JP4381345B2 - 音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法及び装置 - Google Patents

音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、映像構造化を得るために、音声モードを利用して映像信号の区切り情報設定を行う方法及び装置に関するものである。つまり映像データ及び又は音声信号の特徴を捕らえて、例えばチャプター分割して映像を構造化する場合に利用される方法及び装置である。
テレビジョン放送信号では、通常は、プログラムの境界、あるいはプログラムの途中においてコマーシャル(CM)タイムが設けられている。このCM部の候補区間を、音声モードから検出する装置がある(例えば特許文献1)。また、音声モードとは関係なく、無音期間を検出し、この無音期間中の所定位置に区切り情報を設定する装置がある(例えば特許文献2)。無音期間が例えば15秒の倍数であれば、CM期間と判定するのである。
特開2000−165796公報(対応US6,449,021B1) 特開2004−326926公報
上記従来の技術において、音声モード(ステレオモード)のときをCM期間であると判定した場合、CM期間以外の本編までもステレオモードの音声がある場合、またステレオとモノラルが混在したような場合、正確にCM期間のみを識別できなくなる。また、上記の無音期間を検出して、区切り情報を生成する装置では、無音の検出精度に左右される。
そこでこの発明は、番組の中に複数の音声モードが混在したとしても、本編に対する適切な区切り情報を得ることができる音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法及び装置を提供することを目的とする。
この発明では、映像信号処理部と音声信号処理部からの信号を処理する装置において、前記音声信号処理部からの音声信号を取り込み、信号状態を解析処理する方法であって、録画した番組映像信号の全長さのうち、前記音声信号が第1のモードであるときの合計の長さまたは割合が、所定の長さ又は所定の割合以下であるかどうかを判定し、前記所定の長さ又は割合以下であるときは、前記録画した映像信号の本編の音声モードは、第2のモードであると判定し、前記第2のモードでないときは、本編の音声モードは第1のモードであると判定し、前記判定結果に応じて、前記映像信号の任意区間の区切り情報を生成するための適応処理部を選択して設定し、設定された適応処理部で生成した区切り情報を保存するようにし、前記本編が前記第2のモードのときは、前記音声信号を用いて音声レベルが、所定時間、閾値以下の部分を無音部として判定し、前記無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間の倍数であるかどうかを判定し、前記時間間隔が一定時間の倍数であれば、無音部の検出をカウントし、前記無音部のカウント数が閾値3個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、区切り情報を設定するようにした。
上記のように、まず本編の音声モードを例えばモノラル或いはステレオのように特定して、この特定した音声モードに応じて、前記映像信号の任意区間の区切り情報を生成する適応処理(アルゴリズム)を設定する。このために、本編の任意区間の区切り情報として、適切なものを得ることができる。
以下、図面を参照してこの発明に係る実施の形態を説明する。図1はこの発明が適用された信号処理装置の構成例である。この信号処理装置は、例えばデジタルテレビジョン受信装置、あるいは情報記録再生装置などに適用可能である。
チューナ1は、例えばデジタル放送信号を受信し、受信信号を復調し、復調出力をトランスポートデコーダ2に供給する。トランスポートデコーダ2で選択された番組の映像信号・音声信号はパケット毎オーディオビデオ(AV)デコーダ3に入力されて復調される。AVデコーダ3で復調された音声出力は、出力端子4Aに出力され、映像出力は、出力端子4Pに出力される。出力端子4Pの映像信号には、合成回路5にて、オンスクリーンディスプレイ(OSD)コントローラ6からの映像信号が合成される場合もある。
ダイレクトRDRAM7は、AVデコーダ3、或いはOSDコントローラ6からのデータを一時的に格納するために利用される。SDRAM8は、例えば受信信号のエラー訂正処理などを行うときに、一時的にデータを格納する場合に利用される。例えば、EEPROM9は、装置の機能を実行するプログラムあるいはパラメータなどを保存しておくために利用される。
10は、メインバスであり、上記のトランスポートデコーダ2、AVデコーダ3、OSDコントローラ6、SDRAM8、EEPROM9などに接続されている。そしてメインバス10には、装置を統括する制御部であるCPU11が接続されている。さらにこの装置は、バス10を介して外部機器と接続することが可能である。このためにメインバス10には、モデムインターフェース12a,LAN端子12b、ブルーツースインターフェース12c、リモコンインターフェース12d、ATAPIインターフェース12eが接続されている。インターフェース12eを介してハードディスクドライブ13を接続することも可能である。またメインバス10には、AVエンコーダ14が接続されており、映像信号を記録媒体に記録する所定のフォーマット(例えばDVD規格)に変換することができる
ここでCPU11内部には、大きく分類して、例えば、本編自動チャプター分割機能と、構造解析チャプター分割機能(マジックチャプター分割機能と称してもよい)が設けられている。
本編自動チャプター分割機能は、音声モードを利用して映像信号の任意区間を設定するための区切り情報を生成する区切り情報処理部11aを含む。
区切り情報処理部11aは、録画した番組映像信号の全長さのうち、音声信号が第1のモード(モノラルモードまたは音声多重モード)であるときの合計の長さまたは割合が、所定の長さ又は所定の割合以下であるかどうかを判定する音声モード状況判定部11a1を有する。また音声モード状況判定部11a1の判定結果を受けて、モノラルモードが所定の長さ又は割合以下であるときは、録画した映像信号の本編の音声モードは、第2のモード(ステレオモード)であると判定し、第2のモード(ステレオモード)でないときは、本編の音声モードは第1のモード(モノラルモードまたは音声多重モード)であると判定する本編音声モード決定部11a2を有する。
