JP4374592B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、複数の変動図柄の変動を表示する図柄表示装置を備え、複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止した場合には特別遊技状態が発生する遊技機に関するものである。
【0002】
【背景技術】
遊技機とは、その文字が示すとおり遊ぶことによって楽しみを与えるものであり、そこに組み込まれたメカニズム(仕組み)は、如何に遊技者を楽しませることが出来るかという観点から開発および提供が為されている。そして、遊技者を楽しませるという観点に基づいて従来から様々な態様の遊技機が提案されており、その一態様として、複数の変動図柄の変動を表示すると共に、複数の変動図柄が特別図柄組み合わせ,リーチハズレ図柄組み合わせ,完全ハズレ図柄組み合わせの何れかで停止した状態を表示する図柄表示装置を備え、複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止する場合に遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機が提案されている。
【0003】
また、近年の遊技機においては、更なる工夫が為されており、特別遊技状態が発生した場合には、複数の変動図柄の変動時間を短くして単位時間(例えば、1分間)当たりの複数の変動図柄の変動回数を多くすることで特別遊技状態が発生する可能性を高くした時短遊技状態が発生する遊技機が提案されている。
【0004】
このように時短遊技状態下では、複数の変動図柄の変動時間が短くされているわけであるが、時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動の全てにおいて変動時間が短くされているわけではなく、例えば、複数の変動図柄が完全ハズレ図柄組み合わせで停止する場合の複数の変動図柄の変動を規定する完全ハズレ変動パターンに基づく複数の変動図柄の変動時間や、複数の変動図柄がリーチハズレ図柄組み合わせ又は特別図柄組み合わせで停止する場合の複数の変動図柄の変動を規定するリーチ変動パターンのうち複数の変動図柄がリーチハズレ図柄組み合わせで停止する場合に選択されやすいリーチ変動パターンであって、且つ、複数の変動図柄がリーチハズレ図柄組み合わせで停止する場合に選択されたリーチ変動パターンに基づく複数の変動図柄の変動時間のみが短くされている一方、リーチ変動パターンのうち複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止する場合に選択されやすいリーチ変動パターンに基づく複数の変動図柄の変動時間は短くされていない等のように、たとえ時短遊技状態下であっても遊技者に特別遊技状態が発生するかもしれないとの期待を抱かせて、遊技者を楽しませるための工夫が為されているのが、一般的である。
【0005】
すなわち、時短遊技状態下において、変動時間が短くされていないリーチ変動パターンに基づいて複数の変動図柄が変動した場合には、たとえ通常の遊技状態下でのリーチ変動パターンと何等変わることのないリーチ変動パターンであっても、通常の遊技状態下では抱くことができない特別遊技状態の発生に対する期待感を遊技者は抱くことが出来るのである。
【0006】
ところで、このような時短遊技状態は、一般に、特別遊技状態が終了した後の複数の変動図柄の変動回数等によって、その存続期間が限定されていることから、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを報知して、遊技者に時短遊技状態下で遊技を行っていることを認識させておくことが望ましく、それによって、通常の遊技状態下でのリーチ変動パターンと何等変わることのないリーチ変動パターンであっても、通常の遊技状態下では抱くことができない特別遊技状態の発生に対する期待感を遊技者に抱かせることが出来るのである。
【0007】
しかしながら、従来では、遊技機に設けられたLED等を点灯又は点滅させることにより時短遊技状態が発生していることを報知するだけで、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを報知していない場合が多く、このような場合には、遊技者が知らない間に時短遊技状態が終了してしまうおそれがある。
【0008】
なお、特別遊技状態が終了した後の複数の変動図柄の変動回数をホールコンピュータに知らせ、台島における遊技機が取り付けられた位置の上方に設けられた表示部に対してホールコンピュータが複数の変動図柄の変動回数を表示する場合であって、且つ、時短遊技状態の存続期間が特別遊技状態が終了した後の複数の変動図柄の変動回数で規定されている場合には、かかる表示部に表示されている複数の変動図柄の変動回数を確認することで、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを確認できるが、遊技に熱中するあまり確認するのを忘れてしまうおそれがあり、また、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを確認するためだけに視線を動かすのが面倒であるという問題もある。
【0009】
このような問題に対処するために、複数の変動図柄が表示される図柄表示装置に対して、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを常時表示しておくことも考えられるが、常時表示されているとの安心感から次第にかかる表示に対して意識が向かなくなり、それによって、遊技者が知らない間に時短遊技状態が終了してしまうおそれがある。
【0010】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、遊技者に対して、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを認識させることが出来る、新規な構造の遊技機を提供することにある。
【0011】
【解決手段】
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
【0012】
本発明の第一の態様は、複数の変動図柄の変動を表示する図柄表示装置を備え、該複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止した場合には特別遊技状態が発生する遊技機において、(a)予め定められた特定条件を満たすと時短遊技状態を発生させる時短遊技発生手段と、(b)前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数を計数して記憶する変動回数計数手段と、(c)前記変動回数計数手段が記憶した前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数の報知を該複数の変動図柄の変動開始から変動停止直後までの間において開始し、かかる報知を該複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間だけ継続する変動回数報知手段を、備えており、前記変動回数報知手段による前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数の報知が、前記図柄表示装置によって、それら複数の変動図柄とは異なる位置に行われるようになっていると共に、前記変動回数計数手段が記憶した前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数を表示する変動回数表示手段と、該変動回数表示手段が表示する変動回数を遊技者が視認可能な状態と視認不可能な状態に切り換える表示切換手段を備えており、該表示切換手段が該複数の変動図柄の変動開始から変動停止直後までの間において該変動回数表示手段が表示する変動回数を遊技者が視認可能な状態となるようにし、かかる遊技者が視認可能な状態を該複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間だけ継続して、該変動回数表示手段が表示する変動回数を遊技者が一時的に視認可能とすることにより前記変動回数報知手段が構成されていることを、特徴とする。
【0013】
このような本態様に従う構造とされた遊技機においては、予め定められた特定条件が満たされた場合に時短遊技発生手段により時短遊技状態が発生せしめられるようになっており、また、変動回数計数手段が時短遊技状態における複数の変動図柄の変動回数を計数して記憶するようになっていると共に、変動回数報知手段が変動回数計数手段が記憶した時短遊技状態における複数の変動図柄の変動回数の報知を複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの間において開始し、かかる報知を複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間だけ継続するようになっていることから、遊技者に対して、変動回数報知手段により報知される時短遊技状態における複数の変動図柄の変動回数に対する注意を喚起することが可能となる。
【0014】
従って、本態様に係る遊技機においては、例えば、時短遊技状態の存続期間が複数の変動図柄の変動回数によって規定されている場合に、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを遊技者に認識させることが可能となる。
また、本態様に従う構造とされた遊技機においては、変動回数表示手段によって変動回数計数手段が記憶した時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を表示するようになっており、また、表示切換手段によって変動回数表示手段が表示する変動回数を、複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの間において、遊技者に視認可能な状態となるようにし、かかる遊技者に視認可能な状態を複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間だけ継続するようになっていることから、遊技者に対して、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを認識させることが可能となる。
