JP2006041704A - 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法 - Google Patents

移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006041704A
JP2006041704A JP2004215851A JP2004215851A JP2006041704A JP 2006041704 A JP2006041704 A JP 2006041704A JP 2004215851 A JP2004215851 A JP 2004215851A JP 2004215851 A JP2004215851 A JP 2004215851A JP 2006041704 A JP2006041704 A JP 2006041704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
external remote
remote device
mobile communication
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004215851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4350605B2 (ja
Inventor
Ayafumi Shibata
純史 柴田
Toshiro Matsumura
敏郎 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
Vodafone KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Vodafone KK filed Critical Vodafone KK
Priority to JP2004215851A priority Critical patent/JP4350605B2/ja
Publication of JP2006041704A publication Critical patent/JP2006041704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4350605B2 publication Critical patent/JP4350605B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】 移動体通信端末から外部リモート装置へのコンテンツ再生信号の送受信を継続している状態で、移動体通信端末が電話の発呼を受信したときに、その電話の発呼の発信元の情報を外部リモート装置側で確認できる移動体通信端末、外部リモート装置、及びそれらの間の通信方法を提供する。
【解決手段】 本移動体通信端末(携帯電話機)10から外部リモート装置20へのオーディオコンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で、移動体通信端末10は、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼を受信したとき、その電話の発呼の発信元の情報を外部リモート装置20に送信する。外部リモート装置20は、上記電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を移動体通信端末10から受信して出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機等の移動体通信端末、近距離用非公衆無線通信によって移動体通信端末と通信可能な外部リモート装置、及びそれらの間の通信方法に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、音楽のコンテンツを再生してヘッドホンから出力することができる携帯電話機が知られている(例えば特許文献1参照)。この携帯電話機では、記憶媒体に記憶されている音楽のコンテンツデータを所定の復号化処理を施し、アナログの音楽オーディオ信号を生成する。この音楽オーディオ信号を、携帯電話機にケーブルで接続されているヘッドホンに供給することにより、携帯電話機の利用者はヘッドホンから出力される音楽を楽しむことができる。
また、音楽等のコンテンツを連続的に再生処理して生成したコンテンツ再生信号をヘッドホンセット等の外部リモート装置へ無線通信で送信して出力する携帯電話機も知られている(特許文献2参照)。この携帯電話機では、携帯電話機本体とヘッドホンセット等の外部リモート装置とをケーブルで接続する必要がないため、使い勝手がよい。
特開2003−046603号公報 特開2004−120651号公報
上記特許文献2に記載の携帯電話機のようにコンテンツ再生信号を無線送信して外部リモート装置から出力する場合、そのコンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で携帯電話機が電話の発呼やメールを受信したときに、その電話の発呼の発信元の情報やメールの送信元の情報を外部リモート装置側で確認できると便利である。
本発明は以上の背景のもとでなされたものである。その目的は、移動体通信端末から外部リモート装置へのコンテンツ再生信号の送受信を継続している状態で、移動体通信端末が電話の発呼やメールを受信したときに、その電話の発呼の発信元の情報やメールの送信元の情報を外部リモート装置側で確認できる移動体通信端末、外部リモート装置、及びそれらの間の通信方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理してコンテンツ再生信号を生成するコンテンツ再生信号生成手段と、該コンテンツ再生信号生成手段で生成したコンテンツ再生信号を該外部リモート装置に連続的に送信している状態で、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該外部リモート装置に送信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記外部リモート装置にコンテンツ再生信号を連続的に送信している状態でメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を上記外部リモート装置に送信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、移動体通信端末と通信可能な外部リモート装置であって、移動体通信端末との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理したコンテンツ再生信号を該移動体通信端末から連続的に受信している状態で、該移動体通信端末が移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該移動体通信端末から受信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段と、該コンテンツ再生信号を出力するコンテンツ再生信号出力手段と、該電話の発呼の発信元の情報又は該メールの送信元の情報を出力する情報出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の外部リモート装置において、上記制御手段は、上記移動体通信端末からコンテンツ再生信号を連続的に受信している状態で該移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から受信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末と、該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間の通信方法であって、該移動体通信端末及び該外部リモート装置が、それらの間の通信を行うための近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立するステップと、該移動体通信端末が、オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理してコンテンツ再生信号を生成し、該外部リモート装置に該コンテンツ再生信号を連続的に送信するステップと、該外部リモート装置が、該移動体通信端末から該コンテンツ再生信号を連続的に受信して出力するステップと、該コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で、該移動体通信端末が、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該外部リモート装置に送信するステップと、該コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で、該外部リモート装置が、該電話の発呼の発信元の情報又は該メールの送信元の情報を該移動体通信端末から受信して出力するステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の通信方法であって、上記コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で上記移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から送信することを特徴とするものである。