そして、処理内容切換え部11a3が、本編音声モード決定部11a2の判定結果に応じて、前記映像信号の任意区間の区切り情報を生成するための適応処理部11a4,11a5を切換え選択する。また、設定された適応処理部で生成した区切り情報を保存する保存処理部11a6を有する。適応処理部11a4は、例えば音声モードが切換わったときに区切り情報を発生する。また適応処理部11a5は音声信号の無音部において区切り情報を発生する。これらの区切り情報は、両方又は片方が利用されるもので、処理内容切換え部11a3からの制御情報に応じて利用が決定される。
図2には、放送された複合信号に含まれる音声信号には、モノラルモード、ステレオモード、音声多重モード、ステレオモード、の各種音声モードがあり、混在している場合の例を示している。ここでは、複合信号は、映像信号と音声信号の両方が含まれる信号を意味する。図2では、番組A(モノラル音声モード),番組B(ステレオ音声モード)、番組C(音声多重とステレオモードの混在)が順次記録処理される様子を示している。
図3には、上記のような音声信号を解析して本発明の一実施の形態により、区切り情報を生成した様子を示している。図3では、番組A,番組B、番組Cが順次記録処理される様子を示している。
ここで、マークm1、m12、m13、m15が付されている位置は音声モードが切換わった位置である。マークm2−m11、マークm13、m14、m15が付されている位置は無音部を検出した位置である。本発明の装置には、ステレオモードにおいては、無音部を検出する機能が含まれている。そして、この機能は、例えば3個以上連続する無音部の隣り合う間隔が全て一定時間(例えば15秒)の倍数であるという条件を満足したときは、連続している無音部の最初と最後の無音部にチャプター分割点を設定するようにしている。この機能の具体的構成と処理については、さらに後で詳しく説明することにする。
図3では、連続するマークm3、m4、m5が上記の条件を満足しているので、チャプター分割点(区切り情報)x1、x2が設定されている。また、マークm6−m9も上記の条件を満足しているので、チャプター分割点(区切り情報)x3、x4が設定されている。またマークm13、m14、m15も上記の条件を満足しているので、チャプター分割点(区切り情報)x5、x6が設定されている。
この例は、本編がステレオモードのときは、音声レベルが、所定時間、閾値以下の部分を無音部として判定している。また、無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間(A)の倍数であるかどうかを判定している。そして、時間間隔が一定時間(A)の倍数であれば、無音部の検出をカウントし、カウント数が閾値(B)個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、区切り情報を設定している。
図4は、さらに別の実施形態を説明するために示している。図3と同じ部分には図3と同一符号を付している。この例では、図3の例に加えて、さらに音声モードが切換わった部分にもチャプター分割点(区切り情報)x7、x8をつけるようにした例である。この実施の形態であると、番組の境界にも区切り情報をつけることができる。
図5の例は、本編がステレオモードでない場合に、音声モードが切換わる毎に区切り情報をつけた例を示している。勿論、先の図4におけるステレオモードのときの判定方法も併用している。つまり本編がステレオモードでなくても、コマーシャル部分がステレオモードとなり、複数のコマーシャルが無音部をはさんで放送されることがある。このような場合に、無音部の全てにマークを設定するが、区切り情報は、コマーシャル部分の先頭と終わりに設定される。この例の場合、音声モードが切換わったところだけに区切り情報を設定する。
図6は、音声信号のステレオモード、モノラルモードの割合を測定したときの例を示している。この発明では、音声信号が例えばモノラルモード(第1のモード)であるときの合計の長さまたは割合が、所定の長さ又は所定の割合以下であるかどうかを判定している。そして所定の割合は、(3/120)以上で(1/2)以下としている。2時間(120分)番組であって、モノラルモードが3分以上で1時間以下であれば、本編をステレオモードであると判断している。3分間のモノラルの番組は、例えばニュース番組などのように少しだけ含まれることがあるからである。またステレオモードない区間の割合が1/2以上になると、判定結果に対する矛盾が生じるからである。
図7は、モノラルモードである区間の長さ(例えば3分)が2時間番組(映像全体の長さ)に対してどのような割合であるかどうかを計算するときに、計算の容易さを得るための説明図である。計算のためには、120分×(2のn乗分の1)を計算して、3分と比較する。(2のn乗分の1)は、計算機では計算しやすい。120×(2のn乗分の1)を計算するには、120を2進数で表し、nビットシフトすればよい。
図8は、上記した実施形態のうち代表的なものの動作をフローチャートで示している。番組の所定モード(ステレオモード)でない区間の時間長を合計する(ステップSX1)。次に、合計した時間長は、録画した映像全体の長さに所定の割合を積算した数以下であるかどうかを判定する(ステップSX2)。所定の割合を積算した数以下であれば、番組の本編は所定のモード(ステレオモード)であると判定する(ステップSX3)。次に、無音部検出により、先の図3、図4で説明した条件判定により、チャプター分割点を設定する処理を行う(ステップSX4)。
しかし、ステップSX2において、所定の割合を積算した数より大きい場合、番組の本編は所定のモード(ステレオモード)でない(モノラルモードあるいは音声多重モード)であると判定する(ステップSX5)。
