JP4373459B2 - ロール体搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は原反ロール等のロール体の搬送装置に関し、ロール体の受け渡しを行うための移載装置を備えてロール体の受け渡し場所においてロール体を受け取り、受け取ったロール体を別場所に搬送して移載するロール体搬送装置に関する。
グラビア印刷機やラミネータ、フィルム用コータ機などでは、フィルムをロール状に巻き取った原反ロールを受け渡し場所において受け取り、別場所に移載する搬送装置として、有人搬送台車、あるいは無人搬送台車、例えばAGV(Automated Guided Vehicle)が使用されている。原反ロールは、ロール体の中心に中空のコアを有し、コアはロール体の両端から突出した突出部を有する。搬送装置は移載装置を備え、移載装置は原反ロールの両側の突出部を載せることのできる2つのコア受部とこれら2つのコア受部を昇降させる駆動機構とを有する。
図7(a)は原反ロールの受け渡し場所において門型のアーム71に備えられた一対のチャック装置72で原反ロール100を把持した状態を示し、図7(b)は原反ロール100の側面図である。一対のチャック装置72は門型のアーム71に互いに対向し合うように取り付けられ、互いに接近、離反可能である。図7(a)では、原反ロール100のコア110の突出部内にチャック装置72の把持部が進入し、原反ロール100をその両側から把持している。
図8は、搬送装置に備えられた移載装置80で原反ロール100を受け取った状態を示す。移載装置80は、原反ロール100におけるコア110の突出部を受けることのできる2つのコア受部81を持つ。これら2つのコア受部81は、図示しない駆動機構により上下に昇降可能である。受け渡し場所において原反ロール100の受け取りを行う場合、コア110の突出部を下から受ける形で移載装置80のコア受部81をセットし、その後チャック装置72の把持部をコア110の突出部から引き抜く方法が一般的である。
従来、この作業はオペレータによる手動操作で行うのが一般的であった。オペレータは移載装置80のコア受部81をコア110の突出部にあてがう際、機械装置のたわみ状態などから原反ロール100の重量に見合った荷重が2つのコア受部81にバランス良くかかっている事を判断し、チャック装置72の引き抜き操作に移る。チャック装置72の把持部をコア110の突出部から引き抜く際、引き抜きに合わせてコア110が引っ張られるようであれば、原反ロール100が2つのコア受部81にバランス良く載っていないものと判断して引き抜き操作を中断し、コア受部81の高さを調節した後、再びチャック装置72の引き抜き操作を行う。
図9は、原反ロール100の移載を自動化した移載装置の構成例を示す。この例では移載装置90に2つのコア受部91を昇降させるリフタ92を組み込み、2つのコア受部91をコア110の突出部の下側からあてがう様にリフタ92を自動上昇させる。コア受部91にはタッチセンサなどの検出器93が設けられ、コア110の一方の突出部の下面にコア受部91が接触した時点、もしくはこの接触時点からタイマーによる一定時間経過後にリフタ92の上昇を停止させる。
しかし、この自動化方法では、2つの検出器93の検出タイミングがずれた場合には、タイマーによりリフタ92の上昇停止動作を遅延させたとしても、2つのコア受部91に原反ロール100の重量に見合った荷重がバランス良くかからない場合があり、チャック装置72の引き抜き動作でコア110が引っ張られるなどの不具合が発生することが多い。このような不具合に対処するために原反ロール100の重量に応じてタイマーの設定時間を調節する方策がとられるが、機械的な剛性の変動などには対応できない。
なお、この種の搬送装置に関連する技術として、例えば特許文献1には、ミルロールスタンドに装填されるロール原紙の幅方向中心とミルロールスタンドの機械中心を一致させる制御機能を実現する技術が開示されている。しかし、この技術ではレーザ光の発光器やその光学経路を構成するための光学系が必要であり、構造的に複雑になりやすい。
特開2001−39592号公報
本発明の課題は、構造を複雑にすることなく、原反ロールのようなロール体の移載を自動的にスムーズに行うことのできる移載装置を備えたロール体搬送装置を提供することにある。
本発明による移載装置は、原反ロールの受け取り時に原反ロールの重量に見合った荷重が2つのコア受部にバランス良くかかるようにしたものであり、具体的には以下の態様をとる。
(第1の態様)
