JP4381125B2 - 光学部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、設置位置、形状および大きさが良好に制御された光学部品およびその製造方法に関する。
また、本発明は、面発光型半導体レーザおよびその製造方法に関する。
例えばレンズなどの光学部材を製造する方法の一つとして、液体材料からなる液滴を基体上に吐出した後に硬化させる方法が知られている。しかしながら、この方法においては、液滴と基体との間の接触角によって、得られる光学部材の形状が制約されるため、焦点距離が適度に調整された光学部材を得るのが難しかった。
また、例えば、基体表面の濡れ性を調整することで、所望の形状の光学部材を形成する方法がある(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。しかしながら、この方法では、光学部材の形状、大きさおよび設置位置を厳密に制御するためには十分ではなかった。
また、従来の液滴吐出法による基体上の光学部材の作成方法では、光学部材と基体との接触面積が小さいほど、光学部材が基体から剥離しやすい場合があった。
特開平2−165932号公報 特開2000−280367号公報
本発明の目的は、設置位置、形状および大きさが良好に制御された光学部品およびその製造方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、設置位置、形状および大きさが良好に制御された光学部材を有する面発光型半導体レーザおよびその製造方法を提供することにある。
本発明にかかる光学部品は、
基体の上方に形成された土台部材と、
前記土台部材の上方に形成された光学部材と、
前記基体の上方に形成された、前記土台部材と接しない堰き止め部材と、
前記基体の上方であって、前記土台部材と前記堰き止め部材との間に形成された埋め込み部材と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明にかかる光学部品において、特定のもの(以下、「A」という)の上方に他の特定のもの(以下、「B」という)が形成されるとは、A上に直接、Bが形成される場合と、A上の他のものを介して、Bが形成される場合と、を含む。このことは、本発明にかかる光学部品の製造方法においても同様である。
本発明によれば、上記構成を有することにより、前記土台部材の上面の形状や高さ等を制御することによって、設置位置、形状および大きさが良好に制御された前記光学部材を含む光学部品を得ることができる。詳しくは、本実施の形態の欄で説明する。
本発明にかかる光学部品は、
基体の上方に形成された土台部材と、
前記土台部材の上方に形成された光学部材と、
前記基体の上方に形成された、前記土台部材と接する堰き止め部材と、
前記堰き止め部材の上方に形成された埋め込み部材と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明にかかる光学部品は、
基体の上方に形成された土台部材と、
前記土台部材の上方に形成された光学部材と、
前記基体に形成された、前記土台部材と接しない凹部と、
前記基体の上方であって、前記土台部材と前記凹部との間に形成された埋め込み部材と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明にかかる光学部品において、
前記光学部材がマイクロレンズであり、マイクロレンズ基板として機能することができる。
本発明にかかる光学部品において、
前記光学部材はマイクロレンズであり、
前記光学部材は複数配列されており、
各前記光学部材は、格子状に形成された前記堰き止め部材の単位格子内に形成されており、
マイクロレンズ基板として機能することができる。
本発明にかかる光学部品において、
前記光学部材はマイクロレンズであり、
前記光学部材は複数配列されており、
各前記光学部材は、格子状に形成された前記凹部の単位格子内に形成されており、
マイクロレンズ基板として機能することができる。
本発明にかかる面発光型半導体レーザは、
基板の上方に形成された第1ミラーと、活性層と、第2ミラーと、を有する面発光型半導体レーザにおいて、
少なくとも前記第2ミラーの一部を含む柱状部と、
前記柱状部の周囲に形成された、該柱状部の上面の位置よりも低い上面を有する埋め込み絶縁層と、
前記柱状部および前記埋込み絶縁層の上方に形成された、上段部および下段部を有する電極と、
前記電極の前記上段部の上方および前記柱状部の上方に形成された光学部材と、
前記電極の前記下段部の上方に形成された埋め込み部材と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記電極の前記上段部と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明によれば、上記構成を有することにより、前記電極の前記上段部の上面の形状や高さ等を制御することによって、設置位置、形状および大きさが良好に制御された前記光学部材を含む面発光型半導体レーザを得ることができる。詳しくは、本実施の形態の欄で説明する。
本発明にかかる光学部品の製造方法は、
基体の上方に土台部材を形成する工程と、
前記土台部材の上方に光学部材を形成する工程と、
前記基体の上方に、前記土台部材と接しない堰き止め部材を形成する工程と、
前記基体の上方において、前記土台部材と前記堰き止め部材との間に液滴を滴下して、埋め込み部材前駆体を形成する工程と、
前記埋め込み部材前駆体を硬化させて、埋め込み部材を形成する工程と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明によれば、前記土台部材の上面の形状や高さおよび設置位置などを調整することなどによって、設置位置、形状および大きさが良好に制御された前記光学部材を含む光学部品を形成することができる。詳しくは、本実施の形態の欄で説明する。
本発明にかかる光学部品の製造方法は、
基体の上方に土台部材を形成する工程と、
前記土台部材の上方に光学部材を形成する工程と、
前記基体の上方に、前記土台部材と接する堰き止め部材を形成する工程と、
前記堰き止め部材の上方に液滴を滴下して、埋め込み部材前駆体を形成する工程と、
前記埋め込み部材前駆体を硬化させて、埋め込み部材を形成する工程と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明にかかる光学部品の製造方法において、
前記堰き止め部材は、前記液滴に対して撥液性を有する撥液膜からなることができる。
本発明にかかる光学部品の製造方法において、
前記堰き止め部材はレジスト層からなることができる。
本発明にかかる光学部品の製造方法は、
基体の上方に土台部材を形成する工程と、
前記土台部材の上方に光学部材を形成する工程と、
前記基体をパターニングすることにより、前記土台部材と接しない凹部を形成する工程と、
前記基体の上方において、前記土台部材と前記凹部との間に液滴を滴下して、埋め込み部材前駆体を形成する工程と、
前記埋め込み部材前駆体を硬化させて、埋め込み部材を形成する工程と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明にかかる光学部品の製造方法において、
前記液滴の滴下は、液滴吐出法またはディスペンサ法により行うことができる。
本発明にかかる光学部品の製造方法において、
