JP4387380B2 - アンカー補修方法とアンカー頭部及び頭部背面機構 - Google Patents

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Description

本発明は既存のグラウンドアンカーを補修する技術に関し、特に、アンカー補修方法と、それに用いられるアンカー頭部及び頭部背面機構に関する。
既存のグラウンドアンカーの設置期間が長期化した場合には、アンカー頭部及び頭部背面の劣化が問題となる。そして、グラウンドアンカーの支持力を維持するために、必要に応じてアンカー頭部及び頭部背面の部品を交換して、グラウンドアンカーの補修を図らなければならない。
ここで、アンカー頭部及び頭部背面の部品を交換して、グラウンドアンカーの補修を図るに際しては、当該補修措置を行う場合における止水処理が問題となる。アンカー頭部及び頭部背面の部品を交換をした後に、テンドンを被覆するシース材の外周を伝って、湧水がアンカー頭部及び頭部背面に浸入する恐れが存在するからである。
係る止水処理として、従来は、止水ゴムに鋼線1本を通し、充填材であるグリースの圧力によってグラウンドアンカーの被覆材であるシース材を押し広げて水密効果を発揮せしめている。或いは、止水壁として止水ゴムを用いてその中に止水剤を注入している。
しかし、係る従来技術においては、補修措置を行うに際して、アンカー頭部及び頭部背面の部品を交換する際に、止水ゴムをシース材に押し付けて止水壁を構成する力が小さいと、止水効果が十分に発揮されないという問題が存在する。
或いは、グリースの充填量が十分に調節できず、グリースの量が不足して十分な防錆が行われず、或いは、グリースを浪費してしまうという問題も有している。
上記以外の従来技術として、削孔ケーシングの引き抜き工程に先立って、止水機能を発揮する止水装置を削孔ケーシング内へ挿入して、押さえ冶具の盛替え作業を容易にせしめる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1は、上述した様な問題に対処するものではない。
特開平8−326054号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、古くなったグラウンドアンカーを補修する際に、簡単な装置で確実にアンカー頭部及び頭部背面の水密性を確保できるアンカー補修方法と、アンカー頭部及び頭部背面機構の提供を目的としている。
本発明のアンカー補修方法によれば、地中側の端部に形成された断面コ字状の折り返し部(62)が、全体が一定厚さの板体で形成された円筒状であり軸方向の中央部(7c)が半径方向内方に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材(7)の地中側端部を係止している第1の筒状部材(6)を鞘状部材(5)で覆われたテンドン(1)が配置されたボーリング孔(H)に挿入する第1の筒状部材の挿入工程と、第1の筒状部材(6)の地上側端部に設けたフランジ(61)を地表面(Gf)に設置する設置工程と、支圧板(2)を取り付けた第2の筒状部材(8)を第1の筒状部材(6)の押込む第2の筒状部材の押込み工程と、緊張力付加機構によりテンドン(1)に緊張力(T)を付加する緊張力付加工程とを備え、その緊張力付加工程において第1の筒状部材(6)の断面コ字状の折り返し部(62)に地中側端部が係止された可撓性止水部材(7)の地上側端部を第2の筒状部材(8)の先端部(82)の隙間(82a)に嵌合させるとともに肩部(82s)を押圧して可撓性止水部材(7)の軸方向中央部の突出部を半径方向内方に突出させてテンドン(1)を覆う鞘状部材(5)の外周部と密着する様にI字状に圧縮変形させ、さらに支圧板(2)を地表面に設置して付加された緊張力(T)を保持する緊張力保持工程と、ヘッドキャップ(4)を支圧板(2)に取り付けて支圧板(2)よりも地上側の領域をヘッドキャップ(4)で覆うヘッドキャップ取付工程と、ヘッドキャップ(4)に覆われた領域及び第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間に充填材(M)を充填する充填材充填工程とを備えている。
本発明のアンカー補修方法において、支圧板(2)の地上側の面には(貫通孔22に連通する)溝(23)が形成されて且つ地中側の面には(貫通孔22に連通する)座グリ(21)が形成されており、充填材(例えば、グリースM)を充填する前記工程(図8、図15)でヘッドキャップ(4)に覆われた領域に注入された充填材(例えば、グリースM)は、支圧板(2)に形成された溝(23)、貫通孔(22)及び座グリ(21)を経由して、充填材(例えば、グリースM)が、第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間に流入するのが好ましい。
本発明のアンカー補修方法において、充填材(例えばグリースM)を充填する前記工程(図7、図12)では、注入後の保持圧が、所定の圧力(例えば0.4MPa(G)の保持圧)が保持されることにより、充填材(例えばグリースM)が確実に充填されたことが確認出来るように構成するのが好ましい。
本発明において、支圧板(アンカープレート2)に取り付けた第2の筒状部材(ガイドパイプ8)を前記第1の筒状部材(6)の内部に挿入する工程において、第2の筒状部材(8)の先端部(82)が第1の筒状部材(6)に係止された可撓性止水部材(7)と当接した際に(図4参照)、支圧板(2)と地表(Gf)との距離(ストロークS1:図4)は、可撓性止水部材(7)の軸方向(テンドン1、100が延在する方向)における変形量(ストロークS2)よりも長くなっているのが好ましい。
しかし、第2の筒状部材(8)の先端部(82)が第1の筒状部材(6)に係止された可撓性止水部材(7)と当接した際に(図9、図16参照)、支圧板(2)と地表(Gf)との距離(図9のストロークS3、図16のストロークS4)が、可撓性止水部材(7)の軸方向(テンドン1、100が延在する方向)における変形量(ストロークS2)と概略等しいか、或いは短い場合においては、次に記載する様なアンカー補修方法を施工することが好ましい。
