JP4388873B2 - エンジン - Google Patents
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Description
この種のエンジンでは、グロープラグ挿入孔をあけたグロープラグ取付壁の熱が吸気によって冷却されるため、グロープラグ取付壁の過熱が抑制される利点がある。
《問題》 グロープラグ取付壁の過熱抑制機能が不十分である。
グロープラク挿入壁の一部が排気ポート壁と接しているため、排気ポート壁からの熱がグロープラグ取付壁に伝わり、グロープラグ取付壁の過熱抑制機能が不十分である。特に、エンジン冷始動時、エンジン回転数が始動完了回転数に到達した後も、白煙防止等の目的でグロープラグを継続的に発熱させる、いわゆるアフターグロー時においては、グロープラグからグロープラグ挿入壁に比較的長時間の入熱がなされるため、過熱抑制機能が不十分となる。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1に例示するように、シリンダヘッド(10)の幅方向を横方向として、シリンダヘッド(10)の横一側方からシリンダ(8)に向けて吸気ポート(6)を形成し、シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、横側からシリンダ(8)の中央部に向かうグロープラグ挿入孔(35)を、吸気ポート(6)のポート壁に沿って形成した、エンジンにおいて、
シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、シリンダヘッド(10)にシリンダ(8)の中央部に位置するインジェクタ取付壁(9)を形成し、このインジェクタ取付壁(9)にインジェクタ挿入孔(40)をあけ、吸気ポート(6)をヘリカル型吸気ポートとし、このヘリカル型吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)とインジェクタ取付壁(9)との間に、グロープラグ挿入孔(35)をあけたグロープラグ取付壁(14)を形成し、このグロープラグ取付壁(14)と排気ポート壁(28)との間に冷却水路(26)を設け、グロープラグ取付壁(14)を、吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)と、吸気ポート(6)の終端ポート部分(6b)と、インジェクタ取付壁(9)と、冷却水路(26)とで四方から取り囲み、
図4(A)に例示するように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面にヘッドカバー(11)を装着し、図2に例示するように、ヘッドカバー(11)の外側からシリンダ(8)の中心部に向けてグロープラグ挿入孔(35)を形成するに当たり、
図3に例示するように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)の横側に位置する部分(11b)を、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)の他の部分よりもロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させ、
図2に例示するように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面のうち、ヘッドカバー(11)の凹入空間に臨む部分(30a)にグロープラグ挿入孔(35)の入口をあけ、
図4(A)に例示するように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させた横壁凹入部分(11b)の奥の部分(11c)に挿入口(11d)を設け、この挿入口(11d)からインジェクタ接続部(13a)を挿入し、このインジェクタ接続部(13a)で燃料供給用のパイプ(13)をヘッドカバー(11)内のインジェクタ(12)と接続させ、
インジェクタ(12)とロッカアームブラケット(36)とを横に並べ、インジェクタ(12)の周側面のうち、ロッカアームブラケット(36)のある側とは反対側の横一側方で、インジェクタ(12)に燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とを設け、燃料入口(37)に燃料供給用のパイプ(13)のインジェクタ接続部(13a)を接続するとともに、燃料戻し出口(38)に燃料戻し管(39)のインジェクタ接続部(39a)を接続した、ことを特徴とするエンジン。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1に例示するように、シリンダヘッド(10)の幅方向を横方向として、シリンダヘッド(10)の横一側方からシリンダ(8)に向けて吸気ポート(6)を形成し、シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、横側からシリンダ(8)の中央部に向かうグロープラグ挿入孔(35)を、吸気ポート(6)のポート壁に沿って形成した、エンジンにおいて、
シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、シリンダヘッド(10)にシリンダ(8)の中央部に位置するインジェクタ取付壁(9)を形成し、このインジェクタ取付壁(9)にインジェクタ挿入孔(40)をあけ、吸気ポート(6)をヘリカル型吸気ポートとし、このヘリカル型吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)とインジェクタ取付壁(9)との間に、グロープラグ挿入孔(35)をあけたグロープラグ取付壁(14)を形成し、このグロープラグ取付壁(14)と排気ポート壁(28)との間に冷却水路(26)を設け、グロープラグ取付壁(14)を、吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)と、吸気ポート(6)の終端ポート部分(6b)と、インジェクタ取付壁(9)と、冷却水路(26)とで四方から取り囲み、
