JP2006041704A - 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本移動体通信端末(携帯電話機)10から外部リモート装置20へのオーディオコンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で、移動体通信端末10は、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼を受信したとき、その電話の発呼の発信元の情報を外部リモート装置20に送信する。外部リモート装置20は、上記電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を移動体通信端末10から受信して出力する。
【選択図】 図1
Description
また、音楽等のコンテンツを連続的に再生処理して生成したコンテンツ再生信号をヘッドホンセット等の外部リモート装置へ無線通信で送信して出力する携帯電話機も知られている(特許文献2参照)。この携帯電話機では、携帯電話機本体とヘッドホンセット等の外部リモート装置とをケーブルで接続する必要がないため、使い勝手がよい。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記外部リモート装置にコンテンツ再生信号を連続的に送信している状態でメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を上記外部リモート装置に送信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、移動体通信端末と通信可能な外部リモート装置であって、移動体通信端末との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理したコンテンツ再生信号を該移動体通信端末から連続的に受信している状態で、該移動体通信端末が移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該移動体通信端末から受信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段と、該コンテンツ再生信号を出力するコンテンツ再生信号出力手段と、該電話の発呼の発信元の情報又は該メールの送信元の情報を出力する情報出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の外部リモート装置において、上記制御手段は、上記移動体通信端末からコンテンツ再生信号を連続的に受信している状態で該移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から受信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末と、該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間の通信方法であって、該移動体通信端末及び該外部リモート装置が、それらの間の通信を行うための近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立するステップと、該移動体通信端末が、オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理してコンテンツ再生信号を生成し、該外部リモート装置に該コンテンツ再生信号を連続的に送信するステップと、該外部リモート装置が、該移動体通信端末から該コンテンツ再生信号を連続的に受信して出力するステップと、該コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で、該移動体通信端末が、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該外部リモート装置に送信するステップと、該コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で、該外部リモート装置が、該電話の発呼の発信元の情報又は該メールの送信元の情報を該移動体通信端末から受信して出力するステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の通信方法であって、上記コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で上記移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から送信することを特徴とするものである。
上記移動体通信端末から外部リモート装置へ送信する「オーディオ又はビデオのコンテンツ」としては、音楽、ゲーム音、朗読等の音情報を有するオーディオのコンテンツほか、動画、ゲーム画像等の時間経過とともに変化する画像情報を有するビデオのコンテンツが挙げられる。ビデオのコンテンツは、上記音楽、ゲーム音、朗読等の音情報を一緒に有するものであってもよい。
また、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末及び上記外部リモート装置における制御や情報処理は、その移動体通信端末及び外部リモート装置それぞれに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
しかも、移動体通信端末から外部リモート装置にコンテンツ再生信号を連続的に送信している状態で移動体通信端末が電話の発呼又はメールを受信したとき、移動体通信端末は、その受信した電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置に送信する。これらの情報を外部リモート装置が受信して出力することにより、電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置側でユーザが確認できるという効果がある。
特に、請求項2、4及び6の発明によれば、上記コンテンツ再生信号を連続的に送受信している状態で移動体通信端末がメールを受信したとき、そのメールの送信元の情報とともメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置に送信する。これらの情報を外部リモート装置が受信して出力することにより、メールの送信元の情報だけでなく、そのメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置側でユーザが確認できるという効果がある。
本実施形態に係る携帯電話システムは、携帯電話機10と、その携帯電話機10と間で近距離用非公衆無線通信により通信可能な外部リモート装置20とを組み合わせたものである。この近距離用非公衆無線通信は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)と呼ばれる技術仕様に準拠した無線通信であり、2.4GHzのISM(Industry Science Medical)帯域でスペクトラム拡散方式によって変調された無線電波を用いる。この無線通信を用いると、10m程度離れた機器間において障害物があっても1Mbps又は2Mbps程度の通信速度でノイズや干渉に強い通信を行なうことができる。
オーディオのコンテンツのデータから生成したオーディオストリーム信号(コンテンツ再生信号)を送受信するためのプロファイルとしては、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)がある。このA2DPは、オーディオのコンテンツ送受信用通信プロトコルが規定されており、非同期伝送チャネル(ACL)上で高品質のモノラル又はステレオのオーディオコンテンツをストリーミング伝送して配信するときに用いられる。
このプロファイルは、2つの機器間でIP(Internet Protocol)接続(セッション)を張って、IP上でデータ送受信を行うためのプロファイルである。但し、IP接続(セッション)を張ることは負荷が高く、携帯電話機10と外部リモート装置20との間の通信で使用するのには不向きであると考えられる。
このプロファイルは、2つの機器間でシリアル接続を張って、シリアル通信を行うためのプロファイルであり、携帯電話機10でSPP接続を通してATコマンドを送受信するのに使われている。上記出力情報を送受信するための手順を追加規定することにより、上記出力情報の送受信に兼用することができる。
このプロファイルは、2つの機器間で、あるオブジェクト単位でプッシュ・プルするものである。一般的には、携帯電話機同士で名刺交換したりアドレス帳を送ったりする用途に使われる。上記出力情報を送受信する内容のフォーマットを追加規定することにより、上記出力情報の送受信に兼用することができる。
このプロファイルは、オーディオ・ビジュアル機器をリモート制御するためのプロファイルプロファイルであり、上記A2DPのコンテンツ送受信用通信プロトコルと並列処理可能なリモート制御用通信プロトコルが規定されている。このプロファイルは、例えば、オーディオコンテンツの再生の中止、一時停止、再開、先送り、逆送りなどの制御データを、外部リモート装置20から携帯電話機10へ送信するときに使用される。
また、上記スピーカ109のほかイヤホン接続端子113も設けられ、イヤホンケーブルを接続できるようになっている。そして、音楽などのコンテンツを、スピーカ109及びイヤホンの両方から出力したりイヤホンのみから出力したりすることができる。
なお、本実施形態では、上記通信インターフェース部127及びアンテナ128を一体的に構成した通信モジュール112を着脱可能に設けている。
また、上記出力インターフェース部224と音出力手段としてのヘッドホン240とそれらを結ぶケーブル230とにより、携帯電話機10から受信したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段が構成されている。なお、ヘッドホン240の代わりにイヤホンを用いてもよい。
また、この通信インターフェース部222は主制御部210で制御され、次のような信号、情報及びデータを携帯電話機10との間で送受信する。すなわち、通信インターフェース部222は、コンテンツ送受信用通信プロトコルが規定されたプロファイル(A2DP)を用いて携帯電話機10からオーディオストリーム信号のデータを連続的に受信する。また、通信インターフェース部222は、コンテンツ送受信用通信プロトコルと並列処理可能な他のリモート制御用通信プロトコルが規定されたプロファイル(AVRCP)を用いて、コンテンツのデータの再生処理に関する制御コマンドデータを携帯電話機10に送信する。
更に、通信インターフェース部222は主制御部210で制御され、リモート制御用通信プロトコルが規定されたプロファイル(AVRCP)を用いて、各種出力情報のデータを携帯電話機10から受信する。例えば、携帯電話機10が着信した電話の発信元情報、携帯電話機10が受信したメールの発信元のアドレスや件名などの出力情報のデータを携帯電話機10から受信する。これらの出力情報が表示部225に優先的に表示される。
