JP4385312B2 - 遊技機用操作ボタン装置 - Google Patents

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JP4385312B2 JP2003003389A JP2003003389A JP4385312B2 JP 4385312 B2 JP4385312 B2 JP 4385312B2 JP 2003003389 A JP2003003389 A JP 2003003389A JP 2003003389 A JP2003003389 A JP 2003003389A JP 4385312 B2 JP4385312 B2 JP 4385312B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に用いられる操作ボタン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットマシンにおいて、特許文献1に開示するようなストップボタンが知られている。スロットマシンは、遊技者により、1ゲームに賭けるメダル数が提示され、スタートレバーがオン操作されると、絵柄が描かれた各リールの回転を開始する。遊技者により、適宜、各ストップボタンが押圧操作されると、それらに対応する各リールの回転を停止する。そして、各リールに描かれている絵柄が所定の組合せで揃うと入賞となり、その入賞の種類に応じてメダルの払出しをする。
【0003】
スロットマシンを行う際、遊技者は、回転するリールの絵柄が揃うタイミングを見計らい、各リールに対応するストップボタンを押圧(目押し)操作してリールを停止させる。スロットマシンにおいては、このストップボタンを押す操作が主な遊技行為となっている。
【0004】
ここで、遊技者が、3個のストップボタンの配列方向に沿って順にストップボタンを操作すると、ストップボタンの頭部の角に指が当たり、滑らかに操作することができなかった。
【0005】
このような問題に対処して、特許文献1に開示されているストップボタンには、操作方向に向かうストップボタンの角部をテーパー状にした肉逃げ部が設けられている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−146417号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のストップボタンによれば、本来の可動方向にストップボタンを押圧すると、指先がテーパー状の肉逃げ部に当たり、操作感触に違和感を覚えることがあった。
【0008】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、操作ボタンの配列に沿って連続的に操作する際にも、良好な操作感触が得られる等の操作ボタン装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、押圧スイッチが間隔をおいて複数配列されたケーシングと、前記各押圧スイッチを操作する操作部を遊嵌する開口部穿設されたパネル部材とを備え、前記ケーシングに前記パネル部材が取り付けられている遊技機用操作ボタン装置であって、前記パネル部材には、前記操作部の配列方向に沿って、前記各操作部の頂部に向かって上り勾配となっている摺接面を有する傾斜部が、前記各操作部に隣接して形成され、前記配列方向に沿って、互いに隣接して設けられた前方に位置する前記操作部と後方に位置する前記操作部との間に形成された前記傾斜部は、前記前方に位置する操作部側の前端部と前記後方に位置する操作部側の後端部から成り、前記前端部は、押圧操作された状態の前記前方に位置する操作部の頂部とほぼ同じ高さから前記後端部にかけて上り勾配に傾斜して形成され、前記後端部は、前記前端部と連続していると共に、押圧操作されない状態の前記後方に位置する操作部の頂部とほぼ同じ高さまで上り勾配に傾斜して形成され、前記前端部と前記後端部は連続していることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の遊技機用操作ボタン装置によれば、前記パネル部材に、前記配列方向に沿って、前記各操作部の頂部に向かって上り勾配となっている摺接面を有する傾斜部が、前記各操作部に隣接して形成されているので、前記配列方向から前記各操作部を操作する際に、前記摺接面を有する傾斜部に指を触れながら移動させると、滑らかに前記各操作部の頂部に指を到達させる。