ステップSX4および上記ステップSX5の次は、ステップSX6において、音声モードが切換わった点にもチャプター分割点(区切り情報)を設定する。
この後は、チャプター分割点の情報(区切り情報)は、例えば記録媒体に管理情報の一部として記録される。例えば、管理情報内にエントリーポイントとして記述される。
さらにこのエントリーポイント(区切り情報)には、属性情報が付加されていてもよい。この属性情報は、図3と図4で説明したように、無音部を検出して設定した区切り情報x1、x2、x3.x4、x5、x6と、音声モードを参照して設定した区切り情報x7、x8との区別をつけるためである。
図9には、録画した番組全体の音声モードを検査するのではなく、例えば、番組の一部の区間(たとえば開始から20分間分)の複合信号の音声信号を検査する例である。20分の区間に所定の音声モードでない区間がどの程度存在するかにより、本編がステレオモードであるか否かを判定するのである。
図10の例は、図9の例の変形例である。図9の例は、番組の先頭から所定の長さの区間を検査した。しかし図10の例は、番組の先頭から所定の割合の区間である。例えば録画した番組の全体が120分であれば、その1/4の区間を検査している。そしてこの区間に所定の音声モードでない区間がどの程度存在するかにより、本編がステレオモードであるか否かを判定するのである。
次に、CM区間の開始位置と終わり位置に区切り情報を設定する方法についてさらに詳しく説明する。この方法では、ステレオモードの音声信号中で無音部を検出し、この無音部の間隔が所定時間(15秒)の倍数である場合、この無音部が複数連続する区間をCM区間と判定している。そして、CM区間の開始位置と終了位置にある無音部に区切り情報を設定している。
図11はこの無音部を利用した装置の基本的な構成例を示している。この構成は、図1に示した適応処理部11a5に対応する。図11において、放送信号は、チューナ21にて受信される。チューナ21からは、選局されたチャンネルの番組の映像・音声信号が出力される。音声信号は、音声信号処理部22にて復調・復号処理される。音声信号処理部22の出力は、エンコーダ部23及び後述する無音検出装置25に供給される。
エンコーダ部23は、DVD規格に基づき映像信号、音声信号を所定のフォーマットにエンコードし、その出力をデータ処理部24に供給する。データ処理部24は、ハードディスク或いはDVD−R,あるいはDVD−RW,あるいはDVD−RAMに対して、情報を変調して記録することができる。また上記のディスクから読み出した情報を復調処理することができる。またエラー訂正コード(ECC)に関する処理機能も含む。
音声信号処理部22の出力は、さらに無音検出装置25にも供給される。無音検出装置25は、所定時間音声レベルが閾値以下の部分を無音部として検出する。このとき無音検出装置25は、無音情報を出力し、無音時刻記録装置26に供給する。つまり無音部時刻記録装置26は、番組における無音部情報(無音部が判定された時刻の情報)を蓄積している。
無音時刻記録装置26に記録された無音時刻情報は、無音部間隔計算装置27にて利用される。ここでは無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間(A)の倍数であるかどうかを判定している。そして、時間間隔が一定時間(A)の倍数であれば、無音部をカウントし、無音部のカウント数が閾値(B)個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、チャプター区切り情報を設定するために、最初をCM開始情報、最後をCM終了情報として、チャプター境界設定装置28に供給する。
これにより、チャプター境界設定装置28は、チャプター情報を生成して、データ処理部24に供給する。データ処理部24は、チャプター情報をDVD規格のマネジメント情報内のエントリーポイントに変換して管理する。
なお、映像情報に関しては、映像信号処理部29にて処理され、エンコーダ部23に入力され、所定のDVD規格のデータに変換されている。そして、エンコーダ部23の出力が、データ処理部24を介して、光ディスク101に記録される。
ここで、上記の無音部間隔計算装置27は、さらにブロック化すると無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間(A)の倍数であるかどうかを判定する無音部時間間隔計測部27aと、時間間隔が一定時間(A)の倍数であれば、無音部の検出をカウントする無音部かうんと処理部27bと、無音部のカウント数が閾値(B)個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、区切り情報を設定する無音部の条件判定部27cとを含む。
図12には、上記の無音検出装置25、無音時刻記憶装置26、無音部間隔計算装置27、チャプター境界設定装置28により、無音部が検出された時間、チャプター境界設定のためにチャプター情報が得られた時刻を時間軸上で示している。説明を分かりやすくするために、単純化して説明する。この図は、例えば1つの番組中(例えば録画予約した番組)の中で、2回のコマーシャル期間があった例である。
そして、第1回目のコマーシャル期間にCM1,CM2,CM3,CM4の4つのコマーシャルが放送され、第2回目のコマーシャル期間にCM5、CM1,CM2の3つのコマーシャルが放送された例を示している。
例えば第1回目のコマーシャル期間を見ると、各コマーシャルの区切り部では、無音期間があるために、無音部検出フラグが得られる。しかしCM4の後は、後述する条件を満足していないために、CM4の終了がチャプター境界位置として判定されている。また最初のCM1のスタート直前の無音部検出フラグの位置がチャプター境界として設定されている。つまり、コマーシャル期間の前後にチャプター境界を示すフラグが得られることになる。同様に、第2回目のコマーシャル期間においても無音部の全てにチャプター境界が設定されるのではなく、所定条件を満足する(連続して放送される)複数のCMをグループ化し、グループを1つの単位として、チャプター境界を設定している。
