JP4381064B2 - 排ガス処理装置および処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特に船舶、海洋構造物、あるいは真水が貴重な離島等に搭載、あるいは設置された各種燃料を燃焼させるディーゼルエンジン、ボイラ等から排出される排ガス中の硫黄酸化物(SOX)を除去する排ガス処理装置或いは処理方法に関する。
図7に従来の、陸上における排煙処理システムによる排ガス処理の一例を説明する。
図7中、符号81はボイラ、82は脱硝装置、83は空気予熱器、84は集塵器、85はガス・ガスヒータ、86は脱硫装置及び87は煙突を各々図示する。
図7に示すように、ボイラ81等の出口には、触媒を用いた脱硝装置82を設け、該脱硝装置82の出口に空気予熱器83を設置し、排ガス温度を130℃程度まで低減するようにしている。
上記空気予熱器83を通過した排ガスは、集塵器84で集塵された後、ガス・ガスヒータ85を経由して、脱硫装置86に導かれ、ここで硫黄酸化物(SOX)を除去した後、煙突87から排ガスを大気中に排出するようにしている。
従来、上記脱硫装置86で排ガス中の硫黄酸化物(SOX)を除去する主要な方法として、炭酸カルシウムを吸収剤として用いて上記硫黄酸化物(SOX)を吸収し、石膏として回収するいわゆる石灰−石膏方法が使用されている。該方法において、ガス−液比、滞留時間等を種々変化させて、出口の硫黄酸化物(SOX)の濃度の低下を図っている。
しかしながら、上述の従来の排ガス処理装置においては、硫黄酸化物を除去するために多量の吸収剤が必要となるという問題がある。
そこで、図8に示すように活性炭素繊維を使用したものが提案されている。
図8中、符号91はボイラ、92は脱硝装置、93は空気予熱器、94は集塵器、95はガス・ガスヒータ、96は脱硫装置、97は煙突及び98は高深度硫酸塔を各々図示する。
図8に示すように、ボイラ91から排出された排ガスは、脱硝装置92及び脱硫装置96において上述と同様に、排ガス中の窒素酸化物(NOX)及び硫黄酸化物(SOX)を除去するようにしている。
その後、高深度硫酸塔98に導かれ、該装置98内に充填された600〜1000℃の温度範囲にて熱処理を施した活性炭素繊維(ACF)と接触して反応が促進される。
なお、この硫黄酸化物(SOX)を除去の場合に、上記高深度硫酸塔98内において、水の代わりに水酸化ナトリウム等の水溶液で反応させることにより、硫酸の代わりに硫酸ナトリウム等の塩類として回収することもできる。
ここで、上記高深度硫酸塔98内に充填する熱処理活性炭素繊維は、石炭・石油化学の残差として出るピッチを溶融紡糸して得たピッチ系炭素繊維を還元雰囲気の条件で焼成してなるものである。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、上述の図7に記載のものでは、活性炭素繊維を洗浄するためには多量の清水が必要となるが、清水の量に制限のある船舶には採用が難しいという問題がある。
また、上述の図8に記載の排ガス処理装置においては、清水の代わりに水酸化ナトリウム等の水溶液を使用することも開示されている。
そして、この排ガス処理装置を船舶、離島等に設置する場合、水、或いは水酸化ナトリウム水溶液の代用として海水を使用したいが、海水を活性炭素繊維の洗浄に使用した場合、海水中のカルシウム等のイオン等が活性炭素繊維上で反応して固形物が析出されて活性炭素繊維が目詰まりを起こす可能性があるという問題が発生する。
特許第3272366号公報(第2、5頁、図1、図10)
本発明は、上述の問題点を解決するために提案されたものであり、排ガス処理装置、或いは排ガス処理方法において、活性炭素繊維を使用することにより排ガス中の硫黄酸化物を除去すると共に、排ガス処理において清水の代わりに海水を利用しても、活性炭素繊維の洗浄等にカルシウム等のイオンが除去された海水を使用することにより、活性炭素繊維が目詰まりを起こすことのない排ガス処理装置、処理方法、或いはこれらに用いられる脱硫触媒の洗浄方法を提供することを課題とする。
第1の手段に係る排ガス処理方法は、硫黄酸化物を含有する排ガスを海水により加湿し、該加湿された排ガスを触媒により反応させて希硫酸を生成し、上記触媒から排出された上記希硫酸と上記海水中に含まれるカルシウムと反応させて硫酸カルシウムを生成し、生成された上記硫酸カルシウムを上記海水から除去し、上記硫酸カルシウムが除去された海水を上記触媒の上方から散水することを特徴とする。
