JP4394376B2 - 細胞増殖能評価装置及びその方法 - Google Patents
細胞増殖能評価装置及びその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4394376B2 JP4394376B2 JP2003143881A JP2003143881A JP4394376B2 JP 4394376 B2 JP4394376 B2 JP 4394376B2 JP 2003143881 A JP2003143881 A JP 2003143881A JP 2003143881 A JP2003143881 A JP 2003143881A JP 4394376 B2 JP4394376 B2 JP 4394376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- time
- cell proliferation
- projected area
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/46—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of cellular or enzymatic activity or functionality, e.g. cell viability
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/12—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
- C12M41/14—Incubators; Climatic chambers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/30—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
- C12M41/36—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of biomass, e.g. colony counters or by turbidity measurements
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/0002—Inspection of images, e.g. flaw detection
- G06T7/0012—Biomedical image inspection
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/10—Image acquisition modality
- G06T2207/10056—Microscopic image
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/30—Subject of image; Context of image processing
- G06T2207/30004—Biomedical image processing
- G06T2207/30024—Cell structures in vitro; Tissue sections in vitro
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Zoology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、細胞の増殖能を評価する細胞増殖能評価装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、ヒト細胞をインビトロ(in vitro)で培養し、培養した組織を患者に適用する技術が数多く報告されている。特に、ヒト皮膚組織については、欧米において商品化レベルにまで達している。一方、薬品や化粧品などの試験・研究用の組織としても、これらの培養組織は利用されている。このような培養組織製品は、採取組織から所望の細胞を単離するか市販品として購入したあと、培養することによって作製されるが、年齢や採取部位などの採取元の状況、酵素の種類や処理時間などの単離条件、冷凍又は低温時の保存条件、常温への解凍条件、継代培養の回数など多くの要素によって細胞の特性が容易に変化する。このため、個々の細胞特性を把握することが、同じ性状の培養製品を安定して供給するために必要となる。
【0003】
ところで、本発明者らは、今までに多くの細胞増殖能評価方法を提案している。例えば、特許文献1では、個々の細胞の投影面積、伸展速度、接触細胞数などから細胞集団の増殖能を評価することを提案している。このような細胞増殖能評価方法は、できるだけ種々の方法を用意しておき、培養製品を提供する際にその目的や必要に応じてその中から最適な方法を選択することが好ましい。そういう観点から、今までとは異なる細胞増殖能評価方法やその装置の開発が望まれている。
