JP4384579B2 - ドアガード - Google Patents

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Description

本発明は、ドアが半開放位置を越えて開放揺動するのを規制するドアガードに関する。
一般的なドアガードは、ドア側に装着される牽制アームと、牽制アームを起伏揺動可能に支持するアームブラケットと、ドア枠側に装着される掛止ピンなどで構成するが、この種のドアガードは例えば特許文献1に公知である。そこでは、意に反して牽制アームが掛止ピン側へ倒れ込み、使用者が室外へ締め出されるのを防ぐために、牽制アームと同行回動するアーム軸を六角軸で形成し、その対向周面を板ばねで挟み保持して牽制アームの倒れ込みを防いでいる。
ドアガードにおいて、牽制アームが外部から不正に操作されるのを防止すること、およびドアを閉じた状態において、ドアガードを補助錠として機能させることは特許文献2に公知である。そこでは、牽制アームと、アームブラケットと、掛止ピンと、掛止ピンをピン中心軸の回りに回転可能に支持するピン台などでドアガードを構成している。
掛止ピンは、ピン中心軸の回りに回転操作することにより、待機姿勢と作動姿勢とに姿勢切り換えできる。掛止ピンが待機姿勢にあるとき、牽制アームを掛止ピン側へ起立させると、そのスライド溝の基端に設けた挿脱穴を掛止ピンと交差させることができる。このとき、掛止ピンの中途部に設けた断面長方形状のロック軸部が縦長姿勢になっているので、ロック軸部はスライド溝内へ入り込めず、ドアガードはドアの開放を規制する補助錠として機能する。
上記の状態から掛止ピンを回動して作動姿勢に切り換えると、ロック軸部が横長姿勢になって、掛止ピンとスライド溝とが相対スライド可能になるので、ドアを半開位置まで開放できる。また、ロック軸部がスライド溝と係合する状態では、掛止ピンを回転操作することができないので、ドアとドア枠の隙間から手を差し込んで掛止ピンを待機姿勢に切り換えることはできない。したがって牽制アームをドアの面壁に沿う不使用姿勢に戻せない。
特開2001−323709号公報(段落番号0017、図2) 特開2004−19135号公報(段落番号0034、図1)
特許文献1のドアガードによれば、ドアの開閉時に牽制アームが掛止ピン側へ倒れ込むのを概ね防止できるものの、例えばドアが乱暴に閉じ操作されてドア枠と衝突するような場合に、牽制アームが掛止ピン側へ倒れ込み、使用者が室外へ締め出されるおそれがある。牽制アームをクリック機構で位置保持する特許文献1のドアガードも、同様のおそれがある。いずれの場合にも、板ばねの弾性力やクリック機構の係合力を大きく設定すればよいが、手動で牽制アームを起伏操作する関係上、板ばねの弾性力やクリック機構の係合力をいたずらに大きくできないからである。
牽制アームはドアを閉じた状態でのみ、掛止ピンと係合する起立姿勢からドアの表面に沿う不使用姿勢に戻すことができる。その限りでは、牽制アームを外部から不正に操作することはできないはずである。しかし、その詳細は敢えて説明しないが、一般的なドアガードであれば、紐を使用して牽制アームを外部から簡単に不使用姿勢に戻すことができる。
この点、特許文献2のドアガードは、掛止ピンを作動姿勢から待機姿勢に切り換えない限りは、牽制アームを不使用姿勢に戻せないので、紐による不正操作を排除できる。さらに、掛止ピンを待機姿勢に切り換えた状態では、ロック軸部がスライド溝内へ入り込めないので、ドアガードを補助錠として機能させることができる。
しかし、特許文献2のドアガードであっても、特定の使用状況下、例えば、通常幅の親ドアに隣接して幅狭の子ドアが配置してある親子ドアにおいて、子ドアの揺動端の上下が、ドア枠の上框と床に対して抜き差しされる錠止ロッドで止め付けてある場合には、牽制アームと掛止ピンとの連結状態がいとも簡単に解除されて、ドアガードが無効化されてしまう。