図13には、上述した処理を行うステップを大きなブロックで示している。1つの番組に対するチャプター設定処理が終了しているかどうかを判定し(ステップSA1)、終了していなければ、無音部を検出するために無音検出処理を行う(ステップSA2)。無音部が検出されると、先の説明のように無音部を検出した時間が記憶される(ステップSA3)。番組の終わりに管理情報を処理するとき、図2で説明したように、チャプター境界が管理情報内のエントリーポイントとして設定される。
図14は、コマーシャル期間にて、無音部が次々と検出されたときに、CM開始点のチャプター境界と、CM終了点のチャプター境界を決定するときの様子を示すフローチャートである。処理がスタートすると、まず、無音部を検出したときに、無音部の順番を示す情報としてiを用いる。最初の無音部が検出されると、i←1とし、CMカウント値(cm_count)は、cm_count←0とし、最後の無音部の時刻(last_silent)をlast_silent←0とし、次に検出した無音部の時刻(silent)もsilent←0とする(ステップSB1)。
無音部を検出したとき、無音部の個数がiよりも小さい場合には、前回の時刻(silent)を、last_silent←silentとし、今回の時刻(silent)を、i番目の無音部の時刻とする(ステップSB2、SB3)。次に(silent)−(last_silent)の計算を行い、この値が15秒の倍数であるかどうかを判定する。コマーシャルは15秒単位あるいはその倍数の単位で放送されることが多いからである。
15秒(値A)もしくはその倍数であれば、cm_count=0かどうかを判定する(ステップSB5)。0のときは、コマーシャルカウントが開始された直後である。i−1がコマーシャルの開始時刻に相当するため、ステップSB6にて、start←i-1とする。
ステップSB5でcm_count≠0の場合は、すでにコマーシャル期間がスタートしていることであり、ステップSB7に進みcm_countに+1を行う。ステップSB7の後は、(i+1)の処理を行い(ステップSB8)、ステップSB2に戻る。
先のステップSB4において、(silent)−(last_silent)の計算結果が、15秒(値A)の倍数でない場合には、コマーシャル期間でないものと見なす。このときはステップSB9に進み、これまで蓄積しているcm_countがcm_count>閾値(B)を満足するかどうかを判断する。満足する場合には、複数のコマーシャルグループが放送されたものと判断し、このときのスタート(start)と累積加算された現在のiが得られた時点をCM開始点、CM終了点として、チャプター境界設定装置に報告される(ステップSB10)。この後は、cm_count=0、i=0にセットする。
なお、一定時間(値A)は、可変可能としてもよい。値Aを可変するには、特殊設定用のユーザ案内メニューを用意して可変できるようにする。また閾値(B)は、一定のマージンを持たせてもよい。
図15は、チャプター境界設定装置28における動作である。CMの開始点の情報、及び終了点の情報を取得して(ステップSC1)、チャプター境界を設定(ステップSC2)する手順を示している。
上記したようにこの発明の方法及び装置によると、コマーシャル放送期間において、無音部を検出し、全ての位置をチャプター境界とするのではなく、連続した複数のコマーシャル(連続コマーシャルグループ)の開始位置と終了位置を検出している。
ユーザは、選択により上記の機能の動作オン、動作オフを設定することができる。この場合、ユーザは、番組予約時の画面で詳細設定ボタンを選択し、詳細設定画面を見ながら、動作オン、オフを選択することができる。
図16は、1つの番組を録画予約するときに、予約画面の「詳細設定」ボタンを選択し、クリックしたときに現れる詳細設定画面60の例である。図に示すように、「本編自動チャプター分割」の項目60aが「入」になっている。この状態であると、先に説明したチャプター分割動作が得られることを意味する。リモコン操作によりカーソルを項目60aに合わせて、決定キーを押すことで、「入」、「切」をサイクリックに切り替えることができる。
さらにこの画面60には、「構造解析チャプター分割」という項目60bが設けられている。この「構造解析チャプター分割」による機能と、上述した「本編自動チャプター分割」による機能(CM期間検出が正確)とは、チャプター分割処理が異なる。
図17、図18に示すように、「構造解析チャプター分割」による機能は、主として映像データを分析し、フィールド或いはフレーム画像の類似度を判定する。そして、カット検出、類似ショットの判定、対話度数の算出などを行い、チャプター境界を決定する方法である。ここではカット点とカット点との間をショットと称している。
上記の「カット検出」とは、IピクチャフレームとIピクチャフレーム(もしくは0.5秒ごとのフレーム)を比較し、画面全体の色相が大きく異なるか、輝度変化が大きい領域が予め設定しているパラメータより多い場合は、フレームは非類似と判定する。そして、0.5秒離れたフレーム同士を順次比較しで、非類似のフレームの組の数が、閾値以上の区間があった場合には、この区間の任意の点にカット点を設定する方法である。図17には、矢印で示すフレーム相互間の類似性を判定している様子を示している。そして、非類似のフレームの組が多数存在している部分で、カット点を設定した様子を示している。fn、fn−1,fn−2,…、fe、fe−1,fe−2,…、は、フレームである。
上記の「類似ショット検出」とは、過去のカット点からさかもどった数フレームと、直近のカット点から後の数フレームとの総当りでフレーム間の類似判定を行う。図18は、総当りの様子を示している。そして、「類似」と判断したフレームの組の数が閾値以上の場合、双方のショットは、類似であると判定するものである。つまり、図18に示すように、カット点の前のショットAとカット点の後のショットD間のフレームが類似しているかどうかを判定する。図のフレームの組み合わせ例であると、類似判定は、例えば丸印を付している数が得られることになる。
