特型の商品については、その見積依頼情報に基づいて設計データベース34に登録された既設計品の中から自動的に類似品を検索してCAD端末に提示し、見積担当者は、この類似品を参照して見積を行って見積結果を見積入力部30を構成するCAD端末から入力するようになっている。また受注データは、見積ファイル24から設計データベース34へ設計パラメータとして引き継がれ、設計、検図を経て、設計完了データとして設計データベース34へ登録される。
【0039】
製造系システム50は、顧客からの受注に基づいて、製造指示から工程進捗、在庫、外注発注、出荷までを処理するものであり、その核となるのは図外の最適製造スケジューラ(OMS)及び最適在庫スケジューラ(OSS)であって、これらは生産管理専門の知識と経験を知識ベースに構築したエキスパートシステムとして構成してもよい。
【0040】
すなわち、製造系システム50は、顧客からの受注に基づき、最適な製造者を自動選定して製造指示を自動的に出す一方、適正在庫量から最適発注点を管理して、発注点が割れると在庫補充のため製造指示を自動的に出すものである。
【0041】
また、製造系システム50は、最適な運送者を自動選定して、出荷および配送指示を自動的に出すものである。
【0042】
最適な製造者は、顧客の希望納期内に製造及び配送を完了することができ、当該商品製造のための材料を保有し、最少のコストで製造できる生産者の工場または外注業者である。
【0043】
最適な運送者は、商品の重さ、地域、出荷時間等を総合的に考慮して決められるものである。
【0044】
次に、上記の実施の形態の動作を詳細に説明する。
まず、販売系システム10は、販売系サーバ顧客情報共有化および一括管理により、営業担当者の顧客完全訪問を実現し、顧客に対するリアルタイムの商品紹介、加工上の諸現象の対応などによる提案営業を行なう。それにより、営業担当者のレベルアップはもちろん、第一線業務情報の共有化により、顧客管理、次期製品開発などが一括管理される。
【0045】
また、営業担当者が顧客訪問ナビゲーションのために使用する地図情報システム(GIS)画面で、顧客の位置、信用ランク、取引の内容などすべての顧客情報と連携されており、これは顧客統合データベースにより管理される。
【0046】
取り扱うすべての製品に対して、カタログ情報をインターネット上のWeb画面により提供する。顧客は、Webからの電子カタログから見積および注文も可能である。顧客との電子商取引を支援する。すなわち、顧客がインターネット上で直接見積・受注ができることとなる。
【0047】
また、営業第一線および支援部門はすべて、ノートパソコン(PC)と携帯電話によるモバイル・コンピューティングに対応しているから、現場(顧客の工場、事務所)で即時に見積・見積回答、および受注が可能であり、すべての見積・受注状態は販売支援システムにより一括管理されるので、顧客の必要とする情報を共有できる。
【0048】
商品の見積時に顧客の要求仕様が製造可能かどうか、その場で加工可否の判断を支援する画面があり、PC用のパラメトリックCADソフトウェアと連携して運用される。
【0049】
次に、設計系システム20は、製造過程で図面を必要とする注文に対し、受注と同時に製品情報をパラメトリック化して設計サーバに送信する。設計側では人手を介することなく設計および検図を行い、設計完了後製造サーバに設計情報を送信すると同時に、工場に設置されているプロッタに図面を出力する。また設計情報をDXF形式にして外注業者へ送信する。
【0050】
次に、フローチャートを参照して本実施の形態における見積のフローを説明する。図2は販売系システム10の見積動作を説明するフローチャートである。
【0051】
図2において、販売系における見積は、図1の携帯端末12又は固定端末11から見積依頼が入力されることから始まる(ステップS10)。このとき、見積依頼入力には、見積対象商品の材質、形状、数量、納期等のデータが含まれる。次いで入力されたデータの正当性を検査するデータチェックが行われる(ステップS12)。次いでデータチェック結果が判定され(ステップS14)、データチェック結果がOKでなければ、データ不正の表示を行って見積依頼入力のステップS10へ戻る。
【0052】
