JP4381962B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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この発明は、基板を処理するための基板処理装置に関する。
たとえば、半導体ウエハ等の基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置では、その処理の内容に適した状態で基板を保持するための基板保持装置と、この基板保持装置に対して基板を搬送するための基板搬送ロボットとが備えられている。基板に対する処理は、基板搬送ロボットから基板保持装置に基板が受け渡されて、基板保持装置に基板が保持された状態で行われる。
基板搬送ロボットには、基板保持装置との基板の受け渡し位置に基板を高精度で搬送することが要求される。基板が受け渡し位置に精度よく搬送されないと、基板搬送ロボットから基板保持装置に基板を上手く受け渡すことができず、その受け渡し時に基板保持装置から基板が脱落したり、基板が正規の保持位置からずれた状態で基板保持装置に保持されて、処理中に基板保持装置から基板が脱落したりするからである。また、基板が正規の保持位置からずれた状態で保持された場合には、その基板に対する処理むら(処理液の供給むらや加熱/冷却むらなど)を生じるおそれもある。
基板搬送ロボットおよび基板保持装置の配置は設計によって決められているので、それぞれを設計通りに組み付けることができれば、その設計上の基板搬送ロボットと基板保持装置との相対位置関係に基づいて、基板を良好に受け渡すことのできる位置に基板を搬送することができる。しかしながら、基板搬送ロボットおよび基板保持装置の組み付けには誤差が生じるため、設計上の基板搬送ロボットおよび基板保持装置の相対位置関係と実際の基板搬送ロボットおよび基板保持装置の相対位置関係との間にずれが生じる。そのため、基板保持装置および基板搬送ロボットを組み付けた後には、基板搬送ロボットの動作を制御する制御装置に対して、そのずれ量のティーチング(教示)が行われる。
従来、このようなティーチングは、オペレータの手作業によって行われていた。すなわち、オペレータは、基板保持装置が収容された処理室内に入り、基板搬送ロボットのハンドを少しずつ動かしながら、目視によって、そのハンドに保持された基板と基板保持装置による基板保持位置との合わせ込みを行う。そして、ハンドに保持された基板と基板保持装置による基板保持位置とが合致するまでのハンドの移動量を制御装置に入力する。
特開2001−156153号公報
ところが、そのようなオペレータによるティーチングは、非常に面倒で手間のかかる作業であり、また、オペレータの主観によって受け渡し位置が決められるので、オペレータの経験や技術力によって搬送精度に差が生じてしまう。しかも、処理室内での作業を伴うため、基板搬送ロボットがオペレータに接触するおそれがある。
そこで、この発明の目的は、ティーチングのための処理室内における作業を不要とすることができ、かつ、より正確なティーチングを実現することができる基板処理装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)に対して所定の処理を行うための処理室(1)と、この処理室内に設けられ、処理対象の基板を保持するための基板保持手段(3)と、この基板保持手段に対して基板を搬送するための基板搬送手段(2)と、この基板搬送手段が上記基板保持手段に対して基板を搬送するときの動作を制御するための搬送動作制御手段(25)と、上記基板搬送手段による基板の搬送に関する教示情報を取得するために、その取得時に上記処理室内に配置される入光部を備え、この入光部に入射する光像を電気信号に変換して出力する撮像手段(22)と、上記教示情報の取得時に、上記入光部を上記基板保持手段に対して移動させる入光部移動手段(16,24;11,30)と、上記撮像手段から出力される電気信号に基づいて取得される上記教示情報を、上記搬送動作制御手段に入力するための入力手段(27;29)と、上記基板保持手段に保持される基板に処理液を供給するための処理液供給手段(4)と、この処理液供給手段を、上記基板保持手段に保持される基板の上方を水平移動させる移動アーム(9)とを含み、上記入光部移動手段は、上記入光部を、上記基板保持手段による基板保持位置の上方を水平移動させるものであり、上記入光部は、上記移動アームに取り付けられていることを特徴とする基板処理装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
このような構成によると、撮像手段によって、処理室内の基板保持手段を撮影し、また、基板処理装置の設計データから推定される基板保持手段による基板保持位置の上方に基板搬送手段を進出させて、その位置における基板搬送手段(または基板搬送手段によって搬送される基板もしくは治具基板)を撮影すれば、その撮影した画像(撮像手段から出力される電気信号)に基づいて、設計上の基板保持位置と実際の基板保持位置とのずれ量を取得することができる。そして、その取得したずれ量を教示情報として搬送動作制御手段に入力することにより、処理室内におけるオペレータの作業を不要とすることができながら、搬送動作制御手段に対するティーチングを達成することができる。
