JP4392856B2 - 自動変速機の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前文に定義する段付き自動変速機の制御方法に関する。
このような変速機は、例えば、欧州特許第0 670 789号(特許文献1)から一般的に周知であり、これは参照により本明細書に含まれるものと見なされ、一般的に自動車の動力伝達系統(drive line)に使用され、エンジンまたはモータから車両の車輪へと2つまたはそれ以上の別個のトルクおよび回転速度比で動力を伝達する。変速機は、低い、すなわち小さい伝達速度比または高い、すなわち大きい伝達速度比で動力を伝達するために、動力伝達系統内の1つの動力伝達経路から別の伝達経路へとシフトするために少なくとも2つのクラッチで構成されている。変速機のトルク比は言うまでもなく反対方向に変化する。上記2タイプのシフトは、それぞれダウンシフトおよびアップシフト、または一般的にギヤシフトとも示される。
段付き自動変速機(stepped automatic transmission)の初期には、一般的に車両の加速時に実行されるエンジンからホイール・シフトへの上記アップシフトのプラスのトルク・トランスファのみのギヤを同時に非常に良好に実行することができた。すなわち途切れないトルク伝達である。しかし、マイナスのトルク・トランスファのギヤシフトは、このような途切れないトルク伝達なしで実行された。このタイプの制御は、米国で一般的に運転されているような車両で今でも見られることが非常に多い。しかし、より洗練された変速機シフト戦略も開発され、これは強力なマイクロエレクトロニクスの開発および広範な使用のために実現可能なものとなった。最も精巧な変速機制御戦略は、プラスまたはマイナスのトルク・トランスファでいずれかの方向に、すなわちエンジンから車輪へ、およびその逆に連続的にトルクを伝達する状態で、アップシフトおよびダウンシフトの両方を実行することができる。これらのシフトを「クラッチ・トゥ・クラッチ(clutch-to-clutch)」シフトと呼ぶ。車両の運転者が経験する滑らかさとは別に、クラッチ・トゥ・クラッチ・シフトは、変速機内の衝撃または振動を減少させ、高価かつ大きいフリーホイールを使用せずにすむという点で好ましい。この開発の例は、1993年のChalmers University of Technology(スウェーデン、イェーテボリ)のBengt Jacobsenの、「Gear shifting with retained power transfer」という論文(非特許文献1)で提供されている。しかし、特にA43ページの例示としてのグラフにより、最新技術の変速機では、ギヤシフトに係わる個々のクラッチでクラッチ係合圧力を正しくタイミング設定し、一致させることは、なお特に困難であることを理解することができるだろう。これに関して、クラッチの係合が緩すぎると、エンジン速度が非常に上昇し(フレア)、これは望ましくなく、係合がきつすぎると、エンジンはチョーク(タイアップ)し、これも望ましくない。従来技術の変速機では、クラッチの係合および/または係合解除に想定される正しい瞬間および力は、経験的な校正、すなわち試行錯誤によって見出される。
自動変速機の後者の制御戦略は、2つの制御アルゴリズムで構成される。一方は、実行することが望ましいタイプのギヤシフトを開始する前の瞬間に選択される。大抵の場合、シフトを実行するために選択されるこのような制御アルゴリズムは、その後、完全に遂行する、すなわちそれに含まれるすべての方法のステップを実行するために必要である。この一方の制御アルゴリズムは、「Freigabe Schaltung」という名前でも周知である。他方の制御アルゴリズムは、「Uberhohung Schaltung」とも呼ばれる。ギヤシフトを実行するこのような制御戦略の一例が、VDI Berichte第1170号119ページの「Doppelschaltungen bei Doppelkupplungsgetrieben − Double shifts at double−clutch−transmissions」という記事(非特許文献2)で提供されている。別の例が、Wiesbaden、Vieweg&SonのFriedrが販売しているATZ Automobiltechnische Zeitschrift 97(1995)、Heft 11でRudolf RoschおよびGerhard Wagnerの、「Die elektronische steuerung des automatischen Getriebes W5A 330/580 von Mercedes−Benz」という記事(非特許文献3)で提供されている。