チェック結果がOKであれば、見積依頼として入力された商品分類が標準品、パターン特型、非パターン特型のいずれであるかが判定される(ステップS16)。パターン特型又は非パターン特型の場合、販売系サーバ13を介して設計系システム20へ見積依頼送信を行い(ステップS22)、設計系システム20における見積が行われ(ステップS23)、見積結果が設計系システム20から受信され(ステップS24)、ステップS32へ移る。
【0053】
標準品であれば、携帯端末12または固定端末11に内蔵される図示されない標準品見積ファイル、又は、販売系サーバ13に接続された販売系データベース14に登録された標準品見積ファイルを検索して、標準品の見積を行い(ステップS26)、見積回答を画面に表示すると共に見積書を印刷出力する(ステップS32)。
【0054】
次いで、次の見積があるか否かが判定され、次の見積があればステップS10へ移る。次の見積がなければ、受注が有るか否かが判定され、受注が無ければ処理を終了し、受注が有れば受注を入力し(ステップS38)、製造系システム50に受注に対応する製造指示を行って(ステップS40)処理を終了する。
【0055】
図3は、販売系システム10から見積依頼を受信した設計系システム20の見積動作を説明するフローチャートであり、図2のステップS23を詳細に説明するものである。
【0056】
図3において、まず販売系システム10の販売系サーバ13から通信制御部21を介して見積依頼受信部22が見積依頼を受信すると(ステップS50)、見積ファイル24へ登録し(ステップS52)、見積依頼解析部25で見積依頼を解析し(ステップS54)、加工可能性(即ち受注しようとする商品が所定の目的を達するための強度を有するか否か)を検証する。次いで加工可能か不可能かを判定し(ステップS56)、加工不可であれば、加工不可の見積回答を作成し(ステップS58)、ステップS80へ移る。
【0057】
加工可能であれば、次いで、見積依頼情報に基づいて、設計データベース34の標準品登録領域を検索し、見積依頼商品に該当する標準品が有るかどうかを検索し(ステップS60)、この検索結果において、標準品に一致する商品が検出されたか否かが判定される(ステップS62)。もし、パターン特型又は非パターン特型として見積依頼を受けた商品であっても、見積依頼情報に含まれる各部の寸法パラメータや材質パラメータを代入した結果、標準品と一致するものであれば、ステップS60の検索で検出されているので、ステップS62の判定はYesとなり、この検索された標準品の有ること、又はこの標準品の見積を見積回答として(ステップS64)、ステップS80へ移る。
【0058】
これにより、標準品に詳しくない営業担当者がパターン特型または非パターン特型として見積依頼入力をしても、該当する標準品が存在すれば、標準品有り、または該当する標準品の見積回答を入手し、パターン特型または非パターン特型より安価で即納可能な標準品を顧客に提示することができ、その場での受注に結びつけることができる。
【0059】
ステップS62の判定で標準品に一致するものが無ければ、次いで見積依頼情報に基づいて、設計データベース34のパターン特型登録領域を検索し、見積依頼商品に該当するパターン特型が有るかどうかを検索し(ステップS66)、この検索結果において、パターン特型が検出されたか否かが判定される(ステップS68)。パターン特型が検出されると、このパターン特型登録情報に見積依頼情報に含まれるパラメータを代入して、パラメトリック設計を行い、このパラメトリック設計結果に基づいて、自動見積を行う(ステップS70)。そしてパターン特型見積として見積回答を作成し(ステップS72)、ステップS80へ移る。
【0060】
パターン特型に一致するものが無ければ、真正の非パターン特型であるので、設計データベース34に登録済みの既設計品の中から類似品を自動的に検索して、この類似品の設計データを見積入力部30を構成する見積CAD端末へ送る(ステップS74)。
【0061】
見積作業者は、見積CAD端末に送られた類似品の設計データ及びこの類似品の見積情報を画面に表示し、この画面を参照しながら非パターン特型の見積を行い、見積入力を行い(ステップS76)、非パターン特型の見積回答が形成される(ステップS78)。次いで見積回答を見積ファイル24へ登録し(ステップS80)、見積回答送信部23から通信制御部21を介して販売系サーバ13へ見積回答を送信して(ステップS82)、処理を終了する。