なお、上記「近距離用非公衆無線通信」としては、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)と呼ばれる技術仕様に準拠した無線通信等の電波を用いた無線通信や、IEEE802.11で規格された無線通信のほか、IrDA(Infrared Data Association)と呼ばれる技術仕様に準拠した赤外線通信のように赤外線などの光を用いた無線通信が挙げられる。
上記移動体通信端末から外部リモート装置へ送信する「オーディオ又はビデオのコンテンツ」としては、音楽、ゲーム音、朗読等の音情報を有するオーディオのコンテンツほか、動画、ゲーム画像等の時間経過とともに変化する画像情報を有するビデオのコンテンツが挙げられる。ビデオのコンテンツは、上記音楽、ゲーム音、朗読等の音情報を一緒に有するものであってもよい。
また、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末及び上記外部リモート装置における制御や情報処理は、その移動体通信端末及び外部リモート装置それぞれに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
請求項1乃至6の発明によれば、移動体通信端末と、その移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立する。そして、移動体通信端末は、オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理して生成したコンテンツ再生信号を外部リモート装置に連続的に送信する。この移動体通信端末からのコンテンツ再生信号を外部リモート装置で連続的に受信して出力することにより、ユーザは外部リモート装置側でオーディオ又はビデオのコンテンツを楽しむことができる。
しかも、移動体通信端末から外部リモート装置にコンテンツ再生信号を連続的に送信している状態で移動体通信端末が電話の発呼又はメールを受信したとき、移動体通信端末は、その受信した電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置に送信する。これらの情報を外部リモート装置が受信して出力することにより、電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置側でユーザが確認できるという効果がある。
特に、請求項2、4及び6の発明によれば、上記コンテンツ再生信号を連続的に送受信している状態で移動体通信端末がメールを受信したとき、そのメールの送信元の情報とともメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置に送信する。これらの情報を外部リモート装置が受信して出力することにより、メールの送信元の情報だけでなく、そのメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置側でユーザが確認できるという効果がある。
以下、本発明を移動体通信端末としての携帯電話機を用いた携帯電話システムに適用した実施形態について説明する。
本実施形態に係る携帯電話システムは、携帯電話機10と、その携帯電話機10と間で近距離用非公衆無線通信により通信可能な外部リモート装置20とを組み合わせたものである。この近距離用非公衆無線通信は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)と呼ばれる技術仕様に準拠した無線通信であり、2.4GHzのISM(Industry Science Medical)帯域でスペクトラム拡散方式によって変調された無線電波を用いる。この無線通信を用いると、10m程度離れた機器間において障害物があっても1Mbps又は2Mbps程度の通信速度でノイズや干渉に強い通信を行なうことができる。
携帯電話機10及び外部リモート装置20は、両者の間で上記無線通信の通信リンクを確立した状態で、複数種類のプロファイルによるデータの送受信を行うことができる。各プロファイルはそれぞれ、特定用途のアプリケーションごとに通信インターフェースを実現するための通信プロトコルやデータフォーマットを規定したものである。
オーディオのコンテンツのデータから生成したオーディオストリーム信号(コンテンツ再生信号)を送受信するためのプロファイルとしては、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)がある。このA2DPは、オーディオのコンテンツ送受信用通信プロトコルが規定されており、非同期伝送チャネル(ACL)上で高品質のモノラル又はステレオのオーディオコンテンツをストリーミング伝送して配信するときに用いられる。
また、本実施形態の携帯電話システムでは、通話用のプロファイルとして、HSP(Head Set Profile)やHFP(Hands Free Profile)を使用することができる。HSPは、携帯電話機とヘッドセットからなる外部リモート装置との間のケーブルを介した通話用通信を無線化するためのプロファイルである。HFPは、携帯電話機と通信可能な外部リモート装置を操作して電話の発着呼処理し、外部リモート装置からハンズフリー状態で通話できるようにするためのプロファイルである。このHFPによる接続には、音声通話に関する操作を行うためのサービスレベルの接続と、音声信号のデータをやり取りするための接続とがある。
また、本実施形態の携帯電話システムでは、携帯電話機10にあるコンテンツ以外の出力情報を外部リモート装置20へ送信して出力できるようにしている。この出力情報としては、着信した電話の発信元の情報、受信したメールの発信元のアドレスや氏名及びメールの件名の情報、電波(電界強度)状況の情報、電池残量の情報等がある。かかる出力情報を携帯電話機10から外部リモート装置20へ送信するときのプロファイルの候補としては、次の(1)〜(4)のようなプロファイルがある。
(1)LAP(LAN Access Profile):
このプロファイルは、2つの機器間でIP(Internet Protocol)接続(セッション)を張って、IP上でデータ送受信を行うためのプロファイルである。但し、IP接続(セッション)を張ることは負荷が高く、携帯電話機10と外部リモート装置20との間の通信で使用するのには不向きであると考えられる。
(2)SPP(Serial Port Profile):
このプロファイルは、2つの機器間でシリアル接続を張って、シリアル通信を行うためのプロファイルであり、携帯電話機10でSPP接続を通してATコマンドを送受信するのに使われている。上記出力情報を送受信するための手順を追加規定することにより、上記出力情報の送受信に兼用することができる。
(3)OPP(Object Push Profile):
このプロファイルは、2つの機器間で、あるオブジェクト単位でプッシュ・プルするものである。一般的には、携帯電話機同士で名刺交換したりアドレス帳を送ったりする用途に使われる。上記出力情報を送受信する内容のフォーマットを追加規定することにより、上記出力情報の送受信に兼用することができる。
(4)AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile):
このプロファイルは、オーディオ・ビジュアル機器をリモート制御するためのプロファイルプロファイルであり、上記A2DPのコンテンツ送受信用通信プロトコルと並列処理可能なリモート制御用通信プロトコルが規定されている。このプロファイルは、例えば、オーディオコンテンツの再生の中止、一時停止、再開、先送り、逆送りなどの制御データを、外部リモート装置20から携帯電話機10へ送信するときに使用される。
本実施形態では、上記(1)〜(4)の複数のプロファイルのうち、追加規定などが不要であって上記出力情報の設定が可能なコマンドデータが用意されているAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)を、上記出力情報の送受信に兼用している。具体的には、上記AVRCPのコマンド送受信の一つである「VENDOR DEPENDENT」と呼ばれる制御コマンドデータを使用する。この出力情報を送受信するときの制御コマンドデータのデータフォーマットについては後述する。
図1は本実施形態に係る携帯電話機10と外部リモート装置20とを組み合わせた携帯電話システムの一構成例を示したブロック図である。また、図2は携帯電話機10及び外部リモート装置20の外観図である。携帯電話機10は、外部リモート装置20との間の通信リンクが確立されユーザが直接操作する必要がないとき、かばんの中などのじゃまにならないところに入れておくことができる。一方、外部リモート装置20は、ヘッドホンのケーブルが届く範囲内でユーザが操作しやすい位置に固定しておくことができるように構成されている。例えば、外部リモート装置20は、ユーザの服にピン留めしたり、ベルトやひも等を使ってユーザの首から下げたりできるように構成されている。