中心にコアを持つロール体であってその両端から前記コアが突出した突出部を持つロール体を、当該ロール体の保持手段との間で受け渡しを行うための移載装置を備えたロール体搬送装置において、前記移載装置は、前記両側の突出部を受けるための2つのコア受部と、これら2つのコア受部を個別に昇降させる2つのリフタと、前記2つのコア受部のそれぞれに作用する荷重を検出する2つの荷重検出手段と、少なくとも前記2つの荷重検出手段による検出値を受けて前記2つのリフタの昇降を個別に制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記保持手段から前記ロール体を受け取るに際し前記2つのリフタに対する制御を行い、前記突出部の下方にある前記コア受部を上昇させて対応する前記荷重検出手段からの検出値が所定の値を超えたら停止させるリフタ駆動制御に続いて、前記対応する荷重検出手段からの検出値が所定の範囲内にあるかどうかの判定動作を行い、前記2つのリフタについて前記所定の範囲内にあると判定した時には前記保持手段による保持の解放を指示する信号を出力することを特徴とするロール体搬送装置。
(第2の態様)
上記第1の態様において、前記制御手段は、前記原反ロールの重量に関する情報を受け、前記原反ロールの重量をWとした時、前記所定の値をW/2とし、前記所定の範囲は、下限値を(W/2−ε)、上限値を(W/2+ε)(但し、εはW/2を基にして前記下限値及び上限値を規定する値)とする。
(第3の態様)
上記第1又は第2の態様において、前記制御手段は、前記コア受部を停止させた後、前記対応する荷重検出手段からの検出値が前記所定の範囲から低い方に外れている場合には、再度、前記コア受部を上昇させて前記リフタ駆動制御及び判定動作を行う。
(第4の態様)
上記第1〜第3の態様のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記コア受部を停止させた後、前記対応する荷重検出手段からの検出値が前記所定の範囲から高い方に外れている場合には、前記コア受部を下降させて前記対応する荷重検出手段からの検出値が前記所定の値より小さくなったら停止させ、続いて前記判定動作を行う。
(第5の態様)
中心に中空のコアを持つロール体であってその両端から前記コアが突出した突出部を持つロール体を、当該ロール体の保持手段との間で受け渡しを行うための移載装置を備えたロール体搬送装置において、前記移載装置は、前記両側の突出部を受けるための2つのコア受部と、これら2つのコア受部を個別に昇降させる2つのリフタと、前記2つのコア受部のそれぞれに作用する荷重を検出する2つの荷重検出手段と、少なくとも前記2つの荷重検出手段による検出値を受けて、前記2つのリフタの昇降を個別に制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記保持手段から前記ロール体を受け取るに際し前記2つのリフタに対する制御を行い、前記突出部の下方にある前記コア受部を上昇させて対応する前記荷重検出手段からの検出値の変化パターンを監視し、検出値が無変化の状態から上昇に転じ、更に無変化の状態に移行したことを前記2つのリフタについて判定した時に前記保持手段による保持の解放を指示する信号を出力することを特徴とするロール体搬送装置。
(第6の態様)
上記第5の態様において、前記保持手段は、前記コアの前記突出部内に進入して該コアを把持する把持部を有するチャック装置であり、該チャック装置で前記コアを把持している状態では該把持部の下側と前記突出部の下側内径面との間にクリアランスができるようにされている。
(第7の態様)
上記第6の態様において、前記チャック装置は、前記把持部がそこに導入されるエア圧に応じて径方向に伸縮するエアチャックである。
本発明によれば、移載装置の構造を複雑にすることなく、原反ロールの受け取り時に原反ロールの重量に見合った荷重が2つのコア受部にバランス良くかかるようにしたことにより、原反ロールのようなロール体の移載を自動的にスムーズに行うことができる。
図1には一対のチャック装置で把持されている原反ロールを受け取るための移載装置を備えた、本発明によるロール体搬送装置の概略構成を示し、図2は移載装置の制御系の構成をブロック図で示す。
図1では、ロール体搬送装置における移載装置10のみの概略構成を示す。受け渡し場所において原反ロール100を渡すためにこれを把持している2つのチャック装置は、図7で説明したものと同じで良いので詳しい説明は省略するが、区別のために、図中左側のチャック装置には72−1の参照番号を付し、図中右側のチャック装置には72−2の参照番号を付す。また、移載装置10は、通常、駆動輪、従動輪を備えた走行部に搭載されているが、この走行部については本発明の要旨ではないので、図示、説明は省略する。