【0004】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、新たな細胞増殖能評価方法及びその装置を提供することを目的の一つとする。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−218995号公報
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明は、細胞の増殖能を評価する細胞増殖能評価装置であって、
予め接着依存性細胞につき培養容器から剥離する際の該培養容器の所定の面に投影された投影面積の時間変化に関連するパラメータと細胞増殖能との対応関係を求め該対応関係を記憶した対応関係記憶手段と、
細胞増殖能の調査対象としての接着依存性細胞につき培養容器から剥離する際の該培養容器の所定の面に投影された投影面積の時間変化に関連するパラメータの値を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出されたパラメータの値に対応する細胞増殖能を前記対応関係記憶手段に記憶された前記対応関係から読み出し報知手段に出力する増殖能出力制御手段と、
を備えたものである。
【0007】
この細胞増殖能評価装置では、細胞増殖能の調査対象としての接着依存性細胞につき培養容器から剥離する際のその培養容器の所定の面に投影された投影面積の時間変化に関連するパラメータの値を算出し、そのパラメータの値に対応する細胞増殖能を、予め求めておいたそのパラメータと細胞増殖能との対応関係から読み出して報知手段に出力する。したがって、個々の接着依存性細胞の剥離時の挙動を調べることにより各接着依存性細胞の細胞増殖能を比較的簡単に知ることができる。
【0008】
ここで、「接着依存性細胞」とは、培養面に直接又は細胞外マトリックスを介して間接的に接着したあとその接着面積を広げていき、その後細胞分裂する細胞のことをいい、足場依存性細胞とも呼ばれる。この接着依存性細胞としては、例えば、ヒト、マウス、ラット、モルモット、ハムスター、ニワトリ、ウサギ、ブタ、ヒツジ、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、サル等の温血動物から採取された種々の細胞が挙げられる。この温血動物の細胞としては、例えば、角化細胞、脾細胞、神経細胞、グリア細胞、膵臓β細胞、メサンギウム細胞、ランゲルハンス細胞、表皮細胞、上皮細胞、内皮細胞、線維芽細胞、繊維細胞、筋細胞、脂肪細胞、滑膜細胞、軟骨細胞、骨細胞、骨芽細胞、破骨細胞、乳腺細胞、肝細胞若しくは間質細胞、又はこれら細胞の前駆細胞、幹細胞若しくは接着依存性のガン細胞が挙げられる。また、胚性幹細胞を使用することもできる。或いは、エリスロポエチン、成長ホルモン、顆粒球コロニー刺激因子、インスリン、インターフェロン、血液凝固第VIII因子等の血液凝固因子、グルカゴン、組織プラスミノーゲンアクチゲーター、ドーパミン、ガン遺伝子、ガン抑制遺伝子等をコードする外来遺伝子を前記細胞に導入し、それらの遺伝子を種々のプロモータを用いて強制的に又は特定の条件下で発現させるように構成した形質転換細胞を使用してもよい。また、細胞外マトリックスとしては、例えば、インテグリン、コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、グリコサミノグリカン、糖タンパク質等が挙げられる。また、「培養容器」としては、細胞が培養できるものであれば特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン等の合成樹脂、ヒドロキシアパタイトセラミックス、アルミナセラミックス、ガラス等から構成されたものが好適に使用される。更に、「報知手段」とは、外部に報知する手段であれば特に限定されないが、例えばディスプレイ等の表示手段や、プリンタ等の印刷手段や、スピーカ等の音声手段などが挙げられる。
【0009】
本発明の細胞増殖能評価装置において、前記パラメータは、投影面積から算出される接着依存性細胞の外郭の収縮速度又は該収縮速度の逆数であることが好ましい。これらのパラメータは、接着依存性細胞の細胞増殖能と良好な相関関係があるからである。ここで、前記収縮速度は、投影面積が円であると仮定したときの円の径の時間変化割合としてもよい。
【00010】
本発明の細胞増殖能評価装置において、前記細胞増殖能は、細胞の残り分裂回数、比増殖速度又は倍加時間であることが好ましい。細胞の残り分裂回数は、接着依存性細胞の投影面積の時間変化に関連するパラメータと良好な相関関係があるからである。延いては、残り分裂回数と相関関係の深い比増殖速度や倍加時間も、接着依存性細胞の投影面積の時間変化に関連するパラメータと良好な相関関係となる。ここで、「残り分裂回数」とは、予め実験的に求めておいた限界分裂回数から現在までの分裂回数を差し引いた値をいい、寿命パラメータの一種である。「比増殖速度」とは、時間に対する細胞数の対数値の変化割合(μ=(logN2−logN1)/t2−t1)であり、「倍加時間」とは、細胞集団としての細胞の数が倍になるのに要する時間(td=(t2−t1)・log2/(logN2−logN1))であって、いずれも増殖パラメータの一種である。なお、N1,N2は各々培養時間t1,t2における細胞数である。