本実施形態の携帯電話機10は、ヒンジ部100を中心にして互いに揺動可能な本体部101と蓋部102とから成るクラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機である。この携帯電話機10は、制御手段としての主制御部120と、記憶手段としての内部メモリ121と、携帯電話通信網(公衆通信網)を介した通信用の通信手段としての無線通信部122及びアンテナ111とを備えている。更に、携帯電話機10は、近距離用非公衆無線通信用の通信インターフェース手段としての通信インターフェース部127及びアンテナ128を備えている。
上記主制御部120は、例えばCPU、キャッシュメモリ、ROM、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより、内部メモリ121や無線通信部122等の各部との間でデータの送受信を行ったり、各部を制御したりする。この主制御部120には、音声処理部123を介してマイク108及びスピーカ109が接続され、画像処理部124を介して表示部125が接続されている。更に、主制御部120にはキー操作部126も接続されている。
なお、上記スピーカ109は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
また、上記スピーカ109のほかイヤホン接続端子113も設けられ、イヤホンケーブルを接続できるようになっている。そして、音楽などのコンテンツを、スピーカ109及びイヤホンの両方から出力したりイヤホンのみから出力したりすることができる。
また、上記主制御部120は、コンテンツ再生信号生成手段としても用いられる。この場合、主制御部120は、内部メモリ121に記憶している音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツのデータを読み出し、必要に応じて復号化処理を行う。そして、オーディオコンテンツのデータを連続的に再生処理(エンコード処理)してオーディオストリーム信号(コンテンツ再生信号)を生成する。この主制御部120で生成されたオーディオストリーム信号が、外部リモート装置20へ送信される。
上記表示部125は蓋部102側に設けられ、液晶ディスプレイ110等を用いて構成されている。この表示部125には、文字や画像等の各種情報が表示される。
上記キー操作部126は、データ入力キー103(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー104、終話キー105、スクロールキー106、多機能キー107等を備えている。このキー操作部126は、電話の発信や着信のほか、表示部125に表示される情報のスクロール、データ入力、メニュー選択等に用いられる。
上記内部メモリ121は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、主制御部120で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。また、この内部メモリ121は、情報提供サイトなどからダウンロードした画像、音楽、プログラム等のコンテンツのデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段としても用いられる。更に、この内部メモリ121は、スピーカ109から出力する音のデータ、表示部125に表示する画像データ等を記憶する記憶手段としても用いられる。
上記無線通信部122は主制御部120で制御され、アンテナ111を介して、所定の通信方式により移動体通信ネットワークとしての携帯電話通信網の基地局との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信や情報提供サイトからのコンテンツダウンロード等のデータ通信を行ったりすることができる。
上記通信インターフェース部127は主制御部120で制御され、外部リモート装置20との間で近距離用非公衆無線通信であるBluetooth(登録商標)の通信リンクを確立して通信を行う。また、この通信インターフェース部127は主制御部120で制御され、次のような信号、情報及びデータを外部リモート装置20との間で送受信する。すなわち、コンテンツ送受信用通信プロトコルが規定されたプロファイル(A2DP)を用いて外部リモート装置20にコンテンツのオーディオストリーム信号を連続的に送信する。また、コンテンツ送受信用通信プロトコルと並列処理可能な他のリモート制御用通信プロトコルが規定されたプロファイル(AVRCP)を用いて、コンテンツのデータの再生処理に関する制御コマンドデータを外部リモート装置20から受信する。この制御コマンドデータを通信インターフェース部127から受けた主制御部120は、コンテンツの再生処理の中止、一旦停止、再開、先送り、逆送り等の制御を実行する。更に、通信インターフェース部127は主制御部120で制御され、リモート制御用通信プロトコルが規定されたプロファイル(AVRCP)を用いて、電話の発信元情報、メールの発信元のアドレスや件名などの出力情報のデータを外部リモート装置20に送信する。
なお、本実施形態では、上記通信インターフェース部127及びアンテナ128を一体的に構成した通信モジュール112を着脱可能に設けている。
図1及び図2において、外部リモート装置20の本体部分20aは、制御手段としての主制御部210と、記憶手段としての内部メモリ221と、通信インターフェース手段としての通信インターフェース部222及びアンテナ223と、出力インターフェース部224と、情報出力手段としての表示部225と、キー操作部226とを備えている。この外部リモート装置20は図示しない電池を電源として動作するように構成されている。
また、上記出力インターフェース部224と音出力手段としてのヘッドホン240とそれらを結ぶケーブル230とにより、携帯電話機10から受信したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段が構成されている。なお、ヘッドホン240の代わりにイヤホンを用いてもよい。
また、外部リモート装置20は、電話の通話などに用いる音声入力手段としてのマイク250を有している。このマイク250は、利用者の音声を受ける音声検知部の位置と利用者の口の位置との間の調整して利用者の音声を効率的に且つ選択的に受けられるように、図1及び2に示すようにヘッドホン240に可動式のアーム251からなる連結部材の先端部に設けられている。なお、電話の通話時の音声入力を携帯電話機10側のマイクを用いる場合は、外部リモート装置20側にマイク等の音声入力手段を設けなくてもよい。
上記マイク250は、図1及び2に示す位置に設けるほか、図3(a)に示すようにケーブル230の途中に設けたり、図3(b)に示すように外部リモート装置の本体部分20aに設けたりしてもよい。これらの図3(a)及び(b)に示す構成の場合は、上記アーム等が不要になるため、ヘッドホン240の部分の取扱いが楽になり、またマイクが目立たなくなるためヘッドホン240の部分のデザインがシンプルになる。
また、外部リモート装置20の本体部分20aには、衣服などへ簡易に装着できるようにクリップ等の装着具を設けてもよい。また、外部リモート装置20は、ケーブル230を用いずに本体部分20aとヘッドホン240とが一体的な構造体をなすようなヘッドセットとして構成してもよい。例えば、ヘッドホン240の利用者の耳に対向する左右の音出力部のいずれか一方に、本体部分20aを一体的に設ける。このように一体的な構造体をなすようなヘッドセットとして構成した場合は、ケーブルの引き回しや本体部分の固定等を考慮する必要がなく、外部リモート装置20の取扱いが楽になる。
上記主制御部210は、例えばCPU、キャッシュメモリ、ROM、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより、内部メモリ221や通信インターフェース部222等の各部との間でデータの送受信を行ったり、各部を制御したりする。この主制御部210には表示部225やキー操作部226が接続されている。
また、主制御部210は、携帯電話機10から受信した音楽やゲーム音等のコンテンツのオーディオストリーム信号(デジタル信号)を出力インターフェース部224に転送する。このオーディオストリーム信号は、主制御部210又は出力インターフェース部224においてデコード処理されて所定のオーディオ出力信号(アナログ信号)に変換される。このオーディオ出力信号は、出力インターフェース部224で所定の強度に増幅された後、ケーブル230を介してヘッドホン240に送られる。
上記表示部225は液晶ディスプレイ等を用いて構成され、携帯電話機10から受信した音楽等のコンテンツに関する曲名などの情報のほか、電話の発信元情報、メールの発信元のアドレスや件名などの出力情報が表示される。
上記キー操作部226は複数のキーで構成され、ストリーミングコンテンツの出力の中止、一旦停止、再開、先送り、逆送りなどの指示や、表示部225に表示される情報のスクロール、データ入力、メニュー選択等に用いられる。
