JP2007158730A - 無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信方法において、コンテンツの転送時間を短縮する。
【解決手段】読み取り機器が携帯機器のストレージへ直接アクセスする際、読み取り機器及び携帯機器は、図2(A)に示すレイヤ2データフレームを送受信する。読み取り機器は、携帯機器のストレージにアクセスする際、レイヤ2データフレームフォーマットのデータ部に図2(B)に示すコマンドパケットフォーマットを構成して送信する。携帯機器は、読み取り機器からのコマンドに応じて、レイヤ2データフレームフォーマットのデータ部に図2(C)に示すレスポンスパケットフォーマットを構成して送信する。
【選択図】図2
【解決手段】読み取り機器が携帯機器のストレージへ直接アクセスする際、読み取り機器及び携帯機器は、図2(A)に示すレイヤ2データフレームを送受信する。読み取り機器は、携帯機器のストレージにアクセスする際、レイヤ2データフレームフォーマットのデータ部に図2(B)に示すコマンドパケットフォーマットを構成して送信する。携帯機器は、読み取り機器からのコマンドに応じて、レイヤ2データフレームフォーマットのデータ部に図2(C)に示すレスポンスパケットフォーマットを構成して送信する。
【選択図】図2
Description
本発明は、端末機器が有するコンテンツを情報処理装置に転送する無線通信方法に関する。
近年、携帯電話、デジタルカメラ、携帯型オーディオ再生機器等、多くの携帯型電子機器は、例えばHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリといった大容量メモリを搭載してコンテンツの書き込み及び/又は読み出しを行う。これにより、ユーザは、独自に収集したコンテンツを携帯型電子機器内に保持し、必要に応じて、これらのコンテンツを携帯型電子機器から例えばPC(Personal Computer)、テレビジョン、プリンタ等、コンテンツ読み取り用の電子機器へ移動させることができる。
携帯型電子機器内のコンテンツをコンテンツ読み取り用の電子機器に移動する際には、携帯型電子機器とコンテンツ読み出し用の電子機器とをUSB(Universal Serial Bus)等の有線ケーブルで接続するのが一般的である。
しかし、このように有線ケーブルを用いる場合、設置場所が限定される上、接点の磨耗、形状の制限等の問題がある。
そこで、現在では、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11(例えば、非特許文献1参照。)に代表される無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth等の無線通信方式が、携帯情報端末、デジタルカメラ、携帯型オーディオ再生機器等に用いられることが多い。
一方、コンテンツファイルの転送には、FTP(File Transfer Protocol)に代表されるファイル転送プロトコルを用いるのが一般的である。このFTPは、インターネット上でファイルの交換を行うためのプロトコルであり、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)層の上位に位置づけられている。
International Standard ISO/IEC 8802-11:1999(E) ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Edition, Part 11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) Specifications
ところが、このプロトコルを用いるためには、携帯機器側もTCP/IP,FTPまでのプロトコルを積み上げて実装する必要がある。この場合、プロトコルのオーバヘッドが増大し、実効伝送速度は半分以下に低下してしまうといった問題が生じてくる。
携帯型電子機器の高性能化により益々コンテンツのサイズが大きくなる中で、コンテンツをより短時間でスムーズに伝送したいという要求が強くなっているが、プロトコルの積み上げによるコンテンツファイルの転送では、これらの要求に対応できなくなりつつある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、携帯型電子機器内のコンテンツ及び/又はコンテンツファイルの伝送時間をより短縮することが可能な無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る無線通信方法は、無線通信を介して携帯機器のデータを読み取り機能を有する情報処理装置に転送する無線通信方法であって、上記情報処理装置は、上記携帯機器が備えるストレージに直接アクセスするコマンドを送信し、上記コマンドが送信された上記携帯機器は、当該コマンドに基づいて当該ストレージに記憶されたデータを読み出し、上記情報処理装置は、上記ストレージから読み出されたデータを受信し、当該情報処理装置が備えるキャッシュメモリに当該データを記憶する。
