JP4376140B2 - 情報機器 - Google Patents

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本発明は、記録担体に各種の情報を記録し、また記録担体に記録された情報を再生する情報機器に関する。
光ディスク、磁気ディスク等を記録担体として使用する情報機器は、前記記録担体を回転駆動せしめる駆動機構、該記録担体の記録面に沿って記録又は再生用のヘッドを移動せしめる移動機構等、高い精度下での機械的な動作を行う種々の動作機構を備えており、これらの動作機構は、外部から伝播する振動の影響により誤動作する虞れがあることから、この種の情報機器においては、安定した記録及び再生動作を行わせるために前記動作機構の制振対策が重要な課題となっている。
このような事情により従来から、記録担体の駆動機構、ヘッドの移動機構等、高い動作精度が要求される動作機構を専用のフレームに搭載されたメカユニットとして構成し、このメカユニットを、情報機器の外装を構成する外函の内部に、ばね及びダンパとしての作用をなす弾性材料製の制振部材を介してフローティング支持し、この制振部材により使用環境下において外函に加わる振動を吸収し、メカユニットへの伝播を抑制して、前述した動作機構の正常な動作を保証するように構成された情報機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−272371号公報
さて、以上の如きフローティング支持により良好な制振効果を得るためには、特許文献1中にも開示されているように、制振部材のばね定数をメカユニットを含めた振動系の固有振動数に応じて適正に設定する必要がある一方、近年においては、情報機器の軽量化が進行しており、この軽量化に伴ってメカユニットを支持する制振部材のばね定数の適正値は小さくなる傾向にある。
ところが、このようにばね定数が小さい制振部材によるフローティング支持構造を採用した場合、例えば、使用者による設置場所の変更時等において、不用意な取り扱いにより大なる外力が加えられたとき、制振部材の変形を伴ってメカユニットが大きく変位し、外函の内面等の周辺部に衝突して、メカユニットに搭載された動作機構にダメージを及ぼす等の不具合を生じる虞れがあった。
この衝突は、制振部材のばね定数を大きくすることにより防ぎ得るが、このようにした場合、前述の如く、記録又は再生動作中におけるメカユニットの制振効果が低下し、所期の目的を果たし得なくなるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、記録又は再生動作中におけるメカユニットの制振効果を良好に維持しながら、非動作中に加わる外力によるメカユニットの変位を防止し、周辺部への衝突による不具合の発生を未然に防止し得る情報機器を提供することを目的とする。
本発明に係る情報機器は、機械的な動作機構が搭載されたメカユニットを弾性を有する制振部材を介して外函の内部にフローティング支持してある情報機器において、前記外函の内部に揺動自在に枢支されたロックレバー、該ロックレバーを一方向に付勢する付勢ばね、及び前記メカユニットの一部に突設され、前記付勢ばねのばね力により揺動する前記ロックレバーの一部と係合する係合ピンを有し、該係合ピンと前記ロックレバーとの係合により、前記メカユニットを、前記制振部材の作用下での移動不可に前記外函内にロックするロック手段と、前記外函の一面を内外に貫通し、内側端部を前記ロックレバーの一部に当接させて支持してあり、適宜の載置面への前記外函の載置に応じた外側端部の押圧により前記ロックレバーを前記付勢ばねのばね力に抗して揺動させ、前記メカユニットのロックを解除するロック解除ボタンとを備えることを特徴とする。
本発明においては、制振部材の作用下での移動を不可にメカユニットをロックするロック手段を備え、適宜の載置面上に外函を載置して行われる記録又は再生動作中以外には、ロック手段のロック作用によりメカユニットの移動を拘束し、メカユニットの大変位を防止して周辺部への衝突による不具合の発生を未然に防止する一方、記録又は再生動作中には、載置面への載置に応じてロック手段によるメカユニットのロックを解除して、制振部材によるメカユニットの制振効果を良好に維持する。