図4(A)に例示するように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面にヘッドカバー(11)を装着し、ヘッドカバー(11)の外側からシリンダ(8)の中心部に向けてグロープラグ挿入孔(35)を形成するに当たり、
図3に例示するように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)の横側に位置する部分(11b)を、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)の他の部分よりもロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させ、
図2に例示するように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面のうち、ヘッドカバー(11)の凹入空間に臨む部分(30a)にグロープラグ挿入孔(35)の入口をあけ、
図4(A)に例示するように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させた横壁凹入部分(11b)の奥の部分(11c)に挿入口(11d)を設け、この挿入口(11d)からインジェクタ接続部(13a)を挿入し、このインジェクタ接続部(13a)で燃料供給用のパイプ(13)をヘッドカバー(11)内のインジェクタ(12)と接続させ、
図4(A)に例示するように、シリンダヘッド上面(30)でヘッドカバー取付座(31)を上向きに隆起させ、このヘッドカバー取付座(31)にヘッドカバー(11)を着座させ、図2に例示するように、シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分に、オイル落とし孔(33)を設けるに当たり、
シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分にロッカアームブラケット取付座(32)を設け、
ヘッドカバー取付座(31)のうち、ロッカアームブラケット取付座(32)の横側に位置する部分(31a)を、ヘッドカバー取付座(31)の他の部分よりもロッカアームブラケット取付座(32)に向けて内側に凹入させ、
上から見て、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)をクランク軸軸線(34)に対して傾斜する向きに形成し、
クランク軸軸線(34)の方向を前後方向として、エンジンが取付座凹入部分(31a)がある側に傾斜した場合に、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)が前後いずれかの方向に下り傾斜するようにし、この下り傾斜した奥の部分(31b)の傾斜下手側にオイル落とし孔(33)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
《効果1》 グロープラグ取付壁の過熱抑制機能を高めることができる。
図1に例示するように、グロープラグ取付壁(14)と排気ポート壁(28)との間に冷却水路(26)を設け、グロープラグ取付壁(14)を、吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)と、吸気ポート(6)の終端ポート部分(6b)と、インジェクタ取付壁(9)と、冷却水路(26)とで四方から取り囲んだため、排気ポート壁(28)からの熱がグロープラグ取付壁(14)に伝わりにくいうえ、グロープラグ取付壁(14)の放熱効率が高く、グロープラグ取付壁(14)の過熱抑制機能を高めることができる。特に、エンジン冷始動時、エンジン回転数が始動完了回転数に到達した後も、白煙防止等の目的でグロープラグを継続的に発熱させる、いわゆるアフターグロー時においても十分な過熱抑制機能が得られる。
図2に例示するように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面のうち、ヘッドカバー(11)の凹入空間に臨む部分(30a)にグロープラグ挿入孔(35)の入口をあけたため、グロープラグ(51)の先端をシリンダ(8)の中心部に位置させるに当たり、グロープラグ挿入孔(35)の入口をシリンダ(8)の軸線(8a)に近づけることができる。このため、グロープラグ挿入孔(35)をシリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに近づけることができ、吸気ポート(6)とグロープラグ挿入孔(35)との干渉を避けるに当たり、吸気ポート(6)の形状を歪ませる必要がなくなり、吸気効率を高く維持することができる。
図3、図4に例示するように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させた横壁凹入部分(11b)の奥の部分(11c)に挿入口(11d)を設け、この挿入口(11d)からインジェクタ接続部(13a)を挿入し、このインジェクタ接続部(13a)で燃料供給用のパイプ(13)をヘッドカバー(11)内のインジェクタ(12)と接続させたため、インジェクタ接続部(13a)がヘッドカバー(11)の内側に進出し、その分だけ、燃料供給用のパイプ(13)のエンジン横方向への張り出しを小さくすることができる。このため、エンジンの大型化を避けることができる。
図4に例示するように、インジェクタ(12)とロッカアームブラケット(36)とを横に並べ、インジェクタ(12)の周側面のうち、ロッカアームブラケット(36)のある側とは反対側の横一側方で、インジェクタ(12)に燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とを設けるので、これらに接続するインジェクタ接続部(13a)(39a)をロッカアームブラケット(36)やロッカアーム(52)(53)に邪魔されずに脱着することができる。このため、メンテナンス作業が容易になる。
