JP3631672B2 - テスト回路を備える集積回路及びそのテスト方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路のテストの分野に関し、特に、1クロック周期内にてテストサンプルを得るタイミングを制御する、集積回路内のテスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
集積回路は、製造上の欠陥や性能上の問題点を見つけるためにテストされる。テストはしばしば、その集積回路内に設けられたテスト回路を使用して行われる。テスト回路は、集積回路内の信号をサンプリングして、これらのテストサンプルを、分析のために外部のテストシステムに提供する。集積回路のテストについては、IEEE規格1149.1(IEEE standard 1149.1)に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
いくつかのテスト回路では、記憶素子(記憶要素)の中の値をスキャンしてテストサンプルを提供するが、残念ながら、このスキャン処理の実行のために集積回路の動作は停止され、且つ、スキャン処理によって記憶素子内の値が破壊される。集積回路をスキャン処理の直前の状態に戻すためには、集積回路はリセットされ、中断点に達するまで、前と同じ動作を行わなければならない。スキャン処理およびリセット処理の実行には、どちらも時間がかかる。加えて、このスキャン処理では、記憶素子内の静的な値が得られるに過ぎず、到着の遅延やグリッチのような時間変化する信号の問題を示すことはできない。
【0004】
別のテスト回路では、動作中の記憶素子からの出力を受動的に受け取る冗長記憶素子を使用する。そのようなテスト回路の一例が米国特許第5,530,706号に説明されており、その記載内容を、参照によって本明細書に組み込む。これらのテスト回路のうちのいくつかは、クロックを使用して出力をサンプリングする。他のテスト回路では、クロック周期のエッジにおけるパルスを使用して、出力をサンプリングする。しかし、残念ながら、出力は、クロック周期に対して同じタイミングで、連続的にサンプリングされる。サンプリング時間中に動的な制御ができないために、到着の遅延やグリッチのような時間変化する信号の問題の特定が困難になっている。
【0005】
いくつかのテスト回路では、トリガ回路を使用してテストを開始する。そのようなトリガ回路の一例が米国特許第5,867,644号に記載されており、その記載内容を、参照により本明細書に組み込む。残念ながら、これらのテストシステムもまた1クロックパルス内でサンプリングタイミングを動的にコントロールすることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クロック周期内の選択されたタイミングでターゲット信号をサンプリングするテスト回路を用いて、上記の問題を解決する。クロック周期内でタイミングをサンプリングする能力により、信号遅延やグリッチのような時間変化する問題の特徴を明らかにするテストの実施が容易になる。従って、このテスト回路により、集積回路の速度およびシステムの内部動作(または、システム間動作)についての進んだテストが可能になる。
【0007】
集積回路は、ターゲット回路およびテスト回路を備える。ターゲット回路は、クロック信号を使用して、集積回路内においてターゲット信号を転送する。テスト回路は、クロック信号のクロック周期内の複数の可能なタイミングから選択されたタイミングで、このターゲット信号をサンプリングする。テスト回路は、その選択されたタイミングを示すテスト信号に応答して、ターゲット信号をサンプリングする。
【0008】
本発明の様々な実施形態では、選択されたタイミングは、クロック信号におけるあるタイミングポイントから遅延されたものである。テスト回路は、その遅延後にパルスを生成し、そのパルスに応答して、ターゲット信号をサンプリングする。本発明の様々な実施形態では、テスト回路は、トリガに応答してターゲット信号をサンプリングする。テスト回路は、集積回路からの内部信号をトリガ条件と比較し、内部信号がトリガ条件にマッチすると、トリガ信号を生成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
[集積回路の構成および動作−図1及び図2]
図1は、集積回路100の構成を示すブロック図である。この集積回路100は、ターゲット回路102とテスト回路104とを有している。ターゲット回路102は、ターゲット信号103を転送する。ターゲット信号103は、テストされる任意の信号である。集積回路100は、単一の集積回路チップであっても、1セットのチップであってもよい。
【0010】
ターゲット回路102は、クロック信号101を使用して、ターゲット信号103を転送する。テスト回路104は、クロック信号101、ターゲット信号103、およびテスト信号105を受け取る。テスト信号105は、クロック信号101の1クロック周期内の選択されたタイミングを示す。様々なタイミングの選択が可能である。テスト信号105に応答して、テスト回路104は、選択されたタイミングでターゲット信号103をサンプリングして、テストサンプルを取得する。テスト回路103は、このテストサンプルを示すテスト信号107を生成する。
【0011】
