JP4388778B2 - 誘電体モノブロックトリプルモードマイクロ波遅延フィルタ - Google Patents

誘電体モノブロックトリプルモードマイクロ波遅延フィルタ Download PDF

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Description

本出願は、参照により本明細書に組み込まれている米国特許出願第09/987,353号の一部継続出願である。
本発明はフィルタアセンブリに関する。より詳細には、本発明は、マイクロ波平坦遅延フィルタを含む、比較可能な金属くし型共振器よりも小型で、高コストでないトリプルモードモノブロック共振器を開示する。
通信システムで信号を生成する時、くし型フィルタを使用して、望ましくない信号を拒絶する。現行のくし型フィルタ構造は、金属ハウジング内に分散した一連の金属共振器からなる。各共振器について必要とされる容積のために、金属ハウジングは、動作周波数および最大挿入損失によって決まる大きさ、たとえば、通常、3〜10立方インチ(49.2〜163.9cm)/共振器を現行の技術を超えて減らすことはできない。さらに、金属ハウジングは、全フィルタアセンブリの費用のうち大きな割合を示す。したがって、現行の金属フィルタは大き過ぎて高コスト過ぎる。
さらに、パーソナル通信システムは、基地局に適用するための非常に線形性の高いマイクロ波電力増幅器を必要とする。フィードフォワード法は、相互変調歪み(IMD)のレベルを下げるための電力増幅器デザインにおいて一般に使用される。フィードフォワード電力増幅器デザインに共通の一構成要素は、電力増幅器(PA)の誤差信号を消去するための大電力フィードフォワード一次ループにおける遅延である。電気的遅延は、通常、同軸型の伝送線または金属共振器フィルタによって達成される。フィルタに基づく遅延線は、最適化された群遅延を有する特別にデザインされた広帯域フィルタであると考えることができる。
米国特許出願第09/987,353号 ジェー・シー・シサレス(J.C.Sethares)、エス・ジェー・ノイマン(S.J.Naumann)「マイクロ波誘電体共振器の設計(Design of Microwave Dielectric Resonators)」IEEE Trans. Microwave Theory Tech.、pp.2−7、1996年1月 ジー・ラストリア(G.Lastoria)、ジー・ジェリニ(G.Gerini)、エム・グリエルミ(M.Guglielmi)、エフ・エマ(F.Emma)「トリプルモード空胴矩形導波路のコンピュータ支援設計(CAD of Triple−Mode Cavities in Rectangular Waveguide)」IEEE Trans. Microwave Theory Tech.、pp.339−341、1998年10月 ケイ・サノ(K.Sano)、エム・ミヤシタ(M.Miyashita)、「平面I/Oターミナルのデュアルモード絶縁体導波路フィルタへの応用(Application of the Planar I/O Terminal to Dual−Mode Dielectric−Waveguide Filter)」IEEE Trans.Microwave Theory Tech.、pp.2491−2495、2000年12月
しかし、関連技術は種々の問題および欠点を有している。制限としてではなく例として、新世代の通信システム用の遅延線/フィルタに対して必要とされる容積のために、同軸線および金属ハウジングフィルタは、最大挿入損失によって制限される大きさを更に減らすことはできない。
好ましい実施形態において、本発明は、広い周波数範囲にわたって非常に平坦な群遅延を提供する方法および装置である。
他の好ましい実施形態において、本発明は、ブロック共振器フィルタを備えるフィルタアセンブリを、前記ブロック共振器フィルタの面から導電性表面の小さな円形領域を除去することによって同調させる方法および装置である。
さらに、他の好ましい実施形態において、本発明は、ブロック共振器フィルタを備えるフィルタアセンブリを、前記ブロック共振器フィルタの複数の直交面上の領域を研削することによって同調させ、それによって、前記ブロックの共振周波数モードを変えるようにする方法および装置である。
さらに、他の好ましい実施形態において、本発明は、ブロック共振器フィルタを備えるフィルタアセンブリを、前記ブロック共振器フィルタの複数の直交面の間で少なくとも1つの同調用円筒を用いて、前記フィルタを同調させるようにすることによって同調させる方法および装置である。