「Freigabeschaltung」制御アルゴリズムは、実際に、代替的にいわゆるエンジン制動状況と呼ばれるマイナスのトルク・トランスファで、すなわちエンジンを駆動する車輪のアップシフトを必要とする運転状態、およびプラスのトルク・トランスファで、すなわち被動車輪へのエンジン出力のトランスファでのダウンシフトを必要とする状態のために選択されている。「Uberhohungsschaltung」制御アルゴリズムは2つの逆の状況で、すなわちプラスのトルク・トランスファでのアップシフトおよびマイナスのトルク・トランスファでのダウンシフトで使用することができる。これにより、両方の制御アルゴリズムは、トルクのトランスファを担当する変速機を通る経路を一方のクラッチから他方へと切り換えるいわゆるトルク・フェーズと、変速機の出力シャフトと入力シャフトとの間の回転速度比を切り換えるいわゆるシフト・フェーズとを備える。「Freigabe Schaltung」制御アルゴリズムでは、最初にシフト・フェーズを実行して、その後にトルク・フェーズを実行するが、「Uberhohungsschaltung」では最初にトルク・フェーズを、次にシフト・フェーズを実行する。一例として、プラスのトルク変速機でのダウンシフト実行時には、最初に変速機の速度比が部分的に、すなわち両クラッチの滑動、係合によって高い比率から低い比率へとシフトされ、その手順の間にもトルクはなお高いクラッチから移送され、その後にのみ変速機を通るトルク経路が、さらなるその係合によってロークラッチを通して実行される。したがって、既知の技術では上記で識別した4タイプのギヤシフトを扱うために2つの制御アルゴリズムが必要であるが、実際には各制御アルゴリズムを実行、すなわち完全に遂行する必要があるか、さもなければアップシフトまたはダウンシフトを実行中に、リアルタイムで運転状態の変化を考慮に入れるため、必要な情報を一方の制御アルゴリズムから他方へと交換および変換するために多大な(プログラミングの)努力が必要であり、そのための手段を設けなければならない。
上述の変速機制御戦略は、シフトを実行中に関連する状態が変化しないすべての状況で、非常によく(単調な経験的校正の後に)実行される。これは、実行されるギヤシフトの大半に当てはまる。しかし、それでも既知の制御戦略を最適化することができる。これに関して、まだ十分には取り組まれていない重大な欠点は、ギヤシフトの実行中、上記関連状態が実際に変化した場合、2つの制御アルゴリズム間の変更が困難である上述の状況である。これは、例えば、変速機を通して移送するトルクの符号が変化する、すなわちプラスからマイナスへ、または逆にマイナスからプラスへ変化する場合に当てはまる。シフト中、例えば、車両の急停車を行うか、車両の加速を中断するか、速度ペダルの押下を突然増加させる(キックダウン)間に、動作に入る運転者が考えを変更すると、制御アルゴリズム間でこのような変化が必要になる。
既知の制御戦略内で関連する状態のこのような変化に対処する困難さは、多くの別個の状況にも、すなわち関連する状態と、選択した制御アルゴリズムで走行する、すなわちその方法のステップをすべて実行する間に発生し得る可能な変化との組合せにも関連する。この困難さは、原則的にこのような可能な状態および変化をすべて予想することが望ましいという点で、さらに心痛の種になり、したがって変速機の新しい設計または修正のたびに多大なプログラミングおよびさらに多くの校正作業を実行しなければならない。
欧州特許第0 670 789号 Bengt Jacobsen: Chalmers University of Technology(1993)(スウェーデン、イェーテボリ) VDI Berichte:No.1170,p.119 Rudolf Rosch and Gerhard Wagner: ATZ Automobiltechnische Zeitschrift,No.11,p.97(1995)
本発明の目的は、このような関連する状態および可能な変化すべてに対処するために、従来の段付き自動変速機について既知の制御戦略の追加のプログラミング要件および他の欠点がなく、少なくともこれらを最小限に抑え、ギヤシフト操作における最適化された滑らかさを実現する、すなわち運転者による上記操作への意識を最小限に抑えて実現する簡潔な、すなわち洗練された方法での変速比制御方法に到達することである。
