JP4380115B2 - 耐熱性接着剤、耐熱性積層フィルム、金属箔付き積層フィルム及びこれを用いた半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の実装方法であるテープオートメーテッドボンディング(TAB)方式などに用いられる半導体用耐熱性接着剤、半導体集積回路を実装するフレキシブルプリント基板(以下、FPCと称する)、チップオンフィルム(COF)などに使用される、少なくとも1層以上の有機絶縁フィルム層と接着剤層からなる耐熱性積層フィルム、銅箔などの金属箔を張り付けた金属箔付き積層フィルム及びこれを用いた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型・軽量化の進展が加速している。半導体パッケージも高密度実装化を目的に、接続端子(アウターリード)をパッケージ側面に配列していたQFP(クワッド・フラット・パッケージ)、SOP(スモール・アウトライン・パッケージ)に代わり、パッケージの裏面に接続端子を配列するBGA(ボール・グリッド・アレイ)、CSP(チップ・スケール・パッケージ)、が携帯機器を中心として用いられてきている。
【0003】
BGA、CSPについては、数多くの構造が提案されており、なかでも薄型、軽量に設計しやすい有機絶縁性テープをインターポーザー(基板、リードフレーム)に採用したパッケージが増えてきている。このような流れの中でTAB用テープ、FPC、COFをインターポーザーに用いることは容易に考えられる。
【0004】
通常のTAB用テープ、FPC、COFは、ポリイミドフィルム等の可撓性を有する有機絶縁性フィルム上に、接着剤層を積層し、さらに銅箔などの導電層を持つ3層構造より構成されている。
【0005】
例えばTAB用テープを用いて半導体装置のインターポーザー(基板、リードフレーム)を作成するプロセスは次の通りである。(1)スプロケットおよび半田ボール接続用貫通孔もしくはデバイス孔の穿孔、(2)銅箔との熱ラミネート、(3)パターン形成(レジスト塗布、エッチング、レジスト除去)、(4)スズまたは金−メッキ処理などの加工工程を経てインターポーザーに加工される。
【0006】
図1にパターンテープの形状の一例を示す。有機絶縁性フィルム1上に接着剤2、導体パターン5があり、フィルムを送るためのスプロケット孔3、半導体端子から外部端子の半田ボールに接続するための貫通孔4がある。
【0007】
図2に半導体装置の一態様の断面図を示す。パターンテープのインナーリード部6を、保護膜11を有する半導体集積回路8の金バンプ10に熱圧着(インナーリードボンディング)し、半導体集積回路を搭載する。次いで、封止樹脂9による樹脂封止工程を経て半導体装置が作成される。またインナーリード部を有さず、パターンテープの導体と半導体集積回路の金バンプとの間をワイヤーボンディングで接続する方式も採用されている。このような半導体装置をテープキャリアパッケージ(TCP)型半導体装置と称する。最後に、半導体装置は、他の部品を搭載した回路基板等とアウターリード7を介して接続(アウターリードボンディング)され、電子機器への実装がなされる。
【0008】
上記のいずれのパッケージ形態においても、最終的に半導体装置用耐熱性接着剤フィルムの接着剤層がパッケージ内に残留するため、半導体用耐熱性接着剤には高い絶縁性、耐熱性、接着性等の諸特性を満たすことが要求される。
【0009】
半導体用耐熱性接着剤としては例として、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリロニトリル樹脂、ブタジエン樹脂等が挙げられるが、従来、特開平2−143447号公報、特開平3−217035号公報に記載されているようなエポキシ樹脂および/またはフェノール樹脂とポリアミド樹脂の混合組成物が主として用いられてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら公報に開示されているようなエポキシ樹脂および/またはフェノール樹脂とポリアミド樹脂の混合組成物からなる接着剤は、耐熱性や接着性などの特性が十分満足できるものではなかった。
【0011】
そこで耐熱性接着剤として、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂などが検討されてきたが、耐熱性を高くした分、樹脂の軟化温度が高くなるため、銅箔などの金属箔のラミネートを300℃以上の温度で行う必要があり、加工性の面で問題があった。
【0012】
特開平2−200946号公報、特開平5−335379号公報、特開平6−346030号公報に記載されているように、シロキサン系ジアミンをポリイミド構造中に導入することによりポリイミド樹脂の軟化温度を下げ、銅箔などの金属箔などのラミネート温度を低温化させることができると報告されているが、それでも200℃を超える温度でラミネートする必要があり、また、吸湿させた状態でのハンダリフロー性も十分なものではなく、200℃を超える温度のハンダ浴に浸けると、金属箔がはじけるポップコーンと言われる現象が起きる。
【0013】
また、特開昭59−167569号公報、特開平1−125364号公報に記載されているように、末端基に架橋性の不飽和官能基をつけた末端基変成イミドオリゴマーを用いることで、低温での加工性が良く、熱硬化後の耐熱性などの特性が向上すると報告されている。しかし、末端基変成イミドオリゴマーを熱硬化して形成した膜は堅くて脆いといった問題点があり、接着強度も弱く、接着剤としての特性は十分ではない。
【0014】
そこで本発明は、200℃以下の低温で金属箔をラミネートしても十分な接着強度があり、吸湿させた状態でのハンダリフロー性が良好となる耐熱性接着剤、耐熱性積層フィルム、金属箔付き積層フィルム及び信頼性の高い半導体装置を提供することをその目的とするものである。
【0015】
【発明を解決するための手段】
