JP4373405B2 - 放射線検出器および放射線検査装置 - Google Patents

放射線検出器および放射線検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線検出器および放射線検査装置に関し、特に、被検体内にある放射性同位元素から放出されたガンマ線を検出する放射線検出器および放射線検査装置に関する。
近年、生体(被検体)の内部の情報を得るために断層撮影装置が広く用いられるようになってきた。断層撮影装置としては、X線コンピュータ断層撮影(X線CT)装置、磁気共鳴映像装置、SPECT(single photon emission CT)装置、ポジトロン断層撮影(PET)装置が挙げられる。X線CT装置は、生体のある断面に多方向から幅の狭いX線ビームを曝射し、透過したX線を検出してその断面内でのX線の吸収の度合いの空間分布をコンピュータで計算し画像化している。このようにして、生体内部の形態的な異常、例えば出血巣を把握できる。
また、PET装置は被検体内の機能情報の精密情報が得られるため、近年、盛んに開発が進められている。PET装置を用いた診断方法は、まず、ポジトロン核種で標識された検査用薬剤を、注射や吸入等により被検体の内部に導入する。被検体内に導入された検査用薬剤は、検査用薬剤に応じた機能を有する特定の部位に蓄積される。例えば、糖類の検査用薬剤を用いた場合、ガン細胞等の新陳代謝の盛んな部位に選択的に蓄積される。このとき、検査用薬剤のポジトロン核種から陽電子が放出され、放出された陽電子と周囲の電子とが結合して消滅する際に2つのガンマ線(いわゆる消滅ガンマ線)が互いに約180度の方向に放出される。そこで、この2つのガンマ線を被検体の周りに配置した放射線検出器により同時検出し、コンピュータ等で画像を再生成することにより被検体における放射性同位元素の分布画像データを取得する。このようにPET装置では被検体の体内の機能情報が得られるため、様々な難病の病理解明が可能である。
PET装置では、ガンマ線を検出するために半導体検出素子を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図1に示すように、半導体結晶素子100は、CdTe等の半導体結晶体101に電極102,103を設けた構造を有する。半導体検出素子100は半導体結晶体101に入射したガンマ線が電子正孔対を生成する性質を利用してガンマ線を電気信号として検出する。多数の電極102を互いに離隔して配列する。各々の電極102に、電極103に対して正電圧を印加して、ガンマ線により生成された電子を電極102に、正孔を電極103に集める。電子が生成した位置に最も近い電極102に電気信号が生じるためガンマ線の入射位置を検出できる。その結果、ガンマ線の発生源である被検体のポジトロン核種の位置を高精度に取得でき、PET装置の空間分解能を向上できる。
ところで、半導体結晶体101、特にCdTe結晶体は脆いため壊れ易く、外部からの応力の印加により結晶中に欠陥が生じ易い。CdTe結晶体に欠陥が生じると、CdTe結晶体中でガンマ線の入射により生成された電子および正孔が電極102,103に到達し難くなる、いわゆる分極現象が生じ易くなり、ガンマ線の検出特性が劣化する。そのため、半導体検出素子100をプリント基板に実装する際に超音波接合を用いると、接合部とCdTe結晶体の表面との間に生じた摩擦により、CdTe結晶体に歪みや結晶粒界等が生じるおそれがある。過度の歪みや結晶粒界が生じるとCdTe結晶体の結晶性が劣化し、半導体検出素子100の検出特性が劣化する。
このような問題を解決するため、図2に示すように、銀ペースト等を用いた導電性接着層104により電極102とプリント基板105上に形成されたパッド電極106とを接着することが提案されている。導電性接着剤を用いることで比較的低い温度で接着が可能である。これにより、CdTe結晶体101への衝撃印加や応力印加の抑制が可能となり、結晶性の劣化を抑制できる。
特開2002−168958号公報