また、第2の手段に係る排ガス処理方法は、第1の手段において上記触媒が活性炭素繊維であることを特徴とする。
上述の第1の手段、および第2の手段に係る排ガス処理方法によれば、触媒を使用した排ガス処理において、清水の代わりに海水を利用することが可能となり、且つ触媒の洗浄にカルシウム等のイオンを除いた海水を使用するので固形物が触媒に詰まって目詰まりを起こすことがない。
第3の手段に係る排ガス処理装置は、硫黄酸化物を含有する排ガスが導入される反応塔と、該反応塔の内に配設され上記排ガス中の硫黄酸化物を水及び酸素と反応させて希硫酸を生成する活性炭素繊維と、上記活性炭素繊維の排ガス上流側に配設され上記排ガスを加湿する循環水散布器と、上記活性炭素繊維の排ガス下流側に配設され上記活性炭素繊維を洗浄する中和海水散布器と、上記反応塔の下部に形成されると共に生成された希硫酸及び海水を貯溜する貯留槽と、該貯留槽に海水を供給する海水供給ラインと、上記貯留槽内の貯留液を上記循環水散布器に供給する反応塔循環ラインと、上記貯溜槽内の上記貯溜水が反応塔循環ラインを介して供給されると共に上記海水導入ラインを介して海水が供給されて海水を中和するPH調整槽と、上記PH調整槽内の中和された海水を上記中和海水散布器に供給する中和海水循環ラインとを備えたことを特徴とする。
上述の第3の手段に係る排ガス処理装置によれば、活性炭素繊維上で排ガスの脱硫処理が行われ、貯留槽或いはPH調整槽で海水中からカルシウム等のイオンが除去される。即ち、排ガス処理装置の運転に主に海水が使用されるので、清水資源の乏しい地域、場所においても排ガスが有効に脱硫処理される。
また、カルシウム等のイオンが除去された海水により活性炭素繊維の洗浄も行われるので、活性炭素繊維上で固形物が生成されず、活性炭素繊維が目詰まりを起こすことがない。
また、第4の手段に係る排ガス処理装置は、上記第3の手段において、上記中和海水循環ラインに生成された硫酸カルシウムを除去するフィルタを備えたことを特徴とする。
上述の第4の手段に係る排ガス処理装置によれば、反応塔の活性炭素繊維に供給される海水に含有される細かい固形物はフィルタにより除去される。
第5の手段に係る排ガス処理装置は、上記第3の手段において、上記PH調整槽の上澄み液を溜める排水処理槽と、該排水処理槽の廃液を排出する排水ポンプとを備えるとともに、上記中和海水供給ラインをPH調整槽の上部に接続したことを特徴とする。
上述の第5の手段に係る排ガス処理装置によれば、反応塔の活性炭素繊維に供給される海水はPH調整されてカルシウム等のイオンが除去され、カルシウム等のイオンと排ガス中の硫黄酸化物等により生成された硫酸カルシウム等の硫酸塩は排水ポンプにより装置外に排出される。
第6の手段に係る排ガス処理装置は、上記第3の手段において、上記PH調整槽の上澄み液を溜める上澄液槽と、該PH調整槽の下部からの廃液を排出する排水ポンプとを備えるとともに、上記中和海水供給ラインを上澄液槽に接続したことを特徴とする。
第6の手段に係る排ガス処理装置によれば、反応塔の活性炭素繊維に供給される海水はPH調整されてカルシウム等のイオンが除去され、カルシウム等のイオンと排ガス中の硫黄酸化物等により生成された硫酸カルシウム等の硫酸塩は排水ポンプにより装置外に排出される。
第7の手段に係る排ガス処理装置は、上記第3〜6のいずれかの手段において、上記活性炭素繊維と上記循環水散布器との間に冷却器を備えたことを特徴とする。
第7の手段に係る排ガス処理装置によれば、冷却器により加湿された排ガスは冷却されて活性炭素繊維に導入されるので、硫酸カルシウム等の硫酸塩の溶解度が高くなり、活性炭素繊維上での硫酸塩の析出が防止される。
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、触媒を使用した排ガス処理において、清水の代わりに海水を利用することが可能となる。それに加えて、触媒の洗浄にカルシウム等のイオンを除いた海水を使用するので固形物が触媒に詰まって目詰まりを起こすことがなくなる。
請求項3に記載の発明によれば、排ガス処理装置において、活性炭素繊維上で排ガスの脱硫処理が行われ、貯留槽或いはPH調整槽で海水中からカルシウム等のイオンが除去される。即ち、排ガス処理装置の運転に主に海水が使用されるので、清水資源の乏しい地域、場所においても排ガスを有効に脱硫処理することが可能となる。