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果5》 メンテナンス作業が容易になる。
図3、図4に例示するように、エンジンの横一側方にコモンレール(3)を配置するに当たり、前記燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とをコモンレール(3)を配置した横一側方の側に配置したので、コモンレール(3)とインジェクタ接続部(13a)(39a)とを同じ側からメンテナンスすることができ、メンテナンス作業が容易になる。
請求項1に係る発明の効果1〜3に加え、次の効果を奏する。
《効果6》 簡易な手段でオイルの劣化が防止される。
図2に例示するように、エンジンが取付座凹入部分(31a)がある側に傾斜した場合に、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)が前後いずれかの方向に下り傾斜するようにし、この下り傾斜した奥の部分(31b)の傾斜下手側にオイル落とし孔(33)を配置したので、シリンダヘッド上面(30)のオイルは、エンジンの横傾斜時に、ヘッドカバー取付座(31)の下り傾斜した部分(31b)の案内で、速やかにオイル落とし孔(33)に導かれ、オイルパンに戻される。このようにして、シリンダヘッド上面(30)でのオイルの停滞が防止され、ヘッドカバー取付座(33)の形状を工夫した簡易な手段でオイルの劣化が防止される。
(請求項4に係る発明)
請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、前記効果6を奏する。
図1(A)に示すように、シリンダヘッド(10)の幅方向を横方向として、シリンダヘッド(10)の横一側方からシリンダ(8)に向けてヘリカル型吸気ポート(6)とダイレクト型吸気ポート(25)を形成している。ヘリカル型吸気ポート(6)によりシリンダ(8)内でスワールを発生させ、ダイレクト型吸気ポート(25)により充填効率を確保しようとするものである。シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、横側からシリンダ(8)の中央部に向かうグロープラグ挿入孔(35)を、吸気ポート(6)のポート壁に沿って形成している。
図1(A)に示すように、シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、シリンダヘッド(10)にシリンダ(8)の中央部に位置するインジェクタ取付壁(9)を形成し、このインジェクタ取付壁(9)にインジェクタ挿入孔(40)をあけている。ヘリカル型吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)とインジェクタ取付壁(9)との間に、グロープラグ挿入孔(35)をあけたグロープラグ取付壁(14)を形成し、このグロープラグ取付壁(14)と排気ポート壁(28)との間に冷却水路(26)を設け、グロープラグ取付壁(14)を、吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)と、吸気ポート(6)の終端ポート部分(6b)と、インジェクタ取付壁(9)と、冷却水路(26)とで四方から取り囲んでいる。
図3に示すように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面にヘッドカバー(11)を装着し、図2に示すように、ヘッドカバー(11)の外側からシリンダ(8)の中心部に向けてグロープラグ挿入孔(35)を形成するに当たり、図3、図4に示すように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)の横側に位置する部分(11b)を、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)の他の部分よりもロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させ、図2に示すように、シリンダヘッド(10)のカバー装着面のうち、ヘッドカバー(11)の凹入空間に臨む部分(30a)にグロープラグ挿入孔(35)の入口をあけている。
図3、図4(A)に示すように、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させた横壁凹入部分(11b)の奥の部分(11c)に挿入口(11d)を設け、この挿入口(11d)からインジェクタ接続部(13a)を挿入し、このインジェクタ接続部(13a)で燃料供給用のパイプ(13)をヘッドカバー(11)内のインジェクタ(12)と接続させている。
図4(A)に示すように、インジェクタ(12)とロッカアームブラケット(36)とを横に並べ、インジェクタ(12)の周側面のうち、ロッカアームブラケット(36)のある側とは反対側の横一側方で、インジェクタ(12)に燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とを設け、燃料入口(37)に燃料供給用のパイプ(13)のインジェクタ接続部(13a)を接続するとともに、燃料戻し出口(38)に燃料戻し管(39)のインジェクタ接続部(39a)を接続している。図3に示すように、エンジンの横一側方にコモンレール(3)を配置するに当たり、図4(A)に示すように、燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とをコモンレール(3)を配置した横一側方の側に配置している。