【0011】
また、前記配列方向に沿って、互いに隣接して設けられた前方に位置する前記操作部と後方に位置する前記操作部との間に形成された前記傾斜部は、前記前方に位置する操作部側の前端部と前記後方に位置する操作部側の後端部から成り、前記前端部は、押圧操作された状態の前記前方に位置する操作部の頂部とほぼ同じ高さから前記後端部にかけて上り勾配に傾斜して形成されているので、前記前方に位置する操作部を押圧しながら指を前記配列方向に移動させると、前記パネル部材に形成された前記傾斜部の前記前端部に滑らかに指を到達させる。
【0012】
さらに、前記傾斜部の前記後端部は、前記前端部と連続していると共に、押圧操作されない状態の前記後方に位置する操作部の頂部とほぼ同じ高さまで上り勾配に傾斜して形成されているので、前記傾斜部に指を触れながら前記配列方向に移動させると、滑らかに前記後方に位置する操作部の頂部に指を到達させる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、押圧スイッチが間隔をおいて複数配列されたケーシングと、前記各押圧スイッチを操作する各操作部を遊嵌する開口部が穿設されたパネル部材とを備え、前記ケーシングに前記パネル部材が取り付けられている遊技機用操作ボタン装置であって、前記パネル部材には、前記操作部の配列方向に沿って、前記各操作部の頂部に向かって上り勾配となっている摺接面を有する傾斜部が、前記各操作部に隣接して形成され、前記パネル部材は、前記ケーシングに対して着脱自在であることを特徴とする。
【0014】
請求項に記載の遊技機用操作ボタン装置によれば、前記パネル部材は、前記ケーシングに対して着脱自在であるので、前記各操作部に対する操作方向の変更や、遊技者の趣向に合わせた表面デザインの変更等を、前記パネル部材の取り換えのみで行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本実施形態は、スロットマシンのストップボタンに搭載する操作ボタン装置1Aについて説明する。
【0035】
図1は、スロットマシン20の外観構造を示した斜視図である。同図において、本スロットマシン20は、前面パネル21の背後に3個のリール22a、22b、22cを備えたリールユニットが設けられている。各リール22a、22b、22cの外周面には複数種類の絵柄が配列されて描かれ、前面パネル21に設けられた表示窓23を通して視認できるようになっている。
【0036】
表示窓23の下方には、操作卓29が設けられ、遊技者がメダルを投入するメダル投入口24と、ゲームに賭けるメダル数を提示するための押しボタンスイッチであるベットボタン25と、各リールを回転させるためのスタートレバー26が設けられている。そして、操作卓29の中央付近に、各リールの回転を停止させるストップボタンが設けられ、本操作ボタン装置1Aが取り付けられている。すなわち、本操作ボタン装置1Aの操作部5a、5b、5cは、各リール22a、22b、22cに対応して横一列に等間隔に配列されている。
【0037】
また、スロットマシン20の前面下部には、入賞した際にメダルが払い出されるメダル払出口27と、メダル払出口27を介し排出されたメダルを受ける受け皿28が設けられている。
【0038】
スロットマシン20は、メダル投入口24からメダルが投入された後、ベットボタン25により1ゲームに賭けるメダル数が提示され、スタートレバー26がオン操作されると、各リール22a、22b、22cの回転を開始する。遊技者により、各ストップボタンの操作部5a、5b、5cが、適宜、押圧操作されると、各ストップボタンに対応する各リール22a、22b、22cの回転を停止する。そして、各リールに描かれている絵柄が所定の組合せで揃うと入賞となり、その入賞の種類に応じた枚数のメダルをメダル払出口27を介して受け皿28に排出する。
【0039】
次に、本操作ボタン装置1Aの構成について図2を参照し説明する。なお、図2は、本操作ボタン装置1Aの外観構造を示す斜視図である。