詳しくは、親ドアが換気開放位置(半開放位置)に開放してある状態において、両ドアの隙間から手を差し込んで錠止ロッドを解錠操作し、さらに子ドアを開放揺動させて、掛止ピンを牽制アームのスライド溝の開放端(牽制アームの揺動基端側)から離脱させることができる。揺動基端が開放されたU字状の枠体で牽制アームを形成しており、しかも、アーム軸の中心を通る垂直の仮想平面上からずれた位置にスライド溝の厚み中心が設けてあるので、半開放状態において子ドアを開放揺動操作すると、牽制アームと掛止ピンとを分離させて、親ドアを自由に開放操作できるからである。
本発明の目的は、牽制アームが不正に操作されてドアガードが無効化されるのを確実に防止できるうえ、ドア開閉時の振動や衝撃で牽制アームが掛止ピン側へ倒れ込み、使用者が室外へ締め出されるのを防止できるドアガードを提供することにある。
本発明の目的は、ドアを閉じた状態において補助錠として機能するドアガードを提供することにある。本発明の目的は、紐による牽制アームの不正操作を確実に防止できるうえ、親子ドアに設けたドアガードが無効化されるのを防止でき、全体として防犯効果に優れたドアガードを提供することにある。
本発明のドアガードは、ドア1側に固定されるアームブラケット10と、アームブラケット10で起伏揺動自在に支持される牽制アーム11と、アームブラケット10と牽制アーム11との間に設けられるアームロック機構と、ドア枠2側に設けられる掛止ピン12とを含む。
牽制アーム11はアームブラケット10に装着したアーム軸26の回りに揺動自在に、かつ、アーム軸26に沿って上下スライド自在に支持し、これにより、ドア1の面壁に沿う収納位置と、収納位置からアーム軸26の回りに揺動して起立する牽制準備位置と、牽制準備位置からアームばね28の付勢力に抗してアーム軸26に沿ってスライド変位する牽制位置とに姿勢変更できるようにする。
牽制アーム11には、掛止ピン12のピン頭部30が相対的に出入りできる仮連結穴20と、掛止ピン12のピン軸29と相対スライドできるスライド溝21とが上下に位置ずれする状態で形成されている。
アームロック機構は、アームブラケット10に設けた軸受16の周面に形成される第1ロック部34と、軸受16の対向面に形成される第2ロック部35と、牽制アーム11で往復スライド自在に案内支持されて、各ロック部34・35に係脱できるロックレバー36と、ロックレバー36をロック付勢するレバーばね37と、ロックレバー36の上下移動を規制する規制壁38、および規制壁38に形成した通口39とを含む。以て、収納位置においてロックレバー36が第1ロック部34と係合して、牽制アーム11の起立揺動を規制でき、牽制位置においてロックレバー36が第2ロック部35と係合して、牽制アーム11を牽制位置に位置保持できるようにしてある。
アームブラケット10の上側の軸受16には、第1ロック部34と第2ロック部35とを設ける。牽制アーム11の上面に配置したロックレバー36は、レバーばね37でアーム軸26の側へ向かってロック付勢する。以て、牽制アーム11を通口39に沿って押し下げ操作することにより、ロックレバー36が第2ロック部35とロック係合できるようにする。
本発明では、アームブラケット10、牽制アーム11、掛止ピン12と、アームロック機構などでドアガードを構成し、牽制アーム11をアーム軸26の回りに揺動自在に、しかもアーム軸26に沿って上下スライド自在に支持することにより、牽制アーム11を収納位置と、牽制準備位置と、牽制位置とに姿勢変更できるようにした。そのうえで、収納位置においてアームロック機構のロックレバー36が第1ロック部34と係合して、牽制アーム11の起立揺動を規制できるようにしたので、ドア閉じ時の衝撃によって牽制アーム11が掛止ピン12側へ倒れ込むのを防止して、使用者が室外へ締め出されるのを確実に防止できる。
