JP4669902B2 - 映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ビデオカメラ等の映像記録装置に関し、特に映画におけるスローモーション効果やクイックモーション効果をフィルムではなく電子的なフレームレート変換処理により得るために好適な映像記録装置、及びこの映像記録装置を構成する際に用いる映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体に関するものである。
従来、映像記録装置においては、映画におけるスローモーション効果やクイックモーション効果を、撮影フィルムの早回しや遅回しにより記録フレームレートを変更することで実現していた。
しかし、近年、半導体技術、コンピュータ技術、及び高密度記録技術の進展により、放送機器システムの画質及び性能が飛躍的に向上した。その結果、従来はフィルムによって撮影や編集が行われていた映画を、VTRやコンピュータベースのノンリニア編集機を用いた電子シネマシステムで制作する動きが活発化してきた。その中で、撮像部のCCD(Charge Coupled Device)駆動方法を制御することで、撮像時のフレームレートを任意の値に設定できるマルチフレームレート対応撮像装置を用い、スローモーション効果やクイックモーション効果を電子的に実現することが可能なものがあった。
例えば、非特許文献1には、マルチフレームレート対応撮像装置を用いてスローモーション効果やクイックモーション効果を電子的に実現可能なVTRが記載されている。この装置では、4フレーム/秒から60フレーム/秒まで1フレーム/秒単位で可変してCCDをプログレッシブ駆動させることが可能である。以下の説明では簡単のため、このときの撮影フレームレートをXフレーム/秒とし、CCD出力の映像信号をXp映像信号と呼ぶ。なお、非特許文献1の例では1フレーム/秒単位で可変しているが、Xは必ずしも整数にする必要は無く、実数の範囲で任意に設定可能である。
CCD出力はXp映像信号であるが、マルチフレームレート対応撮像装置が有するVTR部には、各フレームを1回もしくは複数回繰り返す、いわゆるプルダウン処理により60フレーム/秒に変換した60p映像信号として記録する。この際にVTRとしてはフレームごとに圧縮処理が完結する、いわゆるフレーム内圧縮を用いたVTRが用いられている。
すなわち、マルチフレームレート対応撮像装置には、EVF(電子ビューファインダ)と呼ばれる液晶パネルなどから構成されるビューファインダが備えられている。このEVFは、通常60p映像信号のみを表示することが出来、例えば12フレーム/秒で撮像された映像信号をそのままのフレームレートで表示することが出来ない。従って、CCD出力であるXp映像信号をEVFで表示出来るようにするために、Xp映像信号をEVFが表示出来る60p映像信号にプルダウン処理を施す必要がある。このようにプルダウン処理された60p映像信号が、VTRに記録される。
再生時には、テープからはプルダウン処理された60p映像信号が再生される。この映像信号に対してフレームレートコンバーターと呼ばれる特殊な装置を用い、プルダウン処理前のXp映像信号を抜き取るとともに、時間軸を変化させて24フレーム/秒に変換し、24p映像信号として編集用VTRに記録することでスローモーション効果やクイックモーション効果を得ている。
田口勝行、並川実著 「バリアブルフレームレート機能という技術」写真工業出版社 「ビデオα」2003年4月号 VOL.19/NO.4/通巻180
しかしながら、従来の映像記録装置においては、本来はXp映像信号を記録すれば良いところを、フレーム内圧縮を用いたVTRにプルダウン後の60p映像信号を記録しているため、記録媒体の消費量が多くなっていた。
また、VTRからの再生後にXp映像信号の抜き取りと、24p映像信号への時間軸変換を行うために、フレームレートコンバーターという特殊な装置が必要となっていた。
本発明は前記課題に鑑み、記録媒体の消費量が少なく、再生時に特殊な装置を必要としない映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
外部から再生フレームレートと、前記再生フレームレートに対して少なくとも低い値を持つ記録フレームレートと、を予め設定可能である映像記録装置であって、
映像信号を圧縮符号化して生成された圧縮映像データに対し、復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報を多重して、複数のパケットから構成されたシステムストリームを出力する多重手段と、
前記システムストリームを構成する前記パケットに、再生処理に関する時刻を規定するパケット再生時刻情報を多重して、多重後の前記システムストリームを記録媒体に記録可能な記録手段とを備え、
入力されてくる前記映像信号の記録フレームレートが、Xフレーム/秒(Xは実数)であり、前記システムストリームを記録再生および復号した後に得られる再生映像信号において予め設定されている再生フレームレートがYフレーム/秒(Yは実数)である場合に、XとYとが異なっている場合、前記多重手段は、前記再生フレームレートYに対応した前記時刻管理情報と前記圧縮映像データとを多重し、
XとYとが異なっている場合、前記記録手段は、XとYとが同一である場合のパケット再生時刻情報を基準パケット再生時刻情報としたとき、連続する前記パケット再生時刻情報の値の差が対応する前記基準パケット再生時刻情報の値の差に対して実質上X/Y倍になるような前記パケット再生時刻情報を演算により求め、前記パケット再生時刻情報を前記基準パケット再生時刻情報から変更して多重し、
前記記録手段は、前記パケット再生時刻情報を前記演算により求める際、対応する前記パケット再生時刻情報の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値が前記基準パケット再生時刻情報の差のX/Y倍になるように前記パケット再生時刻情報を演算により求める、映像記録装置である。
また、第2の本発明は、
前記多重手段は、前記時刻管理情報を生成するための、周波数が前記記録フレームレートと前記再生フレームレートとが同一である場合に用いる基準値から変更可能であるクロックを有し、
前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが異なっている場合、前記多重手段は、前記クロックの周波数を前記基準値から変更し、その変更した周波数を前記時刻管理情報の生成に用いる、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第3の本発明は、
前記多重手段は、前記クロックの周波数をXとYとが等しい場合の前記基準値に対してX/Y倍に変更して、その変更した周波数を前記時刻管理情報の生成に用いる、第2の本発明の映像記録装置である。
また、第4の本発明は、
前記多重手段は、XとYとが等しい場合に生成される時刻管理情報を基準時刻管理情報としたとき、前記時刻管理情報間の値の差が対応する前記基準時刻管理情報間の値の差に対してX/Y倍になるような前記時刻管理情報を演算により求める、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第5の本発明は、
前記圧縮映像データに加え、音声データが入力される場合であって、(1)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが等しい場合、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数を変えずに前記音声データを記録音声データとして出力し、(2)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが異なっている場合、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数を異なる周波数に変換して記録音声データとして出力する音声変換手段を備え、
前記多重手段は、出力された前記記録音声データを前記システムストリームに多重する、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第6の本発明は、
XとYとが異なっている場合、前記音声変換手段は、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数をX/Y倍の周波数に変換する、第5の本発明の映像記録装置である。
また、第7の本発明は、
入力される前記映像信号を圧縮符号化し、前記圧縮映像データを出力する映像符号化手段を備えた、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第8の本発明は、
前記圧縮映像データは、入力されてくる前記映像信号の一部のフレームをフレーム間圧縮することで生成される、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第9の本発明は、
前記多重手段はMPEG規格に対応した多重化を行う多重化手段であり、前記時刻管理情報は復号及び出力(表示)のタイミング基準となるPCRまたはSCR、復号後の各フレームの出力タイミングを示すPTS、復号のタイミングを示すDTSを含む、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第10の本発明は、
前記圧縮映像データは、撮像時のフレームレートを可変できる撮像装置により撮像され入力されてくる前記映像信号から生成される、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第11の本発明は、
前記多重手段には、前記圧縮映像データに加え、音声データが入力され、(1)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが等しい場合、前記多重手段は、入力された前記音声データを前記システムストリームに多重し、(2)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが異なっている場合、前記多重手段は、入力された前記音声データを前記システムストリームに多重しない、第1の本発明の映像記録装置である。
また、第12の本発明は、
外部から再生フレームレートと、前記再生フレームレートに対して少なくとも低い値を持つ記録フレームレートと、を予め設定する設定ステップと、
映像信号を圧縮符号化して生成された圧縮映像データに対し、復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報を多重して、複数のパケットから構成されたシステムストリームを出力する多重ステップと、
前記システムストリームを構成する前記パケットに、再生処理に関する時刻を規定するパケット再生時刻情報を多重して、多重後の前記システムストリームを記録媒体に記録する記録ステップとを備え、
入力されてくる前記映像信号の記録フレームレートが、Xフレーム/秒(Xは実数)であり、前記システムストリームを記録再生および復号した後に得られる再生映像信号において予め設定されている再生フレームレートがYフレーム/秒(Yは実数)である場合に、XとYとが異なっている場合、前記多重ステップは、前記再生フレームレートYに対応した前記時刻管理情報と前記圧縮映像データとを多重し、
XとYとが異なっている場合、前記記録ステップは、XとYとが同一である場合のパケット再生時刻情報を基準パケット再生時刻情報としたとき、連続する前記パケット再生時刻情報の値の差が対応する前記基準パケット再生時刻情報の値の差に対して実質上X/Y倍になるような前記パケット再生時刻情報を演算により求め、前記パケット再生時刻情報を前記基準パケット再生時刻情報から変更して多重し、
前記記録ステップでは、前記パケット再生時刻情報を前記演算により求める際、対応する前記パケット再生時刻情報の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値が前記基準パケット再生時刻情報の差のX/Y倍になるように前記パケット再生時刻情報を演算により求める、多重方法である。
また、第13の本発明は、
第1の本発明の映像記録装置の、XとYとが異なっている場合、前記再生フレームレートYに対応した前記時刻管理情報と前記圧縮映像データとを多重する前記多重手段、および、前記パケット再生時刻情報を前記演算により求める際、対応する前記パケット再生時刻情報の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値が前記基準パケット再生時刻情報の差のX/Y倍になるように前記パケット再生時刻情報を演算により求める前記記録手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
また、第14の本発明は、
第13の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
本発明の映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体は、上記構成を有し、有効フレーム(X映像信号)のみを記録することで、記録媒体の消費量が少ない映像記録装置を提供することができる。さらに、予め設定された再生フレームレートに合わせて圧縮符号化処理、多重処理を行うため、再生時に特殊な装置を必要としない映像記録装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における映像記録装置を用いた撮像記録装置のブロック図 図1の各部の信号波形図 本発明の実施の形態1における映像記録装置2の詳細ブロック図 図1及び図3各部の信号波形図 ビットバッファ36のデータ容量と、再生時の復号処理を想定したVBVバッファ容量とを示す図 レート制御手段32における処理手順を示す図 STCクロック生成手段53に追加すべき構成を示すブロック図 スローモーションの場合の、図1及び図3各部の信号波形図 スローモーションの場合の、ビットバッファ36のデータ容量と、再生時の復号処理を想定したVBVバッファ容量とを示す図 本発明の実施の形態2における映像記録装置2のブロック図 MPEG2−TSを記録23に記録する際のパケットタイミング保存の概念図 ATSが付加されたTSパケットの例 ATSを付加されたTSパケットの再生タイミングを再現する回路例 撮影フレームレートの値X=(8/1.001)fpsである場合の各部動作を示すタイミング図 撮影フレームレートの値X=14.985fpsである場合の各部動作を示すタイミング図 撮影フレームレートの値X=14.985fpsでTSパケット間隔の端数対策を行った場合の各部動作を示す図 ATS値生成手段90の構成例を示すブロック図
以下、本発明の映像記録装置および多重方法について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1における映像記録装置を用いた撮像記録装置のブロック図を示す。
図1において、1は撮像装置である。2は映像記録装置である。3は電子ビューファインダー(以下、EVFと略する)である。4はマイクである。5は制御部である。6は60p映像信号である。7は60p映像信号からCCD10の出力であるXp映像信号に相当する有効フレームを抜き取るための有効フレームフラグである。
また、10はプログレッシブ走査可能なCCDである。11はフレームメモリである。12はカメラのプロセス処理を行うカメラ処理部である。13はCCD駆動回路である。14はマルチフレームレートに対応する駆動パルスを切り替え出力する駆動パルス切換回路である。
さらに、20は60p映像信号から有効フレームを抜き取り、Xp映像信号として出力する有効フレーム抽出部である。21はXp映像信号をMPEGビデオ圧縮符号化し圧縮映像データを出力する映像符号化部である。22は入力された圧縮映像データや、圧縮音声データに、復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報や、その他必要な情報を多重してMPEG−TS(Transport Stream)形式のシステムストリームを出力するTS多重部である。23はシステムストリームを記録媒体に記録する記録部である。24は音声符号化部である。
なお、本実施の形態の映像符号化部21は本発明の映像符号化手段の例であり、本実施の形態のTS多重部22は本発明の多重手段の例であり、本実施の形態の記録部23は本発明の記録手段の例である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
撮像装置1は、背景技術で説明した従来の撮像装置と同様に撮像装置のフレームレートを可変出来るものとする。制御部5は図示しないユーザー操作部からユーザーにより設定された撮影フレームレートの値X及び再生フレームレートの値Yを受け取り、これらの値に応じた制御信号を各部へ出力する。以下の説明においては再生フレームレートの値Yは24フレーム/秒であるものとする。なお、本実施の形態においても背景技術で説明したのと同様に、CCDにおける撮影フレームレートをXフレーム/秒とするとともに、CCD出力の映像信号をXp映像信号と呼ぶことにする。
駆動パルス切換回路14は制御部5からの制御信号を受け、Xp映像信号を撮影するために必要な駆動パルスを発生し、CCD駆動回路13に出力する。CCD駆動回路13は、駆動パルス切換回路14からの駆動パルスを所定電圧に変換してCCD10を駆動する。CCD10からは撮影したXp映像信号がフレームメモリ11に出力される。
図2は図1の各部の信号波形図である。502aはCCD10の出力信号を示す。なお、ここではCCD10の出力信号をXp映像信号そのものとして図示しているが、Xp映像信号に相当する映像情報を含んでいれば良く、同期信号のフォーマットは必ずしもXp映像信号と同一である必要は無い。
フレームメモリ11はCCD10からのXp映像信号の映像情報を書き込み、同じフレームの映像情報を複数回読み出すことにより、プルダウン処理された60p映像信号を出力する。この60p映像信号はカメラ処理部12により60p映像信号としてカメラプロセスの所定の処理が施され、502bに示した60p映像信号としてEVF3及び有効フレーム抽出部20に出力される。EVF3では60フレーム/秒で画像を表示することでXp映像信号の映像情報を容易に表示することが可能である。
また、プルダウン処理された60p映像信号においては映像情報がXp映像信号の単位で変化するが、502cに示すように、映像情報の変わり目において60p映像信号のなかでXp映像信号に相当する有効フレームを抜き取るための有効フレームフラグ7が有効フレーム抽出部20に出力される。なお、ここでは有効フレームフラグ7を60p映像信号6とは別に出力する構成としているが、例えば60p映像信号6の垂直ブランキング期間に多重して出力しても良い。
有効フレーム抽出部20は、有効フレームフラグ7を用いて60p映像信号からXp映像信号を抜き出し、映像符号化部21に出力する。映像符号化部21は、入力されたXp映像信号をMPEGビデオ圧縮符号化し圧縮映像データを出力する。この際に、圧縮符号化の処理はXp映像信号に対して行うが、圧縮符号化のレート制御、及びヘッダ付加は再生時の24フレーム/秒に対応して行う。このとき、再生時の基準データレート、すなわち撮影フレームレートと再生フレームレートが同一になる(X=24)ときのデータレートをRビット/秒とすると、映像符号化部21は、Xp映像信号をR・(X/24)ビット/秒に圧縮符号化するようなレート制御を行う。この処理に関する詳細は後述する。
一方、マイク4が収録した音声信号は音声符号化部24に入力され、オーディオ圧縮符号化し圧縮音声データを出力する。この際に、音声信号に対して映像信号のフレームレート変換に合わせた処理を行うことは可能である。すなわち音声信号のサンプリング周波数をFa、圧縮符号化後の基準データレートをRaとしたときに、入力映像信号のフレームレートに合わせてサンプリング周波数を(X/24)に変換し、さらにオーディオ圧縮符号化する際に圧縮音声データのデータレートがRa・(X/24)になるようなレート制御を行って圧縮する。なおこのとき、入力音声信号に対し、入力映像信号のフレームレートに合わせてサンプリング周波数を(X/24)に変換した音声データを、圧縮符号化を行わずに多重化しても良い。
すなわち、音声符号化部24は、入力されてくる映像信号のフレームレートと、システムストリームの再生時のフレームレートとが等しい場合、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数を変えずに前記音声データを記録音声データとして出力し、入力されてくる前記映像信号のフレームレートと、前記システムストリームの再生時のフレームレートとが異なっている場合、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数を異なる周波数に変換して記録音声データとして出力しても構わない。
なお、本実施の形態においては、より実装を簡略化した形態としてX=24の場合のみ圧縮音声データを生成および多重し、それ以外の場合は圧縮音声データを生成及び多重しない場合について説明する。
すなわち、TS多重部22は、圧縮映像データに加え、音声データをも入力し、入力されてくる映像信号のフレームレートと、システムストリームの再生時のフレームレートとが等しい場合、TS多重部22は、入力された音声データをシステムストリームに多重し、入力されてくる映像信号のフレームレートと、システムストリームの再生時のフレームレートとが異なっている場合、TS多重部22は、入力された音声データをシステムストリームに多重しない。
TS多重部22は映像符号化部21から入力された圧縮映像データ、音声符号化部24から入力された圧縮音声データに、復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報や、その他必要な情報を多重して502dに示したMPEG−TS形式のシステムストリームを出力する。
502d等において、I2等の「I」は、Iピクチャすなわちフレーム内符号化画像(Intra符号化画像)を表し、B0等の「B」は、Bピクチャすなわち双方向予測符号化画像(Bidirectionally predictive符号化画像)を表し、P5等の「P」は、Pピクチャすなわちフレーム間順方向予測符号化画像(Predictive符号化画像)を表している。従って、背景技術で説明した従来映像記録装置とは異なり、本実施の形態の映像記録装置では、フレーム内圧縮のみならず、BピクチャやPピクチャ等のフレーム間圧縮も用いられている。
TS多重部22から出力されたシステムストリームは記録部23に記録される。ここで、時刻管理情報としては、復号及び出力(表示)のタイミング基準となるPCR(Program Clock Reference)、復号後の各フレームの出力タイミングを示すPTS(Presentation Time Stamp)、復号のタイミングを示すDTS(Decoding Time Stamp)が含まれる。
本実施の形態の映像記録装置の記録部23に記録されたシステムストリームが、外部の復号装置に出力され、この復号装置において出力されたシステムストリームを復号する時には、PCRを用いて復号装置の動作基準となるSTC(System Time Clock)が生成される。そして、このSTCに合わせて復号・表示がPTS/DTSで指定された時刻に行われるように復号装置が制御される。したがって、Xp映像信号を圧縮符号化及び多重する際には、再生時に24p映像信号を圧縮符号化及び多重したシステムストリームを再生する場合と同様の制御が行われるようにPCR、PTS、DTSの値を変更する必要がある。従って、Xp映像信号のフレームレートと、前記記録部23に記録されるシステムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートとが異なっている場合、TS多重部22は、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートに対応した時刻管理情報を圧縮映像データに多重する。なお、本実施の形態のXp映像信号のフレームレートは、本発明の記録フレームレートの例であり、本実施の形態のシステムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートは、本発明の再生フレームレートの例である。また、この詳細については後述する。
再生時には502eに示したように、システムストリームは24p映像信号を基準データレートで再生する場合と同一形式で再生される。圧縮映像データの復号も502fに示したように通常の24p映像信号に対するものと同様に行われる。最後に、復号後の24p映像信号は映像モニタとの間で一般的に使用されるインターフェースにあわせるため、60フレーム/秒のプログレッシブもしくはインタレースの画像に、いわゆる2−3プルダウンされて出力される。従って、映像符号化部21においては、圧縮符号化を施す際にはこの2−3プルダウンに対応してrepeat_first_field、top_field_firstを設定する必要がある。
図3に本発明の実施の形態1における映像記録装置2のより詳細なブロック図を示す。図1と共通の構成要素については同一番号を付与し、詳細な説明を省略する。30、31は入力フレームの処理順を変更するためにMPEG2のBピクチャに対応するフレームを保存するフレームメモリである。32は圧縮映像データのデータレートが目標値近傍になるように制御を行うレート制御手段である。33は減算器である。34はDCT手段である。35は量子化手段である。36は圧縮映像データを一定レートで出力するために一旦保存するビットバッファである。37は逆量子化手段である。38はIDCT手段である。39は加算器である。40、41は参照画像を保存するためのフレームメモリである。これらを含む映像符号化部21はMPEG2ビデオ圧縮符号化処理を行うが、MPEG2−Videoは当業者に周知の規格であるため、例えばDCT、量子化など、本規格にもとづく各種の用語、及び関連するブロックの動作については、詳細な説明は省略する。また、MPEG2規格では一般に符号化する1枚の画像をピクチャと呼称しているため、以降の説明では必要に応じてフレームをピクチャと言い換えるが、ここではフレームとピクチャは同じものを指す。
また、50、55はそれぞれ映像と音声に対応したPESパケット生成のためのPES化手段である。51、56は入力されたPESパケットを分割し、必要な情報を多重してTSパケットを生成するTS化手段である。52は映像と音声のそれぞれのTSパケットとその他の必要なパケットを多重する多重手段である。また、53は時刻管理情報を生成するための時間軸の基準となるSTCクロックを生成するSTCクロック生成手段である。なお、STCクロック生成手段53は本発明のクロックの例である。54はSTCクロックから時刻管理情報を生成するとともに多重タイミングの管理を行うSTC制御回路である。これらを含むTS多重部22はMPEG2―TS多重処理を行うが、MPEG2−TSは当業者に周知の規格であるため、例えばPES(Packetized Elementary Stream)、TS(Transport Stream)など、本規格にもとづく各種の用語、及び関連するブロックの動作については、詳細な説明は省略する。
図4は、図1及び図3各部の信号波形図である。504dはフレームメモリ30の内容を示す図である。504eはフレームメモリ31の内容を示す図である。504fはフレームメモリ40の内容を示す図である。504gはフレームメモリ41の内容を示す図である。Bピクチャに対応するフレームを保存するフレームメモリを30、31の2つだけにするためには、504hに示したようにエンコード処理はXp映像信号の各フレームに対しても、60p映像信号の処理と同等の処理速度で行う必要がある。
以下、本発明に係る映像の圧縮符号化におけるレート制御について詳細に説明する。先に述べたように、本発明において映像符号化部21は、Xp映像信号をR・(X/24)ビット/秒に圧縮符号化するようなレート制御を行う必要がある。
図5は、映像符号化部のビットバッファ36のデータ容量と、再生時の復号処理を想定したVBVバッファ容量とを示す図である。レート制御手段32は、505eに示すように再生時のVBVバッファがオーバーフローもアンダーフローも発生しないように圧縮映像データのデータレートを制御する必要がある。ここで、505cは、記録時に、時間の経過とともに各フレームがどのように記録されていくかを示す図である。また、505dは、再生時に、時間の経過とともに各フレームがどのように再生されていくかを示す図である。505cと505dとを比較すると、時間軸は撮影フレームレートXと再生フレームレート24との比で変化しているが、データの内容は全く同じものである。従って、505cにおいてはデータレートが505dのデータレートに対してX/24を乗算した値になる。
従って、505bにおいてビットバッファのデータ容量が減る(出力される)レートは、圧縮映像データの標準レートRにX/24を乗算したものになる。一方、ピクチャの間隔は撮影フレームレートXの逆数となる。このため、各フレームを圧縮符号化することにより生成されるデータ量、すなわち505bと505eが縦軸の目盛が同じであった場合の、それぞれの縦線(例えば縦線100と縦線200、縦線101と縦線201)の長さは同一になる。つまり、レート制御手段32において、圧縮後の各フレームに対する目標データ量は(入力映像信号がXp映像信号であるにも関わらず)24p映像信号を圧縮する場合と同一になる。
図6は、レート制御手段32における処理手順を示す図である。まず、ステップS1において、再生フレームレートY(本実施の形態では24に固定されている)及び再生ビットレート(圧縮映像データの標準レート)Rが設定される。ここで、YとRの値は、例えばスイッチやGUI(Graphical User Interface)画面からの入力により決定しても良いし、映像記録装置の実装時に予め決定した値を不揮発性メモリーに記憶しておいて読み出すようにしても良い。次に、ステップS2において、撮影フレームレートXの値をスイッチやGUI画面からの入力により設定する。
続いてステップS3において、実際のレート制御に用いるパラメータを算出する。ひとつは映像符号化部21への入力映像フレームレートpicture_rateであり、これについては撮影フレームレートXの値をそのまま使用できる。もうひとつは、圧縮映像データの目標レートbit_rateであり、これは再生ビットレートRに撮影フレームレートと再生フレームレートの比(X/Y)を掛けることで求めることができる。
最後にステップS4において、ステップS3により求めたicture_ate、bit_rateの値を用いて圧縮符号化処理のレート制御を行う。ここで、レート制御の方法は任意の方法を用いることが可能である。例えば、MPEG2規格化の際に用いられ、公知となっているMPEG2 TM5(Test Model 5)におけるレート制御方法が使用可能である。MPEG2 TM5のレート制御方法を用いた場合について以下に説明する。
レート制御手段32において、あるGOP(Group of Picture)の次のピクチャに割り当てられる目標データ量は、例えば数1に示した式で設定される。ここで、Tiは次のIピクチャに割り当てられる目標データ量である。Tpは次のPピクチャに割り当てられる目標データ量である。Tbは次のBピクチャに割り当てられる目標データ量である。また、KpおよびKbは量子化手段35の処理内容に依存して決まる定数である。Rgopは現在処理中のGOPに割り当てられたビット数の残量である。Np、Nbは現在処理中のGOPに含まれるPピクチャ、Bピクチャの残数である。Xi、Xp、Xbはそれぞれ先に符号化されたIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの複雑さを示す指標である。これらのパラメータの詳細はMPEG2 TM5の中で公開されており、ここでは説明を省略する。
Figure 0004669902

数1において、Rgopは符号化するシーケンスの先頭で初期値として数2が与えられ、その後1ピクチャを符号化する毎に更新される。ここでNはシーケンスの最初のGOPに含まれるピクチャの数である。
Figure 0004669902

従って、数1により求められるTi、Tp、Tbは、圧縮映像データの目標レートbit_rateとフレームレートpicture_rateにより変化する。レート制御手段32をMPEG2 TM5に準じて(数1および数2を用いて)実装した場合に、505bに示したバッファ制御はbit_rateをR・(X/24)、picture_rateをXとすることで容易に実現可能である。
このように、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒であり、システムストリームに含まれる圧縮映像データの再生時の基準データレートがRビット/秒である場合、映像符号化部21は、入力されてくる映像信号をR×(X/Y)ビット/秒のデータレートで圧縮符号化するようにレート制御を行う。
なお、先に図5において、圧縮後の各フレームに対する目標データ量は(入力映像信号がXp映像信号であるにも関わらず)24p映像信号を圧縮する場合と同一になることを示したが、これに対応してステップS3における処理をpicture_rate=Y、bit_rate=Rと設定する処理に変更することも可能である。先に示したMPEG2 TM5のレート制御の場合、レート制御に関連する式がいずれもbit_rate/picture_rateの割合により変化する式となっており、いずれか一方だけを用いないため、数3に示したようにbit_rateをR、picture_rateをYとしても同じ結果が得られるということになる。
Figure 0004669902

すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒であり、システムストリームに含まれる圧縮映像データの再生時の基準データレートがRビット/秒である場合、映像符号化部21は、入力されてくる映像信号フレームレートがXであるにも関わらず、フレームレートがYの映像信号をRビット/秒のデータレートで圧縮符号化するようにレート制御を行っても上記と同様の結果を得ることが出来る。
要するに、入力されてくる映像信号のフレームレートが再生時のフレームレートと異なる場合であっても、映像符号化部21は、再生時のフレームレートに対応する、圧縮映像データの再生時の基準データレートに実質上一致するように入力されてくる映像信号を圧縮符号化する。従って、再生時のVBVバッファがオーバーフローもアンダーフローも発生しないように圧縮映像データのデータレートを制御することが出来る。
次に、本発明の実施の形態における時刻管理情報の生成について詳細に説明する。先に述べたように、本実施の形態においては、再生時に24p映像信号を圧縮符号化及び多重したシステムストリームを再生する場合と同様の制御が行われるようにPCR、PTS、DTSの値を変更するとともに、PCR、PTS、DTSを多重する間隔も変更する必要がある。
505cのように符号化・多重し、記録したMPEG2−TSを505dのように再生して復号する場合、505cにおいて多重するPCR、PTS、DTSの時間間隔は505dにおけるこれらの時間間隔に対して24/X倍になる。すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒である場合、PCR、PTS、DTSが多重される時間間隔は、XとYとが等しい場合の間隔を基準時間間隔としたとき、Xフレーム/秒で記録される場合には、基準時間間隔のY/X倍になる。一方、これらの値はTS多重部22においては時間軸の基準となるSTCクロックをカウントし、多重するために必要となるタイミングでのカウント値を用いて生成される。従って、多重する間隔が24/X倍になると、そのままでは値の間隔も24/X倍になり不都合が生じる。
このため本発明においては、PCR、PTS、DTSの値を調整する。ひとつの方法としては、STCクロックは通常の周波数のままで(値の間隔が24/X倍となった)PCR、PTS、DTSを生成した後、演算器もしくはソフトウエアを用いてこれらの値をX/24倍してから多重することで実現可能である。すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒である場合、TS多重部22は、XとYとが等しい場合に生成される時刻管理情報を基準時刻管理情報としたとき、時刻管理情報間の値の差が対応する基準時刻管理情報間の値の差に対してX/Y倍になるように時刻管理情報を演算により求め多重する。このような処理を行うSTC制御回路54は、PCR、PTS、DTSの出力段に演算器もしくはCPUを追加することで容易に実現可能である。
ここで、PCRの多重間隔がMPEG2規格では最大100msと決められているため、再生ビットレートRにおいてこの制限に合うように多重間隔を制御する必要がある。このことは、例えばPCRの多重間隔を実時間上で一律24/X倍した時間としてSTC制御回路54を制御することで実現可能である。すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒である場合、TS多重部22は、PCRについては、XとYとが等しい場合の多重間隔を基準多重間隔としたとき、基準多重間隔のY/X倍になるようにPCRを付加する。
上記の制限に適合させるための、もうひとつの方法としては、PCR、PTS、DTSの値を生成するために用いるSTCクロックをX/24倍することで実現可能である。このようなSTCクロックを生成するためにはSTCクロック生成手段53に回路追加が必要となる。
図7はSTCクロック生成手段53に追加すべき構成を示すブロック図である。60は分周器61、65、66の分周比P、Q、Rを制御する制御手段である。61は入力される標準STCクロックを1/Q分周する分周器である。また、62は位相誤差検出器である。63はループフィルタである。64はVCOである。65はVCO64の出力を1/P分周する分周器である。制御手段60、分周器61、移相誤差検出器62、ループフィルタ63、VCO64、及び分周器65はPLLを構成する。66はVCO64の出力を1/R分周する分周器である。
図7に示した構成により、STCクロックの周波数(27MHz)を、{27MHz・(P/Q)}/Rに変更することができる。従って、この構成を用いてSTCクロック周波数をX/24倍することで505cのMPEG2−TSを多重するために必要なPCR、PTS、DTSの値を生成することが可能である。
すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒である場合、TS多重部22は、STCクロックの周波数をXとYとが等しい場合の基準値(27MHz)に対してX/Y倍に変更して、その変更したSTCクロックを用いてPCR、PTS、DTSのそれぞれの値を生成する。このように、入力されてくる映像信号のフレームレートと、システムストリームを再生する際の予め設定されているフレームレートとが異なっている場合、TS多重部22は、STCクロックの周波数を基準値(27MHz)から変更し、その変更したSTCクロックを用いて、PCR、PTS、DTSのそれぞれの値を生成すればよい。
なお、図4、図5には撮影フレームレートX=8で、再生時に3倍クイックモーションとなる場合を図示したが、図8、図9に示したように撮影フレームレートXを再生フレームレート24フレーム/秒よりも高いフレームレートとし、再生時にスローモーションを実現することも可能である。この場合、図4と図8、図5と図9とを比較してもわかるように、撮影フレームレートXと再生フレームレート24の大小関係が異なるだけで、上記した構成及び動作を適用することで実現可能である。
以上、実施の形態1においては、有効フレーム(Xp映像信号)のみを記録することで、記録媒体の消費量が少ない映像記録装置を提供することができる。また、画像圧縮符号化としてフレーム内符号化ではなく、フレーム間符号化であるMPEG2を用いることで高圧縮率を得ることができるため、記録媒体の消費量はより少なくすむ。さらに、予め設定された再生フレームレート(24フレーム/秒)に合わせて圧縮符号化処理、多重処理を行うため、再生時に通常記録した場合と同一フレームレート(24フレーム/秒)、同一データレートRで再生することが可能で、特殊な装置を必要としない映像記録装置を提供することができる。
なお言うまでもないが、実施の形態1においては撮影したXp映像信号を60p映像信号にプルダウンして映像記録装置に入力し、再生フレームレートを24フレーム/秒として説明したが、任意のNフレーム/秒にプルダウン変換した映像信号を映像記録装置に入力して、再生フレームレートをMフレーム/秒として処理することが出来る。
(実施の形態2)
図10に本発明の実施の形態2における映像記録装置2のブロック図を示す。図1及び図3と共通の構成要素については同一番号を付与し、詳細な説明を省略する。90はATS値生成手段である。91はATS多重手段である。92は記録媒体制御部である。
MPEG2−TSをTS多重22から記録23に転送する際に、実際の転送可能レートが高い場合にはTSパケットは間欠的に転送されることになる。また、MPEG2−TSを記録媒体に記録する際に効率よく記録することを目的として、実際のトランスポートストリーム中にあるNullパケットなどの不要な情報を削除する場合がある。これらの場合には、記録23へTSパケットが入出力されるタイミングを何らかの形で記録媒体に記録する必要がある。この目的でブルーレイ(Bru−ray)ディスクなどではArrival Time Stamp(ATS)が用いられている。
以下、通常の記録再生におけるATSの効果について説明する。図11にMPEG2−TSを記録23に記録する際のパケットタイミング保存の概念を示す。511aはTS多重22から記録23への入力TSである。511bは記録媒体に実際に記録されるTSである。511cは記録媒体から再生され、出力されるTSである。300〜302はNullパケットである。303〜305はTSパケットの無いタイミングを示す。
511aの入力TSにおいて、300から302に示したようにNullパケットが含まれているとすると、これらのNullパケット自体は映像・音声の記録再生に必要な情報を何ら含まないため、511bの記録TSにおいては削除して記録したい。ただし、MPEG2−TSにおいてPCRは到着タイミングが時刻情報を持つため、再生時に511bのままの状態で再生すると正しいSTCが再生されず、511cに示したようにNullパケットの部分はパケットの無いままタイミングを空けるか、あるいはNullパケットを再度挿入して出力する必要がある。これを実現するために、511bでは記録する各パケットの先頭にそのパケットの入力タイミングを示すATSを付加して記録している。
図12にATSが付加されたTSパケットの例を示す。MPEG2−TSのTSパケット188バイトの前にATS4バイトが付加される。このようなATS付加は例えばATS値生成手段90としてフリーランの27MHzで動作する32ビットのカウンタを用いてそのカウンタ値をATS多重手段91に入力し、各TSパケットがATS記録手段23に入力された時点でのカウンタ値をそのままそのTSパケットの前に付加すれば実現できる。
このようにしてATSを付加されたTSパケットの再生タイミングを再現する回路例を図13に示す。70はスムージングバッファである。71はスムージングバッファに記憶されているATSである。72は比較器である。73は読み出し制御部である。74はカウンタである。
511bに示した記録TSがスムージングバッファ70に入力される。スムージングバッファ70に記憶されたTSパケットのうち、最初に記憶されたTSパケットに付加されたATS71が読み出されて比較器72に入力される。一方、カウンタ74は記録の際にATSを生成するために用いられたのと同一周波数の27MHzクロックで動作し、カウンタ値を比較器72へ出力する。
511bの記録TSを再生する際に、最初に再生されるTSパケットに付加されたATSがカウンタ74にロードされるとともに、最初のTSパケットが出力される。これ以降は、比較器72が続くTSパケットに付加されたATS71の値とカウンタ74の値を比較し、一致したときに読み出し制御部73に一致情報を伝える。読み出し制御部73は一致情報が比較器72から入力されると、その時刻にATS71が付加されていたTSパケットがスムージングバッファ70から読み出されるように制御する。以上の動作により、スムージングバッファ70から読み出されるTSパケットは511cのように入力TS(511a)と同じタイミングで出力される。511cの303〜305の部分は対応するATSを付加されたTSパケットが無いため、データが無いまま時間が経過して空き領域となる。
以上が通常記録再生、すなわち撮影フレームレートの値Xと再生フレームレートの値Yが同一である場合のATSの効果である。例えば記録媒体がメモリーであった場合、アクセスにアドレス指定が必要であることなどから、入力トランスポートストリームそのままではパケット間のタイミングを保持して記録再生することができず、ATSのような仕組みで入力時のパケット間タイミングを再現することは必須の動作となる。
次に本発明に係る、撮影フレームレートの値Xと再生フレームレートの値Yを異なる値に設定した場合の構成及び動作について説明する。なお、ここでは再生フレームレートY=(24/1.001)fpsの場合を前提として説明する。またここでは、再生時のMPEG2−TSの基準データレートRts=24Mbpsとして説明する。
図14は撮影フレームレートの値X=(8/1.001)fpsである場合の各部動作を示すタイミング図である。514aはPES化手段50から出力される記録側のビデオPESである。記録側のビデオPESには撮影フレームレート(有効フレームレート)8fpsの映像信号の1フレーム分を圧縮したデータ毎にPTS/DTSが付加される。従って、PTS/DTSが付加される間隔は撮影フレームレートを反映する。
514bはATS多重手段91から出力されるATSを付加されたMPEG2−TSである。ここでATS多重手段91から記録媒体制御部92へ出力されるATS付加MPEG2−TSのデータは27MHzクロックの8ビットパラレル信号線で伝送されるものとする。514aのビデオPESは細かく分割されてそれぞれTSパケット(TSP)のペイロードに格納される。
ここで、514bのMPEG2−TSのデータレートは、再生時の基準データレートRtsに対して撮影フレームレートXと再生フレームレートYの比を掛けたもの、すなわちRts・(X/Y)=24Mbps・(8fps/24fps)=8Mbpsとなる。
従って、MPEG2−TSのデータ量は27MHzクロックの8ビットパラレル信号線の伝送容量に対して小さいため、各TSパケットの間にはそれぞれデータのない領域が空くことになる。記録時のTSパケット間隔はRts・(X/Y)=8Mbpsのとき、188・27MHz/(8Mbps/8)=5076となる。
すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒であり、圧縮映像データが圧縮映像データの再生時の基準データレートがRビット/秒で復号可能なように圧縮符号化されており、システムストリームの再生時のデータレートがRtsビット/秒(RtsはRts>Rである実数)である場合、TS多重部22は、システムストリームを記録部23に記録する際、システムストリームの出力データレートがRts×(X/Y)ビット/秒になるように多重処理を行う。このように、入力されてくる映像信号のフレームレートが再生時のフレームレートと異なる場合であっても、TS多重部22は、再生時のフレームレートに対応する、システムストリームの再生時の基準データレートに実質上一致するように圧縮映像データに対して多重処理を行う。
さらに、各TSパケットの前にはATSが付加される。先に述べた通常記録再生の場合であればATSは記録時のTSパケット到着時刻を27MHzクロックでカウントした値を用いるので、連続するATS間の差分値は記録時のTSパケット間隔と同じ5076となる。しかし、撮影フレームレートの値Xと再生フレームレートの値Yを異なる値に設定した場合は、ATSとして付加する値は再生時のタイミングに合わせて設定する必要がある。詳細は後述する。
514cは記録媒体から再生され、元のTSパケットのタイミングが再現された後のMPEG2−TSである。ただし、完全に記録時と同じタイミングではなく、撮影フレームレートと再生フレームレートの比だけデータレートが変化している。なお、本来この段階ではATSは通常削除されるが、説明の簡単のためにここではATSを残した図を用いて説明する。
また、514dは514cのMPEG2−TSから分離したビデオPESである。この図についても、記録側のビデオPES(514a)に対して、撮影フレームレートと再生フレームレートの比だけデータレートが変化している。
図14においては、ストリームに多重される時間基準、すなわちATS、PCR、PTS、DTSの値は全て再生側、すなわち514c及び514dに従って付与される。隣り合うATSの差分値は、先にも述べたように再生時のTSパケット間隔で決まり、Rts=24Mbpsのとき、188・27MHz/(24Mbps/8)=1692となる。
すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートがYフレーム/秒である場合、ATS値生成手段90は、XとYとが等しい場合に生成されるATSの値を基準ATSの値としたとき、連続する基準ATSの値の差に対して実質上X/Y倍になるようにATSを演算により求める。
このようなATS値生成手段90としては、撮影フレームレートの値X、再生フレームレートの値Y、再生時の基準データレートRtsの値からマイコン上のソフトウエアなどを用いて差分値1692を算出し、この値をレジスタに保存しておいて入力されたTSパケットごとに加算した値を順次付与する構成とすれば良い。この詳細については後ほど図17を用いて説明する。
ATS値生成手段90の別の構成としては、通常記録時と同様にATS基準クロック(通常記録時には27MHz)で動作するカウンタを用いてそのカウンタ値をATS多重手段9に入力するようにする。ここでATS基準クロックの周波数を27MHz・(X/Y)倍で可変できるような構成にすることで対応可能である。たとえばY=(24/1.001)fps、X=(8/1.001)fpsであれば、ATS基準クロックの周波数は27MHz・(8/24)=9MHzとなる。このようにATS基準クロックを可変にするための構成としては、例えば先に実施の形態1で説明した図7の構成を流用することが可能である。なお、本実施の形態のATS基準クロックは本発明のクロックの例である。
すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートがXフレーム/秒であり、システムストリームの再生時のフレームレートがYフレーム/秒である場合、ATS値生成手段90は、ATS基準クロックの周波数をXとYとが等しいとした場合の基準値に対してX/Y倍に変更して、その変更したATS基準クロックをATS値を生成するために用いる。このように、入力されてくる映像信号のフレームレートと、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートとが異なっている場合、ATS値生成手段90は、ATS基準クロックの周波数を基準値から変更することにより、ATSの値を生成する。
また、隣り合うPCRの差分値は再生時のPCRパケット間隔で決まり、例えばLパケット毎にPCRパケットが挿入されるとすると1692・Lとなる。さらに、隣り合うPTS及びDTSの差分値は再生時のフレーム間隔で決まり、Y=24fpsのときは(1/24fps)・90kHz=3750となる。またPCR値とPTS/DTS値との間のオフセット値は514c及び514dのタイミングにおいてMPEG2規格のバッファリングを満足するように設定される。
以上、図14を用いて説明したように、撮影フレームレートの値X=8fps、再生フレームレートの値Y=24fps、再生時の基準データレートRts=24Mbpsとすると、記録時及び再生時のTSパケット間隔が27MHzクロックでカウントしたときに整数値になるため、ATSの値を問題なく付与することが可能である。しかし、撮影フレームレートの値Xによっては、記録時のTSパケット間隔が27MHzクロックでカウントしたときに整数値にならない場合がある。この様な例について、以下、図15を用いて説明する。
図15は撮影フレームレートの値X=14.985fpsである場合の各部動作を示すタイミング図である。515eは記録媒体から再生され、元のTSパケットのタイミングが再現された後のMPEG2−TSであり、514cと全く同一になる。515eから撮影フレームレートと再生フレームレートの比で記録側のタイミングを算出すると、ATS多重手段91から出力されるATSを付加されたMPEG2−TSは515dのように、またPES化手段50から出力される記録側のビデオPESは515cのようになる。ここで、515dにおいてTSパケットの間隔を計算すると
188・27MHz/(24Mbps・(14.985fps/(24/1.001)fps)/8)=2707.2
となり、端数が発生する。
TSパケット間隔は実際には整数にする必要があるが、例えば2708クロックに切り上げると515bのように515dに対してPCRの多重間隔が広がる。一方で、PES化手段50から出力される記録側のビデオPESは、515aのように撮影フレームレートにより決まったタイミング、すなわち515cと全く同一のタイミングで出力される。従って、PCRとPTS/DTSの同期関係がくずれることになり、再生時に通常の24fps映像信号として正常に再生することができなくなる。
図16は撮影フレームレートの値X=14.985fpsでTSパケット間隔の端数対策を行った場合の各部動作を示す図である。516aはPES化手段50から出力される記録側のビデオPESであり、515aと全く同一である。516bは516aのビデオPESを多重化し、ATSを付加したMPEG2−TSである。ここで、TSパケット間隔は2707クロックとした。このとき、再生時のTSパケット間隔を撮影フレームレートと再生フレームレートの比で算出すると516dに示したように1691.875クロックとなる。しかし、このような端数を持った値はATSの差分値として使用できない。
そこで、516cに示したように、連続するATSの差分値を1692としてATSを付与すると、1691.875との差を蓄積したものが8パケットでちょうど1クロック分となる。そこで、ATSを付与する際に8パケットに1回は差分値を1691とすることでTSパケット間隔の端数に対応することが可能である。
このようなATSを付与するためのATS値生成手段90の構成を図17に示す。80は差分値レジスタである。81は加算器である。82はセレクタである。83はATS値カウンタである。84はATS値レジスタである。85は加算器である。86は比較器である。87は数値Jまでカウントして0に戻るJカウンタである。差分値レジスタ80に設定するATS差分値、Jカウンタ87に設定する数値J、比較器86でJカウンタ87の出力と比較する数値Kはそれぞれ図示しないマイコンから設定可能な構成とする。図16に対応した動作を行う場合、ATS差分値には1691、数値J、Kにはそれぞれ7が設定される。
ATS値カウンタ83及びJカウンタ87はATS多重手段91に入力されるTSパケットの入力タイミングに同期したパルスで駆動される。Jカウンタ87はTSパケットが入る毎に0から順にカウントアップされ、7になると次のTSパケットが入ったタイミングで0に戻る。比較器86はJカウンタの出力をK=7と比較し、Kより小さいとき、すなわち0〜6の間はセレクタ82が加算器81の出力(1691+1で1692となっている)を選択し、Jカウンタ87の出力がKと同じ7のときはセレクタ82が差分値レジスタ80の出力(1691)を選択する。従ってATS値カウンタ83はATS値レジスタ84に記憶させた値に対して、8TSパケット入力中7TSパケット入力については1692を、1TSパケットについては1691を差分値として加算する。このATS値カウンタ83の出力値をTSパケットに付加するATS値として用いることにより、516cに示したタイミング及び値でATSを付与することが可能である。
なお、本実施の形態では、ATS差分値としては1691及び1692の2つの値から選択するが、これに限らず、ATS差分値として3種類以上の値から選択してもよい。
要するに、記録時のフレームレートがXであり、再生時のフレームレートがYである場合に、連続するTSパケットに記録時に付加されるATSの値の差に対して、フレームレートがYで記録されるとした場合の対応するTSパケットに付加されるATSの値の差が、X/Y倍になるように演算で算出する際、対応するパケットに付加されるATSの値の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値がフレームレートがYで記録されるとした場合に対応するTSパケットに付加されたATSの値の差のX/Y倍になるようにATSを演算により求めさえすればよい。このようにすることにより、TSパケット間隔の端数に対応することが可能になる。
このように、入力されてくる映像信号のフレームレートと、記録されたシステムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートとが異なっている場合、ATS値生成手段90は、システムストリームの再生時の予め設定されているフレームレートに対応したATSをTSパケットに多重する。
以上、実施の形態2においては、ATS(ArrivalTimeStamp)を用いてTSパケットタイミングを再生する記録再生系においても可変フレームレート記録が可能で、予め設定された再生フレームレート(24フレーム/秒)に合わせて圧縮符号化処理、多重処理を行うため、再生時に特殊な装置を必要とせずに通常記録した場合と同一フレームレート(24フレーム/秒)、同一TSデータレートRtsで再生できる映像記録装置を提供することができる。
上記、実施の形態1、2の説明においては再生時のTSデータレートRts、圧縮映像データの標準レート(再生ビットレート)Rが、撮影フレームレート(有効フレームレート)Xの値に関わらず一定値である場合について述べた。しかし、Rts及びRの値は必ずしも一定値とする必要はなく、Xの値によって変更するようにすることも可能である。すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートが再生時のフレームレートと異なる場合、映像符号化部21は、再生時のフレームレートに対応する、圧縮映像データの再生時のデータレートを、入力されてくる映像信号のフレームレートに応じて変更する。
例えば、図8に示した60fps撮影、2.5倍スローモーションの場合において、通常記録時の標準レートRが9Mbpsであった場合、記録時はその2.5倍の22.5Mbpsでエンコード処理を行わないといけなくなる。このとき、通常記録時にはMPEG2 MP@MLのエンコーダを用いることが可能であるが、60fps撮影時のエンコード処理速度はMPEG2 MP@MLの範囲を超えてしまい、コストの高い高性能エンコーダが必要となる。
そこで、撮影フレームレートX=60fps、再生フレームレートY=24fpsの場合には、通常記録時の標準レートRを6Mbpsに変更するようにすれば、記録時のエンコード処理は15Mbpsで行うことになり、MPEG2 MP@MLの範囲で処理可能となる。
この様な動作により、標準レートRを下げることで画質面では不利になる代償として大幅に低コストなエンコーダを用いて可変フレームレート記録を実現することが可能である。なお、この場合は標準レートR=6Mbpsの通常のMPEG2−TSとしてデコード可能である。
同様の処理は図16に示したATSを用いた記録再生の場合も可能である。すなわち、入力されてくる映像信号のフレームレートが再生時のフレームレートと異なる場合、T多重部22は、再生時のフレームレートに対応する、システムストリームの再生時のデータレートを、入力されてくる映像信号のフレームレートに応じて変更する。
例えば、通常記録の場合のMPEG2−TS基準データレートRtsが24Mbpsの場合、撮影フレームレートX=60fps、再生フレームレートY=24fpsとすると記録時のMPEG2−TSのデータレートは24Mbps・(60fps/24fps)=60Mbpsとなる。このような高レートでの処理が映像符号化部やTS多重部で困難な場合、X=60fpsのときはRts=16Mbpsに変更して処理するようにすることで、記録時のMPEG2−TSのデータレートは16Mbps・(60fps/24fps)=40Mbpsとなり、具現化が容易となる。
以上説明したように、再生時のTSデータレートRts、圧縮映像データの標準レートRを、撮影フレームレートXの値によって変更することで、より低コストな構成で可変フレームレート記録を実現可能である。
なお、本発明の実施の形態においては、多重化としてMPEG2−TSを用いることを前提として説明したが、多重化の方式はこれに限るものではなく、例えばMPEG2−PS(Program Stream)などを用いてもよい。同様に、映像の圧縮符号化としてMPEG2ビデオ符号化を用いることを前提として説明したが、圧縮符号化の方式もこれに限るものではなく、例えばMPEG4ビデオ符号化、H.264ビデオ符号化、DVC(Digital Video Cassette)における圧縮符号化などを用いてもよい。
さらに、本実施の形態では、映像記録装置2が有効フレーム抽出部20及び映像符号化部21を備えているとして説明したが、これに限らず、映像記録装置2が、有効フレーム抽出部20、映像符号化部21、及び音声符号化部24を備えていなくても構わない。この場合、映像記録装置2以外の外部の装置が有効フレーム抽出部20、映像符号化部21、及び音声符号化部24を備えている。そして、撮像装置1から出力された60p映像信号6と有効フレームフラグ7は、この外部の装置で処理され、その結果外部の装置から圧縮映像データが出力される。そして、映像記録装置2は、この外部の装置から出力された圧縮映像データを入力してTS多重部22にてシステムストリームを生成する。このように、映像記録装置2自体が入力映像信号の圧縮符号化を行わず、映像記録装置2が圧縮符号化された圧縮映像データを入力して多重処理のみを行うものであっても構わない。
さらに、本実施の形態においては、記録媒体に記録する際には、PCR等の復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報を多重するとして説明したが、これに限らない。記録媒体に記録する際には、このような時刻管理情報を多重せず、撮影時のフレームレートXで記録し、再生時には、記録媒体に記録された映像信号をフレームコンバータ等によりYフレーム/秒の映像信号に変換しても構わない。
すなわち、この場合の動作は、以下のようになる。まず、撮影時のフレームレートを可変できる撮像装置1により映像信号を撮像する。そして、映像符号化部2で撮像された、映像信号を圧縮符号化し圧縮映像データを出力する。出力された圧縮映像データは、TS多重部22で処理せず、記録部23が映像符号化部21から出力された前記圧縮映像データを直接記録媒体に記録する。記録部23が記録媒体に圧縮映像データを記録する際には、撮影時のフレームレートで圧縮映像データが記録される。そして、記録媒体に記録された前記圧縮映像データは、再生される際、フレームレートコンバータ等により予め決められた、所定のフレームレートに変換される。
例えばXが12であり、Yが24である場合には次のようになる。すなわち、12フレーム/秒で撮像装置1で映像信号を撮像する。そして、撮像された映像信号を圧縮符号化して圧縮映像データを生成し、記録媒体に圧縮映像データを12フレーム/秒で記録する。ただし、圧縮映像データには、本実施の形態とは異なり、PCR等の復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報を多重しなくても構わない。記録媒体に記録された圧縮映像データを再生する際には、フレームコンバータを用いて24フレーム/秒の映像信号に変換して出力する。
従って、この場合、撮像した映像信号のフレームレートで記録媒体に圧縮映像データを記録するので、従来の映像記録装置に比べて、より記録媒体を節約することが出来るという効果を発揮する。というのも、従来の映像記録装置は、撮影時の映像信号を一旦EVFが表示出来る60フレーム/秒のフレームレートに変換した後フレーム内圧縮して圧縮映像データを生成して60フレーム/秒のフレームレートの映像として記録媒体に記録していたので、重複した圧縮映像データが記録媒体に記録されてしまうからである。
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の映像記録装置の全部又は一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の映像記録装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
尚、本発明の上記「一部の手段」とは、それらの複数の手段の内の、一つ又は幾つかの手段を意味する。
又、本発明の上記「手段の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を意味する。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のデータ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハード
ウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる映像記録装置は、ビデオカメラとして有用であり、特に映画におけるスローモーション効果やクイックモーション効果をフィルムではなく電子的なフレームレート変換処理により得るビデオカメラに適している。
1 撮像装置
2 映像記録装置
3 電子ビューファインダー
4 マイク
5 制御部
6 60p映像信号
7 有効フレームフラグ
10 CCD
11 フレームメモリ
12 カメラ処理部
13 CCD駆動回路
14 駆動パルス切換回路
20 有効フレーム抽出部
21 映像符号化部
22 TS多重部
23 記録部
24 音声符号化部

Claims (14)

  1. 外部から再生フレームレートと、前記再生フレームレートに対して少なくとも低い値を持つ記録フレームレートと、を予め設定可能である映像記録装置であって、
    映像信号を圧縮符号化して生成された圧縮映像データに対し、復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報を多重して、複数のパケットから構成されたシステムストリームを出力する多重手段と、
    前記システムストリームを構成する前記パケットに、再生処理に関する時刻を規定するパケット再生時刻情報を多重して、多重後の前記システムストリームを記録媒体に記録可能な記録手段とを備え、
    入力されてくる前記映像信号の記録フレームレートが、Xフレーム/秒(Xは実数)であり、前記システムストリームを記録再生および復号した後に得られる再生映像信号において予め設定されている再生フレームレートがYフレーム/秒(Yは実数)である場合に、XとYとが異なっている場合、前記多重手段は、前記再生フレームレートYに対応した前記時刻管理情報と前記圧縮映像データとを多重し、
    XとYとが異なっている場合、前記記録手段は、XとYとが同一である場合のパケット再生時刻情報を基準パケット再生時刻情報としたとき、連続する前記パケット再生時刻情報の値の差が対応する前記基準パケット再生時刻情報の値の差に対して実質上X/Y倍になるような前記パケット再生時刻情報を演算により求め、前記パケット再生時刻情報を前記基準パケット再生時刻情報から変更して多重し、
    前記記録手段は、前記パケット再生時刻情報を前記演算により求める際、対応する前記パケット再生時刻情報の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値が前記基準パケット再生時刻情報の差のX/Y倍になるように前記パケット再生時刻情報を演算により求める、映像記録装置。
  2. 前記多重手段は、前記時刻管理情報を生成するための、周波数が前記記録フレームレートと前記再生フレームレートとが同一である場合に用いる基準値から変更可能であるクロックを有し、
    前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが異なっている場合、前記多重手段は、前記クロックの周波数を前記基準値から変更し、その変更した周波数を前記時刻管理情報の生成に用いる、請求項に記載の映像記録装置。
  3. 前記多重手段は、前記クロックの周波数をXとYとが等しい場合の前記基準値に対してX/Y倍に変更して、その変更した周波数を前記時刻管理情報の生成に用いる、請求項に記載の映像記録装置。
  4. 前記多重手段は、XとYとが等しい場合に生成される時刻管理情報を基準時刻管理情報としたとき、前記時刻管理情報間の値の差が対応する前記基準時刻管理情報間の値の差に対してX/Y倍になるような前記時刻管理情報を演算により求める、請求項に記載の映像記録装置。
  5. 前記圧縮映像データに加え、音声データが入力される場合であって、(1)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが等しい場合、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数を変えずに前記音声データを記録音声データとして出力し、(2)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが異なっている場合、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数を異なる周波数に変換して記録音声データとして出力する音声変換手段を備え、
    前記多重手段は、出力された前記記録音声データを前記システムストリームに多重する、請求項に記載の映像記録装置。
  6. XとYとが異なっている場合、前記音声変換手段は、入力されてくる前記音声データのサンプリング周波数をX/Y倍の周波数に変換する、請求項に記載の映像記録装置。
  7. 入力される前記映像信号を圧縮符号化し、前記圧縮映像データを出力する映像符号化手段を備えた、請求項1に記載の映像記録装置。
  8. 前記圧縮映像データは、入力されてくる前記映像信号の一部のフレームをフレーム間圧縮することで生成される、請求項1に記載の映像記録装置。
  9. 前記多重手段はMPEG規格に対応した多重化を行う多重化手段であり、前記時刻管理情報は復号及び出力(表示)のタイミング基準となるPCRまたはSCR、復号後の各フレームの出力タイミングを示すPTS、復号のタイミングを示すDTSを含む、請求項に記載の映像記録装置。
  10. 前記圧縮映像データは、撮像時のフレームレートを可変できる撮像装置により撮像され入力されてくる前記映像信号から生成される、請求項1に記載の映像記録装置。
  11. 前記多重手段には、前記圧縮映像データに加え、音声データが入力され、(1)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが等しい場合、前記多重手段は、入力された前記音声データを前記システムストリームに多重し、(2)前記記録フレームレートと、前記再生フレームレートとが異なっている場合、前記多重手段は、入力された前記音声データを前記システムストリームに多重しない、請求項1に記載の映像記録装置。
  12. 外部から再生フレームレートと、前記再生フレームレートに対して少なくとも低い値を持つ記録フレームレートと、を予め設定する設定ステップと、
    映像信号を圧縮符号化して生成された圧縮映像データに対し、復号処理に関する時刻を規定する時刻管理情報を多重して、複数のパケットから構成されたシステムストリームを出力する多重ステップと、
    前記システムストリームを構成する前記パケットに、再生処理に関する時刻を規定するパケット再生時刻情報を多重して、多重後の前記システムストリームを記録媒体に記録する記録ステップとを備え、
    入力されてくる前記映像信号の記録フレームレートが、Xフレーム/秒(Xは実数)であり、前記システムストリームを記録再生および復号した後に得られる再生映像信号において予め設定されている再生フレームレートがYフレーム/秒(Yは実数)である場合に、XとYとが異なっている場合、前記多重ステップは、前記再生フレームレートYに対応した前記時刻管理情報と前記圧縮映像データとを多重し、
    XとYとが異なっている場合、前記記録ステップは、XとYとが同一である場合のパケット再生時刻情報を基準パケット再生時刻情報としたとき、連続する前記パケット再生時刻情報の値の差が対応する前記基準パケット再生時刻情報の値の差に対して実質上X/Y倍になるような前記パケット再生時刻情報を演算により求め、前記パケット再生時刻情報を前記基準パケット再生時刻情報から変更して多重し、
    前記記録ステップでは、前記パケット再生時刻情報を前記演算により求める際、対応する前記パケット再生時刻情報の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値が前記基準パケット再生時刻情報の差のX/Y倍になるように前記パケット再生時刻情報を演算により求める、多重方法。
  13. 請求項に記載の映像記録装置の、XとYとが異なっている場合、前記再生フレームレートYに対応した前記時刻管理情報と前記圧縮映像データとを多重する前記多重手段、および、前記パケット再生時刻情報を前記演算により求める際、対応する前記パケット再生時刻情報の差を複数の値から選択することにより決定し、その選択結果の平均値が前記基準パケット再生時刻情報の差のX/Y倍になるように前記パケット再生時刻情報を演算により求める前記記録手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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