前記埋め込み部材前駆体の硬化は、エネルギーの付加により行われることができる。
本発明にかかる光学部品の製造方法において、
前記土台部材の上方に前記光学部材を形成する工程は、
前記土台部材の上面に対して他の液滴を吐出して、光学部材前駆体を形成する工程と、
前記光学部材前駆体を硬化させて、光学部材を形成する工程と、を含むことができる。
本発明にかかる面発光型半導体レーザの製造方法は、
基板の上方に垂直共振器を有する面発光型半導体レーザの製造方法であって、
前記基板の上方に、少なくとも、第1ミラー、活性層および第2ミラーを構成するための半導体層を積層する工程と、
前記半導体層をパターニングすることにより、少なくとも前記第2ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
前記柱状部の周囲に、該柱状部の上面の位置よりも上面が低くなるように埋め込み絶縁層を形成する工程と、
前記柱状部および前記埋込み絶縁層の上方に、上段部および下段部を有する電極を形成する工程と、
前記電極の上段部の上方および前記柱状部の上方に光学部材を形成する工程と、
前記電極の下段部の上方に液滴を滴下して、埋め込み部材前駆体を形成する工程と、
前記埋め込み部材前駆体を硬化させて、埋め込み部材を形成する工程と、を含み、
前記埋め込み部材は、前記電極の上段部と前記光学部材との接合部を埋め込む。
本発明によれば、前記電極の前記上段部の上面の形状や高さおよび設置位置などを調整することなどによって、設置位置、形状および大きさが良好に制御された前記光学部材を含む面発光型半導体レーザを形成することができる。詳しくは、本実施の形態の欄で説明する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
1.第1の実施の形態
1−1.光学部品の構造
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係る光学部品100を模式的に示す断面図である。図2は、図1に示す光学部品100を模式的に示す平面図である。なお、図1は、図2のA−A線における断面を示す図である。
本実施の形態の光学部品100は、基体10と、土台部材12と、光学部材14と、堰き止め部材20と、埋め込み部材30と、を含む。以下、図1および図2を参照して、本実施の形態の光学部品100の各構成要素について説明する。
基体10としては、例えばシリコン基板やGaAs基板等の半導体基板や、ガラス基板などを用いることができる。
土台部材12は、基体10上に形成されている。土台部材12の立体形状は円柱状である。土台部材12の立体形状は特に限定されないが、少なくともその上面12a上に光学部材14を設置することができる構造であることが必要とされる。
土台部材12の上面12aの形状は、土台部材12の上面12a上に形成される光学部材14の機能や用途によって定められる。言い換えれば、土台部材12の上面12aの形状を制御することによって、光学部材14の形状を制御することができる。例えば、光学部材14を、例えばレンズまたは偏向素子として用いる場合、図2に示すように、土台部材12の上面12aの形状を円にする。これにより、光学部材14の立体形状を、球状、または球の一部を切り取った形状(図1および図2参照)に形成することができ、得られた光学部材14をレンズまたは偏向素子として用いることができる。
土台部材12は、所定波長の光を通過させる材質からなる。具体的には、土台部材12は、光学部材14へと入射した光を通過させることができる材質からなる。例えば、土台部材12は、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいはフッ素系樹脂を用いて形成することができる。本実施の形態においては、土台部材12が所定波長の光を通過させる材質からなる場合について示したが、土台部材12を、所定波長の光を吸収する材質から形成することもできる。
また、土台部材12は、基体10と一体化して形成されたものであってもよい。すなわち、この場合、土台部材12は基体10と同一の材料から形成される。このような土台部材12は、例えば、基体10をパターニングすることにより形成できる。
光学部材14は、土台部材12上に形成されている。光学部材14は、例えば、入射した光を集光、偏向、または分光する機能を有することができる。光学部材14は、その用途および機能に応じた立体形状を有する。図示の例においては、光学部材14の立体形状は球の一部を切り取った形状である。
堰き止め部材20は、基体10上であって、土台部材12の周囲に形成されている。堰き止め部材20は、土台部材12と接しないように形成されている。堰き止め部材20の断面形状および平面形状は、少なくとも後述する埋め込み部材前駆体30a(図12参照)を形成する工程において、埋め込み部材30aが土台部材12と光学部材14との接合部12bを埋め込むまで埋め込み部材前駆体30aの流出を堰き止めることができる形状である。図示の例では、堰き止め部材20の断面形状は、図1に示すように、矩形である。堰き止め部材20の平面形状は、図2に示すように、円形のリング形状である。
埋め込み部材30は、基体10上であって、土台部材12と堰き止め部材20との間に形成されている。埋め込み部材30は、少なくとも土台部材12と光学部材14との接合部12bを埋め込んでいる。その結果、土台部材12と光学部材14との接合強度を、埋め込み部材30を有しない場合に比べ、向上させることができる。なお、基体10、土台12、あるいは光学部材14と埋め込み部材30との接触面積が大きいほど、土台部材12と光学部材14との接合強度は大きくなる。このことは、後述する本発明の他の実施の形態においても同様である。
1−2.光学部品の製造方法
次に、図1および図2に示す光学部品100の製造方法について、図3〜図12を参照して説明する。図3〜図7、図12はそれぞれ、図1および図2に示す光学部品100の一製造工程を模式的に示す断面図であり、図8〜図11は、光学部品100の一製造工程のうちの一部の工程を模式的に示す平面図である。
(1)まず、図3に示すように、基体10上に土台部材12を形成する。土台部材12の形成は、土台部材12の材質や形状ならびに大きさに応じて適切な方法(例えば選択成長法、ドライエッチング法、ウエットエッチング法、リフトオフ法、転写法等)を選択することができる。
(2)次に、図4に示すように、基体10上に堰き止め部材20を形成する。堰き止め部材20は、土台部材12の周囲に、平面視において円形のリング形状(図2参照)となるように形成される。堰き止め部材20は、土台部材12と接しないようにパターニングされる。
堰き止め部材20としては、たとえばレジスト層を用いることができる。堰き止め部材20としてレジスト層を用いた場合には、堰き止め部材20のパターニングは、公知のリソグラフィ技術を用いて行うことができる。堰き止め部材20としては、レジスト層に限定されず、例えば、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいはフッ素系樹脂などを用いて形成することができる。特に、エポキシ系樹脂は接着力が強いため、堰き止め部材20としては、エポキシ系樹脂を用いることが好ましい。