本発明によれば、情報処理装置により、端末機器のストレージに直接アクセスするためのコマンドが送信された端末機器は、コマンドに基づいてストレージ内のデータを読み出し、情報処理装置は、ストレージから読み出されたデータをメモリ内にこのデータを保持することにより、無線通信システムにおけるデータの転送時間をより短縮することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した一実施形態における無線通信システムは、RFID(Radio Frequency Identification)で採用されているバックスキャッタ方式に基づく反射波を利用している。
一般的に、反射波を利用した無線反射波通信システムは、変調処理を施した反射波によりデータを送信する反射器と、反射器からの反射波よりデータを読み取る反射波読み取り器とで構成される。反射波読み取り器は、通信時に無変調キャリアを送信する。この無変調キャリアを受信した反射器は、例えば、アンテナの終端のオン/オフ等の負荷インピーダンス操作を用い、無変調キャリアに対して変調処理を施し反射波を送信する。反射波読み取り器は、反射波を受信すると復調及び復号処理を行って伝送データを取得する。
図1に示すように、本発明を適用した一実施形態における無線反射波通信システム100は、反射波読み取り器110及びこれに接続される情報処理機能を有するホスト機器130を備えた上記情報処理装置としての読み取り機器101と、反射器150及びこれに接続される端末機器170を備えた携帯機器102とで構成される。
ホスト機器130が有するファイルシステムが一回に取得するデータ量を基準取得単位とし、ここでは、この基準取得単位をセクタとする。
読み取り機器101は、携帯機器102が備えるストレージ171に複数セクタのデータを直接アクセスするコマンドを送信し、このコマンドが送信された携帯機器102は、このコマンドに基づいてストレージ171に記憶された複数セクタのデータを読み出し、読み取り機器101は、ストレージ171から読み出された複数セクタのデータを受信し、ホスト機器130が備えるキャッシュメモリにこの複数セクタのデータを記憶する。
また、反射波読み取り機器110は、ホスト機器が有するファイルシステムより取得要求されているデータのアドレスより先のアドレスのコマンドを携帯機器102に送信し、携帯機器102は、送信されたコマンドに従って、ストレージ171から先のアドレスのデータを読み出す。
無線反射波通信システム100では、このようなキャッシュ機能及び多段先読み機能を用いて、例えばコンテンツファイルといったデータの転送時間を短縮させる。
ホスト機器130は、例えば、テレビジョン、プリンタ、PC(Personal Computer)、VTR(Videotape Recorder)、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、オーディオプレーヤ等、据え置き型の家庭用電子機器又は情報処理装置が挙げられる。
端末機器170は、例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型オーディオ再生機器等、コンテンツの書き込み及び/又は読み出しが可能な携帯型電子機器である。
反射器150は、アンテナ151A、アンテナスイッチ151B、及びアンテナ負荷151Cを備えた送受信部151と、バンドパスフィルタ(BPF)152と、ASK(Amplitude Shift Keying)検波部153と、制御部154と、端末インターフェース(I/F)部155とで構成される。なお、制御部154は、図11と共に後述するように、ページセクタバッファ154A、ストレージアクセス制御部154B、通信制御部154C、送信バッファ154D、受信バッファ154E、送信制御部154F、及び受信制御部154Gを備えているが、図1を用いた説明では、通信制御部154Cのみについて述べる。
本発明を適用した一実施形態において、無線電波の周波数は、ISM(Industrial Scientific Medical)バンドと呼ばれる2.4GHz帯を用いる。
端末機器170で収集されたコンテンツが転送される際、制御部154は、端末インターフェース(I/F)部155を介して端末機器170が備えるストレージ171からコンテンツを受信すると、このコンテンツのデータのビットイメージに従って、アンテナ151Aに接続されたアンテナスイッチ151Bのオン及び/又はオフ動作を行う。制御部154は、例えば、データが1の場合、アンテナスイッチ151Bをオンにし、データが0の場合、アンテナスイッチ151Bをオフにする。
アンテナ151Aは、アンテナスイッチ151Bがオンの場合、50Ωのアンテナ負荷151Cで終端され、オフの場合、オープンとなる。このように、アンテナ151Aが、反射波読み取り機器110が備えるアンテナ111Aより送信される電波に対して終端及び/又は反射の振る舞いをすると、反射波読み取り器110は、送信電波に対する反射波の有無を検出することによってコンテンツを読み取ることができる。すなわちコンテンツは、アンテナスイッチ151Bのオン及び/又はオフ動作に伴うアンテナ負荷インピーダンスの変動により生じる反射波読み取り機器110からの電波の反射波として送信される。
反射器150からの反射波信号は、ASK変調波と等価であり、比較的ビットレートが低い。バックスキャッタ方式では、ASK変調方式以外に、PSK(Phase Shift Keying)変調方式、又は、FSK(Frequency Shift Keying)変調方式を適用することが可能である。例えば、位相差が異なる複数の反射路を設け、伝送データに応じて反射路をスイッチングすることにより、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8相PSK等、より高いビットレートの位相変調方式を実現することができる。