しかしながら、導電性接着剤による接着は超音波接合の接合強度よりも劣っている。さらに、プリント基板105は略平坦な基板面を形成しているが、反りや歪みが生じて平坦性の悪いプリント基板105が含まれている。そのようなプリント基板105に導電性接着層104により半導体検出素子100を接着すると、導電性接着層104の部分から剥離し易くなる(符号104aで示す。)。剥離が生じると接触不良あるいは断線等が生じ、その電極102付近の半導体結晶体101に入射したガンマ線が検出不能となるので、検出効率の低下、さらには、PET装置の空間分解能の低下等の信頼性低下という問題が生じる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、半導体検出素子の検出特性の劣化を抑制すると共に信頼性の高い放射線検出器、およびこれを用いた放射線検査装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、配線基板と、前記配線基板上に配置された放射線の入射により検出信号を生成する半導体検出素子と、前記半導体検出素子から検出信号を取り出す検出信号用配線部と、を備える放射線検出器であって、前記半導体検出素子は、板状の半導体結晶体と、該半導体結晶体の厚さ方向に直交し、配線基板側の平坦な第1の主面を略覆う第1の電極部と、該第1の主面とは反対側の第2の主面に、互いに離隔して配列された複数の素子電極からなる第2の電極部と、を有し、前記配線基板はその表面にバイアス印加用電極を有し、該バイアス印加用電極と第1の電極部とが互いに対向する面が導電性接着層により固着され、前記検出信号用配線部は可撓性支持部材とその表面に設けられた複数の信号用電極とを有し、該複数の信号用電極の各々と前記複数の素子電極の各々とが他の導電性接着層により固着されてなることを特徴とする放射線検出器が提供される。
本発明によれば、半導体検出素子は、第1の電極部が半導体結晶体の配線基板側の平坦な第1の主面を略覆うように形成され、第1の電極部と配線基板の表面に設けられたバイアス印加用電極とが導電性接着層により固着されているので、配線基板の反りや歪みにより部分的に導電性接着層が剥離や破断等した場合でも、第1の電極部とパッド電極とが完全に断線することが回避され、バイアス電圧が第1の電極部に確実に供給される。さらに、検出信号用配線部には可撓性支持部材の表面に複数の信号用電極が設けられており、信号用電極の各々が半導体検出素子の素子電極の各々と他の導電性接着層により接着されている。他の導電性接着層は導電性接着剤からなるので、検出信号用配線部と半導体検出素子との接合の際に半導体結晶体への衝撃等を回避できる。したがって、半導体結晶体の結晶性の劣化を抑制できる。その結果、半導体検出素子の性能劣化を抑制すると共に信頼性の高い放射線検出器を提供できる。
前記他の導電性接着層は、バンプ状に形成されてなる構成としてもよい。これにより、これにより信号用電極の各々と素子電極の各々との電気的接続の信頼性確保ができ、これと同時に、半導体結晶体と可撓性支持部材との熱膨張係数差により生じる応力が可撓性支持部材から半導体結晶体へ伝搬し難くなる。したがって、半導体結晶体への応力印加を抑制でき、半導体結晶体の結晶性の劣化を抑制できる。
本発明の他の観点によれば、放射性同位元素を含む被検体から発生する放射線を検出する上記いずれかの放射線検出器と、前記放射線検出器から取得した放射線の入射時刻および入射位置を含む検出情報に基づいて前記放射性同位元素の被検体内における分布情報を取得する情報処理手段と、を備える放射線検査装置が提供される。
本発明によれば、半導体検出素子の検出特性の劣化を抑制すると共に信頼性の高い放射線検査装置が提供できる。
本発明によれば、半導体検出素子の結晶性の劣化を抑制して、検出特性の劣化を抑制すると共に信頼性の高い放射線検出器、およびこれを用いた放射線検査装置を提供できる。
以下図面を参照しつつ実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るPET装置の構成を示すブロック図である。図3を参照するに、PET装置10は、被検体Sの周囲に配置され、ガンマ線を検出する検出器11と、検出器11からの検出データを処理し、得られた被検体Sの体内のポジトロン核種RIの位置の画像データを再生成する情報処理部12と、画像データを表示等する表示部13と、被検体Sや検出器11の移動等の制御を行う制御部14と、情報処理部12や制御部14に指示を送る端末や画像データを出力するプリンタ等からなる入出力部15等から構成される。
検出器11は半導体検出部20と検出回路16からなる。半導体検出部20は、ガンマ線γa,γbの入射面が被検体Sに面するように配置されている。なお、予め被検体Sにはポジトロン核種RIで標識化された検査用薬剤が導入されている。