また、堰き止め部材20としては、たとえばFAS(フルオロアルキルシラン)膜などの撥液膜を用いることもできる。撥液膜とは、後述する埋め込み部材30となる液滴30bに対して撥液性を有する膜をいう。液滴30bに対して撥液性を有することから、堰き止め部材20の形成された領域と、堰き止め部材20の形成されていない領域との間に液滴30bの濡れ性の差が生じる。この濡れ性の差によって、後述する埋め込み部材前駆体30a(図12参照)を形成する工程において、埋め込み部材30aが土台部材12と光学部材14との接合部12bを埋め込むまで埋め込み部材前駆体30aの流出を堰き止めることができる。
なお、堰き止め部材20に、たとえばレジスト層などのような撥液膜以外の層を用いた場合に、この撥液膜以外の層の露出している面上にさらに前記撥液膜をコーティングすることによって、後述する埋め込み部材前駆体30a(図12参照)を形成する工程において、埋め込み部材前駆体30aの流出を、より効果的に堰き止めることができる。この場合、堰き止め部材20には、撥液膜が含まれる。このことは、後述する他の実施の形態にかかる光学部品においても同様である。
堰き止め部材20にFASを用いる場合、堰き止め部材20のパターニングの方法としては、たとえば以下の方法が挙げられる。
まず、堰き止め部材20の形成領域以外の領域にリソグラフィ技術を用いてレジスト層(図示せず)を形成する。次に、基体10をFASガスの雰囲気中に投入することによって、基体10の露出した表面にFASの単分子膜を形成する。次に、レジスト層をウェットエッチング法やアッシングなどにより除去する。その結果、FASの単分子膜(堰き止め部材20)が形成される。ウェットエッチング法に用いるエッチャントとしては、たとえばIPA(イソプロピルアルコール)などを用いることができる。
他の方法としては、まず、基体10をFASガスの雰囲気中に投入することによって、基体10の表面にFASの単分子膜を形成する。次に、堰き止め部材20の形成領域以外の領域のみにガラスマスクなどを通して紫外線を照射する。その結果、FASの単分子膜の紫外線が照射された領域が分解・除去されて、FASの単分子膜(堰き止め部材20)が形成される。
(3)次いで、光学部材前駆体14aを形成する。具体的には、図5に示すように、土台部材12の上面12aに対して、光学部材14を形成するための液体材料の液滴14bを吐出して、光学部材前駆体14aを形成する。前記液体材料は、エネルギー15(図6参照)を付加することによって硬化可能な性質を有する。前記液体材料としては、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂の前駆体が挙げられる。紫外線硬化型樹脂としては、例えば紫外線硬化型のアクリル系樹脂およびエポキシ系樹脂が挙げられる。また、熱硬化型樹脂としては、熱硬化型のポリイミド系樹脂が例示できる。
液滴14bを吐出する方法としては、例えば、ディスペンサ法または液滴吐出法が挙げられる。ディスペンサ法は、液滴を吐出する方法として一般的な方法であり、比較的広い領域に液滴14bを吐出する場合に有効である。また、液滴吐出法は、液滴吐出用のヘッドを用いて液滴を吐出する方法であり、液滴を吐出する位置についてμmオーダーの単位で制御が可能である。また、吐出する液滴の量を、ピコリットルオーダーの単位で制御することができるため、微細な構造の光学部材を作製することができる。
(4)次いで、光学部材前駆体14aを硬化させて、光学部材14を形成する。具体的には、図6に示すように、光学部材前駆体14aに対して、熱または光等のエネルギー15を付与する。光学部材前駆体14aを硬化する際は、前記液体材料の種類により適切な方法を用いる。具体的には、例えば、熱エネルギーの付加、あるいは紫外線またはレーザ光等の光照射が挙げられる。
(5)次いで、埋め込み部材前駆体30aを形成する。具体的には、図7に示すように、基体10の上面10aに対して、埋め込み部材30を形成するための液体材料の液滴30bを滴下して、埋め込み部材前駆体30aを形成する。前記液体材料は、エネルギー15を付加することによって硬化可能な性質を有する。前記液体材料としては、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂の前駆体が挙げられる。紫外線硬化型樹脂としては、例えば紫外線硬化型のアクリル系樹脂およびエポキシ系樹脂が挙げられる。また、熱硬化型樹脂としては、熱硬化型のポリイミド系樹脂が例示できる。
液滴30bを滴下する方法としては、例えば、ディスペンサ法または液滴吐出法が挙げられる。液滴30bの滴下は、液滴30bが均一に濡れ拡がるように行う。具体的には、液滴30bの基体10上に着弾する位置を滴下するごとに移動させる。
より具体的には、まず、図8(平面図)に示すように、第1液滴31を所望の位置に滴下する。次に、図9に示すように、平面視において、第1液滴31の着弾位置から土台部材12を中心として約90°ずらした位置に、第2液滴32を滴下する。以下、同様にして、図10に示すように、第3液滴33および第4液滴34を滴下する。次に、同様にして、図11に示すように、上述の第1〜第4液滴31,32,33,34のそれぞれの中心を通る円上であって、第1〜第4液滴31,32,33,34のそれぞれの間に液滴35を滴下する。以下、同様にして液滴30bの滴下を行う。
このような液滴30bの滴下を行うことによって、液滴30bが基体10上の同じ場所に集中せず、液滴30bを均一に濡れ拡げることができる。なお、上述の液滴30bの着弾する位置を移動させる距離は、適宜変更することが可能である。液滴30bが均一に濡れ拡がることを保つならば、上述の距離を長くすることによって、製造工程時間を短縮することができる。
液滴30bの滴下は、図12に示すように、埋め込み部材前駆体30aが少なくとも土台部材12と光学部材14との接合部12bを埋め込むまで続けられる。このとき堰き止め部材20によって、液滴30bの流出を堰き止めることができる。
(6)次いで、埋め込み部材前駆体30aを硬化させて、埋め込み部材30を形成する。具体的には、図12に示すように、埋め込み部材前駆体30aに対して、熱または光等のエネルギー15を付与する。埋め込み部材前駆体30aを硬化する際は、前記液体材料の種類により適切な方法を用いる。具体的には、例えば、熱エネルギーの付加、あるいは紫外線またはレーザ光等の光照射が挙げられる。
以上の工程により、図1および図2に示す光学部品100が得られる。
なお、上述の製造方法では、土台部材12を形成する工程(1)と、堰き止め部材20を形成する工程(2)とを別工程で行う例について説明したが、土台部材12と堰き止め部材20とを同一プロセスで形成することもできる。同一プロセスで形成する場合には、製造工程を簡素化することができる。この場合には、土台部材12と堰き止め部材20の材質は同じものとなる。また、土台部材12と堰き止め部材20の膜厚もほぼ同じになる。
また、上述の製造方法では、土台部材12を形成した後に、堰き止め部材20を形成する例について説明したが、順番を逆にして、堰き止め部材20を形成した後に、土台部材12を形成することもできる。
また、上述の製造方法では、堰き止め部材20を形成した後に、光学部材14を形成する例について説明したが、順番を逆にして、光学部材14を形成した後に、堰き止め部材20を形成することもできる。
1−3.作用効果
本実施の形態に係る光学部品100およびその製造方法は、以下に示す作用効果を有する。