また本発明のアンカー補修方法によれば、前記第2の筒状部材(8)の押込工程に先立って第1の筒状部材(6)の内部に延長部材(9)を挿入する延長部材挿入工程と、支圧板(2)に取り付けた第2の筒状部材(8)を前記第1の筒状部材(6)の内部に挿入して第2の筒状部材(8)の地中側先端と可撓性止水部材(7)との間に延長部材(9)を介装する延長部材介装工程とを有し、延長部材(9)の地上側端部(91s)を第2の筒状部材(8)の地中側先端(82A)と嵌合させ、かつ、延長部材(9)の地中側端部(92)の外周部を環状に削除して形成された肩部(92s)に可撓性止水部材(7)を当接させて、可撓性止水部材(7)を圧縮させる力を増加させるようになっている。
そして本発明のアンカー補修方法によれば、地中側の端部に形成された折り返し部(62)が、全体が円筒状であり軸方向の中央部(7c)が半径方向内方に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材(7)を係止している第1の筒状部材(6)を鞘状部材(5)で覆われたテンドン(1、100)が配置されたボーリング孔(H)に挿入する第1の筒状部材挿入工程と、第1の筒状部材(6)の地上側端部に設けたフランジ(61)を地表面に設置する設置工程と、支圧板(2)の地中側に配置されそして第2の筒状部材(8)が取り付けられている第2の板状部材(20)に形成した貫通孔(20A)の雌ネジ(20R)と第2の筒状部材(8)の地上側端部に形成された雄ネジ部(81A)との螺合状態を調節し、第2の筒状部材(8)の地上側端面(81E)と第2の板状部材(20)の地上側端面(20E)との軸方向相対変位(ΔD)を設定して可撓性止水部材(7)を圧縮する力を調節する調節工程と、第2の板状部材(20)に取り付けられた第2の筒状部材(8)を前記第1の筒状部材(6)の内部に挿入する第2の筒状部材の挿入工程と、緊張力付加機構によりテンドン(1、100)に緊張力(T)を付加し、第1の筒状部材(6)に係止された可撓性止水部材(7)を第2の筒状部材(8)の先端部で押圧し、可撓性止水部材(7)の軸方向中央部の突出部を半径方向内方に突出させてテンドン(1、100)を覆う鞘状部材(5)と密着する様に圧縮変形させる圧縮変形工程と、第2の板状部材(20)に支圧板(2)を設置し、テンドン(1、100)に付加された緊張力(T)を緊張力保持機構(1a、3、102、104)により保持する緊張力保持工程と、ヘッドキャップ(4)を支圧板(2)に取り付けて支圧板(2)よりも地上側の領域をヘッドキャップ(4)で覆うヘッドキャップ取付工程と、ヘッドキャップ(4)に覆われた領域及び第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間に充填材(M)を充填する充填材充填工程とを備えている。
本発明の頭部および頭部背面機構によれば、テンドン(1、100)と、テンドンに作用する緊張力を支持する支圧板(2)と、テンドン(1、100)に付加された緊張力を保持する緊張力保持機構(1a、3、102、104)と、支圧板(2)よりも上方の領域に被せられたヘッドキャップ(4)と、地中側の端部に形成された断面コ字状の折り返し部(62)が全体が円筒状であり軸方向の中央部(7c)が半径方向内方に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材(7)を係止し且つ地上側の端部に設けたフランジ(61)の上面が支圧板(2)に当接しフランジ(61)の下面が地表面(Gf)に設置されている第1の筒状部材(6)と、支圧板(2)に取り付けられ且つ前記第1の筒状部材(6)の内側に配置され地中側の先端(82)に隙間(82G)及び肩部(82S)を有している第2の筒状部材(8)とを備え、前記可撓性止水部材(7)の地上側端部を第2の筒状部材(8)の先端の隙間(82G)に嵌合するとともに肩部(82S)で押圧しており、該可撓性止水部材(7)は軸方向に圧縮されてその軸方向中央部の突出部を半径方向内方に突出させてテンドン(1、100)を被覆する鞘状部材(5)の外周面に密着する様にI字状に圧縮変形している。
本発明の実施に際して、支圧板(2)に取り付けられている前記第2の筒状部材(ガイドパイプ8)は、溶接により支圧板(2)に固定されているのが好ましい。或いは、前記第2の筒状部材(ガイドパイプ8)と支圧板(2)とは、別体に構成されていても良い。
また、前記第1の筒状部材(6)は、地上側端部にはフランジが形成され、地中側の端部(62)がコ字状またはJ字状に折り返されており、当該折り返されたコ字状またはJ字状の端部(62)に前記可撓性止水部材(7)の地中側端部が係止されるように構成されているのが好ましい。
ここで、前記可撓性止水部材(7)は全体が円筒状であり、軸線方向(中心軸方向)に圧縮されていない状態では軸方向中央部がV字状に半径方向内方へ突出する様に構成されており、軸方向に圧縮力(押圧力)が作用した場合に、軸方向について短縮すると共に、半径方向内方へ突出した部分におけるV字状に傾斜した2面が密着して軸線方向へ膨張し、テンドン(1、100)を覆う鞘状部材(5)の外周部に密着するように構成されているのが好ましい。
本発明において、テンドン(1、100)に緊張力を付加する以前の段階において、支圧板(2)に取り付けた第2の筒状部材(8)を前記第1の筒状部材(6)の内部に挿入して、第2の筒状部材(8)の先端部(82)が第1の筒状部材(6)に係止された可撓性止水部材(7)と当接した状態で(図4参照)、支圧板(2)と地表(Gf)との距離(ストロークS1:図4)は、可撓性止水部材(7)の軸方向(テンドン1、100が延在する方向)における変形量(ストロークS2)よりも長いことが好ましい。
しかし、テンドン(1、100)に緊張力を付加する以前の段階において、支圧板(2)に取り付けた第2の筒状部材(8)を前記第1の筒状部材(6)の内部に挿入して、第2の筒状部材(8)の先端部(82)が第1の筒状部材(6)に係止された可撓性止水部材(7)と当接した状態で(図9、図16参照)、支圧板(2)と地表(Gf)との距離(図9のストロークS3、図16のストロークS4)が、可撓性止水部材(7)の軸方向(テンドン1、100が延在する方向)における変形量(ストロークS2)と概略等しいか、或いは短い場合においても、次に記載する様に構成することにより、対処することが出来る。
そして本発明のアンカー頭部および頭部背面機構によれば、第2の筒状部材(8)の地中側先端(82A)と可撓性止水部材(7)との間に延長部材(9)を設け、延長部材(9)の地上側端部(91S)は第2の筒状部材(8)の地中側先端(82A)と嵌合可能に構成され、且つ、延長部材(9)の地中側端部(92)の外周部を環状に削除して形成された肩部(92S)に可撓性止水部材(7)を当接可能に構成されている。