半導体検出部20は、ポジトロン核種RIからの陽電子の消滅の際に、同時に発生する2つのガンマ線γa、γbを検出する。2つのガンマ線γa、γbは、互いに略180度をなして放出されるので、被検体Sを挟んで対向する検出器11の半導体検出部20に入射する。ガンマ線γa、γbが入射した2つの半導体検出部20の各々は、ガンマ線γa、γbの入射により生じる電気信号(検出信号)を検出回路16に送出する。
検出回路16は、検出信号から、ガンマ線γa、γbが検出素子に入射した時刻(入射時刻)と入射位置を決定し、これらの情報(検出データ)を情報処理部12に送出する。検出回路16は、例えば、アナログ信号である検出信号から入射時刻を算出するためのアナログASIC(用途別集積回路)と、入射時刻および入射位置をデジタルデータとして情報処理部12に送出するデジタルASIC等から構成される。
情報処理部12では、検出データに基づいてコインシデンス検出および画像再生成アルゴリズムによる画像データの再生成を行う。コインシデンス検出は、入射時刻が略一致する2つ以上の検出データがある場合、それらの検出データを有効と判定し、コインシデンス情報とする。また、コインシデンス検出は、ガンマ線入射時刻が一致しない検出データを無効と判定し破棄する。そして、コインシデンス情報と、コインシデンス情報に含まれる検出素子番号等と、これに対応する検出素子の位置情報等から所定の画像再生成アルゴリズム(例えば、期待値最大化(Expectation Maximization)法)に基づいて画像データを再生成する。表示部13は、入出力部15の要求に応じて再生成された画像データを表示する。
以上の構成および動作により、PET装置10は、被検体Sの体内に選択的に位置するポジトロン核種RIからのガンマ線を検出し、ポジトロン核種RIの分布状態の画像データを再生成する。
なお、図3において8個の検出器111〜118が示されているがこれらの数は一例過ぎず、検出器111〜118の数は適宜選択される。
図4は、本発明の第1の実施の形態の半導体検出部の構成を示す分解斜視図、図5は、図4に示す半導体検出部の概略平面図、図6は、図5のA−A線断面図である。なお、以下の説明において、Z軸方向について、説明の便宜のため紙面の上下にしたがって「上」あるいは「下」を用いる。
図4〜図6を参照するに、半導体検出部20は、配線基板21と、配線基板21上に配置された半導体検出素子22と、半導体検出素子22に電気的に接続された検出信号用配線部23等からなる。
半導体検出素子22は、略平板状で上面に溝部24aが形成された半導体結晶体24と、半導体結晶体24の下面に形成された第1電極部25と、半導体結晶体24の上面に形成された第2電極部26からなる。
半導体結晶体24は、その材料としては、例えば、エネルギーが511keVのガンマ線に有感なテルル化カドミウム(CdTe)、Cd1-xZnxTe(CZT)、臭化タリウム(TlBr)、シリコンなどが挙げられる。また、これらの材料には導電性等を制御するためのドーパントが含まれていてもよい。CdTeは、単位長さ当たりの光電吸収確率がシリコンの100倍程度ある点で好ましい。シリコンはCdTeよりも機械的強度が高いので加工中に結晶欠陥が生じにくい点で好ましい。半導体結晶体24は、半導体の結晶成長法であるブリッジマン法や、移動加熱法を用いて半導体結晶を形成し、所定の結晶方位に平板状に切出して得られる。また、半導体結晶体24がCdTeからなる場合は、半導体結晶体24中の第2電極部26の素子電極27との界面にInが拡散されている。これにより半導体結晶体24と第2電極部26との間にショットキー接合が形成される。
また、半導体結晶体24は、第2電極部26側にX軸方向に所定の間隔でかつY軸方向に延在する溝部24aが設けられている。このため、溝部24aの下方付近でガンマ線の入射により生じた電子は、溝部24aの両側の素子電極27に引き寄せられるが、入射位置に最も近い素子電極27により多くの電子を集中させることができため、半導体検出素子22のガンマ線検出の位置精度が向上する。その結果、PET装置の空間分解能が向上する。
第1電極部25は、半導体結晶体24の下面を略覆う導電膜からなる。第1電極部25には負のバイアス電圧Vbが印加されており、カソードとして機能する。半導体結晶体24がCdTeからなる場合は第1電極部25には例えばPt膜が用いられる。バイアス電圧Vbは、直流電圧で例えば−60V〜−1000Vに設定される。なお、バイアス電圧は、配線基板21の外部から、バイアス電源用電極35、バイアス電源用配線36、パッド電極29、および導電性接着層28を介して第1電極部25に供給される。