牽制アーム11を牽制位置に切り換えるとき、ロックレバー36は規制壁38に設けた通口39を通り抜けて第2ロック部35と係合する。換言すると、ロックレバー36の位相位置と通口39の位相位置とが一致した状態(ドア1を閉じた状態)でのみ、牽制アーム11を牽制準備位置から牽制位置に切り換えることができる。しかし、ドア1を半開放した状態では、ロックレバー36と通口39の位相位置はずれており、ドア1の開放隙間から手を差し込んでロックレバー36をロック解除することはできない。つまり、ドア1を閉じた状態で、紐を用いて牽制アーム11を開き操作したところで、牽制アーム11を掛止ピン12から分離することはできず、したがって牽制アーム11の不正操作を確実に防止できる。仮連結穴20とスライド溝21とを上下に位置ずれさせるのは、牽制準備位置と牽制位置との間で牽制アーム11をスライド移動させるためである。
ドアガードを親子ドアに適用した状態では、親ドア1を半開位置まで開放し、さらに錠止ロッド5を解錠操作して子ドア2を開放揺動することができる。しかし、子ドア2を開放操作したところで、牽制アーム11がピン台13に接し、掛止ピン12のピン頭部30がスライド溝21の基端側に接した状態で子ドア2の開放移動が阻止されるので、掛止ピン12と牽制アーム11とを分離することはできず、ドアガードが無効化されるのを防止できる。
ドア1を閉じ、牽制アーム11を牽制準備位置に位置させた状態では、掛止ピン12と仮連結穴20とが交差してドア1の開放動作を規制するので、ドアガードを補助錠として機能させることができる。以上のように、本発明のドアガードによれば、ドア1を開閉する時の振動や衝撃で牽制アーム11が掛止ピン12の側へ倒れ込み、使用者が室外へ締め出されるのを確実に防止できるし、紐による牽制アーム11の不正操作や、親子ドアに設けたドアガードが無効化されるのを防止して防犯効果が向上し、さらにドアを閉じた状態において補助錠として機能する多機能なドアガードを提供できる。
牽制アーム11を通口39に沿って押し下げ操作することにより、ロックレバー36を第2ロック部35にロック係合するようにしたアームロック機構によれば、ロックレバー36のロック解除操作は加わるものの、従来のドアガードと概ね同等の操作で牽制アーム11を掛止ピン12に係脱できるので、従来のドアガードに馴染んだ使用者であっても、牽制アーム11と掛止ピン12との係脱操作を違和感なく確実に行える。
(実施例) 図1ないし図11は本発明に係るドアガードを外開き型の親子ドアに適用した実施例を示す。図2において、符号1は親ドア(ドア)、2は子ドア(ドア枠)である。これらのドア1・2はそれぞれの側端上下が一対のヒンジ3・4で揺動開閉自在に支持されている。子ドア2の親ドア1との隣接側面の上下には錠止ロッド5が設けてあり、錠止ロッド5をドア枠6の上框、および床に差し込み係合することにより、子ドア2は開閉不能に固定してある。
これにより、この実施例における子ドア2は、通常のドアにおけるドア枠の役割を果たすことになるので、この実施例に限って子ドア2をドア枠とみなす。錠止ロッド5は、子ドア2の親ドア1との隣接側面側に設けた切換レバーを180度反転操作することにより、ドア枠6の上框および床と係脱できる。親ドア1と子ドア2との隣接部分に本発明に係るドアガードを配置する。符号7は開閉ハンドルである。
図3においてドアガードは、親ドア1に固定されるアームブラケット10と、アームブラケット10で起伏揺動自在に支持される牽制アーム11と、アームブラケット10と牽制アーム11との間に設けられるアームロック機構と、子ドア2側に設けられる掛止ピン12と、掛止ピン12を支持するピン台13とからなる。
アームブラケット10は、平板状の座板15と、座板15の上下に突設した一対の軸受16とを一体に備えたダイキャスト成形品からなり、座板15の上下4箇所がビス17で親ドア1に締結固定される。
牽制アーム11は、丸筒状のボス18と、ボス18の一側に突設される係合アーム19とを一体に備えたダイキャスト成形品からなり、係合アーム19の基端側に丸穴状の仮連結穴20を有し、係合アーム19の長手方向に沿ってスライド溝21を形成してある。スライド溝21は仮連結穴20の上方に偏寄する状態で配置してあり、これら両者20・21は、仮連結穴20に連続する縦溝22を介してつながっている。