さらに本発明のアンカー頭部及び頭部背面機構によれば、テンドン(1、100)と、テンドン(1、100)に作用する緊張力を支持する支圧板(2)と、テンドン(1、100)に付加された緊張力を保持する緊張力保持機構(1a、3、102、104)と、支圧板(2)よりも上方の領域に被せられたヘッドキャップ(4)と、地中側の端部に形成された折り返し部(62)が全体が円筒状であり軸方向の中央部(7c)が半径方向に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材(7)を係止し、且つ地上側の端部に設けたフランジ(61)の上面が第2の板状部材(20)に当接し、フランジ(61)の下面が地表面(Gf)に設置されている第1の筒状部材(6)と、前記第1の筒状部材(6)の内側に配置されている第2の筒状部材(8)とを備え前記第2の板状部材(20)支圧板(2)の地中側に配置され且つ第2の筒状部材(8)が取り付けられており、第2の筒状部材(8)の地上側端部に雄ネジ部(81A)が形成され、第2の板状部材(20)にはテンドン(1、100)が貫通する貫通孔(20A)が形成され、該貫通孔(20A)には雌ネジ(20B)が形成されており、第2の筒状部材(8)の雄ネジ(81A)が第2の板状部材(20)の雌ネジ(20B)と螺合しており、第2の筒状部材(8)の地中側の先端が前記可撓性止水部材(7)を押圧しており、該可撓性止水部材(7)は軸方向に圧縮されて半径方向内方へ突出してテンドン(1、100)を被覆する鞘状部材(5)の外周面に密着する様に圧縮変形している。
上述する構成を具備する本発明のアンカー頭部及び頭部背面機構によれば、緊張力(T)を(図示しない緊張力付加装置によって)付加することにより、第2の筒状部材(8)は地中側に押し付けられ、その先端(82)が可撓性止水部材(7)を圧縮するので、可撓性止水部材(7)は軸方向へ圧縮変形して、半径方向内方に突出し且つ膨張して、テンドン(1、100)を被覆する鞘状部材(シース材5)の外周面に密着する。
すなわち、可撓性止水部材(7)を鞘状部材(シース材5)の外周面に密着する力は、テンドンに付加される緊張力(T)であり、その力は非常に大きい。
その様な大きな力により、可撓性止水部材(7)が鞘状部材(シース材5)の外周面に密着するので、本発明によれば、可撓性止水部材(7)によるシール性が極めて良好である。
そのため、可撓性止水部材(7)が鞘状部材(シース材5)の外周面に密着している部分から、湧水が浸入してしまうことが防止される。
また、ヘッドキャップ(4)の内部及び第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間に充填材(M)を充填する場合に、第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間に充填された充填材(グリース)は、可撓性止水部材(7)が鞘状部材(シース材5)の外周面に密着している部分から、地中側へ漏洩することが無い。そのため、(グリースが漏洩して地中側へ流出してしまうことによる)充填材(グリース)の浪費を防止することが出来る。
さらに、第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間に充填材(グリース)が充填しており、充填材(グリース)が充填している空間或いは領域に湧水が浸入することは不可能である。
従って、ヘッドキャップ(4)に覆われた領域と、第2の筒状部材(8)と可撓性止水部材(7)とテンドン(1)とによって形成される空間には、充填材(グリース)のみが存在し、湧水は存在しないので、当該空温及び領域の防錆が確実に行われ、グラウンドアンカーの補修効果が向上する。
それに加えて、本発明によれば、構造が至って簡単であり、装置全体が廉価な上、防錆効果も高い。
本発明において、第2の筒状部材(8A)の地中側先端(82A)と可撓性止水部材(7)との間に延長部材(アタッチメント9)を設ければ(請求項2)、当該延長部材(9)を介装することにより、可撓性止水部材(7)を圧縮する力を増加して、可撓性止水部材(7)が半径方向内方に突出し且つ膨張して、テンドン(1、100)を被覆する鞘状部材(シース材5)の外周面に密着する力(圧力)が増加する。その結果、可撓性止水部材(7)によるシール性が向上する。
また本発明において、第2の筒状部材(8)の地上側端部に雄ネジ部(81A)を形成し、第2の板状部材(20)の貫通孔(20A)に雌ネジ(20B)を形成し、第2の筒状部材(8)の雄ネジ(81A)が貫通孔(20A)の雌ネジ(20B)と螺合する様に構成すれば(請求項3)、第2の筒状部材(8)の雄ネジ(81A)と第2の板状部材(20)の雌ネジ(20B)との螺合を適宜調節することにより、可撓性止水部材(7)を圧縮する力を調節して、可撓性止水部材(7)がテンドン(1、100)を被覆する鞘状部材(シース材5)の外周面に密着する力(圧力)を調節することが出来る。
すなわち、第2の筒状部材(8)がより地中側へ位置するように雄ネジ(81A)と雌ネジ(20B)とを螺合すれば、可撓性止水部材(7)を圧縮する力が増加する。一方、第2の筒状部材(8)がより地上側へ位置するように雄ネジ(81A)と雌ネジ(20B)とを螺合すれば、可撓性止水部材(7)を圧縮する力が減少するのである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図8は、本発明の第1実施形態を示している。ここで、図1は第1実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構の全体構成を説明する断面図であり、図2は可撓性止水部材の自由時の断面、当該止水部材を係止する第1の筒状部材、及び止水部材の端部を押圧する第2の筒状部材を示した部分断面図である。そして、図3〜図8は、図1及び図2で示すアンカー頭部及び頭部背面機構を用いた場合における第1実施形態に係るアンカー補修方法の施工を説明する工程図である。
先ず、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構の構成について説明する。