第2電極部26は、半導体結晶体24の上面の互いに隣接する溝部24aと溝部24aとの間の凸部24bの表面に形成された8個の素子電極27からなる。素子電極27は例えばAu膜からなる。素子電極27の各々は抵抗を介して接地されており、アノードとして機能する。なお、ここでは素子電極27の数を8個としているが、2個以上であればその数に特に制限はない。
次に半導体検出素子22の動作を説明する。半導体検出素子22は、ガンマ線が半導体結晶体24に入射すると、半導体結晶体24中で電子正孔対が生成される。半導体結晶体24には、素子電極27から第1電極部25に向かって電界が印加されているので、正孔は第1電極部25に引きつけられ、電子は素子電極27に引きつけられる。この際、電子は最も近い素子電極27に引きつけられ、素子電極27毎に接続されるパッド電極32および配線パターン33を介して、検出回路(図3に示す符号16)にガンマ線が入射したことを示す検出信号が送出される。
配線基板21は、アルミナ等のセラミック基板、ガラス基板、ガラスエポキシ基板、およびフレキシブルプリント基板等の樹脂を含有するプリント基板から選択される。このうち、樹脂を含有するプリント基板は、アルミナ基板やガラス基板よりも設計および製造が容易であり安価である点で好ましい。ただし、樹脂を含有するプリント基板は熱膨張係数がCdTe結晶体に比べ熱膨張係数が高いため、上述した導電性接着層28のスポット状の形成等を行った方が好ましい。
ガラスエポキシ基板は、ガラスクロスに変性エポキシ基板を含浸して熱硬化させたものであり、例えば、いわゆるFR−4やFR−5のグレードのプリント配線基板である。
配線基板21は、その表面にパッド電極29と、パッド電極29に電気的に接続されたバイアス電源用配線36およびバイアス電源接続用電極35が設けられている。バイアス電源接続用電極35には外部のバイアス用電源(不図示)が接続され、バイアス電源用配線36を介してバイアス電圧がパッド電極29に供給される。バイアス電源用配線36、パッド電極29,およびバイアス電源用配線36は配線基板21に設けられているので検出信号用配線部23とは離隔して配置されている。このため、バイアス電圧は上述したように−60V〜−1000Vの高電圧であるが、検出信号用配線部23を伝搬する検出信号に与える悪影響を抑制できる。
半導体検出素子22は、配線基板21の表面に第1電極部25と配線基板21のパッド電極29とが導電性接着層28を介して接着(接合)されている。導電性接着層28は、第1電極部25とパッド電極29とが対向する面の全部が接着されるように形成されている。これにより、第1電極部25は半導体結晶体24の下面の全部を覆うように形成されているので、配線基板21の反りや歪みにより部分的に剥離しても、接着されている部分からバイアス電圧が第1電極部25に供給されるので信頼性が高い。この接合部は、先の図2に示す従来の半導体検出素子の接合部よりも信頼性が高い。
導電性接着層28は、Au、Ag、Cu、およびこれらの合金から選択される金属粉やカーボンフィラーと、樹脂からなる導電性接着剤からなり、例えば、導電性ペーストや異方性接着剤を用いることができる。
ただし、配線基板21にガラスエポキシ基板およびフレキシブルプリント基板等の樹脂を含有するプリント基板を使用する場合は、半導体結晶体24に対して配線基板21の熱膨張係数が比較的大きくなる。具体的には、ガラスエポキシ基板やポリイミドからなるフレキシブルプリント基板の熱膨張係数は面内方向でCdTe結晶体の熱膨張係数の約2〜3倍である。そのため、導電性接着剤を硬化させるための加熱処理の際、特に冷却する際に、熱収縮により配線基板21から導電性接着層28を介して半導体結晶体24に応力が印加され、半導体結晶体にクラック等が形成されてしまうおそれがある。このような場合は導電性接着層28を第1電極部25の全面にべた付けするよりも、図示を省略するが、第1電極部25の全面に多数のスポット状に形成する方が好ましい。スポット状とすることで、導電性接着層28自体が配線基板21の基板面に平行な方向に伸縮し、半導体結晶体24と配線基板21との熱収縮差による応力を低減できる。なお、かかる熱膨張差による応力の発生は、PET装置全体や半導体検出素子22の保存環境下(例えば0℃〜50℃)においても生じるが同様の理由によりその応力を低減できる。
