JP4371151B2 - 半導体パワーモジュール - Google Patents

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Description

本発明は半導体パワー素子を実装した半導体パワーモジュールに用いられる放熱用の絶縁回路基板に係わり、特に、低熱抵抗,高信頼性の絶縁回路基板に関する。
半導体パワー素子に用いられる放熱基板は、回路板、セラミックス板および放熱板の積層体よりなる絶縁回路基板を、Al−SiC複合材よりなるヒートシンク板へAl−Si系のろう材で接合したものが特開平10−65075号公報(特許文献1)等で知られている。これらの放熱基板は、高価なヒートシンク板を使用する必要があった。
一方、このようなヒートシンク板を使用しないで、回路板、セラミックス板および放熱板の積層体よりなる絶縁回路基板を単体でパワーモジュールを実装する方法が特開平11−330311号公報(特許文献2)に開示されている。なお、これにはセラミックス板として窒化ケイ素が適用されている。
特開平10−65075号公報 特開平11−330311号公報
ヒートシンク板を使用しないで、回路板、セラミックス板および放熱板の積層体よりなる絶縁回路基板単体で、パワーモジュールを実装する方法には、使い勝手や信頼性に関して、次のような問題があった。
(a) セラミックス板へ比較的強度の高い窒化ケイ素を用いるときは、窒化ケイ素自体の熱伝導率が80W/m・Kと小さいため、絶縁回路基板の熱抵抗が大きくなると云う問題があった。なお、セラミックス板に熱伝導率のより小さいアルミナを用いると、絶縁回路基板としての熱抵抗が一層大きくなった。
(b) 前記熱抵抗を小さくする目的で回路板や放熱板を厚くすると、セラミックス板は回路板形状による曲げ応力を受け、過酷なヒートサイクル(−40℃⇔+120℃)で割れると云う問題があった。なお、セラミックス板へ熱伝導率が175W/m・Kと比較的大きい窒化アルミニウムを用いる場合にも、窒化アルミニウム自体の強度が窒化ケイ素の約半分と小さいために、回路板や放熱板を厚くするとセラミックス板が割れると云う問題があった。
(c) 回路板、セラミックス板および放熱板の積層体よりなる絶縁回路基板単体のトータル厚さは高々1mmと薄いため、絶縁回路基板が反り易く、かつ、剛性も小さい。その結果、ヒートシンク板を用いないパワーモジュール実装時の使い勝手が悪かった。
(d) 従来の絶縁回路基板単体には、半導体パワー素子の通電路について開示されていなかった。
(e) 従来の絶縁回路基板単体には、半導体パワー素子を冷却する水路が開示されていなかった。
(f) 従来の絶縁回路基板単体には、冷却部材への装着性が示されていなかった。
このように、従来の絶縁回路基板には使い勝手や信頼性に関していろいろな問題を抱えていた。
本発明の目的は、上記に鑑み、使い勝手が良く、低熱抵抗で高信頼性の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の提供にある。
本発明の他の目的は、上記の絶縁回路基板を用いた高信頼性の半導体パワー素子の提供にある。
前記目的を達成する本発明の要旨は次のとおりである。
(1) 回路板、第1のセラミックス板、熱拡散板、第2のセラミックス板および放熱板の積層体により形成した絶縁回路基板と、前記絶縁回路基板における回路板に搭載された半導体パワー素子とを有し、前記絶縁回路基板における熱拡散板が前記半導体パワー素子の通電路を兼ねている半導体パワーモジュールにある。
上記熱拡散板で熱を横方向に広げることにより、前記セラミックス板に低熱伝導率の窒化ケイ素やアルミナを使用しても、絶縁回路基板の熱抵抗を低減することができる。
また、絶縁回路基板を積層体としたことでその剛性が増加し、熱抵抗を小さくする目的で回路板や放熱板を厚くしても、セラミック基板に発生する応力の増加を抑制することができる。
その結果、セラミックス板に、高強度の窒化ケイ素の代わりに、これより低強度の窒化アルミニウムやアルミナを用いた場合でも、過酷なヒートサイクルによるセラミックス板の割れを防止することが可能になる。
(2) 上記絶縁回路基板の熱抵抗を下げることとセラミックス板の割れ防止とを両立させるには、回路板、第1のセラミックス板、熱拡散板、第2のセラミックス板および放熱板よりなる絶縁回路基板において、
イ) 熱拡散板の厚さを最も厚くする、
ロ) 第1のセラミックス板および第2のセラミックス板の厚さをほぼ同じとし、かつ、これらの厚さが熱拡散板の厚さの50%以下とすることが望ましい。