第1に、光学部材14の大きさおよび形状を厳密に制御することができる。すなわち、図5に示すように、光学部材前駆体14aは、表面張力の関係で土台部材12の上面12a上に形成されやすい。このため、光学部材前駆体14aを形成するための液滴の量、光学部材前駆体14aの表面張力、あるいは土台部材12の上面12aに対する光学部材前駆体14aの濡れ性などを調整することによって、光学部材前駆体14aの形状を制御することができる。これにより、所望の形状および大きさを有する光学部材14を得ることができる。
第2に、光学部材14の設置位置を厳密に制御することができる。前述したように、光学部材14は、土台部材12の上面12aに対して液滴14bを吐出して、光学部材前駆体14aを形成した後、光学部材前駆体14aを硬化させることにより形成される。一般に、吐出された液滴の着弾位置を厳密に制御するのは難しい。しかしながら、この方法によれば、特に位置合わせを行なうことなく土台部材12の上面12a上に光学部材14を形成することができる。すなわち、土台部材12の上面12a上に単に液滴14bを吐出することによって、位置合わせを行なうことなく光学部材前駆体14aを形成することができる。言い換えれば、土台部材12を形成する際のアライメント精度にて光学部材14を形成することができる。これにより、設置位置が制御された光学部材14を簡易に得ることができる。
第3に、土台部材12と光学部材14との接合部12bが埋め込み部材30によって埋め込まれていることにより、埋め込み部材30を有しない場合に比べ、土台部材12と光学部材14との接合強度を向上させることができる。すなわち、埋め込み部材30を有しない場合には、光学部材14が土台部材12から剥離しやすい場合があるが、本実施の形態にかかる光学部品100は埋め込み部材30を有するため、光学部材14が土台部材12から剥離するのを防止することができる。
埋め込み部材30は、基体10、土台部材12および光学部材14と接しており、これらとの接触面積を大きくすることにより、埋め込み部材30と、基体10、土台部材12および光学部材14との接合強度を大きくすることができる。このことはすなわち、土台部材12と光学部材14との接合強度を向上させることができることを意味する。
第4に、埋め込み部材30の大きさおよび形状を厳密に制御することができる。すなわち、図7〜図12に示すように、埋め込み部材前駆体30aを形成する工程において、堰き止め部材20が埋め込み部材前駆体30aの流出を堰き止めることができる。このため、埋め込み部材前駆体30aを形成するための液滴の量、堰き止め部材30の形状または材質などを調整することによって、埋め込み部材前駆体30aの形状を制御することができる。これにより、所望の形状および大きさを有する埋め込み部材30を得ることができる。
第5に、埋め込み部材30の設置位置を厳密に制御することができる。埋め込み部材30は、基体10の上面10aに対して液滴30bを吐出して、埋め込み部材前駆体30aを形成した後、埋め込み部材前駆体30aを硬化させることにより形成される。前述したように、一般に、吐出された液滴の着弾位置を厳密に制御するのは難しい。しかしながら、この方法によれば、特に位置合わせを行なうことなく基体10の上面10a上であって、土台部材12と堰き止め部材20との間に埋め込み部材30を形成することができる。すなわち、基体10の上面10a上であって、土台部材12と堰き止め部材20との間に単に液滴30bを吐出することによって、位置合わせを行なうことなく埋め込み部材前駆体30aを形成することができる。言い換えれば、堰き止め部材20を形成する際のアライメント精度にて埋め込み部材30を形成することができる。これにより、設置位置が制御された埋め込み部材30を簡易に得ることができる。
第6に、土台部材12の上面12aの形状を設定することによって、光学部材14の形状を設定することができる。すなわち、土台部材12の上面12aの形状を適宜選択することによって、所定の機能を有する光学部材14を形成することができる。したがって、土台部材12の上面12aの形状を変えることによって、異なる機能を有する光学部材14を同一の基体上に複数設置することもできる。
第7に、土台部材12の高さを制御することにより、基体10と光学部材14との距離を制御することができる。これにより、所定の機能を有する光学部品100を作製することができる。
2.第2の実施の形態
2−1.光学部品の構造
図13は、本発明を適用した一実施の形態に係る光学部品200を模式的に示す断面図である。図14は、図13に示す光学部品200を模式的に示す平面図である。図13は、図14のA−A線における断面を示す図である。なお、第1の実施の形態に係る光学部品100と実質的に同じ構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る光学部品200は、基体10上に形成された、土台部材12と接する堰き止め部材20を有する点、および埋め込み部材30が堰き止め部材20上に形成されている点で、第1の実施の形態の光学部品100と異なる構造を有する。
具体的には、図13に示すように、堰き止め部材20は、土台部材12の側面12cと接している。そして、埋め込み部材30は、堰き止め部材20の上面20b上に形成されている。
2−2.光学部品の製造方法
次に、本発明を適用した第2の実施の形態に係る光学部品200の製造方法の一例について説明する。
第2の実施の形態に係る光学部品200は、前述の第1の実施の形態に係る光学部品100の製造プロセスとほぼ同様の工程によって形成することができる。具体的には、堰き止め部材20を土台部材12と接するように形成する点、および埋め込み部材30を堰き止め部材20上に形成する点を除いて、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスとほぼ同様の工程によって形成される。よって、ここでは、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスと異なる点について説明する。
第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスと異なる点は、堰き止め部材20を形成する工程(図6参照)において、本実施の形態の光学部品100の製造プロセスでは、堰き止め部材20を土台部材12と接するようにパターニングする点である。
また、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスと異なる点は、液滴30bを土台部材12と堰き止め部材20との間に滴下する工程(図7参照)において、液滴30bを堰き止め部材20上に滴下する点である。このとき堰き止め部材20が角部20a(図13参照)を有し、液滴30bの表面張力が主として作用することによって、液滴30bの流出を堰き止めることができる。
2−3.作用・効果
本実施の形態に係る光学部品200およびその製造方法は、第1の実施の形態に係る光学部品100およびその製造方法と実質的に同じ作用および効果を有する。
3.第3の実施の形態
3−1.光学部品の構造
図15は、本発明を適用した一実施の形態に係る光学部品300を模式的に示す断面図である。図16は、図15に示す光学部品300を模式的に示す平面図である。図15は、図16のA−A線における断面を示す図である。なお、第1の実施の形態に係る光学部品100と実質的に同じ構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る光学部品300は、基体10に形成された、土台部材12と接しない凹部22を有する点、および埋め込み部材30が土台部材12と凹部22との間に形成されている点で、第1の実施の形態の光学部品100と異なる構造を有する。