【0040】
操作ボタン装置1Aは、ユニット化されたユニット装置として形成されており、スロットマシン20のストップボタンとしての押圧スイッチ2a、2b、2cがケーシング3内に収容されて一体化されている。各押圧スイッチ2a、2b、2cには、遊技者により押圧操作される操作部5a、5b、5cが備えられ、各操作部5a、5b、5cを押圧操作することで、各押圧スイッチ2a、2b、2cはオン動作する。
【0041】
ケーシング3に取り付けられているパネル部材4は、プラスチック形成された板形状の部材であり、操作部5a、5b、5cより若干、開口径が大きい開口部41a、41b、41cが穿設されている。そして、各操作部5a、5b、5cの頂部が開口部41a、41b、41cに遊嵌し、パネル部材4から外に向けて露出している。
【0042】
なお、パネル部材4は、ケーシング3に対し、例えばねじ止めや、後述する係止片で係止されて着脱自在に取り付けられても良い。また、パネル部材4は、接着剤によってケーシング3に接着して取り付けても良いし、ケーシング3と一体的に形成されるものでも良い。
【0043】
図3は、図2におけるIII−III線に沿った断面図である。スロットマシンの3個のストップボタンは、任意の順序で操作可能であるが、遊技者は、通常、操作卓29に向かって左から右に操作するので、本実施形態でも操作方向を矢示する方向としている。ここで、操作方向は、ストップボタン(操作部5a、5b、5c)の配列方向に沿った方向である。
【0044】
図3において、操作部5aの操作開始側(左側)に隣接するパネル部材4の表面に、操作する指を操作部5aの頂部に送る指送り傾斜部42aが形成されている。指送り傾斜部42aは、操作方向に沿って操作部5aの頂部に向けて上り勾配となっている。そして、指送り傾斜部42aの操作部5aに臨む端部(操作方向に沿っていえば、指送り傾斜部42a後端部)は、押圧操作されていない状態の操作部5aの頂部とほぼ同じ高さに位置して突出している。すなわち、指送り傾斜部42aは、操作方向に沿って、パネル部材4の表面が上り勾配に傾斜して形成され、押圧操作されていない状態の操作部5aの頂部とほぼ同じ高さまで傾斜している。
【0045】
指送り傾斜部42aは、操作部5a、5b、5cの配列方向に沿って操作する指を摺接する摺接面を有している。
操作部5b、5cについても同様に、操作開始側に指送り傾斜部42b、42cがパネル部材4の表面に各々形成されている。
【0046】
また、操作部5aの操作終了側(右側)に隣接するパネル部材4の表面に、操作する指を受ける指受け傾斜部43aが形成されている。指受け傾斜部43aは、操作方向に沿って上り勾配となっている。そして、指受け傾斜部43aの操作部5aに臨む端部(操作方向に沿っていえば、指受け傾斜部43aの前端部)は、押圧操作されている状態の操作部5aの頂部とほぼ同じ高さにある(パネル部材の表面からは窪んでいる)。
【0047】
指受け傾斜部43aは、操作部5a、5b、5cの配列方向に沿って操作する指を摺接する摺接面を有している。
操作部5b、5cについても同様に、操作終了側に指受け傾斜部43b、43cがパネル部材4の表面に各々形成されている。
【0048】
また、操作部5aとそれに隣接する操作部5bの間には、傾斜部46aが形成されている。この傾斜部46aは、指受け傾斜部43aと指送り傾斜部42bから構成されている。指受け傾斜部43aと指送り傾斜部42bは、共に連続しおり、それにより傾斜部46aが形成されている。
【0049】
すなわち、指受け傾斜部43aの前端部は、押圧操作されている状態の前方に位置する操作部5aの頂部とほぼ同じ高さから、操作方向に沿って上り勾配に傾斜して形成されている。また、指送り傾斜部42bの後端部は、指受け傾斜部43aの前端部と連続していると共に、押圧操作されていない状態の後方に位置する操作部5bの頂部とほぼ同じ高さまで上り勾配に傾斜して形成されている。
【0050】
また、操作部5bと5cの間に形成されている指受け傾斜部43bと指送り傾斜部42cも同様に連続しており、それにより傾斜部46bが形成されている。
【0051】