望ましくない信号を減衰させるために現在使用されている、金属くし型構造を有して実現されている今日のフィルタアセンブリを超えて、フィルタアセンブリの大きさおよびコストを低減することが望まれている。本発明は、アセンブリ全体が望ましくない信号を広い周波数範囲にわたって減衰させるように、トリプルモード共振器を、マスクフィルタおよびローパスフィルタを含むアセンブリに組み込む。アセンブリは、必要な容積を最小にし、回路基板への容易な搭載をもたらすように一体化される。
トリプルモードモノブロック空洞
トリプルモードモノブロック空洞を採用するフィルタは、許容可能な電気的性能を維持しながら、フィルタパッケージの全容積を大幅に減らし、かつコストを大幅に下げる機会をもたらす。大きさの低減には2つの源がある。第1に、トリプルモードモノブロック共振器は1つのブロックに3つの共振器を有する。(それぞれの共振器はフィルタ応答に対して1つの極を提供する。)このことは、ブロック当たり1つの共振器を開示する現在使用されているフィルタに比べて、大きさを3分の1へ低減することを許容する。第2に、共振器は、標準的なくし型構成と同様の空気充填共振器ではなく、ここでは誘電体充填ブロックである。好ましい実施形態において、共振器は、導電金属層、通常、銀でコーティングしたセラミックの中実のブロックである。高誘電率材料によって、共振器は、およそ誘電率の平方根だけ大きさが縮小するが、同じ動作周波数を維持することが可能である。好ましい実施形態において、使用されるセラミックは、35と36の間の誘電率と2,000のQを有する。別の実施形態において、誘電率は44で、1,500のQを有する。Qは低いが、共振器は、高い誘電率のためにより小さい。別の好ましい実施形態において、誘電率は21で、3,000のQを有する。
さらに、モノブロック空洞は内蔵型共振器であるため、金属ハウジングを必要としない。金属ハウジングをなくすことによるコスト低下は、空気充填共振器とは対照的な誘電体充填共振器を用いることによって追加されるコストより大きい。
モノブロックの概念は新しくはない。しかし、これは、初めてのトリプルモードモノブロック共振器である。さらに、低損失の高誘電率材料で充填した、めっきしたモノブロックトリプルモード共振器を実際のフィルタおよびアセンブリへとパッケージングできることは、新規かつ非自明である。
トリプルモードモノブロック共振器10用の基礎デザインは、図1に示されており、基本的なトリプルモードモノブロック形状の2つの図1aおよび1bが示されている。形状はほぼ立方体ブロックである。励起される3つのモードは、TE110、TE101、およびTE011モードである。参照により本明細書に組み込まれている、J.C.SetharesおよびS.J.Naumannによる「Design of Microwave Dielectric Resonators」IEEE Trans.Microwave Theory Tech.、pp.2−7、Jan.1966を参照されたい。3つのモードは互いに直交している。この設計は、参照により本明細書に組み込まれている、G.Lastoria、G.Gerini、M.GuglielmiおよびF.Emmaによる「CAD of Triple−Mode Cavities in Rectangular Waveguide」 IEEE Trans.Microwave Theory Tech.、pp.339−341、Oct.1998に記載されている矩形(中空)導波路用のトリプルモードデザインに対する改良である。
トリプルモードモノブロック共振器の3つの共振モードは、通常、TE011、TE101、およびTE110として示される(または、TE11□、TE1□1、およびTE11□として示される場合もある)。ここで、TEは横電界モードを示し、3つの連続した指標(下付き数字で書かれることが多い)はx、y、およびz方向に沿う半波長数を示す。たとえば、TE101は、共振モードが、xおよびz方向に沿って180°(2分の1波長)だけ位相が変わる電界を有するであろうが、y方向に沿っては変化がないことを示す。この議論に関して、モード1としてTE110、モード2としてTE101、およびモード3としてTE011が参照される。
隅部カット部
入力および出力電力は、図1bで見られる、モノブロック10の入力/出力ポート21内に挿入されたプローブ20によって、モノブロック10に入力し、モノブロクから出力される。プローブは外部同軸線の一部であってよく、または、何らかの他の外部回路に接続されていてもよい。モード間の結合は、隅部カット部30、33によって行われる。1つはY軸30に沿う方向に向いており、1つはZ軸33に沿う方向に向いている。2つの隅部カット部を使用して、モード1と2およびモード2と3を結合するために使用される。図1に示す隅部カット部に加えて、X軸に沿ってカットされた第3隅部を使用して、モード1と3を相互結合させることができる。
