JP4385858B2 - 無線通信システム及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、比較的近距離の機器間において低消費電力の通信動作を実現する無線通信システム及び無線通信装置に係り、特に、反射波読み取り器側からの無変調キャリアの送信と、反射器側におけるアンテナ負荷インピーダンスの切り替え操作などに基づく反射波の変調を利用してデータ通信を行なうバック・スキャッタ方式の無線通信システム及び無線通信装置に関する。
さらに詳しくは、本発明は、反射器と反射波読み取り器間における反射波伝送の消費電力を低減する無線通信システム及び無線通信装置に係り、特に、反射波伝送時に反射器が反射波読み取り器との接続を完了するまでの待機電力を低減する無線通信システム及び無線通信装置に関する。
複数の機器をネットワーク接続することにより、コマンドやデータ伝送の効率化、情報資源の共有化、ハードウェア資源の共有化を実現することができる。さらに最近では、有線方式による配線からユーザを解放するシステムとして、無線ネットワークが注目されている。
無線ネットワークに関する標準的な規格として、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11(例えば、非特許文献1を参照のこと)や、HiperLAN/2(例えば、非特許文献2又は非特許文献3を参照のこと)、IEEE802.15.3、Bluetooth通信などを挙げることができる。近年、無線LANシステムは安価になり、PCにも標準内蔵されるようになったこととも相俟って、無線LANの普及が著しい。
比較的小規模な無線通信システムは、家庭内などで、ホスト機器と端末機器間のデータ伝送に使用される。ここで言うホスト機器の例としては、テレビ、モニタ、プリンタ、PC、VTR、DVDプレイヤーなど、据え置き型の家電製品が挙げられる。また、端末機器の例としては、デジタル・カメラや、ビデオ・カメラ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型音楽再生装置など、消費電力を極力抑えたいモバイル系機器が挙げられる。この種のシステムのアプリケーションとしては、カメラ付き携帯電話やデジタル・カメラで撮った画像データを無線LAN経由でPCにアップロードすることなどである。
ところが、無線LANは本来コンピュータでの利用を前提として設計・開発されたものであり、モバイル系機器に搭載する場合、その消費電力が問題となる。現在市販されているIEEE802.11bの無線LANカードの多くは、送信時に800mW以上、受信時に600mW以上の消費電力がある。この消費電力は、バッテリ駆動のポータブル機器にとっては、負担の大きい。
無線LAN機能を近距離限定で動作させて、その送信電力を小さくしても、消費電力は8割程度しか低下することができない。特に、デジタル・カメラなどの画像入力装置から画像表示装置側への伝送は、送信比率が通信全体のほとんど占めるような通信形態となるため、なおさら低消費電力の無線伝送手段が求められている。
また、Bluetooth通信に関しては、伝送速度が最大でも720kbpsと低速度であり、昨今の高画質化した画像伝送には時間がかかり不便である。
これに対し、RFIDで用いられるバック・スキャッタ方式に基づく反射波を利用した無線伝送によれば、例えば機器間で送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において、低消費電力化を実現することができる。
バック・スキャッタ方式の無線通信システムは、変調処理を施した反射波によりデータを送信する反射器と、反射器からの反射波からデータを読み取る反射波読み取り器で構成される。データ伝送時には、反射波読み取り器が無変調キャリアを送信する。これに対し、反射器は、例えばアンテナの終端のオン/オフなどの負荷インピーダンス操作を用い、無変調キャリアに対し伝送データに応じた変調処理を施すことで、データを送出する。そして、反射波読み取り器側では、この反射波を受信し復調・復号処理して伝送データを取得することができる。
反射波伝送システムでは、バック・スキャッタリングを行なうためのアンテナ・スイッチは一般的にガリウム砒素のICで構成され、その消費電力は数10μW以下であり、データ伝送を行なうときの平均電力としては、送達確認方式の場合で10mW以下、一方向伝送では、数10μWでデータ伝送が可能である。これは、一般的な無線LANの平均消費電力と比較すると、圧倒的な性能差である(例えば、非特許文献4を参照のこと)。
例えば、デジタル・カメラや、ビデオ・カメラ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型音楽再生装置など、消費電力を極力抑えたいモバイル系の端末機器に反射器を組み込み、テレビ、モニタ、プリンタ、PC、VTR、DVDプレイヤーなど、据え置き型の家電製品などからなるホスト機器に反射波読み取り器を組み込む。例えば、カメラ付き携帯電話やデジタル・カメラで撮った画像データを、反射波伝送路を経由でPCにアップロードし、画像データの蓄積や表示出力、プリントアウトなどを行なうことができる。