「対話検出」と「対話度数」は、次のように定義されている。(a)類似ショットが集中的に登場する区間(部分)は、意味のある区間である。(b)類似ショットがどれくらいの密度で出現するかを数値化するために「対話度数」という指標を導入している。「対話度数」は、以下の条件を満たすほど大きくなる。(b1)ショットが多くふくまれている(=カット点が頻繁に現れる)。(b2)対話に貢献している(=類似している)ショットの個数が多い。(b3)対話に貢献している(=類似している)ショットの合計時間が長い。
上記の(c)対話度数をもとに、対話区間を算出する。そして(d)近接した対話区間は接続する。
「構造解析チャプター分割」機能は、基本的に上記の処理により実行される。カット点を設定し、類似ショットを検出する場合は、上記の処理で足りる場合がある。しかし、複数の番組構造を再構築する機能を追加するには、さらに以下のような機能を含んでもよい。
即ち、「ニュース番組固有処理」機能、「その他の番組処理」機能である。「ニュース番組固有処理」機能、話題先頭ショット検出を行うもので、番組内にある程度分布し、ある程度長く、ある回数以上出現する類似ショットを「話題の先頭ショット」と仮定する。そして「話題の先頭ショット」が連続している場合、連続の最後のショットを真の「話題の先頭ショット」、それ以外を「前の話題のフォローアップ」と判定するのである。「その他の番組処理」機能は、「コーナータイトル検出」機能を設定している。この機能は番組内に広く分布し、対話区間に属さず、ある回数以上出現する類似ショットを「コーナータイトル」であると判定する。また、番組開始後しばらくたってもコーナータイトルが現れない場合は、「コーナータイトルを持たない番組」とみなすのである。
上記のように、番組のカット点の情報、類似ショットの情報、ニュース番組の話題先頭の情報、その他の番組のコーナータイトルの情報が得られると、番組を編集する場合、あるいは、番組のチャプターを構築する場合に、有効な情報として利用可能となる。
上記の例では、録画予約画面から詳細設定ボタンをクリックしたときに現れる画面60−1上で、「構造解析チャプター分割」という項目60bが現れた例を示した。しかし、「構造解析チャプター分割」を設定するための項目60bは、メニュー画面から録画機器を選択し、次に、録画機能を設定する画面上でも現れる。
図19には、「構造解析チャプター分割」という項目60bが録画機能を設定する画面60−2上で現れた例を示している。この画面でも「構造解析チャプター分割」を行うのか否かを設定するための項目60bが現れている。
上述した画面60−1,60−2において、リモートコントローラの操作部のマークが表示されている。つまり上下方向、左右方向へカーソル移動するためのカーソルキーのマークと、決定キーのマークとが表示されている。これは、ユーザの操作を案内するのに有効なマークである。
図20はこの発明が適用された記録再生装置の全体構成を示す図である。この記録再生装置は、2種類のディスクドライブ部を有する。光ディスク101は、ビデオファイルを構築できる情報記録媒体である。ディスクドライブ部102は、光ディスク101を回転駆動し、情報の読み書きを実行する。104はハードディスクを駆動するハードディスクドライブ(HDD)部である。
データプロセッサ部103は、ディスクドライブ部102及びハードディスクドライブ部104に記録データを供給することができ、また、再生された信号を受け取ることができる。ディスクドライブ部102は、光ディスク101に対する回転制御系、レーザ駆動系、光学系などを有する。
データプロセッサ部103は、記録または再生単位のデータを取り扱うもので、バッファ回路、変調・復調回路、エラー訂正部などを含む。
この記録再生装置は、録画側を構成するエンコーダ部200と、再生側を構成するデコーダ部300と、装置本体の動作を統括して制御するマイクロコンピュータブロック400とを主たる構成要素としている。エンコーダ部200は、入力されたアナログビデオ信号やアナログオーディオ信号をデジタル化するビデオ用及びオーディオ用のアナログデジタルコンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを有する。さらに、映画の字幕などを圧縮する副映像エンコーダも含む。
エンコーダ部200の出力は、バッファメモリ203を含むフォーマッタ204にて所定のDVD(DVD−R,DVD−RW,DVD−RAM、など)フォーマットに変換され、先のデータプロセッサ部103に供給される。エンコーダ部200には、AV入力部211から外部アナログビデオ信号と外部アナログオーディオ信号、あるいはTVチューナ212からアナログビデオ信号とアナログオーディオ信号が入力される。なお、エンコーダ部200は、圧縮されたデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が直接入力されるときは、圧縮デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号を直接フォーマッタ204に供給することもできる。またエンコーダ部200は、アナログデジタル変換されたデジタルビデオ信号及びオーディオ信号を、ビデオミキシング部305及びオーディオセレクタ301にそれぞれ直接供給することもできる。
エンコーダ部200に含まれるビデオエンコーダでは、デジタルビデオ信号はMPEG2またはMPEG1規格に基づいた可変ビットレートで圧縮されたデジタルビデオ信号に変換される。オーディオ信号は、MPEGまたはAC−3規格に基づいて固定ビットレートで圧縮されたデジタルオーディオ信号、あるいはリニアPCMのデジタルオーディオ信号に変換される。
副映像信号がAV入力部211から入力された場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号など)、あるいはこのようなデータ構成のDVDビデオ信号が放送されてそれがTVチューナ212で受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号が副映像エンコーダでエンコード(ランレングス符号化)されて副映像のビットマップとなる。
エンコードされたデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号、副映像データは、フォーマッタ204にてパック化され、ビデオパック、オーディオパック、副映像パックとなり、さらにこれらが集合されてDVD−レコーディング規格(例えばDVD−RAM、DVD−R、DVD−RWなどに記録する規格)で規定されたフォーマットに変換される。
ここでこの装置は、フォーマッタ204でフォーマット化された情報(ビデオ、オーディオ、副映像データなどのパック)及び作成された管理情報を、データプロセッサ部103を介してハードディスクドライブ部104あるいはデータディスクドライブ部102に供給し、ハードディスクあるいは光ディスク101に記録することができる。またハードディスクあるいは光ディスクに記録された情報を、データプロセッサ部103、ディスクドライブ部102を介して光ディスク101あるいはハードディスクに記録することもできる。
またハードディスクあるいは光ディスク101に記録されている複数番組のビデオオブジェクトを、一部削除したり、異なる番組のオブジェクトをつなげたり、といった編集処理を行うこともできる。これは、DVDフォーマットが取り扱うデータ単位を定義し、このデータ単位で信号処理することで編集を容易にしているからである。
マイクロコンピュータブロック400は、MPU(マイクロプロセッシングユニット)、またはCPU(セントラルプロセッシングユニット)と、制御プログラム等が書きこまれたROMと、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのRAMとを含んでいる。
マイクロコンピュータブロック400のMPUは、そのROMに格納された制御プログラムに従い、RAMをワークエリアとして用いて、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF記録、AVアドレス設定などを実行する。
またマイクロコンピュータブロック400は、システム全体を制御するために必要な情報処理部を有するもので、ワークRAM、ディレクトリ検出部、VMG(全体のビデオ管理情報)情報作成部、コピー関連情報検知部、コピー及びスクランブリング情報処理部(RDI処理部)、パケットヘッダ処理部、シーケンスヘッダ処理部、アスペクト比情報処理部などを備える。
MPUの実行結果のうち、ユーザに通知すべき内容は、映像データ記録再生装置の表示部402に表示されるか、またはモニターディスプレイにOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示される。またマイクロコンピュータブロック400は、この装置を操作するための操作信号を与えるキー入力部401を有する。マイクロコンピュータブロック400が、ディスクドライブ部102、ハードディスクドライブ部104、データプロセッサ部103、エンコーダ部200及び/またはデコーダ部300などを制御するタイミングは、STC(システムタイムクロック)403からの時間データに基づいて実行することができる。
録画や再生の動作は、通常はSTC403からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理はSTC403とは独立したタイミングで実行されてもよい。
デコーダ部300は、パック構造を持つDVDフォーマットの信号から各パックを分離して取り出すセパレータと、パック分離やその他の信号処理実行時に使用するメモリと、セパレータで分離された主映像データ(ビデオパックの内容)をデコードするVデコーダと、セパレータで分離された副映像データ(副映像パックの内容)をデコードするSPデコーダと、セパレータで分離されたオーディオデータ(オーディオパックの内容)をデコードするAデコーダとを有する。またデコードされた主映像にデコードされた副映像を適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサを備えている。
デコーダ部300の出力ビデオ信号は、ビデオミキシング部305に入力される。ビデオミキシング部305では、テキストデータの合成が行われる。またビデオミキシング部305には、TVチューナ212やA/V入力部211からの信号を直接取り込むラインもまた接続されている。ビデオミキシング部305には、バッファとして用いるフレームメモリ306が接続されている。ビデオミキシング部305の出力がアナログ出力の場合はI/F(インターフェース)307を介して外部出力され、デジタル出力の場合はデジタルアナログ変換器308を介して外部へ出力される。
また、ビデオミキシング部305は、GUIとしての案内画面(図16図19にて説明した画面)を作るための画像信号を出力することができる。この画像信号は、マイクロコンピュータブロック400内の案内画面処理制御部により制御されている。さらに、操作入力判定部40a,録画予約制御部40b、編集処理制御部40c、案内画面処理制御部40dなども設けられており、マイクロコンピュータブロック400は、装置の全体を統括することができる。
またマイクロコンピュータブロック400では、上記した「本編自動チャプター分割」を行うための制御ブロック40e、「構造解析チャプター分割」行うための制御ブロック40fが設けられている。図11で説明した無音検出装置25、無音時刻記憶装置26、無音部間隔計算装置27、チャプター境界設定装置28およびデータ処理部24の一部は、上記した「本編自動チャプター分割」を行うための制御ブロック40eに対応する。上記の制御ブロック40eには、図1で示した区切り情報処理部11aが含まれる。
また、図1と図11と図20の対応関係において、
チューナ1、チューナ21、チューナ212は対応関係にある。また図1、図20では、チューナ1、チューナ212は、図10の音声信号処理部22を含む。また、図1のCPU11と、図11の無音検出装置25、無音時刻記録装置26、無音部間隔計算装置27、チャプター境界設定装置28と、図20の制御部400とが対応関係にある。