また、その教示情報を取得するときに、撮像手段の入光部を移動させることによって、従来よりも正確なティーチングを達成することができる。
たとえば、請求項2に記載のように、上記入光部移動手段が、上記入光部を上記基板保持手段に対して昇降させるものであれば、予め記憶しておいた所定の撮影位置における基板保持手段の画像のサイズになるように、入光部を昇降させることによって、入光部と基板保持手段との間の高さ方向の距離を設定することができる。そして、基板搬送手段を基板処理装置の設計データから推定される基板保持位置の上方に進出させて、その位置における基板搬送手段(または基板搬送手段によって搬送される基板もしくは治具基板)を撮影する。そして、設定した入光部と基板保持手段との間の高さ方向の距離において、基板搬送手段を設計データから推定される基板保持位置の上方に進出させた時の基板搬送手段(または基板搬送手段によって搬送される基板もしくは治具基板)の画像サイズを予め記憶しておき、撮影した基板搬送手段(または基板搬送手段によって搬送される基板もしくは治具基板)の画像サイズとのずれ量を取得することができる。この画像サイズのずれ量、すなわち高さ方向の距離のずれ量を教示情報として搬送動作制御手段に入力すれば、基板保持手段と基板搬送手段との間でのより確実な基板の受け渡しを実現可能なティーチングを達成することができる。
また、オペレータが、撮像手段によって撮影される基板保持手段および基板搬送手段の画像を目視しながら、設計データから推定される基板保持位置の上方に進出させた基板搬送手段を、基板保持手段による実際の基板保持位置の上方に導く場合には、基板搬送手段が基板保持位置の近傍に近づくまでは、基板保持手段から撮像手段の入光部を遠ざけておき、基板搬送手段が基板保持位置の近傍に近づいたときに、撮像手段の入光部を基板保持手段に近づけて、基板保持位置の近傍の画像をズームアップさせることにより、基板搬送手段を基板保持位置の上方に正確に導くことができる。そして、そのときの基板搬送手段の移動量を教示情報として搬送動作制御手段に入力すれば、基板保持手段と基板搬送手段との間でのより確実な基板の受け渡しを実現可能なティーチングを達成することができる。
さらにまた、上記入光部移動手段が、上記入光部を上記基板保持手段による基板保持位置の上方を水平移動させるものであるので、基板またはこれと同形状の治具基板を保持した基板搬送手段を、基板処理装置の設計データから推定される基板保持位置の上方に進出させた後、その位置における基板または治具基板のエッジ上に撮像手段の入光部を移動させて、基板または治具基板のエッジを撮影することができる。基板または治具基板の曲率半径は既知であるから、基板または治具基板のエッジの画像に基づいて、そのときの基板または治具基板の正確な中心位置を求めることができる。そして、基板保持手段による基板保持位置の中心位置と先に求めた基板または治具基板の中心位置との間の距離を求め、これを教示情報として搬送動作制御手段に入力すれば、基板処理時に、基板搬送手段によって基板を実際の基板保持位置の上方に正確に搬送することができ、基板保持手段と基板搬送手段との間での基板の良好な受け渡しを達成することができる。
また、基板処理装置が、上記基板保持手段に保持される基板に処理液を供給するための処理液供給手段と、この処理液供給手段を、上記基板保持手段に保持される基板の上方を水平移動させる移動アームをさらに含み、上記入光部は、上記移動アームに取り付けられている。この場合、移動アームを駆動する手段(11)によって、入光部移動手段を兼ねることができ、装置の部品点数を低減することができ、装置の構成を簡素化することができる。
なお、請求項3に記載のように、基板処理装置が、上記基板保持手段に対向して配置され、上記基板保持手段に対して昇降可能に設けられた対向部材(12)をさらに含む場合には、上記入光部は、上記対向部材に対して固定的に配置されていてもよい。この場合、対向部材を昇降駆動する手段(16)によって、請求項2の発明における入光部移動手段を兼ねることができ、装置の部品点数を低減することができ、装置の構成を簡素化することができる。
請求項記載の発明は、上記撮像手段から出力される電気信号に基づいて、上記入光部に入射する光の像に応じた画像を表示する画像表示器(28)をさらに含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板処理装置である。
このような構成によると、オペレータが、撮像手段によって撮影される基板保持手段および基板搬送手段の画像を画像表示器上で目視しながら、設計データから推定される基板保持位置の上方に進出させた基板搬送手段を、基板保持手段による実際の基板保持位置の上方に導くことができ、このときの基板搬送手段の移動量を教示情報として搬送動作制御手段に入力すれば、基板保持手段と基板搬送手段との間でのより確実な基板の受け渡しを実現可能なティーチングを達成することができる。
請求項記載の発明は、上記撮像手段から出力される電気信号に基づいて、上記教示情報を取得する教示情報取得手段(26)をさらに含み、上記入力手段は、上記教示情報取得手段によって上記教示情報が取得されたことに応答して、その取得された上記教示情報を上記搬送動作制御手段に自動的に入力するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板処理装置である。