【0062】
図4は、販売系システム10の見積動作の他の実施形態を説明するフローチャートである。この実施形態においては、販売系システム10の内部に、パターン特型の見積依頼のパラメータに基づいてパラメトリック設計及び自動見積を行うシステムを有することが先の実施形態と異なるものである。
【0063】
図4において、見積依頼入力(ステップS10)からデータチェック(ステップS12)、データチェック結果の判定(ステップS14)、見積依頼として入力された商品分類が標準品か、パターン特型か、非パターン特型かの判定(ステップS16)までは、図2と同様である。
【0064】
ステップS16の判定で、非パターン特型の場合、販売系サーバ13を介して設計系システム20へ見積依頼送信を行い(ステップS22)、設計系システム20における見積が行われ(ステップS23)、見積結果が設計系システム20から受信され(ステップS24)、ステップS32へ移る。
【0065】
標準品の場合、携帯端末12または固定端末11に内蔵される図示されない標準品見積ファイル、又は、販売系サーバ13に接続された販売系データベース14に登録された標準品見積ファイルを検索して、標準品の見積を行い(ステップS26)、見積回答を画面に表示すると共に見積書を印刷出力する(ステップS32)。
【0066】
パターン特型の場合、加工可能性(即ち受注しようとする商品が所定の目的を達するための強度を有するか否か)を判定し(ステップS18)、加工不可であれば、加工不能の表示を行って(ステップS20)見積依頼入力(ステップS10)に戻る。
【0067】
加工可能であれば、販売系システム内に有する自動設計システムを利用してパラメトリック設計による自動見積を行い(ステップS28)、ステップS32へ移る。
【0068】
ステップS32以下は、図2と同様である。本実施形態においては、販売系システム内に設けた自動設計システムを利用してパラメトリック設計による自動見積を行うので、パターン特型の見積は販売系内部で完結させることができ、より迅速な見積を行うことができる。
【0069】
このような見積及び設計システム1を導入して運用したところ、つぎのような効果が得られた。
【0070】
すなわち、顧客平均納期は、システム導入前より約20%短縮した。また、製品不良率は、システム導入前より約15%低減した。また、顧客による品質クレーム率は、システム導入前より約20%削減した。さらに、かなりの原価節減が実現した。
【0071】
なお、上記の実施の形態では、板金加工用工作機械の金型部品を対象商品としたが、これに限定するものでなく、例えば切断機に使用されるブレードや、その他金属加工機械等の工作機械における種々の商品に適用することが可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、販売担当者が携帯する携帯端末から入力された見積依頼を受信し、定型特注品の見積依頼に付随する情報に基づいて定型特注品の納期または価格の見積を自動見積手段により自動的に実行し、この見積回答を携帯端末へ送信することができるので、定型特注品の見積を迅速に行うことができるという効果がある。
【0073】
また本発明によれば、携帯端末より受信された非定型特注品の見積依頼に付随する情報に基づいて類似品検索手段が類似品に関する情報を設計データベースから検索抽出することにより、見積参考情報が自動的に得られ、非定型特注品の迅速な見積入力を行うことができるという効果がある。
【0074】
さらに本発明によれば、販売担当者が顧客を訪問した際の商品紹介、見積および受注を的確かつ迅速に行なうとともに、受注に基づく設計、製造も的確かつ迅速に行なって、顧客の要望に高いレベルで応えることのできる見積及び設計システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る見積及び設計システムの実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図2】実施形態における販売系システムの見積動作を説明するフローチャートである。
【図3】実施形態における設計系システムの見積動作を説明するフローチャートである。
【図4】販売系システムの見積動作の他の実施形態を説明するフローチャートである。
【図5】パターン特型商品の例を説明する電子カタログの例である。