ここで、通常のデータ通信においては、データ供給元装置によるRTS信号の送信とデータ提供先装置によるCTS信号の返信など、所定の手順を経てデータ送信が開始される。RTS/CTS方式では、データ送信元の通信局が送信要求パケットRTS(Request To Send)を送信し、データ送信先の通信局から確認通知パケットCTS(Clear To Send)を受信したことに応答してデータ送信を開始する。そして、周辺の端末局はRTS又はCTSのうち少なくとも一方を受信すると、RTS/CTS手続に基づくデータ伝送が行なわれると予想される期間だけ自局の送信停止期間を設定することにより、衝突を回避することができる。RTS/CTS手順によれば、CSMA方式のようなランダムなアクセス制御を行なう際に、いわゆる隠れ端末問題を好適に回避することができる。
これに対し、反射波伝送方式では、デジタル・カメラなどに内蔵される反射器がデータ送信元となるが、無変調キャリアに対する変調反射波によりデータ伝送を行なうものであり、RTS信号などの送信開始を示すデータの送信手段を持たない。このため、TVなどのデータ送信先装置の反射波読み取り器は反射波の生成に必要な無変調キャリアを常に送信しなければならない。ところが、このような無変調キャリアの常態的な送信動作は、データ伝送を実際に行なわないときには無駄の多い待機電力であるとともに、他の無線通信システムへの妨害波にもなる。とりわけ2.4GHz帯を使用する反射波伝送システムにおいては、通常の無線LANの使用周波数帯と重なることから、近接システムへの影響が懸念される。
また、無線ネットワークを構築する際に、少なくとも一部の通信局がビーコンと呼ばれる制御信号を送信し、このビーコンを受信可能な通信局は近隣に他局が存在することを認識し、互いの同期協調動作を確立する、という手法が広く採り入れられている。例えば、IEEE802.11におけるネットワーキングのインフラストラクチャ・モードでは、アクセス・ポイントは適当な時間間隔でビーコンと呼ばれる制御信号を送信し、このビーコンを受信可能である移動局はアクセス・ポイントが近隣に存在することを認識し、さらにアクセス・ポイントとの間でコネクション確立を行なう。
反射波伝送システムにおいて、ビーコン信号の報知に基づくネットワーク構築の手法を採り入れた場合、例えば、アクセス・ポイントとして動作する反射波読み取り器側からASK変調したビーコン信号を送信し、端末局として動作する反射器に対し接続のトリガを与えることができる。
端末としての反射器側では、ビーコン受信により反射波読み取り装置と一旦接続が確立すれば、その後は無変調キャリアの受信により給電され、反射波伝送動作が可能となる。ところが、反射器はビーコン信号を受信し、アクセス・ポイントを発見し接続を完了するまでは、接続相手を探索するために常に受信動作をしておく必要がある。この場合、反射器側での待機電力は過大となり、非常に非効率的である。
International Standard ISO/IEC 8802−11:1999(E) ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Edition, Part11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) Specifications ETSI Standard ETSI TS 101 761−1 51.3.1 Broadband Radio Access Networks(BRAN); HIPERLAN Type 2; Data Link Control(DLC) Layer; Part1: Basic Data Transport Functions ETSI TS 101 761−2 V1.3.1 Broadband Radio Access Networks(BRAN); HIPERLAN Type 2; Data Link Control(DLC) Layer; Part2: Radio Link Control(RLC) sublayer 特願2003−291809号明細書
本発明の目的は、反射器と反射波読み取り器間における反射波伝送の消費電力を低減することができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、反射波伝送時に反射器が反射波読み取り器との接続を完了するまでの待機電力を低減することができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、反射波読み取り器側からの無変調キャリアの送信と、反射器側における伝送データに応じた反射波の変調により反射波伝送を行なう無線通信システムであって、前記反射波読み取り器と前記反射器間で接続が確立する前に、前記反射波読み取り器は、所定時間だけ無変調キャリアを送信することを特徴とする無線通信システムである。ここで、前記反射波読み取り器は、制御用のビーコン信号を間欠送信するが、所定時間だけ無変調キャリアを送信した後にビーコン信号を送信するようにする。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
本発明に係る無線伝送システムは、比較的近距離に限定される機器間で送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において、低消費電力化を実現することを目的とするものであり、RFIDで用いられるバック・スキャッタ方式に基づく反射波の変調を利用して無線伝送を行なう。RFIDシステム自体は、超近距離でのみ適用可能な無線通信手段の一例として当業界において広く知られている。