これに加えて、カルシウム等のイオンが除去された海水により活性炭素繊維の洗浄が行われるので、活性炭素繊維上で固形物が生成されず、活性炭素繊維が目詰まりを起こすことがない。
請求項4に記載の発明によれば、排ガス処理装置において、反応塔の活性炭素繊維に供給される海水に含有される細かい固形物はフィルタにより除去されるので、活性炭素繊維が目詰まりを起こしにくくなる。
請求項5に記載の発明によれば、排ガス処理装置において、反応塔の活性炭素繊維に供給される海水はPH調整されてカルシウム等のイオンを除去することができ、且つ、カルシウム等のイオンと排ガス中の硫黄酸化物等により生成された硫酸カルシウム等の硫酸塩を排水ポンプにより装置外に排出することができる。
請求項6に記載の発明によれば、排ガス処理装置において、反応塔の活性炭素繊維に供給される海水はPH調整されてカルシウム等のイオンを除去できる。そして、カルシウム等のイオンと排ガス中の硫黄酸化物等により生成された硫酸カルシウム等の硫酸塩は排水ポンプにより装置外に排出することができる。
請求項7に記載の発明によれば、排ガス処理装置において、冷却器により加湿された排ガスは冷却されて活性炭素繊維に導入されるので、硫酸カルシウム等の硫酸塩の溶解度が高くなり、活性炭素繊維上での硫酸塩の析出が防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる排ガス処理装置を示す図、図2は本発明の第1の実施の形態に係わる排ガス処理装置における制御を示す図である。
図3は本発明の第2の実施の形態に係わる排ガス処理装置を示す図、図4は本発明の第3の実施の形態に係わる排ガス処理装置を示す図、図5は本発明の第4の実施の形態に係わる排ガス処理装置を示す図、図6は本発明の第5の実施の形態に係わる排ガス処理装置を示す図である。
先ず、図1に基づき本発明の第1の実施の形態に係わる排ガス処理装置につき説明する。
船舶等の海洋構造物には、図1に示すように、推進用或いは発電機用としてディーゼルエンジン1が搭載されている。ディーゼルエンジン1からの排気ガスは、煙道2、排気ガス処理装置、煙道4および煙突5を通り船外に排出される。なお、通常この排気ガスには、約1000ppm程度の硫黄酸化物(SO2、SO3)、約10%程度の酸素、及び二酸化炭素、窒素、水が含まれている。
そして、この排気ガス処理装置には反応塔3が設けられている。この反応塔3の下部には、排気ガスの浄化で生成した液体を溜める貯留槽が形成されている。
反応塔3の貯留槽の上方には煙道2が接続されており、煙道2の途中には、排ガスを増湿冷却すべく循環水を排ガス中に噴霧する循環水散布器6が配設されている。ディーゼルエンジン1からの排気ガスは、循環水散布器6から噴霧された循環水により粉塵等が洗い流されるとともに、降温加湿されて反応塔3内に導入される。
反応塔3の上方には600〜1000℃の温度範囲にて熱処理が施された活性炭素繊維(ACF)等の触媒層8が配設されている。
上記の熱処理活性炭素繊維は、好ましくは石炭・石油化学の残渣として出るピッチを溶融紡糸して得たピッチ系炭素繊維を還元雰囲気の条件で焼成してなるものである。
この触媒層8の下方には排ガスを洗浄、降温加湿すべく循環水を排ガス中に噴霧する循環水散布器7が配設されており、反応塔3内に導入された排気ガスは、再度洗浄されるとともに降温加湿される。
さらに、触媒層8の上方には、触媒層8を洗浄するために後述するように成分調整された中和海水を散布する中和海水散布器9が配設されている。
上述の構成において、反応塔3内に導入された排気ガス中の硫黄酸化物(SO2、SO3)は、一部循環水散布器6、7により除去されるが、残留した硫黄酸化物は、活性炭素繊維(ACF)触媒層8の作用により、排ガス中の酸素及び排ガス中の水分、散布器6,7で加湿された水分或いは中和海水散布器9からの水と反応して希硫酸が生成される。
そして、触媒層8で形成された希硫酸は、中和海水散布器9から散布される成分調整された中和海水により洗い流されて反応塔3下部の貯留槽に落下する。