また、上記キー操作部226は複数のキーは、上記コンテンツ再生信号の出力に関する再生出力制御指示に用いられるほか、上記電話の発着呼用の通話開始指示にも兼用されている。例えば、上記キー操作部226を構成する複数のキーのうち一つのキー226aは、電話着信時の電話の着呼用の通話開始キーとしても割り当てられている。オーディオ又はビデオの再生中に着信通知を受けたとき、利用者が通話開始キー226aを操作することにより携帯電話機10にかかってきた電話を受けることができる。また、キー操作部226を構成する複数のキー226a〜226cは、携帯電話機10を経由して特定の発信先に電話の発呼を行うときの通話開始用キーとしても割り当てられている。この場合、キー226a〜226cに対応する発信先としては、例えばよく電話をする家族や友人など発信先と割り当てることができる。また、各キー226a〜226cに対応する発信先は互いに異なる発信先を割り当ててもいいし、同一の発信先を割り当てておいてもよい。この各キーに対する発信先の割り当てに関する情報は、例えばキーの識別情報と発信先の識別情報との対応データとして、外部リモート装置20の内部メモリ221や携帯電話機10の内部メモリ121等に保存される。ここで、外部リモート装置20の内部メモリ221に保存されている場合は、利用者が操作したキーに対応する発信先の識別情報が、発呼開始操作をした外部リモート装置20から携帯電話機10へ発信先指定情報として送信される。一方、携帯電話機10の内部メモリ121等に保存されている場合は、利用者が操作したキーの識別情報が、発呼開始操作をした外部リモート装置20から携帯電話機10へ発信先指定情報として送信され、携帯電話機10においてキーの識別情報に基づいて発信先が特定される。
また、上記キー操作部226の構成を簡易して外部リモート装置20の小型化を図るために、キー操作部226の各キーは、ストリーミングコンテンツの再生出力制御指示と上記電話の発着呼用の通話開始指示とに兼用されている。そのため、上記再生出力制御指示及び上記発呼指示の選択的な指示を利用者が確実に行うことができるように、再生出力制御指示と発呼指示との間でキーに対する操作内容を異ならせる必要がある。例えば、各キーを利用者が通常の押下時間だけ押下する操作を行った場合には、ストリーミングコンテンツの再生出力制御を行うようにし、同じキーを利用者が上記通常の押下時間よりも長い時間押下する長押し操作を行った場合には、上記電話の発着呼を行うように、主制御部210で制御する。なお、上記再生出力制御指示と上記発呼指示との間で異ならせるキーに対する操作内容は、上記キーの連続押下時間に限定されるものではなく、例えば所定時間間隔で連続的に押下する複数の押下の回数であってもよい。
上記内部メモリ221は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、主制御部210で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。
上記通信インターフェース部222は主制御部210で制御され、携帯電話機10との間で近距離用非公衆無線通信であるBluetooth(登録商標)の通信リンクを確立して通信を行う。
また、この通信インターフェース部222は主制御部210で制御され、次のような信号、情報及びデータを携帯電話機10との間で送受信する。すなわち、通信インターフェース部222は、コンテンツ送受信用通信プロトコルが規定されたプロファイル(A2DP)を用いて携帯電話機10からオーディオストリーム信号のデータを連続的に受信する。また、通信インターフェース部222は、コンテンツ送受信用通信プロトコルと並列処理可能な他のリモート制御用通信プロトコルが規定されたプロファイル(AVRCP)を用いて、コンテンツのデータの再生処理に関する制御コマンドデータを携帯電話機10に送信する。
更に、通信インターフェース部222は主制御部210で制御され、リモート制御用通信プロトコルが規定されたプロファイル(AVRCP)を用いて、各種出力情報のデータを携帯電話機10から受信する。例えば、携帯電話機10が着信した電話の発信元情報、携帯電話機10が受信したメールの発信元のアドレスや件名などの出力情報のデータを携帯電話機10から受信する。これらの出力情報が表示部225に優先的に表示される。
なお、上記出力情報を受信して表示部225に表示するとき、情報の種類に応じて予め設定しておいた音信号を必要に応じてコンテンツのオーディオ出力信号(アナログ信号)に重畳させてヘッドホン240から出力し、上記出力情報の受信をユーザに通知するようにしてもよい。
また、上記出力情報を受信して表示部225に表示するとき、ヘッドホン240から出力している音楽などのオーディオ出力の音量を低くしてもよい。この音量の低下によって上記出力情報の受信をユーザに通知することができる。
上記コンテンツ以外の出力情報としては、次の(1)〜(12)のような各種の情報を携帯電話機10から外部リモート装置20に送信して外部リモート装置20の表示部225に表示・出力することができる。
(1)電話着信(音声着信)に関する情報:
電話着信(音声着信)の際、電話帳に登録されている場合は発信元の名前を表示する。なお、電話帳に登録されていない場合は電話番号を表示し、非通知の場合は「非通知設定」と表示する。また、不在着信時は不在着信ピクトを表示する。但し、オーディオプレーヤーをOFF/ONした場合は、上記出力情報の表示状態を維持しなくてもよい。
(2)メール着信に関する情報:
メール着信時は未読ピクトを表示部225に表示すると同時に、電話帳に登録されている場合は送信元の名前を表示する。なお、電話帳に登録されていない場合は、送信元のアドレスを表示する。ただし、オーディオプレーヤーをOFF/ONした場合は、上記出力情報の表示状態を維持しなくてもよい。
(3)イヤホン切換え設定に関する情報:
携帯電話機10で設定している「スピーカ+イヤホン」もしくは、「イヤホンのみ」の設定内容を表示することができる。
(4)着信優先設定に関する情報:
携帯電話機10で設定しているイヤホンへの着信通知ついて、「着信優先」、「着信通知」の設定内容を表示することができる。
(5)オーディオプレーヤーに関する情報:
携帯電話機10で起動しているオーディオプレーヤーの情報については、タイトルの表示、曲番、再生時間を表示することができる。
(6)情報配信サーバからの情報着信に関する情報:
携帯電話通信網等にある情報配信サーバから配信情報を受信したときは未読ピクトを表示部225に表示することができる。
(7)Web着信に関する情報:
携帯電話通信網やインターネット等にあるWebサーバからWebページなどのWeb情報を受信したときは未読ピクトを表示部225に表示することができる。
(8)時刻情報:
現在時刻を表示部225に表示することができる。なお、この時刻の表示内容は携帯電話機10の時刻設定と同期させる。これらの情報は、キャラクタ表示コマンドを使用して表示する。
(9)電池残量に関する情報:
携帯電話機10の電池残量を表示部225に表示することができる。なお、この電池残量の表示内容は携帯電話機10の表示部125における電池残量表示と同期させる。
(10)電波状況(電界強度)や天気に関する情報:
携帯電話機10における電波状況(電界強度)や天気の情報を表示部225に表示することができる。なお、この電波状況(電界強度)及び天気の表示内容は携帯電話機10の表示部125における電界強度表示及び天気の表示内容と同期させる。
(11)お知らせに関する情報:
携帯電話機10の表示部125において未読ピクトを表示する情報に対して、お知らせ表示ピクトを表示部225に表示することができる。なお、このお知らせ表示ピクトを表示するタイミングは、携帯電話機10の表示部125上でのピクト表示と同様とする。
(12)キャラクタ表示に関する情報:
携帯電話機10からの指示により、ピクト表示以外の文字列の情報を表示部225に表示することができる。これらの文字列の情報は、キャラクタ表示コマンドを使用して表示する。
また、本実施形態の外部リモート装置20は、上記(1)〜(12)の出力情報に加えて次に挙げる項目(外部リモート装置の電池残量、Bluetooth(登録商標)無線通信の電界強度)も表示することができる。
・外部リモート装置の電池残量:
外部リモート装置20内で用いられている電池の残量を表示することができる。この電池残量の情報は、外部リモート装置20側で取得される情報であり、携帯電話機10から外部リモート装置20へ送信されたものではない。
・Bluetooth(登録商標)無線通信の電界強度:
Bluetooth(登録商標)無線通信で使用している電波の電界強度を表示することができる。この電波強度の情報も、外部リモート装置20側で取得される情報であり、携帯電話機10から外部リモート装置20へ送信されたものではない。
図4は、携帯電話機10と外部リモート装置20との間でBluetooth(登録商標)無線通信の通信リンクを確立するときの処理の一例を示すシーケンス図である。なお、通信リンク確立のための接続開始処理は、図4の例のように携帯電話機10側から行うようにしてもいいし、外部リモート装置20側から行うようにしてもよい。また、下記の周辺機器問い合せ(Inquiry)やサービス検索は、必要な情報が予めわかっていれば省略してもよい。
図4において、まず、携帯電話機10でリモート出力モードが選択されている状態で「オーディオプレーヤー」や「ゲーム」のソフトを起動すると、携帯電話機10は、周辺機器を検索するための周辺機器問い合せ(Inquiry)を送信し、周辺のBluetooth(登録商標)対応の機器に呼びかける(ステップS1)。外部リモート装置20は、周辺機器問い合せ(Inquiry)に応答可能なInquiry scan状態で待ち受けており、上記携帯電話機10からの周辺機器問い合せ(Inquiry)に対して、Bluetooth(登録商標)デバイスアドレス(BD_ADDR)とともに回答(Response)を返す(ステップS2)。