図4(A)(B)に示すように、シリンダヘッド(10)にインジェクタ取付孔(40)を設け、このインジェクタ取付孔(40)にインジェクタ(12)を挿入し、このインジェクタ(12)の両脇に一対の受圧部(41)(41)を設け、この一対の受圧部(41)(41)に梃子(42)に設けた一対の作用点部(43)(43)を当接し、梃子(42)の力点部(44)をネジ具(45)で押圧して、インジェクタ(12)をインジェクタ取付孔(40)内に押圧して固定している。梃子(42)の力点部(44)とネジ具(45)との各当接面をいずれも球面とし、梃子(42)から突出する支点部(46)も球面としてい。梃子(42)の支点部(46)を梃子(42)の凹部(42a)に嵌め込んだ球体(47)で構成している。梃子(42)は焼結合金製で、球体(47)には、鋼球を用いている。このような構成によれば、梃子(42)と支点部(46)とを別に製造することができ、球体(47)には鋼球等の既存の部品を用いることが可能となるため、梃子の製造が容易になる。
図2に示すように、シリンダヘッド上面(30)でヘッドカバー取付座(31)を上向きに隆起させ、このヘッドカバー取付座(31)にヘッドカバー(11)を着座させ、シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分に、オイル落とし孔(33)を設けるに当たり、シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分にロッカアームブラケット取付座(32)を設け、ヘッドカバー取付座(31)のうち、ロッカアームブラケット取付座(32)の横側に位置する部分(31a)を、ヘッドカバー取付座(31)の他の部分よりもロッカアームブラケット取付座(32)に向けて内側に凹入させ、上から見て、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)をクランク軸軸線(34)に対して傾斜する向きに形成し、クランク軸軸線(34)の方向を前後方向として、エンジンが取付座凹入部分(31a)がある側に傾斜した場合に、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)が前後いずれかの方向に下り傾斜するようにしている。この下り傾斜した奥の部分(31b)の傾斜下手側にオイル落とし孔(33)を配置している。取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)は後方向に下り傾斜するようにしてもよい。
シリンダヘッド上面(30)のオイルは、エンジンの横傾斜時に、ヘッドカバー取付座(31)の下り傾斜した部分(31b)の案内で、速やかにオイル落とし孔(33)に導かれ、オイルパンに戻される。このようにして、シリンダヘッド上面(30)でのオイルの停滞が防止され、ヘッドカバー取付座(33)の形状を工夫した簡易な手段でオイルの劣化が防止される。オイル落とし孔(33)がある横一側方とは反対の横他側方には、プッシュロッド挿通孔(58)があり、エンジンが横他側方に傾斜した場合には、プッシュロッド挿通孔(58)からオイルが落とされ、オイルパンに戻る。
Claims (4)
- シリンダヘッド(10)の幅方向を横方向として、シリンダヘッド(10)の横一側方からシリンダ(8)に向けて吸気ポート(6)を形成し、シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、横側からシリンダ(8)の中央部に向かうグロープラグ挿入孔(35)を、吸気ポート(6)のポート壁に沿って形成した、エンジンにおいて、
シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、シリンダヘッド(10)にシリンダ(8)の中央部に位置するインジェクタ取付壁(9)を形成し、このインジェクタ取付壁(9)にインジェクタ挿入孔(40)をあけ、吸気ポート(6)をヘリカル型吸気ポートとし、このヘリカル型吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)とインジェクタ取付壁(9)との間に、グロープラグ挿入孔(35)をあけたグロープラグ取付壁(14)を形成し、このグロープラグ取付壁(14)と排気ポート壁(28)との間に冷却水路(26)を設け、グロープラグ取付壁(14)を、吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)と、吸気ポート(6)の終端ポート部分(6b)と、インジェクタ取付壁(9)と、冷却水路(26)とで四方から取り囲み、
シリンダヘッド(10)のカバー装着面にヘッドカバー(11)を装着し、ヘッドカバー(11)の外側からシリンダ(8)の中心部に向けてグロープラグ挿入孔(35)を形成するに当たり、
ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)の横側に位置する部分(11b)を、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)の他の部分よりもロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させ、
シリンダヘッド(10)のカバー装着面のうち、ヘッドカバー(11)の凹入空間に臨む部分(30a)にグロープラグ挿入孔(35)の入口をあけ、
ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させた横壁凹入部分(11b)の奥の部分(11c)に挿入口(11d)を設け、この挿入口(11d)からインジェクタ接続部(13a)を挿入し、このインジェクタ接続部(13a)で燃料供給用のパイプ(13)をヘッドカバー(11)内のインジェクタ(12)と接続させ、
インジェクタ(12)とロッカアームブラケット(36)とを横に並べ、インジェクタ(12)の周側面のうち、ロッカアームブラケット(36)のある側とは反対側の横一側方で、インジェクタ(12)に燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とを設け、燃料入口(37)に燃料供給用のパイプ(13)のインジェクタ接続部(13a)を接続するとともに、燃料戻し出口(38)に燃料戻し管(39)のインジェクタ接続部(39a)を接続した、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載したエンジンにおいて、