ここで、反射波伝送方式では、無変調キャリアに対する変調反射波によりデータ伝送を行なうことから、反射器側がデータ送信元となる場合には、送信開始を示すデータの送信手段を持たない、という問題がある。また、データ送信先となる反射波読み取り器が反射波の生成に必要な無変調キャリアを常に送信した場合、待機電力の無駄が多くなるとともに、近接システムへの妨害波を発生するおそれがある。
そこで、本発明では、データ送信先となる反射波読み取り器は、反射器と接続が確立する前に、所定時間だけ無変調キャリアを送信するようにする。具体的には、所定時間だけ無変調キャリアを送信した後に、ビーコン信号を送信する。これに対し、データ送信元である反射器側では、例えば受信したビーコン信号に含まれる識別符号の照合を行ない、照合結果が正しければ反射波伝送によるデータ通信を開始する。
このような場合、反射器側からデータ送信を開始できるようにするために、反射波読み取り器は、無変調キャリアを付随したビーコン信号を間欠的に送るだけでよいので、反射波の生成に必要な無変調信号を常に送信する場合に比べて待機電力を大幅に削減することができるとともに、他の無線通信システムへの妨害の影響を低減することができる。
そして、データ送信元である反射器側では、ビーコン信号に含まれる識別符号を参照してデータ送信先装置を照合し、正しい照合結果が得られた場合には、ビーコン信号に含まれる無変調信号に変調をかけて反射波としてデータを伝送する。
また、通信端末としての反射器側では、ビーコン受信により反射波読み取り装置と一旦接続が確立すれば、その後は無変調キャリアの受信により給電され、反射波伝送による低消費電力のデータ伝送動作が可能となるが、反射波読み取り器との接続が完了するまでは受信動作を継続しなければならず、非常に非効率的である。
そこで、前記反射器は、前記反射波読み取り器から受信される無変調キャリアを用いて給電する給電手段をさらに備えるようにする。この給電手段は、例えば、受信した無変調キャリアを整流するダイオード及び整流された電流を基に電荷を蓄積するキャパシタで構成することができる。
この場合、反射器は、バッテリなどの通常電源に加え、キャパシタなどの給電手段を駆動電源に持つことができる。前記反射器と前記反射波読み取り器の接続が確立する前は、前記給電手段を駆動電源に切り替えることによって、待機期間における通常電源の消耗を回避することができる。そして、無変調キャリアを受信するとキャパシタに給電され、動作が可能となり接続が確立する。接続が確立した後は、通常電源に切り替え、安定した電源により通信動作を実行することができるようになる。
本発明によれば、反射器と反射波読み取り器間における反射波伝送の消費電力を低減することができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、反射波伝送時に反射器が反射波読み取り器との接続を完了するまでの待機電力を低減することができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することができる。
本発明によれば、高速反射波通信システムにおいて、通信端末としての反射器が通信ホストとしての反射波読み取り器へ接続するまでに使用される電源を、通信ホストから受ける無変調キャリアにより補うことができる。これにより、周囲に通信ホストが存在しなかった場合など、接続されていないにも拘らず、電力を無駄遣いしているという状態を回避することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、比較的近距離に限定される機器間で送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において、低消費電力の通信動作により、電化製品などの機器制御、画像などの大容量データ伝送、並びに相互通信を実現することを目的とするものであり、RFIDで用いられるバック・スキャッタ方式に基づく反射波を利用して無線伝送を行なうものである。
RFIDシステム自体は、局所でのみ適用可能な無線通信手段の一例として当業界において広く知られている。タグとリーダライタの間の通信方法には、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などが挙げられる。本発明は、このうち、2.4GHz帯などのマイクロ波を用いた電波通信方式に関連する。
図1には、バック・スキャッタ方式のデータ伝送を行なう反射波伝送システムの構成例を示している。同図に示すように、反射波伝送システムは、反射器100と反射波読み取り器110で構成される。
反射波読み取り器110側からは、無変調キャリアが送出される。反射器100は、伝送データに基づき、受信した無変調キャリアに変調をかけた反射波を生成する。一方、反射波読み取り器110は、反射器100からの反射波を受信し、データに復調する。
反射器100は、指向性アンテナ101と、無線部102と、通信制御部103と、端末インターフェース部104で構成される。無線部102は、バンドパス・フィルタ102aと、ASK検波部102bと、指向性アンテナ101の終端のオン/オフを操作するアンテナ・スイッチ102cと、アンテナ負荷102dで構成される。端末インターフェース部104には、例えば、デジタル・カメラや、ビデオ・カメラ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型音楽再生装置など、伝送データの供給元となるモバイル系の端末機器105が接続されている。