ロック手段は、一軸回りに揺動するロックレバーを付勢ばねにより付勢し、メカユニットに突設された係合ピンに係合させる簡素な構成により実現する。ロック状態の解除は、外函の一面を内外に貫通して支持され、内側端部をロックレバーの一部に当接させたロック解除ボタンが、載置面との外側端部の当接により変位してロックレバーに作用し、該ロックレバーを付勢ばねのばね力に抗して揺動させる簡素な構成により実現する。
また本発明に係る情報機器は、前記ロック手段が、前記外函の内部での前記メカユニットの全方向の移動を拘束する構成としてあることを特徴とする。
この発明においては、メカユニットの全方向の移動を拘束可能にロック手段を構成し、ロック状態にある間のメカユニットの大変位を確実に防止する。
本発明に係る情報機器においては、外函内にメカユニットをロックするロック手段を備え、該ロック手段によるロック状態を、載置面への外函の載置に応じて解除する構成としたから、記録又は再生動作中におけるメカユニットの制振効果を良好に維持しながら、非動作中に加わる外力によるメカユニットの大変位を防止して、これに伴う不具合の発生を未然に防止することができる。ロック手段は、ロックレバー及び付勢ばねとロックレバーに係合する係合ピンとにより構成し、また外函の一面を内外に貫通するロック解除ボタンが載置面との接触によりロックレバーに作用し、該ロックレバーを揺動させてロックを解除する構成としたから、機械的に簡素な構成にて前述した効果を得ることができる。
また、ロック手段を全方向のメカユニットの移動を拘束可能に構成したから、非動作中におけるメカユニットの大変位に伴う不具合の発生を、より有効に防止することが可能となる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る情報機器の要部の構成を示す斜視図である。図示の如く本発明に係る情報機器は、中空の外函1(底板10及び側板11の一部のみを図示)と、該外函1の内部に支持されたメカユニット2とを備えている。
メカユニット2は、光ディスク、磁気ディスク等の記録担体を回転駆動する駆動機構、前記記録担体の記録面に沿って記録又は再生用のヘッドを移動させるヘッド移動機構等、機械的な動作をなす動作機構(図示せず)が搭載された矩形箱形のユニットであり、図中に模式的に示す如く、ばね及びダンパとしての作用をなす制振部材3により外函1の内部にフローティング支持されている。
制振部材3は、メカユニット2を含めた振動系の固有振動数に応じて適正に設定されたばね定数を有しており、例えば、ゴム材料、エラストマ材料等の弾性に富む材料からなる棒体、柱体又は板体として構成することができ、情報機器の記録又は再生動作中に、外函1に種々の方向から加わる振動を吸収してメカユニット2への伝播を抑制し、該メカユニット2に搭載された動作機構への影響を排除する作用をなす。なお図1には、メカユニット2の底面と、これに対向する外函1の底板10の内面との間に介装された1つの制振部材3のみが図示されているが、メカユニット2の底面、天面及び4方の周面と、夫々に対向する外函1の内面との間に、各1つ又は複数の制振部材3を介装することが可能である。
また本発明に係る情報機器は、以上の如く支持されたメカユニット2を、外函1の内部において制振部材3の作用下での移動不可にロックするロック手段と、該ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段とを備えている。
ロック手段は、図1に示す如くメカユニット2の外側面20に突設された係合突起4,4と、これらの係合突起4,4の夫々に係脱可能な第1,第2のロックレバー5,6とを備えてなる。第1のロックレバー5は、適幅の帯板の中途部を厚さ方向に略直角に屈曲せしめてL字形に成形されたレバーであり、外函1の底板10に立設された支持ブラケット12に中途の屈曲部を、支持ピン13を枢軸として揺動自在に支持して取付けられている。
このように取付けられた第1のロックレバー5の一辺(横辺)は、外函1の底板10に沿って延びており、この横辺の先端近傍には、前記底板10の該当位置に後述の如く取付けられたロック解除ボタン(ロック解除手段)7に当接させてある。また第1のロックレバー5の他辺(縦辺)は、外函1の底板10から上向きに立ち上がり、係合突起4が突設されたメカユニット2の外側面20に沿って、この外側面20と一面を略平行として延びている。
この縦辺の先端部には、支持ピン13を枢軸として前記外側面20と略直交する面上にて生じる揺動軌跡上において、前記係合突起4と先端側から係合可能な高さ位置に、円形断面を有する係合孔50が貫通形成されており、また縦辺の中途部は、外函1の側板11との間に介装された押しばね51により前記外側面20に向けて押圧付勢されている。