アンテナスイッチ151Bは、一般的に、ガリウム砒素のIC(Integrated Circuit)で構成され、その消費電力は数10μW以下である。
BPF152及びASK検波部153は、転送先である反射波読み取り器110よりASK変調された送達確認信号を受信するために必要とされるが、伝送の送達確認を行わない一方向の伝送であれば不要である。送達確認が行われる場合、その制御は、制御部154で行われる。BPF152は、2.4GHz帯の周波数を通過させ、他の周波数帯を減衰させる。
送達確認を行う場合に必要なASK検波部153の消費電力は30mW以下で実現できる。したがって、図1に示す無線反射波通信システム100においてコンテンツの伝送を行うときの平均電力は、送達確認を行う場合では10mW以下、また、一方向の伝送では数10μWであり、一般的な無線LANの平均消費電力と比べても非常に低値である。
本発明を適用した一実施形態では、携帯機器102は、コンテンツを反射波により伝送する。このため、読み取り機器101からは、反射波を生成するための無変調キャリアを送信する必要がある。
反射波読み取り機器110は、送受信部111と、制御部113と、ホストインターフェース(I/F)部115とで構成される。
送受信部111は、2.4GHz帯のアンテナ111Aと、受信部111Bと、送信部111Eと、サーキュレータ111Hと、周波数シンセサイザ111Iとを備えている。
受信部111Bは、直交検波部111Cと、AGCアンプ111Dとを備えており、また、送信部111Eは、パワーアンプ111Fと、ミキサ111Gとを備えている。
制御部113は、図4と共に後述するように、送信バッファ113Aと、受信バッファ113Bと、通信制御部113Cと、送信制御部113Dと、受信制御部113Eと、電界強度検出部113Fとを備えているが、図1を用いた説明では、通信制御部113Cのみについて述べる。
制御部113は、受信部111B及び送信部111Eにおける反射波通信動作を制御するとともに、ホストインターフェース(I/F)部115を介してホスト機器130との間で一連のデータの送受信を行う。
制御部113がミキサ111Gに対してある直流電圧を与えることにより、送信部111Eは、無変調キャリアを送信する。この際、送信する無変調キャリアの周波数は、制御部113に制御される周波数シンセサイザ111Iの周波数で決まるが、本発明を適用した一実施形態では、ISMと呼ばれる2.4GHz帯を用いている。ミキサ111Gから出力される無変調キャリアは、パワーアンプ111Fにより所定のレベルまで増幅され、サーキュレータ111Hを介してアンテナ111Aより送信される。
反射波読み取り機器110から受信した無変調キャリアに対して反射器150が送信する変調反射波信号の周波数は、無変調キャリアの周波数と同じ値である。
この変調反射波信号は、アンテナ111Aで受信され、サーキュレータ111Hを介して受信部111Bに供給される。直交検波部111Cには、送信時と同じローカル周波数が入力されるため、直交検波部111Cでは、反射器150で掛けられたASK変調波(若しくはPSK変調波)が検出されることになる。但し、受信した信号はローカル信号と位相が異なるため、I軸信号とQ軸信号とは、その位相差に応じた変調信号となる。
AGCアンプ部111Dは、I軸信号及びQ軸信号における最適値のゲインを制御し、このゲインが制御されたI軸信号及びQ軸信号を制御部113に供給する。
制御部113は、I軸信号及びQ軸信号について、それぞれデジタルデータへの復調を行う。デジタルデータがホストインターフェース(I/F)部115を介してホスト機器130に送信されると、ホスト機器130は、デジタルデータを復号してコンテンツを出力する。
端末機器170からのデータの送達確認を行う場合、制御部113は、受信したパケットデータが正しければ肯定応答のACK(Acknowledgement)を、また、受信したパケットデータが誤っていれば否定応答のNACK(Negative Acknowledgement)をデジタルデータとしてミキサ111Gに転送し、ASK変調を掛ける。データの正誤は、後述するレイヤ2データフレームフォーマットに付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)符号で判断する。
このような構成を備える無線反射波通信システム100では、コンテンツを超低消費電力で伝送することが可能である。
次に、読み取り機器101が、携帯機器102が備えるストレージ171へ直接アクセスする際に送受信されるデータフレームのフォーマットについて説明する。
読み取り機器101が、携帯機器102が備えるストレージ171へ直接アクセスする際、読み取り機器101及び携帯機器102は、図2(A)に示すレイヤ2データフレームを送受信する。
レイヤ2データフレームは、プリアンブル部と、ユニークワードと、フレームヘッダとから構成されるヘッダ部に、データ部が続き、その後方に当該フレームの誤り訂正用のCRCとRS(Reed Solomon)とが付加されている。データ部は、データヘッドと、データペイロードとから構成されている。このレイヤ2データフレームフォーマットを表1に示す。
読み取り機器101は、携帯機器102が備えるストレージ171にアクセスする際、レイヤ2データフレームフォーマットのデータ部に図2(B)に示すコマンドパケットフォーマットを構成して送信する。このコマンドパケットフォーマットを表2に示す。
