JP4380623B2 - 筒状成形体 - Google Patents

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本発明は、筒状成形体に関する。さらに詳しくは、竪樋等に用いられる断面が略円形の円筒体あるいは四角形、六角形、八角形等の角筒体等、筒状成形体に関する。
従来、金属板を芯材とし、その内外面を合成樹脂で被覆して得られる竪樋は公知であり、例えば、金属板の内外面を軟質合成樹脂でコーティングした帯状金属板を筒状に曲成し、対向する端部をいわゆるハゼ折りにして封止閉環したものが知られている。しかしながら、上記方法により得られた竪樋は、ハゼ折り部が外部に露出するため美観を損ねる等の問題があり、そこで、下記特許文献1には、予め帯状金属板の内面を軟質合成樹脂で被覆し、その後幅方向に曲成して筒体とし、該筒体の外周面をさらに硬質合成樹脂で被覆してなる竪樋が提案されている。
特開昭59−206552号公報(第1〜3頁、第1図、第2図、第3図)
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、例えば、その第2図に示されているように美観上は問題ないが、上記帯状金属板の幅方向端部を突き合わせてその外周面を硬質合成樹脂で被覆しているだけであるため、強度が十分でなく、衝撃等によって上記筒体が変形し易いという問題がある。また、特許文献1の第3図に示されているように、ハゼ折り部は外部に露出せず、硬質合成樹脂で被覆されているため美観上の問題は解消されているが、内面を軟質合成樹脂で被覆された帯状金属板の幅方向端部をハゼ折りにするには、煩雑な機械加工を必要とする。
本発明はこのような問題を解決して、簡単に、作業性よく製造できるとともに、強度的にも、耐久性にも優れ、見栄えのよい筒状成形体を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、帯状金属板を曲成して筒状体とし、該筒状体の対向する端部を隙間を介して内方に折り曲げ、折り曲げ片を形成し、上記隙間と対向する折り曲げ片とを含む筒状体の内面を発泡樹脂層で被覆するとともに、外面を硬質樹脂層で被覆し、上記折り曲げ片を繋ぎ合わせてなる筒状成形体が提供される。上記筒状成形体は、断面が略円形の円筒体、あるいは、四角、六角、八角等の角筒体とされ、また、その用途としては、竪樋、あるいは各種の配管類等をあげることができる。
請求項2に記載の筒状成形体は、請求項1に記載の発明に加えて、上記筒状体の外面を発泡樹脂層で被覆し、さらに該発泡樹脂層の外周面を上記硬質樹脂層で被覆することが好ましい。
請求項3に記載の筒状成形体は、請求項1に記載の発明に加えて、上記発泡樹脂層が軟質塩化ビニル樹脂と発泡剤と発泡成形助剤とを含有する発泡性樹脂組成物を発泡させて形成され、上記硬質合成樹脂層がアクリル樹脂からなることが好ましい。
請求項4に記載の筒状成形体は、請求項1に記載の発明に加えて、上記帯状金属板の表面に凹凸が設けられることが好ましい。凹凸を設ける方法は、とくに限定されず、帯状金属板を波板状とする、あるいは帯状金属板の表面に機械的に凹凸を付ける等、公知の方法が用いられる。
請求項1に記載の発明にかかる筒状成形体は上記のとおりであり、帯状金属板から筒状体を曲成し、該筒状体の端部を内方に折り曲げ、隙間を介して対向する折り曲げ片を形成し、上記隙間と、対向する折り曲げ片とを含む筒状体の内面を発泡樹脂層で被覆しているため、上記折り曲げ片がしっかりと繋ぎ合わされているとともに、外面を硬質樹脂層が被覆しているため、表面強度が大きく、耐候性に優れ、かつ、見栄えのよい筒状成形体を得ることができる。
請求項2に記載の筒状成形体は上記のとおりであり、請求項1に記載の筒状成形体の有する効果に加え、上記筒状体の外面を発泡樹脂層で被覆し、さらに該発泡樹脂層の外周面が硬質樹脂層で被覆されているため、外部から衝撃等が加えられても、表面を強度の大きな硬質樹脂層が保護し、さらに上記筒状体の外面を被覆する発泡樹脂層が衝撃等を緩和する。また、筒状体の内面の発泡樹脂層が上記折り曲げ片の衝撃等による多少のズレを吸収し、変形や、座屈を防いで耐久性のある筒状成形体とすることができる。
請求項3に記載の筒状成形体は上記のとおりであり、請求項1に記載の筒状成形体の有する効果に加え、上記発泡樹脂層が軟質塩化ビニル樹脂と発泡剤と発泡成形助剤とを含有する発泡性樹脂組成物を発泡させて形成され、上記硬質合成樹脂層がアクリル樹脂からなるため、例えば、上記筒状成形体を竪樋として用いた場合、雨水の流下の際、発泡樹脂層が音の発生を防ぎ、静かに雨水を流下させることができる。また、エアコン用のダクトとして用いた場合、断熱効果に優れ、エネルギーロスの少ない配管を提供することができる。
請求項4に記載の筒状成形体は上記のとおりであり、請求項1に記載の筒状成形体の有する効果に加え、上記帯状金属板の表面に凹凸が設けられているため、帯状金属板の表面と発泡樹脂層および硬質樹脂層との接触面積が増すため、アンカー効果が向上し、剥離や座屈等を生じることなく、しっかりと被覆し、耐久性のある筒状成形体とすることができる。