本発明によれば、このような制御方法は、請求項1の特徴付け部分によって達成することができる。本発明の基となる基本概念により制御された変速機は、関連する状態を一般化した方法で説明し、考慮する簡単だが効果的な動力伝達系統モデルを使用する。これにより、上記別個の状況はすべて、本質的に考慮される。
本発明による動力伝達系統モデルおよび制御方法では、1つの制御アルゴリズム内で、上記で識別した4タイプのギヤシフトのいずれか1つを、その特定の要件を満足しながら実行することが可能である。例えば、関連する状態の変化に応答して、実行中のギヤシフトを中断することも可能である。本発明による制御アルゴリズムが、このような状態を瞬時に考慮するからである。したがって、本質的にパラメータのトラックの損失が発生し得ない。また、選択したタイプまたは所望のタイプのギヤシフトに向けて変速機の関連する構成要素を瞬間的に起動することが可能である。関連する変速機パラメータが、ギヤシフトの動作に関係なく、絶えず更新されているからである。
新しい制御方法を使用すると、既知の技術で一般的に容認されている必要条件から離れることにより、段付き自動変速機の優れて最終的に滑らかなギヤシフト動作を実現することができる。クラッチ・トゥ・クラッチのギヤシフトは、ほぼ気付かれずに実行できる一方、本発明の方法により実行するシフトに必要なプログラミングの作業は大幅に軽減される。これは、それにより遭遇する開発の問題も説明する。
本発明による新しい制御方法では、すべての状態および上記で識別された4タイプのギヤシフトすべてにおいて、トルクの移送はほぼ中断なく維持され、少なくとも大部分は最適化され、運転者にはほとんど気付かれない非常に滑らかなギヤシフトを実行することを実現することが可能である。さらに、製造業者側では、変速機が対処する可能性があるすべての関連する状態および起こり得る変化は、1つの制御アルゴリズムで対処され、以前には2つの校正手順が必要であったことと比較して、1つしか必要ではない。また、最新技術の変速機は、上記ギヤシフトを実行する時間の関数としてクラッチの油圧係合圧力を規定し、これは通常固定され、別個に製造された変速機間でまたは変速機を動力伝達系統に組み込んだ後には容易に適応することができないが、新しい制御方法は、変速機を通して移送されるトルクの関数として油圧係合圧力を自由に規定し、これははるかに柔軟で適応可能な制御戦略を提供し、変速機の操作中に校正結果を適応し、例えば、クラッチの磨耗または別個の変速機間の技術的特性のわずかな変化に関係なく望ましい一定の性能を維持することもできる。
以下で、本発明を図面に沿ってさらに説明する。
図1は、動力伝達系統、すなわち本発明による動力伝達系統のモデルを概略的に示す。この動力伝達系統は、2つの慣性構成要素1および2と、入力シャフト7、出力シャフト8、2つのギヤ装置3、4および5、6を構成するギヤ・ホイール3、4、5および6を設けたギヤ・セットGと、2つの摩擦要素LおよびHとを備える。
ロークラッチLとも呼ばれる摩擦要素Lは、係合すなわち起動すると、ギヤ・セットGを通して上記慣性構成要素1と2を接続し、ハイクラッチHとも呼ばれる摩擦要素Hは、起動すると上記慣性構成要素1と2を直接接続する。したがって、この例では、起動されたハイクラッチHは、1対1の変速機速度とトルクとの比率を実現し、ロークラッチLを起動し、ハイクラッチHが開放状態にあると、上記2つのギヤ装置3、4および5、6のギヤ比に依存する変速機速度比i_gearが実現される。この例では、関連する場合は常に、1と等しい第1のギヤ装置4、3の出力/入力速度比を選択し、第2のギヤ装置6、5のそれは1/zと規定される。したがって、変速機の全体的な「低」速比も1/zと等しい。変速機の出力/入力トルク比は、言うまでもなくzと等しい。係数zは、この例の全体で1より大きくなるように選択される。
慣性1は、クラッチLおよびHの上流にあるすべての慣性下位構成要素を組み込む。すなわちギヤ・ホイール3および4の慣性、すなわち入力シャフト7、エンジンおよび、例えば、トルク・コンバータのそれ、動力伝達系統に含めることができる他のシャフトおよび/または連続可変変速機(CVT)である。慣性2は、クラッチLおよびHの下流にあるすべての慣性下位構成要素を組み込む。すなわち、ギヤ・ホイール5および6の慣性、出力シャフト8および車両の慣性も含む。エンジン・トルクTengおよび道路負荷トルクTloadはそれぞれ、慣性1および慣性2に作用する。動力伝達系統モデルに使用するエンジン・トルクTengは、動力伝達系統に組み込まれた(燃焼)エンジンまたはモータが発生するトルクである。このようなエンジン・トルクTengは、エンジンの回転速度ωeng、エンジンに供給される燃料の量、およびいわゆる点火進角などの様々な信号に基づいて電子的手段を使用して推定することが多い。