このような構成によると、教示情報が自動的に取得されて、その取得された教示情報が搬送動作制御手段に自動的に入力されるので、ティーチングにかかる手間をより一層軽減することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図解図である。この基板処理装置は、基板の一例である半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wを処理対象とする枚葉式の装置であり、ウエハWに対して所定の処理を行うための処理室1と、この処理室1に対してウエハWを搬送するための基板搬送ロボット2とを備えている。
処理室1内には、ウエハWをほぼ水平に保持して回転するスピンチャック3と、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面(上面)に処理液を供給するためのノズル4とが設けられている。
スピンチャック3は、ほぼ鉛直に延びたスピン軸5と、スピン軸5の上端にほぼ水平に取り付けられた平面視略円形状のスピンベース6と、このスピンベース6の上面に立設された複数個の挟持部材7とを備えている。複数個の挟持部材7は、スピン軸5の中心軸線を中心とする円周上にほぼ等角度間隔で配置されており、ウエハWの端面を互いに異なる複数の位置で挟持することによって、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢で保持することができる。また、スピン軸5には、モータなどの駆動源を含む回転駆動機構8が結合されている。これにより、複数個の挟持部材7によってウエハWを保持した状態で、回転駆動機構8からスピン軸5に回転力を入力し、スピン軸5をその中心軸線まわりに回転させることにより、そのウエハWをスピンベース6とともにスピン軸5の中心軸線まわり(ウエハWのほぼ中心を通る鉛直軸線まわり)に回転させることができる。
なお、スピンチャック3としては、このような構成のものに限らず、たとえば、ウエハWの下面を真空吸着することにより、ウエハWを水平な姿勢で保持し、さらにその状態で鉛直な軸線まわりに回転することにより、その保持したウエハWを回転させることができる真空吸着式のもの(バキュームチャック)が採用されてもよい。
ノズル4は、スピンチャック3の上方でほぼ水平に延びた旋回アーム9の先端に取り付けられている。旋回アーム9の基端は、スピンチャック3の側方でほぼ鉛直に延びた支持軸10に支持されている。この支持軸10には、アーム駆動機構11から駆動力が入力されるようになっている。アーム駆動機構11の駆動力によって、支持軸10を回動させて、旋回アーム9を所定角度範囲内で揺動(往復旋回)させることができ、その旋回アーム9の揺動に伴って、ノズル4を、ウエハWの回転軸線(スピンベース6の中心)上を通る円弧状軌跡に沿って移動させることができる。これにより、ノズル4から処理液を吐出しながら、そのノズル4を移動させて、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面上で、ノズル4からの処理液の供給位置をスキャン(移動)させることができる。
なお、処理液としては、ウエハWの表面に対する処理の内容に応じたものが用いられる。たとえば、ウエハWの表面からパーティクルを除去するための洗浄処理であれば、フッ酸などの薬液を含む洗浄液が用いられる。また、レジスト剥離後のウエハWの表面にポリマとなって残留しているレジスト残渣を除去するためのポリマ除去処理であれば、APM(ammonia−hydrogen peroxide mixture:アンモニア過酸化水素水)などのポリマ除去液が用いられる。
また、スピンチャック3の上方には、ウエハWとほぼ同じ径を有し、その表面のほぼ全域を覆うことができる円板状の遮断板12が設けられている。遮断板12の上面には、スピンチャック3のスピン軸5と共通の軸線に沿う回転軸13が固定されている。この回転軸13は、中空軸であり、その内部には、ウエハWの表面にリンス液を供給するための遮断板ノズル14が挿通されている。また、回転軸13は、ほぼ水平な方向に沿って設けられた遮断板アーム15の先端付近から垂下した状態に取り付けられており、この遮断板アーム15には、遮断板昇降駆動機構16から駆動力が入力されるようになっている。遮断板昇降駆動機構16の駆動力によって、遮断板アーム15を昇降させて、遮断板12をスピンチャック3に保持されたウエハWの表面に対して近接および離間させることができる。
なお、リンス液としては、DIW(脱イオン化された純水)などの純水を用いてもよいし、炭酸水、イオン水、オゾン水、還元水(水素水)または磁気水などの機能水を用いてもよい。
基板搬送ロボット2は、たとえば、ウエハWを保持するためのハンド17が多関節アーム18の先端に取り付けられた構成を有している。ハンド17は、その上面に複数の支持部材(図示せず)を備えており、これら支持部材によって、ウエハWの周縁部を下方から支持することができる。また、多関節アーム18は、関節の屈伸によって、ハンド17を水平な直線上で進退させることができる。
多関節アーム18の基端は、処理室1外に配置された基台19に支持されている。この基台19には、ロボット駆動機構20が結合されており、そのロボット駆動機構20からの駆動力によって、多関節アーム18の関節が屈伸される。また、ロボット駆動機構20の駆動力によって、基台19を、その中心を通るほぼ鉛直な軸線まわりに回転させたり、ほぼ鉛直なZ軸方向に昇降させたり、水平なY軸方向(図1の紙面に垂直な方向)に往復直線移動させたりすることができる。