また、本態様に従えば、表示切換手段によって変動回数表示手段が表示する時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を遊技者に視認可能な状態と視認不可能な状態に切り換えるようになっていることから、例えば、特別遊技状態が発生する場合における複数の変動図柄の変動が開始される前に変動回数計数手段によって記憶された複数の変動図柄の変動回数が初期値に変更される場合であったとしても、複数の変動図柄の変動回数が初期値に変更されたこと、即ち、特別遊技状態が発生することを遊技者に対して直ちに報知しないようにすることが可能となる。
さらに、本態様における変動回数表示手段は、例えば、CPUがプログラムに従って時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を表示装置の表示領域に表示すること等で実現することが可能となる。また、本態様における表示切換手段は、例えば、CPUがプログラムに従って変動回数表示手段が表示する時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を遊技者に視認可能な状態と視認不可能な状態に切り換えること等で実現することが可能となる。
【0015】
なお、本態様における図柄表示装置とは、少なくとも複数の変動図柄が変動している状態および複数の変動図柄が停止している状態を表示できるものであれば良く、例えば、複数種類の図柄が外周面に描かれたドラムを少なくとも二つ用い、それらのドラムを回転および停止させるものであっても良いし、また、CRTやLCD等のように表示画面を有しており、かかる表示画面において複数の変動図柄の変動および停止を表示するものであっても良い。
【0016】
また、本態様における複数の変動図柄は、変動を開始してから略同じ時間で停止するようにすることも可能であるが、所定の時間差で順次停止することが望ましく、それによって、遊技者の興味を図柄表示装置に引き付けることが可能となる。
【0017】
さらに、本態様における特別図柄組み合わせとは、遊技者に対して特別遊技状態が発生することを報知するための複数の変動図柄の図柄組み合わせをいうものとし、例えば、変動図柄が数字図柄によって構成されている場合には、「777」等の所謂「ゾロ目」で構成しても良いし、他の図柄組み合わせで構成してもよい。
【0018】
また、本態様における特別遊技状態とは、例えば、入賞領域への入口が開閉可能な可変入賞装置の入口を開状態にして遊技者に有利な状態とし、その開状態が所定時間又は所定個数入賞するまで続き、更に、開状態中に入賞領域に設けられた継続用入賞口に遊技球が入賞する限りは、かかる開状態を所定回数繰り返す等のように、遊技者にとって有利な遊技状態をいう。
【0019】
さらに、本態様における「予め定められた特定条件」とは、遊技者が遊技を行うことによって発生する条件であれば、特に限定されるものではなく、例えば、特別遊技状態が終了することであっても良いし、或いは、複数の変動図柄の変動時間や変動中の演出内容等を規定する変動パターンが少なくとも二つあり、それらの変動パターンのうちの特定の変動パターンに基づく複数の変動図柄の変動が所定回数行われた場合であっても良い。
【0020】
また、本態様における時短遊技状態とは、少なくとも複数の変動図柄が完全ハズレ図柄組み合わせで停止する場合の複数の変動図柄の変動時間や演出内容等を規定することで構成された完全ハズレ変動パターンの変動時間が短くなっており、それによって、単位時間当たりの複数の変動図柄の変動回数が増えて、複数の変動図柄の変動が停止した際の図柄組み合わせが特別図柄組み合わせとなる可能性が高くなっている遊技状態をいう。そこにおいて、完全ハズレ図柄組み合わせとは、例えば、複数の変動図柄が横三列に表示されるようになっていると共に、それら横三列に表示される複数の変動図柄の停止が、左の変動図柄,右の変動図柄,中の変動図柄の順番で行われ、更に、特別図柄組み合わせが、左の変動図柄,右の変動図柄および中の変動図柄の全てにおいて同じ図柄とされている場合において、左の変動図柄の図柄と右の変動図柄の図柄が異なる等のように、最後に停止する変動図柄の一つ前に停止する変動図柄が停止した段階で、遊技者に対して複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止するかもしれないとの期待を抱かせることが困難な図柄組み合わせをいうものとする。
【0021】
さらに、本態様における「該複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間」とは、少なくとも遊技者が時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を認識できる程度の時間をいうものとする。
【0022】
また、本態様における時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を報知する方法としては、例えば、遊技機に時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を表示する表示装置を設け、かかる表示装置によって遊技者に報知する方法や、遊技機に設けられたスピーカから出力される音声によって遊技者に報知する方法等が何れも採用可能である。そこにおいて、表示装置を利用して時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を表示する場合には、複数の変動図柄が表示される図柄表示装置を利用して表示するようにしても良いし、図柄表示装置とは別の表示装置を利用して表示するようにしても良い。
【0023】
さらに、本態様において、例えば、時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動回数がLCD等の表示画面を備えた図柄表示装置に表示される場合には、時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動回数を報知する際に、表示画面を一瞬だけ真っ白にする等のようにして、遊技者の意識を図柄表示装置に向けさせることが望ましく、それによって、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを遊技者に認識させることが容易に可能となる。
【0024】
また、本態様において、時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を計数する方法としては、例えば、時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を記憶しておくカウンタのカウンタ値を複数の変動図柄が変動する毎に1 ずつ加算していく方法や、時短遊技状態が発生した際に予め定められた値に設定されたカウンタのカウンタ値を複数の変動図柄が変動する毎に1 ずつ減算していく方法等がある。
【0025】
さらに、本態様において、変動回数報知手段が「前記変動回数計数手段が記憶した前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数」を報知するとは、時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数そのものを直接に報知することのみならず、あと何回変動するまで時短遊技状態が続くのかを示す残り変動回数報知して間接的に時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を報知することを含むものとする。
【0026】
また、本態様における変動回数計数手段は、例えば、CPUがプログラムに従ってRAM等に設けられたカウンタのカウンタ値を複数の変動図柄の変動毎に変更して記憶すること等で有利に実現することが可能である。更に、本態様における変動回数報知手段は、例えば、CPUがプログラムに従って時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を複数の変動図柄の変動時間よりも短い時間だけ表示装置の表示領域に表示すること等で実現することが可能である。
【0027】
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係る遊技機において、前記変動回数報知手段による前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数の報知が前記図柄表示装置によって行われるようになっていると共に、該変動回数報知手段による該時短遊技状態における該複数の変動図柄の変動回数の報知が該複数の変動図柄の変動が停止する直前から該複数の変動図柄の変動が停止した直後の間に開始されるようになっていることを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた遊技機においては、変動回数報知手段による時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数の報知が、複数の変動図柄の変動が停止する直前から複数の変動図柄の変動が停止した直後の間に、即ち、遊技者が最も図柄表示装置に集中する期間に、当該図柄表示装置において行われるようになっていることから、遊技者に対して、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかをより効果的に認識させることが可能となる。
【0028】
また、本態様に係る遊技機においては、複数の変動図柄の変動が停止する直前までは、遊技者に対して時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を報知しないようになっていることから、例えば、特別遊技状態が発生すると判定された際に変動回数計数手段により記憶された時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を初期値に戻す場合であっても、遊技者に対して、少なくとも複数の変動図柄の変動が停止する直前までは、複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止することを間接的に報知しないようにすることが可能となり、その結果、遊技者に対して、複数の変動図柄の停止図柄組み合わせが特別図柄組み合わせであることを期待しながら複数の変動図柄の変動をみる楽しみを与えることが可能となる。
【0032】