また、上記出力情報を受信して表示部225に表示するとき、ヘッドホン240から出力している音楽などのオーディオ出力の音量を低くしてもよい。この音量の低下によって上記出力情報の受信をユーザに通知することができる。
(1)電話着信(音声着信)に関する情報:
電話着信(音声着信)の際、電話帳に登録されている場合は発信元の名前を表示する。なお、電話帳に登録されていない場合は電話番号を表示し、非通知の場合は「非通知設定」と表示する。また、不在着信時は不在着信ピクトを表示する。但し、オーディオプレーヤーをOFF/ONした場合は、上記出力情報の表示状態を維持しなくてもよい。
(2)メール着信に関する情報:
メール着信時は未読ピクトを表示部225に表示すると同時に、電話帳に登録されている場合は送信元の名前を表示する。なお、電話帳に登録されていない場合は、送信元のアドレスを表示する。ただし、オーディオプレーヤーをOFF/ONした場合は、上記出力情報の表示状態を維持しなくてもよい。
(3)イヤホン切換え設定に関する情報:
携帯電話機10で設定している「スピーカ+イヤホン」もしくは、「イヤホンのみ」の設定内容を表示することができる。
(4)着信優先設定に関する情報:
携帯電話機10で設定しているイヤホンへの着信通知ついて、「着信優先」、「着信通知」の設定内容を表示することができる。
(5)オーディオプレーヤーに関する情報:
携帯電話機10で起動しているオーディオプレーヤーの情報については、タイトルの表示、曲番、再生時間を表示することができる。
(6)情報配信サーバからの情報着信に関する情報:
携帯電話通信網等にある情報配信サーバから配信情報を受信したときは未読ピクトを表示部225に表示することができる。
(7)Web着信に関する情報:
携帯電話通信網やインターネット等にあるWebサーバからWebページなどのWeb情報を受信したときは未読ピクトを表示部225に表示することができる。
(8)時刻情報:
現在時刻を表示部225に表示することができる。なお、この時刻の表示内容は携帯電話機10の時刻設定と同期させる。これらの情報は、キャラクタ表示コマンドを使用して表示する。
(9)電池残量に関する情報:
携帯電話機10の電池残量を表示部225に表示することができる。なお、この電池残量の表示内容は携帯電話機10の表示部125における電池残量表示と同期させる。
(10)電波状況(電界強度)や天気に関する情報:
携帯電話機10における電波状況(電界強度)や天気の情報を表示部225に表示することができる。なお、この電波状況(電界強度)及び天気の表示内容は携帯電話機10の表示部125における電界強度表示及び天気の表示内容と同期させる。
(11)お知らせに関する情報:
携帯電話機10の表示部125において未読ピクトを表示する情報に対して、お知らせ表示ピクトを表示部225に表示することができる。なお、このお知らせ表示ピクトを表示するタイミングは、携帯電話機10の表示部125上でのピクト表示と同様とする。
(12)キャラクタ表示に関する情報:
携帯電話機10からの指示により、ピクト表示以外の文字列の情報を表示部225に表示することができる。これらの文字列の情報は、キャラクタ表示コマンドを使用して表示する。
・外部リモート装置の電池残量:
外部リモート装置20内で用いられている電池の残量を表示することができる。この電池残量の情報は、外部リモート装置20側で取得される情報であり、携帯電話機10から外部リモート装置20へ送信されたものではない。
・Bluetooth(登録商標)無線通信の電界強度:
Bluetooth(登録商標)無線通信で使用している電波の電界強度を表示することができる。この電波強度の情報も、外部リモート装置20側で取得される情報であり、携帯電話機10から外部リモート装置20へ送信されたものではない。
まず、上記A2DP接続及びAVRCP接続がなされた状態で(ステップS9)、ユーザが外部リモート装置20のキー操作部226を操作し、オーディオコンテンツの再生を指示すると、外部リモート装置20は、AVRCP接続を使って再生要求を携帯電話機10に送信する(ステップS10)。携帯電話機10は、上記再生要求に対して、AVRCP接続を使って再生応答を外部リモート装置20に返信する(ステップS11)。
なお、上記携帯電話機10で受信するメールとしては、インターネット標準の電子メール、短い文字メッセージを送受信可能なショートメッセージサービス(SMS:Short Message Service)のメール、SMSよりも文字制限が緩やかであって携帯電話通信網内で送受信されるメール等がある。更に、携帯電話機10で受信するメールとしては、携帯電話通信網内の回線交換網を介して送受信されるメールや、携帯電話通信網内のパケット交換網を介して送受信されるメールであってもよい。
また、携帯電話機10によるメールの受信には、携帯電話通信網のメールサーバなどで受信されたメールの一部をメール着信通知(Notification)として受信する場合も含まれる。このメール着信通知は、例えば携帯電話機と網側との間で確立される通信回線の制御チャネルを使って送受信される。