また、この基板処理装置は、CPU、RAMおよびROMを含む構成の制御部21を備えている。制御部21は、ROMに格納されているプログラムに従って、回転駆動機構8、アーム駆動機構11、遮断板昇降駆動機構16およびロボット駆動機構20を制御する。
基板搬送ロボット2によって、未処理のウエハWが処理室1内に搬入されてきて、そのウエハWが表面を上方に向けた状態でスピンチャック3に保持されると、スピンチャック3によるウエハWの回転が開始される。このとき、遮断板12は、スピンチャック3の上方に大きく退避している。その後、ノズル4が、スピンチャック3に保持されたウエハWの上方に移動される。そして、ノズル4から回転中のウエハWの表面に処理液が供給される。この一方で、旋回アーム9が所定の角度範囲内で揺動されることによって、ウエハWの表面における処理液の供給位置が、ウエハWの回転中心からウエハWの周縁部に至る範囲内を円弧状の軌跡を描きつつ往復スキャンし、ウエハWの表面の全域に薬液がむらなく供給される。これにより、ウエハWの表面の全域を処理液で処理することができ、たとえば、ウエハWの表面に付着しているポリマなどの異物を除去することができる。
ノズル4からウエハWの表面への処理液の供給が所定時間にわたって続けられると、ノズル4からの処理液の供給が停止されて、ノズル4がウエハWの上方から退避される。そして、遮断板12がウエハWに近接する位置まで下降されて、遮断板ノズル14から回転中のウエハWの表面にリンス液が供給される。これにより、ウエハWの表面に付着している処理液が、遮断板ノズル14からのリンス液によって洗い流される。
遮断板ノズル14からのリンス液の供給が所定時間にわたって続けられると、ウエハWへのリンス液の供給が停止される。そして、ウエハWの回転速度が上げられて、ウエハWの表面に付着しているリンス液を遠心力で振り切って乾燥させるスピンドライ処理が行われる。スピンドライ処理が所定時間にわたって行われると、ウエハWの回転が停止され、遮断板12がスピンチャック3の上方に大きく退避された後、基板搬送ロボット2によって、処理済みのウエハWが処理室1から搬出されていく。
基板搬送ロボット2とスピンチャック3との間でのウエハWの受け渡しは、基台19がY軸方向と直交するX軸方向にスピンチャック3と対向する位置に移動し、ハンド17をX軸方向にほぼ水平に進退させ、また、ハンド17を昇降させることによって達成される。
より具体的には、基板搬送ロボット2からスピンチャック3に処理前のウエハWを引き渡す際には、ハンド17にウエハWが保持されて、そのウエハWを保持したハンド17がスピンチャック3の上方の所定位置に進出される。そして、基台19が下降されて、ウエハWを保持したハンド17がスピンチャック3によるウエハWの保持位置よりも下方まで下げられる。ハンド17が下降する過程で、ハンド17に保持されたウエハWの下面の周縁部に挟持部材7が当接し、その後さらにハンド17が下降することにより、ウエハWの下面からハンド17が離れて、基板搬送ロボット2からスピンチャック3へのウエハWの受け渡しが達成される。
一方、スピンチャック3から処理後のウエハWを受け取る際には、たとえば、他方のハンド17が、スピンチャック3に保持されているウエハWの下方の所定位置に進出される。そして、基台19が上昇されて、ハンド17がスピンチャック3によるウエハWの保持位置よりも上方まで上げられる。ハンド17が上昇する過程で、ウエハWの下面の周縁部にハンド17が当接し、その後さらにハンド17が上昇することにより、ウエハWがハンド17によって持ち上げられ、基板搬送ロボット2によるスピンチャック3からのウエハWの受け取りが達成される。
このようにして基板搬送ロボット2(ハンド17)とスピンチャック3との間でウエハWが受け渡されるので、その受け渡しが良好に達成されるためには、ハンド17におけるウエハWの保持位置の中心(以下、「ハンド保持位置中心」という。)がスピンチャック3におけるウエハWの保持位置の中心(以下、「チャック保持位置中心」という。)を通る鉛直軸線上に配置された状態、つまり平面視においてハンド保持位置中心とチャック保持位置中心とが一致した状態で、ハンド17が昇降されなければならない。
基板搬送ロボット2およびスピンチャック3の配置は設計によって決められているので、スピンチャック3および基板搬送ロボット2をそれぞれ設計通りに組み付けることができれば、その設計上の基板搬送ロボット2とスピンチャック3との相対位置関係に基づいて、ハンド保持位置中心をチャック保持位置中心上に正確に導くことができる。しかしながら、基板搬送ロボット2およびスピンチャック3の組み付けには誤差が生じるため、設計上の基板搬送ロボット2およびスピンチャック3の相対位置関係と実際の基板搬送ロボット2およびスピンチャック3の相対位置関係との間にずれが生じる。そのため、スピンチャック3および基板搬送ロボット2を組み付けた後には、後述するロボット駆動制御部25に対して、その水平方向のずれ量を教示情報としてティーチング(教示)することが不可欠である。