通信制御部103は、端末インターフェース部104を介して接続されている端末機器105から送られてきた送信データ列をパケット化し、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号を付加して、無線部102に送る。無線部102は、通信制御部103から送られてきたデータに基づき、指向性アンテナ101で受信した無変調キャリアに対し、アンテナの負荷インピーダンスの操作に基づいて変調をかけ、反射波を指向性アンテナ101から送信する。
例えば、データが1のときはアンテナ・スイッチ102cをオンに、データが0のときオフとする。アンテナ・スイッチ102cがオンのときは、アンテナ101は例えば50Ωのアンテナ負荷102dで終端され、オフのときは、アンテナ101はオープンとなる。この動作は、反射波読み取り器から到来する無変調キャリアに対して、オンのときは終端、オフのときは反射の振る舞いをする。したがって、データは、アンテナ・スイッチ102cのオン/オフ操作に伴うアンテナ負荷インピーダンスの変動によって生じる無変調キャリアの反射波として変調され送信されることになる。
アンテナ・スイッチ102cは一般的にガリウム砒素のICで構成され、その消費電力は数10μW以下である。したがって、上述した通信方式によれば、超低消費の無線画像伝送を実現することができる。
また、バンドパス・フィルタ102a、ASK検波部102bは、反射波読み取り器からのASK変調されたACK又はNACKなどの送達確認信号の受信時に用いる。バンドパス・フィルタ102aは、2.4GHz帯の周波数を通過させ、他の周波数帯を減衰する。そして、ASK検波された受信データは通信制御部103へ送られる。
通信制御部103では、受信したACK又はNACKパケットのCRC判定を行なう。そして、受信したACK又はNACKパケットが正しかった場合、ACKであれば次の送信データ・パケットを送信する。また、受信したパケットがNACKであった場合や、CRC判定の結果、ACK又はNACKパケットに誤りがあった場合、あるいはACK又はNACKパケットを受信できなかった場合には、前に送った送信データ・パケットを送信し直す。
送達確認を行なう場合に必要なASK検波部102bの消費電力は30mW以下で実現することができる。したがって、データ伝送を行なうときの平均電力としては、送達確認方式の場合で10mW以下、一方向伝送では数10μWでデータ伝送が可能である。これは、一般的な無線LANの平均消費電力と比較すると、圧倒的な性能差である。
なお、バンドパス・フィルタ102a、ASK検波部102bの2つのブロックは、伝送の送達確認を行なわない一方向の伝送であれば不要となる。一方、送達確認が行なわれる場合、その制御は、通信制御部103で行なわれる。
反射波読み取り器110は、指向性アンテナ111と、無線部112と、通信制御部113と、ホスト・インターフェース部114で構成される。ホスト・インターフェース部114には、テレビ、モニタ、プリンタ、PC、VTR、DVDプレイヤーを始めとする据え置き型の家電製品などの、反射器100からの受信データを処理又は再生出力するホスト機器115に接続されている。
無線部112は、サーキュレータ120と、受信部130と、送信部140と、周波数シンセサイザ150で構成される。さらに、受信部130は、直交検波部131とAGCアンプ132で構成され、送信部140は、ミキサ141とパワー・アンプ142で構成される。送信部140では、無変調キャリアを生成し、指向性アンテナ111ら送信する機能を備えている。また、受信部130は、指向性アンテナ111から受信した反射波を検波・復調する受信機能を備えている。無線部112は、受信したデータを通信制御部113に送る。
無変調キャリアを送信するためには、通信制御部113からミキサ141に対してある直流電圧を与えることにより実現される。送信する無変調キャリアの周波数は、通信制御部113から制御される周波数シンセサイザ150の周波数で決まる。本実施形態では、2.4GHz帯を用いている。ミキサ141から出力される無変調キャリアは、パワー・アンプ142にて所定のレベルまで増幅され、サーキュレータ112経由でアンテナ111より送出される。
反射器100からの反射波は、無変調キャリアの送信周波数と同じである。この反射波は、アンテナ111で受信され、サーキュレータ112経由で受信部130に入力される。直交検波部131には、送信と同じローカル周波数が入力されるため、直交検波部131の出力には、反射器100側で掛けられたASK変調波が現れることになる。 但し、受信した信号はローカル信号と位相が異なるため、I軸信号とQ軸信号には、その位相差に応じた変調信号が現われる。
AGCアンプ部132では、最適値にゲインを制御され、その出力信号は、通信制御部113に渡される。
通信制御部113では、I軸及びQ軸の各信号よりデジタル・データへの復調を行なう。そして、受信データ・パケットに付加されたCRC符号によってパケットの正誤判定を行ない、正しいと判断された受信データのみ、ホスト・インターフェース部114を介してホスト機器115に送る。