携帯機器102は、読み取り機器101からのコマンドに応じて、レイヤ2データフレームフォーマットのデータ部に図2(C)に示すレスポンスパケットフォーマットを構成して送信する。このレスポンスパケットフォーマットを表3に示す。
ここで、読み取り機器101が、携帯機器102が備えるストレージ171に直接アクセスする際、通信状態の変化に応じて一回に読み出すコンテンツファイル量を制御し、読み出し速度を向上させる一例を示す。
通信状態が良好な場合は、図3(A)に示すように、例えば、4セクタリードコマンドといった、一回に多くのセクタ数のデータを要求するコマンドを送信し、4セクタで読み出されたデータをレスポンスとして送信することにより、効率的にデータを送信することができ、オーバーヘッドも少ない。
通信状態が悪い場合は、図3(B)に示すように、一回に図3(A)のように多くのセクタ数で読み出そうとしてもCRCエラーが発生するため、読み出しに時間が掛かってしまう。
このような問題を低減するために、図3(C)に示すように、例えば、2セクタリードコマンドといった、一回に少ないセクタ数のデータを要求するコマンドを送信し、2セクタで読み出されたデータをレスポンスとして送信することにより、読み出し速度を向上させることができる。
通信状態の変化は、一般的に、受信電波強度を監視したりパケットエラーレートを監視することにより検知することができる。なお、本実施形態では、電界強度検出部113Fが算出するRSSI(Received Signal Strength Indicator)値に基づいて通信状態を判断している。
次に、読み取り機器101が、携帯機器102が備えるストレージ171内のコンテンツファイルを取得するための処理動作について説明する。
図4は、読み取り機器101の機能ブロック図である。
反射波読み取り器110は、アンテナ111A、受信部111B、及び送信部111Eを備えた送受信部111と、送信バッファ113A、受信バッファ113B、通信制御部113C、送信制御部113D、受信制御部113E、及び電界強度検出部113Fからなる制御部113と、ホストインターフェース(I/F)部115とを備えている。
ホスト機器130は、RAM(Random Access Memory)131と、CPU(Central Processing Unit)132と、デバイスインターフェース(I/F)部133とを備えている。図5に示すように、RAM131には、上位アプリケーション11A、ファイルシステム11B、及び無線ディスクドライバ11Cを含むプログラムが記憶されて実行可能な状態で展開されている。
本発明を適用した一実施形態における無線反射波通信システム100は、キャッシュ機能及び多段先読み機能を用いて端末機器170が備えるストレージ171に記憶されたコンテンツファイルの伝送時間をより短縮するようにする。
図6は、読み取り機器101が、上記二つの機能を用いずに、端末機器170が備えるストレージ171に記憶されたコンテンツファイルを取得するための処理工程を示す図である。なお、ホスト機器130内におけるデータ処理は、CPU132が制御し、ホスト機器130と反射波読み取り機器110とのデータ通信は、デバイスインターフェース(I/F)部133及びホストインターフェース(I/F)部115を介して行われる。
ステップS1において、ファイルシステム11Bは、特定アドレスのセクタを読み出すように要求を出す。
ステップS2において、この要求を受けた無線ディスクドライバ11Cは、反射波読み取り器110に対して、データを1セクタで読み出すためのコマンドを送信するように要求する。
ステップS3及びステップS4において、反射波読み取り器110は、ASK変調方式を用いてデータフレームからなるコマンドを無線通信路に送信し、反射器150は、無線通信路からコマンドを受信する。
反射器150は、コマンド受信を終了すると、ステップS5において、コマンドを受信した旨を端末機器170に通知する。
ステップS6において、端末機器170は、ストレージ171にアクセスし、要求されたセクタのデータを読み出す。
ステップS7において、端末機器170は、反射器150にレスポンスとして読み出したセクタのデータを送信するように要求する。
端末機器170からの要求を受けた反射器150は、ステップS8において、反射波によりレスポンスとしてのセクタデータを連続的に無線通信路に送信し始めると、このセクタデータは、連続的に反射器150から無線通信路に送信される。これと同時に、反射波読み取り器110は、ステップS9における受信終了に至るまで、無線通信路からこのセクタデータを連続的に受信する。
レスポンスとしてのセクタデータを受信した反射波読み取り器110は、ステップS10において、このセクタデータを受信した旨を無線ディスクドライバ11Cに通知する。
レスポンスとしてのセクタデータを受信した旨が通知された無線ディスクドライバ11Cは、ステップS11において、ファイルシステム11Bに対して読み出しの完了を通知する。
ステップS12において、ファイルシステム11Bは、無線ディスクドライバ11Cから1セクタのセクタデータを取得する。これにより、一回の読み取り処理が終了する。
ストレージ171内にコンテンツファイルの続きセクタが存在する場合、ステップS13において、ファイルシステム11Bは、次のアドレスのセクタデータを読み出すように要求する。