かかる本発明の目的は、少なくともポリイミド前駆体をイミド化して得たポリイミド及び/またはポリイミド前駆体を含有する樹脂から構成され、ポリミド前駆体のテトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が100/80〜100/99であり、該ジアミン成分が少なくとも下記一般式(1)で表されるシロキサン系ジアミンを含み、ポリマー鎖の末端が架橋性の三重結合を含む官能基を有するモノアミンによって封止されているものを含有する耐熱性接着剤、少なくともポリイミド前駆体をイミド化して得たポリイミド及び/またはポリイミド前駆体を含有する樹脂から構成され、ポリイミド前駆体のテトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が80/100〜99/100であり、該ジアミン成分が少なくとも下記一般式(1)で表されるシロキサン系ジアミンを含み、ポリマー鎖の末端が架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはそのジカルボン酸無水物によって封止されているものを含有する耐熱性接着剤、耐熱性絶縁フィルムの少なくとも片面に接着剤層を有する耐熱性積層フィルムであって接着剤層が上記耐熱性接着剤からなる耐熱性積層フィルム、上記耐熱性積層フィルムの接着剤層と金属箔を張り合わせ、100〜200℃の温度、かつ、0.2〜10kg/cmの線圧で加熱圧着し、続いて200〜350℃で熱処理することにより得られる金属箔付き積層フィルム及び該金属箔付き積層フィルムを用いた半導体装置により達成される。
【化3】
(ただし、式中nは1以上の整数を示す。また、R 1 およびR 2 は、それぞれ同一または異なって、低級アルキレン基またはフェニレン基を示し、R 3 、R 4 、R 5 およびR 6 は、それぞれ同一または異なって、低級アルキル基、フェニル基またはフェノキシ基を示す。)
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、上記問題に鑑み、200℃以下の低温で銅箔などの金属箔をラミネートすることができ、熱硬化後の接着強度が高く、吸湿させた状態でのハンダリフロー性も良好な耐熱性接着剤について鋭意検討を重ねた。その結果、ポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸のテトラカルボン酸成分とジアミン成分のモル比を適切な範囲に規定し、得られるポリアミド酸の末端を架橋性の三重結合を含む官能基を有する末端封止剤で封止することによって、つまり、テトラカルボン酸成分が過剰な場合には架橋性の三重結合を含む官能基を有するモノアミンで末端を封止し、ジアミン成分が過剰な場合には架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはそのジカルボン酸無水物で封止することにより、ポリマーの重合度と架橋度を適切な範囲に調整することでかかる問題を解決できることを見出し、本発明に至ったものである。
【0017】
本発明におけるポリイミドとは、その前駆体であるポリアミド酸またはそのエステル化合物を加熱あるいは適当な触媒により、イミド環や、その他の環状構造を形成したポリマーである。
【0018】
ポリマーの分子量の調節は、テトラカルボン酸成分またはジアミン成分を当モルにする、または、いずれかを過剰にすることにより行われる。テトラカルボン酸成分またはジアミン成分のどちらかを過剰とした場合、ポリマー鎖末端を酸成分またはアミン成分などの末端封止剤で封止することがある。一般的に、酸成分の末端封止剤としてはジカルボン酸またはその無水物が用いられ、アミン成分の末端封止剤としてはモノアミンが用いられる。このとき、酸成分またはアミン成分の末端封止剤を含めたテトラカルボン酸成分の酸当量とジアミン成分のアミン当量を等モルにすることが好ましい。
【0019】
本発明においては、テトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比を100/80〜100/99、好ましくは100/82〜100/98、さらに好ましくは100/85〜100/95とし、ポリマー鎖末端を架橋性の三重結合を含む官能基を有するモノアミンで封止したポリイミド、またはテトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比を80/100〜99/100、好ましくは82/100〜98/100、さらに好ましくは85/100〜95/100とし、ポリマー鎖末端を架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはその無水物によって封止したポリイミドを接着剤に用いることにより、銅箔などの金属箔を200℃以下の温度でラミネートしても、得られる金属箔付き積層フィルムの接着強度、吸湿させた状態でのハンダリフロー性が向上する。
【0020】
本発明においては、酸成分リッチでポリマー鎖末端を架橋性の三重結合を含む官能基を有するモノアミンで封止したポリイミド、または、ジアミン成分リッチでポリマー鎖末端を架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはその無水物によって封止したポリイミドを単独あるいは混合して用いることができる。
【0021】
テトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が100/99または99/100よりも等モルに近づくと、ポリマーの重合度は高くなるが、架橋密度が低すぎるため、硬化した膜の強度が弱く、吸湿させた状態でのハンダリフロー性においてポップコーンが起きやすくなる。また、200℃以下で銅箔などの金属箔をラミネートした場合、十分な接着強度を得ることができない。
【0022】
テトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が100/80または80/100よりも等モルから離れ、オリゴマーに近づいていくと、ポリマーの架橋密度が高くなることで硬化した膜の強度が上がり、吸湿させた状態でのハンダリフロー性においてはポップコーンが発生しにくくなるが、ポリマー主鎖の重合度が小さくなりすぎるため、得られた硬化膜が堅く脆いものとなり、操作性に問題が生じる。さらには、200℃を超える高温で銅箔などの金属箔をラミネートしても接着強度は極端に低いものとなってしまう。
【0023】
上記ジアミン成分としては、ジアミン成分中にシロキサン系ジアミンを含むものが好ましく挙げられ、20モル%以上、より好ましくは20〜95モル%、さらに好ましくは40〜90モル%含むことが望ましい。
【0024】
上記シロキサン系ジアミンとしては、次の一般式(1)で表されるものが挙げられる。
【0025】