図1において、張力支持部材(テンドン)1と、第1実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構とが示されており、アンカー頭部及び頭部背面機構は、支圧板(アンカープレート)2と、定着ナット3と、ヘッドキャップ4とを有している。
テンドン1の地上側(上方)端部近傍の領域1aはマンションとして構成され、雄ネジが形成されている。テンドン1におけるマンション1aよりも地中側の領域は、被覆部材であるシース材5で覆われている。テンドン1には、引張力(緊張力T:図5、図6参照)が作用する。
アンカープレート2は地表面Gfに設置されており、テンドン1に作用する緊張力T(引張力)の反力(矢印Sで示す)が負荷される。
ここで、テンドン1の引張力(緊張力)は、図示しないジャッキ等の緊張力付加装置により付加される。そして、マンション1aに定着ナット3を螺合させ、定着ナット3がアンカープレート2に当接するまで締め付けることによって、図示しない緊張力付加装置により付加された緊張力Tが維持される。換言すれば、マンション1aと定着ナット3は緊張力保持機構を構成する。
アンカープレート2において、地中側の面(地表面Gfと当接する面)の中央には、座グリ21が形成されている。
図1において、アンカープレート2に形成された座グリ21には、ガイドパイプ8(第2の筒状部材)の地上側端部81が、例えば溶接その他の手法によって固着されている。
座グリ21の深さは、スリーブ管6(第1の筒状部材)のフランジ61の厚みに等しくなるように設定されている。
アンカープレート2の座グリ21の中心には、マンション1aが貫通するための貫通孔22が形成されている。
アンカープレート2における地上側の面、すなわち座グリ21が形成されているのとは反対側の面には、溝23が形成されている。溝23の長さは定着ナット3の最大径よりも長く、溝23の幅は定着ナット3の最小径よりも狭い。
溝23及び貫通孔22は、後述する様に、充填材であるグリースMが、アンカープレート2の地上側(ヘッドキャップ4内の空間)から地中側(シース材5とガイドパイプ8との間の空間)へ充填される際に、グリースMの流路となる様に構成されている。
ヘッドキャップ4はボルト4Bによりアンカープレート2に締結されており、マンション1aの地上側端部及び定着ナット3を覆う様に被せられている。そして、ヘッドキャップ4にはグリース注入口41が設けられており、ヘッドキャップ4の内部には充填材であるグリースMが充填されている。
図1で示すアンカー頭部及び頭部背面機構のアンカープレート2よりも下方には、スリーブ管6と、ガイドパイプ8とが設けられている。上述した様に、ガイドパイプ8はアンカープレート2に固定されている。
スリーブ管6は地上側の端部にフランジ61が形成され、フランジ61はアンカープレート2の座グリ部21に配置され、地表面Gfとアンカープレート2に挟み込まれて係止される。
スリーブ管6は、詳細を図2に示すように、地中側(矢印Dで示す側)の先端部62が半径方向内方に折り返され、さらに地上側(図2では左側、矢印Dとは反対側)に折り返されている。その結果、スリーブ管6の地中側先端部62は、断面コ字状または断面J字状に構成されている。
断面コ字状または断面J字状に折り返された先端部62には、後述する(可撓性止水部材)の地中側端部が嵌合しており、止水ゴム7の当該端部が外れて地中側(矢印D側)が自由端となってしまうことが防止される。
図2に示すように、止水ゴム7は、全体が円筒状に形成されている。
止水ゴム7の軸方向(図1及び図2において、スリーブ管6及びガイドパイプ8の軸方向と同じ)に押圧力が作用していない場合(図2で示す場合)には、図2において点線で示す円内に示されている様に、軸方向の中央部7cが、概略V字状に、半径方向内方に突出して内径寸法が小さくなるように構成されている。
図1で示す状態では、ガイドパイプ8を介して止水ゴム7の軸方向に押圧力が作用しており、止水ゴム7は軸方向に圧縮されている。その結果、図2では半径方向内方へ向ってV字状に傾斜している2面が、図1で示す状態では密着してI字状に変形している。
図1で示す様に変形した状態の止水ゴム7は、シース材5の外周面に圧密して、止水壁7Sを構成する(図5参照)。後述する様に、止水壁7Sは、ガイドパイプ8とシース材5との間の環状の領域からグリースMが地中側へ漏出してしまうのを防止すると共に、当該環状の領域内に湧水が浸入するのを防止する。
図1において、ガイドパイプ8の外径は、スリーブ管6の内径よりも小さい。
ガイドパイプ8の地中側の先端部82は、図2で示す様に、肩部82Sが形成されている。
図2において、ガイドパイプ8の先端部82における外径寸法82φは、止水ゴム7の地上側(図2では左側)端部の内径7dに略々等しい。そして、ガイドパイプ8により止水ゴム7を押圧した場合に、止水ゴム7の地上側端部(図2の左端部)が、スリーブ管6の内壁6iとガイドパイプ8の先端部82とによって形成される隙間82Gに嵌合するように構成されている。
ガイドパイプ8の先端部82の部分を除く全長(図2における肩部82Sよりも地上側の部分の全長)は、スリーブ管6のフランジ61から、図2で示す状態の止水ゴム7(自由時の止水ゴム7)の地上側端部までの距離よりも長く形成されている。
テンドン1に緊張力を付与した際に、ガイドパイプ8の先端部82により、止水ゴム7を軸方向へ確実に圧縮するためである。詳細については、図4、図5を参照して、後述する。
図1において、ヘッドキャップ4に覆われた領域と、ガイドパイプ8と止水ゴム7とテンドン1とによって包囲されている領域には、充填材であるグリースMが充填されている。
次に、図3〜図8を参照して、図1、図2で示すアンカー頭部及び頭部背面機構を用いた場合における第1実施形態に係るアンカー補修方法を施工する態様について説明する。
先ず、図3で示す工程では、ボーリング孔H内にスリーブ管6を挿入する。ここで、上述した様に、断面コ字状または断面J字状に構成されたスリーブ管6の地中側(図3の左下側)先端部62には、止水ゴム7の地中側端部が嵌合して係止されている。
スリーブ管6は、フランジ61が地表Gfに接するまで挿入される。
図4で示す工程では、スリーブ管6の内部にガイドパイプ8を挿入する。ここで、ガイドパイプ8はアンカープレート2に固定されているので、アンカープレート2の貫通孔22にマンション1aを貫通させることにより、ガイドパイプ8の挿入を行う。
ガイドパイプ8を挿入すると、ガイドパイプ8の先端部82とスリーブ管6の内周とによって形成される環状の空間に、止水ゴム7の地上側端部が嵌合する。図4では、止水ゴム7の地上側端部が当該環状空間に嵌合した状態を示している。