また、通信制御部113は、CRC判定の結果、受信データ・パケットが正しかった場合には肯定応答のACK(Acknowledgement)パケットを、誤っていた場合には否定応答のNACK(Negative Acknowledgement)パケットをそれぞれ生成し、生成したACK又はNACKパケットにCRC符号を付加して無線部112に渡す。無線部112は、通信制御部113から受けたデータにASK変調をかけ、指向性アンテナ111から送信する。
なお、反射波伝送システムでは、一般に、ASK(Amplitude Shift Keying)やBPSK(Binary Phase Shift Keying)などの比較的ビットレートの低い変調方式が採用されている。例えば、反射器側で指向性アンテナの終端のオン/オフ操作などの負荷インピーダンスを操作することによって信号空間上に0、1の信号を配置することができBPSK変調を簡易に実現することができる。但し、これらの変調方式では伝送速度の面で問題がある。これに対し、例えば、反射器側で反射波が往復する信号路上で位相差を与えることによって、QPSKや8相PSK変調など、より高いビットレートの変調方式を実現することができる。この点の詳細については後述に譲る。
ここで、反射波伝送方式では、無変調キャリアに対する変調反射波によりデータ伝送を行なうことから、反射器側がデータ送信元となる場合には、送信開始を示すデータの送信手段を持たない、という問題がある。また、データ送信先となる反射波読み取り器が反射波の生成に必要な無変調キャリアを常に送信した場合、待機電力の無駄が多くなるとともに、近接システムへの妨害波を発生するおそれがある。
そこで、本発明の1つの実施形態では、データ送信先となる反射波読み取り器は、無変調キャリアを伴ったビーコン信号を間欠的に送信するようにした。この場合、データ送信元である反射器側では、例えば受信したビーコン信号に含まれる識別符号の照合を行ない、照合結果が正しければ反射波伝送によるデータ通信を開始することができる。
このような場合、反射器側からデータ送信を開始できるようにするために、反射波読み取り器は、無変調キャリアを付随したビーコン信号を間欠的に送るだけでよいので、反射波の生成に必要な無変調信号を常に送信する場合に比べて待機電力を大幅に削減することができるとともに、他の無線通信システムへの妨害の影響を低減することができる。そして、データ送信元である反射器側では、ビーコン信号に含まれる識別符号を参照してデータ送信先装置を照合し、正しい照合結果が得られた場合には、ビーコン信号に含まれる無変調信号に変調をかけて反射波としてデータを伝送する。
図2には、本発明の実施形態に係る反射波伝送システムの構成例を示している。図示のシステムは、ホスト機器212と、ビーコン信号を送信する通信ホストとしての反射波読み取り器200と、反射波読み取り器200からの無変調キャリアを受信し反射波の変調によりデータ伝送を行なう通信端末としての反射器213と、通信端末に接続された端末機器220で構成される。例えば、ホスト機器212として、テレビ、モニタ、プリンタ、PC、VTR、DVDプレイヤーを始めとする据え置き型の家電製品などの、反射器213からの受信データを処理又は再生出力する装置が接続されている。また、端末機器220として、デジタル・カメラや、ビデオ・カメラ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型音楽再生装置など、伝送データの供給元となるモバイル系の端末機器が接続されている。
まず、ホスト側について説明する。参照番号200が通信ホスト・モジュール、参照番号212がホスト機器である。本実施形態では、通信端末213からのデータは変調された反射波という形態で伝送されるため、通信ホスト・モジュール200からは、反射波を作り出すための無変調のキャリアを送信する必要がある。
通信ホスト・モジュール200は、アンテナ201と、サーキュレータ202と、受信部203と、送信部206と、周波数シンセサイザ209と、通信制御部210と、ホスト・インターフェース部211で構成される。通信ホスト・モジュール200とホスト機器212間では、ホスト・インターフェース部211を介して、制御信号やデータ信号の送受信を行なう。さらに、受信部203は、直交検波部204とAGCアンプ205で構成される。また、送信部206は、ミキサ208とパワー・アンプ207で構成される。
通信ホスト・モジュール200から無変調キャリアを送信するためには、通信制御部210からミキサ208に対してある直流電圧を与えることにより実現される。送信する無変調キャリアの周波数は、通信制御部210から制御される周波数シンセサイザの周波数で決まる。本実施形態では、2.4GHz帯を用いている。ミキサ208出力の無変調キャリアは、パワー・アンプ207にて所定のレベルまで増幅され、サーキュレータ202経由でアンテナ201より送出される。
本実施形態では、通信端末からの反射波は、通信ホスト・モジュール200から送信される周波数と同じとしている。なお、反射波を別の周波数にシフトする方式も考案されているが(例えば、本出願人に既に譲渡されている特願2004−140580号明細書を参照のこと)、本発明は端末側の起動時の低消費電力化を目的としているため、本明細書ではこの点については説明しない。