係合アーム19の上面には、逆凸字状のガイド突起23を形成してある。このガイド突起23で後述するロックレバー36をスライド自在に案内する。縦溝22とスライド溝21の周囲には、掛止ピン12のピン頭部30を受け入れる段部24が凹み形成されている。段部24は、係合アーム19の表裏両側にそれぞれ形成する。スライド溝21の厚み方向の中心線は、アーム軸26の中心を通る垂直の仮想平面上に位置させてある。
一対の軸受16に装着したアーム軸26でボス18を支持することにより、牽制アーム11は、アーム軸26の回りに揺動自在に支持され、しかもアーム軸26に沿って上下スライド自在に支持される。これにより牽制アーム11は、アーム全体がドア1の面壁に沿う収納位置(図1および図3に示す状態)と、収納位置から90度起立揺動する牽制準備位置(図4および図5に示す状態)と、牽制準備位置からアームばね28の付勢力に抗して下方へ押し下げ操作された牽制位置(図6および図7に示す状態)とに姿勢変更できる。
図6においてアーム軸26の下側には、カラー27を外嵌装着してあり、カラー27の上端とボス内面のばね穴との間に配置したアームばね28で、牽制アーム11を牽制準備位置へ向かって押し上げ付勢している。アームばね28は圧縮コイルばねからなる。
掛止ピン12は、丸軸からなるピン軸29と、ピン軸29の突端に張り出し形成されたピン頭部30とを一体に備えており、図4に示すようにピン軸29の基端を支軸31で軸支してある。図示していないロック体をロック解除操作した状態では、掛止ピン12を図5に実線で示す使用姿勢と、想像線で示す不使用姿勢とに変位操作できる。先に説明した仮連結穴20は、ピン頭部30の直径よりひと回り大きく形成し、スライド溝21の溝幅は、ピン軸29の直径寸法より僅かに大きく設定した。
図1においてアームロック機構は、アームブラケット10に設けた上側の軸受16の周面両側に形成されたコ字溝状の第1ロック部34と、上側の軸受16の下面(対向面)に形成される第2ロック部35と、各ロック部34・35に係脱するロックレバー36と、ロックレバー36をロック付勢するレバーばね37などで構成する。
上側の軸受16の周面下部には、ロックレバー36の下方移動を規制する規制壁38が張り出し形成されており、規制壁38の周方向中央にロックレバー36の下方移動を許す通口39が切り欠き形成されている。第1ロック部34を左右両側に形成したのは、アームブラケット10を右勝手ドアと左勝手ドアのそれぞれに共通して使用するためである。左右両側に設けた第1ロック部34の間の軸受部周面は、軸受穴と同心状の部分円弧面で形成してある。
ロックレバー36は横方向に長い角棒状のダイキャスト成形品からなり、その側端に各ロック部34・35に係脱するロック爪42を有し、上面の他側寄りに操作部43を凹み形成してある。図6および図8に示すように、操作部43側のレバー内面には、ガイド突起23と係合してスライド案内されるスライド穴44を形成してある。レバーばね37は圧縮コイルばねからなり、ガイド突起23の側端に設けたばね受壁45と、スライド穴44の上部に設けたばね穴の内奥との間に配置されて、ロックレバー36をアーム軸26の側へ向かって移動付勢する。
次に、ドアガードの使用法を説明すると、常態における牽制アーム11は、図3に示すようにアーム全体がドア1の面壁に沿う収納位置に倒伏している。このとき、ロックレバー36のロック爪42が第1ロック部34に落ち込み係合し、その側面が第1ロック部34の内側面で受け止められているので、牽制アーム11は起立揺動できない。そのため、例えば親ドア1が乱暴に閉じ操作されて子ドア2と激しく衝突したとしても、牽制アーム11が運動慣性力によって起立揺動することはなく、収納位置に位置保持される。したがって、使用者が室外に締め出されるのを確実に防止できる。収納位置における牽制アーム11は、そのボス18の上端が規制壁38で受け止められている。