図20において、デコーダ部300の出力オーディオ信号は、セレクタ301を介してデジタルアナログ変換器302でアナログ変換され外部に出力される。セレクタ301は、マイクロコンピュータブロック400からのセレクト信号により制御される。これによりセレクタ301は、TVチューナ212やA/V入力部211からのデジタル信号を直接モニタする時、エンコーダ部200をスルーした信号を直接選択することも可能である。
なお、エンコーダ部200のフォーマッタでは、録画中、各切り分け情報を作成し、定期的にマイクロコンピュータブロック400のMPUへ送る(GOP先頭割り込み時などの情報)。切り分け情報としては、VOBU(ビデオオブジェクトユニット)のパック数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などである。
同時に、アスペクト情報処理部からの情報を録画開始時にMPUへ送り、MPUはVOBストリーム情報(STI)を作成する。ここでSTIは、解像度データ、アスペクトデータなどを保存し、再生時、各デコーダ部ではこの情報を元に初期設定が行われる。
また本装置では、ビデオファイルは1ディスクに1ファイルとしている。またデータをアクセス(シーク)している間に、途切れないで再生を続けるために、最低限連続する情報単位(サイズ)を決めている。この単位をCDA(コンティギュアス・データ・エリア)という。CDAサイズは、ECC(エラー訂正コード)ブロック(16セクタ)の倍数であり、ファイルシステムではこのCDA単位で記録を行っている。
データプロセッサ部103は、エンコーダ部200のフォーマッタからVOBU単位のデータを受け取り、CDA単位のデータをディスクドライブ部102あるいはハードディスクドライブ部104に供給している。またマイクロコンピュータブロック400のMPUは、記録したデータを再生するのに必要な管理情報を作成し、データ記録終了のコマンドを認識すると、作成した管理情報をデータプロセッサ部103に送る。これにより、管理情報がディスクに記録される。従って、エンコードが行われているとき、エンコーダ部200からマイクロコンピュータブロック400のMPUは、データ単位の情報(切り分け情報など)を受け取る。また、マイクロコンピュータブロック400のMPUは、記録開始時には光ディスク及びハードディスクから読み取った管理情報(ファイルシステム)を認識し、各ディスクの未記録エリアを認識し、データ上の記録エリアをデータプロセッサ部103を介してディスクに設定している。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明の一実施の形態を説明するために示した信号処理装置の基本的構成を示す図である。 この発明の装置の動作を説明するために複合信号に含まれる音声信号の音声モードの例を示す説明図である。 この発明の装置の一動作例を説明するために示した図であり、複合信号に含まれる音声信号の音声モードの切り換り点、音声モードの切り換り点にマークを付した例を示す説明図である。 この発明の装置の他の動作例を説明するために示した図であり、複合信号に含まれる音声信号の音声モードの切り換り点、音声モードの切り換り点にマークを付した例を示す説明図である。 この発明の装置のさらに他の動作例を説明するために示した図であり、複合信号に含まれる音声信号の音声モードの切り換り点、音声モードの切り換り点にマークを付した例を示す説明図である。 複合信号に含まれる音声信号の複数の音声モードの中で、特定の音声モードの所定の割合の計算例を説明するために示した説明図である。 複合信号に含まれる音声信号の複数の音声モードの中で、特定の音声モードの所定の割合の他の計算例を説明するために示した説明図である。 この発明に係る装置の代表的な動作を説明するために示したフローチャートである。 この発明の他の実施の形態を説明するためにその考え方を示した説明図である。 この発明のさらに他の実施の形態を説明するためにその考え方を示した説明図である。 この発明の係る無音部検出を行う実施の形態における基本的な構成を示す図である。 この発明に係る本編自動チャプター分割の分割原理を説明するために示した説明図である。 この発明に係る本編自動チャプター分割に用いられる無音部検出ブロックを説明するために示したフローチャートである。 この発明に係る本編自動チャプター分割に用いられるCM検出動作の処理を説明するために示したフローチャートである。 この発明に係る本編自動チャプター分割の分割動作の大きなブロックを説明するために示したフローチャートである。 この発明に係る本編自動チャプター分割動作を設定するための画面の例を示す図である。 この発明に係る本編自動チャプター分割動作に類似した、他のチャプター分割処理の1つの例を説明する図である。 この発明に係る本編自動チャプター分割動作に類似した、他のチャプター分割処理のさらに別の例を説明する図である。 図17、図18で説明したチャプター分割処理を設定するための画面の例を示す図である。 この発明が適用された記録再生装置の構成ブロックを示す説明図である。
符号の説明
1…チューナ、2…トランスポートデコーダ、3…AVデコーダ、6…OSDコントローラ、7…ダイレクトRDRAM、8…SCRAM、9…EEPROM、11…制御部、21…チューナ、22…音声信号処理部、23…エンコーダ部、24…データ処理部、25…無音検出装置、26…無音時刻記録装置、27…無音部間隔計算装置、28…チャプター境界設定装置。

Claims (11)

  1. 映像信号処理部と音声信号処理部からの信号を処理する装置において、前記音声信号処理部からの音声信号を取り込み、信号状態を解析処理する方法であって、
    録画した番組映像信号の全長さのうち、前記音声信号が第1のモードであるときの合計の長さまたは割合が、所定の長さ又は所定の割合以下であるかどうかを判定し、
    前記所定の長さ又は割合以下であるときは、前記録画した映像信号の本編の音声モードは、第2のモードであると判定し、
    前記第2のモードでないときは、本編の音声モードは前記第1のモードであると判定し、
    前記判定結果に応じて、前記映像信号の任意区間の区切り情報を生成するための適応処理部を選択して設定し、
    設定された適応処理部で生成した区切り情報を保存するようにし、
    前記本編が前記第2のモードのときは、