その後、希硫酸は反応塔3の下部の貯留槽にて海水中のカルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等(以下、総称して「カルシウムイオン等」と言う。)と反応して硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム(以下、総称して「硫酸カルシウム等」と言う。)の硫酸塩が形成される。
なお、上述のごとく、中和海水散布器9から散布される海水は後に述べるように成分調整されてカルシウムイオン等が除去されているため、活性炭素繊維(ACF)等触媒層8内では硫酸カルシウム等の硫酸塩は形成されない。
一方、活性炭素繊維(ACF)等触媒層8にて硫黄酸化物が除去された排ガスは、煙道4および煙突5を通り、外部へ排出される。
次に、上記の反応塔3に接続されている各種の液体供給、循環、補給ラインにつき説明する。
反応塔3には、反応塔3の下部の貯留槽内の海水を循環させる反応塔循環ライン20と、海水を供給する海水供給ライン30と、成分調整された中和海水を供給する中和海水循環ライン40と、清水を補給する清水補給ライン50とが接続されている。
即ち、船外の海水を反応塔3内の触媒である活性炭素繊維に直接散水するのではなく、PH調整槽10を設け、PH調整槽10によりPH及び成分を調整し、その調整された中和海水を反応塔3内に中和海水散布器9から散水するようになっている。
まず、反応塔循環ライン20につき説明する。
反応塔循環ライン20において、反応塔3の下部の貯留槽内に溜まっている硫酸カルシウム等の硫酸塩、希硫酸等を含有する海水は配管22を介して反応塔循環ポンプ21により吸引される。
反応塔循環ポンプ21により吸引された海水の一部は、遠隔制御弁26及び配管23を介して、煙道2の途中に配設された循環水散布器6に供給される。またこの海水の一部は、遠隔制御弁27及び配管24を介して反応塔3内に配設された循環水散布器7に供給される。
さらに、反応塔循環ポンプ21の吐出側には、遠隔制御弁28を介してPH調整槽10に海水を排出する配管25が接続されている。
反応塔3の下部の貯留槽には、その水位レベルを検出するレベル計71(又は、レベルスイッチ)が設けられている。
そして、図2に示すように、レベル計71からの信号は、制御盤70内の反応塔レベル制御器76a(又は制御回路、制御シーケンス)により設定値と比較されて設定値以下となった場合には、後記する海水供給ライン30の遠隔制御弁35が開いて海水が供給、或いは海水の供給量が増加される。
次に、海水供給ライン30につき説明する。
海水は、船舶の船底14に設けられた海水吸入口から、海水供給ポンプ31により、配管32を介して吸入される。吸入された海水は、遠隔制御弁35及び配管34を介して反応塔3の触媒層8より下方の位置に投入される。さらに吸入された海水の一部は遠隔制御弁36及び配管33を介してPH調整槽10へ送付される。
PH調整槽10には、上述のごとく、反応塔循環ライン20により希硫酸、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩を含有する海水が移送され、また、海水供給ライン30によりカルシウム等のイオンを含有する外部の海水が供給される。
PH調整槽(中和槽)10において、残留する希硫酸は海水中のカルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウム等のイオンと反応し、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム等の硫酸塩が生成される。
そして生成された硫酸カルシウム等の硫酸塩等は固形物として析出されて、PH調整槽10の底に沈殿する。一方、上澄み液は、カルシウムイオン等を含有しない中和された液体(中和海水)となっている。
この場合、PH調整槽10にはPH計73が設置されており、PH調整槽10内の液体の酸度(PH)が中和されているか否かを検知するようになっている。
そして、図2に示すように、PH計からの信号は制御盤70内のPH調整器(又は制御回路、制御シーケンス)76bに送付される。
PH調整器76bでは、入力されたPH値と予め設定された設定値(好ましくはPH=7.0)とが比較され、PH値が所定の値より低い場合は、海水供給ライン30からの海水の量を増加させ、PH値が高い場合は海水の量を減少させるように遠隔制御弁36の開度が制御される。
次に、中和海水循環ライン40につき説明する。