次に、携帯電話機10は、外部リモート装置20に対して、対応しているサービスの検索を行う(ステップS3)。外部リモート装置20は、携帯電話機10からのサービス検索に対する回答として、外部リモート装置20がサポートしているサービスの情報を返す(ステップS4)。ここでは、サポートサービス情報として、サポートしているプロファイル名(A2DP,AVRCP,HFP,HSP)を返している。
次に、携帯電話機10は、外部リモート装置20に対して、リモート通話用のHFPのサービスレベルの接続を要求する接続要求を送信する(ステップS5)。外部リモート装置20は、上記接続要求に対するレスポンスを返信する(ステップS6)。このHFPのサービスレベルの接続は、外部リモート装置20から音声通話に関する操作を行うための接続である。
次に、携帯電話機10は、外部リモート装置20に対して、音楽等のオーディオコンテンツを再生処理して生成したオーディオストリーム信号(コンテンツ再生信号)を送受信するためのA2DP接続を要求する接続要求を送信する(ステップS7)。外部リモート装置20は、上記接続要求に対するレスポンスを返信する(ステップS8)。
次に、携帯電話機10は、外部リモート装置20に対して、オーディオコンテンツのデータの再生処理をリモート制御するためのAVRCP接続を要求する接続要求を送信する(ステップS9)。外部リモート装置20は、上記接続要求に対するレスポンスを返信する(ステップS10)。
以上のシーケンスの後、携帯電話機10と外部リモート装置20との間は、次の3つのプロファイルによる接続がなされた状態になる。すなわち、オーディオストリーム信号を送受信するためのA2DP接続と、オーディオコンテンツのデータの再生処理をリモート制御するためのAVRCP接続と、電話の通話のためのHFPのサービスレベル接続(制御用)とがなされた状態になる。
図5は、上記A2DP接続、AVRCP接続及びHFPのサービスレベル接続がなされた後、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに携帯電話機10がメールを受信したときの処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、上記A2DP接続及びAVRCP接続がなされた状態で(ステップS9)、ユーザが外部リモート装置20のキー操作部226を操作し、オーディオコンテンツの再生を指示すると、外部リモート装置20は、AVRCP接続を使って再生要求を携帯電話機10に送信する(ステップS10)。携帯電話機10は、上記再生要求に対して、AVRCP接続を使って再生応答を外部リモート装置20に返信する(ステップS11)。
上記再生要求及び再生応答の送受信により、携帯電話機10は、指定されたオーディオコンテンツのデータを内部メモリ112から読み出し、所定のオーディオストリーム信号に変換しながら、A2DP接続を使ってオーディオストリーム信号を外部リモート装置20に送信し始める(ステップS12)。外部リモート装置20は、A2DP接続を使って携帯電話機10から受信したオーディオストリーム信号(デジタル信号)を所定のオーディオ出力信号(アナログ信号)に変換し、出力インターフェース部224及びケーブル230を介してヘッドホン240に出力する。
次に、上記オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに、携帯電話機10が携帯電話通信網からメール又はメール着信通知メッセージを受信すると(ステップS13)と、携帯電話機10は、AVRCP接続を使って図6に示すUNIT INFOコマンドを外部リモート装置20に送信する(ステップS14)。このUNIT INFOコマンドは、機能サポート識別情報の取得要求として、外部リモート装置20に送信される。この機能サポート識別情報は、その後に携帯電話機10から送信される上記出力情報を受け取って表示する機能を外部リモート装置20がサポートしているか否かを判定するための情報である。
なお、上記携帯電話機10で受信するメールとしては、インターネット標準の電子メール、短い文字メッセージを送受信可能なショートメッセージサービス(SMS:Short Message Service)のメール、SMSよりも文字制限が緩やかであって携帯電話通信網内で送受信されるメール等がある。更に、携帯電話機10で受信するメールとしては、携帯電話通信網内の回線交換網を介して送受信されるメールや、携帯電話通信網内のパケット交換網を介して送受信されるメールであってもよい。
また、携帯電話機10によるメールの受信には、携帯電話通信網のメールサーバなどで受信されたメールの一部をメール着信通知(Notification)として受信する場合も含まれる。このメール着信通知は、例えば携帯電話機と網側との間で確立される通信回線の制御チャネルを使って送受信される。
外部リモート装置20は、上記UNIT INFOコマンドに対して、図7に示す上記機能サポート識別情報としての会社識別情報(Company ID)を含むUNIT INFOコマンドレスポンスを返信する(ステップS15)。
通常のAVRCP接続では、主に外部リモート装置20側がコマンドを送信する側(CT)であり、携帯電話機10がコマンドを受ける側(TG)であるが、受信メール情報は携帯電話機10がコマンドを送信する側になる。そのため、携帯電話機10からUNIT INFOコマンドを外部リモート装置20に送信して、会社識別情報(Company ID)を取得している。
次に、携帯電話機10は、AVRCP接続における制御コマンドデータの一つである図8に示すVENDOR DEPENDENTコマンドを用いて、送信元情報、件名情報及び本文情報からなる出力情報としての受信メール情報を、外部リモート装置20に送信する(ステップS16)。なお、上記件名情報及び本文情報はいずれか一方だけを受信メール情報に含めるようにしてもよい。
外部リモート装置20は、上記受信メール情報を含むVENDOR DEPENDENTコマンドに対し、AVRCP接続を用いて図9に示すVENDOR DEPENDENTコマンドレスポンスを返信する(ステップS17)。その後、外部リモート装置20は、携帯電話機10から受信した受信メール情報を着信通知メッセージとともに表示部225に表示する(ステップS18)。
なお、上記図6〜9に示す各コマンド及びコマンドレスポンスのコマンドフレームの1行は8ビット(4+4ビット)で構成されている。また、各コマンドフレームの最大長は512バイトであり、このバイト長を超える場合は切り捨てられる。
また、前述のように、上記図5のシーケンスの例においてVENDOR DEPENDENTコマンドを発行して出力情報を送信するために、携帯電話機10は、相手側の外部リモート装置20が出力情報を受け取って表示できる機器であることを確認するのが好ましい。これは、上記図5のシーケンスのステップS19で出力情報を送るにあたって、携帯電話機10は、送信先の装置がこれらの情報を受け取って表示する機能をサポートしている機器かどうかを識別しておかないと、サポートしていない機器に対して無駄なコマンドを発行してしまうことになるからである。この出力情報を表示可能なデバイスであることを確認するために、上記図5のシーケンスの例では、UNIT INFOコマンドを発行して会社識別情報(Company ID=Vendor ID)を取得している。
但し、上記会社識別情報(Company ID=Vendor ID)だけでは、出力情報を表示可能な機能を有する機器であることを確認できない可能性がある。同一会社(ベンダー)から複数の製品(機器)が出されている場合には、上記会社識別情報(Company ID=Vendor ID)を特定したとしても、その機器が出力情報を受信して表示できる機器であることが必ずしも保障されないことになってしまう。従って、この場合は、会社(ベンダー)だけでなく製品(機器)の種類まで確認するのが好ましい。会社(ベンダー)だけでなく製品(機器)の種類についても特定するためには、外部リモート装置20のBluetooth(登録商標)デバイスアドレス(BD_ADDR)を参照する方法がある。このBD_ADDRは、「company_id」と「company_assigned」の部分により構成されているため、外部リモート装置20のBD_ADDRを決定するときに、「company_assigned」の部分を、意図する製品(機器)に適合させることにより、上記出力情報を表示できる機能を持つ機器を確認することができるようになる。このようにBluetooth(登録商標)デバイスアドレス(BD_ADDR)を参照する場合、BD_ADDRの交換は図4のシーケンスのステップS2で行われており、新たにBD_ADDRを取得しなおす必要は無い。また、BD_ADDRによって出力情報を表示できるデバイスであるか否かを確認する場合には、図のシーケンスのステップS17、S18は必要なくなる。