本発明の三の態様は、前記第一又は第二の態様に係る遊技機において、前記変動回数表示手段により表示された変動回数を覆い隠す遮蔽表示を行うようにすると共に、該遮蔽表示を解除して該変動回数を覆い隠さないようにすることにより前記表示切換手段が構成されていることを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた遊技機においては、表示切換手段が変動回数表示手段により表示された時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動回数を覆い隠す遮蔽表示を行うようにすると共に、かかる遮蔽表示を解除して時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動回数を覆い隠さないようにすることで構成されていることから、例えば、表示装置に時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数が表示される場合において、かかる変動回数が表示される表示領域の前方に可動物を配設すると共に、可動物を電気モータやソレノイド等の駆動手段で駆動変位せしめて表示領域に表示された変動回数を遊技者に視認可能な状態と視認不可能な状態に切り換える場合に比して、必要な部品点数を少なくすることが可能となる。その結果、目的とする遊技機を少ない部品点数で有利に実現することが可能となる。
【0033】
さらに、本態様においては、遮蔽表示を行い、また、遮蔽表示を解除するようになっていることから、遊技者の意識を遮蔽表示に対して向けさせることが可能となり、それに伴って、遮蔽表示に覆い隠される時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動回数に対しても遊技者の意識を向けさせることが可能となる。
【0034】
なお、本態様における「遮蔽表示を解除して」とは、かかる遮蔽表示自体を消去することや変動回数を覆い隠さない位置まで遮蔽表示を移動すること等をいうものとする。また、本態様における表示切換手段は、例えば、変動回数表示手段が、CPUがプログラムに従って時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を表示装置の表示領域に表示することで構成されている場合に、表示装置の表示領域に対してCPUがプログラムに従って遮蔽表示を行い、また、遮蔽表示を解除すること等で実現することが可能となり、このような場合には、変動回数表示手段を構成する表示装置を含んで表示切換手段が構成されることとなる。
【0035】
本発明の第四の態様は、前記第一又は第二の態様に係る遊技機において、前記変動回数表示手段における前記時短遊技状態下での前記複数の変動図柄の変動回数が表示される表示領域の前方に遮蔽部材を配設すると共に、該遮蔽部材を駆動変位せしめる駆動手段を設け、該遮蔽部材を該駆動手段で駆動変位せしめることにより前記表示切換手段が構成されていることを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた遊技機においては、変動回数表示手段における時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数が表示される表示領域の前方に配設された遮蔽部材を駆動手段で駆動変位せしめることにより表示切換手段が構成されていることから、遊技者の意識を駆動手段によって駆動変位せしめられる遮蔽部材に向けることが可能となり、それに伴って、遮蔽部材によって覆い隠されていた時短遊技状態下における複数の変動図柄の変動回数に対しても遊技者の意識を向けることが可能となる。その結果、目的とする遊技機を有利に実現することが可能となる。
【0036】
なお、本態様における駆動手段とは、例えば、電気モータやソレノイド等が何れも採用可能である。また、本態様における表示切換手段は、例えば、変動回数表示手段が、CPUがプログラムに従って時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を表示装置の表示領域に表示することで構成されている場合に、かかる表示装置、特に、その表示領域とは異なる別部材によって構成された遮蔽部材を駆動手段によって駆動変位せしめること等で実現することが可能となり、このような場合には、変動回数表示手段を構成する表示装置を含まないで表示切換手段が構成されることとなる。
【0037】
【発明の実施形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0038】
先ず、図1には、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10が示されている。このパチンコ機10は、遊技球が始動入賞口12に入賞することにより、遊技領域14に設けられた図柄表示装置としての特別図柄表示装置16において複数の変動図柄としての複数(本実施形態では、3つ)の特別図柄18a〜cが変動し、遊技者に有利な特別遊技状態としての大当たり遊技状態が発生する場合には、複数の特別図柄18a〜cが特別図柄組み合わせとしての大当たり図柄組み合わせで停止するようになっている一方、大当たり遊技状態が発生しない場合には、複数の特別図柄18a〜cがリーチハズレ図柄組合せおよび完全ハズレ図柄組み合わせの何れかで停止するようになっている。
【0039】
より詳細には、パチンコ機10は中枠20を備えており、かかる中枠20が幅方向一方の端部を中心に回動可能な状態で外枠22に装着されている。また、中枠20の前面には、横長な長方形状の皿板24が幅方向一方の端部を中心に回動可能に装着されており、かかる皿板24の前面には、遊技球を貯留するための上皿26が固定されている。更に、中枠20の前面には、上皿26の下方において、下皿28が固定されている。この下皿28は、パチンコ機10の裏側において、上皿26に連通せしめられており、上皿26内から溢れた遊技球が下皿28内に排出されるようになっている。
【0040】
また、下皿28の右側には、発射ハンドル30が回動可能に装着されており、かかる発射ハンドル30の裏側には、発射モータ(図示せず)が装着されている。この発射モータの回転軸には、図示しないクランク機構を介して図示しない打球槌が連結されており、発射ハンドル30が周方向一方の側に回動操作せしめられることによって発射モータに電源が与えられ、打球槌が上皿26内に貯留された遊技球を弾き出すようになっている。
【0041】
さらに、中枠20の前面には、ガラス枠32が幅方向一方の端部を中心に回動可能に装着されている。また、中枠20の後側には、遊技領域14を形成する遊技盤34を保持するための額縁状の機構盤(図示せず)が固定されており、かかる機構盤によって遊技盤34が保持された状態下において、遊技盤34は、ガラス枠32によって保持されたガラス窓で覆われている。更に、ガラス枠32の幅方向他方の端部には、枠鍵36が装着されており、かかる枠鍵36によって中枠20を外枠22に対して密着した状態に保持するようになっていると共に、皿板24とガラス枠32を中枠20に密着した状態に保持するようになっている。
【0042】
また、遊技盤34の前面には、レールセット38が設けられている。このレールセット38は、長手方向に延びる薄肉の金属製プレートを厚さ方向に湾曲することによって構成されており、遊技盤34の前面に取り付けられた状態で、その内周面側において略円形の遊技領域14が形成されることとなる。また、レールセット38は、その両端部分において、一方の端部の内周面と他方の端部の外周面が対向位置せしめられており、かかる対向位置せしめられた部分によって、遊技球を遊技領域14内に案内するための案内通路40が形成されている。そして、打球槌によって弾かれた遊技球は、案内通路40を通って遊技領域14の上部に案内された後、遊技盤34における遊技領域14に打ち込まれた図示しない複数の遊技釘に当たりながら落下するようになっている。
【0043】
さらに、遊技盤34の前面には、額縁状の台板42が固定されており、かかる額縁状の台板42には、特別図柄表示装置16が固定されている。特別図柄表示装置16は、カラー液晶表示器からなるものであり、かかる特別図柄表示装置16の表示画面には、「0」〜「9」までの数字図柄が横三列に表示されるようになっており、これらの数字図柄によって複数の特別図柄18a〜cが構成されている。そこにおいて、本実施形態では、複数の特別図柄18a〜cは、変動を開始した後、左特別図柄18a,右特別図柄18c,中特別図柄18bの順番で停止するようになっている。
【0044】
また、遊技盤34の前面には、有色透明なセンター飾り46が設けられており、かかるセンター飾り46に設けられた表示窓から特別図柄表示装置16の作動保留数を示す複数(本実施形態では、4つ)の特図記憶表示LED18a〜dの点灯および消灯が視認可能とされている。
【0045】
さらに、遊技盤34の前面には、特別図柄表示装置16の下方に位置して始動入賞口12が設けられている。この始動入賞口12は、上側が開口するポケット状をなすものであり、始動入賞口12内には近接スイッチによって構成された始動口スイッチ50(図2参照)が設けられている。そして、始動入賞口12に遊技球が入賞すると、始動口スイッチ50が遊技球を検出して検出信号を出力するようになっている。
【0046】
また、遊技盤34の前面には、始動入賞口12の下方に位置して横長な入賞口用台板52が固定されており、かかる入賞口用台板52の長手方向中央部分には、大入賞口54が形成されている。更に、大入賞口54内には、大入賞口カウントスイッチ56(図2参照)および特定領域カウントスイッチ58(図2参照)が設けられている。これら大入賞口カウントスイッチ56および特定領域カウントスイッチ58は、何れも、近接スイッチによって構成されており、遊技球の通過を検出すると検出信号を出力するようになっている。また、大入賞口54の前面には、扉60が軸を中心に回動可能に装着されている。この扉60は、入賞口用台板52の裏側に固定された大入賞口ソレノイド62(図2参照)のプランジャにクランク機構を介して連結されている。そして、扉60は、大入賞口ソレノイド62への断電時には、大入賞口54の入口を塞ぐようになっている一方、大入賞口ソレノイド62への通電時には、大入賞口54の入口を開放するようになっている。
【0047】