通常のAVRCP接続では、主に外部リモート装置20側がコマンドを送信する側(CT)であり、携帯電話機10がコマンドを受ける側(TG)であるが、受信メール情報は携帯電話機10がコマンドを送信する側になる。そのため、携帯電話機10からUNIT INFOコマンドを外部リモート装置20に送信して、会社識別情報(Company ID)を取得している。
外部リモート装置20は、上記受信メール情報を含むVENDOR DEPENDENTコマンドに対し、AVRCP接続を用いて図9に示すVENDOR DEPENDENTコマンドレスポンスを返信する(ステップS17)。その後、外部リモート装置20は、携帯電話機10から受信した受信メール情報を着信通知メッセージとともに表示部225に表示する(ステップS18)。
外部リモート装置20は、上記着信電話情報を含むVENDOR DEPENDENTコマンドに対し、AVRCP接続を用いて図12に示すVENDOR DEPENDENTコマンドレスポンスを返信する(ステップS20)。その後、外部リモート装置20は、携帯電話機10から受信した着信電話情報を着信通知メッセージとともに表示部225に表示する(ステップS21)。
次に、外部リモート装置20は、携帯電話機10に対して、上記通話開始キー226aに割り当てられた発信先指定情報とともにHFPによる発呼要求を送信する(ステップS17)。この発呼要求を受けた携帯電話機10は、発信先指定情報で指定された所定の発信先に対する発呼処理を実行する(ステップS18)。携帯電話機10は、発信先からの応答信号を受信すると(ステップS19)、外部リモート装置20に対して通話要求を送信する(ステップS20)とともに、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。通話要求を受信した外部リモート装置20は、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。以上により、利用者は、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツを聴きながら又は当該オーディオコンテンツの音出力を一時的にミュートにした状態で、外部の携帯電話機等の対して電話をかけて通話することができる。
次に、前述のように携帯電話機10と外部リモート装置20との間で、UNIT INFOコマンド及びVENDOR DEPENDENTコマンドを送受信することにより、上記通話開始キー226aに対応付けて携帯電話機10に設定されている電話の発信先情報及び電話番号情報を外部リモート装置20に送信する(ステップS16〜S19)。外部リモート装置20は、携帯電話機10から受信した発信先情報及び電話番号情報とともに発信先の確認を促すメッセージを表示部225に表示する(ステップS20)。
次に、利用者が上記表示部225に表示されている発信先情報等を確認し、発呼を承諾した場合は、所定の操作部(例えば通話開始キー226a)を利用者が操作(長押し押下操作)する。外部リモート装置20は、この利用者の発呼確認操作を検知すると(ステップS21)、携帯電話機10に対してHFPによる発呼要求を送信する(ステップS22)。この発呼要求を受けた携帯電話機10は、上記利用者が確認した所定の発信先に対する発呼処理を実行する(ステップS23)。携帯電話機10は、発信先からの応答信号を受信すると(ステップS24)、外部リモート装置20に対して通話要求を送信する(ステップS25)とともに、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。通話要求を受信した外部リモート装置20は、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。以上により、利用者は、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツを聴きながら又は当該オーディオコンテンツの音出力を一時的にミュートにした状態で、外部の携帯電話機等の対して電話をかけて通話することができる。
例えば、何らかの理由で場合に着信に応答できずに呼が切断されたとき、上記図10や14のシーケンスにおける外部出力情報の送受信と同様な手順により、携帯電話機10から外部リモート装置20に、上記呼が切断された発信者の着信電話情報や着信時刻情報等の着信履歴情報を送信する。携帯電話機10から受信した着信履歴情報は、外部リモート装置20の内部メモリ221に一旦保存され、利用者のキー操作により表示部225に表示される。利用者が表示部225に表示された着信履歴情報を確認した後、所定のキーを操作(長押し押下操作)すると、上記図13又は14に示したシーケンスにおける発呼の手順により、上記着信履歴にある発信者に対して電話の発呼を行うことができる。
また、上記HFPによる音声接続のためのシーケンスは、オーディオコンテンツのストリーミングを開始するときに実行しておいてもよい。例えば、上記HFPのサービスレベル接続のためのシーケンスを実行するときに、HFPによる音声接続のためのシーケンスも併せて実行しておいてもよい。この場合は、電話の発呼や着呼の指示操作から通話の開始までの時間が短くなる。
また、上記図4、図10〜14の例では、通話用のプロファイルとしてHFP(Hands Free Profile)を使用しているが、このHFPの代わりにHSP(Head Set Profile)を使用してもよい。このHSPを使用する場合は、上記HFPのサービスレベル接続のシーケンスの代わりに、HSPにおけるシグナル接続である非同期接続(ACL:Asynchronous Connectionless 接続)のシーケンスを実行する。また、上記HFPの音声接続のシーケンスの代わりに、回線接続である同期接続(SCO:Synchronous Connection Oriented 接続)のシーケンスを実行する。