中和海水循環ライン40は、PH調整槽10にて成分が調整された中和海水を、触媒層8の洗浄液として反応塔3の上部に配設された中和海水散布器9に送付するラインである。
PH調整槽10内の成分が調整された中和海水は、中和海水循環ポンプ41にて吸引される。吸引された中和海水は、配管44、45及び遠隔制御弁49を介して反応塔3内の中和海水散布器9へ送付される。
また、配管44の途中には、中和海水散布器9へ固形物が移送されないようにするために、2個のフィルタ48a、48bおよび2組の遠隔制御弁47a、47bが挿入されている。2組設けているのは、1組を使用、他の1組を洗浄、保守するためである。
さらに、中和海水循環ポンプ41とフィルタ48a、48bとの間の配管44には、遠隔制御弁46及び配管43が接続されており、余分な中和海水は配管43を介して船外へ排出される。なお、この配管43及び遠隔制御弁46は、フィルタ48a、48bの下流側に接続しても良い。
また、PH調整槽10にはPH調整槽10の水位を検出するレベル計(又はレベルスイッチ)72が設けられている。そして、図2に示すように、レベル計72にて検出された水位は制御盤70内のPH調整槽レベル制御器(又は制御回路、制御シーケンス)76cに送信される。PH調整槽レベル制御器76cは、入力された水位と予め設定された設定値とを比較し、入力された水位が設定値より大きくなった場合には、遠隔制御弁46を開き中和海水を船外に排出する。
一方、上記の中和海水循環ライン40の遠隔制御弁49の下流側には、清水補給ライン50が接続されている。この清水補給ライン50は清水タンク52、清水タンク52から清水を補給するための清水補給ポンプ51、配管53及び遠隔制御弁54から構成されている。
また、煙道4には硫黄酸化物濃度計75が設けられており、この硫黄酸化物濃度計75にて検出された硫黄酸化物濃度に基づき、補給すべき清水量が演算されて遠隔制御弁54及び中和海水循環ライン40の遠隔制御弁49が制御される。
即ち、図2に示すように、硫黄酸化物濃度計75にて煙道4内の排ガス中の硫黄酸化物濃度が検出され、その検出信号は、制御盤70内の脱硫性能制御器(又は制御回路、制御シーケンス)76dに送信される、脱硫性能制御器76dは、入力された濃度と予め設定された設定値とを比較し、入力された濃度が設定値より高い場合は、清水補給ライン50中の遠隔制御弁54を開くとともに、中和海水循環ライン40中の遠隔制御弁49の開度を増加させる。
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、清水補給ライン50は配管45以外の場所へ接続するようにしても良い。
また、船外に排水する配管43は、フィルタ48a、48bの上流側に接続するのではなく、フィルタ48a、48bの下流側に接続し、フィルタ48a、48bにて固形物を除去した後に排出するようにしても良い。
さらに、2個のフィルタ48a、48bおよび2組の遠隔制御弁47a、47bは、中和海水循環ポンプ41の吐出口側に配設しているが、吸入口側の配管42に配設するようにしても良い。
弁についても、図2に示す遠隔、或いは自動制御が必要な、弁35、36、46、54、49のみを遠隔制御弁とし、それ以外は手動弁としても良い。更には、小規模な排ガス処理装置においては、全て手動弁とすることも可能である。
また、PH調整槽10を反応塔3と一体的に形成することも可能性ある。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる排気ガス処理装置について図3を用いて説明する。
なお、図3においては、第1の実施の形態と同一の部位については同一の符号を付して示している。また、第1の実施形態と同一の部位についての説明は省略して、第1の実施形態との相違点について説明する。
この第2の実施の形態において、反応塔3、反応塔循環ライン20、PH調整槽10、海水供給ライン30および清水補給ライン50は第1の実施の形態と同じである。
第1の形態と異なっている点は、中和海水循環ライン40において、フィルタ48a、48bおよび遠隔制御弁47a、47bを省略すると共に、配管42をPH調整槽10内の水面付近に接続し、上澄み液を中和海水循環ポンプ41にて吸引し、中和海水散布器9に送付するようにしている。