このようなパチンコ機10は、図2に示されているような主制御回路64によって、その遊技が全体的に制御されるようになっている。この主制御回路64には、主制御回路64を制御するCPU66,制御プログラムや制御処理に必要なデータ等を格納するためのROM68,各種処理データ等を格納するためのRAM70,入力ポート72および出力ポート74が設けられており、これらCPU66,ROM68,RAM70,入力ポート72および出力ポート74は、バス線76によって相互に接続されている。また、入力ポート72には、始動口スイッチ50,大入賞口カウントスイッチ56,特定領域カウントスイッチ58等が接続されている。更に、出力ポート74には、特別図柄表示装置16での表示制御を行う表示制御回路78,大入賞口ソレノイド62を駆動するための大入賞口ソレノイド駆動回路80,特図記憶表示LED48a〜dの点灯および点滅を制御するための特図記憶表示LED制御回路82等が接続されている。なお、表示制御回路78は、制御CPUと、プログラムや制御データ等が記憶されたROMを含んで構成されており、特図記憶表示LED制御回路82は、制御CPUと、プログラム等が記憶されたROMを含んで構成されている。また、図面上では、特図記憶表示LED制御回路82には、一つの特図記憶表示LED48しか接続されていないようにみえるが、4つの特図記憶表示LED48a〜dが接続されている。
【0048】
また、RAM70には、所定周期で発生する割り込み信号毎に「0」〜「359」まで1ずつ加算される大当たり判定カウンタ84a,所定周期で発生する割り込み信号毎に「0」〜「9」まで1ずつ加算される大当たり図柄カウンタ84b,所定周期で発生する割り込み信号毎に「0」〜「7」まで1ずつ加算されるリーチ判定カウンタ84c,所定周期で発生する割り込み信号毎に「0」〜「7」まで1ずつ加算される変動パターン選択カウンタ84d,所定周期で発生する割り込み信号毎に「0」〜「9」まで1ずつ加算される左図柄カウンタ84eが設けられており、これらのカウンタ84a〜eは、何れも、「0」〜「上限値」まで1ずつ加算された後、再び「0」に戻って1ずつ加算されるようになっている。更に、RAM70には、左図柄カウンタ84eが一周する毎に「0」〜「9」まで1ずつ加算される中図柄カウンタ84fが設けられている。この中図柄カウンタ84fは、「0」〜「9」まで加算された後、再び「0」に戻って加算されるようになっている。更にまた、RAM70には、中図柄カウンタ84fが一周する毎に「0」〜「9」まで1ずつ加算される右図柄カウンタ84gが設けられている。この右図柄カウンタ84gは、「0」〜「9」まで加算された後、再び、「0」に戻って加算されるようになっている。
【0049】
また、RAM70には、特別図柄表示装置16で複数の特別図柄18a〜cが変動している状態や大当たり遊技状態が発生し大当たり映像が表示されている状態で始動口スイッチ50が遊技球の始動入賞口12への入賞を検出した場合には、変動保留球数を所定数(本実施形態では、4つ)まで格納する保留カウンタ84hが設けられている。この保留カウンタ84hは、変動開始不可能な状態で遊技球が始動入賞口12に入賞する毎に1ずつ加算されていく一方、複数の特別図柄18a〜cの変動処理が開始される毎に、或いは、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する毎に1ずつ減算されるようになっている。そして、特図記憶表示LED制御回路82を介して、保留カウンタ84hのカウンタ値に対応した数だけ特図記憶表示LED48a〜dが点灯するようになっている。
【0050】
さらに、RAM70には、複数の特別図柄18a〜cが変動処理が開始可能であるか否かを示す変動開始可能カウンタ84iが設けられている。この変動開始可能カウンタ84iは、複数の特別図柄18a〜cの変動処理が開始可能であるならば「0」が格納される一方、複数の特別図柄18a〜cの変動処理が開始不可能であるならば「1」が格納されるようになっている。また、RAM70には、時短遊技状態としての短縮遊技状態が発生しているか否かを示す短縮遊技状態カウンタ84jが設けられている。この短縮遊技状態カウンタ84jは、短縮遊技状態が発生している場合には「1」が格納される一方、短縮遊技状態が発生していない場合には「0」が格納されるようになっている。また、RAM70には、短縮遊技状態が発生している場合において複数の特別図柄18a〜cが変動する毎に短縮遊技状態が発生した際に設定された値から1ずつ減算される変動上限回数カウンタ84kが設けられている。
【0051】
なお、これらのカウンタ84a〜kは、何れも、電源投入時に「0」に設定されるようになっている。
【0052】
また、RAM70には、複数(本実施形態では5つ)のカウンタ値記憶エリア86a〜eが設けられており、遊技球が始動入賞口12に入賞した際に取得した大当たり判定カウンタ84a,大当たり図柄カウンタ84b,リーチ判定カウンタ84cの各カウンタ値が一組とされて、始動入賞口12に入賞した順番でカウンタ値記憶エリア86a側から順次記憶されるようになっている。
【0053】
さらに、ROM68には、取得した大当たり判定カウンタ84aのカウンタ値が大当たり遊技状態が発生する値であるか否かを判定する際に用いられる大当たり判定テーブル88aが記憶される大当たり判定テーブル記憶エリア90a,大当たり図柄組み合わせを選択する際に用いられる大当たり図柄テーブル88bが記憶される大当たり図柄テーブル記憶エリア90b,大当たり遊技状態が発生する場合における複数の特別図柄18a〜cの変動パターンの選択の際に用いられる大当たり変動パターンテーブル88cが記憶される大当たり変動パターンテーブル記憶エリア90c,左特別図柄18aの図柄と右特別図柄18cの図柄が同じ場合、即ち、リーチハズレが発生する場合における複数の特別図柄18a〜cの変動パターンを選択する際に用いられるリーチハズレ変動パターンテーブル88dが記憶されるリーチハズレ変動パターンテーブル記憶エリア90d,左特別図柄18aの図柄と右特別図柄18cの図柄が異なる場合、即ち、完全ハズレが発生する場合であって、且つ、短縮遊技状態が発生していない場合における複数の特別図柄18a〜cの変動パターンを選択する際に用いられる第一の完全ハズレ変動パターンテーブル88eが記憶される第一の完全ハズレ変動パターンテーブル記憶エリア90e,左特別図柄18aの図柄と右特別図柄18cの図柄が異なる場合、即ち、完全ハズレが発生する場合であって、且つ、短縮遊技状態が発生している場合における複数の特別図柄18a〜cの変動パターンを選択する際に用いられる第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88fが記憶される第二の完全ハズレ変動パターンテーブル記憶エリア90f,取得したリーチ判定カウンタ84cのカウンタ値がリーチハズレが発生する値であるか否かを判定する際に用いられるリーチハズレ判定テーブル88gが記憶されるリーチハズレ判定テーブル記憶エリア90g,左特別図柄18aの図柄を選択する際に用いられる左特別図柄テーブル88hが記憶される左特別図柄テーブル記憶エリア90h,中特別図柄18bの図柄を選択する際に用いられる中特別図柄テーブル88iが記憶される中特別図柄テーブル記憶エリア90i,右特別図柄18cの図柄を選択する際に用いられる右特別図柄テーブル88jが記憶される右特別図柄テーブル記憶エリア90j等が設けられている。
【0054】
次に、各種のテーブル88a〜jについて説明する。先ず、図3には、大当たり判定テーブル88aが示されている。この大当たり判定テーブル88aは、大当たり判定カウンタ84aのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり判定」から構成されており、かかる大当たり判定テーブル88aと取得した大当たり判定カウンタ84aのカウンタ値に基づいて、大当たり遊技状態が発生するか否かを判定するようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した大当たり判定カウンタ84aのカウンタ値が「7」の場合には「大当たり」となり、それ以外の場合には「ハズレ」となる。従って、本実施形態では、大当たり判定テーブル88aを用いた際の大当たり遊技状態が発生するか否かの抽選確率は、1/360とされている。
【0055】
図4には、大当たり図柄テーブル88bが示されている。この大当たり図柄テーブル88bは、大当たり図柄カウンタ84bのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり図柄組み合わせ」から構成されており、かかる大当たり図柄テーブル88bと取得した大当たり図柄カウンタ84bのカウンタ値に基づいて、取得した大当たり図柄カウンタ84bのカウンタ値に対応した「大当たり図柄組み合わせ」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した大当たり図柄カウンタ84bのカウンタ値が、「0」の場合「000」の大当たり図柄組み合わせが、「1」の場合「111」の大当たり図柄組み合わせが、「2」の場合「222」の大当たり図柄組み合わせが、「3」の場合「333」の大当たり図柄組み合わせが、「4」の場合「444」の大当たり図柄組み合わせが、「5」の場合「555」の大当たり図柄組み合わせが、「6」の場合「666」の大当たり図柄組み合わせが、「7」の場合「777」の大当たり図柄組み合わせが、「8」の場合「888」の大当たり図柄組み合わせが、「9」の場合「999」の大当たり図柄組み合わせが、それぞれ、選択されるようになっている。
【0056】
図5には、大当たり変動パターンテーブル88cが示されている。この大当たり変動パターンテーブル88cは、変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり変動パターン」から構成されており、かかる大当たり変動パターンテーブル88cと取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に基づいて、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に対応した「大当たり変動パターン」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値が、「0」又は「1」の場合には「ノーマルリーチA」が、「2」又は「3」の場合には「ロングリーチA」が、「4」又は「5」の場合には「喧嘩凧リーチA」が、「6」又は「7」の場合には「連凧リーチA」が、それぞれ、選択されるようになっている。