本発明によれば、ギヤ・セットGの変速機速度比i_gearは、クラッチ・トゥ・クラッチのシフト中に時間tの関数として規定の軌道に従い変化し、この軌道を本明細書ではi_gearsetとする。好適には、このようなi_gearset軌道は、ダウンシフトについて図3で示すように放物線状の形状を有することが好ましい。このような形状は、シフトの早期に高速でペース設定した比率変更を実現するが、このようなペースは、ギヤシフトの終了に向かってゼロへと滑らかに減少する。ギヤ・セットGの実際の速度比i_gearは、Jvehとも呼ばれる慣性2に対する、Jinpとも呼ばれる慣性1をそれぞれ加速および減速することにより、i_gearset軌跡のセットポイントi_gearset(t)に強制的に従い、これはクラッチLとHの制御された係合によって実行される。
図1でモデル化した動力伝達系統を使用して、ギヤ・セットの入力トルクTin、すなわちギヤ・セットGが移送するトルクを決定し、クラッチ・トゥ・クラッチのギヤシフト中に所望の速度比軌跡のセット・ポイントi_gearset(t)を獲得し、エンジンが発生または消費(エンジン制動)する特定のトルクTengおよびエンジンとギヤ・セットGの入力側間の動力伝達系統におけるトルク損失を考慮するトルクTlossを与え、これは実際には無視することができる。
Figure 0004392856
および
Figure 0004392856
図2は、2つのギヤ装置3、4および5、6と、それぞれクラッチ・プレート9、10とも呼ばれ、上記ギヤ装置3、4および5、6間に設けられた摩擦または係合要素9または10を有するロークラッチLおよびハイクラッチHを備える2段ギヤ・セットGを実現する段付き自動変速機の関連するトルク・レベルおよびクラッチ・トルク容量を規定する。TおよびTは、それぞれロークラッチLおよびハイクラッチHのクラッチ・トルク容量、すなわち個々のクラッチL、Hによって伝達できる瞬間的トルク・レベルである。以下では、それぞれTinとTおよびTとの関係が導出され、これにより上記クラッチ・トルク容量TおよびTは、アップシフトとダウンシフトの両方でTがゼロ以下になり、Tがゼロ以上になる、すなわち下式のような容量である。
Figure 0004392856
これらの特徴は、図2では二重矢印で示され、ロークラッチLでは、出力シャフト8に関連するクラッチ・プレート10が入力シャフト9に関連するクラッチ・プレート9と同じ(低速ギヤが係合)またはそれより高速で回転した結果であり、したがって変速機のダウンシフトでこのクラッチが係合すると、入力シャフトにマイナスのトルクが発生する。入力シャフトを加速する必要があるからである。ハイクラッチHでは、全く反対の分析が当てはまる。
次に、入力側、すなわちギヤ・セットGのシャフト7では、以下のトルク式を与えることができる。
Figure 0004392856
出力側、すなわちギヤ・セットGのシャフト8では、以下のトルク式が当てはまる。
Figure 0004392856
およびTを計算するには、式(3)、(4)および(5)を使用する。この式のセットは過少決定である(underdetermined)ので、特別の制約、すなわち追加の要件が加えられ、これは本発明の主要目的による要件の概念に基づく。すなわち、クラッチ・トゥ・クラッチのギヤシフトが分配する出力トルクToutは可能な限り少なくする。これは、スライド・クラッチ(slipping clutch)L、Hによる出力損失が最小になる結果としてギヤ・セットGにトルク損失がある場合に達成され、これは変速機の出力トルクToutを最大にするのと同じである。
結合式(4)および(5)が与えられる。
Figure 0004392856
≦0であるので、Toutを最大にするというのは、Tの絶対値を最小にするという意味であり、なお制約を満足させる。すなわちT≦0およびT≧0である。Tの制約は、式(4)を適用して書き直される。
Figure 0004392856
その結果、下式になる。
Figure 0004392856