この場合、PH調整槽10の底部には、別途排水ポンプ65及び配管66が接続されている。そして、レベル計72が所定の値を超えたときに排水ポンプ65はオンとなり、PH調整槽10内の余分な中和海水および固形物は船外へ排出される。
本第2の実施の形態によれば、フィルタを省略できるので、排ガス処理装置をより簡素にできる。
次に、本発明の第3の実施の形態にかかる排気ガス処理装置について図4を用いて説明する。
なお、図4においては、第1、2の実施の形態と同一の部位については同一の符号を付して示している。また、第1、2の実施形態と同一の部位についての説明は省略して、第2の実施形態との相違点について説明する。
この第3の実施の形態において、反応塔3、反応塔循環ライン20、海水供給ライン30および清水補給ライン50は第2の実施の形態と同じである。
第2の実施の形態と異なる点は、PH調整槽10aに隣接して排水処理槽15を設けた点にある。PH調整槽10aと排水処理槽15との間には仕切り壁16が配設されている。また、仕切り壁16の上部にはL字型の固形物じゃま板18が配設されている。そして、中和海水循環ライン40の配管42の取入れ口は仕切り壁16の固形物じゃま板18の上方に接続されている。
この第3の実施の形態では、反応塔循環ライン20からの廃液および海水供給ライン30からの海水は、PH調整槽10a内に導入され、酸性が調整されるとともに希硫酸は海水中のカルシウムイオン、マグネシウムイオン等と反応して硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等が生成される。そして生成された硫酸マグネシウム等の固形物は、PH調整槽10a底部に沈殿する。
中和海水循環ポンプ41の吸入側は、配管42を介してPH調整槽10aの水面付近に接続されている。
一方、PH調整槽10aから溢れた中和海水は、仕切り壁16の上端をオーバーフローして排水処理槽15へ流れる。
そして、排水処理槽15内の水位がある程度上昇したときに、レベル計72でそれを検出し、排水ポンプ65をオンにして廃液を船外に排出する。
次に、本発明の第4の実施の形態にかかる排気ガス処理装置について図5を用いて説明する。
なお、図5においては、第3の実施の形態と同一の部位については同一の符号を付して示している。また、第3の実施形態と同一の部位についての説明は省略して、第3の実施形態との相違点について説明する。
この第4の実施の形態において、反応塔3、反応塔循環ライン20、海水供給ライン30、清水補給ライン50、上澄液槽19および排水ポンプ65等は、第3の実施の形態と同じである。
本発明の第4の実施の形態において、中和海水循環ポンプ41の吸入口側の配管42は、上澄液槽19の底部に接続されている。
また、中和海水循環ポンプ41の吐出口側の配管44には、第1の実施の形態と同様に、フィルタ48a、48b及び遠隔制御弁47a、47bが配設されている。
そして、PH調整槽10a内の固形物は、中和海水と共に中和海水循環ポンプ41により吸入され、フィルタ48a、48bにより回収される。
本発明の第5の実施の形態にかかる排気ガス処理装置について図6を用いて説明する。
なお、図6においては、第4の実施の形態と同一の部位については同一の符号を付して示している。また、第4の実施形態と同一の部位についての説明は省略して、第4の実施形態との相違点について説明する。
この第5の実施の形態において、反応塔3、反応塔循環ライン20、海水供給ライン30、中和海水循環ライン40、清水補給ライン50、PH調整槽10a、上澄液槽19および排水ポンプ65等は、第4の実施の形態と同じである。
本第5の実施の形態においては、反応塔3内の触媒層8と循環水散布器7との間に冷却器17が配設されている。そして、この冷却器17は、配管61および遠隔制御弁62より構成される冷却ライン60を介して海水供給ポンプ31の吐出口に接続されている。
これにより、触媒層8に導入される排ガスが冷却されるので、触媒8での反応がより促進する。なお、水温は40℃以下にすることが望ましい。
なお、海水供給ライン30とは別の系統とし、専用の冷却水ポンプを設け、冷却水を冷却器17に送付するようにしても良い。また、船舶、海洋構造物内に配設されている他の装置から冷却水を供給するようにしても良い。