送信した無変調キャリアに対する反射波は、アンテナ201で受信され、サーキュレータ202経由で受信部203に入力される。直交検波部204には、送信と同じローカル周波数が入力されるため、直交検波部204の出力には、通信端末213で掛けられたASK変調波、又はQPSK変調波(後述)が現れることになる。 但し、受信した信号はローカル信号と位相が異なるため、IとQには、その位相差に応じた変調信号が現われる。そして、AGCアンプ部205では最適値にゲインを制御され、その出力信号は、通信制御部210に渡される。
通信制御部210では、2つのI/Q信号よりデジタル・データへの復調を行ない、正しいデータはホスト・インターフェース部211経由でホスト機器212に転送される。
通信端末213からのデータの送達確認を行なう場合、通信制御部210は、受信したパケット・データが正しければ肯定応答のACK(Acknowledgement)、違っていれば否定応答のNACK(Negative Acknowledgement)のデジタル・データとしてミキサ208に転送し、ASK変調をかける。データの正誤は、例えばデータ・パケットに付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)符号に基づいて判断する。
次に端末側について説明する。参照番号213が通信端末モジュール、参照番号226が端末機器になる。
通信端末モジュール213は、アンテナ214と、アンテナ・スイッチ215と、アンテナ負荷216と、バンドパス・フィルタ217と、ASK検波部218と、キャパシタ219と、整流用ダイオード220と、電源切替スイッチ221と、通常電源222と、通信制御部223と、ビーコン検出部224と、端末インターフェース部225とで構成される。本実施形態では、周波数として2.4GHz帯を用いる(同上)。
データ転送を行なう場合、通信制御部223は、端末インターフェース部225より端末機器226からのデータを受け取り、アンテナ214に接続されたアンテナ・スイッチ215のオン/オフ操作を行なう。例えば、データ=1のときはオン、データ=0のときはオフとする。オンのときにアンテナ214は50Ωのアンテナ負荷216で終端されるのに対し、オフのときにアンテナ214はオープンとなる。
このようなアンテナ・スイッチ215の動作は、通信ホストから送信される電波に対して、オンのときは終端され、オフのときは反射の振る舞いをする。したがって、送信データは、基本的にアンテナ・スイッチ215のオン/オフ操作してアンテナ負荷インピーダンスを変動させることによって、転送先からの無変調キャリアに対する反射波に変調処理を施し、送信されることになる。なお、アンテナ・スイッチ215の構成などによってASK変調波又はQPSK変調波を作ることが可能である(後述)。
アンテナ・スイッチ215は一般的にガリウム砒素のICで構成され、その消費電力は数10μW以下である。したがって、反射波伝送システムによれば超低消費のデータ伝送が実現できる。
バンドパス・フィルタ217、ASK検波部218は、通信ホストからASK変調された送達確認信号やビーコン信号などの制御信号、及びデータ信号の受信時に用いられる。通信ホストから受け取ったデータは、通信制御部223で解析され、通信プロトコルに従った動作を行なう。
以上が本実施形態に係る反射波伝送システムにおける通信端末の構成、並びに送信及び受信動作の概略である。本実施形態では、このような基本的動作に加え、通信端末モジュール213の起動時(通信開始時)において、低消費電力化を実現するための動作を備えている。
通信端末モジュール213は、駆動電源として、通常電源222とキャパシタ219に蓄積されている電荷を利用することができる。例えばデータ転送先から無変調キャリアを受信したとき、整流用ダイオード220により整流して、キャパシタ219に給電することができる。電源切替スイッチ221は、反射波伝送システムにおけるデータ伝送シーケンスの段階に応じて電源を切り替えることで、通信端末モジュール213の低消費電力動作を実現する。以下、通信端末の低消費電力動作の詳細について、図3を参照しながら説明する。
通常、通信端末モジュール213は、通信ホスト・モジュール200が、間欠的に送信するビーコン信号302により、接続先の通信ホストを認識して接続を開始する。
ここで、図3に示すように、無変調キャリア301が送信されている給電期間300のように、ビーコン信号を送信する前の一定期間、無変調キャリアを送信する。
このタイミングでは、通信端末モジュール213は、まだ通信ホスト・モジュール200に接続されておらず、電源切替スイッチ221はキャパシタ219側に向いている。この状態のとき、ASK検波部218の電源はキャパシタ219につながっているため、キャパシタ219が給電されていない状態では動作しない。
本実施形態では、ASK検波部218以外の電源は、電源切替スイッチ221を経由せず、直接通常電源に接続されているものとしている。但し、キャパシタ219の容量及び、無変調キャリアの送信電力、送信時間の設定によっては、すべてに電源切替スイッチ221経由でキャパシタ221から電源を供給することは原理的には可能である。
ビーコン信号受信前の無変調キャリア301を受けている間、電源切替スイッチ221がキャパシタ219側に向いているので、この無変調キャリア301の電力を用いてキャパシタ219に給電される。本実施形態では、整流用ダイオード220には、高周波特性に優れたショットキーバリア・ダイオードを用いている。