移載装置10は2つのコア受部11−1、11−2を有し、2つのコア受部11−1、11−2はそれぞれ、個別に設けられたリフタ12−1、12−2により個別に昇降可能にされている。図示は省略しているが、コア受部11−1、11−2はそれぞれ、筒状のコア110を受け易くするために、上端面がV字状や円弧状等にされている。2つのコア受部11−1、11−2にはまた、これらに作用する力(あるいは荷重)を検出する手段として、ここではロードセル13−1、13−2が設置されている。
以下では、図1に示された2つのリフタ及び2つのロードセルを、区別のために、図中左側についてはリフタ(左)、ロードセル(左)と呼び、図中右側についてはリフタ(右)、ロードセル(右)と呼ぶことがある。
図2において、コントローラ20は、2つのロードセル13−1、13−2からの検出信号を受けて2つのリフタ12−1、12−2を個別に制御する機能を持つ。コントローラ20は、後で説明される第1、第2の態様の制御動作を制御プログラムに基づいて実行するものであり、この制御プログラムはあらかじめ作成され、内蔵する記憶装置に格納されている。このようなコントローラ20は、ロール体搬送装置全体を制御する主制御装置(図示省略)によって実現されても良い。
コントローラ20は、原反ロール100の重量が既知であるか、未知であるかにより、以下の2通りの態様で制御動作を実行する。
(第1の態様)
<原反ロールの重量が既知の値Wである場合>
この場合、コントローラ20には、受け取るべき原反ロール100の重量Wが入力される。
図3はコントローラ20によるリフタ(左)12−1の制御動作の流れを示すが、リフタ(右)12−2についてもまったく同様であり、並行して制御が実行される。
(1)それぞれのロードセル13−1、13−2で検出される値、つまり荷重FがW/2になるまでコア受部11−1、11−2を上昇させ(ステップS1)、荷重FがW/2を超えたら上昇を停止する(リフタ駆動制御:ステップS2、S3)。
(2)それぞれのロードセル13−1、13−2にかかる荷重F(左)、荷重F(右)がそれぞれ、値W/2を基にして別途定める許容範囲内であれば(ステップS4、S5)、リフタ(左)12−1、リフタ(右)12−2をその位置で停止状態とし(ステップS6)、荷重F(左)、荷重F(右)の両方について上記の点が確認されたら(ステップS7)、チャック装置72−1、72−2をコア110から引き抜く。即ち、W/2−ε<F(左)<W/2+ε、かつ、W/2−ε<F(右)<W/2+εの場合、チャック装置72−1、72−2を引き抜く。なお、チャック装置72−1、72−2の制御系は別なので、コントローラ20は上記の点が確認されたらチャック装置72−1、72−2の制御系に対して引き抜きを指示する信号を発生し、これを無線等で上記制御系に送信する。これにより、チャック装置72−1、72−2において把持部の引き抜きが行われる。
なお、ステップS4において、F(左)>W/2−εを満足しない場合には、左側のコア受部11−1に作用している荷重が小さく右側のコア受部11−2との間にアンバランスが生じる可能性があるので、ステップS1に戻って左側のコア受部11−1を上昇させ、以後前述した制御動作を行う。
一方、ステップS5において、F(左)<W/2+εを満足しない場合には、左側のコア受部11−1に作用している荷重が大きすぎて右側のコア受部11−2との間にアンバランスが生じる可能性があるので、ステップS8に移行して左側のコア受部11−1を下降させる。これを、F(左)<W/2を満足するまで繰り返し(ステップS9)、満足したらステップS3に戻ってステップS3以降を実行する。
以上のような制御動作をコア受部(右)11−2についても行うことにより、コア受部(左)11−1、コア受部(右)11−2に作用する原反ロール100からの荷重を、(W/2−ε)〜(W/2+ε)の許容範囲内でバランスさせることができ、チャック装置72−1、72−2の引き抜きをスムーズにして原反ロール100の受け取りをスムーズに行うことができる。
なお、コア受部(左)11−1とコア受部(右)11−2の駆動制御を並行して行うことで制御時間が短縮できるが、片側ずつ行うようにしても良い。また、コア110を保持する手段として門型アームとチャック装置の組み合わせを用いているが、これはあくまでも一例であって一対のチャック装置を対向配置するためにはどのような構成が採用されても良いし、コア110の突出部を利用して原反ロール100を保持できるものであれば、どのような保持手段でもよく、チャック装置に限定されない。これらの点は、次に説明する第2の態様においても同様である。
(第2の態様)
<原反ロールの重量が未知の場合>