【0057】
図6には、リーチハズレ変動パターンテーブル88dが示されている。このリーチ変動パターンテーブル88dは、変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「リーチハズレ変動パターン」から構成されており、かかるリーチハズレ変動パターンテーブル88dと取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に基づいて、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に対応した「リーチハズレ変動パターン」が選択されるようになっている。
【0058】
そこにおいて、本実施形態では、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値が、「0」の場合には「ノーマルリーチB」が、「1」の場合には「ロングリーチB」が、「2」の場合には「ロングリーチC」が、「3」の場合には「喧嘩凧リーチB」が、「4」の場合には「喧嘩凧リーチC」が、「5」の場合には「連凧リーチB」が、「6」の場合には「連凧リーチC」が、「7」の場合には「連凧リーチD」が、それぞれ、選択されるようになっている。なお、「ノーマルリーチB」は「ノーマルリーチB」よりも変動時間が短いものである。また、「ロングリーチB」および「ロングリーチC」は、何れも、「ロングリーチA」よりも変動時間が短くなっていると共に、「ロングリーチB」の変動時間は「ロングリーチC」の変動時間よりも短くなっている。更に、「喧嘩凧リーチB」および「喧嘩凧リーチC」は、何れも、「喧嘩凧リーチA」よりも変動時間が短くなっていると共に、「喧嘩凧リーチB」の変動時間は「喧嘩凧リーチC」の変動時間よりも短くなっている。更にまた、「連凧リーチB」,「連凧リーチC」および「連凧リーチD」は、何れも、「連凧リーチA」よりも変動時間が短くなっていると共に、「連凧リーチB」の変動時間は「連凧リーチC」の変動時間よりも短くなっており、更に、「連凧リーチC」の変動時間は「連凧リーチD」の変動時間よりも短くなっている。ノ
【0059】
図7には、第一の完全ハズレ変動パターンテーブル88eが示されている。この第一の完全ハズレ変動パターンテーブル88eは、変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「完全ハズレ変動パターン」から構成されており、かかる第一の完全ハズレ変動パターンテーブル88eと取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に基づいて、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に対応した「完全ハズレ変動パターン」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値が、「0」乃至「7」の何れかである場合には「通常変動パターン」が選択されるようになっている。
【0060】
図8には、第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88fが示されている。この第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88fは、変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「完全ハズレ変動パターン」から構成されており、かかる第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88fと取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に基づいて、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値に対応した「完全ハズレ変動パターン」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値が、「0」乃至「7」の何れかである場合には「短縮変動パターン」が選択されるようになっており、かかる「短縮変動パターン」は、「通常変動パターン」よりも複数の特別図柄18a〜cの変動時間、即ち、複数の特別図柄18a〜cの変動開始から変動停止までの時間が短くされている。それによって、「短縮変動パターン」が完全ハズレ変動パターンとして選択されることにより、例えば、1分間当たりの複数の特別図柄18a〜cの変動回数を増やすことが可能となり、その結果、大当たり遊技状態が発生する可能性を高めることが可能となる。
【0061】
図9には、リーチハズレ判定テーブル88gが示されている。このリーチハズレ判定テーブル88gは、リーチ判定カウンタ84cのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応するリーチハズレ判定から構成されており、かかるリーチハズレ判定テーブル88gと取得したリーチ判定カウンタ84cのカウンタ値に基づいて、リーチハズレが発生するか否かを判定するようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得したリーチ判定カウンタ84cのカウンタ値が「7」の場合には「リーチハズレ」となり、それ以外の場合には「完全ハズレ」となる。
【0062】
図10には、左特別図柄テーブル88hが示されている。この左特別図柄テーブル88hは、左図柄カウンタ84eのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「左特別図柄」から構成されており、かかる左特別図柄テーブル88hと取得した左図柄カウンタ84eのカウンタ値に基づいて、取得した左図柄カウンタ84eのカウンタ値に対応した「左特別図柄」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した左図柄カウンタ84eのカウンタ値が、「0」の場合「0」の左特別図柄が、「1」の場合「1」の左特別図柄が、「2」の場合「2」の左特別図柄が、「3」の場合「3」の左特別図柄が、「4」の場合「4」の左特別図柄が、「5」の場合「5」の左特別図柄が、「6」の場合「6」の左特別図柄が、「7」の場合「7」の左特別図柄が、「8」の場合「8」の左特別図柄が、「9」の場合「9」の左特別図柄が、それぞれ、選択されるようになっている。
【0063】
図11には、中特別図柄テーブル88iが示されている。この中特別図柄テーブル88iは、中図柄カウンタ84fのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「中特別図柄」から構成されており、かかる中特別図柄テーブル88iと取得した中図柄カウンタ84fのカウンタ値に基づいて、取得した中図柄カウンタ84fのカウンタ値に対応した「中特別図柄」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した中図柄カウンタ84fのカウンタ値が、「0」の場合「0」の中特別図柄が、「1」の場合「1」の中特別図柄が、「2」の場合「2」の中特別図柄が、「3」の場合「3」の中特別図柄が、「4」の場合「4」の中特別図柄が、「5」の場合「5」の中特別図柄が、「6」の場合「6」の中特別図柄が、「7」の場合「7」の中特別図柄が、「8」の場合「8」の中特別図柄が、「9」の場合「9」の中特別図柄が、それぞれ、選択されるようになっている。
【0064】
図12には、右特別図柄テーブル88jが示されている。この右特別図柄テーブル88jは、右図柄カウンタ84gのカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「右特別図柄」から構成されており、かかる右特別図柄テーブル88jと取得した右図柄カウンタ84gのカウンタ値に基づいて、取得した右図柄カウンタ84gのカウンタ値に対応した「右特別図柄」が選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、取得した右図柄カウンタ84gのカウンタ値が、「0」の場合「0」の右特別図柄が、「1」の場合「1」の右特別図柄が、「2」の場合「2」の右特別図柄が、「3」の場合「3」の右特別図柄が、「4」の場合「4」の右特別図柄が、「5」の場合「5」の右特別図柄が、「6」の場合「6」の右特別図柄が、「7」の場合「7」の右特別図柄が、「8」の場合「8」の右特別図柄が、「9」の場合「9」の右特別図柄が、それぞれ、選択されるようになっている。
【0065】
このようなパチンコ機10の始動入賞口12に遊技球が入賞した場合の遊技処理について、図13に基づいて説明する。先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU66は、始動入賞口12への遊技球の入賞、即ち、始動口スイッチ50からの検出信号が入力されたか否かを判定する。検出信号が入力されていない場合(Sl:NO)には、CPU66は、遊技処理を終了する。
【0066】
検出信号が入力された場合(Sl:YES)には、CPU66は、S2において、カウンタ値取得処理を実行する。このカウンタ値取得処理は、検出信号が入力された際の大当たり判定カウンタ84a,大当たり図柄カウンタ84bおよびリーチ判定カウンタ84cの各カウンタ値を内部レジスタ等に一時的に記憶するものである。
【0067】
続いて、CPU66は、S3において、保留カウンタ84hのカウンタ値が4であるか否かを確認する。保留カウンタ84hのカウンタ値が4である場合(S3:NO)には、CPU66は、S4において、S2で取得した各カウンタ値を消去した後、この遊技処理を終了する。保留カウンタ84hのカウンタ値が4未満である場合(S3:YES)には、CPU66は、S5において、S2で取得した各種カウンタのカウンタ値を一組としてカウンタ値記憶エリア86a〜eのうちの空いている記憶エリアに記憶する。
【0068】
次に、CPU66は、S6において、特別図柄表示装置16にて複数の特別図柄18a〜cの変動が可能であるか否かを判定する。この判定は、変動開始可能カウンタ84iのカウンタ値に基づいて行われるものであり、変動開始可能カウンタ84iのカウンタ値が「0」である場合には変動開始可能と判定し、変動開始可能カウンタ84iのカウンタ値が「1」である場合には変動開始不可能と判定するようになっている。
