JP4381029B2 - 記憶装置及び記憶制御システム - Google Patents

記憶装置及び記憶制御システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記憶装置及び記憶制御システムに関し、より詳細にはデータの書き込みと読み出しとを行うことのできる記憶装置及び記憶制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、従来の記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。記憶制御システム100は、記憶装置110と外部装置120とを含んで構成されており、記憶装置110と外部装置120は、リード信号線101とライト信号線102とN本のデータ線103とを介して接続されている。外部装置120は、記憶装置110に対してデータの読み出し/書き込み制御を行うことができるCPUを含んで構成されており、記憶装置110は半導体メモリを含んで構成されている。
【0003】
記憶制御システム100では、リード信号線101を介して外部装置120から記憶装置110へリード信号(読出制御信号)が所定のタイミングで出力される。またライト信号線102を介して外部装置120から記憶装置110へライト信号(書込制御信号)が所定のタイミングで出力される。そして、記憶装置110がリード信号のONを検知すると、記憶装置110からデータ(読出データ)が読み出され、外部装置120は、データ線103を介して前記読出データを取り込む。また、記憶装置110がライト信号のONを検知すると、外部装置120からデータ線103に出力されたデータ(書込データ)が記憶装置110へ書き込まれるようになっている。
【0004】
次に、従来の記憶制御システム100における記憶装置110に対するデータの読み出し/書き込み動作を図19に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
【0005】
時刻t100 において、ライト信号がON(この場合、ローアクティブに設定)されると、ライト期間に入る。記憶装置110では、時刻t100 〜時刻t101 のライト期間に外部装置120からデータ線103へ出力された書込データを記憶装置110内のメモリ(図示せず)へ書き込む。
【0006】
時刻t101 でライト信号がOFFされると、記憶装置110では、記憶装置110内メモリ(図示せず)への書込データの書き込みを終了する。一方、外部装置120では、時刻t103 までの期間、書込データをホールドし、その後、データ線103上で書込データと読出データとの衝突を回避するための対応期間に入り、データ線103は、ハイインピーダンス状態になる。
【0007】
時刻t104 において、リード信号がONされると、リード期間に入る。記憶装置110では、時刻t104 〜時刻t105 のリード期間に記憶装置内メモリから読出データを読み出して、外部装置120へ出力する。一方、外部装置120は、記憶装置110から出力された読出データを取り込むようになっている。
【0008】
このようなデータの読み書きの制御を行うためにライト信号線101とリード信号線102とが接続され、2つの制御信号入力端子を有する半導体メモリが、下記の特許文献1等に開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−139066号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
LSI等の半導体製品やデータ通信が必要なシステム等においては、端子数や信号線の削減が望まれている。しかしながら、上記した従来の記憶制御システム100では、外部装置120の対応期間を確保するために、リード信号線101及びライト信号線102の2本の制御信号線を使用した制御が行われており、そのため記憶装置110には、ライト信号とリード信号とを取り込むための2つの制御信号入力端子が必要であり、また、外部装置120側も、ライト信号とリード信号とを出力するための2つの制御信号出力端子が必要であるという課題があった。
【0011】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、外部からの制御信号を取り込むための記憶装置の端子数や、記憶装置へ制御信号を出力する外部装置の端子数や、記憶装置と外部装置とを接続する制御信号線数を削減することのできる記憶装置及び記憶制御システムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る記憶装置(1)は、データを格納する記憶部を備え、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを行う記憶装置において、前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、前記データの入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間に前記記憶部へ所定の論理を入力し、前記記憶部に書き込まれたデータを保持させるための論理固定手段を備えていることを特徴としている。
【0013】
上記記憶装置(1)によれば、前記論理固定手段により、前記入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間、前記記憶部へ所定の論理が入力され、前記記憶部に書き込まれたデータが保持される。したがって、前記ハイインピーダンス状態となる期間においても論理が確定されることとなり、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを制御する制御信号でもデータの読み書きの制御を行うことができるようになり、制御信号ラインを1本で構成することができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子を1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0014】
また本発明に係る記憶装置(2)は、上記記憶装置(1)において、前記論理固定手段が、前記入出力端子と前記記憶部とを接続するラインに接続されたプルアップ抵抗又はプルダウン抵抗で構成されていることを特徴としている。
【0015】
上記記憶装置(2)によれば、前記論理固定手段として、前記プルアップ抵抗又は前記プルダウン抵抗が前記ラインに接続されることにより、前記入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間、前記記憶部へ入力される論理をH又はLに固定することができ、前記入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間においても論理を確定させることができる。
【0016】
また本発明に係る記憶装置(3)は、上記記憶装置(2)において、前記記憶部へ書き込まれるデータが変化する際、該データのばらつき周期以上の周期を有する基準信号に基づいて前記データのばらつきをフィルタリングするフィルタ手段を備えていることを特徴としている。
【0017】
上記記憶装置(3)によれば、前記記憶部へ書き込まれるデータが変化する際に、同一タイミングで全てのデータを変化させることができずに、データのばらつきが生じたとしても、前記フィルタ手段により、意図しないデータが入力されるのを防ぐことができ、データの精度を高めることができる。
【0018】
また本発明に係る記憶装置(4)は、データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、前記制御信号が、データの読み出し期間と書き込み期間との信号間に複数の切り替えエッジが含まれている2値信号からなり、前記制御手段が、前記切り替えエッジの立上がりと立下がりとを区別して検出するエッジ検出手段と、該エッジ検出手段により検出される前記切り替えエッジの立上がりと立下がりとの検出回数をそれぞれ区別してカウントするエッジカウント手段とを備え、該エッジカウント手段によりカウントされるエッジカウント数に基づいて、前記制御信号の切り替え内容を判断し、前記読み出し期間と前記書き込み期間との信号間は前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記書き込み期間は書き込み制御を行い、前記読み出し期間は読み出し制御を行うものであることを特徴としている。
【0019】
上記記憶装置(4)によれば、前記読み出し期間と前記書き込み期間との信号間(データの読み出しを終了させるエッジからデータの書き込みを開始させるエッジまでの期間、データの書き込みを終了させるエッジからデータの読み出しを開始させるエッジまでの期間)、すなわち、前記データの入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間を含む所定期間は、前記制御信号のエッジの検出を利用して前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、ハイインピーダンス状態において誤ったデータが入力されるのを防ぐことができる。したがって、前記制御信号を用いた1本の制御信号ラインによりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子を1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0020】
また本発明に係る記憶装置(5)は、上記記憶装置(4)において、前記エッジカウント手段が、前記読み出し期間において、データの読み出しを終了させるエッジと同じ論理切り替えを行う第1エッジと、前記書き込み期間において、データの書き込みを終了させるエッジと同じ論理切り替えを行う第2エッジとをカウントするものであり、前記制御手段が、前記エッジカウント手段により前記第1エッジ又は前記第2エッジが所定回数カウントされると、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を開始するものであることを特徴としている。
【0021】
上記記憶装置(5)によれば、前記エッジカウント手段により前記第1エッジ又は第2エッジを所定回数カウントした後、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を開始させることができ、前記所定回数を所定値に設定することによりエッジのカウントによる読み書き制御のバリエーションを増やすことができる。
【0022】
また本発明に係る記憶装置(6)は、データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、前記制御手段が、前記制御信号におけるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替えと、データの書き込み期間から読み出し期間への切り替えとを検出する信号切替検出手段と、該信号切替検出手段による前記読み出し期間から書き込み期間への切り替え検出後、所定時間を計時する第1の計時手段とを備え、該第1の計時手段により前記所定時間が計時されるまでの期間、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第1の計時手段により前記所定時間が計時されると外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記信号切替検出手段により前記書き込み期間から読み出し期間への切り替えを検出すると、前記書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴としている。
【0023】
上記記憶装置(6)によれば、前記第1の計時手段により前記所定時間が計時されるまでの期間、すなわち、前記データの入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間を含む期間は、前記第1の計時手段を利用して前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができる。したがって、前記制御信号を用いた1本の制御信号ラインによりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子を1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0024】