また、導電性接着層28は、半導体結晶体24のヤング率よりも小さいずれ弾性を有することが好ましい。これにより、上記の熱膨張係数差により生じる応力を、導電性接着層28が応力を打ち消す方向に伸長することによって、半導体結晶体24に印加される応力をさらに低減することができる。
検出信号用配線部23は、ベースフィルム31と、その表面にX軸方向に所定の間隔でかつY軸方向に延在するパッド電極32と、パッド電極32と電気的に接続される配線パターン33とからなる。
ベースフィルム31は、可撓性樹脂材料、例えばポリイミドやポリエステルからなる。ベースフィルム31は、耐熱性が優れる点でポリイミドが好適である。なお、ベースフィルム31は、単層でも多層積層体のいずれでもよい。
パッド電極32は、半導体検出素子22の素子電極27に対応する位置に形成され、例えばCu膜とその表面を覆うAu膜の積層体からなる。パッド電極32は配線パターン33に電気的に接続されている。配線パターン33は、ベースフィルム31の表面に形成されたCu膜からなり、その表面はレジスト材等の絶縁材に覆われている。
また、検出信号用配線部23は、パッド電極32が半導体検出素子22の第2電極部26の素子電極27とバンプ30により互いに固着されている。バンプ30には導電性接着剤が用いられている。導電性接着剤は、所定の形状に塗布し、例えば120℃程度の温度で硬化させる。そのため、パッド電極32と素子電極27との接合の際に、半導体結晶体24に衝撃(例えばワイヤーボンディングによる超音波振動)や、過度の温度による加熱を回避できる。その結果、半導体結晶体24の結晶性の劣化を回避でき、半導体検出素子22の検出性能の劣化を抑止できる。
また、パッド電極32と素子電極27との接合の際に、ベースフィルム31の熱膨張係数が半導体結晶体24よりも大きいため、上述した配線基板21および半導体結晶体24との熱膨張係数差の場合と熱膨張係数差による応力が生じる。ベースフィルム31は半導体結晶体24よりも可撓性を有するので半導体結晶体24に印加される応力を低減できる。
また、パッド電極32と素子電極27とをバンプ30により接合することで、バンプ30の代わりにベタ付けをした場合よりも、熱膨張係数差により生じる応力を半導体結晶体24に伝搬し難くすることができる。なお、バンプ30は、1組のパッド電極32と素子電極27との接合につき2個用いている。2個のバンプ30は、パッド電極32と素子電極27との電気的接続の信頼性確保と上記応力の伝搬をし難い点で好ましい。ただし、1組のパッド電極32と素子電極27との接合につき1個あるいは3個以上のバンプ30を設けてもよい。1個のバンプ30を設けることで上記応力の伝搬をいっそう抑制でき、3個以上のバンプ30を設けることで電気的接続の信頼性を高めることができる。
また、バンプ30を形成する導電性接着剤は、導電性接着層28と同様の材料から選択される。さらに、バンプ30を形成する導電性接着剤は、その硬化後に半導体結晶体24のヤング率よりも小さいずれ弾性を有することが好ましい。これにより、ベースフィルム31からバンプ30を介して半導体結晶体24に印加される応力をバンプ30が応力を打ち消す方向に伸長することによって、半導体結晶体24に印加される応力をさらに低減することができる。
なお、パッド電極32と素子電極27とは上述したようにバンプ30により接合する方が好ましいが、パッド電極32と素子電極27とが対向する面の全部に導電性接着剤を形成してもよい。これにより、パッド電極32と素子電極27との接着強度が高まり断線等のおそれが低下し信頼性が増す。ただし、この場合は、ベースフィルム31を薄板化した方がよい。ただし、過度に薄板化すると可撓性が増し接合の際に検出信号用配線部23の位置決め等の取扱いが困難になるため、その取扱いが困難にならない程度に薄板化した方がよい。
次に、半導体検出部の製造工程を、図4を参照しつつ説明する。
最初に、配線基板21のパッド電極29に、導電性接着剤、例えば銀ペーストをグラビア印刷法等の塗布法により形成する。次いで、図示されないステージに配線基板21を載置し、配線基板21に対して半導体検出素子22を位置決めする。次いで半導体検出素子22を配線基板21上に配置する共に、上方から治具で抑えて圧接し仮接合する。