図2は、6極フィルタ15を形成するように接続されたトリプルモードモノブロック10、12の2つ(各トリプルモードモノブロック共振器はそれぞれ3極を有する)を示す、中実図およびワイヤフレーム図である。接続開口すなわち導波路40は、ブロックのそれぞれの窓をリンクする。この開口は空気または誘電体材料である。このフィルタの入力/出力ポート21、23は、各ブロック10、12のプローブ20、22(図1参照)に接続された同軸線として示されている。
隅部カット部30、33を使用して、1つの方向に向いたモードを、互いに直交する第2の方向に向いたモードに結合させるようにする。それぞれの結合はフィルタ応答の1つの極を表す。したがって、上述したトリプルモードモノブロックは、3極すなわち3つの電気的な共振器と等価なものを表す。
図3は、モノブロックにおいてモード1と3との相互結合を提供する第3隅部カット部36(この例では底面)を示す。中実ブロックは3aに部分的に示され、ワイヤフレーム図は3bに示されている。この隅部カット部について、特定のブロック縁部を適当に選択することによって、正か負のいずれかの相互結合が可能である。
同調
同調:他のほとんどの高精度の無線周波数フィルタと同様に、本明細書で開示されるフィルタは、フィルタ応答を最適化するように同調される。機械的公差および誘電率の不正確さによって同調が必要になる。トリプルモードモノブロック共振器10の共振周波数を同調させる、すなわち調整することができるため、共振素子としてトリプルモードモノブロックを採用するフィルタアセンブリを製造し易くなる。理想的には、モノブロックの3つの共振モードのそれぞれを、互いに独立に同調させることができなければならない。さらに、周波数が高かろうが低かろうが、あるモードの共振周波数に同調させることができなければならない。
新規で非自明な4つの同調方法が開示される。第1の同調方法は、モノブロック10の3つの直交面上の領域を機械的に研削して、各ブロックの3つのモードの共振周波数を変えることである。領域を研削することによって、セラミック誘電体材料が除去され、それによって、共振モードの共振周波数を変える。
この方法は機械的には単純であるが、モノブロック10の1つの面の研削が3つのモード全ての共振周波数に影響を与える点で複雑である。生産環境に向けては、コンピュータ支援解析が必要となり、それによって、所与の面から離れた所与の量の材料を研削することの影響が把握され、制御される。
周波数を同調させる別の方法は、共振器10(図4参照)の面60内にスロット50、52をカットすることである。導電層に適切なスロット50、52を単にカットすることによって、任意の特定のモードをより低い周波数に同調することができる。スロット50、52が長ければ長い程、周波数が下がる量が大きくなる。モノブロック10の特定の面(または平面)からのこの導電表面を使用すること(図8aおよび8b参照)の裏には利点がある。図9は、モノブロック10のX−Y面(または平面)60から離れたところで、面の中心の近くに連続した円70(直径=0.040インチ(0.102cm))をカットしたときの、モード1についての周波数変化を示す。同様な方法で、X−Z面(または平面)60から金属の小さな円70を除去することによって、モード2をより高い周波数に同調させることができ、Y−Z面(または平面)60に同じプロセスを適用することによって、モード3をより高い周波数に同調させることができる。図9において、モード2および3は比較的変化がないが、モード1の周波数は増加していることに留意されたい。穴の深さが周波数に影響する。この場合も、この方法を用いることで、結合モードの1つの周波数のみが影響を受ける。他の2つのモードの共振周波数は影響を受けない。研削、レーザ加工、化学エッチング、放電加工を含むいくつかの手段、または他の手段によって、金属を除去することができる。図8bは、互いに接続された2つのトリプルモードモノブロック10、12のうちの1つの3つの直交面60の3つの円(またはへこみ)70の使用を示す。
これら円を使用して、1つのブロック12の3つのモードの共振周波数を調整する。この図では1つのブロックのみについての同調を示す。第2ブロック(左の1つ)10についての同調は同じである。