【化2】
ただし、式中nは1以上の整数を示す。また、R1およびR2は、それぞれ同一または異なって、低級アルキレン基またはフェニレン基を示し、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ同一または異なって、低級アルキル基、フェニル基またはフェノキシ基を示す。
【0026】
一般式(1)で表されるシロキサン系ジアミンの具体例としては、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(4−アミノフェニル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェノキシ−1,3−ビス(4−アミノエチル)ジシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ビス(4−アミノフェニル)トリシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス(2−アミノエチル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン、1,1,5,5−テトラフェニル−3,3−ジメチル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラフェニル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(4−アミノブチル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラフェニル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(5−アミノペンチル)トリシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(2−アミノエチル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(4−アミノブチル)ジシロキサン、1,3−ジメチル−1,3−ジメトキシ−1,3−ビス(4−アミノブチル)ジシロキサン、1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(2−アミノエチル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(4−アミノブチル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(5−アミノペンチル)トリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサエチル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサプロピル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。上記シロキサン系ジアミンは単独でも良く、2種以上を混合しても良い。
【0027】
シロキサン系ジアミン以外のジアミン成分として、例えば脂肪族ジアミン、環状炭化水素を含む脂環式ジアミン、芳香族環又は芳香族複素環を含む芳香族ジアミンなどのジアミンを混合して用いることができる。
【0028】
脂環式ジアミンの具体例としては、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、4,4´−ジアミノ−3,3´−ジメチルジシクロヘキシルメタン、4,4´−ジアミノ−3,3´−ジメチルジシクロヘキシルなどが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0029】
芳香族ジアミンの具体例としては、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´−ジアミノジフェニルエーテル、3,4´−ジアミノジフェニルエーテル、4,4´−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノジフェニルサルファイド、2,5−ジアミノトルエン、o−トリジン、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、ジアミノベンズアニリドなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0030】
中でも耐熱性の点から、芳香族ジアミンを用いるのが好ましく、特にp−フェニレンジアミンが好ましく用いられる。このときのp−フェニレンジアミンのジアミン成分中の含有量は5〜60モル%、好ましくは5〜50モル%、さらに好ましくは5〜40モル%である。
【0031】
本発明において、テトラカルボン酸成分としては、テトラカルボン酸二無水物が挙げられ、例えば、環状炭化水素を持つ脂環式テトラカルボン酸二無水物、芳香族環又は芳香族複素環を含む芳香族テトラカルボン酸二無水物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0032】
脂環式テトラカルボン酸二無水物の具体例としては、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,5−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ビシクロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−C]フラン−1,3−ジオンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0033】
芳香族テトラカルボン酸二無水物の具体例としては、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3´,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニルトリフルオロプロパンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,3″,4,4″−パラターフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3″,4,4″−メタターフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、4,4´−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0034】