【0011】
本発明の細胞増殖能評価装置は、前記対応関係記憶手段、前記算出手段及び前記増殖能出力制御手段を備えた細胞増殖能評価コンピュータからなるものとしてもよい。こうすれば、本発明の細胞増殖能評価装置を比較的容易に実現することができる。
【0012】
本発明は、細胞の増殖能を評価する細胞増殖能評価方法であって、
(a)予め接着依存性細胞につき培養容器から剥離する際の該培養容器の所定の面に投影された投影面積の時間変化に関連するパラメータと細胞増殖能との対応関係を求めるステップと、
(b)細胞増殖能の調査対象としての接着依存性細胞につき培養容器から剥離する際の該培養容器の所定の面に投影された投影面積の時間変化に関連するパラメータの値を算出するステップと、
(c)前記ステップ(b)で算出されたパラメータの値に対応する細胞増殖能を前記ステップ(a)で求めた前記対応関係から読み出し外部に報知するステップと、
を含むものとしてもよい。
【0013】
この細胞増殖能評価方法では、細胞増殖能の調査対象としての接着依存性細胞につき培養容器から剥離する際のその培養容器の所定の面に投影された投影面積の時間変化に関連するパラメータの値を算出し、そのパラメータの値に対応する細胞増殖能を、予め求めておいたそのパラメータと細胞増殖能との対応関係から読み出して報知手段に出力する。したがって、個々の接着依存性細胞の剥離時の挙動を調べることにより各接着依存性細胞の細胞増殖能を比較的簡単に知ることができる。この細胞増殖能評価方法において、前記パラメータは、投影面積から得られる該細胞の外郭の収縮速度又は該収縮速度の逆数であることが好ましく、収縮速度は、投影面積が円であると仮定したときの円の径の時間変化割合としてもよい。また、前記細胞増殖能は、細胞の残り分裂回数、比増殖速度又は倍加時間であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は培養容器内の接着依存性細胞の接着状態及び剥離状態を模式的に示す断面図、図2は細胞増殖能評価装置の概略構成図、図3は剥離剤処理時間と接着依存性細胞の円相当径との関係を表すグラフである。
【0015】
本発明の細胞増殖能評価装置及びその方法の一実施形態は、図2に示すように、接着依存性細胞(以下、細胞という)11を培地12で満たされた培養容器13内で培養し、ほぼコンフルエントな状態になったとき剥離剤を加えて培養容器13の底面に接着している細胞11を剥離させたあと回収したときの、細胞11の細胞増殖能を評価するためのものである。
【0016】
細胞11は、培養容器13の底面に直接又は細胞外マトリックスを介して接着することができると共に、その培養容器13の底面上で培養することができる性質を有する。この細胞11の培養過程は、細胞接着期、細胞誘導期及び細胞増殖期からなる3種のステージに分類されるが、この点は周知であるためここではその説明を省略する。そして、細胞11の増殖が進み、培養容器13の底面が細胞11でほぼ覆いつくされてサブコンフルエントな状態になったとき、培養容器13の底面から細胞11を剥離させるための剥離剤(トリプシンやプロテイナーゼなど)を加える。すると、剥離した細胞11が浮遊してくるのでこれを回収し、回収した細胞11を新たに培養容器13に播種して培養を行う(継代培養)。ここで、細胞11が培養容器13の底面に接着している状態では、図1(a)に示すように、細胞11はやや扁平な状態で培養容器13の底面と接着面積Saで接着している。このとき、上方から細胞11を照らしたときの投影面積Paは、接着面積Saに等しいか、大きくなる。一方、細胞11が培養容器13の底面から剥離した状態では、図1(b)に示すように、細胞11はほぼ球状であり接着面積Saはゼロである。このとき、上方から細胞11を照らしたときの投影面積Paは、浮遊した細胞11の投影面積となる。このような事情から、剥離剤投入後の経過時間(剥離剤処理時間)tTと細胞11の投影面積Paとの関係をグラフ化すると、剥離剤投入後しばらくの間は細胞11の投影面積Paは徐々に減少していくが、剥離剤処理時間tTがある時間に達したあとは細胞11の投影面積Paはほぼ一定となる。また、剥離剤投入後の細胞11の投影面積Paの形状を円形と仮定すると、円相当径(半径)rはr=(Pa/π)0.5となる。ここで、剥離剤処理時間tTと細胞11の円相当径rとの関係をグラフ化し、剥離剤処理時間tTがある時間に達するまでのプロットを最小二乗法により一次関数に近似し、そのときの直線の傾きdr/dtの正負を変換した−dr/dtを収縮速度Vとする。このときのグラフの一例を図3に示す。また、この収縮速度Vの逆数1/Vを接着密度パラメータDと定義する。なお、δを単位面積あたりの接着タンパク強度つまり細胞表面に存在するタンパク密度パラメータとし、kを接着タンパクの溶解速度定数とすれば、収縮速度Vはk/δ、接着密度パラメータDはδ/kと表すことができる。このようにして算出される収縮速度V及び接着密度パラメータDは、いずれも投影面積Paの時間変化に関連するパラメータである。