第2のロックレバー6も同様に、適幅の帯板の中途部を厚さ方向に略直角に屈曲せしめてL字形に成形されたレバーであり、外函1の底板10に立設された支持ブラケット14に中途の屈曲部を、支持ピン15を枢軸として揺動自在に支持して取付けられている。
このように取付けられた第2のロックレバー6の一辺(横辺)は、外函1の底板10に沿って、第1のロックレバー5の横辺と直交する方向に延びており、この横辺の先端近傍には、底板10の該当位置に後述の如く取付けられたロック解除ボタン(ロック解除手段)8に当接させてある。また第2のロックレバー6の他辺(縦辺)は、外函1の底板10から上向きに立ち上がり、係合突起4が突設されたメカユニット2の外側面20に沿って、この外側面20と一面を略直交させて延びている。
この縦辺の先端部には、支持ピン15を枢軸として前記外側面20に沿って生じる揺動軌跡上において、係合突起4と一側から係合可能な高さ位置に係合片60が固設され、この係合片60には、係合突起4との対面側が開放された切欠き61が形成されており、また縦辺の中途部は、外函1の側板11との間に張架された引きばね62により、切欠き61の開放側を係合突起4に近付ける向きに引張り付勢されている。
図2は、第1のロックレバー及びロック解除手段の動作説明図である。本図は、支持ピン13を枢軸として生じる第1のロックレバー5の揺動面を正面視するものであり、丸棒状をなすロック解除ボタン7は、外函1の底板10を内外に貫通する保持孔16に挿通され、該保持孔16に沿って軸長方向への摺動自在に保持されている。底板10の内側へのロック解除ボタン7の突出端には、他部よりも大径とされたストッパ縁70が周設され、保持孔16の内縁との当接により外側への抜け出しを防ぐように構成されている。また底板10の外側へのロック解除ボタン7の突出端は、図示の如く半球状に成形されている。
以上の構成により第1のロックレバー5は、縦辺の中途に弾接する押しばね51のばね力の作用により、支持ピン13を枢軸として図2における半時計回りに揺動し、また、横辺の先端部に当接するロック解除ボタン7からの作用力により、支持ピン13を枢軸として図2における時計回りに揺動することができる。
ロック解除ボタン7からの作用力が加わっていない場合、第1のロックレバー5は、押しばね51のばね力の作用により半時計回りに揺動して図2(a)に示す状態となり、第1のロックレバー5の縦辺がメカユニット2の外側面20に近づき、前者に形成された係合孔50が後者に突設された係合突起4に係合し、この係合によりメカユニット2は、第1のロックレバー5を介して外函1に連結され、係合突起4の軸長方向以外の移動が不可に拘束される。
なお係合突起4は、先端部に向けてテーパ状に縮径する縮径部40を備えており、前記係合孔50の係合は、図2(a)に示す如く、縮径部40の先端から生じ、該縮径部40の中途に突き当てられて生じるようになしてある。この構成により、第1のロックレバー5と係合突起4との間に位置ずれが生じている状態においても確実な係合を実現することができ、また係合完了後のガタ付きを排除し、両者の相対移動、即ち、外函1に対するメカユニット2の相対移動を確実に拘束することができる。
一方このとき、第1のロックレバー5の横辺は、支持ピン13の回りに外函1の底板10に近づくように揺動し、この横辺の先端部が、外函1の内側へのロック解除ボタン7の突出端を押圧する結果、該ロック解除ボタン7は、前記ストッパ縁70が保持孔16の内縁に当接する位置にまで移動し、底板10の外側への突出長が最大となる。
底板10の外面には、外函1を載置面上に支えるための支持脚17が突設してあり、前述の如く突出するロック解除ボタン7の最大突出長は、前記支持脚17の高さよりも大となるように設定してある。従って、このような外函1が底板10を下向きとして支持脚17を介して載置面Fに載置された場合、図2(b)に示す如く、ロック解除ボタン7の外側への突出端が載置面Fに押し付けられ、該ロック解除ボタン7は、保持孔16によりガイドされて軸長方向に摺動し、前記支持脚17の高さに一致するまで底板10の内側に押し込まれる。
この押し込みによりロック解除ボタン7の内側端に当接する第1のロックレバー5の横辺に、図中に白抜矢符にて示す如く上向きの力が作用し、第1のロックレバー5は、縦辺に加わる押しばね51のばね力に抗して時計回りに揺動し、この縦辺がメカユニット2の外側面20から離れ、係合突起4と係合孔50との係合が解除され、この係合によるメカユニット2のロックが解除される。