また、ハンド17からスピンチャック3にウエハWを確実に引き渡したり、スピンチャック3に保持されたウエハWの下方にハンド17を上手く潜り込ませたりするために、場合によっては、ロボット駆動制御部25に対して、ハンド17のホームポジションを基準としたときのスピンチャック3におけるウエハWの保持位置(たとえば、スピンチャック3に保持されたウエハWの下面)の高さ(Z軸方向の位置)をティーチングする必要がある。
図2は、ティーチングのための構成を説明するための図である。ティーチングに際しては、図2に示すように、遮断板12の回転軸13から遮断板ノズル14が抜き取られて、その回転軸13の中空部分の下端部に、CCDカメラ22がその入光部としての入光面を下方に向けて取り付けられる。
CCDカメラ22は、CCDイメージセンサを内蔵しており、このCCDイメージセンサによって入光面から入射する光像を電気信号に変換して出力する。CCDカメラ22(CCDイメージセンサ)からの電気信号を取り出す配線は、制御部21に接続されている。そして、制御部21には、そのCCDカメラ22からの電気信号に基づいて、CCDカメラ22によって撮影された画像を取得(再生)する画像取得部23と、遮断板昇降駆動機構16を制御するための遮断板駆動制御部24と、ロボット駆動機構20を制御するためのロボット駆動制御部25と、画像取得部23によって取得された画像を解析し、その解析結果、遮断板駆動制御部24による制御量およびロボット駆動制御部25による制御量に基づいて教示情報を取得する教示情報取得部26と、この教示情報取得部26によって取得された教示情報をロボット駆動制御部25に入力するための教示情報入力部27とが備えられている。これらの機能処理部は、たとえば、所定のプログラム処理を実行することによってソフトウエア的に実現される。
また、この基板処理装置には、画像取得部23によって取得された画像を表示するための表示パネル28が備えられている。この表示パネル28としては、液晶表示器などを用いることができる。
図3は、ティーチング時の処理を説明するための図である。ティーチング時には、まず、CCDカメラ22によってスピンベース6の上面が撮影され、画像取得部23によってスピンベース6の平面画像が取得される。このとき、予め記憶しておいた所定の撮影位置でのスピンベース6の平面画像サイズと一致させるようにCCDカメラ22、すなわち遮断板12を昇降させて、スピンベース6とCCDカメラ22とのZ軸方向の距離を設定してからスピンベース6の平面画像が撮影される。
そして、スピンベース6の平面画像に基づいて、教示情報取得部26によって、スピンベース6の中心、つまりチャック保持位置中心のX座標およびY座標(スピンベース6の上面に平行な平面をX−Y平面としたときのX軸方向の座標およびY軸方向の座標)が取得される。
次に、基板搬送ロボット2のハンド17によって、ウエハWと同じ形状およびサイズに形成されたダミーウエハDW(治具基板)が処理室1に搬入される。このとき、ロボット駆動制御部25は、設計上の基板搬送ロボット2およびスピンチャック3の相対位置関係に基づいて、ダミーウエハDWを保持したハンド17を、ハンド保持位置中心がホームポジションからチャック保持位置中心を通る鉛直軸線上と推定される位置に配置されるように水平に進出させる。
その後、ダミーウエハDWがCCDカメラ22によって撮影され、画像取得部23によってダミーウエハDWの平面画像が取得される。そして、そのダミーウエハDWの平面画像に基づいて、教示情報取得部26によって、ハンド保持位置中心のX座標およびY座標が取得される。ダミーウエハDWの上面中心には、視認可能なマーク(図示せず)が記されている。ダミーウエハDWは、ウエハWと同じく平面視略円形状であるから、そのダミーウエハDWの上面中心のマークは、ハンド保持位置中心に位置することになる。したがって、画像取得部23によって取得されるダミーウエハDWの平面画像を解析して、ダミーウエハDW上のマークのX座標およびY座標を求めることにより、ハンド保持位置中心のX座標およびY座標を取得することができる。
その後、教示情報取得部26によって、先に取得したチャック保持位置中心のX座標およびY座標と、その後に取得したハンド保持位置中心のX座標およびY座標(以下、「補正前ハンド保持位置中心のX座標およびY座標」という。)とに基づいて、両中心間の水平方向のずれ量(両中心間のX軸方向およびY軸方向の距離)が取得される。この教示情報取得部26によって取得されたずれ量は、教示情報として、教示情報入力部27に与えられる。
また、教示情報取得部26によって、先に設定したCCDカメラ22とスピンベース6とのZ軸方向の距離において、ダミーウエハDWを保持したハンド17がチャック保持位置中心の鉛直上方と推定される位置に配置されるようにホームポジションから水平に進出させた時のダミーウエハDWの平面画像の大きさを予め記憶しておき、画像取得部23によって取得されたダミーウエハDWの平面画像の大きさとを比較することによってZ軸方向のずれ量が取得される。ハンド17は、ホームポジションからチャック保持位置中心を通る鉛直軸線上と推定される位置まで水平に進出されるので、ハンド17のホームポジションとチャック保持位置との間のZ軸方向の距離は、チャック保持位置中心を通る鉛直軸線上と推定される位置まで進出されたときのハンド17とチャック保持位置との間のZ軸方向の距離に等しい。この求められたハンド17のホームポジションとチャック保持位置との間のZ軸方向の距離は、教示情報として、教示情報入力部27に与えられる。なお、Z軸方向の距離を求める際に、この実施形態では、スピンベース6とダミーウエハDWの平面画像の大きさを基準にしたが、たとえば、スピンベース6やダミーウエハDW上にターゲットとなるマークを設けておき、その平面画像の大きさを撮影することによってZ軸方向の距離を求めてもよい。