次いで、半導体検出素子22を上方から治具で圧接しながら、ホットプレートやオーブンにより配線基板21と半導体検出素子22とを例えば120℃の条件で加熱して本接合する。なお、本接合の温度は、半導体結晶体24に悪影響を与えない温度の範囲に設定する。次いで、冷却する際に、導電性接着剤が固化開始後に上記の治具を半導体検出素子22から離し、さらに室温まで冷却する。以上により、導電性接着剤が固化し、配線基板21と半導体検出素子22とが接合される。
次いで、検出信号用配線部23のパッド電極32上に例えば銀ペーストをグラビア印刷法等の塗布法によりバンプ30を形成する。次いで、図示されないステージに配線基板21を載置し、半導体検出素子22に対して検出信号用配線部23を位置決めする。次いで検出信号用配線部23を半導体検出素子22上に配置する共に、上方から治具で抑え圧接し仮接合し、さらに、配線基板21と半導体検出素子22との接合と同様にして、半導体検出素子22の素子電極27と検出信号用配線部23のパッド電極32とをバンプ30により接合する。以上により、半導体検出部20が形成される。
この製造方法では、検出信号用配線部23のそれぞれのパッド電極32を素子電極27と一度に接合できるので、ワイヤーボンディングのようにそれぞれの電極27,32を一本ずつ接続するよりも煩雑さを低減でき、かつ半導体結晶体24に印加される応力や衝撃を低減できる。
第1の実施の形態によれば、半導体検出素子22は第1電極部25が半導体結晶体24の配線基板21側の平坦な面を略覆うように形成され、第1電極部25と配線基板21のパッド電極29とが対向する面の全部がベタ付けあるいはスポット状に導電性接着層28により接着されているので、配線基板21の反りや歪みがある場合でも、第1電極部25とパッド電極29とが断線することが回避される。さらに、検出信号用配線部23はそのベースフィルム31が可撓性樹脂材料からなり、そのパッド電極32の各々が半導体検出素子22の素子電極27と導電性接着剤からなるバンプ30により接合されている。このため、接合の際に半導体結晶体24への衝撃等を回避でき、半導体結晶体24の結晶性の劣化を抑制できる。さらに、接合の際のベースフィルム31の熱収縮に起因する検出信号用配線部23から半導体結晶体24に印加される応力は、ベースフィルム31が可撓性を有するので低減される。したがって、半導体結晶体24の結晶性劣化を抑制して性能劣化を抑制すると共に信頼性の高い検出器11、およびこれを用いたPET装置10を提供できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るPET装置を説明する。第2の実施の形態に係るPET装置は、第1の実施の形態に係るPET装置の変形例であり、図4〜図6で示した半導体検出部20の検出信号用配線部23が異なる以外は同様の構成を有する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るPET装置の半導体検出部の構成を示す斜視図、図8は検出信号用配線部の平面図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号付し、説明を省略する。
図7および図8を参照するに、半導体検出部40は、検出信号用配線部43のベースフィルム31に複数の開口部31aが形成されている。開口部31aは、隣接するパッド電極32とパッド電極32との間にパッド電極32に沿ってベースフィルム31の先端部31cから奥行き方向(Y軸方向)に向かって開口し、ベースフィルム31の厚さ方向に貫通している。開口部31aは、その幅(X軸方向の長さ)が例えば0.5mmに設定される。開口部31aは、その奥行きは、例えば、パッド電極32と略同等の長さに設定される。これにより、ベースフィルム31の熱膨張係数が半導体結晶体24の熱膨張係数に対してその差が大きい場合であっても、X軸方向の熱収縮による応力の発生を抑止できる。また、Y軸方向の熱収縮による発生する応力は、第1の実施の形態と同様の作用により低減される。なお、検出信号用配線部43は、次の図9に示す開口部を融資してもよい。