しかも、携帯電話機10は、外部リモート装置20にオーディオストリーム信号を連続的に送信している状態で電話の発呼又はメールを受信したとき、その受信した電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置20に送信する。これらの情報を外部リモート装置20が受信して出力することにより、電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置20側でユーザが確認できる。
また、本実施形態によれば、上記オーディオストリーム信号を連続的に送受信している状態で携帯電話機10がメールを受信したとき、そのメールの送信元の情報とともメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置20に送信する。これらの情報を外部リモート装置20が受信して出力することにより、メールの送信元の情報だけでなく、そのメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置20側でユーザが確認できる。
また、上記実施形態では、上記受信メール情報等の出力情報のデータの送受信に、携帯電話機10におけるコンテンツの再生処理制御に用いる通信プロトコルが規定されているAVRCPを使用しているが、他の通信プロトコルのプロファイルを使用してもよい。例えば、前述の候補として挙げたSPP(Serial Port Profile)やOPP(Object Push Profile)等のプロファイルを使用してもよい。
20 外部リモート装置
111 アンテナ
120 主制御部
121 内部メモリ
122 無線通信部
127 通信インターフェース部
128 アンテナ
210 主制御部
221 内部メモリ
222 通信インターフェース部
223 アンテナ
224 出力インターフェース部
225 表示部
226 キー操作部
226a 通話開始キー
230 ケーブル
240 ヘッドホン
250 マイク
Claims (6)
- 移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、
該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、
オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理してコンテンツ再生信号を生成するコンテンツ再生信号生成手段と、
該コンテンツ再生信号生成手段で生成したコンテンツ再生信号を該外部リモート装置に連続的に送信している状態で、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該外部リモート装置に送信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信端末。 - 請求項1の移動体通信端末において、
上記制御手段は、上記外部リモート装置にコンテンツ再生信号を連続的に送信している状態でメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を上記外部リモート装置に送信するように制御することを特徴とする移動体通信端末。 - 移動体通信端末と通信可能な外部リモート装置であって、
移動体通信端末との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、
オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理したコンテンツ再生信号を該移動体通信端末から連続的に受信している状態で、該移動体通信端末が移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該移動体通信端末から受信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段と、
該コンテンツ再生信号を出力するコンテンツ再生信号出力手段と、
該電話の発呼の発信元の情報又は該メールの送信元の情報を出力する情報出力手段とを備えたことを特徴とする外部リモート装置。 - 請求項3の外部リモート装置において、
上記制御手段は、上記移動体通信端末からコンテンツ再生信号を連続的に受信している状態で該移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から受信するように制御することを特徴とする外部リモート装置。 - 移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末と、該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間の通信方法であって、
- 請求項5の通信方法であって、
上記コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で上記移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から送信することを特徴とする通信方法。
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