このように、各処理工程は、前処理工程が終了した後でなければ実行されないため、一回の読み出し処理に多大な時間を要する。これは、無線通信に要する時間が大きく影響しているためである。したがって、無線通信路の往復回数を少なくすることにより一回の読み出し処理に掛かる時間を短縮することが可能となる。
本発明を適用した一実施形態では、上述したように、Command IDの指定を変えることにより、一回に読み出すデータのセクタ数を制御することが可能となる。すなわち、Command IDの指定を変えることにより、ファイルシステムからの要求に対して多くのセクタ数でセクタデータを読み出し、このセクタデータを、RAM131上に展開された無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域に記憶しておく。これにより、無線通信路を一回往復するのみで、ファイルシステムからの要求に瞬時に応答することが可能となる。
読み取り機器101のキャッシュ機能を用いたコンテンツファイルの読み出し処理について図7を用いて説明する。
図7に示すコンテンツファイルの読み出し処理は、図6に示すステップS1からステップS14までと基本的に同様の処理工程を経るが、以下に、図6に示す読み出し処理と異なる点について説明する。
ステップS1において、ファイルシステム11Bが現在アクセス中の一連のコンテンツファイルの内、最初に要求するセクタのアドレスをRとすると、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域にはアドレスがRのセクタデータは記憶されていない(キャッシュフォルト)。
ステップS2において、無線ディスクドライバ11Cは、反射波読み取り器110に対してアドレスがRからR+N−1までのNセクタのデータを読み出すためのコマンドの送信要求を行う。ここで、Nは自然数である。
これにより、ステップS6において、ストレージ171は、Nセクタのデータを読み出すことになる。
ステップS11において、無線ディスクドライバ11Cは、ファイルシステム11Bに対して読み出しの完了を通知するとともに、セクタデータを無線ドライバ11C内のキャッシュ領域に記憶する。
ステップS12において、ファイルシステム11Bは、アドレスがRであるセクタデータを取得する。
ステップS13において、ファイルシステム11Bは、アドレスがR+1であるセクタデータの読み出しを要求する。
無線ディスクドライバ11Cは、要求されたセクタデータのアドレスがキャッシュ領域に記憶しているデータのセクタにヒットすると(キャッシュヒット)、ステップS14において、このキャッシュ領域に記憶されているセクタデータの中からアドレスがR+1であるセクタデータを即座に読み出す。
ステップS15において、ファイルシステム11Bは、このアドレスがR+1であるセクタデータを取得する。
要求されたセクタデータのアドレスが、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域に記憶されているデータのセクタにヒットする限り、ステップS13からステップS15までの処理工程は繰り返される。
このように、無線通信に要する時間を短縮することにより、コンテンツファイルの読み出し速度を向上させることが可能となる。
読み取り機器101が上述したキャッシュ機能に加えて多段先読み機能を用いてコンテンツファイルを読み出すための処理について図8を示しながら説明する。
この場合、ステップS13において、ファイルシステム11Bは、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域に記憶されているセクタデータの内、アドレスがR+1であるセクタデータを読み出すように要求する。
ステップS14において、無線ディスクドライバ11Cは、この要求を受けて即座にキャッシュ領域からアドレスがR+1であるセクタデータを読み出す。
ステップS15において、ファイルシステム11Bは、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域から読み出されたアドレスがR+1であるセクタデータを取得する。
続くステップS16からステップS18の処理工程が繰り返されることにより、ファイルシステム11Bは、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域に記憶されたNセクタ分のセクタデータを取得する。
また、ステップS13に続くステップS21において、無線ディスクドライバ11Cは、反射波読み取り器110に対して、アドレスがR+NからR+2N−1であるNセクタ分のセクタデータを先読みするための先読みコマンドの送信要求を行う。
反射波読み取り器110は、ステップS22からステップS27の工程を経て、アドレスがR+NからR+2N−1までのNセクタ分のセクタデータをレスポンスとして受信する。
但し、この場合、ストレージ171から、予め、アドレスがR+NからR+2N−1までのNセクタ分のセクタデータが先読みされて送信バッファ154Dに記憶されている。この状態で、ステップS24において先読みコマンドを受信したストレージ171は、ステップS25において、即座に、反射器150にレスポンスを送信するように要求する。その後、ステップS25に続くステップS31において、ストレージ171から、さらに先のR+2NからR+3N−1までのNセクタ分のセクタデータが先読みされる。その後、この先読みされたR+2NからR+3N−1までのセクタデータは、送信バッファ154Dに記憶される。