本明細書で開示される第4の同調方法は、個別の同調素子または円筒80、82、84を使用することである。図10aおよび10bは、共振周波数の必要な変化に影響を与えるために、モノブロック10の3つの直交面60の間に分布した3つの素子80、82、84を示す。図10aは、代替の同調方法を示しており、図10bに示すように、金属または誘電体同調器が3つの直交側面に取り付けられ、金属または誘電体素子はモノブロック10内に突き出ている。この図では1つのブロックのみについての同調を示す。第2ブロック(左のブロック)についての同調は同様である。同調素子80、82、84は、市販業者から入手可能な金属素子であってよい。(たとえば、Johanson Manufacturing、http://www.johansonmfg.com/mte.htm#から入手できる金属同調素子を参照されたい。)市販業者から入手可能な誘電体同調素子を使用しても構わない(この場合も、たとえば、Johanson Manufacturingを参照されたい)。
上記説明は、主に、フィルタにトリプルモードモノブロック10を使用することに重点が置かれている。この開示はまた、2つ以上のフィルタが共通ポートに接続されるマルチプレクサの一部としてトリプルモードモノブロックフィルタを使用することを包含することが理解されるべきである。多数のフィルタのうちの1つまたは複数がトリプルモードモノブロックから作られるであろう。
入力/出力
入力/出力:マイクロ波信号をトリプルモードモノブロックフィルタに(入力)、また、トリプルモードモノブロックフィルタから(出力)送信する適当な方法はプローブを使用することによる。入力プローブは、複数のモードを有するRF波を励起する。次に、隅部カット部は異なるモードを結合させる。K.SanoおよびM.Miyashitaによる「Application of the Planar I/O Terminal to Dual−Mode Dielectric−Waveguide Filter」IEEE Trans.Microwave Theory Tech.、pp.2491−2495、December 2000(これによって参照として組み込まれている)は、モノブロックに、および、モノブロックから電力を放射するパッチアンテナとして機能する入出力端子を有するデュアルモードモノブロックを開示する。
本発明において開示される方法は、図11に示すように、モノブロックにへこみ90(特に、本明細書では円筒穴を使用した)を形成し、導電体(通常、必ずそうというわけではないが、銀)でその穴の内部90をめっきし、次に、金属表面をフィルタ/モノブロックの外部の回路に接続することである。図11に示すように、金属めっきから外部回路までの接続形態はいくつかの形態のうちの1つをとることができる。ここでは、穴またはへこみの内部または内径が金属でめっきされる(図11a)。次に、穴/へこみ90の金属から外部回路へ、電気接続部100が固定され、こうして、トリプルモードモノブロック10に、または、トリプルモードモノブロック10から信号を送信する再現性のある方法が形成される。図11bでは、ワイヤがめっきにはんだ付けされて、電気接続部100が形成され、図11cでは、プレスインコネクタ100が使用され、図11dでは、ワイヤ100を含むへこみが金属で充填される。
プローブ100はモノブロック10に一体化されるため、プローブとブロックの間の遊びが減る。これは、外部プローブ100がブロック100内の穴90に挿入された従来技術に対する改善である。プローブ100と穴90の間に間隙があるために電力の取り扱い問題が起こった。
プリセレクトまたはマスクフィルタ、トリプルモードモノブロック共振器、およびローパスフィルタを備える一体化フィルタアセンブリ
トリプルモードモノブロックフィルタを実用的なデバイスにするために、いくつかの機構/技法が開発されてきた。これらの機構および技法は、以下で述べられ、本開示について特許請求の範囲を形成する。
フィルタアセンブリ:3つの部分、すなわち、モノブロック共振器10、プリマスク(またはマスク)フィルタ120、およびローパスフィルタ130から構成される新規かつ非自明のフィルタアセンブリ110は、いくつかの実施形態のうちの1つの形態をとることができる。一実施形態において、3つのフィルタ素子は、図12aに示すように組み合わされ、この時、接続部は、共通回路基板に対して同軸コネクタ140によって設けられる。この実施形態において、LPF130は、図12bに示すように、まさに共通回路基板上でエッチングされる。ローパスフィルタ130は、モノブロックフィルタ10、12およびマスクフィルタ120を支持する同じ回路基板上にマイクロストリップで作製される。
図12aおよび12bに示すローパスフィルタ130は、3つの開放端スタブおよびその接続区間から構成される。ローパスフィルタ130のデザインは、種々の仕様の要求に応じて変わる可能性がある。