図9は検出信号用配線部の他の例の平面図である。図9を参照するに、検出信号用配線部45のベースフィルム31に、隣接するパッド電極32とパッド電極32との間にパッド電極32に沿って複数の開口部31dが形成されている。開口部31dは、ベースフィルム31の先端部31cにおいて閉塞されている。すなわち、ベースフィルム31の先端部31cは、開口部31dが延びる方向(Y軸方向)に直交する方向(X軸)に亘って接続されている。これにより、ベースフィルム31の先端部31cが開口部31dによりばらけることがなく一体化されるので、検出信号用配線部45の製造工程での取扱い容易となる。具体的には、検出信号用配線部45のパッド電極32を半導体検出素子22の素子電極27に対して位置決めする際に、ベースフィルム31の先端部31cが一体化しているので、パッド電極32の各々を一度に合わせられる。
次に、第2の実施の形態の半導体検出部の変形例を説明する。
図10は、第2の実施の形態に係るPET装置の半導体検出部の変形例の構成を示す断面図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号付し、説明を省略する。
図10を参照するに、半導体検出部50は、検出信号用配線部53のベースフィルム31の下面に切欠部31bが形成されている。切欠部31bは、先の図8の開口部31aの位置に形成されている。切欠部31bは、X軸方向の熱収縮による応力の発生を抑止できる点で、その奥行きがパッド電極32と略同等の長さに設定されることが好ましい。なお、切欠部31bの断面形状はV字型のほか、U字型、矩形、あるいは半円形のいずれでもよい。なお、切欠部31bは、ベースフィルム31の上面に形成されてもよい。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏し、さらに、検出信号用配線部43のベースフィルム31に、隣接するパッド電極32間に開口部31aあるいは切欠部31bが形成されている。そのため、ベースフィルム31の熱膨張係数が半導体結晶体24の熱膨張係数に対して差が大きい場合であっても、X軸方向の熱収縮による応力の発生を抑止できる。したがって、半導体結晶体24の結晶性劣化をいっそう抑制して、半導体検出素子22の検出特性の劣化をいっそう抑制すると共に信頼性の高い検出器を提供できる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係るPET装置を説明する。第3の実施の形態に係るPET装置は、第1の実施の形態に係るPET装置の変形例であり、図4〜図6で示した半導体検出部20の半導体検出素子22が異なる以外は同様の構成を有する。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係るPET装置の半導体検出部の分解斜視図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号付し、説明を省略する。
図11を参照するに、半導体検出部60は、半導体検出素子62の第2電極部66側の面が平坦である以外は図4〜図6に示す半導体検出部20と同様の構成を有する。
半導体検出素子62は、半導体結晶体64の第2電極部66側の面が平坦となっており、第2電極部66が、そのY軸方向全体に延在し、X軸方向には所定の幅で形成された8個の素子電極67からなる。素子電極67の各々は、X軸方向に隣接する素子電極67と互いに離隔され、電気的に絶縁されている。半導体結晶体64および素子電極67は、それぞれ、図4〜図6に示す半導体結晶体24および素子電極27と同様の材料からなり、同様の機能を有する。
半導体検出素子62は、図4〜図6に示す半導体検出素子22と同様の作用および効果を奏する。さらに、半導体検出素子62は、第2電極部66側に溝部を形成する必要がないので、溝部の形成工程で生じ易い半導体結晶体64の結晶欠陥が形成されず、さらにかかる結晶欠陥を除去するための熱処理工程を省略できる。そのため、半導体検出素子62の製造工程が簡略化でき、製造コストを低減できる。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏し、さらに半導体検出部60は、溝部の形成工程およびこれに付随する工程が削減できるので、半導体検出部60の製造コストを第1の実施の形態の半導体検出部よりも低減できる。
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した第1の実施の形態では、PET装置を例に説明したが、本発明は、SPECT(単一光子放射形コンピュータ断層撮影)装置に適用できる。また、上記では半導体検出部がガンマ線を検出する場合を例に説明したが、X線や他の放射線の半導体検出部にも適用できることはいうまでもない。