したがって、変速機の上記関連する状態のすべてで動力の損失を最少にし、ギヤシフト中に感知可能なその変化を最少にした状態で滑らかに個々のロークラッチおよびハイクラッチL、Hのクラッチ・トルク容量TおよびTを制御するという、本発明の基となる問題は、本発明の一部として導出された以下の要件に従うことにより、都合良く解決することができる。
Figure 0004392856
さらに、Tが式(5)に従うとすると、本発明により上記要件(9)によって表され、制約された最適化の問題に、2つの解決法がある。
Figure 0004392856
したがって、L→H(アップシフト)およびH→L(ダウンシフト)のギヤシフト中に、プラスの入力トルクTin すべてハイクラッチHによって移送され、それと同時にロークラッチLのトルク容量T 、ゼロになるように制御される必要がある、という結論になる。一方で、こギヤシフトでは、マイナスの入力トルクTin すべてロークラッチLによって移送され、この時ハイクラッチHのトルク容量T 、ゼロになるように制御される必要がある
シフト中のTおよびTについてこのように発見された要求条件を拡張して、ハイクラッチHまたはロークラッチLが完全に係合される、すなわちクラッチ滑動せず、全入力トルクTin 変速機を通して移送される変速機状態も都合よく含むことができる。その結果、クラッチ・トルク・アルゴリズムと呼ばれる、クラッチ・トルク容量TおよびT 両方の場合を決定する以下のアルゴリズムになる。
IF(i_gear=1/z){すなわちロークラッチ係合}
=Tin
=0;
ELSE
IF(i_gear=1){すなわちハイクラッチ係合}
=0;
=Tin
ELSE
IF(Tin>0) {すなわちプラスの入力トルクでのシフト}
=0;
=Tin
ELSE {すなわちマイナスの入力トルクでのシフト}
=Tin
=0;
END
END
END
このクラッチ・トルク・アルゴリズムは、起こりうるすべての状況で所望の入力トルクTinに応じてクラッチ・トルク容量T、Tとも呼ばれるクラッチL、Hが移送するトルクを決定する。アルゴリズムは、プラスおよびマイナスの入力トルクTinについてアップシフトとダウンシフトとを扱うことができる。シフの間にギヤシフトの種類を変更しても、例えば、変速機を通して移送されるトルクの正負の符号が変化する場合でも、あるいはアップシフトをまだ実行中にダウンシフトが突然に望ましくなった場合でも、制御問題を生じない。むしろこのように変化する状態は本質的に考慮の範囲内である
図3は、プラスのエンジン/入力トルクTeng、Tinにおける典型的なアップシフトを示す。図3の上のグラフは、ギヤ・セットGの瞬間的に望ましい比率i_gearset(t)を、すなわち時間tの経過の関数として与え、これによりxまたはi_gearset軸の値がyまたは時間軸に向かって増加する。係数1/zおよび1は、ロークラッチLがギヤ・セットGを介して出力シャフト8を有する変速機入力シャフト7と係合し、すなわち結合し、ハイクラッチHが係合する、すなわち変速機入力シャフト7と出力シャフト8との間の直接駆動を実現する状態で、それぞれ変速機の出力/入力速度比である。(速度比1/zから比率1への)ダウンシフト中に、出力シャフト8と入力シャフト7との間の変速機速度比i_gearを変更する方法を、図3の上のグラフで示した軌道として規定、すなわち事前プログラムする。1/zを1および1で単に置換することにより、アップシフトについて同じ軌道も規定することができ、これによってxまたはi_gearset軸値がyまたは時間軸に向かって減少する。
中央のグラフは、滑らかな線としてエンジン・トルクTengを、マーク突きの線としてギヤ・セットG入力トルクTinを、両方とも時間tに対して示す。この例では、エンジン・トルクTengをギヤシフト全体で一定レベルに維持する。実際に変速機速度比をシフトする間は、入力トルクTinがもはやエンジン・トルクTengと等しくならない。ギヤシフト中に入力慣性Jinp、すなわち慣性1の減速により動力伝達系統中でプラスのトルクが発生するからである。