牽制アーム11を起立操作するときは、ロックレバー36をレバーばね37の付勢力に抗してスライド操作し、図9に示すように、そのロック爪42と第1ロック部34との係合を解除した状態で、ロックレバー36あるいは牽制アーム11を牽制準備位置へ回動操作する。このとき親ドア1が閉じ位置にあれば、図4および図5に示すように仮連結穴20と掛止ピン12とが互いに交差し、掛止ピン12のピン軸29の回りが仮連結穴20で囲まれる。そのため、仮連結穴20の内面が掛止ピン12に接当するまでは親ドア1を開放操作できるが、それ以上開放することはできず、したがってドアガードを補助錠として機能させることができる。
牽制準備位置に位置する牽制アーム11をアームばね28の付勢力に抗して押し下げ操作することにより、図6に示すように牽制アーム11を牽制位置に切り換えることができ、同時に通口39を通り抜けたロックレバー36のロック爪42を第2ロック部35に落ち込み係合させて、牽制アーム11を牽制位置に位置保持できる。この位置切り換えにより、掛止ピン12のピン軸29が縦溝22を介してスライド溝21の基端部分側へ相対移動するので、親ドア1を開放操作することができる。
ロック爪42が第2ロック部35に落ち込み係合した状態では、ロック爪42の突端がアーム軸26の周面に接し、その上面が軸受16、および規制壁38の下面(対向面)で受け止められる。この状態で親ドア1を開放すると、スライド溝21と掛止ピン12とが相対スライドし、スライド溝21の内面奥端が掛止ピン12のピン軸29で受け止められるので、それ以上は親ドア1を開放操作できない。
上記のように、親ドア1を半開放した状態では、両ドア1・2の隙間から手を差し込んでロックレバー36をロック解除方向へスライド操作できる。しかし、ロックレバー36を、スライド穴44の内奥がガイド突起23に接当する限界位置までスライド操作したとしても、ロック爪41の上面の一部が規制壁38の下面で受け止められているので、牽制アーム11が牽制準備位置へ復帰移動することはない。
つまり、親ドア1を閉じ操作しない限りは、牽制アーム11を牽制準備位置へ復帰移動できない。また、紐を用いて牽制アーム11を収納位置側へ操作しようとしても、掛止ピン12がスライド溝21内に位置している限りは、掛止ピン12と牽制アーム11との交差状態を解除し、分離することはできない。
親ドア1を半開放した状態において、子ドア2の錠止ロッド5を解錠操作すると、図11に示すように子ドア2を開放揺動することができ、子ドア2の開放揺動に伴って、掛止ピン12をスライド溝21に沿って相対移動することができる。しかし、子ドア2を開放操作したところで、係合アーム19の基端寄りがピン台13に接し、掛止ピン12のピン頭部30がスライド溝21の基端側段部24に接した状態で子ドア2の開放移動が阻止されるので、掛止ピン12と牽制アーム11の係合状態を解除することはできない。
両ドア1・2の隙間から手を差し込んでロックレバー36をロック解除方向へスライド操作することはできるが、上記と同様に、ロック爪41の上面の一部が規制壁38の下面で受け止められるので、牽制アーム11が牽制準備位置へ復帰移動することはない。したがって、牽制アーム11を牽制準備位置へ復帰移動できない。
上記の実施例以外に、ロックレバー36は牽制アーム11の下面側に配置することができる。その場合には、第1ロック部34、および第2ロック部35を下側の軸受16に形成し、牽制アーム11をアームばね28で押し下げ付勢する。上記の実施例で説明したドアガードを、上下に反転した状態でドア1およびドア枠6に装着して使用することもできる。
本発明のドアガードは、親子ドア以外の通常のドアや、内開きドアにも適用でき、その場合には掛止ピン12をドア枠6に装着する。第1ロック部34および第2ロック部35は、軸受16の周面に穴や突起として形成してもよく、その場合にはロック爪42に穴や突起と係合する突起や穴を形成しておく。スライド溝21と掛止ピン12との間には、親ドア1を半開放位置に位置保持するためのストッパーを設けることができる。