このように、Nセクタ分のセクタデータの先読みと、セクタデータのレスポンスと、キャッシュ領域に記憶されたセクタデータを読み出す処理とを並列して行うことより応答性が向上する。
すなわち、ステップS41において、ファイルシステム11Bが読み出しを要求した場合に、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域においてキャッシュフォルトが発生しても、無線ディスクドライバ11Cが、ステップS42においてレスポンスとしてのセクタデータを受信した後、ステップS43においてファイルシステム11Bに対して読み出しの完了を通知することにより、ファイルシステム11Bは、ステップS44においてセクタデータを迅速に取得できる。
但し、この場合、ステップS41における無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域におけるキャッシュフォルトよりも前にステップS27までの工程が終了していなければならないため、先読み処理は迅速に行われる必要がある。
次に、図8に示した無線反射波通信システム100が行う処理動作について詳細に説明する。
図9A及び図9Bは、読み取り機器101側の処理動作について詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップS200において、ファイルシステム11Bは、上位アプリケーション11Aからコンテンツファイルの読み出し要求があると、読み出しに必要な論理セクタアドレスを算出し、この論理セクタアドレスのセクタデータを読み出すように要求を出す。
ステップS201において、この要求を受けた無線ディスクドライバ11Cは、マウント中の無線ドライブが論理アクセス、物理アクセスの内、何れのアクセスを行うのかを判断する。
このステップS201において、無線ディスクドライバ11Cは、この無線ドライブが論理アクセスを行うと判断した場合、ステップS203に進み、一方、この無線ドライブが物理アクセスを行うと判断した場合、ステップS202に進み、ステップS200で算出した論理セクタアドレスを物理セクタアドレスに変換してからステップS203に進む。
ステップS203において、無線ディスクドライバ11Cは、RAM131上に存在するキャッシュ領域を検索し、指定されたアドレスのセクタデータが存在するか否かをチェックする。
このステップS203において、無線ディスクドライバ11Cは、指定されたアドレスのセクタデータがキャッシュ領域に存在する場合、図示するAに続くステップS210に進み、指定されたアドレスのセクタデータが存在しない場合、ステップS204に進む。
図示するAに続くステップS210において、無線ディスクドライバ11Cは、指定されたアドレスのセクタデータをキャッシュ領域から読み出す。
ステップS211において、無線ディスクドライバ11Cは、指定されたアドレスがキャッシュ領域内に存在するセクタデータの先頭アドレスであるか否かをチェックする。
このステップS211において、指定アドレスが先頭アドレスである場合、ステップS212、ステップS213の工程を経てストレージ171による先読み処理が行われる。
ステップS212において、通信制御部113Cは、フラグをオンとする。
ステップS213において、通信制御部113Cは、読み出しアドレスを、キャッシュ領域に記憶されているNセクタ分のセクタデータの次のアドレスに指定する。
ステップS204において、通信制御部113Cは、現在のフラグがオンであるか、または、オフであるかを確認することにより、ストレージ171による先読み処理が行われているか否かを判断する。
このステップS204において、フラグがオンである場合、ステップS205に進む。先読みしたセクタデータは、アンテナ111Aを介して受信部111Bにより受信され、ステップS205の処理が行われるまで受信バッファ113Bに記憶されている。ステップS205において、通信制御部113Cは、受信バッファ113Bから先読みしたセクタデータを取り出す。一方、このステップS204において、フラグがオフである場合、通信制御部113Cは、ステップS208に進む。
ステップS206において、通信制御部113Cは、先読みしたセクタデータのアドレスが指定されたアドレスと一致するか否かを判断する。
このステップS206において、先読みしたセクタデータのアドレスが指定されたアドレスと一致する場合、ステップS207において、無線ディスクドライバ11Cは、ホストインターフェース(I/F)部115及びデバイスインターフェース(I/F)部133を介して通信制御部113Cからセクタデータを受信し、この無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域に記憶する。一方、このステップS206において、先読みしたセクタデータのアドレスが指定されたアドレスと一致しない場合、通信制御部113Cは、ステップS208に進む。
その後、無線反射波通信システム100は、ステップS207から図示するAに続くステップS210に進み、上述したステップS210からステップS213までの処理を行う。
ステップS208において、通信制御部113Cは、先読み処理中ではないため、フラグをオフにする。