図10は、上記A2DP接続、AVRCP接続及びHFPのサービスレベル接続がなされた後、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに携帯電話機10が電話の発呼を着信したときの処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図10中のステップS9〜S12については、前述の図5中のステップS9〜S12と同様な手順であるので、説明を省略する。
図10において、上記オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに、携帯電話機10が携帯電話通信網から電話の発呼を受信すると(ステップS13)、外部リモート装置20に対して、音声信号のデータを送受信できるように音声接続要求を送信する(ステップS14)。外部リモート装置20は、上記接続要求に対するレスポンスを返信する(ステップS15)。このシーケンスにより、携帯電話機10と外部リモート装置20との間は、HFPによる音声接続がなされた状態になる(ステップS16)。
次に、携帯電話機10は、AVRCP接続を使って前述の図6に示すUNIT INFOコマンドを外部リモート装置20に送信する(ステップS17)。外部リモート装置20は、上記UNIT INFOコマンドに対して、前述の図7に示す会社識別情報(Company ID)を含むUNIT INFOコマンドレスポンスを返信する(ステップS18)。
次に、携帯電話機10は、AVRCP接続における制御コマンドデータの一つである図11に示すVENDOR DEPENDENTコマンドを用いて、発信元の名前情報及び電話番号情報からなる出力情報としての着信電話情報を、外部リモート装置20に送信する(ステップS19)。
外部リモート装置20は、上記着信電話情報を含むVENDOR DEPENDENTコマンドに対し、AVRCP接続を用いて図12に示すVENDOR DEPENDENTコマンドレスポンスを返信する(ステップS20)。その後、外部リモート装置20は、携帯電話機10から受信した着信電話情報を着信通知メッセージとともに表示部225に表示する(ステップS21)。
次に、利用者は、上記表示部225に表示された着信電話情報を確認し、外部リモート装置20のキー操作部226にある通話開始キー226aを操作(長押し押下操作)して通話開始を指示する。外部リモート装置20は、上記利用者の通話開始操作を検知すると(ステップS22)、携帯電話機10に対して、HFPによる通話要求を送信する(ステップS23)。この通話要求を受けた携帯電話機10は、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。以上により、利用者は、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツを聴きながら又は当該オーディオコンテンツの音出力を一時的にミュートにした状態で、外部から携帯電話機10に対してかかってきた電話を受けて通話することができる。
なお、上記図10の例では、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに携帯電話機10が受信した電話の発呼に応答して通話を開始した場合について示したが、着信通知時に限らず、ストリーミング伝送中の任意のタイミングに利用者が外部リモート装置20の通話開始キー226aを操作(長押し押下操作)して特定の相手に電話をかけるようにしてもよい。
図13及び14はそれぞれ、ストリーミング伝送中の任意のタイミングに利用者が外部リモート装置20の通話開始キー226aを操作(長押し押下操作)することにより特定の相手に対して電話を発呼するときの手順の一例を示すフローチャートである。なお、図13及び14中のステップS9〜S12については、前述の図5中のステップS9〜S12と同様な手順であるので、説明を省略する。
図13の例では、上記オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに、外部リモート装置20の通話開始キー226aを利用者が操作(長押し押下操作)する。外部リモート装置20は、この利用者の発呼指示操作を検知すると(ステップS13)、携帯電話機10に対して、音声信号のデータを送受信できるように音声接続要求を送信する(ステップS14)。携帯電話機10は、上記接続要求に対するレスポンスを返信する(ステップS15)。このシーケンスにより、携帯電話機10と外部リモート装置20との間は、HFPによる音声接続がなされた状態になる(ステップS16)。
次に、外部リモート装置20は、携帯電話機10に対して、上記通話開始キー226aに割り当てられた発信先指定情報とともにHFPによる発呼要求を送信する(ステップS17)。この発呼要求を受けた携帯電話機10は、発信先指定情報で指定された所定の発信先に対する発呼処理を実行する(ステップS18)。携帯電話機10は、発信先からの応答信号を受信すると(ステップS19)、外部リモート装置20に対して通話要求を送信する(ステップS20)とともに、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。通話要求を受信した外部リモート装置20は、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。以上により、利用者は、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツを聴きながら又は当該オーディオコンテンツの音出力を一時的にミュートにした状態で、外部の携帯電話機等の対して電話をかけて通話することができる。
図14の例では、上記オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに、外部リモート装置20の通話開始キー226aを利用者が操作(長押し押下操作)する。外部リモート装置20は、この利用者の発呼指示操作を検知すると(ステップS13)、携帯電話機10に対して、音声信号のデータを送受信できるように音声接続要求を送信する(ステップS14)。携帯電話機10は、上記接続要求に対するレスポンスを返信する(ステップS15)。このシーケンスにより、携帯電話機10と外部リモート装置20との間は、HFPによる音声接続がなされた状態になる(ステップS16)。
次に、前述のように携帯電話機10と外部リモート装置20との間で、UNIT INFOコマンド及びVENDOR DEPENDENTコマンドを送受信することにより、上記通話開始キー226aに対応付けて携帯電話機10に設定されている電話の発信先情報及び電話番号情報を外部リモート装置20に送信する(ステップS16〜S19)。外部リモート装置20は、携帯電話機10から受信した発信先情報及び電話番号情報とともに発信先の確認を促すメッセージを表示部225に表示する(ステップS20)。
次に、利用者が上記表示部225に表示されている発信先情報等を確認し、発呼を承諾した場合は、所定の操作部(例えば通話開始キー226a)を利用者が操作(長押し押下操作)する。外部リモート装置20は、この利用者の発呼確認操作を検知すると(ステップS21)、携帯電話機10に対してHFPによる発呼要求を送信する(ステップS22)。この発呼要求を受けた携帯電話機10は、上記利用者が確認した所定の発信先に対する発呼処理を実行する(ステップS23)。携帯電話機10は、発信先からの応答信号を受信すると(ステップS24)、外部リモート装置20に対して通話要求を送信する(ステップS25)とともに、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。通話要求を受信した外部リモート装置20は、音声接続による通話可能な状態にするための処理を実行する。以上により、利用者は、音楽やゲーム音等のオーディオコンテンツを聴きながら又は当該オーディオコンテンツの音出力を一時的にミュートにした状態で、外部の携帯電話機等の対して電話をかけて通話することができる。
なお、キー操作部226の各キー226a〜226cには互いに異なる発信先が割り当られているため、上記図13及び14において上記キー226a以外のキー226b,226cを操作(長押し操作)すると、各キー226b,226cに割り当てられている発信先に対して電話の発呼を行うことになる。
また、上記図13及び14では、利用者が操作(長押し押下操作)したキーに割り当てられている特定の発信先に電話の発呼を行っているが、複数のキーのうち特定のキーを操作したときには、着信履歴の最後(最新)の電話番号の発信先に対して電話を発呼を行うようにしてもよい。
例えば、何らかの理由で場合に着信に応答できずに呼が切断されたとき、上記図10や14のシーケンスにおける外部出力情報の送受信と同様な手順により、携帯電話機10から外部リモート装置20に、上記呼が切断された発信者の着信電話情報や着信時刻情報等の着信履歴情報を送信する。携帯電話機10から受信した着信履歴情報は、外部リモート装置20の内部メモリ221に一旦保存され、利用者のキー操作により表示部225に表示される。利用者が表示部225に表示された着信履歴情報を確認した後、所定のキーを操作(長押し押下操作)すると、上記図13又は14に示したシーケンスにおける発呼の手順により、上記着信履歴にある発信者に対して電話の発呼を行うことができる。