なお、アンカープレート2は、必要に応じて未使用のものを使用する。
図4で示す状態において、アンカープレート2と地表Gfとの距離或いはストロークS1は、止水ゴム7の軸方向における変形量或いはストロークS2よりも長くなるように設定されている。
図5で示す工程では、ガイドパイプ8を取り付けたアンカープレート2を、地表Gfへ向けて押し込む。アンカープレート2は、止水ゴム7の可撓性による軸方向変形量であるストロークS2だけ、地中側(図5において、右下側)に押し込まれる。
上述した様に、アンカープレート2と地表Gfとの距離或いはストロークS1は、止水ゴム7のストロークS2よりも長いので、止水ゴム7のストロークがゼロになっても、アンカープレート2と地表Gfとは距離ΔS(=S1−S2)だけ隔たっている。
図5で示す状態において、図示しない緊張力付加装置により、緊張力Tをテンドン1に付加すると、アンカープレート2と地表Gfとが接触し、アンカープレート2には緊張力Tの反力Sが作用する。そして、地表Gfはアンカーの受圧面となる。止水ゴム7は、上述した距離ΔSに相当する距離だけ圧縮される(図6)。
ここで、定着ナット3をマンション1aに螺合させてアンカープレート2と当接させるまで締め付けることにより、付加された緊張力Tが保持される。
緊張力Tが付加される結果、ガイドパイプ8の先端部82により、止水ゴム7は図5で示す状態から、上述した距離ΔSに相当する距離だけ、軸方向へさらに圧縮され、止水ゴム7の中央部7cはV字状(図2で示す状態)からI字状(図1或いは図5で示す状態)に変形して、膨張する。止水ゴム7の中央部7cが膨張すると、シース材5の外表面に圧着して、止水壁7Sを形成する。その状態が、図6に示されている。
図6で示す様に、緊張力Tが付加されると、止水ゴム7はスリーブ管6内で拘束されているので、上述した様に変形して、より強い力でテンドン1(を包囲するシース材5)を締め付けるのである。
ここで、上述した距離ΔS(=S1−S2)が長いほど、止水ゴム7がテンドン1を締め付ける力は強くなる。
ここで止水ゴム7の地中側端部が外れてしまうと、地中側が自由端となってしまうので、緊張力Tが作用しても、止水ゴム7は変形せず、止水壁7Sを形成しない。しかし、図2を参照して説明したように、断面コ字状または断面J字状に折り返されたスリーブ管6の先端部62に止水ゴム7の地中側端部が嵌合しているので、止水ゴム7の地中側端部が外れてしまうことが防止される。
マンション1aに定着ナット3を螺合させて締め込むに際しては、定着ナット3をアンカープレート2に当接するまで締めこむ。
なお、アンカープレート2定着ナット3についても、必要に応じて、未使用のナットを使用する。
図7で示す工程では、アンカープレート2よりも上方の部分に、ヘッドキャップ4を被せる。すなわち、アンカープレート2の地表側(図6の左側)の表面に座金Wを介装し、アンカープレート2に形成されたネジ孔2Bに取付けボルト4Bを螺合することにより、ヘッドキャップ4をアンカープレート2へ取り付ける。
その結果、マンション1aの地上側端部、定着ナット3が、ヘッドキャップ4により覆われる。
図8の工程では、ヘッドキャップ4に設けたグリース注入口41から、例えばグリースポンプ等の公知手段によって、充填材であるグリースMが注入される。
ヘッドキャップ4内にグリースMを充填すると、アンカープレート2に形成された溝23及び貫通孔22を介して、アンカープレート2よりも地中側(図7では右側)の領域、より詳細にはシース材5とガイドパイプ8との間における円筒形状の空間にグリースMが充填される。
ここで、テンドン1に緊張力が作用しており、アンカープレート2が地表Gfに押圧された状態であっても、ヘッドキャップ4内へグリースMを注入すれば、溝23及び貫通孔22を経由して、シース材5とガイドパイプ8との間の空間にもグリースMが充填される。
グリースMの注入に際しては、注入後の圧力の管理が重要となる。発明者の実験によれば、ヘッドキャップ4内の空間と、シース材5とガイドパイプ8との間における円筒形状の空間に、グリースMを注入して充填する際に、適当な圧力(例えば、0.4MPa)を保持してやれば、止水壁7Sから湧水がアンカー頭部背面に浸入することはない。
また、グリースMは止水壁7Sを透過することは出来ないので、グリースMが止水壁7Sよりも地中側に排出されてしまうことは無く、グリースMの浪費が防止される。
そして、グリースMが充填された領域には、湧水が浸入することが出来ないので、アンカーの頭部及び頭部背面が劣化することを防止して、その寿命を長くすることが出来る。
次に、図9〜図15を参照して、第2実施形態を説明する。
図9〜図15の第2実施形態では、止水ゴム7が十分に変形せず、テンドン1を十分に締め込めない場合に、図11、図15で示す様に、ガイドパイプ8の先端と嵌合可能な延長部材であるアタッチメント9を付加することにより、止水ゴム7を十分に変形して、テンドン1を締め込む所望の力を獲得している。
以下、第2実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構を用いてアンカー補修方法を施工する手順を説明しつつ、第2実施形態について説明する。
図9は、第1実施形態における図4に相当する工程を示している。
図9において、アンカープレート2に固定されているガイドパイプ8を、スリーブ管6の内部に挿入する。そして、ガイドパイプ8の先端部82とスリーブ管6の内周とによって形成される環状の空間に、止水ゴム7の地上側端部を嵌合させる。
第1実施形態では、この状態において、アンカープレート2と地表Gfとの距離或いはストローク(ストロークS1:図4参照)は、止水ゴム7の軸方向における変形量或いはストロークS2よりも長い。
しかし、第2実施形態は、図9において、アンカープレート2と地表Gfとの距離或いはストロークS3が、止水ゴム7の軸方向における変形量或いはストロークS2と概略等しいか、或いはストロークS3がストロークS2よりも短い場合が対象である。
図9に示す状態で、図示しない緊張力付加装置により緊張力Tを付加しても、図10で示す様に、止水ゴム7が圧縮されて変形する前にアンカープレート2が地表Gfに当接する。そのため、緊張力Tが付加された後も、止水ゴム7は単に撓むだけであり、シース材5を締め込む力は弱く、止水壁7Sは形成しない。