【0017】
次に、細胞増殖能評価装置30の構成について図2に基づいて説明する。この細胞増殖能評価装置30は、培養容器13内の細胞11を培養するためのインキュベータ31と、細胞11を上方から照らし出す照明手段としてのLEDランプ36と、細胞11の投影面積Paを培養容器13の底面側から撮影する撮影手段としてのCCDカメラ37と、各種テーブルを記憶したり各種制御を実行したりするコンピュータ40とを備えている。インキュベータ31は、培養容器13に対して温度、湿度、CO2濃度を調節可能な周知の装置であり、5%CO2含有エアをボンベ32から給湿器33を介して培養容器13内に供給するライン34と、培養容器13内からガスを排出するライン35とを備えている。LEDランプ36は、インキュベータ31内の天井付近に設置され、培養容器13を上方から照らすことにより、培養容器13内の個々の細胞11を培養容器13の底面に投影させるものである。CCDカメラ37は、インキュベータ31内の底部に設置された三次元ステージ38によって支持され、この三次元ステージ38によって上下・左右・前後に動かされる。このCCDカメラ37は、LEDランプ36によって培養容器13が照らされているときに培養容器13の下方から撮影することにより、培養容器13内の個々の細胞11が培養容器13の底面に投影されたときの投影画像を撮影し、その投影画像のデータをケーブル39を介してコンピュータ40へ送信する。コンピュータ40は、CCDカメラ37から入力された投影画像に画像解析処理を施し、画像解析処理後の投影画像に基づいて培養容器13内の個々の細胞11が底面に投影されたときの投影面積Paを算出し、その投影面積Paから細胞11の円相当径rを算出し、円相当径rの時間変化割合から接着密度パラメータD(=−dt/dr)を算出し、接着密度パラメータDと細胞増殖能との対応関係を示すマップ(又はテーブル)からパラメータの値に対応する細胞増殖能を読み出し、これをディスプレイに表示出力する。
【0018】
次に、この細胞増殖能評価装置30の動作について図4に基づいて説明する。図4は、細胞増殖能評価プログラムのフローチャートである。オペレータは、培養容器13の底面が細胞11でほぼ覆いつくされてサブコンフルエントな状態になったとき、培養容器13の底面から細胞11を剥離させるための剥離剤を加え、その直後にコンピュータ40に細胞増殖能評価開始の指令を入力する。すると、コンピュータ40は図示しないHDDに記憶されている細胞増殖能評価プログラムを読み出してこれを実行する。このプログラムが開始されると、コンピュータ40は、予め定められた所定時間が経過したか否かを図示しないタイマのカウント数で判定し(ステップS100)、所定時間が経過していないときにはそのまま待機し、所定時間が経過したときにはCCDカメラ37から個々の細胞11が培養容器13の底面に投影されたときの投影画像を入力し(ステップS110)、続いてその投影画像に画像解析処理を施して個々の細胞11の投影面積Paを算出し(ステップS120)、その投影面積Paから個々の細胞11の円相当径rを算出する(ステップS130)。投影面積Paは、例えば紀ノ岡らの論文(Biotech.Bioeng.,67,p234−239(2000))の画像解析手法を投影画像に施すことにより得られる。この場合、原画像に対して背景分離処理、ルックアップテーブル変換処理、平滑化処理、二値化抽出処理、孤立点除去処理、クロージング処理、穴埋め処理、エリア抽出処理、画素数計測処理の順に画像解析を行い、個々の細胞像を抽出し、各細胞の投影部分の画素数を計測し、この画素数に1画素当りの面積を乗算した値を投影面積Paとする。続いて、ステップS110〜S130の処理を所定回数だけ行ったか否かを判定し(ステップS140)、所定回数に達していないときには再びステップS100に戻る。一方、所定回数に達したときには、その所定回数のデータに基づき個々の細胞11につき最小二乗法により傾きつまり円相当径rの時間変化割合dr/dtを算出し(ステップS150)、このdr/dtから前述したように接着密度パラメータDを算出する(ステップS160)。そして、接着密度パラメータDと細胞増殖能との対応関係を示すマップから個々の細胞11の接着密度パラメータDの値に対応する細胞増殖能を読み出し(ステップS170)、それらをディスプレイに表示し(ステップS180)、本プログラムを終了する。
【0019】
ステップS100の所定時間やステップS140の所定回数は、図3のグラフにおいて剥離剤投入直後から剥離完了時間に達するまでの間で剥離剤処理時間tTと円相当径rのプロットが複数得られるように適宜定められている。もっとも簡易な方法は所定回数を2回とした場合であり、その場合には得られるプロットが2つであるため、最小二乗法を用いなくても両円相当径rの差分を所定時間で除した値をdr/dtとすればよい。
【0020】