キャパシタ219に充分電力が供給され、ASK検波部218が動作可能になっている状態において、ビーコン信号302を受信し、通信制御部223内のビーコン検出部224により正しくビーコン信号が受信できたかどうかを確認する。そして、正しくビーコン信号が受信できたことが確認されたことに応答して、参照番号303で示すように、ビーコン検出部224は電源切替スイッチ221を通常電源側に向ける。
この電源切替操作により、参照番号304で示される、以降の無変調キャリア・制御信号ASKのやりとりを行なう反射伝送期間305では、安定した電源を供給するようになる。
そして、端末を切断し、データ伝送が終了した際306には、通信制御部223は電源切替スイッチ221をキャパシタ219側に戻し、次の接続に備える。
なお、反射波伝送システムでは、一般に、ASKやBPSKなどの変調方式が採用されている。例えば、反射器側で指向性アンテナの負荷インピーダンス(アンテナ終端のオン/オフ)を操作することで信号空間上に0、1の信号を配置し、BPSK変調を簡易に実現することができる。ところが、これらの変調方式では伝送速度の面で問題がある。これに対し、反射器側において、アンテナの終端処理などの負荷インピーダンスの操作に加え、反射波が往復する信号路上で位相差を与えることによって、QPSKや8相PSK変調など、より高いビットレートの変調方式を実現することができる。
図4には、反射器側において、QPSK変調方式を実現する無線部の構成例を示している。図示の無線部は、アンテナ11と、アンテナ11に直列に接続された3つの位相器12、13、14と、アンテナ11と位相器12の間、位相器12と13の間、及び位相器13と14の間にそれぞれ接続された高周波スイッチ15、16、17によって構成される。
位相器12、13、14は、受信電波18の波長λに対し、λ/8となるようなストリップ・ラインなどの線路によって構成される。このとき、ストリップ・ラインの長さLは、基板の誘電率εを考慮して決定され、下式の通りとなる。但し、εeffは基板の実効誘電率である。
Figure 0004385858
また、基板上での信号の伝送速度は下式の通りとなる。但し、C0は光速である。
Figure 0004385858
また、受信電波が各位相器を通過するのに要する時間は下式の通りとなる。但し、Tは受信電波の周期である。
Figure 0004385858
ここで、受信電波18は、各位相器12、13、14を通過することで360/T×T/8だけ位相が回り、それぞれ片道で45度、往復で90度の相違を得る。各位相器12、13、14は、アンテナ11から直列的に接続されており、高周波スイッチ15、16、17のオン/オフの組み合わせにより短絡点が設けられる。したがって、到来した受信電波18は短絡点において反射するが、スイッチのオン/オフに応じて往復する信号路に相違を設けることで、反射波に対して4通りの位相差が与えられる。
高周波スイッチ15のみがオンとなるとき、受信電波の反射は図中1a点で起こる。また、高周波スイッチ16のみがオンとなるとき、受信電波の反射は図中1b点で起こるが、1a点での反射波の位相と比較すると、位相器12を経由しているので、位相は90度シフトすることになる。また、高周波スイッチ17のみがオンとなるとき、反射は図中1c点で起こるが、1a点での反射波の位相と比較すると位相器12と13を経由しているので、位相は180度シフトすることになる。また、すべての高周波スイッチ15〜17がオフとなるとき、反射は図中1d点で起こるが、1a点での反射波の位相と比較すると位相器12と13、14を経由しているので、位相は270度シフトすることになる。したがって、高周波スイッチ15、16、17を選択的にオンにすることにより、相互に90度ずつ位相の異なる4つの位相を有する反射波を作ることができる。
データ伝送を行なう場合、伝送データを2ビットずつに区切り、2ビットの0と1の組み合わせに応じた位相を割り当てることにより、QPSK変調を実現する。具体的には、送信データを2ビットずつに区切り、00のときは高周波スイッチ15のみをオンに、01のときは高周波スイッチ16のみをオンに、11のときは高周波スイッチ17のみをオンに、10のときはすべての高周波スイッチ15〜17をオフにするように動作する。
このようして、データ2ビットの値に従い、相互に90度ずつ位相の異なる4つの位相を有する反射波を作ることが可能で、信号空間上に(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の4点を配置することができるので、QPSK変調された反射波を作ることができる。
なお、本出願人に既に譲渡されている特願2003−352223号明細書には、QPSK変調処理を取り入れたバック・スキャッタ方式の通信システムについて開示されている。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、読取装置側からの無変調キャリアの送信と、送信装置側における伝送データにて反射波に変調を行なう反射波伝送システムを例にとって本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。反射波伝送以外のメディアを利用する他の無線通信システムであっても、通信相手からの受信電力に基づいて通信動作を行なう場合に、本発明を適用することにより、待機電力の浪費を好適に抑制することができるようになる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