以上、本発明を第1〜5の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態である舶用排ガス処理装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態である舶用排ガス処理装置の制御内容を示す図である。 本発明の第2の実施形態である舶用排ガス処理装置を示す図である。 本発明の第3の実施形態である舶用排ガス処理装置を示す図である。 本発明の第4の実施形態である舶用排ガス処理装置を示す図である。 本発明の第5の実施形態である舶用排ガス処理装置を示す図である。 従来の陸上の排ガス処理装置を示す図である。 従来の陸上の排ガス処理装置の他の例を示す図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン
2 煙道
3 反応塔
4 煙道
5 煙突
6、7 循環水散布器
8 触媒層
9 中和海水散布器
10、10a PH調整槽
14 船底
15 排水処理槽
16 仕切り壁
17 冷却器
18 じゃま板
19 上澄液槽
20 反応塔循環ライン
21 反応塔循環ポンプ
22、23、24、25 配管
26、27、28 遠隔操作弁
30 海水供給ライン
31 海水供給ポンプ
32、33、34 配管
35、36 遠隔操作弁
40 中和海水循環ライン
41 中和海水循環ポンプ
42、43、44、45 配管
47a、47b 遠隔操作弁
48a、48b フィルタ
46、49 遠隔操作弁
50 清水補給ライン
51 清水補給ポンプ
52 清水タンク
53 配管
54 遠隔操作弁
60 冷却ライン
61 配管
62 遠隔制御弁
65 排水ポンプ
66 配管
67 遠隔制御弁
70 制御盤
71、72 レベル計
73、74 PH計
75 硫黄酸化物濃度計
76a 反応塔レベル制御器
76b PH調整器
76c PH調整槽レベル制御器
76d 脱硫性能制御器

Claims (7)

  1. 排ガス中の硫黄酸化物を処理する方法において、上記排ガスを海水により加湿し、該加湿された排ガスを、活性炭素繊維または活性炭を用いた触媒により反応させて希硫酸を生成し、上記触媒から排出された上記希硫酸と上記海水中に含まれるカルシウムと反応させて硫酸カルシウムを生成し、生成された上記硫酸カルシウムを上記海水から除去し、上記硫酸カルシウムが除去された海水を上記触媒の上方から散水することを特徴とする排ガス処理方法。
  2. 上記触媒が活性炭素繊維であることを特徴とする請求項1記載の排ガス処理方法。
  3. 排ガス処理装置において、硫黄酸化物を含有する排ガスが導入される反応塔と、該反応塔の内に配設され上記排ガス中の硫黄酸化物を水及び酸素と反応させて希硫酸を生成する活性炭素繊維と、上記活性炭素繊維の排ガス上流側に配設され上記排ガスを加湿する循環水散布器と、上記活性炭素繊維の排ガス下流側に配設され上記活性炭素繊維を洗浄する中和海水散布器と、上記反応塔の下部に形成されると共に生成された希硫酸及び海水を貯溜する貯留槽と、該貯留槽に海水を供給する海水供給ラインと、上記貯留槽内の貯留液を上記循環水散布器に供給する反応塔循環ラインと、上記貯溜槽内の上記貯溜水が反応塔循環ラインを介して供給されると共に上記海水導入ラインを介して海水が供給されて海水を中和するPH調整槽と、上記PH調整槽内の中和された海水を上記中和海水散布器に供給する中和海水循環ラインとを備えたことを特徴とする排ガス処理装置。
  4. 上記中和海水循環ラインに生成された硫酸カルシウムを除去するフィルタを備えたことを特徴とする請求項3記載の排ガス処理装置。
  5. 上記PH調整槽からの上澄み液を溜める排水処理槽と、該排水処理槽の廃液を排出する排水ポンプとを備えるとともに、上記中和海水供給ラインをPH調整槽の上部に接続したことを特徴とする請求項3記載の排ガス処理装置。
  6. 上記PH調整槽からの上澄み液を溜める上澄液槽と、該PH調整槽の下部から廃液を抜き出す排水ポンプとを備えるとともに、上記中和海水供給ラインを上澄液槽に接続したことを特徴とする請求項3記載の排ガス処理装置。
  7. 上記活性炭素繊維と上記循環水散布器との間に冷却器を備えたことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の排ガス処理装置。
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