JP4371246B2 - 高音質化装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

高音質化装置及び方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば圧縮符号化後に復号化された状態で入力された音声信号における圧縮符号化に伴い劣化した音質を改善させる音声高音質化装置など、音声信号に係る音質を高める高音質化装置及び方法、並びにコンピュータをそのような高音質化装置として機能させるコンピュータプログラムの技術分野に関する。
この種の圧縮符号化された音声信号として、MP3(MPEG Audio Layer-3:MP3)或いはWMA(Windows Media Audio:WMA)等の比較的圧縮比率の高い音声信号を聴く機会が急速に増えている。この背景には、MP3やWMA等が容量制限の厳しい携帯オーディオやインターネットでの通信に適していることが挙げられるが、その反面、高圧縮ゆえに再生時の音質が元の音声信号と比べて劣化してしまうという不具合も指摘されている。
上記不具合に対処するために、例えば、原信号の特定周波数帯域における周波数成分が抑圧された入力信号から、該抑圧された周波数成分を近似的に生成して入力信号に付加することで、原信号に近い信号を復元するための周波数補間装置(特許文献1)が提案されている。
特願2003−522910号公報
しかしながら、前述の特許文献1に開示されている周波数補間装置には、以下のような技術的問題が生じる可能性がある。
即ち、前述の周波数補間装置は、あくまで失われた周波数成分を補完することで音質を改善するものであり、立ち上がり感及び抑揚感を改善するには至らない虞がある。加えて、生成された周波数成分を入力信号に付加する際の付加レベルは、例えば信号スペクトルについての膨大な物理量を長時間かけて分析するものであるので、その分析の規模或いは装置自体の規模が大きくなり、低コストでの装置搭載が困難となる虞もある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、何らかの処理が施された処理済の音声信号において該処理に伴い劣化した音質を改善することが可能な、比較的小規模の、高音質化装置及び方法、並びにコンピュータをそのような高音質化装置として機能させるコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(音声高音質化装置)
本発明に係る高音質化装置は上述の課題を解決するために、元の音声信号に対して所定種類の処理が施された処理済音声信号を、所定時間遅延させることで基本音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い時間だけ遅延させることで後方音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い時間だけ遅延させることで前方音信号を生成するディレイ手段と、少なくとも前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号を生成する効果音生成手段と、前記生成された効果音信号を前記基本音信号に合成する合成手段とを備える。
本発明によれば、その動作時には、例えば遅延回路からなるディレイ手段によって、デコーダ等から入力される処理済音声信号が所定時間だけ遅延されることにより、基本音信号が生成される。ここに「処理済音声信号」とは、元の音声信号に対して何らかの処理が施された信号であり、典型的には、圧縮符号化された後に復号化処理の少なくとも一部が施された信号である。例えばMP3或いはWMA等の高圧縮音声データが、復号化(言い換えれば、解凍或いはデコード)されてなるPCM(Pulse Code Modulation:PCM)信号であるが、通常のCD(Compact Disc:CD)或いはアナログ入力信号をA/D変換して得られるPCM信号でもよい。このような処理済音声信号の元となる圧縮符号化データ等の、元の音声信号は、処理時に信号の劣化が大なり小なり発生しており、典型的には、圧縮符号化時に、最小可聴限界曲線以下として削除される信号及び時間マスキング曲線に基いて元の成分が削除され、元の音源と比べて音質が劣化しており、それ故に何らかの音質改善処置が必要とされているのである。
上述の如き基本音信号の生成と並行して又は相前後して、ディレイ手段によって、処理済音声信号が前記所定時間より短い時間だけ遅延されることにより、後方音信号が生成される。ここでの「短い時間」とは前記所定時間より短い限りにおいて、0以上であればよく、即ち全く遅延させない場合も含んでよい。更に、基本音信号に対して相対的に進めた或いは時間軸上で進めた場合も含んでもよい。他方、ディレイ手段によって、処理済音声信号が前記所定時間より長い時間だけ遅延されることによって、前方音信号が生成される。
後方音信号及び前方音信号は夫々、少なくとも一つの信号として生成され、複数の後方音信号が生成される場合には、それらの遅延時間は相互に異なり、同様に、複数の前方音信号が生成される場合には、それらの遅延時間は相互に異なる。例えば、後方音信号は基本音信号に対して0.6ms遅れた信号及び1.1ms遅れた信号とし、他方、前方音信号は基本音信号に対して0.15ms進んだ信号及び0.8ms進んだ信号とすればよい。
続いて、少なくとも上述の如くに生成された後方音信号及び前方音信号に基いて、基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号が、効果音生成手段によって生成される。ここでの「少なくとも生成された後方音信号及び生成された前方音信号に基いて」は、これら二種類の信号のみに基いてもよいし、これらに加えて「基本音信号に基いて」の場合でもよい趣旨である。
更に、このように生成された効果音信号は、例えば合成回路からなる合成手段によって基本音信号に合成されることで、基本音に対する効果音の付加が行われる。このように前方後方音信号のみならず後方前方音信号も効果音として基本音信号に合成すると、例えば、時間マスキング効果曲線に基づく圧縮時に削除された音が担っていたであろう立ち上がり感や抑揚感を向上することとなるのである。この際、ディレイ手段及び合成手段としては、例えば遅延回路及び合成回路を用いることができるので、装置自体の規模も極力小さく抑えられる。
尚、上述した所定時間は、基本音信号からの時間的なずれとその効果との関係を予め実験的、経験的、シミュレーション等により求めることで、実際の高音質化装置に要求される性能や仕様が満足されるように種類別又は固体別に予め定めればよい。更にこのような所定時間を、当該装置の使用中や点検中に変更可能に構成してもよい。加えて、後方音信号の遅延時間の所定時間との差や前方音信号の遅延時間の所定時間との差については、好ましくは微小であるが、具体的な差の値は、どのような効果音を生成すべきかに応じて個別具体的に設定される性質のものであり、大きくても小さくても相応の効果が得られる。即ち、本発明に係る「後方音信号」や「前方音信号」にある「後方」或いは「前方」に時間的に定量的な意味はない。
加えて、このような時間的にずれた形で遅延された各種信号を生成するにあたり、FFT(Fast Fourier Transform:FFT)分析して近接周波数を生成することも可能であるが、好適には、例えば遅延回路からなるディレイ手段を用いることで、必要とされるDSP(Digital Signal Processor:DSP)リソースが大幅に軽減されることとなる。
以上の結果、比較的小規模の装置によって、処理済音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。例えば、前方後方音信号のみならず後方前方音信号も効果音として利用されるので、言うなれば時間軸上で失われた信号を復活させることとなり、圧縮時に時間マスキング効果曲線に基づいて削除された音が担っていたであろう立ち上がり感や抑揚感が向上する。
本発明に係る高音質化装置の一態様では、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号の一部として生成すると共に、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中高域効果音を示す中高域効果音信号を前記効果音信号の他の一部として生成する。
この態様によれば、基本音に対する中低域(例えば300Hz以下の周波数域であるが、これに限る趣旨ではない)効果音を示す中低域効果音信号が、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に基いて、効果音信号の一部として生成される。これと並行して又は相前後して、基本音に対する中高域(例えば4kHz以上の周波数域であるが、これに限る趣旨ではない)効果音を示す中高域効果音信号が、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に基いて、効果音信号の他の一部として生成される。従って、入力された処理済音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力することが可能となる。例えば、入力の音楽信号の特性によっては中高域の音の揺らぎによって自然な効果を付加でき、例えばボーカル中心の楽曲の音質向上が見込まれる。
本発明に係る高音質化装置の他の態様では、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に加えて、前記生成された基本音信号に基いて、前記効果音信号を生成する。
この態様によれば、効果音信号が、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に加えて、生成された基本音信号に基いて生成される。従って、効果音信号の全周波数帯域のバランスが相対的に向上する。
この効果音生成手段に係る態様では、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号の一部として生成すると共に、前記生成された基本音信号に基いて、前記基本音に対する中高域効果音を示す中高域効果音信号を前記効果音信号の他の一部として生成してもよい。
この態様によれば、中低域効果音信号が、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に基いて、効果音信号の一部として生成される。これと並行して又は相前後して、中高域効果音信号が、生成された基本音信号に基いて、効果音信号の一部として生成される。従って、中高域のバランスが相対的に向上すると共に、全体的に入力された処理済音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力することが可能となる。
上述した中低域効果音信号に係る各態様では、前記生成された中低域効果音信号の信号レベルを可変増幅率で増幅すると共に、前記生成された高域効果音の信号レベルを可変増幅率で増幅する増幅手段と、前記可変増幅率を変更する増幅率制御手段とを更に備えてもよい。
この態様によれば、生成された中低域効果音信号の信号レベルと生成された中高域効果音の信号レベルとが、増幅率制御手段によって、可変増幅率で各々増幅される。従って、所定種類の処理のために失われた元の音声信号の品質を大なり小なり取り戻すことができる。具体的には、中高域及び中低域の音量感及び密度感が補われることとなる。
この中低域効果音信号に係る態様では、前記増幅率制御手段は、前記可変増幅率を変更するように前記増幅手段を制御するマイクロコンピュータを有してもよい。
この態様によれば、マイクロコンピュータによって、可変増幅率を変更するように増幅手段が制御される。例えば、処理済音声信号がWMA或いはMP3の場合、これらの信号のビットレートをマイクロコンピュータが認識し、係るビットレートに応じて可変増幅率が変更されることになる。或いは、高音質化装置が搭載された製品の入力ファンクションをマイクロコンピュータが認識し、係る入力ファンクションに応じて可変増幅率が変更されることになる。従って、元の音声信号を再現するにあたって一層適切な効果音信号を作り出すことが可能となる。
或いはこの中低域効果音信号に係る態様では、更に、前記増幅率制御手段は、前記効果音の音圧を検出すると共に該検出された音圧に応じて前記可変増幅率を変更するように前記増幅手段を制御する音圧検出回路を有してもよい。
この態様によれば、例えば積分回路から成る音圧検出回路によって、効果音の音圧が検出され、該検出された音圧に応じて可変増幅率が変更される。この際、効果音の音圧は直接的のみならず、他の物理量から間接的に検出されてもよい。そして、例えば検出された効果音の音圧が基本音に比べて大きすぎれば、可変増幅率が相対的に小さくされる。このようにして、効果音の音圧に応じて好適に補正された効果音が基本音に合成されることとなる。
或いはこの中低域効果音信号に係る態様では、更に、前記増幅率制御手段は、前記基本音の音圧を検出すると共に該検出された音圧に応じて前記可変増幅率を変更するように前記増幅手段を制御する音圧検出回路を有してもよい。
この態様によれば、先ず、音圧検出回路によって、効果音に代えて基本音の音圧が検出される。この際、基本音の音圧は、複数の周波数帯域に分割されて検出されてもよいし、或いは帯域を分割されずに全周波数帯域の合成音圧として検出されてもよい。そして検出された音圧に応じて可変増幅率が変更される。従って、中低域或いは中高域のみならず、全周波数にわたって比較的バランスの良い効果音が基本音に合成されることとなる。
本発明に係る高音質化装置の他の態様では、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号の一部として生成すると共に、前記生成された基本音信号に基いて、前記基本音に対する高域効果音を示す高域効果音信号を前記効果音信号の他の一部として生成する。
この態様によれば、効果音信号の一部として、基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号が生成されると共に、効果音信号の他の一部として、基本音に対する高域効果音を示す高域効果音信号が生成される。従って、所定種類の処理が施された結果として元の音声信号から失われる高域成分を補填できる。例えば、128kbpsのMP3に変換される際に失われる16kHz以上の高域成分を補填できる。
この態様では、前記効果音生成手段は、前記高域効果音信号を生成する手段として、前記基本音信号のn(nは二以上の自然数)倍音を生成するための高周波生成回路を有してもよい。
この態様によれば、高域効果音信号として、基本音信号のn倍音が生成される。例えば、基本音信号の二倍音(所謂、第2高調波)が生成される。従って、所定種類の処理が施された結果元の音声信号から失われる高域成分を一層自然に補填できる。
本発明に係る高音質化装置の他の態様では、前記処理済音声信号を前記所定時間とは異なる時間だけ遅延させることで遅延音信号を生成する他のディレイ手段と、前記生成された遅延音信号に基いて前記基本音信号が示す基本音に対する中高域効果音を示す中高域効果音信号を生成する他の効果音生成手段とを更に備え、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号として生成し、前記合成手段は、前記生成された中低域効果音信号及び前記生成された中高域効果音信号を前記基本音信号に合成する。
この態様によれば、他のディレイ手段は、中低域効果音信号に係る所定時間とは異なる時間(好適には、前記基本音信号近傍かつ、中低域効果音信号に係る所定時間より短い時間)だけ処理済音声信号を遅延させて遅延音信号を生成する。こうして生成された遅延音信号に基いて、他の効果音生成手段によって、中高域効果音信号が生成される。これと同時に又は相前後して、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に基いて、効果音生成手段によって、中低域効果音信号が生成される。そして、生成された中低域効果音信号及び生成された中高域効果音信号が、合成手段によって基本音信号に合成される。従って、中高域効果音信号と中低域効果音信号との遅延の程度を夫々異なるように設定できる。例えば、中高域効果音信号(特に、高域)の周波数特性に発生し得るピークやディップを極力軽減できる。
上述した効果音生成手段に係る各態様では、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に対して別々にフィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施してもよい。
この態様によれば、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に対して、効果音信号を生成する処理の一部として、別々にフィルタリング処理(ここで言うフィルタリング処理には、ローパス処理、ハイパス処理、バンドパス処理が含まれる)が施される。即ち、生成された後方音信号及び前方音信号が各々基本信号からどれだけ遅延させられているかに応じて、カットされる周波数帯域は各々異なり、もって、効果音の音質を一層細かく設定可能となる。
或いは上述した効果音生成手段に係る各態様では、前記ディレイ手段は、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記後方音信号を複数生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記前方音信号を複数生成し、前記効果音生成手段は、前記生成された複数の後方音信号及び前記生成された複数の前方音信号に対して別々に、フィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施してもよい。
この態様によれば、複数の後方音信号が、ディレイ手段によって、所定時間(例えば、1.00ms)より短い相異なる複数の時間(例えば、0.99ms、0.97ms・・・)だけ処理済音声信号を遅延させることで生成される。これと同時に又は相前後して、複数の前方音信号が、所定時間より長い相異なる複数の時間(例えば、1.02ms、1.04ms・・・)だけ処理済音声信号を遅延させることで生成される。尚、上述した複数の後方音信号と複数の前方音信号とは、同数である必要はない。後方音信号及び前方音信号の数は、音質設定上は多い方が好ましいが、例えば各々二本ずつあれば実践上十分効果的である。こうして生成された複数の後方音信号及び生成された複数の前方音信号に対して、効果音生成手段が別々にフィルタリング処理を施し、効果音信号を生成することで、効果音の音質をより一層細かく設定可能となる。
或いは上述した効果音生成手段に係る各態様では、前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に対してまとめてフィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施してもよい。
この態様によれば、生成された後方音信号及び生成された前方音信号に対して、効果音信号を生成する処理の一部として、まとめてフィルタリング処理(ここで言うフィルタリング処理には、ローパス処理、ハイパス処理、バンドパス処理が含まれる)が施される。この結果、処理済音声信号の品質を大なり小なり向上しつつも、装置の複雑化を回避できる。
或いは上述した効果音生成手段に係る各態様では、前記ディレイ手段は、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記後方音信号を複数生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記前方音信号を複数生成し、前記効果音生成手段は、前記生成された複数の後方音信号及び前記生成された複数の前方音信号に対してまとめてフィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施してもよい。
この態様によれば、生成された複数の後方音信号及び生成された複数の前方音信号に対して、効果音生成手段がまとめてフィルタリング処理を施すので、処理済音声信号の品質を大なり小なり向上しつつも、装置の複雑化を回避できる。
上述したディレイ手段に係る各態様では、前記ディレイ手段の前段において、前記処理済音声信号に対して信号レベルを下げる処理を行う前処理手段を更に備えてもよい。
この態様によれば、ディレイ手段の前段において、前処理手段によって、処理済音声信号に対して信号レベルが大なり小なり下げられ、もって、DSPのヘッドルームが確保される。
(高音質化方法)
本発明の高音質化方法は上記課題を解決するために、元の音声信号に対して所定種類の処理が施された処理済音声信号を、所定時間遅延させることで基本音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い時間だけ遅延させることで後方音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い時間だけ遅延させることで前方音信号を生成するディレイ工程と、少なくとも前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号を生成する効果音生成工程と、前記生成された効果音信号を前記基本音信号に合成する合成工程とを備える。
本発明の高音質化方法によれば、上述した本発明の高音質化装置の場合と同様に、処理済音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。
尚、本発明の高音質化方法においても、上述した本発明の高音質化装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラム)
本発明のコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、コンピュータを、元の音声信号に対して所定種類の処理が施された処理済音声信号を、所定時間遅延させることで基本音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い時間だけ遅延させることで後方音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い時間だけ遅延させることで前方音信号を生成するディレイ手段と、少なくとも前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号を生成する効果音生成手段と、前記生成された効果音信号を前記基本音信号に合成する合成手段ととして機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するCD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを通信手段を介してダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の高音質化装置を比較的簡単に構築できる。これにより、上述した本発明の高音質化装置の場合と同様に、処理済音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。
上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は、上述した本発明の高音質化装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記ディレイ手段、前記効果音生成手段、及び前記合成手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の高音質化装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の高音質化装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
以上説明したように、本発明の高音質化装置によれば、ディレイ手段、効果音生成手段及び合成手段を備え、本発明の音声高音質化方法によれば、ディレイ工程、効果音生成工程及び合成工程を備えるので、何らかの処理が施された処理済の音声信号において該処理に伴い劣化した音質を改善することが可能となる。更に、本発明のコンピュータプログラムによれば、コンピュータをディレイ手段、効果音生成手段及び合成手段として機能させるので、上述した本発明の高音質化装置を、比較的容易に構築できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされよう。
実施例に係る音声高音質化装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。 第1実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 比較例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第1実施例に係る音声高音質化装置と比較例に係る音声高音質化装置との周波数特性における違いを示す特性図である。 第2実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第3実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第4実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第5実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第6実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第7実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。 第8実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。
符号の説明
1 増幅回路
2 ディレイ回路
3 増幅回路
4 合成回路
7 合成回路
51B 中低域BPフィルタ
52B 中高域BPフィルタ
61 増幅回路
62 増幅回路
51L LPフィルタ
52H HPフィルタ
61V 可変増幅回路
62V 可変増幅回路
6M マイクロコンピュータ
61SP 音圧検出回路
62SP 音圧検出回路
6SP 音圧検出回路
52A 高調波生成回路
2’ 中高域用ディレイ回路
3’ 中高域用増幅回路
4’ 中高域用合成回路
5L LPフィルタ
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
(1)実施例に係る音声高音質化装置の基本構成
先ず、実施例に係る音声高音質化装置の基本構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、実施例に係る音声高音質化装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図1において、本実施例に係る音声高音質化装置は、基本構成として、本発明に係る「前処理手段」の一例としての増幅回路1と、本発明に係る「ディレイ手段」の一例としてのディレイ回路2と、本発明に係る「効果音生成手段」一例としての増幅回路3及び合成回路4と、本発明に係る「合成手段」の一例としての合成回路7とを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力する。
本実施例の音声高音質化装置は、MP3、WMA等の高圧縮音声データが復号化(言い換えれば、解凍或いはデコード)されてなる、本発明に係る「処理済音声信号」の一例であるPCM信号を入力として、該PCM信号における圧縮符号化に伴い劣化した音質を改善した上で、出力する装置である。
増幅回路1は、例えばトランジスタ等の増幅素子を含んで成り、例えばMP3、WMA等の高圧縮音声データが復号化されてなるPCM信号の信号レベルを相対的に下げるように構成される。これにより、本実施例に係る音声高音質化装置の処理(具体的には、DSP処理)用のヘッドルームを確保し、クリップを回避する。
ディレイ回路2は、例えば遅延回路を含んで成り、電気的に接続された増幅回路1によって伝達される圧縮音声信号から時間的に遅れた、本発明に係る「遅延音信号」の一例であるディレイ信号を複数本生成するように構成される。具体的には、圧縮音声信号からn(0)[ms]〜n(k)[ms](ここにn(0)〜n(k)は所定の実数値)遅れたディレイ信号を複数本生成するように構成される。そして、その内から例えばn(m)[ms]を基本音信号に指定すると、その基本音信号に対して所定前方時間(例えばn(k)−n(m)[ms])進んだ信号を前方音信号として、又、基本音信号に対して所定後方時間(例えばn(m)―n(0)[ms])遅れた信号を後方音信号として考えることが出来る。尚、好適には、所定前方時間と所定後方時間とが異なるように設定すれば、合成回路4が複数のディレイ信号を合成する際に発生するディップを極力軽減することができる。
増幅回路3は、ディレイ回路2と電気的に接続され、上述のように生成された複数本のディレイ信号(即ち、後方音信号及び前方音信号)の各々のレベルを適宜調整可するように構成される。
合成回路4は、各増幅回路3と電気的に接続され、レベルが調整された後方音信号及び前方音信号を合成するように構成される。
合成回路7は、合成回路4及びディレイ回路2と電気的に接続され、上述のように合成された後方音信号及び前方音信号を、基本音信号に合成することで出力信号を生成するように構成される。
以上、図1に示した、本実施例に係る音声高音質化装置の基本構成によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。例えば、前方音信号のみならず後方音信号も効果音として利用されるので、時間マスキング効果曲線に基づく圧縮時に削除された音が担っていたであろう立ち上がり感や抑揚感が向上する。
(2)第1実施例
第1実施例に係る音声高音質化装置の構成を図1に加えて図2を参照して説明する。ここに、図2は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図2において、図1の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図2において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、本発明に係る「効果音生成手段」の一例としての中低域BPフィルタ51B及び中高域BPフィルタ52Bと、増幅回路61と、増幅回路62とを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
中低域BPフィルタ51Bは、例えば帯域通過フィルタを含んで成り、合成回路4と電気的に接続され、例えば後方音信号と前方音信号とが合成された合成信号のうち10Hzから300Hzまでの信号を通過させて中低域効果音信号を生成するよう構成されている。
中高域BPフィルタ52Bは、例えばIIR型帯域通過フィルタを含んで成り、ディレイ回路2と電気的に接続され、基本音信号のうち4kHzから12kHzまでの信号を通過させて中高域効果音信号を生成するよう構成されている。
増幅回路61は、中低域BPフィルタ51Bと電気的に接続され、中低域効果音信号の信号レベルを適宜調整するよう構成されている。
増幅回路62は、中高域BPフィルタ52Bと電気的に接続され、中高域効果音信号の信号レベルを適宜調整するよう構成されている。
以上、図2に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。具体的には、図2に加えて図3及び図4に示すように、中低域効果音信号及び中高域効果音信号が基本音信号に合成されるので、中低域及び中高域の音量感が相対的に増すこととなる。ここに、図3は、比較例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図であり、図4は、第1実施例に係る音声高音質化装置と比較例に係る音声高音質化装置との周波数特性における違いを示す特性図である。即ち、図3に示した比較例に係る音声高音質化装置によって得られる出力信号の周波数特性は、図4の破線(処理OFF)のように全周波数領域において平坦であるが、他方で、図2に示した本本実施例に係る音声高音質化装置によって得られる出力信号の周波数特性は、図4の実線(処理ON)のように中低域及び中高域が相対的に盛り上がっており、音量感が相対的に増すこととなる。ここで、基本音信号に加えられる効果音は前方音信号のみならず後方音信号も加えて生成された音信号である故、合成された信号において楽音の立ち上がりや抑揚感を改善する事ができ、もって入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。
(3)第2実施例
第2実施例に係る音声高音質化装置の構成を図1及び図2に加えて図5を参照して説明する。ここに、図5は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図5において、図1及び図2の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図5において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、本発明に係る「効果音生成手段」の一例としてのLPフィルタ51L及びHPフィルタ52Hとを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
LPフィルタ51Lは、例えばローパスフィルタを含んで成り、合成回路4と電気的に接続され、例えば後方音信号と前方音信号とが合成された合成信号のうち300Hzまでの信号を通過させて中低域効果音信号を生成するよう構成されている。
HPフィルタ52Hは、例えばハイパスフィルタを含んで成り、合成回路4と電気的に接続され、例えば後方音信号と前方音信号とが合成された合成信号のうち4kHzを超える信号を通過させて中高域効果音信号を生成するよう構成されている。
以上、図5に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、周波数特性上、高域信号にピークやディップが発生するが、入力される圧縮音声信号の特性によっては、中高域効果音信号に係る音の揺らぎにより、自然な効果を付加することとなり、音質向上が見込まれる。
(4)第3実施例
第3実施例に係る音声高音質化装置の構成を図2に加えて図6を参照して説明する。ここに、図6は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図6において、図2の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図6において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、本発明に係る「増幅手段」の一例としての可変増幅回路61V及び可変増幅回路62Vと、本発明に係る「増幅率制御手段」の一例としてのマイクロコンピュータ6Mとを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
可変増幅回路61Vは、中低域BPフィルタ51Bと電気的に接続され、中低域効果音信号のレベルを適宜調整するよう構成されている。
可変増幅回路62Vは、中高域BPフィルタ52Bと電気的に接続され、中高域効果音信号のレベルを適宜調整するよう構成されている。
マイクロコンピュータ6Mは、例えばCPU(Central Processing Unit:CPU)を含んで成り、可変増幅回路61V及び可変増幅回路62Vと電気的に接続され、例えば入力される圧縮音声信号を認識し、この入力される圧縮音声信号に基いて、生成された中低域効果音信号及び中高域効果音信号の夫々のレベルを調整するように可変増幅回路61V及び可変増幅回路62Vを制御するよう構成されている。
以上、図6に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、マイクロコンピュータ6Mで可変増幅回路61V及び可変増幅回路62Vを制御するので、入力される圧縮音声信号に応じた適切な効果音を作り出すことが可能となるのである。
(5)第4実施例
第4実施例に係る音声高音質化装置の構成を図6に加えて図7を参照して説明する。ここに、図7は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図7において、図6の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図7において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、本発明に係る「音圧検出回路」の一例としての音圧検出回路61SP及び音圧検出回路62SPを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
音圧検出回路61SPは、例えば積分回路を含んで成り、BPフィルタ51B及び可変増幅回路61Vと各々電気的に接続され、中低域効果音信号の音圧のレベルを検出し、検出されたレベルに基いて可変増幅回路61Vをフィードフォワード的に調整するよう構成されている。例えば、検出されたレベルが比較的低ければ相対的にレベルが高くなるように中低域効果音信号のレベルを調整するよう構成されている。
音圧検出回路61SPも、例えば積分回路を含んで成り、BPフィルタ52B及び可変増幅回路62Vと各々電気的に接続され、音圧検出回路61SPと同様に中高域効果音信号のレベルを調整する。
以上、図7に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、生成された中低域効果音信号、中高域効果音信号の音圧のレベルに応じて基本音信号に合成する度合いを変化させることにより、入力された圧縮音声信号に対してより適切な効果音信号を作り出すことが可能となる。
(6)第5実施例
第5実施例に係る音声高音質化装置の構成を図7に加えて図8を参照して説明する。ここに、図8は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図8において、図7の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図8において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、音圧検出回路6SPを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
音圧検出回路6SPは、例えば積分回路を含んで成り、ディレイ回路2と電気的に接続され、基本音信号の音圧のレベルを検出し、検出されたレベルに基いて可変増幅回路61V及び可変増幅回路62Vを調整するよう構成されている。
以上、図8に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、レベルを調整する際に、効果音信号ではなく、音圧検出回路6SPによって検出された基本音信号のレベルに応じることで、全周波数帯域のバランス良く各効果音信号を合成することが可能となる。
(7)第6実施例
第6実施例に係る音声高音質化装置の構成を図2に加えて図9を参照して説明する。ここに、図9は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図9において、図2の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図9において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、本発明に係る「効果音生成手段」の一例としての高調波生成回路52Aを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
高調波生成回路52Aは、ディレイ回路2と電気的に接続され、基本音信号に、該基本音信号のn倍音(nは二以上の自然数)を生成するための高調波生成処理を施すことで中高域効果音信号を生成するよう構成されている。
以上、図9に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、入力される圧縮音声信号の圧縮時にカットされた高域成分(例えば、128kbpsのMP3では、16kHz以上がカットされている)を高調波生成回路52Aが補填することで、基本音信号に対して一層自然な中高域効果音信号を合成することが可能となる。
(8)第7実施例
第7実施例に係る音声高音質化装置の構成を図5に加えて図10を参照して説明する。ここに、図10は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図10において、図5の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図10において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、本発明に係る「他のディレイ手段」の一例としての中高域用ディレイ回路2’と、本発明に係る「他の効果音生成手段」の一例としての中高域用増幅回路3’、中高域用合成回路4’ 及びHPフィルタ52Hとを備え、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
中高域用ディレイ回路2’は、ディレイ回路2と同様に例えば遅延回路を含んで成り、電気的に接続された増幅回路1によって伝達される圧縮音声信号から時間的に遅れたディレイ信号を複数本生成するように構成される。具体的には、圧縮音声信号からn(0’)[ms]〜n(3’)[ms](ここにn(0’)〜n(3’)は所定の実数かつ、n(2)近傍の値)遅れたディレイ信号を複数本生成するように構成される。この際、中高域効果音信号(特に、高域)の周波数特性に現れるピークやディップを考慮すると、中高域効果音信号の生成に供するディレイ時間(つまり、n(0’)〜n(3’)の各々の時間間隔)が中低域効果音信号の生成に供するディレイ時間(つまり、n(0)〜n(4)の各々の時間間隔)に比べて短くすることが好ましい。
中高域用増幅回路3’は、増幅回路3と同様に、中高域用ディレイ回路2’と電気的に接続され、上述のように中高域用ディレイ回路2’によって生成された複数本のディレイ信号(即ち、後方音信号及び前方音信号)の各々のレベルを適宜調整するように構成される。
中高域用合成回路4’は、合成回路4と同様に、各中高域用増幅回路3’と電気的に接続され、レベルが調整された後方音信号及び前方音信号を合成するように構成される。
HPフィルタ52Hは、上述したように、例えば後方音信号と前方音信号とに対してまとめてハイパスのフィルタリング処理を施すことで、中高域効果音信号を生成するよう構成されている。
以上、図10に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、中低域効果音信号の生成と中高域効果音信号の生成とで、異なるディレイ信号(具体的には、ディレイ回路2に係るディレイ信号と中高域用ディレイ回路2’に係るディレイ信号)が用いられるため、中高域効果音信号(特に、高域)の周波数特性に現れるピークやディップを極力軽減することとなる。
(9)第8実施例
第8実施例に係る音声高音質化装置の構成を図2に加えて図11を参照して説明する。ここに、図11は、本実施例に係る音声高音質化装置の構成を概念的に示すブロック図である。尚、図11において、図2の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を適宜省略する。
図11において、本実施例に係る音声高音質化装置は、特に、LPフィルタ5Lを備え、後方音信号及び前方音信号に対してフィルタリング処理を別々に施すことで、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を、以下のように好適に改善して出力する。
LPフィルタ5Lは、ディレイ回路2が生成する複数本のディレイ信号(後方音信号及び前方音信号)の出力インターフェースと個別に接続され、各ディレイ信号毎に対して別々にローパスフィルタ処理をするよう構成されている。
HPフィルタ52Hは、ディレイ回路2と電気的に接続され、基本音信号(例えば入力された圧縮音声信号からn(2)[ms]遅れた信号)のうち4kHzを超える信号を通過させて中高域効果音信号を生成するよう構成されている。
以上、図11に示した、本実施例に係る音声高音質化装置によると、入力された圧縮音声信号において劣化した音質を好適に改善して出力可能となる。特に、中低域効果音信号を生成する際に、LPフィルタ5Lが各ディレイ信号毎に個別のローパスフィルタ処理をするので、各ディレイ信号に対して別々の変化をつけることができ、もって、より細かな音質設定が可能となるのである。
第1実施例から第8実施例に示す構成は、MP3プレーヤ等の音声再生装置の内部に組み込まれた或いは外部に接続された音声高音質化装置によって実現してもよいし、ディレイ工程、効果音生成工程及び合成工程を備えた音声高音質化方法に基いて音声再生装置を動作させることによって実現してもよい。或いは、コンピュータにコンピュータプログラムを読み込ませ、コンピュータをディレイ手段及び合成手段として機能させることで実現してもよい。
以上、本実施例によると、例えば圧縮符号化後に復号化された状態で入力された音声信号のように、何らかの処理が施された処理済の音声信号において該処理に伴い劣化した音質を改善することが可能となる。
尚、本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う音声高音質化装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る高音質化装置及び方法、並びにコンピュータプログラムは、例えば圧縮符号化後に復号化された状態で入力された音声信号における圧縮符号化に伴い劣化した音質を改善させる音声高音質化装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な高音質化装置等にも利用可能である。

Claims (18)

  1. 元の音声信号に対して所定種類の処理が施された処理済音声信号を、所定時間遅延させることで基本音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い時間だけ遅延させることで後方音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い時間だけ遅延させることで前方音信号を生成するディレイ手段と、
    少なくとも前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号を生成する効果音生成手段と、
    前記生成された効果音信号を前記基本音信号に合成する合成手段と
    を備えたことを特徴とする高音質化装置。
  2. 前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号の一部として生成すると共に、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中高域効果音を示す中高域効果音信号を前記効果音信号の他の一部として生成することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  3. 前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に加えて、前記生成された基本音信号に基いて、前記効果音信号を生成することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  4. 前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号の一部として生成すると共に、前記生成された基本音信号に基いて、前記基本音に対する中高域効果音を示す中高域効果音信号を前記効果音信号の他の一部として生成することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の高音質化装置。
  5. 前記生成された中低域効果音信号の信号レベルを可変増幅率で増幅すると共に、前記生成された中高域効果音の信号レベルを可変増幅率で増幅する増幅手段と、
    前記可変増幅率を変更する増幅率制御手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の高音質化装置。
  6. 前記増幅率制御手段は、前記可変増幅率を変更するように前記増幅手段を制御するマイクロコンピュータを有することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の高音質化装置。
  7. 前記増幅率制御手段は、前記効果音の音圧を検出すると共に該検出された音圧に応じて前記可変増幅率を変更するように前記増幅手段を制御する音圧検出回路を有することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の高音質化装置。
  8. 前記増幅率制御手段は、前記基本音の音圧を検出すると共に該検出された音圧に応じて前記可変増幅率を変更するように前記増幅手段を制御する音圧検出回路を有することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の高音質化装置。
  9. 前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号の一部として生成すると共に、前記生成された基本音信号に基いて、前記基本音に対する高域効果音を示す高域効果音信号を前記効果音信号の他の一部として生成することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  10. 前記効果音生成手段は、前記高域効果音信号を生成する手段として、前記基本音信号のn(nは二以上の自然数)倍音を生成するための高周波生成回路を有することを特徴とする請求の範囲第9項に記載の高音質化装置。
  11. 前記処理済音声信号を前記所定時間とは異なる時間だけ遅延させることで遅延音信号を生成する他のディレイ手段と、
    前記生成された遅延音信号に基いて前記基本音信号が示す基本音に対する中高域効果音を示す中高域効果音信号を生成する他の効果音生成手段と
    を更に備え、
    前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音に対する中低域効果音を示す中低域効果音信号を前記効果音信号として生成し、
    前記合成手段は、前記生成された中低域効果音信号及び前記生成された中高域効果音信号を前記基本音信号に合成する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  12. 前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に対して別々にフィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  13. 前記ディレイ手段は、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記後方音信号を複数生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記前方音信号を複数生成し、
    前記効果音生成手段は、前記生成された複数の後方音信号及び前記生成された複数の前方音信号に対して別々に、フィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  14. 前記効果音生成手段は、前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に対してまとめてフィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  15. 前記ディレイ手段は、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記後方音信号を複数生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い相異なる複数の時間だけ遅延させることで前記前方音信号を複数生成し、
    前記効果音生成手段は、前記生成された複数の後方音信号及び前記生成された複数の前方音信号に対してまとめてフィルタリング処理を前記効果音信号を生成する処理の一部として施すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  16. 前記ディレイ手段の前段において、前記処理済音声信号に対して信号レベルを下げる処理を行う前処理手段を
    更に備えたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の高音質化装置。
  17. 元の音声信号に対して所定種類の処理が施された処理済音声信号を、所定時間遅延させることで基本音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い時間だけ遅延させることで後方音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い時間だけ遅延させることで前方音信号を生成するディレイ工程と、
    少なくとも前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号を生成する効果音生成工程と、
    前記生成された効果音信号を前記基本音信号に合成する合成工程と
    を備えたことを特徴とする高音質化方法。
  18. コンピュータを、
    元の音声信号に対して所定種類の処理が施された処理済音声信号を、所定時間遅延させることで基本音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より短い時間だけ遅延させることで後方音信号を生成し、前記処理済音声信号を前記所定時間より長い時間だけ遅延させることで前方音信号を生成するディレイ手段と、
    少なくとも前記生成された後方音信号及び前記生成された前方音信号に基いて、前記基本音信号が示す基本音に対する効果音を示す効果音信号を生成する効果音生成手段と、
    前記生成された効果音信号を前記基本音信号に合成する合成手段と
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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