これに対して、図11で示す様に、ガイドパイプ8の先端にアタッチメント9を取り付ければ、当該アタッチメント9の軸方向(テンドン1の軸方向)長さの分だけ図9におけるストロークS3が増加するのと等しくなる。
すなわち、図9におけるストロークS3がストロークS2(図9参照)よりも長くなり、図示しない緊張力付加装置により緊張力Tを付加した際に、第1実施形態における図5及び図6と同様な作用により、止水ゴム7はスリーブ管6内で拘束された状態で圧縮変形して、シース材5を締め付けるのである(図11)。
アタッチメント9の詳細が図12〜図14で示されている。
図12、図13で示すように、アタッチメント9は、止水ゴム7を押圧する側(図12、図13において右側)の先端部92には肩部92Sが設けられている。
アタッチメント9のガイドパイプ8側(図12、図13において左側)は、ガイドパイプ8の先端82Aと相補的な形状となっている。アタッチメント9のガイドパイプ8側の先端の端面91Sは、ガイドパイプ8の肩部82Sと当接する様に形成されており、アタッチメント9のガイドパイプ8側先端の半径方向内側の領域には、ガイドパイプ8の先端が嵌合されるように、段付孔91が形成されている。
アタッチメント9を取り付けるには、ガイドパイプ8をスリーブ管6の内部へ挿入するのに先立って、アタッチメント9をスリーブ管6内部へ挿入し、次いでガイドパイプ8を挿入し、ガイドパイプ8によりアタッチメント9を止水ゴム7に向って押圧する。
アタッチメント9が止水ゴム7に当接すると、止水ゴム7の地上側端部がアタッチメント9の先端部92における肩部92Sと当接する。
この状態において、上述したように緊張力Tが付加されると、ガイドパイプ8は地中側へさらに押し込まれて、止水ゴム7が軸方向に圧縮変形するのである。
再び図11において、アタッチメント9を取り付けた状態で緊張力Tを付加し、止水ゴム7を圧縮変形して、止水壁7Sを形成し、シース材5を所望の力で締め付けた状態で、定着ナット3をアンカープレート2と当接するまでマンション1aと螺合する。
そして、図15で示す様に、ヘッドキャップ4を被せ、グリースMを充填する。
図9〜図15の第2実施形態において、アタッチメント9の軸方向長さが異なる様に複数種類用意して、ストロークS3とストロークS2との種々の組み合わせに対応して、止水ゴム7を必要な程度まで圧縮変形させることが可能である。
図9〜図15の第2実施形態によれば、アタッチメント9を介装することにより、止水ゴム7を圧縮する力を増加して、止水ゴム7が半径方向内方に突出し且つ膨張してシース材5の外周面に密着する力(圧力)を増加せしめることが出来る。
図9〜図15の第2実施形態におけるアタッチメント9に関連する構成及び作用効果以外については、図1〜図8の第1実施形態と同様である。
次に、図16〜図19を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
この第3実施形態は、図1〜図15の実施形態に対して、ガイドパイプに関連する構成が異なっている。
図1〜図15の各実施形態では、ガイドパイプ8はアンカープレート2の地中側の面に、例えば溶接等によって固着して構成されている。
それに対して、図16〜図19の第3実施形態では、ガイドパイプ8がアンカープレート2に固定されていない。第3実施形態では、雌ネジ20Bを設けた貫通孔20Aが形成された補剛板20を設け、且つ、ガイドパイプ8の一方の端部に雄ネジ81Aを形成している。
ガイドパイプ8に雄ネジ81Aを形成し、ガイドパイプ8の雄ネジ81Aと貫通孔20Aの雌ネジ20Bとが螺合している長さを適宜調節することにより、換言すれば、ガイドパイプ8が補剛板20の貫通孔20Aに締め込まれる長さを調節することにより、ガイドパイプ8の軸方向の長さを可変とし、止水ゴム7に加える押圧力の強さを増大する事が出来る。
以下、第3実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構を用いてアンカー補修方法を施工する手順を説明しつつ、第3実施形態を説明する。
図16は、第2実施形態における図9に相当する図面である。
図16において、ガイドパイプ8の地上側端部近傍の領域における外周に形成されている雄ネジ81Aが、補剛板20の貫通孔20Aの内周面に形成された雌ネジ20Bと螺合している。
図16の状態では、ガイドパイプ8の雄ネジ81Aと補剛板20の雌ネジ20Bとは、ガイドパイプ8の地上側端面81Eと補剛板20の地上側端面20Eとが面一になる様に螺合している。
図16で示す工程では、補剛板20に係合されたガイドパイプ8を、スリーブ管6の内部に挿入する。それにより、ガイドパイプ8の先端部82とスリーブ管6の内周とによって形成される環状の空間に、止水ゴム7の地上側端部が嵌合している。
図16においては、図9を参照して説明したのと同様に、アンカープレート2と地表Gfとの距離或いはストロークS4は、止水ゴム7の軸方向における変形量或いはストロークS2と概略等しいか、或いはストロークS4がストロークS2よりも短く設定されている。
図16に示す状態で、図示しない緊張力付加装置により緊張力Tを付加しても、図17で示す様に、止水ゴム7が圧縮されて変形する前の段階で、補剛板20は地表Gfに当接する。そのため、緊張力Tが付加された後も、止水ゴム7は単に撓むだけであり、シース材5を締め込む力は弱く、止水壁7Sは形成しない。
これに対して、図18では、ガイドパイプ8の地上側端面81Eと補剛板20の地上側端面20Eとを面一にせず、ガイドパイプ8の地上側端面81Eの方が、補剛板20の地上側端面20Eと比較して、調整代ΔDだけ地中側に下がるように、ガイドパイプ8の雄ネジ81Aと補剛板20の雌ネジ20Bとを螺合している。
ガイドパイプ8の地上側端面81Eを、補剛板20の地上側端面20Eに対して調整代ΔDだけ地中側に下げることにより、調整代ΔDの分だけ図16におけるストロークS4が増加するのと等しくなる。
すなわち、図16におけるストロークS4がストロークS2よりも長くなり、図示しない緊張力付加装置により緊張力Tを付加した際に、第1実施形態における図5及び図6と同様な作用により、図18で示す様に、止水ゴム7はスリーブ管6内で拘束された状態で圧縮変形して、シース材5を締め付ける。