図4は、原反ロール100における左側のコア110の突出部と、これを受けるコア受部11−1、及び把持するチャック装置72−1との関係を拡大して示している。
また、図5は、第2の態様による制御動作時におけるコア受部の高さ位置yとロードセルに作用する荷重Fの経時変化を示し、図6は、第2の態様による制御動作の流れを示している。
第2の態様の特徴は、コントローラ20が、原反ロール100の重量に関する情報無しで左右のコア受部11−1、11−2それぞれに原反ロール100の重量に見合った荷重(W/2に近い値)をかけるように制御動作を実行する点にある。これは、コア110の突出部の内径とチャック装置72−1、72−2の外周部との間のクリアランスeを利用することで実現される。つまり、チャック装置72−1、72−2の把持部をコア110の突出部内に進入させて把持するためには、把持部の外径をコア110の突出部の内径より小さくする必要がある。この場合、チャック装置72−1の把持部の下側と、把持部で把持されている突出部の下側内径面との間には、図4に示すようにクリアランスeができることになる。
このようなクリアランスは、特にエアチャックのような把持手段を採用すると顕著に現れる。すなわち、エアチャックは、その把持部をコア110の突出部内に進入させた後、把持部に圧縮空気を導入してそのエア圧により外径方向に広げることでコア110の突出部の内径面に密着させるようにしている。従って、エア圧0の把持部は、コア110の突出部内では、図4に示すように、把持部の下側と突出部の下側内径面との間にクリアランスeができる。但し、チャック装置72−1からの側圧がコア110の端部に作用していないことが前提となる。側圧というのは、チャック装置の一部を圧縮空気等によりコア110の端部に押し付けるために加えられる圧力のことである。
以上の説明のように、第2の態様を実施するための前提条件は次の2点である。
1.コア受部11−1、11−2を上昇させる前に、コア110の突出部に進入している把持部の下側にクリアランスeが確保されている状態にあること。
2.チャック装置からの側圧がコア110に作用していないこと。
以上の2点は、コア110が他からの力を受けず、把持部により支持された、いわばぶら下がり状態にあることを意味する。そして、このような2点は、上述したように、エアチャックを用い、移載装置による受け取りに際して把持部のエア圧を抜きかつコア110に作用する側圧を抜くことで実現できる。
図4〜図6を参照して、第2の態様に基づくコントローラ20の制御動作について説明する。なお、チャック装置としてエアチャックを用いているものとするが、コア110の突出部に進入している把持部の下側にクリアランスeが確保される保持手段であれば良く、チャック装置にも限定されない。
図5では、把持状態にある時の把持部の下側の高さ位置をHcとし、コア110の肉厚をCとした時、コア受部11−1の上端が、その上昇に伴ってコア110の突出部の下側外径面に接した時には高さ位置yが(Hc−e−C)で表されることを示している。この時点でロードセル13−1には荷重が作用し始める。この後、コア受部11−1の上端は上昇しようとするが、機械のたわみにより高さ位置yが変化しない区間ができる。機械のたわみというのは、移載装置、リフタ、コア受部全体のたわみを指す。つまり、リフタを上昇させると各部がたわみ、コア受部が原反ロールの重量を支えるまで(原反ロールの重量に見合ったたわみ量に到達するまで)はコアは上昇しない。しかし、ロードセル13−1に作用する荷重は上昇し続ける。機械のたわみによる上昇停止状態が無くなると、コア受部11−1の上端は再び上昇しはじめ、コア110、つまり原反ロール100と共に(Hc−C)で表される高さ位置まで上昇する。この間、ロードセル13−1に作用する力は、原反ロール100の荷重に起因するもの以外には存在しないので荷重も一定である。特に、コア受部11−2側でも同じように動作していれば、コア受部11−1、11−2に作用する荷重は、原反ロール100の重量をWと仮定すると、約W/2となる。コア受部11−1の上端の高さ位置yが(Hc−C)に達すると、それ以後は、コア110の突出部の下側内径面がチャック装置72−1の把持部の下側に押し付けられる状態となるので、リフタ12−1に上昇の指示が与えられている限りロードセル13−1に作用する荷重は増加し続けるが、コア受部11−1の上端の高さ位置yは変化しない。
コントローラ20は、以上のようなロードセル13−1の検出値の変化パターンを監視しながらリフタ12−1、12−2の昇降を制御して、コア受部(左)11−1、コア受部(右)11−2に作用する原反ロール100からの荷重を、約W/2でバランスさせることができるようにしている。