図3は、第2のロックレバー及びロック解除手段の動作説明図である。本図は、支持ピン15を枢軸として生じる第2のロックレバー6の揺動面を正面視するものであり、ロック解除ボタン8は、第1のロックレバー5用のロック解除ボタン7と同様、底板10を内外に貫通する保持孔16に、軸長方向への摺動自在に挿通保持された丸棒であり、底板10の内側への突出端に周設されたストッパ縁80により外側への抜け出しを防ぐように構成され、また底板10の外側に半球状に成形された突出端を有している。
以上の構成により第2のロックレバー6は、縦辺の中途に弾接する引きばね62のばね力の作用により、支持ピン15を枢軸として図3における半時計回りに揺動し、また、横辺の先端部に当接するロック解除ボタン8からの作用力により、支持ピン15を枢軸として図3における時計回りに揺動することができる。
ロック解除ボタン8からの作用力が加わっていない場合、第2のロックレバー6は、引きばね62のばね力の作用により半時計回りに揺動し、図3(a)に示す如く、第2のロックレバー6の縦辺が外函1の底板10に対して略垂直をなして立ち上がり、この縦辺の先端の係合片60に形成された切欠き61が係合突起4の一側から係合し、この係合によりメカユニット2は、第2のロックレバー6を介して外函1に連結される。
係合突起4の中途部には、係合片60の厚さに対応する凹溝41が設けてあり、前記切欠き61の係合は、図3(a)及び図1に示す如く、凹溝41に係合片60が入り込む状態で生じるようになしてある。この構成により第2のロックレバー6の係合が生じた場合、メカユニット2は、係合突起4の軸長方向の移動を含めて、切欠き61の開放側から係合突起4が抜け出す向き以外の移動が不可に拘束される。
なお、第2のロックレバー6と係合する係合突起4の先端部にも、第1のロックレバー5と係合する係合突起4と同様の縮径部40が設けてあり、また、第1のロックレバー5と係合する係合突起4の中途部にも、第2のロックレバー6と係合する係合突起4と同様の凹溝41が設けてあり、これらはいずれも機能的には不要の部分であるが、2つの係合突起4,4を同一部品として部品品種の削減を図るために設けてある。
一方このとき、第2のロックレバー6の横辺は、支持ピン15の回りに外函1の底板10に近づくように揺動し、この横辺の先端部が、外函1の内側へのロック解除ボタン8の突出端を押圧する結果、該ロック解除ボタン8は、前記ストッパ縁80が保持孔16の内縁に当接する位置にまで移動し、底板10の外側への突出長が最大となる位置に拘束される。
ロック解除ボタン8の最大突出長は、ロック解除ボタン7と同様、底板10の外面の支持脚17の高さよりも大としてあり、外函1が底板10を下向きとして載置面Fに載置されたときロック解除ボタン8は、図3(b)に示す如く、載置面Fへの押し付けにより支持脚17の高さに一致するまで底板10の内側に押し込まれる。
この押し込みによりロック解除ボタン8の内側端に当接する第2のロックレバー6の横辺に、図中に白抜矢符にて示す如く上向きの力が作用し、第2のロックレバー6は、縦辺に加わる引きばね62のばね力に抗して時計回りに揺動し、この縦辺の先端の係合片60が係合突起4から離れ、該係合突起4との係合が解除され、この係合によるメカユニット2のロックが解除される。
以上の如く本発明に係る情報機器においては、外函1の外部に突出するロック解除ボタン7,8に外力が加えられていない場合、第1,第2のロックレバー5,6が各別の係合突起4,4と係合し、これらの係合によりメカユニット2は、ばね及びダンパの機能を果たす制振部材3の作用下での移動不可にロックされる。このとき、第1,第2のロックレバー5,6は、夫々の係合突起4,4に対して異なる向きから係合するから、メカユニット2は、全方向への移動不可に拘束される。
なお同様の拘束は、メカユニット2の異なる側面から突設された係合突起4,4と、これらの先端側から係合する第1のロックレバー5,5とを備える構成、またメカユニット2の一側面から突設された係合突起4,4これらに夫々異なる側から係合する第2のロックレバー6,6とを備える構成等、適宜の構成により実現することができ、これらの構成もまた本発明に含まれることは言うまでもない。