細胞増殖能を表すパラメータとしては、限界細胞分裂回数Ndfから累積細胞分裂回数Ndを差し引いた残り細胞分裂回数Ndr(=Ndf−Nd)を用いる。ここで、累積細胞分裂回数Ndについて説明する。継代回数Npにおける細胞分裂回数をNd,Np、培養開始時の細胞接種濃度をX0とすると、Nd,Npは下記式(1)で表される。そして、一連の継代培養における累積細胞分裂回数Ndは、各継代培養の総和つまり下記式(2)として表される。ここで、Xaは培養容器の底面の単位面積あたりに接着している細胞数を表すパラメータであり、CCDカメラ37によって撮影された画像の面積をS、その面積Sに占める接着細胞数をnaとすると、Xaは下記式(3)で表される。なお、接着細胞数naは、面積S内の細胞のうち投影面積Paが閾値Tを超えるものの数である。この閾値Tは、細胞培養後にPBS洗浄により未接着細胞を除去し接着細胞のみとしたときの投影面積Paの最小値とする。
【0021】
【数1】
Nd,Np=log2(Xa/X0)…(1)
Nd=ΣNd,Np …(2)
Xa=na/S …(3)
【0022】
限界細胞分裂回数Ndfは、培養時間tと累積細胞分裂回数Ndとの関係をグラフ化し、時間tの変化に対する累積細胞分裂回数Ndの変化がほぼゼロになった時点での累積細胞分裂回数Ndを限界細胞分裂回数Ndfとする。このときのグラフの一例を図5に示す。図5のグラフにおいて、例えば点a,b,cの培養時間における培養容器13内の細胞11につき、それらの接着密度パラメータDの頻度分布つまり接着密度パラメータDに対応する細胞11の存在個数を調べ、その接着強度の平均値Davと残り細胞分裂回数Ndrとの対応関係を予めマップにしてコンピュータ40の図示しないHDDに保存しておく。なお、培養する細胞種や培養条件ごとに対応関係を示すマップを作成しHDDに保存しておき、細胞増殖能を調べようとする細胞種や培養条件に適するマップを選択して使用することが好ましい。また、接着密度パラメータDの頻度分布からは、所定範囲内の接着密度パラメータDを有する細胞の細胞集団に占める割合を求めることによって、個々の細胞だけでなく、細胞集団の増殖能を評価することもできる。
【0023】
以上詳述した本実施形態の細胞増殖能評価装置30によれば、個々の細胞11の剥離時の挙動を調べることにより各細胞11の細胞増殖能を比較的簡単に知ることができる。また、細胞11の投影画像をCCDカメラ37により容易且つ安価に得ることができ、ひいては本装置全体のコストを低く抑えることができる。更に、投影面積Paの時間変化に関連するパラメータである接着密度パラメータDを用いて細胞増殖能を的確に評価することができる。特に、細胞分裂が何度も繰り返されて残り細胞分裂回数Ndrが短くなった細胞11は、接着時の投影面積Paが大きく、剥離剤を投入してから剥離するまでの収縮速度Vが速いという性質を持つ。一方、細胞分裂があまり繰り返されておらず残り細胞分裂回数Ndrの長い細胞11は、接着時の投影面積Paが小さく、剥離剤を投入してから剥離するまでの収縮速度Vが遅いという性質を持つ。これに対し、細胞の接着強度αは投影面積Pa(接着面積Sa)と単位面積あたりの接着タンパク強度δの積で示されるため、剥離のタイミングが一様でなく、培養容器13内に両者が混在している場合、剥離剤処理時間がある時間となった時点で剥離して浮遊している細胞を回収すると、図6に示すように、細胞増殖能つまり余命の異なる細胞11が回収したものの中に混在する可能性がある。これに対して、本実施形態では、投影面積Paの時間変化に関連するパラメータを用いて各細胞11を評価するため、両者を区別して回収することができる。あるいは、増殖能の異なる細胞が混在している状況を頻度分布として入手し、細胞集合全体の増殖能として評価することができる。
【0024】
なお、本発明は上述した実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、上述した実施形態では、投影面積の時間変化に関連するパラメータとして接着密度パラメータDを採用したが、その代わりに収縮速度Vを用いたり投影面積Paの時間変化割合を用いたりしてもよい。また、細胞増殖能として残り細胞分裂回数Ndrを採用したが、その代わりに比増殖速度μや倍加時間(Doubling Time)tdを用いてもよい。
【0025】
【実施例】
1.継代培養方法
細胞11として新生児由来のヒト角化細胞(St.no.Oco215,クラボウ(株))、培地12としてヒト角化細胞用無血清培地(HuMedia−KG2)、培養容器13としてT型フラスコを用いて培養した。具体的には、培地12を液深さ4mmになるように注入し、培養温度37℃、CO2濃度5%の加湿空気の下、インキュベータ31内で培養を行った。細胞接種濃度は1.0×104cells/cm2とした。培養中、培養容器13の下部からCCDカメラ37によって画像を撮影し、上記式(1)〜(3)より累積細胞分裂回数Ndを求めた。継代操作は被覆率がサブコンフルエントである7〜8割に達した時点で培養容器13中の培地12を抜き出し、PBSにて2回洗浄後、細胞11をトリプシン処理により剥離、回収し、新たな培養容器13に接種した。そして、倍加時間が203(hr)を超えた時点で寿命に達したとし、そのときの累積細胞分裂回数Ndを限界分裂回数Ndf(=19.7)とした。図7は、このときの培養時間tTと累積細胞分裂回数Ndとの関係をグラフ化したものである。また、残り細胞分裂回数Ndr(=Ndf−Nd)を細胞の寿命パラメータとした。