こうして教示情報入力部27に与えられる各教示情報は、教示情報入力部27によって、ロボット駆動制御部25に対して自動的に入力される。これにより、ロボット駆動制御部25に対するティーチングが完了する。したがって、その後は、各教示情報に基づいて、ハンド17の動作が制御されることにより、ハンド17とスピンチャック3との間でのウエハWの受け渡し時に、ハンド保持位置中心をチャック保持位置中心上に正確に導くことができ、また、ハンド17からスピンチャック3にウエハWを確実に引き渡したり、スピンチャック3に保持されたウエハWの下方にハンド17を上手く潜り込ませたりすることができる。そのため、ハンド17とスピンチャック3との間でのウエハWの良好な受け渡しを達成することができる。
以上のように、この実施形態によれば、CCDカメラ22によって、処理室1内のスピンベース6(スピンチャック3)が撮影され、そのスピンベース6の平面画像に基づいて、教示情報取得部26によって、スピンベース6の中心、つまりチャック保持位置中心のX座標およびY座標が取得される。その後、基板搬送ロボット2のハンド17によって、ダミーウエハDWがチャック保持位置中心と設計上推定される位置に配置される。このダミーウエハDWがCCDカメラ22によって撮影され、そのダミーウエハDWの平面画像に基づいて、補正前ハンド保持位置中心のX座標およびY座標が取得される。そして、先に取得したチャック保持位置中心のX座標およびY座標と、その後に取得した補正前ハンド保持位置中心のX座標およびY座標とに基づいて、両中心間の水平方向のずれ量が取得され、このずれ量が教示情報として、教示情報入力部27によってロボット駆動制御部25に自動的に入力される。そのため、処理室1内におけるオペレータの作業を不要とすることができながら、ロボット駆動制御部25に対するティーチングを達成することができる。
また、ハンド17のホームポジションとチャック保持位置との間のZ軸方向の距離が求められて、その距離が教示情報として、教示情報入力部27によってロボット駆動制御部25に自動的に入力される。これにより、ハンド17とスピンチャック3との間でのウエハWの受け渡し時に、ハンド17からスピンチャック3にウエハWを確実に引き渡したり、スピンチャック3に保持されたウエハWの下方にハンド17を上手く潜り込ませたりすることができる。そのため、ハンド17とスピンチャック3との間でのウエハWの良好な受け渡しを達成することができる。
しかも、教示情報が自動的に取得されて、その取得された教示情報がロボット駆動制御部25に自動的に入力されるので、ティーチングにかかる手間をより軽減することができる。
また、CCDカメラ22が遮断板12に対して固定的に配置されるので、遮断板12を昇降駆動させる遮断板昇降駆動機構16によって、CCDカメラ22を昇降させるための手段を兼ねることができ、装置の部品点数を低減することができ、装置の構成を簡素化することができる。
さらに、CCDカメラ22は、ティーチング時にのみ処理室1内に配置すればよいので、ウエハWの処理中は、CCDカメラ22を処理室1から取り出しておくことによって、CCDカメラ22が処理液によって腐食されることを防止することができる。
なお、この実施形態では、教示情報が自動的に取得され、その取得された教示情報がロボット駆動制御部25に自動的に入力されるとしたが、教示情報の取得および/または入力はオペレータによって行われてもよい。
たとえば、図2に仮想線で示すように、教示情報取得部26によって取得される教示情報を表示パネル28に表示させるようにして、この表示パネル28に表示された教示情報を、オペレータが、キーボードなどの教示情報入力器29からロボット駆動制御部25に入力するようにしてもよい。
また、教示情報が自動的に取得され、その取得された教示情報がロボット駆動制御部25に自動的に入力される場合にも、表示パネル28に教示情報を表示させて、オペレータが確認できるようにしてもよい。
また、オペレータが、表示パネル28に表示されるスピンベース6やダミーウエハDWの画像を見て、チャック保持位置中心と補正前ハンド保持位置中心との間における水平方向のずれ量などを求め、その求めたずれ量などを教示情報として、教示情報入力器29からロボット駆動制御部25に入力するようにしてもよい。その場合、ハンド17に保持されたダミーウエハDWがチャック保持位置中心付近に配置されるまでは、遮断板12を退避位置に配置して、CCDカメラ22をスピンベース6から遠ざけておき、ダミーウエハDWがチャック保持位置中心付近に配置されたときに、遮断板12を下降させて、CCDカメラ22をスピンベース6(ダミーウエハDW)に近づけて、チャック保持位置中心近傍の画像を表示パネル28にズームアップ表示させることにより、ハンド保持位置中心をチャック保持位置中心上に正確に導くことができる。そのため、チャック保持位置中心と補正前ハンド保持位置中心との間における水平方向のずれ量を正確に求めることができ、そのずれ量をロボット駆動制御部25に入力することによって、基板搬送ロボット2とスピンチャック3との間でのより確実なウエハWの受け渡しを実現可能なティーチングを達成することができる。