半導体検出素子の断面図である。 従来の半導体検出素子の接合部の問題点を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係るPET装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の半導体検出部の構成を示す分解斜視図である。 図4に示す半導体検出部の概略平面図である。 図5のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るPET装置の半導体検出部の構成を示す断面図である。 検出信号用配線部の平面図である。 検出信号用配線部の他の例の平面図である。 第2の実施の形態に係るPET装置の半導体検出部の変形例の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るPET装置の半導体検出部の分解斜視図である。
符号の説明
10 PET装置
11,111〜118 検出器
12 情報処理部
13 表示部
14 制御部
15 入出力部
16 検出回路
20,40,50,60 半導体検出部
21 配線基板
22,62 半導体検出素子
23,43,53 検出信号用配線部
24,64 半導体結晶体
24a 溝部
24b 凸部
25 第1電極部
26,66 第2電極部
27,67 素子電極
28 導電性接着層
29,32 パッド電極
30 バンプ
31 ベースフィルム
33 配線パターン
35 バイアス電源用電極
36 バイアス電源用配線

Claims (8)

  1. 配線基板と、
    前記配線基板上に配置された放射線の入射により検出信号を生成する半導体検出素子と、
    前記半導体検出素子から検出信号を取り出す検出信号用配線部と、を備える放射線検出器であって、
    前記半導体検出素子は、板状の半導体結晶体と、該半導体結晶体の厚さ方向に直交し、配線基板側の平坦な第1の主面を略覆う第1の電極部と、該第1の主面とは反対側の第2の主面に、互いに離隔して配列された複数の素子電極からなる第2の電極部と、を有し、
    前記配線基板はその表面にバイアス印加用電極を有し、該バイアス印加用電極と第1の電極部とが互いに対向する面が導電性接着層により固着され、
    前記検出信号用配線部は可撓性支持部材とその表面に設けられた複数の信号用電極とを有し、該複数の信号用電極の各々と前記複数の素子電極の各々とが他の導電性接着層により固着されてなることを特徴とする放射線検出器。
  2. 前記半導体結晶体はその第2の主面において、隣接する素子電極間に、該素子電極に沿って溝部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の放射線検出器。
  3. 前記他の導電性接着層は、バンプ状に形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の放射線検出器。
  4. 前記導電性接着層および/または他の導電性接着層は、半導体結晶体のヤング率よりも小さいずれ弾性を有することを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の放射線検出器。
  5. 前記検出信号用配線部は隣接する信号用電極の可撓性支持部材に、信号用電極に沿って切欠部あるいは厚さ方向に貫通する開口部が形成されてなることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の放射線検出器。
  6. 前記開口部は、支持部材の端部において閉塞されてなることを特徴とする請求項5記載の放射線検出器。
  7. 前記配線基板は、その表面にバイアス印加用電極に電気的に接続されたバイアス印加用配線を有し、該バイアス印加用配線は、前記検出信号用配線部と離隔されてなることを特徴とする請求項1〜6のうち、いずれか一項記載の放射線検出器。
  8. 放射性同位元素を含む被検体から発生する放射線を検出する請求項1〜7のうちいずれか一項記載の放射線検出器と、
    前記放射線検出器から取得した放射線の入射時刻および入射位置を含む検出情報に基づいて前記放射性同位元素の被検体内における分布情報を取得する情報処理手段と、を備える放射線検査装置。
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