第2の実施形態において、フィルタアセンブリ110を支持する回路基板は、アンテナ、増幅器またはアナログ−ディジタル変換器などの送信システムおよび/または受信システムの他の部品によって形成される回路基板の一体化された部分である。例として、図13は、4素子マイクロストリップパッチアンテナアレイ150と同じ基板上のフィルタアセンブリ110を示す。モノブロックフィルタ10、12およびくし型(またはプリマスク)フィルタ120は、4素子アンテナアレイ150を支持する同じ基板に取り付けられる。モノブロック10およびマスクフィルタ120は回路基板の一方の側にある。ローパスフィルタ130およびアンテナ150は反対側にある。必要であればハウジングを含む。
第3の実施形態において、フィルタアセンブリ110は、箱の中に収納され、コネクタは、同軸コネクタか、または標準的なはんだ付け作業で別の回路基板にはんだ付けされることができるパッドのいずれかとして設けられる。図14はパッド160を有するパッケージの2つの例を示す。フィルタパッケージは、必要であれば冷却フィンを含んでもよい。図14に示すタイプのパッケージは、図示の通り、モノブロック10、12のみを収容してもよく、または、図13に示すタイプのフィルタアセンブリ110を収容してもよい。図14aは、箱内にパッケージされたモノブロックフィルタ10、12を示し、内部機構が図14bで強調されている。図14aの箱の底面のパッド160は、回路基板にはんだ付けされるであろう。図14cは、1つの共通ポート、したがって3つの接続パッド160を有する2つのフィルタから成るデュプレクサ用の同様なパッケージを示す。本明細書で示すタイプのパッケージは、モノブロック10、12のみを収容してもよいし、または、フィルタアセンブリ110を含んでもよい。
プリセレクトまたはマスクフィルタ:好ましくないスプリアスモードまたは好ましくない共振の問題は、フィルタなどのどんな共振デバイスにも共通である。この問題は、トリプルモードモノブロック10、12のようなマルチモード共振器において特に際立つ。1.95GHzを中心とする通過帯域用にデザインされたトリプルモードモノブロック10、12について、第1の共振は2.4GHz近くで起こるであろう。この問題を解消するために、モノブロックフィルタ10、12とともにパッケージされた、比較的広帯域幅のマスクフィルタ120の使用が開示される。
プリマスクフィルタ120は、トリプルモードモノブロック10、12の通過帯域応答をまたぐ(straddle)広帯域幅のバンドパスフィルタとして役立つ。その通過帯域は、トリプルモードモノブロック10、12共振器の通過帯域より広い。したがって、プリマスクフィルタは、トリプルモードモノブロック共振器10、12の通過帯域内にある信号に影響を与えることはない。しかし、プリマスクフィルタは、遮断帯域における付加的な拒絶を提供するであろう。したがって、プリマスクフィルタは、トリプルモードモノブロック共振器10、12の通過帯域に続く最初の数個のスプリアスモードを拒絶するであろう。図15を参照されたい。
例1において、フィルタアセンブリは3G用途のためにデザインされた。好ましい実施形態において、フィルタアセンブリは、広帯域符号分割多重接続(WCDMA)基地局で使用される。フィルタアセンブリは、約f0=2.00GHzの出力周波数および12.00GHzに達するとなくなる拒絶仕様を有していた。受信帯域幅は1920から1980MHzである。送信帯域幅は2110から2170MHzである。送信モードについての遮断帯域において、減衰は、2110から2170MHzまでが90dB、2170MHzから5GHzまでが55dB、および5GHzから12.00GHzまでが30dBである必要がある。1800MHzから2050MHzまでの通過帯域および2110MHzでの60dBノッチを有するプリセレクトまたはマスクフィルタ120が選択された。2110MHzと5GHzの間で、プリセレクトまたはマスクフィルタは30dBの減衰を提供する。
例1において、マスクフィルタ120は、250MHzの帯域幅を有し、望ましい帯域外拒絶を達成するのに役立つ1つの相互結合を有する4極くし型デザインに基づいている。マスクフィルタ120の写真が図16に示されている。図16aは、4極くし型フィルタパッケージを示す。図16bは4極および相互結合の内部デザインを示している。図16bに示すSMAコネクタは、全フィルタパッケージ用の回路基板への直接接続によって置き換えられる。