以下に、図6を参照してこの制御動作について説明する。図6も主にコントローラ20によるリフタ(左)12−1の制御動作の流れを示すが、リフタ(右)12−2についてもまったく同様であり、並行して制御が実行される。
図6において、コア110の突出部内に進入しコア110を把持しているチャック装置72−1の把持部のエア圧をオフ、つまり0にすると共にコア110に作用する側圧もオフとする(ステップS10)。これは、コントローラ20が原反ロール100の受け取り動作を開始する前に、その旨を無線等でチャック装置72−1、72−2の制御系に送信することで実行される。この状態では、コア110はエアチャックの把持部にぶら下がり状態になっていることは上述した通りである。
続いて、リフタ12−1を起動してコア受部11−1を上昇させ、ロードセル13−1の検出値が変化しているかどうかの判定動作を行う(ステップS11)。この区間は、コア受部11−1が上昇を始めてからコア110の突出部の下側外径面に接触するまでの動作であり、図5のSTEP11に対応している。
コア受部11−1がコア110に当たることにより、ロードセル13−1の検出値に変化が現れるとステップS12に移行する。ステップS12ではロードセル13−1の検出値の変化が止まったかどうかの判定動作を行う。ステップS12では、ロードセル13−1に加わる荷重が上昇するが、たわみによりコア受部11−1の高さ位置は変化しない。この区間は、図5のSTEP12に対応している。
たわみによる上昇停止が無くなると、ロードセル13−1の検出値の変化が止まり、これがコントローラ20により判定されるとステップS13に移行する。ステップS13ではリフタ12−1の上昇が停止される。この区間は図5のSTEP13に対応しており、コア110がコア受部11−1で支持され、しかもチャック装置72−1の把持部の下側とコア110の突出部の下側内径面との間にはクリアランスe未満の隙間が存在している状態である。このような状態がもう一方のコア受部11−2側でも達成されたかどうかの判定動作がステップS14で行われ、両方のコア受部で上記の状態達成完了が確認されたらチャック装置72−1、72−2の制御系に対して把持部の引き抜きを指示する信号を発生し、これを無線等で上記制御系に送信する。これにより、チャック装置72−1、72−2において把持部の引き抜きが行われる。
以上のようなリフタ12−1、12−2の制御動作により、コア受部(左)11−1、コア受部(右)11−2に作用する原反ロール100からの荷重を、約W/2でバランスさせることができ、チャック装置72−1、72−2の引き抜きをスムーズにして原反ロール100の受け取りをスムーズに行うことができる。
なお、本発明の要旨は原反ロールの受け取り動作にあるので、第1、第2の態様のいずれも、一対のチャック装置で保持状態にある原反ロール100を受け取る場合の制御動作について説明した。これに対し、2つのコア受部11−1、11−2に載せた原反ロール100をその保持手段、例えば一対のチャック装置に渡す場合には、リフタ12−1、12−2を制御して原反ロール100をその両側のコア110の突出部が一対のチャック装置の把持部に対向するように位置合わせし、これが完了したら、チャック装置の制御系に指示を出して把持部をコア110の突出部内に進入させてコア110を把持するという制御動作が実行される。上記の位置合わせには様々な手法が提案されており、どの手法が採用されても良い。
本発明は、グラビア印刷機やラミネータ、フィルム用コータ機などの現場におけるロール体の搬送に適用され、ロール体の受け取りの自動化・省人化の推進に有効なAGVに適しているが、AGVだけでなくロール体の搬送装置全般に適用可能である。
図1は、一対のチャック装置で把持されている原反ロールを受け取るための移載装置を備えた、本発明によるロール体搬送装置の概略構成を示す。 図2は図1に示した移載装置の制御系の構成をブロック図で示す。 図3は図2に示したコントローラによるリフタの制御動作の第1の態様の流れを示したフローチャート図である。 図4は、本発明によるロール体搬送装置において、原反ロールにおけるコアの突出部と、これを受けるコア受部、及び把持するチャック装置との関係を拡大して示す。 図5は、本発明の第2の態様による制御動作時におけるコア受部の高さ位置とロードセルに作用する荷重値の経時変化を示す。 図6は図2に示したコントローラによるリフタの制御動作の第2の態様の流れを示したフローチャート図である。 図7(a)は原反ロールの受け渡し場所において門型のアームに備えられた一対のチャック装置で原反ロールを把持した状態を示し、図7(b)は原反ロールの側面図である。 図8は、従来の搬送装置に備えられた移載装置で原反ロールを受け取った状態を示す。 図9は、原反ロールの移載を自動化した従来の移載装置の構成例を示す。