(3) さらに、熱拡散板の積層枚数を多くし、回路板、第1のセラミックス板、第1の熱拡散板、第2のセラミックス板、第2の熱拡散板、第3のセラミックス板および放熱板の積層体構造よりなる絶縁回路基板、あるいは、回路板、第1のセラミックス板、第1の熱拡散板、第2のセラミックス板、第2の熱拡散板、第3のセラミックス板、第3の熱拡散板、第4のセラミックス板および放熱板の積層体構造よりなる絶縁回路基板も、上記と同様な理由により有効であった。
また、回路板と放熱板の間に、両面にセラミックス板を設けた熱拡散板を少なくとも1層以上介在させることにより、熱抵抗や信頼性を損なうことなく、絶縁回路基板単体のトータル厚さを従来品より厚くすることができる。
その結果、絶縁回路基板単体のトータル厚さを2mm以上と厚くすることも可能となり、絶縁回路基板の反りを抑制し、かつ、剛性を増加させることができ、ヒートシンク板を使用しないパワーモジュール実装時の使い勝手が向上した。
(4) 両面にセラミックス板を配置した熱拡散板は、回路板や放熱板から電気的に絶縁されているため、半導体パワー素子の通電路として使用することが可能になり、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
(5) 両面にセラミックス板を配置した熱拡散板は、回路板から電気的に絶縁されていること、また、熱拡散板を比較的厚くできること等により、熱拡散板中に半導体パワー素子を冷却する水路を設けることが可能になり、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
(6) 熱拡散板と放熱板とで第2のセラミックス板を完全に覆うように、前記熱拡散板の端部と前記放熱板の端部を一体化する。この比較的に肉厚が増加した端部の一体化部分に、ネジ止め用の孔やOリング用の溝を設けることで、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
さらに、端部の一体化部分で、絶縁回路基板を冷却部材へ摩擦撹拌溶接によって簡単に気密接合できるようになった。その結果、冷却部材への装着性が向上した。
上記により、使い勝手が良く、高信頼性の絶縁回路基板並びに半導体パワー素子を実現することができる。
本発明によれば、使い勝手が良く、低熱抵抗で高信頼性の半導体パワー素子用絶縁回路基板を搭載した半導体パワーモジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す模式断面図である。絶縁回路基板は回路板1、第1のセラミックス板2、熱拡散板3、第2のセラミックス板4および放熱板5を積層した構造のもので、これらの積層体は活性金属やAl合金系のろう材6を用いて接合されている。
前記積層体は高真空中あるいは不活性雰囲気中で接合され、ろう材6にAg−Cu−Ti系の活性金属を用いたときは約800℃以上、Al−Si−Mg系のAl合金を用いたときは約600℃以上で強固に接合される。
なお、回路板1、熱拡散板3および放熱板5は、高熱伝導性を有し、かつ、電気抵抗の小さいCu,Cu合金,Al,Al合金中のいずれかの材料が用いられる。
また、第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4は、低熱膨張特性を有し、絶縁抵抗の高い窒化ケイ素、窒化アルミニウム、アルミナ中のいずれかの材料が用いられる。ここで、窒化ケイ素,窒化アルミニウム,アルミナの熱伝導率は、それぞれ80W/m・K,175W/m・K,36W/m・Kであることが知られている。
本絶縁回路基板における熱拡散板3の効果は後述するように、回路板1上に実装した半導体パワー素子の熱を熱拡散板3で横方向に広げることにより絶縁回路基板自体の熱抵抗を低減できる。
また、絶縁回路基板のトータル厚さが増すことによって、その剛性が増加するので、熱抵抗を小さくする目的で回路板や放熱板を厚くしても、回路板形状によって第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4に発生する最大主応力の増加を抑制することができる。
図2は、上記半導体パワー素子用の絶縁回路基板の平面図である。なお、後述する同一符号の要素は全て同じ機能を有するものとして、以下の説明を行うことにする。
図2における回路板1は、絶縁回路基板のほぼ中央で2個に分割した例である。なお、回路板1はユーザの使用目的に応じて種々の形状に分割することができる。回路板1,第1のセラミックス板2,熱拡散板3,第2のセラミックス板4および放熱板5の積層体よりなる絶縁回路基板は、積層体を構成する各材料の熱膨張係数が異なるため、ろう材6で接合した後に絶縁回路基板の各部に残留応力が発生する。図2の場合、第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4に発生する最大の残留主応力は、回路板形状の影響を受ける回路板分離部100で生じる。
次に、図3は、従来の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の例を示す模式断面図である。
図3に示すように、従来の絶縁回路基板は回路板1、セラミックス板2および放熱板5の積層体を活性金属やAl合金系のろう材6を用いて接合したものである。この場合も、セラミックス板2に発生する最大の残留主応力は、回路板の形状の影響を受ける回路板分離部100で生じる。
この従来型絶縁回路基板におけるセラミックス板2に発生する最大主応力の解析例を図4のグラフに示す。セラミックス板2の素材として厚さ0.635mmの窒化ケイ素を用い、回路板1の厚さと放熱板5の厚さを変えた場合の最大主応力の変化を示したものである。
横軸の数値は、回路板1の厚さを分子に、放熱板5の厚さを分母としている。なお、分母の放熱板5の厚さを分子の回路板1の厚さよりも薄くするのは、絶縁回路基板自体の反り量を低減するために有効な手法として知られている。
セラミックス板2に窒化ケイ素を用いたとき、この材料の曲げ強度は約650MPaで、図4中点線で示した。図に示すように、回路板1/放熱板5の値が大きくなるにつれて、セラミックス板2に残留する最大主応力は増加し、セラミックス板2を構成する窒化ケイ素の曲げ強度に接近することが分かる。
絶縁回路基板を過酷なヒートサイクル(−40℃⇔+120℃)のもとで使用し、例えば、1000サイクル以上の信頼性を確保するためには、セラミックス板2に残留する最大主応力をセラミックス板2を構成する素材の曲げ強度のおよそ50%以下にする必要があった。
従って、従来構造の絶縁回路基板においては、回路板1および放熱板5の素材としてCuやCu合金を用いたCu回路板、AlやAl合金を用いたAl回路板を適用したときの回路板2/放熱板5の限界の肉厚は、セラミックス板2が窒化ケイ素であるときは、それぞれ0.4mm/0.3mm,0.6mm/0.4mmであった。
一方、セラミックス板2に曲げ強度が約350MPaの窒化アルミニウムを用いたときの最大主応力は図4には記載していないが、窒化アルミニウムへCu回路板およびAl回路板を適用したときの回路板2/放熱板5の限界の肉厚は、それぞれ0.3mm/0.2mm,0.4mm/0.3mmと窒化ケイ素の場合より薄くなった。
なお、CuやCu合金およびAlやAl合金の熱伝導率はそれぞれ約398W/m・K,220W/m・Kとセラミックス板2の熱伝導率より大きい。それ故、回路板2/放熱板5の肉厚が厚いほど、半導体パワー素子で発生した熱は回路板2/放熱板5の部分で、より横方向に拡散するため、絶縁回路基板自体の熱抵抗は小さくなる。しかし、絶縁回路基板の信頼性を確保するために、従来型絶縁回路基板における回路板2/放熱板5の高肉厚化には、前記のような限界があった。
図1に示す本発明による絶縁回路基板におけるセラミックス板2およびセラミックス板4に発生する最大主応力の解析例を図5に示す。
図5は回路板1の厚さが1.0mm、放熱板5の厚さが0.8mmで、セラミックス板2およびセラミックス板4に厚さ0.32mmの窒化ケイ素を適用し、熱拡散板3の厚さを変えたときの最大主応力の変化を示したものである。なお、図中には回路板1と放熱板5がCuあるいはCu合金で構成されるときの絶縁回路基板の反り量の変化も記載した。
図5に示すように、セラミックス板2およびセラミックス板4に生じる最大主応力は、共に熱拡散板3の厚さが増加するにつれて減少する。そして、回路板1および放熱板5にCuやCu合金を用いたCu回路板の方が、AlやAl合金を用いたAl回路板の場合より、セラミックス板に生じる最大主応力は熱拡散板3の厚さが増したとき急激に減少した。これは、Cu回路板のヤング率がAl回路板のヤング率より大きく、かつ、セラミックス板の素材である窒化ケイ素のヤング率に近いからである。
セラミックス板に発生する最大主応力が点線で示した窒化ケイ素の50%以下になるときの熱拡散板3の厚さは、Cu回路板の場合でおよそ0.6mm以上、Al回路板の場合でおよそ0.2mm以上であることが分かる。
なお、図5は窒化ケイ素よりなるセラミックス板2およびセラミックス板4の厚さが、同じ0.32mmのときの解析例であり、この場合はセラミックス板2に発生する最大主応力は、セラミックス板4に発生する最大主応力の約2倍であったが、図には大きいほうの主応力値を記載した。このことは、セラミックス板4の厚さをセラミックス板2より薄くできることを示唆している。
絶縁回路基板の生産性を考慮した場合、セラミックス板2とセラミックス板4の厚さを同じにすべきであり、信頼性の限界設計を考慮するならセラミックス板2よりセラミックス板4の厚さを薄くすべきである。そして、絶縁回路基板の限界設計を行ったときに、絶縁回路基板の熱抵抗がより小さくなることは述べるまでもない。
セラミックス板に生じる最大主応力が熱拡散板3の厚さが増すにつれて減少するのは、熱拡散板3の厚さが増加するに伴い絶縁回路基板のトータル厚さが増すことによって、絶縁回路基板自体の剛性が大きくなるからである。
図5に示すように、絶縁回路基板の剛性が大きくなる故、熱拡散板3の厚さが増すにつれて、絶縁回路基板の反り量が減少する。絶縁回路基板自体の反り量が小さいことは非常に重要なことである。例えば、本絶縁回路基板をグリースを介して冷却部材に実装するとき、実使用状態での熱抵抗を下げる点からも有利なことである。
なお、図5はセラミックス板の素材が窒化ケイ素であるときの解析例を示したものであるが、窒化アルミニウムやアルミナを用いたときも同様に、セラミックス板に生じる最大主応力は、熱拡散板3の厚さが増加するにつれて減少した。
本発明による絶縁回路基板におけるセラミックス板2およびセラミックス板4に発生する最大主応力の他の解析例を図6に示す。図6は熱拡散板3の厚さが1.0mmで、セラミックス板2およびセラミックス板4に厚さ0.32mmの窒化ケイ素を適用し、回路板1の厚さと放熱板5の厚さを変えたときの最大主応力の変化を示したものである。
横軸には回路板1の厚さを分子に、放熱板5の厚さを分母として示す。セラミックス板2に窒化ケイ素を用いたとき、この材料の曲げ強度は約650MPaであり、図6中に点線で示した。
図6に示すように、回路板1/放熱板5の厚さが厚くなるにつれて、セラミックス板に残留する最大の主応力は増加するが、全ての回路板2/放熱板5の肉厚に対してCu回路板の場合もAl回路板の場合も、セラミックス板に発生する最大主応力を窒化ケイ素の曲げ強度の50%以下にすることが容易であった。
そして、この窒化アルミニウムへCu回路板およびAl回路板を適用したときの回路板2/放熱板5の限界肉厚を、共に0.8mm/0.6mm以上にすることも可能であり、過酷なヒートサイクル(−40℃⇔+120℃)下で使用しても信頼性を確保することができた。
なお、本発明による絶縁回路基板の場合、図5,図6から分かるように、回路板1,第1のセラミックス板2,熱拡散板3,第2のセラミックス板4および放熱板5の中で、熱拡散板3の厚さが最も厚いこと、また、第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4の厚さは、ほぼ同じで、かつ、これらの厚さが熱拡散板3の厚さの少なくとも50%以下であること、さらに、絶縁回路基板単体のトータル厚さを2mm以上と厚くすることなどが望ましいことを示唆している。
図7は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
絶縁回路基板を冷却するための水路7を熱拡散板3に設けた。既述したように、熱拡散板3を容易に厚く(例えば、1mm以上)できるので、熱拡散板3の中に水路7を配置することが可能となった。このように、両面にセラミックス板2とセラミックス板4を配置した熱拡散板3は、回路板1から電気的に絶縁されていること、また、熱拡散板3を比較的に厚くできることにより、熱拡散板3中に半導体パワー素子を冷却する水路7を設けることが可能となり、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
図8は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
回路板1,第1のセラミックス板2,熱拡散板3,第2のセラミックス板4および放熱板5の積層体よりなり、活性金属やアルミ合金系などのろう材を用いない製法により製造した絶縁回路基板である。
以下に、その製法について説明する。最初に金型内の所定の位置へ第1のセラミックス板2と第2のセラミックス板4をセットする。次に、回路板1,熱拡散板3および放熱板5となる溶融Alあるいは溶融Al合金を金型内に高圧で注入する。注入後、前記溶融Alあるいは溶融Al合金を冷却して固体化する。
最後に、回路板1,第1のセラミックス板2,熱拡散板3,第2のセラミックス板4および放熱板5よりなる積層体を前記金型より取り出すことによって、図8の絶縁回路基板が得られる。
なお、回路板1,熱拡散板3および放熱板5の素材として融点が575〜610℃であるAl−7%,Si−0.3〜0.5%,MgよりなるAl合金を用いたとき、前記溶融Al合金を620℃以上で金型内へ数MPaの高圧で注入した。そして、Al合金部の温度が550℃以下になったとき、絶縁回路基板を金型から取り出した。
この製法により得られる絶縁回路基板はろう材がなくても、回路板1,熱拡散板3および放熱板5は、第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4と強固に接合することができ、過酷なヒートサイクル(−40℃⇔+120℃)下でも剥離などのトラブルは生じなかった。
図9は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
本実施例は図8と同様に、ろう材不要の製法で作製した絶縁回路基板であり、熱拡散板と放熱板とで第2のセラミックス板4を完全に覆うように、前記熱拡散板の端部と前記放熱板の端部を一体化した点が特徴である。図9において、熱拡散板相当部200と、放熱板相当部300とを有し、熱拡散板の端部と放熱板の端部を一体化した部分を8で示した。なお、端部の一体化部分8は高肉厚であり、その厚さは1mm以上、望ましくは1.5mm以上である。
熱拡散板部と放熱板部が電気的に導通していても良い半導体パワー素子の実装形態もあり、この場合は第2のセラミックス板4を熱散板相当部200と放熱板相当部300の間に埋没させても差し支えない。
図10は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
本実施例は、図9の絶縁回路基板へネジ用の孔10やOリング用の溝9を設けたものである。端部の一体化部分8は高肉厚であるために、この部分へネジ用の孔10やOリング用の溝9を設けることが容易になる。その結果、パワーモジュール実装時における絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
図11は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
本実施例は、図9に示した絶縁回路基板の熱拡散板相当部200に本絶縁回路基板を冷却するための水路11を設けた実施例である。熱拡散板相当部200を容易に厚く(例えば、1mm以上)できるので、熱拡散板相当部200中に水路11の配置が可能となる。なお、水路11を設けた熱拡散板相当部200と回路板1は、第1のセラミックス板2によって電気的に絶縁されている。
このように、絶縁回路基板中に半導体パワー素子を冷却するための水路11を設けることが可能となり、本絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
図12は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の実装状態の一例を示す模式断面図である。
本実施例は、図9に示した絶縁回路基板を水路12を有する冷却部材13へ気密に実装した例である。端部の一体化部分8の下面400部で、冷却部材13に摩擦撹拌溶接によって接合したものである。
本実施例の端部の一体化部分8はAlあるいはAl合金よりなるため、冷却部材13が銅あるいはAl系などの軟質の材料で構成されるとき、周知の摩擦撹拌溶接が可能になる。
なお、周知の摩擦撹拌溶接とはバーナ等で接合部を高温に加熱する必要が全くなく、室温雰囲気中で気密に接合できる技術である。このように、端部の一体化部分8へ摩擦撹拌溶接によって冷却部材13を簡単に気密接合できるようになり、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
図13は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
本実施例は図1と同様の回路板1,第1のセラミックス板2,熱拡散板3,第2のセラミックス板4および放熱板5の積層体よりなる絶縁回路基板において、第1のセラミックス板2,熱拡散板3および第2のセラミックス板4の平面的な寸法を変えたものである。第1のセラミックス板2と第2のセラミックス板4間の熱拡散板3をその端部500において露出させた構造である。
図14は、図13の絶縁回路基板の実装例を示す模式断面図である。半導体パワー素子15が半田16を介して回路板1の上に接合されている。そして、熱拡散板3の露出端部500と半導体パワー素子15が導線14で電気的に接続されている。こうすることにより、熱拡散板3を半導体パワー素子15の通電路として使用することが可能になる。
この場合、パワーモジュール全体を小型化できるなどの優れた効果があり、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
図15は、図13に記載した絶縁回路基板の平面図の例を示す。第1のセラミックス板2の上に接合された回路板1の形状は3個に分割されている。第2のセラミックス板4の上に接合された熱拡散板3が1個の場合を図15(A)、2個に分割されている場合を図15(B)、3個に分割されている場合を図15(C)に示した。
いずれの場合も、熱拡散板3を半導体パワー素子の通電路として使用することができる。例えば、図15(A)の場合、熱拡散板3を半導体パワー素子の+側通電路あるいは−側通電路のいずれかに使用することができる。
図15(B)の場合、熱拡散板3a,熱拡散板3bの一方を半導体パワー素子の+側通電路、他方を−側通電路に使用することができる。
半導体パワー素子がパワーMOSよりなるときは、図15(C)の場合が有効で、熱拡散板3a、熱拡散板3bおよび熱拡散板3cをそれぞれエミッタ側、ベース側およびコレクタ側の通電路として使用することができる。
図16は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一を示す模式断面図である。
本実施例は熱拡散板を2枚にしたもので、回路板1,第1のセラミックス板2,第1の熱拡散板3,第2のセラミックス板4,第2の熱拡散板17,第3のセラミックス板18および放熱板5の積層体構造より形成されたものである。
第1のセラミックス板2,第2のセラミックス板4および第3のセラミックス板18の厚さはほぼ同じで、第1の熱拡散板3および第2の熱拡散板17の厚さの50%以下にすることが有効であった。そして、図16の場合も低熱抵抗で高信頼性の絶縁回路基板を実現することができた。なお、図16には溶融Alあるいは溶融Al合金を金型内に高圧注入する方法で作製したものを示したが、前記積層体を活性金属やAl合金系のろう材を用いて接合したものでもよい。
図17は、本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。
本実施例は熱拡散板を3枚にしたものであり、回路板1,第1のセラミックス板2,第1の熱拡散板3,第2のセラミックス板4,第2の熱拡散板17,第3のセラミックス板18,第3の熱拡散板19,第4のセラミックス板20および放熱板5の積層体構造よりなるものである。
図16と同様、第1のセラミックス板2,第2のセラミックス板4,第3のセラミックス板18および第4のセラミックス板20の厚さはほぼ同じで、第1の熱拡散板3,第2の熱拡散板17および第3の熱拡散板19の厚さの50%以下にすることが有効であった。
また、図16は溶融Alあるいは溶融Al合金を金型内に高圧注入する方法で作製したものを示したが、前記積層体を活性金属やAl合金系のろう材を用いて接合したものでもよい。
図18は、本発明の絶縁回路基板の他の一例を示す模式断面図である。積層体構造中の熱拡散板の枚数が1枚の場合を図18(A)、2枚の場合を図18(B)、3枚の場合を図18(C)に示した。
セラミックス板と熱拡散板の平面的な寸法を変えることによって、各々の熱拡散板の端部を露出させたものである。こうすることによって、熱拡散板を半導体パワー素子の通電路として使用することができる。
例えば、図18(A)の場合、第1の熱拡散板3を半導体パワー素子の+側通電路あるいは−側通電路のいずれかに使用することができる。
図18(B)の場合、第1の熱拡散板3および第2の熱拡散板17の一方を半導体パワー素子の+側通電路、他方を−側通電路に使用することができる。
半導体パワー素子がパワーMOSよりなるときは、図18(C)の場合が有効で、第1の熱拡散板3,第2の熱拡散板17および第3の熱拡散板19をそれぞれエミッタ側,ベース側およびコレクタ側の通電路として使用することができる。
このように、両面にセラミックス板を配置した熱拡散板は、回路板1や放熱板5から電気的に絶縁されているため、半導体パワー素子の通電路として使用することが可能になり、絶縁回路基板の使い勝手が向上した。
図19は、絶縁回路基板をパワーモジュールへ実装した一例を示す模式断面図である。図19(A)および図19(B)はそれぞれ従来の絶縁回路基板および本発明による絶縁回路基板をグリース21を介して冷却部材22へ装着したものである。そして、回路板1の上には半田16で半導体パワー素子15を接合している。
図19(A)の従来の絶縁回路基板を用いた場合、通電によって半導体パワー素子15に発生した熱は半田16→回路板1→セラミックス板2→放熱板5→グリース21を経て冷却部材22へ伝えられる。
一方、図19(B)の本発明による絶縁回路基板を用いた場合、半導体パワー素子15に発生した熱は半田16→回路板1→第1のセラミックス板2→熱拡散板3→第2のセラミックス板4→放熱板5→グリース21を経て冷却部材22へ伝えられる。熱拡散板3部において熱は横方向に大きく拡散するので、半導体パワー素子15はより効果的に冷却される。それ故、本発明による絶縁回路基板を用いた場合、通電による半導体パワー素子15の温度上昇は抑制され小さくなる。
図20は、本発明の絶縁回路基板を適用したパワーモジュールの熱抵抗の一例を示すグラフである。
回路板1の厚さが0.6mm、窒化ケイ素よりなる第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4の厚さが共に0.32mm、放熱板5の厚さが0.4mmである絶縁回路板において、熱拡散板3の厚さを変えたときの熱抵抗の変化を示したものである。
10mm角×厚さ0.5mmの半導体パワー素子15を厚さ0.1mmの半田16(材料は5Sb−Sn半田)で回路板1の上に接合し、図19(B)に示すように厚さ0.05mmのグリース21を介して、Alよりなる厚さ3mmの冷却部材22へ実装したときの熱抵抗の実測値を示した。なお、熱抵抗は半導体パワー素子15の温度と冷却部材22の最下面における温度との差を、半導体パワー素子15で発生した熱量W(ワット)で割り算した値で定義した。
図20に示すように、熱拡散板3の厚さ(T)が増すにつれて熱抵抗は減少した。これは、前記のように熱拡散板3部において熱が横方向に大きく拡散した効果であり、熱拡散板3は厚いほどよいことを示唆している。
なお、回路板1,熱拡散板3および放熱板5がCuからなる場合をCu回路板、Alからなる場合をAl回路板として、それぞれ図20中に示した。Cu回路板の熱抵抗がAl回路板より小さいのは、Cuの熱伝導率が398W/m・KとAlの220W/m・Kより大きいためである。
図21は、本発明の絶縁回路基板の熱抵抗を示すグラフである。従来の絶縁回路基板を図19(A)、本発明による絶縁回路基板を図19(B)に示す方法で実装したときの熱抵抗の実測値を比較したものである。
回路板1の厚さと放熱板5の厚さを変えたときの熱抵抗を、横軸に回路板1の厚さを分子に、また、放熱板5の厚さを分母とした時をパラメータとした。ここで、従来の絶縁回路基板におけるセラミックス板2の厚さは0.635mm、本発明の絶縁回路基板における第1のセラミックス板2および第2のセラミックス板4の厚さは共に0.32mmであり、その素材が窒化ケイ素である場合を示した。また、本発明の絶縁回路基板中の熱拡散板3の厚さは1.0mmである。そして、回路板、熱拡散板および放熱板がCuで構成されるCu回路板時の熱抵抗を比較した。
図21に示すように、従来の絶縁回路基板より本発明による絶縁回路基板の方の熱抵抗が小さく、熱拡散板3の効果が大きいことが分かる。なお、回路板1/放熱板5の厚さが厚いほど、従来の絶縁回路基板および本発明の絶縁回路基板の熱抵抗が共に小さくなるのは、回路板1および放熱板5部において熱が横方向に拡散するからである。但し、過酷なヒートサイクル(−40℃⇔+120℃)下でのセラミックス板の割れを防止するには、前記したように、従来の絶縁回路基板では、回路板1および放熱板5をあまり厚くすることはできない。
図22は、本発明の絶縁回路基板の熱抵抗の他の一例を示すグラフである。図21と同様に、従来の絶縁回路基板を図19(A)、本発明の絶縁回路基板を図19(B)に示す方法で実装したときの熱抵抗の実測値を示したものである。そして、図22は回路板,熱拡散板および放熱板がAlで構成されるAl回路板時の熱抵抗の比較を示したもので、その他の条件は図21の場合と同じである。
Al回路板時も図21のCu回路板時と同様に、従来の絶縁回路基板より本発明の絶縁回路基板の方の熱抵抗が小さく、熱拡散板3の効果の大きいことを実測で確認できた。
本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 図1に示した絶縁回路基板の平面図である。 従来の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 従来型絶縁回路基板のセラミックス板に発生する最大主応力の解析例を示すグラフである。 本発明の絶縁回路基板のセラミックス板に発生する最大主応力の解析例を示すグラフである。 本発明の絶縁回路基板のセラミックス板に発生する最大主応力の他の解析例を示すグラフである。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 図13の絶縁回路基板の実装例を示した図である。 図13の絶縁回路基板の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す平面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 本発明の半導体パワー素子用の絶縁回路基板の一例を示す摸式断面図である。 絶縁回路基板をパワーモジュールへ実装した一例を示す摸式断面図である。 本発明の絶縁回路基板をパワーモジュールへ実装した一例を示した図である。 本発明の絶縁回路基板の熱抵抗の一例を示すグラフである。 本発明の絶縁回路基板の熱抵抗の他の一例を示すグラフである。
符号の説明
1…回路板、2…第1のセラミックス板、3,3a,3b,3c…熱拡散板、4…第2のセラミックス板、5…放熱板、6…接合ろう材、7,11,12…水路、8…端部の一体化部分、9…Oリング用の溝、10…ネジ用の孔、13…冷却部材、14…導線、15…半導体パワー素子、16…半田、17…第2の熱拡散板、18…第3のセラミックス板、19…第3の熱拡散板、20…第4のセラミックス板、21…グリース、22…冷却部材、100…回路板分離部、200…熱拡散板相当部、300…放熱板相当部、400…摩擦撹拌溶接部、500…露出端部。

Claims (5)

  1. 半導体パワー素子が搭載される回路板、第1のセラミックス板、熱拡散板、第2のセラミックス板および放熱板の順に積層された積層体からなる絶縁回路基板と、前記絶縁回路基板における回路板に搭載された半導体パワー素子とを有し、前記熱拡散板が平面的に2つ以上に分割されて互いに電気的に絶縁されており、分割された各熱拡散板と前記半導体パワー素子が導線で電気的に接続され、分割された各熱拡散板が前記半導体パワー素子の通電路を兼ねていることを特徴とする半導体パワーモジュール。
  2. 半導体パワー素子がMOSであり分割された前記各熱拡散板がそれぞれ前記MOSのエミッタ、ベース、コレクタの通電路である請求項1に記載の半導体パワーモジュール。
  3. 回路板、第1のセラミックス板、第1の熱拡散板、第2のセラミックス板、第2の熱拡散板、第3のセラミックス板および放熱板の順に積層された積層体からなる絶縁回路基板と、前記絶縁回路基板における前記回路板に搭載された半導体パワー素子とを有する半導体パワーモジュールであって、前記第1の熱拡散板および第2の熱拡散板は互いに電気的に絶縁され、前記半導体パワー素子と前記第1,第2の熱拡散板が導線で電気的に接続されることによって、前記第1,第2の熱拡散板が前記半導体パワー素子の通電路を兼ねていることを特徴とする半導体パワーモジュール。
  4. 回路板、第1のセラミックス板、第1の熱拡散板、第2のセラミックス板、第2の熱拡散板、第3のセラミックス板、第3の熱拡散板、第4のセラミックス板および放熱板の順に積層された積層体からなる絶縁回路基板と、前記絶縁回路基板における前記回路板に搭載された半導体パワー素子とを有する半導体パワーモジュールであって、前記第1の熱拡散板と前記第2の熱拡散板および前記第3の熱拡散板は互いに電気的に絶縁され、前記半導体パワー素子と前記第1、第2および第3の熱拡散板が導線で電気的に接続されることによって、前記第1,第2および第3の熱拡散板が前記半導体パワー素子の通電路を兼ねていることを特徴とする半導体パワーモジュール。
  5. 半導体パワー素子がMOSであり分割された前記第1の熱拡散板と前記第2の熱拡散板と前記第3の熱拡散板がそれぞれ前記MOSのエミッタ、ベース、コレクタの通電路である請求項4に記載の半導体パワーモジュール。
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