下のグラフは、滑らかな線としてロークラッチLのトルク容量Tを、マーク突きの線としてハイクラッチHのトルク容量Tを、両方とも時間tに対して示す。本発明によるクラッチ・トルク・アルゴリズムは、ギヤシフトを開始する前にロークラッチLのトルク容量Tが入力トルクTinと等しくなり、ハイクラッチHのトルク容量Tがゼロに等しくなるように規定する。図3の例として選択されているギヤシフトのタイプであるプラスの入力トルクで、ダウンシフトが望ましくなった瞬間に、クラッチ・トルク・アルゴリズムは、ロークラッチLのトルク容量Tがゼロになるように制御され、ハイクラッチHのトルク容量Tが入力トルクTinに対応するように制御されることを規定する。このギヤシフト動作の位相はいわゆるトルク位相TPであり、これは変速機速度比の実際の変更を実行するのに先立ち実行される。ハイクラッチHのみが、ギヤシフト中に上記で説明したようにプラスの入力トルクTinを移送できるからである。図3によると、上記トルク容量TおよびTは、直線の軌跡に沿って制御される。しかし、このような軌跡は選択の問題であり、変速機の特定の用途に適するように特に適応させることができる。概して、トルク位相TPが可能な限り短い時間しかとらない場合は、上記トルク容量TおよびTを制御する(電動/油圧)システムの特性が、上記軌跡の最適形状および獲得可能な最大傾斜角度を決定することが好ましい。
トルク位相TPの後、およびギヤシフトのいわゆるシフト位相SPにおいて、実際の変速機速度比の変化は、本発明により入力トルクTinと一致させるためにハイクラッチHと係合するクラッチ・トルク容量Tを制御することにより、自動的に実行される。
特に、これは安定した状態の変速機状態では、すなわちギヤシフトを実行しない場合は、上記クラッチL、Hによって伝達されるギヤ・セットの入力トルクTinに対して、個々のクラッチL、Hのトルク伝達容量T、Tに、1より大きい安全係数Sfを適用すると有利であると考えられることを述べておく。
Figure 0004392856
このアプローチでは、安定した状態での変速機の動作中、例えば、伝達される実際のトルクに対して本発明により決定した入力トルクTinの不正確さ、または負荷によってもたらされる衝撃負荷の結果引き起こされる、クラッチL、Hそれぞれの滑動が防止される。クラッチの滑動を防止することにより、クラッチの磨耗が減少し、動力伝達の効率が最大となる。なお、このアプローチは、ギヤシフトを開始る前に、個々のトルク伝達容量T、Tを減少させ入力トルクTinと一致させる、例えば、上記安全係数Sfを1まで正確に減少させる必要があるという欠点も有する。
図4は、状態機械に関して本発明によるクラッチ・トルク・アルゴリズムを示す。状態Lは、ロークラッチLを十分に係合している場合、またはマイナスの入力トルクTinでのギヤシフト中、アクティブとなる。この状態で、入力トルクTinはロークラッチLのみで移送される。状態Hは、ハイクラッチHが十分に係合している場合、またはプラスの入力トルクTinでアップシフトまたはダウンシフト中、アクティブとなる。この状態で、入力トルクTinはハイクラッチHのみで移送される。これら2つの状態L、Hは、変速機の定常動作中ばかりでなく、個々のギヤシフト動作のシフト位相SP中も有効であることに留意されたい。
状態H→Lが真である場合、すなわちダウンシフトが望ましい場合、状態Hから状態Lへの移送が開始される。状態Lから状態Hへの移送の開始は、状態L→Hが真であり、アップシフトが望ましい場合に実行される。これらの移送が実際に、個々のギヤシフト動作のトルク位相TPを表すことに留意されたい。
図5は、摩擦要素L、Hとも呼ばれるクラッチL、Hの略図である。本発明によれば、変速機で、特にクラッチ・トルク容量TおよびTで一般的に周知のロークラッチLおよびハイクラッチHは、比較的簡単であるが現実的なモデルによって本発明による動力伝達系統のモデルに組み込むことができる。このようなクラッチ・モデルでは、Fが、それぞれクラッチ入力シャフト11およびクラッチ出力シャフト12に関連する摩擦またはクラッチ・プレート9および10を運ぶ締め付け力または係合力を表す。このような締め付け力Fは、クラッチのクラッチ・プレート9、10の少なくとも1つに関連するピストン/シリンダ・アセンブリで作用する油圧クラッチ係合圧力Cによって一般的に周知の方法で作用することができる。また、このような係合圧力Cは、油圧ポンプおよび、好適には、電子的に制御可能であることが好ましい圧力制御弁によって、これも一般的に周知の方法で生成し、制御することができる。
クラッチ・モデルについては、以下の等式が与えられ、ここで、Tはトルクを表し、ωは回転速度を表し、「in」および「out」の下付き文字はそれぞれ、クラッチL、Hの入力および出力シャフト11および12を表す。
Figure 0004392856
ここで、TinおよびToutは、摩擦要素L、Hによって、すなわちクラッチ・プレート9と10の間で移送されるトルクを表し、ωinおよびωoutはそれぞれ、クラッチ入力シャフト11およびクラッチ出力シャフト12の回転速度を表す。次に、T、Tを下式から計算することができる。