ガイドパイプ8の地上側端面81Eを、補剛板20の地上側端面20Eに対して調整代ΔDだけ地中側に下げた状態で、図示しない緊張力付加装置によって緊張力Tを付加し、止水ゴム7を圧縮変形して、止水壁7Sを形成し、シース材5を所望の力で締め付けたならば、図19で示す様に、アンカープレート2を補剛板20の地上側に設置し、定着ナット3をマンション1aと螺合して、アンカープレート2と当接するまで締め付ける。
これにより、テンドン1に付加された緊張力Tが保持される。すなわち、当該緊張力Tは、定着ナット3、アンカープレート2、補剛板20を経由して、補剛板20と当接している地表Gfの領域(受圧面)により支持される。
次に、図19で示す様に、ヘッドキャップ4を被せ、ボルト4Bによりヘッドキャップ4をアンカープレート2及び補剛板20に締結し、以って、アンカープレート2よりも地上側(図19では左上側)の部材をヘッドキャップ4で覆うようにせしめる。
そして、グリースMを充填する。
出願人は、実験で、ガイドパイプ8が止水ゴム7を押圧する長さ(ストロークS1、S4に等しい)を20mmとして、止水ゴム7の縮む距離(ストロークS2に等しい)を18.75mmとして、漏水するまで水圧を上昇させた。その実験によれば、水圧が4気圧であっても、水漏れは起こらなかった。しかし、さらに圧力を上昇させると水漏れが生じた。
これに対して、補剛板20の地上側端面20Eに対して調整代ΔDとして8mmだけ地中側に下げて、図16のストロークS4が28mmとなる様にした。その結果、10気圧においても、漏水は生じなかった。すなわち、調整代ΔDを設けることにより、シール性が向上する事が確認された。
図16〜図19の第3実施形態によれば、調整代ΔDを増加して、ガイドパイプ8が図16〜図19において右側(地中側)へ位置するように、ガイドパイプ8の雄ネジ81Aと補剛板20の雌ネジ20Bとを螺合すれば、止水ゴム7を圧縮する力が増加する。一方、調整代ΔDを減少して、ガイドパイプ8が図16〜図19において左側(地上側)へ位置するように雄ネジ81Aと雌ネジ20Bとを螺合すれば、止水ゴム7を圧縮する力が減少する。
すなわち、図16〜図19の第3実施形態によれば、ガイドパイプ8の雄ネジ81Aと補剛板20の雌ネジ20Bとの螺合を適宜調節することにより、止水ゴム7を圧縮する力を調節して、止水ゴム7がシース材5の外周面に密着する力(圧力)を調節することが出来る。
図16〜図19の第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図15の第1及び第2実施形態と同様である。
ここで、図16〜図19の第3実施形態において、図9〜図15の第2実施形態のアタッチメント9をガイドパイプ8の地中側先端82に取り付けることが可能である。すなわち、図9〜図15の第2実施形態と、図16〜図19の第3実施形態とを組み合わせて実施することが可能である。
図1〜図8の第1実施形態では、テンドン1の地上側端部をマンション1aとして構成しているが、図20で示す様に、マンション1aを構成せずに、複数本(図示の例では3本)のPC鋼より線からなるテンドン100を地上側端部まで延在し、アンカーヘッド102及び定着くさび104を用いて、図示しない緊張力付加装置で付加された緊張力をテンドン100に作用させ続けることが出来る。
同様に、図9〜図15の第2実施形態においても、図21で示す様に、マンション1aを構成せずに、複数本(図示の例では3本)のPC鋼より線からなるテンドン100を地上側端部まで延在し、アンカーヘッド102及び定着くさび104を用いても良い。この場合、アンカーヘッド102と定着くさび104が、緊張力保持機構を構成する。
そして、図16〜図19の第3実施形態においても、図22で示す様に、複数本(図示の例では3本)のPC鋼より線からなるテンドン100を地上側端部まで延在し、アンカーヘッド102及び定着くさび104を用いて緊張力を保持することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の第1実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構の全体構成を示す断面図。 第1実施形態の止水ゴムを示す断面図。 第1実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構を用いたアンカー補修方法の施工態様を説明する工程図。 第1実施形態の施工における図3とは異なる工程を示す工程図。 第1実施形態の施工における図3、図4とは異なる工程を示す工程図。 第1実施形態の施工における図3〜図5とは異なる工程を示す工程図。 第1実施形態の施工における図3〜図6とは異なる工程を示す工程図。 第1実施形態の施工における図3〜図7とは異なる工程を示す工程図。 本発明の第2実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構を用いたアンカー補修方法の施工態様を説明する工程図。 第2実施形態の施工における図9とは異なる工程を示す工程図。 第2実施形態の施工における図9、図10とは異なる工程を示す工程図。 第2実施形態における延長部材を使用状態を示す断面図。 第2実施形態における延長部材の断面図。 図13の正面図。 第2実施形態の施工における図9〜図11とは異なる工程を示す工程図。 本発明の第3実施形態に係るアンカー頭部及び頭部背面機構を用いたアンカー補修方法の施工態様を説明する工程図。 第3実施形態の施工における図16とは異なる工程を示す工程図。 第3実施形態の施工における図16、図17とは異なる工程を示す工程図。 第3実施形態の施工における図16〜図18とは異なる工程を示す工程図。 第1実施形態において、テンドンにマンションを設けない場合の説明図。 第2実施形態において、テンドンにマンションを設けない場合の説明図。 第3実施形態において、テンドンにマンションを設けない場合の説明図。
符号の説明
1、100・・・テンドン
1a・・・マンション
2・・・支圧板/アンカープレート
3・・・定着ナット
4・・・ヘッドキャップ/ヘッドキャップ
5・・・シース材
6・・・第1の筒状部材/スリーブ管
7・・・可撓性止水部材/止水ゴム
8・・・第2の筒状部材/ガイドパイプ
9・・・延長部材/アタッチメント
20・・・補剛板
20A・・・補剛板の貫通孔
20B・・・補剛板の雌ネジ
20E・・・補剛板の端面
21・・・座グリ
22・・・貫通孔
23・・・溝
61・・・フランジ
62・・・先端部
81A・・・ガイドパイプの雄ネジ
81A・・・ガイドパイプの端面
82・・・先端部