【0069】
特別図柄表示装置16にて複数の特別図柄18a〜cの変動が可能でない場合(S6:NO)には、CPU66は、変動可能になるまで待つ。特別図柄表示装置16にて複数の特別図柄18a〜cの変動が可能である場合(S6:YES)には、CPU66は、S7において、変動開始可能カウンタ84iのカウンタ値を「0」から「1」に変更した後、S8において、短縮遊技状態が発生しているか否かを判定する。この判定は、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値に基づいて行われるものであり、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値が「0」の場合には短縮遊技状態が発生していないと判定し、「1」である場合には短縮遊技状態が発生していると判定するようになっている。
【0070】
短縮遊技状態が発生していないと判定した場合(S8:NO)には、CPU66は、S9において、完全ハズレ変動パターンを選択する際のテーブルとして第一の完全ハズレ変動パターンテーブル88eをセットした後、S16以降の処理を実行する。短縮遊技状態が発生していると判定した場合(S8:YES)には、CPU66は、S10において、短縮遊技状態が発生している状態下での複数の特別図柄18a〜cの変動が所定回数に達しているか否かを判定する。この判定は、変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値が「0」であるか否かによって判定するものであり、変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値が「0」である場合には変動回数が所定回数に達していると判定する一方、変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値が「0」以外である場合には変動回数が所定回数に達していないと判定するようになっている。
【0071】
変動回数が所定回数に達していない場合(S10:NO)には、CPU66は、Sllにおいて、特別図柄表示装置16に表示されている変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値に対応した数値、即ち、複数の特別図柄18a〜cがあと何回変動するまで短縮遊技状態が継続されるかを示す残り変動回数94(図14参照)を遊技者が視認出来ないようにする視認不可能処理を実行する。具体的には、本実施形態では、表示制御回路78に対して、特別図柄表示装置16に表示されている変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値に対応した数値(残り変動回数94)を覆い隠すように雲92(図14参照)を移動させるものである。
【0072】
次に、CPU66は、S12において、変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値を1減算して記憶し、S13において、完全ハズレ変動パターンの選択の際に用いられるテーブルとして第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88fをセットした後、S16以降の処理を実行する。変動回数が所定回数に達している場合(S10:NO)には、CPU66は、S14において、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値を「0」にし、S15において、表示制御回路78に対して、残り変動回数94の表示を行わせないようにした後、S9以降の処理を実行する。
【0073】
次に、CPU66は、S16において、大当たり遊技状態が発生するか否かを判定する。この判定は、カウンタ値記憶エリア86aに記憶された大当たり判定カウンタ84aのカウンタ値と大当たり判定テーブル88aに基づいて行われるようになっている。
【0074】
大当たり遊技状態が発生すると判定された場合(S16:YES)には、CPU66は、S17において、大当たり変動開始前処理を実行する。この大当たり変動開始前処理は、カウンタ値記憶エリア86aに記憶されている大当たり図柄カウンタ84bのカウンタ値と大当たり図柄テーブル88bに基づいて大当たり図柄組み合わせを決定し、大当たり変動開始前処理をする際の変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値と大当たり変動パターンテーブル88cに基づいて大当たり変動パターンを決定するものである。
【0075】
次に、CPU66は、S18において、変動上限回数カウンタ84kを「0」にした後、S19において、大当たり変動開始処理を実行する。この大当たり変動開始処理は、表示制御回路78に対して、決定された大当たり変動パターンを指定し、かかる大当たり変動パターンに基づく複数の特別図柄18a〜cの変動を開始させると共に、決定された大当たり図柄組み合わせに基づいて複数の特別図柄a〜cの停止図柄を指定するものである。
【0076】
続いて、CPU66は、S20において、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値に基づいて、短縮遊技状態が発生しているか否かを判定する。短縮遊技状態が発生している場合(S20:YES)には、CPU66は、S21において、特別図柄表示装置16に表示されている残り変動回数94を遊技者が視認出来るようにする視認可能処理を実行する。具体的には、表示制御回路76に対して、大当たり変動パターンの指定を行ってから予め定められた時間が経過した後に、特に、本実施形態では、指定した大当たり変動パターンによって規定されている変動時間が経過する1秒前に、特別図柄表示装置16に表示されている残り変動回数94を覆い隠すように表示されている雲92を、残り変動回数94が視認出来る位置まで移動せしめる処理を行わせるものである。
【0077】
そして、CPU66は、S22において、指定した大当たり変動パターンの変動時間が経過した後に、表示制御回路78に対して、決定された大当たり図柄組み合わせで複数の特別図柄18a〜cの変動を停止させる大当たり変動停止処理を実行した後、S23において、大当たり遊技状態処理を実行する。この大当たり遊技状態処理は、大入賞口ソレノイド23への通電を行い、扉60を開方向に回動せしめることにより、大入賞口54の入口を開放せしめる一方、大入賞口カウントスイッチ56および特定領域カウントスイッチ58がカウントした入賞個数の合計が所定個数(本実施形態では、10個)に達した場合、或いは、大入賞口54の開放時間が所定時間(本実施形態では、30秒)に達した場合には、大入賞口ソレノイド62への通電を停止し、扉60を閉方向に回動せしめることにより、大入賞口54の入口を閉鎖し、更に、大入賞口54の入口が一回開放されている間に特定領域カウントスイッチ58が遊技球の通過を検出していた場合に限り、大入賞口54の入口の開放を所定回数(本実施形態では、15回)まで繰り返すものである。
【0078】
続いて、CPU66は、S24において、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値を「1」にすると共に、変動回数上限カウンタ84kのカウンタ値を「100」にする短縮遊技状態処理を実行した後、S25において、表示制御回路78に対して、変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値に対応した数値(残り変動回数94)および残り変動回数94を覆い隠すための雲92を特別図柄表示装置16に表示させる残り変動回数表示処理を実行する。
【0079】
そして、CPU66は、S26において、変動開始可能カウンタ84iのカウンタ値を「1」から「0」に変更すると共に、カウンタ値記憶エリア86aに記憶されている一組のカウンタ値を消去し、更に、残りのカウンタ値記憶エリア86b〜eのうちの少なくとも一つのカウンタ値記憶エリアに一組のカウンタ値が記憶されている場合には、記憶されている一組のカウンタ値をカウンタ値記憶エリア86a側に一つシフトして記憶する変動後処理を実行した後、遊技処理を終了する。
【0080】
短縮遊技状態が発生していない場合(S20:NO)には、CPU66は、S22以降の処理を実行する。
【0081】
大当たり遊技状態が発生しないと判定された場合(S16:NO)には、CPU66は、S27において、リーチハズレが発生するか否かを判定する。この判定は、カウンタ値記憶エリア86aに記憶されたリーチ判定カウンタ84cのカウンタ値とリーチハズレ判定テーブル88gに基づいて行われるものである。リーチハズレが発生すると判定された場合(S27:YES)には、CPU66は、S28において、リーチハズレ変動開始前処理を実行する。このリーチハズレ変動開始前処理は、リーチハズレ変動開始前処理を実行する際の左図柄カウンタ84eのカウンタ値と左特別図柄テーブル88hおよびリーチ変動開始前処理を実行する際の中図柄カウンタ84fのカウンタ値と中特別図柄テーブル88iに基づいてリーチハズレ図柄組み合わせを決定すると共に、リーチハズレ変動開始前処理を実行する際の変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値とリーチハズレ変動パターンテーブル88dに基づいてリーチハズレ変動パターンを決定するものである。そこにおいて、本実施形態では、リーチハズレは左特別図柄18aと右特別図柄18cが同じ図柄とされていることから、右図柄カウンタ84gのカウンタ値と右特別図柄テーブル88jに基づいて右特別図柄18cの図柄を決定しないで左図柄カウンタ84aのカウンタ値と左特別図柄テーブル88hに基づいて右特別図柄18cの図柄を決定するようになっている。
【0082】
次に、CPU66は、S29において、リーチハズレ変動開始処理を実行する。このリーチハズレ変動開始処理は、表示制御回路78に対して、決定されたリーチハズレ変動パターンを指定し、かかるリーチハズレ変動パターンに基づく複数の特別図柄18a〜cの変動を開始させると共に、決定されたリーチハズレ図柄組み合わせに基づいて複数の特別図柄18a〜cの停止図柄を指定するものである。
【0083】