図4は、この発明の他の実施形態について説明するための図である。この図4において、図1および図2に示す各部に対応する部分には、図1および図2の場合と同じ符号を付して示す。
上記の実施形態では、ティーチングに際して、CCDカメラ22が遮断板12に対して固定的に配置されるとしたが、この実施形態では、旋回アーム9の先端部に、CCDカメラ22がその入光部としての入光面を下方に向けて取り付けられる。そして、制御部21内にソフトウエア的に実現されるアーム駆動制御部30によって、旋回アーム9が支持軸10を支点に回動されて、CCDカメラ22がスピンベース6の周縁部の上方に配置される。その後、CCDカメラ22によって、スピンベース6の上面周縁部が撮影され、そのスピンベース6の周縁部の画像に基づいて、教示情報取得部26によって、スピンベース6の中心(チャック保持位置中心)のX座標およびY座標が取得される。
スピンベース6は、平面視略円形状に形成されており、その曲率半径R1は既知であるから、スピンベース6の周縁上の1点を通る接線Lの式を求めれば、その接線Lの式と曲率半径R1からスピンベース6の中心のX座標およびY座標を求めることができる(図5参照)。
つづいて、基板搬送ロボット2のハンド17によって、ウエハWと同じ形状およびサイズに形成されたダミーウエハDWが処理室1に搬入される。このとき、ロボット駆動制御部25は、設計上の基板搬送ロボット2およびスピンチャック3の相対位置関係に基づいて、ダミーウエハDWを保持したハンド17を、ハンド保持位置中心がホームポジションからチャック保持位置中心を通る鉛直軸線上と推定される位置に配置されるように水平に進出させる。
その後、アーム駆動制御部30によって、旋回アーム9が支持軸10を支点に回動されて、CCDカメラ22がダミーウエハDWの周縁部の上方に配置される。そして、CCDカメラ22によって、ダミーウエハDWの上面周縁部が撮影され、そのダミーウエハDWの周縁部の画像に基づいて、教示情報取得部26によって、ダミーウエハDWの中心のX座標およびY座標(補正前ハンド保持位置中心のX座標およびY座標)が取得される。
ダミーウエハDWは、平面視略円形状に形成されており、その曲率半径R2は既知であるから、スピンベース6の場合と同様に、ダミーウエハDWの周縁上の1点を通る接線Lの式を求めれば、その接線Lの式と曲率半径R2からダミーウエハDWのの中心のX座標およびY座標を求めることができる(図5参照)。
その後、教示情報取得部26によって、先に取得したチャック保持位置中心のX座標およびY座標と、その後に取得した補正前ハンド保持位置中心のX座標およびY座標とに基づいて、両中心間の水平方向のずれ量(両中心間のX軸方向およびY軸方向の距離)が取得される。この教示情報取得部26によって取得されたずれ量は、教示情報として、教示情報入力部27に与えられる。
こうして教示情報入力部27に与えられる教示情報は、教示情報入力部27によって、ロボット駆動制御部25に対して自動的に入力される。これにより、ロボット駆動制御部25に対するティーチングが完了する。したがって、その後は、各教示情報に基づいて、ハンド17の動作が制御されることにより、ハンド17とスピンチャック3との間でのウエハWの受け渡し時に、ハンド保持位置中心をチャック保持位置中心上に正確に導くことができる。そのため、ハンド17とスピンチャック3との間でのウエハWの良好な受け渡しを達成することができる。
以上のように、CCDカメラ22を旋回アーム9に取り付けた場合にも、処理室1内におけるオペレータの作業を不要とすることができながら、ロボット駆動制御部25に対するティーチングを達成することができる。
しかも、教示情報が自動的に取得されて、その取得された教示情報がロボット駆動制御部25に自動的に入力されるので、ティーチングにかかる手間をより軽減することができる。
また、CCDカメラ22が旋回アーム9に対して固定的に配置されているので、旋回アーム9を旋回駆動させるアーム駆動機構11によって、CCDカメラ22をスピンベース6の中心上を通る円弧状の軌跡を描いて移動させるための手段を兼ねることができ、装置の部品点数を低減することができ、装置の構成を簡素化することができる。
さらに、CCDカメラ22は、ティーチング時にのみ処理室1内に配置すればよいので、ウエハWの処理中は、CCDカメラ22を処理室1から取り出しておくことによって、CCDカメラ22が処理液によって腐食されることを防止することができる。
なお、他の実施形態として、旋回アーム9の代わりに、直線移動する移動アームにCCDカメラ22を取り付けてもよい。
なお、この実施形態では、旋回アーム9を昇降させることができず、そのため、ハンド17のホームポジションとチャック保持位置との間のZ軸方向の距離を求めることができないので、図4に仮想線で示すように、ティーチングに際して、スピンベース6の側方に、CCDカメラ22とは別のCCDカメラ31が配置されて、このCCDカメラ31によって撮影される画像(スピンベース6およびハンド17を側方から見た画像)に基づいて、教示情報取得部26によって、ハンド17のホームポジションとチャック保持位置との間のZ軸方向の距離が求められるようにしてもよい。