また本発明に係る記憶装置(7)は、データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、前記制御手段が、前記制御信号におけるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替えと、データの書き込み期間から読み出し期間への切り替えとを検出する信号切替検出手段と、該信号切替検出手段による前記読み出し期間から書き込み期間への切り替え検出時から所定時間を所定回数繰り返し計時する第2の計時手段とを備え、該第2の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第2の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記信号切替検出手段により前記書き込み期間から読み出し期間への切り替えを検出すると、最後に書き込まれた書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴としている。
【0025】
上記記憶装置(7)によれば、前記制御信号を用いた1本の制御信号ラインによりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子を1つにすることができ、端子数を削減することができる。また、前記第2の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができるとともに、1回の書き込み期間に所定回数繰り返しデータの入力を行うことができ、例えば、入力されたデータに誤りがあった場合などでも、正しいデータをすぐに入力することができる。
【0026】
また本発明に係る記憶装置(8)は、データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、前記制御手段が、前記制御信号におけるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替えと、データの書き込み期間から読み出し期間への切り替えとを検出する信号切替検出手段と、該信号切替検出手段によるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替え検出時から所定時間を所定回数繰り返し計時する第2の計時手段と、前記信号切替検出手段によるデータの書き込み期間から読み出し期間への切り替え検出時から所定時間を所定回数繰り返し計時する第3の計時手段とを備え、前記第2の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第2の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記信号切替検出手段により前記書き込み期間から読み出し期間への切り替えを検出すると、前記第3の計時手段により計時される前記所定時間毎に前記データを読み出す制御を行うものであることを特徴としている。
【0027】
上記記憶装置(8)によれば、前記制御信号を用いた1本の制御信号ラインによりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子を1つにすることができ、端子数を削減することができる。また、前記第2の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができるとともに、1回の書き込み期間に所定回数繰り返しデータの書き込みを行うことができる。また前記第3の計時手段により計時される前記所定時間毎に前記データを読み出すことができ、前記記憶部に入力されたデータの内容を前記外部にすべて把握させることが可能になる。
【0028】
また本発明に係る記憶装置(9)は、データを格納する記憶部と、該記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御手段が、予め設定されたデータの書き込み期間と読み出し期間とを繰り返し計時する第4の計時手段と、該第4の計時手段による前記書き込み期間と読み出し期間との計時毎にデータの書き込み制御又は読み出し制御への切り替えを行う制御切替手段と、該制御切替手段による前記書き込み制御への切替後、所定時間を計時する第5の計時手段とを備え、該第5の計時手段により前記所定時間が計時されるまで、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第5の計時手段により前記所定時間を計時すると外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記制御切替手段による前記読み出し制御への切替後、前記書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴としている。
【0029】
上記記憶装置(9)によれば、前記制御手段が、前記第4の計時手段と前記制御切替手段とにより、前記書き込み期間と前記読み出し期間との計時毎に、前記書き込み制御と前記読み出し制御とを切り替えるとともに、前記第5の計時手段により前記所定時間が計時されるまでの期間、すなわち、前記データの入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間を含む所定期間は、前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができる。また、前記外部から制御信号を取り込む制御信号ラインが必要なくなり、制御信号の入力端子が必要なくなる。したがって、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子をなくすことができ、端子数を2本削減することができる。
【0030】
また本発明に係る記憶装置(10)は、データを格納する記憶部と、該記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御手段が、予め設定されたデータの書き込み期間と読み出し期間とを繰り返し計時する第4の計時手段と、該第4の計時手段による前記書き込み期間と読み出し期間との計時毎にデータの書き込み制御又は読み出し制御への切り替えを行う制御切替手段と、該制御切替手段による前記書き込み制御への切替後、所定時間を所定回数繰り返し計時する第6の計時手段とを備え、該第6の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第6の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記制御切替手段による前記読み出し制御への切替後、最後に書き込まれた書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴としている。
【0031】
上記記憶装置(10)によれば、前記外部から制御信号を取り込む制御信号ラインが必要なくなり、制御信号の入力端子が必要なくなる。したがって、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子をなくすことができ、端子数を2本削減することができる。また、前記第6の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができるとともに、1回の書き込み期間に所定回数繰り返しデータの入力を行うことができ、例えば、入力されたデータに誤りがあった場合などでも、正しいデータをすぐに入力することができる。
【0032】
また本発明に係る記憶装置(11)は、データが格納される記憶部と、該記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、前記制御手段が、予め設定されたデータの書き込み期間と読み出し期間とを繰り返し計時する第4の計時手段と、該第4の計時手段による前記書き込み期間と読み出し期間との計時毎にデータの書き込み制御又は読み出し制御への切り替えを行う制御切替手段と、該制御切替手段による前記書き込み制御への切替後、所定時間を所定回数繰り返し計時する第6の計時手段と、前記制御切替手段による前記読み出し制御への切替後、所定時間を所定回数繰り返し計時する第7の計時手段とを備え、前記第6の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第6の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記第7の計時手段により計時される前記所定時間毎に前記書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴としている。
【0033】
上記記憶装置(11)によれば、前記外部から制御信号を取り込む制御信号ラインが必要なくなり、制御信号の入力端子が必要なくなる。したがって、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子をなくすことができ、端子数を2本削減することができる。また、前記第6の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができ、さらに1回の書き込み期間に所定回数繰り返しデータの入力を行うことができるとともに、前記第7の計時手段により計時される前記所定時間毎に前記データを読み出すことができ、前記記憶部に入力されたデータの内容を前記外部にすべて把握させることが可能になる。
【0034】
また本発明に係る記憶装置(12)は、上記記憶装置(9)〜(11)のいずれかにおいて、前記第4の計時手段により計時される前記書き込み期間、及び/又は前記読み出し期間を変更する期間変更手段を備えていることを特徴としている。
【0035】
上記記憶装置(12)によれば、前記期間変更手段により、前記第4の計時手段により計時される前記書き込み期間、及び/又は前記読み出し期間を変更することができ、制御に合わせた任意の前記書き込み期間、及び/又は前記読み出し期間を設定することができる。前記期間変更手段は、例えば、外部から入力された電圧値に基づいて計時される値を変更できる回路構成のものを採用することができる。
【0036】
また本発明に係る記憶制御システム(1)は、上記記憶装置(1)〜(3)のいずれかと、該記憶装置に対して、1つの制御信号出力端子から2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせる制御信号を出力し、該制御信号に基づいて、前記記憶装置への書込データの出力や前記記憶装置から読出データの取り込みを行う外部制御手段とを含んで構成されていることを特徴としている。
【0037】
上記記憶制御システム(1)によれば、前記記憶装置と前記外部制御手段との間を1本の制御信号ラインで接続することができ、従来、書き込み用と読み出し用の2本必要であった制御信号ラインを1本にすることができ、それに合わせて前記記憶装置と前記外部制御手段との端子数を削減することができる。
【0038】
また本発明に係る記憶制御システム(2)は、上記記憶装置(4)又は(5)と、該記憶装置に対して、1つの制御信号出力端子からデータの読み出し期間と書き込み期間との信号間に複数の切り替えエッジが含まれている2値信号からなる制御信号を出力し、該制御信号に基づいて、前記記憶装置への書込データの出力や前記記憶装置から読出データの取り込みを行う外部制御手段とを含んで構成されていることを特徴としている。
【0039】
上記記憶制御システム(2)によれば、前記記憶装置と前記外部制御手段との間を1本の制御信号ラインで接続することができ、従来、書き込み用と読み出し用の2本必要であった制御信号ラインを1本にすることができ、それに合わせて前記記憶装置と前記外部制御手段との端子数を削減することができる。
【0040】
また本発明に係る記憶制御システム(3)は、上記記憶装置(6)〜(8)のいずれかと、該記憶装置に対して、1つの制御信号出力端子から2値信号の切り替えエッジを検出させることによってデータの読み書きの制御を行わせる制御信号を出力し、該制御信号に基づいて、前記記憶装置への書込データの出力や前記記憶装置から読出データの取り込みを行う外部制御手段とを含んで構成されていることを特徴としている。
【0041】
上記記憶制御システム(3)によれば、前記記憶装置と前記外部制御手段との間を1本の制御信号ラインで接続することができ、従来、書き込み用と読み出し用の2本必要であった制御信号ラインを1本にすることができ、それに合わせて前記記憶装置と前記外部制御手段との端子数を削減することができる。
【0042】