ステップS209において、通信制御部113Cは、読み出しアドレスをファイルシステム11Bにより指定されたアドレスに設定し、図示するBに続くステップS214に進む。
ステップS214において、無線反射波通信システム100は、次のS215で読み出すセクタ数を決定するために、無線通信路の状態を取得する。
ステップS215において、S214で取得した無線通信路の状態を基に、無線ディスクドライバ11Cは、一回に読み出すセクタ数をNセクタと決定する。
ステップS216において、読み取り機器101は、携帯機器102にコマンドを送信する。この場合、通信制御部113Cは、送信するコマンドを送信バッファ113Aにコピーし、送信タイミングを確認した際、送信制御部113Dに送信命令を与える。送信制御部113Dは、送信命令を受け取ると、送信バッファ113Aからコマンドを取り出しながら送信部111Eにこのコマンドを逐次供給していく。
ステップS217において、通信制御部113Cは、現在のフラグがオンであるか、または、オフであるかを確認することにより、ストレージ171による先読み処理が行われているか否かを判断する。
このステップS217において、フラグがオンである場合、無線反射波通信システム100は、ステップS222に進む。一方、このステップS217において、フラグがオフである場合、ステップS218に進む。
ステップS218において、読み取り機器101は、ステップS216で送信したコマンドに対するレスポンスが携帯機器102から受信するのを待つ状態にある。
通信制御部113Cは、レスポンスを受信した後、ステップS219において、受信バッファ113Bからセクタデータを取り出す。
ステップS220において、無線ディスクドライバ11Cは、このセクタデータをキャッシュ領域に記憶する。
ステップS221において、ファイルシステム11Bは、無線ディスクドライバ11C内のキャッシュ領域からセクタデータを読み出す。
ステップS222において、無線反射波通信システム100は、セクタデータの読み出し処理を完了する。
また、図10は、携帯機器102側の処理動作について詳細に説明するためのフローチャートである。
この場合、携帯機器102は、図11に示す機能ブロックを備えて一連の処理動作を行う。
反射器150は、アンテナ151A、アンテナスイッチ151B、及びアンテナ負荷151Cを備えた送受信部151と、BPF152と、ASK検波部153と、ページセクタバッファ154A、ストレージアクセス制御部154B、通信制御部154C、送信バッファ154D、受信バッファ154E、送信制御部154F、及び受信制御部154Gを備えた制御部154と、端末インターフェース(I/F)部155とを備えて構成されている。
端末機器170は、ストレージ171を内蔵している。ストレージ171は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、接続されたメモリカード等である。
図10に示すように、ステップS300において、反射器150は、反射波読み取り機器110からコマンドを受信する。
ステップS301において、反射器150は、コマンドのデータのパラメータから算出された指定アドレスと一回に読み出すデータのセクタ数Nとをそれぞれaddrとnumとに代入する。
これまでの処理を図11で説明すると、アンテナ151Aを介して送受信部151により受信されたコマンドを受信制御部154Gが受信バッファ154Eに供給し、受信バッファ154Eにコマンドが全て記憶されると、受信制御部154Gは、通信制御部154Cに受信完了の旨を通知する。続いて、通信制御部154Cは、受信バッファ154Eからコマンドを読み出し、ストレージアクセス制御部154Bにこのコマンドを供給する。その後、ストレージアクセス制御部154Bは、このコマンドから、指定アドレスと一回に読み出すデータのセクタ数Nとを認識する。
ストレージアクセス制御部154Bは、先読みされたセクタデータを、通信制御部154Cを介して送信バッファ154Dに記憶させ、また、この記憶されたセクタデータのアドレス及び読み出すセクタ数を管理している。
ステップS302において、ストレージアクセス制御部154Bは、送信バッファ154Dに記憶されているセクタデータが、指定されたアドレスと一回に読み出すセクタ数Nとを満たしているかをチェックする。
このステップS302において、記憶されているセクタデータが指定されたアドレスと一回に読み出すセクタ数Nとを満たしている場合は、ステップS303に進み、満たしていない場合は、ステップS306に進む。
ステップS303において、ストレージアクセス制御部154Bは、フラグをオンにする。
ステップS304において、送信バッファ154D内には送信すべきセクタデータが存在しているため、通信制御部154Cは、即座にレスポンスを送信しようと判断する。この場合、通信制御部154Cは、送信制御部154Fに対して送信バッファ154D内にあるレスポンスとしてのセクタデータの送信を指示し、送信制御部154Fは、この指示を受けて送信バッファ154Dからレスポンスとしてのセクタデータを読み取り、このレスポンスとしてのセクタデータを、送受信部151におけるアンテナ151Aを介して読み取り機器101に送信する。
レスポンスとしてのセクタデータの送信が終了すると、送信バッファ154D内は空になるため、ストレージアクセス制御部154Bは、次のコマンド受信に備えて、ストレージ171から続きのセクタデータを読み出す処理を行う。