3−2.光学部品の製造方法
次に、本発明を適用した第3の実施の形態に係る光学部品300の製造方法の一例について説明する。
第3の実施の形態に係る光学部品300は、前述の第1の実施の形態に係る光学部品100の製造プロセスとほぼ同様の工程によって形成することができる。具体的には、堰き止め部材20(図1および図2参照)の代わりに、基体10に凹部22を形成する点、および埋め込み部材30を土台部材12と凹部22との間に形成する点を除いて、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスとほぼ同様の工程によって形成される。よって、ここでは、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスと異なる点について説明する。
基体10に凹部22を形成する方法としては、たとえば公知のリソグラフィ技術を用いて、基体10をエッチングする方法などが挙げられる。
上述したように埋め込み部材30は、土台部材12と凹部22とに間に形成される。具体的には、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスにおける、液滴30bを土台部材12と堰き止め部材20との間に滴下する工程(図7参照)において、液滴30bを土台部材12と堰き止め部材20との間に滴下する代わりに、液滴30bを土台部材12と凹部22との間に滴下する。このとき凹部22の角部22a(図15参照)によって、液滴30bを堰き止めることができる。
3−3.作用・効果
本実施の形態に係る光学部品300およびその製造方法は、第1の実施の形態に係る光学部品100およびその製造方法と実質的に同じ作用および効果を有する。
4.第4の実施の形態
4−1.光学部品の構造
図17は、本発明の第4の実施の形態のマイクロレンズ基板400を模式的に示す断面図である。図18は、図17に示すマイクロレンズ基板400を模式的に示す平面図である。なお、図17は、図18のA−A線に沿った断面を模式的に示す図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態にかかる光学部品100をマイクロレンズ基板400に適用した例を示している。マイクロレンズ基板400は例えば、液晶ディスプレイパネルの画素部、固体撮像装置(CCD)の受光面、光ファイバの光結合部に設置される。
図17および図18に示すように、マイクロレンズ基板400は、基体110と、基体110の上方に設置された複数の第1の実施の形態にかかる光学部品100と、を含む。この複数の第1の実施の形態にかかる光学部品100は、所定の方向に配列されている。基体110は、例えばガラス基板やプラスチック基板からなる。
また、このマイクロレンズ基板400においては、複数の第1の実施の形態にかかる光学部品100が格子状に配列している場合について説明したが、第1の実施の形態にかかる光学部品100の配列方式はこれに限定されるわけではなく、例えば、千鳥状等、種々の配列方式が適用可能である。
なお、このマイクロレンズ基板400においては、第1の実施の形態にかかる光学部品100を含む場合について説明したが、この光学部品100のかわりに、たとえば前述した第2または第3の実施の形態にかかる光学部品200,300(図13〜図16参照)を用いることもできる。図19は、第2の実施の形態にかかる光学部品200を含むマイクロレンズ基板400を模式的に示す断面図である。図20は、第3の実施の形態にかかる光学部品300を含むマイクロレンズ基板400を模式的に示す断面図である。
また、たとえば、図21および図22に示すように、堰き止め部材20を平面視において直線状とし、隣り合う第1の実施の形態にかかる光学部品100の有する堰き止め部材20を共有化して、本実施の形態にかかるマイクロレンズ基板400を形成することもできる。なお、図21は、本発明の第4の実施の形態のマイクロレンズ基板400を模式的に示す断面図である。図22は、図21に示すマイクロレンズ基板400を模式的に示す平面図である。なお、図21は、図22のA−A線に沿った断面を模式的に示す図である。
具体的には、堰き止め部材20は、直線状の格子状に形成されている。堰き止め部材20は、複数の単位格子から構成されている。たとえば、図22に示す例では、堰き止め部材20は、4つの単位格子24a,24b,24c,24dから構成されている。各単位格子24a,24b,24c,24d内に、それぞれ土台部材12および光学部材14が形成されている。
なお、このマイクロレンズ基板400においては、第1の実施の形態にかかる光学部品100を含む場合について説明したが、この光学部品100のかわりに、たとえば前述した第3の実施の形態にかかる光学部品300を用いることもできる。図23は、第3の実施の形態にかかる光学部品300を含むマイクロレンズ基板400を模式的に示す断面図である。
4−2.光学部品の製造方法
第4の実施の形態に係る光学部品400は、前述の第1の実施の形態に係る光学部品100の製造プロセスとほぼ同様の工程によって形成することができる。具体的には、複数の第1の実施の形態にかかる光学部材100を配列させて形成する点を除いて、第1の実施の形態の光学部品100の製造プロセスとほぼ同様の工程によって形成される。よって、詳しい説明は省略する。
4−3.作用・効果
本実施の形態に係る光学部品400およびその製造方法は、第1の実施の形態に係る光学部品100およびその製造方法と実質的に同じ作用および効果を有する。
5.第5の実施の形態
5−1.面発光型半導体レーザの構造
図24は、本発明の第5の実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ(以下、「面発光レーザ」ともいう)500を模式的に示す断面図である。図25は、図24に示す面発光レーザを模式的に示す平面図である。なお、図24は、図25のA−A線に沿った断面を模式的に示す図である。
面発光レーザ500は、図24に示すように、n型GaAsからなる半導体基板101と、半導体基板101上に形成された共振器140と、第1電極107と、第2電極109と、光学部材104と、埋め込み部材30と、を含む。
共振器140には柱状部130が形成されている。ここで、柱状部130とは、共振器140の一部であって、少なくとも後述する第2ミラー104を含む柱状の半導体堆積体をいう。この柱状部130は埋め込み絶縁層106で埋め込まれている。すなわち、柱状部130の側面は埋め込み絶縁層106で取り囲まれている。また、柱状部130および埋め込み絶縁層106の上には第1電極107が形成されている。
共振器140は、例えば、n型Al0.9Ga0.1As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した40ペアの分布反射型多層膜ミラー(以下、「第1ミラー」という)102、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層からなり、ウエル層が3層で構成される量子井戸構造を含む活性層103、およびp型Al0.9Ga0.1As層とp型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの分布反射型多層膜ミラー(以下、「第2ミラー」という)104が順次積層されて構成されている。なお、第1ミラー102、活性層103、および第2ミラー104を構成する各層の組成および層数はこれに限定されるわけではない。