以下、本発明にかかる筒状成形体の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態においては、筒状体が、断面が円形である円筒体とされ、この円筒体の内外面を発泡樹脂層で被覆し、この円筒体の外面を覆う発泡樹脂層の外周面がさらに硬質樹脂層で被覆されている。
図1は、上記筒状成形体Pを示す断面図であり、図2は、図1におけるA部を示す部分断面図である。図1、図2に示されているように、上記筒状成形体Pは、帯状金属板を曲成して円筒体1とし、その対向する端部を内方に折り曲げ、隙間を介して対向する折り曲げ片11a、11bを形成し、上記隙間と折り曲げ片11a、11bとを含む円筒体1の内面は内面発泡樹脂層2aで、外面は外面発泡樹脂層2bで被覆され、上記外面発泡樹脂層2bの外周面は、さらに硬質樹脂層3で覆われている。
図2に示されているように、上記折り曲げ片11aと11bとは上記内面発泡樹脂層2aと外面発泡樹脂層2bとによって挟まれるように被覆され、さらに外面発泡樹脂層2bの外周面を硬質樹脂層3が被覆するためしっかりと繋ぎ合わされる。また、外部から衝撃等が加えられても、外面を強度の大きな硬質樹脂層3が保護し、さらに外面発泡樹脂層2bが衝撃等を緩和するとともに、内面発泡樹脂層2aが折り曲げ片11aと11bとの衝撃による多少のズレを吸収し、変形や、座屈を防いで耐久性のある筒状成形体Pとすることができる。
以下、本発明にかかる筒状成形体Pの製造方法について説明する。図3は、上記筒状成形体Pの製造方法の概略を示す製造工程図である。図3において、帯状金属板1aはコイル状態で回転ロールRによって製造ラインに送出される。送出された帯状金属板1aは、折り曲げ片11a、11bを両端部に形成するように、賦形ロールBで両端側が折り曲げられ、ついで成形ロールCに送られ円筒体1に成形される。この工程で折り曲げ片11aと11bとは隙間を挟んで対向するように曲成される。
ついで、発泡樹脂押出し機Dから軟質塩化ビニル樹脂と発泡剤と発泡成形助剤とを含有する発泡性樹脂組成物が円筒体1の内面と外面とを被覆するように押出される。上記発泡性樹脂組成物は、上記折り曲げ片11aと11bとの隙間から円筒体1の内面を被覆し、このようにして、上記折り曲げ片11aと11bとは上記内面発泡樹脂層2aと外面発泡樹脂層2bとによって挟まれるように被覆される。上記のように発泡樹脂層で被覆された円筒体1は、さらに硬質合成樹脂押出し機Eから押出されたアクリル樹脂によって外面発泡樹脂層2bの外周面が被覆され、ついで冷却サイジングダイFで冷却される。最後に、切断機Gで所定寸法に切断されて本発明の筒状成形体Pが得られる。
上記筒状成形体Pは、帯状金属板1aを曲成して円筒体1とした形態であるが、帯状金属板1aに波板状に凹凸を設ける、あるいは帯状金属板の表面に機械的に凹凸を付ける等変形してアンカー効果を向上させてもよい。図4は、上記変形した帯状金属板から曲成された円筒体4を用いて形成した筒状成形体Paを示す部分断面図である。図4に示すように、上記変形例においては、筒状成形体Paはアンカー効果が向上した円筒体4が上記内面発泡樹脂層2aと外面発泡樹脂層2bとによって挟まれるように被覆され、かつ、隙間と上記折り曲げ片11a、11bとが上記内面発泡樹脂層2aと外面発泡樹脂層2bとによって被覆され繋ぎ合わされているため、耐衝撃性が大きく、耐候性に優れるとともに、見栄えのよい筒状成形体Paを得ることができる。このように本発明は種々設計変更可能であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、いずれも本発明の技術的範囲に属する。
本発明にかかる筒状成形体を示す断面図である。 図1におけるA部を示す部分断面図である。 本発明にかかる筒状成形体の製造方法の概略を示す製造工程図である。 本発明にかかる筒状成形体の変形例を示す部分断面図である
符号の説明
P 本発明にかかる筒状成形体
Pa 上記筒状成形体の変形例
1 円筒体
1a 帯状金属板
11a 折り曲げ片
11b 折り曲げ片
2a 内面発泡樹脂層
2b 外面発泡樹脂層
3 硬質樹脂層
4 変形例における円筒体
R 回転ロール
B 賦形ロール
C 成形ロール
D 発泡樹脂押出し機
E 硬質合成樹脂押出し機
F 冷却サイジングダイ
G 切断機

Claims (4)

  1. 帯状金属板を曲成して筒状体とし、該筒状体の対向する端部を隙間を介して内方に折り曲げ、折り曲げ片を形成し、上記隙間と対向する折り曲げ片とを含む筒状体の内面を発泡樹脂層で被覆するとともに、外面を硬質樹脂層で被覆し、上記折り曲げ片を繋ぎ合わせてなる筒状成形体。
  2. 上記筒状体の外面を発泡樹脂層で被覆し、さらに該発泡樹脂層の外周面を上記硬質樹脂層で被覆してなる請求項1に記載の筒状成形体。
  3. 上記発泡樹脂層が軟質塩化ビニル樹脂と発泡剤と発泡成形助剤とを含有する発泡性樹脂組成物を発泡させて形成され、上記硬質合成樹脂層がアクリル樹脂からなる請求項1又は2に記載の筒状成形体。
  4. 上記帯状金属板の表面に凹凸が設けられた請求項1乃至3のいずれかに記載の筒状成形体。
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