    前記音声信号を用いて音声レベルが、所定時間、閾値以下の部分を無音部として判定し、前記無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間の倍数であるかどうかを判定し、前記時間間隔が一定時間の倍数であれば、無音部の検出をカウントし、前記無音部のカウント数が閾値3個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、区切り情報を設定するようにした
    音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  2. 前記一定時間は、15秒であることを特徴とする請求項1記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  3. 前記映像信号の任意区間の区切り情報は、前記第1のモードと第2のモードが切換わった位置でも生成することを特徴とする請求項2記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  4. 前記本編が第1のモードであると判定されたときは、前記第1のモードと第2のモードが切換わった位置で前記区切り情報を生成することを特徴とする請求項2記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  5. 前記所定の割合は、(3/120)以上で(1/2)以下であることを特徴とする請求項1記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  6. 前記所定の割合は、略2のn乗分の1であることを特徴とする請求項1記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  7. 前記所定の割合は、略(1/8)であることを特徴とする請求項1記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  8. 音声モードを利用して区切り情報を生成する第1の分割機能と、映像データを分析して区切り情報を生成する第2の分割機能と、前記第1又は第2の分割機能の選択を行うための画像信号を案内画面に出力する機能が設けられており、
    前記適応処理部による前記区切り情報の生成は、前記第1の分割機能が選択されていることを特徴とする請求項1記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  9. 映像信号処理部と音声信号処理部からの信号を処理する装置において、前記音声信号処理部からの音声信号を取り込み、信号状態を解析処理する方法であって、
    録画した番組映像信号の任意の長さのうち、前記音声信号が第1のモードであるときの合計の長さまたは割合が、所定の長さ又は所定の割合以下であるかどうかを判定し、
    前記所定の長さ又は割合以下であるときは、前記録画した映像信号の本編の音声モードは、第2のモードであると判定し、
    前記第2のモードでないときは、本編の音声モードは前記第1のモードであると判定し、
    前記判定結果に応じて、前記映像信号の任意区間の区切り情報を生成するための適応処理部を選択して設定し、
    設定された適応処理部で生成した区切り情報を保存するようにし、
    前記本編が前記第2のモードのときは、
    前記音声信号を用いて音声レベルが、所定時間、閾値以下の部分を無音部として判定し、前記無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間の倍数であるかどうかを判定し、前記時間間隔が一定時間の倍数であれば、無音部の検出をカウントし、前記無音部のカウント数が閾値3個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、区切り情報を設定するようにした
    音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定方法。
  10. 映像信号処理部と音声信号処理部からの信号を処理し、前記音声信号処理部からの音声信号を取り込み、信号状態を解析処理する装置であって、
    録画した番組映像信号の全長さのうち、前記音声信号が第1のモードであるときの合計の長さまたは割合が、所定の長さ又は所定の割合以下であるかどうかを判定する音声モード状態判定部と、
    前記所定の長さ又は割合以下であるときは、前記録画した映像信号の本編の音声モードは、第2のモードであると判定し、前記第2のモードでないときは、本編の音声モードは前記第1のモードであると判定する本編音声モード決定部と、
    前記判定結果に応じて、前記映像信号の任意区間の区切り情報を生成するための適応処理部を選択して設定する処理内容切換え部と、
    設定された適応処理部で生成した区切り情報を保存する保存処理部を具備し、
    前記適応処理部は
    前記音声信号を用いて音声レベルが、所定時間、閾値以下の部分を無音部として判定し、前記無音部と次の無音部との時間間隔が一定時間(A)の倍数であるかどうかを判定し、前記時間間隔が一定時間(A)の倍数であれば、無音部の検出をカウントし、前記無音部のカウント数が閾値3個以上あれば、最初と最後に現れた無音部に対して、区切り情報を設定する無音部間隔計算部を有することを特徴とする音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定装置。
  11. 音声モードを利用して区切り情報を生成する第1の分割機能と、映像データを分析して区切り情報を生成する第2の分割機能と、前記第1又は第2の分割機能の選択を行うための画像信号を案内画面に出力する機能が設けられており、
    前記適応処理部による前記区切り情報の生成は、前記第1の分割機能が選択されていることを特徴とする請求項10記載の音声モードを利用した映像信号の区切り情報設定装置。
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