ローパスフィルタ:携帯基地局フィルタの仕様は、通過帯域より数倍大きな周波数で、あるレベルの信号拒絶を要求されるのが一般的である。たとえば、通過帯域が1900MHzであるフィルタは、12,000MHzの拒絶仕様を有する。標準的なくし型フィルタについて、同軸ローパスフィルタは、通過帯域をかなり上回る周波数での拒絶を可能にする。本明細書で開示されるフィルタパッケージについて、ローパスフィルタ130は、マイクロストリップまたはストリップラインで作製され、モノブロックフィルタ10、12およびマスクフィルタ120をすでに支持し、かつ接続されている回路基板に一体化される(または、基板上にエッチングされる)。ローパスフィルタ130の精密なデザインは、満たされるべき特定の電気的要件によって決まるであろう。可能性のある一構成は、図12aおよび12bに示されている。
遅延フィルタ
非限定的で例示的な別の実施形態において、平坦な群遅延特性のためにデザインされている遅延フィルタが設けられる。制限のためではなく例として、この実施形態において、遅延フィルタは、ある特定の周波数拒絶のためにデザインされているのではない。
平坦群遅延を達成するために、所定の相互結合方式を有することが必要である。制限のためではなく例として、6極フィルタにおいて、少なくともモード1−2、2−3、3−4、4−5、および5−6が結合されるであろう。さらに、所定の相互結合を使用して、いくつかの周波数拒絶仕様を満たすのに役立つようにする。本実施形態の場合において、遅延を平坦にするのに使用する相互結合は、6極フィルタの場合、1−6および2−5である。
先の実施形態を実施するために、図17aおよびbに示す形状が設けられる。図2に示す本発明の実施形態と対照的に、入力/出力プローブ20、22は、図2に示すように2つのブロックの同じ側にあるのではなく、アセンブリの端面に位置する。結果として、モード1−6および2−5間で正の相互結合が可能であり、一方、図2に示す実施形態において、1−6相互結合は負であり、2−5相互結合は存在しない。結果として、本発明の好ましい実施形態において、平坦群遅延が可能になる。
上で詳細に述べたように、トリプルモードモノブロック遅延フィルタは、2つのトリプルモードモノブロック空洞共振器10、12を含む。それぞれのトリプルモードモノブロック共振器は1つのブロックに3つの共振器を含む。使用されている3つのモードは、互いに直交するTE101、TE011、およびTE110である。6つのモード1〜6の電界方向は、フィルタの均等化された遅延応答が得られるように、図17aに示す方向に配列している。制限のためではなく例として、遅延フィルタは、共振器1と2、共振器2と3、共振器3と4、共振器4と5、共振器5と6、共振器1と6、共振器2と5の間で全て正の結合を必要とする。
入力/出力プローブ、たとえば20は、それぞれの金属めっきされた誘電体ブロック、たとえば10に接続されて、マイクロ波信号を送信する。それぞれの空洞内の共振モード間の結合は、上述した隅部カット部30、33、36によって達成される。隅部カット部を使用して、一方向に向いたモードを互いに直交する第2方向に向いたモードに結合させるようにする。2つの主要な隅部カット部30、33が存在し、それぞれの空洞内の3つの共振器を結合させるために、1つはx軸に沿って向き、1つはy軸に沿って向いている。2つのブロック10、12の間の開口40を使用して、空洞の間の6つの共振モード1〜6全てを共に結合する。開口40は、2つのモード間での磁界による2つの誘導性結合および電界による1つの容量性結合を生成する。さらに、z軸に沿った第3の隅部カット部36を使用して、共振器間の好ましくない結合を消去するようにすることができる。トリプルモードモノブロック遅延フィルタのワイヤフレーム図は、隅部カット部30、33、および36ならびに結合開口40を有した状態で図17bに示されている。
図18aおよびbは、6極遅延フィルタを形成するように結合された2つのモノブロック10、12の中実図である。隅部カット部30、33、および36を使用して、モノブロック空洞内で、一方向に向いたモードを互いに直交する第2方向に向いたモードに結合させるようにする。それぞれの結合は、フィルタ応答における1つの極を表す。したがって、上述した1つのトリプルモードモノブロックは、3つの極または3つの電気共振器の等価物を表す。図17bおよび図18は、フィルタにおいて、モード1と3、モード4と6の間の相互結合を提供する第3隅部カット部36を示す。この隅部カット部に対して、特定のブロック縁部を適切に選択することによって、正か負のいずれかの相互結合が可能になる。第3隅部カット部36を使用して、フィルタの遅延応答を改善するか、または、トリプルモードモノブロックフィルタ内での好ましくない寄生効果を消去するようにすることができる。