図1は、バック・スキャッタ方式のデータ伝送を行なう反射波伝送システムの構成例を示した図である。 図2は、本発明の実施形態に係る反射波伝送システムの構成例を示した図である。 図3は、本発明に係る反射波伝送システムにおける低消費電力動作を説明するための図である。 図4は、反射波伝送システムにおいてQPSK変調方式を実現するための反射器側の無線部の構成例を示した図である。
符号の説明
200…通信ホスト・モジュール
201…アンテナ
202…サーキュレータ
203…受信部
204…直交検波部
205…AGCアンプ
206…送信部
207…パワー・アンプ
208…ミキサ
209…周波数シンセサイザ
210…通信制御部
211…ホスト・インターフェース部
212…ホスト機器
213…通信端末モジュール
214…アンテナ
215…アンテナ・スイッチ
216…アンテナ負荷
217…バンドパス・フィルタ
218…ASK変調部
219…キャパシタ
220…整流用ダイオード
221…電源切替スイッチ
222…通常電源
223…通信制御部
224…ビーコン検出部
225…端末インターフェース部
222…端末機器

Claims (12)

  1. 反射波読み取り器側からの無変調キャリアの送信と、反射器側における伝送データに応じた反射波の変調により反射波伝送を行なう無線通信システムであって、
    前記反射波読み取り器は、無変調キャリアを付随したビーコン信号を間欠的に送信し、前記反射器は、前記ビーコン信号に含まれる識別符号を参照して前記反射波読み取り器がデータ送信先装置であることを照合し、前記無変調キャリアに変調をかけて反射波としてデータを伝送する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記反射器は、前記反射波読み取り器から受信される無変調キャリアを用いて給電する給電手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記給電手段は、受信した無変調キャリアを整流するダイオード及び整流された電流を基に電荷を蓄積するキャパシタを備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記反射器は、通常電源と、前記通常電源と前記給電手段のいずれかを駆動電源に切り替える電源切替手段と、前記電源切替手段の切替動作を制御する電源切替制御手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 前記電源切替制御手段は、前記反射器と前記反射波読み取り器の接続が確立する前は、前記給電手段を駆動電源に切り替える、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記電源切替制御手段は、前記反射器と前記反射波読み取り器の接続が確立した後は、前記通常電源を駆動電源に切り替える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 送信電波に対する反射波の変調を利用した反射波通信を行なう無線通信装置であって、
    無変調キャリアを付随したビーコン信号を間欠的に送信するビーコン送信手段と、
    前記ビーコン信号に付随する前記無変調キャリアに対する反射波に乗せられたデータを受信するデータ受信手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  8. 受信電波に対する反射波の変調を利用した反射波通信を行なう無線通信装置であって、
    通信相手から間欠的に送信される無変調キャリアを付随したビーコン信号を受信するとともに、前記ビーコン信号に付随する前記無変調キャリアの反射波を伝送データに応じて変調して送出する通信手段と、
    前記ビーコン信号に付随する前記無変調キャリアを用いて給電する給電手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  9. 前記給電手段は、受信した無変調キャリアを整流するダイオード及び整流された電流を基に電荷を蓄積するキャパシタを備える、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 通常電源と、
    前記通常電源と前記給電手段のいずれかを駆動電源に切り替える電源切替手段と、
    前記電源切替手段の切替動作を制御する電源切替制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  11. 前記電源切替制御手段は、無変調キャリアを送信する通信相手との接続が確立する前は、前記給電手段を駆動電源に切り替える、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記電源切替制御手段は、無変調キャリアを送信する通信相手との接続が確立した後は、前記通常電源を駆動電源に切り替える、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
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