第2ミラー104は、例えばCがドーピングされることによりp型にされ、第1ミラー102は、例えばSiがドーピングされることによりn型にされている。したがって、第2ミラー104、不純物がドーピングされていない活性層103、および第1ミラー102により、pinダイオードが形成される。
また、共振器140のうち出射面108の上方から第1ミラー102の途中にかけての部分が、出射面108の上方から見て円形の形状にエッチングされて、柱状部130が形成されている(図24参照)。なお、本実施の形態では、柱状部130の平面形状を円形としたが、この形状は任意の形状をとることが可能である。
さらに、第2ミラー104を構成する層のうち活性層103に近い領域に、酸化アルミニウムからなる電流狭窄層105が形成されている。この電流狭窄層105は、リング状に形成されている。すなわち、この電流狭窄層105は、図24におけるX−Y平面に平行な面で切断した場合における断面が同心円状である。
また、本実施の形態に係る面発光レーザ500においては、柱状部130の側面に、埋め込み絶縁層106が形成されている。埋め込み絶縁層106は、ポリイミド樹脂、フッ素系樹脂、アクリル樹脂、またはエポキシ樹脂からなるのが望ましく、特に、加工の容易性や絶縁性の観点から、ポリイミド樹脂またはフッ素系樹脂からなるのが望ましい。
また、柱状部130および埋め込み絶縁層106の上面106aには、第1電極107が形成されている。第1電極107は段差を有する。具体的には、第1電極107は、図24に示すように、主として柱状部130上に形成された上段部107aと、主として埋め込み絶縁106上に形成された下段部107bと、を有する。
さらに、柱状部130上面の中央部には、第1電極107が形成されていない部分(開口部)が設けられている。この部分の底面が出射面108であり、レーザ光の出射口となる。第1電極107は、例えばAuとZnの合金とAuとの積層膜からなる。
さらに、半導体基板101の裏面には、第2電極109が形成されている。すなわち、面発光レーザ500では、図24に示すように、柱状部130上で第1電極107と接合し、かつ、半導体基板101の裏面101bで第2電極109と接合している。この第1電極107および第2電極109によって活性層103に電流が注入される。第2電極109は、例えばAuとGeの合金とAuとの積層膜からなる。なお、第1および第2電極107,109を形成するための材料は、前述したものに限定されるわけではなく、例えばTiやPtなどの金属やこれらの合金などが利用可能である。
光学部材14は、第1電極107の上段部107a上に形成されている。光学部材14は、例えば、入射した光を集光、偏向、または分光する機能を有することができる。光学部材14は、その用途および機能に応じた立体形状を有する。図示の例においては、光学部材14の立体形状は球の一部を切り取った形状である。
埋め込み部材30は、第1電極107の下段部107bに形成されている。埋め込み部材30は、少なくとも第1電極107の上段部107aと光学部材14との接合部12bを埋め込んでいる。その結果、第1電極107と光学部材14との接合強度を、埋め込み部材30を有しない場合に比べ、向上させることができる。なお、第1電極107または光学部材14と埋め込み部材30との接触面積が大きいほど、第1電極107と光学部材14との接合強度は大きくなる。
5−2.面発光型半導体レーザの製造方法
次に、本発明を適用した第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザ500の製造方法の一例について、図26〜図34を用いて述べる。図26〜図34は、図24および図25に示す本実施の形態の面発光型半導体レーザ500の一製造工程を模式的に示す断面図であり、それぞれ図24に示す断面に対応している。
(1)まず、n型GaAsからなる半導体基板101の表面に、組成を変調させながらエピタキシャル成長させることにより、図26に示すように、半導体多層膜150を形成する。ここで、半導体多層膜150は、たとえばn型Al0.9Ga0.1As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した40ペアの第1ミラー102と、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層からなり、ウエル層が3層で構成される量子井戸構造を含む活性層103と、p型Al0.9Ga0.1As層とp型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの第2ミラー104とからなる。これらの層を順に半導体基板101上に積層させることにより、半導体多層膜150が形成される。
なお、第2ミラー104を成長させる際に、活性層103近傍の少なくとも1層を、後に酸化されて電極狭窄用の絶縁層105となるAlAs層またはAlGaAs層に形成することができる。この絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成は、0.95以上である。また、第2ミラー104の最表面の層は、キャリア密度を高くし、電極(第1電極107)とのオーミック接触をとりやすくしておくのが望ましい。
エピタキシャル成長を行う際の温度は、成長方法や原料、半導体基板101の種類、あるいは形成する半導体多層膜150の種類、厚さ、およびキャリア密度によって適宜決定されるが、一般に、450℃〜800℃であるのが好ましい。また、エピタキシャル成長を行う際の所要時間も、温度と同様に適宜決定される。また、エピタキシャル成長させる方法としては、有機金属気相成長(MOVPE:Metal−Organic Vapor Phase Epitaxy)法や、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法、あるいはLPE(Liquid Phase Epitaxy)法などを用いることができる。
続いて、半導体多層膜150上に、レジストを塗布した後リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、図27に示すように、所定のパターンのレジスト層R100を形成する。レジスト層R100は、柱状部130(図24および図25参照)の形成予定領域の上方に形成する。次いで、このレジスト層R100をマスクとして、たとえばドライエッチング法により、第2ミラー104、活性層103、および第1ミラー102の一部をエッチングして、図27に示すように、柱状の半導体堆積体(柱状部)130を形成する。その後、レジスト層R100を除去する。
続いて、図28に示すように、たとえば400℃程度の水蒸気雰囲気中に、上記工程によって柱状部130が形成された半導体基板101を投入することにより、前述の第2ミラー104中のAl組成が高い層(Al組成が0.95以上の層)を側面から酸化して、電流狭窄用の絶縁層105を形成する。酸化レートは、炉の温度、水蒸気の供給量、酸化すべき層のAl組成および膜厚に依存する。
(2)次いで、図29に示すように、柱状部130、すなわち第1ミラー102の一部、活性層103、および第2ミラー104を取り囲む埋め込み絶縁層106を形成する。