【0026】
2.円相当径の経時変化
細胞の投影面積Paは30秒毎撮影し、剥離剤投入時から180秒経過までの円相当径rの値を求め、最小二乗法により直線の傾きつまり円相当径rの時間変化割合dr/dtを求めた。このときの一例を図8に示す。
【0027】
3.剥離挙動解析法
図7における点A,B,Cの各々において、剥離挙動解析を行った。剥離挙動解析は以下のようにして行った。即ち、継代操作中のトリプシン処理による剥離の際に、CCDカメラ37を付設した顕微鏡にて剥離操作中の細胞11の画像撮影を行った。撮影した画像より各細胞11の投影面積Paを求め、各細胞11の円相当径rを算出し、dr/dtより接着密度パラメータDを求め、約20個の細胞を観察することで、接着密度パラメータDのヒストグラムを作成した(図9参照)。また、点A,B,Cの各々において、各細胞11の接着密度パラメータDの平均値を平均接着密度パラメータDavとした。その結果、図9に示すように、点Aでは平均接着密度パラメータDavが39.1で残り細胞分裂回数Ndrが7.1、点Bでは平均接着密度パラメータDavが32.5で残り細胞分裂回数Ndrが3.6、点Cでは平均接着密度パラメータDavが20.8で残り細胞分裂回数Ndrが0.12であった。この結果から、残り細胞分裂回数Ndrが短くなるにつれ接着密度パラメータDが小さくなり、細胞は早く剥がれる傾向にあることが示された。このような剥離挙動解析を点A,B,Cの3点だけでなく、より多くの点について行ったあと、それらに基づいて接着密度パラメータDと残り細胞分裂回数Ndrとの関係をマップ化することにより、このマップを用いて個々の細胞11の細胞増殖能を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 培養容器内の接着依存性細胞の接着状態及び剥離状態を模式的に示す断面図である。
【図2】 細胞増殖能評価装置の概略構成図である。
【図3】 剥離剤処理時間と接着依存性細胞の円相当径との関係を表す模式的なグラフである。
【図4】 細胞増殖能評価プログラムのフローチャートである。
【図5】 培養時間と累積細胞分裂回数との関係を表す模式的なグラフである。
【図6】 残り細胞分裂回数の短い細胞と長い細胞の挙動を表す模式的なグラフである。
【図7】 実施例における培養時間と累積細胞分裂回数との関係を表すグラフである。
【図8】 実施例におけるトリプシン処理時間と接着依存性細胞の円相当径との関係を表すグラフである。
【図9】 実施例における接着強度と残り細胞分裂回数との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
11 細胞、12 培地、13 培養容器、30 細胞増殖能評価装置、31 インキュベータ、32 ボンベ、33 給湿器、34,35 ライン、36 LEDランプ、37 CCDカメラ、38 三次元ステージ、39 ケーブル、40 コンピュータ、Nd 累積細胞分裂回数、Ndf 限界細胞分裂回数、Ndr 残り細胞分裂回数、Pa 投影面積、V 収縮速度、D 接着密度パラメータ。
Claims (7)
- 細胞の増殖能を評価する細胞増殖能評価装置であって、
予め接着依存性細胞につき培養容器から剥離剤により剥離する際の培養容器の所定の面に投影された剥離時投影面積の時間変化に関連するパラメータと細胞増殖能との対応関係を求め該対応関係を記憶した対応関係記憶手段と、
細胞増殖能の調査対象としての接着依存性細胞につき培養容器から剥離剤により剥離する際の培養容器の所定の面に投影された剥離時投影面積の時間変化に関連するパラメータの値を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出されたパラメータの値に対応する細胞増殖能を前記対応関係記憶手段に記憶された前記対応関係から読み出し報知手段に出力する増殖能出力制御手段と、
を備え、
前記パラメータは、剥離時投影面積の時間変化,剥離時投影面積から算出される接着依存性細胞の外郭の収縮速度,該収縮速度の逆数のいずれかである、
細胞増殖能評価装置。 - 前記収縮速度は、剥離時投影面積が円であると仮定したときの円の径の時間変化割合である、
請求項1に記載の細胞増殖能評価装置。 - 前記細胞増殖能は、細胞の残り分裂回数、比増殖速度又は倍加時間である、
請求項1又は2に記載の細胞増殖能評価装置。 - 前記対応関係記憶手段、前記算出手段及び前記増殖能出力制御手段を備えた細胞増殖能評価コンピュータからなる、
請求項1〜3のいずれかに記載の細胞増殖能評価装置。 - 細胞の増殖能を評価する細胞増殖能評価方法であって、
(a)予め接着依存性細胞につき培養容器から剥離剤により剥離する際の該培養容器の所定の面に投影された剥離時投影面積の時間変化に関連するパラメータと細胞増殖能との対応関係を求めるステップと、