符号の説明
10 移載装置
11−1、11−2 コア受部
12−1、12−2 リフタ
13−1、13−2 ロードセル
72、72−1、72−2 チャック装置
100 原反ロール
110 コア

Claims (7)

  1. 中心にコアを持つロール体であってその両端から前記コアが突出した突出部を持つロール体を、当該ロール体の保持手段との間で受け渡しを行うための移載装置を備えたロール体搬送装置において、
    前記移載装置は、
    前記両側の突出部を受けるための2つのコア受部と、
    これら2つのコア受部を個別に昇降させる2つのリフタと、
    前記2つのコア受部のそれぞれに作用する荷重を検出する2つの荷重検出手段と、
    少なくとも前記2つの荷重検出手段による検出値を受けて前記2つのリフタの昇降を個別に制御する制御手段とを有し、
    該制御手段は、前記保持手段から前記ロール体を受け取るに際し前記2つのリフタに対する制御を行い、前記突出部の下方にある前記コア受部を上昇させて対応する前記荷重検出手段からの検出値が所定の値を超えたら停止させるリフタ駆動制御に続いて、前記対応する荷重検出手段からの検出値が所定の範囲内にあるかどうかの判定動作を行い、前記2つのリフタについて前記所定の範囲内にあると判定した時には前記保持手段による保持の解放を指示する信号を出力することを特徴とするロール体搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記原反ロールの重量に関する情報を受け、前記原反ロールの重量をWとした時、前記所定の値をW/2とし、前記所定の範囲は、下限値を(W/2−ε)、上限値を(W/2+ε)(但し、εはW/2を基にして前記下限値及び上限値を規定する値)とすることを特徴とする請求項1に記載のロール体搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記コア受部を停止させた後、前記対応する荷重検出手段からの検出値が前記所定の範囲から低い方に外れている場合には、再度、前記コア受部を上昇させて前記リフタ駆動制御及び判定動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のロール体搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記コア受部を停止させた後、前記対応する荷重検出手段からの検出値が前記所定の範囲から高い方に外れている場合には、前記コア受部を下降させて前記対応する荷重検出手段からの検出値が前記所定の値より小さくなったら停止させ、続いて前記判定動作を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロール体搬送装置。
  5. 中心に中空のコアを持つロール体であってその両端から前記コアが突出した突出部を持つロール体を、当該ロール体の保持手段との間で受け渡しを行うための移載装置を備えたロール体搬送装置において、
    前記移載装置は、
    前記両側の突出部を受けるための2つのコア受部と、
    これら2つのコア受部を個別に昇降させる2つのリフタと、
    前記2つのコア受部のそれぞれに作用する荷重を検出する2つの荷重検出手段と、
    少なくとも前記2つの荷重検出手段による検出値を受けて、前記2つのリフタの昇降を個別に制御する制御手段とを有し、
    該制御手段は、前記保持手段から前記ロール体を受け取るに際し前記2つのリフタに対する制御を行い、前記突出部の下方にある前記コア受部を上昇させて対応する前記荷重検出手段からの検出値の変化パターンを監視し、検出値が無変化の状態から上昇に転じ、更に無変化の状態に移行したことを前記2つのリフタについて判定した時に前記保持手段による保持の解放を指示する信号を出力することを特徴とするロール体搬送装置。
  6. 前記保持手段は、前記コアの前記突出部内に進入して該コアを把持する把持部を有するチャック装置であり、該チャック装置で前記コアを把持している状態では該把持部の下側と前記突出部の下側内径面との間にクリアランスができるようにされていることを特徴とする請求項5に記載のロール体搬送装置。
  7. 前記チャック装置は、前記把持部がそこに導入されるエア圧に応じて径方向に伸縮するエアチャックであることを特徴とする請求項6に記載のロール体搬送装置。
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