中でも耐熱性の点から、芳香族テトラカルボン酸二無水物が好ましく用いられ、さらに、接着剤組成物の安定性の点から、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物がより好ましく用いられる。
【0035】
テトラカルボン酸成分は、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物の単独、もしくは、接着剤組成物の安定性を損なわない程度に、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物に加え、その他の上記テトラカルボン酸二無水物を1種以上混合したものであっても良い。耐熱性の点から、特にピロメリット酸二無水物を混合することが好ましい。
【0036】
このときのテトラカルボン酸成分中のベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物の含有量は50モル%以上、好ましくは70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上である。ピロメリット酸二無水物を混合して用いる場合、ピロメリット酸二無水物の含有量は5〜50モル%、好ましくは5〜30モル%、さらに好ましくは5〜20モル%である。
【0037】
本発明において、ポリイミドのポリマー鎖の末端が、架橋性の三重結合を含む官能基を有するモノアミン、または架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはその無水物によって封止されている必要がある。
【0038】
架橋性の三重結合を含む官能基としては、C≡C基やC≡N基を含む官能基があげられるが、これらに限定されるものではない。
【0039】
本発明のC≡C基を有する官能基としては、具体的にアセチレン基があげられる。アセチレン基を有するジカルボン酸またはその無水物の具体例としては、3−エチニルフタル酸、4−エチニルフタル酸、4−(2−プロピン)フタル酸、4−(3−ブチン)フタル酸、4−フェニルエチニルフタル酸、または前記ジカルボン酸の無水物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0040】
アセチレン基を有するモノアミンの具体例としては、3−アミノプロピン、3−アミノブチン、4−アミノブチン、4−アミノペンチン、5−アミノペンチン、6−アミノヘキシン、7−アミノヘプチン、4−アミノ−3−メチルブチンなどの脂肪族モノアミノ化合物、3−アミノフェニルアセチレン、4−アミノフェニルアセチレン、3−(4−アミノフェニル)プロピン、3−(3−アミノフェニル)プロピン、4−(4−アミノフェニル)ブチン、4−(3−アミノフェニル)ブチン、4−(4−アミノフェニル)−2−ブチンブチンなどの芳香族モノアミノ化合物などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明においては、これらのアセチレン基を有するモノアミノ化合物が単独で使用されても良く、複数の種類を混合して用いても良い。
【0041】
中でも、耐熱性の点から、芳香族モノアミノ化合物が好ましく用いられ、特に4−アミノフェニルアセチレンが好ましく用いられる。
【0042】
本発明のC≡N基を有する官能基としては、シアノ基、シアナト基、チオシアナト基などがあげられる。
【0043】
上記C≡N基を有するジカルボン酸無水物の具体例としては、下記に表される化合物があげられる。
【0044】
【化3】
また、C≡N基を有するジカルボン酸としては、上記に例示したジカルボン酸無水物を開環したジカルボン酸が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0045】
C≡N基を有するモノアミンの具体例としては、下記に表される脂肪族モノアミノ化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0046】
【化4】
(式中Rは炭素数1〜15の炭化水素基を表す。)
また下記に表される芳香族モノアミノ化合物など
【0047】
【化5】
も用いることができる。
【0048】
本発明においては、これらのC≡C基またはC≡N基を有するジカルボン酸またはその無水物、モノアミノ化合物が単独で使用されても良く、複数の種類を混合して用いても良い。これらの中では耐熱性の点から、芳香族モノアミノ化合物が好ましく用いられる。
【0049】
本発明においては、上記架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはその無水物、モノアミンの他に、硬化した膜の強度、金属箔との接着性を損なわない程度にその他のジカルボン酸またはその無水物、モノアミンを添加することができる。具体例としては、安息香酸、無水フタル酸、テトラクロロ無水フタル酸、無水マレイン酸、アニリンなどが用いられるが、これらに限定されるものではない。
【0050】
本発明において、ポリアミド酸は公知の方法によって合成される。例えば、テトラカルボン酸成分とジアミン成分を選択的に組み合わせ、上記所定のモル比で、溶媒中で0〜80℃で反応させることにより合成することができる。
【0051】
このときポリマー鎖末端を封止するためのモノアミン、もしくはジカルボン酸またはその無水物は、テトラカルボン酸二無水物、ジアミンと同時に仕込んで反応させても良く、また、テトラカルボン酸二無水物、ジアミンを反応させ、重合した後に添加して反応させても良い。
【0052】
ポリアミド酸合成の溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド系極性溶媒、また、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、ε−カプロラクトンなどのラクトン系極性溶媒、他には、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトールなどを挙げることができる。これらは単独で用いても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