ここでは、埋め込み絶縁層106を形成するための材料として、ポリイミド樹脂を用いた場合について述べる。まず、たとえばスピンコート法を用いて前駆体(ポリイミド前駆体)を、柱状部130を有する半導体基板101上に塗布して、前駆体層を形成する。この際、前記前駆体層の膜厚が柱状部130の高さより大きくなるように形成する。なお、前記前駆体層の形成方法としては、前述したスピンコート法のほか、ディッピング法、スプレーコート法、液滴吐出法等の公知技術が利用できる。
次いで、この半導体基板101を、たとえばホットプレート等を用いて加熱して溶媒を除去した後、たとえば350℃程度の炉に入れて、前駆体層をイミド化させることにより、ほぼ完全に硬化したポリイミド樹脂層を形成する。続いて、図29に示すように、柱状部130の上面130aを露出させて、埋め込み絶縁層106を形成する。この際、埋め込み絶縁層106の膜厚が柱状部130の高さより小さくなるように形成する。柱状部130の上面130aを露出させる方法としては、ドライエッチング法、ウェットエッチング法などが利用できる。また、感光性を有する樹脂で埋め込み絶縁層106を形成することもできる。埋め込み絶縁層106は、必要に応じてリソグラフィーなどによってパターニングすることができる。
(3)次に、活性層103に電流を注入するための第1電極107、第2電極109およびレーザ光の出射面108(図24および図25参照)を形成する工程について述べる。
まず、第1電極107および第2電極109を形成する前に、必要に応じて、プラズマ処理法等を用いて、柱状部130および半導体基板101の露出している上面を洗浄する。これにより、より安定した特性の素子を形成することができる。つづいて、図30に示すように、たとえば真空蒸着法により埋め込み絶縁層106および柱状部130の上面に、たとえばAuとZnの合金とAuとの積層膜を形成した後、リフトオフ法により、柱状部130の上面に、前記積層膜が形成されていない部分を形成する。この部分が出射面108となる。この際、上述したように埋め込み絶縁層106の膜厚が柱状部130の高さより小さいため、積層膜には段差が形成される。言い換えるならば、積層膜は上段部と下段部とを有する。この積層膜の上段部および下段部が、図30に示すように、後に第1電極107の上段部107aおよび下段部107bとなる。なお、前記工程において、リフトオフ法のかわりに、ドライエッチング法あるいはウェットエッチング法を用いることもできる。
また、半導体基板101の露出している面に、たとえば真空蒸着法により、たとえばAuとGeの合金とAuとの積層膜を形成する。次いで、アニール処理する。アニール処理の温度は電極材料に依存する。本実施の形態で用いた電極材料の場合は、通常400℃前後で行う。以上の工程により、第1電極107および第2電極109が形成される。上述したように、第1電極107は、上段部107aと下段部107bとを有するように形成されている。
なお、第1電極107の露出面上に、後述する液滴30bに対して撥液性を有する撥液膜をコーティングすることによって、後述する埋め込み部材前駆体30a(図33および図34参照)を形成する工程において、埋め込み部材前駆体30aの流出を、より効果的に堰き止めることができる。
(4)次いで、光学部材前駆体14aを形成する。具体的には、図31に示すように、出射面108に対して、光学部材14を形成するための液体材料の液滴14bを吐出して、光学部材前駆体14aを形成する。光学部材前駆体14aのより具体的な形成方法は、第1の実施の形態で説明した方法と同様であるので詳細な説明を省略する。
(5)次いで、光学部材前駆体14aを硬化させて、光学部材14を形成する。具体的には、図32に示すように、光学部材前駆体14aに対して、熱または光等のエネルギー15を付与する。光学部材14のより具体的な形成方法は、第1の実施の形態で説明した方法と同様であるので詳細な説明を省略する。
(6)次いで、埋め込み部材前駆体30aを形成する。具体的には、図33に示すように、第1電極107の下段部107bの上面に対して、埋め込み部材30を形成するための液体材料の液滴30bを滴下して、埋め込み部材前駆体30aを形成する。埋め込み部材前駆体30aのより具体的な形成方法は、第1の実施の形態で説明した方法と同様であるので詳細な説明を省略する。
なお、液滴30bの滴下は、図34に示すように、埋め込み部材前駆体30aが少なくとも第1電極107の上段部107aと光学部材14との接合部12bを埋め込むまで続けられる。このとき第1電極107の下段部107bの角部20a(図34参照)によって、液滴30bの流出を堰き止めることができる。
(7)次いで、埋め込み部材前駆体30aを硬化させて、埋め込み部材30を形成する。具体的には、図34に示すように、埋め込み部材前駆体30aに対して、熱または光等のエネルギー15を付与する。埋め込み部材30のより具体的な形成方法は、第1の実施の形態で説明した方法と同様であるので詳細な説明を省略する。
以上のプロセスにより、図24および図25に示す面発光型半導体レーザ500が得られる。
5−3.作用・効果
本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ500およびその製造方法は、以下に示す作用効果を有する。
第1に、光学部材14の大きさおよび形状を厳密に制御することができる。すなわち、図31に示すように、光学部材前駆体14aは、表面張力の関係で第1電極107の上段部107aの上面上に形成されやすい。このため、光学部材前駆体14aを形成するための液滴の量、光学部材前駆体14aの表面張力、あるいは第1電極107の上段部107の上面に対する光学部材前駆体14aの濡れ性などを調整することによって、光学部材前駆体14aの形状を制御することができる。これにより、所望の形状および大きさを有する光学部材14を得ることができる。
第2に、光学部材14の設置位置を厳密に制御することができる。前述したように、光学部材14は、第1電極107の上段部107aの上面に対して液滴14bを吐出して、光学部材前駆体14aを形成した後、光学部材前駆体14aを硬化させることにより形成される。一般に、吐出された液滴の着弾位置を厳密に制御するのは難しい。しかしながら、この方法によれば、特に位置合わせを行なうことなく第1電極107の上段部107aの上面上に光学部材14を形成することができる。すなわち、第1電極107の上段部107aの上面上に単に液滴14bを吐出することによって、位置合わせを行なうことなく光学部材前駆体14aを形成することができる。言い換えれば、第1電極107の上段部107aを形成する際のアライメント精度にて光学部材14を形成することができる。これにより、設置位置が制御された光学部材14を簡易に得ることができる。
第3に、第1電極107の上段部107aと光学部材14との接合部12bが埋め込み部材30によって埋め込まれていることにより、埋め込み部材30を有しない場合に比べ、第1電極107と光学部材14との接合強度を向上させることができる。すなわち、埋め込み部材30を有しない場合には、光学部材14が第1電極107から剥離しやすい場合があるが、本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ500は埋め込み部材30を有するため、光学部材14が第1電極107から剥離するのを防止することができる。