続いて、CPU66は、S30において、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値に基づいて、短縮遊技状態が発生しているか否かを判定する。短縮遊技状態が発生している場合(S30:YES)には、CPU66は、S30において、特別図柄表示装置16に表示されている残り変動回数94を遊技者が視認出来るようにする視認可能処理を実行する。具体的には、表示制御回路76に対して、リーチハズレ変動パターンの指定を行ってから予め定められた時間が経過した後に、特に、本実施形態では、指定したリーチハズレ変動パターンによって規定されている変動時間が経過する1秒前に、特別図柄表示装置16に表示されている残り変動回数94を覆い隠すように表示されている雲92を、残り変動回数94が視認出来る位置まで移動せしめる処理を行わせるものである。その後、CPU66は、S32において、指定したリーチハズレ変動パターンの変動時間が経過した後に、表示制御回路78に対して、決定されたリーチハズレ図柄組み合わせで複数の特別図柄18a〜cの変動を停止させるリーチハズレ変動停止処理を実行した後、S26以降の処理を実行する。
【0084】
短縮遊技状態が発生していない場合(S30:NO)には、CPU66は、S32以降の処理を実行する。
【0085】
リーチハズレが発生しないと判定された場合(S27:NO)には、CPU66は、S33において、完全ハズレ変動開始前処理を実行する。この完全ハズレ変動開始前処理は、完全ハズレ変動開始前処理を実行する際の左図柄カウンタ84eのカウンタ値と左特別図柄テーブル88h,完全ハズレ変動開始前処理を実行する際の中図柄カウンタ84fのカウンタ値と中特別図柄テーブル88i,完全ハズレ変動開始前処理を実行する際の右図柄カウンタ84gのカウンタ値と右特別図柄テーブル88jに基づいて完全ハズレ図柄組み合わせを決定すると共に、完全ハズレ変動開始前処理を実行する際の変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値とS9又はS13でセットされた第一又は第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88e,fに基づいて完全ハズレ変動パターンを決定するものである。
【0086】
続いて、CPU66は、S34において、完全ハズレ変動開始処理を実行する。この完全ハズレ変動開始処理は、表示制御回路78に対して、決定された完全ハズレ変動パターンを指定し、かかる完全ハズレ変動パターンに基づく複数の特別図柄18a〜cの変動を開始させると共に、決定された完全ハズレ図柄組み合わせに基づいて複数の特別図柄18a〜cの停止図柄を指定するものである。次に、CPU66は、S35において、短縮遊技状態カウンタ84jのカウンタ値に基づいて、短縮遊技状態が発生しているか否かを判定する。
【0087】
短縮遊技状態が発生している場合(S35:YES)には、CPU66は、S36において、特別図柄表示装置16に表示されている残り変動回数94を遊技者が視認出来るようにする視認可能処理を実行する。具体的には、表示制御回路76に対して、完全ハズレ変動パターンの指定を行ってから予め定められた時間が経過した後に、特に、本実施形態では、指定した完全ハズレ変動パターンによって規定されている変動時間が経過する1秒前に、特別図柄表示装置16に表示されている残り変動回数94を覆い隠すように表示されている雲92を、残り変動回数94が視認出来る位置まで移動せしめる処理を行わせるものである。その後、CPU66は、S37において、指定した完全ハズレ変動パターンの変動時間が経過した後に、表示制御回路78に対して、決定された完全ハズレ図柄組み合わせで複数の特別図柄18a〜cの変動を停止させる完全ハズレ変動停止処理を実行した後、S26以降の処理を実行する。
【0088】
短縮遊技状態が発生していない場合(S35:NO)には、CPU66は、S26以降の処理を実行する。
【0089】
このような構造とされたパチンコ機10において、短縮遊技状態下で短縮変動パターンが指定された場合には、図14(a)に示されているように、特別図柄表示装置16にて複数の特別図柄18a〜cが変動している状態下において、特別図柄表示装置16の画面右上隅には雲92が表示されている(Sll)。そして、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前になると、図14(b)に示されているように、雲92が左側に移動することで、特別図柄表示装置16の画面右上隅において、即ち、雲92が表示されていた位置において、あと何回転まで短縮遊技状態であるかを報知するための残り変動回数94が現れる(S36)。このように複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前に特別図柄表示装置16の画面右上隅に現れた残り変動回数94は、次に複数の特別図柄18a〜cの変動が開始される直前において、図14(c)に示されているように、雲92が右側に移動することで雲92によって覆い隠されるようになっている(Sll)。
【0090】
すなわち、本実施形態では、残り変動回数94は、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前までは雲92によって覆い隠されて遊技者に視認不能とされている一方、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前になると、雲92が移動することで遊技者に視認可能とされている。そして、複数の特別図柄18a〜cの変動が開始される直前になると、残り変動回数94は、雲92によって覆い隠されて遊技者に視認不能とされる。従って、本実施形態では、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前から次に複数の特別図柄18a〜cの変動が開始される直前までの間だけ、残り変動回数94が遊技者に報知されるようになっている。
【0091】
なお、本実施形態では、複数の特別図柄18a〜cの停止時間が経過しても複数の特別図柄18a〜cの変動が行われないならば、残り変動回数94は雲92で覆い隠されるようになっている。
【0092】
また、本実施形態では、この残り変動回数94が「1」のとき、即ち、変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値が「1」のときに、複数の特別図柄18a〜cが大当たり図柄組み合わせで停止しなかった場合には、次に複数の特別図柄18a〜cが変動する際には、残り変動回数94が表示されなくなって、遊技者に対して短縮遊技状態が終了したことを知らせるようになっている(S15)。
【0093】
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、CPU66がS12の処理を実行することで、即ち、RAM70に設けられた変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値を1減算して記憶することで変動回数計数手段が構成されていると共に、CPU66がS25の処理を実行することで、即ち、表示制御回路78に対して変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値に対応した数値を特別図柄表示装置16に表示させる処理を行わせることで変動回数表示手段が構成されている。また、CPU66がS11の処理を実行することで、即ち、表示制御回路78に対して雲92を右側に移動させる処理を行わせることで、また、CPU66がS21やS31,S36の処理を実行することで、即ち、表示制御回路78に対して雲92を左に移動させる処理を行わせることで表示切換手段が構成されている。更にまた、本実施形態では、CPU66がS24の処理を実行することで時短遊技発生手段が構成されている。
【0094】
さらに、本実施形態における短縮遊技状態とは、完全ハズレ変動パターンの選択が完全ハズレ変動パターンの選択を行う際の変動パターン選択カウンタ84dのカウンタ値と第二の完全ハズレ変動パターンテーブル88fに基づいて行われることによって、単位時間当たりの複数の特別図柄18a〜cの変動回数が多くなり、その結果、大当たり遊技状態が発生する可能性が高くなっている遊技状態をいう。
【0095】
このような本実施形態に従う構造とされたパチンコ機10においては、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前に、あとどのくらい短縮遊技状態が続くのかを示す残り変動回数94が報知されるようになっていることから、遊技者に対して、残り変動回数94に対する注意を喚起させることが可能となり、その結果、遊技者に対して、あとどのくらい短縮遊技状態が続くのかを認識させることが可能となる。
【0096】
特に、本実施形態では、大当たり遊技状態が発生すると判定された場合に変動上限回数カウンタ84kのカウンタ値を「0」にした後、複数の特別図柄18a〜cの変動を開始するようになっているが、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前までは、残り変動回数94が「0」であることを報知しないようになっていることから、遊技者に対して、停止図柄組み合わせが大当たり図柄組み合わせであることを期待しながら複数の特別図柄18a〜cの変動を観る楽しみを与えることが可能となる。
【0097】
すなわち、本実施形態では、特別遊技状態が発生すると判定された際(S16:YES)に変動回数計数手段が記憶した時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数を初期値に変更し(S18)、変動回数報知手段による変動回数計数手段が記憶した変動回数の報知が少なくとも複数の変動図柄の変動が停止する直前までは行われない構成が採用されており、かかる構成を採用することにより、遊技者に対して、少なくとも複数の変動図柄の変動が停止する直前までは複数の変動図柄の停止図柄組み合わせが特別図柄組み合わせであることを期待しながら、複数の変動図柄の変動を観る楽しみを与えることが可能となる。
【0098】
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
【0099】