【図6】パターン特型商品のパラメータを説明する図である。
【符号の説明】
1 見積及び設計システム
10 販売系システム
11 固定端末
12 携帯端末
13 販売系サーバ
14 販売系データベース
20 設計系システム
21 通信制御部
22 見積依頼受信部
23 見積回答送信部
24 見積ファイル
25 見積依頼解析部
26 標準品検索部
27 パターン特型検索部
28 自動見積部
29 類似品検索部
30 見積入力部
31 標準品ファイル
32 パターン特型見積ファイル
33 非パターン特型見積ファイル
34 設計データベース
35 設計CAD
36 検図CAD
37 自動設計部
38 自動検図部
50 製造系システム

Claims (6)

  1. 携帯可能な携帯端末に接続され、定型化された定型特注品及び定型化されない非定型特注品を含む商品を見積もり及び設計する見積及び設計システムであって、
    前記携帯端末から入力された前記定型特注品又は前記非定型特注品の見積依頼を受信する見積依頼受信手段と、
    前記受信された定型特注品の見積依頼に付随する情報に基づいて前記定型特注品の納期または価格の見積を自動的に実行する自動見積手段と、
    前記受信された非定型特注品の見積依頼に付随する情報に基づいて前記非定型特注品に類似した類似品に関する情報を設計データベースから検索抽出する類似品検索手段と、
    前記類似品の設計及び製造に関する情報に基づいて見積もられた前記非定型特注品の納期または価格の見積を入力する見積入力手段と、
    前記自動見積手段及び前記見積入力手段から入力された見積を前記携帯端末に見積回答として送信する見積回答送信手段と、を備え、
    さらに、前記見積依頼の内容を解析し、この解析結果に基づいて標準品ファイルを検索し、前記見積依頼に対応する標準品が見出された場合には、当該標準品の存在情報または当該標準品の見積を前記定型特注品または前記非定型特注品の見積依頼に対する見積回答とする標準品検索手段と、前記見積依頼の内容を解析し、この解析結果に基づいて定型特注品ファイルを検索し、見積依頼に対応する定型特注品が見出された場合には、当該定型特注品を前記自動見積手段へ出力する定型特注品検索手段とを備え、
    前記定型特注品は、複数の形状パターンがそれぞれ識別符号を付与して予め登録され、各形状パターンの各部の寸法はパラメータ化されており、この各パラメータの値を指定することにより特定の定型特注品の形状が一意的に定まることを特徴とする見積及び設計システム。
  2. 前記定型特注品の見積に対応する受注が確定した場合、前記定型特注品の形状パターンの前記識別符号及び前記パラメータの値は、見積ファイルから設計データベースに引き継がれ、この設計データベースのデータを参照してパラメトリック設計またはパラメトリック作図がおこなわれることを特徴とする請求項1記載の見積及び設計システム。
  3. 設計が完了した前記定型特注品の設計データは、材質及び使用条件を考慮して自動的に検図されることを特徴とする請求項2記載の見積及び設計システム。
  4. 検図が完了した前記定型特注品または前記非定型特注品の設計データは、前記設計データベースに登録されるとともに、必要に応じて製造部門へ出力されることを特徴とする請求項3記載の見積及び設計システム。
  5. 前記定型特注品の形状パターンの寸法の配置箇所は当該形状パターンと異なる配置箇所での配置のものが表示可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の見積及び設計システム。
  6. 前記見積依頼の情報に基づいて、前記標準品ファイルを検索し、見積依頼商品に該当する標準品が有るかどうかを検索し、この検索結果において、標準品に一致する商品が検出されたか否かが判定されるものであり、定型特注品又は非定型特注品として見積依頼を受けた商品であって、見積依頼の情報に含まれる各部の寸法パラメータ、材質パラメータを代入した結果、標準品と一致するものであれば、一致した標準品の見積を見積回答とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の見積及び設計システム。
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