ステップS305において、読み出し開始アドレスは、start_addrにaddr+numを代入することにより、送信したレスポンスとしてのセクタデータの次のアドレスに設定される。
ステップS302において、記憶されているデータが指定されたアドレスと一回に読み出すセクタ数Nとを満たしていない場合、ステップS306において、ストレージアクセス制御部154Bは、フラグをオフにし、続くステップS307において、start_addrにaddrを代入することにより、読み出し開始アドレスをステップS305で設定したアドレスと同じアドレスに設定する。
ステップS308において、ストレージアクセス制御部154Bは、iに0を代入することによりカウンタを初期化する。
ステップS309において、ストレージアクセス制御部154Bは、端末インターフェース(I/F)部155を介してストレージ171に直接アクセスし、アドレスがstart_addr+iであるセクタデータをストレージ171から読み出し、このセクタデータをページセクタバッファ154Aに記憶する。
ステップS310において、ストレージアクセス制御部154Bは、ページセクタバッファ154Aに1セクタ分のセクタデータが記憶されていることを確認し、通信制御部154Cを介してセクタデータを送信バッファ154Dの空き領域にコピーする。ここで、ページセクタバッファ154Aは、1セクタ分のセクタデータを記憶するだけの容量しかないため、この読み出し処理は、セクタデータを送信バッファ154Dに記憶できるまで、繰り返し行われる。
ステップS311において、ストレージアクセス制御部154Bは、iにi+1を代入することによりカウンタをインクリメントする。
ステップS312において、ストレージアクセス制御部154Bは、データが送信バッファ154Dに記憶すべきデータ量に達したか否かを判断するため、iがi>=max_countであるか否かを計算することによりカウンタをチェックする。送信バッファ154Dに記憶すべきデータ量に達している場合、ステップS313に進み、送信バッファ154Dに記憶すべきデータ量に達していない場合、ステップS309に戻る。
ステップS313において、ストレージアクセス制御部154Bは、フラグがオンであるかオフであるかをチェックし、オンである場合は、ステップS314に進み、一連の処理を終了し、オフである場合は、ステップS303に戻り、同様の処理を行った後、ステップS314に進み、一連の処理を終了する。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
100 無線反射波通信システム、101 読み取り機器、102 携帯機器、110 反射波読み取り機器、150 反射器、170 端末機器
Claims (7)
- 無線通信を介して携帯機器のデータを読み取り機能を有する情報処理装置に転送する無線通信方法であって、
上記情報処理装置は、上記携帯機器が備えるストレージに直接アクセスするコマンドを送信し、
上記コマンドが送信された上記携帯機器は、当該コマンドに基づいて当該ストレージに記憶されたデータを読み出し、
上記情報処理装置は、上記ストレージから読み出されたデータを受信し、当該情報処理装置が備えるキャッシュメモリに当該データを記憶する
ことを特徴とする無線通信方法。 - 上記コマンドは、上記情報処理装置が有するファイルシステムが取得するデータ量を基準取得単位とするとき、複数の上記基準取得単位のデータをアクセスする機能を有し、上記携帯機器に上記ストレージ内のデータを複数の上記該基準取得単位で読み出すように要求する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信方法。 - 上記情報処理装置は、上記キャッシュメモリに記憶された複数の基準取得単位のデータ中に当該情報処理装置が有するファイルシステムから要求されたアドレスと一致するデータが存在する場合、当該キャッシュメモリから当該アドレスのデータを読み出す
ことを特徴とする請求項2記載の無線通信方法。 - 上記無線通信方法は、上記携帯機器が備える反射器と、上記情報処理装置が備える反射波読み取り器との間で無線反射波通信を行う無線反射波通信方法であって、
上記反射波読み取り器は、無変調キャリアを送信し、
上記反射器は、上記ストレージに記憶されたデータを上記無変調キャリアに対する反射波として送信する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信方法。 - 上記情報処理装置が有するファイルシステムが取得するデータ量を基準取得単位とするとき、上記コマンドは、上記無線反射波通信の通信状態が良好である場合、上記基準取得単位数を増加させ、上記無線反射波通信の通信状態が不良である場合、上記基準取得単位数を減少させることを特徴とする請求項4記載の無線通信方法。
- 上記情報処理装置は、当該情報処理装置が有するファイルシステムより要求されている複数の基準取得単位のアドレスより先のアドレスのデータを要求する先読みコマンドを上記携帯機器に送信し、
上記携帯機器は、送信された上記先読みコマンドに従って上記ストレージから上記先のアドレスのデータを読み出す
ことを特徴とする請求項4記載の無線通信方法。 - 上記先読みコマンドは、先に要求された複数の基準取得単位のデータに連続するさらに先の複数の基準取得単位のデータを要求することを特徴とする請求項6記載の無線通信方法。
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