また、上記図4〜図14の例では、リモート通話用のHFPのサービスレベル接続のためのシーケンスを、オーディオコンテンツのストリーミングを開始するときに実行しているが、電話着信時におけるHFPによる音声接続のためのシーケンスの直前に実行してもよい。例えば、図10の携帯電話機10が電話の発呼を受信(ステップS13)した後、音声接続要求を送信(ステップS14)する前に、HFPのサービスレベル接続のためのシーケンスを実行してもよい。
また、上記HFPによる音声接続のためのシーケンスは、オーディオコンテンツのストリーミングを開始するときに実行しておいてもよい。例えば、上記HFPのサービスレベル接続のためのシーケンスを実行するときに、HFPによる音声接続のためのシーケンスも併せて実行しておいてもよい。この場合は、電話の発呼や着呼の指示操作から通話の開始までの時間が短くなる。
また、上記図4、図10〜14の例では、通話用のプロファイルとしてHFP(Hands Free Profile)を使用しているが、このHFPの代わりにHSP(Head Set Profile)を使用してもよい。このHSPを使用する場合は、上記HFPのサービスレベル接続のシーケンスの代わりに、HSPにおけるシグナル接続である非同期接続(ACL:Asynchronous Connectionless 接続)のシーケンスを実行する。また、上記HFPの音声接続のシーケンスの代わりに、回線接続である同期接続(SCO:Synchronous Connection Oriented 接続)のシーケンスを実行する。
以上、本実施形態によれば、携帯電話機10で生成したオーディオストリーム信号(コンテンツ再生信号)をA2DPを用いて外部リモート装置20に連続的に送信する。この携帯電話機10からのオーディオストリーム信号を外部リモート装置20で連続的に受信して出力することにより、ユーザは外部リモート装置20側でオーディオコンテンツを楽しむことができる。
しかも、携帯電話機10は、外部リモート装置20にオーディオストリーム信号を連続的に送信している状態で電話の発呼又はメールを受信したとき、その受信した電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置20に送信する。これらの情報を外部リモート装置20が受信して出力することにより、電話の発呼の発信元の情報又はメールの送信元の情報を外部リモート装置20側でユーザが確認できる。
また、本実施形態によれば、上記オーディオストリーム信号を連続的に送受信している状態で携帯電話機10がメールを受信したとき、そのメールの送信元の情報とともメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置20に送信する。これらの情報を外部リモート装置20が受信して出力することにより、メールの送信元の情報だけでなく、そのメールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を外部リモート装置20側でユーザが確認できる。
なお、上記実施形態では、オーディオのコンテンツのデータを連続的に再生処理して生成したオーディオストリーム信号(コンテンツ再生信号)を送受信する場合について説明したが、本発明は、ビデオのコンテンツのデータを再生処理して生成したビデオストリーム信号を送受信する場合に適用できる。ビデオのコンテンツは、動画、ゲーム画像等の時間経過とともに変化する画像情報を有するコンテンツであり、音楽、ゲーム音、朗読等の音情報を一緒に有するものであってもよい。
また、上記実施形態では、上記受信メール情報等の出力情報のデータの送受信に、携帯電話機10におけるコンテンツの再生処理制御に用いる通信プロトコルが規定されているAVRCPを使用しているが、他の通信プロトコルのプロファイルを使用してもよい。例えば、前述の候補として挙げたSPP(Serial Port Profile)やOPP(Object Push Profile)等のプロファイルを使用してもよい。
本発明の実施形態に係る携帯電話機と外部リモート装置とを組み合わせた携帯電話システムの一構成例を示したブロック図。 携帯電話機及び外部リモート装置の外観図。 (a)及び(b)はそれぞれ変形例に係る外部リモート装置の外観図。 携帯電話機と外部リモート装置との間で無線通信リンクを確立するときの処理の一例を示すシーケンス図。 オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに携帯電話機がメールを受信したときの処理の一例を示すシーケンス図。 UNIT INFOコマンドのデータフォーマットの一例を示す説明図。 UNIT INFOコマンドレスポンスのデータフォーマットの一例を示す説明図。 メール受信時のVENDOR DEPENDENTコマンドのデータフォーマットの一例を示す説明図。 メール受信時のVENDOR DEPENDENTコマンドレスポンスのデータフォーマットの一例を示す説明図。 オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに携帯電話機が電話を着信したときの処理の一例を示すシーケンス図。 電話着信時のVENDOR DEPENDENTコマンドのデータフォーマットの一例を示す説明図。 電話着信時のVENDOR DEPENDENTコマンドレスポンスのデータフォーマットの一例を示す説明図。 オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに外部リモート装置から電話の発呼を行うときの処理の一例を示すシーケンス図。 オーディオコンテンツのストリーミング伝送を実行しているときに外部リモート装置から電話の発呼を行うときの処理の一例を示すシーケンス図。
符号の説明
10 携帯電話機
20 外部リモート装置
111 アンテナ
120 主制御部
121 内部メモリ
122 無線通信部
127 通信インターフェース部
128 アンテナ
210 主制御部
221 内部メモリ
222 通信インターフェース部
223 アンテナ
224 出力インターフェース部
225 表示部
226 キー操作部
226a 通話開始キー
230 ケーブル
240 ヘッドホン
250 マイク

Claims (6)

  1. 移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、
    該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、
    オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理してコンテンツ再生信号を生成するコンテンツ再生信号生成手段と、
    該コンテンツ再生信号生成手段で生成したコンテンツ再生信号を該外部リモート装置に連続的に送信している状態で、移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該外部リモート装置に送信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、上記外部リモート装置にコンテンツ再生信号を連続的に送信している状態でメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を上記外部リモート装置に送信するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 移動体通信端末と通信可能な外部リモート装置であって、
    移動体通信端末との間で近距離用非公衆無線通信の通信リンクを確立して通信を行う通信インターフェース手段と、
    オーディオ又はビデオのコンテンツのデータを連続的に再生処理したコンテンツ再生信号を該移動体通信端末から連続的に受信している状態で、該移動体通信端末が移動体通信ネットワークを介して電話の発呼又はメールを受信したとき、該受信した電話の発呼の発信元の情報又は該受信したメールの送信元の情報を該移動体通信端末から受信するように、該通信インターフェース手段を制御する制御手段と、
    該コンテンツ再生信号を出力するコンテンツ再生信号出力手段と、
    該電話の発呼の発信元の情報又は該メールの送信元の情報を出力する情報出力手段とを備えたことを特徴とする外部リモート装置。
  4. 請求項3の外部リモート装置において、
    上記制御手段は、上記移動体通信端末からコンテンツ再生信号を連続的に受信している状態で該移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から受信するように制御することを特徴とする外部リモート装置。
  5. 移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末と、該移動体通信端末とは別体の外部リモート装置との間の通信方法であって、
  6. 請求項5の通信方法であって、
    上記コンテンツ再生信号の送受信を継続した状態で上記移動体通信端末がメールを受信したとき、該メールの送信元の情報ととも該メールの件名及び本文の少なくとも一方の情報を該移動体通信端末から送信することを特徴とする通信方法。