一方、このようなロック状態は、外函1を載置面Fから持ち上げることにより、該載置面Fへのロック解除ボタン7,8の押し付けが解除されて自動的に実現されるから、例えば、使用者が設置場所を変更する際に不用意な取り扱いにより大なる外力が加えた場合であっても、外函1内にてメカユニット2の大変位が生じ、周辺部に衝突する虞れが排除され、メカユニット2に搭載された機械的な動作機構がダメージを被る虞れを未然に回避することができる。
一方、底板10を下として適宜の載置面F上に外函1が載置された場合、前記載置面Fとの当接によりロック解除ボタン7,8が前述した如くに押し込まれ、この押し込みに応じた第1,第2のロックレバー5,6の揺動により、前述の如くメカユニット2のロック状態が解除される。従って、この状態にて行われる情報機器の記録又は再生動作中には、メカユニット2は、ばね及びダンパとしての機能を果たす制振部材3による支持下に外函1に対する相対変位が可能であり、例えば、載置面Fから外函1に加わる振動がメカユニット2に伝播されることがなく、該メカユニット2に搭載された機械的な動作機構への振動の影響を排除し、正常な動作を安定して行わせることができる。
このようなロック及びロック解除は、載置面Fへの載置及び非載置に応じて実現されるから、記録又は再生動作時におけるメカユニット2の安定動作と、非使用時における大外力の作用によるメカユニット2の損傷防止とを、何らの付加的な操作を強いることなく合わせて達成するとができる。
4は、本発明に係る情報機器の他の実施の形態を示す要部の斜視図である。この実施の形態においては、底板10に保持されたロック解除ボタン7,8と共に、底板10と平行をなす面内に軸長方向への揺動自在に支持されたロック解除ボタン7a,8aを備えており、ロック解除ボタン7aは、一端の押圧片71を介して第1のロックレバー5の縦辺の中途部に、押しばね51と逆側から当接させてある。またロック解除ボタン8aは、テーパ状の端縁を備える押圧片81を一端に備えており、この押圧片81の端縁を第2のロックレバー6の縦辺の中途部に、図示の如く、引きばね62による引っ張り側において当接させてある。他の部分の構成は、図1に示す実施の形態と同様であり、対応する構成部材に図1と同一の参照符号を付して説明を省略する。
ロック解除ボタン7a,8aの他端は、図に示す外函1の側板11と対向する位置にある他の側板(図示せず)を経て外部に突出させてあり、この突出側を下として外函1が縦置きされた場合に、ロック解除ボタン7aの押し込みにより第1のロックレバー5が、またロック解除ボタン8aの押し込みにより第2のロックレバー6が夫々揺動し、図示の如く実現されている係合突起4,4との係合が解除される構成となっている。この構成によれば、外函1の横置き及び縦置きの如何に拘らずロック解除がなされるから、横置き又は縦置きの双方での使用を前提とした情報機器に採用することができる。
本発明に係る情報機器の要部の構成を示す斜視図である。 第1のロックレバー及びロック解除手段の動作説明図である。 第2のロックレバー及びロック解除手段の動作説明図である。 本発明に係る情報機器の他の実施の形態を示す要部の斜視図である。
符号の説明
1 外函
2 メカユニット
3 制振部材
4 係合突起
5 第1のロックレバー
6 第2のロックレバー
7,7a ロック解除ボタン
8,8a ロック解除ボタン
51 押しばね(付勢ばね)
62 引きばね(付勢ばね)

Claims (2)

  1. 機械的な動作機構が搭載されたメカユニットを弾性を有する制振部材を介して外函の内部にフローティング支持してある情報機器において、
    前記外函の内部に揺動自在に枢支されたロックレバー、該ロックレバーを一方向に付勢する付勢ばね、及び前記メカユニットの一部に突設され、前記付勢ばねのばね力により揺動する前記ロックレバーの一部と係合する係合ピンを有し、該係合ピンと前記ロックレバーとの係合により、前記メカユニットを、前記制振部材の作用下での移動不可に前記外函内にロックするロック手段と、
    前記外函の一面を内外に貫通し、内側端部を前記ロックレバーの一部に当接させて支持してあり、適宜の載置面への前記外函の載置に応じた外側端部の押圧により前記ロックレバーを前記付勢ばねのばね力に抗して揺動させ、前記メカユニットのロックを解除するロック解除ボタン
    を備えることを特徴とする情報機器。
  2. 前記ロック手段は、前記外函の内部での前記メカユニットの全方向の移動を拘束する構成としてある請求項1記載の情報機器。
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