埋め込み部材30は、第1電極107および光学部材14と接しており、これらとの接触面積を大きくすることにより、埋め込み部材30と、第1電極107および光学部材14との接合強度を大きくすることができる。このことはすなわち、第1電極107と光学部材14との接合強度を向上させることができることを意味する。
第4に、埋め込み部材30の大きさおよび形状を厳密に制御することができる。すなわち、図33〜図34に示すように、埋め込み部材前駆体30aを形成する工程において、第1電極107の下段部107bの角部20aによって埋め込み部材前駆体30aの流出を堰き止めることができる。このため、埋め込み部材前駆体30aを形成するための液滴の量、第1電極107の形状または材質などを調整することによって、埋め込み部材前駆体30aの形状を制御することができる。これにより、所望の形状および大きさを有する埋め込み部材30を得ることができる。
第5に、埋め込み部材30の設置位置を厳密に制御することができる。埋め込み部材30は、第1電極107の下段部107bの上面に対して液滴30bを吐出して、埋め込み部材前駆体30aを形成した後、埋め込み部材前駆体30aを硬化させることにより形成される。前述したように、一般に、吐出された液滴の着弾位置を厳密に制御するのは難しい。しかしながら、この方法によれば、特に位置合わせを行なうことなく第1電極107の下段部107bの上面上に埋め込み部材30を形成することができる。すなわち、第1電極107の下段部107bの上面上に単に液滴30bを吐出することによって、位置合わせを行なうことなく埋め込み部材前駆体30aを形成することができる。言い換えれば、第1電極107を形成する際のアライメント精度にて埋め込み部材30を形成することができる。これにより、設置位置が制御された埋め込み部材30を簡易に得ることができる。
第6に、第1電極107の上段部107aの上面の形状を設定することによって、光学部材14の形状を設定することができる。すなわち、第1電極107の上段部107aの上面の形状を適宜選択することによって、所定の機能を有する光学部材14を形成することができる。したがって、第1電極107の上段部107aの上面の形状を変えることによって、異なる機能を有する光学部材14を、同一の半導体基板101上に複数配置された面発光型半導体レーザ500ごとに設置することもできる。
以上、本発明の好適な実施の形態について述べたが、本発明はこれらに限定されず、各種の態様を取りうる。たとえば、第5の実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ500は、第1の実施の形態にかかる光学部品100と同様に、柱状部130の上、あるいは柱状部130および第1電極107の上に土台部材12を形成し、その土台部材12上に光学部材14を形成することもできる。
第1の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す平面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す断面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す断面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す断面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す断面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す断面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す平面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す平面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す平面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す平面図。 第1の実施の形態に係る光学部品の製造方法を示す断面図。 第2の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第2の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す平面図。 第3の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第3の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す平面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す平面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す平面図。 第4の実施の形態に係る光学部品を模式的に示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す平面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を示す断面図。
符号の説明
10 基体、12 土台部材、14 光学部材、15 エネルギー、20 堰き止め部材、22 凹部、30 埋め込み部材、31 第1液滴、32 第2液滴、33 第3液滴、34 第4液滴、35 液滴、100 光学部品、101 半導体基板、102 第1ミラー、103 活性層、104 第2ミラー、105 絶縁層、106 埋め込み絶縁層、107 第1電極、108 出射面、109 第2電極、110 基体、130 柱状部、140 垂直共振器、150 半導体多層膜、200 光学部品、300 光学部品、400 光学部品、500 面発光型半導体レーザ

Claims (3)

  1. 基体の上方に土台部材を形成する工程と、
    前記土台部材の上方に光学部材を形成する工程と、
    前記基体の上方に、前記土台部材と接する堰き止め部材を形成する工程と、
    前記堰き止め部材の上方に液滴を滴下して、埋め込み部材前駆体を形成する工程と、
    前記埋め込み部材前駆体を硬化させて、埋め込み部材を形成する工程と、を含み、
    前記埋め込み部材は、前記土台部材と前記光学部材との接合部を埋め込み、
    前記堰き止め部材は、前記液滴に対して撥液性を有するフルオロアルキルシランの単分子膜からなる、光学部品の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記液滴は、紫外線硬化型のアクリル系樹脂の前駆体、または熱硬化型のポリイミド系樹脂の前駆体である、光学部品の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記堰き止め部材を形成する工程は、
    前記堰き止め部材の形成領域以外の領域にレジスト層を形成する工程と、
    前記基体をフルオロアルキルシランガスの雰囲気中に投入して、フルオロアルキルシランの単分子膜を形成する工程と、
    前記レジスト層を除去する工程と、
    を有する、光学部品の製造方法。
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