T・・・緊張力
S・・・緊張力の反力

Claims (6)

  1. 地中側の端部に形成された断面コ字状の折り返し部が、全体が一定厚さの板体で形成された円筒状であり軸方向の中央部が半径方向内方に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材の地中側端部を係止している第1の筒状部材を鞘状部材で覆われたテンドンが配置されたボーリング孔に挿入する第1の筒状部材の挿入工程と、第1の筒状部材の地上側端部に設けたフランジを地表面に設置する設置工程と、支圧板を取り付けた第2の筒状部材を第1の筒状部材の押込む第2の筒状部材の押込み工程と、緊張力付加機構によりテンドンに緊張力を付加する緊張力付加工程とを備え、その緊張力付加工程において第1の筒状部材の断面コ字状の折り返し部に地中側端部が係止された可撓性止水部材の地上側端部を第2の筒状部材の先端部の隙間に嵌合させるとともに肩部を押圧して可撓性止水部材の軸方向中央部の突出部を半径方向内方に突出させてテンドンを覆う鞘状部材の外周部と密着する様にI字状に圧縮変形させ、さらに支圧板を地表面に設置して付加された緊張力を保持する緊張力保持工程と、ヘッドキャップを支圧板に取り付けて支圧板よりも地上側の領域をヘッドキャップで覆うヘッドキャップ取付工程と、ヘッドキャップに覆われた領域及び第2の筒状部材と可撓性止水部材とテンドンとによって形成される空間に充填材を充填する充填材充填工程とを備えることを特徴とするアンカー補修方法。
  2. 前記第2の筒状部材の押込工程に先立って第1の筒状部材の内部に延長部材を挿入する延長部材挿入工程と、支圧板に取り付けた第2の筒状部材を前記第1の筒状部材の内部に挿入して第2の筒状部材の地中側先端と可撓性止水部材との間に延長部材を介装する延長部材介装工程とを有し、延長部材の地上側端部を第2の筒状部材の地中側先端と嵌合させ、かつ、延長部材の地中側端部の外周部を環状に削除して形成された肩部に可撓性止水部材を当接させて、可撓性止水部材を圧縮させる力を増加させる請求項1記載のアンカー補修方法。
  3. 地中側の端部に形成された折り返し部が、全体が円筒状であり軸方向の中央部が半径方向内方に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材を係止している第1の筒状部材を鞘状部材で覆われたテンドンが配置されたボーリング孔に挿入する第1の筒状部材挿入工程と、第1の筒状部材の地上側端部に設けたフランジを地表面に設置する設置工程と、支圧板の地中側に配置されそして第2の筒状部材が取り付けられている第2の板状部材に形成した貫通孔の雌ネジと第2の筒状部材の地上側端部に形成された雄ネジ部との螺合状態を調節し、第2の筒状部材の地上側端面と第2の板状部材の地上側端面との軸方向相対変位を設定して可撓性止水部材を圧縮する力を調節する調節工程と、第2の板状部材に取り付けられた第2の筒状部材を前記第1の筒状部材の内部に挿入する第2の筒状部材の挿入工程と、緊張力付加機構によりテンドンに緊張力を付加し、第1の筒状部材に係止された可撓性止水部材を第2の筒状部材の先端部で押圧し、可撓性止水部材の軸方向中央部の突出部を半径方向内方に突出させてテンドンを覆う鞘状部材と密着する様に圧縮変形させる圧縮変形工程と、第2の板状部材に支圧板を設置し、テンドンに付加された緊張力を緊張力保持機構により保持する緊張力保持工程と、ヘッドキャップを支圧板に取り付けて支圧板よりも地上側の領域をヘッドキャップで覆うヘッドキャップ取付工程と、ヘッドキャップに覆われた領域及び第2の筒状部材と可撓性止水部材とテンドンとによって形成される空間に充填材を充填する充填材充填工程とを備えることを特徴とするアンカー補修方法。
  4. テンドンと、テンドンに作用する緊張力を支持する支圧板と、テンドンに付加された緊張力を保持する緊張力保持機構と、支圧板よりも上方の領域に被せられたヘッドキャップと、地中側の端部に形成された断面コ字状の折り返し部が全体が一定厚さの板体で形成された円筒状であり軸方向の中央部が半径方向内方に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材の地中側端部を係止し且つ地上側の端部に設けたフランジの上面が支圧板に当接しフランジの下面が地表面に設置されている第1の筒状部材と、支圧板に取り付けられ且つ前記第1の筒状部材の内側に配置され地中側の先端に隙間及び肩部を有している第2の筒状部材とを備え、前記可撓性止水部材の地上側端部を第2の筒状部材の先端の隙間に嵌合するとともに肩部で押圧しており、該可撓性止水部材は軸方向に圧縮されてその軸方向中央部の突出部を半径方向内方に突出させてテンドンを被覆する鞘状部材の外周面に密着する様にI字状に圧縮変形していることを特徴とするアンカー頭部及び頭部背面機構。
  5. 第2の筒状部材の地中側先端と可撓性止水部材との間に延長部材を設け、延長部材の地上側端部は第2の筒状部材の地中側先端と嵌合可能に構成され、且つ、延長部材の地中側端部の外周部を環状に削除して形成された肩部に可撓性止水部材を当接可能に構成されている請求項4のアンカー頭部及び頭部背面機構。
  6. テンドンと、テンドンに作用する緊張力を支持する支圧板と、テンドンに付加された緊張力を保持する緊張力保持機構と、支圧板よりも上方の領域に被せられたヘッドキャップと、地中側の端部に形成された折り返し部が全体が円筒状であり軸方向の中央部が半径方向に突出した断面略V字状の突出部を有する可撓性止水部材を係止し、且つ地上側の端部に設けたフランジの上面が第2の板状部材に当接し、フランジの下面が地表面に設置されている第1の筒状部材と、前記第1の筒状部材の内側に配置されている第2の筒状部材とを備え前記第2の板状部材は支圧板の地中側に配置され且つ第2の筒状部材が取り付けられており、第2の筒状部材の地上側端部に雄ネジ部が形成され、第2の板状部材にはテンドンが貫通する貫通孔が形成され、該貫通孔には雌ネジが形成されており、第2の筒状部材の雄ネジが第2の板状部材の雌ネジと螺合しており、第2の筒状部材の地中側の先端が前記可撓性止水部材を押圧しており、該可撓性止水部材は軸方向に圧縮されて半径方向内方へ突出してテンドンを被覆する鞘状部材の外周面に密着する様に圧縮変形していることを特徴とするアンカー頭部及び頭部背面機構。
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