図2は、集積回路100の動作を示すタイミング図である。ターゲット信号103とクロック信号101のクロック周期とが、時間軸上に時間的に同期して示されている。クロック周期内に、4つの可能なタイミングT1、T2、T3、およびT4が示されている。テスト回路104は、テスト信号105によって示される選択されたタイミングで、ターゲット信号103をサンプリングする。テスト信号105がT2を示すと、テスト回路104はタイミングT2でターゲット信号103をサンプリングして、テストサンプルを取得する。都合のよいことに、テスト回路104は、クロック周期内の制御可能なウインドウにおいて、テストサンプルを取得する。さまざまなサンプリングタイミングを選択することによって、到達遅延(T1)およびグリッチ(T2)のような種々の特性に関して、ターゲット信号103を分析することができる。
【0012】
図1および図2は、本発明の一実施形態を当業者に対して示したものであり、明瞭にするために、従来の構成要素のいくつかを省略して単純化している。当業者には、本発明の範囲において、可能なサンプリングタイミングの数やタイミングの選択基準などをこの実施形態から変更可能であることが明らかであろう。
[プログラマブル遅延およびトリガ機能を有する集積回路−図3及び図4]
図3および図4は、本発明に従った集積回路の具体的な例を示す。当業者には、本発明の範囲において、この実施例について種々の変更を実施できることが明らかであろう。さらに、当業者には、以下に説明するさまざまな特徴を前述の実施形態に組み合わせて本発明の複数の変形態様を成し得ることも明らかであろう。
【0013】
図3に集積回路316を示す。集積回路316は、クロック318、パルス発生器320、ラッチ322、およびテスト回路324を備えている。テスト回路324は、ラッチ326、テストポート328、シフトレジスタ330、シフトレジスタ332、遅延回路334、トリガ回路336、およびパルス発生器338を備えている。ラッチ326は、典型的にはシフトレジスタ330内に組み込まれるが、明瞭化のために外部に示している。これらの構成要素はすべて、従来のものを用いることができる。
【0014】
集積回路316は、非常に多数のラッチを使用して論理ブロック間で信号を転送し、テスト回路324は、非常に多数の他のラッチを使用して、これらの信号を非破壊的にサンプリングする。これらのサンプルを使用して、性能上の欠陥に関して集積回路316を分析する。ラッチ322および326は、これらのラッチの例である。
【0015】
クロック318は、クロック信号327を、パルス発生器320および遅延回路334に供給する。クロック信号327のクロック周期のエッジで、パルス発生器320は、パルスをパルス信号329としてラッチ322に供給する。パルスに応答して、ラッチ322は、入力信号323に基づいて新しい値を記憶し、この記憶した値を出力信号325として出力する。ラッチ322は、次のパルスまで、この記憶した値を維持する。
【0016】
テストポート328は、集積回路316の外部にあるテストシステムと、テスト信号335を交換する。このテスト信号335は、遅延、トリガ条件、および入力/出力信号の選択を示すテスト情報を含む。テストポート328は、このテスト情報をシフトレジスタ330に転送する。シフトレジスタ330の例は、米国特許第5,530,706号に記載されている。シフトレジスタ330は、遅延を指定する遅延信号345を、遅延回路334に供給する。シフトレジスタ330は、トリガ条件を指定するトリガ信号347を、トリガ回路334に供給する。シフトレジスタ330は、入力/出力信号の選択を示すラッチ信号357を、ラッチ326に供給する。
【0017】
シフトレジスタ330は、テストサンプルを示すテスト信号359を、ラッチ326から受け取る。シフトレジスタ330は、テストサンプルを、他のラッチからも受け取る。シフトレジスタ330は、テストサンプルを示すテスト信号339を、テストポート328に供給する。テストポート328は、テストサンプルをテスト信号335として、外部のテストシステムに供給する。
【0018】
遅延回路334は、クロック信号327を受け取り、遅延信号345で指定されたプログラムされた遅延に基づいて、遅延させる。この遅延はデジタル的に指定されており、正確なサンプリングタイミングを選択できるように高分解能である。遅延回路334は、遅延されたクロック信号351をパルス発生器338に転送する。
【0019】
トリガ回路336は、内部信号349を集積回路316から受け取る。この内部信号349は、バスからきてもメモリからきてもよく、命令を示すものであっても、状態を示すものであってもよい。トリガ回路336は、トリガ条件を内部信号349と比較し、これらがマッチ(一致、または、整合)していると、トリガ信号353をパルス発生器338に供給する。トリガ回路336の例は、米国特許第5,867,644号に記載されている。
【0020】
パルス発生器338は、遅延されたクロック信号351とトリガ信号353とに基づいて、パルス信号355としてパルスを生成し、ラッチ326に供給する。パルス信号355としてのパルスに応答して、ラッチ326は、入力/出力信号の選択に基づいて、入力信号323または出力信号325のいずれかの値を記憶する。この記憶された値がテストサンプルであり、テスト信号359として、シフトレジスタ330に供給される。
【0021】