エンジンの横一側方にコモンレール(3)を配置するに当たり、前記燃料入口(37)と燃料戻し出口(38)とをコモンレール(3)を配置した横一側方の側に配置した、ことを特徴とするエンジン。 - シリンダヘッド(10)の幅方向を横方向として、シリンダヘッド(10)の横一側方からシリンダ(8)に向けて吸気ポート(6)を形成し、シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、横側からシリンダ(8)の中央部に向かうグロープラグ挿入孔(35)を、吸気ポート(6)のポート壁に沿って形成した、エンジンにおいて、
シリンダ(8)の軸線(8a)と平行な向きに見て、シリンダヘッド(10)にシリンダ(8)の中央部に位置するインジェクタ取付壁(9)を形成し、このインジェクタ取付壁(9)にインジェクタ挿入孔(40)をあけ、吸気ポート(6)をヘリカル型吸気ポートとし、このヘリカル型吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)とインジェクタ取付壁(9)との間に、グロープラグ挿入孔(35)をあけたグロープラグ取付壁(14)を形成し、このグロープラグ取付壁(14)と排気ポート壁(28)との間に冷却水路(26)を設け、グロープラグ取付壁(14)を、吸気ポート(6)の中間ポート壁(6a)と、吸気ポート(6)の終端ポート部分(6b)と、インジェクタ取付壁(9)と、冷却水路(26)とで四方から取り囲み、
シリンダヘッド(10)のカバー装着面にヘッドカバー(11)を装着し、ヘッドカバー(11)の外側からシリンダ(8)の中心部に向けてグロープラグ挿入孔(35)を形成するに当たり、
ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)の横側に位置する部分(11b)を、ヘッドカバー(11)の横壁(11a)の他の部分よりもロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させ、
シリンダヘッド(10)のカバー装着面のうち、ヘッドカバー(11)の凹入空間に臨む部分(30a)にグロープラグ挿入孔(35)の入口をあけ、
ヘッドカバー(11)の横壁(11a)のうち、ロッカアームブラケット(36)に向けて内側に凹入させた横壁凹入部分(11b)の奥の部分(11c)に挿入口(11d)を設け、この挿入口(11d)からインジェクタ接続部(13a)を挿入し、このインジェクタ接続部(13a)で燃料供給用のパイプ(13)をヘッドカバー(11)内のインジェクタ(12)と接続させ、
シリンダヘッド上面(30)でヘッドカバー取付座(31)を上向きに隆起させ、このヘッドカバー取付座(31)にヘッドカバー(11)を着座させ、シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分に、オイル落とし孔(33)を設けるに当たり、
シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分にロッカアームブラケット取付座(32)を設け、
ヘッドカバー取付座(31)のうち、ロッカアームブラケット取付座(32)の横側に位置する部分(31a)を、ヘッドカバー取付座(31)の他の部分よりもロッカアームブラケット取付座(32)に向けて内側に凹入させ、
上から見て、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)をクランク軸軸線(34)に対して傾斜する向きに形成し、
クランク軸軸線(34)の方向を前後方向として、エンジンが取付座凹入部分(31a)がある側に傾斜した場合に、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)が前後いずれかの方向に下り傾斜するようにし、この下り傾斜した奥の部分(31b)の傾斜下手側にオイル落とし孔(33)を配置した、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載したエンジンにおいて、
シリンダヘッド上面(30)でヘッドカバー取付座(31)を上向きに隆起させ、このヘッドカバー取付座(31)にヘッドカバー(11)を着座させ、シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分に、オイル落とし孔(33)を設けるに当たり、
シリンダヘッド上面(30)のうち、ヘッドカバー取付座(31)で囲まれた部分にロッカアームブラケット取付座(32)を設け、
ヘッドカバー取付座(31)のうち、ロッカアームブラケット取付座(32)の横側に位置する部分(31a)を、ヘッドカバー取付座(31)の他の部分よりもロッカアームブラケット取付座(32)に向けて内側に凹入させ、
上から見て、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)をクランク軸軸線(34)に対して傾斜する向きに形成し、
クランク軸軸線(34)の方向を前後方向として、エンジンが取付座凹入部分(31a)がある側に傾斜した場合に、取付座凹入部分(31a)の奥の部分(31b)が前後いずれかの方向に下り傾斜するようにし、この下り傾斜した奥の部分(31b)の傾斜下手側にオイル落とし孔(33)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
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JP2004279191A JP4388873B2 (ja) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | エンジン |
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