また、この実施形態においても、教示情報が自動的に取得され、その取得された教示情報がロボット駆動制御部25に自動的に入力されるとしたが、教示情報の取得および/または入力はオペレータによって行われてもよい。すなわち、図4に仮想線で示すように、教示情報取得部26によって取得される教示情報を表示パネル28に表示させるようにして、この表示パネル28に表示された教示情報を、オペレータが、キーボードなどの教示情報入力器29からロボット駆動制御部25に入力するようにしてもよい。また、教示情報が自動的に取得され、その取得された教示情報がロボット駆動制御部25に自動的に入力される場合にも、表示パネル28に教示情報を表示させて、オペレータが確認できるようにしてもよい。また、オペレータが、表示パネル28に表示されるスピンベース6やダミーウエハDWの画像を見て、チャック保持位置中心と補正前ハンド保持位置中心との間における水平方向のずれ量などを求め、その求めたずれ量などを教示情報として、教示情報入力器29からロボット駆動制御部25に入力するようにしてもよい。
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の各実施形態では、CCDカメラ22を用いた場合を例に取ったが、CCDカメラ22(CCDカメラ31)に代えて、光ファイバの一端を、遮断板12(回転軸13)または旋回アーム9に取り付け、その光ファイバの他端を、処理室1外に引き出して、処理室1外に配置されたCCDイメージセンサを含む撮像手段に接続してもよい。その場合、CCDイメージセンサが処理液雰囲気による腐食を受けるおそれをより一層なくすことができる。
また、基板処理装置における処理の対象となる基板は、ウエハWに限らず、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などの他の種類の基板であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図解図である。 ティーチングのための構成を説明するための図である。 ティーチング時の処理を説明するための図である。 この発明の他の実施形態について説明するための図である。 スピンベースおよびダミーウエハの周縁部の画像からその中心の位置を算出する手法について説明するための図である。
符号の説明
1 処理室
2 基板搬送ロボット
3 スピンチャック
9 旋回アーム
11 アーム駆動機構
12 遮断板
16 遮断板昇降駆動機構
21 制御部
22 CCDカメラ
25 ロボット駆動制御部
26 教示情報取得部
27 教示情報入力部
28 表示パネル
29 教示情報入力器
31 CCDカメラ
W ウエハ

Claims (5)

  1. 基板に対して所定の処理を行うための処理室と、
    この処理室内に設けられ、処理対象の基板を保持するための基板保持手段と、
    この基板保持手段に対して基板を搬送するための基板搬送手段と、
    この基板搬送手段が上記基板保持手段に対して基板を搬送するときの動作を制御するための搬送動作制御手段と、
    上記基板搬送手段による基板の搬送に関する教示情報を取得するために、その取得時に上記処理室内に配置される入光部を備え、この入光部に入射する光像を電気信号に変換して出力する撮像手段と、
    上記教示情報の取得時に、上記入光部を上記基板保持手段に対して移動させる入光部移動手段と、
    上記撮像手段から出力される電気信号に基づいて取得される上記教示情報を、上記搬送動作制御手段に入力するための入力手段と
    上記基板保持手段に保持される基板に処理液を供給するための処理液供給手段と、
    この処理液供給手段を、上記基板保持手段に保持される基板の上方を水平移動させる移動アームとを含み、
    上記入光部移動手段は、上記入光部を、上記基板保持手段による基板保持位置の上方を水平移動させるものであり、
    上記入光部は、上記移動アームに取り付けられていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 上記入光部移動手段は、上記入光部を、上記基板保持手段に対して昇降させるものであることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 上記基板保持手段に対向して配置され、上記基板保持手段に対して昇降可能に設けられた対向部材をさらに含み、
    上記入光部は、上記対向部材に対して固定的に配置されていることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 上記撮像手段から出力される電気信号に基づいて、上記入光部に入射する光の像に応じた画像を表示する画像表示器をさらに含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 上記撮像手段から出力される電気信号に基づいて、上記教示情報を取得する教示情報取得手段をさらに含み、
    上記入力手段は、上記教示情報取得手段によって上記教示情報が取得されたことに応答して、その取得された上記教示情報を上記搬送動作制御手段に自動的に入力するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板処理装置。
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