テスト回路324を、オプションと共に構成することもできる。デフォルトのオプションは、零遅延を用い、および/または、トリガが要件とされない。別のデフォルトのオプションには、クロック信号327を使用してラッチ326を駆動し、出力信号325をサンプリングすることが含まれる。テストポート328、シフトレジスタ332、および関連するテスト信号331、333、335、341、および343を使用して、従来の方法でラッチ322をスキャンすることができる。これらのスキャンは破壊的なテストであって、集積回路316の動作を中断し、且つテスト後にリセットする必要がある。これらの破壊的なテストは、典型的には、製造欠陥を検出するために用いられる。
【0022】
図4に集積回路316の動作を示す。クロック信号327、パルス信号329、トリガ信号353、パルス信号355、および入力信号323が、時間軸上に時間的に同期して示されている。クロック信号327のクロック周期は、タイミングT1、T2、およびT3においてエッジを有している。パルス信号329は、タイミングT1、T2、およびT3において対応するパルスを有し、これらのパルスがラッチ322を駆動して、入力信号323からの値を記憶する。典型的には、記憶された値をラッチ326からシフトするために、T1とT2との間に、ある時間期間が必要となる。しかし、この時間期間は、明瞭化のために示していない。
【0023】
トリガ信号353は、T1の前にhigh(ハイ)になり、これによって、内部信号349がトリガ条件にマッチしたことを示す。トリガ信号353がhighになると、パルス信号355は、クロック周期のエッジから選択された遅延後に、パルスを有する。パルス信号355は、タイミングT1から選択された遅延D1の後に、第1クロック周期の中間にて第1のパルスを有する。パルス信号355は、タイミングT2から選択された遅延D2の後に、第2クロック周期の終了点の近傍に第2のパルスを有する。トリガ信号353がT2とT3との間でlow(ロー)になるので、第3のクロック周期の間にパルスはない。パルス信号355の第1および第2のパルスはラッチ326を駆動し、(入力信号が選択されているとすれば)入力信号323からのサンプル値S1およびS2を記憶する。遅延D2が、入力信号323内のグリッチを検出するサンプルS2をもたらしていることに留意されたい。
【0024】
集積回路316の動作中に、集積回路316内の数多くの信号を非破壊的にサンプリングすることができることに留意されたい。トリガ条件を指定することによって、サンプリングは、集積回路316内のイベントに応答して自動的に行われる。遅延を指定することによって、サンプリングは、クロック周期内の選択されたタイミングポイントで行われる。従って、本発明によれば、動作中の集積回路について、正確且つロバストなテストを行うことができる。
【0025】
当業者は、上記の実施形態の変形態様を実施することができようが、そのような変更も本発明の範囲内のものである。結局のところ、本発明は、上述の特定の実施形態および説明事項に限定されるものではなく、特許請求の範囲およびそれらの均等物によってのみ限定される。
【0026】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.ターゲット回路(102)を含む集積回路(100)であって、該ターゲット回路が、クロック信号(101)を使用して前記集積回路(100)内にターゲット信号(103)を転送するように構成されており、
前記クロック信号(101)のクロック周期内の複数の可能なタイミングの中から選択されたタイミングを示すテスト信号(105)に応答して、前記選択されたタイミングで、前記ターゲット信号(103)をサンプリングするように構成されたテスト回路(104)を備える集積回路(100)。
2.前記選択されたタイミングが、前記クロック信号(101)内のタイミングポイントからある時間遅延されたものである、上項1の集積回路(100)。
3.前記テスト回路(104)は、前記遅延された後にパルスを生成し、該パルスに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするように構成されている、上項2の集積回路(100)。
4.前記遅延がデジタル数として指定され、前記テスト回路(104)が前記テスト信号(105)を外部システムから受け取るように構成されている、上項2の集積回路(100)。
5.前記テスト回路(104)は、トリガに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするように構成されている、上項1の集積回路(100)。
6.前記テスト回路(104)は、トリガ条件を前記集積回路(100)からの他の信号と比較し、前記トリガ条件が前記他の信号とマッチした場合に、前記トリガを生成するように構成されている、上項5の集積回路(100)。
7.前記テスト信号(105)が、前記トリガ条件を示し、前記テスト回路(104)が、前記テスト信号(105)を外部システムから受け取るように構成されている、上項6の集積回路(100)。
8.前記ターゲット信号(103)は、前記ターゲット回路(102)内の記憶要素に対する入力であるか、または前記ターゲット回路(102)内の前記記憶要素からの出力であり、前記テスト回路(104)は、入力/出力の選択に応答して前記入力または前記出力のいずれかをサンプリングするように構成されている、上項1の集積回路(100)。