(b)細胞増殖能の調査対象としての接着依存性細胞につき培養容器から剥離剤により剥離する際の該培養容器の所定の面に投影された剥離時投影面積の時間変化に関連するパラメータの値を算出するステップと、
(c)前記ステップ(b)で算出されたパラメータの値に対応する細胞増殖能を前記ステップ(a)で求めた前記対応関係から読み出し外部に報知するステップと、
を含み、
前記パラメータは、剥離時投影面積の時間変化,剥離時投影面積から算出される接着依存性細胞の外郭の収縮速度,該収縮速度の逆数のいずれかである、
細胞増殖能評価方法。 - 前記収縮速度は、剥離時投影面積が円であると仮定したときの円の径の時間変化割合である、
請求項5に記載の細胞増殖能評価方法。 - 前記細胞増殖能は、細胞の残り分裂回数、比増殖速度又は倍加時間である、
請求項5又は6に記載の細胞増殖能評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143881A JP4394376B2 (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 細胞増殖能評価装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143881A JP4394376B2 (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 細胞増殖能評価装置及びその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004344049A JP2004344049A (ja) | 2004-12-09 |
JP4394376B2 true JP4394376B2 (ja) | 2010-01-06 |
Family
ID=33531524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003143881A Expired - Fee Related JP4394376B2 (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 細胞増殖能評価装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4394376B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106834118A (zh) * | 2015-11-25 | 2017-06-13 | 松下知识产权经营株式会社 | 细胞培养容器、细胞拍摄方法和细胞培养系统 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20070115929A (ko) * | 2005-03-22 | 2007-12-06 | 가부시키가이샤 메디넷 | 세포배양 평가시스템, 세포배양 평가방법 및 세포배양평가프로그램 |
EP2022845B1 (en) * | 2006-05-22 | 2018-06-27 | Nikon Corporation | Apparatus for judging cell detachment, method of judging cell detachment and cell culture apparatus |
EP2202291B1 (en) * | 2007-09-03 | 2019-02-27 | Nikon Corporation | Culture apparatus, culture information management method, and program |
EP2444479A1 (en) * | 2009-06-19 | 2012-04-25 | Nikon Corporation | State determination method for cell cluster, image processing program and imaging processing device using said method, and method for producing cell cluster |
JP5447546B2 (ja) | 2012-01-31 | 2014-03-19 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 細胞計数方法、細胞計数装置、及び細胞計数プログラム |
CN105247035A (zh) * | 2013-05-06 | 2016-01-13 | 光行科技株式会社 | 分析细胞和监测细胞培养的系统和利用该系统分析细胞和监测细胞培养的方法 |
CN117153251B (zh) * | 2023-08-26 | 2024-08-02 | 浙江深华生物科技有限公司 | 一种淋巴瘤微小残留病灶监控位点筛选系统 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030134269A1 (en) * | 2000-11-22 | 2003-07-17 | Hiroyuki Hirai | Cell proliferation ability evaluation method and apparatus |