Figure 0004392856
ここで、Cは、特定のクラッチ設計(例えば、摩擦プレート9、10の数および形状)によって決定される定数であり、rは摩擦プレート9および10の有効半径であり、μstatおよびμdynは、それぞれこのような摩擦プレート9と10の間の静的および動的摩擦係数である。本発明による制御方法の先進の実施態様において、温度、磨耗または他の影響係数を考慮に入れられるように、例えば、クラッチ係合圧力C対クラッチ・トルク容量T、T測定値などに基づき、変速機の動作中に摩擦係数を適合させることができる。
図6は、本発明による制御方法により作動する動力伝達系統制御装置DLCのブロック図である。この制御装置DLCは、いくつかのブロックを備える。第一に、ギヤ・セットGの時間tの軌道i_gearsetに対する規定の望ましい速度比は、瞬間的に望ましい変速機速度比i_gearset(t)を提供する。この望ましい速度比i_gearset(t)およびエンジン・トルクTengに基づき、本発明による上記動力伝達系統モデルDLMを使用してギヤ・セット入力トルクTinを決定する。その後にギヤ・セット入力トルクTinを使用して、ギヤ・セット・モデルGSMによる、すなわち以前に説明したクラッチ・トルク・アルゴリズムによる望ましいクラッチ・トルク容量T、Tを決定する。例えば、上述したようなクラッチ・モデルCLMを使用して、上記望ましいクラッチ・トルク容量T、Tを実現するために必要なロークラッチLおよびハイクラッチHそれぞれの締め付け力FおよびFを入手する。最後に、上記締め付け力FおよびFを実現するために必要なアクチュエータ制御信号I、Iを、ブロックCLAで決定する。これらアクチュエータ制御信号I、Iは、動力伝達系統制御装置DLCの出力信号であり、これは適切な制御装置(図示せず)に供給される。概して、これらのアクチュエータ制御信号I、Iは、それぞれが1つの個々のクラッチ係合圧力Cを制御する電子的に制御可能な圧力弁を操作するために使用する電流であり、信号I、Iは、弁に供給する起動信号とそれに応答して設定される圧力との間の依存性を与える圧力弁の特性を使用して入手することができる。
図6にも示した本発明によるブロック図をさらに洗練する際に、DLCに起こり得る不正確さおよび偏差のため、実際に実現された変速機速度比i_gearのDLCへのフィードバックを、変速機出力シャフト(8)および入力シャフト(7)の回転速度の測定に基づいて制御方法に組み込むことができる。本発明によれば、これは、好適には、瞬間的に望ましい速度比i_gearset(t)と実際に実現された変速機速度比i_gearとの差によるトルク補正信号Tを生成することによって実現することが好ましく、このトルク補正信号Tを、DLMによって決定されたギヤ・セット入力トルクTinに追加する。一般的に周知のPIDまたはPI制御装置をこの目的に適用することができる。代替的または追加的に、実際と望ましい変速比との間の上記差を、エンジン・トルクTeng信号を表すDLC入力信号、またはエンジン・トルクTengの推定に使用する方法の適合に使用することができる。
動力伝達系統がギヤ・セットGばかりでなく、図7で示すような連続可変変速機CVTも備える場合、およびこれら2つの動力伝達系統構成要素の変速機速度比が同時にシフトすることが望ましい場合、上記2つの構成要素の個々の比率シフトは、上記2つの慣性構成要素1と2との間の全体的速度比を滑らかに変化させるかまたは場合によっては一定にするために、制御され相互に適合した方法で実行しなければならないことがある。上記で提示したクラッチ・トゥ・クラッチのシフト制御装置は、例えば、欧州特許第0 787 927号から周知のこのタイプの動力伝達系統構成のために開発されているので、動力伝達系統の全体的出力/入力速度比ωveh/ωengは、ギヤ・セットGのギヤシフト中ほぼ一定であることが望ましいと考えることができる。これは、ギヤ・セットGの変速機速度比がクラッチ・トゥ・クラッチのシフト中、時間tの関数として規定の軌跡i_gearsetにより変化する場合、CVTの比率変化の軌跡は、このような軌跡の逆関数より大きいかまたは小さくすべきであることを示唆する。この構成で、エンジンの回転速度ωengは、入力シャフト7のそれとは異なってもよい。すなわち、上述した等式(1)および(2)では、変速機入力シャフト7およびエンジンωengの回転速度は別個に考慮すべきであり、それぞれがJinpの関連する構成要素に関連する。