9.前記テスト信号(105)が、前記入力/出力の選択を示し、前記テスト回路(104)が、前記テスト信号(105)を外部システムから受け取るように構成されている、上項8の集積回路(100)。
10.前記テスト回路(104)が、前記ターゲット信号(103)を非破壊的にサンプリングして、そのサンプルを外部システムに転送するように構成されている、上項1の集積回路(100)。
11.クロック信号(101)を使用して集積回路(100)内にターゲット信号(103)を転送する、集積回路(100)の動作方法であって、
前記クロック信号(101)のクロック周期内の複数の可能なタイミングの中から選択されたタイミングを示すテスト信号(105)に応答して、前記選択されたタイミングで、前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップを含む、集積回路の動作方法。
12.前記選択されたタイミングは、前記クロック信号(101)内のタイミングポイントから遅延されたものである、上項11の方法。
13.前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、前記遅延の後にパルスを生成し、該パルスに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップを含む、上項12の方法。
14.前記遅延がデジタル数として指定されており、外部システムから前記集積回路(100)に前記テスト信号(105)を受け入れるステップをさらに含む、上項12の方法。
15.前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、トリガに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップを含む、上項11の方法。
16.トリガ条件を前記集積回路(100)からの他の信号と比較し、前記トリガ条件が前記他の信号とマッチした場合に、前記トリガを生成するステップを含む、上項15の方法。
17.前記テスト信号(105)が前記トリガ条件を示しており、前記テスト信号(105)を外部システムから前記集積回路(100)に受け入れるステップをさらに含む、上項16の方法。
18.前記ターゲット信号(103)は、前記ターゲット回路(102)内の記憶要素に対する入力であるか、または前記ターゲット回路(102)内の前記記憶要素からの出力であり、前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、入力/出力の選択に応答して前記入力または前記出力のいずれかをサンプリングするステップを含む、上項11の方法。
19.前記テスト信号(105)が前記入力/出力の選択を示すものであり、前記テスト信号(105)を外部システムから前記集積回路(100)に受け入れるステップをさらに含む、上項18の方法。
20.前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、前記ターゲット信号(103)を非破壊的にサンプリングするステップを含み、
そのサンプルを外部システムに転送するステップをさらに含む、上項11の方法。
【0027】
【発明の効果】
本発明のテスト回路によれば、トリガ条件及びサンプリング時間の遅延時間を動的に指定することができるので、遅延した信号やグリッチなどの時間変化する信号を容易に捕捉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における集積回路のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における集積回路の動作タイミングを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における、プログラマブル遅延およびトリガ機能を有する集積回路のブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態における、プログラマブル遅延およびトリガ機能を有する集積回路の動作タイミングを示すタイミング図である。
【符号の説明】
100 集積回路
101 クロック信号
102 ターゲット回路
103 ターゲット信号
104 テスト回路
105 テスト信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路のテストの分野に関し、特に、1クロック周期内にてテストサンプルを得るタイミングを制御する、集積回路内のテスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
集積回路は、製造上の欠陥や性能上の問題点を見つけるためにテストされる。テストはしばしば、その集積回路内に設けられたテスト回路を使用して行われる。テスト回路は、集積回路内の信号をサンプリングして、これらのテストサンプルを、分析のために外部のテストシステムに提供する。集積回路のテストについては、IEEE規格1149.1(IEEE standard 1149.1)に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
いくつかのテスト回路では、記憶素子(記憶要素)の中の値をスキャンしてテストサンプルを提供するが、残念ながら、このスキャン処理の実行のために集積回路の動作は停止され、且つ、スキャン処理によって記憶素子内の値が破壊される。集積回路をスキャン処理の直前の状態に戻すためには、集積回路はリセットされ、中断点に達するまで、前と同じ動作を行わなければならない。スキャン処理およびリセット処理の実行には、どちらも時間がかかる。加えて、このスキャン処理では、記憶素子内の静的な値が得られるに過ぎず、到着の遅延やグリッチのような時間変化する信号の問題を示すことはできない。
【0004】
別のテスト回路では、動作中の記憶素子からの出力を受動的に受け取る冗長記憶素子を使用する。そのようなテスト回路の一例が米国特許第5,530,706号に説明されており、その記載内容を、参照によって本明細書に組み込む。これらのテスト回路のうちのいくつかは、クロックを使用して出力をサンプリングする。他のテスト回路では、クロック周期のエッジにおけるパルスを使用して、出力をサンプリングする。しかし、残念ながら、出力は、クロック周期に対して同じタイミングで、連続的にサンプリングされる。サンプリング時間中に動的な制御ができないために、到着の遅延やグリッチのような時間変化する信号の問題の特定が困難になっている。
【0005】
いくつかのテスト回路では、トリガ回路を使用してテストを開始する。そのようなトリガ回路の一例が米国特許第5,867,644号に記載されており、その記載内容を、参照により本明細書に組み込む。残念ながら、これらのテストシステムもまた1クロックパルス内でサンプリングタイミングを動的にコントロールすることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クロック周期内の選択されたタイミングでターゲット信号をサンプリングするテスト回路を用いて、上記の問題を解決する。クロック周期内でタイミングをサンプリングする能力により、信号遅延やグリッチのような時間変化する問題の特徴を明らかにするテストの実施が容易になる。従って、このテスト回路により、集積回路の速度およびシステムの内部動作(または、システム間動作)についての進んだテストが可能になる。
【0007】
集積回路は、ターゲット回路およびテスト回路を備える。ターゲット回路は、クロック信号を使用して、集積回路内においてターゲット信号を転送する。テスト回路は、クロック信号のクロック周期内の複数の可能なタイミングから選択されたタイミングで、このターゲット信号をサンプリングする。テスト回路は、その選択されたタイミングを示すテスト信号に応答して、ターゲット信号をサンプリングする。
【0008】
本発明の様々な実施形態では、選択されたタイミングは、クロック信号におけるあるタイミングポイントから遅延されたものである。テスト回路は、その遅延後にパルスを生成し、そのパルスに応答して、ターゲット信号をサンプリングする。本発明の様々な実施形態では、テスト回路は、トリガに応答してターゲット信号をサンプリングする。テスト回路は、集積回路からの内部信号をトリガ条件と比較し、内部信号がトリガ条件にマッチすると、トリガ信号を生成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
[集積回路の構成および動作−図1及び図2]
図1は、集積回路100の構成を示すブロック図である。この集積回路100は、ターゲット回路102とテスト回路104とを有している。ターゲット回路102は、ターゲット信号103を転送する。ターゲット信号103は、テストされる任意の信号である。集積回路100は、単一の集積回路チップであっても、1セットのチップであってもよい。
【0010】
ターゲット回路102は、クロック信号101を使用して、ターゲット信号103を転送する。テスト回路104は、クロック信号101、ターゲット信号103、およびテスト信号105を受け取る。テスト信号105は、クロック信号101の1クロック周期内の選択されたタイミングを示す。様々なタイミングの選択が可能である。テスト信号105に応答して、テスト回路104は、選択されたタイミングでターゲット信号103をサンプリングして、テストサンプルを取得する。テスト回路103は、このテストサンプルを示すテスト信号107を生成する。
【0011】
図2は、集積回路100の動作を示すタイミング図である。ターゲット信号103とクロック信号101のクロック周期とが、時間軸上に時間的に同期して示されている。クロック周期内に、4つの可能なタイミングT1、T2、T3、およびT4が示されている。テスト回路104は、テスト信号105によって示される選択されたタイミングで、ターゲット信号103をサンプリングする。テスト信号105がT2を示すと、テスト回路104はタイミングT2でターゲット信号103をサンプリングして、テストサンプルを取得する。都合のよいことに、テスト回路104は、クロック周期内の制御可能なウインドウにおいて、テストサンプルを取得する。さまざまなサンプリングタイミングを選択することによって、到達遅延(T1)およびグリッチ(T2)のような種々の特性に関して、ターゲット信号103を分析することができる。
【0012】
図1および図2は、本発明の一実施形態を当業者に対して示したものであり、明瞭にするために、従来の構成要素のいくつかを省略して単純化している。当業者には、本発明の範囲において、可能なサンプリングタイミングの数やタイミングの選択基準などをこの実施形態から変更可能であることが明らかであろう。
[プログラマブル遅延およびトリガ機能を有する集積回路−図3及び図4]
図3および図4は、本発明に従った集積回路の具体的な例を示す。当業者には、本発明の範囲において、この実施例について種々の変更を実施できることが明らかであろう。さらに、当業者には、以下に説明するさまざまな特徴を前述の実施形態に組み合わせて本発明の複数の変形態様を成し得ることも明らかであろう。
【0013】
図3に集積回路316を示す。集積回路316は、クロック318、パルス発生器320、ラッチ322、およびテスト回路324を備えている。テスト回路324は、ラッチ326、テストポート328、シフトレジスタ330、シフトレジスタ332、遅延回路334、トリガ回路336、およびパルス発生器338を備えている。ラッチ326は、典型的にはシフトレジスタ330内に組み込まれるが、明瞭化のために外部に示している。これらの構成要素はすべて、従来のものを用いることができる。
【0014】
集積回路316は、非常に多数のラッチを使用して論理ブロック間で信号を転送し、テスト回路324は、非常に多数の他のラッチを使用して、これらの信号を非破壊的にサンプリングする。これらのサンプルを使用して、性能上の欠陥に関して集積回路316を分析する。ラッチ322および326は、これらのラッチの例である。
【0015】
クロック318は、クロック信号327を、パルス発生器320および遅延回路334に供給する。クロック信号327のクロック周期のエッジで、パルス発生器320は、パルスをパルス信号329としてラッチ322に供給する。パルスに応答して、ラッチ322は、入力信号323に基づいて新しい値を記憶し、この記憶した値を出力信号325として出力する。ラッチ322は、次のパルスまで、この記憶した値を維持する。
【0016】
テストポート328は、集積回路316の外部にあるテストシステムと、テスト信号335を交換する。このテスト信号335は、遅延、トリガ条件、および入力/出力信号の選択を示すテスト情報を含む。テストポート328は、このテスト情報をシフトレジスタ330に転送する。シフトレジスタ330の例は、米国特許第5,530,706号に記載されている。シフトレジスタ330は、遅延を指定する遅延信号345を、遅延回路334に供給する。シフトレジスタ330は、トリガ条件を指定するトリガ信号347を、トリガ回路334に供給する。シフトレジスタ330は、入力/出力信号の選択を示すラッチ信号357を、ラッチ326に供給する。
【0017】
シフトレジスタ330は、テストサンプルを示すテスト信号359を、ラッチ326から受け取る。シフトレジスタ330は、テストサンプルを、他のラッチからも受け取る。シフトレジスタ330は、テストサンプルを示すテスト信号339を、テストポート328に供給する。テストポート328は、テストサンプルをテスト信号335として、外部のテストシステムに供給する。
【0018】
遅延回路334は、クロック信号327を受け取り、遅延信号345で指定されたプログラムされた遅延に基づいて、遅延させる。この遅延はデジタル的に指定されており、正確なサンプリングタイミングを選択できるように高分解能である。遅延回路334は、遅延されたクロック信号351をパルス発生器338に転送する。
【0019】
トリガ回路336は、内部信号349を集積回路316から受け取る。この内部信号349は、バスからきてもメモリからきてもよく、命令を示すものであっても、状態を示すものであってもよい。トリガ回路336は、トリガ条件を内部信号349と比較し、これらがマッチ(一致、または、整合)していると、トリガ信号353をパルス発生器338に供給する。トリガ回路336の例は、米国特許第5,867,644号に記載されている。
【0020】
パルス発生器338は、遅延されたクロック信号351とトリガ信号353とに基づいて、パルス信号355としてパルスを生成し、ラッチ326に供給する。パルス信号355としてのパルスに応答して、ラッチ326は、入力/出力信号の選択に基づいて、入力信号323または出力信号325のいずれかの値を記憶する。この記憶された値がテストサンプルであり、テスト信号359として、シフトレジスタ330に供給される。
【0021】
テスト回路324を、オプションと共に構成することもできる。デフォルトのオプションは、零遅延を用い、および/または、トリガが要件とされない。別のデフォルトのオプションには、クロック信号327を使用してラッチ326を駆動し、出力信号325をサンプリングすることが含まれる。テストポート328、シフトレジスタ332、および関連するテスト信号331、333、335、341、および343を使用して、従来の方法でラッチ322をスキャンすることができる。これらのスキャンは破壊的なテストであって、集積回路316の動作を中断し、且つテスト後にリセットする必要がある。これらの破壊的なテストは、典型的には、製造欠陥を検出するために用いられる。
【0022】
図4に集積回路316の動作を示す。クロック信号327、パルス信号329、トリガ信号353、パルス信号355、および入力信号323が、時間軸上に時間的に同期して示されている。クロック信号327のクロック周期は、タイミングT1、T2、およびT3においてエッジを有している。パルス信号329は、タイミングT1、T2、およびT3において対応するパルスを有し、これらのパルスがラッチ322を駆動して、入力信号323からの値を記憶する。典型的には、記憶された値をラッチ326からシフトするために、T1とT2との間に、ある時間期間が必要となる。しかし、この時間期間は、明瞭化のために示していない。