JP4535645B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2010-09-01 | 株式会社 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング | 接着細胞選別装置、細胞増殖能評価装置、それらのプログラム及びそれらの方法 |
-
2003
- 2003-05-21 JP JP2003143881A patent/JP4394376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106834118A (zh) * | 2015-11-25 | 2017-06-13 | 松下知识产权经营株式会社 | 细胞培养容器、细胞拍摄方法和细胞培养系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004344049A (ja) | 2004-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4535645B2 (ja) | 接着細胞選別装置、細胞増殖能評価装置、それらのプログラム及びそれらの方法 | |
JP6687757B2 (ja) | 3d軟骨オルガノイドブロックを調製するための方法 | |
EP2584029B1 (en) | Sheet-shaped cell culture dissociation system | |
JP4394376B2 (ja) | 細胞増殖能評価装置及びその方法 | |
JP2016059329A (ja) | 細胞培養装置および方法 | |
JP4095811B2 (ja) | 剥離細胞選別装置、剥離細胞選別方法及びそのプログラム | |
JP5912255B2 (ja) | シート形成判定システム | |
JP5821444B2 (ja) | 細胞画像解析装置、細胞画像解析方法、及び細胞画像解析プログラム | |
JP2011115080A (ja) | シート状細胞培養物剥離システム | |
Lübke et al. | Growth characterization of neo porcine cartilage pellets and their use in an interactive culture model | |
WO2021100718A1 (ja) | 細胞集合体、その製造方法、その作製キット、及びそれを用いた化合物の評価方法 | |
JP4227339B2 (ja) | 剥離細胞回収装置、剥離細胞回収方法及びそのプログラム | |
Spangenberg et al. | Histomorphometric analysis of a cell-based model of cartilage repair | |
WO2023145797A1 (ja) | 細胞剥離方法、細胞剥離システム及び情報処理装置 | |
JP4436518B2 (ja) | 培養細胞評価方法、培養細胞増殖予測方法及び培養細胞増殖制御方法 | |
JP4230723B2 (ja) | 継代培養限界判定方法、その装置及びコンピュータプログラム | |
JP5917000B2 (ja) | シート形成評価方法 | |
JP4230750B2 (ja) | 細胞保存方法及びその装置 | |
WO2006057444A1 (ja) | 細胞の分化度自動診断方法 | |
JP6055166B2 (ja) | シート状細胞培養物の製造方法、シート状細胞培養物形成用基材の製造方法、気泡の除去方法および気体の検出システム | |
JP2005168398A (ja) | 上皮細胞の培養方法及び上皮細胞の三次元構造体の作製方法 | |
JP4066141B2 (ja) | 培養組織の品質管理方法及び製造方法 | |
WO2024117025A1 (ja) | 細胞剥離方法、細胞剥離システム及び情報処理装置 | |
JP2012029598A (ja) | シート状細胞培養物の強度測定システム | |
JP2004215585A (ja) | 重層化判定方法及び重層化判定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090512 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091006 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091015 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151023 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |