JP4373379B2 - データ圧縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮対象となるデータを圧縮するデータ圧縮装置に関し、特に圧縮データにタイムスタンプを効果的に付加するデータ圧縮装置に関する。
近年のネットワーク技術の発達により、カメラで撮影した画像データをネットワークで伝送するようになった。画像データは画像圧縮技術との組み合わせで、伝送データ量の削減が行われる。例えば、1つのネットワーク上に複数の画像データ圧縮装置を接続することで、同時に複数の画像圧縮データを伝送することが可能である。特に、侵入者等を検知する目的の監視システムでは、画像圧縮データを記録する画像レコーダと組み合わせ、侵入者等が進入した様子を記録するようになっている。このような監視システムにおける記録画像が犯罪捜査に使用される場合、カメラで記録した正確な絶対時刻情報が重要になる。また、最近では画像圧縮方式としてネットワークとの親和性がよいMPEG−4(Moving Picture Experts Group phase 4)方式を採用した画像圧縮装置が増えている。
MPEG−4方式では、画像データ復号装置が復号画像を表示するタイミングを管理するため、圧縮データにタイムスタンプ(時刻情報)を付加する。このタイムスタンプを用いることで、前回表示した画像データに対し、何フレーム後に次の画像データを表示すべきかを管理している。しかし、圧縮後のフレーム単位のデータであるVOP(Video Object Plane)に付加するタイムスタンプは1秒未満のフレーム単位の時間のみ管理し、時分秒は、複数のVOPをまとめたGOV(Group of VOP)と呼ばれる単位で付加するGOVヘッダのタイムスタンプとして付加される(例えば、非特許文献1参照)。そして、絶対時刻情報は、この2つのタイムスタンプから計算しなければならない。
また、近年の圧縮処理は、圧縮方式の変更などの処理の変更が容易なことから、専用LSI以外に、CPU等のプロセッサを使用したソフトウェア処理で実行するものも増えてきている。
ISO/IEC 14496−2
ネットワークを用いた画像データ圧縮装置の構成例を図1に示す。
画像データ圧縮装置は、エンコーダモジュール1と、ネットワーク配信モジュール6から構成される。また、エンコーダモジュール1は、NTSCデコーダ2と、プロセッサ3と、RTC(Real Time Clock)8から構成される。
まず、エンコーダモジュール1の動作について説明する。
NTSCデコーダ2は、カメラ5から入力したアナログ画像データ14をA/D変換し、デジタル画像データ9と垂直同期信号Vsync10を抽出してプロセッサ3へ出力する。
プロセッサ3は、入力されたデジタル画像データ9に対して、圧縮処理部4でMPEG−4画像圧縮処理を行い、圧縮データ11としてネットワーク配信モジュール6へ出力する。また、入力されたVsync10から算出したフレーム単位の時間(後述する)と、RTC8から入力された時分秒データ13を合わせ、圧縮処理部4でタイムスタンプの計算に使用する。
RTC8は、水晶振動子によりカウントアップした時分秒のデジタル情報を、時分秒データ13としてプロセッサ3へ出力する。
次に、画像データ圧縮装置の動作を同じ図1を用いて説明する。
NTSCデコーダ2は、カメラ5からアナログ画像データ14が1フレーム入力されるたびに画像データをA/D変換し、同期したデジタル画像データ9と垂直同期信号であるVsync10を出力する。よって、Vsync10が出力される周期は、アナログ画像データ14が入力される周期であり、その周期の発生源はカメラ5が持つ内部クロックにより決定される周期である。
RTC8は、前述したように独自の水晶振動子によりカウントアップした時分秒データ13を出力する。カメラ5が出力するVsync10と時分秒データ13は、非同期である。そのため、RTC8の水晶振動子とカメラ5の内部クロックのカウントアップ精度によりクロック周期がずれ、長時間動作させると時間のずれが発生する。
一般に、RTC8が出力する時間の情報は、年月日時分秒であり、それより細かい精度のフレーム単位を表現する情報は出力されない。そのため、フレーム単位の時間を取得するにはVsync10を利用する必要がある。
プロセッサ3は、デジタル画像データ9が入力されると、圧縮処理部4でMPEG−4画像圧縮処理を行う。また、プロセッサ3は、Vsync10から前回Vsync10が入力されてからの経過時間を計算するためのカウンタ値と、RTC8より時分秒データ13を読み出し、圧縮処理部4へ渡し、圧縮処理後に圧縮データ11をネットワーク配信モジュール6へ出力する。なお、プロセッサ3の動作の詳細は後述する。
ネットワーク配信モジュール6は、入力された圧縮データ11を、ネットワークパケット化し、ネットワークパケットデータ12としてネットワーク7へ配信する。
次に、プロセッサ3の詳細な動作を図2と図3に示すフローチャートを用いて説明する。
電源投入時は、図2に示す割込初期化処理を行う。まず、フレーム単位の時間を計測するカウンタFをゼロにする(ステップS2a)。次に、RTC8に現在の時刻を設定する(ステップS2b)。この初期化処理により、カウンタFとRTCの秒の切り替わり点は同一箇所になる。
ここで、カウンタFについて説明する。NTSCのフレーム周期は、約29.97Hzである。この周期をデジタル値で表す方法として、以下の方法がある。まず、カウンタFが30000カウントアップされると1秒と定義する。この定義においてフレーム周期は、1001カウントアップしたら1フレームとなる。よって、カウンタFは、0から29999までの値をとり、フレーム毎に1001を加算する。桁あふれにより30000以上になったときに1秒経過したと判断する。
次に、プロセッサ3の通常動作時は、NTSCデコーダ2からVsync10が入力されることで割り込み処理を実行する。
図3に示すVsync割込では、まず、デジタル画像データ9を取り込む(ステップS3a)。次に、RTC8より時分秒データ13を取得する(ステップS3b)。次に、カウンタFに1001を加算し、1フレームの経過を示す(ステップS3c)。
次に、カウンタFが30000以上であるか否かを判定する(ステップS3d)。カウンタFが30000以上であれば(ステップS3dでYes)、桁あふれが発生するのでカウンタFから30000を減算する(ステップS3e)。カウンタFが30000未満であれば(ステップS3dでNo)、そのままステップS3fへ移行する。
次に、圧縮処理部4が圧縮処理中であるか否かを判定する(ステップS3f)。圧縮処理中であれば(ステップS3fでYes)、何もせずにVsync割込を終了する。圧縮処理が完了していれば(ステップS3fでNo)、画像データを圧縮処理部4へ出力する(ステップS3g)。次に、時分秒データ13を圧縮処理部4へ出力する(ステップS3h)。次に、カウンタFの値を圧縮処理部4へ出力し(ステップS3i)、次の画像圧縮処理を始めるための準備を完了し、Vsync割込を終了する。
次に、図4に示すMPEG−4圧縮データの構造から、圧縮処理部4でのタイムスタンプの付加について説明する。
図4に示すように、1フレームの画像データを圧縮したものをVOPと呼び、VOPの区切りを示すVOPヘッダ22を付加する。VOPヘッダ22の後に、タイムスタンプを表すmodulo_time_base23とvop_time_increment24がある。vop_time_increment24は、既にカウンタFについて説明したのと同様に、NTSCの場合なら30000で桁上がりするカウンタ値である。但し、カウンタFと同じ値になるとは限らない。いくつかのオフセットを持つことがあり、それは圧縮処理部4の実装次第である。modulo_time_base23は、vop_time_increment24が桁あふれを起こしたときに1が立ち、それ以外では0になる。よって、modulo_time_base23の値を見れば、秒の桁上がりが発生したかの判断が可能になる。
また、複数のVOPをまとめたものをGOVと呼び、GOVの区切りを示すGOVヘッダ20を付加する。GOVヘッダ20の後に、タイムスタンプを表すタイムコード21がある。タイムコード21は、RTC8から得られた時分秒を示す。
GOVヘッダ20を付加する周期が1秒より長い場合、例えば5秒ならば、GOVヘッダ20が出現する間に4回の秒の桁上がりが発生するが、この場合VOPに付加されたmodulo_time_base23を用いて、始めに取得したGOVのタイムコード21の値に加算していかなければならない。但し、GOVのタイムコード21の秒の値が桁上がりしており、かつ、直後のVOPのmodulo_time_base23に1が立っていた場合、modulo_time_base23の1は無視して加算しないようにする。modulo_time_base23の1を無視する理由は、GOVのタイムコード21の値が絶対時間を表し、秒の桁上がりが発生したことが既に分かっているため、直後のVOPの秒の桁上がりを無視して構わないからである。
次に、タイムスタンプの計算方法の詳細について、デコーダ側の処理を例に説明する。ここで、デコーダで受信する圧縮データは、図5に示す構造であるとする。GOVは、0.5秒に1回の頻度で挿入されている。また、vop_time_increment24は1秒で30000をカウントする早さでカウントアップするので、1フレーム時間で1001カウントアップする。
図5に示すように、現在受信したGOV内のタイムコード21は、12時48分02秒であり、直後に受信したVOPデータのmodulo_time_base23は2進数で表し10、vop_time_increment24は10進数で表し00023である。なお、例えば、MPEG−4の規格では、modulo_time_base23を2進数、つまりビット単位で見た時に、0が出るまでに1が何個あるか、その個数を秒桁上がりの個数としている。
デコーダは最初に、受信したGOVのタイムコード21を、時・分・秒に分けて読み出す。次に、受信したVOPでは、GOVの直後である場合、vop_time_increment24の桁上がり情報を示すmodulo_time_base23を読み捨てる。何故ならmodulo_time_base23は秒の桁上がりを示しても、GOVのタイムコード21にはRTC8から得られた秒の絶対値が格納されており、桁上がり情報を使わずとも、秒の値が分かるからである。
続けて、VOPのvop_time_increment24を読み出す。この値は、前回受信したVOPのvop_time_increment24と比較し、前回のVOPが表示されてからの時間経過を算出するために用いる。先程の例としてvop_time_increment24が00023であるとしたが、さらに前回のVOPのvop_time_increment24が29022であるとする。この2つのvop_time_increment24から時間経過を算出するのには、(現在受信したvop_time_increment24)−(前回受信したvop_time_increment24)を計算する。しかし、00023<29022であり、引き算結果はマイナスになる。
これは前回のVOPのvop_time_increment24をカウントアップしていった結果、29999を超えて0になったためである。よって、引き算結果のマイナス値に30000を足すことで時間経過に相当するカウンタ値が得られる。計算結果は、00023−29022+30000=1001となり、1001は1フレーム時間と等しいため、前回のVOPから1フレーム時間経過したときに現在のVOPを表示すれば良いことが分かる。
次の例として、デコーダで受信する圧縮データが、図6に示す構造であるとする。GOVは5秒に1回の頻度で挿入されている。また、vop_time_increment24は1秒で30000をカウントする早さでカウントアップするので、1フレーム時間で1001カウントアップするのは図5に示した場合と同様である。GOVの挿入が5秒ごとなのでタイムコード21だけでは秒の桁上がりの管理が出来ない。そこで秒の桁上がりの管理はVOPのmodulo_time_base23とvop_time_increment24を用いる。なお、図6の構造は、前のVOPから次のVOPの時間経過が2秒+2フレームの場合とする。
図6に示すように、現在受信したGOV内のタイムコード21は、12時48分02秒であり、直後に受信したVOPデータのmodulo_time_base23は10、vop_time_increment24は00023であるのは、図5に示した場合と同様である。デコーダは最初に、受信したGOVのタイムコード21を、時・分・秒に分けて読み出す。次に受信したVOPが、GOVの直後である場合に、vop_time_increment24の桁上がり情報を示すmodulo_time_base23を読み捨てるのは、先程の図5に示した場合と同様である。
続けて、VOPのvop_time_increment24を読み出す。これも図5の場合と同様にvop_time_increment24が00023であり、前回のVOPのvop_time_increment24が29022であるとする。この2つのvop_time_increment24から時間経過を算出すると、00023−29022+30000=1001となるため、前回のVOPから1フレーム時間経過したときに現在のVOPを表示すれば良い。
次に受信するのはVOPだけであり、modulo_time_base23が2進数で表すと110、vop_time_increment24が10進数で表すと02025である。
始めにmodulo_time_base23は、ビット毎に1が発生する数をカウントする。2進数で110であるから2つカウントする。カウント回数は、前回受信したVOPのvop_time_increment24から、今回受信したvop_time_increment24の値になるまでに桁上がりした回数を示す。桁上がりは、この例では30000で桁上がりするので、29999の次に1つ上がると00000になり、modulo_time_base23が1つカウントされる。
次に、vop_time_increment24を読み出すと、02025である。前回のVOPが00023であり、modulo_time_base23は2回桁上がりをカウントしているので、vop_time_increment24のカウンタの動きは、00023→桁上がり→桁上がり→02025、となったことが分かる。よって、2つのvop_time_increment24から時間経過を算出するには、先程の図5に示した例と同様な時間経過の算出式に加え、桁上がりの回数だけ30000を加算すれば良い。
つまり、算出式は、(現在受信したvop_time_increment24)−(前回受信したvop_time_increment24)+(modulo_time_base23のカウント回数)×30000となり、計算結果は、02025−00023+2×30000=62002となる。30000で1秒であるから、62002は、2秒と2002カウントと見なせる。2002カウントは、1001が2回であるから2フレーム時間となり、前回のVOPからの時間経過は、2秒+2フレーム時間と算出できる。
この2秒の経過時間は、GOVを受信した際に読み出した、時・分・秒の秒に加算する。加算により60秒を超えた場合、分、また時への繰り上げ処理を行う。このように、GOVが受信できずとも、VOPのmodulo_time_base23とvop_time_increment24の値から、時・分・秒の管理ができる。
次に、タイムスタンプの付加と計算方法を図7と図8に示すタイムチャートを用いて説明する。
図7では、GOVの秒桁上がり(GOVのタイムコード21の秒の桁上がり)と、VOPの秒桁上がり(vop_time_increment24の桁上がり)のタイミングが一致している場合を例にする。GOVの秒が桁上がりしたとき、VOPの秒も桁上がりし、modulo_time_base23が1になる。この場合、デコーダでの再生時間の秒の計算は、GOVのタイムコード21の秒の値をそのまま反映させればよいので、例えば、タイムチャートの始まりのように、GOVの秒が3秒を示しているときは、デコーダでの再生時間も3秒となる。よって、modulo_time_base23が1になっていても1秒加算する処理をしないようにする。
しかし、図8の右側の図のように、vop_time_increment24が時間情報の非同期が原因でずれた場合、GOVで秒の桁上がりが発生しデコーダでの再生時間の秒の計算値は3秒になる。次のフレームでmodulo_time_base23が1であるので、もう1秒をデコーダでの再生時間に加算することになる。このため、2フレームの期間でデコーダでの再生時間の計算値は、2秒時間が進んだように見えてしまう。
対策として、RTC8の秒の桁上がりを検出するたびに、vop_time_increment24の値を初期化してゼロにする手段が考えられる。これによりRTC8の秒桁上がりのたびにmodulo_time_base23に1を立たせることができる。
しかし、vop_time_increment24の秒桁上がりの周期がGOVの周期より早く、modulo_time_base23に1が立った場合では、次のフレームでGOVの秒桁上がりが発生したときに、vop_time_increment24の値の初期化を行うため、もう一度modulo_time_base23に1が立ってしまう。よって、modulo_time_base23は2フレーム連続して1が立つことになる。通常はGOVの秒桁上がりと同時に1になったmodulo_time_base23は無視すればよいが、一部のシステムにはGOVのタイムスタンプを参照せずvop_time_increment24だけを使用するシステムが存在するため、modulo_time_base23が2回連続して出力されるのはvop_time_increment24がその連続する2つのVOP間で降順の値となってしまう場合があり好ましくない。
以上のように、GOVのタイムスタンプを生成する時間情報と、VOPのタイムスタンプを生成する時間情報が非同期なため、1秒余分に時間が進んだように見えてしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み為されたもので、圧縮データにタイムスタンプを効果的に付加することができるデータ圧縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ圧縮装置は、圧縮対象となるデータを圧縮するデータ圧縮装置であって、1秒単位の第1のタイムスタンプと、1秒未満単位の第2のタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、少なくとも前記第1のタイムスタンプの秒桁上がりが発生する際に、前記第2のタイムスタンプを所定のしきい値以上の値に補正するタイムスタンプ補正手段とを備えるように構成される。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像データ圧縮装置は、デコーダと、計時手段と、前記デコーダが出力する画像データを圧縮する圧縮処理手段と、前記計時手段が出力する時分秒データからタイムスタンプの計算に必要な値を第1のカウンタに設定する手段と、前記デコーダが出力する垂直同期信号からタイムスタンプの計算に必要な値を第2のカウンタに設定する手段を備えた画像データ圧縮装置であって、起動時に所定の値を前記第2のカウンタに設定する初期化手段と、垂直同期信号が入力される毎に前記計時手段の秒桁上がり時に前記所定の値を前記第2のカウンタに設定する補正手段を備えるように構成される。
以上説明したように、本発明に係るデータ圧縮装置によると、1秒単位の第1のタイムスタンプと、1秒未満単位の第2のタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段を備え、少なくとも前記第1のタイムスタンプの秒桁上がりが発生する際に、第2のタイムスタンプを所定のしきい値以上の値に補正するようにしたため、圧縮データにタイムスタンプを効果的に付加することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明のタイムスタンプを付加した画像データ圧縮装置について説明する。本発明の特徴部分は、プロセッサ3の動作にあり、画像データ圧縮装置の構成は図1の例と同様であるため説明は省略する。
次に、プロセッサ3の動作を図9と図10に示すフローチャートを用いて説明する。
電源投入時は、図9に示す割込初期化処理を行う。まず、フレーム単位の時間を計測するカウンタFを7500にする(ステップS9a)。これは、カウンタFのカウントアップが1秒に相当する値、30000の1/4である。この値は、30000−(1001×29)=971以上の時間になれば違う値でも構わない。これは、カウンタ値にして971より小さい値であると、vop_time_increment24の桁上がり位置をGOVの秒桁上がり位置より離した位置にしようとも、VOPが表示される単位はフレーム単位であるので、結局はGOVの秒桁上がり位置と一致してしまうためである。
また、GOVの発生周期の最も短い場合を考慮する必要があり、GOVとVOPの秒桁上がり位置が一致しないような値をカウンタFに設定する。この例の7500は、GOVが1秒に2回発生する場合の一例である。7500は、30000の1/4であることから、GOVの発生位置がvop_time_increment24のカウンタ値で表すと0と15000であれば、一致することはない。
つまり、GOVとVOPの秒桁上がり位置が一致しないように、上述したように971以上離れた位置関係にあれば、この例のカウンタFの値は7500に限定するものでは無い。また、これらの値はNTSCデコーダ2をPALデコーダに変更した場合等、NTSC以外であれば違う値になることがある。
次に、RTC8に現在の時刻を設定する(ステップS9b)。この時刻は、絶対時刻であり、例えばNTP(Network Time Server)から設定された値である。RTC8に秒を設定したことで、RTC8の秒の繰り上がりは設定の1秒後となり、この時にカウンタFは7500で始まっているので、VOPカウンタの秒の繰り上がりは0.75秒後となる。つまり、1/4秒だけvop_time_increment24が進んでいることになる。
次に、プロセッサ3の通常時の動作を図10を用いて説明する。通常時は、NTSCデコーダ2からVsync10が入力されることで図10に示すVsync割込処理を実行する。図10に示すVsync割込処理では、まず、始めにデジタル画像データ9を取り込む(ステップS10a)。次に、RTC8より時分秒データ13を取得し(ステップS10b)、GOVのタイムコード21の設定値とする。但し、GOVは数秒に1回付加する場合があるため、RTC8より取得した時分秒データを必ずGOVとして圧縮データに付加するわけではない。
次に、RTC8より取得した秒が前回取得した時点より桁上がりしているか否かを判定する(ステップS10c)。この桁上がりの判定はVsync10が入力される間隔である1フレームの周期以下の誤差を持つが、本発明では1フレーム単位でVOPのタイムスタンプを管理するため問題とならない。秒が桁上がりしていれば(ステップS10cでYes)、カウンタFに7500を代入する(ステップS10d)。これにより、RTC8の秒桁上がり時にvop_time_increment24が7500になるよう補正される。もしくは、GOVとVOPの秒桁上がりの非同期誤差が分かっており、その誤差をvop_time_increment24のカウンタ値に換算できれば、補正値をvop_time_increment24に加算、もしくは減算することで補正する。
ステップS10cにおいて秒が桁上がりしてない場合は、カウンタFに1001を加算する(ステップS10e)。ステップS10f以降は、上述した図3の動作と同様になり、カウンタFが30000を超えたか否かの判定処理と、圧縮処理部4が圧縮中であるかの判定を行い、圧縮処理が完了していれば、画像データと時分秒データ、カウンタFの値を圧縮処理部4へ出力する(ステップS10f〜ステップS10k)。
次に、タイムスタンプの秒の桁上がりの様子を図11に示すタイムチャートを用いて説明する。
vop_time_increment24の秒の桁上がりタイミングは、GOVの秒の桁上がりタイミングより1/4秒だけ進んでいる。始めにGOVのタイムコード21の秒の値が2秒を示しているときに、vop_time_increment24の桁上がりが発生し、タイムスタンプからデコーダでの再生時間を計算すると(2+1)=3秒になる。
次のフレームでGOVのタイムコード21の秒の値が3秒になるが、先程計算したデコーダでの再生時間は3秒であり、これと一致しているため、3秒のままである。また、RTC8の秒桁上がり時にvop_time_increment24が7500になるように補正する。3/4秒経過すると、vop_time_increment24の桁上がりが発生し、デコーダでの再生時間は(3+1)=4秒となる。
次に、GOVのタイムコード21の秒の値が4秒を示しているが、計算したデコーダでの再生時間の4秒と一致しているのは、先程と同様である。また、RTC8の秒桁上がり時にvop_time_increment24が7500になるように補正する。以降、同じ動作を繰り返す。
ここで、vop_time_increment24が非同期によるずれを起こした、もしくは補正されずれた場合を考える。vop_time_increment24の桁上がり位置がずれても、GOVの秒の桁上がり位置はこのずれ以上に離れた位置にあるため、お互いの秒の桁上がり位置が一致、もしくは交差することは発生しない。このため、1秒余計に加算されることは発生しなくなる。
以上のように、本実施例の画像データ圧縮装置では、NTSCデコーダ2と、RTC8と、画像データを圧縮する圧縮処理部4と、NTSCデコーダ2が出力するVsync10とRTC8が出力する時分秒データ13からタイムスタンプの計算に必要なカウンタ値を圧縮処理部4へ出力するプロセッサ3と、ネットワーク配信モジュール6を備え、起動時に所定の値をVsyncの入力タイミングから算出したカウンタに設定する初期化手段と、Vsyncが入力される毎にRTC8の秒桁上がり時に初期化手段で設定したのと同じ所定の値をカウンタに設定するRTC秒桁上がり処理手段を有するプロセッサを有する。
従って、GOVとVOPの秒の桁上がり位置をずらす、この例ではvop_time_increment24を1/4秒早めることにより、1秒余計に加算されることのない画像データ圧縮装置が実現できる。つまり、上記の画像データ圧縮装置を用いることで、GOVとVOPとの双方の秒桁上がり位置に非同期を原因とするずれが生じた時に、vop_time_increment24を補正しても1秒余分に時間が進んで見えることなく、例えば、MPEG−4圧縮データにタイムスタンプを付加することができる。
なお、本実施例のデータ圧縮装置では、プロセッサ3や圧縮処理部4の機能によりタイムスタンプ付加手段が構成されており、プロセッサ3の機能によりタイムスタンプ補正手段が構成されている。
また、本実施例の画像データ圧縮装置では、RTC8の機能により計時手段が構成されており、圧縮処理部4の機能により圧縮処理手段が構成されており、プロセッサ3の機能により第1のカウンタに設定する手段が構成されており、プロセッサ3の機能により第2のカウンタに設定する手段が構成されており、プロセッサ3の機能により初期化手段が構成されており、プロセッサ3の機能により補正手段が構成されている。
ここで、本発明に係る画像データ圧縮装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る画像データ圧縮装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
画像データ圧縮装置の構成例を示す図である。 画像データ圧縮装置の処理の手順の一例を示す図である。 画像データ圧縮装置の処理の手順の一例を示す図である。 タイムスタンプの付加について説明するための図である。 タイムスタンプの計算方法を説明するための図である。 タイムスタンプの計算方法を説明するための図である。 タイムスタンプの付加と計算方法を説明するための図である。 タイムスタンプの付加と計算方法を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る画像データ圧縮装置の処理の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像データ圧縮装置の処理の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るタイムスタンプの秒の桁上がりの様子を説明するための図である。
符号の説明
1:エンコーダモジュール、2:NTSCデコーダ、3:プロセッサ、4:圧縮処理部、5:カメラ、6:ネットワーク配信モジュール、7:ネットワーク、8:RTC、9:デジタル画像データ、10:Vsync、11:圧縮データ、12:ネットワークパケットデータ、13:時分秒データ、14:アナログ画像データ。

Claims (2)

  1. 圧縮対象となるデータを圧縮するデータ圧縮装置であって、圧縮された1フレームの画像データ複数分の集合体に対し1秒単位の第1のタイムスタンプを付加し、前記圧縮された1フレームの画像データに対し1秒未満単位の第2のタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、少なくとも前記第1のタイムスタンプの秒桁上がりが発生する際に、前記第2のタイムスタンプを、前記第1のタイムスタンプを付加する周期のカウント数から前記第1のタイムスタンプを付加する周期の間に経過するフレーム数分のカウント数を減算した値以上の値であり、かつ、前記第1のタイムスタンプを付加する周期のカウント数より小さい値に補正するタイムスタンプ補正手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ圧縮装置。
  2. デコーダと、計時手段と、前記デコーダが出力する画像データを圧縮する圧縮処理手段と、前記計時手段が出力する時分秒データからタイムスタンプの計算に必要な値を第1のカウンタに設定する手段と、前記デコーダが出力する垂直同期信号からタイムスタンプの計算に必要な値を第2のカウンタに設定する手段を備えた画像データ圧縮装置であって、
    起動時に、前記第1のカウンタのタイムスタンプを付加する周期のカウント数から前記第1のカウンタのタイムスタンプを付加する周期の間に経過するフレーム数分のカウント数を減算した値以上の値であり、かつ、前記第1のカウンタタイムスタンプを付加する周期のカウント数より小さい値を前記第2のカウンタに設定する初期化手段と、前記計時手段の秒桁上がりを判定する判定手段と、該判定手段が前記計時手段の秒桁が上ったと判定した場合に、前記第1のカウンタのタイムスタンプを付加する周期のカウント数から前記第1のカウンタのタイムスタンプを付加する周期の間に経過するフレーム数分のカウント数を減算した値以上の値であり、かつ、前記第1のカウンタタイムスタンプを付加する周期のカウント数より小さい値を前記第2のカウンタに設定する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像データ圧縮装置。
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