図4は、図3において、IV−IV線に沿った断面図である。同図は、操作部5aに臨む指受け傾斜部43a(傾斜部46aの前端部)の配列方向(操作方向)に直交する方向における断面を示している。図4を参照すると、指受け傾斜部43aは、操作方向に直交する方向に沿って彎曲状の断面形状の摺接面44aを有している。
【0052】
図5は、図3において、V−V線に沿った断面図である。同図は、操作部5bに臨む指送り傾斜部42b(傾斜部46aの後端部)の配列方向(操作方向)に直交する方向における断面を示している。図5を参照すると、指送り傾斜部42bは、操作方向に直交する方向に沿って凸状の断面形状の摺接面45bを有している。
【0053】
図6は、押圧スイッチ2aの構造を示す断面図である。操作部5aは、光を通過散乱させる材料からなり、円盤状の頭部は略平坦な表面形状をしている。操作部5aの裏面側には、円筒形状の内筒部6が一体的に形成されている。内筒部6は、操作部5aの頭部よりも若干直径が小さく、それにより段差部51が形成されている。
【0054】
内筒部6の周縁の一端には、帯板状の遮光片12が形成されている。また内筒部6の他の周縁の複数カ所には、中心軸方向に向けて弾性的に閉じることが可能な係止片6bが形成されている。また、係止片6bの先端には、楔状突起6cが形成されている。
【0055】
ケーシング3には、操作部5aの内筒部6を収納するシリンダ部3aが形成されている。シリンダ部3aの内側には、操作部5aの内筒部6を摺動可能に嵌挿する摺動孔3bが形成されている。シリンダ部3aには、内筒部6の係止片6bを係止するための切り欠き部3cが形成されている。操作部5aの内筒部6がシリンダ部3aの摺動孔3bに押し込まれて、係止片6b先端の楔状突起6cがシリンダ部3aの切り欠き部3cに係止されている。
【0056】
摺動孔3bには、操作部5aの頭部が遊嵌される開口部3dが形成されている。開口部3dは、摺動孔3bよりも大きな開口径を有し、それにより段差部3eが形成されている。
【0057】
摺動孔3bの底部の数カ所には、中心軸方向に向けて先端に突起部を有するバネ受け11が形成されている。
【0058】
バネ7は、円筒形状のコイルバネであり、その一端側がバネ受け11に当接している。そして、バネ7の他端側が内筒部6の内側6aの天部に当接することにより、操作部5aはパネル部材4の外側に向けて付勢されている。
【0059】
シリンダ部3aの底部には、基板8が取り付けられている。基板8には、フォトインタラプタである光電センサ9が実装されている。光電センサ9は、コの字型のセンシング部に、遮光片12が進入し信号光を遮断することによりオン動作する。
【0060】
また、基板8には、LED等の発光素子10が実装されている。発光素子10は、操作部5aの背面側を照射できるようになっている。
なお、押圧スイッチ2b、2cについても同様の構成となっている。
かかる構成を有する本操作ボタン装置1Aの動作について、図6を参照し説明する。
【0061】
押圧スイッチ2aにおいて、操作部5aは、バネ7によりパネル部材4の外に向けて付勢されており、シリンダ部6に形成されている切り欠き部3cに内筒部6の楔状突起6cが係止されて保持されている。
【0062】
操作部5aが押圧操作されると、段差部51が摺動孔3bの段差部3eに当接することにより操作部5aの押し込み量は制限されている。そのとき、内筒部6に形成されている遮光片12は、操作部5aと連動して光電センサ9の信号光を遮光する。光電センサ9は、遮光片12により遮光されると、オン信号を出力する。
【0063】
次に、スロットマシンのストップボタンに対し、流し打ちと称せられる連続操作を行って押圧スイッチをオン操作する際の動作について、図7を参照し説明する。図7(a)は、遊技者が、左から右の方向へ流し打ち操作を行って操作部5a、5b、5cを順次オン操作する場合を模式的に表した図である。
【0064】
このボタン操作は、遊技者の指をパネル部材4の左端に接触することにより始まる。遊技者は、パネル部材4の左端に形成されている指送り傾斜部42aに、指を触れて右方向に移動させると、操作方向に沿って上り勾配になっている指送り傾斜部42aにより、操作部5aの頂部に向けて指を移動させることができる。そして、操作部5aの頂部とほぼ同じ高さに突出する指送り傾斜部42aの端部により、操作部5aの頂部に滑らかに指を到達させることができる。そして、操作部5aを押圧操作し、その状態のまま指を右方向に移動させると、押圧操作された操作部5aの頂部とほぼ同じ高さ位置の指受け傾斜部43aの端部により、滑らかに指を指受け傾斜部43aに到達させることができる。