動力伝達系統のモデル化した図である。 段付き自動変速機のトルク・レベルおよびクラッチ・トルク容量を規定する図である。 プラスの入力トルクで典型的なアップシフトを実行する間の時間に対するギヤ・セット速度比およびいくつかのトルク・レベルおよびクラッチ・トルク容量のグラフである。 本発明による制御方法の状態機械を示す図である。 摩擦要素のモデル化した図である。 本発明による制御方法のブロック図である。 連続可変変速機を組み込む動力伝達系統を示す図である。
符号の説明
1、2 慣性構成要素
3、6 第1の動力伝達経路
3、4、5、6 第2の動力伝達経路
7 入力シャフト
8 出力シャフト
9、10 クラッチ・プレート
11 クラッチ入力シャフト
12 クラッチ出力シャフト

Claims (5)

  1. 別個の速度比にて2つの慣性構成要素(1;2)間で動力を伝達するための段付き自動変速機のギヤシフトを実行するための制御方法であって、慣性構成要素が少なくともそれぞれエンジンおよび負荷を表し、変速機が、第1の動力伝達経路(3,H,6)および第2の動力伝達経路(3,4,L,5,6)を間に設けた入力シャフト(7)および出力シャフト(8)を備え、前記動力伝達経路(3,H,6;3,4,L,5,6)にはそれぞれ、調整可能なトルク伝達容量Tを有するハイクラッチ(H)および調整可能なトルク伝達容量Tを有するロークラッチ(L)が設けられ、ロークラッチ(L)からハイクラッチ(H)への変速中または、ハイクラッチ(H)からロークラッチ(L)への変速中に、
    前記入力シャフト(7)から前記出力シャフト(8)への方向に前記変速機によって伝達されるギヤ・セット入力トルクTinリアルタイムで決定するステップと、
    a)ギヤ・セット入力トルクin がゼロ以上である場合は、ハイクラッチ(H)の調整可能なトルク伝達容量 はギヤ・セット入力トルクin と同一値に設定され、ロークラッチ(L)の調整可能なトルク伝達容量 はゼロに等しく設定される。
    b)ギヤ・セット入力トルクin がゼロより小さい場合は、ハイクラッチ(H)の調整可能なトルク伝達容量はゼロに等しく設定され、ロークラッチ(L)の調整可能なトルク伝達容量ギヤ・セット入力トルクin に等しく設定される。
    ように伝達される前記ギヤ・セット入力トルクTin依拠して、前記トルク伝達容量TおよびTを制御するステップとを含む制御方法。
  2. 前記方法が、
    ギヤシフト中に前記出力シャフト(8)および前記入力シャフト(7)の速度比の時間軌道(i_gearset)に対する望ましい速度比を規定するステップと、
    少なくとも前記エンジンによって生成または消費されるエンジン・トルクTengにより、前記ギヤ・セット入力トルクTinを決定するステップとをさらに含み、入力トルクTinは、前記速度比軌道(i_gearset)によって規定された瞬間的に望ましい速度比(i_gearset(t))を実現するために必要であることを特徴とする、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記規定の望ましい速度比軌道(i_gearset(t))が、その数学的導関数が時間(t)により減少するように画定され、好適には、前記規定の望ましい速度比軌道(i_gearset)が前記時間(t)の放物線型関数であることを特徴とする、請求項2に記載の制御方法。
  4. 前記ギヤ・セット入力トルクTinが下式によって決定され、
    Tin=Teng-Jinp・{d(i_gearset(t)/dt・ωveh+i_gearset(t)・d(ωveh)/dt}
    ここで、Jinpが、前記入力シャフト(7)に関連する前記慣性構成要素(1)の慣性であり、ωvehが前記出力シャフトの回転速度であることを特徴とする、請求項2または3に記載の制御方法。
  5. 前記方法が、
    実際の変速機速度比(i_gear)を決定するステップと、
    前記規定の速度比(i_gearset(t))と前記実際の変速機速度比(i_gear)との差を決定するステップと、
    前記決定された差により、前記決定されたギヤ・セットの入力トルクTinまたは前記決定されたエンジン・トルクTengを修正するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜4項のいずれか1項に記載の制御方法。
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