開口40は、通常のバンドパスフィルタについて、2つの結合の代わりに、遅延フィルタについて、6つの共振モード全ての間で3つの結合を生成する機能を果たす。開口40は、図19に示すように、モード3と4、モード2と5の間で磁界によって2つの誘導性結合およびモード1と6の間で電界によって1つの正の容量性結合を生成する。開口高さHを調整することは、結合M34を最も大きく変え、開口幅Wを調整することは、結合M25を最も大きく変えるであろう。同様に、開口厚さTを調整することによって、電界によって結合する結合M16を調整することができる。
図20は、HFSS 3D電磁界シミュレータによる、2140MHzの中心周波数でのトリプルモードモノブロック遅延フィルタのシミュレートされた周波数応答を示す。フィルタは、広い周波数範囲にわたって、20dBを超えるリターンロスおよび非常に平坦な群遅延を有する。
本発明は、本発明の好ましい実施形態の詳細を参照することによって本特許出願において開示されてきたが、本発明の精神および添付特許請求項およびその等価物の範囲内で、変更が当業者にすぐに思い浮かぶであろうことが考えられるため、本開示が、限定的な意味ではなく、例示的な意味で意図されていると理解されるべきである。
基本的なトリプルモードモノブロック形状の図である。 プローブが挿入されている、基本的なトリプルモードモノブロック形状の図である 共に接続されて、6極フィルタを形成する2つのモノブロックの中実図とワイヤフレーム図である。 第3の隅部カット部を有するモノブロックの中実図である。 第3の隅部カット部を有するモノブロックのワイヤフレーム図である。 共振器の面内のスロットカット部を示す図である。 モード1、2、および3の共振周波数対X−Z面上のX方向に沿ったスロットカット部のカット長のグラフである。 モード1、2、および3の共振周波数対X−Y面上のX方向に沿ったスロットカット部のカット長のグラフである。 モード1、2、および3の共振周波数対X−Y面上のY方向に沿ったスロットカット部のカット長のグラフである。 モノブロックの特定の面から導電性表面の小さな円形領域を除去することによって、モノブロックを同調させる方法を示す図である。 3つの直交側面のへこみまたは円を用いて、ブロック内で3つのモ−ドの共振周波数を同調させる方法を示す図である。 モノブロックのX−Y面から連続した円がカットされた時の、モード1についての周波数変化を示すグラフである。 3つの直交側面に取り付けられた金属または誘電体同調器を用いて、ブロックの3つのモードの共振周波数を同調させる方法を示す図である。 モノブロック内に突き出る金属または誘電体同調器を用いて、ブロックの3つのモードの共振周波数を同調させる方法を示す図である。 トリプルモードモノブロックフィルタのための入力/出力を結合させる方法を示す図である。 トリプルモードモノブロックフィルタのための入力/出力を結合させる方法を示す図である。 トリプルモードモノブロックフィルタのための入力/出力を結合させる方法を示す図である。 トリプルモードモノブロックフィルタのための入力/出力を結合させる方法を示す図である。 ローパスフィルタが、モノブロックフィルタおよびマスクフィルタを支持する同じ回路基板上で作製される、アセンブリ構成を示す図である。 ローパスフィルタが、モノブロックフィルタおよびマスクフィルタを支持する同じ回路基板上で作製される、アセンブリ構成を示す図である。 モノブロックフィルタおよびくし型フィルタが、4素子アンテナアレイを支持する同じ基板に搭載される、アセンブリを示す図である。 箱内にパッケージされたモノブロックフィルタを示す図である。 内部機構が強調された、箱内にパッケージされたモノブロックフィルタを示す図である。 デュプレクサ用の同様なパッケージを示す図である。 ローパスフィルタ(LPF)、プリセレクトまたはマスクフィルタ、およびトリプルモードモノブロック通過帯域応答を示す図である。 マスクフィルタの写真である。 マスクフィルタの写真である。 トリプルモードモノブロック遅延フィルタを含む、別の好ましい実施形態を示す図である。 トリプルモードモノブロック遅延フィルタを含む、別の好ましい実施形態を示す図である。 本発明によるトリプルモードモノブロック遅延フィルタの中実図である。 本発明によるトリプルモードモノブロック遅延フィルタの中実図である。 本発明による遅延フィルタの開口の機能を示す図である。 本発明の好ましい実施形態によるトリプルモードモノブロック遅延フィルタのシミュレートされた周波数応答を示す図である。
符号の説明
10、12 トリプルモードモノブロック共振器
15 6極フィルタ
20、22 プローブ
21、23 入力/出力ポート
30、33 隅部カット部
36 第3隅部カット部
40 接続開口または導波路
50、52 スロット
60 共振器の面
70 連続する円
80、82、84 同調素子または円筒
90 穴またはへこみ
100 電気接続部、プレスインコネクタ、ワイヤ、外部プローブ