例えば、前記実施形態では、特別図柄表示装置16に残り変動回数19と雲92を表示し、雲92を左右に移動せしめることで、残り変動回数94を遊技者に対して視認可能な状態および視認不可能な状態の何れかにするようになっていたが、図15および図16に示されているように、特別図柄表示装置16には残り変動回数94のみを表示し、遮蔽部材98を残り変動回数94を覆い隠す方向又は残り変動回数94を覆い隠さない方向に駆動変位せしめることによって、残り変動回数94を遊技者に対して視認可能な状態又は視認不可能な状態にすることが可能となる。この遮蔽部材98は、円板形状の遮蔽部100に対してL字形状の連結部102の一方の端部が一体形成された構造とされている。また、連結部102の他方の端部は台板42の裏側に配設された駆動手段としてのソレノイド(図示せず)に連結されている。そして、ソレノイドヘの通電に基づいて、連結部102が台板42に設けられた溝部104に沿って駆動変位せしめられることで、遮蔽部材98が残り変動回数94を覆い隠す方向又は覆い隠さない方向に駆動変位せしめられるようになっている。なお、理解を容易にするために、図15および図16において、前記実施形態と同様な構造とされた部材および部位については、前記実施形態と同一の符号を付してある。
【0100】
また、前記実施形態では、残り変動回数94は、雲92が左右に移動することで、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前から次に複数の特別図柄18a〜cが変動するまでの間のみ遊技者に対して視認可能な状態とされていたが、雲92を表示せず、また、残り変動回数94を複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前から次に複数の特別図柄18a〜cが変動を開始するまでの間だけ表示することで、残り変動回数94を複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前から次に複数の特別図柄18a〜cが変動するまでの間のみ遊技者に対して視認可能な状態するようにしても良い。
【0101】
さらに、前記実施形態では、残り変動回数94は複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前に報知されるようになっていたが、複数の特別図柄18a〜cの変動が停止すると同時に報知するようにしても良い。更にまた、複数の特別図柄18a〜cが変動している最中に突然表示するようにしても良い。
【0102】
また、前記実施形態では、大当たり遊技状態が終了した後に、必ず、短縮遊技状態が開始されるようになっていたが、例えば、「000」,「222」,「444」,「666」,「888」の大当たり図柄組み合わせで複数の特別図柄18a〜cが停止した場合には短縮遊技状態を開始する一方、「111」,「333」,「555」,「777」,「999」の大当たり図柄組み合わせで複数の特別図柄18a〜cが停止した場合には大当たり遊技状態が発生するか否かの抽選を行う際の抽選確率が通常の遊技状態よりも高く設定された高確率遊技状態を開始するようにしても良い。
【0103】
さらに、前記実施形態では、短縮遊技状態の存続期間が、大当たり遊技状態の終了後において、複数の特別図柄18a〜cが100回変動するまで続くようになっていたが、短縮遊技状態の存続期間は前記実施形態のものに限定されない。
【0104】
また、前記実施形態では、短縮遊技状態は、複数の特別図柄18a〜cが完全ハズレ図柄組み合わせで停止する際の変動時間が短くなるのみであったが、このような態様に加えて、複数の特別図柄18a〜cがノーマルリーチBのリーチハズレ変動パターンに基づいて変動する際の変動時間を短くしても良い。更に、複数の普通図柄の変動した状態および停止した状態を表示する普通図柄表示装置と、遊技球が通過することにより普通図柄表示装置において複数の普通図柄の変動を開始させるための始動ゲートを設け、複数の普通図柄が当たり図柄組み合わせで停止した後に始動入賞口の入口を拡大するようにしておき、時短遊技状態が発生すると、かかる普通図柄表示装置に表示される複数の普通図柄の変動時間を短くすると共に、複数の普通図柄が当たり図柄組み合わせで停止した後の始動入賞口の入口を拡大する時間を長くするようにしても良い。
【0105】
さらに、前記実施形態においてS11で実行していた視認不可能処理を、時短遊技状態下で複数の特別図柄18a〜cの変動回数が所定回数に達していないと判断した(S10:NO)後に実行しないで、S22で行う大当たり変動停止処理,S32で行うリーチハズレ変動停止処理およびS37で行う完全ハズレ変動停止処理を行った後に、それぞれ、実行するようにしても良く、それによって、残り変動回数94を複数の特別図柄18a〜cの変動が停止する1秒前から複数の特別図柄18a〜cの変動が停止した直後の間においてのみ遊技者に視認可能な状態とすることが出来る。このような場合には、S25において実行されていた残り変動回数表示処理により表示される雲92は、残り変動回数94に重ね合わせた状態で表示されることとなる。
【0106】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた遊技機においては、変動回数計数手段によって記憶された時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数の報知が、変動回数報知手段により複数の変動図柄の変動開始から変動停止直後の間において開始され、また、かかる報知が複数の変動図柄の変動時間よりも短く時間だけ継続されるようになっていることから、遊技者に対して、変動回数報知手段により報知される時短遊技状態下での複数の変動図柄の変動回数に対する注意を喚起することが可能となり、その結果、遊技者に対して、あとどのくらい時短遊技状態が続くのかを認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのパチンコ機の正面図である。
【図2】図1に示されたパチンコ機の主制御回路を示すブロック図である。
【図3】取得した大当たり判定カウンタのカウンタ値に基づいて大当たり遊技状態が発生するか否かを判定する際に用いられる大当たり判定テーブルの一一具体例を示す図である。
【図4】取得した大当たり図柄カウンタのカウンタ値に基づいて大当たり図柄組み合わせを選択する際に用いられる大当たり図柄テーブルの一具体例を示す図である。
【図5】取得した変動パターン選択カウンタのカウンタ値に基づいて大当たり変動パターンを選択する際に用いられる大当たり変動パターンテーブルの一具体例を示す図である。
【図6】取得した変動パターン選択カウンタのカウンタ値に基づいてリーチハズレ変動パターンを選択する際に用いられるリーチハズレ変動パターンテーブルの一具体例を示す図である。
【図7】取得した変動パターン選択カウンタのカウンタ値に基づいて短縮遊技状態が発生していない場合に完全ハズレ変動パターンを選択する際に用いられる第一の完全ハズレ変動パターンテーブルの一具体例を示す図である。
【図8】取得した変動パターン選択カウンタのカウンタ値に基づいて短縮遊技状態が発生している場合に完全ハズレ変動パターンを選択する際に用いられる第二の完全ハズレ変動パターンテーブルの一具体例を示す図である。
【図9】取得したリーチ判定カウンタのカウンタ値に基づいてリーチハズレが発生するか否かを判定する際に用いられるリーチハズレ判定テーブルの一具体例を示す図である。
【図10】取得した左図柄カウンタのカウンタ値に基づいて左特別図柄を選択する際に用いられる左特別図柄テーブルの一具体例を示す図面である。
【図11】取得した中図柄カウンタのカウンタ値に基づいて中特別図柄を選択する際に用いられる中特別図柄テーブルの一具体例を示す図面である。
【図12】取得した右図柄カウンタのカウンタ値に基づいて右特別図柄を選択する際に用いられる右特別図柄テーブルの一具体例を示す図面である。
【図13】図1 に示されたパチンコ機の遊技処理を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態における残り変動回数の表示態様を説明する図である。
【図15】特別図柄表示装置に表示される残り変動回数を遊技者に対して視認可能な状態と視認不可能な状態にするための他の態様を説明するための図であって、残り変動回数が遊技者に視認不可能な状態を示す図である。
【図16】特別図柄表示装置に表示される残り変動回数を遊技者に対して視認可能な状態と視認不可能な状態にするための他の態様を説明するための図であって、残り変動回数が遊技者に視認可能な状態を示す図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機
16 特別図柄表示装置
18 特別図柄
Claims (1)
- 複数の変動図柄の変動を表示する図柄表示装置を備え、該複数の変動図柄が特別図柄組み合わせで停止した場合には特別遊技状態が発生する遊技機において、
予め定められた特定条件を満たすと時短遊技状態を発生させる時短遊技発生手段と、
前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数を計数して記憶する変動回数計数手段と、
前記変動回数計数手段が記憶した前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数の報知を該複数の変動図柄の変動開始から変動停止直後までの間において開始し、かかる報知を該複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間だけ継続する変動回数報知手段を、
備えており、
前記変動回数報知手段による前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数の報知が、前記図柄表示装置によって、それら複数の変動図柄とは異なる位置に行われるようになっていると共に、
前記変動回数計数手段が記憶した前記時短遊技状態における前記複数の変動図柄の変動回数を表示する変動回数表示手段と、該変動回数表示手段が表示する変動回数を遊技者が視認可能な状態と視認不可能な状態に切り換える表示切換手段を備えており、該表示切換手段が該複数の変動図柄の変動開始から変動停止直後までの間において該変動回数表示手段が表示する変動回数を遊技者が視認可能な状態となるようにし、かかる遊技者が視認可能な状態を該複数の変動図柄の変動開始から変動停止までの時間よりも短い時間だけ継続して、該変動回数表示手段が表示する変動回数を遊技者が一時的に視認可能とすることにより前記変動回数報知手段が構成されている
ことを特徴とする遊技機。
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