【0053】
ポリアミド酸の濃度としては、通常5〜60重量%が好ましく、さらに好ましくは10〜40重量%である。
【0054】
本発明の耐熱性接着剤には、その耐熱性、接着性などの諸特性を損なわない程度にその他の樹脂を添加することができる。その他の樹脂としては、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリロニトリル樹脂、ブタジエン樹脂などが挙げられる。
【0055】
本発明の耐熱性接着剤には、粒径1μm以下のフィラーを配合することができる。フィラーの含有量は接着剤の固形分に対し1〜50重量%、好ましくは3〜45重量%、さらに好ましくは5〜40重量%である。フィラーの具体例としては、シリカ、アルミナ、酸化チタン、石英粉、炭酸マグネシウム、炭酸カリウム、硫酸バリウムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0056】
次に、本発明のポリイミド樹脂を主成分とする耐熱性接着剤を用いた耐熱性積層フィルムについて説明する。
【0057】
本発明の耐熱性積層フィルムは、耐熱性絶縁フィルムの少なくとも片面に上記本発明の耐熱性接着剤からなる層を有するものである。
【0058】
耐熱性絶縁フィルムとしては、芳香族ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂から選択される少なくとも1種からなるものが好ましく挙げられる。
【0059】
上記耐熱性積層フィルムの製造方法の一例を以下に示すが、これに限られるものではない。
【0060】
ポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸溶液を芳香族ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂などの厚み20〜400μmの耐熱性絶縁フィルムの少なくとも片面に、硬化後の膜厚が1〜50μm、好ましくは3〜30μm、さらに好ましくは5〜20μmになるように塗工する。
【0061】
塗工方法としては、バーコーター、ロールコーター、ナイフコーター、コンマコーター、リバースコーター、ドクターブレードフロートコーター、グラビアコーターなどが挙げられる。
【0062】
このとき、耐熱性絶縁フィルム表面が接着性改良のためにプラズマ処理されたものであるとなお良い。
【0063】
次に、上記のように耐熱性絶縁フィルムの上に塗工した溶液の溶媒を60〜180℃程度の温度で連続的または断続的に5〜60分間で加熱除去した後、イミド化するための加熱処理を行う。イミド化するための加熱処理としては200〜350℃の温度範囲で30秒〜10分程度の短時間で加熱処理することが好ましい。
【0064】
上記のようにして得られた耐熱性積層フィルムは、汚染防止、キズ防止などの目的から、厚み15〜60μmのポリエステル、ポリプロピレンなどの保護フィルムを接着剤層上に張り合わせておくことが好ましい。
【0065】
本発明の耐熱性積層フィルムは耐熱性絶縁フィルム同志の積層、金属との積層などに用いることができる。具体的には、銅箔を積層したフレキシブルプリント基板用途、COF用接着テープ、TAB用キャリアテープなど種々の用途に有効に使用できる。
【0066】
例えばTAB用キャリアテープに使用する場合、耐熱性積層フィルムを目的の幅にスリットし、穿孔機でスプロケットホールおよびICを搭載するデバイスホールをパンチングした後、接着層上の保護フィルムを剥がし、吸着水分を除去後、銅箔などの金属箔を重ね合わせ、ラミネーターで加熱圧着する。接着性向上のためにさらに加熱キュアを施すことが好ましい。
【0067】
本発明の金属箔付き積層フィルムは以下の方法で作成することができる。すなわち、上記本発明の耐熱性積層フィルムの接着剤層と銅箔などの金属箔を張り合わせ、加熱ロールラミネーターなどを用いて100〜200℃、好ましくは120〜180℃、さらに好ましくは130〜170℃の温度で加熱圧着する。加熱温度が低すぎると金属箔との接着強度が不十分であり、加熱温度が高いと金属箔との接着強度は高くなるが寸法安定性が悪くなるなど問題が生じる。また、加熱ロールラミネーターの線圧は0.2〜10kg/cm、好ましくは0.3〜8kg/cm、さらに好ましくは0.5〜6kg/cmである。線圧が高くなると寸法安定性が悪くなるので、できるだけ低い線圧でラミネートするのが好ましい。
【0068】
金属箔を加熱圧着した後、さらに200〜350℃、好ましくは220〜300℃、さらに好ましくは230〜280℃の温度範囲で、1〜48時間加熱キュアを行うことにより高い接着強度を得ることができる。本発明における加熱キュアは、上記の範囲の目標温度まで段階的に上げていく方が好ましい。
【0069】
従来、ポリイミド系の耐熱性積層フィルムを用いると、その軟化温度が高いことから200℃を超える温度で金属箔を加熱圧着しないと十分な接着強度が得られなかったが、本発明の耐熱性積層フィルムは200℃以下の温度で加熱圧着しても十分な接着強度を得ることができる。金属箔との接着強度は0.8kg/cm以上、好ましくは0.9kg/cm以上、さらに好ましくは1.0kg/cm以上である。
【0070】
半導体チップを実装して半導体装置を作成する方法の一例として、TAB方式による作成例を説明する。
【0071】
本発明の耐熱性接着剤を耐熱性絶縁フィルムに積層して得られ、35mm、48mm、70mmなどの目的の幅にスリットした耐熱性積層フィルムに、スプロケットホール、デバイスホール、アウターリードホールをパンチングで打ち抜いた後、銅箔をラミネートする。次に銅箔上にフォトレジスト膜、反対面には保護用のフォトレジスト膜を塗布し、マスク露光で配線パターンを形成した後、銅箔をウエットエッチング処理し、残ったフォトレジスト膜を除去して銅配線パターンを形成した。形成した銅配線パターン上にスズまたは金を0.2〜0.8μmメッキした後、配線パターン上にソルダーレジストを塗布してTABテープが得られる。
【0072】
上記方法で得られたTABテープのインナーリードに、金バンプを形成した半導体チップをギャングボンディングで接合し、樹脂で封止することにより本発明の半導体装置を得ることができる。以上の方法で得られた半導体装置は良好な信頼性を持つ。
【0073】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例の説明に入る前に評価方法について述べる。
【0074】
評価方法
(1)接着強度
金属箔を積層した後、金属層を幅2mmのラインにエッジングし、該2mmの金属層をテンシロンにて、引っ張り速度50mm/分、90°剥離で測定した。
【0075】
(2)ハンダリフロー性
金属箔を積層した金属箔積層耐熱性フィルムのサンプルを高温高湿オーブン中で85℃/85%RHの条件で48時間放置後、サンプルをハンダ浴槽に1分間浮かべ、金属層の膨れなどの変化があるかどうか目視観察した。
【0076】
製造例1
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 39.76g(0.16mol)、p−フェニレンジアミン 2.16g(0.02mol)、4−アミノフェニルアセチレン 4.68g(0.04mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 327gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、60℃で6時間反応させたことにより、粘度50mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA1)を得た。
【0077】
製造例2
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 42.25g(0.17mol)、p−フェニレンジアミン 3.24g(0.03mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 328gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 54.77g(0.17mol)、ピロメリット酸二無水物 2.18g(0.01mol)を添加し、60℃で4時間反応させた後、4−エチニルフタル酸無水物 6.88g(0.04mol)を添加し、さらに60℃で2時間反応させたことにより、粘度48mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA2)を得た。
【0078】
製造例3
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 42.25g(0.17mol)、p−フェニレンジアミン 2.16g(0.02mol)、4−アミノフェニルアセチレン 2.34g(0.02mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 327gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、60℃で6時間反応させたことにより、粘度137mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA3)を得た。
【0079】
製造例4
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 42.25g(0.17mol)、p−フェニレンジアミン 3.24g(0.03mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 326gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 48.33g(0.15mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、50℃で3時間反応させた後、4−エチニルフタル酸無水物 10.33g(0.06mol)を添加し、さらに50℃で2時間反応させたことにより、粘度35mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA4)を得た。
【0080】
製造例5
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 44.73g(0.18mol)、p−フェニレンジアミン 2.16g(0.02mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 328gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、50℃で4時間反応させたことにより、粘度270mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA5)を得た。
【0081】
製造例6
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 27.34g(0.11mol)、p−フェニレンジアミン 1.08g(0.01mol)、4−アミノフェニルアセチレン 18.74g(0.16mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 329gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、50℃で4時間反応させたことにより、粘度21mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA6)を得た。
【0082】
製造例7
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 39.76g(0.16mol)、p−フェニレンジアミン 2.16g(0.02mol)、アニリン 3.72g(0.04mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 324gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、50℃で4時間反応させたことにより、粘度42mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA7)を得た。
【0083】
製造例8
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 34.79g(0.14mol)、p−フェニレンジアミン 4.32g(0.04mol)、4−シアノアニリン 4.72g(0.04mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 319gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、60℃で6時間反応させたことにより、粘度54mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA8)を得た。
【0084】
製造例9
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 37.28g(0.15mol)、p−フェニレンジアミン 5.41g(0.05mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 320gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 48.33g(0.15mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、60℃で4時間反応させた後、4−シアナトフタル酸無水物 11.35g(0.06mol)を添加し、さらに60℃で2時間反応させたことにより、粘度27mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA9)を得た。
【0085】
製造例10
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 34.79g(0.14mol)、p−フェニレンジアミン 5.41g(0.05mol)、4−シアナトアニリン 2.68g(0.02mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 316gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、60℃で6時間反応させたことにより、粘度142mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA10)を得た。
【0086】
製造例11
温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、攪拌装置を付した反応釜に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン 34.79g(0.14mol)、p−フェニレンジアミン 4.32g(0.04mol)、4−アミノフェニルアセチレン 2.34g(0.02mol)、4−シアノアニリン 2.36g(0.02mol)をN,N−ジメチルアセトアミド 319gと共に仕込み、溶解させた後、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 58.00g(0.18mol)、ピロメリット酸二無水物 4.36g(0.02mol)を添加し、60℃で6時間反応させたことにより、粘度50mPa・s(25℃)の25重量%ポリアミド酸接着剤溶液(PA11)を得た。
【0087】
実施例1〜4
製造例で作成したPA1〜4のポリアミド酸接着剤溶液を、あらかじめアルゴン雰囲気中で低温プラズマ処理しておいた75μmのポリイミドフィルム(”ユーピレックス”75S(宇部興産(株)製)に乾燥後の膜厚が8μmになるようにバーコーターで塗工し、80℃で10分、さらに130℃で20分乾燥した。該塗工品を260℃で30分加熱処理を行い、イミド化および残存溶媒の除去を行った。
【0088】
上記作成フィルムを幅35mmにスリットした後、80℃で5分予備乾燥後、18μmの電解銅箔(FQ−VLP(三井金属(株)製)を表面温度160℃に加熱したロールラミネーターで線圧3kg/cm、速度1m/分で張り合わせ、さらに窒素雰囲気下で加熱ステップキュア[(80℃、30分)+(150℃、1時間)+(270℃、2時間)]を行った後、室温まで除冷した。
【0089】
得られた銅箔積層フィルムの接着強度、200℃、240℃、260℃でのハンダリフロー性を表1に示した。
【0090】
比較例1〜3
ポリアミド酸接着剤溶液をPA5〜7に変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、得られた銅箔積層フィルムの接着強度、200℃、240℃、260℃でのハンダリフロー性を表1に示した。
【0091】
実施例5〜8
製造例で作成したPA1〜4のポリアミド酸接着剤溶液を、あらかじめアルゴン雰囲気中で低温プラズマ処理しておいた75μmのポリイミドフィルム(”ユーピレックス”75S(宇部興産(株)製)に乾燥後の膜厚が8μmになるようにバーコーターで塗工し、80℃で10分、さらに130℃で20分乾燥した。該塗工品を260℃で30分加熱処理を行い、イミド化および残存溶媒の除去を行った。
【0092】
上記作成フィルムを幅35mmにスリットした後、80℃で5分予備乾燥後、18μmの電解銅箔(FQ−VLP(三井金属(株)製)を表面温度140℃に加熱したロールラミネーターで線圧3kg/cm、速度1m/分で張り合わせ、さらに窒素雰囲気下で加熱ステップキュア[(80℃、30分)+(150℃、1時間)+(250℃、2時間)]を行った後、室温まで除冷した。
【0093】
得られた銅箔積層フィルムの接着強度、200℃、240℃、260℃でのハンダリフロー性を表2に示した。
【0094】
比較例4〜6
ポリアミド酸接着剤溶液をPA5〜7に変えた以外は実施例5と同様の操作を行い、得られた銅箔積層フィルムの接着強度、200℃、240℃、260℃でのハンダリフロー性を表2に示した。
【0095】
実施例9〜12
ポリアミド酸接着剤溶液をPA8〜11に変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、得られた銅箔積層フィルムの接着強度、200℃、240℃、260℃でのハンダリフロー性を表1に示した。
【0096】
実施例13〜16
ポリアミド酸接着剤溶液をPA8〜11に変えた以外は実施例5と同様の操作を行い、得られた銅箔積層フィルムの接着強度、200℃、240℃、260℃でのハンダリフロー性を表2に示した。
【0097】
表1、2からわかるように、実施例においては、200℃以下の温度で銅箔をラミネートしても、十分な接着強度があり、ハンダリフロー性も良い。これに対して、C≡C基やC≡N基を持たない接着剤を用いた比較例1、3、4、6では200℃以下のラミネートすると、銅箔との接着強度が不十分であり、ハンダリフロー性も銅箔層がはじけるポップコーンが起こっている。また、C≡C基は有するがテトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が本発明の範囲を外れポリマーの重合度が小さい接着剤を用いた比較例2、5では、ハンダリフロー性では260℃でもポップコーンは起きていないが、銅箔との接着強度がまったく不十分であり、また、接着層の塗膜が堅く脆いため、操作性も悪いものであった。
【0098】
実施例17
製造例1で作成したPA1のポリアミド酸接着剤溶液を、あらかじめアルゴン雰囲気中で低温プラズマ処理しておいた75μmのポリイミドフィルム(ユーピレックス75S(宇部興産(株)製)に乾燥後の膜厚が8μmになるようにリバースコーターで塗工し、150℃で10分乾燥した。該塗工品を260℃で30分加熱処理を行い、イミド化および残存溶媒の除去を行ない、耐熱性積層フィルムを得た。
【0099】
上記作成耐熱性積層フィルムを幅35mmにスリットした後、スプロケットホール、デバイスホール、アウターリードホールをパンチングで打ち抜き、80℃で5分予備乾燥後、18μmの電解銅箔(FQ−VLP(三井金属(株)製)を表面温度160℃に加熱したロールラミネーターで線圧3kg/cm、速度1m/分で張り合わせ、さらに窒素雰囲気下で加熱ステップキュア[(80℃、30分)+(150℃、1時間)+(250℃、2時間)]を行った後、室温まで除冷し、銅箔付き積層フィルムを得た。
【0100】
次に上記作成銅箔付き積層フィルムの銅箔上にフォトレジスト膜、反対面には保護用のフォトレジスト膜をリバースコーターで乾燥後の膜厚が4μmになるように塗布、乾燥後、マスク露光し、アルカリ現像液で配線パターンを形成後、銅箔を第二塩化鉄水溶液でウエットエッチング処理した。残ったフォトレジスト膜を除去して銅配線パターンを形成した。形成した銅配線パターン上にスズを0.4μm無電解メッキした後、配線パターン上にソルダーレジストを塗布してTABテープが得られた。
【0101】
上記方法で得られたTABテープのインナーリードに、金バンプを形成した半導体チップをギャングボンディングで接合し、樹脂で封止することにより半導体装置を得た。以上の方法で得られた半導体装置は配線が短絡することもなく、良好な信頼性を示した。
【0102】
実施例18
ポリアミド酸接着剤溶液を製造例2で作成したPA2に変更した以外は実施例17と同様の操作を行い、半導体装置を作成した。得られた半導体装置は配線が短絡することもなく、良好な信頼性を示した。
【0103】
実施例19
ポリアミド酸接着剤溶液を製造例8で作成したPA8に変更した以外は実施例17と同様の操作を行い、半導体装置を作成した。得られた半導体装置は配線が短絡することもなく、良好な信頼性を示した。
【0104】
【表1】
【0105】
【表2】
【0106】
【発明の効果】
本発明の耐熱性接着剤は以上のような構成であることから、200℃以下の低温で金属箔をラミネートしても十分な接着強度を得ることができ、吸湿させた状態でのハンダリフロー性も向上させることができるため、信頼性に優れた耐熱性積層フィルム、および金属箔付き積層フィルムを工業的に提供できる。また、本発明の金属箔付き積層フィルムを使用することにより、信頼性の高い半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パターンテープの形状の一例を示す。
【図2】 半導体装置の一態様の断面図を示す。
【符号の説明】
1 有機絶縁性フィルム
2 接着剤
3 スプロケット孔
4 貫通孔
5 導体パターン
6 インナーリード部
7 アウターリード部
8 半導体集積回路
9 封止樹脂
10 金バンプ
11 保護膜
Claims (7)
- 少なくともポリイミド前駆体をイミド化して得たポリイミド及び/またはポリイミド前駆体を含有する樹脂から構成され、該ポリイミド前駆体のテトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が100/80〜100/99であり、該ジアミン成分が少なくとも下記一般式(1)で表されるシロキサン系ジアミンを含み、そのポリマー鎖の末端が架橋性の三重結合を含む官能基を有するモノアミンによって封止されているものを含有することを特徴とする耐熱性接着剤。
- 少なくともポリイミド前駆体をイミド化して得たポリイミド及び/またはポリイミド前駆体を含有する樹脂から構成され、該ポリイミド前駆体のテトラカルボン酸成分/ジアミン成分のモル比が80/100〜99/100であり、該ジアミン成分が少なくとも下記一般式(1)で表されるシロキサン系ジアミンを含み、そのポリマー鎖の末端が架橋性の三重結合を含む官能基を有するジカルボン酸またはそのジカルボン酸無水物によって封止されているものを含有することを特徴とする耐熱性接着剤。
- 架橋性の三重結合を含む官能基がC≡C基とC≡N基から選ばれる少なくとも一方を有する官能基であることを特徴とする請求項1または2記載の耐熱性接着剤。
- 耐熱性絶縁フィルムの少なくとも片面に接着剤層を有する耐熱性積層フィルムであって、該接着剤層が請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐熱性接着剤からなることを特徴とする耐熱性積層フィルム。
- 耐熱性絶縁フィルムが、芳香族ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂から選ばれる少なくとも1種からなるものである請求項4に記載の耐熱性積層フィルム。
- 請求項4または5に記載の耐熱性積層フィルムの接着剤層と金属箔を張り合わせ、100〜200℃の温度、かつ、0.2〜10kg/cmの線圧で加熱圧着し、続いて200〜350℃で熱処理することにより得られることを特徴とする金属箔付き積層フィルム。
- 請求項6に記載の金属箔付き積層フィルムを用いることを特徴とする半導体装置。
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