110 フィルタアセンブリ
120 プリマスクまたはマスクフィルタ
130 ローパスフィルタ
140 同軸コネクタ
150 4素子アンテナアレイ
160 接続用パッド

Claims (14)

  1. 平坦群遅延フィルタを有する共振器であって、
    開口を介して結合した、誘電体が実質的に全体に満たされた空洞である第1トリプルモードモノブロックおよび第2トリプルモードモノブロックと、
    前記第1トリプルモードモノブロックの端部に位置する第1プローブおよび前記第1トリプルモードモノブロックの前記端部とは反対側の前記第2トリプルモードモノブロックの端部に位置する第2プローブとを備え、前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックが、前記第1、第2プローブによって形成される軸に対して直交する第1軸の第1隅部に沿ってカットされ、前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックが、前記第1、第2プローブによって形成される軸に平行な第2軸の第2隅部に沿ってカットされ、前記開口を介して前記結合を生成する、共振器。
  2. 前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックのモードが、前記開口を介して結合し、前記モードの少なくとも2つの対が相互結合する請求項1に記載の共振器。
  3. 前記少なくとも2つの対が共通の極性で相互結合する請求項2に記載の共振器。
  4. 前記共通の極性が正である請求項3に記載の共振器。
  5. 前記開口は磁界によって2つのモード間で2つの誘導性結合を生成し、前記開口は電界によって1つの容量性結合を生成する請求項2に記載の共振器。
  6. 前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックがそれぞれ、金属めっきした誘電体ブロックからなる請求項1に記載の共振器。
  7. 前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックに、前記第1、第2プローブによって形成される軸に対して直交する第3軸の隅部に沿って作られた第3カット部を更に備え、好ましくない結合を消去するようにする請求項1に記載の共振器。
  8. 共振器を介して平坦群遅延を生成する方法であって、
    開口を介して、第1トリプルモードモノブロックおよび第2トリプルモードモノブロックを結合すること、
    前記第1トリプルモードモノブロックの端部に第1プローブが位置するように維持し、前記第1トリプルモードモノブロックの前記端部とは反対側の前記第2トリプルモードモノブロックの端部に第2プローブを維持することを含み、
    前記第1、第2プローブによって形成される軸に対して直交する第1軸の第1隅部に沿って、前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックに第1隅部カットを行うこと、
    前記第1、第2プローブによって形成される軸に平行な第2軸において、前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックに第2隅部カットを行い、前記開口を介して前記結合を生成することを更に含む方法。
  9. 前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックのモードを、前記開口を介して結合することを更に含んで、前記モードの少なくとも2つの対が相互結合するようにする請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも2つの対が共通の極性で相互結合する請求項9に記載の方法。
  11. 前記共通の極性が正である請求項10に記載の方法。
  12. 磁界による2つのモード間での2つの誘導性結合および電界による1つの容量性結合を生成することを更に含む請求項9に記載の方法。
  13. 前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックがそれぞれ、金属めっきした誘電体ブロックからなる請求項8に記載の方法。
  14. 前記第1、第2プローブによって形成される軸に対して直交する第3軸の隅部に沿って、前記第1トリプルモードモノブロックおよび前記第2トリプルモードモノブロックに第3カットを行い、好ましくない結合を消去することを更に含む請求項8に記載の方法。
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