また本発明に係る記憶制御システム(4)は、上記記憶装置(9)〜(12)のいずれかにおいて、外部制御手段と含んで構成され、該外部制御手段が、前記記憶装置の前記第4の計時手段と同じタイミングで前記書き込み期間と前記読み出し期間とを繰り返し計時する第8の計時手段と、該第8の計時手段による前記書き込み期間と前記読み出し期間との計時毎に前記記憶装置への書込データの出力制御と前記記憶装置から読出データの取込制御とを切り替える外部制御切替手段とを備え、該外部制御切替手段による書込データの出力制御への切替後、前記記憶装置の前記第5の計時手段、又は前記第6の計時手段により計時される前記所定時間内に前記記憶装置へ書込データを出力する制御と、前記外部制御切替手段による読出データの取込制御への切替後、前記記憶装置から読出データを取り込む制御とを行うものであることを特徴としている。
【0043】
上記記憶制御システム(4)によれば、前記記憶装置と前記外部制御手段との間に制御信号ラインを必要としないシステムを構成することができ、従来、書き込み用と読み出し用の2本必要であった制御信号ラインをなくすことができ、それに合わせて前記記憶装置と前記外部制御手段との端子数を削減することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記憶装置及び記憶制御システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る記憶装置が採用された記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【0045】
図中1は、記憶制御システムを示しており、記憶制御システム1は、記憶装置10と、記憶装置10に対するデータの読み書き(読み出し、書き込み)を制御するCPU50とを含んで構成されている。
【0046】
記憶装置10とCPU50とは、1本の制御信号線2とN本のデータ線3と1本のクロック信号線4とを介して接続されており、記憶装置10には、これら信号線に対応する制御信号入力端子(R/Win)12とデータ入出力端子(D〜D)13とクロック信号入力端子(CLKin)14とが設けられている。
【0047】
また、CPU50には、制御信号出力端子(R/Wout)52と、データ入出力端子(D〜D)53と、クロック信号出力端子(CLKout)54とが設けられており、データの書き込み可能な期間(以下、ライト期間と言う)をHレベル、データの読み出し可能な期間(以下、リード期間と言う)をLレベルとした2値信号からなる制御信号が、制御信号出力端子52から制御信号線2を介して記憶装置10の制御信号入力端子12へ与えられるようになっている。
【0048】
また、CPU50は、Hレベルの制御信号の出力に応じて、記憶装置10へ書き込むためのデータ(書込データ)をデータ入出力端子53からデータ線3を介して記憶装置10のデータ入出力端子13へ出力したり、Lレベルの制御信号の出力に応じて、記憶装置10から読み出されたデータ(読出データ)をデータ線3を介してデータ入出力端子53から取り込むことができるようになっている。
【0049】
次に記憶装置10の構成について説明する。制御信号入力端子12は、制御信号を取り込むための制御信号入力ライン15を介して記憶部16へ接続されており、また制御信号入力ライン15上の分岐点Aから分岐してデータ出力バッファ17に接続されている。
【0050】
データ入出力端子13には、CPU50からのデータを取り込んだり、記憶部16から読み出したデータを出力するためのデータ入出力ライン18が接続されており、データ入出力ライン18の分岐点Bから分岐したデータ入力ライン18aとデータ出力ライン18bとが記憶部16に接続されている。データ入力ライン18aには、データ入力バッファ19とフィルタ手段20とが介装されており、フィルタ手段20から出力されたデータが記憶部16へ書き込まれるようになっている。また、データ出力ライン18bには、記憶部16から読み出されたデータをLレベルの読出制御信号に対応させて出力するためのデータ出力バッファ17が介装されている。
【0051】
また、データ入出力ライン18におけるデータ入出力端子13と分岐点Bとの間にはプルダウン抵抗21が接続されている。プルダウン抵抗21により、データ入出力端子13がハイインピーダンス状態となる期間、記憶部16へLレベルの論理が入力されるようになっている。
【0052】
また、クロック信号入力端子14からのクロック信号入力ライン22はフィルタ手段20に接続されている。フィルタ手段20は、データ入力バッファ19から出力されたデータを、該データのばらつき周期以上の周期を有する基準信号を利用して、データの2度読みを行い、同一データが2回連続して入ってくると正しいデータであると判断し、該データを記憶部16へ書き込むようになっている。
【0053】
次に、実施の形態(1)に係る記憶制御システム1における記憶装置10に対するデータの読み出し/書き込み動作を図2に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
【0054】
記憶装置10にデータを書き込む場合、CPU50は、Hレベルの制御信号を出力するとともに、記憶装置10に書き込むデータ(書込データ)を出力し、記憶装置10では、制御信号がHレベルの期間にデータ入出力端子13に与えられた書込データを記憶部16に書き込む処理を行うようになっている。また、記憶装置10からデータを読み出す場合、CPU50はLレベルの制御信号を出力し、記憶装置10では、制御信号がLレベルの期間に記憶部16からデータを読み出し、該データ(読出データ)を出力する処理を行うようになっている。
【0055】
時刻tにおいて、制御信号がHレベル(すなわちライト期間)で、CPU50からの書込データのホールドが終わる(すなわち、CPU50が、データ線3上での書込データと読出データとの衝突を回避するための対応期間に入る)と、記憶装置10は、プルダウン抵抗21による論理固定期間に入る。記憶装置10では、データ入出力端子13がハイインピーダンス状態となるが、プルダウン抵抗21により、記憶部16へLレベルの論理が入力され、時刻tの前に記憶部16へ書き込まれたデータが保持されるようになっている。
【0056】
時刻tにおいて、制御信号がHレベルからLレベルに切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10では、Lレベルの信号を取り込み、リード期間の開始を判断すると、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50へ出力する読出データの読み出しを開始する。
【0057】
時刻tにおいて、制御信号がLレベルからHレベルに切り替えられると、ライト期間に入る。CPU50では、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入り、所定期間後の時刻tに記憶装置10へ書込データが出力される。
【0058】
一方、記憶装置10では、時刻tにおいて、制御信号がLレベルからHレベルに切り替えられるとプルダウン抵抗21による論理固定期間に入る。記憶装置10では、時刻tから時刻tまでデータ入出力端子13がハイインピーダンス状態となるが、プルダウン抵抗21により、記憶部16へLレベルの論理が入力され、記憶部16へ書き込まれたデータが保持されるようになっている。そして、時刻tにCPU50から記憶装置10へ書込データが出力されると、記憶部16内のデータの論理固定が解除される(すなわち、書込可能な状態にする)とともに、CPU50からデータ線3に出力された書込データの記憶部16への書き込みを開始する。以下同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0059】
なお、記憶部16へ書き込まれるデータが変化する際(図2における時刻t、時刻t)においては、書き込みされるデータに多少のばらつきが生じる恐れがある。そのため、フィルタ手段20によるフィルタリング処理、すなわちデータのばらつき周期(数nsec〜数十nsec)以上の周期を有するクロック信号(数μsec〜数十μsec)で、書き込まれるデータの2度読みを行い、同じデータを連続して読み取った場合に、正しいデータであると判断して、記憶部16に書き込む処理が行われるようになっている。なお、クロック信号は、記憶装置10内の他の回路で使用されるクロック信号を取り込むようにすればよい。
【0060】
上記実施の形態(1)に係る記憶制御システム1によれば、データ入出力ライン18に接続されたプルダウン抵抗21により、データ入出力端子13がハイインピーダンス状態となる期間、記憶部16へLレベルの論理が入力され、記憶部16に書き込まれたデータが保持される。したがって、ライト期間でデータ入出力端子13がハイインピーダンス状態となる期間においても論理が確定されることとなり、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを制御する制御信号でもデータの読み書きの制御を行うことができるようになり、制御信号線2や制御信号入力ライン15を1本で構成することができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった記憶装置10の制御信号入力端子12、CPU50の制御信号出力端子52をそれぞれ1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0061】
また記憶部16へ書き込まれるデータが変化する際、該データのばらつき周期以上の周期を有する基準信号に基づいて書込データのばらつきをフィルタリングするフィルタ手段20を備えているので、記憶部16へ書き込まれるデータが変化する際に、同一タイミングで全てのデータを変化させることができずにデータのばらつきが生じたとしても、意図しないデータが入力されるのを防ぐことができ、データの精度を高めることができる。
【0062】
なお上記実施の形態(1)に係る記憶制御システム1における記憶装置10では、論理固定手段として、データ入出力ライン18のN本のそれぞれにプルダウン抵抗21を接続した場合について説明したが、別の実施の形態では、プルダウン抵抗21の代わりにプルアップ抵抗を接続してもよく、この場合は、Hレベルの論理が記憶部16に入力されることとなる。またプルダウン抵抗とプルアップ抵抗とを混在させてもよく、要は、データ入出力端子13がハイインピーダン状態となる期間に記憶部16へ所定の論値が入力されるように接続されていればよい。
【0063】
図3は、実施の形態(2)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図1に示した記憶制御システム1と同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0064】
記憶制御システム1Aは、記憶装置10Aと、記憶装置10Aに対するデータの読み書きを制御することのできるCPU50Aとを含んで構成されている。記憶装置10AとCPU50Aとは、1本の制御信号線2とN本のデータ線3とを介して接続されており、記憶装置10Aには、これら信号線に対応する制御信号入力端子12とデータ入出力端子13とが設けられている。
【0065】
また、CPU50Aには、制御信号出力端子52とデータ入出力端子53とが設けられており、ライト期間とリード期間との信号間に複数の切り替えエッジが含まれている2値信号からなる制御信号を制御信号出力端子52から制御信号線2を介して記憶装置10Aの制御信号入力端子12へ出力することができるようになっている。
【0066】
また、CPU50Aは、制御信号のリード期間を終了させる切り替え信号の出力後、データ線3上で読出データと書込データとの衝突を回避させるための対応期間を経た後、記憶装置10Aへ書き込むためのデータ(書込データ)を記憶装置10Aのデータ入出力端子13へ出力する処理を行ったり、リード期間を示す制御信号の出力後、記憶装置10Aから読み出されたデータ(読出データ)をデータ線3を介してデータ入出力端子13から取り込む処理を行うようになっている。
【0067】
次に記憶装置10Aの構成について説明する。制御信号入力端子12には、制御信号入力ライン15を介して制御部30が接続されている。制御部30は、制御信号における切り替えエッジの立上がりを検出する第1のエッジ検出手段31と、切り替えエッジの立下がりを検出する第2のエッジ検出手段32と、第1のエッジ検出手段31と接続され、切り替えエッジの立上がりの検出回数をカウントする第1のカウンタ33と、第2のエッジ検出手段32と接続され、切り替えエッジの立下がりの検出回数をカウントする第2のカウンタ34とを含んで構成されている。
【0068】
制御部30において、第1のカウンタ33でカウントされたエッジのカウント値がデータの書き込みを開始するエッジに対応するカウント値であると判断されると、記憶部16へデータの書き込みを許可する信号が出力されるようになっている。また、第2のカウンタ34でカウントされたエッジのカウント値がデータの読み出しを開始するエッジに対応するカウント値であると判定されると、記憶部16へデータの読み出しを許可する信号が出力されるようになっている。
【0069】
また、制御部30は、第1のエッジ検出手段31、第2のエッジ検出手段32、第1のカウンタ33、及び第2のカウンタ34からの信号を取り込み、データ出力バッファ17の動作を制御する出力バッファ制御部35を含んで構成されており、出力バッファ制御部35は、データ出力バッファ17のゲートを開いて記憶部16からデータを出力するための制御信号をデータ出力バッファ17へ出力することができるようになっている。
【0070】
データ入出力端子13には、CPU50Aからのデータを取り込んだり、記憶部16から読み出したデータを出力するためのデータ入出力ライン18が接続されており、データ入出力ライン18の分岐点Bから分岐されたデータ入力ライン18aとデータ出力ライン18bとが記憶部16に接続されている。
【0071】
次に、実施の形態(2)に係る記憶制御システム1Aにおける記憶装置10Aに対するデータの読み出し/書き込み動作を図4に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
【0072】
なお、CPU50Aからは、リード期間をLレベル、ライト期間をHレベルとし、リード期間とライト期間との信号間に複数の切り替えエッジが含まれている論理固定期間が設けられた制御信号が出力されるようになっているものとする。
【0073】
時刻t11において、制御信号がリード期間を示すLレベルからHレベルへ切り替えられると、論理固定期間に入る。記憶装置10Aでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、第1のカウンタ33で立上がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(1)からリード期間の終了を判断すると、記憶部16からのデータ(読出データ)の読み出しを終了するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始する。
【0074】
一方、CPU50Aでは、データ線3上で読出データと書込データとの衝突を回避するための所定の対応期間を経た後、時刻t12において記憶装置10Aに書き込むための書込データを出力する。
【0075】
制御信号が、時刻t11において切り替えられたHレベルの状態からLレベルに切り替えられた後、時刻t13において再度Hレベルへ切り替えられると、ライト期間に入る。記憶装置10Aでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、第1のカウンタ33で立上がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(2)からライト期間の開始を判断すると、記憶部16内のデータの論理固定が解除される(すなわち、書込可能な状態にする)とともに、CPU50Aからデータ線3に出力された書込データの記憶部16への書き込みを開始する。
【0076】
そして、時刻t14において、制御信号がライト期間を示すHレベルからLレベルへ切り替えられると、論理固定期間に入る。記憶装置10Aでは、第2のエッジ検出手段32により立下がりエッジが検出され、第2のカウンタ34で立下がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(1)からライト期間の終了を判断すると、記憶部16への書込データの書き込みを終了するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始する。
【0077】
一方、CPU50Aでは、論理固定期間に入った後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻t15において、データ線3上で書込データと読出データとの衝突を回避するための対応期間に入る。
【0078】
制御信号が、時刻t14において切り替えられたLレベルの状態からHレベルに切り替えられた後、時刻t16において再度Lレベルへ切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10Aでは、第2のエッジ検出手段32により立下がりエッジが検出され、第2のカウンタ34で立下がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(2)からリード期間の開始を判断すると、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50Aへ出力する読出データの読み出しを開始し、以下同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0079】
上記実施の形態(2)に係る記憶制御システム1Aによれば、リード期間とライト期間との信号間(データの読み出しを終了させるエッジからデータの書き込みを開始させるエッジまでの期間、データの書き込みを終了させるエッジからデータの読み出しを開始させるエッジまでの期間)、すなわち、データ入出力端子13がハイインピーダンス状態となる期間を含む所定期間は、制御信号のエッジの検出を利用して記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、ハイインピーダンス状態において誤ったデータが入力されるのを防ぐことができる。したがって、制御信号を用いた1本の制御信号線2や制御信号入力ライン15によりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった記憶装置10Aの制御信号入力端子12、CPU50Aの制御信号出力端子52をそれぞれ1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0080】
次に実施の形態(3)に係る記憶制御システムについて説明する。但し実施の形態(3)に係る記憶制御システム1Bの構成については、記憶装置10Bの制御部30A(第1のカウンタ33A及び第2のカウンタ34A)を除いて図3に示した記憶制御システム1Aと略同様であるため、記憶装置10Bの制御部30A(第1のカウンタ33A及び第2のカウンタ34A)には異なる符号を付して、その他の構成部品の説明をここでは省略する。
【0081】
実施の形態(2)に係る記憶制御システム1Aにおける記憶装置10Aでは、リード期間を示すLレベルからHレベルへの切り替えエッジを1回カウントすると、論理固定期間に入り、また、ライト期間を示すHレベルからLレベルへの切り替えエッジを1回カウントすると、論理固定期間に入るようになっている。
【0082】
それに対し、実施の形態(3)に係る記憶制御システム1Bにおける記憶装置10Bでは、リード期間を示すLレベルからHレベルへの切り替えエッジをn回カウントすると、論理固定期間に入り、また、ライト期間を示すHレベルからLレベルへの切り替えエッジをn回カウントすると、論理固定期間に入るようにして、1回ではなく予め設定された所定回数(n回)のエッジがカウントされると、記憶部16内のデータを論理固定する制御を開始する。すなわち論理固定期間に入るようになっている点が、実施の形態(2)に係る記憶制御システム1Aと相違する。
【0083】
次に、実施の形態(3)に係る記憶制御システム1Bにおける記憶装置10Bに対するデータの読み出し/書き込み動作を図5に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なお、CPU50Bからは、リード期間をLレベル、ライト期間をHレベルとし、リード期間とライト期間との信号間に複数の切り替えエッジが含まれている論理固定期間が設けられるとともに、リード期間及びライト期間にも複数の切り替えエッジが含まれた制御信号が出力されるようになっているものとする。
【0084】
時刻t21において、制御信号がリード期間を示すLレベルからHレベルへ切り替えられると、記憶装置10Bでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、第1のカウンタ33Aで立上がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(1)からリード期間の終了ではない判断すると(この場合、カウント値が2になるとリード期間を終了させる設定となっている)、引き続き記憶部16からのデータの読み出しを行う。
【0085】
時刻t22において、制御信号がリード期間を示すLレベルからHレベルへ切り替えられると、記憶装置10Bでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、第1のカウンタ33Aで立上がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(2)からリード期間が終了である判断すると、記憶部16からのデータ(読出データ)の読み出しを終了するとともに、論理固定期間に入り、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始する。
【0086】
一方、CPU50Bでは、データ線3上で読出データと書込データとの衝突を回避するための所定の対応期間を経た後、時刻t23において、記憶装置10Bに書き込むための書込データを出力する。
【0087】
制御信号が、時刻t22において切り替えられたHレベルの状態からLレベルに切り替えられた後、時刻t24において再度Hレベルへ切り替えられると、ライト期間に入る。記憶装置10Bでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、第1のカウンタ33Aで立上がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(3)からライト期間の開始を判断すると(この場合、カウント値が3になるとライト期間に入る設定となっている)、記憶部16内のデータの論理固定が解除される(すなわち、書込可能な状態にする)とともに、CPU50Bからデータ線3に出力された書込データの記憶部16への書き込みを開始する。
【0088】
そして時刻t25において、制御信号がライト期間を示すHレベルからLレベルへ切り替えられると、記憶装置10Bでは、第2のエッジ検出手段32により立下がりエッジが検出され、第2のカウンタ34Aで立下がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(1)からリード期間の終了ではない判断すると(この場合、カウント値が2になるとリード期間を終了させる設定となっている)、引き続き記憶部16へのデータの書き込みを行う。
【0089】
そして、時刻t26において、制御信号がライト期間を示すHレベルからLレベルへ切り替えられると、記憶装置10Bでは、第2のエッジ検出手段32により立下がりエッジが検出され、第2のカウンタ34Aで立下がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(2)からライト期間の終了を判断すると、記憶部16への書込データの書き込みを終了するとともに、論理固定期間に入り、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始する。
【0090】
一方、CPU50Bでは、論理固定期間に入った後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻t27において、データ線3上で書込データと読出データとの衝突を回避するための対応期間に入る。
【0091】
制御信号が、時刻t26において切り替えられたLレベルの状態からHレベルに切り替えられた後、時刻t28において再度Lレベルへ切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10Bでは、第2のエッジ検出手段32により立下がりエッジが検出され、第2のカウンタ34Aで立下がりエッジがカウントされる。そして、該カウント値(3)からリード期間の開始を判断すると(この場合、カウント値が3になるとリード期間に入る設定となっている)、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50Bへ出力する読出データの読み出しを開始し、以下同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0092】
上記実施の形態(3)に係る記憶制御システム1Bによれば、リード期間においてリード期間終了のエッジと同じ論理切り替えを行うエッジ、又はライト期間においてライト期間終了のエッジと同じ論理切り替えを行うエッジが、第1のカウンタ33A又は第2のカウンタ34Aにより所定回数カウントさせた後、記憶部16内のデータを論理固定する制御を開始させることができ、前記所定回数を所定値に設定することによりエッジのカウントによる読み書き制御のバリエーションを増やすことができる。
【0093】
図6は、実施の形態(4)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図1に示した記憶制御システム1と同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明をここでは省略する。
【0094】
記憶制御システム1Cは、記憶装置10Cと、記憶装置10Cに対するデータの読み書きを制御することのできるCPU50Cとを含んで構成されている。記憶装置10CとCPU50Cとは、1本の制御信号線2とN本のデータ線3とを介して接続されており、記憶装置10Cには、これら信号線に対応する制御信号入力端子12とデータ入出力端子13とが設けられている。
【0095】
また、CPU50Cには、制御信号出力端子52とデータ入出力端子53とが設けられており、ライト期間をHレベル、リード期間をLレベルとした2値信号からなる制御信号を制御信号出力端子52から制御信号線2を介して記憶装置10Cの制御信号入力端子12に与えることができるようになっている。
【0096】
また、CPU50Cは、Hレベルの制御信号の出力に応じて、書込データをデータ入出力端子53からデータ線3を介して記憶装置10Cのデータ入出力端子13へ出力したり、Lレベルの制御信号の出力に応じて、記憶装置10Cから読み出された読出データをデータ線3を介してデータ入出力端子53から取り込むことができるようになっている。
【0097】
次に記憶装置10Cの構成について説明する。制御信号入力端子12には、制御信号入力ライン15を介して制御部30Bが接続されている。制御部30Bは、制御信号における切り替えエッジの立上がりを検出する第1のエッジ検出手段31と、第1のエッジ検出手段31からの立上りエッジの検出信号を受けて、記憶部16への書込データの書き込みを行うタイミングを計るための所定時間を計時するタイマ36とを含んで構成されており、タイマ36により前記所定時間が計時されると、記憶部16へデータの書き込みを許可する信号を出力し、書込データが記憶部16へ書き込まれるようになっている。また、制御信号入力ライン15の分岐点Aからデータ出力バッファ17へは、Lレベルの読出制御信号が出力されるようになっており、Lレベルを出力することによりゲートを開いて、記憶部16のデータを読み出すことができるようになっている。
【0098】
次に、実施の形態(4)に係る記憶制御システム1Cにおける記憶装置10Cに対するデータの読み出し/書き込み動作を図7に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なおCPU50Cからは、リード期間をLレベル、ライト期間をHレベルとした2値信号からなる制御信号が出力されるようになっているものとする。
【0099】
時刻t31において、制御信号がHレベルからLレベルに切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10Cでは、Lレベルの信号を取り込み、リード期間の開始を判断すると、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50Cへ出力する読出データの読み出しを開始する。
【0100】
時刻t32において、制御信号がLレベルからHレベルに切り替えられると、ライト期間に入る。CPU50Cでは、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入っており、所定期間後の時刻t33に記憶装置10Cへ書込データが出力される。
【0101】
一方、記憶装置10Cでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、タイマ36による記憶部16へのデータの書き込みを行うタイミングを計るための所定時間の計時を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始し、所定時間後の時刻t34に、記憶部16内のデータの論理固定が解除され(すなわち、書込可能な状態にする)、データ線3に出力された書込データを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0102】
一方、CPU50Cでは、時刻t34後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻35tにおいて、データ線3上で書込データと読出データとの衝突を回避するための対応期間に入る。そして、時刻t36において、制御信号がHレベルからLレベルに切り替えられると、リード期間に入り、以下上記同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0103】
上記実施の形態(4)に係る記憶制御システム1Cによれば、タイマ36により所定時間が計時されるまでの期間、すなわち、データ入出力端子13がハイインピーダンス状態となる期間を含む所定期間は、タイマ36を利用して記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができる。したがって、前記制御信号を用いた1本の制御信号線2、制御信号入力ライン15によりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった記憶装置10Cの制御信号入力端子12、CPU50Cの制御信号出力端子52をそれぞれ1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0104】
図8は、実施の形態(5)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図6に示した記憶制御システム1Cと同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明をここでは省略する。
【0105】
実施の形態(5)に係る記憶制御システム1Dと実施の形態(4)に係る記憶制御システム1Cとの相違点は、実施の形態(4)に係る記憶制御システム1Cでは、LからHへの立ち上がりのエッジを検出した後に、所定時間をタイマ36により計時し、該所定時間後に、記憶部16へのデータの書き込みを行う、すなわち、ライト期間に1度だけ書込データの書き込みが行われるようになっているのに対し、実施の形態(5)に係る記憶制御システム1Dでは、LからHへの立ち上がりのエッジを検出した後、リングタイマ37により所定時間を所定回数(n回)繰り返し計時し、該所定時間毎に、記憶部16へのデータの書き込みを行う、すなわち、ライト期間にn回データの書き込みが行えるようになっている点である。
【0106】
次に、実施の形態(5)に係る記憶制御システム1Dにおける記憶装置10Dに対するデータの読み出し/書き込み動作を図9に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なお、CPU50Dからは、リード期間をLレベル、ライト期間をHレベルとした2値信号からなる制御信号が出力されるようになっているものとする。
【0107】
時刻t41において、制御信号がHレベルからLレベルに切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10Dでは、Lレベルの信号を取り込み、リード期間の開始を判断すると、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50Dへ出力する読出データの読み出しを開始する。
【0108】
時刻t42において、制御信号がLレベルからHレベルに切り替えられると、ライト期間に入る。CPU50Dでは、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入っており、所定期間後の時刻t43に記憶装置10Dへ書込データAが出力される。
【0109】
一方、記憶装置10Dでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、リングタイマ37による所定時間の計時を繰り返し(この場合2回)行う処理を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始し、1回目の所定時間後の時刻t44に、記憶部16内のデータの論理固定が解除され(すなわち、書込可能な状態にする)、データ線3に出力された書込データAを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0110】
一方、CPU50Dでは、時刻t44後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻t45に記憶装置10Dへ書込データBが出力される。そして記憶装置10Dでは、2回目の所定時間後の時刻t46に、記憶部16内のデータの論理固定を解除して、データ線3に出力された書込データBを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0111】
そして、時刻t47において、制御信号がHレベルからLレベルに切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10Dでは、Lレベルの信号を取り込み、リード期間の開始を判断すると、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、直前のライト期間の最後に書き込まれた書込データBを記憶部16からCPU50Dへ出力する読出データBとして読み出す処理を行い、以下上記同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0112】
上記実施の形態(5)に係る記憶制御システム1Dによれば、前記制御信号を用いた1本の制御信号線2、制御信号入力ライン15によりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった記憶装置10Dの制御信号入力端子12、CPU50Dの制御信号出力端子52を1つにすることができ、端子数を削減することができる。また、リングタイマ37により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができるとともに、1回の書き込み期間に所定回数繰り返しデータの入力を行うことができ、例えば、入力されたデータに誤りがあった場合などでも、正しいデータをすぐに入力することができる。
【0113】
図10は、実施の形態(6)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図8に示した記憶制御システム1Dと同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明をここでは省略する。
【0114】
実施の形態(5)に係る記憶制御システム1Dでは、ライト期間にn回データの書き込みを行い、次のリード期間において、直前のライト期間の最後に書き込まれた(n回目の)書込データを記憶部16からCPU50Dへ出力する読出データとして読み出す処理を行うようになっているのに対して、実施の形態(6)に係る記憶制御システム1Eでは、LからHへの立ち上がりのエッジを第1のエッジ検出手段31で検出した後、一定時間を第1のリングタイマ37により所定回数(n回)繰り返しカウントし、該一定時間毎に、記憶部16へのデータの書き込みを行う。ここまでは実施の形態(5)と同じであるが、実施の形態(6)では、その後、HからLへの立ち下がりのエッジを第2のエッジ検出手段32で検出した後、一定時間を第2のリングタイマ38により所定回数(n回)繰り返しカウントし、該一定時間毎に、記憶部16からデータの読み出しを行う、すなわち、リード期間にもn回データの読み出しが行われるようになっている点が相違している。
【0115】
次に、実施の形態(6)に係る記憶制御システム1Eにおける記憶装置10Eに対するデータの読み出し/書き込み動作を図11に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なお、CPU50Eからは、リード期間をLレベル、ライト期間をHレベルとした2値信号からなる制御信号が出力されるようになっているものとする。
【0116】
時刻t51において、制御信号がLレベルからHレベルに切り替えられると、ライト期間に入る。CPU50Eでは、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入っており、所定期間後の時刻t52に記憶装置10Eへ書込データAが出力される。
【0117】
一方、記憶装置10Eでは、第1のエッジ検出手段31により立上がりエッジが検出され、第1のリングタイマ37による所定時間の計時を繰り返し(この場合2回)行う処理を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始し、1回目の所定時間後の時刻t53に、記憶部16内のデータの論理固定が解除され(すなわち、書込可能な状態にする)、データ線に出力された書込データAを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0118】
一方、CPU50Eでは、時刻t53後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻t54に記憶装置10Eへ書込データBが出力される。そして記憶装置10Eでは、2回目の所定時間後の時刻t55に、記憶部16内のデータの論理固定を解除して、データ線3に出力された書込データBを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0119】
そして、時刻t56において、制御信号がHレベルからLレベルに切り替えられると、リード期間に入る。記憶装置10Eでは、第2のエッジ検出手段32により立下がりエッジが検出され、第2のリングタイマ38による所定時間の計時を繰り返し(この場合2回)行う処理を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、1回目の所定時間が経過する時刻t57までの間に書込データAを記憶部16からCPU50Eへ出力する読出データAとして読み出す処理を行い、さらに時刻t57後、2回目の所定時間が経過する時刻t58までの間に書込データBを記憶部16からCPU50Eへ出力する読出データBとして読み出す処理を行う。そして、時刻t59において、制御信号がLレベルからHレベルに切り替えられると、ライト期間に入り、以下上記同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0120】
上記実施の形態(6)に係る記憶制御システム1Eによれば、制御信号を用いた1本の制御信号線2、制御信号入力ライン15によりデータの読み書きの制御を行うことができ、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった記憶装置10Eの制御信号入力端子12、CPU50Eの制御信号出力端子52をそれぞれ1つにすることができ、端子数を削減することができる。
【0121】
また、第1のリングタイマ37により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができるとともに、1回のライト期間に所定回数繰り返しデータの書き込みを行うことができる。また第2のリングタイマ38により計時される前記所定時間毎にデータを読み出すことができ、記憶部16に入力されたデータの内容をCPU50Eにすべて把握させることが可能になる。
【0122】
図12は、実施の形態(7)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図1に示した記憶制御システム1と同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明をここでは省略する。
【0123】
記憶制御システム1Fは、記憶装置10Fと、記憶装置10Fに対してデータの入出力を行うことのできるCPU50Fとを含んで構成されている。
記憶装置10FとCPU50Fとは、N本のデータ線3を介して接続されており、記憶装置10F、CPU50Fには、データ線3に対応するデータ入出力端子13、33が設けられている。
【0124】
記憶装置10Fは、データを格納する記憶部16と、CPU50Fから出力されたデータの書き込みと、記憶部16に格納されたデータの読み出しとを制御する制御部30Eとを含んで構成されている。
【0125】
制御部30Eは、データの書き込みや読み出しを行うために予め設定された所定時間を繰り返し計時するリングタイマ39と、リングタイマ39による前記所定時間の計時毎にデータの書き込み制御又は読み込み制御への切り替えを行う制御切替手段40と、制御切替手段40による書き込み制御への切替後、記憶部16への書込データの書き込みを行うタイミングを計るための所定時間を計時するタイマ41とを含んで構成されている。制御部30Eでは、タイマ41による所定時間の計時後にCPU50Fからデータ線3へ与えられている書込データを記憶部16へ書き込む処理や、制御切替手段40による読み出し制御への切替後、記憶部16からデータを読み出す処理を行うようになっている。
【0126】
データ入出力端子13には、CPU50Fからのデータを取り込んだり、記憶部16から読み出したデータを出力するためのデータ入出力ライン18が接続されており、データ入出力ライン18は、分岐点Bからデータ入力ライン18aとデータ出力ライン18bとに分岐されて記憶部16に接続されている。データ入力ライン18aには、データ入力バッファ19が介装されており、データ入力バッファ19から出力されたデータが記憶部16へ書き込まれるようになっている。また、データ出力ライン18bには、記憶部16から読み出されたデータをタイマ値に対応させて出力させるためのデータ出力バッファ17が介装されている。
【0127】
CPU50Fは、記憶装置10Fのリングタイマ39と同じタイミングで所定時間を計時するリングタイマ55と、リングタイマ55による所定時間の計時毎に書込データを記憶装置10Fへ供給する制御又は記憶装置10Fから読み出された読出データを読み込む制御を切り替える制御切替手段56とを含んで構成されており、制御切替手段56によるデータ供給制御への切替後、記憶装置10Fのタイマ41により計時される所定時間内に前記記憶装置10Fへ書込データを供給し、制御切替手段56によるデータ読み込み制御への切替後、記憶装置10Fからのデータを読み込む制御を行うようになっている。
【0128】
次に、実施の形態(7)に係る記憶制御システム1Fにおける記憶装置10Fに対するデータの読み出し/書き込み動作を図13に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なお、タイマ値は、リングタイマ39、55により計時されるタイマ値を示しており、リード期間はTに設定され、ライト期間はTに設定されており、CPU50Fと記憶装置10Fとの間で同期がとられているものとする。
【0129】
時刻t61において、リングタイマ39、55によるライト期間のタイマ値T2を計時し終わると、制御切替手段40、56によりライト期間からリード期間に制御が切り替えられる。そして、記憶部16では、リングタイマ39でリード期間のタイマ値Tの計時を開始し、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50Fへ出力する読出データの読み出しを開始する。
【0130】
リングタイマ39がタイマ値Tを計時した時刻t62において、制御切替手段40、56によりリード期間からライト期間への制御に切り替えられる。CPU50Fは、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入っており、所定期間後の時刻t63に記憶装置10Fへ書込データが出力される。
【0131】
一方、記憶装置10Fでは、リングタイマ39によるライト期間のタイマ値Tの計時を開始する。また、タイマ41による記憶部16へのデータの書き込みを行うタイミングを計るための所定時間の計時を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始し、所定時間後の時刻t64に、記憶部16内のデータの論理固定が解除され(すなわち、書込可能な状態にする)、データ線に出力された書込データを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0132】
一方、CPU50Fでは、時刻t64後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻t65においてデータ線3上で書込データと読出データとの衝突を回避するための対応期間に入る。
【0133】
そして時刻t66において、リングタイマ39、55によるライト期間のタイマ値Tを計時し終わると、制御切替手段40、55によりライト期間からリード期間に制御が切り替えられ、以下上記同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0134】
上記実施の形態(7)に係る記憶制御システム1Fによれば、制御部30Eが、リングタイマ39と制御切替手段40とにより、ライト期間とリード期間との計時毎に、データの書き込み制御と読み出し制御とを切り替えるとともに、タイマ41により前記所定時間が計時されるまでの期間、すなわち、データ入出力端子13がハイインピーダンス状態となる期間を含む所定期間は、記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができる。また、CPU50Fから制御信号を取り込む制御信号ラインが必要なくなり、制御信号の入力端子が必要なくなる。したがって、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号の入力端子をなくすことができ、端子数を2本削減することができる。
【0135】
図14は、実施の形態(8)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図12に示した記憶制御システム1Fと同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明をここでは省略する。
【0136】
実施の形態(8)に係る記憶制御システム1Gと実施の形態(7)に係る記憶制御システム1Fとが相違する点は、実施の形態(7)に係る記憶制御システム1Fでは、制御切替手段40によりリード期間からライト期間への制御に切り替えられた後、所定時間をタイマ41により計時し、該所定時間後に、記憶部16へのデータの書き込みを行う、すなわち、ライト期間に1度だけ書込データの書き込みが行われるようになっているのに対し、実施の形態(8)に係る記憶制御システム1Gでは、制御切替手段40によりリード期間からライト期間への制御に切り替えられた後、リングタイマ42により所定時間を所定回数(n回)繰り返し計時して、該所定時間毎に、記憶部16へのデータの書き込みを行う、すなわち、ライト期間にn回データの書き込みが行えるようになっている点である。
【0137】
また、実施の形態(7)に係る記憶制御システム1Fにおける記憶装置10F及びCPU50Fのリングタイマ39、55による計時時間は、予め設定されたもので変更することができないようになっているが、実施の形態(8)に係る記憶制御システム1Gでは、記憶装置10G、CPU50Gのリングタイマ39、55による計時時間(タイマ値)を、タイマ値変更手段43、57を介して設計変更することができるようになっている。タイマ値変更手段43、57としては、外部からタイマ値設定用の電圧値を取り込んで、外部電圧によりタイマ値を変化させる回路(コンパレータやA/D変換器等が組み込まれた回路)を組み込むようにすれば良い。
【0138】
次に、実施の形態(8)に係る記憶制御システム1Gにおける記憶装置10Gに対するデータの読み出し/書き込み動作を図15に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なおタイマ値は、リングタイマ39、55により計時されるタイマ値を示しており、リード期間はTに設定され、ライト期間はTに設定されており、CPU50Gと記憶装置10Gとの間で同期がとられているものとする。
【0139】
時刻t61において、リングタイマ39、55によるライト期間のタイマ値Tを計時し終わると、制御切替手段40、56によりライト期間からリード期間に制御が切り替えられる。そして、記憶装置10Gでは、リングタイマ39でリード期間のタイマ値Tの計時を開始し、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、記憶部16からCPU50Gへ出力する読出データの読み出しを開始する。
【0140】
リングタイマ39、55がタイマ値Tを計時した時刻t62において、制御切替手段40、56によりリード期間からライト期間への制御に切り替えられる。CPU50Gは、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入っており、所定期間後の時刻t63に記憶装置10Gへ書込データAが出力される。
【0141】
一方、記憶装置10Gでは、リングタイマ39によるライト期間のタイマ値Tの計時を開始する。また、リングタイマ42による記憶部16へのデータの書き込みを行うタイミングを計るための所定時間の計時を繰り返し(この場合2回)行う処理を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始し、1回目の所定時間後の時刻t64に、記憶部16内のデータの論理固定が解除され(すなわち、書込可能な状態にする)、データ線3に出力された書込データAを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0142】
一方、CPU50Gでは、時刻t64後も、所定期間、書込データAをホールドし、その後、時刻t65に記憶装置10Gへ書込データBが出力される。そして記憶装置10Gでは、2回目の所定時間後の時刻t66に、記憶部16内のデータの論理固定を解除して、データ線3に与えられた書込データBを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0143】
そして時刻t67において、リングタイマ39、55によるライト期間のタイマ値Tを計時し終わると、制御切替手段40、56によりライト期間からリード期間に制御が切り替えられる。そして、記憶装置10Gでは、リングタイマ39でリード期間のタイマ値Tの計時を開始し、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、直前のライト期間の最後に書き込まれた書込データBを記憶部16からCPU50Gへ出力する読出データとして読み出す処理を行い、以下上記同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0144】
上記実施の形態(8)に係る記憶制御システム1Gによれば、CPU50Gから制御信号を取り込む制御信号線、制御信号入力ラインが必要なくなり、記憶装置10Gの制御信号入力端子、CPU50Gの制御信号出力端子が必要なくなる。したがって、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった記憶装置10Gの制御信号入力端子、CPU50Gの制御信号出力端子をなくすことができ、端子数を2本削減することができる。また、リングタイマ42により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができるとともに、1回のライト期間に所定回数繰り返しデータの入力を行うことができ、例えば、入力されたデータに誤りがあった場合などでも、正しいデータをすぐに入力することができる。
【0145】
また、タイマ値変更手段43、57を設けることにより、リングタイマ39、55により計時されるライト期間、及び/又はリード期間を変更することができ、制御に合わせた任意のライト期間、及び/又はリード期間を設定することができる。
【0146】
図16は、実施の形態(9)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し図14に示した記憶制御システム1Gと同一機能を有する構成部品には同一符号を付して、その説明をここでは省略する。
【0147】
実施の形態(8)に係る記憶制御システム1Gでは、ライト期間にn回データの書き込みを行い、次のリード期間において、直前のライト期間の最後に書き込まれた(n回目)書込データを記憶部16からCPU50Gへ出力する読出データとして読み出す処理を行うようになっているのに対して、実施の形態(9)に係る記憶制御システム1Hでは、制御切替手段40によりリード期間からライト期間への制御に切り替えた後、一定時間を第1のリングタイマ42により所定回数(n回)繰り返しカウントし、該一定時間毎に、記憶部16へのデータの書き込みを行う。ここまでは実施の形態(8)と同じであるが、実施の形態(9)では、その後、制御切替手段40によりライト期間からリード期間への制御に切り替えた後、一定時間を第2のリングタイマ43により所定回数(n回)繰り返しカウントし、該一定時間毎に、記憶部16からデータの読み出しを行う、すなわち、リード期間にもn回データの読み出しが行われるようになっている点が相違している。
【0148】
次に、実施の形態(9)に係る記憶制御システム1Hにおける記憶装置10Hに対するデータの読み出し/書き込み動作を図17に示したタイミングチャートに基づいて説明する。なおタイマ値は、リングタイマ39、55により計時されるタイマ値を示しており、リード期間はTに設定され、ライト期間はTに設定されており、CPU50Hと記憶装置10Hとの間で同期がとられているものとする。
【0149】
リングタイマ39、55がタイマ値Tを計時した時刻t71において、制御切替手段40、56によりリード期間からライト期間への制御に切り替えられる。CPU50Hは、データ線3上での読出データと書込データとの衝突を回避するための対応期間に入っており、所定期間後の時刻t72に記憶装置10Hへ書込データAが出力される。
【0150】
一方、記憶装置10Hでは、リングタイマ39によるライト期間のタイマ値Tの計時を開始する。また、第1のリングタイマ42による記憶部16へのデータの書き込みを行うタイミングを計るための所定時間の計時を繰り返し(この場合2回)行う処理を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定(ラッチ)を開始し、1回目の所定時間後の時刻t73に、記憶部16内のデータの論理固定が解除され(すなわち、書込可能な状態にする)、データ線3に出力された書込データAを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0151】
一方、CPU50Hでは、時刻t73後も、所定期間、書込データをホールドし、その後、時刻t74に記憶装置10Hへ書込データBが出力される。そして記憶装置10Hでは、2回目の所定時間後の時刻t75に、記憶部16内のデータの論理固定を解除して、データ線3に与えられた書込データBを記憶部16に書き込み、再度、記憶部16内のデータの論理固定を開始する。
【0152】
そして時刻t76において、リングタイマ39、55によるライト期間のタイマ値Tを計時し終わると、制御切替手段40、56によりライト期間からリード期間に制御が切り替えられる。そして、記憶装置10Hでは、リングタイマ39でリード期間のタイマ値Tの計時を開始し、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、第2のリングタイマ43による所定時間の計時を繰り返し(この場合2回)行う処理を開始するとともに、記憶部16内のデータの論理固定を行ったまま、1回目の所定時間が経過する時刻t77までの間に書込データAを記憶部16からCPU50Hへ出力する読出データAとして読み出す処理を行い、さらに時刻t77後、2回目の所定時間が経過する時刻t78までの間に書込データBを記憶部16からCPU50Hへ出力する読出データBとして読み出す処理を行う。
【0153】
そして、時刻t79において、リングタイマ39、55によるリード期間のタイマ値Tを計時し終わると、制御切替手段40、56によりリード期間からライト期間への制御に切り替えられ、以下上記同様にして読み出し/書き込み動作が繰り返されるようになっている。
【0154】
上記実施の形態(9)に係る記憶制御システム1Hによれば、CPU50Hから制御信号を取り込む制御信号線、制御信号入力ラインが必要なくなり、記憶装置10Hにおける制御信号入力端子、CPU50Hにおける制御信号出力端子が必要なくなる。したがって、従来、書き込み用と読み出し用との2つ必要であった制御信号入力端子、制御信号出力端子をなくすことができ、端子数を2本削減することができる。また、第1のリングタイマ42により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、記憶部16内のデータの論理固定を行うことができ、誤ったデータが入力されるのを防ぐことができ、さらに1回のライト期間に所定回数繰り返しデータの入力を行うことができるとともに、第2のリングタイマ43により計時される前記所定時間毎に前記データを読み出すことができ、記憶部16に入力されたデータの内容をCPU50Hにすべて把握させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る記憶装置が採用された記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図3】実施の形態(2)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図4】実施の形態(2)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図5】実施の形態(3)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図6】実施の形態(4)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図7】実施の形態(4)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図8】実施の形態(5)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図9】実施の形態(5)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図10】実施の形態(6)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図11】実施の形態(6)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図12】実施の形態(7)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図13】実施の形態(7)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図14】実施の形態(8)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図15】実施の形態(8)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図16】実施の形態(9)に係る記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図17】実施の形態(9)に係る記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図18】従来の記憶制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図19】従来の記憶制御システムにおける記憶装置に対するデータの読み出し/書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 記憶装置
13 データ入出力端子
15 制御信号入力ライン
16 記憶部
21 プルダウン抵抗

Claims (16)

  1. データを格納する記憶部を備え、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを行う記憶装置において、
    前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、
    前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、
    前記データの入出力端子がハイインピーダンス状態となる期間に前記記憶部へ所定の論理を入力し、前記記憶部に書き込まれたデータを保持させるための論理固定手段を備えていることを特徴とする記憶装置。
  2. 前記論理固定手段が、前記入出力端子と前記記憶部とを接続するラインに接続されたプルアップ抵抗又はプルダウン抵抗で構成されていることを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 前記記憶部へ書き込まれるデータが変化する際、該データのばらつき周期以上の周期を有する基準信号に基づいて前記データのばらつきをフィルタリングするフィルタ手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の記憶装置。
  4. データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、
    前記制御信号が、データの読み出し期間と書き込み期間との信号間に複数の切り替えエッジが含まれている2値信号からなり、
    前記制御手段が、
    前記切り替えエッジの立上がりと立下がりとを区別して検出するエッジ検出手段と、
    該エッジ検出手段により検出される前記切り替えエッジの立上がりと立下がりとの検出回数をそれぞれ区別してカウントするエッジカウント手段とを備え、
    該エッジカウント手段によりカウントされるエッジカウント数に基づいて、前記制御信号の切り替え内容を判断し、前記読み出し期間と前記書き込み期間との信号間は前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記書き込み期間は書き込み制御を行い、前記読み出し期間は読み出し制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  5. 前記エッジカウント手段が、
    前記読み出し期間において、データの読み出しを終了させるエッジと同じ論理切り替えを行う第1エッジと、前記書き込み期間において、データの書き込みを終了させるエッジと同じ論理切り替えを行う第2エッジとをカウントするものであり、
    前記制御手段が、
    前記エッジカウント手段により前記第1エッジ又は前記第2エッジが所定回数カウントされると、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を開始するものであることを特徴とする請求項4記載の記憶装置。
  6. データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、
    前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、
    前記制御手段が、
    前記制御信号におけるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替えと、データの書き込み期間から読み出し期間への切り替えとを検出する信号切替検出手段と、
    該信号切替検出手段による前記読み出し期間から書き込み期間への切り替え検出後、所定時間を計時する第1の計時手段とを備え、
    該第1の計時手段により前記所定時間が計時されるまでの期間、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第1の計時手段により前記所定時間が計時されると外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記信号切替検出手段により前記書き込み期間から読み出し期間への切り替えを検出すると、前記書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  7. データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、
    前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、
    前記制御手段が、
    前記制御信号におけるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替えと、データの書き込み期間から読み出し期間への切り替えとを検出する信号切替検出手段と、
    該信号切替検出手段による前記読み出し期間から書き込み期間への切り替え検出時から所定時間を所定回数繰り返し計時する第2の計時手段とを備え、
    該第2の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第2の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記信号切替検出手段により前記書き込み期間から読み出し期間への切り替えを検出すると、最後に書き込まれた書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  8. データを格納する記憶部と、データの読み書きを行うための制御信号を外部から取り込み、該制御信号に基づいて、前記記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御信号を取り込むための制御信号ラインが1本で構成され、
    前記制御信号が、2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせるものであり、
    前記制御手段が、
    前記制御信号におけるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替えと、データの書き込み期間から読み出し期間への切り替えとを検出する信号切替検出手段と、
    該信号切替検出手段によるデータの読み出し期間から書き込み期間への切り替え検出時から所定時間を所定回数繰り返し計時する第2の計時手段と、
    前記信号切替検出手段によるデータの書き込み期間から読み出し期間への切り替え検出時から所定時間を所定回数繰り返し計時する第3の計時手段とを備え、
    前記第2の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第2の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記信号切替検出手段により前記書き込み期間から読み出し期間への切り替えを検出すると、前記第3の計時手段により計時される前記所定時間毎に前記データを読み出す制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  9. データを格納する記憶部と、該記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御手段が、
    予め設定されたデータの書き込み期間と読み出し期間とを繰り返し計時する第4の計時手段と、
    該第4の計時手段による前記書き込み期間と読み出し期間との計時毎にデータの書き込み制御又は読み出し制御への切り替えを行う制御切替手段と、
    該制御切替手段による前記書き込み制御への切替後、所定時間を計時する第5の計時手段とを備え、
    該第5の計時手段により前記所定時間が計時されるまで、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第5の計時手段により前記所定時間を計時すると外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記制御切替手段による前記読み出し制御への切替後、前記書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  10. データを格納する記憶部と、該記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御手段が、
    予め設定されたデータの書き込み期間と読み出し期間とを繰り返し計時する第4の計時手段と、
    該第4の計時手段による前記書き込み期間と読み出し期間との計時毎にデータの書き込み制御又は読み出し制御への切り替えを行う制御切替手段と、
    該制御切替手段による前記書き込み制御への切替後、所定時間を所定回数繰り返し計時する第6の計時手段とを備え、
    該第6の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第6の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記制御切替手段による前記読み出し制御への切替後、最後に書き込まれた書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  11. データが格納される記憶部と、該記憶部へのデータの書き込みと前記記憶部に格納されたデータの読み出しとを制御する制御手段とを備えた記憶装置において、
    前記制御手段が、
    予め設定されたデータの書き込み期間と読み出し期間とを繰り返し計時する第4の計時手段と、
    該第4の計時手段による前記書き込み期間と読み出し期間との計時毎にデータの書き込み制御又は読み出し制御への切り替えを行う制御切替手段と、
    該制御切替手段による前記書き込み制御への切替後、所定時間を所定回数繰り返し計時する第6の計時手段と、
    前記制御切替手段による前記読み出し制御への切替後、所定時間を所定回数繰り返し計時する第7の計時手段とを備え、
    前記第6の計時手段により前記所定時間が繰り返し計時される期間毎に、前記記憶部内のデータを論理固定する制御を行う一方、前記第6の計時手段による前記所定時間の計時毎に外部からの書込データを前記記憶部へ書き込み、前記第7の計時手段により計時される前記所定時間毎に前記書込データを読み出す制御を行うものであることを特徴とする記憶装置。
  12. 前記第4の計時手段により計時される前記書き込み期間、及び/又は前記読み出し期間を変更する期間変更手段を備えていることを特徴とする請求項9〜11のいずれかの項に記載の記憶装置。
  13. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の記憶装置と、
    該記憶装置に対して、1つの制御信号出力端子から2値信号の2つの状態でデータの書き込みと読み出しとを行わせる制御信号を出力し、該制御信号に基づいて、前記記憶装置への書込データの出力や前記記憶装置から読出データの取り込みを行う外部制御手段とを含んで構成されていることを特徴とする記憶制御システム。
  14. 請求項4又は請求項5記載の記憶装置と、
    該記憶装置に対して、1つの制御信号出力端子から2値信号の切り替えエッジを検出させることによってデータの読み書きの制御を行わせる制御信号を出力し、該制御信号に基づいて、前記記憶装置への書込データの出力や前記記憶装置から読出データの取り込みを行う外部制御手段とを含んで構成されていることを特徴とする記憶制御システム。
  15. 請求項6〜8のいずれかの項に記載の記憶装置と、
    該記憶装置に対して、1つの制御信号出力端子から2値信号の切り替えエッジを検出させることによってデータの読み書きの制御を行わせる制御信号を出力し、該制御信号に基づいて、前記記憶装置への書込データの出力や前記記憶装置から読出データの取り込みを行う外部制御手段とを含んで構成されていることを特徴とする記憶制御システム。
  16. 請求項9〜12のいずれかの項に記載の記憶装置と、
    外部制御手段と含んで構成され、
    該外部制御手段が、
    前記記憶装置の前記第4の計時手段と同じタイミングで前記書き込み期間と前記読み出し期間とを繰り返し計時する第8の計時手段と、
    該第8の計時手段による前記書き込み期間と前記読み出し期間との計時毎に前記記憶装置への書込データの出力制御と前記記憶装置から読出データの取込制御とを切り替える外部制御切替手段とを備え、
    該外部制御切替手段による書込データの出力制御への切替後、前記記憶装置の前記第5の計時手段、又は前記第6の計時手段により計時される前記所定時間内に前記記憶装置へ書込データを出力する制御と、前記外部制御切替手段による読出データの取込制御への切替後、前記記憶装置から読出データを取り込む制御とを行うものであることを特徴とする記憶制御システム。
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