【0065】
遊技者が、指受け傾斜部43aと連続する指送り傾斜部43bから成る傾斜部46aに触れながら、指を移動させると、隣接して設けられている操作部5bの頂部に滑らかに指を到達させることができる。このとき、指受け傾斜部43aに形成されている彎曲状の摺接面44aと、指送り傾斜部43bに形成されている凸状の摺接面45bに指を沿わせることで、確実に指を操作部5bに到達させることができる。例えば、摺接面44aは、指との接触面積が大きな彎曲形状であり、他方の摺接面45bは、指との接触面積が小さな凸状であることから、これらの摺接面に沿って指を移動させることで、後方の操作部5bに指が案内されて、確実に操作部5bをボタン操作することができる。
【0066】
そして、操作部5bを押圧操作し、同様に指を右方向に移動することにより、隣接して設けられている操作部5cについても滑らかにボタン操作をすることができる。
ちなみに、図7(b)は、図7(a)のボタン操作に対応した遊技者の指の軌跡を示す図である。
【0067】
このように、押圧方向に急激に指を移動させることなくストップスイッチの配列方向に沿った滑らかな連続操作を可能としている。
【0068】
本実施形態の操作ボタン装置1Aによれば、次のような効果が得られる。
【0069】
遊技者が、操作部5a、5b、5cの配列に沿って横方向へボタン操作をする際、指送り傾斜部42aに指を触れながら移動させると、指送り傾斜部42aの操作部5aに臨む端部が、操作部5aの頂部とほぼ同じ高さに位置しているので、滑らかに操作部5aの頂部に指を到達させることができる。
【0070】
また、操作部5aを押圧しながら指を操作方向に移動させると、押圧された状態の操作部5aとほぼ同じ高さ位置の指受け傾斜部43aに、滑らかに指を到達させることができる。そして、指受け傾斜部43aと指送り傾斜部42bとが連続して形成されている傾斜部46aに指を触れながら、操作方向に指を移動させると、隣接して設けられている操作部5bの頂部に、滑らかに指を到達させることができる。
【0071】
また、指受け傾斜部43aの彎曲状の摺接面44aから、指送り傾斜部43bの凸状の摺接面45bへ指を触れて移動させることで、確実に指を操作部5bに到達させることができる。
【0072】
このように、遊技者は、3個のストップボタンを、急激に押圧方向に指を移動させることなく、滑らかに連続的に操作することができる。したがって、遊技者は、良好な操作感触でストップボタンを操作することができる。
【0073】
また、特許文献1の操作ボタン装置では、操作部の角に肉逃げ部が形成され、操作部の可動方向に沿って通常の押圧方向から操作すると、指が肉逃げ部にあたり違和感を生じさせる等の課題があった。それに対し、本操作ボタン装置1Aでは、操作部5a、5b、5cは略平坦な表面形状なので、このような違和感を生じさせることはない。
【0074】
なお、本実施形態のパネル部材4は、次のようにケーシング3に対し着脱自在であっても良い。図8は、操作スイッチ1Aの側面図である。同図を参照すると、パネル部材4の裏面には弾性的に閉じることが可能な係止片4yが形成され、係止片4yの先端は楔状突起4zが形成されている。ケーシング3の操作部5a側には、パネル部材4が当接する平坦なフランジ部3zが形成され、フランジ部3zには、パネル部材4の係止片4yが挿入される係止孔3yが形成されている。パネル部材4は、係止片4yがフランジ部3zの係止孔3yに挿入されると、フランジ部3zの裏面で楔状突起4zが開き係止することにより、ケーシング3に取り付けられる。また、パネル部材4は、楔状突起4zを閉じ、係止片4yを係止孔3yより引き抜くことで、ケーシング3から取り外される。このように、パネル部材4は、ケーシング3に対し着脱自在であっても良い。
【0075】
かかる構成の本操作ボタン装置1Aによれば、パネル部材4は、ケーシング3に対し着脱自在であるので、スロットマシンのゲーム形態に応じて、各操作部に対する操作方向の変更や、遊技者の趣向に合わせた表面デザインの変更等をパネル部材4の取り換えのみで行うことができる。
【0076】
なお、本実施形態は、スロットマシンのストップボタンについて説明したが、本操作ボタン装置1Aは、他の様々な遊技機に搭載しても良い。
【0077】
【発明の効果】
請求項1に記載の遊技機用操作ボタン装置によれば、パネル部材に形成された傾斜部に触れながら操作方向に沿って指を移動させると、滑らかに押圧スイッチの操作部に指を到達させることができる。
したがって、良好な操作感触で、操作部の配列に沿ってスイッチ操作をすることができる。
【0078】
また、請求項1に記載の遊技機用操作ボタン装置によれば、押圧スイッチの操作部を押圧操作しながら操作方向に沿って指を移動させると、パネル部材に形成された傾斜部の前端部に滑らかに指を到達させることができる。
【0079】
また、傾斜部に触れながら操作方向に沿って更に指を移動させると、後方に位置する操作部に滑らかに指を到達させることができる。
したがって、良好な操作感触で、操作部の配列に沿って連続的にスイッチ操作をすることができる。
【0080】
請求項に記載の遊技機用操作ボタン装置によれば、パネル部材は、ケーシングに対して着脱自在であるので、ゲーム形態に応じた操作方向の変更や、遊技者の趣向に合わせた表面デザインの変更等を、パネル部材の取り換えのみで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るスロットマシンの構成を示す斜視図である。
【図2】実施形態に係る操作ボタン装置の構成を示す斜視図である。
【図3】実施形態に係る操作ボタン装置の構成を更に示す断面図である。
【図4】実施形態に係る操作ボタン装置の構成を更に示す断面図である。
【図5】実施形態に係る操作ボタン装置の構成を更に示す断面図である。
【図6】実施形態に係る操作ボタン装置の構成を更に示す断面図である。
【図7】実施形態に係る操作ボタン装置の動作を示す側面図である。
【図8】実施形態に係る操作ボタン装置の構成を更に示す側面図である。
【符号の説明】
1A 操作ボタン装置
2a 押圧スイッチ
3 ケーシング
4 パネル面(パネル部材)
5a 操作部
42a 指送り傾斜部(後端部)
43a 指受け傾斜部(前端部)
44a 摺接面(彎曲状)
45b 摺接面(凸状)
46a 傾斜部
20 スロットマシン

Claims (2)

  1. 押圧スイッチが間隔をおいて複数配列されたケーシングと、前記各押圧スイッチを操作する操作部を遊嵌する開口部穿設されたパネル部材とを備え、前記ケーシングに前記パネル部材が取り付けられている遊技機用操作ボタン装置であって、
    前記パネル部材には、前記操作部の配列方向に沿って、前記各操作部の頂部に向かって上り勾配となっている摺接面を有する傾斜部が、前記各操作部に隣接して形成され
    前記配列方向に沿って、互いに隣接して設けられた前方に位置する前記操作部と後方に位置する前記操作部との間に形成された前記傾斜部は、前記前方に位置する操作部側の前端部と前記後方に位置する操作部側の後端部から成り、前記前端部は、押圧操作された状態の前記前方に位置する操作部の頂部とほぼ同じ高さから前記後端部にかけて上り勾配に傾斜して形成され、前記後端部は、前記前端部と連続していると共に、押圧操作されない状態の前記後方に位置する操作部の頂部とほぼ同じ高さまで上り勾配に傾斜して形成され、前記前端部と前記後端部は連続している
    ことを特徴とする遊技機用操作ボタン装置。
  2. 押圧スイッチが間隔をおいて複数配列されたケーシングと、前記各押圧スイッチを操作する各操作部を遊嵌する開口部が穿設されたパネル部材とを備え、前記ケーシングに前記パネル部材が取り付けられている遊技機用操作ボタン装置であって、
    前記パネル部材には、前記操作部の配列方向に沿って、前記各操作部の頂部に向かって上り勾配となっている摺接面を有する傾斜部が、前記各操作部に隣接して形成され、
    前記パネル部材は、前記ケーシングに対して着脱自在である
    ことを特徴とする遊技機用操作ボタン装置。
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