【0023】
トリガ信号353は、T1の前にhigh(ハイ)になり、これによって、内部信号349がトリガ条件にマッチしたことを示す。トリガ信号353がhighになると、パルス信号355は、クロック周期のエッジから選択された遅延後に、パルスを有する。パルス信号355は、タイミングT1から選択された遅延D1の後に、第1クロック周期の中間にて第1のパルスを有する。パルス信号355は、タイミングT2から選択された遅延D2の後に、第2クロック周期の終了点の近傍に第2のパルスを有する。トリガ信号353がT2とT3との間でlow(ロー)になるので、第3のクロック周期の間にパルスはない。パルス信号355の第1および第2のパルスはラッチ326を駆動し、(入力信号が選択されているとすれば)入力信号323からのサンプル値S1およびS2を記憶する。遅延D2が、入力信号323内のグリッチを検出するサンプルS2をもたらしていることに留意されたい。
【0024】
集積回路316の動作中に、集積回路316内の数多くの信号を非破壊的にサンプリングすることができることに留意されたい。トリガ条件を指定することによって、サンプリングは、集積回路316内のイベントに応答して自動的に行われる。遅延を指定することによって、サンプリングは、クロック周期内の選択されたタイミングポイントで行われる。従って、本発明によれば、動作中の集積回路について、正確且つロバストなテストを行うことができる。
【0025】
当業者は、上記の実施形態の変形態様を実施することができようが、そのような変更も本発明の範囲内のものである。結局のところ、本発明は、上述の特定の実施形態および説明事項に限定されるものではなく、特許請求の範囲およびそれらの均等物によってのみ限定される。
【0026】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.ターゲット回路(102)を含む集積回路(100)であって、該ターゲット回路が、クロック信号(101)を使用して前記集積回路(100)内にターゲット信号(103)を転送するように構成されており、
前記クロック信号(101)のクロック周期内の複数の可能なタイミングの中から選択されたタイミングを示すテスト信号(105)に応答して、前記選択されたタイミングで、前記ターゲット信号(103)をサンプリングするように構成されたテスト回路(104)を備える集積回路(100)。
2.前記選択されたタイミングが、前記クロック信号(101)内のタイミングポイントからある時間遅延されたものである、上項1の集積回路(100)。
3.前記テスト回路(104)は、前記遅延された後にパルスを生成し、該パルスに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするように構成されている、上項2の集積回路(100)。
4.前記遅延がデジタル数として指定され、前記テスト回路(104)が前記テスト信号(105)を外部システムから受け取るように構成されている、上項2の集積回路(100)。
5.前記テスト回路(104)は、トリガに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするように構成されている、上項1の集積回路(100)。
6.前記テスト回路(104)は、トリガ条件を前記集積回路(100)からの他の信号と比較し、前記トリガ条件が前記他の信号とマッチした場合に、前記トリガを生成するように構成されている、上項5の集積回路(100)。
7.前記テスト信号(105)が、前記トリガ条件を示し、前記テスト回路(104)が、前記テスト信号(105)を外部システムから受け取るように構成されている、上項6の集積回路(100)。
8.前記ターゲット信号(103)は、前記ターゲット回路(102)内の記憶要素に対する入力であるか、または前記ターゲット回路(102)内の前記記憶要素からの出力であり、前記テスト回路(104)は、入力/出力の選択に応答して前記入力または前記出力のいずれかをサンプリングするように構成されている、上項1の集積回路(100)。
9.前記テスト信号(105)が、前記入力/出力の選択を示し、前記テスト回路(104)が、前記テスト信号(105)を外部システムから受け取るように構成されている、上項8の集積回路(100)。
10.前記テスト回路(104)が、前記ターゲット信号(103)を非破壊的にサンプリングして、そのサンプルを外部システムに転送するように構成されている、上項1の集積回路(100)。
11.クロック信号(101)を使用して集積回路(100)内にターゲット信号(103)を転送する、集積回路(100)の動作方法であって、
前記クロック信号(101)のクロック周期内の複数の可能なタイミングの中から選択されたタイミングを示すテスト信号(105)に応答して、前記選択されたタイミングで、前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップを含む、集積回路の動作方法。
12.前記選択されたタイミングは、前記クロック信号(101)内のタイミングポイントから遅延されたものである、上項11の方法。
13.前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、前記遅延の後にパルスを生成し、該パルスに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップを含む、上項12の方法。
14.前記遅延がデジタル数として指定されており、外部システムから前記集積回路(100)に前記テスト信号(105)を受け入れるステップをさらに含む、上項12の方法。
15.前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、トリガに応答して前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップを含む、上項11の方法。
16.トリガ条件を前記集積回路(100)からの他の信号と比較し、前記トリガ条件が前記他の信号とマッチした場合に、前記トリガを生成するステップを含む、上項15の方法。
17.前記テスト信号(105)が前記トリガ条件を示しており、前記テスト信号(105)を外部システムから前記集積回路(100)に受け入れるステップをさらに含む、上項16の方法。
18.前記ターゲット信号(103)は、前記ターゲット回路(102)内の記憶要素に対する入力であるか、または前記ターゲット回路(102)内の前記記憶要素からの出力であり、前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、入力/出力の選択に応答して前記入力または前記出力のいずれかをサンプリングするステップを含む、上項11の方法。
19.前記テスト信号(105)が前記入力/出力の選択を示すものであり、前記テスト信号(105)を外部システムから前記集積回路(100)に受け入れるステップをさらに含む、上項18の方法。
20.前記ターゲット信号(103)をサンプリングするステップが、前記ターゲット信号(103)を非破壊的にサンプリングするステップを含み、
そのサンプルを外部システムに転送するステップをさらに含む、上項11の方法。
【0027】
【発明の効果】
本発明のテスト回路によれば、トリガ条件及びサンプリング時間の遅延時間を動的に指定することができるので、遅延した信号やグリッチなどの時間変化する信号を容易に捕捉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における集積回路のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における集積回路の動作タイミングを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における、プログラマブル遅延およびトリガ機能を有する集積回路のブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態における、プログラマブル遅延およびトリガ機能を有する集積回路の動作タイミングを示すタイミング図である。
【符号の説明】
100 集積回路
101 クロック信号
102 ターゲット回路
103 ターゲット信号
104 テスト回路
105 テスト信号
Claims (10)
- 集積回路であって、
クロック信号を使用して前記集積回路内にターゲット信号を転送するように構成されたターゲット回路と、
前記クロック信号のクロック周期内の複数の可能なタイミングの中から選択されたタイミングを示すテスト信号に応答して、前記選択されたタイミングで、前記ターゲット信号をサンプリングするように構成されたテスト回路
を備える、集積回路。 - 前記選択されたタイミングが、前記クロック信号内のあるタイミングポイントからある時間遅延されたものである、請求項1の集積回路。
- 前記テスト回路は、前記遅延の後にパルスを生成し、該パルスに応答して前記ターゲット信号をサンプリングするように構成される、請求項2の集積回路。
- 前記遅延がデジタル数として指定され、前記テスト回路が前記テスト信号を外部システムから受け取るように構成される、請求項2の集積回路。
- 前記テスト回路は、トリガに応答して前記ターゲット信号をサンプリングするように構成される、請求項1の集積回路。
- 前記テスト回路は、トリガ条件を前記集積回路からの他の信号と比較し、前記トリガ条件が前記他の信号とマッチした場合に、前記トリガを生成するように構成される、請求項5の集積回路。
- 前記テスト信号が、前記トリガ条件を示し、前記テスト回路が、前記テスト信号を外部システムから受け取るように構成される、請求項6の集積回路。
- 前記ターゲット信号は、前記ターゲット回路内の記憶要素に対する入力であるか、または前記ターゲット回路内の前記記憶要素からの出力であり、前記テスト回路は、入力/出力の選択に応答して前記入力または前記出力のいずれかをサンプリングするように構成される、請求項1の集積回路。
- 前記テスト信号が、前記入力/出力の選択を示し、前記テスト回路が、前記テスト信号を外部システムから受け取るように構成される、請求項8の集積回路。
- 前記テスト回路が、前記ターゲット信号を非破壊的にサンプリングして、そのサンプルを外部システムに転送するように構成される、請求項1の集積回路。
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