通口39は、規制壁38の中央部に形成する必要はなく、第1ロック部34の近傍の規制壁38に形成することができる。その場合には、親ドア1を殆ど閉じた位置においてのみ、ロックレバー36を第2ロック部35と係合できるので、ロックレバー36のロック解除をさらに困難化できる。
ドアガードの牽制アームとその支持構造を示す斜視図である。 親子ドアの正面図である。 牽制アームを収納位置に傾倒したドアガードの正面図である。 牽制アームを牽制準備位置に起立したドアガードの正面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 牽制アームを牽制位置に移動したドアガードの一部破断正面図である。 図6におけるB−B線断面図である。 ロックレバーのスライド構造を示す断面図である。 牽制アームの起立途中状態を示す一部破断平面図である。 親ドアを半位置に開放したドアガードの一部破断平面図である。 子ドアを開放した状態のドアガードの一部破断平面図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドア枠
10 アームブラケット
11 牽制アーム
12 掛止ピン
16 軸受
20 仮連結穴
21 スライド溝
26 アーム軸
28 アームばね
29 掛止ピンのピン軸
30 掛止ピンの頭部
34 第1ロック部
35 第2ロック部
36 ロックレバー
37 レバーばね
38 規制壁
39 通口

Claims (2)

  1. ドア(1)側に固定されるアームブラケット(10)と、アームブラケット(10)で起伏揺動自在に支持される牽制アーム(11)と、アームブラケット(10)と牽制アーム(11)との間に設けられるアームロック機構と、ドア枠(2)側に設けられる掛止ピン(12)とを含み、
    牽制アーム(11)は、アームブラケット(10)に装着したアーム軸(26)の回りに揺動自在に、かつ、アーム軸(26)に沿って上下スライド自在に支持されて、ドア(1)の面壁に沿う収納位置と、収納位置からアーム軸(26)の回りに揺動して起立する牽制準備位置と、牽制準備位置からアームばね(28)の付勢力に抗してアーム軸(26)に沿ってスライド変位する牽制位置とに姿勢変更でき、
    牽制アーム(11)には、掛止ピン(12)のピン頭部(30)が相対的に出入りできる仮連結穴(20)と、掛止ピン(12)のピン軸(29)と相対スライドできるスライド溝(21)とが上下に位置ずれする状態で形成されており、
    アームロック機構は、アームブラケット(10)に設けた軸受(16)の周面に形成される第1ロック部(34)と、軸受(16)の対向面に形成される第2ロック部(35)と、牽制アーム(11)で往復スライド自在に案内支持されて、各ロック部(34・35)に係脱できるロックレバー(36)と、ロックレバー(36)をロック付勢するレバーばね(37)と、ロックレバー(36)の上下移動を規制する規制壁(38)、および規制壁(38)に形成した通口(39)とを含み、
    収納位置においてロックレバー(36)が第1ロック部(34)と係合して、牽制アーム(11)の起立揺動を規制でき、牽制位置においてロックレバー(36)が第2ロック部(35)と係合して、牽制アーム(11)を牽制位置に位置保持できるドアガード。
  2. アームブラケット(10)の上側の軸受(16)に、第1ロック部(34)と第2ロック部(35)とが設けられており、
    牽制アーム(11)の上面に配置したロックレバー(36)が、レバーばね(37)でアーム軸(26)の側へ向かってロック付勢されており、
    牽制アーム(11)を通口(39)に沿って押し下げ操作することにより、ロックレバー(36)が第2ロック部(35)とロック係合できる請求項1記載のドアガード。
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