JP2004215851A 2004-07-23 2004-07-23 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法 Expired - Fee Related JP4350605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215851A JP4350605B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215851A JP4350605B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006041704A true JP2006041704A (ja) 2006-02-09
JP4350605B2 JP4350605B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=35906254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004215851A Expired - Fee Related JP4350605B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4350605B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007158730A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Sony Corp 無線通信方法
JP2008167373A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Brother Ind Ltd 情報呈示装置
JP2008283570A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2009118313A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Denso Corp 車載ハンズフリー装置
JP2009124243A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Toshiba Corp 情報処理装置
WO2011024365A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 日本電気株式会社 発信者情報表示方法、携帯電話機、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2013105461A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末装置の充電システム及び携帯端末装置
JP2014053931A (ja) * 2013-10-21 2014-03-20 Denso Corp 車載ハンズフリー装置
KR101774842B1 (ko) * 2016-10-10 2017-09-05 리모트솔루션주식회사 핸즈프리 기능을 겸비한 혼자듣기 리모컨

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007158730A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Sony Corp 無線通信方法
JP2008167373A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Brother Ind Ltd 情報呈示装置
JP2008283570A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2009118313A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Denso Corp 車載ハンズフリー装置
JP2009124243A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Toshiba Corp 情報処理装置
WO2011024365A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 日本電気株式会社 発信者情報表示方法、携帯電話機、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
KR101419142B1 (ko) * 2009-08-25 2014-07-11 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 발신자 정보 디스플레이 방법, 셀룰러 폰, 및 프로그램이 저장된 비일시적 컴퓨터 판독가능 매체
JP5556814B2 (ja) * 2009-08-25 2014-07-23 日本電気株式会社 発信者情報表示方法、携帯電話機、及びプログラム
US8825028B2 (en) 2009-08-25 2014-09-02 Nec Corporation Caller information displaying method, cellular phone, and non-transitory computer readable medium storing program
WO2013105461A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末装置の充電システム及び携帯端末装置
JP2014053931A (ja) * 2013-10-21 2014-03-20 Denso Corp 車載ハンズフリー装置
KR101774842B1 (ko) * 2016-10-10 2017-09-05 리모트솔루션주식회사 핸즈프리 기능을 겸비한 혼자듣기 리모컨

Also Published As

Publication number Publication date
JP4350605B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4220575B1 (ja) 情報処理装置
EP2137946B1 (en) Call rerouting
JP2003319062A (ja) ハンズフリー携帯電話機およびハンズフリー切替プログラム
JP2014233087A (ja) 車載装置
US20090061850A1 (en) Cordless phone system with data retrieving capability using wireless technology
JP2006086581A (ja) 無線通信機能付ヘッドセット、無線通信システム及びコンピュータプログラム
TW201445909A (zh) 藍牙資料/控制訊息傳輸模組、互動系統及其方法
JP4074274B2 (ja) 移動体通信端末と通信可能な外部リモート装置、及び移動体通信端末と外部リモート装置とを備えたシステム
US20040063452A1 (en) Electronic apparatus and method of switching connection destination of the same
JP4350605B2 (ja) 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法
US20080254835A1 (en) System and method for a portable communication device to ...
JP4162640B2 (ja) 移動体通信端末、外部リモート装置及びそれらの間の通信方法
JP5657771B1 (ja) 電話装置及び携帯電話連携方法
US20090186579A1 (en) Wireless headset with character message outputting function and method for outputting character message
JP2007208810A (ja) 通信装置、通信方法
EP1643779A1 (en) Telephone system for interfacing via bluetooth a cordless handset with a basestation in a wireless network
JP4724057B2 (ja) 通信装置、通信方法及び通信処理プログラム
JP2002152829A (ja) 移動体電話機及びそれに用いる音声入出力装置
JP2009111888A (ja) 近距離無線通信機能付き携帯端末を用いた携帯無線通信方法
JP2005323265A (ja) 無線通信機能付ヘッドセット及び無線通信装置及び無線通信システム
JP5449046B2 (ja) 携帯端末装置及び無線通信システム
JP3133013U (ja) 通信機能つきヘッドフォン
JP5085431B2 (ja) 無線通信装置
KR100691373B1 (ko) 무선 헤드셋의 문자 메시지 출력 방법
JP5171660B2 (ja) 電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140731

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees