JP4376377B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路にEGR弁を介装したエンジンの制御装置に関し、詳しくは、エンジン停止時に、スロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気系に残留する排気ガスがEGR弁を通過して吸気系に還流されることを防止するエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からエンジンには、排気ガス中に含まれているNOxを低減するために、排気系から排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス還流(EGR)装置を装備するものがある。このような、EGR装置では、排気系とスロットル弁下流の吸気系とをバイパスする排気ガス還流通路を設け、この排気ガス還流通路にEGR弁を介装し、制御装置によりエンジン運転状態に応じてEGR弁の弁開度を制御することで、エンジン運転状態に適合するEGR率を得られるようにしている。
【0003】
この場合、排気ガス還流通路に介装するEGR弁としては、特開平8−109855号公報や特開平8−114158号公報に開示されているように、ステップモータをアクチュエータとして備えるEGR弁を採用するシステムがあり、このステップモータ式EGR弁を採用する場合、一般的にステップモータには位置センサが付いていないため、通電終了後のステップモータの停止位置が不明となる。このため、ステップモータ式EGR弁の実使用に先立ち、ステップモータを基準位置にセットする初期化が必要となる。この初期化は、イグニッションキースイッチがOFFされた直後やイグニッションキースイッチがONされた直後等を条件とし、全閉または全開位置を基準位置として行われることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、イグニッションキースイッチがOFFされたエンジン停止時にステップモータ式EGR弁を全閉位置で初期化する場合、次回のエンジン始動時までEGR弁の弁体が全閉位置に放置されることになり、高温停止時等に弁体が固着する虞がある。
【0005】
このため、エンジン停止時、EGR弁を一定開度として弁の固着を防止する対策が考えられるが、エンジン停止直後は、アクセルペダルの解放によりスロットル弁が全閉するため、スロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態となっており、排気系に残留している排気ガス(燃焼済みの不燃ガス)がEGR通路からEGR弁を介して吸気系に還流してしまい、この吸気系に還流された排気ガスの影響により、次回のエンジン始動時に始動性が悪化する不都合がある。
【0006】
この場合においても、スロットル弁の上下流をバイパスするバイパス通路を備え、このバイパス通路にアイドル制御弁を配設するエンジンでは、アイドル制御弁を開弁させてスロットル弁下流の吸気管負圧を早期に上昇させて排気ガスの吸気系への還流を防止することが可能であるが、スロットル弁下流の吸気管負圧を早期に上昇させるためには、アイドル制御弁をエンジン停止時に急開する必要があり、吸気管負圧の大きい状態でアイドル制御弁を急開すると、流速の大きい空気がバイパス通路及びアイドル制御弁を通過して不快な異音を発生するという新たな問題が派生する。このことは、スロットル弁の上下流をバイパスするバイパス通路を設けず、スロットル弁の小開制御によりアイドル制御を行う電子制御スロットル方式のエンジンにおいても、同様である。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、エンジン停止時に、スロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気系に残留する排気ガスがEGR弁を通過して吸気系に還流されることを防止し、更に第2の目的は、上記第1の目的に加えエンジン停止時にEGR弁の固着を防止することのできるエンジンの制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、エンジンの排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に、排気ガスの一部を吸気側に還流させるためのEGR弁を介装したエンジンの制御装置において、エンジン停止後、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の判定閾値以上になるまでの期間、上記EGR弁を全閉とするEGR弁全閉手段と、上記EGR弁の全閉期間が終了後、上記EGR弁を一定開度とするEGR弁定開手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、エンジンの排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に、排気ガスの一部を吸気側に還流させるためのEGR弁を介装したエンジンの制御装置において、エンジン停止後の経過時間が、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の設定圧力になったと見做し得る設定時間に達するまでの期間、上記EGR弁を全閉とするEGR弁全閉手段と、上記EGR弁の全閉期間が終了後、上記EGR弁を一定開度とするEGR弁定開手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、エンジン停止後、上記EGR弁の全閉に対応してアイドル制御装置の弁開度を設定開度まで漸次的に増大させるEGR弁全閉時対応アイドル制御手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジン停止後、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の判定閾値以上になるまでの期間、排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に介装したEGR弁を全閉とし、EGR弁の全閉期間が終了後は、EGR弁を一定開度とすることで、エンジン停止時のスロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気ガスが吸気系に還流されることを防止すると共に、EGR弁の固着を防止する
【0013】
請求項2記載の発明は、エンジン停止後の経過時間が、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の設定圧力になったと見做し得る設定時間に達するまでの期間、排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に介装したEGR弁を全閉とし、EGR弁の全閉期間が終了後は、EGR弁を一定開度とすることで、エンジン停止時のスロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気ガスが吸気系に還流されることを防止すると共に、EGR弁の固着を防止する
【0014】
請求項3記載の発明は、エンジン停止後、請求項1又は請求項2記載の発明によるEGR弁の全閉に対応して、アイドル制御装置の弁開度を設定開度まで漸次的に増大させ、スロットル弁をバイパスして或いは直接スロットル弁の上流側から下流側へ流れる空気流の流速を抑え、不快な異音を発生させることなくスロットル弁下流の吸気管圧力を早期に上昇させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の第1形態に係わり、図1はEGR制御ルーチンのフローチャート、図2はエンジン系の全体構成図、図3は電子制御系の回路構成図である。
【0017】
図2において、符号1はエンジンであり、本形態においては水平対向型6気筒エンジンを示す。このエンジン1のシリンダブロック2がクランクシャフトを中心として両側のバンクに2分割され、各バンクのシリンダヘッド3に、それぞれ吸気ポート4と排気ポート5とが形成されている。
【0018】
各気筒の吸気ポート4にはインテークマニホルド6が連通され、各バンク毎の各気筒のインテークマニホルド6が集合して吸気チャンバ7a,7bに連通されている。更に、各バンク毎の吸気チャンバ7a,7bを連通する通路に、アクチュエータ9によって開閉駆動される可変吸気弁8が介装されている。
【0019】
アクチュエータ9には、一方の吸気チャンバ7aにワンウェイバルブ10を介して連通される負圧タンク11が接続され、アクチュエータ9と負圧タンク11とを接続する通路に設けられた切換ソレノイド弁12を介して、アクチュエータ9に導入される作動圧力が負圧と大気圧とにエンジン運転領域に応じて切換えられる。
【0020】
また、各バンクに対応する吸気チャンバ7a,7bからは、可変吸気弁8の両側の各位置から通路13a,13bが上流側に延出され、これらの通路13a,13bが集合し、アクセルペダルに連動するスロットル弁14が介装されたスロットルチャンバ15に連通される。スロットルチャンバ15の上流側にはエアチャンバ16を介して吸気管17が連通されている。更に、吸気管17の上流側にエアクリーナ18が取り付けられ、エアクリーナ18に接続されるエアインテーク通路の中途に、チャンバ19が連通されている。
【0021】
また、スロットルチャンバ15には、スロットル弁14をバイパスするバイパス通路20が接続されており、このバイパス通路20に、アイドル回転数を制御するアイドル制御装置を構成するアイドル制御弁(ISC弁)21が介装され、このISC弁21によってバイパス通路20の空気流量が調整される。
【0022】
また、シリンダヘッド3の各気筒毎に、その放電電極部を燃焼室に露呈する点火プラグ22が取付けられており、インテークマニホルド6の各気筒の吸気ポート4の直上流に、エアアシストインジェクタ25が配設されている。エアアシストインジェクタ25には、燃料タンク26から延出される燃料供給路27を介して燃料が供給されると共に、ISC弁21から延出されるエアアシスト通路28を介して、低回転・低負荷域で噴射燃料の微粒化を促進するためのアシストエアが導入される。
【0023】
燃料タンク26には、インタンク式の燃料ポンプ30が内設され、この燃料ポンプ30からの燃料が燃料供給路27を経てエアアシストインジェクタ25及びプレッシャレギュレータ31に圧送され、プレッシャレギュレータ31から燃料タンク26に余剰燃料がリターンされてエアアシストインジェクタ25への燃料供給系の燃料圧力が所定の圧力に調圧される。
【0024】
更に、燃料タンク26の上部からは、燃料タンク26内で発生した蒸発燃料を放出するための放出通路32が延出され、2ウェイバルブ33を介して活性炭等からなる吸着部を備えたキャニスタ34の上部に連通されている。キャニスタ34は、下部に大気に連通する新気導入口が設けられ、この新気導入口からの新気と吸着部に貯えられた蒸発燃料ガスとの混合気(エバポガス)を導くエバポパージ通路35が上部から延出されている。
【0025】
エバポパージ通路35は、スロットル弁14の下流側、且つ、各バンク毎の吸気チャンバ7a,7bから延出される通路13a,13bの集合部の直上流位置に開口されており、その中途に、蒸発燃料の吸入空気に対するパージ割合を制御するためのキャニスタパージコントロール(CPC)デューティソレノイド弁36が介装されると共に、このCPCデューティソレノイド弁36の上流側に、CPCデューティソレノイド弁36の作動時に発生する気流音、脈動音を消音するためのチャンバ37が介装されている。
【0026】
一方、エンジン1のシリンダヘッド3の各排気ポート5は、各バンク毎にシリンダヘッド3内で集合されて排気管38に連通され、各バンクの排気管38に、三元触媒を内蔵する触媒コンバータ39が介装されると共に、各バンクの排気管38の集合部に同じく三元触媒を内蔵する触媒コンバータ40が介装され、サイレンサ41を介してマフラ42に連通されている。
【0027】
また、一方のバンクの排気管38からEGR(排気ガス還流)通路43が延出され、各バンク毎の吸気チャンバ7a,7bから延出される通路13a,13bに連通されている。EGR通路43の途中には、EGR量を調整するためのEGR弁44が介装されており、このEGR弁44の開度に応じて排気ガスの一部が吸気系に還流される。本形態においては、EGR弁44は、弁開度を調整するアクチュエータとしてステップモータを備えるテップモータ式EGR弁である。
【0028】
また、エンジン1には、エンジン運転状態を検出するためのセンサ類が配設されている。すなわち、スロットルチャンバ15に介装されたスロットル弁14に、スロットル開度センサ50aとスロットル弁14の全閉でONするアイドルスイッチ50bとを内蔵したスロットルセンサ50が連設され、スロットル弁14の下流に、スロットル弁14下流の吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ51が配設されている。また、エアチャンバ16には、吸気温度を検出する吸気温センサ52が臨まされている。
【0029】
更に、エンジン1のシリンダブロック2の各バンク毎に、それぞれノックセンサ53が取り付けられ、シリンダブロック2に形成される冷却水通路54に冷却水温センサ55が臨まされている。各バンクの排気管38の触媒コンバータ39上流側には、それぞれリニア空燃比センサ56が配設され、各バンクの排気管38の集合部に介装された触媒コンバータ40の下流側に、O2センサ57が配設されている。
【0030】
また、エンジン1のクランクシャフトに軸着するクランクロータ58の外周にクランク角センサ59が対設され、更に、クランクシャフトに対して1/2回転するカムシャフトに連設するカムロータ60に気筒判別センサ61が対設されている。
【0031】
以上のエンジン1は、図3に示す電子制御装置(ECU)70によって電子的に制御される。次に、図3に基づきECU70とその周辺系について説明する。ECU70は、CPU71、ROM72、RAM73、バックアップRAM74、カウンタ・タイマ群75、及びI/Oインターフェース76等からなるマイクロコンピュータを中心として構成され、各部に安定化電源を供給する定電圧回路77、I/Oインターフェース76に接続される駆動回路78、A/D変換器79等の周辺回路が内蔵されている。
【0032】
尚、カウンタ・タイマ群75は、フリーランカウンタ、気筒判別センサ信号(気筒判別パルス)の入力計数用カウンタ等の各種カウンタ、燃料噴射用タイマ、点火用タイマ、定期割込みを発生させるための定期割込み用タイマ、クランク角センサ信号(クランクパルス)の入力間隔計時用タイマ、及びシステム異常監視用のウオッチドッグタイマ等の各種タイマを便宜上総称するものであり、その他、各種のソフトウエアカウンタ・タイマが用いられる。
【0033】
I/Oインターフェース76の入力ポートには、アイドルスイッチ50b、ノックセンサ53、クランク角センサ59、気筒判別センサ61、車速を検出するための車速センサ62、イグニッションキースイッチ81が接続されており、更に、A/D変換器79を介して、スロットル開度センサ50a、吸気管圧力センサ51、吸気温センサ52、冷却水温センサ55、リニア空燃比センサ56、及びO2センサ57が接続されると共に、バッテリ電圧VBが入力されてモニタされる。
【0034】
一方、I/Oインターフェース76の出力ポートには、後述するセルフシャット用のNPN形トランジスタTRのベースがダイオードD(順方向)を介して接続されると共に、点火プラグ22に接続されるイグナイタ内蔵イグニッションコイルのイグナイタ63が接続され、更に、駆動回路78を介して、切換ソレノイド弁12、ISC弁21、エアアシストインジェクタ25、CPCデューティソレノイド弁36、EGR弁44、及び、燃料ポンプリレー83のリレーコイルが接続されている。
【0035】
ここで、定電圧回路77は、2回路のリレー接点を有する電源リレー82の第1のリレー接点を介してバッテリ80に接続されると共に、直接バッテリ80に接続されている。バッテリ80には、定電圧回路77、イグニッションキースイッチ81、電源リレー82の第1,第2のリレー接点、燃料ポンプリレー83のリレーコイル及び燃料ポンプ30に接続されるリレー接点が接続されている。
【0036】
定電圧回路77は、イグニッションキースイッチ81のONにより、ECU70内の各部へ所定の安定化電圧を供給すると共に、イグニッションキースイッチ81のON,OFFに拘らず、常時、バックアップRAM74にバックアップ電源を供給し、また、セルフシャット用トランジスタTRのコレクタにセルフシャット用の電源を供給する。
【0037】
セルフシャット用トランジスタTRは、ベース端子がイグニッションキースイッチ81を介してバッテリ80に接続されると共にダイオードDを介してI/Oインターフェース76の出力ポートに接続されており、コレクタ端子が定電圧回路77からの常時電源供給ラインに接続されている。そして、エミッタ端子が電源リレー82のリレーコイルの一端に接続され、該リレーコイルの他端が接地されている。
【0038】
すなわち、イグニッションキースイッチ81がONされると、セルフシャット用トランジスタTRのベース端子にバッテリ電圧が印加されてセルフシャット用トランジスタTRがONし、電源リレー82のリレーコイルが通電されて第1,第2のリレー接点が閉成し、第1の接点を介してバッテリ電圧が定電圧回路77に供給されて所定の電圧に降圧・安定化され、ECU70内の各部へ供給されると共に、第2のリレー接点を介してバッテリ80から各アクチュエータにバッテリ電圧が供給される。
【0039】
そして、ECU70への電源投入により、ROM72に記憶されている制御プログラムがCPU71で実行されてシステムがイニシャライズされ、I/Oインターフェース76の出力ポートからセルフシャット用トランジスタTRのベースに印加される電圧がハイレベルに保持されてセルフシャット用トランジスタTRがONに保持される。これにより、以後、イグニッションキースイッチ81のON,OFFに拘わらず、ECU70への電源が保持される。
【0040】
システムイニシャライズ後は、エンジン始動に備えて所定のタイミングで駆動回路78を介して燃料ポンプリレー83のリレーコイルが通電され、そのリレー接点が閉成して燃料ポンプ30にバッテリ80から電源が供給されることで、燃料ポンプ30が作動する。そして、エンジンが始動し、このエンジン始動に伴ってクランク角センサ59から出力されるクランクパルス及び気筒判別センサ61から出力される気筒判別パルスがECU70で処理され、クランクパルスの入力間隔時間に基づいてエンジン回転数が算出され、また、各気筒の燃焼行程順と、気筒判別センサ61からの気筒判別パルスをカウンタによって計数した値とのパターンに基づいて、燃焼行程気筒、燃料噴射対象気筒、点火対象気筒が気筒判別される。
【0041】
また、ECU70において、I/Oインターフェース76を介して入力されるセンサ・スイッチ類からの検出信号、及びバッテリ電圧等が処理され、RAM73に格納される各種データ、バックアップRAM74に格納されている各種学習値データ、及びROM72に記憶されている固定データ等に基づき、燃料噴射量、点火時期、目標アイドル回転数、蒸発燃料の目標パージ率、目標EGR率等が演算され、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転数制御、蒸発燃料パージ制御、EGR制御等のエンジン制御が実行される。
【0042】
そして、エンジン停止のためにイグニッションキースイッチ81がOFFされると、ECU70におけるエンジン停止時処理が終了するまで電源リレー82のリレーコイルが通電状態に保持されてECU70への電源が保持され、ECU70におけるエンジン停止時処理が終了した時点で、ECU70自体のセルフシャット機能により、I/Oインターフェース76の出力ポートの出力をハイレベルからローレベルにしてセルフシャット用トランジスタTRをOFFする。その結果、電源リレー82のリレーコイルへの電流が遮断されて第1,第2のリレー接点が開き、ECU70及びアクチュエータ類への電源が遮断されてシステムが自動的に停止する。
【0043】
ここで、エンジン停止時には、EGR弁44の固着を防止するため、EGR弁44を一定開度に開けるようにしているが、アクセルペダルの解放によりスロットル弁14が全閉してスロットル弁14下流の吸気管圧力が負圧の大きい状態でエンジンが停止するため、排気系に残留している排気ガス(燃焼済みの不燃ガス)がEGR通路43からEGR弁44を介して吸気系に還流してしまい、この吸気系に還流された排気ガスの影響により、次回のエンジン始動時に始動性が悪化する虞がある。
【0044】
このため、ECU70は、エンジン停止時のEGR弁44に対する処理として、エンジン停止を検出すると、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧である判定閾値以上になるまでの期間、EGR弁44を全閉とし、エンジン停止時のスロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気ガスが吸気系に還流されることを防止するようにしており、スロットル弁14下流の吸気管圧力が上昇し、所定の判定閾値以上となった時点で、EGR弁44を一定開度にして弁の固着を防止するようにしている。
【0045】
すなわち、ECU70は、本発明に係るEGR弁全閉手段、EGR弁定開手段としての機能を有し、具体的には、図1に示すルーチンによって各手段の機能を実現する。
【0046】
以下、ECU70によって実行されるエンジン停止時のEGR弁44に対する処理について、図1に示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】
図1は、イグニッションキースイッチ81のONによりシステムに電源が投入されてイニシャライズされた後、所定周期(所定時間)毎に実行されるEGR制御ルーチンであり、先ず、ステップS10で、エンジン1が停止しているか否かを調べる。エンジン停止か否かは、例えばエンジン回転数NEによって判断し、NE=0のとき、エンジン停止と判断する。
【0048】
そして、エンジン1が運転状態にあり、停止していない場合には、ステップS20へ進んでEGR弁44に対する通常の制御(EGR制御)を実行する。この通常のEGR制御は、周知のように、エンジン運転状態に基づいて目標EGR率を求め、この目標EGR率に基づいてステップモータ式EGR弁44に対する制御量を設定し、EGR弁44の弁開度を制御することで、エンジン運転状態に適合するEGR率を得るものである。
【0049】
次に、ステップS30へ進み、I/Oインターフェース76の出力ポートから出力されるセルフシャット用トランジスタTRのベース電圧をハイレベルとしてセルフシャット用トランジスタTRをONに保持して電源リレー82をONにしたまま、ルーチンを抜ける。
【0050】
一方、ステップS10において、エンジン停止の場合には、ステップS10からステップS40へ進んでEGR弁44を全閉として排気系に残留する排気ガスが吸気系に還流されるのを防止し、ステップS50で、エンジン停止時のスロットル弁14の全閉位置での通路壁面との間の隙間からの空気のリークにより、スロットル弁14下流の吸気管圧力Pが予め設定された判定閾値PA以上に上昇したか否かを調べる。
【0051】
判定閾値PAは、排気系に残留する排気ガス(燃焼後の不燃ガス)がEGR通路43及びEGR弁44を介して吸気系に還流する虞のない吸気管圧力であり、エンジン形式による排気系の構成によって異なるものの、エンジン停止後の排気系の圧力を略大気圧であるとしても支障がないことから、判定閾値PAも同圧の略大気圧とすることができる。
【0052】
尚、この場合、ISC弁21の開度を大きくすることで、早期にスロットル弁14下流の吸気管圧力を上昇させることが可能であるが、ISC弁21の開度を大きくし過ぎると、バイパス通路20及びISC弁21を経てスロットル弁14の上流側から下流側に流れる空気流による異音が発生して乗員に不快感を与えるため、ISC弁21は、全閉、或いは不快な空気流の異音を発生することのない開度に制御されているものとする。
【0053】
その結果、ステップS50においてP<PAの場合には、EGR弁44を全閉に保持したまま前述のステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜ける。すなわち、イグニッションキースイッチ81のOFFによりエンジン停止となっても、電源リレー82をONに保持することで、セルフシャット機能によりECU70への電源がOFFにされるまでの間、ECU70に電源が供給され続け、本ルーチンによる制御が継続する。
【0054】
その後、ステップS50においてP≧PAとなり、吸気管圧力が略大気圧になると、ステップS60へ進んでEGR弁44を全閉から開弁して一定開度とし、ステップS70で、イグニッションキースイッチ(イグニッションキーSW)81がOFFされているか否かを調べる。
【0055】
その結果、イグニッションキースイッチ81がONの場合には、前述のステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜け、イグニッションキースイッチ81がOFFの場合、ステップS80へ進んでI/Oインターフェース76の出力ポートから出力されるセルフシャット用トランジスタTRのベース電圧をハイレベルからローレベルに反転し、セルフシャット用トランジスタTRをOFFして電源リレー82をOFFにし、定電圧回路77によるECU70への制御電源及びアクチュエータ類へのバッテリ電源をOFFとして処理を終了する。
【0056】
すなわち、エンジン停止後、イグニッションキースイッチ81のON,OFFに対する判断に優先してエンジン停止を判断し、エンジン停止と判断したとき、直ちにEGR弁44を全閉として排気系に残留する外気ガスの吸気系への還流を防止し、しかる後、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧である判定閾値PA以上に上昇した時点で、EGR弁44の開度を一定開度としてセルシャット機能により電源リレー82をOFFしてシステムを停止するようにしているので、EGR弁44の固着を防止すると共に、燃焼済みの不燃ガスの影響を排除して次回のエンジン始動性を向上することができる。
【0057】
図4は、本発明の実施の第2形態に係わり、EGR制御ルーチンのフローチャートである。
【0058】
前述の第1形態では、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧になったか否かを、吸気管圧力センサ51の検出値により判断しているが、第2形態では、エンジン停止後の経過時間により、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧になったか否かを判断するものである。
【0059】
このため、図4に示す第2形態のEGR制御ルーチンは、第1形態のEGR制御ルーチン(図1参照)におけるステップS50のスロットル弁14下流の吸気管圧力Pが予め設定された判定閾値PA以上に上昇したか否かを調べる処理を変更してエンジン停止後の時間経過を調べる処理とし、ステップS20の通常のEGR制御処理の後に、計時用のカウント値Cをクリアする処理を挿入する。
【0060】
すなわち、図4の第2形態のEGR制御ルーチンでは、第1形態と同様、ステップS10でエンジン1が停止しているか否かを調べ、エンジン1が停止していない場合、ステップS20でEGR弁44に対する通常の制御を実行する。そして、ステップS20からステップS21へ進み、エンジン停止後の経過時間を計時するためのカウント値Cをクリア(C←0)した後、ステップS30で電源リレー82をONに保持し、ルーチンを抜ける。
【0061】
また、エンジン1が停止している場合には、第1形態と同様、ステップS10からステップS40へ進んでEGR弁44を全閉として排気系に残留する排気ガスが吸気系に還流されるのを防止し、次いで、ステップS51へ進んでカウント値Cが設定値CSに達したか否かを調べる。
【0062】
設定値CSは、エンジン停止に伴いスロットル弁14が全閉となった後、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧になったと見做し得る時間に相当するカウント値であり、予めシミュレーション或いは実験等により、エンジンを停止してスロットル弁14を全閉にした後、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧となるまでの時間を求め、この時間相当値を設定値CSとしてROM72に固定データとして記憶しておくものである。
【0063】
そして、ステップS51において、C<CSでカウント値Cが設定値に達しておらず、エンジン停止によりスロットル弁14が全閉となった後、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧になったと見做し得る時間が経過していない場合、ステップS52でカウント値Cをカウントアップ(C←C+1)した後、ステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜ける。
【0064】
その後、ルーチンが繰返され、ステップS10,S40を経てステップS51へ進み、ステップS51においてC≧CSでカウント値Cが設定値CS以上となり、エンジン停止によりスロットル弁14が全閉となった後、スロットル弁14下流の吸気管圧力が略大気圧になったと見做し得る時間が経過すると、ステップS60へ進んでEGR弁44を一定開度とし、第1形態と同様、ステップS70でイグニッションキースイッチ81がOFFされているか否かを調べる。
【0065】
そして、イグニッションキースイッチ81がONの場合には、ステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜け、イグニッションキースイッチ81がOFFされている場合、ステップS80で電源リレー82をOFFにして処理を終了する。
【0066】
第2形態は、本発明を、吸気管圧力センサを備えていないエンジンにも適用可能な例を示すものであり、より広範囲且つ柔軟に本発明を適用することができる。
【0067】
図5は、本発明の実施の第3形態に係わり、EGR・ISC制御ルーチンのフローチャートである。
【0068】
第3形態は、エンジン停止後、ISC弁21の開度を漸次的に増加させることで、スロットル弁14の上流側からバイパス通路20及びISC弁21を経てスロットル弁14の下流側に流れる不快な空気流異音の発生を防止しつつ、早期にスロットル弁14下流の吸気管圧力を上昇させて略大気圧とするものであり、ECU70にEGR弁全閉時対応アイドル制御手段の機能を備えるものである。
【0069】
このため、第3形態では、図5に示すEGR・ISC制御ルーチンによってエンジン停止時のEGR弁44に対する処理を行うと共に、ISC弁21に対する処理を行う。このEGR・ISC制御ルーチンは、第1形態のEGR制御ルーチン(図1参照)に対し、ステップS20の通常のEGR制御処理の後に、通常のISC制御処理を追加し、ステップS40のEGR弁44を全閉とする処理とステップS50のスロットル弁14下流の吸気管圧力Pが予め設定された判定閾値PA以上に上昇したか否かを調べる処理との間に、ISC弁21の開度を設定開度まで漸次的に増大させる処理を挿入する。
【0070】
すなわち、ステップS10でエンジン1が停止しているか否かを調べ、エンジン1が停止していない場合、ステップS20でEGR弁44に対する通常の制御を実行すると、ステップS25でISC弁21に対する通常の制御を行い、ステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜ける。
【0071】
また、エンジン1が停止している場合には、第1形態と同様、ステップS10からステップS40へ進んでEGR弁44を全閉として排気系に残留する排気ガスが吸気系に還流されるのを防止し、次いで、ステップS45で、ISC弁21に対する制御量IISCが規定制御量ISに達しているか否かを調べる。
【0072】
規定制御量ISは、エンジン停止後、不快な空気流異音を発生することなくスロットル弁14の上流側からバイパス通路20及びISC弁21を経てスロットル弁14の下流側に空気を導入することのできるISC弁21の最大開度を与える制御量であり、エンジンの排気量や吸気系の容量等を考慮し、予めシミュレーション或いは実験等により、エンジンを停止してスロットル弁14を全閉にした後、不快な空気流異音を発生することのないISC弁21の最大開度を求め、この最大開度を与える制御量を規定制御量ISとしてROM72に固定データとして記憶しておくものである。
【0073】
そして、ステップS45において、IISC<ISでISC弁21の制御量IISCが規定制御量ISに達していない場合、ステップS46でISC弁21の制御量IISCを設定値ΔIだけ増加させて(IISC←IISC+ΔI)ステップS50へ進み、IISC≧ISでISC弁21の制御量IISCが規定制御量ISに達した場合には、ステップS47でISC弁21の制御量IISCを規定制御量ISに固定して(IISC←IS)ステップS50へ進む。
【0074】
そして、ステップS50以下は第1形態と同様であり、スロットル弁14下流の吸気管圧力Pが判定閾値PA以上に上昇して略大気圧になったか否かを調べ、P<PAの場合、EGR弁44を全閉に保持したままステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜け、P≧PAの場合、ステップS60でEGR弁44を一定開度とし、ステップS70でイグニッションキースイッチ81がOFFされているか否かを調べる。
【0075】
そして、イグニッションキースイッチ81がONの場合には、ステップS30で電源リレー82をONに保持してルーチンを抜け、イグニッションキースイッチ81がOFFされている場合、ステップS80で電源リレー82をOFFにして処理を終了する。
【0076】
第3形態では、ISC弁21の開度を漸次的に増大させることにより、ISC弁21の急開による不快な空気流異音の発生を防止しつつ早期にスロットル弁14下流の吸気管圧力を上昇させて略大気圧とすることが可能であり、セルフシャットによりシステム電源をOFFにするまでの期間を短縮してエンジン停止後のバッテリ負担の増加を防止することができる。
【0077】
尚、以上のISC弁21を利用してスロットル弁14下流の吸気管圧力を早期に上昇させる処理を、第2形態に適用することも可能であり、その場合には、第2形態のEGR制御ルーチン(図4参照)に対し、ステップS20の通常のEGR制御処理の後に、通常のISC制御処理を追加し、ステップS40のEGR弁44を全閉とする処理とステップS51のカウント値Cが設定値CSに達したか否かを調べる処理との間に、ISC弁21の開度を設定開度まで漸次的に増大させる処理を挿入すれば良い。
【0078】
また、第3形態は、電子制御スロットル方式のエンジン等、スロットル弁14の上下流をバイパスするバイパス通路を設けず、スロットル弁14を直接、小開制御してアイドル制御を行うエンジンに対しても適用可能であり、その場合には、ISC弁21に対する制御量IISC、規定制御量IS、設定値ΔIを、全てスロットル弁に対する小開制御の制御量とする。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、エンジン停止後、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の判定閾値以上になるまでの期間、排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に介装したEGR弁を全閉とし、EGR弁の全閉期間が終了後は、EGR弁を一定開度とするので、エンジン停止時のスロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気ガスが吸気系に還流されることを防止すると共に、EGR弁の固着を防止することができ、次回のエンジン始動に際しての始動性を向上することができる。
【0080】
請求項2記載の発明によれば、エンジン停止後の経過時間が、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の設定圧力になったと見做し得る設定時間に達するまでの期間、排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に介装したEGR弁を全閉とし、EGR弁の全閉期間が終了後は、EGR弁を一定開度とするので、エンジン停止時のスロットル弁下流の吸気管負圧が大きい状態で排気ガスが吸気系に還流されることを防止すると共に、EGR弁の固着を防止することができ、次回のエンジン始動に際しての始動性を向上することができるばかりなく、吸気管圧力を検出するためのセンサを備えていないエンジンにも適用可能であり、より広範囲且つ柔軟に適用することができる。
【0081】
請求項3記載の発明によれば、エンジン停止後、EGR弁の全閉に対応して、アイドル制御装置の弁開度を設定開度まで漸次的に増大させるので、請求項1,2記載の発明の効果に加え、スロットル弁をバイパスして或いは直接スロットル弁の上流側から下流側へ流れる空気流の流速を抑え、不快な異音を発生させることなくスロットル弁下流の吸気管圧力を早期に上昇させることが可能であり、セルフシャットによりシステム電源をOFFにするまでの期間を短縮してエンジン停止後のバッテリ負担の増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、EGR制御ルーチンのフローチャート
【図2】同上、エンジン系の全体構成図
【図3】同上、電子制御系の回路構成図
【図4】本発明の実施の第2形態に係わり、EGR制御ルーチンのフローチャート
【図5】本発明の実施の第3形態に係わり、EGR・ISC制御ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 …エンジン
14…スロットル弁
44…EGR弁
70…ECU(EGR弁全閉手段、EGR弁全閉時対応アイドル制御手段、EGR弁定開手段)
P …スロットル下流の吸気管圧力
PA…判定閾値
C …カウント値(エンジン停止後の経過時間相当値)
CS…設定値(スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の設定圧力になったと見做し得る設定時間)
21…ISC弁(アイドル制御装置)

Claims (3)

  1. エンジンの排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に、排気ガスの一部を吸気側に還流させるためのEGR弁を介装したエンジンの制御装置において、
    エンジン停止後、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の判定閾値以上になるまでの期間、上記EGR弁を全閉とするEGR弁全閉手段と、
    上記EGR弁の全閉期間が終了後、上記EGR弁を一定開度とするEGR弁定開手段とを備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. エンジンの排気系とスロットル弁下流の吸気系とを接続する通路に、排気ガスの一部を吸気側に還流させるためのEGR弁を介装したエンジンの制御装置において、
    エンジン停止後の経過時間が、スロットル弁下流の吸気管圧力が所定の設定圧力になったと見做し得る設定時間に達するまでの期間、上記EGR弁を全閉とするEGR弁全閉手段と、
    上記EGR弁の全閉期間が終了後、上記EGR弁を一定開度とするEGR弁定開手段とを備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. エンジン停止後、上記EGR弁の全閉に対応してアイドル制御装置の弁開度を設定開度まで漸次的に増大させるEGR弁全閉時対応アイドル制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジンの制御装置。
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